JP2004500310A - 容器入り毛髪着色組成物 - Google Patents

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Abstract

式(I)の化合物および容器を含む、安定した水性毛髪着色組成物を含む容器入り毛髪着色組成物:式中Dは発色団;X及びYはハロゲン及び−SR’から選択され、X及びYの少なくとも1つは−SR’であり、式中、R’はH、C1〜C4のアルキル基、(CHCOOH、(CHCONH、(CHSOH、(CHCOOM、(CHPOH、(CHOH、(CHSSO−、(CHNR’’、(CHR’’、PhSSO−、PhSOH、PhPOH、PhNR’’、PhNR’’、−CN、−SO−、(CHCH(SH)R’’(CHCOOH、−CHCHOHCHSH、及び式(II)〜 (XIII)、−CHCHNHから選択され;nは1〜4の範囲の整数、式中、同一分子のnは独立し;及びMはアルカリ土類金属、アルカリ金属、NH 又はNR’’ の陽イオン;Lは連結部分;Zはピリミジン又はトリアジン;R’’はC1〜C4のアルキル基であり;及び、前記毛髪着色組成物の容器。本発明の組成物は、毛髪に対する染料の洗浄堅牢度の改善、時間経過による褪色の軽減、容器入り毛髪染料組成物を提供する点において消費者の支持の向上及び製品の安定性の改善を提供する。
【化1】

Description

【0001】
技術分野
本発明は発色団及び少なくとも1つのチオ置換基を含む窒素含有複素環を含む反応染料化合物を含む容器入り毛髪着色化合物に関する。
【0002】
発明の背景
人間の毛髪の色を変えたいという欲求は現代に限ったものではない。ローマ帝国の時代以来、人間の毛髪の色は日常的に変化し、ファッションやスタイルの変遷に順応してきた。しかしながら、当初の色合いが望ましい期間にわたってそのまま毛髪に保持されることは、未だに達成できない目標である。色合いが変わらず長持ちするヘアカラー組成物の開発が困難なのは、一つには毛髪自体の固有の構造のためであり、一つには、効果的な毛髪着色工程に必要な条件のためである。
一般に、人間の毛髪の状態や構造は、毛幹の全長にわたって一定ではない。人間の毛髪は、日光に曝されることと同様に、たとえば梳毛、ブラッシング、シャンプー、加熱、パーマ等の化学的及び機械的処置にさらされる。従って、一般に頭皮に近い新たな成長部分により、毛幹の先の方が毛髪の損傷についてより大きな兆候を示す。この損傷によって、毛髪を染める場合に、毛幹の全長にわたって毛髪着色剤のが不規則なに取り込みによってまれ、一貫性のない着色を招く着色が一様にならない可能性がある。
いったん毛髪を染色すると、色合いが洗浄作用により起きる褪色(洗濯堅牢度としても知られる)、発汗、ヘアースプレーによる褪色、及び、日光の作用などその他の外的要因による褪色に抵抗する事耐え、さらに、予測可能な期間一貫様に色合いが保持される事に対する欲求があるが望まれる。また、上述のように染料が不規則に取り込みを招き得る毛髪の損傷は、毛髪の損傷部分の褪色が加速し、その結果、時間が経つにつれ褪色が不規則になる可能性がある。さらに、一般に人間の毛髪を染色する際には、例えば傷みやすい毛髪、又は皮膚への刺激、又は皮膚への着色(染色)等のような、ユーザーの毛髪や皮膚に対する有害な影響を回避する染色システムが求められると言う難点がある。
【0003】
従って、褪色が軽減され、通常の洗浄法による洗い落しに対する抵抗性が改善され、毛髪全体に実質的に一様な毛髪の色合いを結果的に提供可能な組成物であって、ユーザーの皮膚への刺激が軽減され、皮膚への着色が軽減され、毛髪に対する副作用が軽減されるヘアカラー組成物を開発する事が望ましく、また、そのようなヘアカラー組成物を毛髪に運ぶために都合の良い、使い易い方法を開発する事が望ましい。
人間の毛髪を染めることに伴う数多くの問題を解消するため、長年にわたって多大な努力が注がれている。毛髪を染めるための様々なアプローチが開発され、これらには、酸化染料、直接作用染料、天然染料、金属染料および反応染料が包含される。
【0004】
英国公開特許第0,951,021号(ターナー・ホール・コーポレーション(Turner−Hall Corporation))は、真共有結合を介してケラチン繊維の特定の部位に染色分子を結合させることによってケラチン線維を染色するための方法及び組成物に関するものである。この方法は、線維中のシスチンのジスルフィド結合の一部をスルフヒドリル基に還元する一方で、アルカリ性水溶液中、線維に、ケラチン線維のジスルフィド結合を切断するための還元剤及びケラチン線維の水素結合切断剤を適用することによって水素結合を切断すること、および、繊維反応染料の水溶液を適用することによりジクロロトリアジン染料のような水溶性繊維反応染料化合物をスルフヒドリル基に結合することを含んでいる。チオグリコール酸は還元剤として開示されている。
【0005】
米国公開特許第3,415,606号には、ヒトの毛髪を有効量のメルカプタンで処理し、次いでジクロロトリアジン繊維反応染料で毛髪を処理する工程を含むヒトの毛髪を染める方法が開示されている。
【0006】
アルバート・シャンスキー(Albert Shansky)による”毛髪ケラチンとの繊維反応染料の反応メカニズム”(米国香料及び化粧品(1996年11月))及びアルバート・シャンスキー(Albert Shansky)による”繊維反応染料による人間毛髪の染色”(化粧品及び洗面用化粧品(1976年11月))では、還元型−H結合切断溶液(チオグリコール酸塩、アルカリ、臭化リチウム及び尿素を含有する)で毛髪を5分間処理し、すすぎ、次いでジクロロトリアジン繊維反応染料で毛髪を処理することを含む毛髪を染める方法が開示されている。
染料及び顔料14号(1990年、239〜263ページ)における”複素環反応系による反応染料の合成及び応用”では、チオ置換基と共にクロロトリアジン複素環を含有する繊維反応染料が開示されている。
【0007】
反応染料毛髪着色剤を用いて、毛髪に様々なヘアカラーをも与えることができる。しかしながら、彩度、着色、最初の色合いとがそのままであること、洗浄堅牢度の改善、毛髪の状態及び毛髪の損傷レベルの改善の領域で実質的な改善が必要である。
【0008】
従って、効果的に毛髪を染めるが、毛髪への損傷を回避又は軽減し、効果的に毛髪を着色し且つユーザーの皮膚への刺激及び/又は着色を回避又は軽減できる反応染料ヘアカラー化合物及び組成物が必要とされている。
【0009】
驚くべきことに、少なくとも1つのチオ誘導体で置換したピリミジン又はトリアジンから選択される窒素含有複素環を含む本発明の容器入り毛髪着色組成物は、彩度、着色、色合いの一貫性、洗浄堅牢度、毛髪の状態の改善、及び毛髪の損傷と皮膚への刺激の軽減を提供することが見い出された。
【0010】
さらに従来の典型的な反応染料ヘアカラー組成物は、一般に還元剤及び反応染料毛髪着色剤の、少なくとも2つの個別に包装された成分を含んでいる。これらの個別に包装された成分は毛髪に適用する直前に混合する。このような混合工程はユーザーにとって面倒で不都合である可能性がある。典型的には、そのような着色組成物は、出来上がったカラー組成物が分解するために、混合直後に使用することが必要である。従って過剰に混合した着色組成物は、毛髪に必要量を適用した後、捨てられる。本発明の反応染料は、従来の反応染料系に比べて安定性が改善され、1つに包装された混合物に配合できることが見い出された。本発明の1つに包装された組成物は、多数回適用方式で使用するのに好適である(すなわち、消費者は、ある期間にわたる数回のカラー適用に1つの包装物を使用することができる)。本発明の反応染料化合物及び組成物は長期間安定であり、従って保存できることも見い出された。
【0011】
特にことわらない限り、パーセンテージはすべて、使用するように意図した形態の最終組成物の重量基準である。
【0012】
発明の要旨
本発明により、以下の式(I)の化合物を含む安定した水性毛髪着色組成物を含む容器入り毛髪着色組成物を提供する:
【0013】
【化10】
Figure 2004500310
【0014】
式中Dは発色団であり;
X及びYは独立にハロゲン及び−SR’から選択され、ただし、X及びYの少なくとも1つは−SR’であり、式中、R’はH、C1〜C4のアルキル基、(CHCOOH、(CHCONH、(CHSOH、(CHCOOM、(CHPOH、(CHOH、(CHSSO 、(CHNR’’、(CHR’’、PhSSO 、PhSOH、PhPOH、PhNR’’、PhNR’’、−CN、−SO 、(CHCH(SH)R’’(CHCOOH、−CHCHOHCHSH、及び
【0015】
【化11】
Figure 2004500310
【0016】
【化12】
Figure 2004500310
【0017】
【化13】
Figure 2004500310
【0018】
【化14】
Figure 2004500310
【0019】
−CHCHNH、から選択され;
nは1〜4の範囲の整数であり、式中、同一分子のnは必ずしも同一の整数である必要はなく;及びMはアルカリ土類金属、アルカリ金属、NH 又はNR’’ の陽イオンである;
Lは連結部分であり、;
Zはピリミジン又はトリアジンから選択され、;
R’’はC1〜C4のアルキル基である;
及び、前記毛髪着色組成物の容器。
【0020】
本発明の容器入り毛髪着色組成物は、毛髪に対する染料の洗浄堅牢度の改善、時間経過による褪色の軽減、一体化した毛髪染料組成物を提供する点で消費者の支持の向上及び製品の安定性の改善を提供する。
【0021】
発明の詳細な説明
本発明の容器入り毛髪着色組成物は、反応染料化合物及び前記毛髪着色組成物用容器を含む毛髪着色組成物から成る。
反応染料化合物及び本明細書に記載した組成物を送達するのに好適ないかなる容器も使用できる。好適な容器の例として、ビン、ポンプ型泡立て容器などが挙げられる。
本毛髪着色組成物は、窒素含有複素環、発色団部分、窒素含有複素環を発色団に連結する連結基を含む反応染料化合物を含む。
本明細書中で用いられる反応染料化合物は、式(I)を有し、:
【0022】
【化15】
Figure 2004500310
【0023】
式中Dは発色団であり;
X及びYは独立にハロゲン及び−SR’から選択され、ただし、X及びYの少なくとも1つは−SR’であり、式中、R’はH、C1〜C4のアルキル基、(CHCOOH、(CHCONH、(CHSOH、(CHCOOM、(CHPOH、(CHOH、(CHSSO 、(CHNR’’、(CHR’’、PhSSO 、PhSOH、PhPOH、PhNR’’、PhNR’’、−CN、−SO 、(CHCH(SH)R’’(CHCOOH、−CHCHOHCHSH、及び
【0024】
【化16】
Figure 2004500310
【0025】
【化17】
Figure 2004500310
【0026】
【化18】
Figure 2004500310
【0027】
【化19】
Figure 2004500310
【0028】
−CHCHNH、から選択され;
nは1〜4の範囲の整数であり、式中、同一分子のnは必ずしも同一の整数である必要はなく;及びMはアルカリ土類金属、アルカリ金属、NH 又はNR’’ の陽イオンである;
Lは連結部分であり、;
Zはピリミジン又はトリアジンから選択され、;
R’’はC1〜C4のアルキル基;
及び、そのエステル及び塩。
【0029】
発色団部分
染色する基材の使用適した発色団部分はいかなるものも本発明に使用することができる。ここで、発色団という用語は、光活性のある化合物のいかなるものも意味し、例えば、蛍光光沢剤、UV吸収剤、IR吸収染料のような、着色した、又は非着色の光を吸収するいかなる種類のものも包含する。
本明細書の染料化合物で使用するのに適したな発色団部分には、モノアゾ、ジアゾ又はポリアゾ染料又はそれらに由来する重金属複合体アゾ染料、又はアントラキノン、フタロシアニン、ホルマザン、アゾメチン、ジオキサジン、フェナジン、スチルベン、トリフェニルメタン、キサンチン、チオキサンチン、ニトロアリール、ナフトキノン、ピレンキノン又はペリレンテトラカルビミド染料のラジカルが挙げられる。
本明細書の染料化合物で使用するのに適した発色団部分には、ヨーロッパ公開特許0,735,107(チバガイギー)で開示されたものが挙げられ、本明細書には参考として組み入れられるが、そこに記載されており、有機染料に通例の置換基を含有するラジカルが包含され、その例としては、染料化合物の水溶性を高めるスルホネート置換基があげられる。
本発明で使用するのに最も好ましい発色団D基は、ダイスター(Dystar)から市販されているレバフィックス(Levafix)(登録商標)染料中に存在する発色団等のポリスルホン化アゾ発色団である。
【0030】
窒素含有複素環
本明細書の窒素含有複素環は、ピリミジン又はトリアジン、好ましくはトリアジンから選択される。
窒素含有複素環は、少なくとも1つのチオ置換基SR’を有し、式中R’は、H、C1〜C4のアルキル基、(CHCOOH、(CHCONH、(CHSOH、(CHCOOM、(CHPOH、(CHOH、(CHSSO 、(CHNR’’、(CHR’’、PhSS 、PhSOH、PhPOH、PhNR’’、PhNR’’、−CN、SO 、(CHCH(SH)R’’(CHCOOH、−CHCHOHCHSH、及び
【0031】
【化20】
Figure 2004500310
【0032】
【化21】
Figure 2004500310
【0033】
【化22】
Figure 2004500310
【0034】
【化23】
Figure 2004500310
【0035】
−CHCHNH、から選択され;
nは1〜4の範囲の整数であり、式中、同一分子のnは必ずしも同一の整数である必要はなく;及びMはアルカリ土類金属、アルカリ金属、NH 又はNR’’ の陽イオンである;
本発明で使用するのに好ましいR’基は、CHCOOH、CHCHOH及び(COOH)CHCH(COOH)であり、より好ましくはCHCOOHである。
窒素含有複素環は、2つのSR’基又は1つのSR’基と1つのハロゲン基で置換されていてもよく、好ましくは2つのSR’基で置換されている。
【0036】
連結部分
本明細書の化合物はさらに、各窒素含有複素環を各発色団部分に連結する連結部分を含む。染色基材で使用するのに好適ないかなる連結部分も本発明で使用することができる。好ましくは連結部分は、NR,NRC=0,C(O)NR,NRSO及び−SONRであって、式中、RはH、又はC1〜C4のアルキル基で、ハロゲン好ましくはフッ素又は塩素、ヒドロキシル基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシ基、C2〜C5のアルコキシカルボニル基、カルボキシル基、スルファモイル基、スルホ基又はスルファト基で置換することができるものから選択する。複素環がキノキサリン又はフタラジンである場合、好ましい連結部分は、NRC=Oで、RがH又はC1〜C4のアルキル基であり、より好ましくはRはH又はCH、特にHである。
【0037】
一般に、式(I)を有する染料は、式(I)の染料の好適な前駆体を互いに反応させることによって調製でき、前駆体の少なくとも1つはD−L−Z基(P.L及びZは上記で定義した通りである)を含有し、少なくとも1つは、SR’基(R’は上記で定義したとおり)を含有する。
例えば、Zがトリアジン複素環である式(I)を有する本発明の染料化合物は、例えば商品名プロシオン(Procion)(登録商標)としてBASFから市販されているようなジクロロトリアジン染料1モルを、SR’基を含有する好適な反応物1モルと反応させることによって製造することができる。
Zがピリミジン複素環である式(I)を有する本発明の染料化合物は、例えば商品名ドリマランF(Drimalan F)(登録商標)及びドリマレンR又はK(Drimarene R, Drimarene K)(登録商標)としてクラリアントから市販されているようなジフルオロモノクロロピリミジン染料、又は商品名ドリマレンX(Drimarene X)としてクラリアントから市販されているようなトリクロロピリミジン染料を、SR’基を含有する好適な反応物と反応させることによって製造することができる。
【0038】
出発染料化合物とSR’基を含有する反応物との反応は、一般に約7〜約10のpH及び約0〜5℃の温度で行われる。
【0039】
本発明の染料化合物はどのような型の基材が染色されるのかによって選択される好適なキャリア物質と共に染料組成物に配合することができる。そのようなキャリア物質は当業者には周知である。
毛髪染料組成物で使用するのに好適なキャリア物質は、いかなるものも本発明において使用することができる。
【0040】
本発明の組成物は、約0.01〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約5重量%、特に好ましくは約0.1〜約3重量%の式(I)を有する1種以上の反応染料化合物を含む。各組成物で使用される染料の型及び量は、毛髪の所望の色調に依存する。
【0041】
本発明の毛髪染料組成物における好ましい成分は還元剤である。毛髪染料組成物に使用するのに好適な還元剤は、いかなるものも本発明で使用することができる。本発明で使用されるいくつかの典型的な還元剤には、英国公開特許第951,021号及び英国公開特許第589,956号に記載されており、引用により本明細書に取り込むものとする。好適な還元剤の例としては、チオグリコール酸、チオ乳酸、ジヒドロリポエート、チオグリセロール、メルカプトプロピオン酸、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸水素アンモニウム、ホルムアルデヒドスルホキシル酸亜鉛、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム、メタ亜硫酸水素ナトリウム、ホウ化水素カリウム、PEGを結合したチオール及びヒドロキノンが挙げられる。本発明で使用するのに特に好適なものはPEGを結合したチオールである。
【0042】
本発明におけるもう1つの好ましい成分は水素結合切断剤である。毛髪染料組成物で使用するのに好適な水素結合切断剤はいかなるものも本発明において使用することができる。好適な例としては、臭化リチウム、尿素、レゾルシノール、カテコール、ジヒドロキシアセトン、ホルムアミド、塩化カリウム及び塩化マグネシウムが挙げられる。本発明で使用するのに特に好ましいものは尿素である。
【0043】
本発明の着色組成物は、pHが約7〜約11、好ましくは約9〜約10.5の範囲である。このようなpHを維持するために、組成物には1種以上の任意の緩衝剤を含有させてもよい。
【0044】
アルカリ性緩衝剤の例としては、水酸化アンモニウム、エチルアミン、ジプロピルアミン、トリエチルアミン及び1,3−ジアミノプロパン等のアルカンジアミン類、モノ又はジエタノールアミン等の無水アルカリ性アルカノールアミン類であって、好ましくは、ジメチルアミノエタノール等のアミン基が完全に置換されたもの、ジエチレントリアミン等のポリアルキレンポリアミン又モルホリン等の複素環式アミン、及び水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、水酸化マグネシウム及び水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属水酸化物、L−アルゲニン、リジン、アラニン、ロイシン、イソロイシン、オキシリシンおよびヒスチジン等の塩基性アミノ酸、及びジメチルアミノエタノールやアミノアルキルプロパネジオール等のアルカノールアミン類及びそれらの混合物がある。また、本発明で使用するのに好適なものは、水中で解離することによりHCO を形成する化合物である(以下「イオン形成化合物」と称する)。好適なイオン形成化合物の例としては、NaCO、NaHCO、KCO、(NHCO、NHHCO、CaCO及びCa(HCO)及びそれらの混合物がある。
本発明で使用するのに好ましい緩衝剤は、水酸化アンモニウム及び水酸化ナトリウムである。
【0045】
本発明の着色組成物はさらに、約0.05〜約20重量%、好ましくは約0.1〜約10重量%、より好ましくは約0.5〜約5重量%の量の濃厚剤を含んでいてもよい。本発明の組成物で使用するのに好適な濃厚剤は、オレイン酸、セチルアルコール、オレイルアルコール、塩化ナトリウム、セテアリルアルコール、ステアリルアルコール、カルボポール、アクリン及びアクロシル等の合成濃厚剤及びそれらの混合物から選択される。本発明で使用するのに好ましい濃厚剤としては、ステアレス−20メタアクリレートコポリマーであるアクリン22(登録商標);ポリウレタン樹脂であるアクリン44(登録商標)、及び、米国ペンシルバニア州、フィラデルフィアのロームアンドハース(Rohm and Haas)から入手できるアクリレートコポリマーであるアクソール830(登録商標)がある。本発明で使用するのに好適な濃厚剤としてはさらに、アルギン酸ナトリウム又はアラビアゴム、又はメチルセルロース又はカルボキシメチルセルロースのナトリウム塩等のセルロース誘導体又はアクリルポリマーが挙げられる。
【0046】
本発明に係わる組成物に好ましい希釈剤は水である。しかしながら、本発明に係わる組成物は追加の希釈剤として1種以上の溶媒を含んでいてもよい。一般に本発明の着色組成物に使用するのに好適な溶媒は、皮膚に無害で、水と混和できるように選択する。本発明で追加の希釈剤として使用するのに好適な溶媒としては、C1〜C20のモノ−又は多価アルコール及びそのエーテル、グリセリンが挙げられ、好ましくは一価及び二価アルコール及びそれらのエーテルである。これらの化合物の中で、2〜10個の炭素原子を含有するアルコール残基が好ましい。従って、好ましい基としては、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、ブタノール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、及びそれらの混合物が挙げられる。本発明に係わる組成物において、水は好ましい主要な希釈剤である。本発明において定義される主要な希釈剤とは、存在する水の量が他のすべての希釈剤の合計量よりも多いことを意味する。
【0047】
希釈剤の量は、好ましくは本明細書の組成物重量の好ましくは約5〜約99.98重量%、好ましくは約15〜約99.5重量%、より好ましくは約30〜約99重量%、特に好ましくは約50〜約98重量%である。
【0048】
本発明の組成物はさらに界面活性剤系を含有することができる。本発明の組成物が含有するのに好適な界面活性剤は一般に、炭素原子数約8〜約22の長さの親油性鎖を有し、陰イオン、陽イオン、非イオン、両性、双極性界面活性剤及びそれらの混合物から選択することができる。
【0049】
(i)陰イオン界面活性剤
本発明の組成物が含有するのに好適な陰イオン界面活性剤としては、アルキル硫酸、エトキシ化アルキル硫酸、アルキルグリセリルエーテルスルホン酸、メチルアシルタウレート、脂肪アシルグリシネート、N−アシルグルタメート、アシルイセチオネート、アルキルスルホスクシネート、アルキルエトキシスルホスクシネート、アルファ−スルホン化脂肪酸、それらの塩及び/又はそれらのエステル、アルキルエトキシカルボキシネート、アルキルリン酸エステル、エトキシ化アルキルリン酸エステル、アルキル硫酸、アシルサルコシネート及び脂肪酸/タンパク質縮合物、及びそれらの混合物が挙げられる。これらの界面活性剤のアルキル及び/又はアシル鎖の長さは、C12〜C22、好ましくはC12〜C18、より好ましくはC12〜C14である。
(ii)非イオン界面活性剤
本発明の組成物は、水溶性非イオン界面活性剤も含むことができる。この部類の界面活性剤としては、C12〜C14の脂肪酸モノ−及びジエタノールアミド、スクロースポリエステル界面活性剤及び以下の一般式を有するポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤が挙げられる。
【0050】
【化24】
Figure 2004500310
【0051】
上記式に係わる好ましいN−アルキル、N−アルコキシ又はN−アリールオキシ、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、Rが、C5〜C31の炭化水素基、好ましくはC6〜C19の炭化水素基で、直鎖及び分枝鎖アルキル及びアルケニル基、又はその混合物が挙げられ、Rは、典型的には水素、C1〜C8のアルキル又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基又は、式−R−O−Rの基で、式中RはC2〜C8の炭化水素基であって、直鎖、分枝鎖及び環状(アリール基等)が挙げられ、好ましくはC2〜C4のアルキレン基であり、Rは、C1〜C8の直鎖、分枝鎖及び環状炭化水素基で、アリール及びオキシ炭化水素基が挙げられ、好ましくはC1〜C4のアルキル基、特にメチル基又はフェニル基である界面活性剤である。Zは、線状炭化水素鎖を有するポリヒドロキシ炭化水素基であって、その鎖に少なくとも2つのヒドロキシル基(グリセルアルデヒドの場合)又は少なくとも3つのヒドロキシル基(その他の還元糖の場合)を有するものであるが、それらのアルコキシ化誘導体(好ましくはエトキシ化誘導体又はプロポキシ化誘導体)である。Zは、好ましくは還元型アミノ化反応における還元糖に由来し、最も好ましくはZは、グリシチル基である。好適な還元糖としては、グルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノース、及びキシロース、さらにグリセルアルデヒドが挙げられる。上記個々の糖と同様に、原材料として、高級ブドウ糖コーンシロップ、高級フルクトースコーンシロップ、及び高級マルトースコーンシロップを利用することができる。これらのコーンシロップによって、Zが糖成分の混合物となる可能性がある。その他の好適な原材料の除外は決して意図しないことを理解すべきである。Zは、好ましくは−CH−(CHOH)−CHOH、CH(CHOH)−(CHOH)n−1−CHH、CH(CHOH)(CHOR’)CHOH)−CHOHから成る群から選択される。ここでnは1〜5の整数であり、R’は、H又は環状単糖又は多糖類、及びそれらのアルコキシ化誘導体である。前記したように、最も好ましいものは、nが4であるグリシチルであり、特に好ましくは−CH−(CHOH)−CHOHである。
【0052】
最も好ましいポリヒドロキシ脂肪酸アミドは、式R(CO)N(CH)CH(CHOH)CHOHを有し、ここでRはC6〜C19の直鎖アルキル又はアルケニル基である。上記式の化合物では、R−CO−N<は、例えば、ココアミド、ステアロアミド、オレアミド、ラウロアミド、ミリスタミド、カプリカミド、パルミアミド、タロウアミドなどであってもよい。
【0053】
本発明で使用するのに好適なオイル由来の非イオン界面活性剤としては、ポリエチレングリコール鎖を挿入したトリグリセリド;エトキシ化モノ及びジグリセリド、ポリエトキシ化ラノリン及びエトキシ化バター誘導体等の水溶性の植物及び動物由来の皮膚軟化剤が挙げられる。本発明で使用するためのオイル由来の非イオン界面活性剤で好ましい部類の1つは、以下の一般式を有する:
【0054】
【化25】
Figure 2004500310
【0055】
式中、nは約5〜約200、好ましくは約20〜約100、より好ましくは約30〜約85であり、Rは、平均約5〜20個の炭素原子、好ましくは約7〜18個の炭素原子を有する脂肪族基を含む。
【0056】
この部類の好適なエトキシ化オイル及び脂肪としては、グリセリルココエート、グリセリルカプロエート、グリセリルカプリレート、グリセリルタロウエート、グリセリルパルメート、グリセリルステアレート、グリセリルラウレート、グリセリルオレエート、グリセリルリシノレエートのポリエチレングリコール誘導体、及びパーム油、扁桃油、及びコーン油等のトリグリセリド由来のグリセリル脂肪族エステルが挙げられ、好ましくはグリセリルタロウエート及びグリセリルココエートである。
【0057】
本発明で使用するのに好ましいものは、界面活性剤1モル当たり平均約5〜約50のエチレンオキシ基を含有する、ポリエチレングリコールベースのポリエトキシ化C9〜C15の脂肪族アルコール非イオン界面活性剤である。
【0058】
本発明に好適に使用される、好適なポリエチレングリコールベースのポリエトキシ化C9〜C15の脂肪族アルコールとして、C9〜C11のパレス−3、C9〜C11のパレス−4、C9〜C11のパレス−5、C9〜C11のパレス−6、C9〜C11のパレス−7、C9〜C11のパレス−8、C11〜C15のパレス−3、C11〜C15のパレス−4、C11〜C15のパレス−5、C11〜C15のパレス−6、C11〜C15のパレス−7、C11〜C15のパレス−8、C11〜C15のパレス−9、C11〜C15のパレス−10、C11〜C15のパレス−11、C11〜C15のパレス−12、C11〜C15のパレス−13及びC11〜C15のパレス−14が挙げられる。PEG40水添ヒマシ油は、商品名クレモフォール(Cremophor)(登録商標)としてBASFから市販されている。PEG7グリセリルココエート及びPEG20グリセリルラウレートは、それぞれ、商品名セチオール(Cetiol)(登録商標)HE及びラマシット(Lamacit)(登録商標)GML20としてヘンケルから市販されている。C9〜C11のパレス−8は、商品名ドバノール(Dobanol)(登録商標)91−8としてシェル社から市販されている。本発明で使用するのに特に好ましいものは、商品名クレマフォールA25としてBASFから市販されているセテアレス25等のセテリルアルコールのポリエチレングリコールエーテルである。
【0059】
また、本発明で使用するのに好適なものは、シアバターの木(ButyrospermumKarkii Kotschy)の果実から抽出した植物脂肪混成物及びその誘導体に由来する非イオン界面活性剤である。同様に、マンゴー、ココア及びイリッペバターのエトキシ化誘導体を本発明に係わる組成物に使用してもよい。これらはエトキシ化非イオン界面活性剤として分類されるが、一部分は、非エトキシ化植物油又は脂肪として残っていてもよいことは理解されている。
【0060】
他の好適なオイル由来の非イオン界面活性剤としては、扁桃油、ピーナツ油、糠油、麦芽油、アマニ油、ホホバ油、アンズの種子の油、クルミ、ヤシの実、ピスタチオの実、ゴマ、菜種、ビャクシン油、コーン油、桃の種油、ケシの実油、松根油、ヒマシ油、大豆油、アボカド油、ベニバナ油、ヤシ油、ハシバミの実油、オリーブ油、ブドウの種油及びヒマワリ油のエトキシ化誘導体が挙げられる。
【0061】
(iii)両性界面活性剤
本発明の組成物に使用するのに好適な両性界面活性剤としては以下のものが挙げられる:
(a) 式(VII)のイミダゾリニウム界面活性剤
【0062】
【化26】
Figure 2004500310
【0063】
式中、R1は、C7〜C22のアルキル又はアルケニル基、Rは、水素又はCHZであり、各Zは独立にCOM又はCHCOMであり、MはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウム;及び/又は式(VIII)のアンモニウム誘導体である。
【0064】
【化27】
Figure 2004500310
【0065】
式中R、R及びZは上記で定義したとおりである。
【0066】
(b) 式(IX)のアミノアルカノエート
NH(CHCO
式(X)のイミノジアルカノエート
N[(CHCOM]
及び式(XI)のイミノポリアルカノエート
【0067】
【化28】
Figure 2004500310
【0068】
式中、n、m、p、及びqは1〜4の数であり、R及びMは、独立に上記で特定した基から選択される;及び
(c) それらの混合物。
【0069】
(a)型の好適な両性界面活性剤は、商品名ミラノール(Miranol)及びエンピゲン(Empigen)として市販されており、分子種の複合体混合物を含むと理解されている。ミラノールは、CTFA化粧品成分辞典、第3版では非環状構造(VIII)が示され、一方第4版では、RがN−結合ではなく、O−結合であるさらにもう1つの構造異性体が示されているが、伝統的には、一般式(VII)を有するとして説明されている。実際には、環状種と非環状種の複合体混合物として存在する可能性があり、完全を期すためにここでは両方の定義を採用する。しかしながら、本発明で使用するのに好ましいものは非環状種である。
【0070】
(a)型の好適な両性界面活性剤の例としては、式中RがC17(特にイソカプリル)、C19及びC1123のアルキル基である、式XII及び/又はXIIIの化合物が挙げられる。特に好ましいものは、RがC19であり、ZがCOMであり、かつRがHである化合物;RがC1123であり、ZがCOMであり、かつRがCHCOMである化合物;及びRがC1123であり、ZがCOMであり、かつRがHである化合物である。
【0071】
CTFA目録では、本発明に使用するのに好適な物質として、ココアンホカルボキシプロピオネート、ココアンホカルボキシプロピオン酸、及び特にココアンホ酢酸及びココアンホジアセテート(またはココアンホカルボキシグリシネートともいう)が挙げられる。具体的な市販品としては、商品名アンホラック7TX(Ampholak)(カルボキシメチルタローポリプロピルアミンナトリウム)、エンピゲンCDL60及びCDR60(Empigen)(アルブライト&ウィルソン(Albright & Wilson))、ミラノールHMコンクミラノールCMコンクN.P.,ミラノールC2MコンクO.P.,O.P.,ミラノールC2M SF、ミラノールCMスペシャル(ローヌプーラン);アルカテリック2CIB(アルカリル・ケミカルズ);アンホタージ(AMPHOTERGE)W−2(ロンザ社);モナテリックCDX−38、モナテリックCSH−32(モナ・インダストリーズ(Mona Industries));リウォテリックAM−2C(リウォ・ケミカル・グループ);及びシェルコチックMS−2(スケア・ケミカルズ(Scher Chemicals)))として販売されているものが挙げられる。本発明で使用するのに好適な両性界面活性剤のさらなる例としては、オクトキシノールー1(Octoxynol)(登録商標)、ポリオキセチレン(1)オクチルフェニルエーテル;ノノキシノール−4(Nonoxynol)(登録商標)、ポリオキシエチレン(4)ノニルフェニルエーテル及びノノキシノール−9、ポリオキシエチレン(9)ノニルフェニルエーテルが挙げられる。
【0072】
数多く市販されているこの型の両性界面活性剤は、例えば、水酸化物対イオン又は陰イオン硫酸又はスルホン酸界面活性剤、特に、硫酸化C8〜C18のアルコール、C8〜C18のエトキシ化アルコール又はC8〜C18のアシルグリセリド型のようなものとの電気的に中性の複合体の形態で製造、販売されていることが理解される。両性界面活性剤の濃度及び重量比は、本発明では、界面活性剤の複合体ではない形状、陰イオン系界面活性剤成分の総含有量の一部として見なされる全ての陰イオン系界面活性剤対イオンに基づいていることにも注意すべきである。
【0073】
好ましい(b)型両性界面活性剤の例としては、N−アルキルポリトリメチレンポリ−、ベロールノーベル(Berol Nobel)により商品名アンホラックX07及びアンホラック7CXとして販売されているカルボキシメチルアミン及び塩、特に トリエタノールアンモニウム塩及びN−ラウリルベタアミノプロピオン酸及びN−ラウリル−イミノ−ジプロピオン酸の塩が挙げられる。そのような物質は、ヘンケルより商品名デリファト(DERIPHAT)及びローヌプーランよりミラタイン(Mirataine)として販売されている。
【0074】
(iv)双極性界面活性剤
本発明の組成物に含有させるのに好適な水溶性の補助的双極性界面活性剤としては、式R(CHCOMのアルキルベタイン及び以下の式(XII)のアミドベタインが挙げられる:
【0075】
【化29】
Figure 2004500310
【0076】
式中、Rは、C11〜C22のアルキル基又はアルケニル基であり、R及びRは独立に、C1〜C3のアルキル基であり、MはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムであり、かつn、mはそれぞれ1〜4の数である。好ましいベタインとしては、ココアミドプロピルジメチルカルボキシメチルベタイン、ラウリルアミドプロピルジメチルカルボキシメチルベタイン及びテゴ(Tego)ベタイン(登録商標)が挙げられる。
本発明の組成物に含有させるのに好適な水溶性の補助的スルタイン界面活性剤としては、以下の式(XIII)のアルキルスルタイン類が挙げられる:
【0077】
【化30】
Figure 2004500310
【0078】
式中、Rは、C7〜C22のアルキル又はアルケニル基であり、R及びRは独立にC1〜C3のアルキル基であり、MはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムであり、かつm及びnは1〜4の数である。本発明で使用するのに好ましいものはココアミドプロピルヒドロキシスルタインである。
【0079】
本発明の組成物に含有させるのに好適な水溶性の補助的アミンオキシド界面活性剤としては、アルキルアミンオキシドRNO及び以下の式(XIV)のアミドアミンオキシドが挙げられる:
【0080】
【化31】
Figure 2004500310
【0081】
式中、Rは、C11〜C22のアルキル基又はアルケニル基であり、R及びRは独立に、C1〜C3のアルキル基であり、MはH、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノールアンモニウムであり、かつmは1〜4の数である。好ましいアミンオキシドとしては、ココアミドプロピルアミンオキシド、ラウリルジメチルアミンオキシド及びミリスチルジメチルアミンオキシドが挙げられる。
【0082】
本発明のヘアカラー組成物は、必須の反応性毛髪着色剤に加えて、任意に他の染料物質を含有していてもよい。本発明に係わるヘアカラー組成物及び方法に使用するのに好適なその他の任意の染料としては、半永久的染料、一時的染料の両方及びその他の染料が挙げられる。
【0083】
本発明で使用するのに好適な任意の染料には、酸化染料が挙げられる。毛髪の染色に使用するのに好適な酸化染料はいかなるものも、本発明の組成物に使用することができ、例えば、WO98/27945号に記載のものが挙げられ、内容は全て引用により本発明に取り組むものとする。
【0084】
本発明で定義されるような非酸化染料としては、いわゆる「直接作用染料」、金属染料、金属キレート染料、繊維反応染料及びその他の合成及び天然染料が挙げられる。様々な型の非酸化染料が以下で詳述されている:クリアランス・ロビンス(Clarence Robbins)による「人間の毛髪の化学的及び物理的挙動」第3版(250〜259ページ);マイソンG.デ ナバール編「化粧品の化学及び製造」第IV巻第2版のG.S.カス(G.S. Kass)による第45章(841〜920ページ);バルサム・サガリン(Balsam Sagarin)編「化粧品:科学と技術」第2版、第II巻のF.E.ウォール(F.E. Wall)による第23章(279〜343ページ);C.ズビアク(C. Zviak)編「ヘアケアの科学」第7章(235〜261ページ)及びJ.C.ジョンソン(J.C. Johnson)による「毛髪染料」(ノイズ・データ・コープ(Noyes Data Corp)パークリッジ、米国)(1973年)(3〜91ページ及び113〜139ページ)。
【0085】
数多くの追加の任意物質を本発明に記載されているカラー組成物に加えることができる、その量は組成物の約0.001%〜約5重量%、好ましくは約0.01〜約3重量%、より好ましくは約0.05〜約2重量%である。そのような物質としては、タンパク質及びポリペプチド及びその誘導体;DMDM ヒダントイン、ジャーマール(Germall)115、ヒドロキシ安息香酸のメチル、エチル、プロピル及びブチルエステル、EDTA、ユーキシル(Euxyl)(登録商標)K400等の水溶性又は可溶化防腐剤、ベンジルアルコール、ソルビン酸カリウム及びビサバロール、安息香酸、安息香酸ナトリウム及び2−フェノキシエタノール等の天然防腐剤;硫酸ナトリウム、ヒドロキノン、亜硫酸ナトリウム、メタ亜硫酸ナトリウム、ジチオン酸ナトリウム、エリスロビン酸及びその他のメルカプタン等の酸化防止剤;シュウ酸、硫酸化ヒマシ油、サリチル酸及びチオ硫酸ナトリウム等の染料除去剤;スズ酸ナトリウム、水酸化第2スズ及びオクトエートスズ等のスズ化合物等のH安定剤、アセトアニリド、ケイ酸マグネシウム等のフェナセチンコロイド状シリカ、硫酸オキシキノリン、リン酸ナトリウム、及びピロリン酸三ナトリウム;及びp−ヒドロキシベンゾエート;ヒアルロン酸、キチン等の湿潤剤、及びセラニーズ・スーパーアブソーベント・マテリアルズ(ポートスミス、VA、米国)から入手でき、米国公開特許第4,076,663号に記載されているサンウエット(Sanwet)(登録商標)IM−1000、IM−1500及びIM−2500等のスターチグラフトポリアクリル酸ナトリウム及びメチルセルロース、スターチ、高級脂肪族アルコール、パラフィン油、脂肪酸など;溶媒;オキセコ(Oxeco)(フェノキシイソプロパノール)等の抗菌剤;アンモニウムイオン源(たとえばNHCl)等の低温相調整剤;硫酸マグネシウム及びその他の電解質等の粘度制御剤;ジステアリル−、ジラウリル−、ジ水添ビーフタロウ−、ジメチル塩化アンモニウム、ジセチルジエチルエチル硫酸アンモニウム、ジタロウジメチルメチル硫酸アンモニウム、ジソヤジメチル塩化アンモニウム及びジココジメチル塩化アンモニウム等の四級アミン化合物;シリコーン、高級アルコール、カチオンポリマーなど等のヘアコンディショニング剤;カルシウム又はホウ酸塩分子種の水溶性源等の酵素安定剤;着色剤;TiO及びTiOでコートした雲母;香料及び香料安定剤;及びバルフォア(Valfour)BV400等のゼオライトおよびその誘導体及びポリカルボキシレート、アミノポリカルボキシレート、ポリホスフォネート、アミノポリホスフォネートなど等のCa2+/Mg2+金属イオン封鎖剤及びクエン酸ナトリウム等の硬水軟化剤が挙げられる。
【0086】
本発明は以下の非限定実施例に代表される。実施例においては特に明記しない限り、濃度はすべて100%活性体を基準とし、パーセンテージは全て重量基準であり、略語は以下の記号表示を有する。
【0087】
実施例
実施例1
プロシオン( Procion )(登録商標)染料を出発物質として用いるモノチオグリコレートトリアジンの合成
モノチオグリコレートトリアジン染料は、図解1に示す合成経路を用いて製造される。
【0088】
【化32】
Figure 2004500310
【0089】
反応図式においてDは発色団であり、使用する出発染料によって変化する。本実施例では、BASFから市販されている種々のプロシオン(登録商標)、特にプロシオン赤MX−8B、プロシオン黄MX−8G及びプロシオン青MX−2Gを出発物質として使用する。
【0090】
モノクロロモノチオグリコレートトリアジン染料の合成
精製プロシオン(登録商標)ジクロロトリアジン染料の染料水溶液(0.1モル/100ml、pH7.5)を調製する。0〜5°Cの温度で、0.1モルのメルカプト酢酸溶液を緩徐に滴下してこの溶液に加える。メルカプト酢酸の添加後、炭酸ナトリウム及びHClを用いて系のpHを8に調整する。次いで0〜5°C及びpH8で5〜8時間反応を進行させる。個々の染料について必要な反応時間は異なる(プロシオン赤MX−8Bでは7〜8時間、プロシオン黄MX−8Gでは〜6時間、及びプロシオン青MX−2Gでは〜5時間)。合成の間、急速なpHの低下が認められるが、緩衝剤を用いてpH8に調整することができる。8合成のこの部分に関する反応の終了点は、反応系のpHが5分以上一定に保たれることによって示される。この時点で、染料モノクロロ−モノチオグリコレートトリアジンが得られる。合成終了時点では、系のpHはpH2未満に低下する。次いで沈殿及び濾過することにより固形のモノクロロモノチオグリコレートトリアジン染料化合物を得る。
【0091】
実施例2
モノチオエタノールトリアジン染料の合成
モノチオエタノールトリアジン染料は、図解2に示す合成経路を用いて製造される。
【0092】
【化33】
Figure 2004500310
【0093】
反応図式においてDは発色団であり、使用する出発染料によって変化する。本実施例ではプロシオン(登録商標)赤MX−8Gを出発物質として使用するが、好適なその他のジクロロトリアジン染料化合物、たとえばプロシオン黄MX−8Gまたはプロシオン青MX−2Gも出発物質として使用することができる。
【0094】
0.1モルのプロシオン赤MX−8G染料を150mlの蒸留水に溶解し、フラスコに加える。フラスコを氷水浴に入れる。次いで攪拌中の反応混合物に、0.1モルのチオエタノールを滴下して加える。加える時間は合計1時間である。チオエタノールを加えている間、反応図式のpHはpH7〜7.5に維持し、反応系の温度は0〜5℃に保つ。次いで、0〜5°C及びpH7.5〜8(炭酸ナトリウム及びHClを用いて補正する)で5時間、反応を進行させる。反応の終了点は、pHが5分以上一定に保たれることによって示される。この時点で、モノクロロ−モノチオエタノールトリアジン染料が得られる。次いで、6NのHClを用いて系のpHをpH2未満に低下させ、反応を終了させる。次に染料を沈殿させるために、KCl(全溶液の35%)を反応混合物に加える。次にワットマンろ紙を用いた濾過を行う。次いで沈殿をアセトンで4〜5回(1回あたり50mlのアセトンを用いる)洗浄し、最終染料産物を得る。
【0095】
実施例3
モノチオコハク酸トリアジン染料の合成
モノチオコハク酸トリアジン染料は、図解3に示す合成経路を用いて製造する。
【0096】
【化34】
Figure 2004500310
【0097】
反応図式においてDは発色団であり、使用する出発染料によって変化する。本実施例ではプロシオン(登録商標)赤MX−8Gを出発物質として使用するが、好適なその他のジクロロトリアジン染料化合物、たとえばプロシオン(登録商標)黄MX−8G及びプロシオン青MX−2Gも出発物質として使用することができる。上記反応図式においてTSAは硫黄原子を介して環に結合したチオコハク酸塩を表す。
0.1モルの精製プロシオン赤MX−8G染料及び150mlの蒸留水を400mlのフラスコに入れる。フラスコを氷水浴に入れる。撹拌しながら、0.1モルのチオコハク酸を滴下して加える。加える時間は、1〜1.5時間である。チオコハク酸を加えている間、反応図式のpHはpH7.5に維持し、反応系の温度は0〜5℃に保つ。
【0098】
次いで、0〜5°C及びpH7.5〜8(炭酸ナトリウム及びHClを用いて補正する)で6時間、反応を進行させる。合成のこの部分に関する反応の終了点は、反応系のpHが5分以上一定に保たれることによって示される。この時点で、染料モノクロロモノチオコハク酸トリアジンが得られる。次いで、反応を終了させるために6NのHClを用いて系のpHをpH2未満に低下させる。次に染料を沈殿させるために、KCl(全溶液の35%)を反応混合物に加える。次にワットマンろ紙を用いて濾過を行う。次いで沈殿をアセトンで4〜5回(1回あたり50mlのアセトンを用いる)洗浄し、最終染料産物を得る。
【0099】
実施例4
モノ−5−クロロ−4−チオグリコレートピリミジン染料の合成
モノ−5−クロロモノ−4−チオグリコレートピリミジン染料は、図解4に示す合成経路を用いて製造される。
【0100】
【化35】
Figure 2004500310
【0101】
反応図式においてDは発色団であり、使用する出発染料によって変化する。本実施例ではクラリアントから市販されているドリマラン(Drimalan)(登録商標)赤FB染料を出発物質として使用する。しかしながら、ドリマラン赤FBは、商品名ドリマラン及びドリマレン(Drimarene)染料、特に、ドリマラン赤FB、ドリマラン黄F−R、ドリマラン青F−G、ドリマラン青F−B、ドリマラン黄F−3GL、ドリマラン黒F−B、ドリマレンゴールド黄R−G2R、ドリマレン青R−GL、ドリマレンブリル赤R−8B、及びドリマレンブリル赤K−4BLとして市販されているような好適なジフルオロモノクロロピリミジン染料のいずれによっても置き換えることができる。上の反応図式中、TGAはチオグリコレート部分を示す。
【0102】
0.1モルのドリマラン赤F−B染料及び蒸留水をフラスコに入れる。次いで、フラスコを氷水浴に入れる。次いで攪拌中の反応混合物に、0.1モルのメルカプト酢酸を滴下して加える。加える時間は合計で、1〜1.5時間である。メルカプト酢酸を加えている間中、反応混合物のpHはpH9.8〜10に維持し、温度は0〜5°Cに保つ。
【0103】
5°C及びpH9.8〜10(炭酸ナトリウム及びHClを用いて補正する)で15時間、反応を進行させる。合成のこの部分に関して、反応の終了点は、反応系のpHが5分以上一定に保たれることによって示される。この時点で、モノ−5−クロロ−2−フルオロ−モノ−4−チオグリコレートピリミジン染料が得られる。次いで、反応を終了させるために、6NのHClを用いて系のpHをpH2未満に低下させる。染料を沈殿させるために、次にKCl(全溶液の約35%)を反応混合物に加える。次にワットマンろ紙を用いた濾過を行う。次いで沈殿をアセトンで4〜5回(1回あたり約50mlのアセトンを用いる)洗浄し、モノ−5−クロロ−2−フルオロ−モノ−4−チオグリコレートピリミジン染料を得る。
【0104】
実施例5
染料溶液は、実施例1に従って製造した化合物を用いて作製され、そして好適なビン型容器に充填する事ができる。
【0105】
【表1】
Figure 2004500310
【0106】
【表2】
Figure 2004500310
【0107】
【表3】
Figure 2004500310
【0108】
【表4】
Figure 2004500310
【0109】
【表5】
Figure 2004500310
【0110】
【表6】
Figure 2004500310
【0111】
【表7】
Figure 2004500310
【0112】
【表8】
Figure 2004500310
【0113】
【表9】
Figure 2004500310
【0114】
実施例1〜4に従って製造した化合物はいずれも、上記の染料組成物中の化合物で置換され得る。
特に、実施例の容器入り毛髪着色組成物は、染色の前に構成成分を混合する必要がないため、消費者の支持という点での向上及び洗浄堅牢度の改善を提供する。

Claims (9)

  1. 式(I)
    Figure 2004500310
     (式中Dは発色団であり;X及びYは独立にハロゲン及び−SR’から選択され、ただしX及び少なくとも1つのYは−SR’であり、式中、R’はH、C1〜C4のアルキル基、(CHCOOH、(CHCONH、(CHSOH、(CHCOOM、(CHPOH、(CHOH、(CHSSO 、(CHNR’’、(CHR’’、PhSSO 、PhSOH、PhPOH、PhNR’’、PhNR’’、−CN、−SO 、(CHCH(SH)R’’(CHCOOH、−CHCHOHCHSH、及び
    Figure 2004500310
    Figure 2004500310
    Figure 2004500310
    Figure 2004500310
    −CHCHNH(nは1〜4の範囲の整数であり、同一分子のnは必ずしも同一の整数である必要はなく;Mはアルカリ土類金属、アルカリ金属、NH 又はNR’’ の陽イオンである)から選択され;
    Lは連結部分であり;
    Zはピリミジン又はトリアジンから選択され;
    R’’はC1〜C4のアルキル基である)の化合物を含む安定した水性毛髪着色組成物;及び、
    前記毛髪着色組成物用の容器、を含む容器入り毛髪着色組成物。
  2. Zがトリアジンである請求項1記載の容器入り毛髪着色組成物。
  3. X及びYが共に−SR’基である請求項1又は2記載の容器入り毛髪着色組成物。
  4. R’がCHCOOHである請求項1〜3のいずれかに記載の容器入り毛髪着色組成物。
  5. LがNR、NRC=O、C(O)NR、NRSO及び−SONR(式中、Rはハロゲン基、好ましくはフッ素又は塩素、ヒドロキシル基、シアノ基、C1〜C4のアルコキシル基、C2〜C5のアルコキシカルボニル基、カルボキシル基、スルファモイル基、スルホン酸、又はスルファト基により置換されることができるC1〜C4のアルキル基又はHである)から選択される、請求項1〜4のいずれかに記載の容器入り毛髪着色組成物。
  6. LがNRである請求項1〜5のいずれかに記載の容器入り毛髪着色組成物。
  7. RがC1〜C4のアルキル基又はHから選択される、好ましくはHである請求項6記載の反応染料化合物。
  8. (a)式(I)、
    Figure 2004500310
    (式中、Dは発色団であり、;X及びYは独立にハロゲン及び−SR’から選択され、ただし、X及びYの少なくとも1つは−SR’であり、式中、R’はH、C1〜C4のアルキル基、(CHCOOH、(CHCONH、(CHSOH、(CHCOOM、(CHPOH、(CHOH、(CHSSO 、(CHNR’’、(CHR’’、PhSSO 、PhSOH、PhPOH、PhNR’’、PhNR’’、−CN、−SO 、(CHCH(SH)R’’(CHCOOH、−CHCHOHCHSH、及び
    Figure 2004500310
    Figure 2004500310
    Figure 2004500310
     −CHCHNH
    (nは1〜4の範囲の整数であり、式中、同一分子のnは必ずしも同一の整数である必要はなく;及びMはアルカリ土類金属、アルカリ金属、NH 又はNR’’ の陽イオンである)から選択され;
    Lは連結部分であり;
    Zはピリミジン又はトリアジンから選択され;
    R’’はC1〜C4のアルキル基である)を有する微粒子形状の精製反応染料化合物;及び
    (b)溶媒、を含む毛髪着色組成物。
  9. 溶媒が水を含む請求項8記載の毛髪着色組成物。
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