JP2004505376A - コンテンツ及びソフトウエアプロバイダのためのビジネスモデル - Google Patents

Abstract

ビジネスモデルがユーザに対する完璧なサービスの配信機能を備える。コンテンツプロバイダ及びソフトウエアプロバイダが、コンテンツ情報と、前記コンテンツ情報を再生又は提供することを可能にするであろう適切なソフトウエア要素とを協力して配信する。コンテンツプロバイダによって広告されるコンテンツ情報に対するユーザからの要求が、前記ソフトウエア要素に対する要求を選択的にトリガする。コンテンツプロバイダは、ソフトウエア要素の転送を最終的にソフトウエアプロバイダに補償する。

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ情報を提供するためのソフトウエア要素の転送に対して補償される方法に関する。本発明は、前記コンテンツ情報を提供する方法にも関する。本発明は、ユーザにデータサービスを協力して提供する、コンテンツプロバイダとソフトウエアプロバイダとの間のビジネスモデルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
コンテンツ情報は、インタネットのような情報ネットワークにより配信されてもよい。該ネットワークにおいて、コンテンツ配信者は、登録ユーザへ転送され得るコンテンツ情報を広告する。ダウンロード又はストリーミングされるとき、一つのコンテンツ情報は、コンテンツを十分に供給するために、しばしばソフトウエアコンポーネントの使用を必要とする。例えばウエブページを要求するクライアントのブラウザに前にフラッシュプレーヤがインストールされた場合のみ、ウエブページ上のフラッシュ動画が再生され得る。従って、コンテンツプロバイダは、ユーザがコンテンツ情報を再生できるようにする適切なソフトウエア要素をユーザが利用できるようにする必要がある。この結果、コンテンツプロバイダは、ソフトウエアプロバイダと協力してユーザに効率的で順応性のあるデータサービスを提供する。通例、コンテンツプロバイダ及びソフトウエアプロバイダは、コンテンツプロバイダのウエブサイトからビデオ又はオーディオファイルをダウンロードするユーザにソフトウエア要素のフリーダウンロードを提案することを合意している。
【０００３】
コンテンツ情報はまたケーブルプロバイダから加入者グループへのサービスとして情報ネットワークにより配信されてもよい。通常、セットトップボックスは、ユーザ自身が加入したケーブルプロバイダからサービスを受けることができるためのＣＥ装置である。該サービスは、コンテンツ情報の提供と、Ｅメール及びチャットルームのような用途とに関する。該ケーブルプロバイダは、セットトップボックスに配信されるコンテンツばかりでなくセットトップボックスの仕様も決定し、ハードウエア製造業者は、それから該セットトップボックス仕様に従って設計する。
【０００４】
セットトップボックス市場における既知のビジネスモデルは、例えばケーブルプロバイダサービスへの加入者数に基づく。ハードウエア製造業者は、例えば製造コストはかかるが、セットトップボックスをケーブルプロバイダに供給し、加入者数に基づいてケーブルプロバイダの収入の一部を受け取る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
このビジネスモデル及び他のビジネスモデルは、ソフトウエアプロバイダが、ユーザ数の伸び率に影響を及ぼし、その後コンテンツ情報又はソフトウエア要素に対する要求の増大から利益を得る余地をほとんど残さない。セットトップボックス市場において、製造業者は単なるオリジナル装置製造業者（ＯＥＭ）とは異なるレベルのケーブルプロバイダと協力する機会をほとんど与えられない。発明者はこの場合ケーブルプロバイダ、セットトップボックスのオリジナル製造業者、及びエンドユーザから利益を生むビジネスモデルが可能であることを理解した。同時に、該モデルは、ケーブルプロバイダとの利害の衝突を生むことなくセットトップボックスの操作上の使用の間に、オリジナル製造業者がケーブルプロバイダと協力する余地を作り出す。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、ソフトウエアプロバイダが、コンテンツプロバイダによって利用可能にされる一つのコンテンツ情報を提供するために使われるべきソフトウエアコンポーネントの転送から利益を享受できるようにするビジネスモデルを提供することにある。
【０００７】
本発明の他の目的は、コンテンツ情報の配信業者とコンテンツ情報を提供するために使われるソフトウエアのプロバイダとの間の関係を構築するビジネスモデルを提供することにある。
【０００８】
この目的に対して、ソフトウエア要素の転送に対する補償に関する本発明の第一のビジネスモデルは、コンテンツ情報に対する個人の要求によってトリガされるソフトウエア要素の転送に基づいてコンテンツ情報のコンテンツプロバイダに課金することを有する。
【０００９】
第一のビジネスモデルは、コンテンツプロバイダのコンテンツ情報に対する要求に基づいてコンテンツプロバイダによって補償されるソフトウエアプロバイダのような関係者に関する。ソフトウエア要素の転送は、一つのコンテンツ情報を要求し、コンテンツ情報を再生するのに適切なソフトウエアを持たないような個人によってもたらされてもよい。また登録ユーザがコンテンツプロバイダからの所定のフォーマットのコンテンツ情報を最初に要求するとき、転送がトリガされてもよい。このようなビジネスモデルにおいて、コンテンツプロバイダ及びソフトウエアプロバイダはユーザに完璧なデータサービスを提供するために互いに密接に仕事をするかもしれない。コンテンツプロバイダは、コンテンツ情報サービスを提供してもよいし、ソフトウエアプロバイダは、適切なソフトウエアの供給、及び更新が時間通りに可能となるようにするような、転送されたソフトウエア要素のメンテナンスの提供を担当してもよい。ソフトウエアプロバイダは異なる態様で補償されてもよい。第一の可能な補償は情報コンテンツに対する要求によってトリガされるソフトウエア要素の各転送に課される直接的な料金でなされることが可能であろう。このような補償は、いくらかの利益、連携、又はコンテンツプロバイダによって与えられる、最終的に自身に金銭的な利益をもたらすソフトウエアプロバイダにとって好ましい条件を有してもよい。本発明の利点は、ソフトウエアプロバイダがコンテンツプロバイダによって提供されるサービスに影響を与えることができることである。本発明の他の利点は、コンテンツプロバイダによって制御されるコンテンツ情報の転送と、ソフトウエアプロバイダによって制御されるソフトウエア要素の転送及びメンテナンスとが分離することが可能なことである。
【００１０】
コンテンツ情報の提供に関する本発明の第二のビジネスモデルは、まずコンテンツ情報を広告することを有する。この第二のモデルも、コンテンツ情報に対する個人の要求が、コンテンツ情報を提供するためのソフトウエア要素の転送を選択的にトリガさせることを可能にすることを有する。該モデルはそれからソフトウエア要素の転送に基づいてソフトウエア要素のプロバイダを金銭的に補償することを有する。
【００１１】
この第二のビジネスモデルは、コンテンツ情報を広告するコンテンツプロバイダに関する。該広告は、ケーブルプロバイダが加入者に対し様々なエンタテイメントプログラムをストリーミングすることを申し出ることによって行われてもよい。該広告は、また、コンテンツプロバイダがユーザにサーバの一つ又はピアツーピア通信モデルを使う他のユーザの記憶媒体からインタネットによってオーディオ又はビデオファイルをダウンロード又はストリーミングすることを申し出ることによって行われてもよい。このモデルにおいて、一つのコンテンツ情報に対する要求がソフトウエア要素の転送をトリガさせてもよい。実際、ソフトウエア要素は、ハードドライブ又はセットトップボックス上にあるソフトウエア要素の最新バージョンを既に持つユーザに必ずしも転送されるわけではない。同様に、ユーザが同様のオーディオ又はビデオフォーマットの過去のコンテンツ情報においてダウンロードしたことをログレコードが示す場合、ソフトウエアは転送されない。この場合、ソフトウエア要素又はその相当物がユーザのハードドライブ又はセットトップボックス上に既に存在することが申し立てられてもよい。
【００１２】
セットトップボックス市場については、本発明者は、加入者が受信し、ケーブルプロバイダのコンテンツを受信しアプリケーションを使用し続けることを可能にするのに適切なソフトウエア及び／又はそれらのアップグレード版のダウンロードをサポートすることによって遠隔メンテナンスサービスでケーブルプロバイダの社会基盤を強化することを提案している。これにより、ケーブルプロバイダは、ＯＥＭからの装置について自分自身でメンテナンスをすることから解放され、セットトップボックスに関する顧客関連の問題のサポートのためのコールセンタを自由に管理できる。このメンテナンスは、好ましくは、エンドユーザにとって透明である。例えば、より古いセットトップボックスが適切なソフトウエアを持っていないような新しいフォーマットのコンテンツ情報が利用可能であるとき、ＯＥＭはアップグレード版ソフトウエアを供給することができ、インタネット又は他のデータネットワークを介して、セットトップボックスにおいて該ソフトウエアをインストールさせることができる。代わりに、ＯＥＭはケーブルプロバイダに相対する責任を負うが、新しいソフトウエア及び／又はアップグレード版の供給及びインストールを契約相手に任せる。
【００１３】
従って、本発明は、デコーダ又はプラグインのダウンロードを可能にする方法、データネットワークを介してコンテンツ情報を利用可能にする方法、及びデコーダ又はプラグインのダウンロードを、引用されたコンテンツ情報に帰する方法に関する。本発明は、インタネットを介したソフトウエア又はアップグレード版、例えばデコーダ又はプラグインの供給に基づいて収入をもたらすためのビジネスモデルを扱う。他の要因はエンドユーザから要求される最短の介入である。ユーザが、ダウンロード又はストリーミングされるためのあるタイプ又はフォーマットのコンテンツ情報をケーブルプロバイダサービスから初めて選択するとき、関連するデコーダ若しくはプラグイン、又はそれらのアップグレード版がユーザのネットワーク解読装置、例えばセットトップボックス、コンピュータ、又はインタネット電話にてダウンロードされ、インストールされる。同じエンドユーザによる同じタイプ、フォーマット又はカテゴリのコンテンツの何れかの次の選択は、デコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版のダウンロードを飛び越す。コンテンツの供給者、例えばケーブルオペレータは、デコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版のダウンロード毎に料金を課せられる。エンドユーザがコンテンツサーバをホストとするコンテンツ情報を選択することによってもたらされた、デコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版のダウンロード数を監視することは容易である。本発明は、ソフトウエアデコーダ及びプラグイン並びにそれらのアップグレード版を供給するためのビジネスモデルを可能にする。デコーダ若しくはプラグイン、又はそれらのアップグレード版に対して課金されないユーザとともに新しいコンテンツ情報の利用可能性は顧客を引き付け、このサービスを広告するポータル又は他のウエブサイトを介してトラフィックを生成する。デコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版のダウンロードは、特定のタイプの符号化されたコンテンツ情報、符号化するフォーマット、又は特定のコンテンツ情報に対し管理され得る。
【００１４】
配信モデルは相手が所望する場合ある条件に特化され得る。例えば、ソフトウエアは、ある期間の間に有効となるようにタイムスタンプで記録されることが可能であり、所定の再生数のみに対して動作されるようにカウンタがそれらに供給され得る。アップグレードは、新しいタイムスタンプ又はカウンタリセットに関して、新しいサイクルの再生に対し新しいファイル又は同じファイルをユーザが要求する際にインタネットを介して容易に達成され得る。他の例として、ソフトウエアは、ケーブルプロバイダ又はＯＥＭの制御下で遠隔操作的にイネーブル又はディスエーブルされ得る。
【００１５】
本発明は、以下図面に示される例及び添付図に関連して、さらに詳細に記述される。
【００１６】
【発明の実施の形態】
図１は、本発明の方法によるソフトウエアプロバイダ１５０及びコンテンツプロバイダ１７０が適切なソフトウエア及びコンテンツ情報をユーザに協力して配信することを描写している。本発明の方法において、ユーザ１２０はコンテンツ情報に対する要求１０２をコンテンツプロバイダ１７０へ送信する。この要求１０２は、ユーザ１２０がウエブサイト上でコンテンツプロバイダ１７０によって広告されるオーディオ又はビデオファイルに対するリンクをクリックすることによってもたらされてもよい。この要求１０２はまた、ユーザ１２０がコンテンツプロバイダ１７０によって供給される電子番組ガイド上の所定のチャネル番組を選択することによってもたらされてもよい。要求１０２はまた、ユーザ１２０がセットトップボックス上でコンテンツプロバイダのメッセージサーバからｅメール又はメッセージの検索を依頼することによってもたらされてもよい。コンテンツ情報は、パーソナルコンピュータ、ＰＤＡ、及びユーザ１２０のセットトップボックスのような装置のメモリに転送されるべきである。コンテンツ情報は、転送１０４の間にダウンロードかストリーミングかの何れかをされてもよい。コンテンツプロバイダ１７０は、コンテンツ情報を提供することを可能にする特定のソフトウエア要素又はいくらかの適切なソフトウエア要素の転送のための要求１０６を要求１０２が選択的にトリガさせるように、ユーザに対するデータサービスを設定した。この実施例において、要求１０６は、コンテンツ情報を提供するのに適切なソフトウエア要素を持たないことに気付いているユーザ１２０自身によってトリガされる。これはまた、コンテンツプロバイダ１７０が、コンテンツ情報をユーザ１２０に転送するとき、ソフトウエアプロバイダ１５０をユーザ１２０に差し向けることによって行なわれてもよい。要求１０６はまた、ユーザ１２０が、ソフトウエア要素をダウンロードするためにコンテンツプロバイダ１７０のウエブサイト上のリンクを選択することによってもたらされてもよい。該リンクは自動的にユーザ１２０をソフトウエアプロバイダ１５０に向かせる。矢印１０８によって示されるように、ソフトウエア要素はそのときソフトウエアプロバイダ１５０によってユーザ１２０へ転送される。コンテンツプロバイダ１７０はそのとき補償１１０でソフトウエアプロバイダ１５０を金銭的に補償する。この金銭的補償１１０はいくらかの利点、広告、マネー転送、又はコンテンツプロバイダ１７０がソフトウエアプロバイダ１５０に一致し、ソフトウエアプロバイダ１５０にとって金銭的価値をもたらすようなパートナーシップを有してもよい。コンテンツプロバイダ１７０は、ソフトウエア要素をユーザ１２０が無償で利用できるようにしてもよいし、又は転送される各ソフトウエア要素に対してユーザ１２０に課金するよう決定してもよい。
【００１７】
図２は本発明のビジネスモデルの他の実施例を示す。まず、ユーザ１２０は、コンテンツプロバイダ１７０によって広告されるコンテンツ情報に対する転送を要求する。コンテンツプロバイダ１７０は、転送履歴１８０において過去にユーザ１２０に転送されたデータを常時監視している。転送履歴１８０は、ユーザ１２０に転送されるコンテンツ情報のリストを表してもよい。代わりに、転送履歴１８０は、ユーザ１２０に転送されるソフトウエア要素のリストを表してもよい。コンテンツプロバイダは、コンテンツ情報に対する要求１０２をユーザ１２０に関連する転送履歴１８０と比較する。ユーザ１２０はコンテンツ情報を提供するのに適切なソフトウエア要素を持つことを転送履歴１８０が示さない場合、ソフトウエア要素に対する要求１０６が発行される。例えば、コンテンツプロバイダ１７０は、コンテンツ情報を、前に転送されたコンテンツ情報のリストと比較し、それによって同様なフォーマットのデータがユーザ１２０へ既に転送されているかどうかをチェックする。そこからコンテンツプロバイダ１７０は、ユーザ１２０がコンテンツ情報を提供するのに十分なソフトウエア要素を既に持っているかどうかを申し立てることができる。ソフトウエア要素はそのとき、ソフトウエア要素の転送を表す矢印１０８によって示されるように転送される。ソフトウエア要素はコンテンツ情報とともに転送されてもよい。この実施例において、コンテンツプロバイダ１７０はソフトウエア要素を転送する。ソフトウエアプロバイダ１５０はコンテンツプロバイダ１７０にソフトウエア要素のダウンロードを任せてもよかったが、ソフトウエアプロバイダ１５０はソフトウエア要素のメンテナンスに渡って制御し続けてもよい。ソフトウエアプロバイダ１７０はそのときソフトウエア要素の転送に対する金銭的補償１１０を受ける。
【００１８】
図３は、本発明におけるシステム３００のブロック図である。システム３００は、ケーブル３０６を介して装置３０４にアクセス可能なコンテンツプロバイダ１７０のコンテンツサーバ３０２を有する。この例において、装置３０４は、セットトップボックス（ＳＴＢ）を有する。
【００１９】
サーバ３０２はデジタルコンテンツ情報、例えばビデオファイルの音楽ファイル及び放送局からの生番組等のライブラリ３０８を有する。ユーザ１２０は、彼／彼女のＳＴＢ３０４を介してサーバ３０２にコンタクトする。一覧３０８を閲覧すると同時に、ユーザ１２０は、一つ又はそれ以上の特定のコンテンツ項目又はある放送番組のダウンロード又はストリーミングを選択し要求する。サーバ３０２は、顧客データベース３１０にログが記録されるようなこの特殊なユーザ１２０の履歴１８０をチェックするための顧客データベース３１０を持つ。
【００２０】
ユーザ１２０がデータベース３１０に登録されていなかった場合、ＳＴＢ３０４の識別子が、好ましくはこのユーザ１２０についての情報と一緒に登録される。後者は、例えばサーバ３０２に登録の際にユーザプロファイルに関してユーザ彼／彼女自身によって供給される。登録と同時に、コンテンツはケーブル３０６を介してＳＴＢ３０４にダウンロード又はストリーミングされる。データベース３１０は、どのコンテンツがこのユーザ１２０によって選択されこのユーザ１２０にダウンロード／ストリーミングされるか、及びユーザにとってどのソフトウエアデコーダがコンテンツ用にＳＴＢ３０４において利用可能かについての情報のログも記録する。
【００２１】
このユーザ１２０がデータベース３１０に既にエントリを得た場合、サーバ３０２は、ユーザ１２０が同一又は類似のコンテンツファイルに対する要求でログを記録されたかどうかを検証する。彼／彼女は過去にサーバ３０２から同一又は類似のコンテンツ情報を要求して受け取り、ユーザ１２０はこのコンテンツ情報に必要な解読ソフトウエアを利用可能であることを、ログを記録されたユーザの要求が示す場合、コンテンツのみが供給される。
【００２２】
登録ユーザは要求される特定のコンテンツ情報を解読するのに適切なソフトウエアを利用可能でないことをデータベース３１０が示す場合、メンテナンスサーバ３１２はインタネット３１４を介して好ましくは自動的にコンタクトされる。サーバ３１２は、例えば処理されるべきコンテンツ又はケーブルプロバイダのサーバ３０２によって提供されるサービスに依存する、セットトップボックス３０４についての操作上の使用のためのソフトウエア要素のデータベース３１６を持つ。サーバ３１２は、インタネット３１４を介して適切なソフトウエアをセットトップボックス３０４へ送信する。そのため、コンテンツはユーザ１２０にダウンロード又はストリーミングされ得る。
【００２３】
本発明によるビジネスモデルにおいて、コンテンツの供給者は、ＳＴＢ３０２に対し将来的に万全を期すように、デコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版のダウンロード毎に料金を課される。顧客データベース３１０とサーバ３１２との両方は、エンドユーザがコンテンツサーバ３０２をホストとするコンテンツ情報を選択することによってもたらされたデコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版のダウンロード数を常時監視する。本発明により、ソフトウエアデコーダ及びプラグイン並びにそれらのアップグレード版を供給するためのビジネスモデルが可能となる。コンテンツ情報の利用可能性及びデコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版に対して課金されないユーザは顧客を引き付け、ウエブサイトを介してトラフィックを生成する。デコーダ若しくはプラグイン又はそれらのアップグレード版のダウンロードは、特定のタイプの符号化されたコンテンツ情報若しくは符号化するフォーマット用に、又は特定のコンテンツ情報に対し管理され得る。
【００２４】
このモデルにおいて、メンテナンスサーバがメンテナンスサービスを実行するために顧客データベース３１０にアクセスしたことは注意すべきである。顧客関連情報のこの認識により、メンテナンスサーバ３１２のオーナーからのサービスが活用され得る。例えば、デコーダ又はアップグレード版のダウンロード毎の均一料金の代わりに又はそれに加えて、ケーブルプロバイダとのメンテナンスサービス契約は、メンテナンスサービスプロバイダにセットトップボックスのポータルの場所の一部が割り当てられることを規定してもよい。
【００２５】
以下参照例を含む次の文献も参照される。
−以下参照例としてここに含まれるコンテンツ駆動の音声又はオーディオブラウザについてマーク　フォフバーグらによって１９９９年７月１日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／３４５，３３９（代理人整理番号ＰＨＡ２３，７００）。この文献は、インタネット上のリソースを分類することに関する。インタネットは、ストリーミングされ得る生インタネット放送のようなオーディオを供給するリソースを見つけるために検索される。リソースはそれらのファイル拡張子に基づいて識別され、例えば自然言語又は音楽形式に従って分類される。ユーザはテキスト又は音楽の入力に基づいてコレクションを閲覧することが可能である。
【００２６】
−以下参照例としてここに含まれる時間及び位置駆動の個人用テレビについてユーゲン　シュテインによって１９９９年４月１日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／２８３，５４５（代理人整理番号ＰＨＡ２３，６３３）。この文献は、加入者が記録するための特定の放送番組と、記録された番組を再生するための特定の位置及び時間のフレームとを選択することを可能にするサーバシステムについて論じている。
【００２７】
−ウエブ上で利用可能な装置を介したサーバにおけるＣＥ装置設定の個人専用化についてエリック　エッケルらによって２０００年３月６日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／５１９，５４６（代理人整理番号ＰＨ−ＵＳ００００１４）。この文献は、消費者によるＣＥ装置の設定に関する。該設定の準備は、設定することをインタネット上のアプリケーションサーバに任せることによって容易化される。消費者は、ＰＣ、セットトップボックス又はデジタル携帯電話のようなインタネット上で利用可能な装置の適切なユーザインタフェイスを通じて特定の双方向ウエブページの彼／彼女の基本設定を入力する。該アプリケーションサーバは、入力された基本設定に基づいて制御データを生成し、ＣＥ装置自身又はインタネット上で利用可能な装置に該制御データをダウンロードする。
【００２８】
−以下参照例としてここに含まれるユーザプロファイルに基づくインタネット上で利用可能な装置のカスタマイズされたアップグレードについてエイドリアン　ターナーらによって１９９８年９月２５日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／１６０，４９０（代理人整理番号ＰＨＡ２３，５００）。この文献は、ネットワーク上で利用可能な民生用電子装置の特定エンドユーザのユーザプロファイル、及びこの種の装置のための新たな技術的特徴のデータベースを保守するサーバシステムについて論じている。ユーザプロファイルと新たな技術的特徴との間に整合性があり、ユーザが更新又はセールス提供についての情報を受け取るよう指示する場合、ユーザはオプションのネットワークを介して該特徴を得るよう通知される。
【００２９】
−電子コンテンツガイドがコンテンツリソースを透明にすること、についてユーゲン　シュテイン及びルード　ロスによって２０００年５月１１日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／５６８，９３２（代理人整理番号ＵＳ０００１０６）。この文献は、ネットワーク上のさまざまなリソースで利用可能なコンテンツ情報を記述するデータを収集するホームネットワーク上のデータ管理システムに関する。データは一つのメニューにおいて統合され、それによってユーザはリソースにかかわることなくコンテンツから選択できる。
【００３０】
−ホームネットワークの相乗作用の側面のアップグレードについてユーゲン　シュテインによって１９９８年１１月１０日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／１８９，５３５（代理人整理番号ＰＨＡ２３，５２７）。この文献は、装置の一覧にアクセスしたサーバ及びユーザのホームネットワークについての機能に関する。該一覧は、例えば、ＨＡＶｉ又はＪｉｎｉ構成によって提供されるような検索サービスである。サーバは、ネットワークに対する特徴の情報を有するデータベースにもアクセスしてしまう。サーバはユーザネットワーク上にある装置の相乗作用が、一覧のリスト及びユーザのプロファイルに基づいて強化され得るかどうかを決定する。これらの基準に基づいて、相乗作用に関連する特徴がある場合、ユーザは通知される。
【００３１】
−小売業者によって特定されるアフターセールスカスタマイズは動機として作用すること、についてクリスティン　オンデックによって１９９９年７月８日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／３４９，６７６（代理人整理番号ＰＨＡ２３，６８１）。この文献は、商業活動を刺激することが可能なビジネスを行う方法に関する。顧客は製造業者又は専任のサービスプロバイダに特定の小売業者からの製品の購入について通知する。通知されると、製造業者又はサービスプロバイダは一時的に小売業者に関連する広告バナーを追加することによって顧客に対するポータル又はホームページをカスタマイズする。
【００３２】
−例えばインタネットを介して、装置に常駐している古いソフトウエアを新しいソフトウエアによって置き換えるためのシステムに関するＵＳ６，０４７，１２８。該システムは制御回路及びソフトウエアを記憶するための記憶装置を持っている。該システムは、新しいソフトウエアを記憶装置へ伝送するためのローディング装置を持っている。該制御回路は、適切な命令の受信後、記憶装置の新しいソフトウエアを記憶する。新しいソフトウエアは、少なくともオペレーティングソフトウエア及びダウンローディングソフトウエアから成るシステムソフトウエアを有する。新しいソフトウエアは、モジュールに結合されるコンポーネントを制御するための新しいアプリケーションソフトウエアも有する。該コンポーネントの操作上の使用の間、記憶装置の第一の部分は新しいシステムソフトウエアを記憶し、記憶装置の第二の部分は新しいアプリケーションソフトウエアを記憶する。記憶装置の第二の部分における新しいシステムソフトウエアの記憶の後、新しいシステムソフトウエアのダウンロードの間、制御回路は記憶装置の第一の部分を消去する。制御回路は、その後記憶装置の第二の部分から第一の部分へ新しいシステムソフトウエアを転送する。
【００３３】
−デジタルレコーダの記憶スペースをリースするためのビジネスモデルについてへールト　ブルインスターンによって２０００年３月８日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／５２１，０５１（代理人整理番号ＵＳ００００５２）。この文献は、ＣＥ装置上の固定されたＨＤＤの利用可能な空き記憶容量を、データネットワークを介して調整することに関する。消費者は、ハードディスクドライブの設定を遠隔操作で制御する第三者のサービスを介して該装置をアップグレードすることができる。
【００３４】
−カスタマイズされたコードのダウンロードのためのウエブサイトへの遠隔的ＳＴＢ接続についてフランシスカス　キャリス、フレンデリック　エッケル、及びトーマス　デュビルによって２０００年９月１日に申請されたＵ．Ｓ．シリアル番号０９／６５３７８４（代理人整理番号ＵＳ０００２２０）。この文献は、プログラム可能なリモートとともに販売されているセットトップボックスに関する。該リモートは、セットトップボックスをインタネット上の特定のサーバに接続する専用ボタンを有する。消費者は彼／彼女の他のＣＥ装置のサーバに通知することができる。彼／彼女は、セットトップボックスに付いてきたものと同じリモートを通じて該サーバが制御可能であることを望む。サーバは、セットトップボックスに、関連した制御コードを表すデータをダウンロードする。これらのコードをリモートに書き込む手段がセットトップボックスに供給される。代わりに、サーバは、この消費者の装置についての詳細で正確な情報を得たことになる。従って、信頼できる消費者基盤は、ヘルプデスクオペレーションを整備するために構築され得る。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の方法を示す。
【図２】図２は、本発明の方法を示す。
【図３】図３は、本発明のシステムのブロック図を示す。

Claims (22)

1. コンテンツ情報を提供するためのソフトウエア要素の転送に対して補償される方法において、前記コンテンツ情報の対する個人の要求によってトリガされる前記ソフトウエア要素の前記転送に基づいて、前記コンテンツ情報のコンテンツプロバイダに課金する方法。
2. 前記個人へ前に転送された他のコンテンツ情報を表す転送履歴に基づいて、前記コンテンツ情報に対する前記個人の要求が前記ソフトウエア要素の前記転送をトリガさせる請求項１に記載の方法。
3. 前記コンテンツプロバイダが前記ソフトウエア要素を転送する請求項１に記載の方法。
4. 前記ソフトウエア要素を前記個人へ転送する請求項１に記載の方法。
5. 前記ソフトウエア要素とともにタグを転送し、前記タグが前記ソフトウエア要素のディスエーブルを可能にする請求項１に記載の方法。
6. 前記タグがカウンタである請求項５に記載の方法。
7. ある期間の後、前記ディスエーブルが自動的になる請求項５に記載の方法。
8. 前記ソフトウエア要素が特定の数のコンテンツ情報を提供するように使用された後、前記ディスエーブルが自動的になる請求項５に記載の方法。
9. コンテンツ情報を提供する方法において、コンテンツ情報を広告し、前記コンテンツ情報に対する個人の要求が、前記コンテンツ情報を提供するためのソフトウエア要素の転送を選択的にトリガさせることを可能にし、前記ソフトウエア要素の前記転送に基づいて前記ソフトウエア要素のプロバイダを金銭的に補償する方法。
10. 前記コンテンツ情報が電子番組ガイド上で広告される請求項９に記載の方法。
11. データサービスプロバイダがデータネットワークにより装置に前記コンテンツ情報を提供し、前記ソフトウエアプロバイダが前記装置のオリジナルの装置製造業者である請求項９に記載の方法。
12. 前記コンテンツ情報がウエブページ上で広告される請求項９に記載の方法。
13. 前記情報コンテンツの転送に対して前記個人に料金を請求する請求項９に記載の方法。
14. 前記ソフトウエア要素の転送に対して前記個人に料金を請求する請求項９に記載の方法。
15. 前記ソフトウエア要素の転送を広告する請求項９に記載の方法。
16. 前記ソフトウエアプロバイダが前記個人へ前記ソフトウエア要素を転送することを可能にする請求項９に記載の方法。
17. 前記ソフトウエア要素を転送する請求項９に記載の方法。
18. 前記個人に対する申し立て及び前記補償を隠す請求項９に記載の方法。
19. 前記ソフトウエア要素がデコーダを有する請求項９に記載の方法。
20. 前の前記個人へのデータを表す転送履歴に基づいて、前記コンテンツ情報に対する前記個人の要求が前記ソフトウエア要素の前記転送をトリガさせる請求項９に記載の方法。
21. 前に転送されたデータが前に前記個人に転送された他のコンテンツ情報を有する請求項２０に記載の方法。
22. 前に転送されたデータが前に前記個人に転送された少なくとも一つのソフトウエア要素を有する請求項２０に記載の方法。

Images