JP2004501594A - キャパシタンスチェーンを備えた回路装置 - Google Patents
キャパシタンスチェーンを備えた回路装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004501594A JP2004501594A JP2001560506A JP2001560506A JP2004501594A JP 2004501594 A JP2004501594 A JP 2004501594A JP 2001560506 A JP2001560506 A JP 2001560506A JP 2001560506 A JP2001560506 A JP 2001560506A JP 2004501594 A JP2004501594 A JP 2004501594A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- double
- capacitance
- threshold switch
- circuit device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 39
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 description 6
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000004146 energy storage Methods 0.000 description 2
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000012983 electrochemical energy storage Methods 0.000 description 1
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 description 1
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K17/00—Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
- H03K17/08—Modifications for protecting switching circuit against overcurrent or overvoltage
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02J—CIRCUIT ARRANGEMENTS OR SYSTEMS FOR SUPPLYING OR DISTRIBUTING ELECTRIC POWER; SYSTEMS FOR STORING ELECTRIC ENERGY
- H02J7/00—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries
- H02J7/0013—Circuit arrangements for charging or depolarising batteries or for supplying loads from batteries acting upon several batteries simultaneously or sequentially
- H02J7/0014—Circuits for equalisation of charge between batteries
- H02J7/0016—Circuits for equalisation of charge between batteries using shunting, discharge or bypass circuits
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Protection Of Static Devices (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
回路装置は二重層コンデンサ(2)から成るチェーン(1)を有する。二重層コンデンサ(2)に並列に、二重層コンデンサ(2)のうち1つを介した電圧が所定の値を上回ったときインピーダンスを低減するモジュール(3)が接続されている。これにより二重層コンデンサ(2)での過電圧は効果的に抑圧される。
Description
【0001】
本発明は直列接続された複数のキャパシタンスを備えた回路装置に関する。
【0002】
二重層コンデンサはしばしばスーパーコンデンサまたはウルトラコンデンサまたはウルトラキャパシタとも称され、新しいタイプの電気化学的エネルギの蓄積を可能にする。このコンデンサはエネルギ密度および含有エネルギへのアクセス時間の点で大きなアルミニウム電解質コンデンサと小さなアキュムレータとの中間に位置する。アキュムレータではエネルギ蓄積は可逆の化学反応に基づいて発生する。一方、電解質コンデンサは誘電体が電解内で起こす分極をエネルギ蓄積に利用している。二重層コンデンサは誘電体を有していない。二重層コンデンサは電荷を電極と電解質とのあいだの界面でシフトさせることにより電気エネルギを蓄積する。
【0003】
これに基づく効果はヘルムホルツ効果と称される。この効果は電解質のなかへ挿入された2つの炭素電極間に電圧が印加される際に発生する。このとき、炭素電極に印加される電圧が所定のブレークダウン電圧を上回ってはじめて連続的な電流が流れる。同時に炭素電極の表面での化学反応の結果、気体の発生が始まる。ただし炭素電極に印加される電圧が当該のブレークダウン電圧よりも小さいうちは炭素電極はコンデンサの電極と同様にふるまう。電解質からのイオンは電圧が印加されると炭素電極の界面に引き寄せられ、相応に炭素電極は負または正でチャージされる。ここで、蓄積されるエネルギは炭素電極の使用可能な表面積と、イオンの大きさ、およびブレークダウン電圧のレベルに依存している。
【0004】
活性炭から成る炭素電極と3Vのブレークダウン電圧を有する電解質とを使用することにより、このコンデンサをきわめて高いエネルギ密度(2Wh/kg)で形成することができる。このコンデンサの送出電力はアキュムレータの送出電力と比べれば確かに大きいが、従来のコンデンサの送出電力よりは格段に小さい。ただし種々の措置により炭素電極内の前置抵抗を格段に低下させることができるので、結果として1000W/kg以上の高い電力密度を達成することができる。
【0005】
二重層コンデンサの確実な駆動電圧は数Vに制限されている。大抵のケースで駆動電圧は著しく高く定められているので、一般に複数の二重層コンデンサを1つのモジュールとして直列に接続しなければならない。個々のキャパシタンスの値が異なるため、また自己放電特性が異なるため、印加電圧全体は個々の二重層コンデンサへ均等に分配されない。これにより個々の二重層コンデンサで過電圧が発生することがあり、これは二重層コンデンサの破壊のおそれをもたらす。
【0006】
したがって本発明の課題は、直列接続された複数のキャパシタンスを備えた回路装置を提供し、過電圧の発生を効果的に抑圧できるようにすることである。
【0007】
この課題は、キャパシタンスでの電圧がこのキャパシタンスに並列に接続されたインピーダンスにより調整され、インピーダンスの大きさが制御手段によりキャパシタンスでの電圧に依存して制御される構成により解決される。
【0008】
本発明の回路装置はキャパシタンスに並列に接続されたインピーダンスを有する。このインピーダンスの大きさは可変であるので、インピーダンス値が低下することによってキャパシタンスにかかる過電圧は効果的に抑圧される。特に有利にはインピーダンスはそのつどの回路装置の駆動状態に適合化される。
【0009】
本発明の有利な実施形態では、それぞれの制御手段に配属されているのは二重層コンデンサのチェーンである。二重層コンデンサとこれに配属されている制御手段とからモジュールが形成され、このモジュールは任意の個数だけ順次に並べられる。その場合に二重層コンデンサにかかる電圧は効果的に許容値へ制限され、これにより個々の二重層コンデンサで障害的な過電圧は発生しない。
【0010】
本発明の特に有利な別の実施形態では、制御手段は2点制御を行い、これによりインピーダンスは2つの設定値のあいだで切り換えられる。有利には閾値スイッチを用いた2点制御部が設けられ、二重層コンデンサでの電圧が設定された閾値電圧を上回るとインピーダンスの値が低下する。この種の回路装置は簡単な手段で構成することができ、しかも二重層コンデンサで発生する過電圧を抑圧するのに適している。
【0011】
以下に本発明の実施例を添付図に則して詳細に説明する。ここで図1には本発明の回路装置の回路プランが示されている。
【0012】
図1に示されている回路装置は複数の二重層コンデンサ2から成るチェーンを有しており、これらのコンデンサが図1ではCD1〜CDnで示されている。二重層コンデンサ2に並列にそれぞれモジュール3が接続されており、そのうち図1の中央のモジュールのみ詳細に示してある。
【0013】
モジュール3はアース線路4および電圧線路5を介してチェーン1に接続されている。アース線路の図示はここではアース線路4が所定の電位に置かれることを意味しない。アース線路4の電位はむしろ二重層コンデンサCD2に印加される電圧に応じて自由に浮動する。アース線路の図示は単にアース線路4がモジュール3でのアースの機能を果たすことを表しているのみである。相応のことが電圧線路5にも当てはまる。
【0014】
モジュール3の中央には閾値スイッチ6が設けられている。図1の実施例ではこれはMaxim社のMAX965と称する閾値スイッチである。閾値スイッチ6は抵抗R5およびコンデンサC1により形成されるローパスフィルタを介して電圧線路5へ接続されている。抵抗R5およびコンデンサC1により形成されるローパスフィルタは閾値スイッチ6への給電電圧の安定化に用いられる。ローパスフィルタの後方には抵抗R4、R3から成る分圧器が接続されており、この分圧器を介して二重層コンデンサCD2で降下する電圧が閾値スイッチ6の非反転入力側7へ印加される。閾値スイッチ6の反転入力側8には閾値スイッチ6の基準出力側9の電圧が印加される。基準出力側9は抵抗R1、R2から成る分圧器へ給電し、ここでヒステリシス入力側10に対する電圧が取り出される。ヒステリシス入力側10にかかる電圧により閾値スイッチ6のヒステリシスを調整することができる。さらに閾値スイッチ6はアース線路4に接続されたアース入力側11を有する。
【0015】
非反転入力側7の電圧が反転入力側8の電圧を上回る場合、閾値スイッチ6の出力側12は低オームとなり、電流シンクとして作用する。逆に非反転入力側7の電圧が反転入力側8の電圧を下回る場合には、閾値スイッチ6の出力側12は高オームとなる。
【0016】
閾値スイッチ6のスイッチング特性を電圧信号の形成に用いるために、プルアップ抵抗R6が設けられている。これにより後置接続されたNPNトランジスタから成るダーリントン回路T1の入力側12に、閾値スイッチ6の出力側11が高オームのとき電圧線路5の電圧にほぼ相応する電圧が印加される。逆に閾値スイッチ6が低オームのときにはダーリントン回路T1の入力側12にはアース線路4の電圧に相応する電圧が印加される。
【0017】
閾値スイッチ6の出力側11は非反転入力側7および反転入力側8に加わる電圧のために閾値スイッチが低オームで切り換えられるべきときにも高オームとなることがある。これは閾値スイッチ6の駆動電圧、すなわちアース線路4と電圧線路5とのあいだの電圧が許容される下方限界値を下回る場合がそうである。このケースに対して抵抗R7がダーリントン回路T1の入力側12とアース線路4とのあいだに設けられている。この場合ダーリントン回路T1の入力側12はアース線路4の電位に引かれ、ダーリントン回路T1の導通は阻止される。
【0018】
ダーリントン回路T1のコレクタ端子13は抵抗R8、R9から成る分圧器を介してPNPトランジスタT2のベースへ接続されている。これによりダーリントン回路T1が導通するとき、トランジスタT2は開放される。トランジスタT2の開放により低オームの放出抵抗R10が機能し、これにより二重層コンデンサCD2にかかる電圧が低下する。
【0019】
二重層コンデンサCD2の電圧が予め設定された値を上回ると、モジュール3は放出抵抗R10のオーム抵抗値にほぼ相応するインピーダンス値を取る。
【0020】
これに対して二重層コンデンサCD2の電圧が予め設定された値を下回っている場合、モジュール3は抵抗R3〜R7によって定められるオーム抵抗のインピーダンスを有する。
【0021】
二重層コンデンサCD2での過電圧の発生を表示するために、放出抵抗R10に並列に発光ダイオード15が配置されている。発光ダイオード15を通る電流を制限するにはさらに保護抵抗R11を設ける。
【0022】
モジュール3により二重層コンデンサCD2で発生する電圧は効果的に制限される。したがって二重層コンデンサCD2で許容限界値を上回る過電圧の発生するおそれはなくなる。これにより全体で数100Vの定格電圧を有するチェーンを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の回路装置の回路図である。
本発明は直列接続された複数のキャパシタンスを備えた回路装置に関する。
【0002】
二重層コンデンサはしばしばスーパーコンデンサまたはウルトラコンデンサまたはウルトラキャパシタとも称され、新しいタイプの電気化学的エネルギの蓄積を可能にする。このコンデンサはエネルギ密度および含有エネルギへのアクセス時間の点で大きなアルミニウム電解質コンデンサと小さなアキュムレータとの中間に位置する。アキュムレータではエネルギ蓄積は可逆の化学反応に基づいて発生する。一方、電解質コンデンサは誘電体が電解内で起こす分極をエネルギ蓄積に利用している。二重層コンデンサは誘電体を有していない。二重層コンデンサは電荷を電極と電解質とのあいだの界面でシフトさせることにより電気エネルギを蓄積する。
【0003】
これに基づく効果はヘルムホルツ効果と称される。この効果は電解質のなかへ挿入された2つの炭素電極間に電圧が印加される際に発生する。このとき、炭素電極に印加される電圧が所定のブレークダウン電圧を上回ってはじめて連続的な電流が流れる。同時に炭素電極の表面での化学反応の結果、気体の発生が始まる。ただし炭素電極に印加される電圧が当該のブレークダウン電圧よりも小さいうちは炭素電極はコンデンサの電極と同様にふるまう。電解質からのイオンは電圧が印加されると炭素電極の界面に引き寄せられ、相応に炭素電極は負または正でチャージされる。ここで、蓄積されるエネルギは炭素電極の使用可能な表面積と、イオンの大きさ、およびブレークダウン電圧のレベルに依存している。
【0004】
活性炭から成る炭素電極と3Vのブレークダウン電圧を有する電解質とを使用することにより、このコンデンサをきわめて高いエネルギ密度(2Wh/kg)で形成することができる。このコンデンサの送出電力はアキュムレータの送出電力と比べれば確かに大きいが、従来のコンデンサの送出電力よりは格段に小さい。ただし種々の措置により炭素電極内の前置抵抗を格段に低下させることができるので、結果として1000W/kg以上の高い電力密度を達成することができる。
【0005】
二重層コンデンサの確実な駆動電圧は数Vに制限されている。大抵のケースで駆動電圧は著しく高く定められているので、一般に複数の二重層コンデンサを1つのモジュールとして直列に接続しなければならない。個々のキャパシタンスの値が異なるため、また自己放電特性が異なるため、印加電圧全体は個々の二重層コンデンサへ均等に分配されない。これにより個々の二重層コンデンサで過電圧が発生することがあり、これは二重層コンデンサの破壊のおそれをもたらす。
【0006】
したがって本発明の課題は、直列接続された複数のキャパシタンスを備えた回路装置を提供し、過電圧の発生を効果的に抑圧できるようにすることである。
【0007】
この課題は、キャパシタンスでの電圧がこのキャパシタンスに並列に接続されたインピーダンスにより調整され、インピーダンスの大きさが制御手段によりキャパシタンスでの電圧に依存して制御される構成により解決される。
【0008】
本発明の回路装置はキャパシタンスに並列に接続されたインピーダンスを有する。このインピーダンスの大きさは可変であるので、インピーダンス値が低下することによってキャパシタンスにかかる過電圧は効果的に抑圧される。特に有利にはインピーダンスはそのつどの回路装置の駆動状態に適合化される。
【0009】
本発明の有利な実施形態では、それぞれの制御手段に配属されているのは二重層コンデンサのチェーンである。二重層コンデンサとこれに配属されている制御手段とからモジュールが形成され、このモジュールは任意の個数だけ順次に並べられる。その場合に二重層コンデンサにかかる電圧は効果的に許容値へ制限され、これにより個々の二重層コンデンサで障害的な過電圧は発生しない。
【0010】
本発明の特に有利な別の実施形態では、制御手段は2点制御を行い、これによりインピーダンスは2つの設定値のあいだで切り換えられる。有利には閾値スイッチを用いた2点制御部が設けられ、二重層コンデンサでの電圧が設定された閾値電圧を上回るとインピーダンスの値が低下する。この種の回路装置は簡単な手段で構成することができ、しかも二重層コンデンサで発生する過電圧を抑圧するのに適している。
【0011】
以下に本発明の実施例を添付図に則して詳細に説明する。ここで図1には本発明の回路装置の回路プランが示されている。
【0012】
図1に示されている回路装置は複数の二重層コンデンサ2から成るチェーンを有しており、これらのコンデンサが図1ではCD1〜CDnで示されている。二重層コンデンサ2に並列にそれぞれモジュール3が接続されており、そのうち図1の中央のモジュールのみ詳細に示してある。
【0013】
モジュール3はアース線路4および電圧線路5を介してチェーン1に接続されている。アース線路の図示はここではアース線路4が所定の電位に置かれることを意味しない。アース線路4の電位はむしろ二重層コンデンサCD2に印加される電圧に応じて自由に浮動する。アース線路の図示は単にアース線路4がモジュール3でのアースの機能を果たすことを表しているのみである。相応のことが電圧線路5にも当てはまる。
【0014】
モジュール3の中央には閾値スイッチ6が設けられている。図1の実施例ではこれはMaxim社のMAX965と称する閾値スイッチである。閾値スイッチ6は抵抗R5およびコンデンサC1により形成されるローパスフィルタを介して電圧線路5へ接続されている。抵抗R5およびコンデンサC1により形成されるローパスフィルタは閾値スイッチ6への給電電圧の安定化に用いられる。ローパスフィルタの後方には抵抗R4、R3から成る分圧器が接続されており、この分圧器を介して二重層コンデンサCD2で降下する電圧が閾値スイッチ6の非反転入力側7へ印加される。閾値スイッチ6の反転入力側8には閾値スイッチ6の基準出力側9の電圧が印加される。基準出力側9は抵抗R1、R2から成る分圧器へ給電し、ここでヒステリシス入力側10に対する電圧が取り出される。ヒステリシス入力側10にかかる電圧により閾値スイッチ6のヒステリシスを調整することができる。さらに閾値スイッチ6はアース線路4に接続されたアース入力側11を有する。
【0015】
非反転入力側7の電圧が反転入力側8の電圧を上回る場合、閾値スイッチ6の出力側12は低オームとなり、電流シンクとして作用する。逆に非反転入力側7の電圧が反転入力側8の電圧を下回る場合には、閾値スイッチ6の出力側12は高オームとなる。
【0016】
閾値スイッチ6のスイッチング特性を電圧信号の形成に用いるために、プルアップ抵抗R6が設けられている。これにより後置接続されたNPNトランジスタから成るダーリントン回路T1の入力側12に、閾値スイッチ6の出力側11が高オームのとき電圧線路5の電圧にほぼ相応する電圧が印加される。逆に閾値スイッチ6が低オームのときにはダーリントン回路T1の入力側12にはアース線路4の電圧に相応する電圧が印加される。
【0017】
閾値スイッチ6の出力側11は非反転入力側7および反転入力側8に加わる電圧のために閾値スイッチが低オームで切り換えられるべきときにも高オームとなることがある。これは閾値スイッチ6の駆動電圧、すなわちアース線路4と電圧線路5とのあいだの電圧が許容される下方限界値を下回る場合がそうである。このケースに対して抵抗R7がダーリントン回路T1の入力側12とアース線路4とのあいだに設けられている。この場合ダーリントン回路T1の入力側12はアース線路4の電位に引かれ、ダーリントン回路T1の導通は阻止される。
【0018】
ダーリントン回路T1のコレクタ端子13は抵抗R8、R9から成る分圧器を介してPNPトランジスタT2のベースへ接続されている。これによりダーリントン回路T1が導通するとき、トランジスタT2は開放される。トランジスタT2の開放により低オームの放出抵抗R10が機能し、これにより二重層コンデンサCD2にかかる電圧が低下する。
【0019】
二重層コンデンサCD2の電圧が予め設定された値を上回ると、モジュール3は放出抵抗R10のオーム抵抗値にほぼ相応するインピーダンス値を取る。
【0020】
これに対して二重層コンデンサCD2の電圧が予め設定された値を下回っている場合、モジュール3は抵抗R3〜R7によって定められるオーム抵抗のインピーダンスを有する。
【0021】
二重層コンデンサCD2での過電圧の発生を表示するために、放出抵抗R10に並列に発光ダイオード15が配置されている。発光ダイオード15を通る電流を制限するにはさらに保護抵抗R11を設ける。
【0022】
モジュール3により二重層コンデンサCD2で発生する電圧は効果的に制限される。したがって二重層コンデンサCD2で許容限界値を上回る過電圧の発生するおそれはなくなる。これにより全体で数100Vの定格電圧を有するチェーンを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の回路装置の回路図である。
Claims (8)
- 直列接続された複数のキャパシタンス(2)を備えた回路装置において、
キャパシタンス(2)での電圧は該キャパシタンス(2)に並列接続されたインピーダンス(R3〜R7、R10)により調整され、
インピーダンス(R3〜R7、R10)の大きさは制御装置(6、T1、T2)によりキャパシタンス(2)での電圧に依存して制御される、
ことを特徴とする複数のキャパシタンスを備えた回路装置。 - 前記キャパシタンスは二重層コンデンサ(2)である、請求項1記載の回路装置。
- 前記制御装置は各キャパシタンス(2)に配属された制御装置(6、T1、T2)から形成されている、請求項1または2記載の回路装置。
- 制御装置(6、T1、T2)は2点制御部を有している、請求項3記載の回路装置。
- 制御装置は閾値スイッチ(6)を有している、請求項4記載の回路装置。
- 閾値スイッチ(6)は配属されているキャパシタンス(2)で降下する電圧を駆動電圧として用いている、請求項5記載の回路装置。
- 閾値スイッチ(6)はスイッチング閾値として使用される閾値電圧を自身で形成する、請求項5または6記載の回路装置。
- 閾値スイッチ(6)によりスイッチングトランジスタ(T1、T2)が制御され、該トランジスタによりインピーダンス(R3〜R7、R10)が配属されたコンデンサでの電圧に依存して調整される、請求項5から7までのいずれか1項記載の回路装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10007417A DE10007417A1 (de) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | Schaltungsanordnung mit einer Kette von Kapazitäten |
PCT/DE2001/000135 WO2001061821A1 (de) | 2000-02-18 | 2001-01-15 | Schaltungsanordnung mit einer kette von kapazitäten |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004501594A true JP2004501594A (ja) | 2004-01-15 |
Family
ID=7631421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001560506A Withdrawn JP2004501594A (ja) | 2000-02-18 | 2001-01-15 | キャパシタンスチェーンを備えた回路装置 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20030011346A1 (ja) |
EP (1) | EP1258069A1 (ja) |
JP (1) | JP2004501594A (ja) |
KR (1) | KR20020077467A (ja) |
AU (1) | AU2001235346A1 (ja) |
BR (1) | BR0108447A (ja) |
CA (1) | CA2396105A1 (ja) |
DE (1) | DE10007417A1 (ja) |
HU (1) | HUP0300889A2 (ja) |
NO (1) | NO20023849D0 (ja) |
WO (1) | WO2001061821A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020526169A (ja) * | 2017-06-30 | 2020-08-27 | エイブイエックス コーポレイション | ウルトラキャパシタモジュールのための平衡回路 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7436150B2 (en) * | 2005-04-04 | 2008-10-14 | Aerovironment Inc. | Energy storage apparatus having a power processing unit |
JP4367374B2 (ja) * | 2005-05-16 | 2009-11-18 | パナソニック株式会社 | 蓄電装置 |
DE102006012190B4 (de) * | 2006-03-16 | 2010-02-11 | Epcos Ag | Kondensator mit einem Symmetriermodul |
US20170117730A1 (en) * | 2015-06-26 | 2017-04-27 | The Regents Of The University Of California | Efficient supercapacitor charging technique by a hysteretic charging scheme |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0744809B1 (en) * | 1992-04-03 | 2001-09-19 | JEOL Ltd. | Storage capacitor power supply |
JPH06343225A (ja) * | 1993-05-28 | 1994-12-13 | Asahi Glass Co Ltd | 蓄電電源装置 |
JP3174472B2 (ja) * | 1995-02-27 | 2001-06-11 | 株式会社岡村研究所 | 並列充電制御装置及び電力貯蔵装置並びに充電制御法 |
US6104759A (en) * | 1997-09-15 | 2000-08-15 | Research In Motion Limited | Power supply system for a packet-switched radio transmitter |
DE19753210A1 (de) * | 1997-12-01 | 1999-07-01 | Gruendl & Hoffmann | Wiederaufladbare elektrische Stromquelle |
-
2000
- 2000-02-18 DE DE10007417A patent/DE10007417A1/de not_active Ceased
-
2001
- 2001-01-15 BR BR0108447-0A patent/BR0108447A/pt not_active Application Discontinuation
- 2001-01-15 CA CA002396105A patent/CA2396105A1/en not_active Abandoned
- 2001-01-15 US US10/203,768 patent/US20030011346A1/en not_active Abandoned
- 2001-01-15 WO PCT/DE2001/000135 patent/WO2001061821A1/de not_active Application Discontinuation
- 2001-01-15 HU HU0300889A patent/HUP0300889A2/hu unknown
- 2001-01-15 JP JP2001560506A patent/JP2004501594A/ja not_active Withdrawn
- 2001-01-15 EP EP01907353A patent/EP1258069A1/de not_active Withdrawn
- 2001-01-15 AU AU2001235346A patent/AU2001235346A1/en not_active Abandoned
- 2001-01-15 KR KR1020027010658A patent/KR20020077467A/ko not_active Application Discontinuation
-
2002
- 2002-08-14 NO NO20023849A patent/NO20023849D0/no not_active Application Discontinuation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020526169A (ja) * | 2017-06-30 | 2020-08-27 | エイブイエックス コーポレイション | ウルトラキャパシタモジュールのための平衡回路 |
JP7104729B2 (ja) | 2017-06-30 | 2022-07-21 | キョーセラ・エイブイエックス・コンポーネンツ・コーポレーション | ウルトラキャパシタモジュールのための平衡回路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR0108447A (pt) | 2003-04-01 |
CA2396105A1 (en) | 2001-08-23 |
NO20023849L (no) | 2002-08-14 |
EP1258069A1 (de) | 2002-11-20 |
HUP0300889A2 (en) | 2003-07-28 |
KR20020077467A (ko) | 2002-10-11 |
AU2001235346A1 (en) | 2001-08-27 |
NO20023849D0 (no) | 2002-08-14 |
WO2001061821A1 (de) | 2001-08-23 |
DE10007417A1 (de) | 2001-09-13 |
US20030011346A1 (en) | 2003-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN110291706B (zh) | 供电装置以及包括供电装置的电池组 | |
CA2547893C (en) | Active balancing modular circuits | |
KR102246769B1 (ko) | 배터리 팩 및 이를 포함하는 전기 청소기 | |
JP2005526363A5 (ja) | ||
JPH06343225A (ja) | 蓄電電源装置 | |
JP3563538B2 (ja) | 蓄電装置 | |
JP2004501594A (ja) | キャパシタンスチェーンを備えた回路装置 | |
JPH02246740A (ja) | 電源バックアップ回路 | |
JP4006476B2 (ja) | キャパシタ蓄電電源の制御装置 | |
JP4732897B2 (ja) | 蓄電装置及び配線パターン | |
JP2018117438A (ja) | リチウムイオンキャパシタを備えた電源モジュール | |
CN204258342U (zh) | 电容储能装置 | |
JPWO2012001810A1 (ja) | 薄膜キャパシタ充電装置 | |
JP2007282347A (ja) | 電源システム | |
KR20100008258A (ko) | 에너지저장장치 모듈 | |
CN217984503U (zh) | 低压电池接口电路、低压电源装置以及胰岛素泵 | |
CN219801928U (zh) | 一种充电激活电路及充电激活装置 | |
JP2002042903A (ja) | 電源装置 | |
CN214477144U (zh) | 一种可控多电极高压导通开关 | |
CN214215485U (zh) | 一种车用低压直流接口电路 | |
CN204258341U (zh) | 电容储能电路 | |
CN220190505U (zh) | 电源电路、双电池供电系统及终端设备 | |
CN219697290U (zh) | 一种自毁型过压保护电路 | |
CN214124889U (zh) | 一种串联超级电容的充放电电路 | |
CN221487409U (zh) | 供电模组、电池仓和机器人 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080401 |