JP2004501411A - ユーザの複数のウエッブ−サービスからのデータの知識に基づいて、オンライン活動に関する知的提案をユーザに提供するための方法および装置 - Google Patents
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Abstract
ポータルの加入者に提案を提供するためのインターネットポータルシステムは、ポータルシステム上で動作し加入者(17)に関連付けられた複数のインターネットサイト(23、25、27)からデータを収集するデータ収集システムと、加入者のオンライン活動を監視する追跡システム(35)と、加入者に提案を送信するための提案エンジンとを有する。システムは、ポータルシステムが、加入者のオンライン活動を監視し、加入者のオンライン活動と、データリポジトリに記憶された加入者の情報とに基づいて、加入者に提案を送信することを特徴とする。システムは、加入者がオンラインでショッピングするとき、投資の決定をするとき、または、バンキングの決定をするときなど、様々な状況について、提案を作成することができる。
Description
【0001】
発明の分野
本発明は、様々な通信手段と接続技術を含んでいるインターネットナビゲーションの分野にある。本発明は、より具体的には、ユーザが加入したWEBサービスから、ユーザのためにサマリ情報を収集し、かつ、ユーザが、単一のインタフェースを通して、ユーザが計画したオンライン購入または他の活動に関する知的提案を受信することが可能であるように、収集したデータを統合するためのソフトウェアを含んでいる方法および装置に関する。
【0002】
発明の背景
ワールドワイドウエッブ(WWW)として知られている情報ネットワークは、よく知られているインターネットのサブセットであり、ほぼ間違いなく、利用可能である公的にアクセス可能な情報の最も完全なソースである。標準的なインターネット接続を有するパーソナルコンピュータなど、適切なインターネット機器を有するあらゆる者が、インターネットに接続されたサーバに記憶されている情報ページ(ウエッブページと呼ばれる)にアクセスし(オンラインに入る)、情報を獲得し、かつ、そのようなサーバおよびページとのトランザクションを開始するために、そのページにナビゲートすることが可能である。
【0003】
多くの会社が、インターネットを介してアクセス可能である、様々な加入サービスを提供している。例えば、現在、多くの人が、インターネットにアクセスすることによって、自宅の快適さの中から、バンキング、株取引き、ショッピングなどを行っている。通常、ユーザは、加入することにより、そのような機能のために、個別化され、安全なWEBページへのアクセスを有する。ユーザ名とパスワード、または他の個人識別コードを打ち込むことによって、ユーザは、情報を獲得し、トランザクションを開始し、株を購入し、および、他の無数のタスクを遂行することが可能である。
【0004】
インターネットが仲介するサービスへの、いくつかまたは多くのそのような加入を有する個人が遭遇する1つの問題は、常に、使用する多くのパスワードおよび/またはログインコードが存在することである。すでに他のユーザがパスワードまたはコードをすでに取得している可能性があるので、しばしば、同じパスワードまたはコードを各サービスに使用することができないことがある。ユーザは、セキュリティの質を含めて、サービスごとに異なる可能性があるセキュリティの問題のために、おそらくは社会保障番号などユーザに固有のコードを供給することを望まない可能性がある。さらに、多くのユーザは、自分の意思で、セキュリティを強化するために、異なるサイトに異なるパスワードを選択する可能性があり、実際には、このためにも、ユーザが有する可能性のあるパスワードの数が増大するのである。
【0005】
多くのパスワード付けした加入を有するユーザを悩ますことがある他の問題は、様々なサービスを迅速に見つけ、それにアクセスすることが可能であるように、コンピュータキャッシュにおいて、多くのWEBページにブックマークしなければならないということである。例えば、航空会社の旅行を予約して、支払いを行うために、ユーザは、インターネットに接続し、自分のブックマークファイルに行き、航空会社のページを選択しなければならない。次いで、ユーザは、ユーザ名とパスワードを入力し、ページが配信された後は、スクリーン上の命令に従わなければならない。ユーザが、WEBサイトからチケットを購入することを望む場合、および、オンラインバンキングサービスから資金を送金することを望む場合、ユーザは、やはり、チケットの資金送金を開始するために、個人的なバンクまたはアカウントページを探して、選択しなければならない。これらの他のページにアクセスするには、異なるユーザ名とパスワードが必要である可能性があり、事態は非常に複雑になる。
【0006】
この上記の例は、単なる例であるが、WEBページを見つけ、パスワードでログインすることなどに関する多くの作業は、WEB上でうまくビジネスを行うために必要であることは、一般的に知られていることである。
【0007】
本発明者に知られており、「Method and Appratus for Providing and Maintaining a User−Interactive Portal System Accessible via Internet or other Switched−Packet−Network」という名称の特許出願第09/208、740号に記述されているサービスは、ユーザが、パスワードで保護されたすべてのページを一か所に記憶し、したがって、それらをブラウジングして、情報を獲得することを非常に簡単にすることを可能にするWEBサービスを提供する。上記のサービスの特徴は、ユーザの命令に基づいて、エージェント(ソフトウェア)によって、要求されたタスクを実行するように、ユーザが、あるタスクをシステム内にプログラミングすることを可能にすることである。サービスは、ユーザのパスワードとログイン情報を記憶し、その情報を使用して、ユーザのサイトにログインし、したがって、リンクにアクセスするために、手作業でログインコードまたはパスワードコードを入力することを必要とせずに、ユーザがナビゲートすることを可能にする。
【0008】
上述したサービスは、容易にナビゲーションするために、ユーザのリストされたサイト(ハイパーリンク)のすべてを含む対話式ホームページとして表示することが可能であるユーザ個別化アプリケーションを提示するために、サーバを使用する。アプリケーションは、ユーザが、ハイパーリンクの上をクリックし、必要であれば、ログインが自動的であり、ユーザに透過であるページにナビゲートすることが可能であるように、ハイパーリンクの形態で、ユーザのURLをリストする。
【0009】
また、上述したアプリケーションは、特定のサマリとユーザのアカウントページに関する更新を返還することを含めて、ユーザに対し、スケジュールしたタスクを実施するようにプログラミングすることが可能であるソフトウェアエージェントを含む。探索機能が提供され、そのようなページが、ポータルサーバにおいてまたはクライアントのマシン上など、提示可能な形態でどこかにキャッシュされている場合、特定のコンテンツに対してユーザが入力したURLを探索するために、ソフトウェアエージェントと協動するように構成される。
【0010】
上述した特徴の他に、「Method and Apparatus for Obtaining and Presenting WEB Summaries to Users」という名称の特許出願第09/523、598号は、HTML情報ページとしてユーザに提示することが可能である、各URLに対する更新されたコンテンツに関するサマリ情報を提供するために、ユーザによる入力として提供された、またはサービスプロバイダによって適切であると見なされた、任意のURLまたはURLのグループにナビゲートすることが可能である探索機能と共に使用されるソフトウェアエージェントについて記述している。
【0011】
多くのオンラインサービスに加入するユーザは、一般に、インターネットでオンライン中に、バンキング、投資、旅行の手配、ショッピングなどのすべてを行う。自分の利用可能なすべてのサービスを1つのポータル上に有することにより、複数のパスワードを記憶する必要がない、または各サイトに物理的にログインする必要がないという便利さが、ユーザに提供される。同様に、1つのインタフェースを通して選択したサイトに関連付けられているサマリデータを獲得する能力により、ユーザは、自分のオンライン活動に関係するあらゆる意思決定プロセスを非常に迅速にすることが可能である。しかし、サマリ情報は、ある他の関心事については、ユーザを補助しない可能性がある。例えば、自分のバンキングおよび投資の全ポートフォリオに関する正確な金融情報を獲得するには、望まれる結果の正確な性質に応じて、ユーザに多くの計算が要求される可能性がある。同様に、また、複数のショッピングサービスにおけるユーザのオンライン活動を反映する動向をコンパイルすることが望ましい可能性がある。
【0012】
本発明者に知られており、「Method and Apparatus for Providing Calculated and Solution−Oriented Personalized Summary−Reports to a User through a Single User−Interface」という名称の同時係属中の特許出願に記述されているシステムは、ユーザの問合せに基づいて、計算した解を返還するために、複数のWEBサイトから統合したデータを処理するサービスを提供する。そのような解指向の処理は、要求されたデータの処理手段を有する独自のデータベース報告エンジン(DBRE)を通して達成される。そのようなサービスは、多くの異なる種類の解指向の報告を、スケジュールにより、またはオンデマンドで、ユーザに返還することができる。
【0013】
本発明者は、WEBに基づくサービスの他にしばしば見過ごされていた領域が、オンライン購入のカウンセリング、提案、または助言であることに気付いた。多くのWEBサービスは、しばしばサイトを探訪する顧客に関して、提案技術を実施する。しかし、既存の提案エンジンは、その特定のサービスに関するユーザの対話を通して獲得された情報にのみ基づいて、結果を作成する。その結果、提案は、他の同様の、そのユーザが頻繁に探訪するサービスからのデータが考慮されない場合、不正確である可能性がある。例えば、ユーザが頻繁に旅行し、航空チケットを探すときに、いくつかの別々の旅行会社をひいきにしている場合、いずれか一社の航空会社に関するユーザが頻繁に飛行した全マイルなどの情報は、断片化されることになる。いずれか1つのサイトに関連付けられた提案エンジンは、他のサービスにおいて利用可能なユーザの使用パターンおよび個別化したデータに関する情報を欠いている可能性がある。インターネットを通して利用可能である従来の技術のWEBサービスは、ユーザが頻繁に探訪した複数のサイトにわたってプロファイルされたユーザの過去の活動に基づいた個別化した購入提案を提供しない。
【0014】
ユーザが加入した複数のサイトから獲得したデータを使用して、ある場合には自動的にであるか、ユーザの問合せに基づいて、ユーザに知的購入および他の提案を返還することができる方法および装置が明らかに必要である。そのようなシステムは、ユーザの有利となる傾向の提案を提供することによって、ユーザの購入能力を向上させ、かつ、経済的な地位を高めることになる。
【0015】
発明の概要
本発明の好ましい実施形態では、ポータルの加入者に対し、知的提案を作成するためのインターネットポータルシステムが提供される。これは、加入者に関連付けられている複数のインターネットサイトからデータを収集する、ポータル上で動作するデータ収集システムと、加入者のオンライン活動を監視する追跡システムと、加入者に提案を送信するための提案エンジンとを備える。システムは、ポータルシステムが、加入者のオンライン活動を監視し、加入者のオンライン活動とデータリポジトリに記憶されている加入者の情報とに基づいて、加入者に提案を送信することを特徴とする。
【0016】
ある場合には、提案エンジンは、テキストとグラフィックの両方のフォーマットで、提案を準備して、送信する。また、いくつかの実施形態では、提案を準備する際に依拠するデータは、完全にデータリポジトリから導出される。他の場合には、提案を準備する際に依拠するデータの少なくとも一部は、加入者に関連付けられているインターネットサイトから少なくとも部分的に取り出される。提案の宛先は、データリポジトリに記憶されている加入者のプロファイルにおいて指定される可能性がある。提案は、バンキング、投資、旅行、またはオンライン購入活動の1つまたは複数に関してなど、広範な状況について作成することが可能である。
【0017】
本発明の他の態様では、オンライン活動中に、ポータルシステムへの加入者をサポートする方法が提供される。これは、(a)ポータルシステムによって、加入者のオンライン活動を追跡するステップと、(b)加入者のオンライン活動に基づいて、かつ、ポータルシステムに関連付けられているデータリポジトリに記憶されている加入者の情報に基づいて、提案エンジンによって、活動の提案を準備し、それを加入者に送信するステップとを含む。開示され教示されている本発明のいくつかの実施形態では、ステップ(b)において、提案エンジンは、テキストとグラフィックの両方のフォーマットで、報告を準備し、送信する。提案を準備する際に依拠するデータは、完全にデータリポジトリから導出することが可能であるか、または、加入者に関連付けられているインターネットのサイトから少なくとも部分的に取り出すことが可能である。いくつかの場合には、提案の宛先は、データリポジトリに記憶されている加入者のプロファイルにおいて指定される。また、提案は、バンキング、投資、旅行、またはオンライン購入活動の1つまたは複数に関してなど、広範な状況について作成することが可能である。
【0018】
以下の実施可能にする詳細において教示される本発明の好ましい実施形態では、初めて、インターネットポータルシステムは、加入者の活動を監視し、実時間の活動と、加入者の活動に関する記憶されている情報とに基づいて、その活動に関する知的提案を作成することが可能になる。
【0019】
好ましい実施形態の説明
本発明の好ましい実施形態によれば、独自のインターネットポータルが提供され、インターネットまたはインターネット可能な機器からの他のネットワーク接続を介してアクセスを獲得したユーザに独自のサービスを提供するように構成される。そのようなインタフェースは、ユーザに、多くの個人的なWEBページを記憶するための方法を提供し、さらに、探索機能とあるタスクの実施機能とを提供する。本発明の方法および装置について、以下の実施可能にする詳細において教示する。
【0020】
図1は、本発明の実施形態による、インターネットポータルシステム11とインタネットネットワーク13の概観図である。ポータルシステム11は、この実施形態では、独自のネットワークポータルとしての他に、ISPとして動作するが、他の実施形態では、独立型のインターネットサーバとして実装することが可能である。さらに他の実施形態では、本明細書で記述するサービスおよび装置は、探索およびリストサービス(AltaVista(商標)、Yahoo(商標))などによって、または、WEB接続サーバをホストする他の任意の企業によって、提供することも可能である。
【0021】
インターネット13は、本発明の好ましい使用を表しているが、本発明は、他のネットワークおよびネットワークの組合わせに適用することができるので、限定的であると見なされるべきではない。
【0022】
この実施形態のISP15は、サーバ31、ここでは単一のモデムによって表されているモデムバンク33、および、デジタルデータを記憶するための大容量記憶リポジトリ29を備える。モデムバンクは、サーバへの接続が、他のタイプのネットワークリンクによって行うことができるので、便宜上のものである。ISP15は、当技術分野では一般的であり、個々の加入者に対し、インターネットアクセスサービスを提供する。よく知られているインターネットアクセスサービスの他に、ISP15は、また、多くのWEBページまたは宛先を、それらのページに関連付けられているあらゆるパスワードまたは個人的なコードと共に、以下でより詳細に説明する方式で記憶するために、インターネットポータルとして、独自の加入サービスを提供する。この独自のポータルサービスは、本発明者によってパスワードオールスーツと呼ばれる、ポータルソフトウェア35を実行することによって提供される。本発明のソフトウェアは、本明細書では、ポータルソフトウェア、および、パスワードオールソフトウェアスーツの両方で呼ばれる。また、以下の説明の多くでは、本発明の装置は、パスワードオールサーバまたはパスワードオールポータルなど、パスワードオールの用語によって呼ばれる。
【0023】
IPS15は、図示したように、インターネット13に接続される。例えばIPデータルータ、データスイッチ、ゲートウエイルータなど、存在し、かつ、インターネット13などのネットワークに接続される当技術分野で知られている他の設備は、ここでは示されていないが、存在すると想定することが可能である。ISP15へのアクセスは、当技術分野で知られている接続型の電話システムを通して、または、ケーブルモデム、特別なネットワーク接続(T1など)、IDSNなどを通してなど、任意の他のインターネット/WEBアクセス接続を通して、行われる。そのような接続は、インターネット機器17からモデムバンク33を通して、アクセス線19を介して示されている。
【0024】
好ましい実施形態では、ユーザは、当技術分野でよく知られているように、ユーザ名とパスワードによって、個別化したWEBページを加入者に提供する、インターネットパスワードオールポータルサービスにアクセスする。ユーザが自分のインターネットアカウントを使用する他の個人を有する他の実施形態では、ポータル31へのアクセスが認可される前に、ユーザに固有の追加のパスワードまたはコードが要求される可能性がある。そのような個別化されたポータルWEBページは、任意の大容量記憶装置の便利な形態とすることが可能である、リポジトリ29に記憶することが可能である。
【0025】
3つのインターネットサーバ23、25、および27が、インターネット13に示されており、様々な企業によってホストされ、機器17を操作するユーザが加入しているインターネットサーバを表す。例えば、サーバ23は、対話式オンラインバンキングとアカウント管理を実施することが可能である、バンクサーバとすることが可能である。サーバ25は、投資アカウントを創出し、かつ管理することが可能である、投資サーバとすることが可能である。サーバ27は、フライトを予約することが可能であり、チケットを購入することが可能であるなどする、航空会社のサーバまたは旅行サーバとすることが可能である。この例では、3つのサーバは、すべて、アクセスのためにユーザIDとパスワードを要求する安全なサーバであるが、本発明は、必ずしも、安全なサーバにのみ限定されるものではない。
【0026】
本発明の好ましい実施形態では、機器17などインターネット可能な機器を操作する加入ユーザは、ISP15によってホストされるパスワードオールポータルシステム11に接続し、それにより、個別化した対話式WEBページへのアクセスを獲得し、これにより、追加のパスワードまたはコードを入力することを要求されずに、サーバ23、25、および27など、インターネット13上のいくつかのサーバのいずれか1つへのアクセスが提供される。好ましい実施形態では、このサービスを可能にするソフトウェアは、本発明者によって、パスワードオールと呼ばれる。パスワードオールは、その唯一のサーバ上で、およびいくつかの場合には、ユーザのステーション(クライアント)上でも実行されるソフトウェアスーツと見なすことが可能である。ポータルソフトウェア35によって提供される追加の対話により、接続されたユーザは、キーワード、テキストストリングなどに関連付けられた情報について、自分のリストされたページを探索することが可能になり、かつ、ユーザは、事前に確定した時間スケジュールに従って、サーバ23、25、および27など、1つまたは複数のインターネットに接続されたサーバとのアクセスおよび対話を含むユーザが確定したタスクをプログラミングすることが可能になる。これらの機能について、以下の実施可能にする詳細において教示する。
【0027】
図2は、本発明の実施形態による、ディスプレイモニタ上で見ることが可能である個別化したポータルページを示す。これは、加入者による安全なアクセスに応答して、サーバ31上で実行されるパスワードオールポータルソフトウェア35によって提供される。ページ32は、ユーザが加入したまたはメンバであるWEBページの対話式リスト34を示す。これは、この例ではURLによって識別されるが、ユーザ名および各ページに対し通常暗号化したパスワード情報と共に、好ましくは記述的な、任意の便利な匿名によって識別することも可能である。宛先の下の第1列には、例示的な宛先であるLBC.com、My Bank.com、My Stocks.com、My shopping.com、Mortgage.com、およびAirline.comがリストされている。これらは、ページ33にそのように提示およびリストすることが可能である多くの例示的な宛先のうちのわずかである。リストされているが、アプリケーション33内からは直接見ることができない追加のリストを見るために、スクロールバー35が提供され、当技術分野で知られているように、見ることを可能にするために、ユーザがリストをスクロールアップまたはダウンすることを可能にするように構成される。
【0028】
この例でリスト34にリストされた項目は、図1のサーバ23、25、および27などに関する宛先と見なすことが可能である。通常、このリスト上の項目に関連付けられるURLは、ユーザを、サーバではなく、本質的に、サーバに記憶されているページに連れて行く。リスト34の各項目に関連付けられるユーザ名とパスワードは、宛先と名付けられた列の右の、ユーザ名およびパスワードと名付けられた列にそれぞれ示される。各リスト、または各リストの少なくとも一部は、選択時に、その宛先へのURLを呼び出すハイパーリンクである。いくつかの場合には、特定のサービスは、2つ以上の関連するURLを有する可能性がある。例えば、My Bank.comは、やはり単一の加入者に関連付けられる異なるアカウントまたはビジネスなどに対して関連付けられた2つ以上のURLを有する可能性がある。この場合、単一のよりハイレベルのリストに関連付けられる種々の宛先に対するサブリストが存在する可能性がある。この手段は図示していないが、この教示が与えられることにより、当業者には、機構が明らかであろう。
【0029】
いくつかの実施形態では、1つのページ33は、共通のアカウントおよび加入を共有する夫と妻など、2人以上のユーザによって共有することが可能である。この例を、本明細書では、John DoeとJane Doeの両方が、共に、ユーザ名と名付けた列の下にリストされている、Mortgage.comと名付けたサーバに関して示す。他の実施形態では、おそらくはビジネスの複数のオーナ、許可された同僚、投資パーティなど、個人のネットワークが、1つのアプリケーションを共有することが可能である。このようにして、システム11は、私的個人ならびにビジネスの使用に対して、適合することが可能である。
【0030】
図1のインターネットポータルサーバ31を介して供給されるアプリケーション33へのアクセスを獲得した後は、ユーザは、さらに対話するために、その特定の宛先にナビゲートする目的で、自分のリスト34において、任意のURLをスクロール、ハイライト、および選択することが可能である。アプリケーション33は、すでに、各URLに対してリストされたパスワードとユーザ名を有する。しかし、単数または複数のユーザに対し、パスワードおよびユーザ名を表示する必要はない。これらは、ユーザのプロファイルにおいて透過的に記憶し、ユーザが選択する際に、必要に応じて呼び出すことが可能である。したがって、ユーザは、リスト34によって使用可能になったあらゆる宛先に対し、パスワードとユーザ名を入力する必要がない。当然、各リスト34は、加入する単数または複数のユーザによって、構築、構成、および維持され、また、URLの追加を変更することおよびリストを消去することなどを含めて、ユーザがリストを編集および更新することが可能である、編集機能も提供される。
【0031】
本発明の他の態様では、バンクまたは他の企業ページへの新しいパススルーなど、ユーザのプロファイルに対する新しいリストを、以下のように半自動的に追加することが可能である:一般に、ユーザが、企業によってホストされるWEBページとの対話を通して、企業との新しいアカウントをオープンするとき、ユーザは、通常ユーザのID、アドレス、電子メールアドレスなどを含むある情報、および通常アカウントにアクセスするための新しいユーザ名とパスワードを提供することが必要である。このプロセスでは、ユーザは、自分のブラウザから、企業のページと対話していることになる。新しい企業に対し必要な情報を入力した後、ユーザが、所定の信号(右クリック、キーストロークなど)を起動することが可能でなんらかのパスワードオールプラグインが提供され、次いで、パスワードオールスーツが、新しいパススルーを、パスワードオールポータルサーバのユーザのパスワードオールプロファイルに入力する。
【0032】
新しいエントリのための関係する方法では、パスワードオールポータルをホストしている企業は、他の企業との合意によって、ユーザにとって最も透過的なアクションで、パスワードオールポータルにおけるログインおよびサインアップのサービスを提供することが可能である。例えば、パスワードオールポータルにおいて、バンク、セキュリティサービスなど、協動する企業の選択可能なブラウザリストが存在することが可能であり、パスワードオールポータルの加入とプロファイルを有するユーザは、そのような協動企業の中から選択し、新しいアカウントをオープンすることが可能であり、これは、同時におよび自動的に、ユーザのためのパスワードオールポータルページと、協動企業によってホストされるサーバに追加される。異なるアカウントに必要ないくつかの対話が存在する可能性があるが、概して、ユーザのプロファイルからの多くの情報は、再入力せずに、直接使用することが可能である。
【0033】
本発明者は、多くの潜在的なユーザが、本発明の実施形態によるパスワードオールなどのサービスを実行するパスワードオールポータルサーバをホストする企業にパスワードとユーザ名を提供することに懐疑的である可能性があることを予想した。この問題に対応するために、好ましい実施形態では、ユーザは、平文のパスワードをパスワードオールに提供する必要はない。代わりに、各パスワードの暗号化したものが提供される。ユーザが、パスワードオールポータルサーバにおいて、パスワードオールの自分のパススルーページにリンクするとき、ユーザがハイパーリンクを呼び出す際に、暗号化されたパスワードがユーザのシステムに返還され、これにより、維持されている暗号キーすなわちマスタパスワードによって、選択した宛先に接続するための真の必要なパスワードが呼び出される。したがって、平文のパスワードが、外部からの攻撃に無防備であるか、または、他の方式で予期される誤用に同様に無防備である可能性があるパスワードオールポータルサーバに、平文のパスワードを記憶する必要はない。
【0034】
関係する安全対策において、本発明の好ましい実施形態では、ユーザの完全なプロファイルは、決して単一のサーバ上に記憶されず、2つ以上、好ましくはそれを超えるサーバ上に分配され、したがって、いずれか1つのサーバに関するあらゆる問題は、特定のユーザに対する影響全体を最小限に抑えることになる。
【0035】
上述したように、パスワードオールにより、ユーザが、必要なログオンデータをすべて備え、暗号化した方式で記憶されている、ユーザの通常のサイバースペースの宛先の完全なリストにアクセスすることを可能にし、したがって、ユーザは、パスワードオールリストの宛先(ハイパーリンク)を単に選択することが可能であり、次いで、ユーザのブラウザは、選択した宛先に対するURLを呼び出す。追加された特徴では、パスワードオールは、ハイパーリンクを呼び出している時間と、宛先のWEBページが表示される時間の間のナビゲーション中に、バナー広告および他のタイプの宣伝を表示することが可能である。
【0036】
本発明のさらに他の実施形態では、ユーザ/加入者は、提供された固有の特徴の利点を享受するために、パスワードオールページにアクセスする必要はない。この変形形態では、加入者のWEBブラウザに対して、プラグインが提供される。加入者が、自分のオンラインバンキングの宛先など、安全なログインを要求するWEBページへ、ローカルブラウザを使用することによってナビゲートする場合、加入者が、IDとパスワードのための入力ウィンドウを提示されるとき、プラグインは、ホットキーまたはマウス装置の右クリックなど、所定のユーザ入力によって起動することが可能である。次いで、プラグインは、透過的に、パスワードオールページ(クライアントにおいてキャッシュすることが可能である)にアクセスし、ログオンに必要なデータに、自動的にアクセスし、それを提供する。
【0037】
本発明のさらに他の態様では、探索オプション37により、ユーザは、キーワードなど、タイプした入力に基づいて、特定のURLのリスト34を探索することが可能になる。いくつかの場合には、リスト34に記憶されるURLの数は、増やすことができ、機能37などの探索機能を魅力あるオプションとする。論理的にリスト34から分離され、その下に示された基準ダイアログボックス51が提供され、当技術分野で知られているように、探索オプション37に対する入力を受容するように構成される。一実施形態では、探索オプション37は、ボックス51などのダイアログボックスを配置することができる第2ウィンドウをもたらすことが可能である。
【0038】
本発明の他の態様では、探索機能は、また、ウィンドウ33から呼び出したウィンドウにおいて構成し、リストした宛先のすべてまたは選択したものを探索して、少なくともある程度は、ユーザによって構成することが可能である方式で、結果を返還するようにすることが可能である。例えば、ユーザが探索基準を入力し、リストされた宛先のすべてから選択することが可能である、ダイアログボックスを提示することが可能である。次いで、探索は、選択した宛先の各々に順番にアクセスし、基準の各事例が見つけられた際に、結果をユーザに提示することが可能であるか、または、探索後にアクセスする方式で、結果をリストすることが可能である。
【0039】
探索機能は、パスワードオールポータルソフトウェアの一部であり、すべてのユーザが利用可能であり、かつ、ユーザの個人的なページにおいてハイパーリンクによってアクセスすることが可能であることが好ましい。いくつかの実施形態では、ユーザは、高度に個別化された探索機能を創出することが可能であり、そのような機能を創出したユーザによってのみ使用可能な方式で記憶することが可能である。
【0040】
本発明の多くの態様では、特定のWEBページ、およびなんらかのタイプのWEBページの知識は、非常に望ましい。多くの実施形態では、宛先のWEBページの特徴は、パスワードオールポータルソフトウェア35を維持しかつ改良する個人(ファシリテータ)によって研究され、多くの特徴は、ユーザが特有のタスクを達成するように、構成モジュールにおいて提供することが可能である。ほとんどの場合、これらの特徴は、ユーザにとって透明であるように、呼び出され、組み込まれる。
【0041】
本発明のさらに他の態様では、パスワードオールスーツは、ユーザのプロファイルを通して、ユーザが構成し、時間を決めた方式で、ユーザに定期的に報告を提供するように構成される。例えば、バンクアカウントのアカウントバランスの変化、株の購入、株価、航空旅行の購入の合計、マイル数などの報告は、要約して、多くの異なる方式でユーザに提供することが可能である。パスワードオールソフトウェアサイトを有するパスワードオールポータルサーバは、ユーザについて広範なトランザクショントラフィックを扱うので、多くの有用な方式で、統計を要約し、収集し、および処理する機会が存在する。本発明の好ましい実施形態では、そのような報告は、パスワードオールポータル上のユーザの安全な個人WEBページに表示することを含めて、いくつかの異なる方式で、提供し、実施することが可能である。
【0042】
上述したようにタスクを実施する能力に加えて、報告を含むタスクの結果、および航空機のチケットなどハードドキュメントは、インターネットまたは他のデータパケットネットワーク上で、ファックスマシン、接続されたコンピュータノード、電子メールサーバ、および他のインターネットに接続された機器など、ユーザが確定した宛先に送信することが可能である。すべてのタスクは、ユーザが他のことをしているとき、またはスケジュールしたタスクに従事していないときに、ユーザが確定したスケジュールに従って、セットアップし、走らせることが可能である。
【0043】
本発明の他の実施形態では、商品およびサービスの購入など、会計処理のためにますますインターネットが使用されていることを認識して、様々な宛先で行われるトランザクションを自動的に追跡し、トランザクションごとに、またはセッション後に、すべてユーザによって事前にプログラムし、かつ認証することが可能である、ユーザのバンクアカウントへのアクセスを使用して、支払いを許可する設備が、ユーザのプロファイルに提供される。
【0044】
アプリケーション35の一部として示した他の機能またはオプションは、最新のURLオプション41、更新機能43、および追加機能45を含む。機能41により、ユーザは、最後に探訪したURLにすぐにナビゲートすることが可能になる。更新機能43は、コンテンツおよび新しいアドレスについて、URLを更新する手段を提供する。追加機能により、ユーザは、追加のURLをリスト34に追加することが可能になる。同様に、機能45も、エントリを消去する手段を提供することが可能である。アカウントを追加する他の方式については、上述されている。本発明の実施形態における固有のパスワードオールソフトウェアスーツ、およびパスワードオールソフトウェアスーツによって提供されたサービスは、パスワードとユーザ名を要求する宛先に限定されないことに留意されたい。多くの実施形態のパスワードオールポータルとソフトウェアは、ブックマークを編集することなどを含めて、ユーザのブックマークのすべてを管理するためにも使用することが可能である。この態様では、ブックマークは、通常、インデックス付き、グループ化、および階層化の方式で提示される。
【0045】
ブックマークを追加、獲得、消去、または管理するための編集機能が、パスワードオールに備わっている。便宜上、本発明の多くの実施形態では、ブックマークは、ユーザのパスワードオールのサイトからダウンロードして、同じユーザのローカルブラウザにロードすることが可能である。このようにして、ユーザに対して設定されたブックマークの追加と改良は、パスワードオールに行く必要なく、使用することが可能である。さらに、ブックマークは、1つまたは複数のパスワードオールプラグインを使用することによって、ユーザのローカルPCから、パスワードオールサイト上の自分のホームページに、アップロードすることが可能である。
【0046】
当業者には、本明細書の教示が与えられれば、本発明の様々な実施形態において提供される機能は、入力能力が限定されている可能性があるインターネット可能機器に特に適用可能であることが明らかであろう。例えば、WEBTVアプリケーションのセットトップボックスは、IDおよびパスワードなどを入力するためのキーボードを必要としない可能性が十分ある。本発明を実施する際、キーボードによるエントリは、最小限に抑えられるか、または、排除される。同じコメントが、多くの他の種類のインターネット機器に当てはまる。
【0047】
本発明の好ましい実施形態では、加入者−ユーザが、パスワードオールに入った後は、ポイントアンドクリックする能力のみが、すべてのナビゲーションのために必要である。キーボードまたはキーパッドのない機器など、制限された機器を使用して、パスワードオールサイトに入るために、スマートカードまたは埋め込まれたパスワード、あるいはなんらかの他のタイプの認証を使用することが可能である。
【0048】
当業者には、アプリケーション33などの対話式アプリケーションは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、WEBページ以外の形態で提供することが可能であることが明らかであろう。例えば、アプリケーション33などのアプリケーションは、オフラインでセットアップおよび構成し、オンライン時に動作させることが可能である、ダウンロード可能なモジュールまたはプログラムとして提供することが可能である。
【0049】
図3は、図1のインターネットパスワードオールポータルとのユーザの対話を示す流れ図である。本発明の実施形態による、示した以下のプロセスステップは、例示的なユーザステップと、図1のポータル31など本発明のインターネットポータルとの対話中に開始および呼び出すことが可能である自動化されたソフトウェアプロセスを示すことを意図する。ステップ53において、ユーザは、図1のインターネット機器17など、互換性のある機器を介して、インターネットまたは他の以前に記述した交換パケットネットワークに接続する。
【0050】
ステップ55において、ユーザは、一実施形態では、単に、自分のISPユーザ名とパスワードである可能性がある、ユーザ名とパスワードを入力する。他の実施形態では、ISPを通してインターネットにログオンした後、図1のポータルサーバ31など、インターネットポータルにアクセスするために、第2のパスワードまたはコードが必要である。いくつかの場合では、ISPとの特別な構成を有するので、ISPを通したインターネットアクセスとパスワードオールの両方に対して、1つのパスワードが存在する可能性がある。ステップ57において、図2のページ32など、個人的なWEBページが、インターネットポータルサーバ31を介して表示される。最小限、個別化されたWEBページは、すべてのユーザが構成したURLを含み、また、他の可能性の中でも、探索機能によって改良することが可能である。
【0051】
ステップ58において、ユーザは、最小限、自分のブックマークされた宛先からURLを選択し、ハイパーリンク技術によって知られているように、透過的なURLを呼び出し、ユーザは、通常のユーザ対話のために、その宛先にナビゲートする。このアクションでは、パスワードオールポータルソフトウェアは、ユーザを宛先ページに透過的にログオンさせるが、それは、そのようなログオンが必要な場合である。
【0052】
ステップ60において、ユーザは、図2の説明したオプション37などのオプションの上をクリックすることによって、探索エンジンを呼び出す。ステップ62において、ユーザは、図2のテキストフィールド51など、提供されたテキストフィールドに、探索パラメータを入力する。そのようなパラメータを入力した後、ユーザは、ボタン52などのボタンによって、探索を開始する。探索エンジンは、ステップ64において、情報を抽出する。そのような情報は、一オプションでは、探索パラメータによって提供された記述に適合しているURLの形態であることが可能である。URLの探索リストは、ステップ66において、別々の生成されたページに提示することが可能であり、その後、ユーザは、どのURLにナビゲートするかを選択することが可能である。オプションの探索機能について、ユーザは、探索基準を提供することが可能であり、その基準に対するいずれかまたはすべての可能な宛先を探索することが可能である。
【0053】
WEBページが提示可能な形態でキャッシュされる他の実施形態では、ステップ64において抽出された情報は、テキスト、ピクチャ、対話式コンテンツなど、記憶されたページのいずれかに含まれたあらゆる情報を含むことが可能である。この場合、1つの表示された結果のページは、その結果に関連付けられたURLを含む結果を探索するために、生成されたリンクを提供することが可能である。おそらくは、テキストまたはグラフィックの結果の上をクリックすることによって、関連付けられたWEBページが、強調表示された結果と共に、かつ、ディスプレイウィンドウに関して見る際に、ユーザに対して表示される。
【0054】
WEBサマリのための改良されたエージェント
本発明の他の態様では、本発明者によってギャザラ(gatherer)と呼ばれるソフトウェアエージェントは、ユーザの要求または企業の裁量に従って、URLに関するサマリ情報を収集および返還するように構成される。これは、本発明の実施形態では、本発明者によって提供される独自のスクリプティングと言語パーシングの方法とによって達成され、サービスに関連付けられた人間の知識ワーカは、加入者または企業の指示に従って、そのようなギャザラに対し、書かれたスクリプトを提供する。そのようなソフトウェアギャザラ、およびその能力については、以下の実施可能にする詳細において説明する。
【0055】
ここで図1を参照すると、この場合ISP15によってホストされる、ポータルサービスネットワークを示す例示的なアーキテクチャが示されている。この実施形態のポータルソフトウェア35は、ISP位置においてセットアップされたポータルサーバ31を実行する。大容量リポジトリ29は、パスワード、ログイン名など、加入者の情報を記憶するために使用される。インターネットサーバ23、25、および27は、加入者がひいきにする企業のWEBページを、1つの動作しているインターネット機器17などポータルサービスに供給するように構成されるサーバを表す。
【0056】
図2を参照して上述したポータルソフトウェア35の主な目的は、ハイパーリンクの形態で、加入者のWEBサイトのすべてをリストする対話式アプリケーションを提供することである。ユーザが、自分の個人的なリストからハイパーリンクを呼び出すとき、ソフトウェア35は、自動的で透過的なログイン機能を加入者に提供するために、加入者の個人的な情報を使用し、同時に、加入者を問題の宛先にジャンプさせる。
【0057】
再び図2を参照すると、ユーザが入力したハイパーリンクと対話式ツールのセットを含んでいる対話式リスト34が、図1のポータルソフトウェア35によって、加入者に表示される。リスト34と対話する加入者が利用可能なツールの1つは、エージェント(ソフトウェア)39である。エージェント39は、アカウント情報を獲得する、簡単なトランザクションを実行する、ユーザが要求した近々の事象に関する通知情報を返還するなど、なんらかのタスクを実施するようにプログラミングすることが可能である。探索機能37と更新機能43は、機能を補助することを要求された際に、エージェント39に統合することが可能である。
【0058】
上記の開示では、エージェント39は、いくつかの実施形態では、アカウントのサマリ、オーダ追跡情報、および、ユーザが確定したパラメータによるなんらかの他の情報など、ユーザが加入したWEBページ上に含まれているなんらかのサマリ情報を探索し、それを返還することが可能であることが望ましい。この機能は、定期的な時間スケジュールで、またはオンデマンドで機能するように、ユーザによってプログラミングすることが可能である。
【0059】
以下の開示では、エージェント39に対する改良が提供される。そのような改良は、以下で詳細に説明するように、ポータルソフトウェア35(図1および2)のエージェント39に統合することが可能であり;ポータルソフトウェア35と共に走るように、別々のエージェントまたはギャザラとして提供することが可能であり;または、いくつかの実施形態では、ポータルソフトウェア35とは別の独立型のサービスとして提供することが可能である。
【0060】
図4は、本発明の実施形態による、要約ソフトウェアエージェント67とその様々な能力および層を示すブロック図である。要約エージェント67は、本明細書ではこれ以降ギャザラ67と呼び、ネットワークサーバ上で走るように構成されたプログラム可能な対話式ソフトウェアプリケーションである。ギャザラ67は、一実施形態では、図1のポータルソフトウェア35に統合し、エージェント39(図2)とは別のソフトウェアモジュールの形態で提供することが可能である。他の実施形態では、ギャザラ67は、以前に記述したように、エージェント39の機能に対する改良として、エージェント39の一部である可能性がある。さらに他の実施形態では、ギャザラ67は、上述したポータルサービスとは別のサービスによって制御されるペアレントまたはクライアント側のアプリケーションとして提供することが可能である。
【0061】
この例示的な実施形態では、ギャザラ67は、改良した機能を提供するように、内部に組み込まれた様々なサブモジュールとインタフェースモジュールを有する多機能ソフトウェアプリケーションである。ギャザラ67は、クライアント(ユーザ)およびサービスに関連付けられた単数または複数の知識ワーカの両方からの指示入力を可能にするように構成されたクライアント/サービスインタフェース層69を有する。ブラウザインタフェース77が、層69に提供され、クライアントのPCまたは他のインターネットあるいはネットワークの機器上で走るブラウザからアプリケーション67へのアクセスを提供するように構成される。インタフェース77は、ユーザが、サマリの要求をギャザラ67に入力し、かつ、サマリの結果を受信することを可能にするために、ユーザのブラウザアプリケーション(図示せず)との双方向通信を容易にする。インタフェース77は、当技術分野で知られている可能性があるものなど、すべての既存のネットワーク通信プロトコルをサポートし、かつ、将来のプロトコルをサポートするように構成することが可能である。
【0062】
また、層69は、WEBサイトからデータを見つけ、かつそれを取り出すために、人間の知識ワーカが、ギャザラ67が必要とするサイト論理を含んでいる指示スクリプトを創出および供給することを可能にするように構成された独自の入力スクリプティングモジュール79を備える。この場合、ギャザラ67は、図1のサーバ31など、ネットワークサーバ上で実行され、かつ走る。しかし、これは、本発明を実施するためには、必要でない。
【0063】
この例では、ギャザラ67は、図1のサーバ31上で走るポータルソフトウェアスーツ35の一部であることが想定されている。ギャザラ67は、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、いくつかの専用エージェント、または、1つの多機能エージェントとして提供することが可能である。例えば、1つのギャザラ67は、追加のユーザ要求を実施するために呼び出された追加のギャザラ67で、単一のユーザ要求を実行するようにスクリプトし、かつプログラミングすることが可能である。代替として、1つのギャザラ67は、各個々のユーザに専用とし、かつ割り当て、および、そのユーザからのすべての要求を扱うように構成することが可能である。
【0064】
インタフェース層69は、クライアントおよび知識ワーカの両方からの情報を交換することを容易にする。適切なプラグインでWEBブラウザを操作するクライアントは、ギャザラ67と通信し、対話することが可能である。例えば、ユーザは、要求を入力して、apartment.com(ユーザの登録WEBサイトの1つ)から所与の領域(ユーザが確定)にある家賃が一月$1000.00以下のすべてのアパートメントに対する価格のサマリを返還するようにすることが可能である。直前で記述した要求は、定期的な要求、または一度きり(オンデマンド)の要求として分類される。通信された要求は、サービスのアクションを開始し、サービスに関連付けられた知識ワーカは、モジュール79を使用して、機能を実施するように、ギャザラ67をセットアップする。モジュール79は、通常、知識ワーカによって動作されるネットワークに接続されたPCから実行される。
【0065】
本発明の実施形態によれば、ギャザラ67が、ユーザによって要求された目的情報を獲得することを可能にするように、モジュール79によって容易になった独自のスクリプティング方法が提供される。例えば、上述したWEBサイトのapartment.comの例は、サイトを創出し、かつ、情報を通知するために使用する特定のHTML(ハイパーテキストマークアップ言語)の論理を有する。そのようなサイト論理は、異なるエンティティによってホストされた異なるサイトの大半に対して、比較的標準的な料金である。この知識を使用して、知識ワーカは、ギャザラ67が準拠するように、サイトに特有のスクリプトまたはテンプレートを創出する。そのようなテンプレートは、例えば、apartments.comにおいて使用された、適切なフィールドの記述と位置を含む。アパートメントの説明、位置、保証金の情報、賃貸情報、エージェントの連絡情報、および他の関係する分野は、モジュール79で創出されたテンプレート上の位置とラベルの記述について、整合される。完成したテンプレートは、おそらくは図1のリポジトリ29など、記憶設備に含まれるデータベースに記憶される。そのようなテンプレートは、再使用することが可能であり、かつ、新しいデータで更新(編集)することが可能である。
【0066】
一実施形態では、1つのスクリプトは、複数のWEBページに対するサイト論理を含むことが可能であり、特定のナビゲーションの命令のための命令とパスワードすなわちログインの情報を、スクリプトの内部に含み、かつ、一度に1つのサイトなど、順次実行することが可能である。単数または複数の知識ワーカは、オブジェクトのリンクおよび埋め込み(OLE)などによって、自動制御を介して、スクリプティングの多くを実施することが可能であり、スクリプティングの少数部分は、当技術分野で多くが知られている適切なコンピュータ言語で、手作業により実施することが可能であることに留意することは重要である。
【0067】
また、ギャザラ67は、内部情報の収集とパラメータの構成のために構成されたプロセス層71を有する。オプションのポータルサーバインタフェース81が提供され、ギャザラ67が、更新された情報をユーザのハイパーリンクのリストに提供し、また、必要であれば、ポータルサーバ31からデータを獲得することが可能であるように構成される。例えば、必要なハイパーリンクは、ナビゲーションのために、ユーザのホームページからスクリプティングテンプレートへ、ミラーリングすることが可能である。ギャザラ67が独立型サービスの一部である実施形態では、ユーザログイン情報を提供するための規約は、要求が作成されたときに、クライアントエンドにおいて供給することが可能である。例えば、暗号化したパスワードは、クライアントのプラグインによって供給することが可能であり、自動的なログインが実施されたとき、ギャザラ67は、一時的にユーザの暗号キーを借用することが可能である。
【0068】
機器構成モジュール83が提供され、サービスと通信し、かつサマリ情報を受信するために、ユーザが、インターネット機器を規定および構成することを可能にするように構成される。そのような機器は、パームトップPC、ラップトップPC、携帯電話、WEB TVなどを含むことが可能であるが、これに限定されるものではない。通常、ユーザは、自分のデスクトップPC上の自分のブラウザに表示するネットワークサーバから、構成WEBページを提示される。そのページは、モジュール83に通信装置パラメータと通信プロトコルのタイプとを通信するためのインタフェースを含む。このようにして、ユーザは、サマリ情報を受信するために、好ましい装置を構成することが可能である。そのような装置に固有の装置パラメータと通信プロトコルは、サイトテンプレートのスクリプティングに組み込まれ、WEBサマリを配信するための命令として使用される。
【0069】
ナビゲーション層73が提供され、ギャザラ67に対し、外部サイトナビゲーションとデータ収集の機能を実施するように構成される。この目的のために、通信インタフェース/ブラウザ制御モジュール85が提供され、WEBデータを含んでいるWEBサイトにアクセスするために、WEBブラウザとして機能するように構成される。制御85は、知識ワーカによって創出されたスクリプトされたテンプレートから命令を受信する。
【0070】
パーシングエンジン87が提供され、スクリプティングモジュール79を介して創出されたテンプレートに従って、個々のWEBサイトをパースするように構成される。パーシングエンジン87は、Perlエンジン、IE HTMLエンジン、または知られているパーシングエンジンのいずれかあるいは組合わせとすることが可能である。テンプレート(図示せず)は、制御85とパーシングエンジン87に、望ましいデータにアクセスするために、行くべき場所と、宛先サイトにおいて探すべきフィールドを知らせる。データフィールドが特定された後は、パーシングエンジン87は、適切なフィールドにおいて現在のデータを収集し、データの変換、圧縮、および記憶など、さらに処理するために、そのデータをサービスに返還する。
【0071】
WEBサイトは、サイトをセットアップする際に、一貫した論理を使用するツールを使用するので、この論理は、制御83とパーシングエンジン87に命令するために、要約サービスによって使用することが可能である。本発明者は、本明細書において、amazon(商標).comにナビゲートし、そこからデータを収集(garnish)するために、例示的なスクリプト論理を提供する。ナビゲーションに必要なハイパーリンクおよび/または実際のURLは、図示していないが、テンプレートスクリプトに含まれることを想定することが可能である。この例では、この場合Active X(商標)規約である、オブジェクトホルダとオブジェクトコンテナに名前付けするために、スクリプトでは、会社名Yodlee(本発明者には知られている)を使用する。他の実施形態では、Java(登録商標)のスクリプトまたは他のオブジェクト連結制御を使用することが可能である。スクリプトテンプレート論理の例は、以下のとおりである。
#サイト amazon.orders.xは、Amazonからのオーダ状況を示す。
【表1】
【0072】
上記の例は、Amazon(商標).comにナビゲートし、そこからデータ、特に、ユーザの現在のオーダ状況を反映するデータを獲得するように、制御85とパーサ87に命令するスクリプトである。また、スクリプトは、あらゆるサイトから利用可能であるあらゆるタイプのテキスト情報を実際に獲得するように、書くことも可能である。例えば、ユーザは、New York Timesの見出し、上位10社の業績株、サンフランシスコからニューヨークまでの飛行の比較リストなどを獲得することを望むことが可能である。一実施形態では、メタデータは、1つのテンプレートについて多くのスクリプトがある場合に複雑さを低減するために、実際のスクリプト言語に関連付け、かつ、そのかわりに使用することが可能である。
【0073】
データ処理層75が提供され、企業規則およびクライアントの指示に従って、返還されたデータを記憶、処理、およびユーザに提示するように構成される。データベースインタフェースモジュール89が提供され、サマリデータ、テンプレート、提示指示などを記憶および取り出すために、図1のリポジトリ29など大容量リポジトリに、ギャザラ67のためのアクセスを提供するように構成される。また、ギャザラエージェント67は、インタフェース89を通して、プロファイル情報、ユーザアカウントとURLの情報、および記憶されたサイト論理など、データにアクセスすることが可能である。WEBからスキャンしたデータは、標準フォーマットで、リポジトリ29などのデータベースに記憶されるか、または、他の接続された記憶装置設備に記憶される。すべての記憶されたデータは、当然、それを要求した個人、または企業の指示に従って、そのデータが利用可能となる個人に関連付けられる。
【0074】
要約ページモジュール91が提供され、WEBサマリページを組織し、それをユーザに供給するように構成される。モジュール91は、いくつかの実施形態では、ユーザにWEBサマリを直接プッシュすることが可能であるか、または、モジュール91は、ユーザがプル方法を介してアクセスするように、そのような要約されたページを記憶することが可能である。この場合、通知をユーザに送信して、サマリページが利用可能であることをユーザに知らせることが可能である。要約モジュール91は、WEBページの表示のために、データをHTMLフォーマットにフォーマットすることができる、HTMLレンダラを含む。このようにして、電子メールのメッセージなどは、ユーザの要約ページ上に、HTMLテキストとして提示することが可能である。さらに、あらゆるサイトからのあらゆるサマリデータは、そのサイトへの埋め込まれたハイパーリンクを含むことが可能である。このようにして、電子メールテキストをHTMLで見るユーザは、その上をクリックして、適切な電子メールプログラムを開始することが可能である。他のサイトは、デフォルトによって、サマリページを通してリンクされる。
【0075】
多くのユーザは、上述したように、WEBページを通して、自分のサマリデータにアクセスするが、これは、本発明を実施するためには、必要でない。いくつかの実施形態では、ユーザは、フォーマットし、かつ、パームトップまたはおそらくは携帯電話など、様々なインターネット可能な機器の1つに送信されたサマリ情報を望む。このために、レンダラは、サマリデータを代替装置に特有ないくつかのフォーマットにフォーマットして、それを提示することができる。様々な知られているフォーマットの例には、XML、プレーンテキスト、VoxML、HDML、音声、ビデオなどが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0076】
本発明の好ましい実施形態では、ギャザラ67は、企業規則、クライアントの指示、またはその2つの組合わせに従って、作用することが可能であるように、適応性がある。例えば、ユーザが、定期的に実行され、HTMLの形態で提示されるユーザもしくは加入したWEBページに関するサマリデータを要求した場合、ギャザラ67は、指示を形成するために、要求された内部情報とユーザが提供した情報とに自動的にアクセスして、それを分析する。スクリプティングモジュール79を使用して、知識ワーカは、サイト論理、ユーザ入力、および知られている情報に従って、「行くべきところ」と「獲得すべきもの」の情報を含むテンプレート(1つがそのサイトに対してまだ創出されていない場合)を提供する。
【0077】
代替として、ユーザが、おそらくは、自分のモーゲージサイトにおける現在の金利および再融資コストなど、自分のサイトの1つの上のデータに関するサマリを要求した場合、サービスは、それ自体の裁量で、比較のために、代替モーゲージサイトから、追加の要求されていないサマリを提供することが可能である。このタイプの要約は、ユーザのプロファイル情報に基づいて、ユーザのポジションを向上させるように設計される。この場合、最新の金利、株の業績、車の価格、航空チケットの割引きなどに関する更新されたデータは、比較のために、サービスによって記憶される。サマリに対するユーザの要求が、ユーザにとってなんらかの利点について、同等であるかまたはより良いことがあり得る場合、そのようなサマリデータは、含むことが可能である。
【0078】
多くの場合、創出されたテンプレートは、WEBサイトが、そのサイト論理パラメータを変更しない場合、再使用することが可能であり、この場合、新しい論理は、アクセスされなければならず、あらゆる既存のテンプレートは、更新されなければならず、または、このサイトに対して、新しいテンプレートを創出することが可能である。テンプレートは、サイトから獲得され、かつ、知識ワーカによって記憶されたサイトに特有のスクリプトを含む。一実施形態では、WEBページをホストする会社は、サービスとWEBのホストとの間の合意によって、サイト論理とあらゆる論理の更新を、サービスに自動的に提供する。
【0079】
代替実施形態では、ギャザラ67は、ユーザのPC上にインストールされたクライアントアプリケーションとして実装することが可能である。この実施形態では、ユーザは、ログインコードまたはパスワードコードを供給する必要はない。要約スクリプトをクライアントソフトウェアに送信することが可能であり、暗号化され、かつ、ユーザのマシン上に局所的に記憶されたログインおよびパスワードの情報を使用して、適切なスクリプトで、テンプレートを自動的に創出することが可能である。
【0080】
WEBサマリ情報を提供する他に、ギャザラ67は、新しいサイトへの自動的な登録などを提供するために、および、既存のサイトへの古い登録情報を更新するために、使用することも可能である。例えば、ユーザが新しいサイトに加入または登録することを望む場合、ユーザに関する情報が変更されていない限り、サイトの識別のみが、ユーザから要求される。新しいパスワードなどが要求された場合、ギャザラ67は、ユーザによって提供された代替コードのリストから、制御モジュール73を通して、ログインコードまたはパスワードコードを提示することが可能である。他の実施形態では、1つのパスワードがサイトによって受容されるまで、様々なパスワードを試みるために、ギャザラ67が、豊富なパスワードのオプションを含んでいるデータベース(図示せず)にアクセスすることが可能である。パスワードコードまたはログインコードが受容された後は、それをユーザに送信し、ユーザのパスワードリストに、ネットワークレベルで記憶することが可能である。
【0081】
当業者には、ギャザラ67などのソフトウェアプリケーションは、データネットワークにおいて接続された多くの別々の位置に実装することが可能であることが明らかであろう。例えば、複数のギャザラアプリケーションは、1つまたは複数の大容量リポジトリに連結された多くの別々のサーバ上に分散させることが可能である。クライアントアプリケーションは、サービスに通信するためのWEBブラウザプラグインを含むが、これに限定されるものではない。自動ログインとデータアクセスが、依然としてユーザに対し透過的に実施することが可能であるように、プラグインの拡張をプロキシサーバに供給することが可能である。
【0082】
他の実施形態では、ギャザラ67と通信することを可能にするプラグインを提供し、かつ、他のネットワーク装置上で走るように構成することが可能であり、これは、そのような装置が、デスクトップコンピュータを必要とせずに、要求を開始し、応答を獲得することを可能にすることを目的とする。
【0083】
ほとんどの実施形態では、デスクトップPCを操作するユーザは、自分が加入したWEBサイトのいくつかまたはすべてに関係付けられたサマリを一回または定期的にオーダする。例示的な要求/応答対話の論理フローを以下で提供する。
【0084】
図5は、ユーザが確定したモードで動作する図4のソフトウェアエージェントによって実施される例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。ステップ93において、ユーザは、サマリに対する新しい要求を開始した(サマリオーダ)。議論のために、ステップ93の要求は、テンプレートが創出されていないサイトを含むことが想定されている。ステップ95において、要求が受信され、分析される。知識ワーカは、このステップを実施する可能性がある。新しい要求を、ユーザのポータルホームページに提示し、直接ギャザラ67に送信し、または、電子メールまたは他の媒体を通して、サービスに通信することが可能である。
【0085】
ステップ97において、知識ワーカは、要求URLに関連付けられた特定のサイト論理にアクセスする。例えば、要求が複数のURLを含む場合、それらのURLに対するすべてのサイト論理にアクセスする。それらが、ユーザが特定のURLに登録するときに獲得された場合、または、登録直後にWEBサイトのホストによって送信された場合、論理は、図1のリポジトリ29などのリポジトリにおいて、利用可能である可能性がある。完全に新しいURLである場合、論理をサイトから獲得しなければならない。しかし、ほとんどの場合、論理は、共通のURLにアクセスする複数のユーザによって知られることになる。したがって、論理/ユーザ関連付けのデータベースにおけるクロスリンキングは、一特定のユーザにとって新しいが、他のユーザにとっては新しくない、サイトの論理にアクセスするように実施することが可能である。
【0086】
ステップ99において、知識ワーカは、すべてのサイト論理、URL、ログインとパスワードの情報、およびユーザ要求情報を含んでいるスクリプティングモジュール79(図4)によって、テンプレートを創出する。以前に記述したように、テンプレートは、同じ要求に対して、再使用することが可能である。ほとんどの場合、スクリプティングは、知識ワーカによって実施される最小限の手作業入力で、ほとんど自動化することが可能である。多くの場合、既存のテンプレートは、新しい要求に厳密に整合し、再使用することが可能である。その場合、ステップ97、99、および101は必要とされない。
【0087】
ステップ101において、テンプレートは記憶され、要求するユーザに関連付けられる。記憶されたテンプレートは、この段階で、サマリの収集を実施するために、スケジュールされた時間に取り出すことが可能である。ステップ103において、図4のモジュール85などのブラウザ制御は、記憶されたテンプレートにアクセスし、かつ、サマリデータを収集するために、指定されたURLにナビゲートするように起動される。タイミング機能が、ステップ101において記憶されたテンプレートに起因する場合、テンプレートは、自己実行して、ブラウザ機能を呼び出すことが可能である。他の実施形態では、知識ワーカは、次のタスクのためのテンプレートを獲得するように、ブラウザ制御に通知することが可能である。いくつかの実施形態では、以前に記述したように、1つのテンプレートで、複数の制御を使用することが可能である。
【0088】
ステップ105において、必要な場合、各指定されたURLへのアクセスを獲得するために、自動的なログインが実施される。ステップ107において、指定されたWEBページがナビゲートされ、かつ、テンプレート上の論理に従って、要求されたデータに対してパースされる。パースするWEBページが複数存在する場合、このステップは、ページの数に対して反復される。このプロセスに対し、IE(商標)パーサ、またはPerl(商標)パーサなど、様々なパーシングエンジンを使用することが可能である。要求されたデータのみが、ステップ107において維持される。
【0089】
要求は、即時返還を要求するオンデマンドの要求、または、データを提示(post)することが可能であるスケジュールされた要求とすることが可能である。ステップ109において、そのような論理が、確認される。定期的なスケジュールに従って、データが提示される場合、ステップ197においてパースされたサマリデータは、ステップ111において後に使用するために、記憶される。ステップ113において、サマリデータは、まだフォーマットされていない場合、HTMLとしてレンダリングされ、ステップ115において、サマリWEBページの形態で表示される。サマリページは、ユーザにとって都合のよい時に、ユーザがアクセスするために提示することが可能であるか(プル)、または、WEBページとしてユーザにプッシュされ、かつ、ユーザのPC上に自動的に表示するようにすることが可能である。また、オーダが完了したことをユーザに知らせるために、サマリページが利用可能であるという通知を送信することが可能である。
【0090】
サマリデータが、一度のオンデマンドの要求からのものであり、ユーザによって、すぐに要求される場合、ネットワーク機器およびデータ配信方法(ユーザが構成)が確認され、データは、ステップ117において、配信と表示のために、適切なフォーマットでレンダリングされる。ステップ119において、サマリデータは、プロトコルに従って、ユーザが指定した機器に配信される。ステップ121において、ユーザは、適切なフォーマットで要求した情報を受信する。
【0091】
当業者には、この例で示されたものより多いまたは少ない論理ステップ、ならびに、追加されたサブステップが存在することが可能であることが明らかであろう。例えば、ステップ105は、他の実施形態では、ユーザから暗号キーを獲得するなど、サブステップを含むことが可能である。さらに他の実施形態では、要求の一部は、ステップ113においてHTMLとしてレンダリングすることが可能であり、一方、同じ要求データのなんらかの他の部分は、他のフォーマットでレンダリングして、代替方法を介して配信することが可能である。多くの可能性が存在する。
【0092】
本発明の方法および装置は、ユーザ入力を必要とせずに、サマリをユーザに提示するために使用することが可能である。このようなプロセスの論理について、以下で詳述する。
【0093】
図6は、最小限のユーザ入力またはユーザ入力なしで、ユーザに無関係なスマートモードで、図4のソフトウェアエージェントによって実施される、例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。ステップ117において、企業が起したサマリプロセスが開始される。この場合、企業は、より良い取引きを見つけることについてユーザを補助するか、または、ユーザがまだ加入していない代替ページからのサマリとそのページへのリンクを個人におそらくは提示することが可能である。
【0094】
ステップ119において、ユーザ情報とパラメータを含んでいるデータベースがアクセスされ、レビューされる。ユーザに特有のなんらかの情報が、企業が支援したサマリ報告を開始するために、必要である可能性がある。ステップ121において、知識ワーカは、要約のために、指定された単数または複数の目的サイトに特有のサイト論理にアクセスする。ステップ123において、知識ワーカは、既存のユーザテンプレートを修正するか、または必要であれば、新しいテンプレートを創出する。ステップ125において、テンプレートは、リポジトリ29などのリポジトリに記憶され、ユーザに関連付けられる。
【0095】
図5において説明したように、テンプレートは、時間指定した機能に従って、自己実行し、制御85などブラウザ制御を呼び出すか(図4)、または、タスクの通知の結果として、制御85によってアクセスされる。ステップ127において、ブラウザ制御は、ナビゲーションを開始する。必要であれば、ステップ129において、選択したサイトへのアクセスを獲得するために、自動ログインが実施される。WEBページが、ユーザにとって新しく、ユーザが、そのWEBサイトに登録していない場合、合意または他の規約を通して、そのようなサイトへのアクセスのサービスが提供される。例えば、顧客が、提示されたサマリ情報を好む場合、WEBサイトのホストが、新しい顧客を獲得する可能性を理解すれば、そのような合意を作成することが可能である。多くの他の状況では、クライアントにとって個人的でない一般的な情報を獲得するために、パスワードまたはログイン情報は必要でない。
【0096】
ステップ131において、すべてのサイトは、サマリデータについてパースされ、ステップ133において、標準的な方式で記憶される。ステップ135において、データは収集(compile)され、サマリページ上に提示するために、HTMLとしてレンダリングされる。ステップ137において、データのすべてを含んでいるWEBサマリは、ユーザに利用可能となり、ユーザは、その存在を通知される。
【0097】
ユーザが要求していないなんらかの情報を提供することは、WEB上の現在のビジネスに関するユーザの編成を改良することを補助することが可能である。さらに、要求されていないWEBのサマリは、ユーザのプロファイルにおいて、現在のオプションより良い機会を提供することが可能である。当然、この方式でユーザを補助することは、企業(サービス)が、ユーザのプロファイルと既存のアカウントおよびユーザのリスト上の様々なWEBサイトに関するサービス情報へのアクセスを有することを必要とする。ユーザは、ユーザの個人情報を使用することを禁止することが可能であり、この場合、相対的なモードの代わりに、厳密にオファーモードで実施されない場合、企業が開始したサマリは実施されない。
【0098】
また、方法および装置は、言語とプラットフォームから独立した方式で実施することが可能であり、様々なスケーラブルなサーバアーキテクチャ上で実装することが可能である。
【0099】
超要約報告の提示
本発明の他の態様では、主に独自のソフトウェアを通して、方法が提供され、この場合、サマリ報告は、オーダおよびユーザに対して提示することが可能であり、報告は、計算された解指向の結果を反映する。このタイプの要約は、本発明者によって、超要約と呼ばれるが、その理由は、複数のデータソースにわたる要約だからである。そのような方法について、以下の実施可能にする詳細において、説明する。
【0100】
図7は、本発明の実施形態による、超要約プロセスの概観図である。「超要約」という用語は、超要約は、複数のネットワークソースから取り出されたデータから導出された解指向の結果を報告するために、データを解釈および計算することを含むという点で、この仕様書の上記で教示したサマリプロセスから、本明細書において教示した超要約プロセスを区別するためにも、この実施形態において、本発明者によって使用される。
【0101】
この実施形態では、ポータルステーション151が提供され、上記で列挙した同時係属出願に記述した実施形態によるWEBサマリと提示サービスを実施するために、ソフトウェアおよびハードウェアによって構成される。ステーション151は、ISP、主なインターネットサーバ、または他のネットワークに接続されたサーバあるいはインタフェースステーションとすることが可能である。この例では、ポータルステーション151は、ソースネットワークに連続的に接続され、この実施形態では、インターネットクラウド139によって表されたインターネットのネットワークである。上述したネットワーク接続は、ステーション151からインターネットバックボーン147へのインターネット接続線149によって供給される。インターネットバックボーン147は、グローバルインターネット139を作成するサブネットを含めて、すべての線および接続を表す。
【0102】
ポータルステーション151は、ポータルインタフェース153を維持するための内部に提供された手段を有する。ポータルインタフェース153は、この例では、ファイルサーバインタフェースであるが、他の実施形態では、異なるタイプのネットワークインタフェースハードウェアを代用することが可能である。インタフェース153は、経路161などのインターネット接続上で、示したネットワーク適合PC163などを操作する加入ユーザに、ハイパーテキストトランスファプロトコル(HTTP)ページを提供する。PC163を操作するユーザは、この場合、ダイヤルアップ接続などによって、オンラインし、接続経路161上で、ポータルインタフェース153と通信することが可能である。接続経路161は、通常の電話線、ISDN線、または、ワイヤレス接続を含む他の知られているタイプのインターネット接続リンクとすることが可能である。本明細書では、より一般的な接続方法として、ダイヤルアップ接続のみを示す。
【0103】
データリポジトリ157が、ステーション151内に提供され、ユーザの代わりに、およびユーザに関して、統合されたデータを保管するように構成される。データリポジトリ157は、ポータルインタフェース153をサポートする同じハードウェアの一部とすることが可能であるか、または、データリンクによって接続された別々のハードウェアの実装とすることが可能である。リポジトリ157は、光学記憶装置の形態、または、大量のデジタルデータを記憶するために使用されるあらゆる他の知られている実装とすることが可能である。リポジトリ157は、内部に記憶されたデータまたはメタデータを操作および組織するために必要である可能性がある変更されたデータベースプログラムをサポートすることを想定することが可能である。
【0104】
データ収集サブシステムGSS159が、ステーション151内に提供され、命令された際に、インターネット139など、データパケットネットワークをナビゲートすることができるソフトウェアおよびハードウェアの実装として構成される。GSS159は、同時係属中の特許出願第09/523、598号に記述したように、自動ブラウザ制御/ナビゲーションを表す。GSS159は、上記の図4で説明したナビゲーション層73に類似している。
【0105】
本明細書では、ファイル/データサーバ141〜145によって表した複数のネットワーク接続されたデータソースをインターネット139に示す。サーバ141〜145は、ポータルサーバ151に知られているユーザが加入したサーバである。例えば、サーバ141〜145は、バンキングおよび投資のために、1のユーザ集団WEBサービスを表すことが可能である。そのようなオプションには、バンキング、株取引き、退職アカウントサーバ、保険サーバなどが含まれる。ここでは、サーバ141〜145は、1人のユーザが加入した別々のWEBベースのサービスを表すことが想定され、互いに関係付けられていないことに留意されたい。例えば、PC163などを操作するユーザは、この例では、サーバ141〜145を使用して、オンラインのバンキング、取引き、および投資のすべてを行うことになる。
【0106】
他の実施形態では、サーバ141〜145は、ユーザが頻繁に探訪したオンラインショッピングサービスのすべてを表すことが可能である。サーバ141〜145のすべてが、通常は互いに関係付けられているが、この例では、互いに関係付けられていないということは、以下で示すように、本発明の説明を補助することにのみ役立つ。
【0107】
「Method and Apparatus for Obtaining and Presenting WEB summaries to Users」という名称の同時係属中の特許出願では、通常知識ワーカによって提供されるサイト論理のテンプレートによって、一部、サイトナビゲーション、データのパーシング、ユーザへのデータの返還、または記憶が可能であることが教示されている。この態様は、本明細書では、知識ワーカ(KW)に対して適合されたPC167によって表される。PC167などのステーションから作業するKWは、ユーザによって要求され、サーバ141〜145のいずれか1つまたはすべてに記憶されたデータにナビゲートするために、サイト論理スクリプトを提供する。そのようなスクリプトは、データリンク165上で、GSS159に提供される。リポジトリ157などに記憶されたサマリデータは、ユーザのアクセスのために記憶される。ユーザが、即座のデータ返還を要求するいくつかの場合では、データは、ポータルインタフェース153などに直接送信され、そこで、ユーザは、次いですぐにデータにアクセスすることが可能である。
【0108】
本発明の実施形態によれば、新規なデータベース報告エンジンDBRE155が提供され、ユーザの代わりに、統合されたデータに対し、定式化のプロセスを実施するように構成される。DBRE155は、それ自体がデータベースユーティリティであり、好ましい実施形態では、リポジトリ157のソフトウェア環境の一部である。他の実施形態では、DBRE155は、ポータルインタフェース153のソフトウェア環境の一部とすることが可能である。
【0109】
この実施形態では、DBRE155は、第1「収集エージェント」として作用し、要求時に、ユーザの要求したデータについて、まずリポジトリ157をチェックする。ユーザが登録したWEBベースのサービスのすべてにおける全ユーザトランザクションのユーザ履歴の記録は、リポジトリ157に保有され、DBRE155にアクセス可能であることが好ましい。いくつかの場合では、サーバ141〜145によって表されたようなサービスは、リポジトリ157において獲得して、そこに記憶し、かつ、定期的に更新されることが可能である完全なトランザクションの履歴を提供することが可能である。しかし、いくつかの場合では、そのようなサービスは、ユーザの履歴の記録を保持しない可能性がある。この場合、自分のポータルインタフェース153を通してそのようなサービスにアクセスするユーザは、正規の時間コース上で、各トランザクションを追跡することが可能であり、それが、リポジトリ157に保有されるそのサービスにおけるトランザクションの履歴の記録となる。
【0110】
サーバ141〜145の場合では、各々は、1人のユーザに接続された金融ポートフォリオデータのなんらかの形態を含む。例えば、サーバ141は、ユーザが預金口座を有するバンキングサービスを表すことが可能である。サーバ142は、ユーザが当座預金口座を有するバンキングサービスを表すことが可能である。サーバ143は、目まぐるしく変化している投資のポートフォリオと、特定のユーザの損失を保有しているオンライン投資会社を表すことが可能である。サーバ144は、ユーザが個々の個人退職金積立勘定(IRA)を有する、バンキング会社を表すことが可能である。サーバ145は、ユーザの資産ポートフォリオに関するデータを保持しているモーゲージ会社を表すことが可能である。各サイトは、おそらく、現在の口座状況の情報と、特定のユーザによって実施されたトランザクションの金融履歴を保持する。
【0111】
例示のために、1人のユーザに特有のすべての金融データが、サーバ141〜145によって提供されるか、またはサーバ141〜145から獲得され、データリポジトリ157に統合され、定期的に更新されると仮定する。PC163を操作するユーザは、インターネット接続161によって、ポータルインタフェース153にアクセスし、複数のサーバ141〜145にわたって、データのいくつかまたはすべてを含む特定の結果を要求することが可能である。一例は、ユーザが開始したコマンド「現在の純資産を計算する」である。結果的な超要約された報告は、ユーザに、ユーザの問合せに応答するプロセスで分析されたすべての金融データソース(サーバ141〜145)から、すべての金融データを有するユーザの計算された純資産を通知する。
【0112】
この場合、DBRE155は、すでにリポジトリ157に統合されているデータのみを使用する。したがって、集合体に保持されているデータが、最新のものであり、ユーザの要求を満たすのに十分である場合、GSS159がユーザの代わりにナビゲートすることは、特に必要でない。しかし、上記の例で記述したようなユーザの特定の要求が、サーバ141〜145の1つまたは複数にナビゲートすることを要求する場合、GSS159は、KW167によって提供されたサイト論理を使用して、各要求されたサイトにナビゲートし、要求されたデータを取り出す。要求されたデータがリポジトリ157に統合された後は、DBRE155は、統合されたデータを分析して、ユーザの要求に基づいて、統合されたデータから、正確な報告を生成することが可能である。
【0113】
当業者には、リポジトリ157のユーザ側の上にDBRE155など独自のエンジンを提供することにより、個々のサイトナビゲーションによって要求された精密な帯域幅のリソースと、ユーザのよってオーダされたデータの返還を省略されることが明らかであろう。追加された記憶空間が、ユーザの代わりに複数のWEBサービスから完全な活動履歴を記憶するために、リポジトリ157において必要である。しかし、そのようなリソースを追加し、帯域幅を省略することは、データを圧縮し、アーカイブするために当技術分野で知られている多くの技術を考慮した、知的実装を表す。DBRE155の機能に関するより詳細については、以下で示す。
【0114】
図8は、本発明の実施形態による、図7のDBRE155の追加の詳細、構成要素、および機能を示すブロック図である。DBRE155は、ユーザに提示するために、データを獲得、分析、および準備することができる機能インタフェースである。したがって、ある要求された機能を実施する役割を担うある2次的モジュールを含む。例えば、制御論理モジュール171が、DBRE155の一部として提供され、ユーザの要求をパースおよび確認し、ならびに、ユーザが選択した提示フォーマットが利用可能であり、かつ、ユーザが要求したデータの結果のタイプに適切であることを保証するように構成される。そのようなオプションは、双方向通信を表す二重矢印によって、制御モジュール171に接続されて示されているオプションデータベース173に含まれる。
【0115】
オプションデータベース173は、本明細書で示したように、DBRE15の一部、または、リポジトリ157の一部で、かつDBRE155にアクセス可能とすることが可能である。オプションデータベース173などそれ自体のデータベースを保有しているDBRE155、および複数のアカウントにわたるユーザの履歴を含んでいる以前に記述したデータベースの場合、DBRE155は、すべての要求されたデータを保持するのに十分な記憶メモリを有するマシンに存在する。そのようなマシンは、プロセッサ/サーバとすることができる。他の実施形態では、すべての記憶されたデータは、リポジトリ157に保持される。
【0116】
また、DBRE155は、ランタイムエンジン177を有する。これは、ユーザの要求に基づいて、ユーザに対し、特定のデータの結果または解を形成するために、データ分析と計算を実施する。エンジン177は、すべての計算ツールと、かなり変動することがある目標を実施するために必要なシステムの知識にアクセスする。知識ベース(図示せず)は、構成モデルの分野で一般に知られているように、エンジン177のための知能ソースとして使用することが可能である。
【0117】
エンジン177は、統計学的分析、合計、平均などを含む、広範な数学関数を実施する。一実施形態では、より複雑な計算を実施するために、代数、幾何、および三角法の関数も提供される。しかし、ほとんどの場合、ユーザの要求は、平均、合計、可能性の予測、割合の導出などに対し、より適合される。例えば、複数のバンクのバランスを合計することは、共通したタスクである。複数のオンラインショッピングサービスにわたるオンライン支出傾向を分析することは、共通したタスクの他の例である。より複雑な報告は、ショッピングの傾向を収入の可能性と比較して、必要な商品を犠牲せずに、比率を向上させるように、提案された方式と共に、比率の数値を生成することが可能である。多くの可能性が存在する。
【0118】
グラフィックユーザインタフェース(GUI)モジュール181が、DBRE155内に提供され、要求されたフォーマットと要求されているディスプレイのタイプに従って、データを準備するように構成される。GUIモジュール181は、提示オプションが、オプションデータベース173から選択されたという知識と、報告を受信する特定の装置またはステーションのパラメータ(ハードウェアおよびソフトウェアのプラットフォーム)の知識とを有する。報告は、発信装置に再度向けられる必要はない。いくつかの実施形態では、ユーザは、様々な媒体上で、超要約報告を代替受信装置に向けることが可能である。これは、当然、受信装置およびデータネットワークが、システムに知られていることを想定している。
【0119】
本発明を実施する際に、ユーザは、自分のブラウザインタフェースなどから、入力と名称付けした矢印として本明細書で示した、事前に構成したリクエスト169に対する要求を開始する。リクエスト169は、制御論理モジュール171において、意味についてパースされる。情報の損失または利用可能でないオプションの選択など、当初のリクエスト169にエラーが検出された場合、エラー報告と名称付けした矢印によって示したように、エラーの報告が、すぐにユーザに送り返される。制御論理モジュール171は、利用可能でないオプションが選択されたかを判定するために、オプションデータベース173をチェックし、エラーの報告と共に、代替の利用可能なオプションを再度提示することが可能である。
【0120】
モジュール171が、要求を確認し、かつ、提示オプションを確認した後は、有効な結果の定式化を可能にするのに、十分な現在のデータが内部に記憶されているかを調べるために、図7のリポジトリ157などのクライアント側の上にあるガード(GI)175にアクセスする。データベースとの対話によって図1のリポジトリ157から獲得されたデータは、ガード175に含まれ、処理のためにエンジン177に渡される。しかし、データの必要な部分が、リポジトリ155から損失している場合、要求されたデータを取り出すために、図7のGSSを呼び出すことが可能である。この場合、エラーメッセージがユーザに送り返され、ユーザに、要求したデータの部分のために、ナビゲートする必要があることを通知する。
【0121】
要求された報告を変換するために必要なすべてのデータは、ランタイムエンジン177に集められる。すべての適切な計算が実施され、未加工のデータ結果177として本明細書で示した結果的なデータが、GUIモジュール181に渡される。次いで、GUIモジュール181は、出力と名称付けした矢印として本明細書で示したユーザに提示するための結果的なデータを準備する。
【0122】
上述したように、報告は、テキストおよびグラフィック要素も同様に含めて、非常に簡単または非常に複雑とすることが可能である。一実施形態では、含まれているデータに関して実施されたプロセスステップのすべては、分割して、最終結果と共に、ユーザに報告することが可能である。提示オプションは、スプレッドシート、グラフ、テキスト報告、パイチャートなどを含むことが可能である。
【0123】
上記に示した例では、DBRE155は、協働するサブモジュールに分割することが可能である多機能モジュールである。しかし、これは、本発明を実施するためには必要でない。当業者なら、同じ機能を達成するために使用することが可能であるモジュールと分布経路の他のオーダが存在することを理解するであろう。例えば、DBRE155(図7)は、統合されたデータから収集するために改良する代わりに、GSS159(図7)と直接インタフェースすることが可能である。この場合、GSS159は、まず、リポジトリ157をチェックして、その後、ナビゲーションが必要であるかを判定する。他の実施形態では、集合体のすべてのデータが最新であることを保証するために、デフォルトによって、ナビゲーションが必要である可能性がある。多くの可能性が存在する。
【0124】
図9は、本発明の実施形態による、超要約報告の開始から終了までの、論理的なユーザとシステムステップを示すプロセスの流れ図である。ステップ183において、ユーザは、ブラウザ/ポータルインタフェースを使用して、図7のPC163などから、超要約報告の要求を開始する。要求は、1年の期間にわたる、すべての自分の利息産出アカウントからの全利子所得を合計し、月ごとの平均を返還することが可能である。好ましい実施形態では、そのような要求は、ポータルソフトウェアによって理解される「自然言語」で作成することが可能である。
【0125】
ステップ185において、制御論理は、当初の要求の実現可能性を登録および確認する。このステップは、要求をパースする、提示オプションを確認する、提示配信パラメータを確認する(ソフトウェア、ハードウェア、媒体)などを含む。要求がアクションについて承認された後は、データギャザラは、ステップ187において、要求されたデータについて、リポジトリ157(図7)内など、データベースにアクセスする。そのようなギャザラは、本発明者によってボットと呼ばれ、図8に示したDBRE155の一部、または図7のGSS159の一部とすることが可能である。
【0126】
ステップ189において、要求を完成するために統合された利用可能なデータが十分あるかについて判定する。判定が是である場合、要求されたデータは、ステップ191において、データベース(DB)から抽出される。ステップ193において、抽出されたデータは、ユーザの要求を完成するツールに従って、処理される。これは、解指向の結果である。処理のテキストレコードも、要求されれば、ユーザに送ることが可能である。このようにして、ユーザは、解指向の結果に到達するために取られた、いくつかのステップをレビューすることが可能である。
【0127】
ステップ193において、図8のGUIモジュール181などにおいて、ユーザが要求した提示オプションに従って、未加工の結果データが準備される。提示オプションは、ユーザのポータルホームページ上に現れる簡単なテキストの結果からなることが可能である。一実施形態では、タイムチャート、チャートを説明するテキストパラグラフ、および結果の値を反映する表など、同じ結果の変更バージョンを表示する別のWEBページを構築することが可能である。平均金利を扱う超要約は、上記の例で説明したように、様々な方式で提示することが可能である。例えば、各アカウントおよび個々の結果をリストし、特定の時間スパンにわたる合計された結果が続き、より短い時間の増分にわたる平均数値が続くことが可能である。適切なソフトウェアコンテナが、対話の両端においてサポートされる限り、提示の可能性に制限はない。ほとんどの場合、完全な対話機能をサポートするブラウザインタフェースが使用される。ステップ197において、準備されたGUIデータは、接続161などインターネット接続上で、図7のPC163を動作しているユーザなど、要求しているユーザに送信される。ここで、再び、多くの装置が、図8のDBRE155とのインタフェースを実施し、かつ、結果のデータを受信することができることに留意されたい。システムに対して変更した装置をうまく構成することは、提供されたネットワークとデータインタフェースに依存する。
【0128】
ステップ189において、まだ集合体に要求を完了するのに十分なデータまたは適切な種類のデータが存在しないと判定される場合、要求は、ステップ199において、図7のGSS159など、GSSに渡される。一実施形態では、収集は、すでに説明したように、GSS159のみの役割である。ステップ201において、サイト論理のテンプレートが、図7のPC167などのPCを操作するKWなどから獲得される。要求されたナビゲーションのテンプレートが、以前に使用したテンプレートと同じである場合、そのようなテンプレートは、接続されたデータストアから獲得することが可能である。
【0129】
ステップ203において、図8のGSS159などのGSSは、要求しているユーザの代わりに、統合されたデータストアを完成するために、要求されたWEBサイトにナビゲートし、かつ、そこからデータを抽出する。ステップ205において、データは、リポジトリ157などにおける目的のために割り当てられたデータベースの集合体内に渡される。要求されたデータのすべてが、ステップ205において統合された後、ステップ191から197が反復される。
【0130】
当業者には、上述したプロセスステップが、ほとんど自動化されたまたは完全に自動化されたプロセスを表すことが明らかであろう。さらに、ステップ189において、データが不十分である場合に、ユーザ通知ステップを追加するなど、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、他のサブルーチンが存在することが可能である。
【0131】
また、当業者には、本明細書で記述したようなプロセスルーチンは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、代替動作環境に従って、変更することが可能であることが明らかであろう。例えば、ユーザが、データセンタネットワークインタフェースなどを通して、ワイヤレス装置からインタフェースしている場合、追加されたステップは、データを異なるネットワーク上で理解されるフォーマットに変換するために、必要である可能性がある。多くの多様な応用分野が存在する。
【0132】
図10は、本発明の実施形態による、ユーザのブラウザインタフェースにおけるディスプレイ上の超要約された報告209の実際のスクリーンショット207を表す図である。本発明のより一般的な実装では、ユーザは、共通のブラウザインタフェースを使用することによって、ポータルサーバなどとインタフェースし、その多くのブランドは、当技術分野では知られており、容易に利用可能である。この特定の例では、Internet Explorer(商標)(IE)として知られているMicrosoft(商標)のブラウザアプリケーションを使用する。しかし、本発明のシステムは、データパケットネットワークをナビゲートすることができる、あらゆるソフトウェアで機能する。
【0133】
サマリ報告209は、組織名が完備している、個々のバンク、投資、およびアカウントのリストからなる。バンクアカウントとストックアカウントの両方について個々に報告された情報のサマリは、各グループリストの下に見られる。報告209は、多くの図による可能性と提示方法のかなり簡単化した例である。要求の複雑さに応じて、超要約された報告は、事実上あらゆるタイプの提示媒体を獲得することが可能である。いくつかの例には、Gantチャート、時間グラフ、パイチャート、フローチャート、テキストサマリなどが含まれるが、本発明は、これらに限定されるものではない。他の実施形態では、要約された報告は、同じデータを様々な方式で見るために、または提示された結果からさらに結果を計算さえするために、対話式オプションを含むことが可能である。ユーザは、強力なPC上にインストールされた完全に機能的なブラウザアプリケーションを通して、本発明のシステムとのインタフェースを達成するとき、多くのオプションを有する。個人用携帯情報端末、携帯電話など、他の装置を通したインタフェースは、明らかに、提示オプションを制限するが、インタフェースのために、そのような装置を使用することは可能であり、いくつかの状況では、好ましい可能性がある。そのような状況は、ビジネス会議、インタビュー、および、ユーザがいくつかのサマリデータにアクセスする必要がある可能性があるが、自分のパーソナルコンピュータステーションにアクセスする必要はない他の状況とすることが可能である。さらに、そのようなデータは、予めオーダし、自分のパーソナルコンピュータ以外の場所に送信することが可能である。電話ネットワークへの適切なインタフェースにより、そのような情報は、ユーザによって指示された場合、会議の場所へファックスする、関係者の電子メールアドレスに電子メールを送ることなどが可能である。多くの多様な応用分野が存在し、その多くについては、すでに記述されている。
【0134】
個別化した提案
本発明の他の態様では、複数のユーザサイトからデータを収集し、そのデータを使用して、差し迫ったユーザの活動に関する知的提案をユーザに提供するための手段が提供される。そのような手段について、以下の実施可能にする詳細において説明する。
【0135】
図11は、本発明の実施形態による、個別化した提案システムの概観図である。好ましい実施形態では、提案システムが提供され、ユーザが開始した購入および他のオンライン活動に関する助言を提供するように構成される。そのような提案システムは、関係するドキュメントのセクションにおいて相互参照した際に記述した相互に関係した特許出願に関して記述したアーキテクチャおよびソフトウェア環境と統合される。したがって、本明細書で記述したいくつかの構成要素は、以前に記述した構成要素に類似しているが、新しい要素の番号を与えることが可能である。
【0136】
この例では、この場合よく知られているインターネットであるワイドエリアネットワーク(WAN)211が、好ましくは連続的なインターネット接続経路231によって、ポータルステーション213に接続される。接続経路231は、以下でさらに説明するように、システムの構成要素によって、ユーザの代わりに、自動的にデータを収集することを可能にするように構成される。接続経路231は、グローバルインターネット211を作成する線と相互接続のすべてを表す、インターネットバックボーン215に接続される。ファイルサーバ217、219、および221が、バックボーン215に接続されているのが示されている。サーバ217〜221は、本発明を実施するユーザが加入しているWEBサービスを表す。そのようなサービスは、旅行サービス、バンキングサービス、ショッピングサービスなどを表すことが可能である。
【0137】
インターネット211は、本発明の精神および範囲を逸脱せずに、法人または私的なWANなど、他のタイプのWANとすることが可能である。本発明者は、提供された広範な公的アクセスの利用可能性のみのために、本明細書では、インターネット211を示すことを選択する。
【0138】
インターネットポータルステーション213は、上記で列挙した相互に関係した特許出願において記述したように、WEBを基本とするデータ収集とサマリの返還を可能にするすべての設備と構成要素を備える。したがって、ステーション213は、独立型のセンタとして、またはインターネット211に分散して、ISPの位置において実装することが可能である。この特定の例では、ステーション213は、様々なWEB収集サービスを提供する会社によってホストされた独立型のセンタであると想定することができる。
【0139】
ポータルインタフェース223が、ポータルステーション213内に提供され、本発明のサービスに加入するユーザへのインタフェースとして構成される。インタフェース223は、好ましい実施形態では、ユーザが、自分の登録したサイトで、ビジネスをオンラインで実施するためのポータルおよびタスクのインタフェースとして構成されたファイルサーバである。大容量記憶データリポジトリ227が、ポータルステーション213内に提供され、サービスに加入するユーザに関するデータと、サーバ217〜211によって表されたユーザが頻繁に探訪するWEBサービスから獲得された統合された情報を備えるデータとを記憶する。このデータは、インターネット211を通して、アクセス可能である。
【0140】
リポジトリ227は、要求されたデータを記憶し、かつ、企業規則に従って、そのようなデータにアクセスして操作するために、適切なデータベースソフトウェアを通してインタフェースを提供することができる、任意の形態のオンラインまたはオフラインの設備とすることが可能である。例えば、登録したWEBサービスのリストを含んでいるユーザのプロファイル情報が提供され、「Method and Apparatus for Providing and Maintaining a User−Interactive Portal System Accessible via Internet or other Switched−Packet−Network」という名称の出願第09/208、740号に関して記述したように、リポジトリ227に記憶される。ユーザのプロファイル情報の他に、ユーザサービスから収集されたデータが、ユーザの代わりに統合され、ユーザの指示に基づいて、記憶される。そのようなデータは、そのようなユーザが加入した様々なWEBサイトから獲得される。
【0141】
例示的なユーザは、本明細書では要素番号233で名称付けしたPCアイコンとして示され、インターネットアクセス経路239上で、ポータルインタフェース223との接続を確立する。アクセス経路239は、モデム/ダイアルアップ接続を有するような、通常の電話線とすることが可能である。他の実施形態では、ISDN線、ケーブル/モデム接続、またはワイヤレスの接続を使用することが可能である。ユーザ233は、自分のブラウザインタフェースを使用して、ポータルステーション213によってサポートされるポータルシステムと対話する。次に、ポータルインタフェース223は、プロキシ(システムの構成要素)によって、インタフェース223を通して、直接および自動的にブラウジングするように構成されたインターネット接続経路226を有する。
【0142】
この実施形態では、ユーザが、知的購入または差し迫った活動に関する他のタイプの提案を獲得することを可能にするサービスの改良は、提案エンジン225(主にソフトウェア構成要素)と、ポータルステーション213内に提供された収集サブシステム(GSS)229とを含むことによって本明細書では示される。GSS229は、システムのアーキテクチャによって、ユーザが頻繁に探訪したサイトにナビゲートし、かつ、個々のユーザに関連付けられたリポジトリ227に統合し、最終的に要求しているユーザに提示するために、様々なWEBサイトからデータを獲得するように構成された、ソフトウェア構成要素のシステムである。GSS229は、図7のGSS159に類似しており、自動ブラウザ制御と、本発明者によってボットと呼ばれ、他の機能の中でも、WEBサイトからのデータをパースし、それを獲得することができる、ソフトウェアエージェントなどを含む。GSS229を実装するために使用されるハードウェアに関する開示は、「scalable Architecture for Distributed Job Processing」という名称の、相互に関係した明細書第09/362、914号において利用可能である。
【0143】
要素番号235と名称付けした本明細書でPCアイコンとして示した知識ワーカ(KW)は、ナビゲーションのために、サイト論理のテンプレートをGSS229に供給する目的で、提供される。KW235は、LANまたはWAN接続とすることが可能であるデータリンク237によってGSS229に接続される。再使用することが可能であるサイト論理のテンプレートは、ユーザのプロファイルデータおよび統合されたデータと共に、リポジトリ227などに記憶される。
【0144】
この例では、ユーザは、WEBサーバ217〜221の1つに関して実行することになる、差し迫った活動に関する決定をすることを望む。そのような活動は、例えば、航空チケットの購入である可能性があり、この場合、サーバ217〜221は、大手航空会社に特有のサイトを含めて、そのようなチケットを購入することが可能である別々の旅行サービスを表す可能性がある。活動が、サービスまたは製品の支払いにクレジットカードを使用することなどを含む場合、サーバ217〜221は、別々のWEBサービスを表し、ユーザ233は、それを通して、アクティブなクレジットアカウントを獲得し、かつ維持する。
【0145】
ユーザの代わりに、エンジン225を通して、システムの提案を開始することが可能である2つの方法が存在する。第1の方法は、ユーザ233など、ユーザによって、自分のブラウザインタフェースを通して開始された問合せを通すものである。第2の方法は、ユーザの活動を監視し、かつ、ユーザの活動の検出に基づいて、提案を自動的に開始する自動的なシステムを含む。
【0146】
まず、上述した第2の方法に注目すると、ユーザ233は、オンラインで、活動的にブラウジングしており、インタフェース223を通して、WEBサービス217〜221のサーバ221に接続されることが想定される。この場合、WEBサーバ217および219は、クレジットカードアカウントサーバとすることが可能であり、サーバ221は、オンラインショッピングサービスとすることが可能である。ユーザ233は、サーバ221に保有されているショッピングのページをブラウジングしながら、クレジットカードですぐに購入するために、項目の上をクリックし、次いで、2つのカード(サーバ217および219)のどちらをサーバ221での購入に使用するかについて、ユーザ233によって決定しなければならない。
【0147】
上記の例では、エンジン225は、ユーザ233のオンライン活動を監視し、したがって、インタフェース223は、差し迫った購入に気付く。この機能は、ポータルステーション213上の任意の場所で実行されるソフトウェアによって提供することが可能であることが明らかであろう。したがって、システムは、ユーザが、任意のWEBページ上で購入リンクを起動したとき、ユーザがブラウジングしていることを認識する。したがって、ユーザが、そのような購入リンクを起動したとき、インタフェース223は、この場合、どのようなカードを支払いに使用するかということになる、提案プロセスを自動的に開始する。
【0148】
購入リンクが、上述したパラメータに従って起動されたと想定すると、次いで、ユーザが購入しようとしているサービスが、クレジットカードを必要とするかを確認するために、インタフェース233が、すぐにリポジトリ227とコンタクトする(括弧形の二重矢印接続によって示した)。そうである場合、インタフェース233は、ユーザが1つまたは複数のカードを通して有する登録したクレジットアカウントサービスを探す。本明細書のサービス217と219の場合のように、2つ以上存在する場合、インタフェース233は、提案エンジン225を起動する(直線の二重矢印接続によって示した)。システムの通知は、提案が準備される間、ユーザに一時的に停止するように要求する音声警報またはスクリーンポップの形態で、ユーザ233に送信することが可能である。また、提案を続行するか否かの選択をユーザ233に提示することも可能である。
【0149】
要求された情報のすべてが、すでに、更新され統合されたデータの形態でリポジトリ227に入力されている場合、提案エンジン225は、単に、リポジトリ227から、要求されたデータを引き出し(直線の二重矢印接続によって示した)、GSS229を起動せずに、提案の報告を収集(compile)することが可能である。要求された情報が、金利、アカウントバランス、カードを反復して使用した累積ボーナスポイント、および、カードの使用を通してユーザの便利さを向上させることにつながる可能性があるあらゆる他の会社の方針情報を含むことが可能である。
【0150】
知的提案を完成するために、サイト217および/または219からデータを獲得するように、ナビゲーションが必要な場合、エンジン225は、データをナビゲートし、かつ更新するコマンドオーダで、GSS229を起動する(括弧形の二重矢印接続によって示した)。特有のデータ要求が、GSS229に供給され、サーバ217および/または219にナビゲートするために使用されるサイト論理のテンプレートの一部となる。そのようなテンプレートは、反復された提案と、サイトへのナビゲーションのために、すでに存在している可能性がある。KW235は、(必要ならば)エンジン225によって供給された情報を組み込んでいる新しいテンプレートを提供することが可能である。ほとんどの場合、プロセスは、完全に自動化することができる。
【0151】
この場合、GSS229は、インターネット接続線231によって、ユーザの233の代わりに、サイト217および/または219にナビゲートし、要求されたデータを獲得する。次いで、GSS229は、データをリポジトリ227に統合し(直線の単一矢印接続によって示した)、比較のために、同じデータを提案エンジン225に渡す。
【0152】
提案エンジン225は、データ処理と比較に必要な要求されたツールのすべてと、ならびに、ユーザ233などのユーザに対する提案報告を準備するためのツールとを有する。エンジン225は、完全な提案をインタフェース223に渡し、このインタフェースは、接続ライン239上で、報告をユーザ233に転送する。そのような報告は、テキストによる報告、音声による報告、図による報告、または、その組合わせとすることが可能である。そのような報告は、目的のWEBページを表示している現在のブラウザウィンドウ、またはサイドバー領域に出現することが可能である。多くの可能性が存在する。本発明者は、全プロセスが、せいぜい数秒しかかからないことを意図し、すでに記録されているデータが、知的提案を提供するのに十分である場合、それをタップすることによってなど、可能である場合、プロセスを合理化する。
【0153】
エンジン225によって作成された提案は、種類が多く、多様な基準に基づくことが可能である。ユーザが、オンラインで品物を購入する場合、システムは、既存のバランス、金利、マイル数などの特典等の基準に基づいて、クレジットカードを提案することが可能である。ユーザが、航空チケットを購入する場合、システムは、ある途中降機点などを回避するために、知られているユーザの好みに基づいて、航空会社を提案することが可能である。非常に多くの可能性が存在する。上記で導入した第1の方法は、ユーザの問合せを通して達成される。この場合、ユーザ233などのユーザは、事前にスケジュールしたビジネス予約のために、航空チケットなどを購入する意図を有する。しかし、ユーザは、取引きを探すために、サーバ217〜221によってこの場合に示された自分の登録旅行サービスをブラウジングすることを望まない。代わりに、ユーザ233が、自分の意図を反映するブラウザインタフェースなどを通して、問合せを入力することが可能である。例えば、問合せインタフェースは、ユーザに対して個別化し、かつ、ユーザがチェックまたはクリックするように、エントリフィールドを含むことが可能である。そのようなフィールドは、航空チケット、行き先、望ましい出発時間、望ましい到着時間などを含むことが可能である。特有の登録サービス(2つ以上)をリストするための追加の入力フィールドが存在することが可能であるか、または、すべてのサービスを含むことが可能である。
【0154】
問合せが提出されたとき、インタフェース223は、以前に説明したように、リストされたサービスについて、リポジトリ227をチェックする。次いで、提案エンジン225が起動され、十分な更新データについて、リポジトリ227をチェックする。知的提案を完成するのに十分なデータが存在する場合、提案エンジン225は、情報を処理して、それをインタフェース223に渡し、このインタフェースは、ナビゲーションを必要とせずに、報告をユーザ233に転送する。しかし、旅行代理店などのサービスは、ほとんど連続的に情報を更新することが知られている。したがって、ナビゲーションは、多くの場合に好ましい可能性が高い。
【0155】
ナビゲーションが準備されている場合、提案エンジン225は、ユーザ233が頻繁に探訪する旅行サービスを表すサイト217、219、および221にナビゲートするというオーダで、GSS229を起動する。GSS229は、接続経路231によって、サイト217、219、および221にナビゲートし、サイト論理とユーザの指示に従って、特定のデータを獲得する。GSS229は、処理ために獲得したデータを提案エンジン225に渡し、それをリポジトリ227に統合する。エンジン225は、獲得したデータに基づいて、報告を生成し、その報告をインタフェース223に提出する。インタフェース223は、接続239上でユーザ233にアクセス可能な報告を作成する。そのような報告は、ユーザのポータルホームページ上に出現することが可能であるか、または、電子メールの形態で、あるいはあらゆる他のサポートされた媒体および形態で、送信することが可能である。この場合、報告は、最適に役立つことができるサービスの識別とURL、利用可能なチケットの価格とパラメータ、選択したサービスが好ましい選択である理由などを含む。
【0156】
本発明の他の実施形態では、提案は、ピギーバック方式でオーダすることが可能である。例えば、ユーザ233などのユーザが、どのサービスを使用すべきかについて、提案を獲得するために、問合せを提出する場合について考える。デフォルトによって、システムは、提案された旅行サービスによって提供されたチケットの支払いをするために、どのカードを使用すべきかに関する第2の提案を提示することが可能である。
【0157】
さらに他の実施形態では、いくつかの提案が、監視を通して、デフォルトによって常に実施され、いくつかが、問合せによってオーダされることが可能であるように、2つの記述した方法を組み合わせることが可能である。例えば、ユーザ233などのユーザは、問合せの方法が、品物を購入するのにどのサービスがより有益であるかなど、提案を獲得することを可能にするように、サービスを構成することが可能である。ユーザが、提案された購入にナビゲートし、それを起動するとき、第2のデフォルト提案が、購入方法をユーザに助言する。多くの可能な組合わせが存在する。
【0158】
提案エンジン225は、知識ベースの使用など、システムのプログラミングによって、その知識を獲得する。なんらかのパラメータを同等とするために、ポイントシステムを使用することが可能である。例えば、クレジットカードに特有の金利は、比較のためのポイントに同等とすることが可能である。他の一定のファクタも、同様に同等とすることが可能である。可変ファクタ(頻繁に変化する可能性があるファクタ)は、合計され、比較され(数学的に可能な場合)、同等とすることが可能である。例えば、3つの別々のクレジットカードが考慮される場合、最低のバランスを有するカードが、1ポイント獲得することが可能であり、一方、最低の金利を有するカードが、1.5ポイントを獲得することが可能である、などである。
【0159】
好ましい実施形態では、なんらかのクレジットカードの購入活動の閾値に関連付けられた特別な取引きまたはプログラム、特定のショッピングサイトに関連付けられたボーナスプログラムなどを有するユーザは、情報を考慮し、提案エンジン225によって組み込むことが可能であるように、そのような個別化した情報をリポジトリ227内へプログラミングすることが可能である。さらに、提案エンジン225は、ユーザの現在の標準的でないデータが、常に考慮されるように、1人のユーザに対して個別化し、定期的に更新することが可能である。この場合、別々の知識ベースリソースを各加入ユーザに提供することが可能である。
【0160】
当業者には、本発明の方法および装置は、ユーザの問合せを通して、デフォルトによって、またはその組合わせによって、達成することが可能であることが明らかであろう。本明細書の範囲の多くと、相互参照セクションにリストしたものは、ユーザの満足度の向上を提供するために、サービスを個別化するのに役立つ。したがって、個別化は、可能である場合、好ましい。
【0161】
図12は、本発明の実施形態による、購入提案エンジン225の構成要素を示すブロック図である。提案エンジン225は、3つの機能ソフトウェア層を備える。これらは、インタフェース層241、データ処理層243、および報告生成層245である。ソフトウェアの実装として、エンジン225は、データを計算および処理するための適切なプロセッサを有するマシン上で、実行される。そのようなマシンは、図11のポータルインタフェース223をサポートするマシンと同じもの、または、クライアントに対する提案データを処理することに専用の別のプロセッサを基本とするマシンとすることが可能である。図11に関して説明したように、提案エンジン225は、プログラミングを通して、可能な限り、各個人に対して個別化される。すなわち、各個人は、個人的な、プロファイリング、統合WEBデータが保有されている、自分のデータベースを有する。各個人のデータは、図11のリポジトリ227などに、集中して記憶される。
【0162】
インタフェース層241は、図11のポータルインタフェース223との入力/出力(I/O)通信能力を提供するポータルインタフェースモジュール247を有する。エンジン225は、I/Oインタフェース247を通して起動することが可能であり、I/Oインタフェース247を通して、完成された提案データを返還する。GSSインタフェースモジュール249が提供され、図11のGSS229とのI/Oデータ通信能力を可能にするように構成される。モジュール249は、提案処理のために十分なデータを返還するように、ナビゲーションが必要である場合において機能する。個別化エージェントモジュール252が提供され、収集エージェントまたは「ボット」をディスパッチするように、GSSインタフェース249を通してコマンドを発行し、クライアントの代わりにナビゲートするように構成される。一実施形態では、個別化エージェント252は、図12のGSS229の一部である。個別化モジュール252を提案エンジン225に統合する利点は、モジュール252が、個別化されたクライアント規則に従って実施するように、ボット(ギャザラ)を個別化するために必要である論理と内蔵知能を含むことである。
【0163】
データベースインタフェースモジュール251が提供され、適切なデータベースソフトウェアを使用して、図11のリポジトリ227とのI/O通信能力を可能にするように構成される。例えば、エンジン225は、あらゆるクライアントの代わりに、記憶された個人情報にアクセスし、同じインタフェースを通して、要求されたデータを受信することが可能である。デフォルト開始モジュール253が提供され、あらゆる加入クライアントの代わりに、監視したWEB活動に基づいて、エンジン225を自動的に開始することを可能にするように構成される。この意味で、モジュール253は、提案返還プロセスを開始するために、要求されたデータを受容する、入力機構である。WEB活動から得られたモジュール253への通知は、エンジン225を起動させ、監視したユーザの代わりに、自動的な提案シーケンスを開始するために、すべての要求されたデータを提供する。
【0164】
インタフェース層241は、上述したように、システムの構成要素の残りに対し、エンジン225のインタフェース能力のすべてを達成する。エンジン225を備える様々なモジュールの管理プログラミングは、ポータルインタフェースモジュール247を通して達成することが可能である。一実施形態では、エンジン225に含まれている様々なモジュールにアクセスし、それをプログラミングするために、別々のプログラミングインタフェースモジュール(図示せず)をアドミニストレータまたは知識ワーカに提供することが可能である。
【0165】
データ処理層243は、提案シーケンスのために、入力と獲得されたデータをうまく処理することを可能にするのに必要なすべてのモジュールを備える。プログラミング可能な規則ライブラリ(データベース)255が提供され、一般的な処理パラメータに関係付けられた企業規則を含むように構成される。そのような規則は、なんらかのクライアントに適用することが可能である、特別な個別化された規則を含むことも可能である。一般的な規則の例は、「可能なときは、常に、二次的な提案を開始する」ことである。そのような規則は、購入提案に自動的な「支払い方法」の提案などが続く状況に適用される。個別化された規則の例は、クライアントXに対して、追加された提案ルーチンとすることが可能であり、この場合、クライアントXが、他のオークションで購入したものと同様の品物に対する平均的な現在の価格に基づいて、クライアントXがオークションで品物に値を付けるたびに、自動的な「ビッドシーリング」が提案される。
【0166】
プログラミング可能な知識ベース257が提供され、エンジン225を使用して、どのようなタイプの一般的な提案が可能であるかに関するシステムの知識を保有するように構成される。例えば、提案の可能性が、航空チケット、車のレンタル、本、映画、ソフトウェア、コンピュータ、株などの知的購入を含む場合、関係する定数およびイクエータが、知識ベース247に含まれる。図11で説明した問合せを基本とする方法では、そのようなオプションは、ユーザが、どのオプションを実施することを望むかをチェックすることが可能であるように、問合せと共に出現することが可能である。
【0167】
ランタイムエンジン259が提供され、ライブラリ255に列挙された規則に従って、獲得し入力されたデータを知識ベース257の一定なデータと同等とするように構成される。一実施形態では、知識ベース257は、特定の知識ベースが、一個人にのみ特有であるように、各クライアントに対して個別化することが可能である。このようにして、特定のクライアントに対して、普通では共通のルーチンでない特別な提案ルーチンを処理することが可能である。
【0168】
未加工データストア261が提供され、完成された提案ルーチンに属するすべての処理されたデータを一時的に記憶するように構成される。データストア261は、未加工データの「チャンク」が、要求しているクライアントに対してタグ付けされるシステムメモリまたはキャッシュを使用する。データのクライアントチャンクは、1つまたは複数の別々の提案ルーチンからなることが可能である。しかし、好ましい実施形態では、単一ユーザの代わりに、第2の提案が完成されるときまでに、当初の提案を表している第1チャンクは、すでに、クライアントに配信され、データストア261からパージされている。
【0169】
個人的なプログラミング可能モジュール263が提供され、クライアントの代わりに、規則ライブラリ255と知識ベース257の個別化を可能にするように構成される。一実施形態では、提案エンジン225が、クライアントの代わりに呼び出されるときは、いつでも、個人的なプログラミング可能モジュール263が起動される。この場合、追加された規則と知識ベースの形態の個別データは、図11のリポジトリ227などに記憶され、(そうでなければ包括的な)規則ライブラリ255と知識ベース257に加えられる。マルチタスク可能な包括的な提案エンジンは、上述した場合に使用することが可能である。
【0170】
他の実施形態では、エージェント263は、個人的な規則とパラメータをライブラリ255と知識ベース257の両方に適用するために、定期的に呼び出され、そのような規則は、要求しているユーザの代わりに適用されたままとなる。この場合、個人的な提案エンジンが創出され、各加入者に対して記憶され、その所有者によってのみ使用されることが可能である。多くの可能性が存在する。
【0171】
生成層245は、ユーザの代わりに、未加工のデータを提示可能なフォーマットと特別な媒体に変換することを扱う。データライタ265が提供され、ユーザまたはシステムに特有のフォーマットに従って、いくつかの場合人間には読めない可能性がある未加工のデータ結果を、読み易い情報に変換または書き直すように構成される。媒体ライブラリ267が提供され、データを提示するための様々な媒体オプションを含むように構成される。1つのオプションは、電子メールとすることが可能である。他のオプションは、ICQ(商標)メッセージとすることが可能である。さらに他の形態は、MPEGまたはWAVのメッセージとすることが可能である。通常のオプションは、テキスト表示のために、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)として、データをユーザの稼動中のWEBブラウザに返還する。
【0172】
アプリケーションモジュール269が提供され、ワードドキュメント、ドロードキュメント、スプレッドシートなど、クライアントによって使用されるデスクトップアプリケーションに、データを挿入するように構成される。このようにして、ユーザ/クライアントは、望ましいフォーマットで、望ましい輸送手段を通して、システムの報告を受信することが可能である。例えば、一連の提案は、計画された休暇旅行のためにオーダすることが可能であり、この場合、空き室の価格、車のレンタル、レストランなどの特定のパラメータが、提案の対象である。そのようなビジネスは、考慮されるための、ユーザのプロファイルに登録されたオンラインWEBページ(URL)を有さなければならない。
【0173】
一実施形態では、ユーザは、後日のために計画したセッションを開始するときに実行されるように、自動的な提案をプログラミングすることが可能である。例えば、ユーザは、スケジュールしたオンラインオークションまたはファッションショーに参加することを計画することが可能であり、この場合、入札または品物を購入するために、ホットボタンが提供される。ユーザが対話するとき、エンジン225は、デフォルトによって動作し、活動に関する提案を提供する。例えば、ユーザが、オークションの品物に入札する場合、他の単数または複数のサイトを通して、その品物または同様の品物の平均的な現在の価格に基づいて、入札の値段を上げ続けるか、または入札を止めるかに関する提案を受信することが可能である。購入ナウボタンに関連付けられた提案は、他のサイトから、競合する価格の情報、品質の比較情報、および、購入するか否かの提案を提供することが可能である。
【0174】
当業者には、エンジン225などの提案エンジンは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、適切なインタフェース能力を有する自己内蔵型モジュール(個々で示したように)、または、複数の分散された構成要素とすることが可能であることが明らかであろう。例えば、層241と243は、単一プロセッサ上で走る一実装の一部とすることが可能であり、一方、層245(報告生成)は、図11のポータルインタフェース223をサポートするマシンにおいて実行することが可能である。多くの可能性が存在する。ランタイムエンジン225は、この実施形態では、共通オブジェクトモデリング(COM)機能で、改良される。このようにして、ユーザフレンドリなプログラミングツールキット(図示せず)は、提案サービスの個人的な態様をセットアップする際に、ユーザまたはクライアントを誘導する命令を備えることが可能である。
【0175】
図13は、本発明の実施形態による、例示的な購入提案プロセスを示すプロセスの流れ図である。ステップ271において、クライアントまたはユーザは、ポータルサービスとのオンライン中に、自分のWEBブラウザから、提案の問合せプロセスを呼び出す。そのような問合せは、ユーザの計画した活動に基づいて、知的提案を提供するために必要なパラメータを、他のシステム構成要素に通知するように設計される。ステップ273において、クライアントまたはユーザは、様々なタイプの提案の可能性を反映している提示されたオプションから選択する。
【0176】
この例では、クライアントまたはユーザは、クライアントが、「知的航空チケット購入」を選択した場合、自分のプロファイル情報が、自分がチケットを購入する旅行サイトの少なくとも2つのURLを含むことになるように、サービスによって要約されたURLを対象にしていたことが想定されている。オプションの範囲は、システムのプログラミングと、ユーザが要約したWEBサービスのみによって限定される。例えば、ユーザが、1つの要約された旅行ページのみを有する場合、サービスが、情報をタップし、広告を通してユーザに供給することが可能であるWEBページのデータベースを維持しない場合、提案を実施することはできない。
【0177】
ユーザが、ステップ273において、提案の問合せを完了した後は、プロファイル情報は、ステップ274において、ユーザのデータプロファイルから抽出される。そのような情報は、要求に関するURLのリスト、ユーザが自分のプロファイル内にプログラミングしたあらゆる特別な規則、および、必要な可能性がある他のデータを含む。ユーザが、提案の問合せを完了し、プロファイルデータが続行をサポートすることを想定して、提案エンジンが、ステップ275において起動される。この場合、ユーザは、購入するために、WEBサイトにナビゲートしていない。ユーザは、個人的なナビゲーションの前に、提案を獲得するために、問合せの方法を使用した。いくつかの場合、ハイパーリンクなどの手段は、ユーザが、提案されたWEBサービスサイトにナビゲートせずに、提案された購入を実施することを可能にするために、提案データを備えることが可能である。
【0178】
本発明の他の実施形態では、ユーザは、ステップ271、273、および274において説明した問合せのプロセスをバイパスすることが可能である。すなわち、ユーザは、ポータルインタフェース233(図11)を通して、自分の要約したWEBサービスにナビゲートして、ステップ272において、探訪したWEBページの1つに含まれているホットボタン(購入ナウリンク)を起動することによって、購入プロセスを開始することが可能である。この場合、図12のエンジン225などの提案エンジンは、ステップ275において、監視プロセスによって、自動的に起動される。そのような監視プロセスは、ユーザのWEBブラウザから、または、以前に記述したように、ポータルインタフェース233から起動することが可能である。そのような監視プロセスは、購入リンク上のユーザのマウスのクリックを認識して、URL、品物の識別、価格、および起動されたホットボタンに関連付けられた他の情報を組み込む。
【0179】
クリック監視技術は、当技術分野では知られており、ダウンロードを完了する際に、ユーザを迅速化または補助するように設計されたダウンロード補助プログラムなどで実施される。ダウンロードの場合、ソフトウェアは、ダウンロードナウリンクを認識するように構成される。この例の場合、プラグインは、購入リンクを認識するように書かれる。本明細書では、ステップ275は、上述した環境の両方における提案エンジンの起動を表すことに留意されたい。ステップ275は、単に図の便宜のために示されている。
【0180】
ステップ277において、提案エンジン225は、図11のリポジトリ227など、統合されたデータを保有しているデータベースをチェックする。エンジン225は、問合せ、および問合せの方法の場合はプロファイル情報に整合または関係付けられるデータを探す。ホットボタンの方法の場合、エンジン225は、URLに関する情報(データ)と、購入する品物および価格(含まれている場合)を記述するホットボタンパラメータとに関するURLを含んでいるデータを探す。
【0181】
ユーザが、要約されたWEBサービスのすべてのURLを有する場合、統合されたデータは、アクティブな特定のURLに対する整合情報、ならびに、やはり要約されている関係付けられたWEBサービスに属する他のデータを保有する。この段階では、プロファイル、識別、サマリデータなどを含んでいるすべてのデータが、集中化され、すべての加入者の代わりに、提案サービスによって維持されることに留意することが重要である。しかし、いくつかのデータは、「現在の状況」に更新されていないか、または、何らかの理由により損失されている可能性がある。このような場合、現在のデータに対するナビゲーションが必要である。さらに、提案処理のために考慮することが可能である多くのタイプのデータは、多くの場合、好ましくはデフォルトによって連続的にナビゲーションを行って、更新される。
【0182】
ステップ279において、提案エンジン225は、集合体に見つけられたデータ、提案の性質、ユーザの指示、および他の可能なファクタに一部基づいて、ナビゲーションが必要であるかを決定する。ナビゲーションが必要でない場合、ステップ285において、知的提案プロセスを完了するために、リポジトリ227からデータが獲得される。ステップ287において、データは、処理層243と関連するモジュールに関して図12で説明したように、処理される。このプロセス中、事前にプログラミングしたユーザ指定の規則を適用することが可能である。そのような規則が追加されない場合、企業の規則と制約が適用される。
【0183】
ステップ289において、報告生成層245と関連付けられたモジュールに関して図12において説明したように、ユーザが選択したプラットフォーム、媒体、および配信方法(アプリケーション)に従って、知的提案報告を生成するために、未加工の結果データを使用する。完成された報告は、ステップ291において、インタフェース233に返還され、そこで、要求しているユーザがアクセスするか、または、要求しているユーザに配信することが可能である。
【0184】
いくつかの場合では、集合体のデータは、知的提案を作成するために、十分最新である。しかし、多くの場合、ナビゲーションが必要な可能性がある。ステップ279において、データが不十分または最新でないために、ナビゲーションが必要であると決定される場合、知的提案を完成するために必要なデータを獲得するために、各必要なサイトへ、インターネット上で、エージェント(ボット)がディスパッチされる。ステップ283において、そのようなデータは、層243(図12)および関連付けられたモジュールによって処理するために、提案エンジン225に返還される。ステップ287において、収集されたデータは、上述したように、未加工の結果について処理される。ステップ289とステップ291は、上述したように、報告の生成と、インタフェース233(図11)などのインタフェースへの配信を担当する。
【0185】
当業者には、上述したプロセスのステップは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、順序と番号について、いくらか変更することが可能であることが明らかであろう。例えば、ステップ273は、ステップ274をバイパスすることによって、ステップ275に分解することが可能である。ステップ274は、ステップ277に統合することが可能である。本発明者は、図13のプロセスの流れ図は、提案を獲得する問合せの方法と、提案を獲得する自動的な方法とを説明する2つのそのような可能なプロセスの流れの単なる例示であることを意図する。
【0186】
また、当業者には、本明細書で示した流れ図において説明した両方の方法は、ユーザが指示する場合、組み合わせて実行するようにプログラミングすることが可能であることが明らかであろう。例えば、問合せの方法は、品物を購入する場所に関する当初の提案に対して提出される可能性がある。品物の支払いをする最適な方式に関する自動的な提案は、ユーザが、品物を購入するために、ホットボタンを起動したときに、生成することが可能である。
【0187】
本発明の一実施形態では、ユーザの提案の履歴を反映している統計プロファイルは、本発明の提案サービスによって保持される。そのようなプロファイルは、ユーザに対し、さらに他の提案を生成するために、使用することが可能である。そのようなシステム生成提案は、非活動状態が長引いていることに基づいて、特定のWEBサービスを削除するように、ユーザに助言することが可能であり、さらに、それをより競争力のあるサービスに置き換えるように示唆することが可能である。いくつかの場合では、新しいWEBサービスの導入が、導入を論理的にサポートする提案の履歴を明らかにするユーザに対し、可能である。例えば、ユーザが、いくつかの別々の仲介を通した反復した株の購入の提案履歴を示した場合、2つ以上の当初の仲介によって提供されたユーザの株の選択を最高点に至らせる、新しい仲介を導入することが可能である。このようにして、ユーザは、サービスを合理化し、おそらくは、通信費用を節約することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施形態による、インターネットポータルシステムおよびネットワークの概観図である。
【図2】
本発明の実施形態による、ディスプレイモニタ上で見ることが可能である個別化したポータルホームページアプリケーションの例示的な平面図である。
【図3】
図1のインターネットポータルとのユーザの対話を示す流れ図である。
【図4】
本発明の実施形態による、要約ソフトウェアエージェントとその能力を示すブロック図である。
【図5】
ユーザ確定モードで動作する図4のソフトエージェントによって実施される例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。
【図6】
最小限のユーザ入力を有するユーザに依存しないスマートモードで、図4のソフトウェアエージェントによって実施される例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。
【図7】
本発明の実施形態による、超要約プロセスの概観図である。
【図8】
本発明の実施形態による、図7のデータベース報告エンジンの構成要素と機能を示すブロック図である。
【図9】
本発明の実施形態による、超要約報告の開始から完了までの論理的なユーザおよびシステムのステップを示すプロセスの流れ図である。
【図10】
本発明の実施形態による、ユーザのブラウザインタフェースにおけるディスプレイ上の超要約報告の実際のスクリーンショットを示す図である。
【図11】
本発明の実施形態による、個別化した提案システムの概観図である。
【図12】
本発明の実施形態による、購入提案エンジンの構成要素を示すブロック図である。
【図13】
本発明の実施形態による、例示的な購入提案プロセスを示すプロセスの流れ図である。
発明の分野
本発明は、様々な通信手段と接続技術を含んでいるインターネットナビゲーションの分野にある。本発明は、より具体的には、ユーザが加入したWEBサービスから、ユーザのためにサマリ情報を収集し、かつ、ユーザが、単一のインタフェースを通して、ユーザが計画したオンライン購入または他の活動に関する知的提案を受信することが可能であるように、収集したデータを統合するためのソフトウェアを含んでいる方法および装置に関する。
【0002】
発明の背景
ワールドワイドウエッブ(WWW)として知られている情報ネットワークは、よく知られているインターネットのサブセットであり、ほぼ間違いなく、利用可能である公的にアクセス可能な情報の最も完全なソースである。標準的なインターネット接続を有するパーソナルコンピュータなど、適切なインターネット機器を有するあらゆる者が、インターネットに接続されたサーバに記憶されている情報ページ(ウエッブページと呼ばれる)にアクセスし(オンラインに入る)、情報を獲得し、かつ、そのようなサーバおよびページとのトランザクションを開始するために、そのページにナビゲートすることが可能である。
【0003】
多くの会社が、インターネットを介してアクセス可能である、様々な加入サービスを提供している。例えば、現在、多くの人が、インターネットにアクセスすることによって、自宅の快適さの中から、バンキング、株取引き、ショッピングなどを行っている。通常、ユーザは、加入することにより、そのような機能のために、個別化され、安全なWEBページへのアクセスを有する。ユーザ名とパスワード、または他の個人識別コードを打ち込むことによって、ユーザは、情報を獲得し、トランザクションを開始し、株を購入し、および、他の無数のタスクを遂行することが可能である。
【0004】
インターネットが仲介するサービスへの、いくつかまたは多くのそのような加入を有する個人が遭遇する1つの問題は、常に、使用する多くのパスワードおよび/またはログインコードが存在することである。すでに他のユーザがパスワードまたはコードをすでに取得している可能性があるので、しばしば、同じパスワードまたはコードを各サービスに使用することができないことがある。ユーザは、セキュリティの質を含めて、サービスごとに異なる可能性があるセキュリティの問題のために、おそらくは社会保障番号などユーザに固有のコードを供給することを望まない可能性がある。さらに、多くのユーザは、自分の意思で、セキュリティを強化するために、異なるサイトに異なるパスワードを選択する可能性があり、実際には、このためにも、ユーザが有する可能性のあるパスワードの数が増大するのである。
【0005】
多くのパスワード付けした加入を有するユーザを悩ますことがある他の問題は、様々なサービスを迅速に見つけ、それにアクセスすることが可能であるように、コンピュータキャッシュにおいて、多くのWEBページにブックマークしなければならないということである。例えば、航空会社の旅行を予約して、支払いを行うために、ユーザは、インターネットに接続し、自分のブックマークファイルに行き、航空会社のページを選択しなければならない。次いで、ユーザは、ユーザ名とパスワードを入力し、ページが配信された後は、スクリーン上の命令に従わなければならない。ユーザが、WEBサイトからチケットを購入することを望む場合、および、オンラインバンキングサービスから資金を送金することを望む場合、ユーザは、やはり、チケットの資金送金を開始するために、個人的なバンクまたはアカウントページを探して、選択しなければならない。これらの他のページにアクセスするには、異なるユーザ名とパスワードが必要である可能性があり、事態は非常に複雑になる。
【0006】
この上記の例は、単なる例であるが、WEBページを見つけ、パスワードでログインすることなどに関する多くの作業は、WEB上でうまくビジネスを行うために必要であることは、一般的に知られていることである。
【0007】
本発明者に知られており、「Method and Appratus for Providing and Maintaining a User−Interactive Portal System Accessible via Internet or other Switched−Packet−Network」という名称の特許出願第09/208、740号に記述されているサービスは、ユーザが、パスワードで保護されたすべてのページを一か所に記憶し、したがって、それらをブラウジングして、情報を獲得することを非常に簡単にすることを可能にするWEBサービスを提供する。上記のサービスの特徴は、ユーザの命令に基づいて、エージェント(ソフトウェア)によって、要求されたタスクを実行するように、ユーザが、あるタスクをシステム内にプログラミングすることを可能にすることである。サービスは、ユーザのパスワードとログイン情報を記憶し、その情報を使用して、ユーザのサイトにログインし、したがって、リンクにアクセスするために、手作業でログインコードまたはパスワードコードを入力することを必要とせずに、ユーザがナビゲートすることを可能にする。
【0008】
上述したサービスは、容易にナビゲーションするために、ユーザのリストされたサイト(ハイパーリンク)のすべてを含む対話式ホームページとして表示することが可能であるユーザ個別化アプリケーションを提示するために、サーバを使用する。アプリケーションは、ユーザが、ハイパーリンクの上をクリックし、必要であれば、ログインが自動的であり、ユーザに透過であるページにナビゲートすることが可能であるように、ハイパーリンクの形態で、ユーザのURLをリストする。
【0009】
また、上述したアプリケーションは、特定のサマリとユーザのアカウントページに関する更新を返還することを含めて、ユーザに対し、スケジュールしたタスクを実施するようにプログラミングすることが可能であるソフトウェアエージェントを含む。探索機能が提供され、そのようなページが、ポータルサーバにおいてまたはクライアントのマシン上など、提示可能な形態でどこかにキャッシュされている場合、特定のコンテンツに対してユーザが入力したURLを探索するために、ソフトウェアエージェントと協動するように構成される。
【0010】
上述した特徴の他に、「Method and Apparatus for Obtaining and Presenting WEB Summaries to Users」という名称の特許出願第09/523、598号は、HTML情報ページとしてユーザに提示することが可能である、各URLに対する更新されたコンテンツに関するサマリ情報を提供するために、ユーザによる入力として提供された、またはサービスプロバイダによって適切であると見なされた、任意のURLまたはURLのグループにナビゲートすることが可能である探索機能と共に使用されるソフトウェアエージェントについて記述している。
【0011】
多くのオンラインサービスに加入するユーザは、一般に、インターネットでオンライン中に、バンキング、投資、旅行の手配、ショッピングなどのすべてを行う。自分の利用可能なすべてのサービスを1つのポータル上に有することにより、複数のパスワードを記憶する必要がない、または各サイトに物理的にログインする必要がないという便利さが、ユーザに提供される。同様に、1つのインタフェースを通して選択したサイトに関連付けられているサマリデータを獲得する能力により、ユーザは、自分のオンライン活動に関係するあらゆる意思決定プロセスを非常に迅速にすることが可能である。しかし、サマリ情報は、ある他の関心事については、ユーザを補助しない可能性がある。例えば、自分のバンキングおよび投資の全ポートフォリオに関する正確な金融情報を獲得するには、望まれる結果の正確な性質に応じて、ユーザに多くの計算が要求される可能性がある。同様に、また、複数のショッピングサービスにおけるユーザのオンライン活動を反映する動向をコンパイルすることが望ましい可能性がある。
【0012】
本発明者に知られており、「Method and Apparatus for Providing Calculated and Solution−Oriented Personalized Summary−Reports to a User through a Single User−Interface」という名称の同時係属中の特許出願に記述されているシステムは、ユーザの問合せに基づいて、計算した解を返還するために、複数のWEBサイトから統合したデータを処理するサービスを提供する。そのような解指向の処理は、要求されたデータの処理手段を有する独自のデータベース報告エンジン(DBRE)を通して達成される。そのようなサービスは、多くの異なる種類の解指向の報告を、スケジュールにより、またはオンデマンドで、ユーザに返還することができる。
【0013】
本発明者は、WEBに基づくサービスの他にしばしば見過ごされていた領域が、オンライン購入のカウンセリング、提案、または助言であることに気付いた。多くのWEBサービスは、しばしばサイトを探訪する顧客に関して、提案技術を実施する。しかし、既存の提案エンジンは、その特定のサービスに関するユーザの対話を通して獲得された情報にのみ基づいて、結果を作成する。その結果、提案は、他の同様の、そのユーザが頻繁に探訪するサービスからのデータが考慮されない場合、不正確である可能性がある。例えば、ユーザが頻繁に旅行し、航空チケットを探すときに、いくつかの別々の旅行会社をひいきにしている場合、いずれか一社の航空会社に関するユーザが頻繁に飛行した全マイルなどの情報は、断片化されることになる。いずれか1つのサイトに関連付けられた提案エンジンは、他のサービスにおいて利用可能なユーザの使用パターンおよび個別化したデータに関する情報を欠いている可能性がある。インターネットを通して利用可能である従来の技術のWEBサービスは、ユーザが頻繁に探訪した複数のサイトにわたってプロファイルされたユーザの過去の活動に基づいた個別化した購入提案を提供しない。
【0014】
ユーザが加入した複数のサイトから獲得したデータを使用して、ある場合には自動的にであるか、ユーザの問合せに基づいて、ユーザに知的購入および他の提案を返還することができる方法および装置が明らかに必要である。そのようなシステムは、ユーザの有利となる傾向の提案を提供することによって、ユーザの購入能力を向上させ、かつ、経済的な地位を高めることになる。
【0015】
発明の概要
本発明の好ましい実施形態では、ポータルの加入者に対し、知的提案を作成するためのインターネットポータルシステムが提供される。これは、加入者に関連付けられている複数のインターネットサイトからデータを収集する、ポータル上で動作するデータ収集システムと、加入者のオンライン活動を監視する追跡システムと、加入者に提案を送信するための提案エンジンとを備える。システムは、ポータルシステムが、加入者のオンライン活動を監視し、加入者のオンライン活動とデータリポジトリに記憶されている加入者の情報とに基づいて、加入者に提案を送信することを特徴とする。
【0016】
ある場合には、提案エンジンは、テキストとグラフィックの両方のフォーマットで、提案を準備して、送信する。また、いくつかの実施形態では、提案を準備する際に依拠するデータは、完全にデータリポジトリから導出される。他の場合には、提案を準備する際に依拠するデータの少なくとも一部は、加入者に関連付けられているインターネットサイトから少なくとも部分的に取り出される。提案の宛先は、データリポジトリに記憶されている加入者のプロファイルにおいて指定される可能性がある。提案は、バンキング、投資、旅行、またはオンライン購入活動の1つまたは複数に関してなど、広範な状況について作成することが可能である。
【0017】
本発明の他の態様では、オンライン活動中に、ポータルシステムへの加入者をサポートする方法が提供される。これは、(a)ポータルシステムによって、加入者のオンライン活動を追跡するステップと、(b)加入者のオンライン活動に基づいて、かつ、ポータルシステムに関連付けられているデータリポジトリに記憶されている加入者の情報に基づいて、提案エンジンによって、活動の提案を準備し、それを加入者に送信するステップとを含む。開示され教示されている本発明のいくつかの実施形態では、ステップ(b)において、提案エンジンは、テキストとグラフィックの両方のフォーマットで、報告を準備し、送信する。提案を準備する際に依拠するデータは、完全にデータリポジトリから導出することが可能であるか、または、加入者に関連付けられているインターネットのサイトから少なくとも部分的に取り出すことが可能である。いくつかの場合には、提案の宛先は、データリポジトリに記憶されている加入者のプロファイルにおいて指定される。また、提案は、バンキング、投資、旅行、またはオンライン購入活動の1つまたは複数に関してなど、広範な状況について作成することが可能である。
【0018】
以下の実施可能にする詳細において教示される本発明の好ましい実施形態では、初めて、インターネットポータルシステムは、加入者の活動を監視し、実時間の活動と、加入者の活動に関する記憶されている情報とに基づいて、その活動に関する知的提案を作成することが可能になる。
【0019】
好ましい実施形態の説明
本発明の好ましい実施形態によれば、独自のインターネットポータルが提供され、インターネットまたはインターネット可能な機器からの他のネットワーク接続を介してアクセスを獲得したユーザに独自のサービスを提供するように構成される。そのようなインタフェースは、ユーザに、多くの個人的なWEBページを記憶するための方法を提供し、さらに、探索機能とあるタスクの実施機能とを提供する。本発明の方法および装置について、以下の実施可能にする詳細において教示する。
【0020】
図1は、本発明の実施形態による、インターネットポータルシステム11とインタネットネットワーク13の概観図である。ポータルシステム11は、この実施形態では、独自のネットワークポータルとしての他に、ISPとして動作するが、他の実施形態では、独立型のインターネットサーバとして実装することが可能である。さらに他の実施形態では、本明細書で記述するサービスおよび装置は、探索およびリストサービス(AltaVista(商標)、Yahoo(商標))などによって、または、WEB接続サーバをホストする他の任意の企業によって、提供することも可能である。
【0021】
インターネット13は、本発明の好ましい使用を表しているが、本発明は、他のネットワークおよびネットワークの組合わせに適用することができるので、限定的であると見なされるべきではない。
【0022】
この実施形態のISP15は、サーバ31、ここでは単一のモデムによって表されているモデムバンク33、および、デジタルデータを記憶するための大容量記憶リポジトリ29を備える。モデムバンクは、サーバへの接続が、他のタイプのネットワークリンクによって行うことができるので、便宜上のものである。ISP15は、当技術分野では一般的であり、個々の加入者に対し、インターネットアクセスサービスを提供する。よく知られているインターネットアクセスサービスの他に、ISP15は、また、多くのWEBページまたは宛先を、それらのページに関連付けられているあらゆるパスワードまたは個人的なコードと共に、以下でより詳細に説明する方式で記憶するために、インターネットポータルとして、独自の加入サービスを提供する。この独自のポータルサービスは、本発明者によってパスワードオールスーツと呼ばれる、ポータルソフトウェア35を実行することによって提供される。本発明のソフトウェアは、本明細書では、ポータルソフトウェア、および、パスワードオールソフトウェアスーツの両方で呼ばれる。また、以下の説明の多くでは、本発明の装置は、パスワードオールサーバまたはパスワードオールポータルなど、パスワードオールの用語によって呼ばれる。
【0023】
IPS15は、図示したように、インターネット13に接続される。例えばIPデータルータ、データスイッチ、ゲートウエイルータなど、存在し、かつ、インターネット13などのネットワークに接続される当技術分野で知られている他の設備は、ここでは示されていないが、存在すると想定することが可能である。ISP15へのアクセスは、当技術分野で知られている接続型の電話システムを通して、または、ケーブルモデム、特別なネットワーク接続(T1など)、IDSNなどを通してなど、任意の他のインターネット/WEBアクセス接続を通して、行われる。そのような接続は、インターネット機器17からモデムバンク33を通して、アクセス線19を介して示されている。
【0024】
好ましい実施形態では、ユーザは、当技術分野でよく知られているように、ユーザ名とパスワードによって、個別化したWEBページを加入者に提供する、インターネットパスワードオールポータルサービスにアクセスする。ユーザが自分のインターネットアカウントを使用する他の個人を有する他の実施形態では、ポータル31へのアクセスが認可される前に、ユーザに固有の追加のパスワードまたはコードが要求される可能性がある。そのような個別化されたポータルWEBページは、任意の大容量記憶装置の便利な形態とすることが可能である、リポジトリ29に記憶することが可能である。
【0025】
3つのインターネットサーバ23、25、および27が、インターネット13に示されており、様々な企業によってホストされ、機器17を操作するユーザが加入しているインターネットサーバを表す。例えば、サーバ23は、対話式オンラインバンキングとアカウント管理を実施することが可能である、バンクサーバとすることが可能である。サーバ25は、投資アカウントを創出し、かつ管理することが可能である、投資サーバとすることが可能である。サーバ27は、フライトを予約することが可能であり、チケットを購入することが可能であるなどする、航空会社のサーバまたは旅行サーバとすることが可能である。この例では、3つのサーバは、すべて、アクセスのためにユーザIDとパスワードを要求する安全なサーバであるが、本発明は、必ずしも、安全なサーバにのみ限定されるものではない。
【0026】
本発明の好ましい実施形態では、機器17などインターネット可能な機器を操作する加入ユーザは、ISP15によってホストされるパスワードオールポータルシステム11に接続し、それにより、個別化した対話式WEBページへのアクセスを獲得し、これにより、追加のパスワードまたはコードを入力することを要求されずに、サーバ23、25、および27など、インターネット13上のいくつかのサーバのいずれか1つへのアクセスが提供される。好ましい実施形態では、このサービスを可能にするソフトウェアは、本発明者によって、パスワードオールと呼ばれる。パスワードオールは、その唯一のサーバ上で、およびいくつかの場合には、ユーザのステーション(クライアント)上でも実行されるソフトウェアスーツと見なすことが可能である。ポータルソフトウェア35によって提供される追加の対話により、接続されたユーザは、キーワード、テキストストリングなどに関連付けられた情報について、自分のリストされたページを探索することが可能になり、かつ、ユーザは、事前に確定した時間スケジュールに従って、サーバ23、25、および27など、1つまたは複数のインターネットに接続されたサーバとのアクセスおよび対話を含むユーザが確定したタスクをプログラミングすることが可能になる。これらの機能について、以下の実施可能にする詳細において教示する。
【0027】
図2は、本発明の実施形態による、ディスプレイモニタ上で見ることが可能である個別化したポータルページを示す。これは、加入者による安全なアクセスに応答して、サーバ31上で実行されるパスワードオールポータルソフトウェア35によって提供される。ページ32は、ユーザが加入したまたはメンバであるWEBページの対話式リスト34を示す。これは、この例ではURLによって識別されるが、ユーザ名および各ページに対し通常暗号化したパスワード情報と共に、好ましくは記述的な、任意の便利な匿名によって識別することも可能である。宛先の下の第1列には、例示的な宛先であるLBC.com、My Bank.com、My Stocks.com、My shopping.com、Mortgage.com、およびAirline.comがリストされている。これらは、ページ33にそのように提示およびリストすることが可能である多くの例示的な宛先のうちのわずかである。リストされているが、アプリケーション33内からは直接見ることができない追加のリストを見るために、スクロールバー35が提供され、当技術分野で知られているように、見ることを可能にするために、ユーザがリストをスクロールアップまたはダウンすることを可能にするように構成される。
【0028】
この例でリスト34にリストされた項目は、図1のサーバ23、25、および27などに関する宛先と見なすことが可能である。通常、このリスト上の項目に関連付けられるURLは、ユーザを、サーバではなく、本質的に、サーバに記憶されているページに連れて行く。リスト34の各項目に関連付けられるユーザ名とパスワードは、宛先と名付けられた列の右の、ユーザ名およびパスワードと名付けられた列にそれぞれ示される。各リスト、または各リストの少なくとも一部は、選択時に、その宛先へのURLを呼び出すハイパーリンクである。いくつかの場合には、特定のサービスは、2つ以上の関連するURLを有する可能性がある。例えば、My Bank.comは、やはり単一の加入者に関連付けられる異なるアカウントまたはビジネスなどに対して関連付けられた2つ以上のURLを有する可能性がある。この場合、単一のよりハイレベルのリストに関連付けられる種々の宛先に対するサブリストが存在する可能性がある。この手段は図示していないが、この教示が与えられることにより、当業者には、機構が明らかであろう。
【0029】
いくつかの実施形態では、1つのページ33は、共通のアカウントおよび加入を共有する夫と妻など、2人以上のユーザによって共有することが可能である。この例を、本明細書では、John DoeとJane Doeの両方が、共に、ユーザ名と名付けた列の下にリストされている、Mortgage.comと名付けたサーバに関して示す。他の実施形態では、おそらくはビジネスの複数のオーナ、許可された同僚、投資パーティなど、個人のネットワークが、1つのアプリケーションを共有することが可能である。このようにして、システム11は、私的個人ならびにビジネスの使用に対して、適合することが可能である。
【0030】
図1のインターネットポータルサーバ31を介して供給されるアプリケーション33へのアクセスを獲得した後は、ユーザは、さらに対話するために、その特定の宛先にナビゲートする目的で、自分のリスト34において、任意のURLをスクロール、ハイライト、および選択することが可能である。アプリケーション33は、すでに、各URLに対してリストされたパスワードとユーザ名を有する。しかし、単数または複数のユーザに対し、パスワードおよびユーザ名を表示する必要はない。これらは、ユーザのプロファイルにおいて透過的に記憶し、ユーザが選択する際に、必要に応じて呼び出すことが可能である。したがって、ユーザは、リスト34によって使用可能になったあらゆる宛先に対し、パスワードとユーザ名を入力する必要がない。当然、各リスト34は、加入する単数または複数のユーザによって、構築、構成、および維持され、また、URLの追加を変更することおよびリストを消去することなどを含めて、ユーザがリストを編集および更新することが可能である、編集機能も提供される。
【0031】
本発明の他の態様では、バンクまたは他の企業ページへの新しいパススルーなど、ユーザのプロファイルに対する新しいリストを、以下のように半自動的に追加することが可能である:一般に、ユーザが、企業によってホストされるWEBページとの対話を通して、企業との新しいアカウントをオープンするとき、ユーザは、通常ユーザのID、アドレス、電子メールアドレスなどを含むある情報、および通常アカウントにアクセスするための新しいユーザ名とパスワードを提供することが必要である。このプロセスでは、ユーザは、自分のブラウザから、企業のページと対話していることになる。新しい企業に対し必要な情報を入力した後、ユーザが、所定の信号(右クリック、キーストロークなど)を起動することが可能でなんらかのパスワードオールプラグインが提供され、次いで、パスワードオールスーツが、新しいパススルーを、パスワードオールポータルサーバのユーザのパスワードオールプロファイルに入力する。
【0032】
新しいエントリのための関係する方法では、パスワードオールポータルをホストしている企業は、他の企業との合意によって、ユーザにとって最も透過的なアクションで、パスワードオールポータルにおけるログインおよびサインアップのサービスを提供することが可能である。例えば、パスワードオールポータルにおいて、バンク、セキュリティサービスなど、協動する企業の選択可能なブラウザリストが存在することが可能であり、パスワードオールポータルの加入とプロファイルを有するユーザは、そのような協動企業の中から選択し、新しいアカウントをオープンすることが可能であり、これは、同時におよび自動的に、ユーザのためのパスワードオールポータルページと、協動企業によってホストされるサーバに追加される。異なるアカウントに必要ないくつかの対話が存在する可能性があるが、概して、ユーザのプロファイルからの多くの情報は、再入力せずに、直接使用することが可能である。
【0033】
本発明者は、多くの潜在的なユーザが、本発明の実施形態によるパスワードオールなどのサービスを実行するパスワードオールポータルサーバをホストする企業にパスワードとユーザ名を提供することに懐疑的である可能性があることを予想した。この問題に対応するために、好ましい実施形態では、ユーザは、平文のパスワードをパスワードオールに提供する必要はない。代わりに、各パスワードの暗号化したものが提供される。ユーザが、パスワードオールポータルサーバにおいて、パスワードオールの自分のパススルーページにリンクするとき、ユーザがハイパーリンクを呼び出す際に、暗号化されたパスワードがユーザのシステムに返還され、これにより、維持されている暗号キーすなわちマスタパスワードによって、選択した宛先に接続するための真の必要なパスワードが呼び出される。したがって、平文のパスワードが、外部からの攻撃に無防備であるか、または、他の方式で予期される誤用に同様に無防備である可能性があるパスワードオールポータルサーバに、平文のパスワードを記憶する必要はない。
【0034】
関係する安全対策において、本発明の好ましい実施形態では、ユーザの完全なプロファイルは、決して単一のサーバ上に記憶されず、2つ以上、好ましくはそれを超えるサーバ上に分配され、したがって、いずれか1つのサーバに関するあらゆる問題は、特定のユーザに対する影響全体を最小限に抑えることになる。
【0035】
上述したように、パスワードオールにより、ユーザが、必要なログオンデータをすべて備え、暗号化した方式で記憶されている、ユーザの通常のサイバースペースの宛先の完全なリストにアクセスすることを可能にし、したがって、ユーザは、パスワードオールリストの宛先(ハイパーリンク)を単に選択することが可能であり、次いで、ユーザのブラウザは、選択した宛先に対するURLを呼び出す。追加された特徴では、パスワードオールは、ハイパーリンクを呼び出している時間と、宛先のWEBページが表示される時間の間のナビゲーション中に、バナー広告および他のタイプの宣伝を表示することが可能である。
【0036】
本発明のさらに他の実施形態では、ユーザ/加入者は、提供された固有の特徴の利点を享受するために、パスワードオールページにアクセスする必要はない。この変形形態では、加入者のWEBブラウザに対して、プラグインが提供される。加入者が、自分のオンラインバンキングの宛先など、安全なログインを要求するWEBページへ、ローカルブラウザを使用することによってナビゲートする場合、加入者が、IDとパスワードのための入力ウィンドウを提示されるとき、プラグインは、ホットキーまたはマウス装置の右クリックなど、所定のユーザ入力によって起動することが可能である。次いで、プラグインは、透過的に、パスワードオールページ(クライアントにおいてキャッシュすることが可能である)にアクセスし、ログオンに必要なデータに、自動的にアクセスし、それを提供する。
【0037】
本発明のさらに他の態様では、探索オプション37により、ユーザは、キーワードなど、タイプした入力に基づいて、特定のURLのリスト34を探索することが可能になる。いくつかの場合には、リスト34に記憶されるURLの数は、増やすことができ、機能37などの探索機能を魅力あるオプションとする。論理的にリスト34から分離され、その下に示された基準ダイアログボックス51が提供され、当技術分野で知られているように、探索オプション37に対する入力を受容するように構成される。一実施形態では、探索オプション37は、ボックス51などのダイアログボックスを配置することができる第2ウィンドウをもたらすことが可能である。
【0038】
本発明の他の態様では、探索機能は、また、ウィンドウ33から呼び出したウィンドウにおいて構成し、リストした宛先のすべてまたは選択したものを探索して、少なくともある程度は、ユーザによって構成することが可能である方式で、結果を返還するようにすることが可能である。例えば、ユーザが探索基準を入力し、リストされた宛先のすべてから選択することが可能である、ダイアログボックスを提示することが可能である。次いで、探索は、選択した宛先の各々に順番にアクセスし、基準の各事例が見つけられた際に、結果をユーザに提示することが可能であるか、または、探索後にアクセスする方式で、結果をリストすることが可能である。
【0039】
探索機能は、パスワードオールポータルソフトウェアの一部であり、すべてのユーザが利用可能であり、かつ、ユーザの個人的なページにおいてハイパーリンクによってアクセスすることが可能であることが好ましい。いくつかの実施形態では、ユーザは、高度に個別化された探索機能を創出することが可能であり、そのような機能を創出したユーザによってのみ使用可能な方式で記憶することが可能である。
【0040】
本発明の多くの態様では、特定のWEBページ、およびなんらかのタイプのWEBページの知識は、非常に望ましい。多くの実施形態では、宛先のWEBページの特徴は、パスワードオールポータルソフトウェア35を維持しかつ改良する個人(ファシリテータ)によって研究され、多くの特徴は、ユーザが特有のタスクを達成するように、構成モジュールにおいて提供することが可能である。ほとんどの場合、これらの特徴は、ユーザにとって透明であるように、呼び出され、組み込まれる。
【0041】
本発明のさらに他の態様では、パスワードオールスーツは、ユーザのプロファイルを通して、ユーザが構成し、時間を決めた方式で、ユーザに定期的に報告を提供するように構成される。例えば、バンクアカウントのアカウントバランスの変化、株の購入、株価、航空旅行の購入の合計、マイル数などの報告は、要約して、多くの異なる方式でユーザに提供することが可能である。パスワードオールソフトウェアサイトを有するパスワードオールポータルサーバは、ユーザについて広範なトランザクショントラフィックを扱うので、多くの有用な方式で、統計を要約し、収集し、および処理する機会が存在する。本発明の好ましい実施形態では、そのような報告は、パスワードオールポータル上のユーザの安全な個人WEBページに表示することを含めて、いくつかの異なる方式で、提供し、実施することが可能である。
【0042】
上述したようにタスクを実施する能力に加えて、報告を含むタスクの結果、および航空機のチケットなどハードドキュメントは、インターネットまたは他のデータパケットネットワーク上で、ファックスマシン、接続されたコンピュータノード、電子メールサーバ、および他のインターネットに接続された機器など、ユーザが確定した宛先に送信することが可能である。すべてのタスクは、ユーザが他のことをしているとき、またはスケジュールしたタスクに従事していないときに、ユーザが確定したスケジュールに従って、セットアップし、走らせることが可能である。
【0043】
本発明の他の実施形態では、商品およびサービスの購入など、会計処理のためにますますインターネットが使用されていることを認識して、様々な宛先で行われるトランザクションを自動的に追跡し、トランザクションごとに、またはセッション後に、すべてユーザによって事前にプログラムし、かつ認証することが可能である、ユーザのバンクアカウントへのアクセスを使用して、支払いを許可する設備が、ユーザのプロファイルに提供される。
【0044】
アプリケーション35の一部として示した他の機能またはオプションは、最新のURLオプション41、更新機能43、および追加機能45を含む。機能41により、ユーザは、最後に探訪したURLにすぐにナビゲートすることが可能になる。更新機能43は、コンテンツおよび新しいアドレスについて、URLを更新する手段を提供する。追加機能により、ユーザは、追加のURLをリスト34に追加することが可能になる。同様に、機能45も、エントリを消去する手段を提供することが可能である。アカウントを追加する他の方式については、上述されている。本発明の実施形態における固有のパスワードオールソフトウェアスーツ、およびパスワードオールソフトウェアスーツによって提供されたサービスは、パスワードとユーザ名を要求する宛先に限定されないことに留意されたい。多くの実施形態のパスワードオールポータルとソフトウェアは、ブックマークを編集することなどを含めて、ユーザのブックマークのすべてを管理するためにも使用することが可能である。この態様では、ブックマークは、通常、インデックス付き、グループ化、および階層化の方式で提示される。
【0045】
ブックマークを追加、獲得、消去、または管理するための編集機能が、パスワードオールに備わっている。便宜上、本発明の多くの実施形態では、ブックマークは、ユーザのパスワードオールのサイトからダウンロードして、同じユーザのローカルブラウザにロードすることが可能である。このようにして、ユーザに対して設定されたブックマークの追加と改良は、パスワードオールに行く必要なく、使用することが可能である。さらに、ブックマークは、1つまたは複数のパスワードオールプラグインを使用することによって、ユーザのローカルPCから、パスワードオールサイト上の自分のホームページに、アップロードすることが可能である。
【0046】
当業者には、本明細書の教示が与えられれば、本発明の様々な実施形態において提供される機能は、入力能力が限定されている可能性があるインターネット可能機器に特に適用可能であることが明らかであろう。例えば、WEBTVアプリケーションのセットトップボックスは、IDおよびパスワードなどを入力するためのキーボードを必要としない可能性が十分ある。本発明を実施する際、キーボードによるエントリは、最小限に抑えられるか、または、排除される。同じコメントが、多くの他の種類のインターネット機器に当てはまる。
【0047】
本発明の好ましい実施形態では、加入者−ユーザが、パスワードオールに入った後は、ポイントアンドクリックする能力のみが、すべてのナビゲーションのために必要である。キーボードまたはキーパッドのない機器など、制限された機器を使用して、パスワードオールサイトに入るために、スマートカードまたは埋め込まれたパスワード、あるいはなんらかの他のタイプの認証を使用することが可能である。
【0048】
当業者には、アプリケーション33などの対話式アプリケーションは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、WEBページ以外の形態で提供することが可能であることが明らかであろう。例えば、アプリケーション33などのアプリケーションは、オフラインでセットアップおよび構成し、オンライン時に動作させることが可能である、ダウンロード可能なモジュールまたはプログラムとして提供することが可能である。
【0049】
図3は、図1のインターネットパスワードオールポータルとのユーザの対話を示す流れ図である。本発明の実施形態による、示した以下のプロセスステップは、例示的なユーザステップと、図1のポータル31など本発明のインターネットポータルとの対話中に開始および呼び出すことが可能である自動化されたソフトウェアプロセスを示すことを意図する。ステップ53において、ユーザは、図1のインターネット機器17など、互換性のある機器を介して、インターネットまたは他の以前に記述した交換パケットネットワークに接続する。
【0050】
ステップ55において、ユーザは、一実施形態では、単に、自分のISPユーザ名とパスワードである可能性がある、ユーザ名とパスワードを入力する。他の実施形態では、ISPを通してインターネットにログオンした後、図1のポータルサーバ31など、インターネットポータルにアクセスするために、第2のパスワードまたはコードが必要である。いくつかの場合では、ISPとの特別な構成を有するので、ISPを通したインターネットアクセスとパスワードオールの両方に対して、1つのパスワードが存在する可能性がある。ステップ57において、図2のページ32など、個人的なWEBページが、インターネットポータルサーバ31を介して表示される。最小限、個別化されたWEBページは、すべてのユーザが構成したURLを含み、また、他の可能性の中でも、探索機能によって改良することが可能である。
【0051】
ステップ58において、ユーザは、最小限、自分のブックマークされた宛先からURLを選択し、ハイパーリンク技術によって知られているように、透過的なURLを呼び出し、ユーザは、通常のユーザ対話のために、その宛先にナビゲートする。このアクションでは、パスワードオールポータルソフトウェアは、ユーザを宛先ページに透過的にログオンさせるが、それは、そのようなログオンが必要な場合である。
【0052】
ステップ60において、ユーザは、図2の説明したオプション37などのオプションの上をクリックすることによって、探索エンジンを呼び出す。ステップ62において、ユーザは、図2のテキストフィールド51など、提供されたテキストフィールドに、探索パラメータを入力する。そのようなパラメータを入力した後、ユーザは、ボタン52などのボタンによって、探索を開始する。探索エンジンは、ステップ64において、情報を抽出する。そのような情報は、一オプションでは、探索パラメータによって提供された記述に適合しているURLの形態であることが可能である。URLの探索リストは、ステップ66において、別々の生成されたページに提示することが可能であり、その後、ユーザは、どのURLにナビゲートするかを選択することが可能である。オプションの探索機能について、ユーザは、探索基準を提供することが可能であり、その基準に対するいずれかまたはすべての可能な宛先を探索することが可能である。
【0053】
WEBページが提示可能な形態でキャッシュされる他の実施形態では、ステップ64において抽出された情報は、テキスト、ピクチャ、対話式コンテンツなど、記憶されたページのいずれかに含まれたあらゆる情報を含むことが可能である。この場合、1つの表示された結果のページは、その結果に関連付けられたURLを含む結果を探索するために、生成されたリンクを提供することが可能である。おそらくは、テキストまたはグラフィックの結果の上をクリックすることによって、関連付けられたWEBページが、強調表示された結果と共に、かつ、ディスプレイウィンドウに関して見る際に、ユーザに対して表示される。
【0054】
WEBサマリのための改良されたエージェント
本発明の他の態様では、本発明者によってギャザラ(gatherer)と呼ばれるソフトウェアエージェントは、ユーザの要求または企業の裁量に従って、URLに関するサマリ情報を収集および返還するように構成される。これは、本発明の実施形態では、本発明者によって提供される独自のスクリプティングと言語パーシングの方法とによって達成され、サービスに関連付けられた人間の知識ワーカは、加入者または企業の指示に従って、そのようなギャザラに対し、書かれたスクリプトを提供する。そのようなソフトウェアギャザラ、およびその能力については、以下の実施可能にする詳細において説明する。
【0055】
ここで図1を参照すると、この場合ISP15によってホストされる、ポータルサービスネットワークを示す例示的なアーキテクチャが示されている。この実施形態のポータルソフトウェア35は、ISP位置においてセットアップされたポータルサーバ31を実行する。大容量リポジトリ29は、パスワード、ログイン名など、加入者の情報を記憶するために使用される。インターネットサーバ23、25、および27は、加入者がひいきにする企業のWEBページを、1つの動作しているインターネット機器17などポータルサービスに供給するように構成されるサーバを表す。
【0056】
図2を参照して上述したポータルソフトウェア35の主な目的は、ハイパーリンクの形態で、加入者のWEBサイトのすべてをリストする対話式アプリケーションを提供することである。ユーザが、自分の個人的なリストからハイパーリンクを呼び出すとき、ソフトウェア35は、自動的で透過的なログイン機能を加入者に提供するために、加入者の個人的な情報を使用し、同時に、加入者を問題の宛先にジャンプさせる。
【0057】
再び図2を参照すると、ユーザが入力したハイパーリンクと対話式ツールのセットを含んでいる対話式リスト34が、図1のポータルソフトウェア35によって、加入者に表示される。リスト34と対話する加入者が利用可能なツールの1つは、エージェント(ソフトウェア)39である。エージェント39は、アカウント情報を獲得する、簡単なトランザクションを実行する、ユーザが要求した近々の事象に関する通知情報を返還するなど、なんらかのタスクを実施するようにプログラミングすることが可能である。探索機能37と更新機能43は、機能を補助することを要求された際に、エージェント39に統合することが可能である。
【0058】
上記の開示では、エージェント39は、いくつかの実施形態では、アカウントのサマリ、オーダ追跡情報、および、ユーザが確定したパラメータによるなんらかの他の情報など、ユーザが加入したWEBページ上に含まれているなんらかのサマリ情報を探索し、それを返還することが可能であることが望ましい。この機能は、定期的な時間スケジュールで、またはオンデマンドで機能するように、ユーザによってプログラミングすることが可能である。
【0059】
以下の開示では、エージェント39に対する改良が提供される。そのような改良は、以下で詳細に説明するように、ポータルソフトウェア35(図1および2)のエージェント39に統合することが可能であり;ポータルソフトウェア35と共に走るように、別々のエージェントまたはギャザラとして提供することが可能であり;または、いくつかの実施形態では、ポータルソフトウェア35とは別の独立型のサービスとして提供することが可能である。
【0060】
図4は、本発明の実施形態による、要約ソフトウェアエージェント67とその様々な能力および層を示すブロック図である。要約エージェント67は、本明細書ではこれ以降ギャザラ67と呼び、ネットワークサーバ上で走るように構成されたプログラム可能な対話式ソフトウェアプリケーションである。ギャザラ67は、一実施形態では、図1のポータルソフトウェア35に統合し、エージェント39(図2)とは別のソフトウェアモジュールの形態で提供することが可能である。他の実施形態では、ギャザラ67は、以前に記述したように、エージェント39の機能に対する改良として、エージェント39の一部である可能性がある。さらに他の実施形態では、ギャザラ67は、上述したポータルサービスとは別のサービスによって制御されるペアレントまたはクライアント側のアプリケーションとして提供することが可能である。
【0061】
この例示的な実施形態では、ギャザラ67は、改良した機能を提供するように、内部に組み込まれた様々なサブモジュールとインタフェースモジュールを有する多機能ソフトウェアプリケーションである。ギャザラ67は、クライアント(ユーザ)およびサービスに関連付けられた単数または複数の知識ワーカの両方からの指示入力を可能にするように構成されたクライアント/サービスインタフェース層69を有する。ブラウザインタフェース77が、層69に提供され、クライアントのPCまたは他のインターネットあるいはネットワークの機器上で走るブラウザからアプリケーション67へのアクセスを提供するように構成される。インタフェース77は、ユーザが、サマリの要求をギャザラ67に入力し、かつ、サマリの結果を受信することを可能にするために、ユーザのブラウザアプリケーション(図示せず)との双方向通信を容易にする。インタフェース77は、当技術分野で知られている可能性があるものなど、すべての既存のネットワーク通信プロトコルをサポートし、かつ、将来のプロトコルをサポートするように構成することが可能である。
【0062】
また、層69は、WEBサイトからデータを見つけ、かつそれを取り出すために、人間の知識ワーカが、ギャザラ67が必要とするサイト論理を含んでいる指示スクリプトを創出および供給することを可能にするように構成された独自の入力スクリプティングモジュール79を備える。この場合、ギャザラ67は、図1のサーバ31など、ネットワークサーバ上で実行され、かつ走る。しかし、これは、本発明を実施するためには、必要でない。
【0063】
この例では、ギャザラ67は、図1のサーバ31上で走るポータルソフトウェアスーツ35の一部であることが想定されている。ギャザラ67は、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、いくつかの専用エージェント、または、1つの多機能エージェントとして提供することが可能である。例えば、1つのギャザラ67は、追加のユーザ要求を実施するために呼び出された追加のギャザラ67で、単一のユーザ要求を実行するようにスクリプトし、かつプログラミングすることが可能である。代替として、1つのギャザラ67は、各個々のユーザに専用とし、かつ割り当て、および、そのユーザからのすべての要求を扱うように構成することが可能である。
【0064】
インタフェース層69は、クライアントおよび知識ワーカの両方からの情報を交換することを容易にする。適切なプラグインでWEBブラウザを操作するクライアントは、ギャザラ67と通信し、対話することが可能である。例えば、ユーザは、要求を入力して、apartment.com(ユーザの登録WEBサイトの1つ)から所与の領域(ユーザが確定)にある家賃が一月$1000.00以下のすべてのアパートメントに対する価格のサマリを返還するようにすることが可能である。直前で記述した要求は、定期的な要求、または一度きり(オンデマンド)の要求として分類される。通信された要求は、サービスのアクションを開始し、サービスに関連付けられた知識ワーカは、モジュール79を使用して、機能を実施するように、ギャザラ67をセットアップする。モジュール79は、通常、知識ワーカによって動作されるネットワークに接続されたPCから実行される。
【0065】
本発明の実施形態によれば、ギャザラ67が、ユーザによって要求された目的情報を獲得することを可能にするように、モジュール79によって容易になった独自のスクリプティング方法が提供される。例えば、上述したWEBサイトのapartment.comの例は、サイトを創出し、かつ、情報を通知するために使用する特定のHTML(ハイパーテキストマークアップ言語)の論理を有する。そのようなサイト論理は、異なるエンティティによってホストされた異なるサイトの大半に対して、比較的標準的な料金である。この知識を使用して、知識ワーカは、ギャザラ67が準拠するように、サイトに特有のスクリプトまたはテンプレートを創出する。そのようなテンプレートは、例えば、apartments.comにおいて使用された、適切なフィールドの記述と位置を含む。アパートメントの説明、位置、保証金の情報、賃貸情報、エージェントの連絡情報、および他の関係する分野は、モジュール79で創出されたテンプレート上の位置とラベルの記述について、整合される。完成したテンプレートは、おそらくは図1のリポジトリ29など、記憶設備に含まれるデータベースに記憶される。そのようなテンプレートは、再使用することが可能であり、かつ、新しいデータで更新(編集)することが可能である。
【0066】
一実施形態では、1つのスクリプトは、複数のWEBページに対するサイト論理を含むことが可能であり、特定のナビゲーションの命令のための命令とパスワードすなわちログインの情報を、スクリプトの内部に含み、かつ、一度に1つのサイトなど、順次実行することが可能である。単数または複数の知識ワーカは、オブジェクトのリンクおよび埋め込み(OLE)などによって、自動制御を介して、スクリプティングの多くを実施することが可能であり、スクリプティングの少数部分は、当技術分野で多くが知られている適切なコンピュータ言語で、手作業により実施することが可能であることに留意することは重要である。
【0067】
また、ギャザラ67は、内部情報の収集とパラメータの構成のために構成されたプロセス層71を有する。オプションのポータルサーバインタフェース81が提供され、ギャザラ67が、更新された情報をユーザのハイパーリンクのリストに提供し、また、必要であれば、ポータルサーバ31からデータを獲得することが可能であるように構成される。例えば、必要なハイパーリンクは、ナビゲーションのために、ユーザのホームページからスクリプティングテンプレートへ、ミラーリングすることが可能である。ギャザラ67が独立型サービスの一部である実施形態では、ユーザログイン情報を提供するための規約は、要求が作成されたときに、クライアントエンドにおいて供給することが可能である。例えば、暗号化したパスワードは、クライアントのプラグインによって供給することが可能であり、自動的なログインが実施されたとき、ギャザラ67は、一時的にユーザの暗号キーを借用することが可能である。
【0068】
機器構成モジュール83が提供され、サービスと通信し、かつサマリ情報を受信するために、ユーザが、インターネット機器を規定および構成することを可能にするように構成される。そのような機器は、パームトップPC、ラップトップPC、携帯電話、WEB TVなどを含むことが可能であるが、これに限定されるものではない。通常、ユーザは、自分のデスクトップPC上の自分のブラウザに表示するネットワークサーバから、構成WEBページを提示される。そのページは、モジュール83に通信装置パラメータと通信プロトコルのタイプとを通信するためのインタフェースを含む。このようにして、ユーザは、サマリ情報を受信するために、好ましい装置を構成することが可能である。そのような装置に固有の装置パラメータと通信プロトコルは、サイトテンプレートのスクリプティングに組み込まれ、WEBサマリを配信するための命令として使用される。
【0069】
ナビゲーション層73が提供され、ギャザラ67に対し、外部サイトナビゲーションとデータ収集の機能を実施するように構成される。この目的のために、通信インタフェース/ブラウザ制御モジュール85が提供され、WEBデータを含んでいるWEBサイトにアクセスするために、WEBブラウザとして機能するように構成される。制御85は、知識ワーカによって創出されたスクリプトされたテンプレートから命令を受信する。
【0070】
パーシングエンジン87が提供され、スクリプティングモジュール79を介して創出されたテンプレートに従って、個々のWEBサイトをパースするように構成される。パーシングエンジン87は、Perlエンジン、IE HTMLエンジン、または知られているパーシングエンジンのいずれかあるいは組合わせとすることが可能である。テンプレート(図示せず)は、制御85とパーシングエンジン87に、望ましいデータにアクセスするために、行くべき場所と、宛先サイトにおいて探すべきフィールドを知らせる。データフィールドが特定された後は、パーシングエンジン87は、適切なフィールドにおいて現在のデータを収集し、データの変換、圧縮、および記憶など、さらに処理するために、そのデータをサービスに返還する。
【0071】
WEBサイトは、サイトをセットアップする際に、一貫した論理を使用するツールを使用するので、この論理は、制御83とパーシングエンジン87に命令するために、要約サービスによって使用することが可能である。本発明者は、本明細書において、amazon(商標).comにナビゲートし、そこからデータを収集(garnish)するために、例示的なスクリプト論理を提供する。ナビゲーションに必要なハイパーリンクおよび/または実際のURLは、図示していないが、テンプレートスクリプトに含まれることを想定することが可能である。この例では、この場合Active X(商標)規約である、オブジェクトホルダとオブジェクトコンテナに名前付けするために、スクリプトでは、会社名Yodlee(本発明者には知られている)を使用する。他の実施形態では、Java(登録商標)のスクリプトまたは他のオブジェクト連結制御を使用することが可能である。スクリプトテンプレート論理の例は、以下のとおりである。
#サイト amazon.orders.xは、Amazonからのオーダ状況を示す。
【表1】
【0072】
上記の例は、Amazon(商標).comにナビゲートし、そこからデータ、特に、ユーザの現在のオーダ状況を反映するデータを獲得するように、制御85とパーサ87に命令するスクリプトである。また、スクリプトは、あらゆるサイトから利用可能であるあらゆるタイプのテキスト情報を実際に獲得するように、書くことも可能である。例えば、ユーザは、New York Timesの見出し、上位10社の業績株、サンフランシスコからニューヨークまでの飛行の比較リストなどを獲得することを望むことが可能である。一実施形態では、メタデータは、1つのテンプレートについて多くのスクリプトがある場合に複雑さを低減するために、実際のスクリプト言語に関連付け、かつ、そのかわりに使用することが可能である。
【0073】
データ処理層75が提供され、企業規則およびクライアントの指示に従って、返還されたデータを記憶、処理、およびユーザに提示するように構成される。データベースインタフェースモジュール89が提供され、サマリデータ、テンプレート、提示指示などを記憶および取り出すために、図1のリポジトリ29など大容量リポジトリに、ギャザラ67のためのアクセスを提供するように構成される。また、ギャザラエージェント67は、インタフェース89を通して、プロファイル情報、ユーザアカウントとURLの情報、および記憶されたサイト論理など、データにアクセスすることが可能である。WEBからスキャンしたデータは、標準フォーマットで、リポジトリ29などのデータベースに記憶されるか、または、他の接続された記憶装置設備に記憶される。すべての記憶されたデータは、当然、それを要求した個人、または企業の指示に従って、そのデータが利用可能となる個人に関連付けられる。
【0074】
要約ページモジュール91が提供され、WEBサマリページを組織し、それをユーザに供給するように構成される。モジュール91は、いくつかの実施形態では、ユーザにWEBサマリを直接プッシュすることが可能であるか、または、モジュール91は、ユーザがプル方法を介してアクセスするように、そのような要約されたページを記憶することが可能である。この場合、通知をユーザに送信して、サマリページが利用可能であることをユーザに知らせることが可能である。要約モジュール91は、WEBページの表示のために、データをHTMLフォーマットにフォーマットすることができる、HTMLレンダラを含む。このようにして、電子メールのメッセージなどは、ユーザの要約ページ上に、HTMLテキストとして提示することが可能である。さらに、あらゆるサイトからのあらゆるサマリデータは、そのサイトへの埋め込まれたハイパーリンクを含むことが可能である。このようにして、電子メールテキストをHTMLで見るユーザは、その上をクリックして、適切な電子メールプログラムを開始することが可能である。他のサイトは、デフォルトによって、サマリページを通してリンクされる。
【0075】
多くのユーザは、上述したように、WEBページを通して、自分のサマリデータにアクセスするが、これは、本発明を実施するためには、必要でない。いくつかの実施形態では、ユーザは、フォーマットし、かつ、パームトップまたはおそらくは携帯電話など、様々なインターネット可能な機器の1つに送信されたサマリ情報を望む。このために、レンダラは、サマリデータを代替装置に特有ないくつかのフォーマットにフォーマットして、それを提示することができる。様々な知られているフォーマットの例には、XML、プレーンテキスト、VoxML、HDML、音声、ビデオなどが含まれるが、これに限定されるものではない。
【0076】
本発明の好ましい実施形態では、ギャザラ67は、企業規則、クライアントの指示、またはその2つの組合わせに従って、作用することが可能であるように、適応性がある。例えば、ユーザが、定期的に実行され、HTMLの形態で提示されるユーザもしくは加入したWEBページに関するサマリデータを要求した場合、ギャザラ67は、指示を形成するために、要求された内部情報とユーザが提供した情報とに自動的にアクセスして、それを分析する。スクリプティングモジュール79を使用して、知識ワーカは、サイト論理、ユーザ入力、および知られている情報に従って、「行くべきところ」と「獲得すべきもの」の情報を含むテンプレート(1つがそのサイトに対してまだ創出されていない場合)を提供する。
【0077】
代替として、ユーザが、おそらくは、自分のモーゲージサイトにおける現在の金利および再融資コストなど、自分のサイトの1つの上のデータに関するサマリを要求した場合、サービスは、それ自体の裁量で、比較のために、代替モーゲージサイトから、追加の要求されていないサマリを提供することが可能である。このタイプの要約は、ユーザのプロファイル情報に基づいて、ユーザのポジションを向上させるように設計される。この場合、最新の金利、株の業績、車の価格、航空チケットの割引きなどに関する更新されたデータは、比較のために、サービスによって記憶される。サマリに対するユーザの要求が、ユーザにとってなんらかの利点について、同等であるかまたはより良いことがあり得る場合、そのようなサマリデータは、含むことが可能である。
【0078】
多くの場合、創出されたテンプレートは、WEBサイトが、そのサイト論理パラメータを変更しない場合、再使用することが可能であり、この場合、新しい論理は、アクセスされなければならず、あらゆる既存のテンプレートは、更新されなければならず、または、このサイトに対して、新しいテンプレートを創出することが可能である。テンプレートは、サイトから獲得され、かつ、知識ワーカによって記憶されたサイトに特有のスクリプトを含む。一実施形態では、WEBページをホストする会社は、サービスとWEBのホストとの間の合意によって、サイト論理とあらゆる論理の更新を、サービスに自動的に提供する。
【0079】
代替実施形態では、ギャザラ67は、ユーザのPC上にインストールされたクライアントアプリケーションとして実装することが可能である。この実施形態では、ユーザは、ログインコードまたはパスワードコードを供給する必要はない。要約スクリプトをクライアントソフトウェアに送信することが可能であり、暗号化され、かつ、ユーザのマシン上に局所的に記憶されたログインおよびパスワードの情報を使用して、適切なスクリプトで、テンプレートを自動的に創出することが可能である。
【0080】
WEBサマリ情報を提供する他に、ギャザラ67は、新しいサイトへの自動的な登録などを提供するために、および、既存のサイトへの古い登録情報を更新するために、使用することも可能である。例えば、ユーザが新しいサイトに加入または登録することを望む場合、ユーザに関する情報が変更されていない限り、サイトの識別のみが、ユーザから要求される。新しいパスワードなどが要求された場合、ギャザラ67は、ユーザによって提供された代替コードのリストから、制御モジュール73を通して、ログインコードまたはパスワードコードを提示することが可能である。他の実施形態では、1つのパスワードがサイトによって受容されるまで、様々なパスワードを試みるために、ギャザラ67が、豊富なパスワードのオプションを含んでいるデータベース(図示せず)にアクセスすることが可能である。パスワードコードまたはログインコードが受容された後は、それをユーザに送信し、ユーザのパスワードリストに、ネットワークレベルで記憶することが可能である。
【0081】
当業者には、ギャザラ67などのソフトウェアプリケーションは、データネットワークにおいて接続された多くの別々の位置に実装することが可能であることが明らかであろう。例えば、複数のギャザラアプリケーションは、1つまたは複数の大容量リポジトリに連結された多くの別々のサーバ上に分散させることが可能である。クライアントアプリケーションは、サービスに通信するためのWEBブラウザプラグインを含むが、これに限定されるものではない。自動ログインとデータアクセスが、依然としてユーザに対し透過的に実施することが可能であるように、プラグインの拡張をプロキシサーバに供給することが可能である。
【0082】
他の実施形態では、ギャザラ67と通信することを可能にするプラグインを提供し、かつ、他のネットワーク装置上で走るように構成することが可能であり、これは、そのような装置が、デスクトップコンピュータを必要とせずに、要求を開始し、応答を獲得することを可能にすることを目的とする。
【0083】
ほとんどの実施形態では、デスクトップPCを操作するユーザは、自分が加入したWEBサイトのいくつかまたはすべてに関係付けられたサマリを一回または定期的にオーダする。例示的な要求/応答対話の論理フローを以下で提供する。
【0084】
図5は、ユーザが確定したモードで動作する図4のソフトウェアエージェントによって実施される例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。ステップ93において、ユーザは、サマリに対する新しい要求を開始した(サマリオーダ)。議論のために、ステップ93の要求は、テンプレートが創出されていないサイトを含むことが想定されている。ステップ95において、要求が受信され、分析される。知識ワーカは、このステップを実施する可能性がある。新しい要求を、ユーザのポータルホームページに提示し、直接ギャザラ67に送信し、または、電子メールまたは他の媒体を通して、サービスに通信することが可能である。
【0085】
ステップ97において、知識ワーカは、要求URLに関連付けられた特定のサイト論理にアクセスする。例えば、要求が複数のURLを含む場合、それらのURLに対するすべてのサイト論理にアクセスする。それらが、ユーザが特定のURLに登録するときに獲得された場合、または、登録直後にWEBサイトのホストによって送信された場合、論理は、図1のリポジトリ29などのリポジトリにおいて、利用可能である可能性がある。完全に新しいURLである場合、論理をサイトから獲得しなければならない。しかし、ほとんどの場合、論理は、共通のURLにアクセスする複数のユーザによって知られることになる。したがって、論理/ユーザ関連付けのデータベースにおけるクロスリンキングは、一特定のユーザにとって新しいが、他のユーザにとっては新しくない、サイトの論理にアクセスするように実施することが可能である。
【0086】
ステップ99において、知識ワーカは、すべてのサイト論理、URL、ログインとパスワードの情報、およびユーザ要求情報を含んでいるスクリプティングモジュール79(図4)によって、テンプレートを創出する。以前に記述したように、テンプレートは、同じ要求に対して、再使用することが可能である。ほとんどの場合、スクリプティングは、知識ワーカによって実施される最小限の手作業入力で、ほとんど自動化することが可能である。多くの場合、既存のテンプレートは、新しい要求に厳密に整合し、再使用することが可能である。その場合、ステップ97、99、および101は必要とされない。
【0087】
ステップ101において、テンプレートは記憶され、要求するユーザに関連付けられる。記憶されたテンプレートは、この段階で、サマリの収集を実施するために、スケジュールされた時間に取り出すことが可能である。ステップ103において、図4のモジュール85などのブラウザ制御は、記憶されたテンプレートにアクセスし、かつ、サマリデータを収集するために、指定されたURLにナビゲートするように起動される。タイミング機能が、ステップ101において記憶されたテンプレートに起因する場合、テンプレートは、自己実行して、ブラウザ機能を呼び出すことが可能である。他の実施形態では、知識ワーカは、次のタスクのためのテンプレートを獲得するように、ブラウザ制御に通知することが可能である。いくつかの実施形態では、以前に記述したように、1つのテンプレートで、複数の制御を使用することが可能である。
【0088】
ステップ105において、必要な場合、各指定されたURLへのアクセスを獲得するために、自動的なログインが実施される。ステップ107において、指定されたWEBページがナビゲートされ、かつ、テンプレート上の論理に従って、要求されたデータに対してパースされる。パースするWEBページが複数存在する場合、このステップは、ページの数に対して反復される。このプロセスに対し、IE(商標)パーサ、またはPerl(商標)パーサなど、様々なパーシングエンジンを使用することが可能である。要求されたデータのみが、ステップ107において維持される。
【0089】
要求は、即時返還を要求するオンデマンドの要求、または、データを提示(post)することが可能であるスケジュールされた要求とすることが可能である。ステップ109において、そのような論理が、確認される。定期的なスケジュールに従って、データが提示される場合、ステップ197においてパースされたサマリデータは、ステップ111において後に使用するために、記憶される。ステップ113において、サマリデータは、まだフォーマットされていない場合、HTMLとしてレンダリングされ、ステップ115において、サマリWEBページの形態で表示される。サマリページは、ユーザにとって都合のよい時に、ユーザがアクセスするために提示することが可能であるか(プル)、または、WEBページとしてユーザにプッシュされ、かつ、ユーザのPC上に自動的に表示するようにすることが可能である。また、オーダが完了したことをユーザに知らせるために、サマリページが利用可能であるという通知を送信することが可能である。
【0090】
サマリデータが、一度のオンデマンドの要求からのものであり、ユーザによって、すぐに要求される場合、ネットワーク機器およびデータ配信方法(ユーザが構成)が確認され、データは、ステップ117において、配信と表示のために、適切なフォーマットでレンダリングされる。ステップ119において、サマリデータは、プロトコルに従って、ユーザが指定した機器に配信される。ステップ121において、ユーザは、適切なフォーマットで要求した情報を受信する。
【0091】
当業者には、この例で示されたものより多いまたは少ない論理ステップ、ならびに、追加されたサブステップが存在することが可能であることが明らかであろう。例えば、ステップ105は、他の実施形態では、ユーザから暗号キーを獲得するなど、サブステップを含むことが可能である。さらに他の実施形態では、要求の一部は、ステップ113においてHTMLとしてレンダリングすることが可能であり、一方、同じ要求データのなんらかの他の部分は、他のフォーマットでレンダリングして、代替方法を介して配信することが可能である。多くの可能性が存在する。
【0092】
本発明の方法および装置は、ユーザ入力を必要とせずに、サマリをユーザに提示するために使用することが可能である。このようなプロセスの論理について、以下で詳述する。
【0093】
図6は、最小限のユーザ入力またはユーザ入力なしで、ユーザに無関係なスマートモードで、図4のソフトウェアエージェントによって実施される、例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。ステップ117において、企業が起したサマリプロセスが開始される。この場合、企業は、より良い取引きを見つけることについてユーザを補助するか、または、ユーザがまだ加入していない代替ページからのサマリとそのページへのリンクを個人におそらくは提示することが可能である。
【0094】
ステップ119において、ユーザ情報とパラメータを含んでいるデータベースがアクセスされ、レビューされる。ユーザに特有のなんらかの情報が、企業が支援したサマリ報告を開始するために、必要である可能性がある。ステップ121において、知識ワーカは、要約のために、指定された単数または複数の目的サイトに特有のサイト論理にアクセスする。ステップ123において、知識ワーカは、既存のユーザテンプレートを修正するか、または必要であれば、新しいテンプレートを創出する。ステップ125において、テンプレートは、リポジトリ29などのリポジトリに記憶され、ユーザに関連付けられる。
【0095】
図5において説明したように、テンプレートは、時間指定した機能に従って、自己実行し、制御85などブラウザ制御を呼び出すか(図4)、または、タスクの通知の結果として、制御85によってアクセスされる。ステップ127において、ブラウザ制御は、ナビゲーションを開始する。必要であれば、ステップ129において、選択したサイトへのアクセスを獲得するために、自動ログインが実施される。WEBページが、ユーザにとって新しく、ユーザが、そのWEBサイトに登録していない場合、合意または他の規約を通して、そのようなサイトへのアクセスのサービスが提供される。例えば、顧客が、提示されたサマリ情報を好む場合、WEBサイトのホストが、新しい顧客を獲得する可能性を理解すれば、そのような合意を作成することが可能である。多くの他の状況では、クライアントにとって個人的でない一般的な情報を獲得するために、パスワードまたはログイン情報は必要でない。
【0096】
ステップ131において、すべてのサイトは、サマリデータについてパースされ、ステップ133において、標準的な方式で記憶される。ステップ135において、データは収集(compile)され、サマリページ上に提示するために、HTMLとしてレンダリングされる。ステップ137において、データのすべてを含んでいるWEBサマリは、ユーザに利用可能となり、ユーザは、その存在を通知される。
【0097】
ユーザが要求していないなんらかの情報を提供することは、WEB上の現在のビジネスに関するユーザの編成を改良することを補助することが可能である。さらに、要求されていないWEBのサマリは、ユーザのプロファイルにおいて、現在のオプションより良い機会を提供することが可能である。当然、この方式でユーザを補助することは、企業(サービス)が、ユーザのプロファイルと既存のアカウントおよびユーザのリスト上の様々なWEBサイトに関するサービス情報へのアクセスを有することを必要とする。ユーザは、ユーザの個人情報を使用することを禁止することが可能であり、この場合、相対的なモードの代わりに、厳密にオファーモードで実施されない場合、企業が開始したサマリは実施されない。
【0098】
また、方法および装置は、言語とプラットフォームから独立した方式で実施することが可能であり、様々なスケーラブルなサーバアーキテクチャ上で実装することが可能である。
【0099】
超要約報告の提示
本発明の他の態様では、主に独自のソフトウェアを通して、方法が提供され、この場合、サマリ報告は、オーダおよびユーザに対して提示することが可能であり、報告は、計算された解指向の結果を反映する。このタイプの要約は、本発明者によって、超要約と呼ばれるが、その理由は、複数のデータソースにわたる要約だからである。そのような方法について、以下の実施可能にする詳細において、説明する。
【0100】
図7は、本発明の実施形態による、超要約プロセスの概観図である。「超要約」という用語は、超要約は、複数のネットワークソースから取り出されたデータから導出された解指向の結果を報告するために、データを解釈および計算することを含むという点で、この仕様書の上記で教示したサマリプロセスから、本明細書において教示した超要約プロセスを区別するためにも、この実施形態において、本発明者によって使用される。
【0101】
この実施形態では、ポータルステーション151が提供され、上記で列挙した同時係属出願に記述した実施形態によるWEBサマリと提示サービスを実施するために、ソフトウェアおよびハードウェアによって構成される。ステーション151は、ISP、主なインターネットサーバ、または他のネットワークに接続されたサーバあるいはインタフェースステーションとすることが可能である。この例では、ポータルステーション151は、ソースネットワークに連続的に接続され、この実施形態では、インターネットクラウド139によって表されたインターネットのネットワークである。上述したネットワーク接続は、ステーション151からインターネットバックボーン147へのインターネット接続線149によって供給される。インターネットバックボーン147は、グローバルインターネット139を作成するサブネットを含めて、すべての線および接続を表す。
【0102】
ポータルステーション151は、ポータルインタフェース153を維持するための内部に提供された手段を有する。ポータルインタフェース153は、この例では、ファイルサーバインタフェースであるが、他の実施形態では、異なるタイプのネットワークインタフェースハードウェアを代用することが可能である。インタフェース153は、経路161などのインターネット接続上で、示したネットワーク適合PC163などを操作する加入ユーザに、ハイパーテキストトランスファプロトコル(HTTP)ページを提供する。PC163を操作するユーザは、この場合、ダイヤルアップ接続などによって、オンラインし、接続経路161上で、ポータルインタフェース153と通信することが可能である。接続経路161は、通常の電話線、ISDN線、または、ワイヤレス接続を含む他の知られているタイプのインターネット接続リンクとすることが可能である。本明細書では、より一般的な接続方法として、ダイヤルアップ接続のみを示す。
【0103】
データリポジトリ157が、ステーション151内に提供され、ユーザの代わりに、およびユーザに関して、統合されたデータを保管するように構成される。データリポジトリ157は、ポータルインタフェース153をサポートする同じハードウェアの一部とすることが可能であるか、または、データリンクによって接続された別々のハードウェアの実装とすることが可能である。リポジトリ157は、光学記憶装置の形態、または、大量のデジタルデータを記憶するために使用されるあらゆる他の知られている実装とすることが可能である。リポジトリ157は、内部に記憶されたデータまたはメタデータを操作および組織するために必要である可能性がある変更されたデータベースプログラムをサポートすることを想定することが可能である。
【0104】
データ収集サブシステムGSS159が、ステーション151内に提供され、命令された際に、インターネット139など、データパケットネットワークをナビゲートすることができるソフトウェアおよびハードウェアの実装として構成される。GSS159は、同時係属中の特許出願第09/523、598号に記述したように、自動ブラウザ制御/ナビゲーションを表す。GSS159は、上記の図4で説明したナビゲーション層73に類似している。
【0105】
本明細書では、ファイル/データサーバ141〜145によって表した複数のネットワーク接続されたデータソースをインターネット139に示す。サーバ141〜145は、ポータルサーバ151に知られているユーザが加入したサーバである。例えば、サーバ141〜145は、バンキングおよび投資のために、1のユーザ集団WEBサービスを表すことが可能である。そのようなオプションには、バンキング、株取引き、退職アカウントサーバ、保険サーバなどが含まれる。ここでは、サーバ141〜145は、1人のユーザが加入した別々のWEBベースのサービスを表すことが想定され、互いに関係付けられていないことに留意されたい。例えば、PC163などを操作するユーザは、この例では、サーバ141〜145を使用して、オンラインのバンキング、取引き、および投資のすべてを行うことになる。
【0106】
他の実施形態では、サーバ141〜145は、ユーザが頻繁に探訪したオンラインショッピングサービスのすべてを表すことが可能である。サーバ141〜145のすべてが、通常は互いに関係付けられているが、この例では、互いに関係付けられていないということは、以下で示すように、本発明の説明を補助することにのみ役立つ。
【0107】
「Method and Apparatus for Obtaining and Presenting WEB summaries to Users」という名称の同時係属中の特許出願では、通常知識ワーカによって提供されるサイト論理のテンプレートによって、一部、サイトナビゲーション、データのパーシング、ユーザへのデータの返還、または記憶が可能であることが教示されている。この態様は、本明細書では、知識ワーカ(KW)に対して適合されたPC167によって表される。PC167などのステーションから作業するKWは、ユーザによって要求され、サーバ141〜145のいずれか1つまたはすべてに記憶されたデータにナビゲートするために、サイト論理スクリプトを提供する。そのようなスクリプトは、データリンク165上で、GSS159に提供される。リポジトリ157などに記憶されたサマリデータは、ユーザのアクセスのために記憶される。ユーザが、即座のデータ返還を要求するいくつかの場合では、データは、ポータルインタフェース153などに直接送信され、そこで、ユーザは、次いですぐにデータにアクセスすることが可能である。
【0108】
本発明の実施形態によれば、新規なデータベース報告エンジンDBRE155が提供され、ユーザの代わりに、統合されたデータに対し、定式化のプロセスを実施するように構成される。DBRE155は、それ自体がデータベースユーティリティであり、好ましい実施形態では、リポジトリ157のソフトウェア環境の一部である。他の実施形態では、DBRE155は、ポータルインタフェース153のソフトウェア環境の一部とすることが可能である。
【0109】
この実施形態では、DBRE155は、第1「収集エージェント」として作用し、要求時に、ユーザの要求したデータについて、まずリポジトリ157をチェックする。ユーザが登録したWEBベースのサービスのすべてにおける全ユーザトランザクションのユーザ履歴の記録は、リポジトリ157に保有され、DBRE155にアクセス可能であることが好ましい。いくつかの場合では、サーバ141〜145によって表されたようなサービスは、リポジトリ157において獲得して、そこに記憶し、かつ、定期的に更新されることが可能である完全なトランザクションの履歴を提供することが可能である。しかし、いくつかの場合では、そのようなサービスは、ユーザの履歴の記録を保持しない可能性がある。この場合、自分のポータルインタフェース153を通してそのようなサービスにアクセスするユーザは、正規の時間コース上で、各トランザクションを追跡することが可能であり、それが、リポジトリ157に保有されるそのサービスにおけるトランザクションの履歴の記録となる。
【0110】
サーバ141〜145の場合では、各々は、1人のユーザに接続された金融ポートフォリオデータのなんらかの形態を含む。例えば、サーバ141は、ユーザが預金口座を有するバンキングサービスを表すことが可能である。サーバ142は、ユーザが当座預金口座を有するバンキングサービスを表すことが可能である。サーバ143は、目まぐるしく変化している投資のポートフォリオと、特定のユーザの損失を保有しているオンライン投資会社を表すことが可能である。サーバ144は、ユーザが個々の個人退職金積立勘定(IRA)を有する、バンキング会社を表すことが可能である。サーバ145は、ユーザの資産ポートフォリオに関するデータを保持しているモーゲージ会社を表すことが可能である。各サイトは、おそらく、現在の口座状況の情報と、特定のユーザによって実施されたトランザクションの金融履歴を保持する。
【0111】
例示のために、1人のユーザに特有のすべての金融データが、サーバ141〜145によって提供されるか、またはサーバ141〜145から獲得され、データリポジトリ157に統合され、定期的に更新されると仮定する。PC163を操作するユーザは、インターネット接続161によって、ポータルインタフェース153にアクセスし、複数のサーバ141〜145にわたって、データのいくつかまたはすべてを含む特定の結果を要求することが可能である。一例は、ユーザが開始したコマンド「現在の純資産を計算する」である。結果的な超要約された報告は、ユーザに、ユーザの問合せに応答するプロセスで分析されたすべての金融データソース(サーバ141〜145)から、すべての金融データを有するユーザの計算された純資産を通知する。
【0112】
この場合、DBRE155は、すでにリポジトリ157に統合されているデータのみを使用する。したがって、集合体に保持されているデータが、最新のものであり、ユーザの要求を満たすのに十分である場合、GSS159がユーザの代わりにナビゲートすることは、特に必要でない。しかし、上記の例で記述したようなユーザの特定の要求が、サーバ141〜145の1つまたは複数にナビゲートすることを要求する場合、GSS159は、KW167によって提供されたサイト論理を使用して、各要求されたサイトにナビゲートし、要求されたデータを取り出す。要求されたデータがリポジトリ157に統合された後は、DBRE155は、統合されたデータを分析して、ユーザの要求に基づいて、統合されたデータから、正確な報告を生成することが可能である。
【0113】
当業者には、リポジトリ157のユーザ側の上にDBRE155など独自のエンジンを提供することにより、個々のサイトナビゲーションによって要求された精密な帯域幅のリソースと、ユーザのよってオーダされたデータの返還を省略されることが明らかであろう。追加された記憶空間が、ユーザの代わりに複数のWEBサービスから完全な活動履歴を記憶するために、リポジトリ157において必要である。しかし、そのようなリソースを追加し、帯域幅を省略することは、データを圧縮し、アーカイブするために当技術分野で知られている多くの技術を考慮した、知的実装を表す。DBRE155の機能に関するより詳細については、以下で示す。
【0114】
図8は、本発明の実施形態による、図7のDBRE155の追加の詳細、構成要素、および機能を示すブロック図である。DBRE155は、ユーザに提示するために、データを獲得、分析、および準備することができる機能インタフェースである。したがって、ある要求された機能を実施する役割を担うある2次的モジュールを含む。例えば、制御論理モジュール171が、DBRE155の一部として提供され、ユーザの要求をパースおよび確認し、ならびに、ユーザが選択した提示フォーマットが利用可能であり、かつ、ユーザが要求したデータの結果のタイプに適切であることを保証するように構成される。そのようなオプションは、双方向通信を表す二重矢印によって、制御モジュール171に接続されて示されているオプションデータベース173に含まれる。
【0115】
オプションデータベース173は、本明細書で示したように、DBRE15の一部、または、リポジトリ157の一部で、かつDBRE155にアクセス可能とすることが可能である。オプションデータベース173などそれ自体のデータベースを保有しているDBRE155、および複数のアカウントにわたるユーザの履歴を含んでいる以前に記述したデータベースの場合、DBRE155は、すべての要求されたデータを保持するのに十分な記憶メモリを有するマシンに存在する。そのようなマシンは、プロセッサ/サーバとすることができる。他の実施形態では、すべての記憶されたデータは、リポジトリ157に保持される。
【0116】
また、DBRE155は、ランタイムエンジン177を有する。これは、ユーザの要求に基づいて、ユーザに対し、特定のデータの結果または解を形成するために、データ分析と計算を実施する。エンジン177は、すべての計算ツールと、かなり変動することがある目標を実施するために必要なシステムの知識にアクセスする。知識ベース(図示せず)は、構成モデルの分野で一般に知られているように、エンジン177のための知能ソースとして使用することが可能である。
【0117】
エンジン177は、統計学的分析、合計、平均などを含む、広範な数学関数を実施する。一実施形態では、より複雑な計算を実施するために、代数、幾何、および三角法の関数も提供される。しかし、ほとんどの場合、ユーザの要求は、平均、合計、可能性の予測、割合の導出などに対し、より適合される。例えば、複数のバンクのバランスを合計することは、共通したタスクである。複数のオンラインショッピングサービスにわたるオンライン支出傾向を分析することは、共通したタスクの他の例である。より複雑な報告は、ショッピングの傾向を収入の可能性と比較して、必要な商品を犠牲せずに、比率を向上させるように、提案された方式と共に、比率の数値を生成することが可能である。多くの可能性が存在する。
【0118】
グラフィックユーザインタフェース(GUI)モジュール181が、DBRE155内に提供され、要求されたフォーマットと要求されているディスプレイのタイプに従って、データを準備するように構成される。GUIモジュール181は、提示オプションが、オプションデータベース173から選択されたという知識と、報告を受信する特定の装置またはステーションのパラメータ(ハードウェアおよびソフトウェアのプラットフォーム)の知識とを有する。報告は、発信装置に再度向けられる必要はない。いくつかの実施形態では、ユーザは、様々な媒体上で、超要約報告を代替受信装置に向けることが可能である。これは、当然、受信装置およびデータネットワークが、システムに知られていることを想定している。
【0119】
本発明を実施する際に、ユーザは、自分のブラウザインタフェースなどから、入力と名称付けした矢印として本明細書で示した、事前に構成したリクエスト169に対する要求を開始する。リクエスト169は、制御論理モジュール171において、意味についてパースされる。情報の損失または利用可能でないオプションの選択など、当初のリクエスト169にエラーが検出された場合、エラー報告と名称付けした矢印によって示したように、エラーの報告が、すぐにユーザに送り返される。制御論理モジュール171は、利用可能でないオプションが選択されたかを判定するために、オプションデータベース173をチェックし、エラーの報告と共に、代替の利用可能なオプションを再度提示することが可能である。
【0120】
モジュール171が、要求を確認し、かつ、提示オプションを確認した後は、有効な結果の定式化を可能にするのに、十分な現在のデータが内部に記憶されているかを調べるために、図7のリポジトリ157などのクライアント側の上にあるガード(GI)175にアクセスする。データベースとの対話によって図1のリポジトリ157から獲得されたデータは、ガード175に含まれ、処理のためにエンジン177に渡される。しかし、データの必要な部分が、リポジトリ155から損失している場合、要求されたデータを取り出すために、図7のGSSを呼び出すことが可能である。この場合、エラーメッセージがユーザに送り返され、ユーザに、要求したデータの部分のために、ナビゲートする必要があることを通知する。
【0121】
要求された報告を変換するために必要なすべてのデータは、ランタイムエンジン177に集められる。すべての適切な計算が実施され、未加工のデータ結果177として本明細書で示した結果的なデータが、GUIモジュール181に渡される。次いで、GUIモジュール181は、出力と名称付けした矢印として本明細書で示したユーザに提示するための結果的なデータを準備する。
【0122】
上述したように、報告は、テキストおよびグラフィック要素も同様に含めて、非常に簡単または非常に複雑とすることが可能である。一実施形態では、含まれているデータに関して実施されたプロセスステップのすべては、分割して、最終結果と共に、ユーザに報告することが可能である。提示オプションは、スプレッドシート、グラフ、テキスト報告、パイチャートなどを含むことが可能である。
【0123】
上記に示した例では、DBRE155は、協働するサブモジュールに分割することが可能である多機能モジュールである。しかし、これは、本発明を実施するためには必要でない。当業者なら、同じ機能を達成するために使用することが可能であるモジュールと分布経路の他のオーダが存在することを理解するであろう。例えば、DBRE155(図7)は、統合されたデータから収集するために改良する代わりに、GSS159(図7)と直接インタフェースすることが可能である。この場合、GSS159は、まず、リポジトリ157をチェックして、その後、ナビゲーションが必要であるかを判定する。他の実施形態では、集合体のすべてのデータが最新であることを保証するために、デフォルトによって、ナビゲーションが必要である可能性がある。多くの可能性が存在する。
【0124】
図9は、本発明の実施形態による、超要約報告の開始から終了までの、論理的なユーザとシステムステップを示すプロセスの流れ図である。ステップ183において、ユーザは、ブラウザ/ポータルインタフェースを使用して、図7のPC163などから、超要約報告の要求を開始する。要求は、1年の期間にわたる、すべての自分の利息産出アカウントからの全利子所得を合計し、月ごとの平均を返還することが可能である。好ましい実施形態では、そのような要求は、ポータルソフトウェアによって理解される「自然言語」で作成することが可能である。
【0125】
ステップ185において、制御論理は、当初の要求の実現可能性を登録および確認する。このステップは、要求をパースする、提示オプションを確認する、提示配信パラメータを確認する(ソフトウェア、ハードウェア、媒体)などを含む。要求がアクションについて承認された後は、データギャザラは、ステップ187において、要求されたデータについて、リポジトリ157(図7)内など、データベースにアクセスする。そのようなギャザラは、本発明者によってボットと呼ばれ、図8に示したDBRE155の一部、または図7のGSS159の一部とすることが可能である。
【0126】
ステップ189において、要求を完成するために統合された利用可能なデータが十分あるかについて判定する。判定が是である場合、要求されたデータは、ステップ191において、データベース(DB)から抽出される。ステップ193において、抽出されたデータは、ユーザの要求を完成するツールに従って、処理される。これは、解指向の結果である。処理のテキストレコードも、要求されれば、ユーザに送ることが可能である。このようにして、ユーザは、解指向の結果に到達するために取られた、いくつかのステップをレビューすることが可能である。
【0127】
ステップ193において、図8のGUIモジュール181などにおいて、ユーザが要求した提示オプションに従って、未加工の結果データが準備される。提示オプションは、ユーザのポータルホームページ上に現れる簡単なテキストの結果からなることが可能である。一実施形態では、タイムチャート、チャートを説明するテキストパラグラフ、および結果の値を反映する表など、同じ結果の変更バージョンを表示する別のWEBページを構築することが可能である。平均金利を扱う超要約は、上記の例で説明したように、様々な方式で提示することが可能である。例えば、各アカウントおよび個々の結果をリストし、特定の時間スパンにわたる合計された結果が続き、より短い時間の増分にわたる平均数値が続くことが可能である。適切なソフトウェアコンテナが、対話の両端においてサポートされる限り、提示の可能性に制限はない。ほとんどの場合、完全な対話機能をサポートするブラウザインタフェースが使用される。ステップ197において、準備されたGUIデータは、接続161などインターネット接続上で、図7のPC163を動作しているユーザなど、要求しているユーザに送信される。ここで、再び、多くの装置が、図8のDBRE155とのインタフェースを実施し、かつ、結果のデータを受信することができることに留意されたい。システムに対して変更した装置をうまく構成することは、提供されたネットワークとデータインタフェースに依存する。
【0128】
ステップ189において、まだ集合体に要求を完了するのに十分なデータまたは適切な種類のデータが存在しないと判定される場合、要求は、ステップ199において、図7のGSS159など、GSSに渡される。一実施形態では、収集は、すでに説明したように、GSS159のみの役割である。ステップ201において、サイト論理のテンプレートが、図7のPC167などのPCを操作するKWなどから獲得される。要求されたナビゲーションのテンプレートが、以前に使用したテンプレートと同じである場合、そのようなテンプレートは、接続されたデータストアから獲得することが可能である。
【0129】
ステップ203において、図8のGSS159などのGSSは、要求しているユーザの代わりに、統合されたデータストアを完成するために、要求されたWEBサイトにナビゲートし、かつ、そこからデータを抽出する。ステップ205において、データは、リポジトリ157などにおける目的のために割り当てられたデータベースの集合体内に渡される。要求されたデータのすべてが、ステップ205において統合された後、ステップ191から197が反復される。
【0130】
当業者には、上述したプロセスステップが、ほとんど自動化されたまたは完全に自動化されたプロセスを表すことが明らかであろう。さらに、ステップ189において、データが不十分である場合に、ユーザ通知ステップを追加するなど、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、他のサブルーチンが存在することが可能である。
【0131】
また、当業者には、本明細書で記述したようなプロセスルーチンは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、代替動作環境に従って、変更することが可能であることが明らかであろう。例えば、ユーザが、データセンタネットワークインタフェースなどを通して、ワイヤレス装置からインタフェースしている場合、追加されたステップは、データを異なるネットワーク上で理解されるフォーマットに変換するために、必要である可能性がある。多くの多様な応用分野が存在する。
【0132】
図10は、本発明の実施形態による、ユーザのブラウザインタフェースにおけるディスプレイ上の超要約された報告209の実際のスクリーンショット207を表す図である。本発明のより一般的な実装では、ユーザは、共通のブラウザインタフェースを使用することによって、ポータルサーバなどとインタフェースし、その多くのブランドは、当技術分野では知られており、容易に利用可能である。この特定の例では、Internet Explorer(商標)(IE)として知られているMicrosoft(商標)のブラウザアプリケーションを使用する。しかし、本発明のシステムは、データパケットネットワークをナビゲートすることができる、あらゆるソフトウェアで機能する。
【0133】
サマリ報告209は、組織名が完備している、個々のバンク、投資、およびアカウントのリストからなる。バンクアカウントとストックアカウントの両方について個々に報告された情報のサマリは、各グループリストの下に見られる。報告209は、多くの図による可能性と提示方法のかなり簡単化した例である。要求の複雑さに応じて、超要約された報告は、事実上あらゆるタイプの提示媒体を獲得することが可能である。いくつかの例には、Gantチャート、時間グラフ、パイチャート、フローチャート、テキストサマリなどが含まれるが、本発明は、これらに限定されるものではない。他の実施形態では、要約された報告は、同じデータを様々な方式で見るために、または提示された結果からさらに結果を計算さえするために、対話式オプションを含むことが可能である。ユーザは、強力なPC上にインストールされた完全に機能的なブラウザアプリケーションを通して、本発明のシステムとのインタフェースを達成するとき、多くのオプションを有する。個人用携帯情報端末、携帯電話など、他の装置を通したインタフェースは、明らかに、提示オプションを制限するが、インタフェースのために、そのような装置を使用することは可能であり、いくつかの状況では、好ましい可能性がある。そのような状況は、ビジネス会議、インタビュー、および、ユーザがいくつかのサマリデータにアクセスする必要がある可能性があるが、自分のパーソナルコンピュータステーションにアクセスする必要はない他の状況とすることが可能である。さらに、そのようなデータは、予めオーダし、自分のパーソナルコンピュータ以外の場所に送信することが可能である。電話ネットワークへの適切なインタフェースにより、そのような情報は、ユーザによって指示された場合、会議の場所へファックスする、関係者の電子メールアドレスに電子メールを送ることなどが可能である。多くの多様な応用分野が存在し、その多くについては、すでに記述されている。
【0134】
個別化した提案
本発明の他の態様では、複数のユーザサイトからデータを収集し、そのデータを使用して、差し迫ったユーザの活動に関する知的提案をユーザに提供するための手段が提供される。そのような手段について、以下の実施可能にする詳細において説明する。
【0135】
図11は、本発明の実施形態による、個別化した提案システムの概観図である。好ましい実施形態では、提案システムが提供され、ユーザが開始した購入および他のオンライン活動に関する助言を提供するように構成される。そのような提案システムは、関係するドキュメントのセクションにおいて相互参照した際に記述した相互に関係した特許出願に関して記述したアーキテクチャおよびソフトウェア環境と統合される。したがって、本明細書で記述したいくつかの構成要素は、以前に記述した構成要素に類似しているが、新しい要素の番号を与えることが可能である。
【0136】
この例では、この場合よく知られているインターネットであるワイドエリアネットワーク(WAN)211が、好ましくは連続的なインターネット接続経路231によって、ポータルステーション213に接続される。接続経路231は、以下でさらに説明するように、システムの構成要素によって、ユーザの代わりに、自動的にデータを収集することを可能にするように構成される。接続経路231は、グローバルインターネット211を作成する線と相互接続のすべてを表す、インターネットバックボーン215に接続される。ファイルサーバ217、219、および221が、バックボーン215に接続されているのが示されている。サーバ217〜221は、本発明を実施するユーザが加入しているWEBサービスを表す。そのようなサービスは、旅行サービス、バンキングサービス、ショッピングサービスなどを表すことが可能である。
【0137】
インターネット211は、本発明の精神および範囲を逸脱せずに、法人または私的なWANなど、他のタイプのWANとすることが可能である。本発明者は、提供された広範な公的アクセスの利用可能性のみのために、本明細書では、インターネット211を示すことを選択する。
【0138】
インターネットポータルステーション213は、上記で列挙した相互に関係した特許出願において記述したように、WEBを基本とするデータ収集とサマリの返還を可能にするすべての設備と構成要素を備える。したがって、ステーション213は、独立型のセンタとして、またはインターネット211に分散して、ISPの位置において実装することが可能である。この特定の例では、ステーション213は、様々なWEB収集サービスを提供する会社によってホストされた独立型のセンタであると想定することができる。
【0139】
ポータルインタフェース223が、ポータルステーション213内に提供され、本発明のサービスに加入するユーザへのインタフェースとして構成される。インタフェース223は、好ましい実施形態では、ユーザが、自分の登録したサイトで、ビジネスをオンラインで実施するためのポータルおよびタスクのインタフェースとして構成されたファイルサーバである。大容量記憶データリポジトリ227が、ポータルステーション213内に提供され、サービスに加入するユーザに関するデータと、サーバ217〜211によって表されたユーザが頻繁に探訪するWEBサービスから獲得された統合された情報を備えるデータとを記憶する。このデータは、インターネット211を通して、アクセス可能である。
【0140】
リポジトリ227は、要求されたデータを記憶し、かつ、企業規則に従って、そのようなデータにアクセスして操作するために、適切なデータベースソフトウェアを通してインタフェースを提供することができる、任意の形態のオンラインまたはオフラインの設備とすることが可能である。例えば、登録したWEBサービスのリストを含んでいるユーザのプロファイル情報が提供され、「Method and Apparatus for Providing and Maintaining a User−Interactive Portal System Accessible via Internet or other Switched−Packet−Network」という名称の出願第09/208、740号に関して記述したように、リポジトリ227に記憶される。ユーザのプロファイル情報の他に、ユーザサービスから収集されたデータが、ユーザの代わりに統合され、ユーザの指示に基づいて、記憶される。そのようなデータは、そのようなユーザが加入した様々なWEBサイトから獲得される。
【0141】
例示的なユーザは、本明細書では要素番号233で名称付けしたPCアイコンとして示され、インターネットアクセス経路239上で、ポータルインタフェース223との接続を確立する。アクセス経路239は、モデム/ダイアルアップ接続を有するような、通常の電話線とすることが可能である。他の実施形態では、ISDN線、ケーブル/モデム接続、またはワイヤレスの接続を使用することが可能である。ユーザ233は、自分のブラウザインタフェースを使用して、ポータルステーション213によってサポートされるポータルシステムと対話する。次に、ポータルインタフェース223は、プロキシ(システムの構成要素)によって、インタフェース223を通して、直接および自動的にブラウジングするように構成されたインターネット接続経路226を有する。
【0142】
この実施形態では、ユーザが、知的購入または差し迫った活動に関する他のタイプの提案を獲得することを可能にするサービスの改良は、提案エンジン225(主にソフトウェア構成要素)と、ポータルステーション213内に提供された収集サブシステム(GSS)229とを含むことによって本明細書では示される。GSS229は、システムのアーキテクチャによって、ユーザが頻繁に探訪したサイトにナビゲートし、かつ、個々のユーザに関連付けられたリポジトリ227に統合し、最終的に要求しているユーザに提示するために、様々なWEBサイトからデータを獲得するように構成された、ソフトウェア構成要素のシステムである。GSS229は、図7のGSS159に類似しており、自動ブラウザ制御と、本発明者によってボットと呼ばれ、他の機能の中でも、WEBサイトからのデータをパースし、それを獲得することができる、ソフトウェアエージェントなどを含む。GSS229を実装するために使用されるハードウェアに関する開示は、「scalable Architecture for Distributed Job Processing」という名称の、相互に関係した明細書第09/362、914号において利用可能である。
【0143】
要素番号235と名称付けした本明細書でPCアイコンとして示した知識ワーカ(KW)は、ナビゲーションのために、サイト論理のテンプレートをGSS229に供給する目的で、提供される。KW235は、LANまたはWAN接続とすることが可能であるデータリンク237によってGSS229に接続される。再使用することが可能であるサイト論理のテンプレートは、ユーザのプロファイルデータおよび統合されたデータと共に、リポジトリ227などに記憶される。
【0144】
この例では、ユーザは、WEBサーバ217〜221の1つに関して実行することになる、差し迫った活動に関する決定をすることを望む。そのような活動は、例えば、航空チケットの購入である可能性があり、この場合、サーバ217〜221は、大手航空会社に特有のサイトを含めて、そのようなチケットを購入することが可能である別々の旅行サービスを表す可能性がある。活動が、サービスまたは製品の支払いにクレジットカードを使用することなどを含む場合、サーバ217〜221は、別々のWEBサービスを表し、ユーザ233は、それを通して、アクティブなクレジットアカウントを獲得し、かつ維持する。
【0145】
ユーザの代わりに、エンジン225を通して、システムの提案を開始することが可能である2つの方法が存在する。第1の方法は、ユーザ233など、ユーザによって、自分のブラウザインタフェースを通して開始された問合せを通すものである。第2の方法は、ユーザの活動を監視し、かつ、ユーザの活動の検出に基づいて、提案を自動的に開始する自動的なシステムを含む。
【0146】
まず、上述した第2の方法に注目すると、ユーザ233は、オンラインで、活動的にブラウジングしており、インタフェース223を通して、WEBサービス217〜221のサーバ221に接続されることが想定される。この場合、WEBサーバ217および219は、クレジットカードアカウントサーバとすることが可能であり、サーバ221は、オンラインショッピングサービスとすることが可能である。ユーザ233は、サーバ221に保有されているショッピングのページをブラウジングしながら、クレジットカードですぐに購入するために、項目の上をクリックし、次いで、2つのカード(サーバ217および219)のどちらをサーバ221での購入に使用するかについて、ユーザ233によって決定しなければならない。
【0147】
上記の例では、エンジン225は、ユーザ233のオンライン活動を監視し、したがって、インタフェース223は、差し迫った購入に気付く。この機能は、ポータルステーション213上の任意の場所で実行されるソフトウェアによって提供することが可能であることが明らかであろう。したがって、システムは、ユーザが、任意のWEBページ上で購入リンクを起動したとき、ユーザがブラウジングしていることを認識する。したがって、ユーザが、そのような購入リンクを起動したとき、インタフェース223は、この場合、どのようなカードを支払いに使用するかということになる、提案プロセスを自動的に開始する。
【0148】
購入リンクが、上述したパラメータに従って起動されたと想定すると、次いで、ユーザが購入しようとしているサービスが、クレジットカードを必要とするかを確認するために、インタフェース233が、すぐにリポジトリ227とコンタクトする(括弧形の二重矢印接続によって示した)。そうである場合、インタフェース233は、ユーザが1つまたは複数のカードを通して有する登録したクレジットアカウントサービスを探す。本明細書のサービス217と219の場合のように、2つ以上存在する場合、インタフェース233は、提案エンジン225を起動する(直線の二重矢印接続によって示した)。システムの通知は、提案が準備される間、ユーザに一時的に停止するように要求する音声警報またはスクリーンポップの形態で、ユーザ233に送信することが可能である。また、提案を続行するか否かの選択をユーザ233に提示することも可能である。
【0149】
要求された情報のすべてが、すでに、更新され統合されたデータの形態でリポジトリ227に入力されている場合、提案エンジン225は、単に、リポジトリ227から、要求されたデータを引き出し(直線の二重矢印接続によって示した)、GSS229を起動せずに、提案の報告を収集(compile)することが可能である。要求された情報が、金利、アカウントバランス、カードを反復して使用した累積ボーナスポイント、および、カードの使用を通してユーザの便利さを向上させることにつながる可能性があるあらゆる他の会社の方針情報を含むことが可能である。
【0150】
知的提案を完成するために、サイト217および/または219からデータを獲得するように、ナビゲーションが必要な場合、エンジン225は、データをナビゲートし、かつ更新するコマンドオーダで、GSS229を起動する(括弧形の二重矢印接続によって示した)。特有のデータ要求が、GSS229に供給され、サーバ217および/または219にナビゲートするために使用されるサイト論理のテンプレートの一部となる。そのようなテンプレートは、反復された提案と、サイトへのナビゲーションのために、すでに存在している可能性がある。KW235は、(必要ならば)エンジン225によって供給された情報を組み込んでいる新しいテンプレートを提供することが可能である。ほとんどの場合、プロセスは、完全に自動化することができる。
【0151】
この場合、GSS229は、インターネット接続線231によって、ユーザの233の代わりに、サイト217および/または219にナビゲートし、要求されたデータを獲得する。次いで、GSS229は、データをリポジトリ227に統合し(直線の単一矢印接続によって示した)、比較のために、同じデータを提案エンジン225に渡す。
【0152】
提案エンジン225は、データ処理と比較に必要な要求されたツールのすべてと、ならびに、ユーザ233などのユーザに対する提案報告を準備するためのツールとを有する。エンジン225は、完全な提案をインタフェース223に渡し、このインタフェースは、接続ライン239上で、報告をユーザ233に転送する。そのような報告は、テキストによる報告、音声による報告、図による報告、または、その組合わせとすることが可能である。そのような報告は、目的のWEBページを表示している現在のブラウザウィンドウ、またはサイドバー領域に出現することが可能である。多くの可能性が存在する。本発明者は、全プロセスが、せいぜい数秒しかかからないことを意図し、すでに記録されているデータが、知的提案を提供するのに十分である場合、それをタップすることによってなど、可能である場合、プロセスを合理化する。
【0153】
エンジン225によって作成された提案は、種類が多く、多様な基準に基づくことが可能である。ユーザが、オンラインで品物を購入する場合、システムは、既存のバランス、金利、マイル数などの特典等の基準に基づいて、クレジットカードを提案することが可能である。ユーザが、航空チケットを購入する場合、システムは、ある途中降機点などを回避するために、知られているユーザの好みに基づいて、航空会社を提案することが可能である。非常に多くの可能性が存在する。上記で導入した第1の方法は、ユーザの問合せを通して達成される。この場合、ユーザ233などのユーザは、事前にスケジュールしたビジネス予約のために、航空チケットなどを購入する意図を有する。しかし、ユーザは、取引きを探すために、サーバ217〜221によってこの場合に示された自分の登録旅行サービスをブラウジングすることを望まない。代わりに、ユーザ233が、自分の意図を反映するブラウザインタフェースなどを通して、問合せを入力することが可能である。例えば、問合せインタフェースは、ユーザに対して個別化し、かつ、ユーザがチェックまたはクリックするように、エントリフィールドを含むことが可能である。そのようなフィールドは、航空チケット、行き先、望ましい出発時間、望ましい到着時間などを含むことが可能である。特有の登録サービス(2つ以上)をリストするための追加の入力フィールドが存在することが可能であるか、または、すべてのサービスを含むことが可能である。
【0154】
問合せが提出されたとき、インタフェース223は、以前に説明したように、リストされたサービスについて、リポジトリ227をチェックする。次いで、提案エンジン225が起動され、十分な更新データについて、リポジトリ227をチェックする。知的提案を完成するのに十分なデータが存在する場合、提案エンジン225は、情報を処理して、それをインタフェース223に渡し、このインタフェースは、ナビゲーションを必要とせずに、報告をユーザ233に転送する。しかし、旅行代理店などのサービスは、ほとんど連続的に情報を更新することが知られている。したがって、ナビゲーションは、多くの場合に好ましい可能性が高い。
【0155】
ナビゲーションが準備されている場合、提案エンジン225は、ユーザ233が頻繁に探訪する旅行サービスを表すサイト217、219、および221にナビゲートするというオーダで、GSS229を起動する。GSS229は、接続経路231によって、サイト217、219、および221にナビゲートし、サイト論理とユーザの指示に従って、特定のデータを獲得する。GSS229は、処理ために獲得したデータを提案エンジン225に渡し、それをリポジトリ227に統合する。エンジン225は、獲得したデータに基づいて、報告を生成し、その報告をインタフェース223に提出する。インタフェース223は、接続239上でユーザ233にアクセス可能な報告を作成する。そのような報告は、ユーザのポータルホームページ上に出現することが可能であるか、または、電子メールの形態で、あるいはあらゆる他のサポートされた媒体および形態で、送信することが可能である。この場合、報告は、最適に役立つことができるサービスの識別とURL、利用可能なチケットの価格とパラメータ、選択したサービスが好ましい選択である理由などを含む。
【0156】
本発明の他の実施形態では、提案は、ピギーバック方式でオーダすることが可能である。例えば、ユーザ233などのユーザが、どのサービスを使用すべきかについて、提案を獲得するために、問合せを提出する場合について考える。デフォルトによって、システムは、提案された旅行サービスによって提供されたチケットの支払いをするために、どのカードを使用すべきかに関する第2の提案を提示することが可能である。
【0157】
さらに他の実施形態では、いくつかの提案が、監視を通して、デフォルトによって常に実施され、いくつかが、問合せによってオーダされることが可能であるように、2つの記述した方法を組み合わせることが可能である。例えば、ユーザ233などのユーザは、問合せの方法が、品物を購入するのにどのサービスがより有益であるかなど、提案を獲得することを可能にするように、サービスを構成することが可能である。ユーザが、提案された購入にナビゲートし、それを起動するとき、第2のデフォルト提案が、購入方法をユーザに助言する。多くの可能な組合わせが存在する。
【0158】
提案エンジン225は、知識ベースの使用など、システムのプログラミングによって、その知識を獲得する。なんらかのパラメータを同等とするために、ポイントシステムを使用することが可能である。例えば、クレジットカードに特有の金利は、比較のためのポイントに同等とすることが可能である。他の一定のファクタも、同様に同等とすることが可能である。可変ファクタ(頻繁に変化する可能性があるファクタ)は、合計され、比較され(数学的に可能な場合)、同等とすることが可能である。例えば、3つの別々のクレジットカードが考慮される場合、最低のバランスを有するカードが、1ポイント獲得することが可能であり、一方、最低の金利を有するカードが、1.5ポイントを獲得することが可能である、などである。
【0159】
好ましい実施形態では、なんらかのクレジットカードの購入活動の閾値に関連付けられた特別な取引きまたはプログラム、特定のショッピングサイトに関連付けられたボーナスプログラムなどを有するユーザは、情報を考慮し、提案エンジン225によって組み込むことが可能であるように、そのような個別化した情報をリポジトリ227内へプログラミングすることが可能である。さらに、提案エンジン225は、ユーザの現在の標準的でないデータが、常に考慮されるように、1人のユーザに対して個別化し、定期的に更新することが可能である。この場合、別々の知識ベースリソースを各加入ユーザに提供することが可能である。
【0160】
当業者には、本発明の方法および装置は、ユーザの問合せを通して、デフォルトによって、またはその組合わせによって、達成することが可能であることが明らかであろう。本明細書の範囲の多くと、相互参照セクションにリストしたものは、ユーザの満足度の向上を提供するために、サービスを個別化するのに役立つ。したがって、個別化は、可能である場合、好ましい。
【0161】
図12は、本発明の実施形態による、購入提案エンジン225の構成要素を示すブロック図である。提案エンジン225は、3つの機能ソフトウェア層を備える。これらは、インタフェース層241、データ処理層243、および報告生成層245である。ソフトウェアの実装として、エンジン225は、データを計算および処理するための適切なプロセッサを有するマシン上で、実行される。そのようなマシンは、図11のポータルインタフェース223をサポートするマシンと同じもの、または、クライアントに対する提案データを処理することに専用の別のプロセッサを基本とするマシンとすることが可能である。図11に関して説明したように、提案エンジン225は、プログラミングを通して、可能な限り、各個人に対して個別化される。すなわち、各個人は、個人的な、プロファイリング、統合WEBデータが保有されている、自分のデータベースを有する。各個人のデータは、図11のリポジトリ227などに、集中して記憶される。
【0162】
インタフェース層241は、図11のポータルインタフェース223との入力/出力(I/O)通信能力を提供するポータルインタフェースモジュール247を有する。エンジン225は、I/Oインタフェース247を通して起動することが可能であり、I/Oインタフェース247を通して、完成された提案データを返還する。GSSインタフェースモジュール249が提供され、図11のGSS229とのI/Oデータ通信能力を可能にするように構成される。モジュール249は、提案処理のために十分なデータを返還するように、ナビゲーションが必要である場合において機能する。個別化エージェントモジュール252が提供され、収集エージェントまたは「ボット」をディスパッチするように、GSSインタフェース249を通してコマンドを発行し、クライアントの代わりにナビゲートするように構成される。一実施形態では、個別化エージェント252は、図12のGSS229の一部である。個別化モジュール252を提案エンジン225に統合する利点は、モジュール252が、個別化されたクライアント規則に従って実施するように、ボット(ギャザラ)を個別化するために必要である論理と内蔵知能を含むことである。
【0163】
データベースインタフェースモジュール251が提供され、適切なデータベースソフトウェアを使用して、図11のリポジトリ227とのI/O通信能力を可能にするように構成される。例えば、エンジン225は、あらゆるクライアントの代わりに、記憶された個人情報にアクセスし、同じインタフェースを通して、要求されたデータを受信することが可能である。デフォルト開始モジュール253が提供され、あらゆる加入クライアントの代わりに、監視したWEB活動に基づいて、エンジン225を自動的に開始することを可能にするように構成される。この意味で、モジュール253は、提案返還プロセスを開始するために、要求されたデータを受容する、入力機構である。WEB活動から得られたモジュール253への通知は、エンジン225を起動させ、監視したユーザの代わりに、自動的な提案シーケンスを開始するために、すべての要求されたデータを提供する。
【0164】
インタフェース層241は、上述したように、システムの構成要素の残りに対し、エンジン225のインタフェース能力のすべてを達成する。エンジン225を備える様々なモジュールの管理プログラミングは、ポータルインタフェースモジュール247を通して達成することが可能である。一実施形態では、エンジン225に含まれている様々なモジュールにアクセスし、それをプログラミングするために、別々のプログラミングインタフェースモジュール(図示せず)をアドミニストレータまたは知識ワーカに提供することが可能である。
【0165】
データ処理層243は、提案シーケンスのために、入力と獲得されたデータをうまく処理することを可能にするのに必要なすべてのモジュールを備える。プログラミング可能な規則ライブラリ(データベース)255が提供され、一般的な処理パラメータに関係付けられた企業規則を含むように構成される。そのような規則は、なんらかのクライアントに適用することが可能である、特別な個別化された規則を含むことも可能である。一般的な規則の例は、「可能なときは、常に、二次的な提案を開始する」ことである。そのような規則は、購入提案に自動的な「支払い方法」の提案などが続く状況に適用される。個別化された規則の例は、クライアントXに対して、追加された提案ルーチンとすることが可能であり、この場合、クライアントXが、他のオークションで購入したものと同様の品物に対する平均的な現在の価格に基づいて、クライアントXがオークションで品物に値を付けるたびに、自動的な「ビッドシーリング」が提案される。
【0166】
プログラミング可能な知識ベース257が提供され、エンジン225を使用して、どのようなタイプの一般的な提案が可能であるかに関するシステムの知識を保有するように構成される。例えば、提案の可能性が、航空チケット、車のレンタル、本、映画、ソフトウェア、コンピュータ、株などの知的購入を含む場合、関係する定数およびイクエータが、知識ベース247に含まれる。図11で説明した問合せを基本とする方法では、そのようなオプションは、ユーザが、どのオプションを実施することを望むかをチェックすることが可能であるように、問合せと共に出現することが可能である。
【0167】
ランタイムエンジン259が提供され、ライブラリ255に列挙された規則に従って、獲得し入力されたデータを知識ベース257の一定なデータと同等とするように構成される。一実施形態では、知識ベース257は、特定の知識ベースが、一個人にのみ特有であるように、各クライアントに対して個別化することが可能である。このようにして、特定のクライアントに対して、普通では共通のルーチンでない特別な提案ルーチンを処理することが可能である。
【0168】
未加工データストア261が提供され、完成された提案ルーチンに属するすべての処理されたデータを一時的に記憶するように構成される。データストア261は、未加工データの「チャンク」が、要求しているクライアントに対してタグ付けされるシステムメモリまたはキャッシュを使用する。データのクライアントチャンクは、1つまたは複数の別々の提案ルーチンからなることが可能である。しかし、好ましい実施形態では、単一ユーザの代わりに、第2の提案が完成されるときまでに、当初の提案を表している第1チャンクは、すでに、クライアントに配信され、データストア261からパージされている。
【0169】
個人的なプログラミング可能モジュール263が提供され、クライアントの代わりに、規則ライブラリ255と知識ベース257の個別化を可能にするように構成される。一実施形態では、提案エンジン225が、クライアントの代わりに呼び出されるときは、いつでも、個人的なプログラミング可能モジュール263が起動される。この場合、追加された規則と知識ベースの形態の個別データは、図11のリポジトリ227などに記憶され、(そうでなければ包括的な)規則ライブラリ255と知識ベース257に加えられる。マルチタスク可能な包括的な提案エンジンは、上述した場合に使用することが可能である。
【0170】
他の実施形態では、エージェント263は、個人的な規則とパラメータをライブラリ255と知識ベース257の両方に適用するために、定期的に呼び出され、そのような規則は、要求しているユーザの代わりに適用されたままとなる。この場合、個人的な提案エンジンが創出され、各加入者に対して記憶され、その所有者によってのみ使用されることが可能である。多くの可能性が存在する。
【0171】
生成層245は、ユーザの代わりに、未加工のデータを提示可能なフォーマットと特別な媒体に変換することを扱う。データライタ265が提供され、ユーザまたはシステムに特有のフォーマットに従って、いくつかの場合人間には読めない可能性がある未加工のデータ結果を、読み易い情報に変換または書き直すように構成される。媒体ライブラリ267が提供され、データを提示するための様々な媒体オプションを含むように構成される。1つのオプションは、電子メールとすることが可能である。他のオプションは、ICQ(商標)メッセージとすることが可能である。さらに他の形態は、MPEGまたはWAVのメッセージとすることが可能である。通常のオプションは、テキスト表示のために、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)として、データをユーザの稼動中のWEBブラウザに返還する。
【0172】
アプリケーションモジュール269が提供され、ワードドキュメント、ドロードキュメント、スプレッドシートなど、クライアントによって使用されるデスクトップアプリケーションに、データを挿入するように構成される。このようにして、ユーザ/クライアントは、望ましいフォーマットで、望ましい輸送手段を通して、システムの報告を受信することが可能である。例えば、一連の提案は、計画された休暇旅行のためにオーダすることが可能であり、この場合、空き室の価格、車のレンタル、レストランなどの特定のパラメータが、提案の対象である。そのようなビジネスは、考慮されるための、ユーザのプロファイルに登録されたオンラインWEBページ(URL)を有さなければならない。
【0173】
一実施形態では、ユーザは、後日のために計画したセッションを開始するときに実行されるように、自動的な提案をプログラミングすることが可能である。例えば、ユーザは、スケジュールしたオンラインオークションまたはファッションショーに参加することを計画することが可能であり、この場合、入札または品物を購入するために、ホットボタンが提供される。ユーザが対話するとき、エンジン225は、デフォルトによって動作し、活動に関する提案を提供する。例えば、ユーザが、オークションの品物に入札する場合、他の単数または複数のサイトを通して、その品物または同様の品物の平均的な現在の価格に基づいて、入札の値段を上げ続けるか、または入札を止めるかに関する提案を受信することが可能である。購入ナウボタンに関連付けられた提案は、他のサイトから、競合する価格の情報、品質の比較情報、および、購入するか否かの提案を提供することが可能である。
【0174】
当業者には、エンジン225などの提案エンジンは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、適切なインタフェース能力を有する自己内蔵型モジュール(個々で示したように)、または、複数の分散された構成要素とすることが可能であることが明らかであろう。例えば、層241と243は、単一プロセッサ上で走る一実装の一部とすることが可能であり、一方、層245(報告生成)は、図11のポータルインタフェース223をサポートするマシンにおいて実行することが可能である。多くの可能性が存在する。ランタイムエンジン225は、この実施形態では、共通オブジェクトモデリング(COM)機能で、改良される。このようにして、ユーザフレンドリなプログラミングツールキット(図示せず)は、提案サービスの個人的な態様をセットアップする際に、ユーザまたはクライアントを誘導する命令を備えることが可能である。
【0175】
図13は、本発明の実施形態による、例示的な購入提案プロセスを示すプロセスの流れ図である。ステップ271において、クライアントまたはユーザは、ポータルサービスとのオンライン中に、自分のWEBブラウザから、提案の問合せプロセスを呼び出す。そのような問合せは、ユーザの計画した活動に基づいて、知的提案を提供するために必要なパラメータを、他のシステム構成要素に通知するように設計される。ステップ273において、クライアントまたはユーザは、様々なタイプの提案の可能性を反映している提示されたオプションから選択する。
【0176】
この例では、クライアントまたはユーザは、クライアントが、「知的航空チケット購入」を選択した場合、自分のプロファイル情報が、自分がチケットを購入する旅行サイトの少なくとも2つのURLを含むことになるように、サービスによって要約されたURLを対象にしていたことが想定されている。オプションの範囲は、システムのプログラミングと、ユーザが要約したWEBサービスのみによって限定される。例えば、ユーザが、1つの要約された旅行ページのみを有する場合、サービスが、情報をタップし、広告を通してユーザに供給することが可能であるWEBページのデータベースを維持しない場合、提案を実施することはできない。
【0177】
ユーザが、ステップ273において、提案の問合せを完了した後は、プロファイル情報は、ステップ274において、ユーザのデータプロファイルから抽出される。そのような情報は、要求に関するURLのリスト、ユーザが自分のプロファイル内にプログラミングしたあらゆる特別な規則、および、必要な可能性がある他のデータを含む。ユーザが、提案の問合せを完了し、プロファイルデータが続行をサポートすることを想定して、提案エンジンが、ステップ275において起動される。この場合、ユーザは、購入するために、WEBサイトにナビゲートしていない。ユーザは、個人的なナビゲーションの前に、提案を獲得するために、問合せの方法を使用した。いくつかの場合、ハイパーリンクなどの手段は、ユーザが、提案されたWEBサービスサイトにナビゲートせずに、提案された購入を実施することを可能にするために、提案データを備えることが可能である。
【0178】
本発明の他の実施形態では、ユーザは、ステップ271、273、および274において説明した問合せのプロセスをバイパスすることが可能である。すなわち、ユーザは、ポータルインタフェース233(図11)を通して、自分の要約したWEBサービスにナビゲートして、ステップ272において、探訪したWEBページの1つに含まれているホットボタン(購入ナウリンク)を起動することによって、購入プロセスを開始することが可能である。この場合、図12のエンジン225などの提案エンジンは、ステップ275において、監視プロセスによって、自動的に起動される。そのような監視プロセスは、ユーザのWEBブラウザから、または、以前に記述したように、ポータルインタフェース233から起動することが可能である。そのような監視プロセスは、購入リンク上のユーザのマウスのクリックを認識して、URL、品物の識別、価格、および起動されたホットボタンに関連付けられた他の情報を組み込む。
【0179】
クリック監視技術は、当技術分野では知られており、ダウンロードを完了する際に、ユーザを迅速化または補助するように設計されたダウンロード補助プログラムなどで実施される。ダウンロードの場合、ソフトウェアは、ダウンロードナウリンクを認識するように構成される。この例の場合、プラグインは、購入リンクを認識するように書かれる。本明細書では、ステップ275は、上述した環境の両方における提案エンジンの起動を表すことに留意されたい。ステップ275は、単に図の便宜のために示されている。
【0180】
ステップ277において、提案エンジン225は、図11のリポジトリ227など、統合されたデータを保有しているデータベースをチェックする。エンジン225は、問合せ、および問合せの方法の場合はプロファイル情報に整合または関係付けられるデータを探す。ホットボタンの方法の場合、エンジン225は、URLに関する情報(データ)と、購入する品物および価格(含まれている場合)を記述するホットボタンパラメータとに関するURLを含んでいるデータを探す。
【0181】
ユーザが、要約されたWEBサービスのすべてのURLを有する場合、統合されたデータは、アクティブな特定のURLに対する整合情報、ならびに、やはり要約されている関係付けられたWEBサービスに属する他のデータを保有する。この段階では、プロファイル、識別、サマリデータなどを含んでいるすべてのデータが、集中化され、すべての加入者の代わりに、提案サービスによって維持されることに留意することが重要である。しかし、いくつかのデータは、「現在の状況」に更新されていないか、または、何らかの理由により損失されている可能性がある。このような場合、現在のデータに対するナビゲーションが必要である。さらに、提案処理のために考慮することが可能である多くのタイプのデータは、多くの場合、好ましくはデフォルトによって連続的にナビゲーションを行って、更新される。
【0182】
ステップ279において、提案エンジン225は、集合体に見つけられたデータ、提案の性質、ユーザの指示、および他の可能なファクタに一部基づいて、ナビゲーションが必要であるかを決定する。ナビゲーションが必要でない場合、ステップ285において、知的提案プロセスを完了するために、リポジトリ227からデータが獲得される。ステップ287において、データは、処理層243と関連するモジュールに関して図12で説明したように、処理される。このプロセス中、事前にプログラミングしたユーザ指定の規則を適用することが可能である。そのような規則が追加されない場合、企業の規則と制約が適用される。
【0183】
ステップ289において、報告生成層245と関連付けられたモジュールに関して図12において説明したように、ユーザが選択したプラットフォーム、媒体、および配信方法(アプリケーション)に従って、知的提案報告を生成するために、未加工の結果データを使用する。完成された報告は、ステップ291において、インタフェース233に返還され、そこで、要求しているユーザがアクセスするか、または、要求しているユーザに配信することが可能である。
【0184】
いくつかの場合では、集合体のデータは、知的提案を作成するために、十分最新である。しかし、多くの場合、ナビゲーションが必要な可能性がある。ステップ279において、データが不十分または最新でないために、ナビゲーションが必要であると決定される場合、知的提案を完成するために必要なデータを獲得するために、各必要なサイトへ、インターネット上で、エージェント(ボット)がディスパッチされる。ステップ283において、そのようなデータは、層243(図12)および関連付けられたモジュールによって処理するために、提案エンジン225に返還される。ステップ287において、収集されたデータは、上述したように、未加工の結果について処理される。ステップ289とステップ291は、上述したように、報告の生成と、インタフェース233(図11)などのインタフェースへの配信を担当する。
【0185】
当業者には、上述したプロセスのステップは、本発明の精神および範囲から逸脱せずに、順序と番号について、いくらか変更することが可能であることが明らかであろう。例えば、ステップ273は、ステップ274をバイパスすることによって、ステップ275に分解することが可能である。ステップ274は、ステップ277に統合することが可能である。本発明者は、図13のプロセスの流れ図は、提案を獲得する問合せの方法と、提案を獲得する自動的な方法とを説明する2つのそのような可能なプロセスの流れの単なる例示であることを意図する。
【0186】
また、当業者には、本明細書で示した流れ図において説明した両方の方法は、ユーザが指示する場合、組み合わせて実行するようにプログラミングすることが可能であることが明らかであろう。例えば、問合せの方法は、品物を購入する場所に関する当初の提案に対して提出される可能性がある。品物の支払いをする最適な方式に関する自動的な提案は、ユーザが、品物を購入するために、ホットボタンを起動したときに、生成することが可能である。
【0187】
本発明の一実施形態では、ユーザの提案の履歴を反映している統計プロファイルは、本発明の提案サービスによって保持される。そのようなプロファイルは、ユーザに対し、さらに他の提案を生成するために、使用することが可能である。そのようなシステム生成提案は、非活動状態が長引いていることに基づいて、特定のWEBサービスを削除するように、ユーザに助言することが可能であり、さらに、それをより競争力のあるサービスに置き換えるように示唆することが可能である。いくつかの場合では、新しいWEBサービスの導入が、導入を論理的にサポートする提案の履歴を明らかにするユーザに対し、可能である。例えば、ユーザが、いくつかの別々の仲介を通した反復した株の購入の提案履歴を示した場合、2つ以上の当初の仲介によって提供されたユーザの株の選択を最高点に至らせる、新しい仲介を導入することが可能である。このようにして、ユーザは、サービスを合理化し、おそらくは、通信費用を節約することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の実施形態による、インターネットポータルシステムおよびネットワークの概観図である。
【図2】
本発明の実施形態による、ディスプレイモニタ上で見ることが可能である個別化したポータルホームページアプリケーションの例示的な平面図である。
【図3】
図1のインターネットポータルとのユーザの対話を示す流れ図である。
【図4】
本発明の実施形態による、要約ソフトウェアエージェントとその能力を示すブロック図である。
【図5】
ユーザ確定モードで動作する図4のソフトエージェントによって実施される例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。
【図6】
最小限のユーザ入力を有するユーザに依存しないスマートモードで、図4のソフトウェアエージェントによって実施される例示的な要約プロセスを示す論理のフローチャートである。
【図7】
本発明の実施形態による、超要約プロセスの概観図である。
【図8】
本発明の実施形態による、図7のデータベース報告エンジンの構成要素と機能を示すブロック図である。
【図9】
本発明の実施形態による、超要約報告の開始から完了までの論理的なユーザおよびシステムのステップを示すプロセスの流れ図である。
【図10】
本発明の実施形態による、ユーザのブラウザインタフェースにおけるディスプレイ上の超要約報告の実際のスクリーンショットを示す図である。
【図11】
本発明の実施形態による、個別化した提案システムの概観図である。
【図12】
本発明の実施形態による、購入提案エンジンの構成要素を示すブロック図である。
【図13】
本発明の実施形態による、例示的な購入提案プロセスを示すプロセスの流れ図である。
Claims (12)
- ポータルの加入者へ提案を提供するためのインターネットポータルシステムであって、
ポータル上で動作し、前記加入者に関連付けられた複数のインターネットサイトからデータを収集するデータ収集システムと、
前記加入者のオンライン活動を監視する追跡システムと、
前記加入者へ提案を送信するための提案エンジンとを備え、
ポータルシステムが、前記加入者のオンライン活動を監視し、かつ、前記加入者のオンライン活動と、データリポジトリに記憶された加入者の情報とに基づいて、加入者に提案を送信することを特徴とする、システム。 - 前記提案エンジンが、テキストとグラフィックの両方のフォーマットで、提案を準備し、かつ送信する、請求項1に記載のシステム。
- 提案を準備する際に依拠するデータが、前記データリポジトリからすべて導出される、請求項1に記載のシステム。
- 提案を準備する際に依拠するデータの少なくとも一部が、前記加入者に関連付けられたインターネットサイトから、少なくとも部分的に取り出される、請求項1に記載のシステム。
- 提案の宛先が、前記データリポジトリに記憶された加入者のプロファイルにおいて指定される、請求項1に記載のシステム。
- 提案が、バンキング、投資、旅行、またはオンライン購入活動の1つまたは複数に関して作成される、請求項1に記載のシステム。
- オンライン活動中に、ポータルシステムへの加入者をサポートする方法であって、
(a)前記ポータルシステムによって、前記加入者のオンライン活動を追跡するステップと、
(b)前記加入者のオンライン活動と、前記ポータルシステムに関連付けられたデータリポジトリに記憶された加入者の情報とに基づいて、提案エンジンによって活動提案を準備し、かつ、前記加入者に送信するステップとを含む方法。 - ステップ(b)において、前記提案エンジンが、テキストとグラフィックの両方のフォーマットで、報告を準備し、かつ送信する、請求項7に記載の方法。
- 提案を準備する際に依拠するデータが、前記データリポジトリからすべて導出される、請求項7に記載の方法。
- 提案を準備する際に依拠する前記データの少なくとも一部が、前記加入者に関連付けられたインターネットサイトから少なくとも部分的に取り出される、請求項7に記載の方法。
- 提案の宛先が、前記データリポジトリに記憶された加入者のプロファイルにおいて指定される、請求項7に記載の方法。
- 提案が、バンキング、投資、旅行、またはオンライン購入活動の1つまたは複数に関して作成される、請求項7に記載の方法。
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