JP2004505352A - 非現金式取引の動機付けおよびコミッション分配システム - Google Patents

Abstract

【解決手段】資金移動システムが開示されており、このシステムでは購入取引を実行するための非現金式支払装置の使用を促進するために拠点販売取引のコミッションが決定され、組織ネットワークの会員へ分配される。購入データは前記販売拠点から前記購入を準備するための資金送金を実行する自動クリアリングハウス（１７）へ電子的に送信され、またコミッション管理システム（２６）へも送信される。前記コミッション管理システム（２６）は前記組織ネットワークの構造を反映しているデータベースを維持し、前記ネットワークの各会員のポジションとビジネス量とに関する所定の比例表によって購入コミッションの分配を更に決定する。前記コミッション管理システム（２６）は前記表を基に前記会員へのコミッション支払いを遂行するための支払処理器（２９）を更に有する。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、購入取引の管理及び非現金式拠点販売取引システムの販売者と利用者の間で購入コミッションの分配を行う非現金式拠点販売取引システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
デビットカードやクレジットカードのような非現金式支払装置は、商品やサービスの購入者に多大な便宜を与える。しかし、そのような支払装置は、電子取引管理・会計システムを要し、そのような装置で購入された商品やサービスのコストに加えて運営費が発生する。伝統的に、非現金式支払装置の発行者は販売契約を結び、非現金式支払装置を利用できる便宜を消費者に提供できることと引き換えに参加している販売者がカード発行者にコミッションを支払うようになっている。最近では、カード発行者間の競争が販売者が支払うコミッションのレートを下げている。結果として、カード発行者は消費者に対して多種多様な動機付けを与えそのような動機付けを積極的にコマーシャルをかけて宣伝することによって、取引量を増やすことを試みてきた。
【０００３】
ＭｃＣａｒｔｈｙの米国特許第４、９４１、０９０号に開示されているような公知の動機付けプログラムでは、顧客に非現金式支払装置による個人の購入額に基づいてパーソナルボーナスが支払われるようになっている。また、そのような動機付けプログラムは個々の顧客にとって魅力的であるが、広告をしたり見込み客を引き付けるために有効的に宣伝されなければならない。さらに、これらの動機付けプログラムは参加している販売者に対してはなんら利益も与えず、しかし販売者はそれでもなお他の非現金式支払システムと競争的なコミッションに基づいて登録されていなければならない。従って、消費者に他の非現金式支払装置よりも優先して利用する動機付けを提供し、また販売者に入会奨励を付与し、カード保持者を引き付けて維持することに関する宣伝コストの削減を可能にする非現金式支払いシステムを開発させることが望ましい。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明によれば、コミッション支払・会計システムは、デビットカードやクレジットカードのような非現金式支払装置の保持者に属する取引データを階層データベースに組織し、デビットカードの利用や新規カード会員の加入のための動機付けプログラムの組織的構造を反映させる。購入のコミッションは電子的にカード発行者に転送され、前記コミッション支払・会計システムは、保存された電子資金取引データ、カードホールダーの間の組織内での関係、比例したコミッションレートを組織関係と関連付けてなる所定の表に基づいてカードホールダーに対するコミッション支払額を決定し分配するように構成されている。
【０００５】
【発明の実施の形態】
図１を参照すると、本発明による非現金式支払・コミッションシステムの例が示されている。このシステムは、ネットワークマーケティングまたはマルチレベルマーケティング組織の会員（例えば人間またはディストリビュータ）による商品やサービス購入の管理と、階層コミッション決済・支払い方法による前記組織会員へのコミッション支払の管理とを行うようになっている。更に以下に説明されるように、各会員はデビットまたはクレジットカードを与えられ多数の販売者拠点のうちどこでも買い物ができるものであり、販売拠点１０はその一例を示すものである。前記デビットまたはクレジットカードはその表面上に会員の情報をエンコードするための手段、例えば磁気ストライプに会員の口座番号が磁気的にエンコードするようなもの、を有している。前記ネットワークマーケティング組織の事前取り決めにより、各販売者拠点の経営者はそのような商品やサービスの購入価格の一定率もしくは購入毎の一定額を、前記会員による商品やサービスの購入に対するディスカウントとして提供することに同意する。さらに、前記ディスカウント及びさらなるディスカウントを考慮することとの引き換えに、前記販売者には例えばダイレクトメールといった方法により前記組織の会員に自分たちの商品やサービスを売り込む機会が提供される。
【０００６】
拠点販売取引処理端末１２（ＰＰＴ）が拠点１０に設置されている。この拠点は小売店サイトや、または電話で注文を受けるカタログ販売のオペレーターや、またはネットワークを通して商品を販売するために用いられるコンピュータサイトを有することが可能である。前記購入処理端末１２は、購入に関するデータを獲得するためのキーボード１２ａや磁気ストライプ読取器１２ｂのようなデータ入力手段、購入データを一時的に保存するデジタルメモリー（図示せず）、購入データを通信して購入に対するカード承認信号を受信するモデム１２ｃのような電子通信インターフェースを有している一般的なもので良い。
【０００７】
会員が拠点１０で買い物をしたい場合、前記会員はデビットカードを提示し、会員の口座番号を前記磁気ストライプ読取器１２ｂ経由で前記購入処理端末１２のメモリーに入力する。前記購入金額は前記キーボード１２ａを経由して前記拠点販売システム端末に入力される。ついで、前記端末１２が作動し、電子通信インターフェース１２ｃを起動して、デビット承認・取引処理器１４との電子データ接続１３を確立する。前記通信インターフェース１２ｃがモデムを有する場合の実施例においては、前記データ接続器１４は電話回線による接続であってもよい。その他の実施例においては、電子データ送信の別の一般的な方法が採用され前記データ接続１３を確立する。
【０００８】
前記購入処理端末１２が作動して、前記会員口座番号と、購入金額と、販売者ＩＤとを含む購入データを前記承認・取引処理器１４へ送信する。前記処理器１４は各販売拠点と関連付けられている遠隔位置に置かれることが望ましく、更に各販売拠点と電子データ接続を確立するように構成されている。前記処理器１４は作動して購入データを受信し、各購入について、受信された購入データに対する承認信号を送るかどうか決定する。このような決定は、例えば、前記処理器１４によって維持されたリスクデータに基づいて成され、各会員に関連して前記購入額の不履行のリスクが容認可能に低いかを判断する。これとは別の方法として、前記承認処理器は、会員のデビット口座の残高へのアクセスすることによってこのような決定を行っても良い。
【０００９】
前記提示された購入が承認されると、前記承認処理器１４は、電子承認信号を前記データ接続１３を通して前記販売拠点１０にある前記購入処理端末１２へ送信する。前記購入処理端末１２は、それに対して前記会員の購入のために前記承認信号の受取りを返す。
【００１０】
前記処理器１４によって購入が承認されると、次に前記処理器１４は自動クリアリングハウス処理器１７とのデータ接続１６を確立する。この自動クリアリングハウス処理器１７は前記承認処理器１４に関連付けられている遠隔位置に設置されていることが好ましい。前記自動クリアリングハウス処理器１７は、販売者口座２０、会員口座２１、組織口座２２間の電子資金転送を実行するための電子資金転送ネットワーク１８にさらに接続されている。購入毎に、前記承認処理器１４は前記自動クリアリングハウス処理器１７に対して以下の電子資金転送を実行するよう指示する：購入金額の前記会員口座へのデビット、前記購入金額の前記販売者の口座へのクレジット、前記ディスカウントまたは固定額の前記販売者の口座へのデビット、そして前記ディスカウントまたは固定額の前記組織口座へのクレジット。たとえば、１０％のディスカウントレートの販売者での２０ドルの購入については、２０ドルのデビットが前記会員口座２１にチャージされ、２０ドルのクレジットが前記販売者口座２０に支払われ、そして２ドルのデビットが前記販売者口座２０にチャージされ、２ドルのクレジットが前記組織口座に支払われる。
【００１１】
前記自動クリアリングハウス処理器１７に資金移動を実行するよう指示することに加え、前記承認処理器１４は、前記ネットワークマーケティング組織によって維持されるコミッション管理システム２６へ購入データを送信するように構成されている。このコミッション管理システム２６は、コミッション管理処理器２７と、会員データや前記組織の組織構造に関する構造データを格納するための電子データベース２８と、会員への支払いを実行するための自動プリント・メイル設備のような支払い処理器２９とを有している。前記会員データと構造データは、図２に示される会員記録３０のように、会員記録が複数から成る形で前記データベース２８内に格納される。前記データベース２８は、磁気ディスクやテープまたは他の公知の電子データ保存装置のような非揮発性マスデータ保存装置と互換性のある形式の電子データベースであることが望ましい。
【００１２】
前記会員記録３０は、複数のデータフィールド、すなわち口座番号を保存するためのアカウント番号フィールド３２と、会員（会員の名前や住所など）に属する特定データを保存する会員特定フィールド３４と、会員のデビットカード利用から生じる購入ディスカウントまたはその一部に関する記録を保存するパーソナルビジネス量フィールド３６と、コミッション分配階層内での会員の位置を特定するデータを保存する階層位置データフィールド３８を有している。このような階層位置データは、さらに以下に示されるように、例えば前記階層内で前記会員に従属している他会員の記録の、前記マスデータ保存装置内での位置を示すためのポインターを有する。
【００１３】
前記承認処理器１４が購入データを前記コミッション管理システム処理器２７に送信する際、前記コミッション管理処理器２７は受信した会員口座番号と前記データベース２８’内に保存されている該当会員記録とを関連付ける。次に、前記コミッション管理システムは、前記該当するパーソナルビジネス量フィールド３６の内容を取り出し、発生した前記購入金額を前記取り出されたパーソナルビジネス量に加え、そして前記データベース２８内の前記会員記録３０中に前記会員のパーソナルビジネス量の新しい値を保存する。
【００１４】
一例のデータベース２８内の会員記録間の関係を示す構造図は、図３の代表会員Ａに関連付けられて図示されている。会員Ｂ〜Ｈの記録を含む下位構造はここで会員Ａの「下位ネットワーク」とされる。前記データベース２８’内の関係は以下のように確立される。会員Ａが新会員をこの組織に入会させると、この新会員は前記階層内で会員Ａに直接従属する位置に確立される。この新会員、例えば会員ＢとＣは、会員Ａによって勧誘された事実または上層のスポンサーによってリクルートされ配置された事実を各自の会員申込書に示す。前記階層内に確立された会員は新会員を入会させる資格が与えられ、これに続く世代の会員は会員Ａの下層ネットワークを構成するよう確立される。
【００１５】
新会員勧誘の動機付けと会員のデビットカード利用の動機付けを提供するために、前記組織口座２２内に蓄積されたディスカウントクレジットからコミッションが払われる。前記コミッションは、毎週、毎月、年に２回、または年に１回のような定期間隔で支払われることが好ましい。特に好ましい実施例においては、コミッションは月１回の間隔で払われる。各会員のコミッションは、各自の下位ネットワーク内の会員のパーソナルビジネス量の総計に応じ、前記コミッション管理処理器２７によって決定される。例えば、会員のコミッションは、前記下位ネットワークの各連続階級を階級用の選択部分に関連付けてなる表４０に従って決定され、各会員の下位ネットワーク中の連続階級に位置している会員のパーソナルビジネス量の総計の所定の割合からなる。この表４０は前記階層の一例に隣接して図３に示されている。前記表４０に従って、会員Ａは、会員ＢとＣのパーソナルビジネス量の２％、会員ＤとＥとＦのパーソナルビジネス量の３％、会員ＧとＨのパーソナルビジネス量の２０％の割合でコミッションを受領し、合計＄３３．３０を獲得することになる。前記割合の表４０は前記コミッション管理システム２６によって維持されていて、所定の間隔で各会員に返すべきコミッションを算出する際に参照される。
【００１６】
会員が前記デビットカードを用いたり新会員を勧誘したりする動機を最大化するために、様々なコミッション表またはマルチレベル支払いプランが用いられていることは明らかである。さらに、このような動機付けを高めるために前記コミッション管理システム２６の機能を拡張してもよい。前記デビットカードの利用を促進するための更なる動機付けとして、前記コミッションの支払いは、徐々に上がっていく資格閾値スケール（ｑｕａｌｉｆｉｃａｔｉｏｎ　ｔｈｒｅｓｈｏｌｄ　ｖａｌｕｅ）に応じて、ある会員の下位ネットワークの連続階級からコミッションを受領する資格を得るためのパーソナルビジネス量が所定レベルに到達することを条件とすることもできる。図３の例においては、会員Ａは、自身の下位ネットワークの最初の３階級からコミッションをもらう資格を獲得するためには５０ドル、第４から第６階級からもらうには１００ドル、また第７と第８レベルも含む場合は２００ドルのパーソナルビジネス量を蓄積する必要がある。別の実施例においては、会員のパーソナルビジネス量から、比率決定要素を算出する基礎を提供するようにしてもよく、その会員のコミッションを算出するために使われる比率の階級依存表４０と組み合わせて使用される。
【００１７】
前記コミッション管理処理器２７が会員に払われるべきコミッションを決定すると、前記会員認識データとコミッション金額が支払い処理器サブシステム２９に送信される。好ましい実施例においては、前記支払い処理器サブシステムは、会員に送られるべきコミッションの小切手を印刷するための自動プリンタ／郵送処理器を有する。別の実施例においては、前記支払い処理器サブシステムは、前記組織の口座２２から前記会員の口座２１へ前記コミッション額の電子資金移動を実行し、更に前記会員宛てに郵送される明細書を印刷する。
【００１８】
会員が非現金式支払装置を利用したり新会員を勧誘するための動機付けは、さらに販売者に対しても前記組織とディスカウント契約を結ぶように勧誘するために用いてもよい。前記組織の会員は他の支払い手段よりも前記組織の支払い手段を好んで用いるよう動機付けられるため、また会員はより多いコミッション獲得の資格を得るために必要なパーソナルビジネス量を達成することを望むので、会員が参加している販売者から物を買う可能性が高い。この動機付けを作るために、販売者はマーケティングの目的で前記組織のデータベースへ限定的にアクセスを可能にしてもよい。例えば、各会員によって購入された商品のカテゴリーに関する総計的購入データは前記コミッション管理システムによって維持することが可能であり、販売者のマーケティング材料を前記組織のすでに動機付けられた会員のうちの特別に受容的な会員に向けることで販売者がより高い販促の効率性を達成できるようになる。従って、前記組織とディスカウント契約を結ぶことによって、販売者はその販売者から躊躇なく購入することにすでに動機付けられている人に販促材料を向けることによって高いマーケティング効果も獲得できる。例えば、会員がスポーツ用品を購入する相対的頻度は、販促材料を購入度の高いスポーツ用品の消費者に向けることを望んでいるスポーツ用品販売者にとって貴重な情報である。販売者に与えられるマーケティングサポートの度合いは、販売者によって提供されるディスカウントの大きさを条件とすることができる。
【００１９】
上記で用いられた条件は説明上の条件であってそれに限定されるものではなく、本発明の範囲は下記請求項とそれを基にする同等のものによって定義されるべきものである。本発明は、この分野の当業者の技術の範囲内で変更が可能であることは明らかである。例えば、本発明の実施例は他の非現金支払装置に適用されてもよい。そのような変形においては、ここで用いられた「ディスカウント」という表現は、購入取引を処理するために販売者によって払われたプレミアムと、また販売者が購入価格に当てたディスカウントの意味と同様に使用される。同じように、そのような変形において、会員の「デビット口座」は、コミッションの支払いとは別、またはそれに伴った基準において会員に請求されるクレジット残高に適用される。
【図面の簡単な説明】
前記サマリーおよび後記詳述は添付図面と合わせると最も理解される。
【図１】
本発明の好ましい実施例による取引システムの機能ブロック図である。
【図２】
図１の取引システムのコミッション決算支払いデータベース中に保存された電子データベースのブロック図である。
【図３】
前記コミッション決算支払いデータベース中の電子データの組織を示す構造図である。

Claims (16)

1. 非現金式支払装置の利用促進のためのコミッション分配方法であって、
   会員記録を有する電子データベースを組織する工程であって、各会員記録は非現金式支払装置の保持者を特定するものである工程と、
   前記会員記録の中での階層関係を確立し、その位置データを前記会員記録と関連付けて前記電子データベース中に保存する工程と、
   購入処理端末を作動させ、前記非現金式支払装置を保持する会員のうちの一人による購入を記録する工程と、
   取引データを前記購入処理端末から前記電子データベースに接続されたコミッション管理処理器へ電子的に送信する工程と、
   前記コミッション管理処理器を動作させ、前記取引データに基づいて、ビジネス量値を決定し、前記一会員を特定する会員記録中にこのビジネス量値を記録する工程と、
   他の会員記録内に記録されたビジネス量値に基づき、及び前記階層中の前記他の会員との関連での前記一会員の位置データに基づき、前記一会員のためのコミッション値を決定する工程と、
   前記一会員に対し前記コミッション値の額の金銭の支払いを実行する工程と、
   を有する方法。
2. 請求項１記載の方法であって、
   前記確立のための工程は、前記階層内で前記一会員と関係する会員記録中の連続する従属階級を確立し、それにより前記一会員によってリクルートされた従属会員及び各連続する階級にいる更なる従属会員を特定する工程を有し、
   前記決定のための工程は、前記コミッション管理処理器が各従属階級から会員記録を引き出し、各従属会員のために記録された前記ビジネス量に基づいて前記コミッション価格を算出する工程を有するものである
   方法。
3. 請求項２記載の方法であって、
   前記決定工程は、比率的コミッションレートを前記階層の各連続従属階級と関連付けてなる比率表に基づき、前記コミッション値を算出する工程を更なる含むものである。
4. 請求項３記載の方法であって、
   前記決定工程は、資格を得るためのビジネス量値に関する所定の表に基づいて前記コミッション値を算出する工程を更に含むものである。
5. 請求項４記載の方法であって、
   前記決定工程は、前記資格を得るためのビジネス量値の表を取り出して処理し、以下のものを決定する：
   （ｉ）前記一会員に対するコミッション支払いのためのビジネス量閾値、
   （ｉｉ）従属会員記録が前記コミッション値を決定するために引き出される従属会員階層の番号の特定。
6. 請求項１記載の方法であって、前記非現金式支払装置はデビットカードを含むものであり、この方法は、
   デビット承認処理器を作動させ、前記購入処理端末から前記購入データを受け取り、前記購入データを前記コミッション管理処理器へ転送する工程と、
   前記デビット承認処理器から前記購入処理端末へ電子承認信号を発する工程と、
   前記デビット承認処理器から自動クリアリングハウスへ、この自動クリアリングハウスが電子に資金転送を実行させるための電子の指令を送信する工程であって、前記一会員によって所有される口座から第１の金銭額を差し引く工程を有する工程と、
   購入が行われた販売者が所有する口座へ第２の金銭額をクレジットする工程と、
   購入が行われた販売者が所有する口座から第３の金銭額を差し引く工程と、
   コミッション管理組織が所有する口座へ第４の金銭額をクレジットする工程とを有し、
   前記第１の額と第２の額は購入価格に等しく、そして、前記第３の額と第４の額は前記販売者によって購入に適用される所定のディスカウントである。
7. 請求項６記載の方法であって、前記支払いを実行する工程は、前記コミッション値をコミッション管理組織が所有する口座から前記一会員へ移動する工程を有する。
8. 請求項７記載の方法であって、前記移動工程は、前記一会員宛の小切手を前記コミッション値の額で印刷し、この小切手を前記一会員に発送することを有する。
9. 請求項７記載の方法であって、前記移動工程は前記自動クリアリングハウスを作動させ、前記コミッション管理組織の口座から前記一会員の口座への電子資金移動を実行する工程を含む。
10. 請求項１記載の方法において、前記非現金式支払装置はクレジットカードおよびデビットカードのうちの１つであって、
    前記非現金式支払装置は前記一会員を特定するための磁気的にエンコードされた記号をその上に有しており、
    前記作動工程は、前記磁気的にエンコードされた記号を前記デビット承認処理器へ送信するため電子的購入データに変換する工程を有する。
11. 非現金式支払装置を促進する手段であって、
    非現金式支払装置を保持する多数の会員の間の階層関係を確立する工程と、
    前記会員間で確立された階層関係を、コミッション管理処理器によって維持されている電子データベース内の位置データとして記録する工程と、
    前記コミッション管理処理器から離れた複数箇所で行われる非現金式支払装置を使用した会員による電子購入取引を処理し、購入データを前記コミッション管理処理器へ電子的に送信する工程と、
    前記コミッション管理処理器によって、（ｉ）他の会員によってなされた電子購入取引に属する購入データと、（ｉｉ）各会員と前記電子データベース内の他の会員とを関連づけている前記位置データに基づいてコミッション値を決定する工程と、
    前記コミッション値の金額で各会員に金銭支払を実行する工程と、
    を有する手段である。
12. 請求項１１記載の方法であって、前記確立と記録の工程は、
    各会員が新たに会員及び／若しくはディストリビュータをリクルートし前記非現金式支払装置を申し込む工程と、
    各新会員が申込書記入を完了しこの新会員を入会させた選ばれた会員もしくはディストリビュータを特定する工程と、
    この新会員と選ばれた会員との間のリクルート関係を反映させるために前記電子データベース内に新会員記録を作成する工程と、
    を有する。
13. 請求項２記載の方法であって、前記購入処理端末は拠点販売端末である。
14. 請求項１記載の方法であって、前記変換データは購入データを有している。
15. 請求項１記載の方法であって、前記変換データはディスカウントデータを有する。
16. 請求項２記載の方法であって、前記会員はディストリビュータである。

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