JP2004357960A - ロール紙供給装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を増やすことなくロール紙の高い搬送力を得ると共に、ロール紙のセッティングを簡易化し、さらに電源停止時にもロール紙を手動で容易に引き出す。
【解決手段】ロール紙2を回動自在に支持するホルダ体3と、一端4をロール紙2に接離する方向に回動自在に支持し他端5側がロール紙2に当接する蓋部6とを備えたロール紙供給装置1において、蓋部6には、ロール紙2を送り出す送りローラと、該送りローラを回転駆動する駆動部とを収納してなると共に、送りローラはロール紙2の回転中心より他端5側に配置されてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】ロール紙2を回動自在に支持するホルダ体3と、一端4をロール紙2に接離する方向に回動自在に支持し他端5側がロール紙2に当接する蓋部6とを備えたロール紙供給装置1において、蓋部6には、ロール紙2を送り出す送りローラと、該送りローラを回転駆動する駆動部とを収納してなると共に、送りローラはロール紙2の回転中心より他端5側に配置されてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール紙を回転させて供給するロール紙供給装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、トイレットペーパやキッチンペーパなどの薄紙を供給するのに適したロール紙供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のロール紙供給装置としては、トイレットペーパを保持する受け皿に駆動ローラを設けて、該ローラを回転させることによりトイレットペーパを回転させて外部に供給するものが開発されている(登録実用新案第3024537号公報参照)。
【0003】
また、その他のロール紙供給装置として、ロールから出たトイレットペーパを一対のローラにより挟み、該ローラ対を回転させることによりトイレットペーパを引き出して外部に供給するものが開発されている(特公平6−59268号公報参照)。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第3024537号
【0005】
【特許文献2】
特公平6−59268号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したローラを設けた受け皿にトイレットペーパを保持させるロール紙供給装置では、トイレットペーパの自重でローラに接触しているのでトイレットペーパは軽いことから接触圧が不十分で強い搬送力を得るのは困難である。また、使用によりトイレットペーパの重量が変化するので搬送力が著しく変化してしまう。特にトイレットペーパの残りが少なくなって軽くなるとローラは空転し易い。ローラの空転を防止するためトイレットペーパからローラに圧力を加えるように錘やばねを設けることが考えられるが、これでは部品点数が増加してしまう。
【0007】
また、ロールから出たトイレットペーパを一対のローラにより挟んで供給するロール紙供給装置では、一対のローラが必要なので部品点数が多い。しかも、トイレットペーパのセッティング時に先端をローラ対に入れなければならず操作性が良くない。自動でセッティングできる装置を設けると部品点数が増えてしまう。
【0008】
さらに、電池切れや停電などで電源が供給されなくなった場合に、手でトイレットペーパを引っ張るとローラ対を回転させなければならないので取り出すことが困難である。また、ロール紙はやぶれ易い。これを防止するためにローラ対にクラッチを設ける必要があるが、部品点数が多くなってしまい機構が複雑化してしまう。
【0009】
しかも、全体として大きいのでトイレなどに設置すると違和感を生じてしまいデザインが良くない。また、トイレットペーパの取り付け方法がロール紙供給装置を取り付ける前と変わってしまうので、慣れが必要である。
【0010】
そこで、本発明は、部品点数を増やすことなくロール紙の高い搬送力を得ると共に、ロール紙のセッティングを簡易化し、さらに電源停止時にもロール紙を手動で容易に引き出すことができるロール紙供給装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ロール紙を回動自在に支持するホルダ体と、一端をロール紙に接離する方向に回動自在に支持し他端側がロール紙に当接する蓋部とを備えたロール紙供給装置において、蓋部には、ロール紙を送り出す送りローラと、該送りローラを回転駆動する駆動部とを収納してなると共に、送りローラはロール紙の中心より他端側に配置されてなるようにしている。
【0012】
したがって、少なくともローラと駆動部とを備えた蓋部がロール紙に上側から接触してローラをロール紙に自重で適度な力で押圧するので、従来のようにロール紙の自重でローラに接触するより接触圧を高めることができる。このため、ローラの空転を防止してロール紙の搬送力を高めることができる。
【0013】
また、送りローラをロール紙の中心より他端側に配置しているので、ロール紙の残りが少なくなってもローラが常にロール紙に接触して適切なパッド圧を得ることができる。このため、ロール紙の量によらず、ロール紙の供給を確実にすることができる。
【0014】
さらに、手動式紙巻機の蓋部分を本ロール紙供給装置に取り替えるだけで良いので、ロール紙の設置方法は従来と何ら変わらず、操作性を維持することができる。しかも、既存の手動式紙巻機の蓋以外の部材をそのまま利用することができる。
【0015】
また、手動式紙巻機と比較しても蓋部分だけが大きくなるだけなので、シンプルなまとまったデザインにすることができる。
【0016】
そして、請求項2記載の発明は、請求項1記載のロール紙供給装置において、駆動部に電気を供給する電源を蓋部に収納して備えるようにしている。したがって、蓋部がより十分に重くなるので、ロール紙へのパッド圧を高めてロール紙の供給をより確実にできる。
【0017】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のロール紙供給装置において、駆動部は、モータと、該モータの回転トルクをローラに伝達する減速機構とを備えるようにしている。したがって、モータの回転が減速機構を経てローラを回転させる。
【0018】
さらに、減速機構を用いることで、モータの最大効率の回転数に合わせることができ、消費電流を抑え、電源(電池)の長寿命化が図れる。
【0019】
さらに、請求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれか記載のロール紙供給装置において、蓋部の他端には送り出されたロール紙を切断するカッタが設けらるようにしている。したがって、カッタを利用してロール紙を容易に切断することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1〜図6に本発明のロール紙供給装置1の実施の一形態を示す。このロール紙供給装置1は、ロール紙2を回動自在に支持するホルダ体3と、一端4をロール紙2に接離する方向に回動自在に支持し他端5側がロール紙2に当接する蓋部6とを備えたものである。そして、蓋部6には、ロール紙2を送り出す送りローラ7と、該送りローラ7を回転駆動する駆動部8とを収納してなると共に、送りローラ7はロール紙2の回転中心より他端5側に配置されてなる。
【0022】
本実施形態では、ロール紙2はトイレットペーパとしている。そして、蓋部6は現行の手動式紙巻機の蓋と交換可能な形状としている。ホルダ体3は現行の手動式紙巻機のものをそのまま利用する。
【0023】
送りローラ7は、実施例ではゴム製で、同軸上の2箇所に設けられている。送りローラ7の軸9は蓋部6のケーシングの溝10により回転可能に支持されている。図6に示すように、送りローラ7の設置位置は、蓋部6の回転中心11からロール紙2の最小径の上端部(AA点)までより遠く、かつ蓋部6の回転中心からロール紙2の最小径の他端5側端部(BB点)までより近い範囲Xにしている。これにより、ロール紙2の量によらず常に送りローラ7がロール紙2に接触することができる。しかも、均等な圧力で接触するので搬送力を一定にすることができる。
【0024】
なお、送りローラ7は、ゴム製に限定されるものではなく、例えば、セラミックローラ、凹凸付き金属ローラ等を用いても良く、ロール紙2を確実に送り出すことができればよい。
【0025】
蓋部6には、駆動部8に電気を供給する電源12が収納して備えられている。本実施形態では電源12として乾電池を使用している。よって、蓋部6が十分に重くなるので、ロール紙2へのパッド圧を高めてロール紙2の供給をより確実にできる。蓋部6には、電源12を収容するための電池ボックス30が形成されている。
【0026】
駆動部8は、モータ13と、該モータ13の回転トルクを送りローラ7に伝達する減速機構14とを備えるようにしている。減速機構14としては多段の減速ギアを使用している。この減速機構14は、モータ13のピニオン15と送りローラ7に設けられたピニオン16とをギア列により連結している。図中、符号20はギア列を抑えるための地板である。
【0027】
このギア列の中には、図4に示すようにワンウェイクラッチ17を用いている。このワンウェイクラッチ17は、モータ13の駆動を送りローラ7に伝達する一方、モータ13の停止時にロール紙2を手動で引っ張って送りローラ7を回転させたときには切れるものとしている。これにより、電源を入れてないときでも手動でロール紙2を容易に引き出すことができる。
【0028】
また、図3に示すように、減速機構14のギア列は横方向に並べて配置している。これにより、蓋部6が高くなってしまうことを防止できる。
【0029】
さらに、蓋部6の他端5には、送り出されたロール紙2を切断するためのカッタ18が設けられている。このカッタ18はゴム製としている。
【0030】
また、蓋部6には駆動部8を制御する制御部19が収容されている。制御部19は、図5に示すように第1スイッチ21と、第2スイッチ22と、各スイッチ21,22の動作時間を制限するタイマ23,24と、両スイッチ21,22がオンしたときに動作するANDゲート25と、タイマ23,24またはANDゲート25からの出力信号に基づいてモータ13を制御する制御回路26と、電源12からの電圧を制御する定電圧回路27とを備えている。そして、第1スイッチ21のみがオンしたときはロール紙2を長く送り出し、第2スイッチ22のみがオンしたときはロール紙2を短く送り出し、両スイッチ21,22がオンしたときはロール紙2を連続的に送り出すように設定している。
【0031】
さらに、蓋部6には、図3に示すように第1の静電気除去用部材28と第2の静電気除去用部材29とが設けられている。第1の静電気除去用部材28は操作者による静電気の帯電が制御回路に悪影響を与えるのを、または帯電を回路のGNDへ逃がすのを防止するもので、第1スイッチ21および第2スイッチ22の側部に設けられた線ばねから成る。第2の静電気除去用部材29はロール紙2から発生する静電気の帯電が制御回路に悪影響を与えるのを、または帯電を回路のGNDへ逃がすのを防止するもので、蓋部6の下部からロール紙2に向けて設けられた線ばねから成る。これらの静電気除去用部材28,29は制御部19のGNDに接地されている。これらの静電気除去用部材28,29は操作者やロール紙2からの静電気の避雷針として作用するので、制御回路26の誤動作を防止することができる。
【0032】
上述したロール紙供給装置1の動作の一例を説明する。
【0033】
ホルダ体3にロール紙2をセットして、蓋部6をロール紙2に乗せる。ここで、ホルダ体3は従来の手動式ものをそのまま利用できるので、従来からの操作性をそのまま維持することができる。
【0034】
第1スイッチ21と第2スイッチ22の一方をオンする。これにより、タイマ23,24が作動して所定時間だけモータ13が駆動される。あるいは両スイッチ21,22を同時にオンすることにより押してる間だけモータ13が駆動される。モータ13の回転は減速機構14を介して送りローラ7に伝達される。送りローラ7には蓋部6の自重が与えられているので、その圧力でロール紙2を滑り無く回転させて搬送する。
【0035】
タイマ23,24が終了するとモータ13が停止しロール紙2の供給が止まる。使用者は送り出されたロール紙2を持ってカッタ18で切断する。このとき、蓋部6に十分な重量があるので、蓋部6を手で抑えなくてもロール紙2を切断することができる。
【0036】
モータ13の停止時にロール紙2を下方に手で引っ張ると、送りローラ7が回転して減速機構14が作動される。そして、ワンウェイクラッチ17が空回りしてギア列からモータ13が切り離されるので、ロール紙2を軽い力で引き出すことができる。
【0037】
本実施形態によれば、静電気除去用部材28,29を設けているので、制御回路26の誤動作を防止することができる。よって、耐静電気用のシールドが不要になると共に、制御部19での耐静電気用の配慮が不要になる。このため、装置1の複雑化を最低限に抑えることができる。
【0038】
また、2つのスイッチ21,22により3種類の動作を行うことができるので、スイッチの増加を抑えてコスト増を最低限にすることができる。しかも、スイッチが少ない分だけスイッチ21,22のサイズを大きくできるので、操作性が向上する。
【0039】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では電源12を蓋部6に収容しているが、これには限られず外部電源を使用しても良い。例えば外部電池ボックスやAC電源を使用することができる。特にAC電源を使用することにより、電池切れの心配を無くすことができる。また、制御部19についても、蓋部6に収容することには限られず外部に設けても良い。例えば、便座の側部に制御部19を設けて、スイッチ操作を便座横で行うようにしても良い。
【0040】
また、本実施形態では減速機構14としてギア列を使用しているが、これには限られずプーリとベルトなどの他の減速する機構を使用しても良い。さらに、本実施形態ではワンウェイクラッチ17を設けているが、これには限られず設けなくても良い。この場合、ロール紙2を手動で引き出す場合は蓋部6を持ち上げれば容易に引き出すことができる。
【0041】
さらに、本実施形態では蓋部6の自重のみでロール紙2に適度な圧力を掛けているが、市販の多くのロール紙、即ち、巻き締まり状態が異なるものに対応するためにパッド圧が不足している時には錘を設けたり、あるいはばね力を付勢するようにしても良い。そして、本実施形態ではゴム製のカッタ18を設けているが、これには限られず金属製などの他の材質製としたり、あるいは無くても良い。
【0042】
そして、本実施形態ではロール紙2としてトイレットペーパを使用しているが、これには限られずキッチンペーパなど各種ロール紙2に使用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のロール紙供給装置によれば、少なくともローラと駆動部とを備えた蓋部がロール紙に上側から接触してローラをロール紙に自重で押圧するので、従来のようにロール紙の自重でローラに接触するより接触圧を高めることができる。このため、ローラの空転を防止してロール紙の搬送力を高めることができる。
【0044】
また、送りローラをロール紙の回転中心より他端側に配置しているので、ロール紙の残りが少なくなってもローラが常にロール紙に接触して適切なパッド圧を得ることができる。このため、ロール紙の量によらず、ロール紙の供給を確実にすることができる。
【0045】
さらに、手動式紙巻機の蓋部分を本ロール紙供給装置に取り替えるだけで良いので、ロール紙の設置方法は従来と何ら変わらず、操作性を維持することができる。しかも、既存の手動式紙巻機の蓋以外の部材をそのまま利用することができる。よって、従来慣れ親しんだ手動式紙巻機と違和感の少ないデザインにすることができる。
【0046】
また、手動式紙巻機と比較しても蓋部分だけが大きくなるだけなので、シンプルなまとまったデザインにすることができる。このため、例えばトイレで使用する場合は狭い空間に対して違和感を小さくすることができる。
【0047】
そして、請求項2記載のロール紙供給装置によれば、蓋部が十分に重くなるので、ロール紙へのパッド圧を高めてロール紙の供給をより確実にできる。
【0048】
また、請求項3記載のロール紙供給装置によれば、モータの回転が減速機構を経てローラを回転させる。
【0049】
さらに、請求項4記載のロール紙供給装置によれば、カッタを利用してロール紙を容易に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール紙供給装置を示す斜視図である。
【図2】ロール紙供給装置を示す側面図である。
【図3】蓋部を示す分解斜視図である。
【図4】蓋部の主要部を示す分解斜視図である。
【図5】制御部を示すブロック図である。
【図6】送りローラとロール紙との位置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ロール紙供給装置
2 ロール紙
3 ホルダ体
4 一端
5 他端
6 蓋部
7 ローラ
8 駆動部
12 電源
13 モータ
14 減速機構
18 カッタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール紙を回転させて供給するロール紙供給装置に関する。さらに詳述すると、本発明は、トイレットペーパやキッチンペーパなどの薄紙を供給するのに適したロール紙供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のロール紙供給装置としては、トイレットペーパを保持する受け皿に駆動ローラを設けて、該ローラを回転させることによりトイレットペーパを回転させて外部に供給するものが開発されている(登録実用新案第3024537号公報参照)。
【0003】
また、その他のロール紙供給装置として、ロールから出たトイレットペーパを一対のローラにより挟み、該ローラ対を回転させることによりトイレットペーパを引き出して外部に供給するものが開発されている(特公平6−59268号公報参照)。
【0004】
【特許文献1】
登録実用新案第3024537号
【0005】
【特許文献2】
特公平6−59268号
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したローラを設けた受け皿にトイレットペーパを保持させるロール紙供給装置では、トイレットペーパの自重でローラに接触しているのでトイレットペーパは軽いことから接触圧が不十分で強い搬送力を得るのは困難である。また、使用によりトイレットペーパの重量が変化するので搬送力が著しく変化してしまう。特にトイレットペーパの残りが少なくなって軽くなるとローラは空転し易い。ローラの空転を防止するためトイレットペーパからローラに圧力を加えるように錘やばねを設けることが考えられるが、これでは部品点数が増加してしまう。
【0007】
また、ロールから出たトイレットペーパを一対のローラにより挟んで供給するロール紙供給装置では、一対のローラが必要なので部品点数が多い。しかも、トイレットペーパのセッティング時に先端をローラ対に入れなければならず操作性が良くない。自動でセッティングできる装置を設けると部品点数が増えてしまう。
【0008】
さらに、電池切れや停電などで電源が供給されなくなった場合に、手でトイレットペーパを引っ張るとローラ対を回転させなければならないので取り出すことが困難である。また、ロール紙はやぶれ易い。これを防止するためにローラ対にクラッチを設ける必要があるが、部品点数が多くなってしまい機構が複雑化してしまう。
【0009】
しかも、全体として大きいのでトイレなどに設置すると違和感を生じてしまいデザインが良くない。また、トイレットペーパの取り付け方法がロール紙供給装置を取り付ける前と変わってしまうので、慣れが必要である。
【0010】
そこで、本発明は、部品点数を増やすことなくロール紙の高い搬送力を得ると共に、ロール紙のセッティングを簡易化し、さらに電源停止時にもロール紙を手動で容易に引き出すことができるロール紙供給装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、ロール紙を回動自在に支持するホルダ体と、一端をロール紙に接離する方向に回動自在に支持し他端側がロール紙に当接する蓋部とを備えたロール紙供給装置において、蓋部には、ロール紙を送り出す送りローラと、該送りローラを回転駆動する駆動部とを収納してなると共に、送りローラはロール紙の中心より他端側に配置されてなるようにしている。
【0012】
したがって、少なくともローラと駆動部とを備えた蓋部がロール紙に上側から接触してローラをロール紙に自重で適度な力で押圧するので、従来のようにロール紙の自重でローラに接触するより接触圧を高めることができる。このため、ローラの空転を防止してロール紙の搬送力を高めることができる。
【0013】
また、送りローラをロール紙の中心より他端側に配置しているので、ロール紙の残りが少なくなってもローラが常にロール紙に接触して適切なパッド圧を得ることができる。このため、ロール紙の量によらず、ロール紙の供給を確実にすることができる。
【0014】
さらに、手動式紙巻機の蓋部分を本ロール紙供給装置に取り替えるだけで良いので、ロール紙の設置方法は従来と何ら変わらず、操作性を維持することができる。しかも、既存の手動式紙巻機の蓋以外の部材をそのまま利用することができる。
【0015】
また、手動式紙巻機と比較しても蓋部分だけが大きくなるだけなので、シンプルなまとまったデザインにすることができる。
【0016】
そして、請求項2記載の発明は、請求項1記載のロール紙供給装置において、駆動部に電気を供給する電源を蓋部に収納して備えるようにしている。したがって、蓋部がより十分に重くなるので、ロール紙へのパッド圧を高めてロール紙の供給をより確実にできる。
【0017】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のロール紙供給装置において、駆動部は、モータと、該モータの回転トルクをローラに伝達する減速機構とを備えるようにしている。したがって、モータの回転が減速機構を経てローラを回転させる。
【0018】
さらに、減速機構を用いることで、モータの最大効率の回転数に合わせることができ、消費電流を抑え、電源(電池)の長寿命化が図れる。
【0019】
さらに、請求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれか記載のロール紙供給装置において、蓋部の他端には送り出されたロール紙を切断するカッタが設けらるようにしている。したがって、カッタを利用してロール紙を容易に切断することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1〜図6に本発明のロール紙供給装置1の実施の一形態を示す。このロール紙供給装置1は、ロール紙2を回動自在に支持するホルダ体3と、一端4をロール紙2に接離する方向に回動自在に支持し他端5側がロール紙2に当接する蓋部6とを備えたものである。そして、蓋部6には、ロール紙2を送り出す送りローラ7と、該送りローラ7を回転駆動する駆動部8とを収納してなると共に、送りローラ7はロール紙2の回転中心より他端5側に配置されてなる。
【0022】
本実施形態では、ロール紙2はトイレットペーパとしている。そして、蓋部6は現行の手動式紙巻機の蓋と交換可能な形状としている。ホルダ体3は現行の手動式紙巻機のものをそのまま利用する。
【0023】
送りローラ7は、実施例ではゴム製で、同軸上の2箇所に設けられている。送りローラ7の軸9は蓋部6のケーシングの溝10により回転可能に支持されている。図6に示すように、送りローラ7の設置位置は、蓋部6の回転中心11からロール紙2の最小径の上端部(AA点)までより遠く、かつ蓋部6の回転中心からロール紙2の最小径の他端5側端部(BB点)までより近い範囲Xにしている。これにより、ロール紙2の量によらず常に送りローラ7がロール紙2に接触することができる。しかも、均等な圧力で接触するので搬送力を一定にすることができる。
【0024】
なお、送りローラ7は、ゴム製に限定されるものではなく、例えば、セラミックローラ、凹凸付き金属ローラ等を用いても良く、ロール紙2を確実に送り出すことができればよい。
【0025】
蓋部6には、駆動部8に電気を供給する電源12が収納して備えられている。本実施形態では電源12として乾電池を使用している。よって、蓋部6が十分に重くなるので、ロール紙2へのパッド圧を高めてロール紙2の供給をより確実にできる。蓋部6には、電源12を収容するための電池ボックス30が形成されている。
【0026】
駆動部8は、モータ13と、該モータ13の回転トルクを送りローラ7に伝達する減速機構14とを備えるようにしている。減速機構14としては多段の減速ギアを使用している。この減速機構14は、モータ13のピニオン15と送りローラ7に設けられたピニオン16とをギア列により連結している。図中、符号20はギア列を抑えるための地板である。
【0027】
このギア列の中には、図4に示すようにワンウェイクラッチ17を用いている。このワンウェイクラッチ17は、モータ13の駆動を送りローラ7に伝達する一方、モータ13の停止時にロール紙2を手動で引っ張って送りローラ7を回転させたときには切れるものとしている。これにより、電源を入れてないときでも手動でロール紙2を容易に引き出すことができる。
【0028】
また、図3に示すように、減速機構14のギア列は横方向に並べて配置している。これにより、蓋部6が高くなってしまうことを防止できる。
【0029】
さらに、蓋部6の他端5には、送り出されたロール紙2を切断するためのカッタ18が設けられている。このカッタ18はゴム製としている。
【0030】
また、蓋部6には駆動部8を制御する制御部19が収容されている。制御部19は、図5に示すように第1スイッチ21と、第2スイッチ22と、各スイッチ21,22の動作時間を制限するタイマ23,24と、両スイッチ21,22がオンしたときに動作するANDゲート25と、タイマ23,24またはANDゲート25からの出力信号に基づいてモータ13を制御する制御回路26と、電源12からの電圧を制御する定電圧回路27とを備えている。そして、第1スイッチ21のみがオンしたときはロール紙2を長く送り出し、第2スイッチ22のみがオンしたときはロール紙2を短く送り出し、両スイッチ21,22がオンしたときはロール紙2を連続的に送り出すように設定している。
【0031】
さらに、蓋部6には、図3に示すように第1の静電気除去用部材28と第2の静電気除去用部材29とが設けられている。第1の静電気除去用部材28は操作者による静電気の帯電が制御回路に悪影響を与えるのを、または帯電を回路のGNDへ逃がすのを防止するもので、第1スイッチ21および第2スイッチ22の側部に設けられた線ばねから成る。第2の静電気除去用部材29はロール紙2から発生する静電気の帯電が制御回路に悪影響を与えるのを、または帯電を回路のGNDへ逃がすのを防止するもので、蓋部6の下部からロール紙2に向けて設けられた線ばねから成る。これらの静電気除去用部材28,29は制御部19のGNDに接地されている。これらの静電気除去用部材28,29は操作者やロール紙2からの静電気の避雷針として作用するので、制御回路26の誤動作を防止することができる。
【0032】
上述したロール紙供給装置1の動作の一例を説明する。
【0033】
ホルダ体3にロール紙2をセットして、蓋部6をロール紙2に乗せる。ここで、ホルダ体3は従来の手動式ものをそのまま利用できるので、従来からの操作性をそのまま維持することができる。
【0034】
第1スイッチ21と第2スイッチ22の一方をオンする。これにより、タイマ23,24が作動して所定時間だけモータ13が駆動される。あるいは両スイッチ21,22を同時にオンすることにより押してる間だけモータ13が駆動される。モータ13の回転は減速機構14を介して送りローラ7に伝達される。送りローラ7には蓋部6の自重が与えられているので、その圧力でロール紙2を滑り無く回転させて搬送する。
【0035】
タイマ23,24が終了するとモータ13が停止しロール紙2の供給が止まる。使用者は送り出されたロール紙2を持ってカッタ18で切断する。このとき、蓋部6に十分な重量があるので、蓋部6を手で抑えなくてもロール紙2を切断することができる。
【0036】
モータ13の停止時にロール紙2を下方に手で引っ張ると、送りローラ7が回転して減速機構14が作動される。そして、ワンウェイクラッチ17が空回りしてギア列からモータ13が切り離されるので、ロール紙2を軽い力で引き出すことができる。
【0037】
本実施形態によれば、静電気除去用部材28,29を設けているので、制御回路26の誤動作を防止することができる。よって、耐静電気用のシールドが不要になると共に、制御部19での耐静電気用の配慮が不要になる。このため、装置1の複雑化を最低限に抑えることができる。
【0038】
また、2つのスイッチ21,22により3種類の動作を行うことができるので、スイッチの増加を抑えてコスト増を最低限にすることができる。しかも、スイッチが少ない分だけスイッチ21,22のサイズを大きくできるので、操作性が向上する。
【0039】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば本実施形態では電源12を蓋部6に収容しているが、これには限られず外部電源を使用しても良い。例えば外部電池ボックスやAC電源を使用することができる。特にAC電源を使用することにより、電池切れの心配を無くすことができる。また、制御部19についても、蓋部6に収容することには限られず外部に設けても良い。例えば、便座の側部に制御部19を設けて、スイッチ操作を便座横で行うようにしても良い。
【0040】
また、本実施形態では減速機構14としてギア列を使用しているが、これには限られずプーリとベルトなどの他の減速する機構を使用しても良い。さらに、本実施形態ではワンウェイクラッチ17を設けているが、これには限られず設けなくても良い。この場合、ロール紙2を手動で引き出す場合は蓋部6を持ち上げれば容易に引き出すことができる。
【0041】
さらに、本実施形態では蓋部6の自重のみでロール紙2に適度な圧力を掛けているが、市販の多くのロール紙、即ち、巻き締まり状態が異なるものに対応するためにパッド圧が不足している時には錘を設けたり、あるいはばね力を付勢するようにしても良い。そして、本実施形態ではゴム製のカッタ18を設けているが、これには限られず金属製などの他の材質製としたり、あるいは無くても良い。
【0042】
そして、本実施形態ではロール紙2としてトイレットペーパを使用しているが、これには限られずキッチンペーパなど各種ロール紙2に使用することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のロール紙供給装置によれば、少なくともローラと駆動部とを備えた蓋部がロール紙に上側から接触してローラをロール紙に自重で押圧するので、従来のようにロール紙の自重でローラに接触するより接触圧を高めることができる。このため、ローラの空転を防止してロール紙の搬送力を高めることができる。
【0044】
また、送りローラをロール紙の回転中心より他端側に配置しているので、ロール紙の残りが少なくなってもローラが常にロール紙に接触して適切なパッド圧を得ることができる。このため、ロール紙の量によらず、ロール紙の供給を確実にすることができる。
【0045】
さらに、手動式紙巻機の蓋部分を本ロール紙供給装置に取り替えるだけで良いので、ロール紙の設置方法は従来と何ら変わらず、操作性を維持することができる。しかも、既存の手動式紙巻機の蓋以外の部材をそのまま利用することができる。よって、従来慣れ親しんだ手動式紙巻機と違和感の少ないデザインにすることができる。
【0046】
また、手動式紙巻機と比較しても蓋部分だけが大きくなるだけなので、シンプルなまとまったデザインにすることができる。このため、例えばトイレで使用する場合は狭い空間に対して違和感を小さくすることができる。
【0047】
そして、請求項2記載のロール紙供給装置によれば、蓋部が十分に重くなるので、ロール紙へのパッド圧を高めてロール紙の供給をより確実にできる。
【0048】
また、請求項3記載のロール紙供給装置によれば、モータの回転が減速機構を経てローラを回転させる。
【0049】
さらに、請求項4記載のロール紙供給装置によれば、カッタを利用してロール紙を容易に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール紙供給装置を示す斜視図である。
【図2】ロール紙供給装置を示す側面図である。
【図3】蓋部を示す分解斜視図である。
【図4】蓋部の主要部を示す分解斜視図である。
【図5】制御部を示すブロック図である。
【図6】送りローラとロール紙との位置関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ロール紙供給装置
2 ロール紙
3 ホルダ体
4 一端
5 他端
6 蓋部
7 ローラ
8 駆動部
12 電源
13 モータ
14 減速機構
18 カッタ
Claims (4)
- ロール紙を回動自在に支持するホルダ体と、一端を前記ロール紙に接離する方向に回動自在に支持し他端側が前記ロール紙に当接する蓋部とを備えたロール紙供給装置において、前記蓋部には、前記ロール紙を送り出す送りローラと、該送りローラを回転駆動する駆動部とを収納してなると共に、前記送りローラは前記ロール紙の中心より前記他端側に配置されてなることを特徴とするロール紙供給装置。
- 前記駆動部に電気を供給する電源を前記蓋部に収納して備えることを特徴とする請求項1記載のロール紙供給装置。
- 前記駆動部は、モータと、該モータの回転トルクを前記ローラに伝達する減速機構とを備えることを特徴とする請求項1または2記載のロール紙供給装置。
- 前記蓋部の他端には送り出された前記ロール紙を切断するカッタが設けられていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか記載のロール紙供給装置。
Priority Applications (3)
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2003
- 2003-06-05 JP JP2003160334A patent/JP2004357960A/ja active Pending
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A621 | Written request for application examination |
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