JP2004357166A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004357166A JP2004357166A JP2003154946A JP2003154946A JP2004357166A JP 2004357166 A JP2004357166 A JP 2004357166A JP 2003154946 A JP2003154946 A JP 2003154946A JP 2003154946 A JP2003154946 A JP 2003154946A JP 2004357166 A JP2004357166 A JP 2004357166A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- information
- recording
- clock
- synchronization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Studio Devices (AREA)
- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
Abstract
【課題】撮影画像データの記録時刻の精度向上デジカメの画像に限定せず、PC等の電子データ一般にも適用可能。
【解決手段】時刻標準情報を随時参照可能ではあるが、常時参照は不可能な携帯情報端末、ディジタルカメラなどの携帯情報記録機器において記録された情報ファイルのタイムスタンプ(記録時間情報)に関しあらかじめ2回以上時刻標準情報と同期を行い内蔵時計の誤差予測が可能な場合は、その予測された誤差を修正したタイムスタンプを記録情報に付加する。▲2▼上記情報記録の後で3たび時刻標準にアクセスし内臓時計との同期を行った場合はそのとき算出された誤差を上記記録情報のタイムスタンプとして上記で予測記録されたタイムスタンプを置き換えるかまたはそのままかを選択する。
【選択図】 図1
【解決手段】時刻標準情報を随時参照可能ではあるが、常時参照は不可能な携帯情報端末、ディジタルカメラなどの携帯情報記録機器において記録された情報ファイルのタイムスタンプ(記録時間情報)に関しあらかじめ2回以上時刻標準情報と同期を行い内蔵時計の誤差予測が可能な場合は、その予測された誤差を修正したタイムスタンプを記録情報に付加する。▲2▼上記情報記録の後で3たび時刻標準にアクセスし内臓時計との同期を行った場合はそのとき算出された誤差を上記記録情報のタイムスタンプとして上記で予測記録されたタイムスタンプを置き換えるかまたはそのままかを選択する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像とそれを撮像した時刻を記録する撮像装置の記録時刻、および一般的な携帯コンピュータでの電子データの記録時に同時に記録される時刻の精度向上に関するものである
【0002】
【従来の技術】
図11は従来例であって、カメラ4で記録された画像は、内蔵時計7を使用して撮像時の時刻が、画像データと同時に記憶手段5に記録される。その時刻情報は画像データと同一のファイルになるのでPC、あるいは撮像装置本体のディスプレイなどを介し任意に読み出しあるいは表示することが可能である。
【0003】
一方で、外部の標準時刻情報は、インターネット上のタイムサーバー1、あるいはそれと接続され、内蔵時計の時刻を同期するようにプログラムされたパーソナルコンピュータ(以下PC)等より容易にアクセスすることができ、上述の撮像装置の内蔵時計の時刻情報をこれらの標準時刻情報に、無線あるいは有線接続、インターネット等のネットワーク3によりアクセスし同期(校正)させることは一般的に行われつつある。
【0004】
また、上記は撮像装置の例をあげたが、コンピュータ等の電子データを扱う機器において、内蔵時計を持ち、電子データの記録時の時刻を記録する場合も同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述従来例においては、撮像装置2は通常携帯されて使用されるものであるから、標準時刻情報へのアクセス、時刻同期は常時行われているものではなく、一方で撮像装置2で記録された画像に含まれるその画像記録時の時刻情報はその撮像装置2の内蔵時計7の示すものであり、もし撮像装置2の内蔵時計7が不正確な場合は標準時刻情報源1との時刻同期時の表示時刻は正確であっても、それ以後の時間の経過に従い、次第にずれてしまい、撮影画像と共に記録される時刻情報も不正確になってしまう問題があった。
【0006】
本発明は上述した従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、撮像装置2の内蔵時計7の精度が不正確な場合においても、撮像した画像に記録された撮像時刻の情報と真撮像時刻との差をできる限り最小限度にとどめることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明においては、
▲1▼あらかじめ撮像装置が時刻標準情報源に複数回アクセスし、その都度内蔵時計の時刻合わせを行い、その複数回の時刻合わせ間の時間経過での内蔵時計の単位時間あたりの誤差を算出し、その数値を、一番最近に該時刻合わせを行った時点からこれから記録する撮影画像の記録時刻までの時間経過に当てはめ、その撮影画像の記録時刻情報を修正する。
【0008】
すなわち以前の単位時間あたりの内蔵時計の誤差を元に、撮影時点までの誤差を予測、その記録画像の記録時刻情報を修正する。
【0009】
▲2▼あらかじめ撮像装置が時刻標準情報源にアクセスし、その内蔵時計の時刻合わせを行い、撮影を行った後、再び時刻標準情報にアクセスし、該撮像装置の内蔵時計の時刻とを比較して単位時間あたりの誤差を算出する。
【0010】
そしてその誤差を基に撮影画像の記録時刻情報をさかのぼって修正する。
【0011】
▲3▼上記の▲1▼、▲2▼を合わせて行う。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図を用いて説明する。
【0013】
まず、図1は本発明の考え方の説明図であって、横軸に時間(月日)の経過を左から右にとり、縦軸は標準時刻を中心線としてそれに対する遅れを上方向、進みを下方向に取って表現したものである。
【0014】
時間経過に従って説明すると一番左から、まず標準時刻と撮像装置内蔵時計との同期を1月1日日本標準時12時ちょうどに行ったとすると、当然この時点では撮像装置内蔵時計は標準時刻と同期しているが、時間の経過に従い、再度標準時刻と時刻同期行う間に撮像をした画像の、記録時刻として記録される時刻情報は、撮像装置内蔵時計の情報から作成されるため当然日本標準時とは異なった値となってしまう。
【0015】
次に時間が経過し、10日後の1月11日12時ちょうどに再び標準時刻との時刻合わせを行った場合、誤差として10秒進んでいたとする。
【0016】
ここで本発明は、2回目の時刻同期を行った時点で、標準時間とのずれから、撮像装置内蔵時計の、あらかじめ用意した計算式により単位時間あたりのずれを算出、記憶しておく。
【0017】
この例では、2回の時刻同期の間でのずれから、単純な比例計算により1日あたりの誤差を算出すると、
一日あたりの誤差
=2回目に時刻同期を行った時点での標準時刻とのずれ/時刻同期1回目から2回目までの経過日数
となる。
【0018】
次に時間が経過し、更に10日後の1月21日12時(標準時)に画像の撮影を行ったとすると、この時に画像のデータに記録される時刻情報としては、内蔵時計からの情報としては上記標準時にある誤差が入ったものになるが、ここですでに前2回の標準時刻との同期において内蔵時計の単位あたりの誤差が記憶されていることから、それを使用してこの内蔵時計からの時刻情報を補正して画像データの時刻情報(タイムスタンプ)として記録する。
【0019】
すなわちこの撮影を行った画像ファイルのタイムスタンプとしては
補正された時刻情報
=内蔵時計の時刻情報+(前回時刻同期時からの経過時間*あらかじめ算出した単位時間あたりの誤差)
が使用される。
【0020】
これにより撮像時の記録時刻は、その時点での日本標準時刻に近いものとなる。
【0021】
ところで上記操作は、内蔵時計の将来の時刻のずれをあらかじめ測定した過去のずれから算出予測して補正している。これだけでもなにも行わない場合より遙かに正確な撮影時間の取得が可能である。
【0022】
そしてこの後、この撮影画像ファイルを他の記録メディアあるいはPC等に移動させた場合などにはこれ以上の補正は不可能であり、補正はこれで完結する。
【0023】
しかしながら、この撮影記録の後で時刻標準の情報と同期がとれる場合すなわち図1において1月31日12時に三度目の時刻同期を行ったとする。
【0024】
この時点では以前の2回の時刻同期間の内蔵時計の誤差から予測した誤差が20秒進み、と計算されるが実際は30秒進み、だとする。
【0025】
そこでこの3回目の時刻同期と撮影前の前回すなわち2回目の時刻同期との間で誤差をもとに撮影記録時の誤差を計算した方が、この場合は撮影時点での記録時間としてはより真の時刻に近いものが得られる可能性が高い。
【0026】
なお、この修正誤差の算出は、図1の例で示した単純な時間比例以外に、撮像装置内蔵時計の誤差要因すなわち、温度、電源電圧など変化と、それに対するあらかじめわかっている内蔵時計固有のパラメータを用いて行えば、より精度の高い記録時刻に修正することが可能であり、また言い換えればそのときの前述の撮像装置の使用環境により大幅に変化するものであり、詰まるところ、誤差修正の対象とする撮影の時刻に、その前であれ、後ろであれ、一番時間的に近い時刻同期とその二番目に時間的に近い時刻同期時の誤差データを使用して補正することが、撮影記録画像の記録時刻を一番真の時刻に近く補正できうる。
【0027】
(第一の実施形態)
図2は上述した原理説明を具現化する本発明の一実施例で、1は外部の標準時刻情報源であり、これは具体的にはインターネット上のタイムサーバー、各国から発信されている標準電波の受信装置、放送時報の受信装置などである。一方で2は本発明の撮像装置であって、以下により構成される。
【0028】
4は画像の撮像手段であるところのカメラ、7は内蔵時計(リアルタイムクロックまたはRTCと略する)、5はそのカメラ4で撮像した画像と内蔵時計7の時刻を記録時刻として記録する記憶手段、6はマイクロプロセッサであって、時刻同期、画像記録時刻修正情報算出、および修正、システム全体の制御を行う。
【0029】
そして3のネットワーク手段により、1標準時刻情報源と、この2撮像装置は6マイクロプロセッサにより通信を行い標準時刻情報を入手する。
【0030】
次に、上述の構成によるシステム、具体的には6マイクロプロセッサが、動作する際のフローチャートを説明する。
【0031】
▲1▼図1における時刻同期1回目の時点
図6はこのときのフローチャートの一例であって、これは時刻あわせの基本動作であって、他の時点においても、このフローは使用されるためサブルーチンとなっている。
【0032】
アで現在の標準時刻情報を既述の標準時刻情報源より取り込み、イではもしマイコンの内蔵時計(RTC)7が標準時刻と狂いがなければ当然そのまま終了し、時刻あわせは必要がない。
【0033】
しかしながらRTCがずれていればウに進み、標準時刻にRTC7の時刻を合わせて終了する。
【0034】
そしてこのときの時刻は記憶される。
【0035】
▲2▼図1における時刻同期2回目の時点
このときのフローは図6と同様であり、このときの標準時刻と、それに対する、RTCの誤差は記憶される。
【0036】
▲3▼図1における撮影の時点
図4は撮影記録時点でのフローチャートの一例であって、上述のようにあらかじめ複数回時刻標準と内蔵時計との同期を行った後の動作である。
【0037】
まずAでは現在のRTC時刻を取り込む。次にBでは前々回同期時すなわち上述の▲1▼で記憶した時刻情報Gを取り込む。
【0038】
次にCでは前回同期時すなわち上述の▲2▼で記憶した時刻情報Hを取り込む。
【0039】
次のDは、これらの情報から画像撮影記録時点での誤差予測修正を行うための画像記録時刻修正数値算出サブルーチンの一例であって図7にサブルーチンBとして示す。
【0040】
図7においてはエで前回同期時刻と現在のRTC時刻の差を求める。
【0041】
次のオでは前々回同期時と前回同期時の時間差を求める。
【0042】
カでは前々回同期時から前回同期時までの標準時刻とRTC時刻の差を求める。
【0043】
次のキでは以上エ〜カまでのデータより修正すべき時刻誤差数値が求められる。
【0044】
ここで再び図4に戻ると次のEでは上記サブルーチンBで算出した数値を使用しRTCからの画像記録時刻を修正し、これを画像記録時刻として記録する。
【0045】
次にFでRTCの時刻を標準時刻に同期させて時間あわせを行い、終了する。
【0046】
▲4▼図1における時刻同期3回目の時点
図5は画像撮影記録後に再度時刻合わせを行った時点でのフローチャートの一例であって、Iで現在標準時刻を取り込み、JでRTCが標準時刻からずれていないかをチェックし、ずれていなければ終了。ずれていればCに進む。ここでは前回同期時すなわち図1の時刻同期2回目の時刻情報Hを取り込む。
【0047】
次にKで上記▲3▼で記録された記録画像の記録時刻を取り込み、Lに進む。
【0048】
ここで記録されている画像の記録時刻情報のチェックを行い、前回時刻同期時から現在までに撮影したものかどうかをチェックする。
【0049】
もし否ならばここで記録時刻の修正は行わず終了する。
【0050】
次にMに進み、サブルーチンDに進むが、これは時刻修正を行うかそのまますなわちすでに撮影時点で補正された時刻にするかを判断するフローの一例で図9に示す。
【0051】
図9サにおいて、前回同期時刻から現在時刻までの時間経過と、前回同期時刻から画像撮影記録時刻までの時間経過を比較し、0.5以上、すなわち画像撮影記録時刻から現在までの経過時間の方が、前回同期時刻から画像撮影記録時刻までの時間経過の方が短い場合は、時刻修正を行い、もし0.5以下すなわちその逆の場合は修正を行わない。
【0052】
つまり画像撮影記録時刻のままとする。
【0053】
そして図5に戻り、今回時刻修正を行わない場合はFに進み、修正を行う場合はOに進む。Oは画像記録時刻の修正数値の算出サブルーチンCで内容は図8に示す。
【0054】
図8のサブルーチンCは画像撮影後すなわち図1における時刻同期3回目における画像記録時刻修正数値の算出サブルーチンの一例であって、クで前回同期時から現在標準時刻との差取り込み、ケで現在標準時刻と現在RTC時刻との差つまりRTC時刻の差を取り込み、エで前回同期時から画像記録RTC時刻までの差を取り込み、コにおいてこれらの取り込んだ数値より修正すべき誤差数値を算出する。
【0055】
ここで図5Eに戻り、Oで算出した数値により画像記録時刻を修正する。
【0056】
そしてFに進むがここではすでに説明したサブルーチンAのフローによりRTCを標準時刻に同期させ、終了となる。
【0057】
以上図1における左から右への時間経過の中での3回の時刻同期時と1回の撮影時のマイコン6の動作フローを説明した。
【0058】
またこの実施例はディジタルカメラ等の撮像装置2が単独で、タイムサーバー1などの標準時刻情報源にネットワーク3等を介して直接アクセスできる様になった場合を想定している。
【0059】
なお、図9サブルーチンDの時刻修正を行うかそのままか判断するフローはあくまで数値を含め一例であって、ポイントはここで修正を行うか行わないかの判断を行う点にある。
【0060】
(第二の実施形態)
図3は本発明を撮像装置ではなく電子ファイルの記録、読み出し装置すなわち具体的には可搬のノートブックコンピュータ、PDA等に適用した一実施例で、8はコンピュータ装置で、図2における撮像装置に対応するものであるが、内容的には、図2のカメラ4すなわち画像データの入力装置が、入力ポート9すなわち電子データの入力手段に置き換わっただけであり、具体的にはこの入力ポートは、外部記憶装置などから記憶手段5への電子データの入力と受け渡しを行うものであり、カメラから出力される画像データが、一般の電子データ(画像データもそれに含むが)に置き換わっただけである。
【0061】
従って名称の変更のみで動作そのものは前述した第一の実施形態と全く同じであり、説明は省略する。
【0062】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、従来ディジタルカメラなどの撮像装置は、内蔵時計の精度に頼っていたその記録画像の記録時刻情報を、きわめて正確に、記録することが可能となり、従来の記念写真的な用途のみならず、画像修正防止技術と併用することにより、ディジタル画像の、証拠、証明などの公証用としての有効性を著しく向上させることも可能である。
【0063】
また上述の具体例は静止画像のみならず原理的に静止画の集合である動画画像にも本発明が適用できることは明白である。
【0064】
また上述の第二の実施形態のように、カメラなどの撮像装置にとどまらず、ノートPCなどの可搬型のコンピュータ装置にも適用する事ができることも明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明図。
【図2】本発明の第一の実施形態。
【図3】本発明の第二の実施形態。
【図4】撮影記録時点での動作フローチャートの一例。(画像撮影記録前に複数回時刻標準との同期を行った後)
【図5】画像撮影記録後の再度時刻合わせ時点でのフローチャートの一例。
【図6】サブルーチンA 時刻合わせ(同期)動作フローチャートの一例。
【図7】サブルーチンB 画像撮影記録時の誤差予測修正を行うための画像記録時刻修正数値算出フローの一例。
【図8】サブルーチンC 画像撮影記録後の時刻標準との同期時の画像記録時刻修正数値算出フローの一例。
【図9】サブルーチンD 時刻修正を行うかそのままか判断するフローチャートの一例。
【図10】本発明の補足説明図(各サブルーチン中の英記号で示した数値の意味)。
【図11】従来例。
【符号の説明】
1 タイムサーバー
2 撮像装置(デジカメ又はビデオカムコーダ)
3 ネットワーク
4 カメラ
6 マイクロプロセッサ
7 RTC(リアルタイムクロック)(内蔵時計)
8 コンピュータ装置
A RTC時刻の取り込み
B 前々回同期時の時刻情報の取り込み
C 前回同期時の時刻情報の取り込み
D 画像記録時刻修正数値算出(サブルーチンB)
E 画像記録時刻修正、記録
F RTCを標準時刻に同期(サブルーチンA)
G 前々回同期時の時刻情報
H 前回同期時の時刻情報
I 現在標準時刻の取り込み
J RTCと標準時刻の比較
K 記録画像の記録時刻取り込み
L 前回時刻同期時から現在までに撮影した画像かどうかの判断
M 時刻誤差修正を行うかどうか判断(サブルーチンD)
O 画像記録時刻修正数値算出(サブルーチンC)
ア 現在標準時刻の取り込み
イ 標準時刻とRTCの比較
ウ RTCを標準時刻に同期
エ 前回同期時刻と現在RTC時刻の差をCとする
オ 前々回同期時と前回同期時の時間差をDとする
カ 前々回同期時から前回同期時までの標準時刻とRTC時刻の差をEとする
キ 修正に使用する時刻誤差を求める
ク 前回同期時刻と現在標準時刻との差をAとする
ケ 現在標準時刻と現在RTC時刻の差をCとする
コ 修正時刻誤差を求める
サ 前回同期時刻から画像記録までの経過時間と前回同期時刻から現在時刻までの経過時間の比を求める
【発明の属する技術分野】
本発明は画像とそれを撮像した時刻を記録する撮像装置の記録時刻、および一般的な携帯コンピュータでの電子データの記録時に同時に記録される時刻の精度向上に関するものである
【0002】
【従来の技術】
図11は従来例であって、カメラ4で記録された画像は、内蔵時計7を使用して撮像時の時刻が、画像データと同時に記憶手段5に記録される。その時刻情報は画像データと同一のファイルになるのでPC、あるいは撮像装置本体のディスプレイなどを介し任意に読み出しあるいは表示することが可能である。
【0003】
一方で、外部の標準時刻情報は、インターネット上のタイムサーバー1、あるいはそれと接続され、内蔵時計の時刻を同期するようにプログラムされたパーソナルコンピュータ(以下PC)等より容易にアクセスすることができ、上述の撮像装置の内蔵時計の時刻情報をこれらの標準時刻情報に、無線あるいは有線接続、インターネット等のネットワーク3によりアクセスし同期(校正)させることは一般的に行われつつある。
【0004】
また、上記は撮像装置の例をあげたが、コンピュータ等の電子データを扱う機器において、内蔵時計を持ち、電子データの記録時の時刻を記録する場合も同様である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述従来例においては、撮像装置2は通常携帯されて使用されるものであるから、標準時刻情報へのアクセス、時刻同期は常時行われているものではなく、一方で撮像装置2で記録された画像に含まれるその画像記録時の時刻情報はその撮像装置2の内蔵時計7の示すものであり、もし撮像装置2の内蔵時計7が不正確な場合は標準時刻情報源1との時刻同期時の表示時刻は正確であっても、それ以後の時間の経過に従い、次第にずれてしまい、撮影画像と共に記録される時刻情報も不正確になってしまう問題があった。
【0006】
本発明は上述した従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、撮像装置2の内蔵時計7の精度が不正確な場合においても、撮像した画像に記録された撮像時刻の情報と真撮像時刻との差をできる限り最小限度にとどめることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明においては、
▲1▼あらかじめ撮像装置が時刻標準情報源に複数回アクセスし、その都度内蔵時計の時刻合わせを行い、その複数回の時刻合わせ間の時間経過での内蔵時計の単位時間あたりの誤差を算出し、その数値を、一番最近に該時刻合わせを行った時点からこれから記録する撮影画像の記録時刻までの時間経過に当てはめ、その撮影画像の記録時刻情報を修正する。
【0008】
すなわち以前の単位時間あたりの内蔵時計の誤差を元に、撮影時点までの誤差を予測、その記録画像の記録時刻情報を修正する。
【0009】
▲2▼あらかじめ撮像装置が時刻標準情報源にアクセスし、その内蔵時計の時刻合わせを行い、撮影を行った後、再び時刻標準情報にアクセスし、該撮像装置の内蔵時計の時刻とを比較して単位時間あたりの誤差を算出する。
【0010】
そしてその誤差を基に撮影画像の記録時刻情報をさかのぼって修正する。
【0011】
▲3▼上記の▲1▼、▲2▼を合わせて行う。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図を用いて説明する。
【0013】
まず、図1は本発明の考え方の説明図であって、横軸に時間(月日)の経過を左から右にとり、縦軸は標準時刻を中心線としてそれに対する遅れを上方向、進みを下方向に取って表現したものである。
【0014】
時間経過に従って説明すると一番左から、まず標準時刻と撮像装置内蔵時計との同期を1月1日日本標準時12時ちょうどに行ったとすると、当然この時点では撮像装置内蔵時計は標準時刻と同期しているが、時間の経過に従い、再度標準時刻と時刻同期行う間に撮像をした画像の、記録時刻として記録される時刻情報は、撮像装置内蔵時計の情報から作成されるため当然日本標準時とは異なった値となってしまう。
【0015】
次に時間が経過し、10日後の1月11日12時ちょうどに再び標準時刻との時刻合わせを行った場合、誤差として10秒進んでいたとする。
【0016】
ここで本発明は、2回目の時刻同期を行った時点で、標準時間とのずれから、撮像装置内蔵時計の、あらかじめ用意した計算式により単位時間あたりのずれを算出、記憶しておく。
【0017】
この例では、2回の時刻同期の間でのずれから、単純な比例計算により1日あたりの誤差を算出すると、
一日あたりの誤差
=2回目に時刻同期を行った時点での標準時刻とのずれ/時刻同期1回目から2回目までの経過日数
となる。
【0018】
次に時間が経過し、更に10日後の1月21日12時(標準時)に画像の撮影を行ったとすると、この時に画像のデータに記録される時刻情報としては、内蔵時計からの情報としては上記標準時にある誤差が入ったものになるが、ここですでに前2回の標準時刻との同期において内蔵時計の単位あたりの誤差が記憶されていることから、それを使用してこの内蔵時計からの時刻情報を補正して画像データの時刻情報(タイムスタンプ)として記録する。
【0019】
すなわちこの撮影を行った画像ファイルのタイムスタンプとしては
補正された時刻情報
=内蔵時計の時刻情報+(前回時刻同期時からの経過時間*あらかじめ算出した単位時間あたりの誤差)
が使用される。
【0020】
これにより撮像時の記録時刻は、その時点での日本標準時刻に近いものとなる。
【0021】
ところで上記操作は、内蔵時計の将来の時刻のずれをあらかじめ測定した過去のずれから算出予測して補正している。これだけでもなにも行わない場合より遙かに正確な撮影時間の取得が可能である。
【0022】
そしてこの後、この撮影画像ファイルを他の記録メディアあるいはPC等に移動させた場合などにはこれ以上の補正は不可能であり、補正はこれで完結する。
【0023】
しかしながら、この撮影記録の後で時刻標準の情報と同期がとれる場合すなわち図1において1月31日12時に三度目の時刻同期を行ったとする。
【0024】
この時点では以前の2回の時刻同期間の内蔵時計の誤差から予測した誤差が20秒進み、と計算されるが実際は30秒進み、だとする。
【0025】
そこでこの3回目の時刻同期と撮影前の前回すなわち2回目の時刻同期との間で誤差をもとに撮影記録時の誤差を計算した方が、この場合は撮影時点での記録時間としてはより真の時刻に近いものが得られる可能性が高い。
【0026】
なお、この修正誤差の算出は、図1の例で示した単純な時間比例以外に、撮像装置内蔵時計の誤差要因すなわち、温度、電源電圧など変化と、それに対するあらかじめわかっている内蔵時計固有のパラメータを用いて行えば、より精度の高い記録時刻に修正することが可能であり、また言い換えればそのときの前述の撮像装置の使用環境により大幅に変化するものであり、詰まるところ、誤差修正の対象とする撮影の時刻に、その前であれ、後ろであれ、一番時間的に近い時刻同期とその二番目に時間的に近い時刻同期時の誤差データを使用して補正することが、撮影記録画像の記録時刻を一番真の時刻に近く補正できうる。
【0027】
(第一の実施形態)
図2は上述した原理説明を具現化する本発明の一実施例で、1は外部の標準時刻情報源であり、これは具体的にはインターネット上のタイムサーバー、各国から発信されている標準電波の受信装置、放送時報の受信装置などである。一方で2は本発明の撮像装置であって、以下により構成される。
【0028】
4は画像の撮像手段であるところのカメラ、7は内蔵時計(リアルタイムクロックまたはRTCと略する)、5はそのカメラ4で撮像した画像と内蔵時計7の時刻を記録時刻として記録する記憶手段、6はマイクロプロセッサであって、時刻同期、画像記録時刻修正情報算出、および修正、システム全体の制御を行う。
【0029】
そして3のネットワーク手段により、1標準時刻情報源と、この2撮像装置は6マイクロプロセッサにより通信を行い標準時刻情報を入手する。
【0030】
次に、上述の構成によるシステム、具体的には6マイクロプロセッサが、動作する際のフローチャートを説明する。
【0031】
▲1▼図1における時刻同期1回目の時点
図6はこのときのフローチャートの一例であって、これは時刻あわせの基本動作であって、他の時点においても、このフローは使用されるためサブルーチンとなっている。
【0032】
アで現在の標準時刻情報を既述の標準時刻情報源より取り込み、イではもしマイコンの内蔵時計(RTC)7が標準時刻と狂いがなければ当然そのまま終了し、時刻あわせは必要がない。
【0033】
しかしながらRTCがずれていればウに進み、標準時刻にRTC7の時刻を合わせて終了する。
【0034】
そしてこのときの時刻は記憶される。
【0035】
▲2▼図1における時刻同期2回目の時点
このときのフローは図6と同様であり、このときの標準時刻と、それに対する、RTCの誤差は記憶される。
【0036】
▲3▼図1における撮影の時点
図4は撮影記録時点でのフローチャートの一例であって、上述のようにあらかじめ複数回時刻標準と内蔵時計との同期を行った後の動作である。
【0037】
まずAでは現在のRTC時刻を取り込む。次にBでは前々回同期時すなわち上述の▲1▼で記憶した時刻情報Gを取り込む。
【0038】
次にCでは前回同期時すなわち上述の▲2▼で記憶した時刻情報Hを取り込む。
【0039】
次のDは、これらの情報から画像撮影記録時点での誤差予測修正を行うための画像記録時刻修正数値算出サブルーチンの一例であって図7にサブルーチンBとして示す。
【0040】
図7においてはエで前回同期時刻と現在のRTC時刻の差を求める。
【0041】
次のオでは前々回同期時と前回同期時の時間差を求める。
【0042】
カでは前々回同期時から前回同期時までの標準時刻とRTC時刻の差を求める。
【0043】
次のキでは以上エ〜カまでのデータより修正すべき時刻誤差数値が求められる。
【0044】
ここで再び図4に戻ると次のEでは上記サブルーチンBで算出した数値を使用しRTCからの画像記録時刻を修正し、これを画像記録時刻として記録する。
【0045】
次にFでRTCの時刻を標準時刻に同期させて時間あわせを行い、終了する。
【0046】
▲4▼図1における時刻同期3回目の時点
図5は画像撮影記録後に再度時刻合わせを行った時点でのフローチャートの一例であって、Iで現在標準時刻を取り込み、JでRTCが標準時刻からずれていないかをチェックし、ずれていなければ終了。ずれていればCに進む。ここでは前回同期時すなわち図1の時刻同期2回目の時刻情報Hを取り込む。
【0047】
次にKで上記▲3▼で記録された記録画像の記録時刻を取り込み、Lに進む。
【0048】
ここで記録されている画像の記録時刻情報のチェックを行い、前回時刻同期時から現在までに撮影したものかどうかをチェックする。
【0049】
もし否ならばここで記録時刻の修正は行わず終了する。
【0050】
次にMに進み、サブルーチンDに進むが、これは時刻修正を行うかそのまますなわちすでに撮影時点で補正された時刻にするかを判断するフローの一例で図9に示す。
【0051】
図9サにおいて、前回同期時刻から現在時刻までの時間経過と、前回同期時刻から画像撮影記録時刻までの時間経過を比較し、0.5以上、すなわち画像撮影記録時刻から現在までの経過時間の方が、前回同期時刻から画像撮影記録時刻までの時間経過の方が短い場合は、時刻修正を行い、もし0.5以下すなわちその逆の場合は修正を行わない。
【0052】
つまり画像撮影記録時刻のままとする。
【0053】
そして図5に戻り、今回時刻修正を行わない場合はFに進み、修正を行う場合はOに進む。Oは画像記録時刻の修正数値の算出サブルーチンCで内容は図8に示す。
【0054】
図8のサブルーチンCは画像撮影後すなわち図1における時刻同期3回目における画像記録時刻修正数値の算出サブルーチンの一例であって、クで前回同期時から現在標準時刻との差取り込み、ケで現在標準時刻と現在RTC時刻との差つまりRTC時刻の差を取り込み、エで前回同期時から画像記録RTC時刻までの差を取り込み、コにおいてこれらの取り込んだ数値より修正すべき誤差数値を算出する。
【0055】
ここで図5Eに戻り、Oで算出した数値により画像記録時刻を修正する。
【0056】
そしてFに進むがここではすでに説明したサブルーチンAのフローによりRTCを標準時刻に同期させ、終了となる。
【0057】
以上図1における左から右への時間経過の中での3回の時刻同期時と1回の撮影時のマイコン6の動作フローを説明した。
【0058】
またこの実施例はディジタルカメラ等の撮像装置2が単独で、タイムサーバー1などの標準時刻情報源にネットワーク3等を介して直接アクセスできる様になった場合を想定している。
【0059】
なお、図9サブルーチンDの時刻修正を行うかそのままか判断するフローはあくまで数値を含め一例であって、ポイントはここで修正を行うか行わないかの判断を行う点にある。
【0060】
(第二の実施形態)
図3は本発明を撮像装置ではなく電子ファイルの記録、読み出し装置すなわち具体的には可搬のノートブックコンピュータ、PDA等に適用した一実施例で、8はコンピュータ装置で、図2における撮像装置に対応するものであるが、内容的には、図2のカメラ4すなわち画像データの入力装置が、入力ポート9すなわち電子データの入力手段に置き換わっただけであり、具体的にはこの入力ポートは、外部記憶装置などから記憶手段5への電子データの入力と受け渡しを行うものであり、カメラから出力される画像データが、一般の電子データ(画像データもそれに含むが)に置き換わっただけである。
【0061】
従って名称の変更のみで動作そのものは前述した第一の実施形態と全く同じであり、説明は省略する。
【0062】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、従来ディジタルカメラなどの撮像装置は、内蔵時計の精度に頼っていたその記録画像の記録時刻情報を、きわめて正確に、記録することが可能となり、従来の記念写真的な用途のみならず、画像修正防止技術と併用することにより、ディジタル画像の、証拠、証明などの公証用としての有効性を著しく向上させることも可能である。
【0063】
また上述の具体例は静止画像のみならず原理的に静止画の集合である動画画像にも本発明が適用できることは明白である。
【0064】
また上述の第二の実施形態のように、カメラなどの撮像装置にとどまらず、ノートPCなどの可搬型のコンピュータ装置にも適用する事ができることも明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の説明図。
【図2】本発明の第一の実施形態。
【図3】本発明の第二の実施形態。
【図4】撮影記録時点での動作フローチャートの一例。(画像撮影記録前に複数回時刻標準との同期を行った後)
【図5】画像撮影記録後の再度時刻合わせ時点でのフローチャートの一例。
【図6】サブルーチンA 時刻合わせ(同期)動作フローチャートの一例。
【図7】サブルーチンB 画像撮影記録時の誤差予測修正を行うための画像記録時刻修正数値算出フローの一例。
【図8】サブルーチンC 画像撮影記録後の時刻標準との同期時の画像記録時刻修正数値算出フローの一例。
【図9】サブルーチンD 時刻修正を行うかそのままか判断するフローチャートの一例。
【図10】本発明の補足説明図(各サブルーチン中の英記号で示した数値の意味)。
【図11】従来例。
【符号の説明】
1 タイムサーバー
2 撮像装置(デジカメ又はビデオカムコーダ)
3 ネットワーク
4 カメラ
6 マイクロプロセッサ
7 RTC(リアルタイムクロック)(内蔵時計)
8 コンピュータ装置
A RTC時刻の取り込み
B 前々回同期時の時刻情報の取り込み
C 前回同期時の時刻情報の取り込み
D 画像記録時刻修正数値算出(サブルーチンB)
E 画像記録時刻修正、記録
F RTCを標準時刻に同期(サブルーチンA)
G 前々回同期時の時刻情報
H 前回同期時の時刻情報
I 現在標準時刻の取り込み
J RTCと標準時刻の比較
K 記録画像の記録時刻取り込み
L 前回時刻同期時から現在までに撮影した画像かどうかの判断
M 時刻誤差修正を行うかどうか判断(サブルーチンD)
O 画像記録時刻修正数値算出(サブルーチンC)
ア 現在標準時刻の取り込み
イ 標準時刻とRTCの比較
ウ RTCを標準時刻に同期
エ 前回同期時刻と現在RTC時刻の差をCとする
オ 前々回同期時と前回同期時の時間差をDとする
カ 前々回同期時から前回同期時までの標準時刻とRTC時刻の差をEとする
キ 修正に使用する時刻誤差を求める
ク 前回同期時刻と現在標準時刻との差をAとする
ケ 現在標準時刻と現在RTC時刻の差をCとする
コ 修正時刻誤差を求める
サ 前回同期時刻から画像記録までの経過時間と前回同期時刻から現在時刻までの経過時間の比を求める
Claims (4)
- 画像の撮像手段、と内蔵時計、及びその撮像画像とその撮像時の内蔵時計の時刻を記録する記憶手段と、
標準時刻情報入手手段、その標準時刻情報と上述撮像装置の内蔵時計の時刻情報を合致させる、時刻同期手段、
および以前の時刻同期手段を動作させた複数の時刻を記憶する同期時刻記憶手段と、
該前回の複数の同期時刻間または前回のある同期時刻と現在の時刻とを比較して上述撮像装置の内蔵時計の累積誤差を算出すると共に
該撮像装置に記録された画像の時刻情報を基に、上述累積誤差を考慮した新たな別の時刻情報の為の補正情報を算出する画像記録時刻補正情報算出手段、
および上述の画像記録時刻補正情報を使用し、撮像装置に記録された画像の記録時刻情報を修正する画像記録時刻修正手段、とで構成され、
上述の撮影画像に付加される撮影時刻情報として、撮影した直後からその後再度撮像装置が時刻標準との同期を行うまでは、その撮影以前の複数の時刻標準との同期を行った時に算出した内蔵時計の誤差から予測計算して補正した時刻を使用し、
その後再度時刻標準との同期を行った場合は、そのとき新たに算出される、内蔵時計の誤差修正情報により補正した時刻を撮影時刻情報として上書き記録するか、あるいは変更しないことを選択実行することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1において、該撮像装置に記録された画像の記録時刻情報を、上述累積誤差を考慮して新たな時刻補正情報 を算出する際、その累積誤差の算出方法として
複数回の時刻同期から算出した内蔵時計の単位時間あたりの誤差を、撮影以前に時刻同期した時から撮影時までの経過時間に比例配分して補正情報とし、それにより撮像画像の時刻情報を修正する事を特徴とする、撮像装置。 - 電子データの入力手段、と内蔵時計、及びそのデータそのものとその記録時の内蔵時計の時刻を記録する手段と、
標準時刻情報入手手段、その標準時刻情報と内蔵時計の時刻情報を合致させる、時刻同期手段、
および以前の時刻同期手段を動作させた複数の時刻を記憶する同期時刻記憶手段と、
該前回の複数の同期時刻間または前回のある同期時刻と現在の時刻とを比較して上述撮像装置の内蔵時計の累積誤差を算出すると共に記録された電子データの記録時刻情報を基に、上述累積誤差を考慮して新たな別の記録時刻情報を算出する、電子データ記録時刻補正情報算出手段、
および上述の電子データ記録時刻補正情報を使用し、コンピュータ装置に記録された電子データの記録時刻情報を修正する電子データ記録時刻修正手段、とで構成され、
上記の電子データに付加される記録時刻情報として、記録した直後からその後該コンピュータ装置が再度時刻標準との同期を行うまでは、その記録以前の複数の時刻標準との同期を行った時に算出した内蔵時計の誤差から予測計算して補正した時刻を使用し、
その後再度時刻標準との同期を行った場合は、そのとき新たに算出される、内蔵時計の誤差修正情報により補正した時刻をデータ記録時刻情報として上書き記録するか、あるいは変更しないことを選択実行することを特徴とするコンピュータ装置。 - 請求項3において、該コンピュータ装置に記録された電子データの記録時刻情報を、上述累積誤差を考慮して新たな時刻補正情報 を算出して修正する際、その累積誤差の算出方法として
複数回の時刻同期から算出した内蔵時計の単位時間あたりの誤差を、記録以前に時刻同期した時から記録時までの経過時間に比例配分して補正情報とし、それにより電子データの記録時刻情報を修正する事を特徴とする、コンピュータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003154946A JP2004357166A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003154946A JP2004357166A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004357166A true JP2004357166A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34049457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003154946A Withdrawn JP2004357166A (ja) | 2003-05-30 | 2003-05-30 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004357166A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007711A1 (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-18 | Jm Corporation | 認証画像付き報告書作成システム |
JP2007041997A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Maeda Corp | 建物管理システム |
JP2007221435A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Seiko Instruments Inc | 記録装置、記録収集サーバ、記録方法、及び記録収集方法 |
JP2009189619A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Omron Healthcare Co Ltd | 血圧測定装置 |
JP2010268373A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Nikon Corp | 時刻修正システム、カメラおよび時刻修正プログラム |
US9239747B1 (en) | 2013-09-16 | 2016-01-19 | Google Inc. | Image timestamp correction using metadata |
-
2003
- 2003-05-30 JP JP2003154946A patent/JP2004357166A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007007711A1 (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-18 | Jm Corporation | 認証画像付き報告書作成システム |
JP2007018438A (ja) * | 2005-07-11 | 2007-01-25 | Maeda Corp | 認証画像付き報告書作成システム |
KR100759766B1 (ko) | 2005-07-11 | 2007-09-20 | 가부시키가이샤 제이엠 | 인증 화상 있는 보고서 작성 시스템 |
US7966317B2 (en) | 2005-07-11 | 2011-06-21 | Jm Corporation | System for making report with authenticated image |
CN101223548B (zh) * | 2005-07-11 | 2015-05-27 | 株式会社Jm | 带认证图像的报告书生成系统 |
JP2007041997A (ja) * | 2005-08-05 | 2007-02-15 | Maeda Corp | 建物管理システム |
JP4556213B2 (ja) * | 2005-08-05 | 2010-10-06 | 株式会社Jm | 建物管理システム |
JP2007221435A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Seiko Instruments Inc | 記録装置、記録収集サーバ、記録方法、及び記録収集方法 |
JP2009189619A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Omron Healthcare Co Ltd | 血圧測定装置 |
JP2010268373A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Nikon Corp | 時刻修正システム、カメラおよび時刻修正プログラム |
US9239747B1 (en) | 2013-09-16 | 2016-01-19 | Google Inc. | Image timestamp correction using metadata |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN111457886B (zh) | 距离确定方法、装置及系统 | |
CN107277385B (zh) | 一种多相机系统同步曝光的控制方法、装置及终端设备 | |
JP4475547B2 (ja) | 画像検索装置、画像検索方法及び画像推定装置 | |
CN107231533B (zh) | 一种同步曝光方法、装置及终端设备 | |
CN100492154C (zh) | 红眼图像校正装置及具有该装置的电子照相机 | |
JP3617052B2 (ja) | カメラ映像提供システム及びカメラ映像の時刻補正方法 | |
JP5446794B2 (ja) | 撮像装置、およびデータ処理方法、並びにプログラム | |
CN105611144B (zh) | 摄像装置、摄像控制方法以及记录介质 | |
CN110430365A (zh) | 防抖方法、装置、计算机设备和存储介质 | |
JP2004080359A (ja) | デジタルカメラ及び撮影システム | |
TW201119387A (en) | Device, method, and program for processing image | |
CN107105183A (zh) | 录音音量调节方法及装置 | |
JP2011120061A5 (ja) | ||
JP2007200135A (ja) | 計測機器、計測方法、計測プログラム、計測データ編集装置、計測データ編集方法、計測データ編集プログラム、計測時刻検証装置、計測時刻検証方法、及び計測時刻検証プログラム | |
JP4606318B2 (ja) | 映像メタデータ補正装置及びプログラム | |
JP2004357166A (ja) | 撮像装置 | |
JP2011106864A (ja) | 同行判定装置及び同行判定方法 | |
US20160037134A1 (en) | Methods and systems of simulating time of day and environment of remote locations | |
US8786707B1 (en) | Pattern-free camera calibration for mobile devices with accelerometers | |
JP2008035246A (ja) | 構図評価装置、構図調整装置、画像撮影装置、構図評価プログラム、構図調整プログラム、画像撮影プログラム、構図評価方法、構図調整方法及び画像撮影方法 | |
JP2009134333A (ja) | デジタル写真共有システム装置 | |
CN114414070B (zh) | 校正系统、校正装置和校正方法 | |
JP5478960B2 (ja) | 動画検索サーバおよび動画検索方法 | |
JP2003309802A (ja) | 撮像装置、撮像方法、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びコンピュータプログラム | |
JP2014119389A (ja) | 画像管理装置、画像管理システム、制御方法、およびプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060801 |