JP2004502169A - マイクロ波アシスト含量分析器 - Google Patents

マイクロ波アシスト含量分析器 Download PDF

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Abstract

マイクロ波アシスト含量分析のための方法及び関連する装置が開示される。方法は、マイクロ波放射線が適用されている間にサンプルを同時に回転させながら及びサンプルを同時に重量測定しながら及びサンプルの温度を測定しながら、サンプルにマイクロ波放射線を適用する工程と、測定された温度に基づき、サンプルに適用されるマイクロ波を制御即ち調停する工程とを有する。

Description

【0001】
【発明の分野】
本発明は物質の含量分析に関する。特に、本発明はマイクロ波放射線の効果にあまり応答しない複合物を有する物質における湿気含量分析を補助するためのマイクロ波放射線の使用及び関連する技術に関する。
【0002】
【発明の背景】
本発明は物質の含量分析に関する。物質の含量又は組成はそのような物質にその特定の特性を与えるので、そのような含量を知ることは種々の物質を作り、使用し、処理し又は取り扱う目的にとって特に重要になることがある。
【0003】
種々の物質の含量を分析するために使用される技術は殆ど無限である。本発明は特に湿気含量分析に関し、サンプル内の脂肪や油及び水以外の揮発物(ただし、これらに限定されない)の如き他の物質の測定に関連する副次的ではあるが重要な面を有する。食品は湿気含量を知ることが非常に価値がある有用な例であり、ある場合に必要とされる(例えば、多くの法定及び規定の案が食製品の含量及び分類に適用される)。従って、物質の湿気含量特に食品の湿気含量を測定するための多数の技術が開発されてきた。比重湿気分析と呼ばれる従来の技術においては、サンプルが重量測定され、乾燥され、次いで再度重量測定される。2つの重量の比較が絶対重量損失を与え、これは、物質が劣化していない場合は、百分率として湿気含量を計算及び表現するために使用することができる。
【0004】
比重分析技術においては、物質からの湿気の除去を加速するために熱(しばしば対流加熱)が典型的に使用される。しかし、このような目的のための典型的なオーブン又は高温板の使用は多数の関連する問題及び困難を生じさせる。第1に、熱が単に湿気を駆逐するのではなく物質を劣化させる傾向を有する場合、その技術はその物質の湿気含量分析には適さない。更に、加熱されたサンプルが精巧な天秤の出力読み取りに影響を及ぼすことのある空気流を発生させるので、加熱乾燥技術は測定と測定との間に比較的長い待ち時間を必要とし、乾燥した重量が一定になるまで測定を繰り返さねばならない。
【0005】
一層最近の開発においては、サンプルから湿気を駆逐し、従ってこのような物質の比重分析を補助するためにマイクロ波が使用されている。この技術は多くの状況下で極めて良好に働き、マイクロ波技術を使用する適当な湿気分析器は数年にわたって利用されてきた。例えば、米国特許第4,438,500号及び同第4,457,632号。
【0006】
更に、マイクロ波アシスト技術の使用を一層異なる物質に対して実行可能にするための種々の改善が続けられている。再度、例として食品を使用すると、比較的高い脂肪含量を持つ品目(例えばチーズ及び他の酪農製品)又は低い湿気含量を持つ品目(例えば粉末ミルク)はマイクロ波技術を使用して(湿気含量のために)分析することが困難となることがある。その理由は、これらは、加熱されたときに、単に湿気を手放すのではなく、調理されたり劣化したりする傾向を有するからである。
【0007】
このような目的のためのマイクロ波技術における例示的な改善は1999年9月17日に出願された「高効率空洞を備えたマイクロ波揮発物分析器」という名称の本出願人に係る共願の米国特許出願第09/398,129号(WO01/20312A2号)明細書、同じく1999年9月17日に出願された「正確な重量測定を達成するためのマイクロ波装置及び方法」という名称の本出願人に係る共願の米国特許出願第09/397,825号(WO01/20274A1号)明細書、1999年9月17日に出願された「マイクロ波加熱中の重量測定誤差を修正する方法」という名称の本出願人に係る共願の米国特許出願第09/398,130号(WO01/20275A1号)明細書及び「揮発物含量を測定する方法及び装置」という名称の米国特許第6,227,041号明細書に記載されている。これらすべては、マイクロ波アシスト技術を使用して取り扱うのが困難な物質の湿気及び関連する含量分析のための装置、方法及び技術における改良を述べている。これら各継続中の出願の内容は参照として全体的にここに組み込まれる。
【0008】
種々の物質の最も有効なマイクロ波加熱は加熱すべき物質内の遊離した湿気の存在に依存する傾向を有する。従って、遊離水が殆ど又は全く無いサンプルに対しては、マイクロ波加熱は困難で、有効ではない。これに関し、マイクロプロセッサを組み込んだマイクロ波装置はサンプルの乾燥曲線(重量損失対時間)を監視することができ、乾燥曲線の初期の部分に基づく最終乾燥重量(即ち湿気含量)を予測することができる。このような分析は普通遊離水を含むサンプルに対しては約2又は3分で行うことができる。
【0009】
それにもかかわらず、乾燥ミルク粉末や洗剤の如き低湿気含量物質内に存在する湿気の一部又はすべては、結合水(例えば水和の水)になる傾向があるか又は、他の理由で、マイクロ波放射線による除去に抵抗する。このような場合、サンプルにだけマイクロ波放射線を適用すると、特に湿気(結合水又は遊離水)のすべてが除去されてしまう前にこのような物質が燃焼又は劣化する傾向を有する場合、一般に満足できず、しばしば不首尾となる傾向がある。
【0010】
従って、マイクロ波を吸収し、そのようなマイクロ波に応答して加熱される物質上にサンプルを置くような技術が具体化されてきた。米国特許第4,681,996号は1つのこのような技術の例である。その特許明細書に記載されているように、目的は結合水を解放するためにサンプルを伝導的に加熱する熱応答支持体である。理論的には、真の相乗効果を得るべきである。その理由は、遊離水がその上へのマイクロ波の直接効果に応答してそれにより除去される間に、熱的に加熱された支持体が次に結合水を除去するためにサンプルを加熱するからである。
【0011】
更に、揮発性を分析すべき物質内に結合水又は遊離水を伴った無極性溶剤が存在する場合、(結合水から熱的に自由にされてしまった)遊離水がマイクロ波放射線により蒸発されている間に、揮発物が支持体からの熱により同様に揮発される。従って、揮発物が結合水、遊離水、他の極性物質又は無極性化合物であっても、揮発物はサンプルから迅速に除去される。
【0012】
しかし、上記米国特許第4,681,996号明細書に記載された技術は実際の実践ではあまり好結果をもたらさない。1つの欠点として、そこに記載された支持体はマイクロ波に対する温度応答において自己制限を行い、従って、異なる所望の温度に対して異なる組成のパッドが必要となる。別の欠点として、装置及び方法は、空気の密度勾配が内部の天秤に影響を与えたときに生じる測定重量の差をうまく処理することができなかった。第3の欠点として、パッドの自己制限以外の技術は全体の工程中のサンプルの温度を測定及び制御するために利用できず、パッド温度の予測は一貫性がなかった。含量分析に精通した者なら知っているように、ある規格化された乾燥テストは、サンプルが特定の時間だけ特定の温度に加熱され、維持されるような「乾燥による損失」測定に基づく。テストが特定の条件下で行われた場合は、このような条件下での重量損失は有用で所望の情報を提供する。従って、温度制御が無いときは、マイクロ波技術は乾燥による損失分析に使用できない。
【0013】
従って、含量分析がマイクロ波アシスト技術を使用して実行でき、マイクロ波放射線に対して応答性が小さいか又は応答さえしないような物質に対して行うことのできる装置及び技術を改善することを続行するこの産業における目的が残っている。
【0014】
【発明の目的及び概要】
それ故、本発明の目的は含量分析のためのマイクロ波アシスト技術における改善を提供することである。
【0015】
本発明はマイクロ波アシスト含量分析の方法によりこの目的を満たす。この方法は、マイクロ波放射線を適用している間にサンプル及びパッドを同時に回転させながら、サンプルを同時に重量測定しながら、サンプル及びパッドの温度を測定しながら及び(必要又は所望なら)適用されているマイクロ波を測定された温度に応答して調停(moderate)しながら、サンプル及びサスセプタパッドにマイクロ波放射線を適用する工程を有する。
【0016】
別の態様においては、本発明はマイクロ波アシスト含量分析のための装置である。この装置はマイクロ波放射線の源と、この源にマイクロ波連通する空洞と、空洞内に少なくともその皿(又は皿と等価物)を備えた天秤と、皿上のサンプルの重量を同時に測定しながら空洞内で天秤皿を回転させる手段とを有する。
【0017】
更に別の態様においては、本発明は方法及び装置を補足するマイクロ波アシスト含量分析のためのサスセプタである。このサスセプタは第2の材料内に分散された第1の材料のブレンドから形成されたパッドであり、第1の材料はマイクロ波放射線に応答して熱を発生させる材料であり、第2の材料はマイクロ波放射線に対して非応答性であるが、マイクロ波放射線に対するサスセプタの露出がパッド及びパッド上のサンプルを均一に加熱するように、第1の材料により伝導的に加熱される。
【0018】
本発明のこれら及び他の目的及び利点は、次の詳細な説明及び添付図面に関連させたときに一層明らかとなろう。
【0019】
【好ましい実施の形態の詳細な説明】
第1の態様においては、本発明は、マイクロ波放射線を適用している間にサンプルを同時に回転させながら、サンプルを同時に重量測定しながら及び回転するサンプル及びパッドの温度を測定しながら、サスセプタパッド上のサンプルにマイクロ波放射線を適用する工程と、測定された温度に応答して、適用されたマイクロ波放射線を調停する工程とを有するマイクロ波アシスト含量分析の方法である。好ましい実施の形態においては、この方法はサンプルを同時に重量測定及び回転させながら天秤精度を約10ミリグラム(mg)内に維持する工程を有する。一層好ましい実施の形態においては、方法は天秤精度を1ミリグラム内に維持する工程を有し、最も好ましい実施の形態においては、方法は天秤精度を0.1ミリグラム内に維持する工程を有する。
【0020】
好ましくは、方法は、回転しているパッド上のサンプルにおける平衡温度又は(サンプル及びパッドの)温度変化の平衡率を維持するのに十分な回転速度であるが、(通常遠心力により)サンプルがパッドから離脱するような又は天秤の所望の精度が減少するような速度よりも小さな速度で、サンプルパッド上、最も好ましくは以下に説明するサスセプタ上のサンプルパッドを回転させる工程を有する。一般的に言うと、天秤を一層大きな速度で回転させると、天秤の精度が下がる。従って、一層好ましい実施の形態においては、方法は約30回転/分(rpm)よりも小さい速度でサンプルパッドを回転させる工程を有し、最も好ましい実施の形態においては、方法は約5ないし20回転/分間の速度でサスセプタ上のサンプルを回転させる工程を有する。
【0021】
マイクロ波アシスト化学及び含量分析における良好な実践と矛盾しない方法においては、マイクロ波は好ましくは源で発生され、源に連通する導波路を通して伝達され、次いで、導波路からサンプルを収容する空洞へ伝達される。
【0022】
サンプル及びパッドの温度を制御するために、本発明は先に組み込まれた米国特許第6,227,041号明細書に記載された赤外温度検出技術及び(参照として後に組み込まれる)米国特許第6,084,226号明細書に記載されたマイクロ波パワー調停(moderate)技術、又は、代わりに、同様に参照としてここに全体的に組み込まれる本出願人に係る米国特許第5,796,080号明細書に記載されたマイクロ波調停技術を組み込む。
【0023】
図1は全体を符号10で示す本発明の商業的な実施の形態を示す。図示の実施の形態においては、マイクロ波含量分析器10はカバー部分12及びベース部分13を有し、これらは図2に関して述べる電子機器のいくつかを収容する作動ペデスタル上に一緒に載置される。本発明の含量分析器10が含量分析器10により行われた測定についての計算を行うためのプロセッサを有効に組み込むことができるので、分析器10は適当なデータの入出力及び器具設定のためのキーボード15及びディスプレイ16を含む。紙テープ駆動子17もまた含まれ、適当な結果のプリントアウトを提供する。本発明特に含量分析器の付加的な特徴は先にここに組み込んだこれらの参照文献に記載されている。
【0024】
図2はカバー部分を取り外した状態での含量分析器10の下方部分13を示す。含量分析器10はマグネトロン20として示されるマイクロ波放射線の源を有する。マグネトロンは機能と相対コストとの組み合わせの点で良好な源であるが、マイクロ波の伝播に精通した者なら、源はまたクライストロン(klystron)、ソリッドステート装置又は切り換え電源とすることができることを認識できよう。これに関し、切り換え電源(switching power supply)の使用は「マイクロ波アシスト化学のための連続的に変化するパワー」という名称の本出願人に係る米国特許第6,084,226号明細書に記載されており、これを参照として全体的にここに組み込む。(図2の向きで他の素子により覆われる)導波路はマイクロ波放射線の源20を空洞に接続する。空洞は同様に、既に組み込まれた他の共願、特に特許出願番号第09/396,129号(WO01/20312A2号)明細書に詳細に記載されている。天秤21は空洞内に位置する少なくともその皿22を有する。皿22は物理的に中実である必要はない。図2、3に示す好ましい実施の形態においては、皿は円形の支持部分23を備え、数個の支柱24が天秤21の垂直シャフト25上に支持体23を維持させる。好ましい実施の形態においては、天秤は±0.1mgの精度を持つ力復元天秤である。
【0025】
図2はまた、空洞内の天秤の部分が分析器の作動中に空洞内のマイクロ波の伝播又は空洞内のマイクロ波のモードと干渉しないことを示す。従って、好ましい実施の形態においては、支柱24、円形の支持体23及びシャフト25の適当な部分を含む天秤皿22はマイクロ波と干渉しない又はマイクロ波を吸収しない材料から形成される。別の言い方をすれば、これらは好ましくはマイクロ波放射線を通過させる材料で形成される。一般的に言うと、このような材料は多くは当業者にとって周知の適当なポリマー又は他の非金属材料であり、過度の実験無しに選択できる。天秤のより多くの部分がマイクロ波と干渉しないか又はマイクロ波からシールドできる材料で作ることができる限り、そのような部分は同様に空洞内へ延びることができる。しかし、現在の実施の形態においては、天秤皿22及びシャフト25の小さな部分のみを空洞内へ延びさせ、天秤の残りが空洞からシールドされるのが最も有効であると思われる。
【0026】
図2、3は更に、好ましい実施の形態においては、シャフト及び皿22の回転が空気ポンプ26及びそれに関連するモータ27の使用により最良に達成されることを示す。ホース30はシャフト25に同軸に装着されたインペラ32に隣接するその終端部分31へ空気の流れを運ぶ。ホース30の終端部分31からの空気流はインペラ32を旋回させ、シャフト25に取り付けたこのインペラは所望の様式で天秤皿22を回転させる。所望の天秤精度を維持したまま所望の速度で皿22を回転させるための多数の技術的解決策があることを理解できよう。それらは、当業者なら、認識でき、設計でき、過度な実験無しに構築でき、ここに図示された設計の等価物であり、また、図示のものは皿22を回転させることのできる方法の制限ではなく図示例と考えるべきである。しかし、一般に、好ましい実施の形態である空気とインペラ駆動は天秤との干渉を回避する非接触技術を提供する。磁気駆動も良いが、空洞内でマイクロ波放射線から注意深くシールドしなければならない。磁気駆動を使用した場合、天秤が磁場に対して敏感なときは、磁気駆動を天秤からシールドしなければならない。機械的な駆動を使用できるが、天秤の重量測定機能と統合するのが一層難しい。
【0027】
本発明の装置含量分析器10は適当なマイクロプロセッサを含むこともできる。図2は適当なボード(又はカード)35に装着されたプロセッサを符号34で示す。プロセッサ34は意図する機能を実行できる任意の適当なプロセッサとすることができる。特に、プロセッサ34は典型的には天秤21から出力情報を受け取る。天秤21からの出力を内部クロックに対して比較することにより、サンプルが含量分析器10内で乾燥されている間中、重量損失を計算することができる。乾燥時間と湿気との間には、所定のサンプルの端点を決定するためにプロセッサが使用できるいくつかの既知の関係がある。普通の方法においては、プロセッサは、重量が十分な時間期間だけ一定を保った場合に、サンプルがもはや損失のための湿気を有さず、運転を終了できることを表示する特定を行うことができる。他の技術(例えば、米国特許第4,438,500号)においては、プロセッサは一般に十分理解された代数学曲線に沿って重量損失を追跡することができ、サンプルが完全に乾燥する前でさえ適当な端点を予測できる。簡単ではあるが有効な技術においては、サンプルは所定の一定時間だけ加熱される。この一定時間技術は低湿気含量サンプルに対しては特に満足できるように思える。含量分析の端点を決定するためのこれら及び他の技術、並びに、端点の決定を補助するためにプロセッサを使用する方法は、当業界でほぼ十分に理解されており、ここでは詳細に説明しない。当業者なら、過度な実験無しに、このようなプログラムを生成し、このようなプロセッサを選択できる。しかし、一般的に言えば、プロセッサ34はパーソナルコンピュータに使用されるものと同じか又は極めて類似する。
【0028】
カード35の他の素子は所望又は必要に応じて選択することができ、カード35が適当な入力及び(又は)出力ポート(例えば、直列、並列、USB)36、37、40を含むことに留意する以外は、詳細に説明しない。
【0029】
図2はまた、カード35の如き電子装置のあるものを天秤21及び源20から分離するシールド部分42と共に、全体のハウジングの部分41を示す。これらの物理的な構造体はほぼ普通のものであり、含量分析器10の作動とは干渉しない任意の適当な材料で作ることができる。適当な材料並びにその設計及び製造は当業界でよく理解されており、当業者なら、過度な実験無しに製造することができる。
【0030】
図4は天秤皿22が回転するように支持される方法を示す本発明の1つの実施の形態の横断面図である。
図4は本発明に係る天秤皿及び回転機構の横断面図である。図2、3におけるように、天秤皿は符号22で全体を示し、円形の支持体23及び支柱24もシャフト25と一緒に示す。図4において、天秤は再度符号21で示し、その機構はハッチを付した矩形44で示す。タービン即ちインペラ32はシャフト25に装着される。天秤皿を回転させるようにするため、天秤はネジ47、50により天秤機構44及びインペラ32の双方に接続された天秤ステムアダプタ46を含む。2つのそれぞれの組の軸受51、52は、天秤ステムアダプタが適当な重量測定を提供するように天秤機構44の残りに関してそれを維持している間に、インペラを回転させるための支持体を提供する。
【0031】
好ましい実施の形態においては、天秤皿22は符号53で示す滴下トレイを有し、このトレイは天秤皿上のサンプルから落下することのある適当な液体を捕獲し、このような液体が天秤21の回転又は重量測定機能と干渉するのを阻止する。好ましい実施の形態においては、天秤ステム25は空洞内のマイクロ波放射線に干渉しないか又は応答しない材料で作られる。好ましい材料は必要な構造上の一体性を与え、マイクロ波放射線を吸収しない任意のポリマーを含む。このような材料は当業界で周知であり、当業者なら、過度な実験無く選択することができる。図4はまた天秤カバー54、天秤のための回路盤55及び天秤のための種々の入力//出力又はパワーポート56を示す。
【0032】
図5は本発明に係るサスセプタ60を概略的に示す。好ましい実施の形態においては、サスセプタ60は第2の材料内に分散された第1の材料で形成される。第1の材料はマイクロ波放射線に応答して熱を発生させる材料であり、第2の材料はマイクロ波放射線に対してほぼ応答しないか又は非応答性であるが、マイクロ波放射線へのサスセプタ60の露出がパッド及びパッド上のいかなるサンプルをも均一に加熱するように、第1の材料により伝導的に加熱される。好ましい実施の形態においては、サスセプタ60は、直径が約43/8 インチ(11.11cm)で厚さが約1/10インチ(0.254cm)の円形ディスクである。もちろん、例示的な寸法であり(また、円形は例示的な形状であり)、本発明のサスセプタを限定するものではない。
【0033】
最も好ましい実施の形態においては、サスセプタ60は3つの材料で形成される。このような実施の形態においては、第3の材料は第1の材料と類似するが、それと同一ではない。第3の材料は、第1の材料とは幾分異なる方法ではあるが、マイクロ波を吸収し、それに応答して熱を発生させる点で第1の材料と類似する。現在まで、2つのこのような異なるが吸収性の材料の組み合わせが、1つの材料の単独使用よりも、サスセプタの一層均一な加熱従ってサンプルの一層均一な加熱を提供することが経験的に観察されてきた。吸収性の材料は好ましくはマイクロ波放射線に対する迅速かつ均一な応答を行うパッドを提供する最小量として存在する。上述の寸法において、パッド60は典型的には4グラム(g)の黒鉛と、5gの炭化ケイ素(SiC)と、33gのシリコーン樹脂と、シリコーン樹脂のための数滴の硬化触媒との組み合わせで形成される。これは、約12重量%の炭化ケイ素、約10重量%の黒鉛及び約78重量%のシリコーンゴムに対応する。
【0034】
当業者なら、マイクロ波への応答の単独の機能に関して、固形の炭化ケイ素を固形の黒鉛又はガーネット(例えばケイ酸塩)の如き他の材料のようにサスセプタとして使用できることを認識できよう。これらの各々は独特の欠点を有する。例えば、黒鉛は極めて汚れ易く、ほとんどいかなる環境下でも多量の炭素塵を発生させる傾向を有する。従って、固形の黒鉛で形成されたサスセプタはサンプルを加熱するが、その使用を不利にする多くの付加的な取り扱い問題を生じさせる。
【0035】
同様に、固形の炭化ケイ素は同様にマイクロ波放射線に応答する。しかし、炭化ケイ素は大きなウエファー寸法に製造するのが困難であることで有名であり、マイクロ波放射線に対するその応答度合いは比較的高く、これは、妥当な短い時間期間において加熱されることになるが、感応性のサンプルのオーバーヒートを回避するために、炭化ケイ素で全体的に形成されたサスセプタを極端に薄くしなければならないことを意味する。更に、炭化ケイ素で全体的に形成されたサスセプタの温度制御は困難な傾向がある。更にまた、炭化ケイ素の薄いパッドは製造が困難かつ高価であり、取り扱いが難しい。
【0036】
これらの材料を本発明の方法でブレンドすることにより、出来上がったパッドは耐久性があり、製造費が一層安く、ディスクとして一層容易に形成でき、清掃及び再使用が一層容易であり、一層速く加熱する。炭化ケイ素及び黒鉛はまた互いに僅かに異なる電磁場の磁気成分及び電気成分を吸収し、従って、その組み合わせはサスセプタの全体の応答性を向上させる。
【0037】
シリコーンゴムは選択の材料である。その理由は、シリコーンゴムは一般に安全で、無毒で、不揮発性で、物理的に加工が容易であり、予期される作動温度においてさえ物理的及び化学的な劣化に抵抗し、迅速なモールド成形が容易であり、炭化ケイ素、黒鉛及びガーネットと十分にブレンドするからである。
【0038】
実験に基づく加熱プロフィール
ガーネット、炭化ケイ素、黒鉛、及び、シリコーンゴムに関して上述したものと同じ又は類似の重量比率でのこれらの材料のブレンドを使用して、本発明に係る丸いサスセプタパッドを形成した。次いで、パッドをマイクロ波放射線に曝し、パッドの縁部で(即ち円周の近傍で)及びパッドの中心で及び中心と縁部との間の中間地点で、各パッドの温度を測定した。結果は次の通りであった(温度は℃):
【0039】
【表1】
Figure 2004502169
これらの結果は、2つのマイクロ波感応性材料の適当なブレンドがサスセプタを横切る一層均一で調和した加熱を提供し、SiCと黒鉛との好ましいブレンドが最も調和した結果を提供したことを証明する。
【0040】
粉末ミルクの分析
粉末無脂肪乾燥ミルクのサンプルをいくつかの供給源から得て、本発明の装置及び方法を使用してテストした。上述のように、粉末ミルクの低湿気含量が従来のマイクロ波技術を使用しての首尾のよい分析を特に困難にする。各サンプルを約4グラム重量測定し、各サンプルの2つの部分をテストした。分析は約5分間だけ行い、これは、各サンプルの重量が一定値に達する(従って、乾燥度を表示する)のに十分な時間を提供した。各場合において、温度制御技術及び本発明の方法を使用して、温度を約115゜ないし120℃の間に維持した。結果を次の表に要約するが、この表において、それぞれの供給源が各サンプルの標準の分析を提供した:
【0041】
【表2】
Figure 2004502169
結果は、本発明が現在の標準分析技術と同じ精度の湿気含量分析技術を提供することを証明する。
【0042】
本発明の他の利点として、サンプル好ましくはサンプル及びサスセプタの回転がサンプルを一層迅速かつ一層均一に加熱する傾向を与える。このような利点は、次に、装置及び方法の温度測定、フィードバック及び制御態様を向上させる。サスセプタの熱質量はまたサンプルの一層効果的な加熱を補助し、良好なプロセス制御を与える。その理由は、熱損失が迅速ではなくゆっくり生じるからである。本発明の方法はまた、サスセプタが天秤皿上で回転している間にサスセプタの温度を測定する工程と、次いで、源により空洞内へ送られるマイクロ波放射線を制御即ち調停するために測定された温度を使用する工程とを有する。適当な赤外温度測定技術は先にここに組み込んだ本出願人に係る共願の米国特許第6,227,041号明細書に記載されている。そこに記載されているように、赤外温度モニターが特に好ましい。その理由は、サンプル又はサンプルパッドにより導入されている熱のみを測定する傾向を有するからである。本発明を使用すると、回転及び回転がもたらす平衡がサスセプタ及びサンプルの温度を同じに保つ補助を行う。従って、本発明は極めて正確な温度測定を生じさせ、これが、次に、極めて正確な温度制御を提供する。更に、マイクロ波が一般に赤外放射線とは全く異なる周波数であると考えられるので、空洞内での多量のマイクロ波の存在は赤外検出技術と干渉しない。一般的に言うと、ここに先に参照したプロセッサ34は同様に温度測定からの適当なデータを取り扱い、源20からの放射線又は源から空洞へ進行できる放射線を調停するためにそのデータを使用できる。
【0043】
実際の使用においては、天秤が皿上のサスセプタと風袋となるように設定される。次いで、サンプルをサスセプタに付加し、重量を記録し、次いで、マイクロ波を適用する。サンプル及びサスセプタの温度を常に監視し、乾燥され物質に基づき普通予め選択された制御温度に(その一般特性は普通既知である)サンプル及びサスセプタを維持するために、測定された温度を使用して、適用されるマイクロ波パワーを調停する。例えば、薬剤産業においては、有効とするため又は認証するため又はその両方のために、ある規格化されたテストを特定の温度で実行しなければならない。
【0044】
サンプル及びサスセプタは(再度乾燥されている物質の一般特性に少なくとも部分的に基づいた)一定の時間期間だけ制御された温度に保たれ、その後、サンプルを再度重量測定し、重量損失及びサンプル質量に基づき湿気含量を計算する。
【0045】
本発明はまた、好ましくは、空気密度勾配により生じる重量バイアスを考慮することにより見掛けの重量を真の重量に調整することによって重量測定の精度を改善する、先に組み込まれた特許出願番号第09/398,130号(WO01/20275A1号)の技術を組み込むことができる。そこに記載されているように、これは、好ましくは、物質の見掛けの重量を測定する工程と、物質の表面温度を同時に測定する工程と、物質を取り巻く周囲空気温度を同時に測定する工程と、物質の表面温度及び物質を取り巻く周囲空気温度に基づき物質上に作用する浮揚力を予測する工程と、物質上に作用する予測された浮揚力により物質の見掛けの重量を修正することにより物質の真の重量を決定する工程とにより実行される。
【0046】
読者が過度な実験無しに本発明を実践できるように、ある好ましい実施の形態に関連して本発明を詳細に説明した。当業者なら、本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、多くの素子及びパラメータをある程度変更又は修正できることを容易に理解できよう。更に、名称、表題等はこの書面の読者の理解を高めるために提供され、本発明の範囲を制限するものとして読むべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る装置の斜視図である。
【図2】
カバーを取り外し、特に天秤皿及び回転手段を示す、本発明に係る装置の斜視図である。
【図3】
簡単な様式での図2の天秤皿及びこれを回転させる手段を示す図である。
【図4】
本発明に係る回転する天秤皿の横断面図である。
【図5】
本発明に係るサスセプタを示す図である。

Claims (33)

  1. マイクロ波アシスト含量分析の方法において、
    マイクロ波放射線を適用している間にサンプル及びサンプルパッドを同時に回転させながら;及び
    サンプルを同時に重量測定しながら;及び
    回転するサンプル及び上記パッドの温度を測定しながら;
    マイクロ波応答性の上記サンプルパッド上のサンプルにマイクロ波放射線を適用する工程と;
    測定された温度に応答して、適用されたマイクロ波放射線を調停する工程と;を有することを特徴とする含量分析方法。
  2. 適用されたマイクロ波放射線の下でサンプルを同時に重量測定及び回転させている間に±10ミリグラムの天秤精度を維持することを特徴とする請求項1に記載の含量分析方法。
  3. 適用されたマイクロ波放射線の下でサンプルを同時に重量測定及び回転させている間に±1ミリグラムの天秤精度を維持することを特徴とする請求項1に記載の含量分析方法。
  4. 適用されたマイクロ波放射線の下でサンプルを同時に重量測定及び回転させている間に±0.1ミリグラムの天秤精度を維持することを特徴とする請求項1に記載の含量分析方法。
  5. 実質上水平の面内でサンプル及び上記サンプルパッドを回転させることを特徴とする請求項1に記載の含量分析方法。
  6. サンプルが上記パッドから離脱するような又は天秤の所望の精度が減少するような速度よりも小さな速度で゛、その上のサンプルにおける平衡温度又は温度変化の平衡率を維持するのに十分な回転速度で当該サンプルパッドを回転させることを特徴とする請求項5に記載の含量分析方法。
  7. 30rpmよりも小さい速度で上記サンプルパッドを回転させることを特徴とする請求項6に記載の含量分析方法。
  8. 約5ないし20rpm間の速度で上記サンプルパッドを回転させることを特徴とする請求項6に記載の含量分析方法。
  9. サンプルにマイクロ波放射線を適用する工程が、
    源からマイクロ波を発生させる工程と;
    上記源から当該源に連通する導波路へマイクロ波を伝達する工程と;
    上記導波路からサンプルを収容する空洞へマイクロ波を伝達する工程と;
    を有することを特徴とする請求項1に記載の含量分析方法。
  10. 温度を測定する工程がサンプル及び上記パッドにより発出される赤外放射線を測定することを特徴とする請求項1に記載の含量分析方法。
  11. マイクロ波放射線を調停する工程が上記マイクロ波源により生じた放射線を調停することを特徴とする請求項9に記載の含量分析方法。
  12. マイクロ波放射線を調停する工程が上記源と上記空洞との間のマイクロ波の伝達を調停することを特徴とする請求項9に記載の含量分析方法。
  13. サンプル及びサスセプタパッドを取り巻く周囲空気温度を同時に測定する工程と;
    サンプル及び上記パッドの表面温度、並びに、サンプル及び当該パッドを取り巻く周囲空気温度に基づき、サンプル及び該パッド上に作用する浮揚力を予測する工程と;
    物質上にに作用する予測された浮揚力により上記物質の見掛けの重量を修正することにより、当該物質の真の重量を決定する工程と;
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の含量分析方法。
  14. マイクロ波アシスト含量分析のための装置において、
    マイクロ波放射線の源と;
    上記源にマイクロ波連通する空洞と;
    上記空洞内に少なくともその皿を備えた天秤と;
    上記皿上のサンプルの重量を同時に測定しながら、上記空洞内で上記天秤皿を回転させる回転手段と;
    サンプルの温度を測定する温度測定手段と;
    測定された温度に応答してマイクロ波放射線を調停する調停手段と;
    を有することを特徴とするマイクロ波装置。
  15. 上記空洞内の上記天秤の部分が当該空洞内のマイクロ波の伝播又はモードと干渉しないことを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  16. 上記マイクロ波源がマグネトロン、クライストロン、ソリッドステート装置及び切り換え電源からなるグループから選択されることを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  17. 上記源と上記空洞との間にあり、当該源及び当該空洞の双方とマイクロ波連通する導波路を更に有することを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  18. 上記天秤が力復元天秤であることを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  19. 上記天秤は、上記天秤皿が回転している間に、10ミリグラム内の精度を維持することを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  20. 上記天秤は、上記天秤皿が回転している間に、1ミリグラム内の精度を維持することを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  21. 上記天秤は、上記天秤皿が回転している間に、0.1ミリグラム内の精度を維持することを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  22. 上記回転手段がゼロから約30rpmまでの速度を提供できることを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  23. 上記温度測定手段が赤外検出器であることを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  24. 上記調停手段が上記源により生じたマイクロ波を調停する手段を有することを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  25. 上記調停手段が上記源と上記空洞との間のマイクロ波の伝達を調停する手段を有することを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  26. サンプル及びサスセプタパッドを取り巻く周囲空気温度を同時に測定する手段と;
    サンプル及び上記パッドの表面温度、並びに、サンプル及び当該パッドを取り巻く周囲空気温度に基づき、サンプル及び該パッド上に作用する浮揚力を予測する手段と;
    物質上に作用する予測された浮揚力により上記物質の見掛けの重量を修正することにより、当該物質の真の重量を決定する手段と;
    を更に有することを特徴とする請求項14に記載のマイクロ波装置。
  27. マイクロ波アシスト含量分析のためのサスセプタにおいて、
    第2の材料内に分散された第1の材料のブレンドから形成されたパッドを有し;
    上記第1の材料がマイクロ波放射線に応答して熱を発生させる材料であり;
    上記第2の材料がマイクロ波放射線に対して非応答性であるが、マイクロ波放射線に対する上記サスセプタの露出が上記パッド及び当該パッド上のサンプルを均一に加熱するように、上記第1の材料により伝導的に加熱される;
    ことを特徴とするサスセプタ。
  28. 上記ブレンドが、
    上記第1の材料とは異なる第3の材料を含み;
    該第3の材料は、マイクロ波放射線に応答して熱を発生させるが、上記第1の材料とは異なる方法でマイクロ波放射線に応答する;
    ことを特徴とする請求項27に記載のサスセプタ。
  29. 上記第1及び第3の材料が炭化ケイ素、黒鉛及びガーネットからなるグループから選択されることを特徴とする請求項28に記載のサスセプタ。
  30. 上記第2の材料がシリコーンゴムであることを特徴とする請求項29に記載のサスセプタ。
  31. 上記第1及び第3の材料が、マイクロ波放射線に対して迅速かつ均一な温度応答で上記サスセプタを提供するのに十分な最小量で当該サスセプタ内に存在することを特徴とする請求項28に記載のサスセプタ。
  32. 上記第1及び第3の材料が各々約8ないし14%の間の重量による量で存在し、残りが上記非応答性の材料であることを特徴とする請求項28に記載のサスセプタ。
  33. 約12重量%の炭化ケイ素と、約10重量%の黒鉛と、約78重量%のシリコーンゴムとを含むことを特徴とする請求項32に記載のサスセプタ。
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