JP2004359063A

JP2004359063A - Cool box structure for rear seat

Info

Publication number: JP2004359063A
Application number: JP2003158602A
Authority: JP
Inventors: Toru Oba; 透大葉; Tatsuya Ishihara; 達也石原; Tomoyuki Maniwa; 知之真庭
Original assignee: Honda Motor Co Ltd
Current assignee: Honda Motor Co Ltd
Priority date: 2003-06-03
Filing date: 2003-06-03
Publication date: 2004-12-24
Also published as: CN1572585A; CN100389984C

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a cool box structure for a rear seat capable of increasing convenience of the cool box for the rear seat. <P>SOLUTION: The cool box structure 20 for the rear seat comprises a cool box 22 for holding a stored article such as a drink bottle 21 on the cabin side of a car body panel 11, a duct 23 for the cool box branched from a duct 15 and communicated with the cool box 22, and a duct opening/closing means 25 for opening and closing the duct 23 for the cool box. A lid 97 for opening and closing the cool box 22 is also used as an arm rest for supporting the arm of an occupant. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リヤ席用空調ユニットからダクトに空調風を流し、この空調風をリヤ吹出ユニットの吹出口からリヤ席に向けて吹き出すリヤ席用エアコンディショナを利用したリヤ席用クールボックス構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
車両に備えたエアコンディショナから吹き出す空気風を利用して飲料容器を冷やしたり、暖めたりする収納構造が知られている。（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−６７７７４公報（第３−４頁、図１）
【０００４】
図１６は特許文献１の図１の分解斜視図である。なお、符号を振り直した。
容器収納構造２００は、インストルメントパネル２０１（以下、「インパネ」という）の略中央に、エアコンディショナ用の吹出口２０２を設け、吹出口２０２の上方に、左右の収納ボックス２０４，２０５を、それぞれ車体前方に向けて傾斜角２５°の下り勾配で設け、左右の収納ボックス２０４，２０５にそれぞれインナー部材２０６を収納したものである。
なお、左側のインナー部材２０６は、左収納ボックス２０４に収納されているものとする。
【０００５】
左右の収納ボックス２０４，２０５のそれぞれの底部２０８，２０９に、エアコンディショナ用のダクトに連通する第１開口２１１を備えるとともに、インナー部材２０６の底部２１２に第２開口２１３を備える。
左右の収納ボックス２０４，２０５にインナー部材２０６を収納した際に、第１、第２の開口２１１，２１３が連通する。
【０００６】
インナー部材２０６に飲料容器２１４を入れた状態で、図示しないエアコン本体部からダクト、および第１、第２の開口２１１，２１３を介して空調風をインナー部材２０６内に導き、インナー部材２０６内の飲料容器２１４を空調風で冷やしたり暖めたりする。
よって、ドライバシートやパッセンジャシートの乗員は、空調風で冷やしたり暖めたりした飲料容器２１４を左右の収納ボックス２０４，２０５から取り出して飲むことができる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インパネ２０１には計器類、補機部品や配線などを備えているので、左右の収納ボックス２０４，２０５を大きく確保することは難しく、左右の収納ボックス２０４，２０５には、飲料容器２１４を１本しか入れることができない。
このため、ドライバシートやパッセンジャシートの他に、リヤシートにも乗員が載った場合には、左右の収納ボックス２０４，２０５で冷やしたり暖めたりした飲料容器２１４を、車室内の全ての乗員に行き渡らせることはできない。
【０００８】
一方、飲料容器２１４の収納ボックスをリヤシート中央に備えたリヤ席用クールボックス構造が知られている。
このリヤ席用クールボックス構造は、リヤシート中央のアームレスト収納部を利用して収納ボックスを取り付けたものである。
【０００９】
リヤ席用クールボックス構造によれば、図１６に示す容器収納構造２００と同様に、リヤ用エアコンディショナの空調風を利用して、リヤ収納ボックス内の飲料容器を冷やしたり暖めたりすることができる。
よって、このリヤ席用クールボックス構造を備えることで、収納ボックスで冷やしたり暖めたりした飲料容器を、車室内の全ての乗員に行き渡らせることは可能になる。
【００１０】
しかし、このリヤ席用クールボックス構造は、アームレストの収納部に収納ボックスを取り付けているので、例えばリヤシートに乗員が三人座った場合、アームレストをアームレスト収納部に収納する必要があり、収納ボックスをアームレストで塞いでしまう。
このため、収納ボックスを開けて、飲料容器を取り出すことができないので、そのことがリヤ席用クールボックス構造の使い勝手を高める妨げになっていた。
【００１１】
また、このリヤ席用クールボックス構造は、リヤ用エアコンディショナの空調風を利用してリヤ収納ボックス内の飲料容器を冷やしたり暖めたりするように構成したものである。
このため、リヤ収納ボックスに空調風を導くタイミングは、リヤ用エアコンディショナの使用状態に大きく左右され、そのことがリヤ席用クールボックス構造の使い勝手を高める妨げになっていた。
【００１２】
そこで、本発明の目的は、上記不具合を解消するために、リヤ席用クールボックスの使い勝手を高めることができるリヤ席用クールボックス構造を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１は、車体パネルの車室側にリヤ席用空調ユニットを設け、このリヤ席用空調ユニットからリヤピラーを沿わせてダクトをルーフまで延ばし、このダクトをルーフに設けたリヤ吹出ユニットに連通し、前記リヤ席用空調ユニットから空調風をダクトに流し、ダクトに流した空調風を前記リヤ吹出ユニットの吹出口からリヤ席に向けて吹き出すリヤ席用エアコンディショナを利用したリヤ席用クールボックス構造において、前記車体パネルの車室側に、飲料容器などの収納物を入れるクールボックスを設け、このクールボックスに、前記ダクトから分岐したクールボックス用ダクトを連通し、このクールボックス用ダクトを開閉するダクト開閉手段を設けたことを特徴とする。
【００１４】
飲料容器などの収納物を入れるクールボックスを車体パネルに設けた。これにより、クールボックスをリヤシートの横に配置することができるので、例えばリヤシートに三人が座った場合でも、クールボックスを開けて飲料容器を取り出すことができる。
【００１５】
また、クールボックスに、ダクトから分岐したクールボックス用ダクトを連通し、このクールボックス用ダクトを開閉するダクト開閉手段を設けた。
よって、ダクト開閉手段を開閉するだけの簡単な操作で、クールボックス内に空調風を導入する状態と、クールボックス内に空調風を導入しない状態とに切り替えることができる。
【００１６】
請求項２は、クールボックスを開閉するリッドを、乗員の腕を置くアームレストとして兼用することを特徴とする。
【００１７】
クールボックスを開閉するリッドを、乗員の腕を置くアームレストとして兼用することで、クールボックスを設けるために必要なスペースを小さく抑えることができる。
よって、クールボックスを設ける空間を簡単に確保でき、かつクールボックスを大きく形成することもできる。
【００１８】
請求項３は、ダクト開閉手段は、リヤ席用空調ユニットに吹出口を連通させた状態と、リヤ席用空調ユニットにクールボックスを連通させた状態とに切り替え可能であることを特徴とする。
【００１９】
ダクト開閉手段で、リヤ席用空調ユニットを吹出口に連通させた状態と、クールボックスに連通させた状態とに切り替えることができる。よって、例えば、吹出口から空調風を吹き出さない場合でも、クールボックス内に空調風を導入することができ、或いは吹出口から空調風を吹き出している場合でも、クールボックス内に空調風を導入しないようにすることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。ここで、「前」、「後」、「左」、「右」は運転者から見た方向に従う。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図１は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を備えた車両を示す斜視図である。
車両１０は、車体パネルとしての右リヤサイドパネル１１の車室２９側にリヤ席用空調ユニット１３を設け、このリヤ席用空調ユニット１３からリヤピラー１４（図２参照）に沿わせてダクト１５をルーフ１６まで延ばし、このダクト１５をルーフ１６に設けたリヤ吹出ユニット１７に連通し、リヤ席用空調ユニット１３から空調風をダクト１５に流し、ダクト１５に流した空調風をリヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・（図９参照）からリヤ席（図示せず）に向けて吹き出すリヤ席用エアコンディショナ１２を備え、リヤ席用エアコンディショナ１２を利用したリヤ席用クールボックス構造２０をリヤ席用空調ユニット１３の上方に備える。
なお、１９ａは左リヤサイドパネル、１９ｂはテールゲートである。
【００２１】
図２は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を示す斜視図である。
リヤ席用クールボックス構造２０は、右リヤサイドパネル１１の車室２９側でリヤ席用空調ユニット１３の上方に、図８に示す飲料容器（収納物）２１・・・（・・・は複数を示す）を入れるクールボックス２２を設け、このクールボックス２２に、ダクト１５から分岐したクールボックス用ダクト２３を連通し、このクールボックス用ダクト２３を開閉するダクト開閉手段２５を設け、クールボックス２２の側面２７に排気用ダクト２７を備える。
【００２２】
リヤ席用空調ユニット１３、クールボックス２２およびクールボックス用ダクト２３を、室内装飾用のガーニッシュ３１で覆い、このガーニッシュ３１の開口３２からクールボックス２２の上端側２２ａを突出させる。
クールボックス２２の上端側２２ａには、クールボックス２２を開閉するリッド９７を備え、リッド９７を、乗員の腕を置くアームレストとして兼用するように構成した。
【００２３】
飲料容器２１・・・を入れるクールボックス２２を右リヤサイドパネル１１の車室２９側に設けた。これにより、クールボックス２２をリヤシート（図示せず）の横に配置することができるので、例えばリヤシートに三人が座った場合でも、クールボックス２２を開けて飲料容器を取り出すことができる。
このように、リヤシートに座る乗員の数に影響を受けないで、クールボックス２２を常時使用することができるので、クールボックス２２の使い勝手を高めることができる。
【００２４】
クールボックス２２を開閉するリッド９７を、乗員の腕（図示せず）を置くアームレストとして兼用することで、クールボックス２２を設けるために必要なスペースを小さく抑えることができる。
これにより、クールボックス２２を設ける空間を簡単に確保することができ、設計の自由度を高めることができる。
さらに、クールボックス２２を大きく形成することも可能になり、クールボックス２２の容量を大きくして、使い勝手の向上を図ることができる。
【００２５】
図３は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を示す分解斜視図である。
リヤ席用空調ユニット１３は、ケーシング３５に吸気口（図示せず）を設け、この吸気口に連通するケーシング内にブロア３６を設け、このブロア３６に連通するケーシング３５内にエバポレータ３７を設け、このエバポレータ３７に連通する連通口３８を備える。
【００２６】
ケーシング３５の連通口３８にダクト１５の導入口（図示せず）を連通して、ダクト１５をリヤピラー１４（図２参照）に沿わせてルーフ１６（図１参照）に向けて延ばし、ダクト１５の途中に開口４１を形成し、この開口４１にクールボックス用ダクト２３の導入口４２を連通し、クールボックス用ダクト２３の連通口４３をクールボックス２２の導入口４４に連通する。
この導入口４４はクールボックス２２の前壁４５に形成したものである。
【００２７】
さらに、クールボックス２２の排気口４６に排気用ダクト２７の導入口４７を連通する。クールボックス２２の排気口４６はクールボックス２２の内側壁４８に形成したものである。排気用ダクト２７の下部には排気口４９を備える。
【００２８】
リヤ席用クールボックス構造２によれば、リヤ席用空調ユニット１３のブロア３６を回転することにより、吸気口（図示せず）からケーシング３５内に空調風を導き、ブロア３６まで導いた空調風をエバポレータ３７に導き、エバポレータ３７で冷却した空調風を連通口３８からダクト１５内に流出する。
【００２９】
ダクト１５内に流入した空調風の流れを、クールボックス用ダクト２３のダクト開閉手段２５で調整する。
すなわち、ダクト開閉手段２５は、ダクト１５内に流入した空調風の流れを、クールボックス用ダクト２３のみに矢印ｂの如く導く場合、ダクト１５内のみに矢印ａの如く導く場合、クールボックス用ダクト２３およびダクト１５の両方に導く場合に切り替えることができる。
【００３０】
ダクト開閉手段２５の調整で、空調風を矢印ａの如くダクト１５を通して上昇させた場合、空調風は、図１に示すリヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・（図９参照）からリヤ席（図示せず）に向けて吹き出す。
【００３１】
また、ダクト開閉手段２５の調整で、空調風を矢印ｂの如くクールボックス用ダクト２３に導いた場合、空調風は、クールボックス用ダクト２３の連通口４３から矢印ｃの如くクールボックス２２の導入口４４を介してクールボックス２２内に流入する。
【００３２】
クールボックス２２内に流入した空調風は、クールボックス２２の排気口４６および排気用ダクト２７の導入口４７を経て排気用ダクト２７内に流入し、排気用ダクト２７の排気口４９から矢印ｄの如く排出する。
この排気した排気風を、ケーシング３５の吸気口（図示せず）からケーシング３５内に吸い込む。
【００３３】
なお、本実施形態では、リヤ席用クールボックス構造２０で空調風を冷却してクールボックス２２内の飲料容器２１・・・を冷やす例について説明するが、リヤ席用クールボックス構造２０はクールボックス２２内の飲料容器２１・・・を暖めることも可能である。
【００３４】
図４は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造のクールボックス用ダクトおよびダクト開閉手段を示す分解斜視図である。
クールボックス用ダクト２３は、ダクト１５の開口４１に連通する導入口４２を設け、クールボックス２２の導入口４４に連通する連通口４３設け、導入口４２と連通口４３とを湾曲状のダクト部５１で連通したものである。
【００３５】
ダクト部５１を一対のカップホルダー５２，５２（図３参照）を回避するために湾曲状に形成することで、一対のカップホルダー（図３参照）との干渉を回避する。
なお、図３に示すように、一対のカップホルダー５２，５２はクールボックス２２の前方に配置したものである。
【００３６】
このクールボックス用ダクト２３にはダクト開閉手段２５を備える。ダクト開閉手段２５は、導入口４２に切換ダンパ５５を矢印の如く配置することで、切換ダンパ５５上部の回転軸５６を軸に切換ダンパ５５をスイング可能に配置し、この回転軸５６の左端部のねじ孔５６ａにダクト部５１の外側から支持ボルト５７を取り付けるとともに、この支持ボルト５７でレバー５８の基部５８ａをダクト部５１の外壁５１ａにスイング自在に取り付け、このレバー５８の先端部５８ｂに操作ケーブル６１の一端部６１ａを連結し、この操作ケーブル６１の他端部６１ｂを操作レバー６５に連結し、操作レバー６５をダクト部５の中央の外壁５１ａにスイング自在に取り付けたものである。
【００３７】
切換ダンパ５５は、一例としてプレート７１を略６角形に形成し、プレート７１の上端に回転軸５６を一体形成し、プレート７１の両面にリブ７１ａ，７１ｂ，７１ａ，７１ｂ（奥側のリブ７１ａは図６に示す）を形成し、プレート７１の両面外周にシール材７２，７２を接着したものである。
シール材７２は、一例としてウレタンフォームで形成した部材である。
【００３８】
レバー５８を切換ダンパ５５と一体的に連結する。レバー５８を支持ボルト５９を軸にして閉位置Ｐ１と開位置Ｐ２との間でスイング自在に支える。
レバー５８を閉位置Ｐ１までスイング移動すると、切換ダンパ５５は、レバー５８と一体にクールボックス用ダクト２３を閉じる位置まで移動する。
また、レバー５８を開位置Ｐ２までスイング移動すると、切換ダンパ５５は、レバー５８と一体にクールボックス用ダクト２３を全開する位置まで移動する。
【００３９】
操作ケーブル６１は、インナケーブル６２およびアウタケーブル６３を備える。インナケーブル６２をアウタケーブル６３に摺動自在に収納するとともに一端部６１ａおよび他端部６１ｂを露出させる。
インナケーブル６２の一端部６１ａをレバー５８の先端部５８ｂに連結するとともに、他端部６１ｂを操作レバー６５の上端部６５ａに連結する。
アウタケーブル６３をダクト部５１の外壁５１ａに沿わせて取り付ける。
【００４０】
操作レバー６５は、略中央部を支えボルト６６でダクト部５１中央の外壁５１ａに、閉位置Ｐ４と開位置Ｐ５との間でスイング自在に取り付け、操作レバー６５の上端部６５ａにインナケーブル６５の他端部６１ｂを連結し、下端部６５ｂに外壁５１ａに向けてロック用突起６７を突出させ、下端部６５ｂを弾性変形可能な部材で構成したものである。
【００４１】
また、操作レバー６５を支えボルト６６を軸にスイング移動したときのロック用突起６７の軌跡上に第１〜第３の係止凹部６８ａ，６８ｂ，６８ｃを所定間隔をおいて形成する。
操作レバー６５を閉位置Ｐ４に配置した際に、下端部６５ｂのロック用突起６７が第１係止凹部６８ａに係合する。これにより、操作レバー６５を閉位置Ｐ４に保持する。
【００４２】
また、操作レバー６５を開位置Ｐ５に配置した際に、下端部６５ｂのロック用突起６７が第３係止凹部６８ｃに係合する。これにより、操作レバー６５を開位置Ｐ５に保持する。
さらに、操作レバー６５を閉位置Ｐ４と開位置Ｐ５との中間位置Ｐ６に配置した際に、下端部６５ｂのロック用突起６７が第２係止凹部６８ｂに係合する。これにより、操作レバー６５を中間位置Ｐ６に保持する。
【００４３】
操作レバー６５を閉位置Ｐ４まで移動した際に、操作ケーブル６１でレバー５８を閉位置Ｐ１まで移動し、クールボックス用ダクト２３を閉じる位置まで切換ダンパ５５をスイング移動する。
また、操作レバー６５を開位置Ｐ５まで移動した際に、操作ケーブル６１でレバー５８を開位置Ｐ２まで移動し、クールボックス用ダクト２３を全開する位置まで切換ダンパ５５をスイング移動する。
さらに、操作レバー６５を中間位置Ｐ６まで移動した際に、操作ケーブル６１でレバー５８を中間位置Ｐ３まで移動し、クールボックス用ダクト２３およびダクト１５をそれぞれ半開する位置まで切換ダンパ５５をスイング移動する。
【００４４】
図５は図３の５−５線断面図であり、クールボックス用ダクトを閉じる位置に切換ダンパを配置した状態を示す。
切換ダンパ５５のプレート７１を、一例として略６角形に形成し、プレート７１両面の外周近傍に沿って枠状のリブ７１ａを形成し、枠状のリブ７１ａのなかに十字状のリブ７１ｂを形成し、プレート７１両側に外周に沿ってシール材７２，７２（奥側は図４参照）を接着し、プレート７１の上端に回転軸５６を一体形成する。
【００４５】
この回転軸５６の両端部５６ｂ、５６ｂをダクト部５１の外壁５１ａに、それぞれ軸受７３を介して回転自在に取り付け、回転軸５６の左端部５６ｂ外周にレバー５８を、例えばスプライン嵌込するとともに、レバー５８に押さえ部材７４を重ね、押さえ部材７４の取付孔から支持ボルト５７を差し込み、差し込んだ支持ボルト５７を左端部５６ｂのねじ孔５６ａにねじ結合する。
また、レバー５８の先端部５８ｂに、外壁５１ａに臨むピン７５を備え、このピン７５にインナケーブル６２（図４も参照）の一端部６１ａを連結する。
【００４６】
回転軸５６の左端部５６ｂ外周にレバー５８をスプライン嵌込することで、インナケーブル６２でレバー５８をスイング移動した際に、レバー５８と一体に回転軸５６を回転し、回転軸５６を軸にして切換ダンパ５５をスイング移動させる。
【００４７】
また、レバー５８に押さえ部材７４を重ねることで、レバー５８が回転軸５６の左端部５６ｂから抜け出すことを防ぐ。
この切換ダンパ５５をクールボックス用ダクト２３を閉じる位置に配置することで、奥側のシール材７２（図６参照）が、ダクト部５１内の仕切り板７６に当接する（図６も参照）。
【００４８】
ところで、ダクト部５１の外壁５１ａから車室２９側（左側）に突起７７を延ばし、突起７７の先端にシール材７８を接着し、このシール材７８に装飾用のガーニッシュ３１を当接することにより、ガーニッシュ３１を安定的に支える。
【００４９】
図６は図３の６−６線断面図であり、クールボックス用ダクトを閉じる位置に切換ダンパを配置した状態を示す。
図４に示すレバー５８を閉位置Ｐ１まで移動した際に、切換ダンパ５５を閉位置Ｐ７までスイング移動して、クールボックス用ダクト２３を切換ダンパ５５で閉じるとともにダクト１５を全開状態に保つ。
【００５０】
また、図４に示すレバー２５を閉位置Ｐ２まで移動した際に、切換ダンパ５５を開位置Ｐ８までスイング移動して、クールボックス用ダクト２３を切換ダンパ５５で全開するとともに、ダクト１５を閉じた状態に保つ。
さらに、図４に示すレバー２５を中間位置Ｐ３まで移動した際に、切換ダンパ５５を中間位置Ｐ９までスイング移動して、クールボックス用ダクト２３を切換ダンパ５５で半開するとともに、ダクト１５を半開状態に保つ。
【００５１】
図７は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造のクールボックスを示す分解斜視図である。
クールボックス２２は、ベース部８１に大開口部８２を形成し、この大開口部８２にボックス本体８３の開口部８４を臨ませた状態で、ベース部８１にボックス本体８３を取付ボルト８５・・・（・・・は複数を示す）で取り付け、ボックス本体８３の底部８３ａにマット８６を敷き、外側リッド８７と内側リッド８８との間にシール材８９を挟持し、この状態で外側リッド８７に内側リッド８８を取付ボルト９１・・・で取り付けてリッド９７を構成し、外側リッド８７をボックス本体８３にヒンジ９２（図８も参照）を介して開閉自在に取り付けたものである。
【００５２】
また、クールボックス２２は、ベース部８１の大開口部８２の前方に小開口部９３を形成し、この小開口部９３に一対のカップホルダー５２，５２の開口部５３，５３を臨ませた状態で、ベース部８１にカップホルダー５２，５２を取付ボルト９４・・・で取り付け、ベース部８１の小開口部９３の側部近傍に操作レバー６５の上端部６５ａ（図４参照）を差し込むガイド孔９５を矩形状に形成し、ベース部８１のガイド孔９５の側部近傍に表示プレート１０７（図９参照）を貼り付ける部位９６を有する。
【００５３】
ボックス本体８３は、例えばペットボトル（飲料容器）２１・・・（図８参照）を４〜５本および缶ジュース（飲料容器）２１を４〜５本を収納可能な大容量の収納ボックスで、前壁４５に導入口４４を形成し、内側壁２６に排気口４６を形成したものである。
前壁４５の導入口４４からボックス本体８３内に空調風を導き、ボックス本体８３内に導いた空調風で飲料容器２１・・・（図８参照）を冷やした後、ボックス本体８３内の空調風を排気口４６を通して外部に排気する。
【００５４】
一対のカップホルダー５２，５２は、ペットボトルや缶ジュースなどの飲料容器２１，２１（図８参照）を立てた状態で収納可能な収納部である。
図４に示すように、クールボックス用ダクト２３のダクト部５１を湾曲状に形成することで、ダクト部５１と一対のカップホルダー５２，５２との干渉を避けることが可能になる。
ボックス本体８３の前方に一対のカップホルダー５２，５２を備えることで、飲料容器２１・・・を取り出しやすい状態に収納することが可能になり、使い勝手の向上を図ることができる。
【００５５】
図８は図３の８−８線断面図である。
ボックス本体８３の外側壁９８をボルト９９でガーニッシュ２８に取り付けるとともに、ベース部８１をボルト１０１でガーニッシュ２８に取り付けて、クールボックス２２を車体パネル１１の車室２９側に取り付ける。
クールボックス２２を車体パネル１１の車室２９側に取り付けることで、一例としてペットボトル（飲料容器）２１・・・を４〜５本および缶ジュース（飲料容器）２１・・・を４〜５本を同時に収納できる大容量な収納ボックスとすることが可能になる。
【００５６】
外側リッド８７とボックス本体８３とをヒンジ９２で連結することで、リッド９７をヒンジ９２を軸にして閉位置Ｐ１０と開位置Ｐ１１との間でスイング自在に構成し、このヒンジ９２にリッド９７を開いた位置に保持するコイルばね１０２を備える。
【００５７】
また、内側リッド８８にマグネット１０３を取り付けるとともに、マグネット１０３に臨ませて磁性片１０４を配置する。この磁性片１０４をボックス本体８３に取り付ける。
マグネット１０３を磁性片１０４に吸着することで、リッド９７を閉じた状態に保つことができる。
ボックス本体８３の底部８３ａにマット８６を敷き、外側底部８３ｂに凍結防止用のシール材１０５を沿わせる。
【００５８】
図９は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を示す概略構成図である。
ダクト開閉手段２５の操作レバー６５の上端部６５ａ（図４参照）に取り付けた操作ツマミ６９を閉位置Ｐ４にセットする。これにより、レバー５８を閉位置Ｐ１（図４参照）に配置してダクト開閉手段２５の切換ダンパ５５を閉位置Ｐ７に保持し、クールボックス用ダクト２３を閉じてダクト１５を全開状態に保つ。
【００５９】
この状態で、リヤ席用空調ユニット１３を駆動することによりブロア３６を回転する。ブロア３６の回転でケーシング３５内に空調風を導き、導いた空調風を矢印▲１▼の如くエバポレータに送る。
この空調風をエバポレータ３７で冷却して連通口３８から矢印▲２▼の如くダクト１５内に向けて流す。
この空調風をダクト１５内を通して矢印▲３▼の如くリヤ吹出ユニット１７に導き、リヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・からリヤ席（図示せず）に向けて矢印▲４▼の如く吹き出す。
【００６０】
次に、ダクト開閉手段２５の操作ツマミ６９を開位置Ｐ５にセットして、レバー５８を開位置Ｐ２（図４参照）に配置することにより、切換ダンパ５５を開位置Ｐ８に保持する。
これにより、クールボックス用ダクト２３を全開に開いてダクト１５を閉じた状態に保つ。
【００６１】
よって、リヤ席用空調ユニット１３から矢印▲２▼の如く吹き出した空調風を、クールボックス用ダクト２３に矢印▲５▼の如く導く。クールボックス用ダクト２３に導いた場合、空調風は、クールボックス用ダクト２３の連通口４３から矢印▲６▼の如くクールボックス２２内に流入する。
クールボックス２２内に流入した空調風で飲料容器２１・・・を冷やし、飲料容器２１・・・を冷やした後の空調風をクールボックス２２の排気口４６から矢印▲７▼の如く外部に排出する。
【００６２】
次いで、ダクト開閉手段２５の操作ツマミ６９を中間位置Ｐ６にセットして、レバー５８を中間位置Ｐ３（図４参照）に配置することにより、切換ダンパ５５を中間位置Ｐ９に保持する。
これにより、クールボックス用ダクト２３を半開に開き、ダクト１５を半開に開いた状態に保つ。
【００６３】
よって、リヤ席用空調ユニット１３から矢印▲２▼の如く吹き出した空調風の一部を、ダクト１５内を通して矢印▲３▼の如くリヤ吹出ユニット１７に導き、リヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・からリヤ席（図示せず）に向けて矢印▲４▼の如く吹き出す。
一方、リヤ席用空調ユニット１３から矢印▲２▼の如く吹き出した空調風の残りを、クールボックス用ダクト２３に矢印▲５▼の如く導く。この空調風を、クールボックス用ダクト２３の連通口４３から矢印▲６▼の如くクールボックス２２内に流入して飲料容器２１・・・を冷やし、クールボックス２２の排気口４６から矢印▲７▼の如く外部に排出する。
【００６４】
以上説明したように、リヤ席用クールボックス構造２０は、クールボックス用ダクト２３を開閉するダクト開閉手段２５を設けた。このダクト開閉手段２５によれば、操作レバー６５を操作ツマミ６９で操作するだけの簡単な操作で、切換ダンパ５５を操作して、クールボックス内に空調風を導入する状態と、クールボックス内に空調風を導入しない状態とに切り替えることができる。
よって、リヤ席用クールボックス構造２０の使い勝手を高めることができる。
【００６５】
さらに、ダクト開閉手段２５で、リヤ席用空調ユニット１３を吹出口１８に連通させた状態と、クールボックス２２に連通させた状態とに切り替えることができる。
よって、例えば、吹出口１８から空調風を吹き出さない場合でも、クールボックス２２内に空調風を導入することができ、吹出口１８から空調風を吹き出している場合でも、クールボックス２２内に空調風を導入しないようにすることができ、さらに吹出口１８から空調風を吹き出しながらクールボックス２２内に空調風を導入することもできる。
このように、吹出口１８からの空調風の吹出し状態に影響されないで、リヤ席用クールボックス構造２０を使用することができ、リヤ席用クールボックス構造２０の使い勝手をさらに高めることができる。
【００６６】
次に、本発明に係るリヤ席用クールボックス構造２０の作用を図１０〜図１５に基づいて説明する。
先ず、図１０〜図１１に基づいて、図９に示すリヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・からリヤ席（図示せず）に向けて空調風を吹き出す例について説明する。
図１０（ａ），（ｂ）は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第１作用説明図である。
（ａ）において、操作レバー６５の操作ツマミ６９を閉位置Ｐ４にセットして、操作ケーブル６１でレバー５８を閉位置Ｐ１に配置する。
（ｂ）において、切換ダンパ５５を閉位置Ｐ７に保持し、クールボックス用ダクト２３を閉じてダクト１５を全開状態に保つ。よって、空調風はダクト１５内を通して矢印▲３▼の如く流れる。
【００６７】
図１１は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第２作用説明図である。ダクト１５内に矢印▲３▼の如く流れた空調風は、ダクト１５内を通して矢印▲３▼の如くリヤ吹出ユニット１７に導き、リヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・からリヤ席（図示せず）に向けて矢印▲４▼の如く吹き出す。
【００６８】
次に、図１２〜図１３に基づいて、クールボックス２２内の飲料容器２１・・・を冷やす例について説明する。
図１２（ａ），（ｂ）は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第３作用説明図である。
（ａ）において、操作レバー６５の操作ツマミ６９を閉位置Ｐ５にセットして、操作ケーブル６１でレバー５８を閉位置Ｐ２に配置する。
（ｂ）において、切換ダンパ５５を開位置Ｐ８に保持し、クールボックス用ダクト２３を全開に開いてダクト１５を全閉状態に保つ。よって、空調風はダクト１５内からクールボックス用ダクト２３内に矢印▲５▼の如く流れる。
【００６９】
図１３は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第４作用説明図である。クールボックス用ダクト２３内に矢印▲５▼の如く流れた空調風は、クールボックス用ダクト２３の連通口４３から矢印▲６▼の如くクールボックス２２内に流入する。
クールボックス２２内に流入した空調風で飲料容器２１・・・を冷やし、飲料容器２１・・・を冷やした後の空調風をクールボックス２２の排気口４６から矢印▲７▼の如く外部に排出する。
【００７０】
次に、図１４〜図１５に基づいて、図９に示すリヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・からリヤ席（図示せず）に向けて空調風を吹き出すとともに、クールボックス２２内の飲料容器２１・・・を冷やす例について説明する。
図１４（ａ），（ｂ）は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第５作用説明図である。
（ａ）において、操作レバー６５の操作ツマミ６９を中間位置Ｐ６にセットして、操作ケーブル６１でレバー５８を中間位置Ｐ３に配置する。
【００７１】
（ｂ）において、切換ダンパ５５を中間位置Ｐ９に保持し、クールボックス用ダクト２３を半開に開くとともに、ダクト１５を半開に開いた状態に保つ。よって、空調風の一部はダクト１５内を矢印▲３▼の如く流れ、残りの空調風はダクト１５内からクールボックス用ダクト２３内に矢印▲５▼の如く流れる。
【００７２】
図１５は本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第６作用説明図である。ダクト１５内に矢印▲３▼の如く流れた空調風は、ダクト１５内を通して矢印▲３▼の如くリヤ吹出ユニット１７に導き、リヤ吹出ユニット１７の吹出口１８・・・からリヤ席（図示せず）に向けて矢印▲４▼の如く吹き出す。
一方、クールボックス用ダクト２３内に矢印▲５▼の如く流れた空調風は、クールボックス用ダクト２３の連通口４３から矢印▲６▼の如くクールボックス２２内に流入する。
クールボックス２２内に流入した空調風で飲料容器２１・・・を冷やし、飲料容器２１・・・を冷やした後の空調風をクールボックス２２の排気口４６から矢印▲７▼の如く外部に排出する。
【００７３】
なお、前記実施形態では、クールボックス２２内に収容する収容物を飲料容器２１とした例について説明したが、これに限らないで、食料品などのその他の収容物を収容しても同様の効果を得ることができる。
また、前記実施形態では、クールボックス２２内の飲料容器２１・・・を冷やす例について説明したが、これに限らないで、クールボックス２２内の飲料容器２１・・・を暖めることも可能である。
【００７４】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項１は、飲料容器などの収納物を入れるクールボックスを車体パネルに設けた。これにより、クールボックスをリヤシートの横に配置することができるので、例えばリヤシートに三人が座った場合でも、クールボックスを開けて飲料容器を取り出すことができる。
このように、リヤシートに座る乗員の数に影響を受けないで、クールボックスを常時使用することができるので、クールボックスの使い勝手を高めることができる。
【００７５】
また、クールボックスに、ダクトから分岐したクールボックス用ダクトを連通し、このクールボックス用ダクトを開閉するダクト開閉手段を設けた。
これにより、ダクト開閉手段を開閉するだけの簡単な操作で、クールボックス内に空調風を導入する状態と、クールボックス内に空調風を導入しない状態とに切り替えることができ、リヤ席用クールボックス構造の使い勝手を高めることができる。
【００７６】
請求項２は、クールボックスを開閉するリッドを、乗員の腕を置くアームレストとして兼用することで、クールボックスを設けるために必要なスペースを小さく抑えることができる。
これにより、クールボックスを設ける空間を簡単に確保することができ、設計の自由度を高めることができる。
さらに、クールボックスを大きく形成することも可能になり、クールボックスの容量を大きくして、使い勝手の向上を図ることができる。
【００７７】
請求項３は、ダクト開閉手段で、リヤ席用空調ユニットを吹出口に連通させた状態と、クールボックスに連通させた状態とに切り替えることができる。
よって、例えば、吹出口から空調風を吹き出さない場合でも、クールボックス内に空調風を導入することができ、或いは吹出口から空調風を吹き出している場合でも、クールボックス内に空調風を導入しないようにすることができる。
このように、吹出口からの空調風の吹出し状態に影響されないで、リヤ席用クールボックス構造を使用することができるので、リヤ席用クールボックス構造の使い勝手を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を備えた車両を示す斜視図
【図２】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を示す斜視図
【図３】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を示す分解斜視図
【図４】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造のクールボックス用ダクトおよびダクト開閉手段を示す分解斜視図
【図５】図３の５−５線断面図
【図６】図３の６−６線断面図
【図７】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造のクールボックスを示す分解斜視図
【図８】図３の８−８線断面図
【図９】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造を示す概略構成図
【図１０】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第１作用説明図
【図１１】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第２作用説明図
【図１２】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第３作用説明図
【図１３】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第４作用説明図
【図１４】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第５作用説明図
【図１５】本発明に係るリヤ席用クールボックス構造の第６作用説明図
【図１６】特許文献１の図１の分解斜視図
【符号の説明】
１１…右リヤサイドパネル（車体パネル）、１２…リヤ席用エアコンディショナ、１３…リヤ席用空調ユニット、１４…リヤピラー、１５…ダクト、１６…ルーフ、１７…リヤ吹出ユニット、１８…吹出口、２０…リヤ席用クールボックス構造、２１…飲料容器（収納物）、２２…クールボックス、２３…クールボックス用ダクト、２５…ダクト開閉手段、２９…車室、９７…リッド。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a rear seat cool box structure using a rear seat air conditioner that blows conditioned air from a rear seat air conditioning unit to a duct and blows the conditioned air from an outlet of a rear outlet unit toward the rear seat. .
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A storage structure that cools or warms a beverage container by using air blown from an air conditioner provided in a vehicle is known. (For example, refer to Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-67774 (page 3-4, FIG. 1)
[0004]
FIG. 16 is an exploded perspective view of FIG. In addition, the code has been renumbered.
In the container storage structure 200, an air outlet 202 for an air conditioner is provided substantially at the center of an instrument panel 201 (hereinafter, referred to as an instrument panel), and left and right storage boxes 204 and 205 are provided above the air outlet 202. The inner members 206 are provided in the left and right storage boxes 204 and 205, respectively, provided at a downward inclination of 25 ° toward the front of the vehicle body.
It is assumed that the left inner member 206 is stored in the left storage box 204.
[0005]
Each of the bottoms 208 and 209 of the left and right storage boxes 204 and 205 has a first opening 211 communicating with a duct for an air conditioner, and a second opening 213 on a bottom 212 of the inner member 206.
When the inner member 206 is stored in the left and right storage boxes 204 and 205, the first and second openings 211 and 213 communicate with each other.
[0006]
In a state where the beverage container 214 is put in the inner member 206, the conditioned air is guided from the air conditioner main body (not shown) into the inner member 206 through the duct and the first and second openings 211 and 213. The beverage container 214 is cooled or warmed by the conditioned air.
Therefore, the driver seat or the passenger seat occupant can take out the beverage container 214 cooled or heated by the conditioned air from the left and right storage boxes 204 and 205 and drink it.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the instrument panel 201 is provided with instruments, accessory parts, wiring, and the like, it is difficult to secure large left and right storage boxes 204 and 205, and the left and right storage boxes 204 and 205 are provided with a beverage container 214. Only one can be inserted.
Therefore, when an occupant is placed on the rear seat in addition to the driver seat and the passenger seat, the beverage container 214 cooled or heated in the left and right storage boxes 204 and 205 is distributed to all the occupants in the vehicle compartment. I can't let it.
[0008]
On the other hand, a cool box structure for a rear seat provided with a storage box for a beverage container 214 at the center of the rear seat is known.
In this rear seat cool box structure, a storage box is attached using an armrest storage portion in the center of the rear seat.
[0009]
According to the rear seat cool box structure, similarly to the container storage structure 200 shown in FIG. 16, the beverage container in the rear storage box can be cooled or warmed using the conditioned air of the rear air conditioner. it can.
Therefore, by providing the rear seat cool box structure, it becomes possible to distribute the beverage container cooled or heated in the storage box to all the occupants in the vehicle compartment.
[0010]
However, in this cool box structure for the rear seats, the storage box is attached to the storage section of the armrest.For example, when three occupants sit on the rear seat, it is necessary to store the armrest in the armrest storage section. It will be closed with armrests.
For this reason, since the storage box cannot be opened and the beverage container cannot be taken out, that has hindered the usability of the rear seat cool box structure.
[0011]
Further, the cool box structure for the rear seat is configured to cool or warm the beverage container in the rear storage box by using the conditioned air of the rear air conditioner.
For this reason, the timing at which the conditioned air is guided to the rear storage box largely depends on the use condition of the rear air conditioner, which hinders the usability of the rear seat cool box structure.
[0012]
Therefore, an object of the present invention is to provide a rear seat cool box structure that can enhance the usability of the rear seat cool box in order to solve the above-mentioned problems.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is to provide an air conditioning unit for a rear seat on the passenger compartment side of a vehicle body panel, extend a duct from the rear air conditioning unit along a rear pillar to a roof, and attach the duct to the roof. An air conditioner for a rear seat, which communicates with the provided rear blow-out unit, flows conditioned air from the rear seat air-conditioning unit to a duct, and blows the conditioned air flowed through the duct from an outlet of the rear blow-out unit toward a rear seat. In the cool box structure for the rear seat utilizing the above, a cool box for storing a storage container such as a beverage container is provided on the cabin side of the body panel, and a cool box duct branched from the duct is communicated with the cool box. A duct opening / closing means for opening / closing the cool box duct is provided.
[0014]
A cool box for storing things such as beverage containers is provided on the body panel. Thus, the cool box can be arranged beside the rear seat, so that, for example, even when three people sit on the rear seat, the cool box can be opened and the beverage container can be taken out.
[0015]
Further, the cool box is provided with a duct opening / closing means for communicating with a cool box duct branched from the duct and opening and closing the cool box duct.
Therefore, it is possible to switch between a state in which conditioned air is introduced into the cool box and a state in which conditioned air is not introduced into the cool box by a simple operation of simply opening and closing the duct opening and closing means.
[0016]
A second aspect of the present invention is characterized in that the lid for opening and closing the cool box is also used as an armrest on which the occupant's arm is placed.
[0017]
By using the lid that opens and closes the cool box as an armrest for placing the occupant's arm, the space required for providing the cool box can be reduced.
Therefore, the space for providing the cool box can be easily secured, and the cool box can be formed large.
[0018]
A third aspect of the present invention is characterized in that the duct opening / closing means can be switched between a state in which the air outlet communicates with the rear seat air conditioning unit and a state in which the cool box communicates with the rear seat air conditioning unit.
[0019]
The duct opening / closing means can switch between a state in which the rear seat air conditioning unit communicates with the air outlet and a state in which the air conditioning unit communicates with the cool box. Therefore, for example, even when the conditioned air is not blown from the outlet, the conditioned air can be introduced into the cool box, or even when the conditioned air is blown from the outlet, the conditioned air is introduced into the cool box. Can not be.
[0020]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. Here, “front”, “rear”, “left”, and “right” follow the direction seen from the driver. The drawings should be viewed in the direction of reference numerals.
FIG. 1 is a perspective view showing a vehicle equipped with a rear seat cool box structure according to the present invention.
The vehicle 10 is provided with a rear seat air conditioning unit 13 on the side of the right rear side panel 11 as a vehicle body panel on the passenger compartment 29 side, and the duct 15 is roofed from the rear seat air conditioning unit 13 along a rear pillar 14 (see FIG. 2). 16, the duct 15 communicates with a rear blow-out unit 17 provided on the roof 16, air-conditioning air flows from the rear seat air-conditioning unit 13 into the duct 15, and the air-conditioning air flowing through the duct 15 blows out from the rear blow-out unit 17. A rear seat cool box structure 20 using the rear seat air conditioner 12 is provided with a rear seat air conditioner 12 that blows out from an outlet 18 to a rear seat (not shown) from an outlet 18 (see FIG. 9). It is provided above the rear seat air conditioning unit 13.
19a is a left rear side panel, and 19b is a tailgate.
[0021]
FIG. 2 is a perspective view showing a cool box structure for a rear seat according to the present invention.
The rear-seat cool box structure 20 includes a plurality of beverage containers (storage items) 21... (...) Shown in FIG. The cool box 22 is provided with a duct opening / closing means 25 for communicating with a cool box duct 23 branched from the duct 15 and opening and closing the cool box duct 23. An exhaust duct 27 is provided on the side surface 27.
[0022]
The rear seat air conditioning unit 13, the cool box 22, and the cool box duct 23 are covered with a garnish 31 for interior decoration, and an upper end 22a of the cool box 22 is projected from an opening 32 of the garnish 31.
A lid 97 for opening and closing the cool box 22 is provided on the upper end side 22a of the cool box 22, and the lid 97 is also configured as an armrest on which the occupant's arm is placed.
[0023]
A cool box 22 for holding the beverage containers 21... Is provided on the right rear side panel 11 on the vehicle cabin 29 side. This allows the cool box 22 to be arranged beside the rear seat (not shown), so that, for example, even when three people sit on the rear seat, the cool box 22 can be opened and the beverage container can be taken out.
In this way, the cool box 22 can always be used without being affected by the number of occupants sitting in the rear seats, so that the usability of the cool box 22 can be enhanced.
[0024]
By using the lid 97 that opens and closes the cool box 22 as an armrest on which the occupant's arm (not shown) is placed, the space required for providing the cool box 22 can be reduced.
Thereby, a space for providing the cool box 22 can be easily secured, and the degree of freedom in design can be increased.
Further, the cool box 22 can be formed large, and the capacity of the cool box 22 can be increased to improve the usability.
[0025]
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a rear seat cool box structure according to the present invention.
The rear-seat air conditioning unit 13 is provided with an intake port (not shown) in a casing 35, a blower 36 in a casing communicating with the intake port, and an evaporator 37 in a casing 35 communicating with the blower 36. A communication port 38 communicating with the evaporator 37 is provided.
[0026]
An introduction port (not shown) of the duct 15 communicates with a communication port 38 of the casing 35, and the duct 15 extends toward the roof 16 (see FIG. 1) along the rear pillar 14 (see FIG. 2). An opening 41 is formed in the middle of the opening, and an introduction port 42 of the cool box duct 23 communicates with the opening 41, and a communication port 43 of the cool box duct 23 communicates with an introduction port 44 of the cool box 22.
This inlet 44 is formed in the front wall 45 of the cool box 22.
[0027]
Further, an introduction port 47 of the exhaust duct 27 is connected to an exhaust port 46 of the cool box 22. The exhaust port 46 of the cool box 22 is formed on the inner wall 48 of the cool box 22. An exhaust port 49 is provided below the exhaust duct 27.
[0028]
According to the rear seat cool box structure 2, by rotating the blower 36 of the air conditioning unit 13 for the rear seat, the conditioned air is guided from the intake port (not shown) into the casing 35, and is led to the blower 36. Is led to the evaporator 37, and the conditioned air cooled by the evaporator 37 flows out of the communication port 38 into the duct 15.
[0029]
The flow of the conditioned air flowing into the duct 15 is adjusted by the duct opening / closing means 25 of the cool box duct 23.
That is, the duct opening / closing means 25 is configured to guide the flow of the conditioned air flowing into the duct 15 only to the cool box duct 23 as indicated by an arrow b, or to guide only the inside of the duct 15 as indicated by an arrow a. It can be switched when leading to both 23 and duct 15.
[0030]
When the conditioned air is raised through the duct 15 as indicated by an arrow a by adjusting the duct opening / closing means 25, the conditioned air flows from the outlets 18 of the rear blowing unit 17 shown in FIG. (Not shown).
[0031]
When the air conditioning wind is led to the cool box duct 23 as shown by the arrow b by adjusting the duct opening / closing means 25, the air conditioning wind is introduced into the cool box 22 from the communication port 43 of the cool box duct 23 as shown by the arrow c. It flows into the cool box 22 through the opening 44.
[0032]
The conditioned air that has flowed into the cool box 22 flows into the exhaust duct 27 via the exhaust port 46 of the cool box 22 and the inlet 47 of the exhaust duct 27, and from the exhaust port 49 of the exhaust duct 27 as indicated by an arrow d. Discharge as follows.
The exhausted air is sucked into the casing 35 from an intake port (not shown) of the casing 35.
[0033]
In the present embodiment, an example will be described in which the air conditioning air is cooled by the rear seat cool box structure 20 to cool the beverage containers 21... In the cool box 22. However, the rear seat cool box structure 20 is a cool box. It is also possible to warm the beverage containers 21.
[0034]
FIG. 4 is an exploded perspective view showing the cool box duct and the duct opening / closing means of the rear seat cool box structure according to the present invention.
The cool box duct 23 is provided with an introduction port 42 communicating with the opening 41 of the duct 15, and provided with a communication port 43 communicating with the introduction port 44 of the cool box 22, and the introduction port 42 and the communication port 43 are curved duct portions. It is a communication at 51.
[0035]
By forming the duct portion 51 in a curved shape to avoid the pair of cup holders 52, 52 (see FIG. 3), interference with the pair of cup holders (see FIG. 3) is avoided.
In addition, as shown in FIG. 3, the pair of cup holders 52 are arranged in front of the cool box 22.
[0036]
The cool box duct 23 includes a duct opening / closing means 25. The duct opening / closing means 25 arranges the switching damper 55 in the inlet 42 as shown by the arrow, thereby arranging the switching damper 55 so as to be swingable about the rotation shaft 56 above the switching damper 55, and the left end of the rotation shaft 56. A support bolt 57 is attached to the screw hole 56a from the outside of the duct portion 51, and the base portion 58a of the lever 58 is swingably attached to the outer wall 51a of the duct portion 51 with the support bolt 57, and is operated on the distal end portion 58b of the lever 58. One end 61 a of the cable 61 is connected, the other end 61 b of the operation cable 61 is connected to the operation lever 65, and the operation lever 65 is swingably attached to the outer wall 51 a at the center of the duct 5.
[0037]
As an example, the switching damper 55 is formed by forming the plate 71 into a substantially hexagonal shape, integrally forming the rotation shaft 56 at the upper end of the plate 71, and forming ribs 71 a, 71 b, 71 a, 71 b on both surfaces of the plate 71. 6 (see FIG. 6), and sealing materials 72, 72 are bonded to the outer periphery of both surfaces of the plate 71.
The sealing material 72 is a member formed of urethane foam as an example.
[0038]
The lever 58 is integrally connected with the switching damper 55. The lever 58 is swingably supported between the closed position P1 and the open position P2 around the support bolt 59.
When the lever 58 swings to the closing position P <b> 1, the switching damper 55 moves to the position for closing the cool box duct 23 integrally with the lever 58.
When the lever 58 swings to the open position P2, the switching damper 55 moves to a position where the cool box duct 23 is fully opened integrally with the lever 58.
[0039]
The operation cable 61 includes an inner cable 62 and an outer cable 63. The inner cable 62 is slidably housed in the outer cable 63, and the one end 61a and the other end 61b are exposed.
One end 61 a of the inner cable 62 is connected to the tip 58 b of the lever 58, and the other end 61 b is connected to the upper end 65 a of the operation lever 65.
The outer cable 63 is attached along the outer wall 51a of the duct part 51.
[0040]
The operation lever 65 is attached to the outer wall 51a at the center of the duct portion 51 with a support bolt 66 at a substantially central portion so as to be swingable between a closed position P4 and an open position P5, and the upper end 65a of the operation lever 65 is connected to the inner cable 65. The other end 61b is connected, the locking projection 67 is projected from the lower end 65b toward the outer wall 51a, and the lower end 65b is made of an elastically deformable member.
[0041]
In addition, first to third locking recesses 68a, 68b, 68c are formed at predetermined intervals on the locus of the locking projection 67 when the operating lever 65 is supported and swinging about the bolt 66 as an axis.
When the operation lever 65 is located at the closed position P4, the locking projection 67 of the lower end 65b is engaged with the first locking recess 68a. As a result, the operation lever 65 is held at the closed position P4.
[0042]
When the operation lever 65 is located at the open position P5, the locking projection 67 on the lower end 65b is engaged with the third locking recess 68c. Thereby, the operation lever 65 is held at the open position P5.
Further, when the operation lever 65 is disposed at an intermediate position P6 between the closed position P4 and the open position P5, the locking projection 67 of the lower end 65b is engaged with the second locking recess 68b. As a result, the operation lever 65 is held at the intermediate position P6.
[0043]
When the operating lever 65 is moved to the closing position P4, the lever 58 is moved to the closing position P1 by the operating cable 61, and the switching damper 55 swings to the position where the cool box duct 23 is closed.
When the operation lever 65 is moved to the open position P5, the lever 58 is moved to the open position P2 by the operation cable 61, and the switching damper 55 swings to the position where the cool box duct 23 is fully opened.
Further, when the operation lever 65 is moved to the intermediate position P6, the lever 58 is moved to the intermediate position P3 with the operation cable 61, and the switching damper 55 swings to the position where the cool box duct 23 and the duct 15 are each half-opened. .
[0044]
FIG. 5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 of FIG. 3, showing a state in which a switching damper is disposed at a position where the cool box duct is closed.
For example, the plate 71 of the switching damper 55 is formed in a substantially hexagonal shape, a frame-shaped rib 71a is formed along the outer periphery of both surfaces of the plate 71, and a cross-shaped rib 71b is formed in the frame-shaped rib 71a. Then, sealing materials 72, 72 (see FIG. 4 for the back side) are adhered along the outer periphery on both sides of the plate 71, and the rotating shaft 56 is integrally formed on the upper end of the plate 71.
[0045]
Both ends 56b, 56b of the rotating shaft 56 are rotatably mounted on the outer wall 51a of the duct portion 51 via bearings 73, respectively. A lever 58 is fitted around the outer periphery of the left end 56b of the rotating shaft 56, for example, by spline fitting. The holding member 74 is placed on the lever 58, the support bolt 57 is inserted from the mounting hole of the holding member 74, and the inserted support bolt 57 is screwed to the screw hole 56a of the left end portion 56b.
Further, a pin 75 facing the outer wall 51a is provided at a tip end 58b of the lever 58, and one end 61a of the inner cable 62 (see also FIG. 4) is connected to the pin 75.
[0046]
The lever 58 is spline-fitted to the outer periphery of the left end 56b of the rotating shaft 56, so that when the lever 58 swings with the inner cable 62, the rotating shaft 56 is rotated integrally with the lever 58, and the rotating shaft 56 is used as an axis. Then, the switching damper 55 swings.
[0047]
In addition, by overlapping the pressing member 74 on the lever 58, the lever 58 is prevented from coming out of the left end portion 56b of the rotating shaft 56.
By disposing the switching damper 55 at the position where the cool box duct 23 is closed, the seal member 72 on the rear side (see FIG. 6) abuts on the partition plate 76 in the duct portion 51 (see also FIG. 6).
[0048]
By the way, a protrusion 77 is extended from the outer wall 51a of the duct portion 51 to the vehicle room 29 side (left side), a seal member 78 is adhered to a tip of the protrusion 77, and a decorative garnish 31 is brought into contact with the seal member 78. The garnish 31 is stably supported.
[0049]
FIG. 6 is a cross-sectional view taken along line 6-6 of FIG. 3 and shows a state in which a switching damper is disposed at a position where the cool box duct is closed.
When the lever 58 shown in FIG. 4 is moved to the closing position P1, the switching damper 55 is swung to the closing position P7 to close the cool box duct 23 with the switching damper 55 and keep the duct 15 in a fully open state.
[0050]
When the lever 25 shown in FIG. 4 is moved to the closed position P2, the switching damper 55 is swung to the open position P8, the cool box duct 23 is fully opened by the switching damper 55, and the duct 15 is closed. Keep in condition.
Further, when the lever 25 shown in FIG. 4 is moved to the intermediate position P3, the switching damper 55 swings to the intermediate position P9, and the cool box duct 23 is half-opened by the switching damper 55, and the duct 15 is half-opened. To keep.
[0051]
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a cool box having a rear seat cool box structure according to the present invention.
The cool box 22 has a large opening 82 formed in the base 81, and the box main body 83 is attached to the base 81 with mounting bolts 85 in a state where the opening 84 of the box main body 83 faces the large opening 82. (... indicates a plurality), a mat 86 is spread on the bottom 83a of the box body 83, and a sealing material 89 is sandwiched between the outer lid 87 and the inner lid 88. The inner lid 88 is attached with mounting bolts 91 to form a lid 97, and the outer lid 87 is attached to the box main body 83 via a hinge 92 (see also FIG. 8) so as to be openable and closable.
[0052]
In the cool box 22, a small opening 93 is formed in front of the large opening 82 of the base 81, and the openings 53 of the pair of cup holders 52 face the small opening 93. Then, the cup holders 52, 52 are attached to the base 81 with mounting bolts 94, and guide holes for inserting the upper end 65a (see FIG. 4) of the operation lever 65 near the side of the small opening 93 of the base 81. 95 is formed in a rectangular shape, and has a portion 96 where a display plate 107 (see FIG. 9) is attached near the side of the guide hole 95 of the base portion 81.
[0053]
The box body 83 is, for example, a large-capacity storage box capable of storing 4 to 5 plastic bottles (drink containers) 21... (See FIG. 8) and 4 to 5 can juice (drink containers) 21. An inlet 44 is formed in the front wall 45, and an exhaust port 46 is formed in the inner wall 26.
Air-conditioning air is guided into the box main body 83 from the inlet 44 of the front wall 45, and the beverage containers 21... (See FIG. 8) are cooled by the air-conditioning air guided into the box main body 83. The wind is exhausted to the outside through the exhaust port 46.
[0054]
The pair of cup holders 52, 52 are storage sections that can store beverage containers 21, 21 such as plastic bottles and canned juice (see FIG. 8) in an upright state.
As shown in FIG. 4, by forming the duct portion 51 of the cool box duct 23 in a curved shape, it is possible to avoid interference between the duct portion 51 and the pair of cup holders 52, 52.
By providing the pair of cup holders 52, 52 in front of the box main body 83, the beverage containers 21 can be stored in a state where they can be easily taken out, and the usability can be improved.
[0055]
FIG. 8 is a sectional view taken along line 8-8 in FIG.
The outer wall 98 of the box body 83 is attached to the garnish 28 with bolts 99, the base 81 is attached to the garnish 28 with bolts 101, and the cool box 22 is attached to the vehicle compartment panel 11 on the side of the cabin 29.
By attaching the cool box 22 to the cabin 29 side of the body panel 11, 4 to 5 plastic bottles (drink containers) 21... And 4 to 5 can juice (drink containers) 21. Can be simultaneously stored in a large-capacity storage box.
[0056]
By connecting the outer lid 87 and the box main body 83 with the hinge 92, the lid 97 is configured to swing freely between the closed position P10 and the open position P11 about the hinge 92, and the lid 97 is attached to the hinge 92. A coil spring 102 is provided for holding the coil spring 102 in an open position.
[0057]
Further, the magnet 103 is attached to the inner lid 88, and the magnetic piece 104 is arranged so as to face the magnet 103. The magnetic piece 104 is attached to the box main body 83.
By attracting the magnet 103 to the magnetic piece 104, the lid 97 can be kept closed.
A mat 86 is laid on the bottom 83a of the box main body 83, and a seal member 105 for preventing freezing is provided along the outer bottom 83b.
[0058]
FIG. 9 is a schematic configuration diagram showing a cool box structure for a rear seat according to the present invention.
The operation knob 69 attached to the upper end 65a (see FIG. 4) of the operation lever 65 of the duct opening / closing means 25 is set to the closed position P4. As a result, the lever 58 is disposed at the closed position P1 (see FIG. 4), the switching damper 55 of the duct opening / closing means 25 is held at the closed position P7, the cool box duct 23 is closed, and the duct 15 is kept fully open.
[0059]
In this state, the blower 36 is rotated by driving the air conditioning unit 13 for the rear seat. The conditioned air is guided into the casing 35 by the rotation of the blower 36, and the guided conditioned air is sent to the evaporator as shown by the arrow (1).
The conditioned air is cooled by the evaporator 37 and flows from the communication port 38 into the duct 15 as shown by the arrow (2).
This conditioned air is guided through the duct 15 to the rear outlet unit 17 as shown by an arrow (3), and is blown out from the outlets 18 of the rear outlet unit 17 toward a rear seat (not shown) as shown by an arrow (4). .
[0060]
Next, the switching knob 55 is held at the open position P8 by setting the operation knob 69 of the duct opening / closing means 25 to the open position P5 and disposing the lever 58 at the open position P2 (see FIG. 4).
Thus, the cool box duct 23 is fully opened and the duct 15 is kept closed.
[0061]
Therefore, the conditioned air blown out from the rear seat air conditioning unit 13 as shown by the arrow (2) is guided to the cool box duct 23 as shown by the arrow (5). When guided to the cool box duct 23, the conditioned air flows into the cool box 22 from the communication port 43 of the cool box duct 23 as shown by the arrow (6).
The beverage containers 21 are cooled by the air-conditioning air flowing into the cool box 22, and the air-conditioning air after cooling the beverage containers 21 is discharged to the outside from the exhaust port 46 of the cool box 22 as shown by an arrow {circle around (7)}. I do.
[0062]
Next, the operation knob 69 of the duct opening / closing means 25 is set to the intermediate position P6, and the switching damper 55 is held at the intermediate position P9 by disposing the lever 58 at the intermediate position P3 (see FIG. 4).
As a result, the cool box duct 23 is opened halfway, and the duct 15 is kept half open.
[0063]
Therefore, a part of the conditioned air blown out from the rear seat air conditioning unit 13 as shown by the arrow (2) is guided through the duct 15 to the rear blowout unit 17 as shown by the arrow (3), and the air outlet 18 of the rear blowout unit 17・・ Blow out from the rear seat (not shown) as shown by arrow (4).
On the other hand, the remainder of the conditioned air blown out from the rear seat air conditioning unit 13 as shown by the arrow (2) is guided to the cool box duct 23 as shown by the arrow (5). The air-conditioning air flows into the cool box 22 from the communication port 43 of the cool box duct 23 as shown by the arrow 6 to cool the beverage containers 21. To the outside as in
[0064]
As described above, the cool box structure 20 for the rear seat is provided with the duct opening / closing means 25 for opening and closing the cool box duct 23. According to the duct opening / closing means 25, the switching damper 55 is operated by a simple operation of operating the operation lever 65 with the operation knob 69, and the air conditioning air is introduced into the cool box, and It can be switched to a state in which no conditioned air is introduced.
Therefore, the usability of the rear seat cool box structure 20 can be enhanced.
[0065]
Furthermore, the duct opening / closing means 25 can switch between a state in which the rear seat air conditioning unit 13 is in communication with the outlet 18 and a state in which the air conditioning unit 13 is in communication with the cool box 22.
Therefore, for example, even when the conditioned air is not blown out from the outlet 18, the conditioned air can be introduced into the cool box 22. The air can be prevented from being introduced, and the conditioned air can be introduced into the cool box 22 while blowing the conditioned air from the outlet 18.
As described above, the rear-seat cool box structure 20 can be used without being affected by the state of the conditioned air blown out from the blow-out port 18, and the usability of the rear-seat cool box structure 20 can be further enhanced.
[0066]
Next, the operation of the rear seat cool box structure 20 according to the present invention will be described with reference to FIGS.
First, an example in which conditioned air is blown from the outlets 18 of the rear blowout unit 17 shown in FIG. 9 toward the rear seats (not shown) will be described with reference to FIGS.
FIGS. 10A and 10B are first operation explanatory views of the rear seat cool box structure according to the present invention.
In (a), the operation knob 69 of the operation lever 65 is set to the closed position P4, and the lever 58 is arranged at the closed position P1 with the operation cable 61.
In (b), the switching damper 55 is held at the closed position P7, the cool box duct 23 is closed, and the duct 15 is kept fully open. Therefore, the conditioned air flows through the duct 15 as shown by the arrow (3).
[0067]
FIG. 11 is a second operation explanatory view of the rear seat cool box structure according to the present invention. The conditioned air flowing into the duct 15 as shown by the arrow (3) passes through the duct 15 to the rear blow-out unit 17 as shown by the arrow (3), and from the outlets 18 of the rear blow-out unit 17 to the rear seats (shown in the figure). And blow it out as shown by arrow (4).
[0068]
Next, an example of cooling the beverage containers 21 in the cool box 22 will be described with reference to FIGS.
FIGS. 12 (a) and 12 (b) are third operation explanatory views of the rear seat cool box structure according to the present invention.
In (a), the operation knob 69 of the operation lever 65 is set to the closed position P5, and the lever 58 is arranged at the closed position P2 by the operation cable 61.
In (b), the switching damper 55 is held at the open position P8, the cool box duct 23 is fully opened, and the duct 15 is kept fully closed. Therefore, the conditioned air flows from the duct 15 into the cool box duct 23 as shown by the arrow (5).
[0069]
FIG. 13 is a fourth operation explanatory view of the rear seat cool box structure according to the present invention. The conditioned air flowing into the cool box duct 23 as shown by the arrow (5) flows into the cool box 22 from the communication port 43 of the cool box duct 23 as shown by the arrow (6).
The beverage containers 21 are cooled by the air-conditioning air flowing into the cool box 22, and the air-conditioning air after cooling the beverage containers 21 is discharged to the outside from the exhaust port 46 of the cool box 22 as shown by an arrow {circle around (7)}. I do.
[0070]
Next, based on FIGS. 14 and 15, air-conditioning air is blown from the outlets 18 of the rear blow-out unit 17 shown in FIG. An example in which the containers 21 are cooled will be described.
14 (a) and 14 (b) are fifth operation explanatory views of the rear seat cool box structure according to the present invention.
In (a), the operation knob 69 of the operation lever 65 is set at the intermediate position P6, and the lever 58 is arranged at the intermediate position P3 with the operation cable 61.
[0071]
In (b), the switching damper 55 is held at the intermediate position P9, the cool box duct 23 is opened halfway, and the duct 15 is kept half open. Therefore, part of the conditioned air flows through the duct 15 as indicated by an arrow (3), and the remaining conditioned air flows from within the duct 15 into the cool box duct 23 as indicated by an arrow (5).
[0072]
FIG. 15 is a view for explaining the sixth operation of the rear seat cool box structure according to the present invention. The conditioned air flowing into the duct 15 as shown by the arrow (3) passes through the duct 15 to the rear blow-out unit 17 as shown by the arrow (3), and from the outlets 18 of the rear blow-out unit 17 to the rear seats (shown in the figure). And blow it out as shown by arrow (4).
On the other hand, the conditioned air flowing into the cool box duct 23 as shown by the arrow (5) flows into the cool box 22 from the communication port 43 of the cool box duct 23 as shown by the arrow (6).
The beverage containers 21 are cooled by the air-conditioning air flowing into the cool box 22, and the air-conditioning air after cooling the beverage containers 21 is discharged from the exhaust port 46 of the cool box 22 to the outside as shown by an arrow {circle around (7)}. I do.
[0073]
In addition, in the said embodiment, although the example of the thing accommodated in the cool box 22 being the drink container 21 was demonstrated, it is not restricted to this, and the same effect can be obtained even if other goods, such as foodstuffs, are accommodated. Can be obtained.
In the above-described embodiment, the example in which the beverage containers 21 in the cool box 22 are cooled has been described. However, the present invention is not limited to this, and the beverage containers 21 in the cool box 22 can be warmed. .
[0074]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects by the above configuration.
According to the first aspect, a cool box for storing a storage item such as a beverage container is provided on the vehicle body panel. Thus, the cool box can be arranged beside the rear seat, so that, for example, even when three people sit on the rear seat, the cool box can be opened and the beverage container can be taken out.
In this way, the cool box can always be used without being affected by the number of occupants sitting in the rear seats, so that the usability of the cool box can be enhanced.
[0075]
Further, the cool box is provided with a duct opening / closing means for communicating with a cool box duct branched from the duct and opening and closing the cool box duct.
With this, it is possible to switch between a state in which air-conditioning air is introduced into the cool box and a state in which air-conditioning air is not introduced into the cool box with a simple operation of opening and closing the duct opening / closing means, The usability of the structure can be enhanced.
[0076]
According to a second aspect of the present invention, the space required for providing the cool box can be reduced by using the lid for opening and closing the cool box as an armrest on which the occupant's arm is placed.
Thereby, the space for providing the cool box can be easily secured, and the degree of freedom in design can be increased.
Further, the cool box can be formed large, and the capacity of the cool box can be increased to improve usability.
[0077]
According to a third aspect, the duct opening / closing means can switch between a state in which the rear seat air conditioning unit communicates with the air outlet and a state in which the air conditioning unit communicates with the cool box.
Therefore, for example, even when the conditioned air is not blown from the outlet, the conditioned air can be introduced into the cool box, or even when the conditioned air is blown from the outlet, the conditioned air is introduced into the cool box. Can not be.
As described above, the rear-seat cool box structure can be used without being affected by the state of the conditioned air blown from the outlet, so that the usability of the rear-seat cool box structure can be enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a vehicle equipped with a rear seat cool box structure according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a rear seat cool box structure according to the present invention.
FIG. 3 is an exploded perspective view showing a cool box structure for a rear seat according to the present invention.
FIG. 4 is an exploded perspective view showing a cool box duct and a duct opening / closing means having a rear seat cool box structure according to the present invention.
FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 in FIG. 3;
FIG. 6 is a sectional view taken along line 6-6 in FIG. 3;
FIG. 7 is an exploded perspective view showing a cool box having a cool box structure for a rear seat according to the present invention.
8 is a sectional view taken along line 8-8 in FIG. 3;
FIG. 9 is a schematic configuration diagram showing a cool box structure for a rear seat according to the present invention.
FIG. 10 is a diagram illustrating a first operation of the rear seat cool box structure according to the present invention.
FIG. 11 is a diagram illustrating a second operation of the rear seat cool box structure according to the present invention.
FIG. 12 is a third operation explanatory view of the rear seat cool box structure according to the present invention;
FIG. 13 is an explanatory view of a fourth operation of the cool box structure for a rear seat according to the present invention.
FIG. 14 is an explanatory view of the fifth operation of the rear seat cool box structure according to the present invention.
FIG. 15 is an explanatory view of a sixth operation of the rear seat cool box structure according to the present invention.
FIG. 16 is an exploded perspective view of FIG. 1 of Patent Document 1.
[Explanation of symbols]
11 right rear side panel (body panel), 12 air conditioner for rear seat, 13 air conditioning unit for rear seat, 14 rear pillar, 15 duct, 16 roof, 17 rear outlet unit, 18 outlet 20: rear seat cool box structure; 21: beverage container (storage); 22: cool box; 23: cool box duct; 25: duct opening / closing means;

Claims

A rear seat air conditioning unit is provided on the vehicle interior side of the vehicle body panel, a duct extends from the rear seat air conditioning unit along the rear pillar to the roof, and the duct communicates with a rear blowing unit provided on the roof. Air-conditioning air from the air-conditioning unit for the air flow to the duct, the air-conditioning air flowing to the duct from the outlet of the rear blow-out unit to the rear seat air conditioner for the rear seat cool box structure,
On the vehicle compartment side of the vehicle body panel, a cool box is provided for storing items such as beverage containers, and the cool box communicates with a cool box duct branched from the duct,
A rear seat cool box structure comprising a duct opening / closing means for opening and closing the cool box duct.

2. The cool box structure for a rear seat according to claim 1, wherein a lid for opening and closing the cool box is also used as an armrest on which an occupant's arm is placed.

The said duct opening / closing means can switch between the state which made the said air outlet communicate with the said air conditioner unit for the rear seats, and the state which let the said cool box communicate with the air conditioner unit for the rear seats. The cool box structure for a rear seat according to claim 1 or 2.