JP2004503176A - 1つのデータストリームにデータストリームを比例して多重化するための方法および装置 - Google Patents
1つのデータストリームにデータストリームを比例して多重化するための方法および装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】送信のために1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化すること。
【解決手段】複数のデータストリームを1つのデータストリームに比例して多重化可能にする方法およびシステムが開示される。移動局12は別個のデータストリームを形成するアプリケーションを有する。例示アプリケーションは音声32、シグナリング34、E−メール36およびウエブアプリケーション38を含む。データストリームはマルチプレクサによりトランスポートストリーム50と呼ばれる1つのデータストリームに結合される。トランスポートストリーム50は逆方向リンクを介してBTS14に送られる。マルチプレクサモジュール48は相対比率および優先度に従ってデータストリームをトランスポートストリームに結合する。
【選択図】図2
【解決手段】複数のデータストリームを1つのデータストリームに比例して多重化可能にする方法およびシステムが開示される。移動局12は別個のデータストリームを形成するアプリケーションを有する。例示アプリケーションは音声32、シグナリング34、E−メール36およびウエブアプリケーション38を含む。データストリームはマルチプレクサによりトランスポートストリーム50と呼ばれる1つのデータストリームに結合される。トランスポートストリーム50は逆方向リンクを介してBTS14に送られる。マルチプレクサモジュール48は相対比率および優先度に従ってデータストリームをトランスポートストリームに結合する。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は一般に通信の分野に関し、特に1つのデータストリームに複数のデータストリームを比例して多重化するための新規で改良されたシステムおよび方法に関する。
【0002】
【関連出願の記載】
符号分割多元接続(CDMA)変調技術の使用は、多数のシステムユーザが存在する通信を容易にするためのいくつかの技術の1つである。時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)および振幅圧伸シングルサイドバンド(ACSSB)のようなAM変調方式のような他の技術が知られているが、CDMAは他の技術に対して著しい利点を有する。多元接続通信システムにおけるCDMA技術の使用は、この発明の譲受人に譲渡され、参照することにより、ここに組み込まれる米国特許第4,901,307号(発明の名称:「衛星または地上中継器を用いたスペクトル拡散多元接続通信システム」)および米国特許第5,103,459号(発明の名称:「CDMAセルラ電話システムの波形を発生するためのシステムおよび方法」)に開示されている。
【0003】
複数のデータストリームからのフレームを1つのデータストリームに割当てるための割当て方式を選択することは困難である。多くの割当て方式は性能に関する要求事項に不十分である。例えば、最も短い仕事を最初にやる(SJF)方式はより長い仕事を渇望させる。加入者装置/移動電話に関して存在するアプリケーションはタイムリーな方法で処理しなければならない多くのフレームからなるデータストリームを生じる場合がある。さらにSJF方式において、多くのフレームを有するデータストリームの処理は、処理するフレームが少ない他のデータストリームのために渇望するかもしれない。同様に、後入れ先だし(LIFO)方式はLIFOキューにおいて最初であったデータストリームからのフレームを渇望することになる。一方先入れ先だし方式は、データストリームの相対的重要度に適応しない。FIFOにおいては、すべてのデータストリームはその順番を待たなければならない。従って、極めて重要なデータストリームが多数の重要度の低い処理すべきデータのために待たなければならないかもしれない。データストリームを渇望しない割当て方式が望まれる。データストリームからのフレームがいつ処理されるかについて制限を持つことが望ましい。
【0004】
いくつかの割当て方式はデータストリーム内のフレーム数を考慮しない。例えば、FIFOおよびLIFOはデータストリームからのフレームがいつ処理キューに入るかに関心があるのみである。これらはデータストリームのサイズを考慮しない。データストリームのサイズを考慮すると同時にデータストリームを渇望させない割当て方式が望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、送信のために1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化するためのシステムおよび方法に向けられている。この方法はキューのリストを作る。各キューはデータストリームを表し、データストリームの比例値に反比例する長さを有する。各データストリームは少なくとも1つのパケットまたはフレームから構成される。この発明の一実施形態において、各データストリームは少なくとも1つのパケットから構成される。この発明の他の実施形態において、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される。各キューは各輸送フレームの比例値の反比例によってインクリメントされる。この発明の一実施形態において、パケットは充填されたキューに対応するデータストリームからスケジュール(schedule)される。この発明の他の実施形態において、フレームは、データストリームを表すキューが一杯かどうか、かつデータストリームの優先度値の両方に基づいて複数のデータストリームから単一のデータストリームに分配される。さらに、この発明の他の実施形態において、第1にデータストリームを表すキューが一杯かどうかに基づいて、第2にキューの優先度に基づいてフレームが分配される。
【0006】
この発明の一実施形態において、複数のアプリケーションはマルチプレクサにより多重化される複数のデータストリームを供給する。この発明の他の実施形態において、加入者装置は複数のデータストリームを基地局内のマルチプレクサにより多重化する。この発明のさらに他の実施形態において、複数の基地局は基地局コントローラのマルチプレクサにより複数のデータストリームを多重化する。
【0007】
この発明の一実施形態において、加入者装置はメモリ、メモリに存在する複数のアプリケーションおよびマルチプレクサから構成される。各アプリケーションはデータストリームを生成し、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される。マルチプレクサは各データストリームを受信し、複数のデータストリームから単一のデータストリームにフレームを均一に分配するように構成される。この発明の一実施形態において、マルチプレクサは各データストリームを受信し、比例値に基づいて複数のデータストリームから単一のデータストリームに均一にフレームを分配するように構成される。
【0008】
この発明の他の実施形態において、マルチプレクサは各データストリームを受信するように構成され、第1にデータストリームの比例値に基づいて、第2にデータストリームの優先度に基づいて複数のデータストリームからのフレームを単一のデータストリームに均一に分配する。
【0009】
さらに、この発明の他の実施形態において、無線通信システムは加入者装置と、加入者装置に接続された基地局と、基地局に接続された基地局コントローラから構成される。加入者装置は複数のアプリケーションとマルチプレクサを有し、各アプリケーションはマルチプレクサへの入力としてデータストリームを生じ、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される。マルチプレクサはデータストリームの比例値に基づいてデータストリームからのフレームを単一のストリームに均一に分配する。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の特徴、目的および利点は、同一部に同符号を付した図面とともに以下に述べる詳細な説明からより明らかになるであろう。
【0011】
この発明が具現化される例示セルラ移動電話システムを図1に示す。例示目的のために、このシステムはここでは、W−CDMAセルラ通信システムの脈絡の中で記載される。しかしながら、この発明はパーソナル通信システム(PCS)、無線ローカルループ、構内交換機(PBX)あるいは他の知られたシステムのような他の種類の通信システムに適用可能であることが理解されなければならない。TDMAおよびFDMAのような他の良く知られた送信変調方式を利用したシステム並びに他のスペクトル拡散システムはこの発明を採用することができる。
【0012】
図1に示すように、無線通信ネットワーク10は一般に複数の移動局(加入者装置またはユーザ機器とも呼ばれる)12aー12d、複数の基地局(基地局トランシーバ(BTSs)またはノードBとも呼ばれる)14a−14c、基地局コントローラ(BSC)(無線ネットワークコントローラまたはパケット制御機能16とも呼ばれる)、移動局コントローラ(MSC)または交換台18、パケットデータサービングノード(PDSN)またはインターネットワーク機能(IWF)20、公衆電話交換網(PSTN)22(一般的には電話会社)、およびインターネットプロトコル(IP)ネットワーク24(一般にはインターネット)を含む。簡単の目的のために、4つの移動局12a−12d、3つの基地局14a−14c、1つのBSC16、1つのMSC18および1つのPSDN20が示される。いかなる数の移動局12、基地局14、BSC16、MSC18およびPDSN20も有り得ることは当業者に理解されるであろう。
【0013】
一実施形態において、無線通信ネットワーク10はパケットデータサービスネットワークである。移動局12a−12dは、携帯電話、IPベースウエブブラウザアプリケーションを実行するラップトップコンピュータに接続されるセルラ電話、相関するハンズフリーカーキットを有するセルラ電話、IPベースウエブブラウザアプリケーションを実行するパーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、ポータブルコンピュータに組み込まれた無線通信モジュール、または無線ローカルループまたはメーター読取りシステムに見つけられるような固定ロケーション通信モジュールのような多数の異なる種類の無線通信装置のいずれかであり得る。最も一般的な実施形態において、移動局はいかなる種類の通信装置であり得る。
【0014】
移動局12a−12dは、例えばEIA/TIA/IS−707規格に記載されるような1つ以上の無線パケットデータプロトコルを実行するように有利に構成することができる。特定の実施形態において、移動局12a−12dはIPネットワークに向かうことになっているIPパケットを発生し、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)を用いてIPパケットをフレームにカプセル化する。
【0015】
一実施形態において、IPネットワーク24はPDSN20に接続され、PDSN20はMSC18に接続され、MSC18はBSC16およびPSTN22に接続され、BSC16は、例えばE1、T1、非同期転送モード(ATM)、IP、PPP、フレームリレイ(Frame Relay)、HDSL、ADSL、またはxDSLを含むいくつかの公知のプロトコルのいずれかに従って音声および/またはデータパケットの伝送のために構成される有線を介して基地局14a−14cに接続される。他の実施形態において、BSC16はPDSN20に直接接続され、MSC18はPDSN20に接続されない。この発明の他の実施形態において、参照することにより、ここに完全に組み込まれる、TIA/EIA/IS−2000−2−A(ドラフト編集バージョン30)(1999年11月19日)として出版された第3世代パートナーシッププロジェクト2「3GPP2」、「cdma2000スペクトル拡散システムのための物理層規格」、3GPP2 ドキュメント番号C.P0002−A、TIA PN−4694に規定されるRFインタフェースを介して基地局14a−14cと通信する。
【0016】
無線通信ネットワーク10の一般的動作の期間、基地局14a−14cは、通話、ウエブブラウジングまたは他のデータ通信に係合された種々の移動局12a−12dから逆方向リンク信号のセットを受信し復調する。所定の基地局14a−14cにより受信された各逆方向リンク信号はその基地局14a−14c内で処理される。各基地局14a−14cは順方向リンク信号のセットを変調し移動局12a−12dに送信することにより複数の移動局12a−12dと通信することができるようにしてもよい。例えば、図1に示すように、基地局14aは第1および第2移動局12a、12bに同時に通信し、基地局14cは第3および第4基地局12c、12dと同時に通信する。その結果得られたパケットはBSC16に送られる。BSC16は一方の基地局14a−14cから他方の基地局14a−14cに特定の移動局12aー12dのための呼のソフトハンドオフの調和を含む呼リソース割当ておよび移動度管理機能性を提供する。例えば、移動局12cは2つの基地局14b、14cと同時に通信している。最終的に移動局12cが基地局の1つ14cから十分に離れて移動すると、その呼は他の基地局14bに渡される。
【0017】
その送信が一般的な通話であるならば、BSC16はその受信したデータをMSC18に経路選択し、MSC18はPSTN22とのインターフェースのためにさらなる経路選択サービスを提供する。その送信がIPネットワーク24に向かうことになっているデータ呼のようなパケットベース送信ならば、MSC18はそのデータパケットをPDSN20に経路選択し、PDSN20はそのパケットをIPネットワーク24に送るであろう。もう一つの方法として、BSC16はパケットを直接PDSN20に経路選択し、PDSN20はパケットをIPネットワーク24に送るであろう。
【0018】
情報信号が移動局12から基地局14に移動する無線通信チャネルは逆方向リンクとして知られる。情報信号が基地局14から移動局12に移動する無線通信チャネルは順方向リンクとして知られる。
【0019】
例示実施形態において、移動局は広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)技術を用いて基地局と通信する。W−CDMAは最近に提案された3G通信システムである。W−CDMAシステムの一例は、IMT−2000CDMA規格を考慮してETSIによりITUに送られたヨーロッパ電気通信規格協会(ETSI)地上無線アクセス(UTRA)国際電気通信組合(ITU)無線送信技術(RIT)候補提案に記載されている。W−CDMAシステムの基地局は非同期に動作する。すなわち、W−CDMA基地局はすべて共通の世界時基準を共有しない。異なる基地局は時間合わせされていない。従って、W−CDMA基地局はパイロット信号を有するが、W−CDMA基地局はパイロット信号オフセットだけで識別されないかもしれない。1つの基地局のシステム時間が決定されると、隣接する基地局のシステム時間を推定することに使用することはできない。このため、W−CDMAシステムの携帯電話はシステム内の各基地局と同期化するために3ステップPERCH取得手続きを使用する。取得手続きの各ステップはPERCHチャネルと呼ばれるフレーム構造内の異なる符合を識別する。符号分割多元接続(CDMA)を用いた無線システムのための工業規格は、その内容が参照することによりここに組み込まれる、「デュアルモード広帯域スペクトル拡散セルラシステムのための移動局−基地局互換性規格」という名称のTIA/EIA暫定基準、TIA/EIA/IS−95およびその子孫(ここでは集合的にIS−95と呼ばれる)に述べられている。符号分割多元接続通信システムに関するさらなる情報は、この発明の譲受人に譲渡され、参照することによりここに組み込まれる米国特許第4,901,307号(発明の名称:「衛星または地上レピータを用いたスペクトル拡散多元接続通信システム」)および米国特許第5,103,459号(発明の名称:「CDMAセルラ電話システムにおいて波形を発生するためのシステムおよび方法」)に開示されている。
【0020】
第三世代CDMA無線通信システムも提案された。IMT−2000CDMA規格を考慮して電気通信産業協会(TIA)により国際電気通信組合に送られたcdma2000 ITU−R無線送信技術(RTT)候補付託提案はそのような第三世代無線通信システムの例である。cdma2000のための規格はIS−2000のドラフトバージョンで与えられ、TIAにより承認された。cdma2000提案は多くの点でIS−95と互換性がある。例えば、cdma2000とIS−95の両システムにおいて、各基地局は、その動作をシステム内の他の基地局と時間同期させる。一般には、基地局は、動作を衛星航法システム(GPS)シグナリングのような世界時基準に同期させるが、他の機構を使用することができる。同期化時間基準に基づいて、所定の地理的地域の各基地局には、共通の擬似雑音(PN)パイロットシーケンスが割当てられる。例えば、IS−95によれば、215チップを有し、26.67ミリ秒(ms)毎に反復するPNシーケンスが各基地局によりパイロット信号として送信される。パイロットPNシーケンスは各基地局により512の起こりうるPNシーケンスオフセットの1つで送信される。各基地局はパイロット信号を連続的に送信し、これにより移動局は基地局の送信並びに他の機能を識別することができる。
【0021】
この発明の例示実施形態において、移動局は複数のアプリケーションを有する。アプリケーションは移動局内に存在し、各アプリケーションは異なるデータストリームを形成する。1つのアプリケーションは1つ以上のデータストリームを形成する。
【0022】
図2はこの発明の例示実施形態の移動局12を示す。移動局12は移動局12のメモリ49に存在する音声32、シグナリング34、E−メール36およびウエブアプリケーション38を含む。各アプリケーション、音声32、シグナリング34、E−メール36およびウエブアプリケーション38はそれぞれ異なるデータストリーム40、42、44、46を形成する。データストリームはマルチプレクサモジュール48に結合されてトランスポートストリーム50と呼ばれる1つのデータストリームになる。トランスポートストリーム50は逆方向リンクを介して、ベーストランシーバステーション14(BTS)(短く基地局とも呼ばれる)に送られる。
【0023】
マルチプレクサモジュール48はデータストリーム40−46を相対比率および優先度に従ってトランスポートストリーム50に結合する。各データストリーム40−46は比率値と優先度を有する。比率値はトランスポートストリーム50のうちでデータストリーム40−46が占有するためにスケジュールされる部分の比率を決定する。優先度はスケジュールされたデータストリーム40−46が空のときにどのデータストリーム40−46がパケットをマルチプレクサモジュール48に供給するかを決定する。最初に、データストリームの相対比率を用いて、逆方向リンクを介して送信されるデータストリーム40−46からフレームをスケジュールする。フレームが空であるデータストリーム40−46からスケジュールされるなら、フレームは逆方向リンクを介して送信される最も優先度の高い非ヌルデータストリーム40−46からスケジュールされる。
【0024】
各データストリーム40−46は、データストリーム40−46が占有するためにスケジュールされるトランスポートストリームの比率を決定する比率値を有する。データストリーム40−46が空ならば、マルチプレクサモジュール48はデータストリーム40−46の優先度を用いてどこで次のフレームを得るかを決定する。マルチプレクサモジュール48は最も優先度の高い非ヌルデータストリーム40−46から次のフレームを得る。
【0025】
データストリーム比率は、データストリームのトランスポートストリームへのマッピングを決定する。マッピングは、マルチプレクサモジュール48がフレームを得るためにどこを最初に見るかを決定する。この発明の一実施形態において、マッピングはリアルタイムに確立される、すなわちマルチプレクサモジュール48が処理するデータストリームをアプリケーションが形成するときである。この発明の他の実施形態において、マッピングは、マルチプレクサモジュール48が処理するデータストリームをアプリケーションが形成する前に確立することができる。当業者には明白であるように、マッピングはリアルタイムである必要はない。例えばマッピングはコンパイル時間で行なうことができる。すなわち、マッピングを行なうためのアルゴリズムはオフラインでコンパイルすることができる。
【0026】
マッピングテーブル(図示せず)が作られると、マッピングテーブルは、フレーム送信期間、繰り返し有利に参照できるので、各マッピングテーブルエレメントは、どのデータストリームフレームを、マッピングテーブルエレメントに対応したトランスポートフレームスロットに送信すべきかを決定する。
【0027】
この発明のさらに他の実施形態において、トランスポートストリーム50にフレームを送信するときマッピングアルゴリズムは連続して実行される。マッピングアルゴリズムを連続して実行する利点は、データストリームの分配を統計的に乱すことなく、データストリーム40−46の数の変化および比例混合に迅速に適応するようにマッピングアルゴリズムを高めることができる。しかしながら、このアルゴリズムの使用は、データストリーム40−46の数と比例がトランスポートフレームレートに比べてしばしば変化しない時はテーブル方法より効率が悪い。
【0028】
データストリーム40−46の優先度は、空/ヌルであるデータストリーム40−46からフレームがくるようにスケジュールされるときのみ、すなわちアプリケーションがこれ以上フレームを形成しないとき、重要である。データストリーム40−46が送るべきフレームを持たないとき、そのフレームスロットは、送るべきフレームをもつデータストリーム40−46の中で最も高い優先度を持つデータストリームからフレームを送信するのに使用される。すなわち、フレームが空のデータストリーム40−46から来るようにスケジュールされるとき、マルチプレクサモジュール38は、最も優先度の高い非ヌルデータストリーム40−46から次のフレームを取る。
【0029】
この発明の例示実施形態において、マルチプレクサモジュール48はメディアアクセスコントロール(MAC)層内で動作し、高いネットワーク層から比率値とデータストリーム優先度を得る。当業者には明白であるように、データストリームの有線順位は先入れ先だし(FIFO)、後入れ先だし(LIFO)および最短ジョブ優先(SJF)のような公知の優先機構を用いて決定することができる。当業者には明白であるように、マルチプレクサモジュール48は複数のネットワークレベルで動作することができる。
【0030】
この発明の他の実施形態において、マルチプレクサモジュール48はハードウエアで実行される。この発明のさらに他の実施形態において、マルチプレクサモジュール48はソフトウエアとハードウエアの組合せで実行される。当業者には明白であるように、マルチプレクサモジュール48はソフトウエアとハードウエアのいかなる組合せでも実行できる。
【0031】
マッピングアルゴリズムは、データストリーム40−46からフレームをスケジュールするためにマルチプレクサモジュー48が使用するスケジュールシーケンスを指定するマップテーブルを作る。各データストリーム40−46はフレームをマルチプレクサモジュール48に供給するようにスケジュールされる。
【0032】
各データストリームが非ヌル、即ち空でないならば、各データストリーム40−46はトランスポートストリーム50の相対比率を占有するであろう。p1,p2,・・・pnが同じトランスポートストリームを共有するnデータストリーム40−46により取られる相対比率であるとすると、データストリーム1からのp1フレーム毎に、データストリーム2からp2フレームがあり、データストリーム3からp3フレームがあり、・・・、データストリームnからpnフレームがある。
【0033】
3つの非ヌルデータストリーム40−46があるなら、データストリーム1はトランスポートストリーム50のp1/(p1+p2+p3)を占有するであろう。ただし、pnはデータストリームnの比率値である。例えば非ヌルデータストリーム40−46、データストリーム1、データストリーム2、およびデータストリーム3が与えられ、データストリーム1が5の比率値(p1=5)、データストリーム2が3の比率値(p2=3)、およびデータストリーム3が2の比率値(P3=2)であるなら、データストリーム1はトランスポートストリーム50の5/10を占有し、データストリーム2はトランスポートストリーム50の3/10を占有し、データストリーム3はトランスポートストリーム50の2/10を占有するであろう。マップテーブルの長さはp1+p2+p3であり、この例では10フレームの長さである。
【0034】
マップテーブルはマルチプレクサモジュール48にフレームを提供するようにスケジュールされるデータストリーム40−46の数を表す数字の配列である。各配列はトランスポートストリーム50へのデータストリームフレームのマッピングである。マップテーブル[1,2,3,1,2,1,3,1,2,1]は、第1フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第2フレームはデータストリーム2から送られるようにスケジュールされ、第3フレームはデータストリーム3から送られるようにスケジュールされ、第4フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第5フレームはデータストリーム2から送られるようにスケジュールされ、第6フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第7フレームはデータストリーム3から送られるようにスケジュールされ、第8フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第9フレームはデータストリーム2から送られるようにスケジュールされ、および第10フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされることを意味する。
【0035】
マッピングアルゴリズムは1つのトランスポートストリーム50にデータフレームの複数のストリーム40−46を多重化するので、各ストリーム40−46からのフレー0ムは均一に分配される。すなわち、各ストリーム40−46のフレームはトランスポートストリーム50の両端間に均一に分配される。従って、p1=5、p2=3、P3=2である3つのデータストリームの状況が与えられると、10トランスポートフレーム毎に、ストリーム1に5つのフレームがあり、ストリーム2に3つのフレームがあり、ストリーム3に2つのフレームがあり、各ストリーム40−46に属するフレームはトランスポートストリーム50に均一に分配される。
【0036】
マルチプレクサモジュール48はデータストリームフレームを1つのトランスポートストリームに均一にセットするけれども、複数のデータストリーム40−46を1つのトランスポートストリーム50に公平に分配する1つ以上の方法があるかもしれない。従ってp1=5、p2=3、およびp3=2の場合、トランスポートストリーム50に送られた最初の10フレームは[1,2,3,1,2,1,3,1,2,1]または[1,3,2,1,2,1,3,1,2,1]または[2,1,3,1,2,1,3,1,2,1]または[2,3,1,1,2,1,3,1,2,1]または[3,1,2,1,2,1,3,1,2,1]または[3,2,1,1,2,1,3,1,2,1]であり得る。但し、配列の各数字はデータストリーム番号を表す。配列の左の番号は送られた最初のフレームを表す。マッピングアルゴリズムは公正な分配要件を満足するシーケンスを形成するように有利に変更可能である。
【0037】
マッピングテーブルが決定されると、マルチプレクサモジュール48はマッピングテーブルを用いてデータストリーム40−46からフレームをスケジュールし、逆方向リンクを介して送るべきデータストリーム40−46にフレームがある限りマッピングテーブルシーケンスを反復し続ける。
【0038】
マッピングアルゴリズムは単一ストリームにデータストリーム40−46を多重化するための「バケツ」手法である。各データストリーム40−46は「バケツ」により表される。バケツが一杯になると、表されたデータストリーム40−46はフレームを供給するようにスケジュール可能である。
【0039】
データストリーム40−46の比率値はデータストリームバケツの深さを決定する。各データストリームバケツはその比率値に反比例する深さを有する。各バケツはバケツの比率値に基づく充填率を有する。充填率はバケツが充填される割合である。各バケツ内のレベルはフレームステップ毎にその充填率でインクリメントされる。データストリームバケツが一杯のときのみ、フレームはマルチプレクサモジュール48によりデータストリームバケツから取るようにスケジュールすることができる。
【0040】
この発明の例示実施形態において、マッピングアルゴリズムは以下に示すように擬似コードである。この発明の他の実施形態において、SsとDsの初期値はマッピングテーブルのデータストリーム40−46のシーケンスを変更するために変更される。
【0041】
p1,p2,・・・,pnはnデータストリームの相対比率である。
【0042】
積を[n*最小公倍数(p1,p2,・・・,pn)](p1,p2,・・・,pnの最小公倍数はアルゴリズムの正当性に影響を与えることなくp1,p2,・・・,pnの積により変更可能である。)
q(1)=積/p1,q(2)=積/p2,・・・,q(n)=積/pnとする。
【0043】
Lをnエレメントを有したリストとする。但し、エレメントの各々は2つのフィールドSおよびDを有する。
【0044】
Siをリストのi番目のエレメントのSフィールドの値とし、Diをリストのi番目のエレメントのDフィールドの値とする。リストの最初のエレメントはリストのヘッドと呼ばれる。
【0045】
コメント:Sはストリームを表し、Dは深さを表す。
【0046】
Sisの初期値をS1=1,S2=2,・・・,Sn=nと設定する。
【0047】
Disの初期値をD1=1,D2=1,・・・,Dn=1と設定する。
【0048】
各トランスポートフレームスロットの期間:
(a)S1により識別されるデータストリームからフレームを送信する。
【0049】
D2?q(S1)なら、D2をD2−q(S1)に変更し、次のトランスポートフレームスロットを待つ。
【0050】
そうでなければ、D1をq(S1)−D2に変更し、一時的にリストからヘッドエレメントを除去し、残りのエレメントをそれぞれi=1,2,・・・,のように昇順に索引をつける。(例えば、以前のi+1番目のエレメントが新しいi番目のエレメントとなり、以前の2番目のエレメントが新しいヘッドエレメントとなり、3番目のエレメントが新しい2番目のエレメントとなる)、そして、除去したエレメントを以下のようにリストに戻す。
【0051】
{Dxを再挿入すべきエレメントのDフィールドとする。
【0052】
i=2エレメントで開始せよ。
【0053】
ブロック単位でリストLを参照せよ:
{ これ以上リストエレメントが無ければ(i?n):
{
除去したエレメントをn番目のエレメントとして挿入せよ
リスト参照を終了せよ;
}
そうでなければ
(
Dx>Diならば:
{
DxをDx−Diに変更せよ;
次のエレメントに移動せよ(i=i+1);
}
そうでなければ
{
DiをDi−Dxに変更せよ;
i番目のエレメントの前に除去したエレメントを挿入せよ;
((以前のi番目のエレメントは新しい(i+1)番目のエレメントになった))
リスト参照を終了せよ;
}
}
}
次のトランスポートフレームスロットを待て;
}
図4−5はこの発明の例示実施形態のマッピングアルゴリズムのフローチャートを示す。図4はマッピングアルゴリズムのイニシャライゼーションを示す。
【0054】
p1,p2,・・・,pnはそれぞれデータストリーム1−nの相対比率である110。この発明の一実施形態において、積はn*最小公倍数(p1,p2,・・・,pn)に設定される112。他の実施形態において、最小公倍数(p1,p2,・・・,pn)はp1,p2,・・・,pnの積に設定される。
【0055】
q(1)は積/p1に設定され、q(2)は積/p2に設定され、・・・そしてq(n)は積/pnに設定される114。リストLはnエレメントで作られ、各エレメントは2つのフィールドSおよびDを有する116。Siはリストのi番目のエレメントのSフィールドの値を示し、Diはリストのi番目のエレメントのDフィールドの値を示す118。リストの最初のエレメントはリストのヘッドである120。
【0056】
S1は1に設定され、S2は2に設定され、・・・Snはnに設定される。Sフィールドはストリーム番号を表す。D1は1に設定され、D2は1に設定され、・・・Dnは1に設定される。Dフィールドはストリームの深さを表す122。
【0057】
図5において、フレームはS1により識別されるデータストリームから送信される124。D2?q(S1)ならば126、D1はq(S1)−D2に設定され132、ヘッドエレメントは一時的にリストから除去され、リストの残りのエレメントはそれぞれi=1、2、・・・のように昇順に番号を付け替える134。すなわち、以前のi+1番目のエレメントが新しいi番目のエレメントとなる。例えば、以前の2番目のエレメントが新しいヘッドエレメントとなり、3番目のエレメントが新しい2番目のエレメントとなる。
【0058】
Dxは再挿入すべきエレメントのDフィールドである136。iは2に設定される138。これ以上リストエレメントが無ければ(i?n)140、除去されたエレメントはn番目のエレメントとして挿入され142、アルゴリズムは次のトランスポートフレームを待つ130。iが?140でなければ、DxはDiと比較される144。Dx>Diならば、DxはDx−Diに設定されリストの次のエレメントに移動する。すなわちiはインクリメントされる(i=i+1)146。Dx>Dyでなければ、DiはDi−Diに設定され148、除去されたエレメントはi番目のエレメント前に挿入される。アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロット130を待つ。
【0059】
次のトランスポートフレームスロットの時間であるとき、すなわち次のトランスポートフレーム条件が真であるとき132、フレームはデータストリームS1からトランスポートストリーム50に送信される124。
【0060】
各リストエレメントはSフィールドにより識別されるデータストリームのためのバケツを表す。バケツの深さはデータストリームの「q」値であり、これはデータストリーム比率値に反比例する。トランスポートフレームスロット毎にすべてのバケツがインクリメントされる。バケツが一番上まで一杯になると、対応するデータストリームのフレームが送信されるようにスケジュールされ、バケツは空から再スタートする。バケツは、バケツを充填するために残された量に従って、昇順に順序づけられる。Dフィールドは現在のバケツを充填するために残された量と先行するバケツを充填するために残された量との差分を与える。これは図3に示され、4つのデータストリームに対して4つのバケツがある。バケツS1 52、S2 54、およびS3 56は部分的に充填され、バケツS4 58は空である。当業者には明白であるが、マッピングアルゴリズムは一実施形態に従って、メモリ、ソフトウエア、ハードウエアあるいはそれらの組合せにおいて有利に維持することができる。
【0061】
p1=1、p2=2、p3=3と仮定すると、マッピングアルゴリズムのトレースは以下に示される。
【0062】
積=n*LCM=3*6=18
q(1)=18/1=18
q(2)=18/2=9
q(3)=18/3=6
図6はイニシャライズされたときのリストを示す。1−1 60はリストのヘッドである。2−1 62は第2エレメントである。3−1 64は第3エレメントである。
【0063】
S1は1なので、データストリーム1からのフレームは送信される。
【0064】
D2=1であり、これはq(1)=18なのでq(S1)より小さい、それゆえD1はq(S1)−D2=18−1=17に変更される。ヘッドエレメント60は図7に示すようにリストから除去される。図7とDxフィールドは除去したヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−1と呼び、i=2を新しい第2エレメント3−1と呼ぶ。
【0065】
今度はi=2であり、リストが参照されるであろう。i=2はn=3以上ではないので、DxはDiと比較される。図8に示すようにDx=17はDi=D2=1より大きいので、Dx66はDx−Di=17−1=16に変更される。
【0066】
次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることによりリスト内の次のエレメントに移動し、リスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、これはn=3に等しく、それゆえ図9に示すように除去されたエレメントはn=3エレメントとして挿入されリスト参照が終了する。ヘッドエレメントは2−1 68である。第2エレメントは3−1 70である。第3エレメントは1−16 72である。
【0067】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロットの期間、S1により識別されたデータストリームからのフレームが送信される。S1は2であるので、データストリーム2からのフレームが送信される。従ってこの時点におけるマッピングテーブルは[1,2]であり、これは、データストリーム1からのフレームが最初に送信され、データストリーム2からのフレームが2番目に送信されることを意味する。
【0068】
今度はD2=1であり、q(2)=9なので、q(S1)より小さく、それゆえ、D1はq(S1)−D2=9−1=8に変更される。図10に示すように、ヘッドエレメント74はリストから除去され、Dxフィールドは除去したヘッドエレメントのDフィールドである。今度は、i=1を新しいヘッドエレメント2−8と呼びi=2を第2エレメント1−16と呼ぶ。
【0069】
今度はi=2でありリストが参照される。i=2はn=3以上ではないので、DxはDiと比較される。図11に示すように、Dx=8はDi=D2=16より大きくないので、DiはDi−Dx=16−8=8である。ヘッドエレメントは再び2−8 76である。図12に示すようにi番目のエレメントの前に除去したエレメントが挿入され、リスト参照が終了される。ヘッドエレメントは今度は3−1 78である。第2エレメントは2−8 80である。第3エレメントは1−8 82である。
【0070】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロットの期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は3なので、データストリーム3からのフレームが送信される。従って、この時点におけるマッピングテーブルは[1,2,3]であり、これはデータストリーム1、データストリーム2およびデータストリーム3を意味し、データストリームからのフレームが送信される順番である。
【0071】
今度はD2=8であり、これはq(3)=6なのでq(S1)より大きく、それゆえ、D2は図13に示すようにD2−q(S1)=8−6=2 84に変更される。次にアルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロットの期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は3であるので、データストリーム3からのフレームが送信される。従って、この時点のマッピングテーブルは[1,2,3,3]である。
【0072】
今度はD2=2であり、これはq(3)=6なので、q(Si)よりも小さい、それゆえD1はq(S1)−D2=6−2=4に変更される。図14に示すようにヘッドエレメント86はリストから除去されDxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−2 84と呼び、i=2を新しい第2エレメント1−8 82と呼ぶ。
【0073】
今度はi=2であり、リストが参照される。i=2はn=3以上でないので、DxはDiと比較される。Dx=4はDi=D2=8より大きくないので、図15に示すようにDiはDi−Dx=8−4=4 88に変更される。除去されたエレメント86は図16に示すようにi番目のエレメントの前に挿入され、リスト参照は終了される。
【0074】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は2なので、データストリーム2からのフレームが送信される。従ってこの時点のマッピングテーブルは[1,2、3,3,2]である。
【0075】
今度はD2=4であり、q(2)=9なので、q(S1)より小さく、それゆえD1はq(S1)−D2=9−4=5に変更される。図17に示すようにヘッドエレメント90がリストから除去され、Dxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−5と呼び、i=2を新しい第2のエレメント1−4と呼ぶ。
【0076】
今度はi=2であり、リストが参照される。i=2はn=3以上でないので、DxがDiと比較される。Dx=5はDi=D2=4であるので、図18に示すようにDx92はDx−Di=5−4=1に変更される。次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることによりリストの次のエレメントに移動しリスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、これはn=3に等しく、それゆえ、図19に示すように、除去されたエレメントはn=3エレメントとして挿入されリスト参照が終了される。
【0077】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は3であるので、データストリーム3からのフレームが送信される。従って、この時点のマッピングポイントは[1,2、3、3,2、3]であり、これは長さがp1+p2+p3であるので、最終マッピングテーブルである。
【0078】
マッピングテーブルはデータストリームからのフレームをスケジュールするために使用される。マッピングアルゴリズムが連続的に実行されるなら、シーケンス[1,2,3,3,2,3]を連続的に形成するであろう。これが真であることを示すために、アルゴリズムのトレースは2以上のフレームに対して示される。この場合リストパターンは自身が反復するように示される。
【0079】
今度はD2=4であり、これは、q(3)=6なのでq(S1)より小さく、それゆえ、D1はq(S1)−D2=6−4=2に変更される。ヘッドエレメント96は図20に示すようにリストから除去される。そしてDxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント1−4と呼び、i=2を新しい第2エレメント2と呼ぶ。
【0080】
今度はi=2であり、リストが参照される。i=2はn=3以上でないので、DxはDiと比較される。Dx=2はDi=D2=1より大きいので、図21に示すように、Dx98はDx−Di=2−1=1に変更される。次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることにより次のエレメントに移動し、リスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、n=3に等しく、それゆえ、除去されたエレメントは図22に示すようにn=3エレメント100として挿入され、リスト参照が終了される。
【0081】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は1なので、データストリーム1からのフレームが送信される。
【0082】
今度はD2=1であり、q(1)=18なのでq(S1)より小さく、それゆえD1はq(S1)=18−1=17に変更される。ヘッドエレメント102は図23に示すようにリストから除去され、Dxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−1と呼び、i=2を新しい第2エレメント3−1と呼ぶ。
【0083】
今度はi=2であり、リストが参照されるであろう。i=2はn=3以上でないので、DxはDiと比較される。DxはDi=D2=D1より大きいので、図24に示すようにDx104はDx−Di=17−1=16に変更される。次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることによりリストの次のエレメントに移動し、リスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、これはn=3に等しく、それゆえ除去されたエレメントは図25に示すようにn=3エレメントとして挿入され、リスト参照が終了される。
【0084】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は2であるので、データストリーム2からのフレームが送信される。
【0085】
シーケンス[1,2,3,3,2,3]が送信された後、データストリーム1およびデータストリーム2からのフレームが送信された。図25は図9と同じであり、アルゴリズムはシーケンスを反復し続けるであろうことを示す。
【0086】
この発明の他の実施形態において、アルゴリズムはSisに対して異なるイニシャル値で開始可能であり、p1=5、p2=3、p3=2例に対して他の5つのシーケンスが発生される。例えば、S1=2、S2=3、S3=1の場合、シーケンス[2,1,3,1,2,1,3,1,2,1]が発生される。この発明のさらに他の実施形態において、Disのイニシャル値は異なるシーケンスを発生するように変更することができる。
【0087】
この発明の一実施形態において、フレームの代わりにパケットが、複数のデータストリームから1つのデータストリームに有利に多重化される。
【0088】
この発明のさらに他の実施形態において、アルゴリズムは、同じ比率値を有する複数のデータストリームが1つのリストエレメントを共有することを許すように最適化されるので、m以上のデータストリームがあっても(すなわちm<n)であっても多数(m)の固有の比率値がある。従って、すべてのpisが固有であり、アルゴリズムのSフィールドが同じ比率値を共有するデータストリームのセットを表すように、アルゴリズムの「n」は「m」に交換すべきである。さらに、アルゴリズムのステップ(a)は「セットS1に含まれるデータストリームの各々からフレームを送信せよ」に交換される。q(S1)値は積/pxを表し、pxはセットS1のデータストリームにより共有される比率値である。この最適化はアルゴリズム効率を改良する。
【0089】
この発明の他の実施形態において、バケツサイズは同じだが異なる充填率を採用するマッピングアルゴリズムが使用される。当業者には明白であるように、開示したマッピングアルゴリズムは、バケツが同じサイズを有し、充填率がバケツサイズに反比例して関連し、各データストリームの比率値に基づくように書き換えることが出来る。
【0090】
この発明の他の実施形態において、2つのデータストリームしか無いとき、上述のアルゴリズムは有利に以下の簡単なアルゴリズムに交換される。p1がp2の倍数であるなら、(a)と(b)を含めて両者の間のステップを省略することができる。この実施形態に従うマッピングアルゴリズムは以下のように擬似コードで示される。
【0091】
以下の変数をイニシャライズせよ:
スキップベース(SkipBase)=p1/p2、但し「/」は整数除算を表す。
【0092】
初期分数=p1%p2、但し「%」はモジュロ演算を表す。
【0093】
スキップカウント(SkipCount)=0;
分数カウント(FractionCount)=0;
各トランスポートフレームスロット期間:
(スキップカウント==0)ならば
{
データストリーム#2からフレームを送信せよ;
(a) 分数カウント=分数カウント+初期分数;
(分数カウント>=p2)
{
スキップカウント=スキップベース+1;
分数カウント=分数カウントーp2;
}
(b) そうでなければ
{
スキップカウント=スキップベース;
}
}
そうでなければ
{
データストリーム#1からフレームを送信せよ;
スキップカウント=スキップカウントー1;
}
当業者に明白であるように、マッピングアルゴリズムはネットワークモジュール間の他の相互接続に適用可能である。それは、モジュールが複数の入力を有し、複数の入力から多重化された出力を形成する状況に適用可能である。例えば、マルチプレクサモジュールはBTS内に位置することができ、BTSは複数の移動局からデータストリームを多重化し、BSCに送信すべき多重化されたデータストリームを形成する。
【0094】
このようにして、複数のデータストリームを1つのデータストリームに多重化するための新規で改良された方法および装置について記載した。当業者は、ここに開示した実施形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュールおよびアルゴリズムステップは電子ハードウエア、コンピュータソフトウエアまたは両者の組合せで実現できることを理解するであろう。種々の実例となる部品、ブロック、モジュール、回路およびステップは一般的にそれらの機能性に関して記載した。機能性がハードウエアとして実現されるかまたはソフトウエアとして実現されるかは特定のアプリケーションおよび全体のシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者はこれらの状況下でハードウエアとソフトウエアの機能性の互換性を認識し、そして各特定のアプリケーションに対して記載された機能性をどのように実現するのが最善かを認識する。例として、ここに開示した実施形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュール、およびアルゴリズムステップは、ファームウエア命令セットを実行するプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、例えばレジスタのようなディスクリートハードウエアコンポーネント、何らかの一般的なプログラマブルソフトウエアモジュールとプロセッサ、またはここに記載した機能を実行するように設計されたそれらのいかなる組合せにより実行することができる。マルチプレクサは便宜的にマイクロプロセッサであってよいが、別の方法では、マルチプレクサはいかなる一般的なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラあるいは状態機械であってよい。アプリケーションはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、脱着可能ディスク、CD−ROM、あるいは技術的に知られている何らかの形態の記憶媒体に存在することができる。図2に示すように、基地局14は、基地局14から情報を読むように移動局12に便宜的に接続される。メモリ49はマルチプレクサ48と一体化してもよい。マルチプレクサ48とメモリ49はASIC(図示せず)に存在してもよい。ASICは電話に存在するかもしれない。
【0095】
この発明の実施形態の上述の記載は、当業者がこの発明を製作または使用可能にするために提供される。これらの実施形態に対する種々の変更は当業者には容易に明白であり、ここに定義される一般的原理は発明力の使用なしに他の実施形態に適用可能である。従って、この発明はここに示す実施形態に限定することを意図するものではなく、ここに開示する原理および新規な特徴と整合性が取れた最も広い範囲に一致する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は例示W−CDMAセルラ電話システムの概略図である。
【図2】図2はこの発明の例示実施形態の移動局を示す図である。
【図3】図3は4つのデータストリームの4つのバケツを示す図である。
【図4】図4はフローチャート形態におけるマッピングアルゴリズムのイニシャライゼーションを示す。
【図5】図5はフローチャート形態におけるマッピングアルゴリズムの本体を示す。
【図6】図6はイニシャライズされたときのリストを示す。
【図7】図7はリストから除去されるヘッドエレメントを示す。
【図8】図8は変更された後のDxを示す。
【図9】図9はn=3エレメントとして挿入される除去されたエレメントを示す。
【図10】図10はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図11】図11は変更された後のD1を示す。
【図12】図12はi番目のエレメントの前に挿入された除去されたエレメントを示す。
【図13】図13は変更された後のD2を示す。
【図14】図14はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図15】図15は変更された後のD1を示す。
【図16】図16はi番目のエレメントの前に挿入される除去されたエレメントを示す。
【図17】図17はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図18】図18は変更された後のDxを示す。
【図19】図19はn=3エレメントとして挿入された除去されたエレメントを示す。
【図20】図20はヘッドエレメントがリストから除去されるのを示す。
【図21】図21は変更された後のDxを示す。
【図22】図22はn=3として挿入された除去されたエレメントを示す。
【図23】図23はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図24】図24は変更された後のDxを示す。
【図25】図25はn=3として挿入された除去されたエレメントを示す。
【発明の属する技術分野】
この発明は一般に通信の分野に関し、特に1つのデータストリームに複数のデータストリームを比例して多重化するための新規で改良されたシステムおよび方法に関する。
【0002】
【関連出願の記載】
符号分割多元接続(CDMA)変調技術の使用は、多数のシステムユーザが存在する通信を容易にするためのいくつかの技術の1つである。時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)および振幅圧伸シングルサイドバンド(ACSSB)のようなAM変調方式のような他の技術が知られているが、CDMAは他の技術に対して著しい利点を有する。多元接続通信システムにおけるCDMA技術の使用は、この発明の譲受人に譲渡され、参照することにより、ここに組み込まれる米国特許第4,901,307号(発明の名称:「衛星または地上中継器を用いたスペクトル拡散多元接続通信システム」)および米国特許第5,103,459号(発明の名称:「CDMAセルラ電話システムの波形を発生するためのシステムおよび方法」)に開示されている。
【0003】
複数のデータストリームからのフレームを1つのデータストリームに割当てるための割当て方式を選択することは困難である。多くの割当て方式は性能に関する要求事項に不十分である。例えば、最も短い仕事を最初にやる(SJF)方式はより長い仕事を渇望させる。加入者装置/移動電話に関して存在するアプリケーションはタイムリーな方法で処理しなければならない多くのフレームからなるデータストリームを生じる場合がある。さらにSJF方式において、多くのフレームを有するデータストリームの処理は、処理するフレームが少ない他のデータストリームのために渇望するかもしれない。同様に、後入れ先だし(LIFO)方式はLIFOキューにおいて最初であったデータストリームからのフレームを渇望することになる。一方先入れ先だし方式は、データストリームの相対的重要度に適応しない。FIFOにおいては、すべてのデータストリームはその順番を待たなければならない。従って、極めて重要なデータストリームが多数の重要度の低い処理すべきデータのために待たなければならないかもしれない。データストリームを渇望しない割当て方式が望まれる。データストリームからのフレームがいつ処理されるかについて制限を持つことが望ましい。
【0004】
いくつかの割当て方式はデータストリーム内のフレーム数を考慮しない。例えば、FIFOおよびLIFOはデータストリームからのフレームがいつ処理キューに入るかに関心があるのみである。これらはデータストリームのサイズを考慮しない。データストリームのサイズを考慮すると同時にデータストリームを渇望させない割当て方式が望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、送信のために1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化するためのシステムおよび方法に向けられている。この方法はキューのリストを作る。各キューはデータストリームを表し、データストリームの比例値に反比例する長さを有する。各データストリームは少なくとも1つのパケットまたはフレームから構成される。この発明の一実施形態において、各データストリームは少なくとも1つのパケットから構成される。この発明の他の実施形態において、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される。各キューは各輸送フレームの比例値の反比例によってインクリメントされる。この発明の一実施形態において、パケットは充填されたキューに対応するデータストリームからスケジュール(schedule)される。この発明の他の実施形態において、フレームは、データストリームを表すキューが一杯かどうか、かつデータストリームの優先度値の両方に基づいて複数のデータストリームから単一のデータストリームに分配される。さらに、この発明の他の実施形態において、第1にデータストリームを表すキューが一杯かどうかに基づいて、第2にキューの優先度に基づいてフレームが分配される。
【0006】
この発明の一実施形態において、複数のアプリケーションはマルチプレクサにより多重化される複数のデータストリームを供給する。この発明の他の実施形態において、加入者装置は複数のデータストリームを基地局内のマルチプレクサにより多重化する。この発明のさらに他の実施形態において、複数の基地局は基地局コントローラのマルチプレクサにより複数のデータストリームを多重化する。
【0007】
この発明の一実施形態において、加入者装置はメモリ、メモリに存在する複数のアプリケーションおよびマルチプレクサから構成される。各アプリケーションはデータストリームを生成し、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される。マルチプレクサは各データストリームを受信し、複数のデータストリームから単一のデータストリームにフレームを均一に分配するように構成される。この発明の一実施形態において、マルチプレクサは各データストリームを受信し、比例値に基づいて複数のデータストリームから単一のデータストリームに均一にフレームを分配するように構成される。
【0008】
この発明の他の実施形態において、マルチプレクサは各データストリームを受信するように構成され、第1にデータストリームの比例値に基づいて、第2にデータストリームの優先度に基づいて複数のデータストリームからのフレームを単一のデータストリームに均一に分配する。
【0009】
さらに、この発明の他の実施形態において、無線通信システムは加入者装置と、加入者装置に接続された基地局と、基地局に接続された基地局コントローラから構成される。加入者装置は複数のアプリケーションとマルチプレクサを有し、各アプリケーションはマルチプレクサへの入力としてデータストリームを生じ、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される。マルチプレクサはデータストリームの比例値に基づいてデータストリームからのフレームを単一のストリームに均一に分配する。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の特徴、目的および利点は、同一部に同符号を付した図面とともに以下に述べる詳細な説明からより明らかになるであろう。
【0011】
この発明が具現化される例示セルラ移動電話システムを図1に示す。例示目的のために、このシステムはここでは、W−CDMAセルラ通信システムの脈絡の中で記載される。しかしながら、この発明はパーソナル通信システム(PCS)、無線ローカルループ、構内交換機(PBX)あるいは他の知られたシステムのような他の種類の通信システムに適用可能であることが理解されなければならない。TDMAおよびFDMAのような他の良く知られた送信変調方式を利用したシステム並びに他のスペクトル拡散システムはこの発明を採用することができる。
【0012】
図1に示すように、無線通信ネットワーク10は一般に複数の移動局(加入者装置またはユーザ機器とも呼ばれる)12aー12d、複数の基地局(基地局トランシーバ(BTSs)またはノードBとも呼ばれる)14a−14c、基地局コントローラ(BSC)(無線ネットワークコントローラまたはパケット制御機能16とも呼ばれる)、移動局コントローラ(MSC)または交換台18、パケットデータサービングノード(PDSN)またはインターネットワーク機能(IWF)20、公衆電話交換網(PSTN)22(一般的には電話会社)、およびインターネットプロトコル(IP)ネットワーク24(一般にはインターネット)を含む。簡単の目的のために、4つの移動局12a−12d、3つの基地局14a−14c、1つのBSC16、1つのMSC18および1つのPSDN20が示される。いかなる数の移動局12、基地局14、BSC16、MSC18およびPDSN20も有り得ることは当業者に理解されるであろう。
【0013】
一実施形態において、無線通信ネットワーク10はパケットデータサービスネットワークである。移動局12a−12dは、携帯電話、IPベースウエブブラウザアプリケーションを実行するラップトップコンピュータに接続されるセルラ電話、相関するハンズフリーカーキットを有するセルラ電話、IPベースウエブブラウザアプリケーションを実行するパーソナルデジタルアシスタンス(PDA)、ポータブルコンピュータに組み込まれた無線通信モジュール、または無線ローカルループまたはメーター読取りシステムに見つけられるような固定ロケーション通信モジュールのような多数の異なる種類の無線通信装置のいずれかであり得る。最も一般的な実施形態において、移動局はいかなる種類の通信装置であり得る。
【0014】
移動局12a−12dは、例えばEIA/TIA/IS−707規格に記載されるような1つ以上の無線パケットデータプロトコルを実行するように有利に構成することができる。特定の実施形態において、移動局12a−12dはIPネットワークに向かうことになっているIPパケットを発生し、ポイントツーポイントプロトコル(PPP)を用いてIPパケットをフレームにカプセル化する。
【0015】
一実施形態において、IPネットワーク24はPDSN20に接続され、PDSN20はMSC18に接続され、MSC18はBSC16およびPSTN22に接続され、BSC16は、例えばE1、T1、非同期転送モード(ATM)、IP、PPP、フレームリレイ(Frame Relay)、HDSL、ADSL、またはxDSLを含むいくつかの公知のプロトコルのいずれかに従って音声および/またはデータパケットの伝送のために構成される有線を介して基地局14a−14cに接続される。他の実施形態において、BSC16はPDSN20に直接接続され、MSC18はPDSN20に接続されない。この発明の他の実施形態において、参照することにより、ここに完全に組み込まれる、TIA/EIA/IS−2000−2−A(ドラフト編集バージョン30)(1999年11月19日)として出版された第3世代パートナーシッププロジェクト2「3GPP2」、「cdma2000スペクトル拡散システムのための物理層規格」、3GPP2 ドキュメント番号C.P0002−A、TIA PN−4694に規定されるRFインタフェースを介して基地局14a−14cと通信する。
【0016】
無線通信ネットワーク10の一般的動作の期間、基地局14a−14cは、通話、ウエブブラウジングまたは他のデータ通信に係合された種々の移動局12a−12dから逆方向リンク信号のセットを受信し復調する。所定の基地局14a−14cにより受信された各逆方向リンク信号はその基地局14a−14c内で処理される。各基地局14a−14cは順方向リンク信号のセットを変調し移動局12a−12dに送信することにより複数の移動局12a−12dと通信することができるようにしてもよい。例えば、図1に示すように、基地局14aは第1および第2移動局12a、12bに同時に通信し、基地局14cは第3および第4基地局12c、12dと同時に通信する。その結果得られたパケットはBSC16に送られる。BSC16は一方の基地局14a−14cから他方の基地局14a−14cに特定の移動局12aー12dのための呼のソフトハンドオフの調和を含む呼リソース割当ておよび移動度管理機能性を提供する。例えば、移動局12cは2つの基地局14b、14cと同時に通信している。最終的に移動局12cが基地局の1つ14cから十分に離れて移動すると、その呼は他の基地局14bに渡される。
【0017】
その送信が一般的な通話であるならば、BSC16はその受信したデータをMSC18に経路選択し、MSC18はPSTN22とのインターフェースのためにさらなる経路選択サービスを提供する。その送信がIPネットワーク24に向かうことになっているデータ呼のようなパケットベース送信ならば、MSC18はそのデータパケットをPDSN20に経路選択し、PDSN20はそのパケットをIPネットワーク24に送るであろう。もう一つの方法として、BSC16はパケットを直接PDSN20に経路選択し、PDSN20はパケットをIPネットワーク24に送るであろう。
【0018】
情報信号が移動局12から基地局14に移動する無線通信チャネルは逆方向リンクとして知られる。情報信号が基地局14から移動局12に移動する無線通信チャネルは順方向リンクとして知られる。
【0019】
例示実施形態において、移動局は広帯域符号分割多元接続(W−CDMA)技術を用いて基地局と通信する。W−CDMAは最近に提案された3G通信システムである。W−CDMAシステムの一例は、IMT−2000CDMA規格を考慮してETSIによりITUに送られたヨーロッパ電気通信規格協会(ETSI)地上無線アクセス(UTRA)国際電気通信組合(ITU)無線送信技術(RIT)候補提案に記載されている。W−CDMAシステムの基地局は非同期に動作する。すなわち、W−CDMA基地局はすべて共通の世界時基準を共有しない。異なる基地局は時間合わせされていない。従って、W−CDMA基地局はパイロット信号を有するが、W−CDMA基地局はパイロット信号オフセットだけで識別されないかもしれない。1つの基地局のシステム時間が決定されると、隣接する基地局のシステム時間を推定することに使用することはできない。このため、W−CDMAシステムの携帯電話はシステム内の各基地局と同期化するために3ステップPERCH取得手続きを使用する。取得手続きの各ステップはPERCHチャネルと呼ばれるフレーム構造内の異なる符合を識別する。符号分割多元接続(CDMA)を用いた無線システムのための工業規格は、その内容が参照することによりここに組み込まれる、「デュアルモード広帯域スペクトル拡散セルラシステムのための移動局−基地局互換性規格」という名称のTIA/EIA暫定基準、TIA/EIA/IS−95およびその子孫(ここでは集合的にIS−95と呼ばれる)に述べられている。符号分割多元接続通信システムに関するさらなる情報は、この発明の譲受人に譲渡され、参照することによりここに組み込まれる米国特許第4,901,307号(発明の名称:「衛星または地上レピータを用いたスペクトル拡散多元接続通信システム」)および米国特許第5,103,459号(発明の名称:「CDMAセルラ電話システムにおいて波形を発生するためのシステムおよび方法」)に開示されている。
【0020】
第三世代CDMA無線通信システムも提案された。IMT−2000CDMA規格を考慮して電気通信産業協会(TIA)により国際電気通信組合に送られたcdma2000 ITU−R無線送信技術(RTT)候補付託提案はそのような第三世代無線通信システムの例である。cdma2000のための規格はIS−2000のドラフトバージョンで与えられ、TIAにより承認された。cdma2000提案は多くの点でIS−95と互換性がある。例えば、cdma2000とIS−95の両システムにおいて、各基地局は、その動作をシステム内の他の基地局と時間同期させる。一般には、基地局は、動作を衛星航法システム(GPS)シグナリングのような世界時基準に同期させるが、他の機構を使用することができる。同期化時間基準に基づいて、所定の地理的地域の各基地局には、共通の擬似雑音(PN)パイロットシーケンスが割当てられる。例えば、IS−95によれば、215チップを有し、26.67ミリ秒(ms)毎に反復するPNシーケンスが各基地局によりパイロット信号として送信される。パイロットPNシーケンスは各基地局により512の起こりうるPNシーケンスオフセットの1つで送信される。各基地局はパイロット信号を連続的に送信し、これにより移動局は基地局の送信並びに他の機能を識別することができる。
【0021】
この発明の例示実施形態において、移動局は複数のアプリケーションを有する。アプリケーションは移動局内に存在し、各アプリケーションは異なるデータストリームを形成する。1つのアプリケーションは1つ以上のデータストリームを形成する。
【0022】
図2はこの発明の例示実施形態の移動局12を示す。移動局12は移動局12のメモリ49に存在する音声32、シグナリング34、E−メール36およびウエブアプリケーション38を含む。各アプリケーション、音声32、シグナリング34、E−メール36およびウエブアプリケーション38はそれぞれ異なるデータストリーム40、42、44、46を形成する。データストリームはマルチプレクサモジュール48に結合されてトランスポートストリーム50と呼ばれる1つのデータストリームになる。トランスポートストリーム50は逆方向リンクを介して、ベーストランシーバステーション14(BTS)(短く基地局とも呼ばれる)に送られる。
【0023】
マルチプレクサモジュール48はデータストリーム40−46を相対比率および優先度に従ってトランスポートストリーム50に結合する。各データストリーム40−46は比率値と優先度を有する。比率値はトランスポートストリーム50のうちでデータストリーム40−46が占有するためにスケジュールされる部分の比率を決定する。優先度はスケジュールされたデータストリーム40−46が空のときにどのデータストリーム40−46がパケットをマルチプレクサモジュール48に供給するかを決定する。最初に、データストリームの相対比率を用いて、逆方向リンクを介して送信されるデータストリーム40−46からフレームをスケジュールする。フレームが空であるデータストリーム40−46からスケジュールされるなら、フレームは逆方向リンクを介して送信される最も優先度の高い非ヌルデータストリーム40−46からスケジュールされる。
【0024】
各データストリーム40−46は、データストリーム40−46が占有するためにスケジュールされるトランスポートストリームの比率を決定する比率値を有する。データストリーム40−46が空ならば、マルチプレクサモジュール48はデータストリーム40−46の優先度を用いてどこで次のフレームを得るかを決定する。マルチプレクサモジュール48は最も優先度の高い非ヌルデータストリーム40−46から次のフレームを得る。
【0025】
データストリーム比率は、データストリームのトランスポートストリームへのマッピングを決定する。マッピングは、マルチプレクサモジュール48がフレームを得るためにどこを最初に見るかを決定する。この発明の一実施形態において、マッピングはリアルタイムに確立される、すなわちマルチプレクサモジュール48が処理するデータストリームをアプリケーションが形成するときである。この発明の他の実施形態において、マッピングは、マルチプレクサモジュール48が処理するデータストリームをアプリケーションが形成する前に確立することができる。当業者には明白であるように、マッピングはリアルタイムである必要はない。例えばマッピングはコンパイル時間で行なうことができる。すなわち、マッピングを行なうためのアルゴリズムはオフラインでコンパイルすることができる。
【0026】
マッピングテーブル(図示せず)が作られると、マッピングテーブルは、フレーム送信期間、繰り返し有利に参照できるので、各マッピングテーブルエレメントは、どのデータストリームフレームを、マッピングテーブルエレメントに対応したトランスポートフレームスロットに送信すべきかを決定する。
【0027】
この発明のさらに他の実施形態において、トランスポートストリーム50にフレームを送信するときマッピングアルゴリズムは連続して実行される。マッピングアルゴリズムを連続して実行する利点は、データストリームの分配を統計的に乱すことなく、データストリーム40−46の数の変化および比例混合に迅速に適応するようにマッピングアルゴリズムを高めることができる。しかしながら、このアルゴリズムの使用は、データストリーム40−46の数と比例がトランスポートフレームレートに比べてしばしば変化しない時はテーブル方法より効率が悪い。
【0028】
データストリーム40−46の優先度は、空/ヌルであるデータストリーム40−46からフレームがくるようにスケジュールされるときのみ、すなわちアプリケーションがこれ以上フレームを形成しないとき、重要である。データストリーム40−46が送るべきフレームを持たないとき、そのフレームスロットは、送るべきフレームをもつデータストリーム40−46の中で最も高い優先度を持つデータストリームからフレームを送信するのに使用される。すなわち、フレームが空のデータストリーム40−46から来るようにスケジュールされるとき、マルチプレクサモジュール38は、最も優先度の高い非ヌルデータストリーム40−46から次のフレームを取る。
【0029】
この発明の例示実施形態において、マルチプレクサモジュール48はメディアアクセスコントロール(MAC)層内で動作し、高いネットワーク層から比率値とデータストリーム優先度を得る。当業者には明白であるように、データストリームの有線順位は先入れ先だし(FIFO)、後入れ先だし(LIFO)および最短ジョブ優先(SJF)のような公知の優先機構を用いて決定することができる。当業者には明白であるように、マルチプレクサモジュール48は複数のネットワークレベルで動作することができる。
【0030】
この発明の他の実施形態において、マルチプレクサモジュール48はハードウエアで実行される。この発明のさらに他の実施形態において、マルチプレクサモジュール48はソフトウエアとハードウエアの組合せで実行される。当業者には明白であるように、マルチプレクサモジュール48はソフトウエアとハードウエアのいかなる組合せでも実行できる。
【0031】
マッピングアルゴリズムは、データストリーム40−46からフレームをスケジュールするためにマルチプレクサモジュー48が使用するスケジュールシーケンスを指定するマップテーブルを作る。各データストリーム40−46はフレームをマルチプレクサモジュール48に供給するようにスケジュールされる。
【0032】
各データストリームが非ヌル、即ち空でないならば、各データストリーム40−46はトランスポートストリーム50の相対比率を占有するであろう。p1,p2,・・・pnが同じトランスポートストリームを共有するnデータストリーム40−46により取られる相対比率であるとすると、データストリーム1からのp1フレーム毎に、データストリーム2からp2フレームがあり、データストリーム3からp3フレームがあり、・・・、データストリームnからpnフレームがある。
【0033】
3つの非ヌルデータストリーム40−46があるなら、データストリーム1はトランスポートストリーム50のp1/(p1+p2+p3)を占有するであろう。ただし、pnはデータストリームnの比率値である。例えば非ヌルデータストリーム40−46、データストリーム1、データストリーム2、およびデータストリーム3が与えられ、データストリーム1が5の比率値(p1=5)、データストリーム2が3の比率値(p2=3)、およびデータストリーム3が2の比率値(P3=2)であるなら、データストリーム1はトランスポートストリーム50の5/10を占有し、データストリーム2はトランスポートストリーム50の3/10を占有し、データストリーム3はトランスポートストリーム50の2/10を占有するであろう。マップテーブルの長さはp1+p2+p3であり、この例では10フレームの長さである。
【0034】
マップテーブルはマルチプレクサモジュール48にフレームを提供するようにスケジュールされるデータストリーム40−46の数を表す数字の配列である。各配列はトランスポートストリーム50へのデータストリームフレームのマッピングである。マップテーブル[1,2,3,1,2,1,3,1,2,1]は、第1フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第2フレームはデータストリーム2から送られるようにスケジュールされ、第3フレームはデータストリーム3から送られるようにスケジュールされ、第4フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第5フレームはデータストリーム2から送られるようにスケジュールされ、第6フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第7フレームはデータストリーム3から送られるようにスケジュールされ、第8フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされ、第9フレームはデータストリーム2から送られるようにスケジュールされ、および第10フレームはデータストリーム1から送られるようにスケジュールされることを意味する。
【0035】
マッピングアルゴリズムは1つのトランスポートストリーム50にデータフレームの複数のストリーム40−46を多重化するので、各ストリーム40−46からのフレー0ムは均一に分配される。すなわち、各ストリーム40−46のフレームはトランスポートストリーム50の両端間に均一に分配される。従って、p1=5、p2=3、P3=2である3つのデータストリームの状況が与えられると、10トランスポートフレーム毎に、ストリーム1に5つのフレームがあり、ストリーム2に3つのフレームがあり、ストリーム3に2つのフレームがあり、各ストリーム40−46に属するフレームはトランスポートストリーム50に均一に分配される。
【0036】
マルチプレクサモジュール48はデータストリームフレームを1つのトランスポートストリームに均一にセットするけれども、複数のデータストリーム40−46を1つのトランスポートストリーム50に公平に分配する1つ以上の方法があるかもしれない。従ってp1=5、p2=3、およびp3=2の場合、トランスポートストリーム50に送られた最初の10フレームは[1,2,3,1,2,1,3,1,2,1]または[1,3,2,1,2,1,3,1,2,1]または[2,1,3,1,2,1,3,1,2,1]または[2,3,1,1,2,1,3,1,2,1]または[3,1,2,1,2,1,3,1,2,1]または[3,2,1,1,2,1,3,1,2,1]であり得る。但し、配列の各数字はデータストリーム番号を表す。配列の左の番号は送られた最初のフレームを表す。マッピングアルゴリズムは公正な分配要件を満足するシーケンスを形成するように有利に変更可能である。
【0037】
マッピングテーブルが決定されると、マルチプレクサモジュール48はマッピングテーブルを用いてデータストリーム40−46からフレームをスケジュールし、逆方向リンクを介して送るべきデータストリーム40−46にフレームがある限りマッピングテーブルシーケンスを反復し続ける。
【0038】
マッピングアルゴリズムは単一ストリームにデータストリーム40−46を多重化するための「バケツ」手法である。各データストリーム40−46は「バケツ」により表される。バケツが一杯になると、表されたデータストリーム40−46はフレームを供給するようにスケジュール可能である。
【0039】
データストリーム40−46の比率値はデータストリームバケツの深さを決定する。各データストリームバケツはその比率値に反比例する深さを有する。各バケツはバケツの比率値に基づく充填率を有する。充填率はバケツが充填される割合である。各バケツ内のレベルはフレームステップ毎にその充填率でインクリメントされる。データストリームバケツが一杯のときのみ、フレームはマルチプレクサモジュール48によりデータストリームバケツから取るようにスケジュールすることができる。
【0040】
この発明の例示実施形態において、マッピングアルゴリズムは以下に示すように擬似コードである。この発明の他の実施形態において、SsとDsの初期値はマッピングテーブルのデータストリーム40−46のシーケンスを変更するために変更される。
【0041】
p1,p2,・・・,pnはnデータストリームの相対比率である。
【0042】
積を[n*最小公倍数(p1,p2,・・・,pn)](p1,p2,・・・,pnの最小公倍数はアルゴリズムの正当性に影響を与えることなくp1,p2,・・・,pnの積により変更可能である。)
q(1)=積/p1,q(2)=積/p2,・・・,q(n)=積/pnとする。
【0043】
Lをnエレメントを有したリストとする。但し、エレメントの各々は2つのフィールドSおよびDを有する。
【0044】
Siをリストのi番目のエレメントのSフィールドの値とし、Diをリストのi番目のエレメントのDフィールドの値とする。リストの最初のエレメントはリストのヘッドと呼ばれる。
【0045】
コメント:Sはストリームを表し、Dは深さを表す。
【0046】
Sisの初期値をS1=1,S2=2,・・・,Sn=nと設定する。
【0047】
Disの初期値をD1=1,D2=1,・・・,Dn=1と設定する。
【0048】
各トランスポートフレームスロットの期間:
(a)S1により識別されるデータストリームからフレームを送信する。
【0049】
D2?q(S1)なら、D2をD2−q(S1)に変更し、次のトランスポートフレームスロットを待つ。
【0050】
そうでなければ、D1をq(S1)−D2に変更し、一時的にリストからヘッドエレメントを除去し、残りのエレメントをそれぞれi=1,2,・・・,のように昇順に索引をつける。(例えば、以前のi+1番目のエレメントが新しいi番目のエレメントとなり、以前の2番目のエレメントが新しいヘッドエレメントとなり、3番目のエレメントが新しい2番目のエレメントとなる)、そして、除去したエレメントを以下のようにリストに戻す。
【0051】
{Dxを再挿入すべきエレメントのDフィールドとする。
【0052】
i=2エレメントで開始せよ。
【0053】
ブロック単位でリストLを参照せよ:
{ これ以上リストエレメントが無ければ(i?n):
{
除去したエレメントをn番目のエレメントとして挿入せよ
リスト参照を終了せよ;
}
そうでなければ
(
Dx>Diならば:
{
DxをDx−Diに変更せよ;
次のエレメントに移動せよ(i=i+1);
}
そうでなければ
{
DiをDi−Dxに変更せよ;
i番目のエレメントの前に除去したエレメントを挿入せよ;
((以前のi番目のエレメントは新しい(i+1)番目のエレメントになった))
リスト参照を終了せよ;
}
}
}
次のトランスポートフレームスロットを待て;
}
図4−5はこの発明の例示実施形態のマッピングアルゴリズムのフローチャートを示す。図4はマッピングアルゴリズムのイニシャライゼーションを示す。
【0054】
p1,p2,・・・,pnはそれぞれデータストリーム1−nの相対比率である110。この発明の一実施形態において、積はn*最小公倍数(p1,p2,・・・,pn)に設定される112。他の実施形態において、最小公倍数(p1,p2,・・・,pn)はp1,p2,・・・,pnの積に設定される。
【0055】
q(1)は積/p1に設定され、q(2)は積/p2に設定され、・・・そしてq(n)は積/pnに設定される114。リストLはnエレメントで作られ、各エレメントは2つのフィールドSおよびDを有する116。Siはリストのi番目のエレメントのSフィールドの値を示し、Diはリストのi番目のエレメントのDフィールドの値を示す118。リストの最初のエレメントはリストのヘッドである120。
【0056】
S1は1に設定され、S2は2に設定され、・・・Snはnに設定される。Sフィールドはストリーム番号を表す。D1は1に設定され、D2は1に設定され、・・・Dnは1に設定される。Dフィールドはストリームの深さを表す122。
【0057】
図5において、フレームはS1により識別されるデータストリームから送信される124。D2?q(S1)ならば126、D1はq(S1)−D2に設定され132、ヘッドエレメントは一時的にリストから除去され、リストの残りのエレメントはそれぞれi=1、2、・・・のように昇順に番号を付け替える134。すなわち、以前のi+1番目のエレメントが新しいi番目のエレメントとなる。例えば、以前の2番目のエレメントが新しいヘッドエレメントとなり、3番目のエレメントが新しい2番目のエレメントとなる。
【0058】
Dxは再挿入すべきエレメントのDフィールドである136。iは2に設定される138。これ以上リストエレメントが無ければ(i?n)140、除去されたエレメントはn番目のエレメントとして挿入され142、アルゴリズムは次のトランスポートフレームを待つ130。iが?140でなければ、DxはDiと比較される144。Dx>Diならば、DxはDx−Diに設定されリストの次のエレメントに移動する。すなわちiはインクリメントされる(i=i+1)146。Dx>Dyでなければ、DiはDi−Diに設定され148、除去されたエレメントはi番目のエレメント前に挿入される。アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロット130を待つ。
【0059】
次のトランスポートフレームスロットの時間であるとき、すなわち次のトランスポートフレーム条件が真であるとき132、フレームはデータストリームS1からトランスポートストリーム50に送信される124。
【0060】
各リストエレメントはSフィールドにより識別されるデータストリームのためのバケツを表す。バケツの深さはデータストリームの「q」値であり、これはデータストリーム比率値に反比例する。トランスポートフレームスロット毎にすべてのバケツがインクリメントされる。バケツが一番上まで一杯になると、対応するデータストリームのフレームが送信されるようにスケジュールされ、バケツは空から再スタートする。バケツは、バケツを充填するために残された量に従って、昇順に順序づけられる。Dフィールドは現在のバケツを充填するために残された量と先行するバケツを充填するために残された量との差分を与える。これは図3に示され、4つのデータストリームに対して4つのバケツがある。バケツS1 52、S2 54、およびS3 56は部分的に充填され、バケツS4 58は空である。当業者には明白であるが、マッピングアルゴリズムは一実施形態に従って、メモリ、ソフトウエア、ハードウエアあるいはそれらの組合せにおいて有利に維持することができる。
【0061】
p1=1、p2=2、p3=3と仮定すると、マッピングアルゴリズムのトレースは以下に示される。
【0062】
積=n*LCM=3*6=18
q(1)=18/1=18
q(2)=18/2=9
q(3)=18/3=6
図6はイニシャライズされたときのリストを示す。1−1 60はリストのヘッドである。2−1 62は第2エレメントである。3−1 64は第3エレメントである。
【0063】
S1は1なので、データストリーム1からのフレームは送信される。
【0064】
D2=1であり、これはq(1)=18なのでq(S1)より小さい、それゆえD1はq(S1)−D2=18−1=17に変更される。ヘッドエレメント60は図7に示すようにリストから除去される。図7とDxフィールドは除去したヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−1と呼び、i=2を新しい第2エレメント3−1と呼ぶ。
【0065】
今度はi=2であり、リストが参照されるであろう。i=2はn=3以上ではないので、DxはDiと比較される。図8に示すようにDx=17はDi=D2=1より大きいので、Dx66はDx−Di=17−1=16に変更される。
【0066】
次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることによりリスト内の次のエレメントに移動し、リスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、これはn=3に等しく、それゆえ図9に示すように除去されたエレメントはn=3エレメントとして挿入されリスト参照が終了する。ヘッドエレメントは2−1 68である。第2エレメントは3−1 70である。第3エレメントは1−16 72である。
【0067】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロットの期間、S1により識別されたデータストリームからのフレームが送信される。S1は2であるので、データストリーム2からのフレームが送信される。従ってこの時点におけるマッピングテーブルは[1,2]であり、これは、データストリーム1からのフレームが最初に送信され、データストリーム2からのフレームが2番目に送信されることを意味する。
【0068】
今度はD2=1であり、q(2)=9なので、q(S1)より小さく、それゆえ、D1はq(S1)−D2=9−1=8に変更される。図10に示すように、ヘッドエレメント74はリストから除去され、Dxフィールドは除去したヘッドエレメントのDフィールドである。今度は、i=1を新しいヘッドエレメント2−8と呼びi=2を第2エレメント1−16と呼ぶ。
【0069】
今度はi=2でありリストが参照される。i=2はn=3以上ではないので、DxはDiと比較される。図11に示すように、Dx=8はDi=D2=16より大きくないので、DiはDi−Dx=16−8=8である。ヘッドエレメントは再び2−8 76である。図12に示すようにi番目のエレメントの前に除去したエレメントが挿入され、リスト参照が終了される。ヘッドエレメントは今度は3−1 78である。第2エレメントは2−8 80である。第3エレメントは1−8 82である。
【0070】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロットの期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は3なので、データストリーム3からのフレームが送信される。従って、この時点におけるマッピングテーブルは[1,2,3]であり、これはデータストリーム1、データストリーム2およびデータストリーム3を意味し、データストリームからのフレームが送信される順番である。
【0071】
今度はD2=8であり、これはq(3)=6なのでq(S1)より大きく、それゆえ、D2は図13に示すようにD2−q(S1)=8−6=2 84に変更される。次にアルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロットの期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は3であるので、データストリーム3からのフレームが送信される。従って、この時点のマッピングテーブルは[1,2,3,3]である。
【0072】
今度はD2=2であり、これはq(3)=6なので、q(Si)よりも小さい、それゆえD1はq(S1)−D2=6−2=4に変更される。図14に示すようにヘッドエレメント86はリストから除去されDxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−2 84と呼び、i=2を新しい第2エレメント1−8 82と呼ぶ。
【0073】
今度はi=2であり、リストが参照される。i=2はn=3以上でないので、DxはDiと比較される。Dx=4はDi=D2=8より大きくないので、図15に示すようにDiはDi−Dx=8−4=4 88に変更される。除去されたエレメント86は図16に示すようにi番目のエレメントの前に挿入され、リスト参照は終了される。
【0074】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は2なので、データストリーム2からのフレームが送信される。従ってこの時点のマッピングテーブルは[1,2、3,3,2]である。
【0075】
今度はD2=4であり、q(2)=9なので、q(S1)より小さく、それゆえD1はq(S1)−D2=9−4=5に変更される。図17に示すようにヘッドエレメント90がリストから除去され、Dxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−5と呼び、i=2を新しい第2のエレメント1−4と呼ぶ。
【0076】
今度はi=2であり、リストが参照される。i=2はn=3以上でないので、DxがDiと比較される。Dx=5はDi=D2=4であるので、図18に示すようにDx92はDx−Di=5−4=1に変更される。次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることによりリストの次のエレメントに移動しリスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、これはn=3に等しく、それゆえ、図19に示すように、除去されたエレメントはn=3エレメントとして挿入されリスト参照が終了される。
【0077】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は3であるので、データストリーム3からのフレームが送信される。従って、この時点のマッピングポイントは[1,2、3、3,2、3]であり、これは長さがp1+p2+p3であるので、最終マッピングテーブルである。
【0078】
マッピングテーブルはデータストリームからのフレームをスケジュールするために使用される。マッピングアルゴリズムが連続的に実行されるなら、シーケンス[1,2,3,3,2,3]を連続的に形成するであろう。これが真であることを示すために、アルゴリズムのトレースは2以上のフレームに対して示される。この場合リストパターンは自身が反復するように示される。
【0079】
今度はD2=4であり、これは、q(3)=6なのでq(S1)より小さく、それゆえ、D1はq(S1)−D2=6−4=2に変更される。ヘッドエレメント96は図20に示すようにリストから除去される。そしてDxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント1−4と呼び、i=2を新しい第2エレメント2と呼ぶ。
【0080】
今度はi=2であり、リストが参照される。i=2はn=3以上でないので、DxはDiと比較される。Dx=2はDi=D2=1より大きいので、図21に示すように、Dx98はDx−Di=2−1=1に変更される。次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることにより次のエレメントに移動し、リスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、n=3に等しく、それゆえ、除去されたエレメントは図22に示すようにn=3エレメント100として挿入され、リスト参照が終了される。
【0081】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は1なので、データストリーム1からのフレームが送信される。
【0082】
今度はD2=1であり、q(1)=18なのでq(S1)より小さく、それゆえD1はq(S1)=18−1=17に変更される。ヘッドエレメント102は図23に示すようにリストから除去され、Dxフィールドは除去されたヘッドエレメントのDフィールドである。今度はi=1を新しいヘッドエレメント2−1と呼び、i=2を新しい第2エレメント3−1と呼ぶ。
【0083】
今度はi=2であり、リストが参照されるであろう。i=2はn=3以上でないので、DxはDiと比較される。DxはDi=D2=D1より大きいので、図24に示すようにDx104はDx−Di=17−1=16に変更される。次に、アルゴリズムのフローはiをインクリメントすることによりリストの次のエレメントに移動し、リスト参照ブロックに戻る。今度はi=3であり、これはn=3に等しく、それゆえ除去されたエレメントは図25に示すようにn=3エレメントとして挿入され、リスト参照が終了される。
【0084】
次に、アルゴリズムは次のトランスポートフレームスロットを待つ。従って、トランスポートフレームスロット期間、S1により識別されるデータストリームからのフレームが送信される。S1は2であるので、データストリーム2からのフレームが送信される。
【0085】
シーケンス[1,2,3,3,2,3]が送信された後、データストリーム1およびデータストリーム2からのフレームが送信された。図25は図9と同じであり、アルゴリズムはシーケンスを反復し続けるであろうことを示す。
【0086】
この発明の他の実施形態において、アルゴリズムはSisに対して異なるイニシャル値で開始可能であり、p1=5、p2=3、p3=2例に対して他の5つのシーケンスが発生される。例えば、S1=2、S2=3、S3=1の場合、シーケンス[2,1,3,1,2,1,3,1,2,1]が発生される。この発明のさらに他の実施形態において、Disのイニシャル値は異なるシーケンスを発生するように変更することができる。
【0087】
この発明の一実施形態において、フレームの代わりにパケットが、複数のデータストリームから1つのデータストリームに有利に多重化される。
【0088】
この発明のさらに他の実施形態において、アルゴリズムは、同じ比率値を有する複数のデータストリームが1つのリストエレメントを共有することを許すように最適化されるので、m以上のデータストリームがあっても(すなわちm<n)であっても多数(m)の固有の比率値がある。従って、すべてのpisが固有であり、アルゴリズムのSフィールドが同じ比率値を共有するデータストリームのセットを表すように、アルゴリズムの「n」は「m」に交換すべきである。さらに、アルゴリズムのステップ(a)は「セットS1に含まれるデータストリームの各々からフレームを送信せよ」に交換される。q(S1)値は積/pxを表し、pxはセットS1のデータストリームにより共有される比率値である。この最適化はアルゴリズム効率を改良する。
【0089】
この発明の他の実施形態において、バケツサイズは同じだが異なる充填率を採用するマッピングアルゴリズムが使用される。当業者には明白であるように、開示したマッピングアルゴリズムは、バケツが同じサイズを有し、充填率がバケツサイズに反比例して関連し、各データストリームの比率値に基づくように書き換えることが出来る。
【0090】
この発明の他の実施形態において、2つのデータストリームしか無いとき、上述のアルゴリズムは有利に以下の簡単なアルゴリズムに交換される。p1がp2の倍数であるなら、(a)と(b)を含めて両者の間のステップを省略することができる。この実施形態に従うマッピングアルゴリズムは以下のように擬似コードで示される。
【0091】
以下の変数をイニシャライズせよ:
スキップベース(SkipBase)=p1/p2、但し「/」は整数除算を表す。
【0092】
初期分数=p1%p2、但し「%」はモジュロ演算を表す。
【0093】
スキップカウント(SkipCount)=0;
分数カウント(FractionCount)=0;
各トランスポートフレームスロット期間:
(スキップカウント==0)ならば
{
データストリーム#2からフレームを送信せよ;
(a) 分数カウント=分数カウント+初期分数;
(分数カウント>=p2)
{
スキップカウント=スキップベース+1;
分数カウント=分数カウントーp2;
}
(b) そうでなければ
{
スキップカウント=スキップベース;
}
}
そうでなければ
{
データストリーム#1からフレームを送信せよ;
スキップカウント=スキップカウントー1;
}
当業者に明白であるように、マッピングアルゴリズムはネットワークモジュール間の他の相互接続に適用可能である。それは、モジュールが複数の入力を有し、複数の入力から多重化された出力を形成する状況に適用可能である。例えば、マルチプレクサモジュールはBTS内に位置することができ、BTSは複数の移動局からデータストリームを多重化し、BSCに送信すべき多重化されたデータストリームを形成する。
【0094】
このようにして、複数のデータストリームを1つのデータストリームに多重化するための新規で改良された方法および装置について記載した。当業者は、ここに開示した実施形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュールおよびアルゴリズムステップは電子ハードウエア、コンピュータソフトウエアまたは両者の組合せで実現できることを理解するであろう。種々の実例となる部品、ブロック、モジュール、回路およびステップは一般的にそれらの機能性に関して記載した。機能性がハードウエアとして実現されるかまたはソフトウエアとして実現されるかは特定のアプリケーションおよび全体のシステムに課せられた設計制約に依存する。当業者はこれらの状況下でハードウエアとソフトウエアの機能性の互換性を認識し、そして各特定のアプリケーションに対して記載された機能性をどのように実現するのが最善かを認識する。例として、ここに開示した実施形態に関連して記載した種々の実例となる論理ブロック、モジュール、およびアルゴリズムステップは、ファームウエア命令セットを実行するプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、あるいは他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、例えばレジスタのようなディスクリートハードウエアコンポーネント、何らかの一般的なプログラマブルソフトウエアモジュールとプロセッサ、またはここに記載した機能を実行するように設計されたそれらのいかなる組合せにより実行することができる。マルチプレクサは便宜的にマイクロプロセッサであってよいが、別の方法では、マルチプレクサはいかなる一般的なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラあるいは状態機械であってよい。アプリケーションはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、脱着可能ディスク、CD−ROM、あるいは技術的に知られている何らかの形態の記憶媒体に存在することができる。図2に示すように、基地局14は、基地局14から情報を読むように移動局12に便宜的に接続される。メモリ49はマルチプレクサ48と一体化してもよい。マルチプレクサ48とメモリ49はASIC(図示せず)に存在してもよい。ASICは電話に存在するかもしれない。
【0095】
この発明の実施形態の上述の記載は、当業者がこの発明を製作または使用可能にするために提供される。これらの実施形態に対する種々の変更は当業者には容易に明白であり、ここに定義される一般的原理は発明力の使用なしに他の実施形態に適用可能である。従って、この発明はここに示す実施形態に限定することを意図するものではなく、ここに開示する原理および新規な特徴と整合性が取れた最も広い範囲に一致する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は例示W−CDMAセルラ電話システムの概略図である。
【図2】図2はこの発明の例示実施形態の移動局を示す図である。
【図3】図3は4つのデータストリームの4つのバケツを示す図である。
【図4】図4はフローチャート形態におけるマッピングアルゴリズムのイニシャライゼーションを示す。
【図5】図5はフローチャート形態におけるマッピングアルゴリズムの本体を示す。
【図6】図6はイニシャライズされたときのリストを示す。
【図7】図7はリストから除去されるヘッドエレメントを示す。
【図8】図8は変更された後のDxを示す。
【図9】図9はn=3エレメントとして挿入される除去されたエレメントを示す。
【図10】図10はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図11】図11は変更された後のD1を示す。
【図12】図12はi番目のエレメントの前に挿入された除去されたエレメントを示す。
【図13】図13は変更された後のD2を示す。
【図14】図14はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図15】図15は変更された後のD1を示す。
【図16】図16はi番目のエレメントの前に挿入される除去されたエレメントを示す。
【図17】図17はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図18】図18は変更された後のDxを示す。
【図19】図19はn=3エレメントとして挿入された除去されたエレメントを示す。
【図20】図20はヘッドエレメントがリストから除去されるのを示す。
【図21】図21は変更された後のDxを示す。
【図22】図22はn=3として挿入された除去されたエレメントを示す。
【図23】図23はリストから除去されたヘッドエレメントを示す。
【図24】図24は変更された後のDxを示す。
【図25】図25はn=3として挿入された除去されたエレメントを示す。
Claims (14)
- 下記工程を具備する、1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化する方法:
キューのリストを作成する、各キューはデータストリームを表し、前記データストリームの比率値に反比例する長さを有し、各データストリームは少なくとも1つのパケットから構成される;
各フレームに対して前記比率値の反比例により各キューをインクリメントする;
充填されたキューに対応する前記データストリームからパケットをスケジュールする;および
前記充填されたキューを空にする。 - 下記工程を具備する、1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化するための方法:
キューのリストを作成する、各キューはデータストリームを表し、前記データストリームの比率値に反比例する長さを有し、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される;
各フレームに対して前記比率値の反比例により各キューをインクリメントする;
充填されたキューに対応する前記データストリームからフレームをスケジュールする;および
前記充填されたキューを空にする。 - 下記工程を具備する、1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化するための方法:
キューのリストを作成する、各キューはデータストリームを表し、前記データストリームの比率値に反比例する長さを有し、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される;
各フレームに対して前記比率値の反比例により各キューをインクリメントする;
第1にデータストリームを表すキューが満杯かどうかに基づいてかつ第2にデータストリームの優先値に基づいて、単一のデータストリームに複数のデータストリームからのフレームを分配する;および
前記キューが満杯のときキューを空にする。 - 下記工程を具備する、1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化するための方法:
キューのリストを作成する、各キューはデータストリームを表し、前記データストリームの比率値に反比例する長さを有し、各データストリームはフレームから構成され、優先度を有する;
各フレームに対して前記比率値の反比例により各キューをインクリメントする;
すべてのキュー長の和に等しい長さのアレイを作成する;
前記アレイが満杯になるまで、充填されたキューに対応するデータストリームの識別子を前記アレイに挿入する;および
前記充填されたキューを空にする。 - 前記アレイを介して継続的にループし、前記アレイの先頭の識別子に対応するデータストリームからフレームを送信することをさらに具備する、請求項4の方法。
- フレームが送信されることになっているとき前記アレイを介してループし、前記アレイの先頭の識別子に対応する前記データストリームから前記フレームを送信することをさらに具備する、請求項4の方法。
- 下記工程を具備する、1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化するための方法:
複数のアプリケーションにより複数のデータストリームを作成する、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される;および
前記複数のデータストリームを単一のデータストリームに均一に分配する。 - 前記複数のデータストリームを単一のデータストリームに均一に分配する工程は、各データストリームの比率値に基づく、請求項7の方法。
- 前記複数のデータストリームを単一のデータストリームに均一に分配する工程は、第1にデータストリームの比率値に基づき、第2にデータストリームの優先度に基づく、請求項7の方法。
- 下記工程を具備する、1つのデータストリームに複数のデータストリームを多重化するための方法:
加入者装置の複数のアプリケーションにより複数のデータストリームを形成する、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される;
マルチプレクサにより前記複数のデータストリームを受信する;
前記マルチプレクサにより複数のデータストリームを単一のデータストリームにより均一に分配する;および
基地局により前記単一データストリームを受信する。 - 下記を具備する加入者装置:
メモリ;
前記メモリに存在する複数のアプリケーション、各アプリケーションはデータストリームを形成し、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成される;および
各データストリームを受信し、前記複数のデータストリームからフレームを単一データストリームに均一に分配するように構成されたマルチプレクサ。 - 前記マルチプレクサは各データストリームを受信し、前記比率値に基づいて前記複数のデータストリームからフレームを単一のデータストリームに均一に分配するように構成される、請求項11の加入者装置。
- 前記マルチプレクサは各データストリームを受信し、第1にデータストリームの比率値に基づいて、第2にデータストリームの優先度に基づいて前記複数のデータストリームからフレームを単一のデータストリームに均一に分配するように構成される、請求項11の加入者装置。
- 下記を具備する無線通信システム:
メモリに存在する複数のアプリケーションとマルチプレクサを有する加入者装置、各アプリケーションは前記マルチプレクサへの入力としてデータストリームを形成し、各データストリームは少なくとも1つのフレームから構成され、前記マルチプレクサはデータストリームの比率値に基づいて前記データストリームからフレームを単一ストリームに均一に分配する;
前記加入者装置に接続され、前記単一ストリームを受信するように構成される基地局;および
基地局に接続される基地局コントローラ。
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