JP2004501691A - 運動シーケンスを訓練する装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、器具(18)と使用者との間で作用するチェック装置(20)によって、器具(18)による正しい運動シーケンスの実行のチェックを可能にする、ボール打撃器具、特にゴルフクラブまたは野球バットのための、運動シーケンスを訓練する装置(10)に関する。それによってそれぞれの使用者は、運動シーケンスの実施の間にすでに、それが正しく実施されているかを検査して、必要な場合にはそれを補正することができる。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【0001】
本発明は、ボール打撃器具、特にゴルフクラブまたは野球バットのための運動シーケンスを訓練する装置に関する。
【0002】
たとえばゴルフのような、ボール打撃器具が使用される種類のスポーツにおいては、いつも、これらの器具を利用する場合に複雑な運動シーケンスに出合う。この運動シーケンスの学習、練習およびコントロールは、特にこれらの種類のスポーツにおける初心者に問題をもたらし、それら初心者にとっては該当する運動を誤って実施しかつこの誤りを不十分にしか補正しないことによって、迅速な進歩とそれに結びついた成果は拒まれたままとなる。この種のスポーツ種類を職業として行うプレーヤーにおいても、運動シーケンスを努力してコントロールすることが、良いプレーのための避けることのできない前提である。
【0003】
従って従来は、プレーヤーにとってはその運動シーケンスを点検するためには、プレーヤーを観察して修正する他の人物の意見を求めること、あるいは面倒なビデオ技術を操作して、プレーヤーにその運動の実施を後から観察することができるようにすることが必要であった。この種の手段は、それがトレーナーレッスンであろうと、ビデオカメラの使用であろうと、プレーヤーにとっては、そもそもそれぞれ所望の時点で提供される場合でも、コストがかかりすぎ、必ずしも提供されるものでもない。さらに、それぞれのプレーヤーは記録された画像材料を後から考察した場合に、その運動シーケンスにおけるエラーを直接補正する機会を持たず、まず自分のエラーに関するフィードバック(バイオフィードバック)が得られない、という欠点がある。
【0004】
この従来技術に基づいて、本発明の課題は、プレーヤーに、ボール打撃の際の自分の運動シーケンスにおけるエラーを直接認識して補正することができるようにし、第三者または面倒なビデオ記録技術の助けを当てにしなくてもよいような、簡単かつ安価な補助手段を提供することである。請求項1の特徴を有する装置が全体として、この課題を解決する。
【0005】
請求項1の特徴によれば器具と使用者との間でチェック装置が作用することによって、使用者は、運動シーケンスの実施の間にすでに、それが正しく実施されているかをチェックして、必要な場合にはそれを補正することができる。器具の使用者はチェック装置によって、所望の正しい運動シーケンスの実行に関して、一種のバイオフィードバックを得る。
【0006】
本発明に基づく装置は、一方は打撃装置の、好ましくはグリップ部からその他の打撃部分への移行領域に、そして他方は使用者の上腕の、好ましくは肘関節の上方の領域に固定され、その場合、右利きのためには左の上腕、そして左利きのためには右の上腕が使用される。ボールを打ち出す力を発生させるための本来のスィング運動の実施の間、器具、使用者および装置の系内で発生する遠心力は、チェック装置を駆動するために使用され、その後そのチェック装置はまた、そのそれぞの系の状態に従って使用者にフィードバックを与え、使用者はそのフィードバックを使用して、ボール打撃器具による正しい運動シーケンスに関する認識を得る。
【0007】
本発明に基づく装置の好ましい実施形態においては、チェック装置は少なくとも2つの互いに分離可能な部分片を有しており、それら部分片は発動手段によって、少なくとも運動シーケンスの最初と最後に部分片の分離が阻止され、あるいは、それらの結合が促進されて行われるように、互いに相互作用する。
この点において発動手段は、遠心力に対抗して作用し、部分片の分離と、その後の結合が使用者へ音響信号によって出力され、使用者に少なくとも運動シーケンスの最初と最後を確実に示される。
少なくとも、ボール打撃器具がボールを打つ、振出し相を備えている場合には、運動シーケンスが正しく実行されていれば、遠心力は、部分片の分離の阻止を経過した後の部分片の、可視、かつ、可聴な分離が行われるような大きさであって、それによって使用者にバイオフィードバックにおいて所望の運動を正しく実行するためのチェックの可能性が与えられる。
特に、実際の打撃開始相とその後の打撃相との間のクリティカルな移行領域において、チェック装置が有効であって、所望の正しい運動シーケンスのために必要なフィードバックを与える。
【0008】
本発明の特に好ましい実施形態においては、発動手段によってもたらされる力は、部分片を永久的に互いに接するように保持しようとし、かつ、その力の大きさは、調節装置を介して予め定めることができる。調節装置によって、予め設定可能な限界内で装置をそれぞれの使用者の生物物理学的な条件に適合させることが可能であるので、装置は、たとえば子供、青年にも大人にも、構造的な種類の大きな変更なしで使用することができる。
【0009】
本発明に基づく装置の他の特に好ましい実施形態においては、部分片は互いに対する相対位置において、結合装置を介して互いに結合されており、その結合装置は発動手段の一部として部分片に復元力を及ぼす。このようにして、ボールの打撃後に打撃相が終了する、終端相またはいわゆるフィニッシュの領域において、チェック装置は再び元の系状態になり、その系状態において部分片は次の運動シーケンスを新たに実施するために、分離を阻止するように互いに添接するようにされている。いわゆるフィニッシュ相における上述した復元力は、チェック装置の2つの部分片が可聴的に合体されることを誘起し、それによって使用者にスィング動作の終了について音響的に認識せしめることができる。その後、装置は、使用者が再び使用できるように使用者に提供される。
【0010】
他の好ましい実施形態は、従属請求項の対象である。
【0011】
以下、本発明に基づく装置を図面を用いて詳細に説明する。図は原理的かつ寸法を無視して示されている。
【0012】
図に示す装置は、特にゴルフクラブのために使用されるものである。しかしまた、この種の装置を他の種類のため、たとえば野球バットおよびテニスラケットのために使用することも、まったく可能である。
【0013】
図1a〜1dは、ボール打撃運動を実施する場合の多数の瞬間記録を示しており、装置10の両端部12、14は使用者の上腕16の形態の身体部分とクラブ18に固定されている。図1a〜1dにおいて右利きについて示唆されている運動シーケンスは、それなりの必要な変更によって左利きにとっても実施できることは、もちろんである。
【0014】
図1aは、バックスウィングにより腕を引いて構える相を実施した後の、いわゆるダウンスウィングを開始する際のクラブ18を持った使用者を示しており、ここではクラブの運動の中心は、使用者の肩の部分内にある。フォロースロー中に、運動シーケンスが正しい場合には左腕が伸びる。まさにこの運動の開始が、2つの部分片22、24間に作用する磁力を克服してその両部分片が金属的な互いに離れる音により、使用者に信号で知らされる。
【0015】
図1bは、振出し運動の中で使用者の腕がほぼ半分の高さにある場合に、第2の回転運動の重畳が開始された時の、クラブ18を持っている使用者を示している。この回転運動において、クラブ18は使用者の手の関節内の回動点を中心に移動される。それに向けられた運動シーケンスが、図1cに相当する。
【0016】
部分片22、24へ復元力を作用させる結合装置26を介して、それら部分片を結合することによって、図1dに示すように結合片は、使用者がクラブをボールに命中させて、その結果身体の前を通過させた後に、いわゆるフィニッシュ(終端相)において再び合体するように案内される。2つの部分片22、24の合体で、両部分片が互いに当接すると、すぐに新たに音響信号として知覚可能な金属的なカチッという音が発生する。
【0017】
上述した運動シーケンスは、基礎的な関係を明らかにするために、基本的に模範的な特徴を有するものである。特にプロスポーツの分野においても上述した運動シーケンスからずれることは一般的であり、かつ与えられていることは明白であるが、そのことは本発明に基づくそれ自体遠心力制御される訓練装置として使用するために、無視することができる。
【0018】
図2は、ゴルフクラブ18(一部のみ図示されている)に固定されている装置10の全体を示している。装置は、使用者の上腕に固定される端部12から始って、まず固定装置28として装着締付けバンド30を有しており、その一方の端部にはプラスチック材料からなる長方形状のアイ30が固定されている。装着締付けバンド30の自由端部34が、上腕に巻き付けられた後にこのアイに挿通されて、折り返されるので、装着締付けバンド30の外周36に取り付けられている装着締付け手段38が互いに重なるように添接して、自由端部34が固定される。
【0019】
さらに、装着締付けバンド30の外周36にはループを形成する織物バンド40の端部が固定され、他の織物バンド42には金属アイ44が固定されている。この金属アイは、織物バンド40の長さ調節に用いられ、この織物バンドはアイ44の舌片形状の横補強材46を通過するように挿通され、それがバンド30の滑りを防止する。このことが、使用者の身体条件への装置の適合を可能にする。
【0020】
織物バンド40は、さらに、その織物バンドのところで開かれているU字状の金属収容部48に挿通され、その金属収容部には板ばねロック52を有するカラビナフック50が回転可能に軸承されている。カラビナフック50は、ここでは金属継ぎ目板54に挿通され、その金属継ぎ目板の両方の開放端部56は、金属の中空円錐台58の外周面の対向する点に固定されている。この中空円錐台は、チェック装置20の部分片22の基体62の終端片60上へかぶせられた後に、中空円錐台58の対称軸に対して垂直に対向して開口部66を通して打ち出された2本の金属割りピン64によって固定することができる。基体62の側では、この割りピン64は、特に図4と5に示すような、周面溝68内で滑り移動し、周面突出部70が基体62からの中空円錐台58の引抜きを阻止する。
【0021】
その基体62と72が図3と4に示されている、2つの部分片22と24は、全体を符号73で示す発動手段の一部としての、一種の弾性的なひも74の形式の結合装置26によって、互いに結合されており、そのひも74は長手軸に沿って配置された、部分片22、24の円筒状の凹部76を通して案内されて、固定手段78によって固定される。
【0022】
金属リング80が、それぞれ、ラミネートされたプラスチックからなる基体62、72の断面の等しい片に設けられており、その基体の断面はその外側端部の方向へ向かって細くなっている。基体62、72は、断面が細くなる領域にさらに、周面にわたって均一な間隔で配置された凹部82を有しており、その凹部の底84はそれぞれ部分片長手軸86に対して等しい間隔を有しているので、リブ構造が形成され、そのリブ構造が中実の終端片60に連通している。リブ構造によって、円錐状の部分片22、24について取扱いを容易にする重量削減がもたらされる。
【0023】
部分片22について、対応づけられた金属リング80はその基体62に向いた側に、図3から明らかなように、細くなった断面を有する終端片88を有している。この細くなった断面の外周面90に形成された外ねじ92は、基体62の円筒状の凹部94内に形成されている内ねじ96と螺合するために用いられる。凹部の底98内に弾性的に付勢されて挿入されている押圧片100の半球ヘッド102は、基体62が対応づけられている金属リング80と螺合された場合に、金属リング80の細くなった断面の、凹部の底98側に設けられている円錐状の凹部104内へ嵌入する。これら凹部は、部分片長手軸86に対して直径方向にそれぞれ等角度で配置されている。
【0024】
部分片24に対応づけられて、基体72に固定されている金属リング80内に、発動手段73の他の主要な部分としての、同一の円筒軸を有する環状磁石106が挿入されており、その環状磁石は部分片22に対応づけられた他の金属リング80に吸引力を及ぼす。部分片24において、基体72から他方の部分片22の方向に部分片長手軸86に沿って突出する、円錐状の終端片110を有する円筒状のプラスチック片108が、金属リング80と磁石106によって周面側を部分的に包囲されており、終端片110は凹部112と共にガイド装置113を形成する。
【0025】
プラスチック片108の、部分片長手軸86に沿って磁石106を有する金属リング80を越えて突出する部分は、部分片22と24が合体された場合に、部分片長手軸86に沿って延びる、部分片22に対応づけられた他の金属リング80の円筒状の凹部112に挿通され、他の金属リングは発動手段73の一部として第1の金属リング80と共に環状磁石106と協働する。円錐状の終端片110の、部分片22側の環状面114は、このように挿通された場合に、金属リング80の外ねじ92が基体62の内ねじ96と噛合して、金属リング80ないし基体62の互いに向き合った環状面116、118が互いに平面的に当接する前に、基体62内の円筒状の凹部94の凹部底98に接触する。
【0026】
螺合プロセスが進んで、両方のねじ92、96が基体62の回動によって対応づけられている金属リング80に対して移動された場合に、第2の基体72が第1の基体62に支持されて、2つの部分片22、24は互いに距離をおいて配置される。
凹部の底98からそれぞれ対応づけられている円錐状の凹部104内へ突出する押圧片100によりと共に、このようにして、一種のラチェット方式によって、2つの部分片22、24をまとめて保持する磁力の予め設定可能な調節が可能である。 ラチェット方式によって、一度調節された磁力は、装置10が駆動される間不用意に変化せず、装置10の機能を損なうことがないようにされる。上述した磁力調節装置120を介して、装置10は、特にそれぞれ存在している身体の大きさと体力に関して、特別な使用者状況に適合される。
【0027】
部分片24の、クラブ18側の端部14は、部分片22と同様に、周面溝68内の金属割りピン64によって終端片60に接して案内される中空円錐台58とそれに固定された金属継ぎ目板54を有している。金属継ぎ目板は、スチールリング122によって貫通され、そのスチールリングはさらに、図6から明らかなように、固定クリップ132の2つのクリップ薄板128、130に形成された円形の開口部124、126を貫通している。
【0028】
この固定クリップ132は、装置10をクラブ18に固定するために用いられる。そのために、2つのクリップ薄板128、130の、内側底面134が互いに重なり合って、第1のクリップ薄板128の内側底面134から垂直に突出する円筒状の螺合片136のねじが、第2のクリップ薄板130の他の切欠き138へ挿通されるので、2つのクリップ薄板128、130は円形の開口部124、126が互いに重なるようにして薄ナット140によって互いに取外し可能に固定される。クリップ薄板130の側面142が、クリップ薄板128の側面を越えて突出する突出部144に添接することにより、さらに、2つのクリップ薄板128、130が互いに離れるように滑り移動することが防止される。
【0029】
クリップ薄板128、130の、クラブ18に向いた側において、これらクリップ薄板には、クリップ薄板128、130が互いに添接した場合に、クラブ18の一部を収容するための方形の底面を有する中空室が形成されるように、45°の角度で突出する二等辺の、従ってそれぞれ90°の角度を形成するアングル片146が設けられている。アングル片146は、さらに、クラブ18における損傷または固着を防止するために、その内面148全体を覆うゴムクッション150を有している。
【0030】
はっきりとさせるために、図1aから1dに示す運動シーケンスの種々の相の間の、図2と3に示す装置10の作用方法を詳しく説明する。ここでは、請求項に基づく装置10は、クラブ18と右利きの使用者の上腕16に、ラチェット解決によりその身体的条件に適合させて、固定されている。ラチェット解決においては、部分片22、24は、調節装置120によって予め設定可能なステップで互いに隔てられる。部分片22の基体62を、それに対応づけられた金属リング80に対して回動させることにより、金属リング80間の距離変化がもたらされる。それに結びついた、部分片22、24間に作用する力の変化が使用者に、個別的な条件への適合を許す。
【0031】
図1aにおいては、この使用者は運動シーケンスの開始相にあって、クラブ18を後ろに引く動作の後に、左肩領域を中心とする腕の第1の種類の梃子運動を行い、その梃子運動の推移においてはチェック装置20は駆動されない。
【0032】
図1bにおいて、その手がほぼ半分の高さにある使用者は、その運動シーケンスにおいて振出し相に達し、その振出し相においては第1の種類の梃子運動に第2の種類の梃子運動が重畳され、その推移においてクラブ18は使用者の手の関節を中心に移動される。遠心力運動が、その時使用者の上腕とクラブ18との間でぴんと張られたチェック装置20を駆動する。たとえば図1aに示す位置が図1bに示す位置へ移行する場合のように、チェック装置20に作用する力の大きさが、部分片22、24の外れを阻止している磁力を上回った場合、部分片22、24ははっきりと聞き取れるように互いに分離される。図1cは、今なお運動シーケンスの振出し相にある使用者を、クラブ18に固定されたチェック装置20の、今や分離された部分片と共に示している。さらに図1bと1cから明らかなように、部分片22、24の分離は使用者の視野内で行われ、そのコントロール練習はこの種の視覚的な信号によりさらに改良される。
【0033】
ボールに命中した後に、運動シーケンスの最終相において、クラブ18はまず使用者の身体の前を振り抜かれて、その後、図1dから明らかなように、左側で身体の後方へ案内される。その際に生じる、遠心力の減少によって、全運動シーケンスの間互いに対する位置に関係なく、弾性的な線形の結合部材、特に弾性的なひも74の形状の、結合装置26を介して互いに結合されている部分片22、24が、再び互いに接近する。ガイド装置113は、プラスチック片108の円錐状の終端片110が凹部112内へ嵌入することによって、2つの部分片22、24が再び合体されて、共通の長手軸に沿ったその初期位置に位置せしめられることを誘起する。従って、部分片22、24が可視的、かつ、可聴的に、合体された後に、装置10を即座に、運動シーケンスの再度の実施にに提供することができる。
【0034】
上述した運動シーケンスは、本発明を詳しく説明するための一つのモデルにすぎない。個々の条件によって、本発明の装置の機能性を損なうことなしに、このモデルからずれることもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1a、b、cおよびdは、ゴルフクラブの形状のボール打撃器具を有する練習者の様々な運動相における位置を、瞬間記録に分解して示している。
【図2】
ゴルフクラブに固定された、チェック装置を備えた装置を示している。
【図3】
図2に示すチェック装置の各部分を分解して示す斜視図である。
【図4】
図3に示す表示に基づく2つの部分片を、それぞれ中央縦断面で示している。
【図5】
図4に、「X」で示された部分を拡大して示している。
【図6】
図2の画像部分において「Y」で示されるような、固定クリップを拡大した形状で分解して示す斜視図である。
本発明は、ボール打撃器具、特にゴルフクラブまたは野球バットのための運動シーケンスを訓練する装置に関する。
【0002】
たとえばゴルフのような、ボール打撃器具が使用される種類のスポーツにおいては、いつも、これらの器具を利用する場合に複雑な運動シーケンスに出合う。この運動シーケンスの学習、練習およびコントロールは、特にこれらの種類のスポーツにおける初心者に問題をもたらし、それら初心者にとっては該当する運動を誤って実施しかつこの誤りを不十分にしか補正しないことによって、迅速な進歩とそれに結びついた成果は拒まれたままとなる。この種のスポーツ種類を職業として行うプレーヤーにおいても、運動シーケンスを努力してコントロールすることが、良いプレーのための避けることのできない前提である。
【0003】
従って従来は、プレーヤーにとってはその運動シーケンスを点検するためには、プレーヤーを観察して修正する他の人物の意見を求めること、あるいは面倒なビデオ技術を操作して、プレーヤーにその運動の実施を後から観察することができるようにすることが必要であった。この種の手段は、それがトレーナーレッスンであろうと、ビデオカメラの使用であろうと、プレーヤーにとっては、そもそもそれぞれ所望の時点で提供される場合でも、コストがかかりすぎ、必ずしも提供されるものでもない。さらに、それぞれのプレーヤーは記録された画像材料を後から考察した場合に、その運動シーケンスにおけるエラーを直接補正する機会を持たず、まず自分のエラーに関するフィードバック(バイオフィードバック)が得られない、という欠点がある。
【0004】
この従来技術に基づいて、本発明の課題は、プレーヤーに、ボール打撃の際の自分の運動シーケンスにおけるエラーを直接認識して補正することができるようにし、第三者または面倒なビデオ記録技術の助けを当てにしなくてもよいような、簡単かつ安価な補助手段を提供することである。請求項1の特徴を有する装置が全体として、この課題を解決する。
【0005】
請求項1の特徴によれば器具と使用者との間でチェック装置が作用することによって、使用者は、運動シーケンスの実施の間にすでに、それが正しく実施されているかをチェックして、必要な場合にはそれを補正することができる。器具の使用者はチェック装置によって、所望の正しい運動シーケンスの実行に関して、一種のバイオフィードバックを得る。
【0006】
本発明に基づく装置は、一方は打撃装置の、好ましくはグリップ部からその他の打撃部分への移行領域に、そして他方は使用者の上腕の、好ましくは肘関節の上方の領域に固定され、その場合、右利きのためには左の上腕、そして左利きのためには右の上腕が使用される。ボールを打ち出す力を発生させるための本来のスィング運動の実施の間、器具、使用者および装置の系内で発生する遠心力は、チェック装置を駆動するために使用され、その後そのチェック装置はまた、そのそれぞの系の状態に従って使用者にフィードバックを与え、使用者はそのフィードバックを使用して、ボール打撃器具による正しい運動シーケンスに関する認識を得る。
【0007】
本発明に基づく装置の好ましい実施形態においては、チェック装置は少なくとも2つの互いに分離可能な部分片を有しており、それら部分片は発動手段によって、少なくとも運動シーケンスの最初と最後に部分片の分離が阻止され、あるいは、それらの結合が促進されて行われるように、互いに相互作用する。
この点において発動手段は、遠心力に対抗して作用し、部分片の分離と、その後の結合が使用者へ音響信号によって出力され、使用者に少なくとも運動シーケンスの最初と最後を確実に示される。
少なくとも、ボール打撃器具がボールを打つ、振出し相を備えている場合には、運動シーケンスが正しく実行されていれば、遠心力は、部分片の分離の阻止を経過した後の部分片の、可視、かつ、可聴な分離が行われるような大きさであって、それによって使用者にバイオフィードバックにおいて所望の運動を正しく実行するためのチェックの可能性が与えられる。
特に、実際の打撃開始相とその後の打撃相との間のクリティカルな移行領域において、チェック装置が有効であって、所望の正しい運動シーケンスのために必要なフィードバックを与える。
【0008】
本発明の特に好ましい実施形態においては、発動手段によってもたらされる力は、部分片を永久的に互いに接するように保持しようとし、かつ、その力の大きさは、調節装置を介して予め定めることができる。調節装置によって、予め設定可能な限界内で装置をそれぞれの使用者の生物物理学的な条件に適合させることが可能であるので、装置は、たとえば子供、青年にも大人にも、構造的な種類の大きな変更なしで使用することができる。
【0009】
本発明に基づく装置の他の特に好ましい実施形態においては、部分片は互いに対する相対位置において、結合装置を介して互いに結合されており、その結合装置は発動手段の一部として部分片に復元力を及ぼす。このようにして、ボールの打撃後に打撃相が終了する、終端相またはいわゆるフィニッシュの領域において、チェック装置は再び元の系状態になり、その系状態において部分片は次の運動シーケンスを新たに実施するために、分離を阻止するように互いに添接するようにされている。いわゆるフィニッシュ相における上述した復元力は、チェック装置の2つの部分片が可聴的に合体されることを誘起し、それによって使用者にスィング動作の終了について音響的に認識せしめることができる。その後、装置は、使用者が再び使用できるように使用者に提供される。
【0010】
他の好ましい実施形態は、従属請求項の対象である。
【0011】
以下、本発明に基づく装置を図面を用いて詳細に説明する。図は原理的かつ寸法を無視して示されている。
【0012】
図に示す装置は、特にゴルフクラブのために使用されるものである。しかしまた、この種の装置を他の種類のため、たとえば野球バットおよびテニスラケットのために使用することも、まったく可能である。
【0013】
図1a〜1dは、ボール打撃運動を実施する場合の多数の瞬間記録を示しており、装置10の両端部12、14は使用者の上腕16の形態の身体部分とクラブ18に固定されている。図1a〜1dにおいて右利きについて示唆されている運動シーケンスは、それなりの必要な変更によって左利きにとっても実施できることは、もちろんである。
【0014】
図1aは、バックスウィングにより腕を引いて構える相を実施した後の、いわゆるダウンスウィングを開始する際のクラブ18を持った使用者を示しており、ここではクラブの運動の中心は、使用者の肩の部分内にある。フォロースロー中に、運動シーケンスが正しい場合には左腕が伸びる。まさにこの運動の開始が、2つの部分片22、24間に作用する磁力を克服してその両部分片が金属的な互いに離れる音により、使用者に信号で知らされる。
【0015】
図1bは、振出し運動の中で使用者の腕がほぼ半分の高さにある場合に、第2の回転運動の重畳が開始された時の、クラブ18を持っている使用者を示している。この回転運動において、クラブ18は使用者の手の関節内の回動点を中心に移動される。それに向けられた運動シーケンスが、図1cに相当する。
【0016】
部分片22、24へ復元力を作用させる結合装置26を介して、それら部分片を結合することによって、図1dに示すように結合片は、使用者がクラブをボールに命中させて、その結果身体の前を通過させた後に、いわゆるフィニッシュ(終端相)において再び合体するように案内される。2つの部分片22、24の合体で、両部分片が互いに当接すると、すぐに新たに音響信号として知覚可能な金属的なカチッという音が発生する。
【0017】
上述した運動シーケンスは、基礎的な関係を明らかにするために、基本的に模範的な特徴を有するものである。特にプロスポーツの分野においても上述した運動シーケンスからずれることは一般的であり、かつ与えられていることは明白であるが、そのことは本発明に基づくそれ自体遠心力制御される訓練装置として使用するために、無視することができる。
【0018】
図2は、ゴルフクラブ18(一部のみ図示されている)に固定されている装置10の全体を示している。装置は、使用者の上腕に固定される端部12から始って、まず固定装置28として装着締付けバンド30を有しており、その一方の端部にはプラスチック材料からなる長方形状のアイ30が固定されている。装着締付けバンド30の自由端部34が、上腕に巻き付けられた後にこのアイに挿通されて、折り返されるので、装着締付けバンド30の外周36に取り付けられている装着締付け手段38が互いに重なるように添接して、自由端部34が固定される。
【0019】
さらに、装着締付けバンド30の外周36にはループを形成する織物バンド40の端部が固定され、他の織物バンド42には金属アイ44が固定されている。この金属アイは、織物バンド40の長さ調節に用いられ、この織物バンドはアイ44の舌片形状の横補強材46を通過するように挿通され、それがバンド30の滑りを防止する。このことが、使用者の身体条件への装置の適合を可能にする。
【0020】
織物バンド40は、さらに、その織物バンドのところで開かれているU字状の金属収容部48に挿通され、その金属収容部には板ばねロック52を有するカラビナフック50が回転可能に軸承されている。カラビナフック50は、ここでは金属継ぎ目板54に挿通され、その金属継ぎ目板の両方の開放端部56は、金属の中空円錐台58の外周面の対向する点に固定されている。この中空円錐台は、チェック装置20の部分片22の基体62の終端片60上へかぶせられた後に、中空円錐台58の対称軸に対して垂直に対向して開口部66を通して打ち出された2本の金属割りピン64によって固定することができる。基体62の側では、この割りピン64は、特に図4と5に示すような、周面溝68内で滑り移動し、周面突出部70が基体62からの中空円錐台58の引抜きを阻止する。
【0021】
その基体62と72が図3と4に示されている、2つの部分片22と24は、全体を符号73で示す発動手段の一部としての、一種の弾性的なひも74の形式の結合装置26によって、互いに結合されており、そのひも74は長手軸に沿って配置された、部分片22、24の円筒状の凹部76を通して案内されて、固定手段78によって固定される。
【0022】
金属リング80が、それぞれ、ラミネートされたプラスチックからなる基体62、72の断面の等しい片に設けられており、その基体の断面はその外側端部の方向へ向かって細くなっている。基体62、72は、断面が細くなる領域にさらに、周面にわたって均一な間隔で配置された凹部82を有しており、その凹部の底84はそれぞれ部分片長手軸86に対して等しい間隔を有しているので、リブ構造が形成され、そのリブ構造が中実の終端片60に連通している。リブ構造によって、円錐状の部分片22、24について取扱いを容易にする重量削減がもたらされる。
【0023】
部分片22について、対応づけられた金属リング80はその基体62に向いた側に、図3から明らかなように、細くなった断面を有する終端片88を有している。この細くなった断面の外周面90に形成された外ねじ92は、基体62の円筒状の凹部94内に形成されている内ねじ96と螺合するために用いられる。凹部の底98内に弾性的に付勢されて挿入されている押圧片100の半球ヘッド102は、基体62が対応づけられている金属リング80と螺合された場合に、金属リング80の細くなった断面の、凹部の底98側に設けられている円錐状の凹部104内へ嵌入する。これら凹部は、部分片長手軸86に対して直径方向にそれぞれ等角度で配置されている。
【0024】
部分片24に対応づけられて、基体72に固定されている金属リング80内に、発動手段73の他の主要な部分としての、同一の円筒軸を有する環状磁石106が挿入されており、その環状磁石は部分片22に対応づけられた他の金属リング80に吸引力を及ぼす。部分片24において、基体72から他方の部分片22の方向に部分片長手軸86に沿って突出する、円錐状の終端片110を有する円筒状のプラスチック片108が、金属リング80と磁石106によって周面側を部分的に包囲されており、終端片110は凹部112と共にガイド装置113を形成する。
【0025】
プラスチック片108の、部分片長手軸86に沿って磁石106を有する金属リング80を越えて突出する部分は、部分片22と24が合体された場合に、部分片長手軸86に沿って延びる、部分片22に対応づけられた他の金属リング80の円筒状の凹部112に挿通され、他の金属リングは発動手段73の一部として第1の金属リング80と共に環状磁石106と協働する。円錐状の終端片110の、部分片22側の環状面114は、このように挿通された場合に、金属リング80の外ねじ92が基体62の内ねじ96と噛合して、金属リング80ないし基体62の互いに向き合った環状面116、118が互いに平面的に当接する前に、基体62内の円筒状の凹部94の凹部底98に接触する。
【0026】
螺合プロセスが進んで、両方のねじ92、96が基体62の回動によって対応づけられている金属リング80に対して移動された場合に、第2の基体72が第1の基体62に支持されて、2つの部分片22、24は互いに距離をおいて配置される。
凹部の底98からそれぞれ対応づけられている円錐状の凹部104内へ突出する押圧片100によりと共に、このようにして、一種のラチェット方式によって、2つの部分片22、24をまとめて保持する磁力の予め設定可能な調節が可能である。 ラチェット方式によって、一度調節された磁力は、装置10が駆動される間不用意に変化せず、装置10の機能を損なうことがないようにされる。上述した磁力調節装置120を介して、装置10は、特にそれぞれ存在している身体の大きさと体力に関して、特別な使用者状況に適合される。
【0027】
部分片24の、クラブ18側の端部14は、部分片22と同様に、周面溝68内の金属割りピン64によって終端片60に接して案内される中空円錐台58とそれに固定された金属継ぎ目板54を有している。金属継ぎ目板は、スチールリング122によって貫通され、そのスチールリングはさらに、図6から明らかなように、固定クリップ132の2つのクリップ薄板128、130に形成された円形の開口部124、126を貫通している。
【0028】
この固定クリップ132は、装置10をクラブ18に固定するために用いられる。そのために、2つのクリップ薄板128、130の、内側底面134が互いに重なり合って、第1のクリップ薄板128の内側底面134から垂直に突出する円筒状の螺合片136のねじが、第2のクリップ薄板130の他の切欠き138へ挿通されるので、2つのクリップ薄板128、130は円形の開口部124、126が互いに重なるようにして薄ナット140によって互いに取外し可能に固定される。クリップ薄板130の側面142が、クリップ薄板128の側面を越えて突出する突出部144に添接することにより、さらに、2つのクリップ薄板128、130が互いに離れるように滑り移動することが防止される。
【0029】
クリップ薄板128、130の、クラブ18に向いた側において、これらクリップ薄板には、クリップ薄板128、130が互いに添接した場合に、クラブ18の一部を収容するための方形の底面を有する中空室が形成されるように、45°の角度で突出する二等辺の、従ってそれぞれ90°の角度を形成するアングル片146が設けられている。アングル片146は、さらに、クラブ18における損傷または固着を防止するために、その内面148全体を覆うゴムクッション150を有している。
【0030】
はっきりとさせるために、図1aから1dに示す運動シーケンスの種々の相の間の、図2と3に示す装置10の作用方法を詳しく説明する。ここでは、請求項に基づく装置10は、クラブ18と右利きの使用者の上腕16に、ラチェット解決によりその身体的条件に適合させて、固定されている。ラチェット解決においては、部分片22、24は、調節装置120によって予め設定可能なステップで互いに隔てられる。部分片22の基体62を、それに対応づけられた金属リング80に対して回動させることにより、金属リング80間の距離変化がもたらされる。それに結びついた、部分片22、24間に作用する力の変化が使用者に、個別的な条件への適合を許す。
【0031】
図1aにおいては、この使用者は運動シーケンスの開始相にあって、クラブ18を後ろに引く動作の後に、左肩領域を中心とする腕の第1の種類の梃子運動を行い、その梃子運動の推移においてはチェック装置20は駆動されない。
【0032】
図1bにおいて、その手がほぼ半分の高さにある使用者は、その運動シーケンスにおいて振出し相に達し、その振出し相においては第1の種類の梃子運動に第2の種類の梃子運動が重畳され、その推移においてクラブ18は使用者の手の関節を中心に移動される。遠心力運動が、その時使用者の上腕とクラブ18との間でぴんと張られたチェック装置20を駆動する。たとえば図1aに示す位置が図1bに示す位置へ移行する場合のように、チェック装置20に作用する力の大きさが、部分片22、24の外れを阻止している磁力を上回った場合、部分片22、24ははっきりと聞き取れるように互いに分離される。図1cは、今なお運動シーケンスの振出し相にある使用者を、クラブ18に固定されたチェック装置20の、今や分離された部分片と共に示している。さらに図1bと1cから明らかなように、部分片22、24の分離は使用者の視野内で行われ、そのコントロール練習はこの種の視覚的な信号によりさらに改良される。
【0033】
ボールに命中した後に、運動シーケンスの最終相において、クラブ18はまず使用者の身体の前を振り抜かれて、その後、図1dから明らかなように、左側で身体の後方へ案内される。その際に生じる、遠心力の減少によって、全運動シーケンスの間互いに対する位置に関係なく、弾性的な線形の結合部材、特に弾性的なひも74の形状の、結合装置26を介して互いに結合されている部分片22、24が、再び互いに接近する。ガイド装置113は、プラスチック片108の円錐状の終端片110が凹部112内へ嵌入することによって、2つの部分片22、24が再び合体されて、共通の長手軸に沿ったその初期位置に位置せしめられることを誘起する。従って、部分片22、24が可視的、かつ、可聴的に、合体された後に、装置10を即座に、運動シーケンスの再度の実施にに提供することができる。
【0034】
上述した運動シーケンスは、本発明を詳しく説明するための一つのモデルにすぎない。個々の条件によって、本発明の装置の機能性を損なうことなしに、このモデルからずれることもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1a、b、cおよびdは、ゴルフクラブの形状のボール打撃器具を有する練習者の様々な運動相における位置を、瞬間記録に分解して示している。
【図2】
ゴルフクラブに固定された、チェック装置を備えた装置を示している。
【図3】
図2に示すチェック装置の各部分を分解して示す斜視図である。
【図4】
図3に示す表示に基づく2つの部分片を、それぞれ中央縦断面で示している。
【図5】
図4に、「X」で示された部分を拡大して示している。
【図6】
図2の画像部分において「Y」で示されるような、固定クリップを拡大した形状で分解して示す斜視図である。
Claims (10)
- ボール打撃器具(18)、特にゴルフクラブまたは野球バットのための、運動シーケンスを訓練する装置(10)であって、
器具(18)と使用者との間で作用するチェック装置(20)により、器具(18)による正しい運動シーケンスの実行のチェック、が可能であることを特徴とする装置。 - チェック装置(20)は、ボール打撃器具(18)による運動シーケンスをチェックする場合に、使用者に少なくとも1つの音響的および/または視覚的な信号を伝達し、運動シーケンスは少なくとも開始相、振出し相および終端相に分割可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置(10)。
- チェック装置(20)は、運動シーケンスの振出し相の開始と終了を音響信号によって表示し、かつ運動シーケンスの間、視覚的な信号によるチェックを可能にする、ことを特徴とする請求項1または2に記載の装置(10)。
- 器具(18)と使用者の身体部分、特に打撃をガイドする腕(16)の一部、に固定可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の装置(10)。
- チェック装置(20)は、少なくとも2つの互いに分離可能な部分片(22、24)を有しており、前記部分片は発動手段(73)によって、運動シーケンスの少なくとも最初と最後に分離が阻止され、あるいは、それらの結合が促進されるように、互いに相互作用することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の装置(10)。
- 発動手段(73)によってもたらされる力が、部分片(22、24)を永久的に互いに接するように保持しようとし、かつ
力の大きさは調節装置(120)を介して予め定めることができることを特徴とする請求項5に記載の装置(10)。 - 発動手段(73)は、各部分片(22、24)に対応づけられて、少なくとも1つの部分片(24)内で磁石(106)を使用することを特徴とする請求項5または6に記載の装置(10)。
- 磁力を調節するために、調節装置(120)を介して部分片(22、24)間の距離が可変であることを特徴とする請求項7に記載の装置(10)。
- 部分片(22、24)は、互いに対する各位置において結合装置(26)を介して互いに結合されており、前記結合装置は発動手段(73)の一部として部分片(22、24)に復元力をもたらすことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の装置(10)。
- ガイド装置(113)によって、部分片(22、24)は、占めることのできる相対位置の少なくとも一部において、互いに対して定められて案内されていることを特徴とする請求項9に記載の装置(10)。
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