JP2004354832A - 画像形成装置 - Google Patents

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Kazuyuki Iwamoto
和幸 岩本
Kenichi Manabe
真鍋  健一
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Abstract

【課題】本発明は、原稿搬送装置と画像読取部をスライドする機構を有する画像形成装置において、スライド時においても画像形成装置の重心位置の変化を少なくし、また装置の小型化を図ることが可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録媒体に画像を記録する画像形成部と、前記画像形成部に対してずらす方向へスライド移動可能な画像読取部と、前記画像読取部へ原稿を搬送する原稿搬送装置と、前記画像読取部の下方かつ前記画像形成部の上部に設けられた、該画像形成部のカバー部材とを有し、前記画像読取部および原稿搬送装置をスライド移動させた状態で前記カバー部材を開くことにより前記画像形成部の内部に対して作業可能な画像形成装置において、前記カバー部を開いた際に、該カバー部と前記原稿搬送装置とを係合可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置上部にスライド移動可能な画像読取装置を備えた画像形成装置に関し、特にメンテナンス性の向上を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、デジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置にあっては、図8に示すように、画像形成部A、画像読取部Bと、画像読取部Bに原稿を連続的に搬送する原稿搬送装置Cからなる構成が知られている。
【0003】
図8に示す画像読取部Bは、フレーム51に走査レール52が左右方向に位置し、その上部を原稿読取センサ53が原稿台ガラス54と平行に走査し、原稿台ガラス54上にセットされた原稿を読み取る構成となっている(ブックモード)。原稿台ガラス54には、原稿Pの先端を突き当ててセットするための、突当部材55が設けられている。リーダモータ56は、図10に示すように、駆動部57によって原稿読取センサ53を走査レール52に沿って平行移動させる。
【0004】
また、原稿搬送装置Cから給送された原稿を読み取る際は、原稿読取センサ53が読み取り位置D(図8参照)に位置し、原稿搬送装置Cの原稿積載トレイ58から1枚ずつ原稿を給送搬送し、読み取り位置D上を副走査方向に移動させることにより原稿を読み取る構成となっている(流し読みモード)。
【0005】
一方、画像形成部Aにおいては、プロセスカートリッジの着脱、あるいは装置点検等で装置内部をメンテナンスする場合に、外装カバーやユニット、さらには画像形成部Aに対して、画像読取部Bをスライドさせる機構を有するものがある。図8に示す装置では、レバー59を引くことによりX方向(左側)に画像読取部Bを画像形成部Aに対してずらす方向へスライド可能となっている。原稿搬送装置Cは、画像読取部Bの所定の位置に固定されているため、画像読取部Bをスライドさせる場合には、画像読取部Bと共に原稿搬送装置もスライドする(図9参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、画像読取部Bはフレーム51、原稿台ガラス54、原稿読取センサ53、原稿読取センサ53を駆動するための駆動部57(モータ等)など、多数の部品から構成されている。さらに、原稿搬送装置Cにおいても原稿搬送用の複数のローラ、フレーム、排出トレイ、駆動部など、同様に多数の部品からなり、画像読取部Bと原稿搬送装置Cを合わせると例えば2kg以上の重量になるものもある。特に原稿搬送装置Cは、図8に示すように構成部品の多数が読み取り位置D側に配置されるために、重心がずらし方向先端側(左側)に位置している。
【0007】
スライドするユニットが上記のように重量を有し、且つずらし方向先端側(左側)に重心が位置していると、スライド時に画像形成装置の重心位置が変化し、スライドしてずれた方向に画像形成装置が傾きやすくなる。さらに、スライドするユニット自身の重心バランスが悪いと、重心側に傾きながらスライドするために、スムーズにスライドすることができない。
【0008】
また、画像読取部Bの読取センサ53を走査するための駆動部(リーダモータ56)は、画像読取部Bの高さ方向で他の部品より大きなスペースを必要とするために、図8に示すように、リーダモータ56が画像形成部A側に突出してしまう。
【0009】
ここで、画像読取部Bをずらす方向へスライドさせた時、画像形成部Aに誤ってクリップ等を落とさないように、プロセスカートリッジの着脱、あるいは装置点検等で装置内部をメンテナンスするために開閉するカバー60が設けてある。このカバー60を開いて作業する際に、使用者がカバー60から手を離してプロセスカートリッジの着脱、あるいは装置点検等で装置内部をメンテナンスできるようにするためには、図9に示すように、カバー60を90度以上開いて、自重で開いた状態を保持できるようにしなければならない。
【0010】
このためには画像読取部Bのスライド量を十分大きく取らなければならず、スライドする画像読取部Bの重心バランスを考慮する必要があり、重量のあるリーダモータ56はずらし方向後端側(図中右側)に配置しなくてはならない。しかし、上記した如くリーダモータ56は画像形成部A側に突出してしまうことから、画像読取部Bをスライドさせるために、画像形成部Aはリーダモータ56の移動範囲に空間を確保しなくてはならない。さらに、リーダモータ56の移動範囲が大きいと、画像形成部Aに確保する空間の範囲が大きくなり、その部分に部品を配置できないために、高さ方向で装置が大型化してしまうという問題がある。
【0011】
そこで本発明は、原稿搬送装置と画像読取部をスライドする機構を有する画像形成装置において、スライド時においても画像形成装置の重心位置の変化を少なくし、また装置の小型化を図ることが可能な画像形成装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録媒体に画像を記録する画像形成部と、前記画像形成部に対してずらす方向へスライド移動可能な画像読取部と、前記画像読取部へ原稿を搬送する原稿搬送装置と、前記画像読取部の下方かつ前記画像形成部の上部に設けられた、該画像形成部のカバー部材とを有し、前記画像読取部および原稿搬送装置をスライド移動させた状態で前記カバー部材を開くことにより前記画像形成部の内部に対して作業可能な画像形成装置において、前記カバー部を開いた際に、該カバー部と前記原稿搬送装置とを係合可能としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る画像形成装置の実施形態について、図を用いて説明する。
(装置の全体構成)
図1は画像形成装置の断面図である。図1に示すように、画像形成装置本体(複写機)は、大きく分けて画像形成部A、画像読取部B、および原稿搬送装置Cからなる。
【0014】
画像読取部Bは画像形成部Aの上部に配置されている。画像読取部Bの内部では、フレーム1に走査レール2が図中左右方向に位置し、その上部を原稿読取センサ3、例えばコンタクトイメージセンサ(CIS)が原稿台ガラス4と平行に走査し、その原稿台ガラス4上にセットされた原稿を読み取る構成となっている(ブックモード)。
【0015】
原稿台ガラス4上には、原稿の先端部(左側)を突き当ててセットするために、突当部20が設けられている。また、原稿搬送装置Cから給送された原稿を読み取る際は、原稿読取センサ3が読み取り位置Dに位置し、原稿搬送装置Cの原稿積載トレイから1枚ずつ原稿を給送搬送し、読み取り位置D上を副走査方向に移動させることにより原稿を読み取る構成となっている(流し読みモード)。
【0016】
ブックモード時、流し読みモード時共に、原稿読取センサ3を移動するためのリーダモータ21が画像読取部Bの左側(後述する、ずらし方向先端側)に配置されている(図1参照)。
【0017】
上記説明したブックモード、及び流し読みモードで読取られた画像情報は、ケーブル(不図示)を通じて画像形成部A側のスキャナーユニット5へ転送される。スキャナーユニット5からは画像情報に基づいた情報光をプロセスカートリッジ6内のドラム形状の感光体ドラム7へ照射して感光体ドラム7に潜像を形成し、この潜像を現像剤(以下「トナー」という)で現像してトナー像を形成する。
【0018】
前記トナー像の形成と同期して、記録媒体8(用紙等)を給送カセット9からピックアップローラ10aより1枚ずつ分離給送すると共に、搬送ローラ10b、レジストローラ対10c等からなる搬送手段10で搬送し、且つプロセスカートリッジ6としてカートリッジ化された感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ11に電圧印加することによって記録媒体8の上面に転写し、その記録媒体8を搬送手段10によって定着手段12へと搬送し、通過する記録媒体8に熱及び圧力を印加して転写トナー像を定着し、排出部13へと排出する。
【0019】
(画像読取部のスライド構成)
次に画像読取部Bのスライド構成について説明する。図2は画像形成装置の外観斜視図、図3は画像読取部をスライド移動させた状態の断面図、図4は画像読取部をスライド移動させた状態の外観斜視図である。
【0020】
図2に示すように、画像形成部Aと画像読取部Bは、画像読取部Bのフレーム1に形成されたボス1a及びレールガイド1bと画像形成部A側の天面部に設けられたレールガイド14a及びボス14bとで支えられている。そして図3に示されるレバー15を矢印X方向(ずらし方向)へ引くことで、画像形成部Aに対して画像読取部Bは図3の左側にスライドする構成となっている。
【0021】
(原稿搬送装置の構成)
次に原稿搬送装置Cについて説明する。図5は原稿搬送装置と画像読取部との固定状態を説明する図、図6は原稿搬送装置を説明する正面断面図、図7は原稿搬送装置の駆動説明図である。
【0022】
原稿搬送装置Cはオプションによって画像読取部Bの上部に装着可能であって、図5(b)に示すように、原稿搬送装置Cはヒンジ101L、101Rを、画像読取部Bのヒンジ受部201に差し込んで固定されている。従って、図3に示すように、画像読取部Bをスライドする際は、原稿搬送装置Cも画像読取部Bと共に一体的にスライドする。
【0023】
図6は原稿搬送装置Cの正面断面説明図である。原稿搬送装置Cは、原稿の画像面を下向きにして載置する原稿トレイ102と、原稿に対向する位置にピックアップローラ103、その下流にパッド104と分離ローラ105からなる分離部がある。なお、ピックアップローラ103は、分離ローラ105の回転中心に回動可能となり、下向きに載置された原稿束の1番上(ラストページ)と接するようになっている。
【0024】
また、ピックアップローラ103と分離ローラ105の間には、原稿セットセンサー141があり、原稿トレイ102上に原稿があるかを検知している。分離ローラ105の下流には、レジストローラ106、107がある。分離ローラ105とレジストローラ106、107の間にはレジ前センサー142があり、分離ローラ105が原稿をレジストローラ106、107まで搬送するための搬送量を決めるために設けられている。レジストローラ106、107の下流には、プラテンローラ108が画像読取部Bのフレーム1の原稿台ガラス4上に原稿を押し付けながら搬送できるようになっている。
【0025】
プラテンローラ108の下流には、原稿台ガラス4上の原稿を排出する搬送ローラ109、110がある。さらに下流には、原稿を排出トレイ118に排出する排出ローラ111、112がある。
【0026】
(駆動系)
図7は原稿搬送装置Cの駆動説明図であり、それぞれのローラは、ギア列やタイミングベルトにより駆動伝達される。駆動モータ121のプーリ123が開閉カバー151(図6参照)の回動中心である給送駆動軸143上のプーリ161にタイミングベルト162を介してつながっている。給送駆動軸143の軸上に配置されたプーリ125が分離ローラ軸133上に配置されたプーリ126とタイミングベルト127を介してつながっている。また、前記プーリ126はピックアップローラ軸135上に配置されたプーリ129とタイミングベルト130を介してつながっており、駆動が伝達されている。
【0027】
プーリ126の回転駆動は、ワンウェイクラッチ124を介して分離ローラ105に駆動伝達され、図6において反時計回り方向には駆動が伝達されるが、時計回り方向には駆動がかからない構成となっている。プーリ129の回転駆動は、カップリング部132を介してピックアップローラ103に駆動伝達される。前側給送アーム119と奥側給送アーム120は、分離ローラ軸133とピックアップローラ軸135を支持しており、分離ローラ軸133を回動中心としてピックアップローラ103が回動自在に構成されている。
【0028】
また、ピックアップローラ軸135には摩擦部材131がプーリ129と奥側給送アーム120の間に設けられており、加圧バネ134により奥側給送アーム120側に付勢されている。従って、プーリ126からタイミングベルト130を介してプーリ129を反時計回り方向に回転させると、摩擦部材131の摺動負荷によりピックアップローラ103が分離ローラ軸133を中心に反時計回り方向(下降方向)に回転する。逆にプーリ126が時計回り方向に回転すると、ピックアップローラ103は分離ローラ軸133を中心に時計回り方向(上昇方向)に回転する。
【0029】
次にレジストローラ106、プラテンローラ108、搬送ローラ109、排出ローラ111の駆動系について説明する。
【0030】
図7に示すように、駆動モータ121のプーリ122からタイミングベルト164を介してプーリ163に駆動伝達される。プーリ163にはワンウェイクラッチ165が接続されており、分離ローラ105への駆動方向とは逆方向の駆動のみをレジストローラ106に伝達する。従って、駆動モータ121が正転時には、分離ローラ105が反時計方向に駆動を受けるが、レジストローラ106には駆動伝達されない。また、駆動モータ121が逆転時には、分離ローラ105には駆動伝達されないが、レジストローラ106には時計方向に駆動が伝達される。
【0031】
レジストローラ106の軸上にはプーリ166が設けられ、タイミングベルト168を介してプラテンローラ108軸上のプーリ167に駆動が伝達される。またレジストローラ106の軸上に配置されたプーリ169、172の駆動がタイミングベルト171、174を介して、プーリ170とプーリ173に駆動伝達され、それぞれ搬送ローラ109と排出ローラ111を回転させる。
【0032】
(部品の配置)
前記原稿搬送装置Cの原稿搬送部材としてのピックアップローラ103、分離ローラ105、レジストローラ106、107、プラテンローラ108、搬送ローラ109、110、排出ローラ111、112、更には原稿搬送駆動部としての駆動モータ121を、画像読取部Bのずらし方向(矢印X方向)において、原稿搬送装置Cの長さの中央Hよりも前記ずらし方向後端側(図6の右側)に位置するように配置されている。このため、原稿搬送装置Cの重心Gも、図5に示すように、前記ずらし方向Xにおいて、原稿搬送装置Cの長さの中央Hよりも前記ずらし方向後端側(図5の右側)に位置している。
【0033】
従って、図3に示すように、プロセスカートリッジ6を交換する場合等にあって、画像読取部Bと原稿搬送装置Cをずらし方向Xにスライドさせたときに、原稿搬送装置Cの重心Gの位置は画像形成部Aの上部にあり、画像形成装置が安定して設置可能である。このため、画像読取部Bは小さなスライド力でスムーズにスライド可能である。
【0034】
一方、画像読取部Bは、原稿読取センサ3を走査方向に搬送するためのセンサ搬送駆動部としてのリーダモータ21が前記ずらし方向に対して画像読取部Bの長さの中央よりも前記ずらし方向先端側(図1の左側)に配置されている。なお、本実施形態では前記ずらし方向の先端付近に配置されている。これにより、リーダモータ21が画像形成部A側にはみ出していたとしても、画像読取部Bをずらし方向にスライドするときにリーダモータ21が画像形成部Aを移動する範囲は小さいため、画像形成部Aを削る範囲は小さく、高さ方向での装置の小型化を図っている。
【0035】
(カバー部と原稿搬送装置との係合)
図3に示すように、前記画像形成部の上部、すなわち画像読取部の下方には、カートリッジカバー30(カバー部材)を設けている。カートリッジカバー30は画像読取部Bおよび原稿搬送装置Cをスライド移動させた際に露出し、画像形成部Aに対して開閉可能となっている。カートリッジカバー30は画像読取部Bをスライドしたときにクリップ等を使用者が誤って画像形成部A内に落としてしまうことで、画像形成装置が動作できなるなどの不具合を未然に防止するためのものである。使用者がプロセスカートリッジ6(交換用部材)やトナーカートリッジ(補給用部材)の着脱や、記録媒体8の搬送時のジャムに対する処理等を行う時は、画像読取部Bを移動させた後に、カートリッジカバー30を開けて行う。
【0036】
カートリッジカバー30はPC−ABS等のモールド部材でできており、カートリッジカバー30を開けた際に原稿搬送装置Cと係合する係合部30aと、把手部30b、プロセスカートリッジ6を画像形成部A内に導くガイドリブ30c(案内部)を有している。係合部30aはカートリッジカバー30がPC−ABS等のモールド部材でできており、係合部先端にテーパ面を形成しており、係合時にたわんで係合をスムーズに行うことができる。また、カートリッジカバー30がモールド部材でできているため、係合部30aと、把手部30b、ガイドリブ30cを一体で構成することができ、部材を増やすことなく、簡単な構成で安価に上記構成が実現できる。
【0037】
一方、原稿搬送装置Cの外装カバー152には、カートリッジカバー30を開けた際に係合部30aと係合するための被係合部152aが図中右側に設けられている。なお、被係合部152aの先端にはテーパ面を形成しており、カートリッジカバー30の係合部30aをたわみやすくして、係合をスムーズに行うことができる。
【0038】
(プロセスカートリッジ6交換時の説明)
プロセスカートリッジ6を交換する場合には、使用者はまず、図3に示されるレバー15を矢印X方向(ずらし方向)へ引くことで、画像形成部Aに対して画像読取部Bは図3の左側にスライドする。
【0039】
次に、カートリッジカバー30の把手部30bを持ち、カートリッジカバー30を開くと共に、カートリッジカバー30の係合部30aを原稿搬送装置Cの外装カバー152に設けられた被係合部152aと係合させる。これにより、カートリッジカバー30はロックされ、カートリッジカバー30は90度以下の開放角度でありながら、使用者が手を離しても開いた状態を保持可能となる。さらに、カートリッジカバー30は90度以下の開放角度で良いため、画像読取部Bのスライド量を少なくすることが可能となる。
【0040】
次に、使用者は画像形成部A内のプロセスカートリッジ6を取り出し、新しいプロセスカートリッジ6を画像形成部A内に挿入する。この際、図4に示すように、カートリッジカバー30の裏面に設けられたガイドリブ30cに沿って、プロセスカートリッジ6を画像形成部A内に挿入する。このように、カートリッジカバー30の開放角度が90度以下で、使用者の操作するスペースが小さくなっても、使用者の操作を妨げることなく、逆に、カートリッジカバー30の裏面にガイドリブ30cを有することで、使用者のプロセスカートリッジ6を画像形成部A内に挿入する操作を補助し、スムーズに交換作業を行うことができる。
【0041】
そして、画像読取部Bを矢印Xと逆方向へスライド移動させ、レバー15がロックさせることで、プロセスカートリッジ6の交換作業を終了する。
【0042】
上記説明した如く、カートリッジカバー30を開いた際に、カートリッジカバー30と原稿搬送装置Cとを係合可能に構成したことにより、カートリッジカバー30の開放角度が90度以下でも、使用者が手を離しても開いた状態を保持可能となる。これにより画像読取部Bのスライド量を小さくすることができるため、画像形成装置の重心位置の変化が少なく、画像形成装置が安定して設置可能となる。また画像読取部Bおよび原稿搬送装置Cの重心が画像形成部Aからはみ出さないため、画像読取部Bは小さな力でスムーズにスライド可能である。さらに、カートリッジカバー30を開けた際の係合が原稿搬送装置Cとなされるため、係合部がカートリッジカバー30の先端側となり、カートリッジカバー30の開いた状態の保持力が少なくてすむ。このため、係合部がモールド部材であっても、強度的な問題もない。
【0043】
なお、上記実施形態において、カートリッジカバー30の開放角度を90度以下としているが、90度以上でも自重でカートリッジカバー30を保持できない領域であれば画像読取部Bをスライドさせた時のスライド量を小さくできる効果を得ることができる。
【0044】
また、読取部Dを図3の右側としているが、従来例の図8に示すように左側としてもよく、スライド量を小さくしたことによる上記利益を得ることができる。
【0045】
さらに、カートリッジカバー30をモールド部材として、係合部30aをカートリッジカバー30と一体に形成し、係合部30aをたわませて原稿搬送装置Cの外装カバー152に設けられた被係合部152aと係合させる構成としているが、原稿搬送装置Cとの係合が可能なマグネットキャッチやレバー等の別部材で構成してもよい。また、ガイドリブ30cも、本実施形態に示す如く必ずしもカートリッジカバー30と一体に設ける必要はなく、プロセスカートリッジ6を画像形成部A内に導くガイド板等の別部材で構成してもよい。
【0046】
〔実施態様〕
本発明の実施態様について以下に列挙する。
【0047】
〔実施態様1〕
記録媒体に画像を記録する画像形成部と、
前記画像形成部に対してずらす方向へスライド移動可能な画像読取部と、
前記画像読取部へ原稿を搬送する原稿搬送装置と、
前記画像読取部の下方かつ前記画像形成部の上部に設けられた、該画像形成部のカバー部材とを有し、
前記画像読取部および原稿搬送装置をスライド移動させた状態で前記カバー部材を開くことにより前記画像形成部の内部に対して作業可能な画像形成装置において、
前記カバー部を開いた際に、該カバー部と前記原稿搬送装置とを係合可能としたことを特徴とする画像形成装置。
【0048】
〔実施態様2〕
前記カバー部と前記原稿搬送装置とを係合した際に、前記カバー部の画像形成装置に対する開放角度が90度以下であることを特徴とする実施態様1記載の画像形成装置。
【0049】
〔実施態様3〕
前記カバー部は、画像形成装置の補給用部材もしくは交換用部材の着脱のために設けられており、
前記カバー部は、前記原稿搬送装置と係合した際に、前記補給用部材もしくは交換用部材を画像形成装置内に導く案内部を有することを特徴とする実施態様1または2記載の画像形成装置。
【0050】
〔実施態様4〕
前記カバー部はモールド部材であって、
前記案内部とは、前記カバー部に一体的に形成されたリブであることを特徴とする実施態様3記載の画像形成装置。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カバー部材を開けた際に原稿搬送装置と係合可能としたことで、使用者が手を離してもカバー部材の開いた状態を保持することができ、画像読取部および原稿搬送装置のスライド量を少なくすることができる。
【0052】
これにより、スライドさせたときに画像形成装置の重心位置の変化が少なく、画像形成装置が安定して設置可能となる。また、画像読取部は小さなスライド力でスムーズにスライド可能である。また、スライド量が小さいことにより、画像読取部の重心が画像形成部から外れなければ、画像読取部の傾きが抑えられるため、装置フレームへの変形要因を抑えることができ、画質の安定性にも効果がある。
【0053】
また、スライド量が小さくなることにより、重量のあるモータであっても、ずらし方向先端側に配置することができる。これに付随して、モータが画像読取部から下方に突出するよう配置されていても、画像形成部にかかる範囲はきわめて小さくなり、画像形成部側に確保すべき空間も小さくなり、全体的な装置の小型化を図ることができる。またモータをずらし方向先端側に配置しない場合にあっても、スライド量が小さくなることから、画像形成部側に確保すべき空間を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の断面図である。
【図2】画像形成装置の外観斜視図である。
【図3】画像読取部をスライド移動させた状態の断面図である。
【図4】画像読取部をスライド移動させた状態の外観斜視図である。
【図5】原稿搬送装置と画像読取部との固定状態を説明する図である。
【図6】原稿搬送装置を説明する正面断面図である。
【図7】原稿搬送装置の駆動説明図である。
【図8】従来の画像形成装置を説明する全体構成図である。
【図9】従来例に係る画像読取部をスライドさせた状態を説明する図である。
【図10】従来例に係る画像読取部の駆動部を説明する図である。
【符号の説明】
A …画像形成部
B …画像読取部
C …原稿搬送装置
D …読み取り位置
G …重心
H …中央
1 …フレーム
1a …ボス
1b …レールガイド
2 …走査レール
3 …原稿読取センサ
4 …原稿台ガラス
5 …スキャナーユニット
6 …プロセスカートリッジ
7 …感光体ドラム
8 …記録媒体
9 …給送カセット
10 …搬送手段
10a …ピックアップローラ
10b …搬送ローラ
10c …レジストローラ対
11 …転写ローラ
12 …定着手段
13 …排出部
14a …レールガイド
14b …ボス
15 …レバー
20 …突当部
21 …リーダモータ
30 …カートリッジカバー
30a …係合部
30b …把手部
30c …ガイドリブ
101L、101R …ヒンジ
102 …原稿トレイ
103 …ピックアップローラ
104 …パッド
105 …分離ローラ
106、107 …レジストローラ
108 …プラテンローラ
109、110 …搬送ローラ
111、112 …排出ローラ
118 …排出トレイ
119 …前側給送アーム
120 …奥側給送アーム
121 …駆動モータ
122、123 …プーリ
124 …ワンウェイクラッチ
125、126 …プーリ
127 …タイミングベルト
129 …プーリ
130 …タイミングベルト
131 …摩擦部材
132 …カップリング部
133 …分離ローラ軸
134 …加圧バネ
135 …ピックアップローラ軸
141 …原稿セットセンサー
142 …レジ前センサー
143 …給送駆動軸
151 …開閉カバー
152 …外装カバー
152a …被係合部
161 …プーリ
162 …タイミングベルト
163 …プーリ
164 …タイミングベルト
165 …ワンウェイクラッチ
166、167 …プーリ
168 …タイミングベルト
169、170 …プーリ
171 …タイミングベルト
172、173 …プーリ
174 …タイミングベルト
201 …ヒンジ受部

Claims (1)

  1. 記録媒体に画像を記録する画像形成部と、
    前記画像形成部に対してずらす方向へスライド移動可能な画像読取部と、
    前記画像読取部へ原稿を搬送する原稿搬送装置と、
    前記画像読取部の下方かつ前記画像形成部の上部に設けられた、該画像形成部のカバー部材とを有し、
    前記画像読取部および原稿搬送装置をスライド移動させた状態で前記カバー部材を開くことにより前記画像形成部の内部に対して作業可能な画像形成装置において、
    前記カバー部を開いた際に、該カバー部と前記原稿搬送装置とを係合可能としたことを特徴とする画像形成装置。
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