JP2004355101A - 2線式伝送器 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送器内のセンサやMPUが異常になったときは、異常状態であることを示すために正常範囲外の電流を出力するようにしているが、出力電流を伝送器の消費電流以下にすることができないので、異常時の出力電流を4mA以下に設定した場合に十分なノイズマージンを取ることができなかったという課題を解決する。
【解決手段】センサやMPUが異常になったときに、周辺回路に供給するクロックの周波数を下げ、また周辺回路への電力供給を停止するようにした。消費電流が小さくなるので、異常時の出力電流を4mAより小さくしたときでも十分なノイズマージンを取ることができる。
【選択図】 図1

Description

【発明の属する技術分野】
この発明は、確実に異常信号を出力することができる2線式伝送器に関するものである。
【0001】
【従来の技術】
図6に2線式伝送器の構成を示す。図6において、MPU5には圧力、流量などの物理量信号が入力される。MPU5はこの物理量信号をPWM(Pulse Width Modulation)信号に変換して出力する。6は異常時用出力設定スイッチであり、異常時に出力する信号を発生する。この異常時信号とMPU5のPWM信号はゲートアレイ7に入力される。
【0002】
ゲートアレイ7には異常状態を検出するウオッチドッグタイマ71および切り替えスイッチ72が内蔵されている。切り替えスイッチ72は通常はMPU5からのPWM信号を選択し、ウオッチドッグタイマ71が異常状態を検出すると異常時に出力する信号を選択する。
【0003】
切り替えスイッチ72で選択された信号は平滑回路8で電圧信号に変換され、出力電流制御回路91に入力される。また、この2線式伝送器に流れる電流(出力電流)は抵抗93で電圧信号に変換され、出力電流検出信号として出力電流制御回路91に入力される。出力電流制御回路91は、この2線式伝送器に流れる電流、すなわち出力電流が平滑回路8の出力電圧に比例するようにトランジスタ92を制御する。
【0004】
ウオッチドッグタイマ71が異常状態を検出すると、平滑回路8には異常時に出力する信号が入力される。この信号は出力電流の定常範囲外の電流値になるように設定される。例えば、定常範囲が4〜20mAであると、4mA未満、または20mAよりも大きな値になるようにされる。このようにすることにより、正常状態と異常状態を確実に区別することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような2線式伝送器には、次のような課題があった。
【0006】
2線式伝送器は出力電流で伝送器自身の消費電流を賄うものであるので、出力電流を伝送器の消費電流以下にすることはできない。そのため、異常時の信号を確実に検出することができないことがあるという課題があった。
【0007】
このことを図7に基づいて説明する。図7の縦軸は出力電流の値、横軸は異常時に出力される出力電流の設定値である。この出力設定値が3.6mAであり、ノイズマージンが5%であるとすると、設定値の下限は3.2mAになる。しかし、伝送器の消費電流を3.4mAとすると出力電流は3.4mA以下に下げることができないので5%のノイズマージンを確保することができず、異常状態を確実に検出することができない。
【0008】
従って本発明の目的は、異常時に伝送器の消費電流を少なくすることにより、確実に異常信号のノイズマージンを確保することができる2線式伝送器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、そのセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部と、所定のクロックを分周する第1の分周回路と、この第1の分周回路によってクロックが供給される第1の周辺回路とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記第1の分周回路の分周比を大きくすると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたものである。警報のノイズマージンを確保できる。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号を出力するようにしたものである。警報のノイズマージンを確保できる。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、所定のクロックを分周する第2の分周回路と、この第2の分周回路によってクロックが供給される第2の周辺回路とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記出力制御部は前記第2の分周回路の分周比を大きくするようにしたものである。警報時の消費電力をさらに減らすことができる。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし請求項3いずれかに記載の発明は、前記制御部が出力する前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse Width Modulation)設定値であるようにしたものである。
【0013】
請求項5記載の発明は、物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、このセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部と、この制御部の動作を監視するウオッチドッグタイマと、所定のクロックを分周する第2の分周回路と、この第2の分周回路によってクロックが供給される第2の周辺回路とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、前記第2の分周回路の分周比を大きくすると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたものである。警報のノイズマージンを確保できる。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する出力電流よりも小さい電流値に関連する信号を出力するようにしたものである。警報のノイズマージンを確保できる。
【0015】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、所定のクロックを分周する第1の分周回路と、この第1の分周回路によってクロックが供給される第1の周辺回路とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに前記第2の分周回路は前記第1の分周回路の分周比を大きくするようにしたものである。警報時の消費電力をさらに減らすことができる。
【0016】
請求項8記載の発明は、請求項5ないし請求項7いずれかに記載の発明において、前記制御部が出力する、前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse
Width Modulation)設定値であるようにしたものである。
【0017】
請求項9記載の発明は、物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、そのセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記制御部は周辺回路への電力供給を停止すると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたものである。警報時のノイズマージンを確保できる。
【0018】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号を出力するようにしたものである。警報時のノイズマージンを確保できる。
【0019】
請求項11記載の発明は、請求項9または請求項10記載の発明において、前記制御部が出力する前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse Width Modulation)設定値であるようにしたものである。
【0020】
請求項12記載の発明は、物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、このセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部と、この制御部の動作を監視するウオッチドッグタイマとを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、周辺回路への電力供給を停止すると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたものである。警報時のノイズマージンを確保できる。
【0021】
請求項13記載の発明は、請求項12記載の発明において、前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する出力電流よりも小さい電流値に関連する信号を出力するようにしたものである。警報のノイズマージンを確保できる。
【0022】
請求項14記載の発明は、請求項12または請求項13記載の発明において、前記制御部が出力する、前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse Width Modulation)設定値であるようにしたものである。
【発明の実施の形態】
以下に、図に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は本発明に係る2線式伝送器の一実施例を示す構成図である。なお、図6と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図1において、1はMPUであり、物理量信号が入力され、それに対応するPWM設定値および信号αを出力する。また、クロック低減信号が入力される。
【0023】
2はゲートアレイであり、MPU1が出力するPWM設定値および信号αが入力され、クロック低減信号をMPU1に出力する。このゲートアレイ2は入力されたPWM設定値からPWM信号を作成して、平滑回路8に出力する。
【0024】
図2にMPU1およびゲートアレイ2の内部構成を示す。MPU1は制御部として動作するMPUコア11,分周比設定レジスタ12,クロック分周回路13および内部回路である周辺回路14で構成される。MPUコア11には物理量信号が入力され、この物理量信号に対応したPWM設定値をゲートアレイ2に出力する。
【0025】
MPUコア11はまた分周比設定レジスタ12の分周比を設定する。クロック分周回路13は分周比設定レジスタ12に設定された分周比でクロックを分周し、周辺回路14およびMPUコア11に出力する。また、MPUコア11は信号αをゲートアレイ2に出力する。
【0026】
MPUコア11はセンサなどが正常に動作しているかどうかをチェックし、異常と判断すると分周比設定レジスタ12に設定する分周比を大きくする。その結果、クロック分周回路13が出力するクロックの周波数が低下する。CMOS回路はクロックの周波数が低くなると消費電流が小さくなるという特性があるので、クロック周波数を下げることにより、消費電流を低減することができる。
【0027】
ゲートアレイ2はウオッチドッグタイマ21,出力切換制御部として動作するPWM切換制御部22,分周比設定レジスタ23,クロック分周回路24,内部回路である周辺回路25,選択器26,PWM設定レジスタ27,PWM生成回路28および異常時用設定値格納レジスタ29で構成される。
【0028】
ウオッチドッグタイマ21はMPU1が正常に動作しているかどうかをチェックし、その結果をPWM切換制御部22に出力する。PWM切換制御部22は選択器26を制御する。選択器26はMPUコア11が出力するPWM設定値と異常時用設定値格納レジスタ29に格納された値のいずれかを選択して、PWM設定レジスタ27に設定する。PWM生成回路28はPWM設定レジスタ27に設定された値に基づいてPWM信号を生成して平滑回路8に出力する。
【0029】
PWM切換制御部22はまた分周比設定レジスタ23に分周比を設定する。クロック分周回路24は分周比設定レジスタ23に設定された分周比に基づいてクロックを分周して、周辺回路25に出力する。また、クロック分周回路24はクロック低減信号をクロック分周回路13に出力する。
【0030】
MPU1が正常であると、PWM切換制御部22は選択器26を制御してMPUコア11が出力するPWM設定値をPWM設定レジスタ27に出力する。また、分周比設定レジスタ23に設定する分周比を小さくする。周辺回路25には正規の周波数のクロックが供給される。
【0031】
MPU1が異常になると、ウオッチドッグタイマ21はPWM切換制御部22にその旨の信号を送る。PWM切換制御部22は選択器26を制御して異常時用設定値格納レジスタ29に格納された値をPWM設定レジスタ27に出力する。そのため、PWM生成回路28が生成するPWM信号は定常範囲から外れた異常状態を示す値になる。
【0032】
また、PWM切換制御部22は分周比設定レジスタ23に設定する分周比を大きくする。そのため、周辺回路25には正規の周波数よりも低い周波数のクロックが供給される。同時に、クロック分周回路24はクロック分周回路13にクロック低減信号を出力する。クロック分周回路13はクロック低減信号が入力されると分周比を大きくして、周辺回路14およびMPUコア11に正規の周波数よりも低い周波数のクロックを供給する。
【0033】
さらに、MPUコア11はセンサなどが異常であると判断すると、信号αをPWM切換制御部22に出力する。PWM切換制御部22はこの信号αが入力されると選択部26を制御して異常時用設定値格納レジスタ29に格納された値をPWM設定レジスタ27に設定する。これによって、PWM生成回路28が出力するPWM信号は異常状態を示す値になる。
【0034】
次に、図3フローチャートに基づいてさらに詳細に説明する。図3左側はMPU1が正常であってセンサ等それ以外の部分が異常になった場合の処理、右側はMPU1が異常になったときの処理である。(a−1)でセンサが故障すると、(a−2)でMPUコア11がそれを認識して、(a−3)で分周比設定レジスタ12に大きな分周比を設定する。その結果、周辺回路14およびMPUコア11に供給されるクロックの周波数が低くなり、回路の消費電流が減少する。
【0035】
さらに、(a−4)でMPUコア11がPWM切換制御部22に信号αを出力すると、(a−5)でPWM切換制御部22は選択器26を制御して異常時用設定値格納レジスタ29に格納された値をPWM設定レジスタ27にセットする。その結果、PWM生成回路28が出力するPWM信号は4mAよりも小さい異常状態を示す値になる。周辺回路14とMPUコア11に供給されるクロックの周波数は正規の値より低いので消費電流が下がるため、安定して異常状態を示す信号を出力することができる(c−1)。
【0036】
なお、図2で説明したように、信号αが入力されると分周比設定レジスタ23に設定する分周比を大きくして、周辺回路25に供給するクロックの周波数を正規の値より小さくするようにしてもよい。このようにすると、消費電流をさらに下げることができる。
【0037】
図3右側のフローチャートは、MPU1が異常になったときのフローである。(b−1)でMPU1が異常になると、(b−2)でウオッチドッグタイマ21が働き、(b−3)でPWM切換制御部22は分周比設定レジスタ23に大きな分周比を設定する。その結果、周辺回路25には正規の値よりも低い周波数のクロックが供給される。
【0038】
次に、(b−4)でPWM切換制御部22が選択部26を制御して、異常時用設定値格納レジスタ29に格納された値をPWM設定レジスタ27にセットする。PWM生成回路28が出力するPWM信号は4mAよりも小さい異常状態を示す値になる。周辺回路25に供給されるクロックの周波数は正規の値より低くなっているので消費電流が下がるため、安定して異常状態を示す信号を出力することができる(c−1)。
【0039】
図4に本実施例の効果を示す。図4左の図は周辺回路14,25の消費電流が動作クロックによって下がることを示している。CLK1より低い周波数のCLK2に変更すると、図のように消費電流を下げることができる。同右側の図は動作クロックと出力設定値の関係を示す。CLK1では消費電流が大きくて5%のノイズマージンを確保できないが、CLK2にすると5%のノイズマージンを確保できる。
【0040】
図5に本発明の他の実施例を示す。なお、図2と同じ要素には同一符号を付し、説明を省略する。図5において、3はMPUであり、MPUコア11,周辺回路14およびこの周辺回路14に電力を供給する電力供給回路31で構成されている。電力供給回路31はMPUコア11で制御される。
【0041】
4はゲートアレイであり、ウオッチドッグタイマ21,PWM切換制御部22,周辺回路25,この周辺回路25に電力を供給する電力供給回路41,選択器26,PWM設定レジスタ27,PWM生成回路28および異常時用設定値格納レジスタ29で構成される。電力供給回路41はPWM切換制御部22で制御される。また、電力供給回路41から電力供給回路31に制御信号が出力される。
【0042】
次に、この実施例の動作を説明する。MPUコア11が異常を検出しないときは、MPUコア11は物理量信号をPWM設定値に変換して選択器26に出力する。また、電力供給回路31は周辺回路14に電力を供給する。MPUコアが正常であり、かつセンサなどの異常を検出したときは、PWM切換制御部22に信号αを出力する。そして、電力供給回路31を制御して周辺回路14への電力供給を停止させる。
【0043】
ウオッチドッグタイマ21が異常を検出せずかつ信号αが入力されないときは、PWM切換制御部は選択器26を制御してMPUコア11が出力するPWM設定値をPWM設定レジスタ27に出力する。また、電力供給回路41を制御して、周辺回路25に電力を供給する。
【0044】
ウオッチドッグタイマ21がMPU3の異常を検出するか、信号αが入力されると、PWM切換制御部22は選択器26を制御して、異常時用設定値格納レジスタ29に格納された値をPWM設定レジスタ27に出力する。また、電力供給回路41を制御して周辺回路25への電力供給を停止させる。電力供給回路41が周辺回路25への電力供給を停止するときは、電力供給回路31に信号を出力して、周辺回路14への電力供給を停止させる。
【0045】
すなわち、この実施例では異常が発生すると周辺回路14,25への電力供給を停止させるようにする。このため、伝送器自体の消費電流が低下するので、異常時の出力電流のノイズマージンを確保することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次の効果が期待できる。
請求項1ないし請求項4記載の発明によれば、センサを監視する制御部がセンサの異常を検出したときに出力電流を低下させると共に、周辺回路に供給する供給するクロックの周波数を低下させるようにした。また、選択器によってセンサ出力と警報出力を切り替えるようにし、そのときに他の周辺回路に供給するクロック周波数を低下させるようにした。さらに、センサの出力をPWM信号に変換するようにした。
【0047】
CMOS回路は供給されるクロックの周波数が低くなると消費電力が小さくなるという特性があるので、クロック周波数を下げることにより、伝送器の消費電流を少なくすることができる。従って、定常状態の消費電流が大きい伝送器であっても警報時のノイズマージンを充分に取ることができるので、受け側の機器が確実に異常状態を検出することが出来るという効果がある。
【0048】
また、分周回路の分周比を大きくするだけでクロック周波数を下げることができるので、簡単な構成で実現することが出来るという効果もある。クロック周波数を低下させると周辺回路が正常に動作しない場合もあるが、異常状態であるので周辺回路を正常に動作させる必要がないので、問題が発生することがない。さらに、PWM信号に変換することにより、デジタル回路との親和性が良くなるという効果もある。
【0049】
請求項5ないし請求項8記載の発明によれば、制御部を監視するウオッチドッグがセンサの異常を検出したときに出力電流を低下させると共に、周辺回路に供給する供給するクロックの周波数を低下させるようにした。また、選択器によってセンサ出力と警報出力を切り替えるようにし、そのときに他の周辺回路に供給するクロック周波数を低下させるようにした。さらに、センサの出力をPWM信号に変換するようにした。
【0050】
CMOS回路は供給されるクロックの周波数が低くなると消費電力が小さくなるという特性があるので、クロック周波数を下げることにより、警報時の消費電流を少なくすることができる。従って、定常状態の消費電流が大きい伝送器であってもノイズマージンを充分に取ることができるので、受け側の機器が確実に異常状態を検出することが出来るという効果がある。
【0051】
また、分周回路の分周比を大きくするだけでクロック周波数を下げることができるので、簡単な構成で実現することが出来るという効果もある。クロック周波数を低下させると周辺回路が正常に動作しない場合もあるが、異常状態であるので周辺回路を正常に動作させる必要がないので、問題が発生することがない。さらに、PWM信号に変換することにより、デジタル回路との親和性が良くなるという効果もある。
【0052】
請求項9ないし請求項11記載の発明によれば、センサを監視する制御部がセンサの異常を検出したときに出力電流を低下させると共に、周辺回路への電力供給を停止するようにした。また、選択器によってセンサ出力と警報出力を切り替えるようにし、さらに、センサの出力をPWM信号に変換するようにした。
【0053】
異常時に周辺回路に電力を供給しないので、伝送器自体の消費電流を低減することができる。従って、定常状態の消費電流が大きい伝送器であってもノイズマージンを充分に取ることができるので、受け側の機器が確実に異常状態を検出することが出来るという効果がある。周辺回路以外の部分には電力が供給されるので、警報出力に支障を来すことはない。また、PWM信号に変換することによって、デジタル回路との親和性が良くなるという効果がある。
【0054】
請求項12ないし請求項14記載の発明によれば、センサを監視する制御部を監視するウオッチドッグタイマが制御部の異常を検出したときに出力電流を低下させると共に、周辺回路への電力供給を停止するようにした。また、選択器によってセンサ出力と警報出力を切り替えるようにし、さらに、センサの出力をPWM信号に変換するようにした。
【0055】
異常時に周辺回路の電力を供給しないので、警報時の消費電流を低減することができる。従って、定常状態の消費電流が大きい伝送器であってもノイズマージンを充分に取ることができるので、受け側の機器が確実に異常状態を検出することが出来るという効果がある。周辺回路以外の部分には電力が供給されるので、警報出力に支障を来すことはない。また、PWM信号に変換することによって、デジタル回路との親和性が良くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】MPUとゲートアレイの内部構成図である。
【図3】本発明の実施例の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の効果を説明するための特性図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図6】従来の2線式伝送器の構成図である。
【図7】従来の2線式伝送器の特性図である。
【符号の説明】
1、3 MPU
11 MPUコア
12,23 分周比設定レジスタ
13、24 クロック分周回路
14、25 周辺回路
2、4 ゲートアレイ
21 ウオッチドッグタイマ
22 PWM切換制御部
26 選択器
27 PWM設定レジスタ
28 PWM生成回路
29 異常時用設定値格納レジスタ
31,41 電力供給回路

Claims (14)

  1. 物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、そのセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部と、所定のクロックを分周する第1の分周回路と、この第1の分周回路によってクロックが供給される第1の周辺回路とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記第1の分周回路の分周比を大きくすると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたことを特徴とする2線式伝送器。
  2. 前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載の2線式伝送器。
  3. 所定のクロックを分周する第2の分周回路と、この第2の分周回路によってクロックが供給される第2の周辺回路とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記出力制御部は前記第2の分周回路の分周比を大きくするようにしたことを特徴とする請求項2記載の2線式伝送器。
  4. 前記制御部が出力する前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse Width Modulation)設定値であることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれかに記載の2線式伝送器。
  5. 物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、このセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部と、この制御部の動作を監視するウオッチドッグタイマと、所定のクロックを分周する第2の分周回路と、この第2の分周回路によってクロックが供給される第2の周辺回路とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、前記第2の分周回路の分周比を大きくすると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたことを特徴とする2線式伝送器。
  6. 前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する出力電流よりも小さい電流値に関連する信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項5記載の2線式伝送器。
  7. 所定のクロックを分周する第1の分周回路と、この第1の分周回路によってクロックが供給される第1の周辺回路とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに前記第2の分周回路は前記第1の分周回路の分周比を大きくするようにしたことを特徴とする請求項6記載の2線式伝送器。
  8. 前記制御部が出力する、前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse Width Modulation)設定値であることを特徴とする請求項5ないし請求項7いずれかに記載の2線式伝送器。
  9. 物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、そのセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記制御部は周辺回路への電力供給を停止すると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたことを特徴とする2線式伝送器。
  10. 前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記制御部が前記センサの異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項9記載の2線式伝送器。
  11. 前記制御部が出力する前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse Width Modulation)設定値であることを特徴とする請求項9または請求項10記載の2線式伝送器。
  12. 物理量を電気信号に変換するセンサと、このセンサの出力が入力され、このセンサ出力を加工して出力すると共に前記センサの動作を監視する制御部と、この制御部の動作を監視するウオッチドッグタイマとを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、周辺回路への電力供給を停止すると共に、出力電流を前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する出力電流の値よりも小さくするようにしたことを特徴とする2線式伝送器。
  13. 前記制御部の出力および前記センサが検出する前記物理量の下限値に対応する電流値よりも小さい出力電流の値に関連する信号が入力される選択器と、この選択器の出力が入力され、出力電流を生成する出力部と、前記選択器を制御し、前記制御部の出力が入力される出力制御部とを有し、前記ウオッチドッグタイマが前記制御部の異常を検出したときに、前記出力制御部は前記選択器を制御して、前記出力部に前記物理量の下限値に対応する出力電流よりも小さい電流値に関連する信号を出力するようにしたことを特徴とする請求項12記載の2線式伝送器。
  14. 前記制御部が出力する、前記センサの出力を加工した信号は、PWM(Pulse Width Modulation)設定値であることを特徴とする請求項12または請求項13記載の2線式伝送器。
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JP2011529601A (ja) * 2008-07-31 2011-12-08 マイクロ・モーション・インコーポレーテッド 2線式の機器用バスにおいて消費電力を予測的に制限するためのバス機器および方法

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