JP2004504211A - 窓ガラス - Google Patents
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- B32B17/10165—Functional features of the laminated safety glass or glazing
- B32B17/10293—Edge features, e.g. inserts or holes
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- B60J—WINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
- B60J1/00—Windows; Windscreens; Accessories therefor
- B60J1/02—Windows; Windscreens; Accessories therefor arranged at the vehicle front, e.g. structure of the glazing, mounting of the glazing
Abstract
窓ガラスパネル(10)はフレーム(35)中に窓ガラスパネルを固定するのに寄与するように適応された固定要素(31)を有する。この固定要素はpvbの層又は他のガラスラミネート材料(22)によって窓ガラスパネルの表面に固定される。この配置はリサイクルを容易にすることができる。
【選択図】図3
【選択図】図3
Description
【0001】
本発明は窓ガラスパネルに関し、限定されないが特に、フレームにおける車両用窓ガラスパネルの組み立て及び/又は窓ガラスパネルのその寿命の終わりにおけるリサイクルを容易にすることができる配置に関する。
【0002】
本発明は特にラミネートされたフロントガラスに関して記載されるが、他の用途、例えば一体式車両用窓ガラスパネル、他のラミネートされた車両用窓ガラス、建築用窓ガラス及び他のタイプの窓ガラスに使用されてもよい。
【0003】
車のフロントガラスを組み立てる一般的な方法は、窓ガラスの周囲から間隔を置いて、例えばポリウレタン接着剤の如き接着剤の押出ストリップ又はビードを使用して車両の車体構造の一部を形成するフレーム内にフロントガラスの一つの面を接着することを含む。接着剤はガラスと直接接触するよりむしろフロントガラスの表面上に印刷される装飾的エナメルバンドに接触させてもよい。このバンドは車両の外部からの視界から固定部を隠し、入射する紫外線から接着剤を保護することができる。接着剤と窓ガラス又はエナメルバンドの間の接着を容易にするためにプライマーを使用してもよい。
【0004】
かかる接着剤システムは車両のフレーム内の窓ガラスの組み立てを容易にし、有用な機械的特性を与える。しかしながら、例えば車両の寿命の終わりに又は損傷した窓ガラスの交換のために、車両から窓ガラスを除去するときにはそれらは決して理想的ではない。例えば窓ガラスのリサイクルを容易にするために、窓ガラスの表面から接着剤を除去することは困難であるかもしれない。これらの欠点は接着剤が車両の寿命中に望ましくない分離を避けるために車両のフレーム及び窓ガラスの両方に対して十分な接着を持つように選択されるので固有のものである。接着剤は窓ガラスが車両の剛性に寄与できるために十分な機械的耐性を持つように選択されることも多い。
【0005】
例えばナイフを使用して接着剤を切断することによって車体構造から窓ガラスを分離することは困難であり、時間を消費する:窓ガラスが据え付けられているときの接着剤の非アクセス性はこれを不便なものにする。仮に達成されたとしても窓ガラスがリサイクルされる場合には窓ガラスの表面から接着剤を除去することがなお必要であるかもしれない。あるいは、窓ガラスの中央部分は接着剤を介して車体構造にまだ接着されている窓ガラスの周囲バンドを残して切断及び分離されるかもしれない。これは再び時間を消費し、特別な道具と注意を必要とする。さらに、窓ガラスの一部しか回収できず、リサイクルすることができない。
【0006】
第一側面によれば、本発明は請求項1に規定されたような車両窓ガラスパネルを提供する。
【0007】
窓ガラスパネルの表面に固定要素を固定するためのガラスラミネート材料の層の使用は、窓ガラスに対する接着の適切なレベルを提供しかつ大量生産を容易にするために好適な取扱い特性を有する材料を使用して固定要素を固定することができる。これは少なくとも一つのガラスシートで組み立てられたガラスラミネート材料を含むラミネート層を有するラミネートされた窓ガラスに関して特に有利である。なぜならば窓ガラスパネルをラミネートするために使用される方法又はその一部は固定要素を固定するために使用されうるからである。かかる方法は例えば真空バッグにおいて、又はカレンダのローラ間を通過し、オートクレーブ中で熱及び圧力を受けることによってガス抜きをすることを含む。
【0008】
ガス抜き操作中、ガラスラミネート材料を介して固定要素と窓ガラスパネルの間に予備接着を作ってもよい。かかる予備接着は窓ガラスパネルに固定要素を固定するために不十分であるかもしれない。この場合には、固定工程が必要であるかもしれない。
【0009】
固定要素を固定するためのガラスラミネート材料の使用はまた、窓ガラスパネルのリサイクルを容易にすることができる。窓ガラスパネルの寿命の終わりに、固定要素は窓ガラス表面に対するガラスラミネート材料の接着を意図的に破壊することによって窓ガラスから分離されることができる。これはラミネート層のガラスラミネート材料を含むラミネートされた窓ガラスの場合には特に有利である。なぜならば窓ガラスパネルを含むガラスシートの剥離及び固定要素の脱着は同じ方法を使用して実施されてもよく及び/又は同時に実施されてもよい。
【0010】
固定要素が窓ガラスパネルに固定される手段であるガラスラミネート材料は下記のような材料を含むか又はそのような材料であることができる:
a)例えばオートクレーブにおいてポリビニルブチラールと同様な方法で窓ガラスパネルの表面に対して固定要素を固定するように処理され;かつ/又は
b)例えば接着性を減少するために水透過を使用してガラスからポリビニルブチラールを分離するのと同様な方法で窓ガラスパネルから固定要素を分離するように処理されうる窓ガラスパネルの表面に対して固定要素を固定する機能を果たし;かつ/又は
c)ガラスの二つのシートを一緒にラミネートするために使用されることができる。
【0011】
好ましくは、固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料はポリビニルブチラール(pvb)であるか又はそれを含む。
【0012】
ラミネートされた窓ガラスの場合において、固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料はラミネート層のガラスラミネート材料と同じ材料であるか又は実質的に同じ材料であることが好ましい。固定要素が窓ガラスパネルに固定される手段であるガラスラミネート材料はラミネート層と正確に同じ特性を持つ必要はない。例えばそれは透明である必要はない。
【0013】
ガラスラミネート材料は約0.2mm〜約1.2mmの厚さを有してもよい。
【0014】
pvbのシートによって一緒にラミネートされるガラスの二つのシートを分離するための一つの可能な技術は下記のことを含む:
・ 例えば窓ガラスをローラ又はクラッシャに通過させることによってガラスシートを破壊してpvb層になお付着されるガラスの小さな破片を生成し、水又は水蒸気がpvbシートにアクセスしうる複数の通路を生成する;
・ 例えば窓ガラスを雨に数週間又は数ヶ月さらすか又は窓ガラスを水浴中に沈めることによってpvbとガラスの間の接着を十分に弱める程度に水をpvbシートに透過させる;及び
・ 続いてpvbの層からガラスを連続的に分離する。
【0015】
水の透過は温水又は熱水を使用することによって増強されてもよい。いったん接着が弱められたらpvbシートからガラスの破片を機械的に掻き取ることによって分離を実施してもよい。pvbとガラス破片は次いで手動で及び/又は自動的に分類されてもよい。
【0016】
実在する技術はガラスからpvbラミネート層の100%分離を与えないかもしれないが、例えば平板ガラスの製造のためにガラス炉中にカレットとしてガラスを再導入することを達成できる程度の十分な分離であればよい。
【0017】
本発明はガラスラミネート材料とガラスを分離するための公知の技術を使用して窓ガラスパネルから固定要素を脱着することができる。
【0018】
窓ガラスパネルの異なる構成要素をリサイクル及び/又は再使用を容易にするために分離及び/又は分類してもよい。例えば、もし固定要素が磁性金属を含むなら、そのときこれを分類するのに磁石を使用してもよい。
【0019】
固定要素はガラスラミネート材料によって窓ガラスパネルのガラスシートの表面に直接固定されてもよい。あるいは、それは窓ガラスパネルの表面に固定された層又は要素、例えばエナメル材料の層に固定されてもよい。かかるエナメル材料はマスキングバンドの形であってもよい。固定要素はマスキングバンドの必要性を除去することができ及び/又は窓ガラスパネルの外部及び/又は内部から窓ガラスの固定部をマスクするのに役立つことができる。
【0020】
固定要素は例えば接着によって、溶接によって、クリップ、ねじによって又はボルト又は他の手段によって車両の車体構造の一部に固定されるように適応された金属プレート又はブラケットを含んでもよい。それはリサイクル操作の一部として金属要素を分類及び分離することが特に容易である。あるいは、固定要素はプラスチック材料であってもよく又はそれを含んでもよい。
【0021】
窓ガラスパネルがラミネートされた窓ガラスパネルである場合、固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料を与えるためのラミネート層の連続の使用はガラスラミネート材料の分離片に対する必要性を避けることによって窓ガラスパネルにおける固定要素の組み立てを容易にすることができる。
【0022】
ラミネート層は約0.2mm〜1.2mmの厚さを有するポリビニルブチラール(pvb)のシートであってもよい。車のフロントガラスのための標準的なpvb厚さは0.38mm及び0.76mmである。ラミネート層は複合層であってもよい。それは例えば別の層を有するpvbの二つのシートを含んでもよい。その別の層はそれらの間にサンドイッチされるポリエチレンテレフタレート(pet)のシートである。かかるpet(又は他のシート)は太陽光制御被覆、例えば窓ガラスの太陽光制御特性を増強するように適応された磁気スパッタされた被覆スタックを担持してもよい。
【0023】
ガラスの各シートは約1mm〜8mm、特に約1.5mm〜3.5mm、さらに特に約1.8mm〜2.5mmの厚さを有してもよい。ラミネートされた窓ガラスの場合には、ガラスの各シートは同じ厚さを有する必要はない。
【0024】
ガラスの二つのシートがオフセットされるラミネートされた窓ガラスパネルの一部において固定部材を固定することは:
・ 固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料をさらに提供するためのラミネート層の使用を容易にすることができ;かつ/又は
・ 窓ガラスパネルの表面と同一表面を与える付着部の使用を容易にすることができる。
【0025】
本発明は車両用窓ガラス、特に窓ガラスパネルが車両の車体構造によって形成されたフレーム内に組み立てられるように適応された自動車用窓ガラスに対して特に好適である。
【0026】
好ましい例によれば、いったんそのフレーム内に固定されると、窓ガラスパネルはフレームと実質的に同一平面であってもよい。これは窓ガラスパネルとフレームが実質的に連続した表面レベルを有し、外部組み立ての表面におけるいかなる有意な不連続性又は工程も避けることを意味する。同一平面の嵌合は窓ガラスとフレームの間の間隙を最小にし、かかる界面の汚れの発生を避け、審美的外観を良好にし、良好な空気力学的特性を車両に与え、望ましくないノイズを減らす利点を有する。
【0027】
別の好ましい例によれば、固定要素は窓ガラスパネルの単一表面に固定される。
【0028】
さらなる側面によれば、本発明は請求項9に記載の窓ガラスパネルに固定要素を固定する方法を提供し、請求項17に記載の窓ガラスパネルの使用を提供する。
【0029】
本発明の具体例は添付図面を参照して例としてのみ記載されるだろう。
図1はフレーム中に組み立てられた一体式窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
図2はフレーム中に組み立てられた別の窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
図3はラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
図4は別のラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
図5はラミネートされたフロントガラスの平面図である。
図6はフレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらなる形の周囲部の断面図である。
図7はフレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスの別の形の周囲部の断面図である。
図8はフレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらに別の形の周囲部の断面図である。
【0030】
図1の車両用窓ガラスパネル10は窓ガラスパネルの表面上に担持される黒エナメル16のバンドにpvb22の層によって固定された金属プレート21を含む固定部材によって車の車体構造の一部として与えられるフレーム15中に固定されるように適応されている。金属プレート21はポリウレタン接着剤23のビードによって車両フレーム15に接着される。金属プレート21及び接着剤ビード23は窓ガラスパネルの全周囲にわたって延びる。この方法では、固定要素21はフレーム15において窓ガラスパネルを固定するのに寄与する。
【0031】
図2の配置では、金属プレート21はまた、車両フレーム15に接触するリップ25を有する弾性プロファイル24を担持する。
【0032】
これらの最初の二つの例は一体式又はラミネートされた窓ガラスパネルで同様に使用されうることは明らかである。
【0033】
図3の固定要素はpvb22の層によってラミネートされたフロントガラス10に固定された金属ブラケット31を含む。pvb層22はpvbラミネート層の連続であり、それによって窓ガラスパネルを構成する二つのガラスシート11,12が一緒にラミネートされる。固定要素31は二つのガラスシートがオフセットされる窓ガラスパネルの周囲の一部における窓ガラスパネルの外表面に固定される。この方法では、固定要素の外表面32は窓ガラスパネルの外表面と同一平面であるか又は実質的に同一平面である。窓ガラスパネルの周囲縁からセットバックされるガラス11のシートの縁と固定要素31の間に任意のスペーサ36が位置される。スペーサ36は例えばラミネート層22に有害であるかもしれない水及び/又はゴミの進入を防止又は減少するために固定要素とこのガラスのシートの間にシールを与えてもよく、及び/又はそれは装飾的であってもよい。固定要素31はボルト34によって車両の車体構造35に固定されるが、クリップを使用して又は接着又は溶接によって固定されることもできる。固定要素と車両の車体構造の間にシール33を配置してもよい。特にこの配置では、しかし他の可能な例においても、固定要素31は周囲の車体構造と同じ又は類似の色又は表面外観を有してもよい。これは審美的に心地良い外観を与えてもよい。この例では、車両の車体構造に対する窓ガラスの固定部分を隠すために窓ガラスパネル上にマスキングバンドを与える必要が全くない。
【0034】
図4の配置では、固定要素41はガラスの二つのシートがオフセットされる位置における窓ガラスパネル10の内表面に固定される。固定要素41は金属プレート又はブラケットであってもよく、車両の車体構造に固定されるように適応される。
【0035】
図5の配置では、ラミネートされた車両の窓ガラスを構成するガラスの二つのシートは窓ガラスパネルの周囲にわたって間隔をおいた部分51でオフセットされている。固定部材(図示せず)はこれらの部分における窓ガラスパネルに固定されてもよい。あるいは、ラミネートされた窓ガラスパネルを構成する二つのシートは窓ガラスパネルの全周囲にわたってオフセットされてもよい。
【0036】
図6は接着剤23のビードによって車両のフレーム15中に接着されかつ窓ガラスパネルの表面に固定された金属プレートの形の固定要素61を示す。金属プレート61は刻み62の形の弱化部を有し、それによってその一体性は破壊されることができ、金属プレートの一部と車両フレーム15に付着された接着剤のビードを残して窓ガラスをフレームから除去することができる。弱化部62は窓ガラスパネルの全周囲にわたって与えられてもよい。あるいは、それは窓ガラスの除去を容易にするアクセス点を与えるためにその周囲の一以上の不連続部に与えられてもよい。
【0037】
図7の配置では、固定要素71は車両のフレーム72の一部に直接固定されるように適応されている。
【0038】
図8は金属プレート81の形の固定要素が窓ガラスパネルのガラスの二つのシートがオフセットされる位置における窓ガラスパネルの下側のpvb22のラミネート層の連続によってラミネートされた窓ガラスパネル22に固定される配置を示す。固定要素に固定された押出プロファイル82は接着剤83のビードによってフレーム15中に接着される。加熱要素84は固定要素81において与えられ、固定要素81を加熱し、所望により溶融、燃焼又はそうでなければ固定要素とpvb22の間の接着を低下することによって窓ガラスパネルから固定要素の分離を促進する。加熱要素は固定要素に及び/又はその上に及び/又はその下に与えられてもよい。それは一以上のワイヤ及び/又は導線を含んでもよく、例えば導電性のエナメルで、電気の伝導によって及び/又は誘導によって加熱可能なものを含んでもよい。
【0039】
好ましくは、本発明による窓ガラスはヨーロッパ標準規格R43に従う。
【図面の簡単な説明】
【図1】
フレーム中に組み立てられた一体式窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
【図2】
フレーム中に組み立てられた別の窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
【図3】
ラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
【図4】
別のラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
【図5】
ラミネートされたフロントガラスの平面図である。
【図6】
フレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらなる形の周囲部の断面図である。
【図7】
フレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスの別の形の周囲部の断面図である。
【図8】
フレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらに別の形の周囲部の断面図である。
本発明は窓ガラスパネルに関し、限定されないが特に、フレームにおける車両用窓ガラスパネルの組み立て及び/又は窓ガラスパネルのその寿命の終わりにおけるリサイクルを容易にすることができる配置に関する。
【0002】
本発明は特にラミネートされたフロントガラスに関して記載されるが、他の用途、例えば一体式車両用窓ガラスパネル、他のラミネートされた車両用窓ガラス、建築用窓ガラス及び他のタイプの窓ガラスに使用されてもよい。
【0003】
車のフロントガラスを組み立てる一般的な方法は、窓ガラスの周囲から間隔を置いて、例えばポリウレタン接着剤の如き接着剤の押出ストリップ又はビードを使用して車両の車体構造の一部を形成するフレーム内にフロントガラスの一つの面を接着することを含む。接着剤はガラスと直接接触するよりむしろフロントガラスの表面上に印刷される装飾的エナメルバンドに接触させてもよい。このバンドは車両の外部からの視界から固定部を隠し、入射する紫外線から接着剤を保護することができる。接着剤と窓ガラス又はエナメルバンドの間の接着を容易にするためにプライマーを使用してもよい。
【0004】
かかる接着剤システムは車両のフレーム内の窓ガラスの組み立てを容易にし、有用な機械的特性を与える。しかしながら、例えば車両の寿命の終わりに又は損傷した窓ガラスの交換のために、車両から窓ガラスを除去するときにはそれらは決して理想的ではない。例えば窓ガラスのリサイクルを容易にするために、窓ガラスの表面から接着剤を除去することは困難であるかもしれない。これらの欠点は接着剤が車両の寿命中に望ましくない分離を避けるために車両のフレーム及び窓ガラスの両方に対して十分な接着を持つように選択されるので固有のものである。接着剤は窓ガラスが車両の剛性に寄与できるために十分な機械的耐性を持つように選択されることも多い。
【0005】
例えばナイフを使用して接着剤を切断することによって車体構造から窓ガラスを分離することは困難であり、時間を消費する:窓ガラスが据え付けられているときの接着剤の非アクセス性はこれを不便なものにする。仮に達成されたとしても窓ガラスがリサイクルされる場合には窓ガラスの表面から接着剤を除去することがなお必要であるかもしれない。あるいは、窓ガラスの中央部分は接着剤を介して車体構造にまだ接着されている窓ガラスの周囲バンドを残して切断及び分離されるかもしれない。これは再び時間を消費し、特別な道具と注意を必要とする。さらに、窓ガラスの一部しか回収できず、リサイクルすることができない。
【0006】
第一側面によれば、本発明は請求項1に規定されたような車両窓ガラスパネルを提供する。
【0007】
窓ガラスパネルの表面に固定要素を固定するためのガラスラミネート材料の層の使用は、窓ガラスに対する接着の適切なレベルを提供しかつ大量生産を容易にするために好適な取扱い特性を有する材料を使用して固定要素を固定することができる。これは少なくとも一つのガラスシートで組み立てられたガラスラミネート材料を含むラミネート層を有するラミネートされた窓ガラスに関して特に有利である。なぜならば窓ガラスパネルをラミネートするために使用される方法又はその一部は固定要素を固定するために使用されうるからである。かかる方法は例えば真空バッグにおいて、又はカレンダのローラ間を通過し、オートクレーブ中で熱及び圧力を受けることによってガス抜きをすることを含む。
【0008】
ガス抜き操作中、ガラスラミネート材料を介して固定要素と窓ガラスパネルの間に予備接着を作ってもよい。かかる予備接着は窓ガラスパネルに固定要素を固定するために不十分であるかもしれない。この場合には、固定工程が必要であるかもしれない。
【0009】
固定要素を固定するためのガラスラミネート材料の使用はまた、窓ガラスパネルのリサイクルを容易にすることができる。窓ガラスパネルの寿命の終わりに、固定要素は窓ガラス表面に対するガラスラミネート材料の接着を意図的に破壊することによって窓ガラスから分離されることができる。これはラミネート層のガラスラミネート材料を含むラミネートされた窓ガラスの場合には特に有利である。なぜならば窓ガラスパネルを含むガラスシートの剥離及び固定要素の脱着は同じ方法を使用して実施されてもよく及び/又は同時に実施されてもよい。
【0010】
固定要素が窓ガラスパネルに固定される手段であるガラスラミネート材料は下記のような材料を含むか又はそのような材料であることができる:
a)例えばオートクレーブにおいてポリビニルブチラールと同様な方法で窓ガラスパネルの表面に対して固定要素を固定するように処理され;かつ/又は
b)例えば接着性を減少するために水透過を使用してガラスからポリビニルブチラールを分離するのと同様な方法で窓ガラスパネルから固定要素を分離するように処理されうる窓ガラスパネルの表面に対して固定要素を固定する機能を果たし;かつ/又は
c)ガラスの二つのシートを一緒にラミネートするために使用されることができる。
【0011】
好ましくは、固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料はポリビニルブチラール(pvb)であるか又はそれを含む。
【0012】
ラミネートされた窓ガラスの場合において、固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料はラミネート層のガラスラミネート材料と同じ材料であるか又は実質的に同じ材料であることが好ましい。固定要素が窓ガラスパネルに固定される手段であるガラスラミネート材料はラミネート層と正確に同じ特性を持つ必要はない。例えばそれは透明である必要はない。
【0013】
ガラスラミネート材料は約0.2mm〜約1.2mmの厚さを有してもよい。
【0014】
pvbのシートによって一緒にラミネートされるガラスの二つのシートを分離するための一つの可能な技術は下記のことを含む:
・ 例えば窓ガラスをローラ又はクラッシャに通過させることによってガラスシートを破壊してpvb層になお付着されるガラスの小さな破片を生成し、水又は水蒸気がpvbシートにアクセスしうる複数の通路を生成する;
・ 例えば窓ガラスを雨に数週間又は数ヶ月さらすか又は窓ガラスを水浴中に沈めることによってpvbとガラスの間の接着を十分に弱める程度に水をpvbシートに透過させる;及び
・ 続いてpvbの層からガラスを連続的に分離する。
【0015】
水の透過は温水又は熱水を使用することによって増強されてもよい。いったん接着が弱められたらpvbシートからガラスの破片を機械的に掻き取ることによって分離を実施してもよい。pvbとガラス破片は次いで手動で及び/又は自動的に分類されてもよい。
【0016】
実在する技術はガラスからpvbラミネート層の100%分離を与えないかもしれないが、例えば平板ガラスの製造のためにガラス炉中にカレットとしてガラスを再導入することを達成できる程度の十分な分離であればよい。
【0017】
本発明はガラスラミネート材料とガラスを分離するための公知の技術を使用して窓ガラスパネルから固定要素を脱着することができる。
【0018】
窓ガラスパネルの異なる構成要素をリサイクル及び/又は再使用を容易にするために分離及び/又は分類してもよい。例えば、もし固定要素が磁性金属を含むなら、そのときこれを分類するのに磁石を使用してもよい。
【0019】
固定要素はガラスラミネート材料によって窓ガラスパネルのガラスシートの表面に直接固定されてもよい。あるいは、それは窓ガラスパネルの表面に固定された層又は要素、例えばエナメル材料の層に固定されてもよい。かかるエナメル材料はマスキングバンドの形であってもよい。固定要素はマスキングバンドの必要性を除去することができ及び/又は窓ガラスパネルの外部及び/又は内部から窓ガラスの固定部をマスクするのに役立つことができる。
【0020】
固定要素は例えば接着によって、溶接によって、クリップ、ねじによって又はボルト又は他の手段によって車両の車体構造の一部に固定されるように適応された金属プレート又はブラケットを含んでもよい。それはリサイクル操作の一部として金属要素を分類及び分離することが特に容易である。あるいは、固定要素はプラスチック材料であってもよく又はそれを含んでもよい。
【0021】
窓ガラスパネルがラミネートされた窓ガラスパネルである場合、固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料を与えるためのラミネート層の連続の使用はガラスラミネート材料の分離片に対する必要性を避けることによって窓ガラスパネルにおける固定要素の組み立てを容易にすることができる。
【0022】
ラミネート層は約0.2mm〜1.2mmの厚さを有するポリビニルブチラール(pvb)のシートであってもよい。車のフロントガラスのための標準的なpvb厚さは0.38mm及び0.76mmである。ラミネート層は複合層であってもよい。それは例えば別の層を有するpvbの二つのシートを含んでもよい。その別の層はそれらの間にサンドイッチされるポリエチレンテレフタレート(pet)のシートである。かかるpet(又は他のシート)は太陽光制御被覆、例えば窓ガラスの太陽光制御特性を増強するように適応された磁気スパッタされた被覆スタックを担持してもよい。
【0023】
ガラスの各シートは約1mm〜8mm、特に約1.5mm〜3.5mm、さらに特に約1.8mm〜2.5mmの厚さを有してもよい。ラミネートされた窓ガラスの場合には、ガラスの各シートは同じ厚さを有する必要はない。
【0024】
ガラスの二つのシートがオフセットされるラミネートされた窓ガラスパネルの一部において固定部材を固定することは:
・ 固定要素が窓ガラスパネルに固定されるための手段であるガラスラミネート材料をさらに提供するためのラミネート層の使用を容易にすることができ;かつ/又は
・ 窓ガラスパネルの表面と同一表面を与える付着部の使用を容易にすることができる。
【0025】
本発明は車両用窓ガラス、特に窓ガラスパネルが車両の車体構造によって形成されたフレーム内に組み立てられるように適応された自動車用窓ガラスに対して特に好適である。
【0026】
好ましい例によれば、いったんそのフレーム内に固定されると、窓ガラスパネルはフレームと実質的に同一平面であってもよい。これは窓ガラスパネルとフレームが実質的に連続した表面レベルを有し、外部組み立ての表面におけるいかなる有意な不連続性又は工程も避けることを意味する。同一平面の嵌合は窓ガラスとフレームの間の間隙を最小にし、かかる界面の汚れの発生を避け、審美的外観を良好にし、良好な空気力学的特性を車両に与え、望ましくないノイズを減らす利点を有する。
【0027】
別の好ましい例によれば、固定要素は窓ガラスパネルの単一表面に固定される。
【0028】
さらなる側面によれば、本発明は請求項9に記載の窓ガラスパネルに固定要素を固定する方法を提供し、請求項17に記載の窓ガラスパネルの使用を提供する。
【0029】
本発明の具体例は添付図面を参照して例としてのみ記載されるだろう。
図1はフレーム中に組み立てられた一体式窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
図2はフレーム中に組み立てられた別の窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
図3はラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
図4は別のラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
図5はラミネートされたフロントガラスの平面図である。
図6はフレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらなる形の周囲部の断面図である。
図7はフレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスの別の形の周囲部の断面図である。
図8はフレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらに別の形の周囲部の断面図である。
【0030】
図1の車両用窓ガラスパネル10は窓ガラスパネルの表面上に担持される黒エナメル16のバンドにpvb22の層によって固定された金属プレート21を含む固定部材によって車の車体構造の一部として与えられるフレーム15中に固定されるように適応されている。金属プレート21はポリウレタン接着剤23のビードによって車両フレーム15に接着される。金属プレート21及び接着剤ビード23は窓ガラスパネルの全周囲にわたって延びる。この方法では、固定要素21はフレーム15において窓ガラスパネルを固定するのに寄与する。
【0031】
図2の配置では、金属プレート21はまた、車両フレーム15に接触するリップ25を有する弾性プロファイル24を担持する。
【0032】
これらの最初の二つの例は一体式又はラミネートされた窓ガラスパネルで同様に使用されうることは明らかである。
【0033】
図3の固定要素はpvb22の層によってラミネートされたフロントガラス10に固定された金属ブラケット31を含む。pvb層22はpvbラミネート層の連続であり、それによって窓ガラスパネルを構成する二つのガラスシート11,12が一緒にラミネートされる。固定要素31は二つのガラスシートがオフセットされる窓ガラスパネルの周囲の一部における窓ガラスパネルの外表面に固定される。この方法では、固定要素の外表面32は窓ガラスパネルの外表面と同一平面であるか又は実質的に同一平面である。窓ガラスパネルの周囲縁からセットバックされるガラス11のシートの縁と固定要素31の間に任意のスペーサ36が位置される。スペーサ36は例えばラミネート層22に有害であるかもしれない水及び/又はゴミの進入を防止又は減少するために固定要素とこのガラスのシートの間にシールを与えてもよく、及び/又はそれは装飾的であってもよい。固定要素31はボルト34によって車両の車体構造35に固定されるが、クリップを使用して又は接着又は溶接によって固定されることもできる。固定要素と車両の車体構造の間にシール33を配置してもよい。特にこの配置では、しかし他の可能な例においても、固定要素31は周囲の車体構造と同じ又は類似の色又は表面外観を有してもよい。これは審美的に心地良い外観を与えてもよい。この例では、車両の車体構造に対する窓ガラスの固定部分を隠すために窓ガラスパネル上にマスキングバンドを与える必要が全くない。
【0034】
図4の配置では、固定要素41はガラスの二つのシートがオフセットされる位置における窓ガラスパネル10の内表面に固定される。固定要素41は金属プレート又はブラケットであってもよく、車両の車体構造に固定されるように適応される。
【0035】
図5の配置では、ラミネートされた車両の窓ガラスを構成するガラスの二つのシートは窓ガラスパネルの周囲にわたって間隔をおいた部分51でオフセットされている。固定部材(図示せず)はこれらの部分における窓ガラスパネルに固定されてもよい。あるいは、ラミネートされた窓ガラスパネルを構成する二つのシートは窓ガラスパネルの全周囲にわたってオフセットされてもよい。
【0036】
図6は接着剤23のビードによって車両のフレーム15中に接着されかつ窓ガラスパネルの表面に固定された金属プレートの形の固定要素61を示す。金属プレート61は刻み62の形の弱化部を有し、それによってその一体性は破壊されることができ、金属プレートの一部と車両フレーム15に付着された接着剤のビードを残して窓ガラスをフレームから除去することができる。弱化部62は窓ガラスパネルの全周囲にわたって与えられてもよい。あるいは、それは窓ガラスの除去を容易にするアクセス点を与えるためにその周囲の一以上の不連続部に与えられてもよい。
【0037】
図7の配置では、固定要素71は車両のフレーム72の一部に直接固定されるように適応されている。
【0038】
図8は金属プレート81の形の固定要素が窓ガラスパネルのガラスの二つのシートがオフセットされる位置における窓ガラスパネルの下側のpvb22のラミネート層の連続によってラミネートされた窓ガラスパネル22に固定される配置を示す。固定要素に固定された押出プロファイル82は接着剤83のビードによってフレーム15中に接着される。加熱要素84は固定要素81において与えられ、固定要素81を加熱し、所望により溶融、燃焼又はそうでなければ固定要素とpvb22の間の接着を低下することによって窓ガラスパネルから固定要素の分離を促進する。加熱要素は固定要素に及び/又はその上に及び/又はその下に与えられてもよい。それは一以上のワイヤ及び/又は導線を含んでもよく、例えば導電性のエナメルで、電気の伝導によって及び/又は誘導によって加熱可能なものを含んでもよい。
【0039】
好ましくは、本発明による窓ガラスはヨーロッパ標準規格R43に従う。
【図面の簡単な説明】
【図1】
フレーム中に組み立てられた一体式窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
【図2】
フレーム中に組み立てられた別の窓ガラスパネルの周囲部の断面図である。
【図3】
ラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
【図4】
別のラミネートされたフロントガラスの周囲部の断面図である。
【図5】
ラミネートされたフロントガラスの平面図である。
【図6】
フレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらなる形の周囲部の断面図である。
【図7】
フレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスの別の形の周囲部の断面図である。
【図8】
フレーム中に組み立てられたラミネートされたフロントガラスのさらに別の形の周囲部の断面図である。
Claims (17)
- 固定要素を含む窓ガラスパネルであって、固定要素がフレーム中に固定された窓ガラスパネルを維持するように適応されたものにおいて、固定要素がガラスラミネート材料の層によって窓ガラスパネルの表面に固定されていることを特徴とする窓ガラスパネル。
- 窓ガラスパネルがフレーム内で実質的に同一平面で適合されるように適応されていることを特徴とする請求項1に記載の窓ガラスパネル。
- 窓ガラスパネルが少なくとも一つのラミネート層によって一緒にラミネートされたガラスの少なくとも二つのシートを含むラミネートされた窓ガラスであること、及び固定要素が窓ガラスパネルの表面に固定されるための手段であるガラスラミネート材料がラミネート層の連続を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の窓ガラスパネル。
- 窓ガラスパネルが少なくとも一つのラミネート層によって一緒にラミネートされたガラスの少なくとも二つのシートを含むラミネートされた窓ガラスであること、ガラスの二つのシートが窓ガラスパネルの周囲の少なくとも一部において互いにオフセットされていること、及び固定要素がガラスの二つのシートがオフセットされている窓ガラスパネルの部分の窓ガラスパネルの表面に取り付けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の窓ガラスパネル。
- 固定要素が窓ガラスパネルの実質的に全周囲にわたって延びるフレームを含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の窓ガラスパネル。
- 固定要素が窓ガラスパネルの表面に固定されるための手段であるガラスラミネート材料がpvbを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の窓ガラスパネル。
- 固定要素が窓ガラスパネルの単一表面に固定されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の窓ガラスパネル。
- 窓ガラスパネルが自動車用窓ガラスパネルであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の窓ガラスパネル。
- 固定要素がフレームに固定された窓ガラスパネルを維持するように適応される窓ガラスパネルに固定要素を固定する方法であって、下記工程を含むことを特徴とする方法:
a)固定要素と窓ガラスパネルの間に挿置されたガラスラミネート材料の層で窓ガラスパネルの表面において固定要素を組み付ける;そして
b)固定要素と窓ガラスパネルの間の接着を生じるようにガラスラミネート材料を処理する。 - 窓ガラスパネルがフレーム内で実質的に同一平面で適合されるように適応されていることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- ガラスラミネート材料がpvbを含むこと、及びpvbガラスラミネート材料を処理する工程がpvbガラスラミネート材料を約120℃〜145℃の温度にかつ大気圧の上に約0.8〜1.6MPaの圧力に同時に供することを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の方法。
- 窓ガラスパネルが少なくとも一つのpvbラミネート層によって一緒にラミネートされたガラスの少なくとも二つのシートを含むラミネートされた窓ガラスパネルであること、及び固定要素と窓ガラスパネルの間の接着を生じるpvbの処理がガラスの二つのシート間のラミネートを生じるような処理と同時に実施されることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の方法。
- 固定要素と窓ガラスパネルの間の接着を生じるようにガラスラミネート材料を処理する工程が少なくとも部分的にオートクレーブ中で実施されることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の方法。
- 固定要素と窓ガラスパネルの間の接着を生じるようにガラスラミネート材料を処理する工程の前に固定要素を組み付けられた窓ガラスパネルをガス抜き操作に供する追加の工程を含むことを特徴とする請求項9〜13のいずれかに記載の方法。
- 固定要素が窓ガラスパネルの単一表面に固定されていることを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の方法。
- 窓ガラスパネルが自動車用窓ガラスパネルであることを特徴とする請求項9〜15のいずれかに記載の方法。
- 窓ガラスパネルのリサイクルを容易にするための請求項1〜8のいずれかに記載の窓ガラスパネルの使用又は請求項9〜15のいずれかに記載の方法の使用。
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