JP2004358708A - 多孔性炭化物を利用した販促品 - Google Patents
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Abstract
【課題】木炭、竹炭等の多孔性炭化物の特性、特に電磁波遮断特性を更に有効活用して販促品として商品化することができる。
【解決手段】多孔性炭化物の微細粉体、或いは該多孔性炭化物の微細粉体とトルマリン微細粉体との混合物を、パルプ、木綿等からなる通気性シート間にサンドイッチ状態に保持した複合シートであって、前記複合シートをポケットサイズ、或いはカードサイズに成形して携帯用の電磁波遮断手段としたり、電磁波を発生する電子機器に貼着可能な構成としたり、或いは葉書として利用可能な形状とした。
【選択図】 図1
【解決手段】多孔性炭化物の微細粉体、或いは該多孔性炭化物の微細粉体とトルマリン微細粉体との混合物を、パルプ、木綿等からなる通気性シート間にサンドイッチ状態に保持した複合シートであって、前記複合シートをポケットサイズ、或いはカードサイズに成形して携帯用の電磁波遮断手段としたり、電磁波を発生する電子機器に貼着可能な構成としたり、或いは葉書として利用可能な形状とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は木炭、竹炭等の多孔性炭化物の電磁シールド効果を利用した携帯用電磁波遮断手段に関し、特に各種販売促進用の商品に適した形状、構造を備えた電磁波遮断手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、街角等で通行人に配布されている宣伝広告用、或いは販売促進用の商品としては、ティシュ・パックが一般的であるが、既に一般化し過ぎており、飽きられているのが現状である。このため、ティシュ・パックにとって代わる有望な販促品の開発が模索されているが、未だ満足の行く商品は提案されていない。
この種の販促品に求められる特質は、携帯可能な程度に小型軽量でありながらも高い実用性、利用価値を備え、且つ低コストで製作できることにある。更に、資源の有効活用、ゴミの減量といった、最近の環境保護の要請を十分に満たす特質が強く求められている。
【特許文献1】特開2003−88546
【特許文献2】特開2003−24420
【特許文献3】特開2002−69895
【特許文献4】特開2001−253002
【特許文献5】特開平11−163581号
【特許文献6】特開平11−163577号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、このような要請を満たすために木炭、竹炭等の多孔性炭化物を利用した販売促進用の商品を提案するものである。
即ち、木炭、竹炭は、微細な多孔質組織を有し、従来から消臭材、抗菌材、防湿材、静電気除去手段として利用されている(例えば、特開2003−88546、特開2003−24420、特開2002−69895、特開2001−253002)。また、最近では、電磁波シールド効果を有することに着目され、種々の電磁波遮断グッズとして製品化がなされている(特開平11−163581号、特開平11−163577号)。
しかし、このような優れた有用特性を有した多孔性炭化物をティッシュ・パックに代わる配布用の販促品として利用することはこれまで提案されていない。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、多孔性炭化物の特性を更に有効活用して販促品として商品化することを提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の発明は、多孔性炭化物の微細粉体、或いは害多孔性炭化物の微細粉体とトルマリン微細粉体との混合物を、パルプ、木綿等からなる通気性シート間にサンドイッチ状態に保持した複合シートであって、前記複合シートをポケットサイズ、或いはカードサイズに成形して携帯用の電磁波遮断手段としたり、電磁波を発生する電子機器に貼着可能な構成としたり、或いは葉書として利用可能な形状としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記多孔性炭化物は、木炭、又は竹炭であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記竹炭は、白炭であることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る多孔性炭化物を利用した販促品としての電磁波遮断シートの構成を示す表面側斜視図、裏面側斜視図、及び要部断面図である。
この電磁波遮断シート1は携帯用の電磁波遮断手段であり、表層を構成する厚紙等から成る基材2と、基材2の裏面に位置する多孔性炭化物層3と、基材2との間で多孔性炭化物層3をサンドイッチ状態で挟圧保持する薄紙等から成る保持層4と、を備えている。
基材2の表面にはこの電磁波遮断シート1を宣伝広告等に使用する会社等の名称10、電話番号11、商品名、キャッチフレーズ等12を表示する。また、保持層4の裏面にも必要に応じて同様の事項を表示する。
多孔性炭化物層3としては、例えば、木炭や竹炭等を微粉末状に微細化したものを用いる。竹炭は、特に、その多孔性が木炭の10倍以上と言われ、静電気帯電防止効果、消毒防腐効果、消臭効果、遠赤外線温熱効果、マイナスイオンによる酸化防止効果、ミネラル類供給効果、病害虫防除効果があることが知られている。また、最近では、電磁波を遮断する効果があることが知られるようになっている。
【0006】
竹炭は、焼成温度によっていくつかに分類される。例えば、800℃以上で乾留した物を白炭と称し、多孔性の高い竹炭となり、電磁波吸収作用が強力となる。本発明では、この白炭を多孔性炭化物として使用する。
この多孔性炭化物3の微粉末を基材2の裏面に均一な層状に積層してから、保持層4を接着することによって一体化することにより複合シートとしての電磁波遮断シート1が製造される。
なお、多孔性炭化物層3を構成する微粉末に予めバインダーを混ぜて基材2及び保持層4に接着し易くしてもよいし、基材2の裏面、保持層4の表面に夫々接着剤を塗布しておいてもよい。
基材2、保持層4を構成する紙等は、通気性に優れ、廃棄された場合にも自然環境に悪影響を与えないパルプや、木綿等の天然素材を用いて製作する。
なお、多孔性炭化物の微細粉体に代えて、多孔性炭化物の微細粉体とトルマリン微細粉体との混合物を通気性シート間にサンドイッチ状態に保持した複合シートとしてもよい。この場合には、トルマリンによるマイナスイオンによる効果を享受することができる。
この電磁波遮断シート1は、利用者の片手に把持することができ、ポケット、バッグ等に収容して出入れが容易な形状、寸法(所謂ポケットサイズ)であることが必要である。具体的には、例えば、通常のクレジットカード等のように財布、定期入れ等に収容可能な形状とする。
この電磁波遮断シート1を製造する場合には、大面積の基材2の母材と保持層4の母材を用いたバッチ処理を行う。即ち、多数の基材を縦横に連結した形状の大面積の基材母材の裏面(表面には印刷済み)に対して、多孔性炭化物層3を均一に塗布してから、その上に保持層の母材を添設、接着し、使用する接着剤の固化後に、各電磁波遮断シート毎に切断分離する。
【0007】
図2(a)及び(b)は、この電磁波遮断シート1を販促品として街角等において通行人に配布する場合の収容形態を示す図である。この例では、厚紙等から成るベース20の片面にビニル等から成る透明袋21の一部を接着し、この透明袋21内に電磁波遮断シート1を収容した構成を備えている。配布時には、図2に示した状態で配布し、受け取った利用者が使用する際には透明袋21から出して使用する。通常は、ベース20と透明袋21は廃棄され、電磁波遮断シート1のみをポケット、財布、定期入れに収納して携帯する。
なお、図面中に記載した寸法は一例である。
【0008】
次に、上記構成を備えた電磁波遮断シート1の使用方法、用途について説明する。
現代人は、日常的に、携帯電話やコンピュータ等の電磁波発生源と接する機会が多く、電磁波が人体に与える各種の害から無防備な状態にある。
本発明に係る電磁波遮断シート1を胸のポケットに入れたり、首から吊り下げることによって、パソコンと向き合ったり、携帯電話機を使用することにより、電磁波の害を低減することが可能となる。また、携帯電話機を手に把持する際に、電磁波遮断シート1を手のひらに添えておくことによっても電磁波を吸収して低減させることができる。複数枚の電磁波遮断シートを用いれば更に効果が高まる。
本発明の電磁波遮断シート1は、電磁波遮断効果以外にも静電気除去効果を備えている。即ち、ビル等のようにコンクリートの構造物内に長時間居ると、静電気が体内に溜まり易くなり、これが体調不良の原因となる。しかし、ポケットに本発明の電磁波遮断シート1を保持したり、電磁波遮断シートを首からつるすことにより、静電気の帯電を防ぐことができる。
【0009】
次に、本発明の電磁波遮断シート1をティッシュ・パックに代わる販促品として活用した場合の利点は、次の通りである。
街角における配布速度、作業性が高まり、配布コストが安くなる。
胸ポケット等に入れても邪魔にならないため、長い時間収納して使用することが期待され、その分だけ出電磁波遮断効果が発揮される。
カードの記載内容をリファーしやすい。
紙(パルプ)、木綿等の繊維、炭といった人体、環境に優しい自然素材のみを用いて製作されるので、配布元の企業イメージを高めることができる。
消臭機能をも備えているので、シートを複数用いれば、消臭手段として利用することができる。
所要形状に切断できるので、任意の箇所に任意の方法で適用して所要の固化を得ることができる。
【0010】
次に、図3は本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの構成及び使用例を示す図である。この例では、電話機本体30のハンドセット31を載置する凹所30a、その他の任意の場所に、本発明の実施形態に係る電磁波遮断シート35を貼着して電磁波による害を防ぐことができる。この電磁波遮断シート35は、例えばピザ、その他の飲食物のデリバリ業者が配達先に配布しておき、シート表面には任意の宣伝文句や電話番号等を記しておくことにより、電話機を用いた注文を容易に行えるようにすることができる。この結果、顧客によるリピート率を高めることができる。なお、電磁波遮断シート35は、電話機に限らず電磁波を発生する電子機器一般に適用可能であり、各種機器に適した形状に成形した上で貼着できるように片面に粘着材、片面に広告宣伝欄を設けることが好ましい。
【0011】
次に、図4は本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの構成例を示す図であり、この電磁波遮断シート40は、広告宣伝用の葉書として構成されている一方で、電磁波遮断効果をも有するため、配布先によって廃棄されることなく電磁波遮断終端として継続的に使用し続けてもらう効果を期待できる。そのため、宣伝広告機能がアップする。
また、名刺、カタログ等を本発明の複合シートによって構成しても良い。
【0012】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、木炭、竹炭等の多孔性炭化物の特性、特に電磁波遮断特性を更に有効活用して販促品として商品化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る多孔性炭化物を利用した販促品としての電磁波遮断シートの構成を示す表面側斜視図、裏面側斜視図、及び要部断面図。
【図2】(a)及び(b)は、この電磁波遮断シートを販促品として街角等において通行人に配布する場合の収容形態を示す図。
【図3】本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの使用例を示す図。
【図4】本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの使用例を示す図。
【符号の説明】
1 電磁波遮断シート、2 基材、多孔性炭化物層、4 保持層、10 名称、11 電話番号、12 商品名等、20 ベース。
【発明の属する技術分野】
本発明は木炭、竹炭等の多孔性炭化物の電磁シールド効果を利用した携帯用電磁波遮断手段に関し、特に各種販売促進用の商品に適した形状、構造を備えた電磁波遮断手段に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、街角等で通行人に配布されている宣伝広告用、或いは販売促進用の商品としては、ティシュ・パックが一般的であるが、既に一般化し過ぎており、飽きられているのが現状である。このため、ティシュ・パックにとって代わる有望な販促品の開発が模索されているが、未だ満足の行く商品は提案されていない。
この種の販促品に求められる特質は、携帯可能な程度に小型軽量でありながらも高い実用性、利用価値を備え、且つ低コストで製作できることにある。更に、資源の有効活用、ゴミの減量といった、最近の環境保護の要請を十分に満たす特質が強く求められている。
【特許文献1】特開2003−88546
【特許文献2】特開2003−24420
【特許文献3】特開2002−69895
【特許文献4】特開2001−253002
【特許文献5】特開平11−163581号
【特許文献6】特開平11−163577号
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、このような要請を満たすために木炭、竹炭等の多孔性炭化物を利用した販売促進用の商品を提案するものである。
即ち、木炭、竹炭は、微細な多孔質組織を有し、従来から消臭材、抗菌材、防湿材、静電気除去手段として利用されている(例えば、特開2003−88546、特開2003−24420、特開2002−69895、特開2001−253002)。また、最近では、電磁波シールド効果を有することに着目され、種々の電磁波遮断グッズとして製品化がなされている(特開平11−163581号、特開平11−163577号)。
しかし、このような優れた有用特性を有した多孔性炭化物をティッシュ・パックに代わる配布用の販促品として利用することはこれまで提案されていない。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、多孔性炭化物の特性を更に有効活用して販促品として商品化することを提案するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の発明は、多孔性炭化物の微細粉体、或いは害多孔性炭化物の微細粉体とトルマリン微細粉体との混合物を、パルプ、木綿等からなる通気性シート間にサンドイッチ状態に保持した複合シートであって、前記複合シートをポケットサイズ、或いはカードサイズに成形して携帯用の電磁波遮断手段としたり、電磁波を発生する電子機器に貼着可能な構成としたり、或いは葉書として利用可能な形状としたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記多孔性炭化物は、木炭、又は竹炭であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記竹炭は、白炭であることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る多孔性炭化物を利用した販促品としての電磁波遮断シートの構成を示す表面側斜視図、裏面側斜視図、及び要部断面図である。
この電磁波遮断シート1は携帯用の電磁波遮断手段であり、表層を構成する厚紙等から成る基材2と、基材2の裏面に位置する多孔性炭化物層3と、基材2との間で多孔性炭化物層3をサンドイッチ状態で挟圧保持する薄紙等から成る保持層4と、を備えている。
基材2の表面にはこの電磁波遮断シート1を宣伝広告等に使用する会社等の名称10、電話番号11、商品名、キャッチフレーズ等12を表示する。また、保持層4の裏面にも必要に応じて同様の事項を表示する。
多孔性炭化物層3としては、例えば、木炭や竹炭等を微粉末状に微細化したものを用いる。竹炭は、特に、その多孔性が木炭の10倍以上と言われ、静電気帯電防止効果、消毒防腐効果、消臭効果、遠赤外線温熱効果、マイナスイオンによる酸化防止効果、ミネラル類供給効果、病害虫防除効果があることが知られている。また、最近では、電磁波を遮断する効果があることが知られるようになっている。
【0006】
竹炭は、焼成温度によっていくつかに分類される。例えば、800℃以上で乾留した物を白炭と称し、多孔性の高い竹炭となり、電磁波吸収作用が強力となる。本発明では、この白炭を多孔性炭化物として使用する。
この多孔性炭化物3の微粉末を基材2の裏面に均一な層状に積層してから、保持層4を接着することによって一体化することにより複合シートとしての電磁波遮断シート1が製造される。
なお、多孔性炭化物層3を構成する微粉末に予めバインダーを混ぜて基材2及び保持層4に接着し易くしてもよいし、基材2の裏面、保持層4の表面に夫々接着剤を塗布しておいてもよい。
基材2、保持層4を構成する紙等は、通気性に優れ、廃棄された場合にも自然環境に悪影響を与えないパルプや、木綿等の天然素材を用いて製作する。
なお、多孔性炭化物の微細粉体に代えて、多孔性炭化物の微細粉体とトルマリン微細粉体との混合物を通気性シート間にサンドイッチ状態に保持した複合シートとしてもよい。この場合には、トルマリンによるマイナスイオンによる効果を享受することができる。
この電磁波遮断シート1は、利用者の片手に把持することができ、ポケット、バッグ等に収容して出入れが容易な形状、寸法(所謂ポケットサイズ)であることが必要である。具体的には、例えば、通常のクレジットカード等のように財布、定期入れ等に収容可能な形状とする。
この電磁波遮断シート1を製造する場合には、大面積の基材2の母材と保持層4の母材を用いたバッチ処理を行う。即ち、多数の基材を縦横に連結した形状の大面積の基材母材の裏面(表面には印刷済み)に対して、多孔性炭化物層3を均一に塗布してから、その上に保持層の母材を添設、接着し、使用する接着剤の固化後に、各電磁波遮断シート毎に切断分離する。
【0007】
図2(a)及び(b)は、この電磁波遮断シート1を販促品として街角等において通行人に配布する場合の収容形態を示す図である。この例では、厚紙等から成るベース20の片面にビニル等から成る透明袋21の一部を接着し、この透明袋21内に電磁波遮断シート1を収容した構成を備えている。配布時には、図2に示した状態で配布し、受け取った利用者が使用する際には透明袋21から出して使用する。通常は、ベース20と透明袋21は廃棄され、電磁波遮断シート1のみをポケット、財布、定期入れに収納して携帯する。
なお、図面中に記載した寸法は一例である。
【0008】
次に、上記構成を備えた電磁波遮断シート1の使用方法、用途について説明する。
現代人は、日常的に、携帯電話やコンピュータ等の電磁波発生源と接する機会が多く、電磁波が人体に与える各種の害から無防備な状態にある。
本発明に係る電磁波遮断シート1を胸のポケットに入れたり、首から吊り下げることによって、パソコンと向き合ったり、携帯電話機を使用することにより、電磁波の害を低減することが可能となる。また、携帯電話機を手に把持する際に、電磁波遮断シート1を手のひらに添えておくことによっても電磁波を吸収して低減させることができる。複数枚の電磁波遮断シートを用いれば更に効果が高まる。
本発明の電磁波遮断シート1は、電磁波遮断効果以外にも静電気除去効果を備えている。即ち、ビル等のようにコンクリートの構造物内に長時間居ると、静電気が体内に溜まり易くなり、これが体調不良の原因となる。しかし、ポケットに本発明の電磁波遮断シート1を保持したり、電磁波遮断シートを首からつるすことにより、静電気の帯電を防ぐことができる。
【0009】
次に、本発明の電磁波遮断シート1をティッシュ・パックに代わる販促品として活用した場合の利点は、次の通りである。
街角における配布速度、作業性が高まり、配布コストが安くなる。
胸ポケット等に入れても邪魔にならないため、長い時間収納して使用することが期待され、その分だけ出電磁波遮断効果が発揮される。
カードの記載内容をリファーしやすい。
紙(パルプ)、木綿等の繊維、炭といった人体、環境に優しい自然素材のみを用いて製作されるので、配布元の企業イメージを高めることができる。
消臭機能をも備えているので、シートを複数用いれば、消臭手段として利用することができる。
所要形状に切断できるので、任意の箇所に任意の方法で適用して所要の固化を得ることができる。
【0010】
次に、図3は本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの構成及び使用例を示す図である。この例では、電話機本体30のハンドセット31を載置する凹所30a、その他の任意の場所に、本発明の実施形態に係る電磁波遮断シート35を貼着して電磁波による害を防ぐことができる。この電磁波遮断シート35は、例えばピザ、その他の飲食物のデリバリ業者が配達先に配布しておき、シート表面には任意の宣伝文句や電話番号等を記しておくことにより、電話機を用いた注文を容易に行えるようにすることができる。この結果、顧客によるリピート率を高めることができる。なお、電磁波遮断シート35は、電話機に限らず電磁波を発生する電子機器一般に適用可能であり、各種機器に適した形状に成形した上で貼着できるように片面に粘着材、片面に広告宣伝欄を設けることが好ましい。
【0011】
次に、図4は本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの構成例を示す図であり、この電磁波遮断シート40は、広告宣伝用の葉書として構成されている一方で、電磁波遮断効果をも有するため、配布先によって廃棄されることなく電磁波遮断終端として継続的に使用し続けてもらう効果を期待できる。そのため、宣伝広告機能がアップする。
また、名刺、カタログ等を本発明の複合シートによって構成しても良い。
【0012】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、木炭、竹炭等の多孔性炭化物の特性、特に電磁波遮断特性を更に有効活用して販促品として商品化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)及び(c)は本発明の一実施形態に係る多孔性炭化物を利用した販促品としての電磁波遮断シートの構成を示す表面側斜視図、裏面側斜視図、及び要部断面図。
【図2】(a)及び(b)は、この電磁波遮断シートを販促品として街角等において通行人に配布する場合の収容形態を示す図。
【図3】本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの使用例を示す図。
【図4】本発明の他の実施形態に係る電磁波遮断シートの使用例を示す図。
【符号の説明】
1 電磁波遮断シート、2 基材、多孔性炭化物層、4 保持層、10 名称、11 電話番号、12 商品名等、20 ベース。
Claims (3)
- 多孔性炭化物の微細粉体、或いは該多孔性炭化物の微細粉体とトルマリン微細粉体との混合物を、パルプ、木綿等からなる通気性シート間にサンドイッチ状態に保持した複合シートであって、
前記複合シートをポケットサイズ、或いはカードサイズに成形して携帯用の電磁波遮断手段としたり、電磁波を発生する電子機器に貼着可能な構成としたり、或いは葉書として利用可能な形状としたことを特徴とする多孔性炭化物を利用した販促品。 - 前記多孔性炭化物は、木炭、又は竹炭であることを特徴とする請求項1に記載の多孔性炭化物を利用した販促品。
- 前記竹炭は、白炭であることを特徴とする請求項2に記載の多孔性炭化物を利用した販促品。
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JP2003157114A JP2004358708A (ja) | 2003-06-02 | 2003-06-02 | 多孔性炭化物を利用した販促品 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006109444A1 (ja) * | 2005-03-22 | 2006-10-19 | Tomoaki Ito | 情報漏洩防護フィルム、携帯用小物入れ、カードケース及び情報漏洩防止板 |
JP2006341583A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-12-21 | Tomoaki Ito | 携帯用小物入れ、情報漏洩防護フィルム、カードケース及び情報漏洩防止板 |
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2003
- 2003-06-02 JP JP2003157114A patent/JP2004358708A/ja active Pending
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