JP2004355177A - プリントシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】電子データのプリント時に必ず付加情報をメディアに記録することで、プリント出力後も情報を識別、追跡可能とする。
【解決手段】プリントデータに対し任意の管理識別情報を付加してネットワークへ送出可能なホストコンピュータと、印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジンを具備し、プリントメディアが画像とは独立な情報を書き込み可能なメディアである場合にのみ、メディア上に画像形成を行うとともに、画像とは独立な情報をメディアの記憶装置に書き込む。
【選択図】 図1
【解決手段】プリントデータに対し任意の管理識別情報を付加してネットワークへ送出可能なホストコンピュータと、印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジンを具備し、プリントメディアが画像とは独立な情報を書き込み可能なメディアである場合にのみ、メディア上に画像形成を行うとともに、画像とは独立な情報をメディアの記憶装置に書き込む。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データとは独立した情報を付加された印刷データをプリント可能なプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ及びネットワークの普及とともに、セキュリティに対するニーズが近年ますます高まっており、複写機、プリンタのようにネットワークに接続されホストと連携して利用されることが多い事務機器においても、同様に電子データ、紙データの管理におけるセキュリティ対応が求められている。例えば、プリンタを複数のユーザで共有している(すなわち誰でもプリンタの設置場所に行くことができる)場合、機密情報を不用意にプリント出力すると、本来その情報にアクセスさせるべきでない人物がたまたまプリンタのそばにいた場合、簡単に紙データとして覗き見や奪取が可能となってしまう。この問題に対しては、ホストからプリンタや複写機にプリントデータを投入する場合、パスワード情報を付加し、プリントデータを受けたプリンタや複写機側では、操作パネルから正しいパスワードが入力されるまでプリント動作を行わないような構成が実施されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また機密度の高い情報のように、電子データ、紙データといったメディア形態を問わず、情報そのものの管理、追跡が重要な場合もある。特に電子データをプリントアウトすると、電子データの状態ではアクセス権限制限や、機密情報であることを示す付加情報が存在していたとしても、元の電子データが画像としてメディア上に形成されるのみであり電子データの状態で保持されていた各種の管理、識別情報は失われてしまう。この問題に対しては、画像を形成する印刷メディア自体に磁気テープ、あるいは微小サイズの記憶装置を埋め込み、画像形成すると同時にメディア自体に付加的な管理識別情報を書き込む構成が考えられる。これにより、画像データに影響することなく、かつ電子データの状態で存在していた管理識別情報を失うことなく印刷メディアに記録することで、例えば機密データをプリントアウトした場合にも、該印刷物が機密データであることを識別することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−124178号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリントアウトしようとする電子データに管理識別情報が付加されており、かつプリンタエンジンがメディアの記憶装置に対する書き込み能力を備えていたとしても、記憶能力を具備した印刷メディアを使用しなければ単に通常のメディアに画像のみが形成されてしまうため、電子データ時の管理識別情報がやはり失われてしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するための第一の手段は、プリントデータに対し、画像データとは独立な任意の情報を付加してネットワークへ送出可能なホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから送出されたプリントデータを受信するネットワーク接続手段、印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジン、前記メモリ機能付き印刷メディアを含む印刷メディアを保持し、プリント動作時には前記プリンタエンジンに供給可能な、印刷メディア供給手段、プリント動作時に前記印刷メディア供給手段からプリンタエンジンに供給された印刷メディアのメディア種別を識別し、該メディアが前記メモリ機能付き印刷メディアか否かを判定する、メディア種別判定手段、プリント出力しようとする電子データに、前記電子データ管理手段によって任意の管理識別情報が付加されていた場合、前記印刷メディア判定手段による判定結果に基づいて、メモリ機能付きメディアであれば、該メディアの記憶手段に対して電子データに付加されている管理識別情報を書き込み、電子データをメディア上に画像形成する。
【0007】
▲5▼メモリ機能付きメディアでなければ、画像形成動作を行わない。ように前記プリンタエンジンを制御する、プリンタエンジン制御手段、とを具備した画像形成装置と、から構成される、プリントシステムである。
【0008】
第二の手段は、プリント出力可能な電子データに対し、該データに画像データとは独立な任意の情報を付加することが可能な、電子データ管理編集手段と、印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジンと、前記メモリ機能付き印刷メディアを含む印刷メディアを保持し、プリント動作時には前記プリンタエンジンに供給可能な、印刷メディア供給手段と、プリント動作時に前記印刷メディア供給手段からプリンタエンジンに供給された印刷メディアのメディア種別を識別し、該メディアが前記メモリ機能付き印刷メディアか否かを判定する、メディア種別判定手段と、プリント出力しようとする電子データに、前記電子データ管理識別手段によって管理識別情報が付加されていた場合、前記印刷メディア判定手段による判定結果に基づいて、▲1▼メモリ機能付きメディアであれば、該メディアの記憶手段に対して電子データに付加されている管理識別情報を書き込み、電子データをメディア上に画像形成する。
【0009】
▲2▼メモリ機能付きメディアでなければ、画像形成動作を行わない。ように前記プリンタエンジンを制御する、プリンタエンジン制御手段と、を具備したことを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下で本発明の装置及びその動作について詳細に説明する。
【0011】
まず第一の構成について説明する。
【0012】
本発明のネットワークシステム全体の構成図を図1に示す。1001は本発明の装置で、後述するスキャナとプリンタから構成され、スキャナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク1010(以下LAN)に流したり、LANから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。また、スキャナから読んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN(1030)に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。1002は、データベースサーバで、本発明の装置1001により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。1003は、データベースサーバ1002のデータベースクライアントで、データベース1002に保存されている画像データを閲覧/検索等できる。1004は、電子メールサーバで、本発明の装置1001により読み取った画像を電子メールの添付として受け取ることができる。1005は、電子メールのクライアントで、電子メールサーバ1004の受け取ったメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信したり、可能である。1006がHTML文書をLANに提供するWWWサーバで、本発明の装置1001によりWWWサーバで提供されるHTML文書をプリントアウトできる。1007は、ルータでLAN1010をインターネット/イントラネット1012と連結する。インターネット/イントラネットに、前述したデータベースサーバ(1002)、WWWサーバ(1006)、電子メールサーバ(1004)、本発明の装置(1001)と同様の装置が、それぞれ1020、1021、1022、1023として連結している。またネットワーク上から本発明の装置を含む各種機器を使用可能なようにユーザのホスト(1050)が接続されている。
【0013】
一方、本発明の装置1001は、PSTNまたはISDN(1030)を介して、FAX装置1031と送受信可能になっている。また、LAN上にプリンタ1040も連結されており、本発明の装置1001により読み取った画像をプリントアウト可能なように構成されている。
【0014】
本プリントシステムは、プリントデータを保持し、管理識別情報を該プリントデータに付加し、さらにネットワーク経由で送出するユーザホスト1050と、ネットワークで接続された画像形成装置1001、1023からなる(以下画像形成装置については1001を用いて説明する)。
【0015】
図2はユーザホスト1050から画像形成装置1001に送信される、データの全体構成である。200がメディア上に印字される画像を記述した、PDLデータであり、101がホストにより付加される管理識別情報である。102はユーザホスト1050からプリントデータが送出された日時である。103はプリントデータ200の文書名である。104はこの文書の機密度をあらわしており、図2の例では機密Level5、である。本実施例においては、この機密Level5、とは、「部内関係者公開は許可。部外者への公開禁止」に該当する機密情報であることを意味するものとする。105、106はそれぞれ本プリントデータをユーザホスト1050から画像形成装置1001に送信し、プリントアウトを実行したユーザ名と、ユーザIDである。ユーザホスト上の各ユーザには予めユーザ名とユーザIDが割り当てられているものとする。
【0016】
なお図2の構成では印字される画像データと、付加される管理識別情報が明確に分離されているが、200のPDLデータ内部に、PDLデータの一部としてこの管理識別情報を埋め込み、画像形成装置側でPDLデータを解釈して画像データと管理識別情報を分離する構成とすることも可能である。また、この管理識別情報は、ホスト上に保存されたプリントデータに予め付加されていてもよいし、ホストから画像形成装置にプリントデータを送信する時点で管理識別情報を生成し、付加する構成のどちらでもよい。
【0017】
つづいて流れ図4を用いて、ユーザホスト1050から送信したプリントデータが画像形成装置1001でプリント出力されるまでの処理を説明する。502でユーザホスト1050から管理識別情報100を付加されたプリントデータをネットワーク経由で送出し、503で画像形成装置1001にて受信される。プリントデータを受信した画像形成装置1001では、PDLデータを展開するとともに、504でメディア供給装置からメディア給紙処理を開始する。505で受信したプリントデータについて、付加情報の有無を判定し、付加情報無しであれば508で給紙したメディアにプリンタエンジンが画像形成を行い、509でメディアを排紙し、終了する。
【0018】
505で付加情報ありと判定した場合、506でさらに給紙したメディアが、付加情報を記憶する能力を持ったメディアかどうかを判定する。メモリ機能を持たないメディアが給紙されていた場合、付加情報を書き込むことができず受信した付加情報が失われてしまうため、画像形成処理を行わず、509の排紙処理を行い終了する。506で給紙したメディアがメモリ機能を持つメディアであると判断した場合、507でまずユーザホストから受信した付加情報(管理識別情報)をメディアの記憶装置に書き込む。ここで、画像処理装置1001はユーザホストから受信した付加情報100に加えて、図3に示すように221、222、223のさらに追加してメディアの記憶装置に書き込む。221は画像形成装置1001の製品名称、222は画像形成装置1001の固体を識別するためのシリアル番号、223は画像形成装置1001のネットワーク上のアドレスである。221、222、223の情報は、プリントアウトされたメディアがどの画像形成装置で出力されたかを特定するために必要な情報である。507でメディアの記憶装置への図3に示す付加情報の書き込みを終えると、508で受信したPDLデータから生成した画像をメディア上に画像形成し、509で排紙し、終了する。ここで、画像形成され排紙された印刷物は、メディアの記憶装置を読み出すことが可能な読取装置を用いることで、該メディアに印刷された情報が機密Level5、すなわち「部内関係者公開は許可。部外者への公開禁止」であること、プリント出力したユーザ名や装置特定することができ、電子データからメディア上に画像形成された情報の追跡が可能となるのである。
【0019】
続いて第二の構成について説明する。
【0020】
第一の構成ではプリント出力したいプリントデータがネットワーク上のホスト1050にあり、ネットワーク経由で画像形成装置に送信されたのにたいし、第二の構成では、プリントデータ自体が画像形成装置1001の記憶装置に保持されていることが異なる。
【0021】
プリントデータへの管理識別情報の付加は、画像形成装置1001でプリントデータ生成時に付加してもよいし、あとからユーザが画像形成装置の操作部、あるいはユーザホスト1050からのネットワーク経由の操作によって付加してもよい。
【0022】
この画像形成装置内に保持されるプリントデータに対し、ユーザが画像形成装置1001の操作部からのプリント指示によって、あるいはユーザホスト1050からのネットワーク経由のプリント指示によって、図4の504以後の処理が開始される。504以後の処理は第一の構成と同一であるため、説明を割愛する。
【0023】
【発明の効果】
電子データのプリント出力時に必ず付加情報をメディアに記憶させることで、プリント出力後も情報を識別、追跡可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークシステム全体の構成図。
【図2】ホストから送信されるデータ構成の構成図。
【図3】画像形成装置で印刷メディアに書き込む情報の構成図。
【図4】ホストから送信されたデータをプリントアウトする処理の流れ図。
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データとは独立した情報を付加された印刷データをプリント可能なプリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ及びネットワークの普及とともに、セキュリティに対するニーズが近年ますます高まっており、複写機、プリンタのようにネットワークに接続されホストと連携して利用されることが多い事務機器においても、同様に電子データ、紙データの管理におけるセキュリティ対応が求められている。例えば、プリンタを複数のユーザで共有している(すなわち誰でもプリンタの設置場所に行くことができる)場合、機密情報を不用意にプリント出力すると、本来その情報にアクセスさせるべきでない人物がたまたまプリンタのそばにいた場合、簡単に紙データとして覗き見や奪取が可能となってしまう。この問題に対しては、ホストからプリンタや複写機にプリントデータを投入する場合、パスワード情報を付加し、プリントデータを受けたプリンタや複写機側では、操作パネルから正しいパスワードが入力されるまでプリント動作を行わないような構成が実施されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
また機密度の高い情報のように、電子データ、紙データといったメディア形態を問わず、情報そのものの管理、追跡が重要な場合もある。特に電子データをプリントアウトすると、電子データの状態ではアクセス権限制限や、機密情報であることを示す付加情報が存在していたとしても、元の電子データが画像としてメディア上に形成されるのみであり電子データの状態で保持されていた各種の管理、識別情報は失われてしまう。この問題に対しては、画像を形成する印刷メディア自体に磁気テープ、あるいは微小サイズの記憶装置を埋め込み、画像形成すると同時にメディア自体に付加的な管理識別情報を書き込む構成が考えられる。これにより、画像データに影響することなく、かつ電子データの状態で存在していた管理識別情報を失うことなく印刷メディアに記録することで、例えば機密データをプリントアウトした場合にも、該印刷物が機密データであることを識別することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−124178号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、プリントアウトしようとする電子データに管理識別情報が付加されており、かつプリンタエンジンがメディアの記憶装置に対する書き込み能力を備えていたとしても、記憶能力を具備した印刷メディアを使用しなければ単に通常のメディアに画像のみが形成されてしまうため、電子データ時の管理識別情報がやはり失われてしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するための第一の手段は、プリントデータに対し、画像データとは独立な任意の情報を付加してネットワークへ送出可能なホストコンピュータと、前記ホストコンピュータから送出されたプリントデータを受信するネットワーク接続手段、印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジン、前記メモリ機能付き印刷メディアを含む印刷メディアを保持し、プリント動作時には前記プリンタエンジンに供給可能な、印刷メディア供給手段、プリント動作時に前記印刷メディア供給手段からプリンタエンジンに供給された印刷メディアのメディア種別を識別し、該メディアが前記メモリ機能付き印刷メディアか否かを判定する、メディア種別判定手段、プリント出力しようとする電子データに、前記電子データ管理手段によって任意の管理識別情報が付加されていた場合、前記印刷メディア判定手段による判定結果に基づいて、メモリ機能付きメディアであれば、該メディアの記憶手段に対して電子データに付加されている管理識別情報を書き込み、電子データをメディア上に画像形成する。
【0007】
▲5▼メモリ機能付きメディアでなければ、画像形成動作を行わない。ように前記プリンタエンジンを制御する、プリンタエンジン制御手段、とを具備した画像形成装置と、から構成される、プリントシステムである。
【0008】
第二の手段は、プリント出力可能な電子データに対し、該データに画像データとは独立な任意の情報を付加することが可能な、電子データ管理編集手段と、印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジンと、前記メモリ機能付き印刷メディアを含む印刷メディアを保持し、プリント動作時には前記プリンタエンジンに供給可能な、印刷メディア供給手段と、プリント動作時に前記印刷メディア供給手段からプリンタエンジンに供給された印刷メディアのメディア種別を識別し、該メディアが前記メモリ機能付き印刷メディアか否かを判定する、メディア種別判定手段と、プリント出力しようとする電子データに、前記電子データ管理識別手段によって管理識別情報が付加されていた場合、前記印刷メディア判定手段による判定結果に基づいて、▲1▼メモリ機能付きメディアであれば、該メディアの記憶手段に対して電子データに付加されている管理識別情報を書き込み、電子データをメディア上に画像形成する。
【0009】
▲2▼メモリ機能付きメディアでなければ、画像形成動作を行わない。ように前記プリンタエンジンを制御する、プリンタエンジン制御手段と、を具備したことを特徴とする画像形成装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下で本発明の装置及びその動作について詳細に説明する。
【0011】
まず第一の構成について説明する。
【0012】
本発明のネットワークシステム全体の構成図を図1に示す。1001は本発明の装置で、後述するスキャナとプリンタから構成され、スキャナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク1010(以下LAN)に流したり、LANから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。また、スキャナから読んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN(1030)に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。1002は、データベースサーバで、本発明の装置1001により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。1003は、データベースサーバ1002のデータベースクライアントで、データベース1002に保存されている画像データを閲覧/検索等できる。1004は、電子メールサーバで、本発明の装置1001により読み取った画像を電子メールの添付として受け取ることができる。1005は、電子メールのクライアントで、電子メールサーバ1004の受け取ったメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信したり、可能である。1006がHTML文書をLANに提供するWWWサーバで、本発明の装置1001によりWWWサーバで提供されるHTML文書をプリントアウトできる。1007は、ルータでLAN1010をインターネット/イントラネット1012と連結する。インターネット/イントラネットに、前述したデータベースサーバ(1002)、WWWサーバ(1006)、電子メールサーバ(1004)、本発明の装置(1001)と同様の装置が、それぞれ1020、1021、1022、1023として連結している。またネットワーク上から本発明の装置を含む各種機器を使用可能なようにユーザのホスト(1050)が接続されている。
【0013】
一方、本発明の装置1001は、PSTNまたはISDN(1030)を介して、FAX装置1031と送受信可能になっている。また、LAN上にプリンタ1040も連結されており、本発明の装置1001により読み取った画像をプリントアウト可能なように構成されている。
【0014】
本プリントシステムは、プリントデータを保持し、管理識別情報を該プリントデータに付加し、さらにネットワーク経由で送出するユーザホスト1050と、ネットワークで接続された画像形成装置1001、1023からなる(以下画像形成装置については1001を用いて説明する)。
【0015】
図2はユーザホスト1050から画像形成装置1001に送信される、データの全体構成である。200がメディア上に印字される画像を記述した、PDLデータであり、101がホストにより付加される管理識別情報である。102はユーザホスト1050からプリントデータが送出された日時である。103はプリントデータ200の文書名である。104はこの文書の機密度をあらわしており、図2の例では機密Level5、である。本実施例においては、この機密Level5、とは、「部内関係者公開は許可。部外者への公開禁止」に該当する機密情報であることを意味するものとする。105、106はそれぞれ本プリントデータをユーザホスト1050から画像形成装置1001に送信し、プリントアウトを実行したユーザ名と、ユーザIDである。ユーザホスト上の各ユーザには予めユーザ名とユーザIDが割り当てられているものとする。
【0016】
なお図2の構成では印字される画像データと、付加される管理識別情報が明確に分離されているが、200のPDLデータ内部に、PDLデータの一部としてこの管理識別情報を埋め込み、画像形成装置側でPDLデータを解釈して画像データと管理識別情報を分離する構成とすることも可能である。また、この管理識別情報は、ホスト上に保存されたプリントデータに予め付加されていてもよいし、ホストから画像形成装置にプリントデータを送信する時点で管理識別情報を生成し、付加する構成のどちらでもよい。
【0017】
つづいて流れ図4を用いて、ユーザホスト1050から送信したプリントデータが画像形成装置1001でプリント出力されるまでの処理を説明する。502でユーザホスト1050から管理識別情報100を付加されたプリントデータをネットワーク経由で送出し、503で画像形成装置1001にて受信される。プリントデータを受信した画像形成装置1001では、PDLデータを展開するとともに、504でメディア供給装置からメディア給紙処理を開始する。505で受信したプリントデータについて、付加情報の有無を判定し、付加情報無しであれば508で給紙したメディアにプリンタエンジンが画像形成を行い、509でメディアを排紙し、終了する。
【0018】
505で付加情報ありと判定した場合、506でさらに給紙したメディアが、付加情報を記憶する能力を持ったメディアかどうかを判定する。メモリ機能を持たないメディアが給紙されていた場合、付加情報を書き込むことができず受信した付加情報が失われてしまうため、画像形成処理を行わず、509の排紙処理を行い終了する。506で給紙したメディアがメモリ機能を持つメディアであると判断した場合、507でまずユーザホストから受信した付加情報(管理識別情報)をメディアの記憶装置に書き込む。ここで、画像処理装置1001はユーザホストから受信した付加情報100に加えて、図3に示すように221、222、223のさらに追加してメディアの記憶装置に書き込む。221は画像形成装置1001の製品名称、222は画像形成装置1001の固体を識別するためのシリアル番号、223は画像形成装置1001のネットワーク上のアドレスである。221、222、223の情報は、プリントアウトされたメディアがどの画像形成装置で出力されたかを特定するために必要な情報である。507でメディアの記憶装置への図3に示す付加情報の書き込みを終えると、508で受信したPDLデータから生成した画像をメディア上に画像形成し、509で排紙し、終了する。ここで、画像形成され排紙された印刷物は、メディアの記憶装置を読み出すことが可能な読取装置を用いることで、該メディアに印刷された情報が機密Level5、すなわち「部内関係者公開は許可。部外者への公開禁止」であること、プリント出力したユーザ名や装置特定することができ、電子データからメディア上に画像形成された情報の追跡が可能となるのである。
【0019】
続いて第二の構成について説明する。
【0020】
第一の構成ではプリント出力したいプリントデータがネットワーク上のホスト1050にあり、ネットワーク経由で画像形成装置に送信されたのにたいし、第二の構成では、プリントデータ自体が画像形成装置1001の記憶装置に保持されていることが異なる。
【0021】
プリントデータへの管理識別情報の付加は、画像形成装置1001でプリントデータ生成時に付加してもよいし、あとからユーザが画像形成装置の操作部、あるいはユーザホスト1050からのネットワーク経由の操作によって付加してもよい。
【0022】
この画像形成装置内に保持されるプリントデータに対し、ユーザが画像形成装置1001の操作部からのプリント指示によって、あるいはユーザホスト1050からのネットワーク経由のプリント指示によって、図4の504以後の処理が開始される。504以後の処理は第一の構成と同一であるため、説明を割愛する。
【0023】
【発明の効果】
電子データのプリント出力時に必ず付加情報をメディアに記憶させることで、プリント出力後も情報を識別、追跡可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークシステム全体の構成図。
【図2】ホストから送信されるデータ構成の構成図。
【図3】画像形成装置で印刷メディアに書き込む情報の構成図。
【図4】ホストから送信されたデータをプリントアウトする処理の流れ図。
Claims (2)
- プリントデータに対し任意の管理識別情報を付加してネットワークへ送出可能なホストコンピュータと、
前記ホストコンピュータから送出されたプリントデータを受信するネットワーク接続手段、
印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジン、
前記メモリ機能付き印刷メディアを含む印刷メディアを保持し、プリント動作時には前記プリンタエンジンに供給可能な、印刷メディア供給手段、
プリント動作時に前記印刷メディア供給手段からプリンタエンジンに供給された印刷メディアのメディア種別を識別し、該メディアが前記メモリ機能付き印刷メディアか否かを判定する、メディア種別判定手段、
プリント出力しようとする電子データに、前記電子データ管理手段によって任意の管理識別情報が付加されていた場合、前記印刷メディア判定手段による判定結果に基づいて、
▲1▼メモリ機能付きメディアであれば、該メディアの記憶手段に対して電子データに付加されている管理識別情報を書き込み、電子データをメディア上に画像形成する、
▲2▼メモリ機能付きメディアでなければ、画像形成動作を行わない。
ように前記プリンタエンジンを制御する、プリンタエンジン制御手段、
とを具備した画像形成装置と、
から構成される、プリントシステム。 - プリント出力可能な電子データに対し、該データに任意の管理識別情報を付加することが可能な、電子データ管理編集手段と、
印刷メディア上に形成される画像とは独立な情報を書き込み・読み出し可能な、不揮発性の記憶手段を具備するメモリ機能付き印刷メディアに対し、プリントデータを印刷メディア上に画像形成するとともに、該印刷メディアの記憶手段に対してプリントデータに付加された任意のデータを書き込み可能なプリンタエンジンと、
前記メモリ機能付き印刷メディアを含む印刷メディアを保持し、プリント動作時には前記プリンタエンジンに供給可能な、印刷メディア供給手段と、
プリント動作時に前記印刷メディア供給手段からプリンタエンジンに供給された印刷メディアのメディア種別を識別し、該メディアが前記メモリ機能付き印刷メディアか否かを判定する、メディア種別判定手段と、
プリント出力しようとする電子データに、前記電子データ管理識別手段によって管理識別情報が付加されていた場合、前記印刷メディア判定手段による判定結果に基づいて、
▲3▼メモリ機能付きメディアであれば、該メディアの記憶手段に対して電子データに付加されている管理識別情報を書き込み、電子データをメディア上に画像形成する。
▲4▼メモリ機能付きメディアでなければ、画像形成動作を行わない。
ように前記プリンタエンジンを制御する、プリンタエンジン制御手段と、
を具備したことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003150192A JP2004355177A (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | プリントシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003150192A JP2004355177A (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | プリントシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004355177A true JP2004355177A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34046071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003150192A Withdrawn JP2004355177A (ja) | 2003-05-28 | 2003-05-28 | プリントシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004355177A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007060858A1 (ja) * | 2005-11-25 | 2007-05-31 | Pioneer Corporation | 画像情報出力装置及び印刷装置、情報記録装置並びに画像情報出力プログラム及び印刷プログラム、情報記録プログラム |
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2003
- 2003-05-28 JP JP2003150192A patent/JP2004355177A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007060858A1 (ja) * | 2005-11-25 | 2007-05-31 | Pioneer Corporation | 画像情報出力装置及び印刷装置、情報記録装置並びに画像情報出力プログラム及び印刷プログラム、情報記録プログラム |
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