JP2004506869A - ブラッグ回折格子圧力センサ - Google Patents

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ダンフィー,ジェイムス アール.
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ブルカト,ロバート エヌ.
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Abstract

ファイバ回折格子圧力センサは、光検出素子(20,60)を備えており,この光検出素子は、ブラッグ回折格子(12)が内部に刻み込まれた光ファイバ(10)がガラス製毛管(20)の少なくとも一部に収容されかつ融接されたもの、および/またはコアおよび大きなクラッディングを備えた大直径型導波路回折格子(600)である。この検出素子(20,60)の外側寸法は、少なくとも0.3mmである。光(14)が、回折格子(12)に入射し、反射波長λ1を有する光(16)が、回折格子(12)で反射する。前記検出素子(20,60)は、それ自体で利用することも、ハウジング(48,60,90,270,300)内部に配置することも可能である。外部圧力Pが増大すると、回折格子(12)が圧縮され、これによって、反射波長λ1が変化する。

Description

【0001】
【関連出願とのクロスリファレンス】
本願は、1998年12月4日に出願された米国特許出願第09/205,944号を一部継続する、1999年9月20日に出願された米国特許出願第09/399,404号の内容を一部継続するものである。さらに、本願と同時に出願された「管に収容されたファイバ回折格子」という名称の同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書第CC−0078B)号、「歪み隔離型ブラッグ回折格子」という名称の米国特許出願第(シドラ明細書第CC−0128B)号、「圧縮同調式ブラッグ回折格子およびレーザ」という名称の米国特許出願第(シドラ明細書第CC−0129B)号、「圧力隔離型ブラッグ回折格子温度センサ」という名称の米国特許出願第(シドラ明細書第CC−0146B)号、「光ファイバブラッグ回折格子圧力センサ」という名称の米国特許出願第(シドラ明細書第CC−0014)号、「大直径型光導波路、回折格子およびレーザ」という名称の米国特許出願第(シドラ明細書第CC−0230)号、および1998年12月4日に出願された「管に収容されたブラッグ回折格子を形成する方法および装置」という名称の米国特許出願第(シドラ明細書第CC−0130)号は、全て、本願に開示された内容を含むものである。
【0002】
【技術分野】
本発明は、光ファイバ圧力センサに関し、特に、ブラッグ回折格子圧力センサに関する。
【0003】
【背景技術】
圧力および温度といった様々な物理的パラメータを測定するためのセンサは、多くの場合、弾性構造(例えば、ダイアフラム、ベローズなど)から検出素子への歪みの伝達を利用している。圧力センサの場合、検出素子を適した接着剤によって弾性構造に結合させることができる。
【0004】
弾性構造への検出素子の取り付けが堅固に行われなかった場合は、このような取り付けに起因して大きな誤差が生じる可能性がある。静的パラメータもしくは変化速度が非常に小さいパラメータをセンサによって測定する場合は、構造への取り付け状態を長期間安定させることが重要となる。このようにセンサが長期間安定しないことの主な原因は、「クリープ」として知られる現象(つまり、弾性構造に加えられる荷重が変化しない状態での、検出素子の歪みの変化)であり、これによって、検出信号のDCシフトつまりドリフトエラーが生じる。
【0005】
静的パラメータおよび/または準静的パラメータを測定するための特定のタイプの光ファイバセンサの場合、弾性構造への光ファイバの取付け状態の安定性が高く、かつクリープが小さいことが必要である。クリープを抑制するようにファイバを構造に取り付けるためには、様々な技術(例えば、接着剤、結合剤、エポキシ、セメントおよび/またははんだ)が存在する。しかし、これらの技術を利用しても、長時間および/または高温での用途では、クリープおよび/またはヒステリシスが生じる。
【0006】
光ファイバを用いたセンサの一例として、ロバート J マロンに付与された「厳しい環境で利用される高感度光ファイバ圧力センサ」という名称の米国特許出願第08/925,598号に開示されたものが挙げられる。この特許出願は、全体に亘ってこれについて開示している。この場合、光ファイバが、その一部で圧縮可能なベローズに取り付けられ、かつ第2の位置で剛性構造に取り付けられており、これらの2つのファイバ取付け位置の間にブラッグ回折格子が埋め込まれているとともにこの回折格子に引張力が加えられている。外部圧力が変化することによってベローズが圧縮された場合、ファイバ回折格子に加わる引張力が減少し、これによって、回折格子により反射される光の波長が変化する。この構造へのファイバの取り付けが堅固でない場合、ファイバが、取り付けられている構造に対して移動(つまりクリープ)することによって、上述したように、測定が不正確となる可能性がある。
【0007】
他の例として、引張力が加えられた状態でファイバがUVセメントによってガラス製球状部材に固定されている光ファイバ回折格子圧力センサが、Xu、M.G.,ベイジャー(Beiger),H.,ダケイン(Dakein),J.P.の「ガラス製球状ハウジングを用いた高感度ファイバ回折格子圧力センサ」(エレクトロニックレターズ、1996年、第32巻、128〜129ページ)に開示されている。
【0008】
しかし、上述したように、このような取付け技術によっても、長時間および/または高温の用途では、クリープおよび/またはヒステリシスが生じる可能性があり、さらに、製造が困難であるとともに製造コストが高くなる可能性がある。
【0009】
【発明の開示】
本発明の目的は、クリープが抑制された光ファイバ圧力センサを提供することである。
【0010】
本発明によると、圧力センサが、長手方向軸に沿って少なくとも1つの圧力反射素子を備えた光検出素子を備えており、前記圧力反射素子が、圧力反射波長を有する。前記検出素子は、外部圧力の変化に起因して軸方向に歪むものである。このような軸方向の歪みによって、前記圧力反射波長が変化し、この圧力反射波長の変化量によって、圧力の変化量が示される。前記検出素子の少なくとも一部の断面は連続しており、かつ同じ材料から形成されている。さらに、前記検出素子の外径寸法は、少なくとも0.3mmである。
【0011】
さらに本発明によると、検出素子が、反射素子が内部に埋め込まれた光ファイバと、長手方向軸に沿って光ファイバおよび反射素子を収容している管と、を備えており、前記管が、光ファイバの少なくとも一部に融接されている。さらに本発明によると、検出素子が、外側クラッディングおよび内側コアを有する大きな直径を有する光導波路であり、この導波路の外側の寸法は、少なくとも3mmである。
【0012】
さらに本発明によると、反射素子はブラッグ回折格子である。さらに本発明によると、検出素子は、ドッグボーン形状を有する。さらに本発明によると、検出素子は、ドッグボーン形状を有しており、反射素子のそれぞれ反対側の軸方向側部における、このドッグボーン形状の拡大部分の少なくとも一部に融接された外側管を備えている。
【0013】
本発明は、光検出素子内部に配置されたファイバ回折格子を提供する。この光検出素子は、ガラス製毛管の少なくとも一部に融接された光ファイバ(管収容型ファイバ/回折格子)および/または光学的コアおよび大きなクラッディングを有する大きな直径の導波路型回折格子を備えている。この導波路型回折格子は、圧力が加えられた場合に弾性変形し得るものである。本発明は、クリープを実質的に防止するとともに、光ファイバの取付けに関する他の問題を回避する。このような検出素子は、シリカといったガラス材料から形成することができる。さらに、本発明によって、検出のヒステリシスを非常に小さくすることができる。本発明によって、検出素子の端面に対して荷重を軸方向に加えることが可能となり、これによって、検出の感度が向上される。本発明は、さらに、圧縮した状態で利用する場合のセンサの信頼性を向上する。さらに、1つもしくは複数の回折格子、ファイバレーザ、もしくは複数のファイバを検出素子内部に備えることが可能である。
【0014】
ファイバの回折格子領域、および/または回折格子領域の両側の軸方向側部における回折格子に隣接した位置もしくは回折格子から所定距離だけ離間された位置に、管を融接することによって、1つもしくは複数の回折格子もしくはレーザを管に「収容する」ことができる。1つもしくは複数の回折格子もしくはレーザは、管の内部に融接するか、一部だけを管内部に融接するか、もしくは、管の外側表面に融接することが可能である。さらに、1つもしくは複数の導波路および/または管収容型ファイバ/回折格子を軸方向に融接することによって、検出素子を構成することも可能である。
【0015】
さらに、本発明は、独立した(一点用)センサとして利用することが可能であり、もしくは複数のセンサを分散させて多重化(多点用)センサとして利用することもできる。さらに、本発明では、貫通型もしくは非貫通型の設計を用いることができる。検出素子の形状を、荷重に対する波長シフトの感度を向上させることができるとともに所望の感度を得るために拡大縮小することが容易な他の形状(例えばドッグボーン形状)とすることも可能である。
【0016】
本発明は、油井および/またはガス井、エンジン、燃焼室の内部といった厳しい環境(高温および/または高圧)で利用することが可能である。例えば、本発明は、高圧(15kpsiより大きい圧力)および高温(150℃より高い温度)の環境で動作可能な、全体がガラスからなるセンサとして構成することができる。本発明は、環境に拘わらず、他の用途においても同様に動作し得る。
【0017】
本発明の上述した目的および他の目的、特徴および利点は、実施例についての以下の詳細な説明によってより明確となるだろう。
【0018】
【発明を実施するための最良の形態】
図1に示されているように、圧縮同調式ブラッグ回折格子は、周知の光導波路10(例えば、標準的な通信用単一モード光ファイバ)にブラッグ回折格子12が刻み込まれたもの(もしくは、埋め込まれたり、描かれたもの)から構成されている。ファイバ10は、外径が約125ミクロンであり、周知のように適したドーパントを含むシリカガラス(SiO)からなることによって、ファイバ10に沿って光14を伝搬させることが可能となっている。ブラッグ回折格子12は、周知のように、光導波路の有効屈折率および/または有効光学吸収係数の周期的もしくは非周期的なばらつきである。このような回折格子12は、グレン等に付与された「光ファイバ内部に回折格子を刻み込む方法」という名称の米国特許第4,725,110号および第4,807,950号、グレンに付与された「光ファイバ内部に非周期的回折格子を形成する方法および装置」という名称の米国特許第5,388,173号に開示されたものと同様なものである。これらの特許は、この点について開示しており、本発明の理解するために参照することができる。しかし、いかなるタイプの、波長同調が可能な回折格子もしくは反射素子がファイバ10内部に埋め込まれたり、エッチングされたり、描かれたり、もしくは他の方法で形成されたものも、所望により利用することができる。本願では、「回折格子」という用語は、これらの反射素子を全て示している。さらに、反射素子(つまり回折格子)12は、光の反射および/または透過を行うために利用することができる。
【0019】
所望により、光ファイバもしくは光導波路10の材料および寸法を別のものにすることも可能である。例えば、ファイバ10は、ガラス、シリカ、燐酸塩ガラス、もしくは他のガラスから形成することが可能であり、ガラスおよび合成樹脂から形成したり、合成樹脂のみから形成したり、もしくは、光ファイバを形成するのに用いられている他の材料から形成することも可能である。高温の用途では、ガラス材料からなる光ファイバが望ましい。さらに、光ファイバ10の外径を、80ミクロンもしくはこれ以外の大きさにすることもできる。さらに、光ファイバの代わりに、いかなる光導波路を用いることもできる。例えば、多モード(multi−mode)導波路、複屈折性(birefringent)導波路、偏光維持型(polarization maintainning)導波路、偏光(polarization)導波路、複数のコアを有する光導波路、複数のクラッディングを有する光導波路、平形導波路、プレーナ型光導波路(矩形形状の導波路)もしくは他の光導波路を利用することもできる。本願では、「ファイバ」という用語には、これらの光導波路が含まれる。
【0020】
光14は、回折格子12に入射し、ここで、反射波長λbを中心とする所定の光波長帯域を有するその一部がライン16に示されるように反射し、入射光14の残りの波長(所定の波長領域内にある)がライン18に示されるように透過する。
【0021】
回折格子12を内部に備えたファイバ10は、以下で管と称する弾性変形可能な圧力検出素子20(例えば、ガラス製の円筒状毛管)の少なくとも一部に収容され、かつ融接されている。管20は、外径d1が約2mmであり、長さL1が約12mmである。回折格子12の長さLgは、約5mmである。代わりの実施例として、回折格子の長さを大きくしたり、短い管を用いることなどによって、管20の長さL1を、回折格子12の長さLgとほぼ同じにすることも可能である。管20および回折格子12の寸法および長さを、別の大きさにすることも可能である。また、光ファイバ10および回折格子12を管20の中心部に融接する必要はなく、管20のどの部分に融接することもできる。また、管20の全長L1に亘ってファイバ10を溶融する必要はない。
【0022】
管20は、ガラス材料からなる。このようなガラス材料の例として、天然水晶、合成水晶、溶融シリカ、シリカ(SiO)、コーニング(Corning)社製のパイレックス(登録商標)(ホウ珪酸)、コーニング社製のバイコール(登録商標)(95%のシリカおよび5%の他の構成要素(例えば、酸化ホウ素)からなる)などが挙げられる。管の材料としては、管20の内径とファイバ10の外径との間に境界面が生じない(すなわち、管20の内径が、ファイバ10のクラッディングと識別され得ず、その一部となる)ように、管20(つまり、管20に設けられた孔の内径面)を光ファイバ10の外側表面(つまりクラッディング)に融接する(分子結合を形成する、すなわち共に溶融させる)ことができるものを利用すべきである。
【0023】
広い温度範囲に亘って管20の熱膨張をファイバ10と整合させるためには、管20の材料の熱膨張係数(CTE)をファイバ10の材料のCTEとほぼ整合させる必要がある。概して、ガラス材料は、溶融温度が低いほど、CTEは大きい。従って、シリカファイバ(溶融温度が高く、CTEが小さい)と、パイレックス(登録商標)やバイコール(登録商標)(溶融温度が低く、CTEが大きい)といった別のガラス材料からなる管と、を用いた場合には、広い温度範囲に亘って管20とファイバ10との間で熱膨張を整合させることができない。しかし、本願では、ファイバ10のCTEと管20のCTEとを整合させる必要はない(以下でより詳細に説明する)。
【0024】
ファイバ10に融接することができるものであれば、弾性変形可能な他の材料からなる管20を、ガラス材料からなる管20の代わりに用いることもできる。例えば、光ファイバが合成樹脂(plastic)からなる場合には、合成樹脂材料からなる管を用いることができる。
【0025】
管20の軸方向端部(ファイバ10が管20から出る部分)には、ファイバ10の歪みを開放するため、もしくは他の理由により、内側方向にテーパ状(つまりフレア状)とされることによりファイバ10から離された内側領域22を設けることができる。このような場合、管20とファイバ10との間の領域19に、歪み開放用充填材料(例えば、ポリイミド、シリコンなど)を充填することが可能である。さらに、他の部材(図示せず)と係合させるためのシート部(seat)を管20に設けるため、および/または管20に荷重がかかる角度(force angle)を調整するため、もしくは他の理由により、テーパ状の(つまり面取りされている、もしくは傾斜した)外側コーナ部(つまり端部)24を管20に設けることも可能である。面取りコーナ部24の角度は、所望の機能が得られるように決定される。さらに、管20の断面形状を、円形以外の形状(例えば、正方形、矩形、楕円形、クラムシェル形など)とすることも可能であり、側断面形状を方形以外の形状(例えば、円形、正方形、楕円形、クラムシェル形など)とすることもできる。
【0026】
外側リングつまりスリーブ29を、管20の内側テーパ状領域22の外径の周囲に配置することによって、軸方向荷重が管20に加えられた場合に、ポアッソン効果(以下で説明する)もしくは他の荷重の影響により、管20とファイバ10との接合部でファイバ10の亀裂が生じることを防止することができる。
【0027】
代わりの実施例として、内側テーパ状領域22を設ける代わりに、管の軸方向端部(ファイバ10が管20から出る部分)に、破線27により示されたような、外側にテーパ状(つまり、フルート状(fluted)、円錐状、ニップル状)とされた部分を設けることもできる。このようなテーパ状部分は、ファイバ10を中心に除々に小さくなる外形を有する(図12に関して以下で詳細に説明する)。このようなフルート状部分27が設けられることによって、ファイバ10がその長手方向軸に沿って引っ張られる場合の、ファイバ10と管20との間の境界部およびこの近傍の引張り強度が、増大する(例えば、6lbf以上となる)ことがわかっている。
【0028】
ファイバ10を管20よりも突出させる場合は、外側保護緩衝層21をファイバ10に設けることによって、ファイバ10の外側表面の損傷を防止することができる。このような緩衝層21は、ポリイミド、シリコン、テフロン(登録商標)(polytetraflouroethylene)、炭素、金、および/またはニッケルから形成することができ、その厚さは約25ミクロンである。緩衝層21の厚さおよび緩衝材料を、他のものにすることもできる。内側テーパ状領域22が設けられ、かつこれが十分大きい場合は、緩衝層21をこの領域22に挿入することによって、露出されたファイバから保護されたファイバに変えることができる。代わりの実施例として、この領域に外側テーパ状部分27を設ける場合は、管20からファイバが出る位置からこの緩衝層21が始まる。ファイバが出る位置から離間された位置からバッファが設けられる場合は、ファイバ10に、付加的な緩衝層(図示せず)を更に被覆することが可能である。このような付加的な緩衝層は、融接部分の外側における露出されたファイバを覆うことが可能であるとともに、緩衝層21および/または管20のテーパ状部分27もしくは端部に重ねることが可能なものである。
【0029】
ガラスに収容されたファイバ回折格子20は、それ自体で利用することも、圧力を測定するための大型構成の内部の部材として利用することも可能である。例えば、図1の実施例のガラス収容型回折格子管20は、それ自体で、直接に、圧力センサとして利用することが可能である(図9,10に関して以下で更に説明する)。このような場合、管20の直径、長さおよび材料によって、回折格子12の反射波長λ1が増大する方向にシフトするか小さくなる方向にシフトするかが決まるとともに、波長のシフト量が決まる。さらに、ボアッソン比(外部荷重により生じる、ロッドの長さ変化と直径変化との関係)、およびヤング率(すなわち、ロッドの軸方向の圧縮率をロッド長さの関数として表したもの)といった管20の材料特性によっても、波長シフトが決まる。
【0030】
特に、管20を圧力Pが加わる環境に置いた場合、軸方向圧力26および径方向圧力28が加わる。圧力Pとしては、流体の圧力(流体は、液体、気体もしくはこれらの混合物)を用いることができる。管20のポアッソン比およびヤング率(つまり軸方向の圧縮性)、およびこれら以外の材料特性に応じて、圧力が増加した場合に管20を軸方向に圧縮したり引張ることが可能である。管20がガラス材料もしくは金属材料(およびポアッソン比が小さい他の材料)からなる場合、管20の周囲で軸方向の圧力場が均一である状態では、圧力が上昇するに従って、L1が減少し、つまり軸方向に圧縮され(管20の長さL1および直径d1とは無関係に)、これによって、回折格子12の反射波長λ1が小さくなる。これに対して、軸方向圧力26が径方向圧力28よりも所定量だけ小さい場合は、管20が軸方向に伸長し、これによって、L1が増大して回折格子12の反射波長λ1が大きくなる。所定圧力P(単位面積当たりの荷重)に対する軸方向長さの変化量もまた、管20の軸方向の圧縮性によって決まる。特に、管20の材料の軸方向の圧縮性が大きいほど、管20の所定の初期長さに対する長さL1の変化量(ΔL1/L1)が大きくなる。さらに、温度が変化した場合、管20の長さが、周知の熱膨張係数(CTEつまりα)に基づいて変化する。
【0031】
管20に用いられる特定のガラス材料のポアッソン比、ヤング率、および熱膨張係数(CTE)として一般的に適した値が、以下の表1に示されている。
【0032】
【表1】
Figure 2004506869
【0033】
ブラッグ回折格子12は、毛管20がファイバ10および回折格子12の周囲に配置される前もしくはこの後に、ファイバ10内部に刻み込むことができる。
【0034】
1998年12月4日に出願された「管に収容されたブラッグ回折格子を形成する方法および装置」という名称の同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書CC−0130号)に開示されているように、管20を回折格子12の周囲に配置した後で回折格子12をファイバ10内部に刻み込む場合は、回折格子12を、管20を通してファイバ10内部に描くことができる。
【0035】
本願と同時に出願された「管に収容されたファイバ回折格子」という名称の同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書CC−0078A号)に開示されているように、ファイバ10を管20に収容するために、レーザ、フィラメント、火炎などによって、管20を加熱して潰し、回折格子12に融接することができる。この特許出願は、この点について開示している。他の技術を用いて、管20をファイバ10に融接することもできる。他の方法としては、ダック等に付与された「光ファイバを収容する方法」という名称の米国特許第5,745,626号、および/またはベーキーに付与された「一体型の精密な連結ウェルを備えたファイバカプラを形成する方法」という名称の米国特許第4,915,467号に開示されているものが挙げられる。これらは、この点について開示しており、本発明もしくは他の技術を理解するために参照することができる。代わりの実施例として、シリカはんだ(粉末もしくは固体)などの高温用ガラスはんだを用いて、ファイバ10、管20およびこのようなはんだを互いに融接させたり、レーザー溶接/レーザー融接を用いたり、他の融接技術を利用することなどによっても、ファイバ10を管20に融接することもできる。また、ファイバは、管内部に融接したり、その一部のみを管内部に融接したり、もしくは管の外側表面に融接することが可能である(図24に関して以下で説明する)。
【0036】
本願に開示された全ての実施例において、回折格子12に初期歪み(圧縮もしくは引張り)が加えられた状態でこれを管20に収容することが可能であり、もしくは初期歪みが加えられていない状態でこれを収容することもできる。例えば、パイレックス(登録商標)、もしくはファイバ10よりも熱膨張係数が大きい他のガラスが管20に用いられる場合は、管20が加熱されてファイバに融接され、続いて冷却される際に、管20によって回折格子12が圧縮される。代わりの実施例として、加熱工程中および融接工程中に回折格子に引張力を加えることによって、引張力が加わった状態でファイバ回折格子12を管20に収容することもできる。このような場合、管20が圧縮された状態で、回折格子12に加わっている引張力が減少する。さらに、ファイバ回折格子12を管20に収容することによって、外部荷重が管20に加えられていない状態では、回折格子12に引張力および圧縮力のいずれも加わることがなくなる。
【0037】
上述した同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書CC−0078号)に開示されているように、ファイバ10が管20に取り付けられるフルート状部分27は、様々な方法で形成することができる。例えば、管20を加熱し、かつ/または管20および/またはファイバ10を引っ張ることによって、端部にフルート状部分27を形成することができる。代わりの実施例として、フルート状端部27は、別のガラス成形技術(例えば、研磨、エッチング、グラインディングなど)を用いて形成することができる。他の技術を用いて部分27を形成することも可能である。
【0038】
さらに、上述した同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書CC−0078号)に開示されているように、内側領域22は、多数の技術により形成することができる。例えば、この領域22において管20をファイバ10に融接せずに、つまり管20の内径よりも大きい領域22を形成するために、管20の所望の領域を加熱して膨張させ、内部圧力を管20に加えることによって、形成することができる。
【0039】
図2を参照すると、代わりの実施例として、毛管20の形状を変えることによって、感度を増大させることが可能であることがわかっている。特に、管20の形状を、細い中心部30および拡大外側部分32(つまりピストン)を有する「ドッグボーン」形状とすることができる。細い部分30は、外径d2が約2mmであり、長さL2が約9.5mmである。拡大部分32は、それぞれ、外径d3が約4mmであり、長さL3が約6.35mmである。座屈を防止することができる大きさであれば、これらの部分30,32の長さL1,L3を別の値にすることもできる。例えば、長さL3を、6.36mmよりもはるかに大きく(例えば、25.4mmより大きく)したり、もしくは6.36mmよりもはるかに小さくすることも可能である。管20の軸方向端面と細い部分30の軸方向端面の断面積(πd)の比率によって、荷重/面積の利得が4となる。
【0040】
さらに、管20の部分32の端部には、上述したような、内側テーパ状部分22もしくは外側テーパ状部分27を設けることができる。さらに、部分32には、上述したようなテーパ状の(つまり面取りされた)外側コーナ部24を設けることができる。拡大部分32の内側移行領域33は、鋭利な垂直端部もしくは傾斜した端部として形成することが可能であり、もしくは、破線39で示されているように湾曲させることもできる。湾曲形状39の場合は、鋭利な端部つまりコーナ部よりも、立ち上がり部分に加わる応力が小さいため、破損する可能性が低い。
【0041】
また、ドッグボーン形状は、対称形状とする必要はない。例えば、所望により、2つの部分32のL3をそれぞれ異なる大きさにすることができる。代わりの実施例として、片側だけをドッグボーン形状とすることも可能である。すなわち、拡大部分32を2つ設ける代わりに、細い部分30の一方の側部にのみ拡大部分32を設け、他方の側部を直線状端部37とすることができる。この直線状端部37には、上述したような面取りコーナ部24を設けることができる。このような場合、このドッグボーン形状は、T字を横にしたような形状となる。歪みの感度を改善したり、管20に荷重がかかる角度(force angle)を調整したり、もしくは他の所望の特性を得ることができるものであれば、ドッグボーン形状の代わりに、他の形状を用いることも可能である。
【0042】
拡大部分32の直径d3と細い部分30の直径d2とがこのように異なることによって、歪みが増幅されるため、荷重に対する回折格子の波長シフトの感度(つまりゲインもしくは目盛係数)が増大することがわかっている。さらに、本願に記載されたドッグボーンの寸法は、所望の感度が得られるように拡大縮小することが容易である。
【0043】
歪みの感度を改善したり、管20に荷重がかかる角度(force angle)を調整したり、もしくは他の所望の特性を得ることができるものであれば、所望により、ドッグボーン形状の代わりに、他の形状を用いることも可能である。
【0044】
このようなドッグボーン形状による感度の増大は、寸法d3と寸法d2との差によって歪みが増幅されることに起因する。ドッグボーン形状の感度を最適化するためには、内側移行部分33に加わるそれぞれ反対方向の軸方向荷重35から拡大部分32を隔離し、かつ細い部分30を径方向荷重37から隔離する必要がある。このことは、以下で説明するように、円筒状部材、膜、壁部もしくは他の境界部によりドッグボーン形状を包囲することによって達成できる。細い部分30に径方向荷重が加わった場合、ポアッソン効果によって、軸方向荷重により生じるシフトが小さくなるため、センサの感度が劣化する。
【0045】
ドッグボーン形状は、管20の中央部をエッチング、グラインディング、もしくは研磨して細い直径d2を設けることによって、形成することができる。化学的エッチング(例えば、フッ化水素酸によるエッチングや他の化学的エッチング)、レーザーエッチング、もしくはレーザにより促進された化学的エッチングを利用した場合、グラインディングや研磨のように直接に荷重を加えることなく、外径が小さな領域30を形成することができる。他の技術を用いて外径が小さな部分30を形成することも可能である。表面の不純物を取り除くため、強度を増大させるため、もしくは他の理由により、管20をドッグボーン形状(もしくは他の形状)とした後で、管20の表面に火仕上げ(fire polish)を行うことも可能である。
【0046】
図3に示されているように、代わりの実施例として、ドッグボーン形状を、複数の部材から形成することも可能である。例えば、図1のガラス収容型回折格子20と同様な中央部材40を、2つの端部部材42(図2の拡大部分32と同様なもの)によって包囲することによって、形成することができる。端部部材42を、ファイバ10上で滑らせて、中央部材40に押し付けることが可能となっている。中央部材40を2つの端部部材42に嵌合させたり、挿入することが可能であり(図3に示されているように)、もしくは端部部材42と面一に接触させることも可能である。
【0047】
図4に示されているように、ドッグボーン形状をセンサ48として利用するための1つの方法は、外側円筒状部材つまり外側管50によりドッグボーンを包囲するものである。円筒状部材50によって、圧力Pに起因して径方向荷重37が中央の細い部分30に直接に加わることがなくなるとともに、それぞれ反対方向の軸方向荷重35が拡大部分32に加わることがなくなる。円筒状部材50の材料および特性によって、所望の用途のために評価および選択すべき装置に、荷重(軸方向および/または径方向)がさらに加わるようにすることも可能である。円筒状部材50は、部分32と同じ材料(例えば、ガラス)から形成することが可能であり、もしくは他の材料(例えば、金属)から形成することも可能である。部分32および円筒状部材50を両方ともガラス材料から形成する場合、管20をファイバ10に融接する場合と同様な方法で、円筒状部材50を部分32に融接することができる。代わりの実施例として、はんだ、溶接、溶融、接着剤、エポキシもしくは他の適した取付技術によって、円筒状部材50を管20の拡大部分32の外径に取り付けることも可能である。円筒状部材50は、管20の細い部分30との間に気密的にシールされた隔室(つまり空隙)34を形成する。線26により示されているように圧力Pが加えられた場合、径方向圧力28によって円筒状部材50が隔室34内部に向かって径方向に歪曲し、かつ軸方向圧力26が部分32および円筒50の軸方向端面に作用する。これによって、部分30,32および円筒50が軸方向に圧縮される。部材30,32,50の軸方向への圧縮量および径方向への歪曲量は、これらの材料特性および寸法に依存する。また、上述したように、ドッグボーン形状の管20は、1つもしくは複数の部材から形成することが可能である。
【0048】
代わりの実施例として、外側円筒状部材50を、直線状の円筒形状以外の形状とすることも可能であり、さらに、外側円筒状部材50のコンプライアンスおよび弾性が変化するような形状とすることも可能である。例えば、外側円筒状部材50を、破線で示されたような波形(つまりベローズ形)としたり、もしくは、破線47,51でそれぞれ示されたように内側もしくは外側に湾曲させたり、または、他の形状とすることも可能である。ベローズ形状とした場合は、円筒状部材の径方向の破壊強度および破壊圧力(maximum radial break strength pressure)が減少することなく、軸方向のコンプライアンスが増大する。
【0049】
図26に示されているように、代わりの実施例として、管20の内側移行領域33から離間した位置および/または軸方向端部46の近傍で、外側管50を管20に融接することも可能である。このような場合、円筒状部材50の内径とドッグボーンの拡大部分32(つまりピストン)の外径との間にギャップg2が生じる。また、外側管50の厚さT2は、約0.5mmである。さらに、ドッグボーンの細い部分30の長さL2は約7.0mmであり、管50とピストン32とが融接される部分の間の長さ(2*L3+L2)が約3.56cmであり、部分30,32の直径d2,d3の直径が、それぞれ、約1.0mmおよび3.0mmである。このような形状がガラス材料(溶融シリカや天然水晶)から形成される場合、センサ48の、圧力に対する回折格子の波長シフトの感度つまり比率が約0.5ピコメートル/psiつまり2.0psi/pmとなり、このようなセンサ48は、長時間動作用の0〜5000psiの動作範囲のセンサとして利用することができる。上述した寸法を有する図26の構造が、15kpsiまでの外部圧力に耐え得ることがわかっている。
【0050】
動作範囲が0〜15000psiであるセンサ(感度が0.3846pm/psiつまり2.6psi/pm)を形成するためには、寸法を以下のようにする。壁部の厚さt1を約1mm、直径d2を約1.12mm、外径d9を約6mm、長さL2を約7.4mm、長さ(2*L3+L2)を約49mmとし、全長L1を約59mmとする。このような15Kpsiセンサは、破壊圧力が約45Kpsiより大きいことがわかっている。所望により、所定の寸法に対して動作範囲を別のものにすることも可能である。
【0051】
代わりの実施例として、軸方向に延びた部分44として示されているように、ピストン32を、外側管50の端部よりも長く軸方向に延ばすことも可能である。このような場合、用途に応じて、領域44を、軸方向に対称とすることも非対称とすることも可能である。一方の端部のみを有する15Kpsiセンサを形成するためには、部分44の長さL20を約20mmとする。さらに、軸方向に延びた部分36(図8に関して以下でまた説明する)を、一方もしくは両方の軸方向端部に設けることができる。軸方向に延びた部分36の長さL21は、設計基準に基づいて、所望の大きさ(例えば12mm)にすることが可能である。これ以外の長さにすることも可能である。
【0052】
代わりの実施例として、片側ドッグボーンに関して上述したように、ドッグボーンのピストン32の長さをそれぞれ異なる大きさにすることも可能であり、もしくは、2つのピストンの長さ(2*L3)を有するピストン32を1つだけ管/回折格子30の片側に設け、他方の側には端部キャップ46を備えることも可能である。後者の場合、1つのピストン32の長さが増大されるため、その圧縮量がより大きくなる。また、センサが貫通型でない場合(つまり一方の端部のみを有する場合)は、破線59で示されているように、一方の端部をある角度で切断することによって(例えば12度)、垂直方向からの光学的な後方反射を減少させることができる。この角度をこれ以外の大きさにすることも可能である。
【0053】
さらに、このような構成の場合、全長L1(すなわち、ピストン32および外側管50の長さL3)を変えることにより感度を調節することができる。特に、(ピストン32および管50の所定長さを有する場合に)、圧力変化に起因する、長さL1の変化量ΔLの大部分ΔL’が、回折格子12が存在する細い部分30の長さL2で生じる(残りの変化分は、拡大ピストン32で生じる)。従って、ピストン32および管50の長さを増大させると、同じ圧力変化に対して管50がより大きく圧縮されるか歪曲される(すなわち、ΔLが大きくなる)(所定の荷重に対する圧縮量が、長さとともに増減されるため)。このようなΔLの増大は、この長さL2全体に亘って生じるため、感度ΔL/L2が増大する(図7に関して以下で詳細に説明する)。
【0054】
所望により、ギャップg2、厚さT2、長さL1,L2,L3および直径d2,d3を、設計仕様および用途に応じて、他の値にすることも可能である。例えば、感度(pm/psi)を増大させるためには、様々な方法がある。この方法の例として、壁部の厚さT2を減少させたり(かつ必要な最大外部圧力に耐え得るようにする)、ギャップg2を増大させたり、外側管50とピストン32とが融接される位置の間の全長L1を増大させたり(例えば、管50の長さおよびピストンの長さL3を増大させたり)、ドッグボーンの細い部分の直径d2を減少させたり、もしくはドッグボーンの拡大部分32(つまりピストン)の直径d3を増大させることなどが挙げられる。特に、約0.6ピコメートル/psiの感度を得るためには、全長L1を約3.56cm(1.4インチ)から約5.08cm(2.0インチ)まで増大させる。
【0055】
また、このような場合、隔室34はI字型(つまり回転されたH字型)隔室とされる。さらに、外側管50が内側管20に融接される部分の近傍に隆起部52を設けることも可能である。
【0056】
図5に示されているように、本発明の代わりの実施例として、圧力ポート62および内側隔室64を備えたハウジング60を利用することもできる。圧力ボート62によって隔室64内部が圧力P1に設定される。ファイバ10が、気密貫通接続部67を介してハウジング60の前方壁部(つまり端部キャップ)66を貫通しており、かつ気密貫通接続部69を介してハウジング60の後方壁部(つまり端部キャップ)68を通して外部に出されている。ベローズ70が、隔室64内部に配置されており、その一端がハウジング後方壁部68に連結され、その他端がベローズ板72に連結されている。管20は、ベローズ70内部で、軸方向に自由に移動し得るベローズ板62とハウジング後方壁部68との間に配置されている。ファイバ10の、ベローズ70外部にある部分73に撓みを設けることによって、ファイバ10のこの部分73に張力が加わることなく、ベローズ70の圧縮とともにファイバ10が撓むようにすることも可能である。このような撓みは、湾曲させたり、らせん状に巻き付けたり、もしくはファイバの応力を開放するための他の技術を用いることにより設けることができる。板72および壁部68によって、軸方向荷重が、ベローズ70間の回折格子/管20に加わる。ベローズ隔室74内部の圧力P2は、絶対値センサの場合は0psiとするが、大気圧(例えば、14.7psiつまり1atm)もしくは別の一定圧力にすることも可能である。デルタP(delta−P)圧力センサが望まれる場合は、圧力ポート76を設けることによって、ベローズ隔室74内部を第2の圧力P2に設定することが可能である。管20の軸方向端部は、図5に示されているように板72および壁部68の内部に挿入するか、もしくは板72および/または壁部68と面一にすることが可能である。
【0057】
圧力P1がベローズ70外部で増大すると、ベローズ70が短くなり、つまり圧縮され(かつ板72が右方に移動し)、これによって、管20および回折格子12が圧縮されることによって、回折格子12の反射波長λ1が小さくなる。ベローズ70のばね定数は、管20のばね定数よりも小さく、かつ圧力が加えられた状態で破壊しないほど大きくなるように選択される。このようにすることによって、大きなソース圧力を管20に加えた場合にクリープにより生じる誤差が減少する。所望により、管20の形状を、ドッグボーン形状、もしくは本願に記載されている他の形状とすることも可能である。代わりの実施例として、圧力P2をP1よりも所定量だけ大きくする場合、管20(およびベローズ70)は軸方向に膨張し、これによって回折格子12の反射波長が大きくなる。
【0058】
図6に示されているように、本発明の代わりの実施例として、2つの収容型回折格子をプッシュ/プル構成に用いることも可能である。特に、この構成は、図5に示された構成に第2の回折格子80を加えたものとほぼ同じである。第2の回折格子80は、第1の管20と同様な第2の管82に収容されているとともに、第2の反射波長λ2を有している。回折格子を収容した管82は、板62とハウジング60の前方壁部66との間に配置されている。このような設計では、加えられる圧力P1が「零」の場合、ベローズ70のばねの力により歪みが第2の回折格子80全体に加わるが、第1の回折格子12には、歪みが加わらないまま維持される(もしくは小さな歪みが加わる)。圧力P1が上昇すると、ベローズ70が圧縮されることによって、第2の回折格子80に加わっていた歪みが開放されるとともに、第1の回折格子12が圧縮される。所望により、これ以外のプッシュプル式歪み状態およびプッシュプル構成を回折格子12,80に利用することも可能である。代わりの実施例として、圧力P2をP1よりも所定量だけ大きくする場合は、管20(およびベローズ70)が軸方向に膨張して、回折格子12の反射波長が大きくなる。
【0059】
このような構成では、圧力が変化した場合に、2つの回折格子の波長λ1,λ2がそれぞれ反対方向にシフトするため、2つの回折格子12,80の反射波長λ1,λ2の差を測定することによって圧力を決定することができる。従って、所定の波長シフト量(Δλ)を得るために必要な荷重は、1つの回折格子変換器に要する荷重の半分である。すなわち、所定の荷重に対して、波長シフト量は、1つの回折格子変換器の場合の2倍である。また、温度が変化した場合は、2つの回折格子波長λ1,λ2は、同一方向にシフトする。従って、2つの反射波長λ1,λ2の平均値のシフト量を測定することによって温度を検出することが可能であり、これによって、温度を補償することができる。また、クリープが発生する場合は、クリープによる最大誤差を決定することができる。特に、所定の温度および圧力に対してクリープが発生しない場合は、これらの2つの回折格子の反射波長の平均値が同じ値で維持される。
【0060】
図7に示されているように、本発明の他の実施例として、円筒状ハウジング90を用いることも可能である。円筒状ハウジング90は、外側円筒状壁部(つまり外側管)98、2つの端部キャップ95、および2つの内側円筒状部材(つまりピストン)92を備えており、これらの一端が、それぞれ、一方の端部キャップ95に連結されている。管20(回折格子12を内部に収容している)は、2つのピストンの他端に接触し、かつこれらの間に配置されている。所望により、ハウジング90の部材98,95,92の断面および/または側断面を、別の形状にすることも可能である。端部キャップ95は、独立した部材とすることも、ピストン92および/または外側円筒98と連続した部材とすることも可能である。圧力P(26,28)は、ハウジング90の外側壁部98,95に加えられる。ピストン92は、直径d8を有する孔94を備えており、ファイバ10がこれに通されている。ハウジング90の端部キャップ95にテーパ状領域96を設けることによって、上述したような応力開放部を設けることも可能である。さらに、端部キャップ95は、ファイバ10を外部に出すための貫通接続部106を備えているが、この貫通接続部106を、気密的にシールされた貫通接続部とすることができる。いかなる周知の光ファイバ用気密貫通接続部も、貫通接続部106として利用できる。例えば、ファイバ10に金属メッキを施してこれを貫通接続部106に溶接することが可能である。管20と貫通接続部106との間で、上述したような外部保護緩衝層21をファイバ10に施すことによって、ファイバ10の外側表面の損傷を防止することもできる。さらに、ファイバ10を更に保護するよう機能し、かつ/または熱伝導性であり、もしくは別の機能を有する液体材料もしくは固体材料(例えばシリコンゲル)を、ファイバ10と孔94の内径との間の領域88に充填することも可能である。充填される材料が熱伝導性である場合は、温度回折格子250(以下で説明する)によって圧力回折格子12の温度変化を迅速に検出することが可能となる。
【0061】
壁部98の内径と管20の外径との間は、I字型(もしくは回転されたH字型)の隔室100となっている。さらに、ピストン92の熱膨張に適合させるため、もしくは他の理由により、ピストン92内部に中空領域99を設けることによって、管20とハウジング90の端部106との間におけるファイバ10に幾つかの撓みもしくはサービスループ(service loop)101を設けることも可能である。ピストン92、外側円筒状壁部98、端部キャップ95、および管20は、同じ材料から形成することも、異なる材料から形成することも可能である。さらに、これらのピストン92の長さをそれぞれ異なる大きさとすることも可能であり、もしくは、2つのピストン92の長さを有するピストンを1つだけ管20の一方の側部に配置し、他方の側部には端部キャップ95を備えることも可能である。後者の場合、1つのピストン92の長さが増大するため、その圧縮量がより大きくなる。
【0062】
ハウジング90の利用可能な寸法の例を以下に挙げる。他の寸法を用いることも可能である。管20は、外径d2が約2mm(0.07インチ)であり、長さL1が約12.5mm(0.5インチ)である。各ピストン92は、外径d5が約19.1mm(0.75インチ)であり、長さL5が約6.25cm(2.5インチ)である。ピストン92の孔94の直径は、約1mm(1000ミクロン)であり、ハウジング90の全長L4は、約12.7cm(5インチ)である。外側壁部98の厚さt1は、約1.0mm(0.04インチ)であり、外側壁部98の内径とピストン92の外径との間のギャップg1は、約1.52mm(0.06インチ)である。壁部98の材料および厚さは、ハウジング90に加えられる外部圧力Pに耐え得るものとしなければならない。
【0063】
特定の圧力P(つまり単位面積当たりの外部荷重)によって所望の歪みが毛管20に生じるように、壁部98およびピストン92の寸法、材料および材料特性(例えば、ポアッソン比、ヤング率、熱膨張係数および他の周知の特性)を、選択することができる。反射波長を設定する際の分解能および設定範囲は、これらのパラメータを制御することによって、決定することができる。例えば、全長L4を増大させると、感度ΔL/Lが増大する。
【0064】
具体的には、圧力Pが増大すると、外側壁部98が圧縮および/または歪曲することによって、ハウジング90の軸方向長さL4が所定量ΔLだけ減少する。この場合、管が圧縮されるため、軸方向長さの全変化量のうちの所定部分ΔL’が、管20に現れる。管20が圧縮されることによって、回折格子12のブラッグ反射波長λ1が所定量だけ小さくなり、これによって、圧力Pを示す波長シフトが生じる。ピストン92のばね定数がガラス管20よりも大きい場合は、所定の荷重に対する管20の圧縮量は、ピストン92の圧縮量よりも大きくなる。さらに、所定の外部荷重が加えられる場合、この外部荷重のうちの所定量の荷重が外側壁部98に加わり、残りの荷重は管20に加わる。
【0065】
ハウジング90は、強度が大きく、ポアッソン比が小さく、かつヤング率が小さい材料(例えば、チタン)から形成することができる。例えば、壁部98、ピストンおよび端部キャップ95が、全てチタンからなり、かつ上述した寸法を有する場合、2200lbfの外部荷重が加えられた状態では、2000lbfの荷重が外側壁部98に加わり(つまり外側壁部98を圧縮し、かつ/または歪曲させ)、200lbfの荷重が管20に加わる。円筒状壁部98は、外部圧力が増大した場合に圧縮もしくは歪曲するダイアフラム(diaphram)もしくはベローズのように機能する。ハウジング90の部材92,98,95の幾つかもしくは全てを、他の金属や金属合金から形成することも可能である。例えば、ステンレス鋼、チタン、ニッケルベース合金(例えば、様々な量のニッケル、炭素、クロム、鉄、モリブデンおよびチタン(例えば、インコネル625)を含有するインコネル(登録商標)、インコロイ(登録商標)、ニモニック(登録商標))、もしくは、他の高強度、耐腐食性、耐熱性の金属もしくは合金から形成することができる。管20を圧縮するのに十分な強度を有するものであれば、他の材料を利用することも可能である。インコネル、インコロイおよびニモニックは、インコアロイインターナショナル(Inco Alloys International Inc.)社の登録商標である。所望により、用途に応じて、他の特性を有する他の材料を利用することも可能である。
【0066】
一般的に適した値として、チタンのポアッソン比、ヤング率および熱膨張係数(CTE)が、以下の表2に示されている。
【0067】
【表2】
Figure 2004506869
【0068】
代わりの実施例として、ハウジング90の部材92,95,98の1つもしくは複数を、ガラス材料から形成することが可能である。このような場合、所望により、表1に示された1種類もしくは複数の種類のガラス材料および特性を、用途および設計上の要求に応じて、利用することができる。
【0069】
管20は、図2,3に関して上述されたドッグボーン形状とすることができる。また、センサハウジング90を、横方向に分割された2つの半分の部材とし、図示されているように取付部104で組み立てることも可能である。代わりの実施例として、ハウジング90を長手方向に分割することも可能である。さらに、スペーサつまりディスク97を備えることによって、組み立て、整列および/または管20への初期歪みの印加を容易とすることも可能である。所望により、他の組み立て技術を用いることも可能である。
【0070】
さらに、管20の軸方向端面および/またはピストン92のシートに、応力を減少させたり、管20とピストン92のシート面との係合状態を改善する材料のめっきを施すことができる。
【0071】
デルタPセンサを形成する場合は、圧力ポート102を一方もしくは両方のピストン92に設け、内側I字型隔室100内部を第2の圧力P2に設定することができる。
【0072】
図7の構成の場合は、ベローズが必要とならないため、ベローズを用いた設計よりも、製造が容易であり、かつ製造コストが低い。さらに、このような構成は、厳しい環境に耐え得る頑強なものである。
【0073】
図8に示されているように、代わりの実施例として、ファイバ10と管20との間の境界部でファイバ10に加わる歪みを減少させるために、ファイバ10に沿って軸方向に延びた部分36を管20に設けることも可能である。このような部分36は、拡大部分32においてピストン92(もしくは、上述したような他の端部部材)により圧力(つまり荷重)が加えられる領域の軸方向外側の位置に取り付けられる。図26に関して上述したように、この部分の軸方向長さは、用途に応じて決定することができる。さらに、部分36は、軸方向に対称とする必要はなく、さらに、管20の両側の軸方向端部に設ける必要もない。上述したように、部分32におけるファイバと管20との境界部に、内側テーパ状部分22もしくは外側フルート状部分27を設けることも可能である。代わりの実施例として、部分36の一部を階段状部分39とすることもできる。このような場合、破線38で示されているように、階段状部分39の範囲内もしくはこの近傍に領域22を設けることができる。領域106には、空気、接着剤もしくは充填材を充填することが可能である。さらに、ドッグボーン形状とする代わりに、上述され、かつ破線107で示されているように、管20を直線状の一定の断面形状を有するものとすることも可能である。さらに、破線109で示されているように、ピストン92を通る孔108の直径を、その全長に亘って、もしくはその一部で、大きくすることも可能である。
【0074】
図12に示すように、複数の同心状管をともに融接することによって、本発明の管20を形成することができる。例えば、外径d4が約0.5mm(0.02インチ)である細い内側毛管180を、上述した直径d1を有する太い外側毛管182の内部に配置して、これらの管180,182を互いに融接することができる。細い管180の一端もしくは両端を、除々に細くしてファイバ10に融接することによって、フルート状部分27を構成することができる。所望により、内側管80および外側管182の直径d1,d4を他の大きさにすることもできる。さらに、3つ以上の同心状の毛管を利用することもできる。これらの管の材料を同じものにすることによって、広い温度範囲に亘って熱膨張の不整合を抑制することができる。外側管182の形状を、破線184で示されているようなドッグボーン形状、もしくはこれ以外の上述したような形状とすることもできる。代わりの実施例として、破線186で示されているように、2つの独立した管188,190を、回折格子12の両側の軸方向側部で内側管180に融接することによって、ドッグボーン形状を形成することができる。
【0075】
図13および図14に示されているように、代わりの実施例として、回折格子12の両側の軸方向端部において、回折格子12に隣接した位置、もしくは回折格子12から所定距離L10だけ離間した位置で、管20をファイバ10に融接することができる。L10は、所望の長さにすることが可能であり、回折格子12の端部に一致させる(L10=0)こともできる。特に、管20の領域200はファイバ10に融接するが、回折格子12を取り囲んでいる中央部202はファイバ10に融接しない。回折格子12の周囲の領域202には、大気を封入したり、もしくは真空状態(もしくは他の圧力)にすることが可能である。また、接着剤(例えばエポキシ)、他の充填材料(例えばポリマやシリコン)もしくは他の材料により、その一部もしくは全体を充填することも可能である。管20の内径d6は、光ファイバ10の直径よりも約0.01〜10ミクロンだけ大きい(例えば、125.01〜135ミクロンである)。内径を他の大きさにすることもできるが、管20が軸方向に圧縮された場合にファイバの座屈(buckling)が生じないように、内径d6をファイバ10の外径に可能な限り近づけることによって、融接点の間における回折格子12およびファイバ10の径方向の移動を制限する必要がある。さらに、回折格子12の両側において、距離L10は対称とする必要はない。
【0076】
図7に示されているように、代わりの実施例として、2つの独立した管210,212を回折格子12の両側で融接した後に、外側管214を管210,212に亘って融接することによっても、同様な結果が得られる。代わりの実施例として、破線216に示されているように、管210,212を外側管214の端部よりも突出させることもできる。代わりの実施例として、管20を、管212,214と同様な形状を有する単一部材として形成することもできる。
【0077】
図7,8,15,17,19を参照する。周知のように、回折格子12の反射波長は、温度とともに変化する(Δλ/ΔT)。また、管20とファイバ10との間の温度特性の不整合により、回折格子12に加わる歪みが、広い温度範囲に亘って変化する可能性がある。さらに、ハウジング90の膨張収縮により、管20に加わる荷重が広い温度範囲に亘って変化する可能性がある。このような場合、温度回折格子250を別個に用いて温度を測定することによって、温度に起因する、圧力回折格子12の反射波長λ1のシフトを較正することができる。温度回折格子250の反射波長λ3は、圧力回折格子12の反射波長とは異なっており、これが、温度とともに変化するが、圧力Pの変化によっては変化しないようにする。このことは、温度回折格子250を、圧力回折格子12と熱的に近接させるとともに、管20の圧力−歪み領域の外部に配置するか、もしくは測定される圧力から隔離して配置することによって可能となる。具体的には、温度回折格子250は、ファイバ10の、管と貫通接続部106との間の部分に配置することができる。代わりの実施例として、図8に示されているように、ピストン92によって圧縮される領域の外側で、ファイバ10の、ガラス製管20の軸方向突出部27,36,251に収容および融接されている部分に、温度回折格子250を配置することも可能である。代わりの実施例として、温度回折格子250を、センサハウジング90の近傍もしくはこの内部に配置された別個の光ファイバ(図示せず)に設けることも可能であり、さらに、ファイバ10と光学的に結合することも、ファイバ10から分離させることも可能である。代わりの実施例として、温度回折格子250を、別個の管の内部に配置された歪み隔離型温度センサとすることも可能である。このような温度センサの例として、本願と同時に出願され、本出願人が所有する「歪み隔離型ファイバ回折格子温度センサ」という名称の同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書CC−0128B)号に開示されているものが挙げられる。さらに、本願に示されているどの実施例においても、温度回折格子250に予め初期歪み(圧縮もしくは引張り)を加えた状態でこれを管20に収容することが可能であり、もしくは初期歪みを加えずにこれを収容することもできる。
【0078】
図28に示されているように、代わりの実施例として、温度回折格子250を延びた部分251に配置して第2の外側管400に収容することによって、圧力隔離型温度センサを構成することができる。このような構成は、「圧力隔離型ファイバ回折格子温度センサ」という名称の同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書CC−0146)号に開示されており、この点について参照することができる。特に、第2の管400は、部分251と、端部キャップ管402の外径と、に融接される。管402は、管20と同じ材料から形成することができる。ファイバ10は、端部管402を貫通しているとともに、管20に融接される場合と同様な方法でこれに融接されている。シールされた隔室406が、部分251と、端部管402と、外側管400と、の間に存在する。さらに、幾つかの撓み部分404がファイバ10に設けられていることによって、隔室406が膨張し得るようになっている。外部圧力が変化した場合、外側管400が圧縮もしくは歪曲することによって、端部キャップ402および/または部分251が互いに近づき、ファイバ10が隔室406内部で湾曲する。しかし、温度回折格子250が存在する部分251は、圧力変化の影響を受けない。従って、温度回折格子250の反射波長は、温度変化によっては変化しない。さらに、外側管50および第2の外側管400を1つの管とし、これを内側管20,402に融接することも可能である。圧力隔離型温度センサの他の実施例および構成を用いることも可能である。例えば、上述した特許出願(シドラ明細書CC−0146)号に開示されたものを用いることができる。さらに、非貫通型センサを構成する場合は、ファイバ10を隔室406および端部キャップ402に貫通させる代わりに、ファイバ10を部分251内部における温度回折格子250の左側まで延ばす。また、端部キャップ402を用いる代わりに、管400自体をつぶして隔室406を構成することも可能である。
【0079】
図29に示されているように、代わりの実施例として、温度回折格子250を、圧力が隔離されていない領域、例えばドッグボーン形状の拡大領域32、に配置することも可能である。このような場合、回折格子12,250は、両方とも、圧力変化および温度変化の影響を受けるが、回折格子12,250の圧力−波長シフトの感度はそれぞれ異なる。従って、圧力および温度を、解析的に検出することができる。代わりの実施例として、両方の回折格子12,250の、温度に起因した波長変化が同じ(もしくは予想可能)であり、かつ、これらの回折格子12,250の、圧力による波長変化がそれぞれ異なる場合は、温度が補償された状態で圧力を解析的に(例えば、これらの2つの波長を減算することによって)測定することができる。代わりの実施例として、温度回折格子450を、外側管50が内側管20に融接される領域に配置したり、温度回折格子452を、軸方向に延びた部分251に配置することも可能である。これらの領域では、、圧力変化に対する温度回折格子450,452の感度が、温度回折格子250よりも低くなるため、温度補償の精度を向上させることができる。
【0080】
代わりの実施例として、ファイバ回折格子を用いて圧力回折格子12の温度を測定する代わりに、他の技術によって圧力回折格子12の温度を測定することも可能である。例えば、電子式手段、熱電対、光学的手段を利用することができる。
【0081】
図7を再び参照すると、広い温度範囲に亘って管10の圧縮の変化が最小となるように、ハウジング90を設計することが可能となっている。特に、壁部98およびピストン92が同じ材料(例えばチタン)から形成され、管20が、CTEが小さい異なる材料(例えばガラス)から形成されている場合、温度が上昇するに従って、ピストン92の長さは外側壁部98と同様に増大するが、ピストン92の端部間の領域86の長さは同様には増大しない(CTEの不整合が生じる)。結果として、温度が上昇するに従って、管20に加わる荷重が減少する。代わりの実施例として、一方もしくは両方のピストン92の部分23を、部分86の膨張量を補うことができるようなCTEを有する材料から形成することによって、広い温度範囲に亘って実質的に一定の荷重が管20に加わるようにすることも可能である。代わりの実施例として、外側壁部98を、管20に加わる荷重を広い温度範囲に亘ってほぼ一定となるようなCTEを有する材料から形成したり、もしくは広い温度範囲に亘って所定量の荷重変化を補償することも可能である。
【0082】
図15に示されているように、代わりの実施例として、毛管20の形状を、一方の軸方向端部251が他方の軸方向端部よりも長く延びたものとすることも可能である。このような場合、温度補償回折格子250を、ファイバ10において長い軸方向端部251内にある部分に配置することができる。図15の管20の寸法の例を以下に挙げるが、別の寸法を用いることもできる。具体的には、L6が約1.05インチ、L7が約0.459インチ、L8が約0.5インチ、L9が約0.09インチ、d7が約0.032インチである。長い軸方向端部251は、部分251を位置253で部分32に融接する(ファイバ10を管20に収容する前もしくは後に)か、もしくはドッグボーン形状もしくは他の形状の管20を形成するための上述した方法によって、形成することができる。代わりの実施例として、図15に示された、部分251を有する管20を、2つの管を用いて形成することが可能である。つまり、長さL6を有するとともにドッグボーンの部分30,32を通して滑動される内側管(破線258により示されている)と、図12に関して説明されるものと同様な、これらの部分30,32に融接されている管と、を用いて形成することができる。
【0083】
図17に示されているように、ファイバ10において温度回折格子250が存在する部分では長い軸方向端部251を潰して融接するが、部分251の端部近傍にある部分ではこれを潰さないようにすることができる。このような場合、領域290に、エポキシもしくは他の充填材を充填することができる。上述したように、部分290における管20の内径d6は、約125〜135ミクロンであり、孔94の直径d8は、約1mm(1000ミクロン)である。直径および寸法を、別の大きさにすることも可能である。延びた領域251からファイバ10が突出する場合は、上述したように、ファイバ10に外部保護緩衝層21を設けることによって、ファイバ10の外側表面が損傷しないようにすることができる。
【0084】
図19,20に示されているように、一方もしくは両方のピストン92に、中空部310を設け、端部キャップ95における孔311を介してこの中空部310に外部圧力Pを加えることも可能である。中空部310は、外側壁部312および内側壁部314を有する。感度を増大させるため、もしくは他の理由により、このような構成を用いることができる。壁部312,314の長さおよび厚さによって、感度の増大量が決まる。例えば、圧力Pが増大すると、壁部312,314に引張力が加わり、ピストン92が伸びる。代わりの実施例として、内側壁部314を、ピストン92の残りの部分とは異なる材料からなる管として構成し、点318でピストン92に取り付けることも可能である。また、壁部314に隆起部316を設けることによって、ファイバ10に撓み部分を設けることも可能である。代わりの実施例として、所望により、内側壁部314を省くことも可能である。このような場合、ファイバ10に圧力Pが加わる。上述したように、ファイバ10に外部保護緩衝コーティング21を施すことも可能である。図20に示されているように、端部キャップ95に孔311もしくは支持梁320を備えることによって、壁部および/またはファイバ10出口の安定性を向上させることも可能である。
【0085】
図16に示されているように、代わりの実施例として、ハウジング270にダイアフラム274を備え、管20の一端に連結させることも可能である。管20の他端は、剛性の後方壁部278に連結される。ハウジング270の内側は、隔室(つまり空隙)272となる。隔室272は、真空状態もしくは大気圧力とすることが可能であり、圧力差を利用する(つまりデルタP)測定の場合は第2の圧力P2を加えることができる。圧力P1が上昇すると、破線277で示されているようにダイアフラム274が隔室272内部に向かって歪曲し、これによって、管20および回折格子12が圧縮され、波長がシフトする。代わりの実施例として、圧力P2が圧力P1よりも上回った場合は、破線279で示されているようにダイアフラム274が外側に歪曲する。
【0086】
図18に示されているように、本発明の代わりの実施例として、ハウジング300の側断面を円形とし、かつこのハウジング300に内側隔室306を備えることも可能である。ハウジング300全体の形状は、球状、円筒状、もしくは断面が円形である別の形状とすることができる。ファイバ10および回折格子12を収容した管20は、ハウジング300の内径に取り付けられる。ファイバ10は、貫通接続部316を介してハウジング300外部に出されるが、上述したように、この貫通接続部316を、気密貫通接続部とすることができる。外部圧力P1が増大するに従って、ハウジング300の直径が減少して管20が圧縮され、これによって、上述したように、回折格子12の反射波長がシフトする。上述したように、所定の荷重変化に対する波長シフト量は、ハウジング300および管20の材料特性(例えば、ポアッソン比、ヤング率など)によって決まる。ハウジング300および管20が同じ材料(例えばガラス)からなる場合、破線302で示されたように、管20をハウジング300の一部とすること、つまりハウジング300に融接することができる。このような場合、ハウジング300と管20との間の応力が減少することが予想される。また、管20を、破線304で示されたようなドッグボーン形状もしくは本願に記載された別の形状とすることもできる。
【0087】
図11に示されているように、本願に開示されている全ての実施例において、回折格子を1つだけ管20に収容する代わりに、複数の回折格子150,152を、管20に収容されたファイバ10に埋め込むことができる。回折格子150,152の反射波長および/または反射プロファイルを、同じにすることも可能であり、それぞれ異なるものとすることも可能である。複数の回折格子150,152を、個々に、周知のファブリペロー構成に利用することもできる。さらに、「能動型多点ファイバレーザセンサ」という名称の米国特許第5,513,913号、「複屈折能動型ファイバレーザセンサ」という名称の米国特許第5,564,832号、「圧縮同調式ファイバレーザ」という名称の米国特許第5,666,372号に開示されているような1つもしくは複数のファイバレーザを、管20内部のファイバ10に埋め込むこともできる。これらの特許は、この点について開示しており、本発明を理解するために参照することができる。このような場合、回折格子150,152によって光学的間隙を構成し、少なくとも回折格子150,152の間における光ファイバ10に(所望により、回折格子150,152および/または回折格子の外側における光ファイバ10にも)、希土類のドーパント(例えば、エルビウムおよび/またはイットリウム)をドープする。レーザ波長は、圧力の変化に従って同調される。
【0088】
図30を参照すると、利用することができる他のタイプの同調可能型のファイバレーザとして、同調可能型の分布帰還型(DFB)ファイバレーザ234が示されている。このようなレーザの例として、V.C.ラウリドセン等の「DFBファイバレーザの設計」(エレクトロニックレターズ、1998年10月15日、第34巻21号,pp2028−2030)、P.バーミング等の「UV後処理による永久的なπ/2位相シフトを有する、エルビウムがドープされたファイバDFBレーザ」(IOOC’95,テックダイジェスト,第5巻,PD1−3,1995年)、クリングルボトン等に付与された「光ファイバ分布帰還型レーザ」という名称の米国特許第5,771,251号、ディアマト等に付与された「偏光型ファイバレーザ光源」という名称の米国特許第5,511,083号に開示されたものが挙げられる。このような場合、希土類がドープされたファイバの内部に回折格子12が描かれ、回折格子12の中央部近傍における所定位置180でλ/2(λはレーザ波長)の位相シフトが生じるように構成される。これによって、周知のように、長手方向に単一モードの動作中に、モードホッピングを起こすことなく連続的に同調することができる確実な共振状態を得ることができる。代わりの実施例として、回折格子を1つだけ設ける代わりに、2つの回折格子150,152を、長さが(N+1/2)λである空隙を構成することができるほど近接させて配置することもできる。ここで、Nは整数(0を含む)であり、回折格子150,152は、希土類がドープされたファイバである。
【0089】
代わりの実施例として、DFBレーザ154を、ファイバ10における一対の回折格子150,152(図11)の間に配置することができる。この場合、回折格子150,152間の少なくとも一部に、希土類ドーパントをドープする。J.J.パン等の「ノイズが少なく、かつ出力が制御された相互干渉型ファイバレーザ」(E−テックダイナミクス社、サンジョーズ、CA、インターネットウェブサイトwww.e−tek.com/products/whitepapers)に記載されているように、このような構成は、「相互干渉型ファイバレーザ(Interactive Fiber Laser)」と呼ばれる。所望により、これ以外の1つもしくは複数のファイバレーザ構成を、ファイバ10に配置することもできる。
【0090】
図21に示されているように、複数の、本願に記載された圧力センサ20,110,112(少なくとも1つの回折格子を備えている)を共通の光ファイバ10により直列に連結させて分散型センサを構成し、複数の圧力点を測定することも可能である。いかなる周知の多重化技術によって1つのセンサ信号を他のセンサ信号から識別することも可能である。例えば、波長分割多重化技術(WDM)、時間分割多重化技術(TDM)などを利用することが可能である。このような場合、各センサ内部の回折格子12の反射波長をそれぞれ別の大きさにする。
【0091】
図22および図23に示されているように、代わりの実施例として、少なくとも1つの回折格子12,352を有する複数のファイバ10,350を管20内部に収容することも可能である。このような場合、加熱および融接を行う前の段階で、管20の孔の形状を、円形以外の形状(例えば、正方形、三角形など)とすることもできる。また、管20の孔は、管20の中心線に沿って中心に設ける必要はない。
【0092】
図24を参照すると、代わりの実施例として、図23に示されたようにファイバ10,350を互いに接触させる代わりに、管20内部でこれらを所定距離だけ離間させることも可能となっている。ファイバ10,350の間の距離は、所望の大きさにすることが可能である。さらに、本願に開示されているどの実施例においても、上述したように、光ファイバおよび/または回折格子の一部もしくは全体を管の内部に融接することが可能であり、もしくは、これらの一部のみを管20の内部に融接したり、これらを管20の外側表面に融接することも可能である(ファイバ500,502,504としてそれぞれ図示されている)。
【0093】
図25に示されているように、代わりの実施例として、ファイバ10において回折格子12が存在する部分でのみ管20を潰して融接することも可能である。このような実施例では、管20が回折格子12よりも長い場合は、上述した内側テーパ状部分もしくはフレア状部分22を設けることができ、さらに、管20とファイバ10との間の領域19に、上述したような充填材料を充填することができる。
【0094】
図9,10に示されているように、本願に開示された全てのセンサ構成(センサ110として集合的に示されている)を、圧力ポート114を備えたハウジング112内部に配置することができる。圧力ポート114によって、隔室116内部が圧力P1に設定され、これによって、センサ110が圧力P1を受ける。図9に示されているように、センサ110は、ハウジング112の少なくとも1つの壁部118に取り付けることができる。
【0095】
図10に示されているように、センサ110の一方の側部をハウジング112の壁部に取り付ける代わりに、支持部材120,122によってセンサ110をハウジング112内部に吊り下げることも可能である。支持部材120,122は、ハウジング112の1つもしくは複数の壁部と、センサ110の一端(もしくは、センサ110の中央部や所望の位置)と、に連結されている。ファイバ10は、2つの気密貫通接続部111,113を貫通している。また、センサ110と貫通接続部111,113との間で、ファイバ10に撓み部分を幾つか設けることも可能である。また、線124で示されているように、第2の圧力P2がセンサ110に加えられる場合は、センサ110をデルタPセンサとすることもできる。
【0096】
代わりの実施例として、支持部材120,122を用いる代わりに、センサ110を隔室116内部の流体(例えば、粘性流体、グリース、シリコン油、もしくは、衝撃および/または振動を隔離してセンサ110がハウジング112の内側壁部に衝突することを防止するよう機能する他の流体)によって吊り下げることもできる。センサ110を吊り下げるための流体を付加的に利用する代わりに、径方向および/または軸方向の可撓性スペーサ(つまりシート)130,131を、それぞれ、センサ110とハウジング112の内側壁部との間に備えることも可能である。スペーサ130,131は、フローティング状態にするか、もしくはハウジング内側壁部に取り付けることができる。また、微小固体粒子もしくはゲルカプセル(可撓性の小さな泡状膜(membrane bubble)に液体が封入されたもの)を用いることもできる。スペーサ130,131、もしくは粒子/カプセル132は、可撓性材料(例えば、テフロン(登録商標)、ポリイミド、シリコンなど)から形成することができる。代わりの実施例として、漁業用ネットやソック状格子支持部材(sock−like lattice support)134を、センサ110の両方の軸方向側部において、ハウジング112のそれぞれ反対側の壁部に取り付けることによって、センサ110をハウジング112の内側壁部間に把持しながら、センサ110が幾らか移動し得るようにするとともに、圧力がセンサ110に加わるようにすることも可能である。また、径方向スペーサ130を用いる代わりに、所望により、保護層として機能する流体の層や膜をセンサ110とハウジング112の内側壁部との間に配置することによって、これらの間の径方向のスペースDsを小さく(例えば約3mm)することも可能である。衝撃および振動を隔離しながら圧力P1をセンサ110に加えることが可能なものであれば、他の技術によって、センサ110をハウジング112内部に吊り下げることも可能である。
【0097】
図27に示されているように、代わりの実施例として、センサ110の一部を加圧された隔室116内部に配置し、一部をこの隔室116外部に配置することも可能である。このような場合、センサ110の圧力露出部分48には圧力P1が加わるが、温度回折格子250が設けられた軸方向に延びた部分251は、隔室116外部に配置されることにより圧力P1から隔離される。さらに、このような場合、軸方向に延びた部分251を保護する部分121を任意でハウジング112に設けることによって隔室125を形成し、貫通接続部123を介してファイバ10を外部に出すことも可能である。代わりの実施例として、上述したように、温度回折格子250に圧力P1を加えることも可能である。
【0098】
本発明の、ガラスに収容されたファイバ回折格子圧力センサは、構成に応じて、圧縮つまり圧縮歪みを加えた状態(例えば、圧力を増大させることによって軸方向に圧縮させることにより)、もしくは引張りつまり引張り歪みを加えた状態(例えば、圧力を増大させることにより軸方向に伸長させる(引張力を増大させる)か、もしくは短くする(引張力を減少させる)ことにより)で利用することができる。引張力を用いるシステムの一例として、引張力を用いる変換器構成に管20を取り付けて軸方向に引っ張る場合が挙げられる。例えば、ドッグボーン形状(図8のような形状)の場合、部分32の内側面をそれぞれ軸方向の反対方向に引っ張ることによって、回折格子12に引張力を加えることができる。引張力を用いる構成は、ロバート J マロンに付与され、本出願人が所有する「厳しい環境で使用するための高感度光ファイバ圧力センサ」という名称の同時係属中の米国特許出願第08/925,598号にも開示されている。この特許出願は、「背景技術」で挙げられたものであり、この点について開示している(この場合は、回折格子に引張力が加えられることによって初期歪みが加えられ、圧力が上昇するに従ってこの引張力が減少するようになっている)。引張力を用いる他の構成に、本願に開示された管収容型回折格子を用いることも可能である。代わりの実施例として、軸方向荷重が径方向荷重より所定量(材料特性によって決まる)だけ小さくなる構成の場合は、管20に引張力を加えた状態で動作させることも可能である(例えば、図5、図6および図16に関して説明されたように、管20の軸方向端部が圧力場の外部に配置される場合)。
【0099】
さらに、本願に記載された弾性部材(例えば、ベローズやダイアフラム)の剛性が管20よりもはるかに小さい場合は、このような弾性部材に加わる荷重の量が僅かとなる。このような場合、センサを荷重変換器(lbf)として利用することができる。
【0100】
さらに、本願に記載されているどの実施例においても、ファイバ10をハウジングもしくは管20に貫通させる代わりに、ファイバ10に一方の端部のみを設けること、つまりファイバ10の一方の端部のみをハウジングもしくは管20から突出させることもできる。このような場合、ファイバ10の一端を、ファイバ10が管20から出る位置もしくはこれより前の部分に配置する。代わりの実施例として、ファイバ10を管20の両側から出し、ファイバ10の一端をハウジングから出る前の位置に配置することもできる。
【0101】
さらに、回折格子からの反射光および透過光のどちらが測定量の測定に利用されるかに依存して、本発明の回折格子を反射および/または透過を行うものとすることができることは認識すべきである。さらに、本願では、「管」という用語は、本願に記載された特性を有する材料からなるブロックをも意味する。
【0102】
本願に記載された隔室もしくは領域34,64,74,100,116,202,306,406には、大気を封入したり、真空状態(もしくは他の圧力)としたり、その一部もしくは全体に流体(液体もしくは気体)、例えば油、を充填することができる。充填する流体のタイプは、所望の熱時定数、粘性、および所望の用途に基づく他の流体特性によって決まる。
【0103】
また、動作中は、光ファイバ10に連結された装置ボックス(図示せず)を利用して入射光14を発生させ、本願のセンサからの戻り光(反射光16および/または透過光18)の波長もしくは他の光学的パラメータのシフトを復調して検出することができる。装置ボックスは、広帯域光源、走査型レーザ光源、もしくは他の適した周知の光源を備えているとともに、適したスペクトラムアナライザもしくはこれ以外の周知の光−電子測定装置を備えている。これらは、全て、当該技術分野で周知のものである。このことについては、米国特許第5,401,956号、米国特許第5,426,297号および米国特許第5,513,913号に開示されており、さらに、他の周知の光学機器の技術分野でも開示されている。
【0104】
図31に示されているように、代わりの実施例として、管に収容されたファイバ回折格子20の一部もしくは全体を、大きな直径を有するシリカ製の導波路回折格子600と置き換えることも可能である。このような導波路回折格子の例として、「大きな直径を有する光導波路、回折格子およびレーザ」という名称の同時係属中の米国特許出願第(シドラ明細書CC−0230号)号に記載されているものが挙げられる。この特許出願は、この点について開示している。導波路600は、コア612(光ファイバ10のコアと同様なもの)およびクラッディング614(管20とファイバ10のクラッディングとを融接したものと同様なもの)を有し、回折格子12がこれに埋め込まれている。導波路600の全長L1および導波路の直径d2は、管20に関して以上で記載された値と同じにする(すなわち、回折格子の所望の波長同調範囲内で管20の座屈が生じないようにする)。導波路の外径は、少なくとも0.3mmとする。クラッディング626と、光信号14を伝搬させるコア625と、を有する光ファイバ622(図1のファイバ10と同様なもの)を、導波路600の一方もしくは両方の軸方向端部628に結合させるか、もしくは光学的に連結させる。このことは、ファイバを結合するか、もしくは光ファイバから大きな導波路へと光を結合するための、この用途に対して許容可能な光学的損失を有する周知の技術もしくはこれから開発されるべき技術によって、行う。
【0105】
回折格子600を備えているとともに直径が大きな導波路600は、管に収容された回折格子20と同様に利用することができる。この場合、ファイバ10が導波路600のコア612に相当する(かつコア612と交換することが可能である)。例えば、導波路600にエッチング、グラインディング、もしくは研磨を行うことによって、管20に関して上述した「ドッグボーン」形状とすることができる。代わりの実施例として、図2に関して上述したように、2つの外側管640,642を加熱して、導波路600の両端部にこれらを融接することによって、「ドッグボーン」形状を形成することができる。管20および管収容型回折格子に関して本願に記載された代わりの実施例も、全て、導波路600に適用することができる。例えば、ファイバレーザ、DFBファイバレーザを構成したり、複数のファイバ(もしくはコア)を配置したり、もしくは様々な形状を用いることが可能である。
【0106】
本願では、管収容型ファイバ回折格子20および大きな直径を有する導波路型回折格子600を、両方とも、「同調可能な光学的素子」と称する。管収容型回折格子20および大きな直径を有する導波路型回折格子600は、管20がファイバ10に融接される部分における構成および特性が同じである。管収容型回折格子20および大きな直径を有する導波路型回折格子600は、断面が連続的であり(つまり一体となっており)、さらに、この断面に亘って、ガラス材料(例えば、ドープされたシリカおよびドープされていないシリカ)といった実質的に同じ材料から構成されているためである。さらに、このような部分では、これらの両方が、光学的コアおよび大きなクラッディングが存在するためである。
【0107】
さらに、導波路600および管収容型回折格子20をともに利用して、本願に記載された実施例の検出素子を構成することができる。特に、検出素子の1つもしくは複数の軸方向部分を、管に収容された回折格子もしくはファイバとし、かつ/または1つもしくは複数の他の軸方向部分を導波路600とし、前記導波路のコアが管に融接されたファイバのコアと整列するように、これらを軸方向に結合したり、融接したり、もしくは他の方法で機械的もしくは光学的に結合することができる。例えば、破線650,652で示されているように、検出素子の中央領域を大きな導波路とし、一方もしくは両方の軸方向端部を管収容型ファイバとし、これらをともに融接することが可能である。もしくはこの逆にすることも可能である。
【0108】
本願の全ての実施例に開示された寸法、形状、および材料は、単に例示的なものであり、用途、寸法、性能、製造もしくは設計に関する必要性に応じて、所望により、寸法、形状、もしくは材料を、他のものにすることも可能である。
【0109】
本願には記載しなかったが、特定の実施例に関して説明された特徴、特性、変更および改善を、本願に記載された他の実施例に、適用したり、利用したり、導入することができることは理解されるべきである。さらに、付随の図面は、一定の縮尺で示されていない。
【0110】
本発明は、実施例に関して説明および図示が行われたが、上述した変更および省略、他の変更および省略を、本発明の主旨および範囲から逸脱することなく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサを示す側面図。
【図2】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図3】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図4】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図5】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図6】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図7】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図8】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図9】
ハウジング壁部に取りつけられた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサを示す側面図。
【図10】
ハウジング内部に吊り下げられた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサを示す側面図。
【図11】
管に収容されたファイバ内部に2つの回折格子が配置されている本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図12】
2つの毛管を備えた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図13】
回折格子の両側で毛管が潰されてファイバに融接されている本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図14】
本発明の図13の管収容型回折格子の他の実施例を示す側面図。
【図15】
軸方向に長く突出した部分を備えた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図16】
ダイアフラムを備えた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図17】
軸方向に延びた部分を備えており、その一部がファイバ上で潰されていない本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図18】
ハウジングの断面が円形である本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図19】
圧力が加えられる中空部を備えた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図20】
図9の他の実施例を示す側面図。
【図21】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサが複数直列に接続されたものを示すブロック図。
【図22】
2つの独立した光ファイバが共通の管に収容されている本発明の管収容型ファイバ回折格子センサを示す側面図。
【図23】
図21の実施例を示す端面図。
【図24】
2つの独立した光ファイバが共通の管に収容されている本発明の管収容型ファイバ回折格子センサを示す側面図。
【図25】
回折格子が設けられている部分でのみ管が潰されている、本発明の管収容型ファイバ回折格子センサを示す側面図。
【図26】
本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図27】
一部がハウジングの圧力領域に配置され、一部が圧力領域の外部に配置された、本発明の管収容型ファイバ回折格子センサを示す側面図。
【図28】
圧力から隔離された温度回折格子を備えた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図29】
圧力が加えられた温度回折格子を備えた本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図30】
管収容型の同調可能な分布帰還型(DFB)レーザを備えた、本発明の管収容型ファイバ回折格子センサの他の実施例を示す側面図。
【図31】
回折格子が内部に埋め込まれた、本発明の大直径型光導波路を示す側面図。

Claims (62)

  1. 圧力センサであって、
    圧力反射波長を有する少なくとも1つの圧力反射素子を内部に備えた光検出素子を備えており、
    前記検出素子は、外部圧力の変化に起因して軸方向に歪むものであり、前記軸方向の歪みによって、前記圧力反射波長が変化し、前記圧力反射波長の前記変化によって、前記圧力変化が示されるようになっており、
    前記検出素子の少なくとも一部の断面は、連続しているとともに、実質的に同じ材料から形成されており、前記検出素子の外側寸法は、少なくとも0.3mmであることを特徴とする圧力センサ。
  2. 前記検出素子が、前記反射素子が内部に埋め込まれた光ファイバと、長手方向軸に沿って前記光ファイバおよび前記反射素子を収容している管と、を備えており、前記管が、前記光ファイバの少なくとも一部に融接されていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  3. 前記検出素子が、外側クラッディングおよび内側コアを内部に備えた大直径型光導波路であり、前記導波路の外側寸法は、少なくとも3mmであることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  4. 前記検出素子が、
    長手方向軸に沿って光ファイバの少なくとも一部に融接された管と、
    外側クラッディングおよび内側コアを内部に備えた大直径型光導波路と、を備えており、
    前記管および前記導波路が、軸方向にともに融接されているとともに光学的に結合されていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  5. 前記反射素子が、前記ファイバ内部に埋め込まれているとともに、前記管の長手方向軸に沿って前記管に収容されていることを特徴とする請求項4記載の圧力センサ。
  6. 前記反射素子が、前記光導波路内部に配置されていることを特徴とする請求項4記載の圧力センサ。
  7. 前記材料が、ガラス材料であることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  8. 前記検出素子の少なくとも一部にハウジングが取り付けられていることによって、前記圧力変化に起因して前記検出素子に軸方向歪みが加わるようになっていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  9. 前記検出素子が、圧縮されることにより歪むようになっていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  10. 前記管が、前記光ファイバにおいて前記反射素子が配置されている領域に融接されていることを特徴とする請求項2記載の圧力センサ。
  11. 前記管が、前記反射素子のそれぞれ反対側の軸方向側部で前記光ファイバに融接されていることを特徴とする請求項2記載の圧力センサ。
  12. 前記反射素子が、ブラッグ回折格子であることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  13. 前記反射素子が、固有波長を有しており、前記検出素子が、前記管に加わる荷重の変化に対する前記波長のシフトの感度が所望のものになるような形状を有していることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  14. 前記検出素子が、ドッグボーン形状を有することを特徴とする請求項13記載の圧力センサ。
  15. 前記検出素子が、ドッグボーン形状を有しているとともに、前記反射素子のそれぞれ反対側の軸方向側部における、前記ドッグボーン形状の拡大部分の少なくとも一部に融接された外側管を備えていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  16. 前記検出素子の少なくとも一部が、円筒状であることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  17. 前記検出素子が、シリカからなることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  18. 前記検出素子の少なくとも一部の周りにスリーブが配置されていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  19. 前記検出素子が、軸方向に延びた端部を少なくとも1つ備えていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  20. 前記検出素子が、少なくとも1つの外側テーパ状部分を軸方向に備えていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  21. 前記検出素子が、少なくとも1つの内側テーパ状部分を軸方向に備えていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  22. 温度反射素子が、前記圧力反射素子に近接させて前記検出素子内部に配置されているとともに、温度とともに変化する温度反射波長を有していることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  23. 前記温度反射波長は、前記圧力変化に起因する前記圧力波長の変化に応じては変化しないことを特徴とする請求項22記載の圧力センサ。
  24. 前記温度反射波長は、前記圧力変化に起因する前記圧力波長の変化に応じて変化し、このとき、同じ圧力変化に対する前記温度反射波長の変化率は、前記圧力波長の変化率とは異なることを特徴とする請求項22記載の圧力センサ。
  25. 前記管は、複数の前記光ファイバを内部に収容していることを特徴とする請求項2記載の圧力センサ。
  26. 前記導波路が、複数の前記光学的コア内部に収容していることを特徴とする請求項3記載の圧力センサ。
  27. 前記検出素子が、複数の反射素子を内部に備えていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  28. 前記検出素子が、少なくとも一対の反射素子を内部に備えており、前記検出素子において前記の一対の反射素子の間の部分に希土類ドーパントがドープされていることによって、レーザが構成されていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  29. 前記レーザのレーザ波長が、前記検出素子に加わる荷重の変化とともに変化することを特徴とする請求項28記載の圧力センサ。
  30. 前記検出素子において前記反射素子が配置されている部分に希土類ドーパントがドープされており、これによって、前記反射素子によりDFBレーザが構成されていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  31. 前記DFBレーザのレーザ波長が、前記検出素子に加わる荷重の変化とともに変化することを特徴とする請求項30記載の圧力センサ。
  32. 前記検出素子を包囲している外側ハウジングと、前記検出素子を前記ハウジング内部で吊り下げるために前記検出素子と前記外側ハウジングとの間に配置された吊り下げ手段と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の圧力センサ。
  33. 前記吊り下げ手段が、流体であることを特徴とする請求項32記載の圧力センサ。
  34. 前記吊り下げ手段が、流体内部のスペーサであることを特徴とする請求項32記載の圧力センサ。
  35. 圧力の検出方法であって、
    圧力反射波長を有する圧力反射素子を長手方向軸に沿って少なくとも1つ内部に備えた光検出素子を提供するステップと、
    圧力変化によって前記検出素子に軸方向歪みを加えるステップと、を有し、前記軸方向歪みによって前記圧力反射波長が変化し、前記圧力反射波長の前記変化によって前記圧力変化が示されるようになっており、
    前記検出素子の少なくとも一部の断面が、連続的であるとともに、実質的に同じ材料からなり、前記検出素子の外側寸法が少なくとも0.3mmであることを特徴とする圧力の検出方法。
  36. 前記検出素子が、前記圧力反射素子が内部に埋め込まれた光ファイバと、長手方向軸に沿って前記光ファイバおよび前記反射素子を収容している管と、を備えており、前記管が、前記光ファイバの少なくとも一部に融接されていることを特徴とする請求項35記載の方法。
  37. 前記検出素子が、外側クラッディングおよび内側コアを内部に備えた大直径型光導波路であり、前記導波路の外側寸法は、少なくとも3mmであることを特徴とする請求項35記載の方法。
  38. 前記の歪みを加えるステップでは、前記検出素子を軸方向に圧縮することを特徴とする請求項35記載の方法。
  39. 前記管が、前記光ファイバにおいて前記反射素子が配置されている領域に融接されていることを特徴とする請求項36記載の方法。
  40. 前記管が、前記反射素子のそれぞれ反対側の軸方向側部で前記光ファイバに融接されていることを特徴とする請求項36記載の方法。
  41. 前記反射素子が、ブラッグ回折格子であることを特徴とする請求項35記載の方法。
  42. 前記反射素子が、固有波長を有しており、前記検出素子が、前記検出素子に加わる荷重の変化に対する前記波長のシフトの感度が所望のものになるような形状を有していることを特徴とする請求項35記載の方法。
  43. 前記検出素子が、ドッグボーン形状を有することを特徴とする請求項35記載の方法。
  44. 前記検出素子が、ドッグボーン形状を有しているとともに、前記反射素子のそれぞれ反対側の軸方向側部における、前記ドッグボーン形状の拡大部分の少なくとも一部に融接された外側管を備えていることを特徴とする請求項35記載の方法。
  45. 前記検出素子の少なくとも一部が、円筒状であることを特徴とする請求項35記載の方法。
  46. 前記検出素子が、ガラス材料からなることを特徴とする請求項35記載の方法。
  47. 前記検出素子が、軸方向に延びた端部を少なくとも1つ備えていることを特徴とする請求項35記載の方法。
  48. 前記検出素子が、少なくとも1つの外側テーパ状部分を軸方向に備えていることを特徴とする請求項35記載の方法。
  49. 前記検出素子が、少なくとも1つの内側テーパ状部分を軸方向に備えていることを特徴とする請求項35記載の方法。
  50. 温度反射素子が、前記圧力反射素子に熱的に近接して前記検出素子内部に配置されているとともに、温度とともに変化する温度反射波長を有していることを特徴とする請求項35記載の方法。
  51. 前記温度反射波長は、前記圧力変化に起因する前記圧力波長の変化に応じては変化しないことを特徴とする請求項50記載の方法。
  52. 前記温度反射波長が、前記圧力変化に起因する前記圧力波長の変化に応じて変化し、このとき、同じ圧力変化に対する前記温度反射波長の変化率は、前記圧力波長の変化率とは異なることを特徴とする請求項50記載の方法。
  53. 前記検出素子は、複数の前記光ファイバを内部に収容していることを特徴とする請求項33記載の方法。
  54. 前記導波路が、複数の前記光学的コアを内部に収容していることを特徴とする請求項34記載の方法。
  55. 前記検出素子が、複数の反射素子を内部に備えていることを特徴とする請求項32記載の方法。
  56. 前記検出素子が、少なくとも一対の反射素子を内部に備えており、前記検出素子において前記の一対の反射素子の間の部分に希土類ドーパントがドープされていることによって、レーザが構成されていることを特徴とする請求項32記載の方法。
  57. 前記レーザのレーザ波長が、前記検出素子に加わる荷重の変化とともに変化することを特徴とする請求項53記載の方法。
  58. 前記検出素子において前記反射素子が配置されている部分に希土類ドーパントがドープされており、これによって、前記反射素子によりDFBレーザが構成されていることを特徴とする請求項32記載の方法。
  59. 前記DFBレーザのレーザ波長が、前記検出素子に加わる荷重の変化とともに変化することを特徴とする請求項55記載の方法。
  60. 前記検出素子を外側ハウジング内部に吊り下げるステップを有することを特徴とする請求項32記載の方法。
  61. 前記の吊り下げるステップでは、流体中に吊り下げることを特徴とする請求項57記載の方法。
  62. 前記の吊り下げるステップでは、流体中のスペーサ間に吊り下げることを特徴とする請求項57記載の方法。
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