JP2004358117A - 電気掃除機 - Google Patents

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JP2004358117A JP2003163196A JP2003163196A JP2004358117A JP 2004358117 A JP2004358117 A JP 2004358117A JP 2003163196 A JP2003163196 A JP 2003163196A JP 2003163196 A JP2003163196 A JP 2003163196A JP 2004358117 A JP2004358117 A JP 2004358117A
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Ayumi Sasaki
歩 佐々木
Takatsugu Sakaguchi
隆次 坂口
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Abstract

【課題】プリーツフィルタを容易に掃除できる電気掃除機を提供する。
【解決手段】電動送風機3の駆動により空気とともに吸い込んだ塵埃を空気から分離するプリーツフィルタ56を設ける。ハンドル体18をアップライト型の掃除機本体2に対して回動して収納可能に設ける。ハンドル体18の掃除機本体2に対する回動に連動してプリーツフィルタ56に付着した塵埃を掃除する掃除手段45を設ける。ハンドル体18を掃除機本体2に対して回動させるだけで掃除手段45にてプリーツフィルタ56を容易に掃除できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルタを備えた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気掃除機は、電動送風機を収容した掃除機本体を備えている。この掃除機本体には、略円筒状の集塵室が着脱可能に取り付けられる。この集塵室は、掃除機本体に取り付けられた状態で電動送風機の排気側に連通する。また、この集塵室内には、フィルタが取り付けられている。さらに、この集塵室には、フィルタに付着した塵埃を掃除する掃除手段が設けられている。またさらに、集塵室には、塵落としレバーが回動可能に設けられている。この塵落としレバーは、集塵室の軸方向の一端部から集塵室の外部に突出し、集塵室の外部から掃除手段を操作可能にしている。そして、この塵落としレバーは、掃除機本体に取り付けられた状態で、掃除機本体に一体に設けられた蓋部にて被覆される(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−272656号公報(第3−4頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の電気掃除機では、フィルタを掃除するために、一旦電動送風機を停止させ、集塵室を掃除機本体から取り外して塵落としレバーを操作しなければならないなど、フィルタの掃除が煩雑であるという問題点を有している。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、フィルタを容易に掃除できる電気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アップライト型の掃除機本体に収容された電動送風機の駆動により空気とともに吸い込まれる塵埃を空気から分離するフィルタと、掃除機本体に対して回動可能に設けられ、掃除機本体の上端部から上方に伸び、かつ掃除機本体に対する回動により収納状態に可変可能なハンドル体と、このハンドル体の掃除機本体に対する回動に連動してフィルタに付着した塵埃を掃除する掃除手段とを具備したものである。そして、掃除機本体の上端部から上方に伸びるハンドル体をアップライト型の掃除機本体に対して回動させるだけで掃除手段にてフィルタを容易に掃除できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態の電気掃除機の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
【0008】
図1ないし図5において、1は電気掃除機で、この電気掃除機1は、いわゆるアップライト型の掃除機である。また、この電気掃除機1は、掃除機本体2を備えており、この掃除機本体2は、電動送風機3を収容した中空なモータケース部4と、このモータケース部4と一体に設けられた中空なケース部5とを有している。
【0009】
モータケース部4内には、図1に示すように、電動送風機3が吸込側を一端側である下端側に向けた状態で収容されている。また、モータケース部4の内部における電動送風機3の上端側には、電動送風機3へと電力を供給させるコード6を巻回したコードリール部7が回転可能に収容されている。
【0010】
そして、モータケース部4の周面部には、図3に示すように、このモータケース部4の内部からプラグ部8およびコード6を外部へと引き出し可能および巻取り可能に導出させる略矩形状のコード口11が開口されている。さらに、モータケース部4の周面部には、図4に示すように、押すことによりコードリール部7を回転させて、外部に導出されたコード6を巻き取るコード巻取ボタン12が突設されている。
【0011】
また、モータケース部4の長手方向における一端面である上端面には、図1などに示すように、取手部13が、このモータケース部4の前側の側面部からケース部5に亘って一体的に設けられている。
【0012】
一方、ケース部5は、細長略角筒状に形成され、モータケース部4の後側にこのモータケース部4と一体に設けられている。ここで、モータケース部4は、ケース部5の上下方向の略中心域に設けられている。
【0013】
また、ケース部5の下端部近傍であるモータケース部4の下方の前側面には、四角形状の開口部15が開口形成されている。さらに、ケース部5の前側かつモータケース部4の下部には、集塵部としての集塵カップ16が、開口部15に対向して着脱可能に取り付けられている。
【0014】
またさらに、ケース部5の下端部には、吸込口体としての床ブラシ17が、ケース部5に対して回動自在に取り付けられ、ケース部5の上端部には、細長略棒状のハンドル体18が、軸支部19を介してケース部5に対して前後方向に回動可能に軸支され、ケース部5から上方に伸びている。
【0015】
床ブラシ17は、内部が中空な平面視略T字状のブラシケース21を備えている。このブラシケース21の床面と対向する下端面には、電動送風機3の駆動により被掃除面としての床面の塵埃を空気とともに吸い込む長穴状の吸込口22が開口されている。この吸込口22は、ブラシケース21の前側に偏位して設けられている。また、この吸込口22の内部には、床面に入り込んだ塵埃を回転にて掻き出す図示しない回転清掃体が回転可能に取り付けられている。
【0016】
さらに、このブラシケース21の後部である幅細な基端部のケース部5側の両側面には、モータケース部4側を前側、ケース部5側を後側として掃除機本体2を床面に対して走行可能にする走行輪23がブラシケース21の幅方向に直交する前後方向に沿って回転可能にそれぞれ取り付けられている。これら走行輪23は、掃除機本体2と床ブラシ17との回動軸心に同軸状に設けられており、掃除機本体2の走行に従い床面と接触して回転する。
【0017】
さらに、床ブラシ17のブラシケース21の上部には、図3および図5に示すように、吸込口22に連通した可撓性を有する蛇腹状のホース部24が突設されている。このホース部24は、ブラシケース21の幅方向の一側部に偏位して設けられ、集塵カップ16の側部に気密な状態で着脱可能に連通接続されている。
【0018】
一方、ハンドル体18は、図1および図3に示すように、下端面に爪状のクランプ部25が移動可能に突出して設けられている。このクランプ部25は、ハンドル体18をケース部5に対して回動させて、このハンドル体18の下端面をケース部5の上端面に当接させた際に、このケース部5の上端面に設けられたクランプ受部26に係脱可能に係合して、ハンドル体18をケース部5の上端面に固定させる。
【0019】
さらに、ハンドル体18の側面部における前側の基端域には、ケース部5のクランプ受部26に対するクランプ部25による係合を解除させるクランプ操作ボタン27が突設されている。このクランプ操作ボタン27は、このクランプ操作ボタン27を押すことにより、クランプ部25の先端部に設けられた爪部28を移動させて、この爪部28によるクランプ受部26への係合を解除させて、ケース部5に対してハンドル体18を回動可能、すなわち折り曲げ可能にする。この結果、ハンドル体18は、ケース部5に対する回動により収納状態に可変可能となる。
【0020】
そして、ハンドル体18は、先端に向けて徐々に細くなる先細状に形成されており、このハンドル体18の先端部には、このハンドル体18の長手方向に対してこのハンドル体18の後方に向けて屈曲した長手方向を有する細長略棒状の手許操作部31が一体的に設けられている。この手許操作部31は、使用者が把持してハンドル体18を容易に操作できるような形状に形成されている。また、この手許操作部31は、ハンドル体18を掃除機本体2に対して回動させた際に、先端部が床面に接触し、掃除機本体2の転倒を防止する。さらに、この手許操作部31の基端域であるハンドル体18の側面部における前側には、電動送風機3の駆動をオンオフさせる操作スイッチ32が取り付けられている。
【0021】
また、軸支部19は、ケース部5の後部側に位置している。このため、ハンドル体18は、図1ないし図4に示すように、ケース部5の後部からケース部5の上部に亘って約180°、ケース部5に対して前後方向に回動可能となっている。
【0022】
さらに、軸支部19は、図1に示すように、外周面全体にギヤ溝33を備えた平歯車状に形成されている。このギヤ溝33は、ケース部5の内部に回転可能に軸支された回転伝達手段としてのギヤ部34に歯合されている。このギヤ部34は、複数、例えば平歯車である5つのギヤG1〜G5を有している。
【0023】
これら第1のギヤG1ないし第5のギヤG5は、軸支部19よりも小型に形成され、ケース部5の幅方向に沿って回転軸を有し、ケース部5の前後方向に沿って回転可能となっている。さらに、これら第1のギヤG1ないし第5のギヤG5は、上側から下側へと順次配設されている。
【0024】
第1のギヤG1は、上端部の後側が軸支部19のギヤ溝33に歯合し、下端部が第2のギヤG2の上端部に歯合している。また、第2のギヤG2は、上端部が第1のギヤG1の下部に歯合し、下端部が第3のギヤG3に歯合している。さらに、第3のギヤG3は、上端部が第2のギヤG2の下部に歯合し、下端部が第4のギヤG4に歯合している。またさらに、第4のギヤG4は、上端部が第3のギヤG3の下部に歯合し、下端部が第5のギヤG5に歯合している。これら第1のギヤG1ないし第4のギヤG4は、上下方向に沿って互いに略一直線上に配設されている。そして、第5のギヤG5は、第1のギヤG1ないし第4のギヤG4よりも若干前側であるケース部5内の前後方向の略中心域、かつ開口部15の上端部近傍に位置し、上端部が第4のギヤG4の下部に歯合している。
【0025】
ケース部5内の第5のギヤG5の前方には、伝達手段としてのラック35が上下方向に沿って移動可能に配設されている。このラック35は、上下方向に沿って略直線状に設けられており、上端部が第5のギヤG5近傍に位置し、下端部が開口部15の上下方向の略中心域に対向する位置まで延設されている。また、このラック35の後側面には、第5のギヤG5に歯合するラックギヤ溝36がラック35の幅方向に沿って、上下方向に互いに隣接して設けられている。このラックギヤ溝36は、ラック35の上端部からこのラック35の上下方向の略中心域よりも若干下側の位置に亘って連続して設けられている。そして、このラックギヤ溝36により、ラック35は、第5のギヤG5の回転に伴い上下方向に移動する。また、ラック35の前側の側部には、前側ギヤ溝37が設けられている。この前側ギヤ溝37は、例えば後側から前側に向けて下方向に傾斜している。さらに、この前側ギヤ溝37は、ラック35の下端部からラック35の上下方向の中心域よりも下方の位置に亘って連続して設けられている。
【0026】
そして、ケース部5内のラック35の前方の側部には、掃除手段45が設けられている。言い換えると、ラック35は、開口部15側から見て掃除手段45の側方に設けられている。この掃除手段45は、図1および図5に示すように、ラック35の前側ギヤ溝37に歯合する円盤状の回転体である回転ギヤ46と、この回転ギヤ46の前側面に設けられた掃除体としてのばね体である突起47とを備えている。
【0027】
回転ギヤ46は、掃除機本体2の前後方向に沿って回転軸46aを有し、この回転軸46aは、ケース部5内に回動可能に軸支されている。また、回転ギヤ46は、例えばはすば歯車であり、平面視で軸方向に対して傾斜したギヤ部46bを外周面に有している。このギヤ部46bは、ラック35の前側ギヤ溝37に歯合する。このため、回転ギヤ46は、ラック35の上下動に伴い、周方向に沿って回転する。さらに、回転ギヤ46は、全体が開口部15に対向し、この開口部15からケース部5の外部に露出している。
【0028】
またさらに、回転ギヤ46には、図5に示すように、回転軸46aの周囲に複数、例えば6つの貫通孔51が前後方向に貫通して設けられている。これら貫通孔51は、例えば回転ギヤ46の回転軸46aに向けて幅狭となる略扇形状に形成され、回転ギヤ46の周方向に略等角度の間隔で互いに離間されて設けられている。したがって、回転ギヤ46の各貫通孔51の間には、回転ギヤ46の径方向に沿って細長矩形状の複数、例えば6つのリブ52がそれぞれ設けられている。これらリブ52には、例えば回転ギヤ46の周方向に沿って一つ置き、すなわち3箇所に、突起47が複数、例えば2つずつ、計6つ設けられている。また、各貫通孔51には、塵埃を吸着した除去するメッシュフィルタ53が、これら貫通孔51全体を閉塞してそれぞれ取り付けられている。
【0029】
突起47は、回転ギヤ46の前方に水平に突出し、開口部15からケース部5の外部に突出している。これら突起47は、例えばコイルスプリングなどにて前後方向に付勢されており、集塵カップ16のプリーツフィルタ56のケース部5側の側面に浅く係合している。
【0030】
そして、集塵カップ16は、カップ本体55と、フィルタとしてのプリーツフィルタ56とを備えている。
【0031】
カップ本体55は、下方に向けて縮径された略有底円筒状に設けられ、後部が幅方向に直線状に設けられている。このカップ本体55の後部には、略矩形状のカップ開口部61が開口形成されている。このカップ開口部61は、集塵カップ16を掃除機本体2のケース部5に取り付けた状態で開口部15に気密な状態で連通する。また、カップ本体55の側部には、ホース部24の先端部が着脱可能に連通接続される穴部としてのカップ吸込口62が貫通して設けられている。さらに、カップ本体55の下側の側部には、図4に示すように、集塵カップ16を掃除機本体2に対して着脱可能にするカップボタン63が設けられている。
【0032】
プリーツフィルタ56は、電動送風機3の駆動により床ブラシ17の吸込口22から空気とともに吸い込まれた塵埃を空気から除去するもので、掃除機本体2の幅方向に沿って前後方向に交互に湾曲したいわゆるプリーツ状に設けられている。また、このプリーツフィルタ56は、カップ本体55のカップ開口部61全体を閉塞するようにこのカップ開口部61に着脱可能に取り付けられ、集塵カップ16を掃除機本体2に取り付けた状態でカップ開口部61から開口部15に臨む。
【0033】
そして、ケース部5の内部には、図1に示すように、開口部15に連通した風路部64が設けられている。この風路部64は、開口部15からケース部5の内部に上方に延設され、前側に屈曲して電動送風機3の下部であるこの電動送風機3の吸込側に連通している。このため、ホース部24、集塵カップ16、プリーツフィルタ56、メッシュフィルタ53、貫通孔51および風路部64により、吸込口22から電動送風機3の吸込側に至る吸込風路65が形成されている。
【0034】
さらに、ケース部5の内部の電動送風機3の後側には、電動送風機3の排気側に連通する図示しない排気風路が形成されている。この排気風路は、ケース部5の両側部に貫通して設けられた図3に示す排気孔67に連通し、電動送風機3を通過して排気風となった空気を排気孔67から掃除機本体2の外部に排気する。
【0035】
次に、上記一実施の形態の動作を説明する。
【0036】
まず、掃除機本体2のケース部5に対してハンドル体18が折り曲げられた図1および図3に示す収納状態から、図2および図4に示す使用状態にする場合には、ケース部5に対してハンドル体18を上方に向けて回動させて、このハンドル体18のクランプ部25をケース部5のクランプ受部26に係合させ、このハンドル体18をケース部5の上方に向けて突出させる。
【0037】
このとき、軸支部19の回動によりギヤ部34の第1のギヤG1、第2のギヤG2、第3のギヤG3、第4のギヤG4および第5のギヤG5が順次回動し、この第5のギヤG5の回動に伴って、図1に示すように、ラック35が上方向に移動する。
【0038】
そして、ラック35の前側ギヤ溝37に歯合した掃除手段45の回転ギヤ46が回動して、突起47がプリーツフィルタ56の後側面上を、このプリーツフィルタ56の湾曲に沿って前後に移動してこのプリーツフィルタ56を叩くことでプリーツフィルタ56が振動し、このプリーツフィルタ56に付着した塵埃が掃除されてカップ本体55内に集塵される。すなわち、プリーツフィルタ56が塵落としされる。
【0039】
次いで、掃除機本体2のモータケース部4のコード口11から突出したコード6のプラグ部8を引き、このモータケース部4内のコードリール部7を回転させ、このモータケース部4のコード口11からコード6を引き出した後、このコード6のプラグ部8を、掃除箇所に近接した壁面などに設けられたコンセント部に接続する。
【0040】
この状態で、ハンドル体18の手許操作部31を握り、このハンドル体18の操作スイッチ32を押して、モータケース部4内の電動送風機3を駆動させるとともに、床ブラシ17の回転清掃体を回転駆動させる。
【0041】
すると、この電動送風機3の駆動で、床ブラシ17の吸込口22から外部の空気が吸い込まれるとともに、この空気とともに塵埃が吸い込まれる。よって、この床ブラシ17の吸込口22を掃除面としての床面に設置し、ハンドル体18の手許操作部31を握って床ブラシ17を床面に沿って前後に移動させて、この床面を掃除する。
【0042】
床ブラシ17の吸込口22から塵埃とともに吸い込まれた空気は吸込風となり、この吸込風は、ホース部24を通過して集塵カップ16のカップ本体55内に吸い込まれる。
【0043】
さらに、カップ本体55内に吸い込まれた吸込風は、プリーツフィルタ56にて塵埃が吸着除去され、この分離された塵埃はカップ本体55内に集塵される。
【0044】
また、プリーツフィルタ56にて除去できなかった微細な塵埃すなわち細塵は、メッシュフィルタ53により吸着除去される。
【0045】
そして、吸込風は、貫通孔51および風路部64を通過して電動送風機3に吸い込まれて排気風となり、排気風路および排気孔67を通って掃除機本体2の外部へと排気される。
【0046】
この後、掃除が終了などして、集塵カップ16のカップ本体55内に集塵された塵埃をこのカップ本体55内から取り出す場合には、ハンドル体18の操作スイッチ32を押して、電動送風機3の駆動および床ブラシ17の回転清掃体の回転を適宜停止させた後、カップボタン63を押して集塵カップ16を掃除機本体2から取り外して、このカップ本体55のカップ開口部61を図示しない集塵箱などに向けてカップ本体55内に集塵された塵埃を取り出す。
【0047】
そして、集塵カップ16を掃除機本体2に取り付けて再度使用する。
【0048】
さらに、図2および図4に示す使用状態から、図1および図3に示す収納状態にする場合には、まず、掃除機本体2のモータケース部4のコード口11から引き出したコード6のプラグ部8をコンセント部から引き抜く。
【0049】
次いで、このモータケース部4のコード巻取ボタン12を押して、このモータケース部4のコードリール部7を回転させ、このコードリール部7にて引き出したコード6を巻き取る。
【0050】
この後、ハンドル体18のクランプ操作ボタン27を押して、このハンドル体18のクランプ部25の爪部28によるケース部5のクランプ受部26への係合を解除させた状態で、このハンドル体18をケース部5の後側に向けて回動させて折り曲げる。
【0051】
すると、掃除機本体2を収納状態から使用状態にした場合と反対に、軸支部19の回動によりギヤ部34の第1のギヤG1、第2のギヤG2、第3のギヤG3、第4のギヤG4および第5のギヤG5が順次回動し、この第5のギヤG5の回動に伴って、図2に示すように、ラック35が下方向に移動する。
【0052】
そして、ラック35の前側ギヤ溝37に歯合した掃除手段45の回転ギヤ46が回動して、突起47がプリーツフィルタ56の後側面上を、このプリーツフィルタ56の湾曲に沿って前後に移動してこのプリーツフィルタ56を叩くことでプリーツフィルタ56が振動し、このプリーツフィルタ56に付着した塵埃が掃除されてカップ本体55内に集塵される。
【0053】
すなわち、ハンドル体18の回動に連動して掃除手段45がプリーツフィルタ56に付着した塵埃を掃除し、プリーツフィルタ56の目詰まりなどを防止する。
【0054】
そして、操作者は、掃除機本体2の取手部13を把持して、この掃除機本体2を収容場所へと運んで収納する。
【0055】
上述したように、上記一実施の形態では、アップライト型の掃除機本体2に対するハンドル体18の回動に連動して掃除手段45がプリーツフィルタ56を掃除する構成とした。
【0056】
このため、一旦電動送風機を停止させ、集塵カップを掃除機本体から取り外して塵落としレバーを操作するなどしてプリーツフィルタを掃除しなければならない従来の場合と比較して、操作者が煩雑な動作などをすることなく、プリーツフィルタ56を容易かつ確実に掃除できる。
【0057】
特に、アップライト型の電気掃除機1では、重心が比較的高い位置にあるため、掃除終了時にそのままの状態で壁などに立てかけて収納すると、掃除機本体2と床ブラシ17とが互いに回動して倒れ易いので、一般にはハンドル体18を掃除機本体2に対して折り曲げた状態で収納する。このため、この収納時のハンドル体18を掃除機本体2に対して折り曲げる動作に連動して掃除手段45でプリーツフィルタ56を掃除することで、掃除終了時に収納動作をするだけでプリーツフィルタ56を容易かつ確実に掃除できる。
【0058】
しかも、電動送風機3の駆動を停止させた掃除終了直後にプリーツフィルタ56を掃除するため、電動送風機3の吸い込みによるプリーツフィルタ56への塵埃の付着力を低下させた状態でプリーツフィルタ56を掃除できるとともに、例えば掃除終了後に、ある程度時間が経過してからプリーツフィルタ56を掃除する場合のように塵埃がプリーツフィルタ56に付着したまま乾燥して落ちにくくなっていることなどもなく、プリーツフィルタ56の掃除効率をより向上できる。
【0059】
さらに、掃除終了時にプリーツフィルタ56を掃除するので、次回に掃除を開始するときには、プリーツフィルタ56の目詰まりを解消した状態で使用できる。
【0060】
そして、プリーツフィルタ56の目詰まりをハンドル体18の操作だけで解消するので、電動送風機3の吸込力の低減を防止でき、かつプリーツフィルタ56を取り外して洗うなどの手間を削減でき、操作者の手を汚すことなどをも防止できる。
【0061】
なお、上記一実施の形態において、掃除手段45の構成は、例えばプリーツフィルタ56の後側面に接触して回転するブラシなど、他の様々な構成が可能である。
【0062】
また、ギヤ部34は、ハンドル体18の回動を掃除手段45に伝達できれば、ギヤ比、ギヤの個数、配置など、他の様々な構成が可能である。
【0063】
さらに、ギヤ部34を用いてハンドル体18の回動をラック35および掃除手段45に伝達したが、例えば板ばね、あるいはばね鋼材などをハンドル体18とラック35との間に連結し、ハンドル体18の回動をこれら板ばね、あるいはばね鋼材などにてラック35および掃除手段45に伝達するなど、他の様々な構成が可能である。
【0064】
またさらに、フィルタとしては、プリーツフィルタ56のみでなく、例えば排気孔67に設けた図示しないフィルタなど、掃除機本体2の吸込風路65中に位置するフィルタであれば、どのフィルタにも対応させて用いることができる。
【0065】
そして、アップライト型の掃除機本体2は、上記一実施の形態では、電動送風機3を上に、集塵カップ16を下に配置したが、これとは逆に、電動送風機3を下に、集塵カップ16を上に配置したものでもよい。
【0066】
また、ハンドル体18は、掃除しないときに折り曲げて、掃除機本体2の転倒防止用として用いてもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、掃除機本体の上端部から上方に伸びるハンドル体をアップライト型の掃除機本体に対して回動させるだけで掃除手段にてフィルタを容易に掃除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の電気掃除機の一部の収納状態を示す縦断面図である。
【図2】同上電気掃除機の一部の使用状態を示す縦断面図である。
【図3】同上電気掃除機の収納状態を示す斜視図である。
【図4】同上電気掃除機の使用状態を示す斜視図である。
【図5】同上電気掃除機の一部を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機
2 掃除機本体
3 電動送風機
18 ハンドル体
45 掃除手段
56 フィルタとしてのプリーツフィルタ

Claims (1)

  1. 電動送風機を収容したアップライト型の掃除機本体と、
    この掃除機本体に設けられ、前記電動送風機の駆動により空気とともに吸い込まれる塵埃を空気から分離するフィルタと、
    前記掃除機本体に対して回動可能に設けられ、前記掃除機本体の上端部から上方に伸び、かつ前記掃除機本体に対する回動により収納状態に可変可能なハンドル体と、
    このハンドル体の前記掃除機本体に対する回動に連動して前記フィルタに付着した塵埃を掃除する掃除手段と
    を具備したことを特徴とした電気掃除機。
JP2003163196A 2003-06-09 2003-06-09 電気掃除機 Pending JP2004358117A (ja)

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