JP2004356503A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Toshiya Kusaka
俊也 久坂
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Toshiba Corp
Japan Semiconductor Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

【課題】隣接画素からの光の漏れ込みを低減し、良質な画像特性を得ることができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】半導体基板21に複数の画素23a,23bを隣接配置すると共に、画素23a,23b前方に色層34を設けて該画素23a,23bに光を入射させるようにしたもので、画素23a,23bと色層34の間に、画素23a,23b前方部分に第2開口部31a,31bを有するカゼイン系レジスト材料を黒染料で染色してなる黒層32を設ける。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、色フィルタ(色層)を備えた固体撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、例えばCCD(電荷結合デバイス)カラーイメージセンサ等の固体撮像装置においては、その色フィルタの形成方法について、画素の光入射方向前方側に色フィルタを貼り付ける方法や透明レジスト材料を予め塗布し染料で染色しパターニングする方法、色付きレジストを塗布しパターニングする方法など種々の方法が採用されている。さらに固体撮像装置には、こうした方法で形成した所定の波長を透過させるための色フィルタ(以下、色層と記す)の他に、不要な光の漏れ込みを防止する目的で、黒フィルタ(以下、黒層と記す)が設けられている。
【0003】
以下、従来の固体撮像装置を、図3の要部の断面図を参照して説明する。
【0004】
図3において、1は上部にP形ウェル領域2が設けられたN形シリコン半導体基板であり、3a,3bはP形ウェル領域2上部の所定位置にN形領域を形成して所定ピッチで隣接するよう設けられた画素である。また、4は半導体基板1上に画素3a,3bの上方に第1開口部5a,5bを形成し、第1開口部5a,5b以外の領域は覆い、遮光するように設けられたAl(アルミニウム)配線層であり、6は第1開口部5a,5bを埋め込むように設けられた透明な層間絶縁膜である。
【0005】
さらに、7はAl配線層4、層間絶縁膜6上に例えば膜厚が1μmとなるよう形成されたアクリル系レジスト材料の第1の透明層であり、8は第1の透明層7上に形成された例えば膜厚が約1.5μmの所定色に染色されてなる所定パターンの色層である。また、9は色層8上に例えば膜厚が1μmとなるよう形成されたアクリル系レジスト材料の第2の透明層であり、10は画素3a,3b上方を開口し、第2開口部11a,11bを形成するようにして第2の透明層9上に形成された例えば膜厚が約2.0μmの黒色に染色された所定パターンの黒層である。
【0006】
そして、こうした構成のものでは、半導体基板1上方からの光が、黒層10の第2開口部11a,11bを介して画素3a,3b上方に入射し、さらに第2の透明層9、色層8、第1の透明層7を透過してAl配線層4の第1開口部5a,5bを介し、対応する画素3a,3bに入射する。また光が入射することで各画素3a,3bに発生した信号電荷は、図示しない転送レジスタ部等を介して読み出される。
【0007】
また、こうした構成のものの製造工程については、半導体基板1上に画素3a,3b及びAl配線層4、層間絶縁膜6を形成した後の第1の透明層7、色層8、第2の透明層9、黒層10を形成する工程が、次のようなものとなる。
【0008】
すなわち、先ずAl配線層4及び層間絶縁膜6上にレジスト材料を塗布して第1の透明層7を形成し、その後に色層8となる色層用レジスト層を塗布形成する。さらに、形成した色層用レジスト層を、写真蝕刻技術を用いて所定パターンとなるようパターニングする。続いて所定パターンとなった色層用レジスト層を染色し、色層8を形成する。
【0009】
次に、所定パターンの色層8等の上にレジスト材料を塗布して第2の透明層9を形成し、その後に黒層10となる黒層用レジスト層を塗布形成する。さらに、形成した黒層用レジスト層を、写真蝕刻技術を用いて所定パターンとなるようパターニングする。続いて所定パターンとなった黒層用レジスト層を染色し、黒層10を形成する。その後、図示しないが黒層10等の上にレジスト材料を塗布して透明層を形成し、パッド形成のためのパッド抜き工程等が実施される。
【0010】
しかしながら上記の従来技術においては、高解像度化の動向に伴い小サイズ、例えば2.7μm角の画素3a,3bを狭ピッチで、稠密に配置することが行われるようになってきた。このため、黒層10の第2開口部11a,11bとAl配線層4の第1開口部5a,5bの間に合計膜厚が3.5μmとなる第2の透明層9、色層8、第1の透明層7を設けているので、隣接画素3a,3bからの光の漏れ込みによるクロストークの問題、特にデュアル転送の場合には、奇数領域の画素と偶数領域の画素の間での感度不均一の問題などが生じるようになり、隣接画素3a,3bからの光の漏れ込みを低減することが、非常に重要なものとなってきた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような状況に鑑みて本発明はなされたもので、その目的とするところは隣接画素からの光の漏れ込みを低減し、良質な画像特性を得ることができる固体撮像装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の固体撮像装置は、半導体基板に複数の画素を隣接配置すると共に、前記画素前方に色層を設けて該画素に光を入射させるようにした固体撮像装置において、前記画素と前記色層の間に、前記画素前方部分に開口部を有する黒層を設けたことを特徴とするものであり、
さらに、前記黒層は、カゼイン系レジスト材料を黒染料で染色したものであることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。図1は要部のレイアウトを示す図であり、図2は要部の断面図である。
【0014】
図1及び図2において、21は上部にP形ウェル領域22が設けられたN形シリコン半導体基板であり、この半導体基板21のP形ウェル領域22の上部には、図1に示すように横方向に、例えば2.7μm角に形成された複数の奇数領域の画素23aと偶数領域の画素23bとが、それぞれ所定ピッチで配列されると共に、互いに横方向に1/2ピッチずれた状態の千鳥配列となるように配置されている。なお、24a,24bは奇数領域及び偶数領域のレジスタ部で、25a,25bは転送ゲートであり、26a,26bは転送レジスタである。
【0015】
また、半導体基板21上に形成された画素23a,23bの上には、各画素23a,23bの前方側となる上方に第1開口部27a,27bを形成するようにし、また第1開口部27a,27b以外の領域は覆い、遮光するようにしてAl(アルミニウム)配線層28が設けられている。そして半導体基板21とAl配線層28の間や第1開口部27a,27b内には、これらを埋め込むようして二酸化シリコン(SiO)系の材料、例えば二酸化シリコンあるいはBPSG(ボロンリンシリケートガラス)等でなる透明な層間絶縁膜29が設けられている。
【0016】
さらに、Al配線層28及び第1開口部27a,27b内の層間絶縁膜29等の上には、アクリル系レジスト材料でなる第1の透明層30が、例えばAl配線層28上での膜厚が1μmとなるように塗布形成されている。また第1の透明層30上には、各画素23a,23b上方に第2開口部31a,31bを形成するようにし、第2開口部31a,31b以外の領域は覆い、遮光するようにしてカゼイン系レジスト材料を黒色染料で染色してなる所定パターンの黒層32が、例えば膜厚が約2.0μmとなるように塗布形成されている。
【0017】
またさらに、第2開口部31a,31b内の第1の透明層30及び黒層32上には、アクリル系レジスト材料でなる第2の透明層33が、例えば黒層32上での膜厚が1μmとなるように塗布形成されている。また第2の透明層33上には、カゼイン系レジスト材料を染料によって所定色に染色してなる所定パターンの色層34が、例えば膜厚が約1.5μmとなるように塗布形成されている。
【0018】
一方、上記構成を有するものの製造工程は、半導体基板21上に画素23a,23b及びAl配線層28、層間絶縁膜29を形成した後の第1の透明層30、黒層32、第2の透明層33、色層34の各形成工程が、次のようなものとなる。
【0019】
すなわち、先ずAl配線層28及び層間絶縁膜29上にアクリル系レジスト材料を塗布して所定膜厚の第1の透明層30を形成する。その後に黒層32となる黒層用レジスト層を、カゼイン系レジスト材料を所定膜厚となるよう塗布し形成する。さらに、形成した黒層用レジスト層を、写真蝕刻技術を用いて各画素23a,23b上方に第2開口部31a,31bが形成された所定パターンとなるようにパターニングする。続いて所定パターンとなった黒層用レジスト層を黒色染料で染色し、黒層32を形成する。
【0020】
次に、所定パターンの黒層32等の上にアクリル系レジスト材料を塗布して所定膜厚の第2の透明層33を形成する。その後に色層34となる色層用レジスト層を、カゼイン系レジスト材料を所定膜厚となるよう塗布し形成する。さらに、形成した色層用レジスト層を、写真蝕刻技術を用いて所定パターンとなるようパターニングする。続いて所定パターンとなった色層用レジスト層を染料によって所定色となるよう染色し、色層34を形成する。
【0021】
その後、図示しないが色層34等の上にレジスト材料を塗布して透明層を形成し、パッド形成のためのパッド抜き工程等が実施される。
【0022】
また、上記のような構成のものでは、半導体基板21上方からの光が、先ず所定色に染色された色層34を透過し、第2の透明層33を透過して黒層32の第2開口部31a,31bに入射する。さらに第2開口部31a,31bに入射した光は、第1の透明層30を透過し、Al配線層28の第1開口部27a,27bに入射、層間絶縁膜29を透過して、対応するそれぞれの画素23a,23bに入射する。また光が入射することで各画素23a,23bには、入射光量に応じて信号電荷が発生する。そして、各画素23a,23bに発生した信号電荷は、レジスタ部24a,24bによって奇数領域の画素23aの信号電荷が図示しない出力部に読み出された後、続いて偶数領域の画素23bの信号電荷が出力部に読み出される。
【0023】
以上の通り、黒層32を画素23a,23bと色層34の間に設けることによって、黒層32の第2開口部31a,31bが画素23a,23bの上方のより近い位置に配置されることになり、黒層32の第2開口部31a,31bとAl配線層28の第1開口部27a,27bの間に膜厚が1μmの第1の透明層30を挟むだけで、第2開口部31a,31bと第1開口部27a,27b間の間隔が狭いものとなって、この間で隣接画素23a,23bに漏れ込む光の量が少なくなる。そして、高解像度化に伴い小サイズとなり、狭ピッチで稠密に配置された画素23a,23bを有する固定撮像装置においても、隣接画素23a,23b間の光の漏れ込みによるクロストークの問題や、デュアル転送の場合における奇数領域の画素23aと偶数領域の画素23bの間での感度不均一の問題が発生し難くなる。この結果、隣接画素23a,23bからの光の漏れ込みが低減され、良質な画像特性を得ることができることになる。
【0024】
なお、上記の実施形態においては黒層32や色層34を染色によって所定の色とするようにしたが、これに限るものでなく、色付きレジストを塗布しパターニングする方法などによってもよく、また黒層32は黒色に染色するようにしたが、低反射、高吸収率の色に着色してもよい。さらに、上記の実施形態においては全ての画素23a,23bに対してそれぞれ独立に黒層32の第2開口部31a,31bを設けるようにしたが、クロストークに対する規制が緩い装置においては、例えば隣接する2つの画素23a,23bに対し、1つの第2開口部が設けられるようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、隣接画素からの光の漏れ込みが低減し、良質な画像特性を得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における要部のレイアウトを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態における要部の断面図である。
【図3】従来技術に係る要部の断面図である。
【符号の説明】
21…半導体基板
23a,23b…画素
27a,27b…第1開口部
28…Al配線層
31a,31b…第2開口部
32…黒層
34…色層

Claims (2)

  1. 半導体基板に複数の画素を隣接配置すると共に、前記画素前方に色層を設けて該画素に光を入射させるようにした固体撮像装置において、前記画素と前記色層の間に、前記画素前方部分に開口部を有する黒層を設けたことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記黒層は、カゼイン系レジスト材料を黒染料で染色したものであることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8395699B2 (en) 2009-02-09 2013-03-12 Sony Corporation Solid-state imaging device, camera, electronic apparatus, and method for manufacturing solid-state imaging device

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