JP2004513664A - 植林および環境保全方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

様々な形状および構成の可撓性を有する軟らかいレンガ(18)を製造するため、プラスチックバッグが連続的に形成され、プラスチックバッグに砂、土、砂利が満たされる。可撓性を有する軟らかいレンガは、地面の上に置かれることにより、植物を栽培するために砂を安定させ、あるいは、水食に起因する土壌の劣化を防止し、あるいは、レンガ内で植物を栽培する。プラスチック製の膜材料から成る保護ハウジング(45)は、木および植物を栽培するため、乾燥地帯または砂漠地帯で組み立てられても良い。ハウジングの下部は、地下で溝内に配置されても良い。ハウジング内で栽培された木が所定の大きさまで成長した時にプラスチック製の膜材料を切断するため、自動で作動するナイフ(70,101,105)がハウジング内に配置されている。着陸できない領域への飛行機による植林を容易にするため、植樹弾丸が設けられる。木の苗は、胚嚢内に支持された状態で配置されている。胚嚢は、弾頭の後部に形成された凹部内に配置されている。
【選択図】図1

Description

【0001】
(発明の分野)
この発明は、地球環境を改善するための植林方法およびシステムに関する。
【0002】
(発明の背景)
人々は、過去の変化から、天候パターンが世界的に変化していることに徐々に気付いてきている。毎年原油の需要が高まって工場から酸性の流体廃棄物が形成されるにつれ、環境汚染は更に悪化してきている。カナダおよび北アメリカの他の地域では、夏の日中の太陽を避け、オゾン層のホールを通過する高レベルの紫外線による危害を避けるように警告されている。経済学者は、長い間、世界経済が悪化の道を辿っているにもかかわらず、貧困と戦って豊かさと良好な医療保障とを求めており、汚染源を制限するように変化を講じなければならないと警告してきている。このことは、世界中の森林の数が減少していることからも明らかである。森林再生においては、苗をバッグに収容した状態で山腹を登る人によって運び、これらの苗を植えるという幾つかの努力が成されてきた。しかしながら、木が種から十分に成長するまでには、多くの年月を要する。木によって保護されていない土壌は、土壌浸食に晒される。侵食された土は、最終的に川へと運ばれ、ウォーターブロックを引き起こして洪水の原因を作る。洪水により、更に土壌浸食が引き起こされ、川でのウォーターブロックが進む。大抵、洪水において、水は、水力発電のダムを迂回し、最も早いルートを見付けて海や湖に流出するとともに、一緒に土や土を保護する植物および草を運ぶ。したがって、非常に速い速度で水源が減少する。このように、洪水は、頻繁に生じ、世界中で深刻となっている。洪水の後には、干ばつが生じる。これは、洪水後の土壌は、洪水による浸出に起因して、その保水特性を失っているためである。洪水による浸出が生じた土は、自然の手段や人の手による植付けによって植物を成長させるのに適していない。あるとすれば、その後に土壌に降り注ぐ雨水が急速に流出し、その結果、湖および川の水位は、干ばつ中に異常に下がり、あるいは、洪水中に急速に湖や川に流れ出る過度の量の水によって氾濫する。川や小川は、雨水の水滴の蓄積の結果である。最近のエンジニアリングは、最新の技術を提供しているが、多くの場合、勤勉さが欠けている。また、最近の技術は、その原因を取り除くのではなく、それ自体の欠点を修正することにより、欠点を解決する傾向にある。本発明は、世界中の土および砂とプラスチックバッグとを組み合わせることにより、風や洪水による土壌浸食を防止する。本発明は、柔軟な或は可撓性を有するレンガを形成する方法であって、そのような目的でスチール補強コンクリート、岩、粘土レンガ、熱で焼いたレンガを使用した場合に生じる共通の欠陥を取り除く方法を提供する。洪水や干ばつによって影響を受けないように土および砂を安定化させると、植物の植え付けを効果的に行なうことができる。また、植物は、土を改良し、また、根が土の深くまで成長することにより繁茂するとともに、地面を隠すように葉を豊富に与えて、その保水特性を更に向上させる。これらの目的を達成するため、降雨の量、地面および土壌の形態、作業環境における要素に起因して、以下の様々な方法が、本発明により提供される。
(1)水滴供給装置:風の強い領域では、サンドパイルを用いて、テント状の保護プラスチックシールドまたはハウジングが地面上にしっかりと固定される。ハウジングは、内部に雨林環境を形成しつつ、そのような保護された環境内に、木の成長に必要な空気を供給する。木が十分に成長してハウジングの外部の過酷な環境に耐えることができるようになると、木は、本質的に、ハウジングを破壊する。その後、成長した木は、それがその上で成長する砂や土を隠して保護する。
(2)半砂漠地帯における乾燥地の場合、種および木の苗は、必要な太陽光が供給される深い溝内で栽培される。したがって、種および木の苗は、風や地表に注ぐ焼きつくような太陽の熱によって影響を受けない。また、植物は、湿気が多く風が無い大気環境下の深い溝内で、成長して繁茂する。また、この方法は、本質的に、砂漠地帯では苗の根を深くまで成長させることができないという共通の問題を解決する。
(3)他の方法は、健康な木株や苗を、植付け用の弾丸、爆弾、弾頭の中に配置することである。険しい山で歩いて近づくことができなかったり、凶暴な動物や有毒な生物が居るような場所であっても、そのような迅速な植付けを行なえるように、ヘリコプターが使用される。独特な植付け方法である本発明によれば、世界中の任意の場所で植林を行なうことができる。
【0003】
人間の生活水準を高めるという要求の増大に伴うマイナスの効果により、世界の天候が益々悪化している。現在、地球温暖化によって、既に様々な自然災害が引き起こされてきている。これは、主に、大気中に形成される多量の二酸化炭素ガスの増大に起因しており、地球の天候を悪く変化させている。木は、大気中から二酸化炭素を吸収する。本発明は、任意の土地で広く植物を栽培することができる様々な植林方法およびシステムを提供する。
【0004】
(発明の概要)
1.本発明は、砂漠の植林における最も困難な問題を研究して解決することから始める。砂漠の植林における最も困難な問題は、砂漠の砂粒子に結束性が無く、そのため、砂粒子が風によって簡単に散乱してしまうということである。したがって、砂中で植物を栽培することは困難である。中東では、薄い層の原油を砂の上に噴射して砂の結束性を高めることにより植物の栽培を容易にする試みが成されてきた。しかしながら、実用的でないことが分かった。本発明は、砂漠にある豊富な砂を用い、2つの柔軟なプラスチックシートを互いに連続的にシールすることにより自動で形成されるバッグ内に砂を真空詰めする。基本的な充填材料には、砂と土との混合物、黄土、赤土、粘土質土壌、細かい砂利等が含まれる。基本的な材料は、特定の任意の化学成分、特定のサイズ、結束性、退縮性を捜し求める労力を要することなく、砂漠から得ることができる。現場で工場を建設する必要がなく、また、環境を汚染する石炭や鉱物といった貴重な天然資源をプロセス中に使用する必要もない。必要な全ては、大きなサイズの石を細かい砂および土から分離する農業耕作機械またはトラクタ、バック・ホーマシンであり、様々な形状の可撓性プラスチックチューブまたはバッグを形成してバッグに砂の混合物を満たすことである。必要な機能に応じて様々な形状およびサイズを成す独特の柔軟なレンガが設けられても良い。例えば、様々なサイズの長尺な可撓性レンガを使用して砂漠の長い距離にわたって障壁を構成しても良い。現場において連続するプロセスで柔軟なレンガを製造しても良い。この場合、不適切なサイズの石を通り道に沿って処分する耕運機またはトラクタの後側で製造機が走行する。製造機のバキューム装置は、可撓性レンガの製造中に可撓性レンガから空気を引き出して、真空パックを形成する。製造機のリフト装置は、通り道の2つの側に沿って可撓性レンガを供給するとともに、これらのレンガを所望の高さまで積み重ねて意図する場所でバリアまたは擁壁を形成する。そのような縦一列に並んで走行する製造機および耕運機により、砂漠の任意の場所に防風壁のような障壁を連続的且つ迅速に形成することができる。また、この方法を使用して、氾濫が生じがちな中国の長江のような川に沿って堤防を形成することもできる。本発明の可撓性レンガの柔軟性は、満潮と干潮との間で移動して氾濫防止機能を維持することができる柔軟な堤防の建設を容易にする。また、そのようなレンガを用いることにより、中国の黄河のような川にわたって障壁を建設してダムや湖を形成し、水を蓄えて水から沈殿物を分離することもできる。本発明の独特のレンガを用いると、壁や堤防の建設において、補強スチールまたはコンクリート基礎が不要である。これは、柔軟な特性を有していることが望ましいからである。レンガは、草の根の成長を促し、植物を栽培する農業従事者が使用できる。また、レンガは、水食を防止するために、任意の場所に、例えば川や小川の土手に沿って支障無く簡単に設置できるという利点を有している。したがって、本発明の製造機を使用して、ダム、堤防、遠浅の海岸の島、海外に沿う擁壁を形成することができる。プラスチックバッグの逆流制御排出ポートに配置された複数のハ形状のフラップによって、バッグからの砂や水の漏れが防止される。可撓性レンガを使用して、レンガ内で様々な種類の植物を栽培することができる。バッグ内の砂は、それ自体の容積の30%に等しい量の水をバッグ内で保持することができる。したがって、1回の降雨でバッグ内に保持される水の量は、バッグの外側にある同じ量の砂によって保持される水の量の5倍であるため、そのようなレンガ内で植物を栽培することは有益である。
【0005】
2.他の重要な方法は、水供給制御装置を有するテント状のハウジングまたはシールド内で植物を栽培することである。ハウジングまたはシールドは、太陽光・熱反射外部コーティングが施されたプラスチックシートから成る。外気をハウジング内に供給するため、風で作動する装置が設けられる。プラスチックハウジングは所定の高さを有しており、これにより、植物や木の苗を保護して、そのような高さまで安全に植物や木を育てることができる。プラスチックハウジングの底部の周囲には、8個の伸縮式支持ロッドが配置されている。これらのロッドは、所望の深さまで砂中に挿入されることにより、砂質の地面上にハウジングをしっかりと固定する。したがって、完全にシールされたハウジングは、地面上に組み立てられ、ハウジング内に配置された砂の重さによって安全に沈み込む。また、ハウジング内の砂は、ハウジングによって保護される。したがって、熱帯雨林のような環境下で苗を健康な木に育てるための温室がハウジングによって形成される。その間に、木の周囲で草も成長し、木と共に砂粒子をしっかりと保持する。ハウジングの上部には、木がその上部の高さまで成長した時に、特に木が外部の風によって揺れた時に、ハウジングを切断する切刃が配置されている。最終的に、成長する木の根によってハウジングの下部も破壊される。完全にシールされたハウジング内に外気を供給するため、吸気口が設けられている。植物を成長させるために蒸気の水分をハウジング内に蓄えるべく通気口が設けられている。チューブを通じて地面から水を引き出して木の栽培に必要な水を供給するため、独特の太陽光作動ウォーターポンプが設けられている。ハウジング内の砂は、その体積の30%に等しい量の水を保持する。ハウジングの外側壁の中央には、ハウジング内に水を補給する貯水タンクが装着されている。雨水を水タンクに集めるため、葉形状の収集器が設けられている。過酷な乾燥状態下での水不足に対処するため、苗の周囲のハウジング内の砂中に複数のウォーターバルーンが配置される。各ウォーターバルーンには、その表面に、自動切刃が設けられている。切刃は、周囲の湿度が低下するとそのサイズや長さが小さくなる牛腱のような伸縮自在の組織材料によって自動的に動作する。したがって、ウォーターバルーンは、砂漠に雨が降らない、最大で数ヶ月にわたる熱い乾燥期において、切断される。様々な長さの伸縮自在な組織材料を有する切刃を備えたウォーターバルーンは、異なる時期に切断され、熱い乾燥期の長い期間にわたって異なるバルーンからの水を使用して必要な非常給水を行なえるように設けられている。ハウジングの閉じられたボトムカバー上に複数の水容器が配置される。水容器内の水の高さは、従来の水洗トイレの水タンクで使用されるのと同様な浮揚性の肩持ちアームによって制御される。水容器の面上には複数の開口が形成されており、これにより、これらの開口からハウジングの内部へと水を流すことができる。水は、貯水タンクからチューブにより水容器へと供給され、水の流量は、浮揚性の肩持ちアームによって制御される。ボトムカバーには、複数の切断装置が配置されている。これらの切断装置は、木が10年間十分に成長すると、木の根によって押圧され、不要な場合にはハウジングのボトムカバーを破断する。ハウジングのベースの周囲の砂中にある円形の堀溝の底部には、ハウジングの外側の地面上に、ハウジングのベースよりも十分大きな直径を有するプラスチッククロスが配置されている。堀溝は、例年の豪雨による水を収集するため、通常、砂漠中に落ち込んでいる。収集された水は、木に供給するため、最終的に地面の中に浸透する。この方法は、植物を栽培するため、最も過酷な砂漠状態で使用されても良い。
【0006】
3.より適度な天候状態を有し且つ何らかの植物が既に生育している半砂漠地帯では、適度な天候状態において、風によって砂が吹き飛ぶことを防止する可撓性レンガを使用して植物を栽培できる。ハウジングの内部は、外気に対して直接に開放される。砂中に形成される深い溝内に配置される円筒形状のハウジング内の湿度を制御するため、複数のハ形状の空気逆流制御通気ポートが設けられる。苗は、ハウジングによってカバーされた溝内で成長する。地面よりも上側にあるハウジングの上側部分から下側部分へと延びる光ファイバは、太陽光をハウジングの下側部分へと導いて苗を成長させるために設けられている。先の実施例で述べたと同様の方法で、給水および水収集が行なわれる。この実施例のハウジングは、外気に対して開放されるため、ハウジングをシールする必要がなく、あるいは、先の実施例のように別の外気供給部を設ける必要がない。ハウジングの上部にはキャップが設けられる。このキャップは、外部の風によって回転して、砂がハウジング内に吹き込むことを防止することができる。先の実施例と同様に、太陽光の熱によって或いは風車によってウォーターポンプが動作しても良い。日中の太陽光によって生じる熱をさげるため、管状のハウジング内には、2つの紫外線反射レンズが設けられている。これらのレンズには、光反射パターンが施されている。
【0007】
前述した実施例は、特に、地表近くでのみ成長できる若い苗を栽培するのに適している。この方法によれば、管状ハウジング内の溝の内側で、苗を砂の表面近くで栽培でき、これにより、苗は、外部の地表の高さまで成長するまでに、約3フィートの高さになる。管状ハウジングは、防水紙または薄い金属板によって形成されていても良い。そのような材料は、一般に任意の砂漠領域の地下3フィートの深さに存在する湿気のある土壌環境下で、使用後約2〜3年で自動的に破断して分解する。キャップは、その接合部に接着剤が塗布されたプラスチックシートを圧延によって形成される。また、プラスチックおよび接着剤は、経時的に破壊されて、成長した木から分離し、最終的に、溝は、再び、風で吹き飛ばされた砂により満たされる。したがって、溝を砂で再び満たす際に更なる効果を費やす必要がない。また、十分に成長した木は、本発明の方法で栽培されると、深くまで根を下ろしているため、砂漠の強い風によって簡単に根こそぎにされない。
【0008】
4.毎年の降雨が(3)で述べた半砂漠地帯よりも多い地帯には、以下の方法を適用することができる。管状のハウジングは、段ボール材料によって形成されても良い。ハウジング内で苗を栽培するため、ハウジングの側面上には、雨水または滴を集める複数の葉形状のプレートが装着されている。ハウジングの上部には、サンドキャップが設けられている。サンドキャップの上部には、円形の開口が形成されている。円形の開口は、内側下方に折り畳まれた45°で傾斜するリップを有している。また、リップ上には、接着剤により、複数の薄い金属箔または金属板が設けられている。ハウジングで吹く風により、サンドキャップは、ハウジングを更にしっかりとカバーする。また、金属箔または金属板は、その傾斜した姿勢により、太陽光をハウジングへと反射して、光ファイバによって供給される光を補う。また、ハウジング内の砂の中には、幾つかのウォーターバルーンが配置されている。地下に配置された管状の段ボールハウジングの側壁の下部には、複数の壁開口が形成されており、これにより、周囲の砂および土の水分は、これらの壁開口を通じて、ハウジング内に流入することができる。この実施例における苗の植付けは、耕作機を用いて自動的に行なわれても良い。
【0009】
5.弾丸植付け:この実施例において、大きな木の小さな種は、弾頭内に組み込まれる胚嚢内に配置されている。この弾頭は、硬い木粉、繊維、肥料、高圧下で互いに圧縮される水性接着剤および植物性プラスチックから成る。植物の種は、弾頭の後端部に形成された凹部またはキャビティ内に配置されており、また、凹部またはキャビティは、肥料と耐熱材料とから成る混合物によってカバーされている。植付けは、そのような弾丸を、植付け領域の望遠画像がディスプレイスクリーン上に表示されるヘリコプターから、1平方フィートの植付け領域毎に正確に発射することによって行なっても良い。種は、光ファイバを用いて弾頭に取り付けられても良い。したがって、弾丸によって地面に深い弾丸孔が形成された後、種は、光ファイバにより、自動的に弾丸孔内に引き込まれる。地面に弾丸が衝突することにより、少量の噴出促進流体が混合物から解放され、種の成長が高められる。また、種の成長に必要な太陽光は、設置された光ファイバによって供給される。光ファイバは、太陽光を弾丸孔内に導く。このようにして、種は、強い風や熱い太陽によって影響を受けることなく、地下深い穴内で有利な湿気状態下で成長する。この方法は、特に、十分な降雨によって種の成長に必要な水が供給される、より温暖な地域に適用できる。弾丸の発射後、弾丸のシェルまたはカートリッジは、次の使用のため、ヘリコプター内に保管されても良い。また、この方法を使用すれば、険しい山で歩いて近づくことができなかったり、凶暴な動物や有毒な生物が居るような場所、また、深い川谷などの任意の場所に植付けることができる。この方法の栽培成功率は非常に高い。この実施例の幾つかのデザインを以下に示す。これらのデザインは、同じ原理で機能するが、雨量や土地の状態が異なる様々な領域に適用される。
【0010】
種の初期の成長に必要な少量の水は、弾丸内に詰められた別個の封水バルーン(シールされたウォーターバルーン)内に収容されている。このウォーターバルーンは、弾丸が地面に衝突した際の衝撃によって破れ、種が最初に必要とする水を供給する。ウォーターバルーン、種、光ファイバは、弾頭の後端に設けられた凹部またはキャビティ内に配置されるとともに、耐熱カバープレートによって保護されている。カバープレートは、弾丸が砲身を出た時間と弾丸が地面に衝突する時間との間で除去され、光ファイバを解放する。砲身の銃口には、管状のスチールブラシリングが配置されている。このブラシリングは、弾頭内に形成されたチャンネルと係合して、保護カバープレートを除去し、弾頭から光ファイバを解放することができる。同じ結果を達成する幾つかの他の方法を以下に示す。
【0011】
6.植樹ボール:この実施例によれば、安価且つ自動的に植え付けを行なうことができる。乾燥地帯および熱帯地帯において、種は、最初に上層の土が除去された土壌の溝内に深く植えられることにより、湿気がある土の中深くで成長されても良い。植付け穴を土の中に形成するため、また、種を収容するシールされたボールを配置するため、あるいは、穴内に苗を植えるために、ドリルが設けられた耕作機が使用される。また、ボールの内部には、ウォーターバルーンおよび植物栄養素流体が収容されている。種は、各ボール内に設けられた胚嚢内に配置されている。長尺な光ファイバの一端は、この胚嚢に接続されており、光ファイバの自由端は、ボールの外側へと延びて、ボールの外面上に形成されたチャンネルの周囲に巻回されている。ボールが植え付け穴内に転がり込むと、転がり動作によって、光ファイバは、その上端がバネ・クランプによって所定の位置に保持された状態で、チャンネルに対する巻回状態が解かれ、これにより、ボールは、巻回状態が解かれた光ファイバにより、植付け穴内で垂れ下がり、その後、光ファイバは、上側の地面からの太陽光を胚嚢内の種に導く。また、光ファイバの下端部は、ウォーターバルーンを切断するナイフに接続されている。ボールは、種の成長を培養するため、卵に類似している。上部の開口を通じてボールの内部に空気が供給される。また、光ファイバは、この上部の開口を通じて、ボールの外側に延びている。ボールシェルの上側半分および下側半分は、肥料と水溶性物質すなわち接着剤との混合物、または、互いに圧縮されるグルテンと植物繊維との混合物によって、薄いシェル半体を形成する。10日を越えると、ボールの上側半分のシェルは、分解して下側半分のシェルから離れる。破れたウォーターバルーンからの幾らかの水は、種を成長させるため、下側半分のシェル内に残る。
【0012】
(好ましい実施例の詳細な説明)
本発明の可撓性レンガ製造機は、スチール製鋳型2が設けられた回転可能な円形槽を有している。電動機6によって回転される様々なギアドライブを用いて鋳型を回転させて、2つの連続するプラスチックシートを同時に引き出すことにより、円形状のプラスチック製ラッピングが転がり出される。この場合、一方の第1のシートは右側の供給リール1から鋳型2の中心に向って引き出され、第2のシートは左側の供給リール5から鋳型2の中心に向って引き出される。供給リール1からのプラスチックシートは、所要の形状を有しており、鋳型2のスチール製チャンネル7内に係合するようになっている。製造機を経由してシートを走行させるため、プラスチックシートの両側縁16,20には、鋳型の歯と係合する穴が形成されている。充填ステーションのホッパ4は、鋳型2の上部に配置されており、ラッピングシートに砂を充填する。砂はスコップ26によって得られる。スコップ26は、地面から砂を回収するとともに、回収した砂をエレベータ3によって充填ステーションに供給する。プラスチックラッピングシート1Bの下側半分に砂が充填されて詰め込まれると、そのラッピングシート上に上側ラッピングシート5Bが配置されてヒートシールされ、これにより、袋が形成される。この時、袋から空気が引き出されることにより、可撓性を有する柔らかいレンガが形成される。このようにして、可撓性を有する柔らかいレンガが連続的に形成され、その後、これらのレンガは、砂漠の表面上に設置することにより、砂を保護し、あるいは、擁壁を形成し、あるいは、レンガ内部で植物を栽培し、雨水等を集めるダムを形成する。また、このシステムは、設置動作を同時に行なうことなく、可撓性を有する柔らかいレンガを製造するために使用されても良い。また、このシステムは、そのような可撓性を有する柔らかいレンガを固定された場所で形成するために、工場内に設置されても良い。
【0013】
エレベータ3は、砂を充填ステーションに供給する。エレベータは、ゴム製の駆動ベルト3Cを回転させるためのドライブギア3Aから成る。駆動ベルト3C上には、砂を充填ステーションへと搬送するための複数のサンドバケットが装着されている。ゴム製の駆動ベルト3Cの内面には、駆動ギア上の歯と係合するようになっている溝が形成されている。サンドバケットは駆動ベルトの外面に装着されている。砂充填ホッパ4は、スチール製鋳型2上を接近して覆う下端部を有している。砂は、エレベータ3によって砂充填ホッパ4へと供給される。
【0014】
レンガを形成するためにスチール製鋳型7が設けられている。複数の開口を有する柔らかいレンガを形成して支持するために、鋳型内には複数の成形レセプタクルが形成されている。バキューム装置8は、レンガから空気を引き出すべく動作する。
【0015】
円筒状のドラム上には、スチール製鋳型2の歯16と係合するようになっている凹部9が形成されている。駆動シリンダ10は、スチール製鋳型2と共に動作し、プラスチックシート1Bの2つの側縁に形成された開口を用いて、プラスチックシート1Bをスチール製鋳型2上で移動させる。プラスチックシート5Bをスチール製鋳型2へと移動させるために、同様の駆動シリンダ11が使用される。プラスチックラッピング1Bと上部カバープラスチックラッピング5Bとを互いにヒートシールするために、ヒートローラが使用される。このヒートローラの2つの縁部には、2つの加熱リングが設けられている。これらの加熱リングの作動は、水平ロッドによって制御される。このヒートローラの周の長さは、可撓性を有する柔らかいレンガの短い方の長さと同じであり、これにより、ヒートローラが駆動シリンダ11により1回転だけ回転されると、スチール製鋳型2内に形成された1つの可撓性を有する柔らかいレンガのシール作業が完了する。上部カバープラスチックラッピング5Bを供給リール5からスチール製鋳型2へと搬送するために、加圧ローラ13が設けられている。対応する加圧ローラ14の構成および機能は、加圧ローラ13のそれと同様である。プラスチックラッピングのための供給リール5は、この供給リールを交換するために取り外し可能な支持体15上に装着されている。スチール製鋳型上には歯16が形成されている。これらの歯は、プラスチックラッピングの2つの側縁に形成された開口20と係合する。
【0016】
製造機はシャーシ17を有しており、また、製造されて完成した可撓性を有する柔らかいレンガ18を搬送するために、ローラ17Aが設けられている。レンズ19を有するビデオモニタカメラは、可撓性を有する柔らかいレンガの設置動作を監視するようになっている。エレベータ3は、回転軸を介して、可逆電動機21に連結されている。ドラム22は、空気を引き出すことにより、レンガ内に負圧を形成するとともに、レンガのプラスチックラッピングをヒートシールする。
【0017】
ブレーキ23は、製造機が止められる時に供給リール1,5が慣性によって回転しないようにする。製造機は垂直フレーム24を有している。空気圧シリンダ25は、サンドスコップ26を昇降するために使用される。サンドスコップ26は、製造機の前方で移動する耕運機によってほぐされた砂を回収し、その砂をエレベータ3のバケット3Bに供給する。
【0018】
図2に示されるように、振動機27は、製造中、レンガ内の砂を圧縮する(固める)ように動作する。スチール製ドラム29には、砂をほぐすための回転可能な複数のスチール製ナイフ28が設けられている。回転シャフト31には、砂を鋳型7へと方向付けるための複数のフィン30が形成されている。プラスチックでコーティングされた回転シャフト32は、ヒートシール作業前に、プラスチックラッピングシートの上面および下面から砂を落とす。
【0019】
図3に示されるように、回転可能なスチール製鋳型2は、シリンダ25を回転させるための歯付き駆動ホイール33と様々なホイールとを有している。
【0020】
図4に示されるように、プラスチックラッピングシート1Bおよびサンドラッピング鋳型は、複合ベルトを形成する。複合ベルトの部位Aは、折り畳まれた平坦な状態を示し、部位Bは、その中央領域での切断図を示し、部位Cは、スチール製鋳型内に置かれた状態を示している。複合ベルトの底部には突出泡34が形成される。この泡は、多数のレンガが互いに積み重ねられてレンガに圧力が作用する際、柔らかいレンガ中の砂の容積を補うように変動する。レンガの袋は底面35を有している。
【0021】
図5に示されるように、柔らかいレンガは、擁壁や河岸保護堤防等を建造するために使用されても良い。これらの擁壁や河岸保護堤防等は、干潮および満潮の変化に合わせてその配置配置や形成形態を有利に変えることができる。図5Aは、満潮および干潮の変化に起因して2つの曲線を成す川の2つの土手を示している。図5Bに示されるように、水収集穴を有する柔らかいレンガ(soft brick)は、植物を栽培するために、砂漠の地面に置かれても良い。雨水をレンガ中に侵入させることができるように、ハ形状を成す逆漏れ防止手段が穴内に設けられているため、30%という砂の水保持特性に加え、逆漏れ防止手段38(図5E参照)を有する穴を介してレンガ内に集められた雨水により、そのような構成によって1回の降雨で保持される水の量は、5回の降雨で保持される水の量と等しくなる。レンガは、砂漠の砂を覆って砂を安定化させるため、砂漠の地面に置かれる。また、植物を栽培するために、穴を通じてレンガ中に種子を配置しても良い。レンガの底部にはナイフ69が設けられる。図5Cは、柔らかいレンガを使用してダムまたは運河を建造する状態を示している。図5Dに示されるように、河川敷に擁壁を建造することにより土壌浸食を防止するとともに土壌の水保持特性を高めるために、柔らかいレンガを使用しても良い。木材チップや短い鉄線等を土壌や袋内の砂に加えて、その水保持特性を高めても良い。同様に、柔らかいレンガを用いて、風の強い砂漠道に沿って防風壁36を建造することにより、横風の速度を低下させても良い。
【0022】
柔らかいレンガを砂漠の表面37上に置いて、植物を栽培できるように砂を安定化させても良い。また、レンガには開口38が形成され、開口には、水が袋から蒸発して失われることを防止する様々な大中小サイズのハ形状の漏れ防止手段39が設けられる。薄く柔らかいレンガは、矩形状40を成して、プラスチックラッピング42および節水口43を有していても良い。
【0023】
砂漠で木を栽培するためのハウジング45が図6に明確に示されている。ハウジング45は、フレーム45Aによって支持されたシート材料または薄膜67から成るプラスチックテント状のハウジングによって形成されている。ハウジングは、通気手段51,45と、通気の長さおよび度合いを制御するためのレギュレータとを有している。また、ハウジングには加熱防止手段54が設けられており、この加熱防止手段54は、木に水を与えるために内部環境が外部の熱に晒される際、内部環境を調整する。貯水タンクは、内部が湿気を必要とする際に使用する雨水を蓄える。水の供給は、弁47,50によって自動的に制御される。木が十分に成長した後に木を保護ハウジングから分離するための手段70,69が設けられている。熱く乾燥した天候が長く続く際に必要な木の水を保護する救命水バルーン48,49が設けられている。電気的な制御や電子的に形成される材料は無い。この方法によって、砂漠で多数の木を栽培しても良い。また、この方法と共に地面に溝を形成することにより、また、図13Aに示されるような取り外し可能な上部カバーキャップにより、更に良好な結果が得られても良い。
【0024】
風に抗してハウジングをしっかりと固定するため、ハウジング内の砂の1/3は、外側の地表面の下側に埋められる。ハウジングを直立状態に維持するため、8個の支持ロッドが、地中に挿入されるとともに、ハウジングの内側の周囲に均等に配置される。貯水タンク46は、ハウジングに装着されるとともに、所定量の水47を蓄えるために外側の砂質の地表面上に置かれる。また、水で満たされたバルーン48は、ハウジング内に配置されており、乾燥した天候が長く続く非常時に、必要な水を木に供給するために自動的に破られて開かれる。バルーン48の破断は、切刃に接続され且つ水バルーンに接着された牛の腱から成る組織材料49によって行なわれる。組織材料の長さは、緊急の乾燥状態時に切刃を動作させて水バルーンを切り開くため、湿度に影響される。水を貯水部からハウジング内部54に案内するため、トイレの水タンクの浮上式バルブと同様な浮上式バルブにより制御される小さなチューブ50が設けられる。空気をハウジング内に引き込むための通気デザイン51が設けられる。通気デザイン51は、硬い板材から成るクランプ44を有している。クランプは、ゴムバンドによって付勢されることにより、風に吹かれる時に開き、風が過ぎ去った後にゴムバンドにより閉じられる。また、通気ポートには、サンドブロッカ(砂遮断体)52が設けられている。自動制御装置は、ハウジング内に流れる空気の量を調整する。通気ポートには可動カバー53が配置されている。水で満たされた膨張可能な袋54Aは、通気ポートドアとして作用する。袋は、その水が太陽によって加熱されると、内側に形成される水蒸気によって膨張され、これにより、通気ポートが閉じられ、ハウジング内の蒸気が外部に逃げることが防止される。ハウジング内の苗59のための別個の給水手段は、水蒸気吸収管57に接続されるプラスチック製の毛細管56の上端に配置された外側に湾曲する2つの面を有するガラスを拡大することから成る。毛細管を所定の位置に装着するために、紐58が使用される。ハウジングは、外部フィルタキャップ60を有する排気孔を備えている。排気孔の銅管内には、ワイヤ塊から成るボール61が配置されており、排気中の水蒸気を圧縮できるようになっている。水は、下側のチューブを介して、ハウジング内の砂に戻される。また、ハウジングの外面上には、雨水を収集プール63へと集めるプラスチック製の葉形状のコレクタ62が装着されている。水は、小さな水管64を介して、プールから貯水タンク47へと流れる。毛細管65は、ハウジングの底部の砂71中に配置された水缶66を補給するために設けられている。毛細管65の下端には、水バルブが設けられている。水缶66には、水をハウジング内の砂中に解放するための穴が形成されている。ハウジングを直立状態に保持するため、支持ロッド67Aが設けられている。また、ハウジング内に苗が植えられた後にハウジングのドア開口を覆うために、ドアカバープレート68が使用される。カバープレートを所定の位置に保持するため、カバープレートおよびハウジングには、対になる溝および隆起部が形成されている。また、カバープレートを所定の位置に永久に固定するために、接着剤を使用しても良い。更に、ハウジングの底部には、カッティングナイフ69が装着されている。これらのナイフ69は、木が十分に成長すると、木の根元によって押され、ハウジングの底部を切断する。ナイフの刃は、分解性の材料によって形成されている。ハウジングの上部には、上側切刃および下側切刃を有する他のカッティングナイフ70が配置されている。ナイフ70は、木がハウジングの高さまで成長すると、木によって押され、ハウジングの上部を自動的に切り開く。また、このような切り開き動作は、風が吹いた時のハウジングの横揺れ動作によって助長される。ハウジングは、切断された後、内側に突入する風に晒されるとともに、支持ロッドにより内側から作用する拡張力に晒されることにより、簡単に破壊されて分解される。ハウジングの底部の周囲の地中に形成された溝内に大きなプラスチックシート71Aを配置し、これにより、豪雨による雨水を排水することなく溝内に集めて地下水プールを形成するようにしても良い。木の根元に水を供給できるような豪雨が降るのは、めったになく、数年に1度である。このような構成によれば、貴重な雨水を蓄えて砂漠で使用することができる。
【0025】
図7は、ハウジングの呼吸器(肺)として機能する通気デザイン51の詳細な構成を示している。ハウジングには2つの呼吸器が設けられている。呼吸器(a)は、ハウジング内の空気量の変更と、外部の強風に応じて作動する通気ポートの動作とから成る。この図に示される呼吸器(b)は、外部の弱い風に応じて動作する。この後者の呼吸器は、3つの構成要素から成る。すなわち、呼吸器(b)は、一対のフラップ翼44を有し、これらのフラップ翼44は、風によって離れるように広がるとともに、風が無い時にはゴムバンド82によって引き寄せられて互いに接近する。また、呼吸器(b)は、膨張可能なゴムバック72と、逆流防止外気入口ポート80とを有している。フラップ翼の開閉動作により、膨張可能なプラスチックバック72が膨張・収縮する。毛細管74内には、複数の細毛73が下向きの方向で位置されている。また、水で満たされた膨張可能なバック72には、これと連通するようにエアバルーン75が装着されている。また、エアバルーン75は、吸気バルブ内に配置されている。水が太陽によって温められると、エアバルーン75は、水で満たされたバック72内の水の蒸発によって得られる水蒸気により膨張する。膨張したエアバルーン75は、吸気口を塞ぎ、そのような熱い外部環境下で熱い空気がハウジング内に侵入することを防止する。水で満たされたバック76は、外部が太陽の熱い環境下に晒される時に、ハウジング内部54と、毛細管74と、エアバルーン75と、水で満たされたバック内の水77とに関連して動作し、吸気口を閉じる。また、太陽の熱によって蒸発可能な他の流体を、水で満たされたバック76内で使用しても良い。吸気ポートには外側キャップ78が設けられている。キャップ78は複数の開口78Aを有している。吸気ポートの内側壁79は複数の毛81を有している。これらの毛は、ハ形状の形態で配置されており、吸気ポートを通じた空気の逆流を防止する。また、毛81は、吸気ポートの外側シェルから砂を自動的に洗い落とすため、シェル89内に配置されている。ゴムバンド82は、風が無い時に翼を開位置へと戻すように作用する。ハウジング内に空気を引き込むため、左右のエアバック83が毛細通気管に接続されている。エアバッグの後側には吸気管84が配置されている。長尺で小さなエアバルーン弁85が設けられている。流入する空気の圧力によってエアバルーン弁85が膨張することにより、空気をハウジング内に流入させることができる。弁を常に閉位置に保持するため、吸気管84の下端にはオモリ53Aが配置されている。同じ機能を与えるために、他の弁構成を使用しても良い。ハウジングは、吸気弁86と自動停止弁52Aとを有している。自動停止弁52Aは、吸気弁86内に配置されるとともに、流入する空気の量を調節するように動作して、吸気弁を通じてハウジング内に有害な大量の空気が流れることを防止する。吸気弁内にはスチール製のボール弁52Aが配置されている。このスチール製のボール弁は、ハウジング内の空気量の急な変化に起因して大量の空気がハウジング内に流れようとする際に、吸気弁を閉じる位置へと引き込まれる。吸気弁の端部にはオモリ53Aが配置されている。
【0026】
単独の拡大断面図である図8に示されるように、外部の風が非常に強い時に過度の空気がハウジング内に入らないように、自動制御弁は、吸気弁内に配置された自動閉止弁を有している。
【0027】
太陽熱によって動作する送水ポンプが図9に示されている。この送水ポンプは、太陽によって加熱される上部を有する毛細管56の形態を成しており、熱格差によって、毛細管56を通じて上方に水を引き上げるポンプ圧が生じるようになっている。集光レンズ55は、太陽の熱を毛細管56に向かって方向付ける効力を高める。毛細管56の下端には逆流弁58Aが設けられている。また、ポンプの出口に隣接してV形状のウォータートラップ57が設けられている。埃や砂がレンズ付着することを避けるため、集光レンズ55上を透明キャップ88が覆っている。
【0028】
送水ポンプの他の実施例が図10に明確に示されている。この実施例において、
弾性を有するオリーブ形状の中空ボール89は、内腔(キャビティ)90を有しており、風力によって作動して毛細管56内でウォーターポンプ作用を生じさせる。弾性ボール89と毛細管56との間にチューブ91が接続している。ポンプの出口に隣接してV形状のウォータートラップ57が設けられている。また、毛細管56の下端にも逆流弁が設けられている。弾性中空ボール89を毛細管56に装着して支持するために、弾性スチールワイヤ92がポンプに設けられている。これにより、ボールが風によって圧縮されてボールの容積が弾性的に変化することで、膨張・収縮が繰り返され、ポンプ力が形成される。
【0029】
図11には自動通気孔制御弁54が示されている。弁54は、太陽の熱によって動作して、ハウジング内部の湿度に応じてハウジング内に引き込まれる空気の量を調整する。弁は、午前中および夜間にハウジング内に空気が入ることを許容する。弁には、制御弁内に配置された蒸発皿を覆う上部カバー93が設けられている。
【0030】
図12に示される空気排気部98は、排気中に含まれる水を抽出するための水回収デザインを有している。ハウジング内の砂の表面から水分が蒸発することにより、下側の砂の温度が低下する。砂中に埋められる銅管94の形態を成す排気部の部位は、ハウジング内の砂の低い温度を利用して、排気中に含まれる水を回収する。排気部の入口99には濾紙95が設けられている。排気中に含まれる水の冷却および凝縮を促進するため、細かい銅破片96またはワイヤの塊が銅管内に配置されている。また、濾紙キャップ95は、排気中に含まれる幾らかの水を吸収するように作用する。その後、その水分は、蒸発によってハウジングに戻される。出口キャップ97は、砂が排気部内に吹き込むことを防止する。また、出口キャップは、外気が排気部を通じてハウジング内に入ることを防止する逆流弁を有している。
【0031】
ハウジングの上部および下部にそれぞれ配置されたナイフ101,105が図6Aおよび図6Bに示されている。これらのナイフは、木が十分に成長すると、木によって自動的に動作してハウジングを切り開く。各ナイフ101は、円板100によって、プラスチック装着ベース102を有するプラスチック膜またはシートに取り付けられている。ナイフブレード105は、段ボールまたは同様の分解性材料によって形成されている。木の根元によって引かれてハウジングのベースを切る下側のナイフ105のナイフベース上にはワイヤループ104が設けられている。
【0032】
砂漠の植物を成長させるために保護ハウジングの下部が溝内に部分的に埋められる他の実施例が図13に示されている。この方法は、砂質の地面が既に処理され且つその表面上に可撓性を有する柔らかいレンガを置くことによって安定化された半砂漠領域または砂漠領域で適用できる。溝内の涼しい湿った環境下で苗や種が植えられても良い。太陽の光を溝内に導くために、光ファイバが使用される。また、ハウジングの上部に配置されたキャップ上に装着された薄い反射金属板により、別の光が供給されても良い。図9に示される集光レンズによって動作する送水ポンプ、または、図10に示される風で動作する弾性ボールは、ハウジングの底部から水を汲み上げて、その水を苗に吹きつける。部分的に開かれた上部カバー107を通じてハウジングに空気が供給される。上部カバーの上端には、柔らかいプラスチックシート材料から成るドラフトカバー108が配置されている。このドラフトカバー108は、風の下降気流によって支えられてハウジングをカバーすることにより、風によって運ばれる砂がハウジング内に入ることを防止する。ドラフトカバーは、風が無い時には、真直ぐに立った開位置に戻る。太陽の紫外線を遮ってハウジング内での水の蒸発を軽減するため、花びらの形態を有するプラスチックレンズ111,110が設けられている。溝の内部と外部との間で調節を分離するため、逆ポインティングダクト39が設けられている。地下に配置された溝内のハウジングの部位は、数年後に自動的に分解して自然に土中に吸収される薄い金属板によって形成されている。ダクト39は、軟らかいプラスチックシートから成る平坦な部材を円筒形状に圧延して接合部に接着剤を塗布することによって形成される。接着剤は、経時的に衰退して、ダクトを分解させる。この時、木は既に十分に成長している。図6に示された実施例と同様な方法で水を蓄えて植物に供給するため、救命ウォーターバルーン48,49および水缶115が砂の中に配置されている。この実施例においてのみ、葉形状のコレクタによって集められた雨水は、ハウジング内に直接に流れる。前述したデザインにより、苗は、湿気の多い土中で、しっかりとした土台の根を有し且つ溝の上端を越えて延びるほぼ3フィートの高さの木に成長する。最終的に、風塵が砂と共に溝を満たし、あたかも溝の場所に木を手で植えたと同様な状態になる。この方法を使用すれば、侵食に晒され易い乾いた土の表面で植物を成長させようとするよりもずっと良好な結果が得られる。軟らかいプラスチック製の上部カバー107は、外部の風圧に応じてその形状を変化させることができ、また、風圧が無い時にはその元の直立形状に戻ることができる。塵から保護された受光ヘッド109Aを有する光ファイバ109によって、地面の上から溝内に光が導かれる。上部カバー107のキャビティ内には水110が収容されている。また、水110が太陽によって加熱されると水蒸気が形成され、これにより、花びら形状のプラスチックレンズ111を広がった状態に維持するための水分が与えられる。涼しい午前中および夜間においては、プラスチックレンズ111が巻き上がる。ハウジングと上部キャップとの異なる材料間には、円形の結合リング112が形成されている。円形結合リング112は、地中に埋められており、2〜3年で分解する防水段ボール材料によって形成されている。また、円形結合リング112は、薄い金属板によって形成されていても良い。ダクト39にあるキャップ、防風壁36、プラスチックレンズ111は、円筒形状に圧延されたプラスチックシート108と同様なプラスチックシートから成り、接合部に接着剤が塗布されている。接着剤は、経時的に衰退して、キャップをプラスチック片に分解させる。このようなプラスチック片は、風によって分散し、広がって木から遠くに離れる。ハウジングの下部113は、スズや錆び止めでメッキされない金属板によって形成されており、錆びて分解可能である。また、ハウジングの下部113は、プラスチックでコーティングされた紙によって形成されていても良い。毛細管58は、装着手段114によって所定の位置に装着されている。図13に示されるように、ハウジングに隣接する地中には、最大で5ガロンの水115を収容できる水タンク117が埋められている。タンクから水を除去するため、水タンクの側面に配置されたゴムプラグを通じてニードルヘッド116が挿入されても良い。地下のハウジングの側壁に吸水口120が形成されていても良い。吸水口120は、豪雨によりハウジング内に集められた過度の水を周囲の地中に排出するとともに、通常は、周囲の地面からの水分をハウジング内の土中に流入させることができる。木の下側の地中にプラスチックシート121を配置して、円盤状のウォーターシールドプールを形成することにより、長期間の使用によりプール内に水を集められるようになっていても良い。プラスチックシートは数キロメートルの直径を有していても良い。
【0033】
前述した図13に示される実施例よりも天候状態が良好な領域に植えられる他の実施例が図13Aに示されている。図13Aは、乾燥期が頻繁にある領域に木を植えるための実施例の側断面図である。この実施例は、地面より上で光を溝内へと反射する揺動キャップ上に接着された金属箔109Bを有している。
【0034】
機械によって種を植えることができる本発明の他の実施例が図14に示されている。種は、野球のボールのような形状を成すサックの内側に配置される。ボールの表面上には2つの直立トラック124が形成されており、これにより、両者間にチャンネルが形成される。トラック124は、そのようなボール130の列(一度に1つのボール)が地中に形成された種まき孔へと落下するのを案内するために種まき機械に設けられた溝134と係合するようになっている。また、この溝内には光ファイバ122が巻装されている。光ファイバ122の一端は、チャンネル内に形成されたスロット135を通じてボール内に挿入されている。光ファイバ122は、そのヘッドの下側に配置された傘形状の浮揚性プレートを有している。また、光ファイバは、ボール内に配置された胚嚢に接続されている。また、ボール内にはウォーターバルーンが配置されている。ボールのシェル(殻)123は、肥料と繊維と水溶性接着剤との混合物によって形成されている。シェル123殻の上側半分および下側半分は、これらの間の接合部136に沿って互いに接着されている。ボールは、機械によって地面に予め形成された種まき孔内へと落下することにより、延在する光ファイバにより種まき孔の内部で吊り下げられる。また、光ファイバはナイフフック131に接続されている。ナイフフック131は、延在する光ファイバによって引かれると、ウォーターバルーンの薄く軟らかいプラスチックシート側壁133を切り開く。ボール130は、所定の時間が経過した後、接合部に沿って2つの半体に破断し、その後、分解し始める。また、胚嚢内の木の種125は、まだ分解されていない下側半分のシェルに残っている水の中で成長し始める。木の種を水に浮かせたままにしておくため、木の種125は、胚嚢の一部を形成する軟材リング(軟らかい木材リング)126内で支持されている。リング126は、一片の綿布126A上で横たわっている。地面の孔が水で満たされた時に胚嚢が浮いて離れないように、胚嚢には木綿糸127が接続されている。木綿糸の他端にはオモリ128が接続されている。また、胚嚢内には、種の成長に必要な栄養材料129が設けられている。より多くの光を孔内に導くことができるように、随意的に、金属メッキされたネジ切り溝137がハウジング内に形成されても良い。また、角状の金属反射粒子137Aを使用して太陽光を孔内に反射しても良い。
【0035】
A形状の植樹弾丸(植付け弾丸)が図15に示されている。川、ダム、他の水源の水が激減している領域で木を受けるために、あるいは、洪水後の侵食した土に木を植えるために、この弾丸を使用しても良い。この弾丸は、バックサック(後嚢)を用いて苗を支持して苗を1つずつ手で植えなければならない従来の方法に取って代わる。弾丸によって木を植えるこの独特の方法は、世界中で悪化する環境を改善するために重要である。この方法は、胚嚢に接続された光ファイバを用いて、予め裁断された苗を胚嚢内に置く方法である。その後、苗は、弾丸の後端にあるキャビティ内に組み込まれる。この組み込みは、耐熱性の円形プレート142でシールされる。光ファイバの他端は、この耐熱性の円形プレートに取り付けられている。そのため、光ファイバは、弾丸が放たれている最中に伸び、その後、地中に形成された弾丸孔内に光を導くために使用される。ピストル(ガン、銃)の銃口にはスチールワイヤブラシが配置されている。このブラシは、弾丸が銃口から放出されている時に弾丸から光ファイバを引き出すように作用する。弾丸の頭部(弾頭)の外側シェル138は、高圧下で互いに圧縮された硬い木粉と繊維と水溶性接着剤との混合物によって形成されている。外側シェルは、水中で分解して溶解する。内側シェル139は、互いに圧縮された繊維と高強度の水溶性接着剤との混合物から成り、外側シェル138の内面上に配置されている。A形状の弾丸の頭部(弾頭)は、種を成長せるべく、ばら砂内の非常深くまで突き進むことができるため、水と衝突する際の長さの2倍の長さを有している。弾丸の頭部の突進強度を高めるため、弾丸の頭部の先端にはスチールが組み込まれている。植付け弾丸は、植付けピストル(ガン)を用いてヘリコプターから発射される。また、植付け場所は、ビデオスクリーン上に表示される地面の望遠画像を観察するオペレータによって正確に決定されても良い。光ファイバは、耐熱プレートがスチールワイヤブラシによって除去された後、弾丸の頭部から引き出される。植付け弾丸が弾丸孔内に入って光ファイバにより光が弾丸孔内の胚嚢へと導かれると、傘形状のプレートは、花粉のように地面の真上で空気中に浮く。また、ウォーターバルーンは衝突によって破壊される。土特性および降水量の違いに応じて、弾丸の頭部を様々に構成しても良い。しかしながら、弾丸を発射するために使用するものがエアガンであるかウォーターガンであるかにかかわらず、弾丸を除去可能な耐熱プレートの使用および作動原理は同じままである。本システムは、木の植付けに関する一例を示している。この弾丸植付け方法によれば、種を任意の場所に植えることができるとともに、地球を救う必要性に気づく人々の望みを満たすことができる。弾丸は、伸縮可能な小径の内側シェル領域140を有していても良い。この内側シェル領域は、弾丸の頭部の全長にわたって延びるように、その下端が第2の内側シェル領域と係止するまで上方にスライドしても良い。また、他の小径の第3の内側シェル領域141は、第2の内側シェル領域の上端と係止するようにスライド可能である。第3の内側シェル領域141は、弾丸の長さを3倍だけ長くするべく機能する。第3の内側シェル領域141の上部には、ハ形状の逆流調整フラップ39が設けられている。これらのフラップは、ウォーターバルーンが破壊された後、水が外側上方に逃げることを防止するようになっている。光ファイバ、木の種、胚嚢、ウォーターバルーンを弾丸における爆発の力および熱から保護するため、耐熱プレート142が設けられている。耐熱プレート142の直径は、弾丸の頭部の後端のそれと等しい。光ファイバの頭部をプレートに取り付けるとともにプレートを弾丸の頭部に取り付けるため、プレートに形成される円形溝には接着剤が供給される。耐熱プレート142は、その周面に複数の穴143が形成されている。弾丸カートリッジ144は、黒色火薬145を有する一般的な弾丸のそれと同様である。弾丸の頭部は、金属保護ヘッド138Aを有する鋭い先端146を備えている。図16は、地面に命中した後のA形状の弾丸の側断面図を示している。円筒状のシェルの側面には、雨水をシェル内に流入させることができ或いは雨水をシェル内から排出させることができる穴147が形成されている。
【0036】
図17には、他の植樹弾丸(植付け弾丸)の実施例が示されている。この実施例では、耐熱プレートを除去するとともに弾丸の頭部から外側に光ファイバを引き出すために、異なるデザインが使用されている。図示のように、円形プレートには、小さな空気穴145Aが形成されている。これらの空気穴145Aは、プレート上に形成される円形溝と合わせることによって形成される円形トンネル145Bの入口である。弾丸の頭部151には、同様の円形溝が形成されている。黒色火薬の爆発による圧縮空気がトンネル内に入ることにより、耐熱プレート142Cが弾丸の頭部から分離される。したがって、ピストルの銃口にスチールワイヤブラシを設けて同じ機能を与える必要がない。ウォーターバルーン132は、環状を成しており、弾丸の頭部の壁に設けられた環状の中空キャビティ152内に配置されている。環状の中空キャビティの底部には、鋭いピン149が配置されている。このピンは、弾丸が地面に命中する時にウォーターバルーンを破壊する。ウォーターバルーンが破壊されると、調整された量の水が最初に急速に流れ、その後、この水は、環状の中空キャビティで増大する圧力に応じて、ダクト150を通じて内側チャンバ内にゆっくりと流れる。光ファイバは、アタッチメント153により、耐熱プレート142の表面に接続されている。この構成は必須であり、これにより、光ファイバは、巻リールから緩く引き出され、その後、太陽の光を弾丸孔内に導く。弾丸の頭部の他の実施例には、他の耐熱プレート142のデザインが設けられている。弾丸の頭部の後部の側壁には、円形溝143Aが形成されている。弾丸の飛行中に空気抵抗によって形成される空気流力により、耐熱プレートは、耐熱プレート142と弾丸の頭部151とが互いに接着される接合部に沿って、弾丸の頭部から分離される。したがって、光ファイバの2つの端部153,109は、耐熱プレートおよび弾丸の頭部の表面に取り付けられており、これにより、プレートが弾丸の頭部から分離される際に光ファイバが引き出される。弾丸の頭部には、H−H線に沿う図18Bの断面図に詳細に示される傾斜した壁を有する溝143Aが形成されている。エアガンと共に使用可能な植付け弾丸の側断面図が図15Aに示されている。この目的のために、黒色火薬カートリッジを取り去った前述した様々な弾丸の実施例を使用しても良い。作動時、耐熱プレート142Aおよび突出する外側リングは、エアガンの圧縮空気圧を受けて、弾丸をエアガンから放出する。そのようなエアガンを低高度空中プランティングで使用しても良く、あるいは、そのようなエアガンを地上プランティング機に組み込んでも良い。
【0037】
ウォーターガンと共に使用できる植付け弾丸が図19に示されている。この種の弾丸は、広い乾燥領域での使用に適している。ウォーターガンは、3対の鍬形状の象牙によって既にほぐされた地面に向けて高圧水により弾丸を発射する植付け機に設置される。そのため、植付け機に装着されたウォーターガンは、3つの3mの幅広い木の列を115m離して自動的に植えることができる。この実施例において、弾丸の頭部内には、圧力プレート142Bが設置されている。この圧力プレート142Bは、弾丸の頭部内の水圧によって放出される。弾丸は、高圧水流145Aによってウォーターガンから排出されても良い。砲身内に装填された弾丸の頭部の後端で発射するため、高圧水流は、弾丸カートリッジ内の黒色火薬のように作用する。中央内側の植物栽培チャンバ内へと延びる2つの穴は、弾丸の頭部の後端の右側および左側に形成されている。2つの対向する方向で逆圧を防ぐため、弾丸の頭部内には、円形のシリンダが正確に取り付けられている。圧力プレート142Bを外部に排出するため、2つの穴を通じて高圧水が内側のチャンバ内に流入する。一端が圧力プレートの中心に取り付けられ且つ他端が胚嚢支持体に取り付けられる光ファイバ109は、排出された圧力プレートによって引き出される。弾丸は、反対方向での逆圧を防止する円形シリンダ158Aを有している。穴158Cは、弾丸の頭部の内側チャンバ内へと延びている。ゴムリング158Bは、弾丸の頭部と砲身との間に高圧水が逃げることを防止する。
また、ウォーターガンの弾丸は、エアガンの弾丸として使用されても良い。
【0038】
図19Aには、植物栽培のための救命ウォーターバルーンが示されている。植物および動物の両者は、水が不足すると生命の危険に直面するという点で似ている。1摘の水でさえ、生存のチャンスを僅かに延ばして、その生命を救うことができる。また、同じ兆候において、このチャンスは、乾燥地帯の何万本の木の根にも当てはまる。このウォーターバルーンは、全ての木の根が既に乾きの最後の限界に達した際、自動的に破断して木の根に水を供給することができる。水で満たされるのはエアバルーンである。加工された牛腱160には車輪状の切刃163が装着されている。牛腱160は、ウォーターバルーンのシール面に接着されたベース162上に装着された支持体161上に設けられている。周囲が非常に乾燥すると、牛腱の長さが縮む。したがって、収縮する牛腱は、切刃を動作させてウォーターバルーンを切り開くことによって植物に水を与えるために使用される。これが、救命ウォーターバルーンの原理および構成である。
【0039】
図20には、地面の穴に木の種を植えるための胚嚢が示されている。胚嚢は、光ファイバの一端に接続されたアタッチメント164を有している。植物の種の周囲近傍に太陽光を供給するため、1つの光ファイバには複数のライトヘッドが設けられている。
【0040】
図21は、ブラケット167によりピストルの銃口168に隣接して設置された短い環状のスチールワイヤブラシ165の側面図である。図21は、植付け弾丸の後端に装着された耐熱プレート142を有する実施例の1つを示している。この耐熱プレート142は、弾丸がピストルの銃口から発射する瞬間に除去されて、光ファイバを引き出す。ピストルの銃口168に配置されたスチールワイヤブラシの短いスチールワイヤに溝143が係合すると、耐熱プレートが除去される。
【0041】
図22には、本発明の可撓性を有する軟らかいレンガを製造するための製造機が示されている。連続する複数のプラスチックバッグ169から成るロールが使用される。ロールは、各バッグの開放端をマークする分割ラインに隣接して印刷された識別番号173を有している。バッグは、分割ラインに沿って引き裂くことにより、1つずつ分離されても良い。バッグ169は、砂充填ステーション175の下側を通り過ぎて連続的に供給される。砂充填ステーション175では、ステーションにわたって延びる伸縮ロッド171上に、ステーションを通過するバッグの識別番号を読み取る番号読取器が装着されている。サンドボックス175は、所定量の砂を収容している。サンドボックスの上側半分には、砂供給チャンバの出口4を閉じるための平板が配置されている。伸縮ロッド174上には、溝が形成された小さなゴムリングが装着されている。このリングは、バッグを押圧する。したがって、ゴムリングは、バッグを引いて、分割ラインに沿って開く。単純なコンピュータ(自動車のエンジンで使用されるものと同様)が前記動作の完了を感知してモータ170を作動させることにより、オフセット装着された進退ロッド172は、充填ステーションに配置され且つ所定量の砂を重力によって開いたバッグ内に供給するサンドボックス内のシュートを開く。バッグが砂で満たされると、シュートは、充填ステーションの出口4を閉じる進退ロッドによって遮断され、サンドボックス内に同じ量の砂が補充される。その後、コンピュータは、オフセットシャフト176を用いてモータをONし、空圧作動のナイフ支持ロッドを動作させることにより、回転可能な円形カップリング177を介して加熱されたナイフブレート178を引いて、その開端に隣接する砂で満たされたバッグの下側を押圧し、バッグをヒートシールする。コンベアベルト17Aに等間隔で配置された回転可能なローラは、コンピュータによって作動され、仕上がった製品を機械から送り出す。
【0042】
図23には砂漠改善バッグ製造車が示されている。この製造車は、可撓性を有する柔らかいレンガを製造するための1キロメートルの長さのプラスチックシートから成るロールを支持するために単に使用される。10年前よりも木の周囲の砂を覆って安定化させるため、長尺で可撓性を有する柔らかいレンガが砂漠の上に迅速に置かれても良い。このマシンは、単純であり、簡単に使用できるとともに、砂漠の上を1000マイル走行することができる。また、マシンは、連続的に製造して同時に配置することができ、また、砂漠の1つの水平線から反対側の水平線まで走行して、その道中にレンガを連続的に設置することができる。単層のプラスチックシート179の左右側の縁部には、対応するジッパーエッジが形成されている。プラスチックシート179は、互いに離間する2つのプレート間に形成された案内溝180を通過する。車には、ジッパーエッジ同士を連結してプラスチックシートでチューブを形成するスライドファスナ182が配置されている。また、ジッパーの結合部に沿って更に接着剤が塗布されても良い。スライドファスナの上側には、木製ボート形状の漏斗181が配置されている。この漏斗の出口は、地面に向って曲がる円形チューブ184である。スライドファスナは、漏斗の上側に装着固定されている。製造中、植え付け機によってプラスチックシートが引かれる。プラスチックシートは、長いローラ179Aを通り過ぎた後、漏斗鋳型内に供給される前に、平坦な台の上に置かれる。プラスチックシートが加熱されたスライドファスナ182を通過すると、プラスチックシートの縁部が接合され、円形状のチューブが形成される。バッグ製造車の前側で移動して地面に畝を形成する植え付け機の鍬189により、円形状のチューブに砂が供給される。漏斗の円形の供給チューブの前方には、漏斗内への砂の流入を容易にする溝183が形成されている。製造車の左右に配置された砂回収鍬187(図25参照)が砂を収集して漏斗に供給できるように、鍬189は、畝の2つの側に砂を積む。モータ188は、リフト装置に動力を供給して、鍬187および砂収集器185,186を動作させる。車189Aを使用して、長尺なサンドバッグを別の領域に結束させるとともに、バッグに開口(図5E参照)を形成することにより、これらの開口によって雨水をバッグ内に流入させて、開口を通じてバッグ内に種を植えることができる。砂収集器は、スチール製の円筒ハウジング190を有している。ハウジング190内にはスチール製の回転軸191が配置されている。ウォームドライブ192の螺旋フィンは、電気接続端子194を有するモータ185によって回転される駆動軸191に溶接される。ボール状シャフトの外側ハウジング193は、サンドスコップに取り付けられている。砂収集器は、プラスチックシートの上側に配置された漏斗内へと延びる出口ホッパ195を有している。
【0043】
本発明の利点は以下の通りである。
1.本発明は、地球上の基本的な天然材料をプラスチックバッグを用いて保持することにより製造される可撓性を有する柔らかいレンガを形成するという原理に基づいている。例えば、図23に示されるように、砂漠改善車を使用して、1マイル長の可撓性を有する柔らかいレンガを製造することができる。本発明は、複雑な処理を単純化し、森林再生のための独特の方法を提供する。
2.森林再生は、砂および土の水食を保護して水を蓄えることが目的である。通常、森林再生には、多年にわたる良好な天候と降雨の実現が必要である。本発明は、そのような長期的な要件を排除する。土を保護して水を蓄える方法を直ちに実現できる。得られる結果は、10年成長した木によって与えられる利益に相当する。また、本発明は、新たに植えられた木および草を有害な自然現象から保護し、木や草が安全に成長できるようにする。
3.本発明は、大きなスケールで木を植えることができる工業的な大量生産プロセスを提供する。本発明は、地球の重要な資源の汚染を低減しつつ製造を高めるとともに、温室効果および天候の良くない変化の兆しを軽減することに役立つ。
4.今後、肥沃な土地が砂漠によって断ち切られることはない。また、北京を南に移して砂暴風を回避する必要がない。
5.学問や教育の重要性を考慮して、本発明者は、本発明によって得られる利益の30%を教育を受ける貧しい家庭の学生に喜んで捧げる。全金額は、学費および学生の生活費を補完するために使用される。他の20%は、貧しい老人に捧げる。
6.本発明は、汚染を軽減する低需要天然材料を用いて建築材料を製造するとともに、この材料を使用して、土壌浸食および水資源の損失に伴う地球の問題を解決する。
7.本発明は、近代の最新式のエンジニアリング技術と協同して、水害の原因を排除する方法を策定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明に係る可撓性レンガ製造機の斜視図である。
【図2】
図2は、図1の製造機のレンガ製造部品の側断面図である。
【図3】
図3は、製造機の回転可能なスチール鋳型の拡大正面図である。
【図4】
図4は、複合ベルトを形成するプラスチックラッピングベルトおよびサンドラッピング鋳型の拡大正面図である。
【図5】
図5は、擁壁または河岸保護堤防を建造するための本発明に係る軟らかいレンガの用途を示している。図5Aは、干潮から満潮へとその位置が変化する、2つの湾曲線を有する川の2つの堤防を示す概略図である。図5Bは、地面での植物栽培に使用できるように内部に水収集穴が形成された本発明に係る軟らかいレンガの斜視図である。図5Cは、ダムまたは運河を建造するための軟らかいレンガを敷設した斜視図である。図5Dは、河岸に擁壁を建造するための軟らかいレンガの斜視図である。
【図6】
図6は、砂漠で木を栽培するための本発明に係るハウジングの部分断正面図である。図6Aは、ハウジング上部に配置されたナイフの拡大斜視図である。図6Bは、ハウジング下部に配置されたナイフの拡大斜視図である。
【図7】
図7は、図6に示されるハウジングの通気部の拡大正面図である。
【図8】
図8は、図6に示されるハウジングにおける自動閉止弁の拡大正面図である。
【図9】
図9は、図6のハウジングに配置されるウォーターポンプ(送水ポンプ)の部分拡大断面図である。
【図10】
図10は、送水ポンプの他の実施例の拡大部分断面図である。
【図11】
図11は、図6のハウジングの自動通気制御装置の拡大正面図である。
【図12】
図12は、ハウジングの排気の拡大斜視図である。
【図13】
図13は、砂漠で植物を栽培するために溝内に部分的に埋められた本発明に係る保護ハウジングを配置した実施例の側断面図である。図13Aは、砂漠よりも有利な状態を有する乾燥地帯で植物を栽培するためのハウジングの実施例の側断面図である。
【図14】
図14は、機械によって種を蒔くための本発明の他の実施例の側断面図である。
【図15】
図15は、木を植えるための植樹弾丸の側断面図である。図15Aは、木を植えるためのエアガンと共に使用できる植付け弾丸の側断面図である。
【図16】
図16は、弾丸が地面に衝突した後におけるA形状の弾丸の側断面図である。
【図17】
図17は、B形状の弾頭の側断面図である。
【図18】
図18は、他の耐熱板が設けられた弾頭の他の実施例の側断面図である。図18Bは、図18のH−H線に沿う断面図である。
【図19】
図19は、植付けウォーターガンを共に使用できる植付け弾丸の側断面図である。図19Aは、ハウジング内の植物に水を供給するための救命ウォーターバルーンの側断面図である。
【図20】
図20は、地面の穴に植えるための本発明に係る胚嚢の側断面図である。
【図21】
図21は、植付け銃の銃口に隣接して設けられたスチールワイヤブラシの側面図である。
【図22】
図22は、本発明に係る可撓性を有する柔らかいレンガを製造するための製造機の斜視図である。
【図23】
図23は、本発明に係る砂漠改善バッグ製造車の斜視図である。
【図24】
図24は、図23のE−E線に沿う断面図である。
【図25】
図25は、砂収集器の拡大側断面図である。

Claims (29)

  1. プラスチック材料から成る2つの連続するシートから、連続処理により、複数のプラスチックバッグを形成し、
    前記プラスチックバッグに砂を充填するとともに、前記バッグ内に残る空気を取り除いて、真空パックの柔らかい可撓性レンガを形成し、
    前記柔らかい可撓性レンガを不妊の土を有する所定の場所の地面上に配置し、植物の種を前記所定の場所の地面に蒔きつつ、前記土を安定化させて侵食から保護する、植林方法。
  2. 前記レンガに複数の穴を形成して、前記レンガから空気および水を排出する請求項1に記載の方法。
  3. 前記穴の周囲に補強リングを設けることにより、裂けを防止するとともに前記レンガからの水分の逃げを防止する請求項2に記載の方法。
  4. 前記バッグにわたって十字形の紐を設けることにより、サイズの拡大を規制して搬送を容易にし、また、前記バッグには、互いに結合して前記バッグをシールするように作用するタングおよび溝縁が形成されたジッパー式の結合部が設けられている請求項3に記載の方法。
  5. 陸上で移動でき、プラスチック材料から成る2つの連続するシートを引き出してこれらのシートを複数のバッグに形成する機械と、
    前記機械に装着され、前陸上から土を回収してこの土を前記バッグに充填する土収集機と、
    前記機械に装着され、前記バッグをシールするヒートシール手段と、
    前記機械に装着され、前記バッグから空気を引き出して可撓性を有する柔らかいレンガを形成する真空手段と、
    前記機械に装着され、植物の種を前記陸中に蒔きつつ、前記柔らかいレンガを前記地面上に配置するコンベア手段と、
    を備えている植林システム。
  6. 前記機械に装着され、前記植物の種を収容する植付け弾丸を前記陸に向けて発射することにより前記種を蒔く植え付け銃を有している請求項5に記載のシステム。
  7. 前記植付け弾丸の弾頭内に設けられた光ファイバを有し、前記光ファイバは、太陽光を前記陸の中で成長する前記種に導くようになっている請求項6に記載のシステム。
  8. 前記弾頭の内側に収容された鋭い切断装置とゴム製のウォーターバルーンとを有し、前記鋭い切断装置は、前記弾丸が前記陸と衝突する際に前記ウォーターバルーンを破るようになっている請求項7に記載のシステム。
  9. 前記弾頭の後端に装着され、前記光ファイバと前記種と前記ウォーターバルーンとを保護する耐熱板を有している請求項8に記載のシステム。
  10. 前記耐熱板に形成された開口を有し、前記開口は、前記弾頭の内部へと延びる円形トンネルに接続され、これにより、前記弾丸内の黒色火薬の点火によって形成される衝撃圧は、前記開口および前記トンネルを通り抜けて、前記耐熱板を前記弾頭から放出する請求項9に記載のシステム。
  11. 前記弾頭の表面に形成された複数の傾斜した流線溝を有し、この流線溝は、極めて速い速度の空気流を方向付けて前記耐熱板に衝突させ、前記耐熱板を切り離す請求項10に記載のシステム。
  12. 前記耐熱板の縁部に形成された溝を有し、この溝は、弾頭が砲身から射出されている時にスチール製のワイヤブラシと係合して前記弾頭から前記耐熱板を分離するようになっている請求項10に記載のシステム。
  13. 前記銃の銃口部に隣接して装着固定される環状のスチールワイヤブラシを有している請求項12に記載のシステム。
  14. 弾頭は、様々な材料から成る混合物によって形成されている請求項7に記載のシステム。
  15. 前記植物の種は、前記弾頭の後端内に配置されたキャビティ内に装着固定された浮揚性のケース内に支持されている請求項7に記載のシステム。
  16. 前記弾頭は、低い高度の空気からの水圧および空気圧によって選択的に発射される請求項7に記載のシステム。
  17. 前記植物の種と土と光ファイバとを収容するために弾頭の前記後端に形成されたチャンバを有し、このチャンバは、取り外し可能な耐熱板によってカバーされている請求項16に記載のシステム。
  18. 砂漠状地帯の砂質の地面上で植物を栽培するためのシステムであって、
    支持ロッドによって直立状態に維持されたシールされたプラスチック製のテント状のハウジングであって、前記地面上に前記ハウジングを固定するための砂がその内部の底部に設けられ、植物の栽培に適した保護空間を形成するハウジングと、
    前記ハウジングの上部に形成され、ハウジング内への空気の流入を許容するとともに、空気逆流防止手段が設けられた第1の開口と、
    ハウジングの上部に形成され、前記ハウジングが外圧に晒される際に前記ハウジングから空気を排出するように作用する他の通気口を形成する第2の開口と、前記第2の開口に設けられた空気逆流防止手段と、
    前記ハウジングに形成され、前記ハジングの外側に設けられた貯水タンクと連通する第3の開口と、
    前記空気逆流防止手段に設けられ、前記貯水タンクから前記第3の開口を通じて前記ハウジング内へと流れて植物に供給される水流を制御する浮揚性ボール弁と、
    を備えているシステム。
  19. 前記第1の開口に隣接して装着され、外部の風によって動作して外気を前記ハウジング内に引き込む2つの翼と、空気ダクトによって前記第1の開口に連結され入口空気制御弁と、前記空気ダクト内に配置されたエアーバルーンとを有し、前記エアーバルーンは、前記ハウジング内に配置された蒸発皿に接続されるとともに、日中の外気が熱い時に前記蒸発皿から形成される水蒸気によって動作して前記空気ダクトを閉じ、前記空気ダクトにはスチール製のボールが配置され、このボールは、非常に多量の空気が前記空気ダクトを通じて流れる際に前記空気ダクトを閉じるようになっている請求項18に記載のシステム。
  20. 外側に湾曲する2つの面を有し且つ前記ハウジング内に配置された集光レンズから成るヒートポンプを有し、前記集光レンズは、水を上方に汲み上げるために前記ハウジングの底部の水源へと延びる毛細管の上端に太陽光を方向付けるようになっており、前記毛細管内の下部には逆流弁が設けられ、前記毛細管の上部出口端に隣接してV形状のウォータートラップが配置されている請求項19に記載のシステム。
  21. 前記ハウジングの下部に配置された複数の封水バルーンを有し、前記封水バルーンは、牛腱と前記封水バルーンの表面に取り付けられた切刃とから成る自動切断装置を有し、牛腱は、前記ハウジング内の空気が所定の度合いを越えて乾燥した際に収縮してその長さが変化し、これによって、前記切刃が動作して前記封水バルーンが破られ、水が前記ハウジング内に供給される請求項19に記載のシステム。
  22. 前記第3の開口に接続された排気ダクトと、前記ハウジング内に配置されて前記排気ダクトの入口端に適合され且つ排気からの湿気を吸収する多層紙を有するフィルタキャップとを有し、前記排気ダクトは、前記ハウジングの下部の砂中に埋められた水回収部を有し、砂中の低温によって水蒸気の凝縮を容易にして前記排気ダクト中の空気から水を回収するために、前記水回収部には、細かい金属ワイヤ塊が配置されている請求項19に記載のシステム。
  23. 前記ハウジングの外部に装着された貯水タンクと、前記ハウジングの側面に装着され且つ雨水を収集してこれを前記貯留タンク内に蓄える複数の葉形状の雨収集器とを有している請求項19に記載のシステム。
  24. 植物を保護するためにハウジングの側壁に施された紫外線反射コーティングまたはカラーコーティングを有している請求項23に記載のシステム。
  25. 前記ハウジングの下部が自己分解材料によって形成され、前記ハウジングの上部には、外部の風塵が前記ハウジング内に侵入することを防止する軟らかいプラスチックキャップが装着され、前記ハウジングの周囲の円形溝の底部には、前記円形溝内の雨水を収集するプラスチックシートが配置されている請求項2に記載のシステム。
  26. 太陽光を前記溝内に導くため、光ファイバ、または、金属箔、透明ミラー、反射ミラーから成るグループから選択される複数の光反射手段を有している請求項25に記載のシステム。
  27. 前記ハウジング内の植物の上側に配置されるとともに、シールされて部分的に水で満たされたプラスチック部材を有し、前記プラスチック部材は、太陽によって内部の水が加熱されると、内側で生じる蒸発によって花びら形状に膨張し、植物から太陽光を遮る請求項25に記載のシステム。
  28. 木を栽培するために溝内に植付けボールを配置し、前記植付けボールは、肥料と水溶性接着剤とから成る混合物によって形成されるシェルを有し、肥料と水溶性接着剤は、内部の表面部位上に直立チャンネルが形成された卵形状のシェル内に一緒に圧入され、前記チャンネルには、光ファイバを前記シェル内へと延在させるようになっているアクセス開口が形成されている請求項1に記載の方法。
  29. 前記植付けボール内に配置され植物の種を収容する胚嚢と封水バルーンとを有している請求項28に記載のシステム。
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