JP2004361173A - 2軸免震試験機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水平負荷用シリンダ8をベッド1上に固定配置し、その水平負荷用シリンダ8の駆動により、ベッド1上に水平方向に移動自在に支持された水平負荷ヨーク11を変位させ、その水平負荷ヨーク11と、鉛直方向への繰り返し変位が与えられる上部圧盤3とを、両端部がこれらに対して水平軸31,32の回りに回動自在に支持されたリンクロッド12で連結する。上部圧盤3の鉛直方向への変位はリンクロッド12を揺動させるだけで水平負荷用シリンダ8には伝達されず、ダメージを受けることがない。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は免震ゴムのバネ特性の調査等に用いられる2軸免震試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】
免震ゴムのバネ特性を調査ないしは評価するための試験機として、2軸免震試験機が知られている。2軸免震試験機は、一般に、上下の圧盤の間に供試体である免震ゴムを挟むとともに、それぞれサーボ弁を用いた油圧サーボ機構によって駆動制御される鉛直負荷用シリンダおよび水平負荷用シリンダにより、上下の圧盤間に鉛直方向への負荷を加えつつ水平方向への負荷を加える。従来のこの種の試験機では、鉛直方向への負荷は一定とし、その状態で水平方向に繰り返し負荷を加えていた(例えば特許文献1参照)。
【0003】
実用化されている従来の2軸免震試験機の構成例を図3に正面図で示す。
この例では、ベッド1上に搬入台車を兼ねる下部圧盤2を配置してその上に供試体Wを載せるとともに、その供試体Wの上面に上部圧盤3を配置し、その上部圧盤3の上に鉛直負荷ヨーク4を配している。鉛直負荷ヨーク4は、ベッド1に固定された鉛直の4本の柱5に沿って移動自在となっており、この鉛直負荷ヨーク4は鉛直負荷用シリンダ6によって鉛直方向に繰り返し変位が与えられ、これによって供試体Wに負荷が加えられる。
【0004】
また、ベッド1の上には、シリンダ後端が水平軸7の回りに回動自在に支持された水平負荷用シリンダ8が配置され、この水平負荷用シリンダ8のピストン8aの先端が、上部圧盤3に対して水平軸9を介して回動自在に連結されている。この水平負荷用シリンダ8の駆動により、供試体Wに水平方向への繰り返し負荷が加えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、水平方向のみならず、鉛直方向への負荷も繰り返し負荷とする試験が行われるようになってきている。図3に示した従来の試験機を用いて、鉛直方向並びに水平方向の双方に繰り返し負荷を加える場合、水平負荷用シリンダ8はピストン8a側を揺動端として揺動し、その自重が大きい場合、水平負荷用シリンダ8のピストンロッドの支承部などがダメージを受けるという問題がある。
【0006】
本発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、水平負荷用シリンダに自重の大きなものを用いて、鉛直方向および水平方向の双方に繰り返し負荷を加えても、水平負荷用シリンダが殆どダメージを受けることのない2軸免震試験機の提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の2軸免震試験機は、それぞれ油圧サーボ機構により駆動制御される鉛直負荷用シリンダおよび水平負荷用シリンダを備え、その各シリンダを駆動制御することにより、上下の圧盤の間に配置された供試体に対して鉛直方向および水平方向の双方に繰り返し負荷を加える2軸免震試験機において、上記水平負荷用シリンダがベッドに固定されているとともに、そのベッドに対して水平負荷方向に移動自在に支持され、かつ、上記水平負荷用シリンダの駆動により変位する水平負荷ヨークと、両端がその水平負荷ヨークと上側の圧盤に対してそれぞれ水平軸の回りに回動自在に支持されたリンクロッドを備えていることによって特徴づけられる(請求項1)。
【0008】
ここで、本発明においては、上記水平負荷ヨークが、上記水平負荷用シリンダを挟んで上記上側の圧盤と水平方向反対側に配置された構成(請求項2)を好適に採用することができる。
【0009】
本発明は、水平負荷用シリンダをベッド上に固定し、その水平負荷用シリンダの駆動により水平負荷ヨークをベッド上で水平に変位させ、その変位を、両端がその水平負荷ヨークと上側の圧盤とにピン接合されたリンクロッドを介して上側の圧盤に伝達することによって、所期の目的を達成しようとするものである。
【0010】
すなわち、ベッド上に固定された水平負荷用シリンダにより水平負荷ヨークを水平方向に変位させ、その水平負荷ヨークと上側の圧盤とを両端がピン接合されたリンクロッドにより連結すると、水平負荷用シリンダのピストンの変位は水平負荷ヨークおよびリンクロッドを介して上側の圧盤に伝達され、その上側の圧盤の鉛直方向への変位は、リンクロッドにのみ伝達された揺動させることになり、水平負荷用シリンダにダメージを与えることがない。しかも、水平負荷用シリンダを固定することにより、配管を容易化できるという利点もある。
【0011】
また、請求項2に係る発明のように、上側の圧盤に対して、リンクロッド、水平負荷ヨークおよび水平負荷用シリンダを順に並べるのではなく、上側の圧盤に対して水平負荷用シリンダを挟んで水平方向逆側に水平負荷ヨークを配置することにより、水平方向への所要スペースを小さくして装置をコンパクト化することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明の実施の形態の正面図であり、図2はそのA−A矢視図である。
【0013】
試験機の基本的構成は図3に示したものと同等であり、ベッド1上に搬入台車を兼ねる下部圧盤2が配置され、その上に供試体Wが載せられる。供試体Wの上面には上部圧盤3が配置され、その上部圧盤3の上に、リニアガイド4aを介して水平方向に相対変位自在に鉛直負荷ヨーク4が配置されている。鉛直負荷ヨーク4は、ベッド1上に固定された4本の鉛直の柱5に対してリニアガイド4bを介して摺動自在に支持されており、各柱5の上にはクロスヘッド5aが固定されて、そのクロスヘッド5aに鉛直負荷用シリンダ6が支持されている。
【0014】
そして、鉛直負荷ヨーク4は鉛直ロードセル21を介して鉛直負荷用シリンダ6のピストン6aに連結されている。従って、この鉛直負荷用シリンダ6のピストン6aを往復動させることにより、供試体Wに鉛直方向への繰り返し負荷が加えられる。
【0015】
さて、水平負荷用シリンダ8は、ベッド1の上に固定配置され、そのピストン8aは図3に示した従来装置とは逆向き、つまり上部圧盤3と反対側に向けられている。そして、そのピストン8aの先端は水平ロードセル22を介して水平負荷ヨーク11に連結されている。水平負荷ヨーク11は、ベッド1の上面にリニアガイド11aを介して水平方向に変位自在に支持されており、水平負荷用シリンダ8の駆動によって変位する。
【0016】
そして、この水平負荷ヨーク11と、上部圧盤3とが、これらに対して両端が水平軸31,32の回りに回動自在に支持された2本のリンクロッド12によって連結されている。従って、水平負荷用シリンダ8のピストン8aを往復動させることにより、そのピストン8aの変位は水平負荷ヨーク11およびリンクロッド12を介して上部圧盤3に伝達され、供試体Wに水平方向への繰り返し負荷が加えられる。
【0017】
以上の本発明の実施の形態において、供試体Wに鉛直方向への繰り返し負荷を与える鉛直負荷用シリンダ6の駆動による上部圧盤3の鉛直方向への変位は、水平軸32を介してリンクロッド12にのみ伝達され、従ってリンクロッド12は水平軸31を中心として揺動することになるが、水平負荷用シリンダ8には伝達されることがなく、従ってこの水平負荷用シリンダ8が鉛直方向への繰り返し負荷によりダメージを受けることがない。しかも、リンクロッド12は水平負荷用シリンダ8よりも軽量とすることができるため、水平軸31,32に対する負荷も、図3の従来装置における水平軸7,9に対する負荷に比して小さくすることができる。更に、水平負荷用シリンダ8は固定されているため、その配管も容易となる。
【0018】
なお、以上の実施の形態では、水平負荷用シリンダ8を挟んで上部圧盤3と反対側に水平負荷ヨーク11を配置した例を示したが、本発明は、水平負荷ヨーク11を上部圧盤3と水平負荷用シリンダ8の間に配置してもよい。ただし、上記した実施の形態の配置の採用により、水平方向へ所要スペースを小さくすることができるが故に好ましい。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、水平負荷用シリンダをベッド上に固定配置するとともに、その水平負荷用シリンダの駆動によりベッド上で水平方向に変位する水平負荷ヨークを設け、その水平負荷ヨークと上部圧盤とを、両端部がこれらに対して水平軸の回りに回動自在に支持されたリンクロッドで連結しているので、供試体への鉛直方向への繰り返し負荷により上部圧盤が鉛直方向に変位しても、その変位はリンクロッドを揺動させるだけで水平負荷用シリンダには伝達されず、従来のようにそのシリンダがダメージを受けることがない。しかも、水平負荷用シリンダは移動しないので、その配管も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の正面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】実用化されている従来の2軸免震試験機の構成例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ベッド
2 下部圧盤
3 上部圧盤
4 鉛直負荷ヨーク
6 鉛直負荷用シリンダ
8 水平負荷用シリンダ
11 水平負荷ヨーク
11a リニアガイド
12 リンクロッド
31,32 水平軸
W 供試体
Claims (2)
- それぞれ油圧サーボ機構により駆動制御される鉛直負荷用シリンダおよび水平負荷用シリンダを備え、その各シリンダを駆動制御することにより、上下の圧盤の間に配置された供試体に対して鉛直方向および水平方向の双方に繰り返し負荷を加える2軸免震試験機において、
上記水平負荷用シリンダがベッドに固定されているとともに、そのベッドに対して水平負荷方向に移動自在に支持され、かつ、上記水平負荷用シリンダの駆動により変位する水平負荷ヨークと、両端がその水平負荷ヨークと上側の圧盤に対してそれぞれ水平軸の回りに回動自在に支持されたリンクロッドを備えていることを特徴とする2軸免震試験機。 - 上記水平負荷ヨークが、上記水平負荷用シリンダを挟んで上記上側の圧盤と水平方向反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の2軸免震試験機。
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JP2003158152A JP4136797B2 (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | 2軸免震試験機 |
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KR100928017B1 (ko) | 2008-01-11 | 2009-11-24 | 평화산업주식회사 | 방진고무를 2방향에서 시험하기 위한 지그 |
JP2015059917A (ja) * | 2013-09-20 | 2015-03-30 | オイレス工業株式会社 | 積層ゴム用三軸試験機 |
KR101933895B1 (ko) * | 2018-08-10 | 2019-04-05 | 주식회사 스탠더드시험연구소 | 원자력발전소 주요 구조물 또는 기기에 설치되는 면진부품의 특성 시험장치 및 시험방법 |
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2003
- 2003-06-03 JP JP2003158152A patent/JP4136797B2/ja not_active Expired - Fee Related
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