JP2004362457A - 電源制御回路、電源装置、インクジェットプリンタ、画像形成装置および電源制御方法 - Google Patents

電源制御回路、電源装置、インクジェットプリンタ、画像形成装置および電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の電源オフ時、オン時の低消費電力化を実現する電源制御回路を提供する。
【解決手段】装置の電源オン、オフ時の全ての動作状況に応じた電源装置の電力供給モードを選択し、装置全体の省エネを図るために、装置が電源オフ時には装置の電源オン起動に必要最小限の電力を供給する起動モードと、装置が電源オン時には複数の区分化された制御部の動作に必要な電力を供給する駆動モードとを有する。また、区分化された制御部は、論理回路部、センサ部、メカ駆動部などであり、区分ごとに電源供給を断続制御する手段を有し、動作状況に応じ給電を最適化し、装置の電力消費を低減する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置の電源オフ時、オン時の低消費電力化を実現する電源制御回路、電源装置、インクジェットプリンタ、画像形成装置および電源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術例として、通常使用モードから低電力モードに移行するとき、移行直前の負荷回路の信号レベルを記憶し、信号レベルを安定な状態に設定させて後に、低電力モードに移行し、低消費電力モードを解除するとき、移行直前に記憶した信号レベルに基づいて、通常モードに復帰することを特徴とする電源制御方法がある(例えば、特許文献1参照)。また、スイッチングトランスからのパルス電源を受け、負荷の接続されていない無負荷時にメイントランスのスイッチングを間欠発振させる間欠発振回路を備えることにより、無負荷時のパルス周期を延し、負荷の接続されていない時の入力電力を低減する電源制御方式がある(例えば、特許文献2参照)。また、軽負荷時や待機時に発振周波数を変化させ、RCCの待機時効率改善を図り、待機時の損失を大幅に低減するRCC方式のスイッチング電源がある(例えば、特許文献3参照)。また、主電源部と副電源部を有し、電源制御部により主電源部をプリンタの状態によってON/OFFすることにより低消費電力化を図る(例えば、特許文献4参照)。また、スイッチング素子を間欠動作と連続動作を切り替える手段を備え、軽負荷時には間欠動作にしてスイッチング素子の損失を軽減することにより、電源としての効率を向上させるとともに、電力の効率的な利用を可能にするスイッチング電源装置がある(例えば、特許文献5参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−138715号公報
【特許文献2】
特開2002−252973号公報
【特許文献3】
特開2002−84748号公報
【特許文献4】
特開平5−162421号公報
【特許文献5】
特開平4−12666号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術において、前身機種の電源装置は、コンセントを差すことで5V出力を行うもので、回路の全負荷分の電流容量を持った状態で立ち上がるため、わずか数10mA流れるだけの起動待ちの電源としては、非常に効率の悪い電源であった。数10mAに消費に対し1A以上流す容量で動作しているので、ロス分が大きくなり、効率が悪くなる。
【0005】
また、従来技術では、電源オン以降、電源装置は制御ボード側の負荷電流の変化に応じ、電源装置自己の自励発振RCC(リンギングチョークコンバータ)発振周波数を変化し、効率の最適化のところへ自動シフトしていたが、メカトロ駆動回路の状況に応じた高圧電源のオン、オフのきめ細かい制御までは行っていなかった。
【0006】
また、上記特許文献1記載の発明は、低電力モードに移行するためには、負荷回路の負荷レベルを記憶する記憶手段と、記憶手段に読み書きする手段とが必要となる。特許文献2記載の発明は、携帯電話などの充電器の応用されるもので、携帯電話本体装置が充電器から完全に外された時のように、負荷が完全無負荷となる時のみ有効である。また、特許文献3、4および5記載の発明は、外部からの信号により電源制御するものではない。
【0007】
よって、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、装置の電源オン、オフ時の全ての動作状況に応じた電源装置の電力供給モードを選択し、装置全体の省エネを図るために、装置が電源オフ時には装置の電源オン起動に必要最小限の電流を供給する起動モードと、装置が電源オン時には複数の区分化された制御部の動作に必要な電力を供給する駆動モードとを有する電源制御回路を提供することを目的とする。ここで、区分化された制御部とは、論理回路部、センサ部、メカ駆動部などであり、区分ごとに電源供給を断続制御する手段を有し、動作状況に応じ給電を最適化し、装置の電力消費を低減する。
【0008】
また、本発明は、電源装置の外部からの入力信号により、電源装置の各種モードごとに最適な効率を得る、電源装置、インクジェットプリンタ、画像形成装置および電源制御方法を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、操作パネルの電源スイッチ(以下、電源SWという)により、起動モードから駆動モードに設定し、CPU、ASICのソフト制御で駆動モードを維持しつづけ、電源SWの再押下で必要なシーケンスを完了した時点で駆動モードを解除することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、高電圧を完全に断することで、ICへ流入する不要な電流をなくし、電源装置として変換効率を向上させることを目的とする。
【0011】
また、本発明は、起動モードを有することにより、装置の電源オフ状態における消費電力を下げることを目的とする。
【0012】
また、本発明は、オプションの付加がある場合、それらの追加分で想定される電流増に対して、さらにモードを追加して、消費電力を下げることを目的とする。
【0013】
また、本発明は、電源装置と負荷側にメインスイッチングを設けることにより、CPUまたはASICの制御下で電源の断続制御を行うことを目的とする。
【0014】
また、本発明は、起動モードから駆動モードに切り替わる時間、以上の遅延回路をメインスイッチング回路Q1のゲート入力に入れることにより、安定したモードの切り替えを行うことを目的とする。
【0015】
また、本発明は、外来ノイズなどによる誤動作、ユーザの短時間のSWミスタッチなどから回避し、安定したシステムを構築することを目的とする。
【0016】
また、本発明は、電源オフ時のシーケンスを安定して行うことを目的とする。
【0017】
また、本発明は、電源オフ時のヘッドに対する後処理が完全に終了してから電源を切ることを目的とする。
【0018】
また、本発明は、電源装置からの高電圧は高電圧制御用入力信号がオフ時は、電源装置から電圧が出力されないように制御することで、内部メイン電圧は可変可能にすることを目的とする。
【0019】
また、本発明は、高電圧制御用入力信号が誤動作した場合でも、制御ボード側のメカトロ駆動回路を壊さないようにすることを目的とする。
【0020】
また、本発明は、コンセントを差した状態の消費電流を最小に抑えることを目的とする。
【0021】
また、本発明は、電源制御を行うことにより、消費電力を抑えることを目的としたインクジェットプリンタおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載の電源制御回路は、電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、CPUおよびASICを備えた制御装置と、電源装置とを有する電源制御回路であって、電源装置は、電源装置外部からの1乃至複数の入力信号によって制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有し、負荷状況に応じて電流容量を切り替えることを特徴とする。
【0023】
請求項2記載の電源制御回路は、請求項1記載の電源制御回路において、電流容量切替手段は、電源スイッチの出力信号と、CPU、ASIC、論理回路部、およびメカ駆動回路部を有する制御装置の出力信号との論理和から成る出力信号により電流容量を切り替えることを特徴とする。
【0024】
請求項3記載の電源制御回路は、請求項1または2記載の電源制御回路において、電流容量切替手段は、電源オフ時に、電源オン起動に必要最小限の電流を供給する起動モードと、電源オン時に、装置の動作に必要な電力を供給する駆動モードとから成ることを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。
【0025】
請求項4記載の電源制御回路は、請求項1または2記載の電源制御回路において、電流容量切替手段は、電源オフ時には電源オン起動に必要最小限の電流を供給する起動モードと、電源オン時には装置の動作に必要な電力を供給する駆動モードと、2ndトレー、ネットワーク制御BOX、両面印刷ユニットを駆動できる分、電流が増加したオプションモードとから成ることを特徴とする。
【0026】
請求項5記載の電源制御回路は、請求項2から4のいずれか1項に記載の電源制御回路において、電源スイッチの出力信号は、電源装置へ接続されているのみならず、制御装置内部の電力供給を断続するメインスイッチング回路起動入力部に接続されていて、電源スイッチ押下とともに、起動モードから駆動モードに切り替えるとともに、制御装置のメインスイッチング回路に起動をかけることを特徴とする。
【0027】
請求項6記載の電源制御回路は、請求項5記載の電源制御回路において、電源装置の起動モードから駆動モードに切り替わるのに要する時間より長い遅延時間を有する遅延回路をさらに制御装置にさらに有し、電源スイッチの出力信号を遅延回路に入力し、遅延した信号はメインスイッチング回路起動入力部に接続され、電源装置が起動モードから駆動モードに切り替わってからメインスイッチング回路がオンするように制御された回路をさらに有することを特徴とする。
【0028】
請求項7記載の電源制御回路は、電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、制御装置と、電源装置とを有する電源制御回路であって、制御装置からの高圧切替入力信号によって、メカトロ部品駆動用電圧の出力のオン/オフを制御することを特徴とする。
【0029】
請求項8記載の電源制御回路は、電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、CPUおよびASICを備えた制御装置と、電源装置とを有する電源制御回路であって、電源スイッチ押下により制御装置への電源供給が立ち上がった後、CPUまたはASICの内部初期設定イニシャルプログラムに配備された電源スイッチ押下監視プログラムにより、電源スイッチの正常押下を判定し、電源スイッチを離す前にメインスイッチング回路起動入力信号をオンし続ける保持出力信号出力するシーケンスが組み込まれていることを特徴とする。
【0030】
請求項9記載の電源制御回路は、請求項1記載の電源制御回路において、電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、CPUおよびASICを備えた制御装置と、電源装置とを有する電源制御回路であって、電源スイッチの出力信号は、制御装置のCPUまたはASICの入力ポートに入力され、電源オン状態中に電源オフするための電源スイッチ押下をCPUおよびASICが読み取ることによって、制御装置のメインスイッチング回路のオン保持を解除することを特徴とする。
【0031】
請求項10記載の電源装置は、電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、CPUおよびASICを備えた制御装置とを有する電源制御回路に用いられ、電源装置外部からの1乃至複数の入力信号を用いて、起動モードまたは駆動モードを切り替えることによって、制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有する電源装置であって、起動モード時には、電源装置内のメイン電圧を、DDコンバータの動作に必要な最低限の電圧とし、駆動モード時にはメイン電圧をメカトロ部品駆動用電圧にシフトさせ、起動時の電源装置変換効率を向上させたことを特徴とする。
【0032】
請求項11記載の電源装置は、請求項3記載の電源制御回路に用いられ、電源装置外部からの1乃至複数の入力信号を用いて、起動モードまたは駆動モードを切り替えることによって、制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有する電源装置であって、起動モード時には、メカトロ部品駆動用電圧の出力を制御する高圧切り替え入力信号を必ずオフするための論理和ゲートを配備したことを特徴とする。
【0033】
請求項12記載の電源装置は、電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、CPUおよびASICを備えた制御装置とを有する電源制御回路に用いられ、電源装置外部からの1乃至複数の入力信号を用いて、起動モードまたは駆動モードを切り替えることによって、制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有する電源装置であって、起動モード時は、ACコンセントを差すことによって、電源装置内の一次回路、二次回路が活電状態となり電源供給を行うことを特徴とする。
【0034】
請求項13記載のインクジェットプリンタは、請求項1から9のいずれか1項に記載の電源制御回路を有することを特徴とする。
【0035】
請求項14記載の画像形成装置は、請求項1から9のいずれか1項に記載の電源制御回路を有することを特徴とする。
【0036】
請求項15記載の電源制御方法は、電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、電源装置と、CPUおよびASICを備えた制御装置とを有する電源制御回路で用いられる電源制御方法であって、電源スイッチ押下により制御装置への電源供給が立ち上がった後、CPUまたはASICの内部初期設定イニシャルプログラムに配備された電源スイッチ押下監視プログラムにより、電源スイッチの正常押下を判定し、電源スイッチを離す前にメインスイッチング回路起動入力信号をオンし続ける保持出力信号を出力することを特徴とする。
【0037】
請求項16記載の電源制御方法は、請求項15記載の電源制御方法において、電源オン中、ユーザによる前記電源スイッチ押下と解除を検知したことにより、CPU、ASIC、およびメモリ内部の電源オフFLAGをオンとし、電源装置に必要な処置を実行した後に、CPUまたはASICの保持出力信号をオフし、電力供給が断されることを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0039】
本発明の第1の実施例の構成および動作について説明する。第1の実施例の電源制御回路は、電源装置に対し、負荷側の負荷状況に応じた動作モードを選択するため、外部からの入力信号に基づいて電源装置の動作モードを決定することを特徴とした構成である。入力信号は1本乃至複数本である。動作モードが2つの場合は1本で構成されるが、動作モードが3つ以上の場合は複数本必要となる。入力信号のインターフェースは特に特定する必要が無く、例えばTTLレベル、オープンコレクターレベル、光結合素子インターフェースなど、既存の電気的、光学的接続が構成されていれば良い。図1では入力信号をモード切替信号と記しているが、同義である。また、図中では1本の信号線のみの表記になっているが、前述したとおり複数の入力線であっても良い。
【0040】
動作モードとは、装置の電源オン、オフ時の全ての動作状況に応じた電源装置の電力供給モードを指し、装置全体の省エネを図るために、装置が電源オフ時には装置の電源オン起動に必要最小限の電流を供給する起動モードと、装置が電源オン時には複数の区分化された制御部の動作に必要な電力を供給する駆動モードとがある。ここで、区分化された制御部とは、論理回路部、センサ部、メカ駆動部などであり、区分ごとに電源供給を断続制御する手段を有し、動作状況に応じ給電を最適化し、装置の電力消費を低減する。
【0041】
本実施例の電源制御回路は、入力信号線によって、電源装置内の5V(ここでは5Vで記載されているが、他の電圧であっても良い)生成回路の電流容量が10mAであるかという起動モード、または、最大負荷のための1Aであるかという駆動モードを切り替える。この切り替えによって電源装置の効率が最適のところに設定することができる。
【0042】
以上、本発明の第1の実施例によれば、電源装置外部からの入力信号により、電源装置のモードごとに最適な効率に設定可能となる。
【0043】
本発明の第2の実施例の構成および動作について説明する。入力信号の発生元は図2に示すように、1つは操作パネル上の電源SWの信号であり、もう1つは制御ボード内のCPUまたはASICのどちらかのポート出力である。この構成により操作パネルはロック付のSWである必要がなくなり、例えば、簡単なプッシュSW、押しボタンSW、あるいはソフトSW等、指を離したら切れてしまうSWで実現できる。
【0044】
ここで、インクジェットプリンタにおける操作パネルの電源SWは重要な意味があり、機能としては電源を切るときに重要事項があるので、以下その説明をする。
【0045】
ユーザがプリント作業終了とともに電源SWを切ったとすると、インクジェットには特有な後処置が必要である。図示していないが、その理由は、ヘッドキャリッジを特定の場所まで移動し、インクヘッドのノズル面をワイパーでクリーニングし、キャップを施した後、電源が落ちる、というここまでの動作を保証しないと、次回プリント動作時に、ノズル面の乾燥などで、良好なコンディションを得られない場合があるためである。したがって、一連の後処理終了後、CPUのソフトに基づいて電源が切れるのが望ましく、ソフトSWであることが望ましい。通常のロッカーSWなどの場合であると、ロッカーSWを切った後でも、後処理を実施できるだけの電気エネルギをどこかに蓄えておく必要があり、大型のコンデンサ、あるいはバッテリなどを搭載することになるので小型プリンタとしては、はなはだ不利になってしまう。よって、CPUまたはASICで電源オンを保持することができ、必要なタイミングで電源オフできる構成が必要となる。
【0046】
図2に示す本実施例は、前述の構成を実現する。操作パネルの電源SWで電源装置の入力信号をアクティブにし、ユーザの指が電源SWを離す前にCPUまたはASICが電源供給と共に立ち上がり、ソフトも動き始め、ソフト処理の早い段階でポート出力をアクティブにすれば、ユーザが電源SWを離しても継続的に電源オンの状態が実現できる。CPUまたはASICのポート出力は、図2に示すように、オープンドレインまたはオープンコレクタであれば、電源SWとワイヤードオワーできるので簡便で好ましい。オープンドレインまたはオープンコレクタ以外であれば、図3に示すようにトランジスタなど一段バッファを挿入すればよいので、ポート出力はオープンドレインやオープンコレクタに限らない。
【0047】
また、制御ボードは、CPUまたはASICのほかに、ボード内部に存在する小ブロックとして、論理回路部およびメカ駆動回路を有する(ともに図示せず)。論理回路部は代表としてCPU、ASIC、メモリなどを主とし、制御シーケンスを司る部分でその回路のほとんどは+5V以下の低電圧回路部分を指す。一方、メカ駆動回路は印字キャリッジを往復移動させるためのDCサーボモータ駆動回路、印刷用紙を搬送するためのDCサーボモータ駆動駆動回路などが代表的で、主にメカトロ部品の駆動回路を指し、+24V以上の高い電源電圧回路部分を指す。
【0048】
そして、本実施例の電源制御回路は、電源SWの出力信号と、制御ボードの出力信号との論理和から成る出力信号によって電流容量を切り替える。
【0049】
以上、本発明の第2の実施例によれば、操作パネルの電源SWにより、起動モードから駆動モードに設定し、CPUまたはASICのソフト制御で駆動モードを維持しつづけ、電源SWの再押下で必要なシーケンスを完了した時点で駆動モードを解除することができ、インクジェットプリンタのヘッド信頼性上好ましいシーケンスが得られる。また、電源SWも簡単なプッシュSWなどで構成できるので、コストも安価な部品で構成できるメリットが生じる。
【0050】
本発明の第3の実施例の構成および動作について説明する。インクジェットプリンタおよび画像形成装置は、通常5Vの制御回路用電圧(CPU、ASIC、近年では低電圧化が進み、3.3V、2.5V、1.5Vの電圧システムのものもある)以外に、メカトロ部品などいわゆるアクチュエータが実装されているのが通常の構成となっており、それらのパーツを駆動するための高電圧が電源装置から出力されている。その電圧値は様々であるが、24V〜40Vくらいの範囲で、複数持つこともある。
【0051】
本実施例は、図4に示すように制御ボードからの高圧切替信号により高電圧をオンオフ制御するものであり、これによりメカトロパーツの駆動する期間のみ、電源装置から高電圧の出力をオンオフできる。この制御を行うことにより電源装置の変換効率を上げることが可能となる。さらには本体制御ボード側にとっては、動作しない不要の期間においては、高電圧が印加されないので、インクジェットヘッド部ピエゾ素子、ピエゾ素子駆動IC、モータドライバIC、各種ドライバICへのエレクトロマイグレーションが阻止でき、信頼性上好ましい状態になるのみならず、ドライバICなどの電源端子に流入する電流もIC数が多くなるとそれなりに電流が嵩むが、電源を断することで完全にゼロとなり、消費電力上、および変換効率上極めて優位となる。
【0052】
以上、本発明の第3の実施例によれば、高電圧を完全に断することで、従来のリーク電流なども無くなるので、電源装置としての変換効率は向上し、高効率電源が得られる。
【0053】
本発明の第4の実施例の構成および動作について説明する。図5は、入力信号線によって、電源装置内の低電圧電源が起動モードから駆動モードに切り替わることを特徴とした構成である。起動モード時の出力電圧は5Vに限らず、例えば3.3Vあるいはそれ以下でも良く、電流値は10mA程度あれば良い。この状態を起動モードと称し、前述第1の実施例の起動モード(=プリンタシステムの電源オフ時)よりさらなる消費電流が得られる。駆動モードはCPUまたはASICなどの回路がフルパワーで動作するための電圧電流を供給する必要があるため、5V1Aの供給ができる状態に推移するよう制御するものである。これによって起動モード時の消費電力を著しく下げることができる。
【0054】
以上、本発明の第4の実施例によれば、起動モードを有することにより、装置としての電源オフ状態における消費電力を著しく下げることが可能となる。
【0055】
本発明の第5の実施例の構成および動作について説明する。起動モードと駆動モードについて記したが、本実施例では、さらにユーザの意向により各種オプションが付加された場合、そのオプションに費やされる電流増加分を電源装置内で用意するものである。オプションとしては、2ndトレー、ネットワーク制御BOX、両面印刷ユニット等が挙げられる。
【0056】
図6に本実施例の構成を示す。この場合、電源装置にモードは3つあるため、入力信号線は2本以上必要となる。電源オン時の消費電流を最適化するもので、オプション無しの場合は5V1Aであるが、オプションが付加され、制御ボード側からその情報を受け取ると、5V1.5Aの供給モードとなる。
【0057】
以上、本発明の第5の実施例によれば、オプションの付加がある場合、それらの追加分で想定される電流増に対して、さらなるモードを追加して電力供給可能な電源装置とする。よって、それぞれのモードで必要な電力を満たす最適な変換効率を得る電源装置が実現可能となる。
【0058】
図7は、上記実施形態のうちいずれか1つの電源制御回路を有するインクジェットプリンタまたは画像形成装置を示している。なお、電源制御回路を搭載する装置は、インクジェットプリンタを含む画像形成装置に限るものではなく、本発明を逸脱しない範囲内において、応用した適用が可能である。本実施例の電源制御回路を搭載したインクジェットプリンタおよび画像形成装置等は、省エネを実現することができる。
【0059】
本発明の第6の実施例の構成および動作について説明する。図8に電源制御回路の詳細を示す。電源SW(PowerSW )のGNDと反対側の接点はR1に接続された後、R2およびD3に接続され、それぞれ電源装置からの5Vにプルアップ、および電源装置の入力信号になっている。第4の実施例の説明では5Vではなく、それ以外の電圧であるが、ここでの説明では省略する。
【0060】
SW押下と共に、R1はGNDレベルに落ち、それによってD3のアノードもレベルが落ち、電源装置の入力信号がアクティブになる。これにより電源装置は起動モードから駆動モードへと推移する。そしてメインスイッチング回路起動入力であるQ1のゲートにD1、R6を通して接続されている。この部分の発明は電源SW押下と共に、前述の一連の動作に加え、さらにQ1の動作が連動してオンする構成となっている。電源装置側とCPUまたはASIC側を電気的に切断するためのスイッチ部品Q1を設け、起動モード時はCPUまたはASIC側の負荷を無くす構成を取るために設けたものであり、重要な部品となっている。起動モード時はオフで絶縁され、駆動モード時はオンで導通状態にするものである。Q1はFETであっても、トランジスタであっても、あるいはリレーなどの部品であっても良い。このように電源装置側と負荷側に、FET、Tr等のメインスイッチング回路を設けたことを特徴としたものである。
【0061】
以上、本発明の第6の実施例によれば、電源装置と負荷側にメインスイッチングを設けることにより、CPUまたはASICの制御下で電源の断続制御が可能となる。
【0062】
本発明の第7の実施例の構成および動作について説明する。電源SW押下と共にメインスイッチング回路Q1をオンする制御に加え、電源装置側が起動モードから駆動モードに切り替わるのに要する時間以上、Q1オン時間を遅らせることを特徴とする回路である。
【0063】
回路構成を図9に示す。R6、C2で構成されるフィルタで遅延回路を構成している。実際の回路図動作としては、ACプラグをコンセントに差し込んだ時点で電源装置から5Vの出力が得られるが、この時R5、D4、C2の定数でC2に充電される。しかし、D4は順方向であるため、数100Ωとなり、C2への充電時定数はほぼR5*C2で決定され、素早く充電され、したがってQ1のドレイン電位とゲート電位は僅かながらゲート電位が遅延するものの、すぐにドレイン電位とゲート電位が同電位となり、オフ状態となる。電源SWを押下した場合、C2に充電された電荷がR6、D1、R1を通して放電されるが、R6ga47KΩと大き目の抵抗値で、放電時定数はC2*R6でほぼ決定される。この時間を遅延時間とすると、電源装置側のモード切り替え時間(20ms)よりこの遅延時間(30ms)のほうを長く設定すること、1A供給モードに切り替わって安定した状態でメインスイッチング素子Q1をオンすることで、電源装置側は余裕を持って1Aの供給が可能となり、電源装置として信頼性の高いシステムを構築することが可能となる。
【0064】
また、遅延回路のRCの回路構成であるため、ゲート電位が除々に低下し、それに合わせてQ1のドレイン−ソース間が除々の導通する。よって、スロースタートがかかり、いきなりの電源オンではなくなるので、突入電流が抑えられるというメリットも生じる。このようにメインスイッチング回路の入力端子に遅延回路を入れ、遅延定数は電源装置の切り替え時間以上を取ることを特徴とし、また遅延回路の特性を利用して、ソース側の突入電流を抑えることを特徴とした回路である。ここで、遅延回路はCR回路またはディレー素子である。
【0065】
以上、本発明の第7の実施例によれば、起動モードから駆動モードに切り替わる時間、以上の遅延回路をメインスイッチング回路Q1のゲート入力に入れることにより、安定したモードの切り替えが可能となり、システムの信頼性が得られる。
【0066】
本発明の第8の実施例の構成および動作について説明する。本実施例である電源制御回路の詳細を図8に示す。電源SWのGNDと反対側の接点はR1に接続された後、R2およびD2に接続され、R3、R4で電圧分割された後、CPUまたはASICの入力ポートに入る(この回路ではSWPWRの入力信号)。この構成で電源SW押下とともに、第7の実施例までの説明と同様にCPUまたはASICに電源が供給された後、CPUが始動しソフトを読み出しながら一連の初期設定がなされ、ソフトの早い段階でこの入力ポートを読みに行く。そして、L(ローレベル)を検出したならば、ユーザの指で電源SWが正常に押されていることが確認されたので、ここであらためて、出力ポートを(この回路図ではPWRHLDの出力信号)をアクティブとし、トランジスタTr1をオンさせることにより、前述の第7の実施例で説明したメインスイッチングQ1のゲート端子をアクティブにし、ユーザが電源SWを離しても、Tr1によってメインスイッチングをホールドすることが可能となる。
【0067】
もし、外来ノイズなどでQ1が誤動作しで電源が立ち上がったかのように振舞っても、SWPWR入力信号をチェックしたとき、Lにアクティブになっていないため、ノイズによる誤動作判断し、SWHLD信号はアクティブにせずに、しかるべき後処理を終了後、あるいは自動的に電源が切れて終了となる。この様に電源SWが確実に押されたかどうかをCPUまたはASICで確認することが可能となり、外来ノイズ、あるいはユーザの電源SW早押しに対し、安定した電源オンオフ制御が可能となり、信頼度の高いシステムを構築することが可能となる。
【0068】
ソフトの電源SW押下監視プログラム関しては図11に示す。電源制御回路を備えた装置の電源を入れると(S101)、初期設定が行われ、イニシャルプログラムが実行される(S102)。次に、装置内のROM、RAM、R/Wチェックおよびダイアグノスチェックが行われる(S103)。そして、制御装置のCPUまたはASICのポートの初期セットが行われ(S104)、タイマがセットされる(S105)。電源SWがオンされている場合(S106/YES)、PWRHLD信号をオンし(S107)、電源SW押下監視プログラムを終了し、ポーリングルーチンへ移行する(S108)。電源SWがオンされていない場合(S106/NO)、ノイズでの誤動作、または短時間のSW押下と判断し、電源が切れるのを待つ(S109)。
【0069】
以上、本発明の第8の実施例によれば、外来ノイズなどによる誤動作、ユーザの短時間のSWミスタッチなどから回避でき、安定したシステムを構築することができる。
【0070】
本発明の第9の実施例について説明する。電源オン中、ポーリングルーチンの中に一定周期で電源SWが押下されたかどうかを監視するルーチンがあり、ユーザの意図で電源SWが押されたと検出した場合、しかるべきソフトタイミングでメインスイッチング回路のオン保持信号(PWRHLD信号)を解除することにより、電源をオフすることを可能とすることを特徴とする構成である。
【0071】
以上、本発明の第9の実施例によれば、電源オフ時のシーケンスが安定して行える。
【0072】
本発明の第10の実施例について説明する。ジョブフローを図12に示す。電源オン中、プリント中またはプリント待機中、ユーザにより電源SWが押下され、押下の解除が行なわれたことを検知すると(S206/YES)、“電源オンジョブ終了FLAG”をオンとし(S207)、プリンタ装置の受信データがない場合(S202/NO)、プリント動作の終了を待って(S208/YES)、電源オフに必要な後処理を実行する。受信データ残りがないか(S209)、キャリッジがホームにいるか(S210)、を判断し、ヘッド空吐出動作およびワイピング動作を行い(S212)、キャッピング動作を実行・完了した後(S213)、メインスイッチング回路のオン保持信号(PWRHLD信号)を解除する(S214)。以上の処理により、ヘッドのコンディションが良好に保たれ、信頼性の高い装置が実現できる。
【0073】
以上、本発明の第10の実施例によれば、電源オフ時のヘッドに対する後処理が完全に終了してから電源を切ることが可能になるため、例えば、信頼性の高いインクジェットプリンタ等の画像形成装置が実現できる。
【0074】
本発明の第11の実施例について説明する。入力信号により電源装置内のメイン電圧を5V生成に必要な最低限電圧に落とすことにより、DDコンバータの損失の低減、および一次トランスの銅損の低減が可能となる。DDコンバータの出力として5V10mAを得るための回路としては、入力電圧が37Vより9Vのほうが入力―出力間の電圧ドロップが低い9Vの方が、DDコンバータ回路の発熱が抑えられるため、損失が低減できる。すなわち変換効率の向上を図ることができる。また、駆動モード時にはメイン電圧が高電圧として電源装置から出力されるので、9Vから37Vに引き上げられるよう制御する。制御するための入力信号は、前述の第1および第2の実施例に記載の入力信号である。また、入力電圧は、ここでは37Vとしたが24V〜37Vが例として適当である。
【0075】
以上、本発明の第11の実施例によれば、電源装置からの高電圧は電源装置内でスイッチングされて出力されているので、高電圧制御用入力信号がオフ時は、電源装置から電圧が出力されない。よって電源装置内部で37Vからいかなる電圧に変えても問題ない。これを利用して待機時は内部メイン電圧を9Vまで下げ、電源効率を向上させることが可能となる。
【0076】
本発明の第12の実施例について説明する。起動モード時は、どのような誤動作が生じても高圧電源37Vが出力されないよう、論理和回路が配備されていること、簡単な論理回路の追加で、信頼性の高いシステムの構築が可能となる。ちなみに起動モード時はCPUまたはASICほか、メカトロ駆動回路には5Vが供給されないため、37Vが出力する、メカトロ駆動回路はたちどころに破壊されてしまう。ノイズ飛来時、あるいはソフト暴走時に回路の破壊を防ぐために有用な回路である。メカトロ駆動電圧は、例として24V〜37Vが適当である。それを説明する真理値表を図13に示す。
【0077】
以上、本発明の第12の実施例によれば、高電圧制御用入力信号が誤動作した時、高電圧出力端子に9Vが出力されると、制御ボード側のメカトロ駆動回路が壊れる可能性があるが、簡単な論理和回路を設けるだけで、この様な問題が払拭され安全な電源システムが構築される。
【0078】
本発明の第13の実施例について説明する。電源コードと電源装置の間に電源SWは存在せず、コンセントを挿入しただけで電源装置の一次回路、二次回路が活電状態となり、5V供給を開始する電源システムにおいて、特に起動モードを有することは、省エネルギの観点より非常に有用である。特に昨今エネルギ緩和に関してはその必要性が強く唱えられている。ユーザにとってコンセントを差したままで、操作パネルの電源SWを押下しなければ、電力の消費は無しと考えられても致し方ないことで、装置としては限りなくゼロに近い消費電力を目指さなければならない。この様な意味からも、本実施例は、コンセントを差しただけの状態では起動モード時となって、消費電力を最大限絞り込む電源システムであり、非常に有用な技術である。
【0079】
以上、本発明の第13の実施例によれば、コンセントを差した状態=起動モードとすることで、装置としての電源オフ時の消費電流を最小に抑えることができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装置の電源オン、オフ時の全ての動作状況に応じた電源装置の電力供給モードを選択し、装置が電源オフ時には装置の電源オン起動に必要最小限の電流を供給する起動モードと、装置が電源オン時には、論理回路部、センサ部、メカ駆動部などの複数の区分化された制御部の動作に必要な電力を供給する駆動モードとを有することを特徴とするので、電源装置の外部からの入力信号により、電源装置のモードごとに給電を最適な効率に設定でき、装置全体の電力消費を低減し、省エネを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態である電源制御回路の構成の一例を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図5】本発明の第4の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態であるインクジェットプリンタ又は画像形成装置の構成を示す図である。
【図8】本発明の第6の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図9】本発明の第7の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図10】本発明の第8の実施形態である電源制御回路の構成を示す図である。
【図11】本発明の実施形態にかかる電源オンオフ制御の処理動作を示すフロー図である。
【図12】本発明の実施形態であるの処理動作を示すフロー図である。
【図13】本発明の実施形態にかかる真理値表を示す図である。
【符号の説明】
1 PSU(電源装置)
2 制御ボード
3 電流容量切替手段
4 電源スイッチ(電源SW)
5 オープンドレイン/オープンコレクタ
6 CPU/ASIC
7 トランジスタ
8 インクジェットプリンタ/画像形成装置
9 コンセント

Claims (16)

  1. 電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、
    CPUおよびASICを備えた制御装置と、
    電源装置とを有する電源制御回路であって、
    前記電源装置は、
    前記電源装置外部からの1乃至複数の入力信号によって前記制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有し、
    負荷状況に応じて前記電流容量を切り替えることを特徴とする電源制御回路。
  2. 前記電流容量切替手段は、
    前記電源スイッチの出力信号と、
    前記CPU、前記ASIC、論理回路部、およびメカ駆動回路部を有する前記制御装置の出力信号と、
    の論理和から成る出力信号により前記電流容量を切り替えることを特徴とする請求項1記載の電源制御回路。
  3. 前記電流容量切替手段は、
    電源オフ時に、電源オン起動に必要最小限の電流を供給する起動モードと、
    電源オン時に、装置の動作に必要な電力を供給する駆動モードと、
    から成ることを特徴とする請求項1または2記載の電源制御回路。
  4. 前記電流容量切替手段は、
    電源オフ時には電源オン起動に必要最小限の電流を供給する起動モードと、
    電源オン時には装置の動作に必要な電力を供給する駆動モードと、
    2ndトレー、ネットワーク制御BOX、両面印刷ユニットを駆動できる分、電流が増加したオプションモードと、
    から成ることを特徴とする請求項1または2記載の電源制御回路。
  5. 前記電源スイッチの出力信号は、前記電源装置へ接続されているのみならず、前記制御装置内部の電力供給を断続するメインスイッチング回路起動入力部に接続されていて、前記電源スイッチ押下とともに、前記起動モードから前記駆動モードに切り替えるとともに、前記制御装置のメインスイッチング回路に起動をかけることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の電源制御回路。
  6. 前記電源装置の前記起動モードから前記駆動モードに切り替わるのに要する時間より長い遅延時間を有する遅延回路をさらに前記制御装置にさらに有し、
    前記電源スイッチの出力信号を前記遅延回路に入力し、遅延した信号は前記メインスイッチング回路起動入力部に接続され、前記電源装置が前記起動モードから前記駆動モードに切り替わってから前記メインスイッチング回路がオンするように制御された回路をさらに有することを特徴とする請求項5の電源制御回路。
  7. 電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、
    制御装置と、
    電源装置とを有する電源制御回路であって、
    前記制御装置からの高圧切替入力信号によって、メカトロ部品駆動用電圧の出力のオン/オフを制御することを特徴とする電源制御回路。
  8. 電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、
    CPUおよびASICを備えた制御装置と、
    電源装置とを有する電源制御回路であって、
    前記電源スイッチ押下により前記制御装置への電源供給が立ち上がった後、前記CPUまたは前記ASICの内部初期設定イニシャルプログラムに配備された電源スイッチ押下監視プログラムにより、前記電源スイッチの正常押下を判定し、前記電源スイッチを離す前にメインスイッチング回路起動入力信号をオンし続ける保持出力信号出力するシーケンスが組み込まれていることを特徴とする電源制御回路。
  9. 電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、
    CPUおよびASICを備えた制御装置と、
    電源装置とを有する電源制御回路であって、
    前記電源スイッチの出力信号は、前記制御装置のCPUまたはASICの入力ポートに入力され、電源オン状態中に電源オフするための前記電源スイッチ押下を前記CPUおよび前記ASICが読み取ることによって、前記制御装置のメインスイッチング回路のオン保持を解除することを特徴とする電源制御回路。
  10. 電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、
    CPUおよびASICを備えた制御装置とを有する電源制御回路に用いられ、電源装置外部からの1乃至複数の入力信号を用いて、起動モードまたは駆動モードを切り替えることによって、前記制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有する電源装置であって、
    前記起動モード時には、前記電源装置内のメイン電圧を、DDコンバータの動作に必要な最低限の電圧とし、前記駆動モード時にはメイン電圧をメカトロ部品駆動用電圧にシフトさせ、起動時の電源装置変換効率を向上させたことを特徴とする電源装置。
  11. 請求項3記載の電源制御回路に用いられ、電源装置外部からの1乃至複数の入力信号を用いて、起動モードまたは駆動モードを切り替えることによって、制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有する電源装置であって、
    前記起動モード時には、メカトロ部品駆動用電圧の出力を制御する高圧切り替え入力信号を必ずオフするための論理和ゲートを配備したことを特徴とする電源装置。
  12. 電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、
    CPUおよびASICを備えた制御装置とを有する電源制御回路に用いられ、電源装置外部からの1乃至複数の入力信号を用いて、起動モードまたは駆動モードを切り替えることによって、前記制御装置用の電流容量を切り替える電流容量切替手段を有する電源装置であって、
    前記起動モード時は、ACコンセントを差すことによって、前記電源装置内の一次回路、二次回路が活電状態となり電源供給を行うことを特徴とする電源装置。
  13. 請求項1から9のいずれか1項に記載の電源制御回路を有するインクジェットプリンタ。
  14. 請求項1から9のいずれか1項に記載の電源制御回路を有する画像形成装置。
  15. 電源のオン/オフの切り替えを行う電源スイッチと、
    電源装置と、
    CPUおよびASICを備えた制御装置とを有する電源制御回路で用いられる電源制御方法であって、
    前記電源スイッチ押下により前記制御装置への電源供給が立ち上がった後、前記CPUまたは前記ASICの内部初期設定イニシャルプログラムに配備された電源スイッチ押下監視プログラムにより、前記電源スイッチの正常押下を判定し、前記電源スイッチを離す前にメインスイッチング回路起動入力信号をオンし続ける保持出力信号を出力することを特徴とする電源制御方法。
  16. 電源オン中、ユーザによる前記電源スイッチ押下と解除を検知したことにより、前記CPU、前記ASIC、およびメモリ内部の電源オフFLAGをオンとし、前記電源装置に必要な処置を実行した後に、前記CPUまたは前記ASICの保持出力信号をオフし、電力供給が断されることを特徴とする請求項15記載の電源制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012048600A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Kyocera Mita Corp 電力制御回路、画像形成装置
JP2012138663A (ja) * 2010-12-24 2012-07-19 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP2015089261A (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 スロースタート回路及び画像形成装置

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