JP2004352494A - 糸状体への接着剤塗布ノズル - Google Patents

糸状体への接着剤塗布ノズル Download PDF

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Abstract

【課題】接着剤のボタ落ちがなく、糸ゴム等の糸状体への接着剤の塗布間欠性が良く、太さの違う糸状体の塗布にも適用できるなどした糸状体への接着剤塗布ノズルを提供する。
【解決手段】ノズル端部10に糸ゴム20が接触する平面15を設け、平面15に接着剤オリフィス8を開口させて設け、平面15の糸ゴム走行方向Iの上流側に糸ゴム20のスリット状案内溝12を設ける。また、スリット状案内溝12は糸ゴム20が接触する平面15の高さレベルに対してその幅が変化するようにノズルに移動可能に設ける。さらにノズルには平面15の糸ゴム走行方向の下流側に刃部13をその先端13aが走行する糸ゴムと接触し得るように先端13aを平面15のレベルとほぼ同レベルに位置させて設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は糸状体への接着剤塗布ノズルに係り、詳しくは糸、弾性体である糸ゴム、細い紐などの糸状体へのホットメルト接着剤等の接着剤の塗布ノズルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
使い捨ておむつ等の衛生物品に接着される細い糸ゴム等へホットメルト接着剤等の接着剤を塗布するノズルとして、例えば、図12乃至図14に示す接着剤塗布ノズル25が用いられている。図12は接着剤塗布ノズルの全体構成を示す正面図(一部断面図)、図13は図12の左側面図、図14は図13のH〜H線矢視部分拡大断側面図である。これらの図において、接着剤塗布ノズル25はノズルボディ26及びノズルプレート27が一体に結合されて構成されており、各ノズルボディ26及びノズルプレート27の下部分33には糸ゴム20の走行方向(I)と直交する方向に所定の間隔(P、P、P、P、P)をおいて複数(この例では4個)の糸ゴム走行用スリット状案内溝34が形成されている。
【0003】
該ノズルボディ26には、該ノズルプレート27との接合平面に接着剤通路としての三角溝(窪み)30が形成され(図13参照)、さらに該三角溝30の頂部に接続されて縦方向に伸びた接着剤通孔29が形成され、さらに該接着剤通孔29に接続されて横方向に伸びた接着剤供給孔28が端部を開口されて設けられている。該三角溝(窪み)30はノズルプレート27の接合平面によって閉じた空間となり接着剤通路として機能する。
【0004】
Vは接着剤の供給・停止を司る弁機構(図示せず)を内蔵したバルブユニット(ガンモジュール)であり、該接着剤塗布ノズル25は該バルブユニットVに一体結合され、該接着剤通孔28は該バルブユニットVの弁機構の下流側接着剤通路(図示せず)と連通されている。また、該バルブユニットVはその該弁機構の上流側接着剤通路と連通されてホットメルト溶融圧送装置(図示せず)に加熱ホース(図示せず)を介して接続されている。
【0005】
前記三角溝通路30下端には前記各々のスリット状案内溝34の形成位置に接着剤吐出口としての接着剤オリフィス31が該三角溝通路30と連通されて設けられており、該オリフィス31は前記各々のスリット状案内溝34の付根(頂点)34aで開口されている。該オリフィス31は該三角溝通路30と同様に該ノズルボディ26に細長い溝(窪み)として形成され、該ノズルプレート27の接合平面によって閉じた空間とされ接着剤オリフィスとして機能する。32a、33aは、それぞれオリフィス31の開口位置で糸ゴム20の走行方向と直交する方向で糸ゴム20を挟んで左右両側に存在したスリット状案内溝34の内壁面である。
【0006】
しかして、このような構成の接着剤塗布ノズル25において、該ノズル25には、図示しない糸ゴム走行装置によって図示の矢印I方向に走行される4条の糸ゴム20がそれぞれの糸ゴム走行用スリット状案内溝34によってガイドされ、かつスリット状案内溝34内部の付根34aと接触しつつ、該スリット状案内溝34内部の付根34aに形成されたオリフィスの下端開口位置に導かれる。そして、該バルブユニットVによってその弁機構が間欠的に開閉されて接着剤が間欠的に接着剤オリフィス31の下端開口から吐出されて糸ゴム20に塗布される。
該糸ゴム20は例えば0.35mm直径(太さ)の細い弾性糸であり、該スリット状案内溝34内部の付根34a部のスリット幅も糸ゴム20の直径と同等幅で形成されている。
【0007】
一方、特許文献1には、使い捨ておむつに接着する糸ゴムへの接着剤塗布ノズルが開示されている。このノズルは、三角柱状の第1部材、板状の第2部材、及び板状の第3部材から形成され該3つの部材が一体に結合されてなり、該第1部材にはその下端部に糸ゴム走行案内用スリットが間隔をおいて複数個(3個)形成され、該第2部材にはその下端に該第1部材のスリットと等間隔で接着剤供給兼糸ゴム案内用のスリットが同数個形成され、さらに該第3部材にはその下端部に前記第1、第2部材のスリットと等間隔で糸ゴム案内用スリットが同数個形成されている。そして、該それぞれの部材に形成されたスリットは各部材が一体結合されることによって下端が開口した一体のスロットが複数個(3個)形成されている。
【0008】
この構成においては、3本の糸ゴムが該接着剤塗布ノズルの複数個のスロットによってそれぞれ導かれて走行され、第2部材のスリットから供給されたホットメルト接着剤が吐出されて各糸ゴムに塗布される構成となっている。
【0009】
【特許文献1】特開昭58−180601号(第7図乃至第10図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の糸状体への接着剤塗布ノズルは次のような問題があった。
即ち、図12乃至図14に示した接着剤塗布ノズル25は、構造が簡単で保守も容易であるという利点を有するものの、まず、糸ゴム20への間欠塗布時にバルブユニットVの弁機構を閉じた後もオリフィス31から多少量のホットメルト接着剤が流出して糸引きし、糸ゴム20の塗布不要な部分にも多少の接着剤が残ってしまい塗布間欠性が良くないという問題があった。それはバルブユニットVの弁機構以降の接着剤通路28、29、30に残留した僅かの量の接着剤がその粘性と糸ゴムの走行力も手伝ってオリフィス31から引き出されるからである。
【0011】
また、糸ゴムへの塗布運転中に糸ゴム20に塗布されなかった余分の接着剤がノズル25からボタ落ちし、無駄になると共に、該ノズルの下方に別の装置が存在している場合には該装置に落下した接着剤が付着してしまい該装置を汚してしまうという問題があった。即ち、従来のノズル25はスリット状案内溝34の頂点である案内溝34の内部の付根34aにオリフィス31が開口されており、かつ、該オリフィス31の開口位置で糸ゴム20の走行方向と直交する左右方向にスリット状案内溝34の下方に延在する内壁32a、33aが位置しているため、前記糸ゴムに塗布されなかった余分の接着剤がその内壁32a、33aに伝わり、それが所定量溜まると、該内壁32a、33aを伝わって下降し下端から落下してしまうからである。
【0012】
また、直径の大きい糸ゴムへ接着剤塗布を行おうとする場合には、該スリット状案内溝34の幅は一定であるため、対応することができないという問題があった。さらに、糸ゴムは途中で繋がれてやや太めの継目が存在するが、該継目が該スリット状案内溝34に引っ掛かって糸ゴムが切断されてしまう場合もあるという問題があった。
【0013】
一方、特許文献1に示された接着剤塗布ノズルにおいても、前記図12乃至図14のノズル25と同様に、間欠塗布時に糸ゴムの塗布不要部分へ接着剤が残ってしまい塗布間欠性不良となる現象、接着剤が第2部材のスリットの糸ゴム進行方向と直交する両側内壁を伝わって下降しスリット下端から落下しボタ落ちする現象、太さの異なる(大きい)糸ゴムの適用不能、及び、糸ゴムの継目のスリットへの引っ掛かりによる切断という問題は避けられないと考えられる。
【0014】
本発明は上述した問題点に鑑みなされたもので、接着剤のボタ落ちがなく、糸ゴム等の糸状体への接着剤の塗布間欠性が良く、太さの違う糸状体の塗布にも適用でき、また、継目等、太い個所が存在する紐状体でも引っ掛かりを避け切断を防ぎ得る糸状体への接着剤塗布ノズルを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の糸状体への接着剤塗布ノズルは次ぎのような構成を採用した。
【0016】
(1)走行する糸ゴム等の糸状体に接着剤を塗布するノズルであり該糸状体へ接着剤を供給し塗布するための接着剤吐出口と該糸状体を該接着剤吐出口位置に案内するためのスリット状案内溝を有した糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、ノズル端部に糸状体が接触する平面を設け、該平面に該接着剤の吐出口を開口させて設け、該平面の糸状体走行方向の上流側に糸状体のスリット状案内溝を設けた構成とした。
【0017】
(2)上記(1)の糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、該糸状体が接触する平面はさらに該スリット状案内溝よりも糸状体の走行方向下流側においてノズルの下端面を形成する構成とした。
【0018】
(3)上記(1)又は(2)の糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、該糸状体が接触する平面はさらにノズルの下端部において突出させて設けた構成とした。
【0019】
(4)上記(3)の糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、該糸状体が接触する平面はさらにノズルの下端部においてノズルの糸状体走行方向の左右両側に凹部を形成することにより突出させて形成した構成とした。
【0020】
(5)上記(1)乃至(4)の糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、該接着剤吐出口は該平面の糸状体走行方向の下流側において開口させて設けて構成とした。
【0021】
(6)上記(1)乃至(5)の糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、該糸状体のスリット状案内溝はさらに該糸状体が接触する平面の高さレベルに対してスリット状案内溝の幅が変化するようにノズルに移動可能に設けた構成とした。
【0022】
(7)上記(1)乃至(6)の糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、該ノズルにはさらに該平面の糸状体走行方向の下流側に刃部をその先端が該走行する糸状体と接触し得るように該先端を該平面のレベルとほぼ同レベルに位置させて設けた構成とした。
【0023】
【作用】
上記(1)の構成では、走行する糸ゴム等の糸状体がスリット状案内溝により案内されてノズル端部の平面と接触して該平面に開口した接着剤吐出口に導かれることにより、該糸状体へ該接着剤吐出口から吐出されるホットメルト接着剤が塗布される。
【0024】
このとき、接着剤吐出口の開口は平面に開口しており、かつ、該スリット状案内溝は該平面よりも糸状体の走行方向上流側に位置している。そして接着剤吐出口(オリフィス)の開口から吐出され糸状体へ塗布されない余分の接着剤は走行している糸状体の走行慣性によって該平面部で糸状体の走行方向の下流側に引っ張られて持ち去られる。このため該平面部を伝わってスリット状案内溝の方向に行くことが防がれ、該スリット状案内溝には該塗布されなかった余分の接着剤が伝播されず、該スリット状案内溝を伝わって下降することがなく、接着剤のノズルからのボタ落ちが少ないものとされる。
【0025】
そして、糸状体の接触面を平面とすることにより、通過する糸状体の太さよりも走行方向の左右方向の一辺の長さを大きいものとすることが可能であり、従って糸状体の太さが拘束されることがなく異なる太さの糸状体(例えば規定の糸状体よりも直径の大きい糸状体)であっても太さの変更に対応するようにすることができる。また接着剤吐出部における糸状体のノズルへの接触が前記従来ノズルのようにスリット状案内溝の内部の幅の狭い細長い頂面で行われるのではなく、該大きさに余裕を持った平面で行われることにより糸状体が逃げる余裕を与えられ、走行する糸状体の太い継目部が通過しても切断されるような心配はない。
【0026】
上記(2)の構成では、該糸状体が接触する平面はさらに該スリット状案内溝よりも糸状体の走行方向下流側においてノズルの下端面を形成する。従って、ノズルの該平面の下方には該平面と連続する従来ノズルのスリット案内溝の内壁のような該余分の接着剤が伝播して下降する経路が無くされ、接着剤のノズルからのボタ落ちを防ぐようにすることができる。
【0027】
上記(3)の構成では、該糸状体が接触する平面はさらにノズルの下端部において突出されて設けられる。従って突出した平面には端部(端、角)が形成されることになる。これにより該平面に滲み出て平面を伝播される余分の接着剤は該端部で伝播をストップされる(食い止められる)ため、ノズルの他部に伝わってノズルを汚すようなことが防がれる。
【0028】
該突出した平面15は、少なくとも糸状体走行方向Iと直行する方向(左右方向)の辺の長さ(W)を糸状体の直径(太さ)(D)よりも所要量大きい長さとされ、糸状体の走行方向の左右方向の振れ(振動)に対応可能とされると共に異なる太さの糸ゴムの通過が可能とされる。また、好ましくは、糸状体の直径(太さ)(D)に対して、糸状体走行方向Iの辺の長さ(L)、及び糸状体走行方向Iと直交する方向の辺の長さ(W)を所要量大きくした矩形平面として形成される。より具体的には該平面15の直交する各辺の長さは、例えばL=3D〜6D、W=1.5D〜3Dとされる。
【0029】
上記(4)の構成では、該糸状体が接触する平面はさらにノズルの下端部においてノズルの糸状体走行方向の左右両側に凹部を形成することにより突出させて形成される。これにより該突出した平面の該左右両側端の凹部との境界には縁(角)部が成形される。このことにより、糸状体へ塗布されず漏れて滲み出た接着剤が該平面を伝播しても該左右両側の該縁(角)部で伝播が阻止され、それ以上他の部位に伝播することが一層確実に防がれる。
【0030】
なお、走行する糸状体は該平面上で左右方向に僅かに振れている(振動している)。このため該阻止されて該平面にやや滞留した接着剤は該平面上で左右方向に僅かに振れている糸状体によって持ち去られる。このことによりノズルからボタ落ちすることが防がれる。
【0031】
上記(5)の構成では、該接着剤吐出口は該平面の糸状体走行方向の下流側において開口させて設けられる。これにより、該開口と該開口よりも糸状体走行方向の上流側に位置したスリット状案内溝との距離がより離され、糸状体に塗布されず該平面に滲み出た接着剤が糸状体の走行慣性によって該平面部で糸状体の走行方向の下流側に引っ張られて持ち去られることと相俟って、該スリット状案内溝方向への伝わり度合いがより低いものとされ、案内溝を伝わって下降する現象がより確実に防がれ接着剤のノズルからのボタ落ちがより少ないものとされる。
【0032】
上記(6)の構成では、該糸状体のスリット状案内溝はさらに該糸状体が接触する平面の高さレベルに対してスリット状案内溝の幅が変化するようにノズルに移動可能に設けられる。これにより、太さの異なる、即ち太さの小さい、又は太さの太い糸状体であっても該スリット状案内溝の幅を該糸状体の太さに対応させて変化させて塗布を行うことができ、前記したように接着剤が吐出され塗布される部位が平面とされ糸状体の逃げ代があることと相俟って太さの異なる糸状体に容易に塗布を行える。
【0033】
また、糸状体の継目部が通過するとき引っ掛かり切断される恐れがある場合でもスリット状案内溝の幅をやや広い幅に変更調整することにより、切断を回避するようにすることができる。
【0034】
上記(7)の構成では、該ノズルにはさらに該平面の糸状体走行方向の下流側に刃部をその先端が該走行する糸状体と接触し得るように該先端を該平面のレベルとほぼ同レベルに位置させて設けられる。これにより、間欠塗布時に糸状体の塗布不要部分へ接着剤が残る場合でも、それを刃部の先端で該残留した接着剤が切られ除去されることにより、より良い間欠塗布が行われ、接着剤塗布間欠性が向上される。
【0035】
なお、バルブユニットVの弁機構が開かれ接着剤吐出口から接着剤が吐出されているときは、図4に示すように接着剤の吐出圧で糸状体が僅かの量(Δh)、下方へ押し下げられた状態で接着剤が糸状体へ塗布される。このため、弁機構を閉じると糸状体が元の突出平面に復帰して接触し、該平面と同一高さ位置(レベル)に位置した刃部の先端が糸状体へ接触して糸状体に残留した接着剤が切られて除去される。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図1乃至図11は本発明の糸状体への接着剤塗布ノズルの実施形態を示す図であり、図1は塗布ノズルの全体構成を示す縦断正面図であり図2のA〜A線矢視断面図、図2は図1の左側面図、図3は図1の右側面図、図4は図1の部分拡大図であり糸ゴムへの接着剤塗布状況を示す図、図5はノズルボディの縦断正面図であり図6のB〜B線矢視断面図、図6は図5のC〜C線矢視側面図、図7は図5のD〜D線矢視図である。
【0037】
図8(a)は図6のE部拡大図であり突出した平面付近を示す図、図8(b)は図8(a)で示される糸ゴムの拡大断面図であり接着剤塗布状態を示す図、図9(a)は図8(a)に対応させて示す図であり図8(a)よりもオリフィス幅を広くして形成した場合を示す図、図9(b)は図9(a)で示される糸ゴムの拡大断面図であり接着剤塗布状態を示す図、図10は図7のF部拡大図であり突出した平面付近を示す図、図11は図10に対応させて示す図であり図10よりもオリフィス幅を広くして形成した場合を示す図である。
【0038】
まず、糸状体としての糸ゴムへの接着剤塗布ノズルの全体構成を図1乃至図3に基づいて説明する。接着剤塗布ノズル1はノズルボディ2、ガイドプレート3及びノズルプレート4から構成され、該ガイドプレート3はノズルボディ2に対し糸ゴム20の走行方向Iの上流側でボルト3aがノズルボディ2に螺設されたネジ孔14に螺合されることによりノズルボディ2に一体に結合されて取付けられており、また、ノズルプレート4はノズルボディ2に対し糸ゴム20の走行方向Iの下流側でボルト4aがノズルボディ2に螺設されたネジ孔17に螺合されることによりノズルボディ2に一体に結合されて取付けられている。
【0039】
ノズルボディ2は詳細を図5乃至図7に示すように両側面の下部分をそれぞれ下方に行くにしたがって削り落とされて斜面が形成され、その下部分が細められて形成されている。そして、その下端は糸状体としての糸ゴム20の走行方向Iと平行な端面10が形成され、該端面10には糸ゴム20の走行方向Iと直行する方向(以下、幅方向ということもある)に所定の間隔(P、P、P、P、P)を置いて糸ゴム20が接触する平面15が複数個(本実施形態で4個)形成されている。
【0040】
該平面15はノズルボディ2の幅方向の両側が削り落とされて該両側に凹部(窪み)11を形成することによって形成されている。従って平面15は、ノズルボディ2の端部に突出した平面として形成されると共に、平面15の走行方向Iと直交する方向の両端には縁(角)部10aが形成される。図8乃至図11で示す符号9はこのようにして頂部に平面15が形成された突出部を示す。
【0041】
該平面15は、少なくとも糸ゴム走行方向Iと直行する方向(左右方向)の辺の長さ(W)を糸ゴム20の直径(太さ)(D)よりも所要量大きい長さとされ、糸ゴム20の走行方向の左右方向の振れ(振動)に対応可能とされると共に異なる太さの糸ゴムの通過が可能とされる。本実施形態では糸ゴムの直径(太さ)(D)に対して、糸ゴム走行方向Iの辺の長さ(L)、及び糸ゴム走行方向Iと直交する方向の辺の長さ(W)を所要量大きくした矩形平面として形成されている。なお、該平面15の直交する各辺の長さは、例えばL=3D〜6D、W=1.5D〜3Dとされる。
【0042】
上記のようにしてノズルボディ2の端部に形成された突出部9には、糸ゴム走行方向Iの下流側の側面の中央に窪み溝である幅Wを有した接着剤吐出口としてのオリフィス8が形成され、該オリフィス8は該突出部9の下端面(頂点)である該平面15に開口されている。そして該ノズルボディ2には、前記ノズルプレート4との接合面となる下部分の傾斜面に、幅方向に延在した第1接着剤通路(窪み溝)7と該第1通路7に接続されて上方へ伸びた第2接着剤通路(窪み溝)6が形成されており、該第1通路7は前記オリフィス8と連通した接着剤流入溝8aに接続されている。
【0043】
さらに該第2通路6には第3通路としての通孔5が接続され、該通孔5は前記通路6、7とは反対側のノズルボディ2の垂直な側面に形成された円形溝の接着剤供給溝5aと連絡されている。該第1、第2通路7、6はノズルプレート4の接合平面によって閉じた空間となり接着剤通路として機能する。
【0044】
ノズルプレート4にはその下部の先端部に刃部13が形成されており、ノズルプレート4は該刃部13の先端のナイフエッジ13aが該平面15と同等のレベルとなるようにボルト4aによって該平面15の糸ゴム走行方向Iの下流位置にノズルボディ2に固着されて一体に取付けられている。
【0045】
そして、前記ガイドプレート3には、下端の幅方向に前記ノズルボディ2の平面15と同一の間隔(P、P、P、P、P)を置いて糸ゴム20を該平面15及び該平面15のオリフィス8の開口位置に案内し導くためのスリット状案内溝12が形成されており、該ガイドプレート3は、該平面15の糸ゴム走行方向Iの上流側に位置されて、該案内溝12が通過する糸ゴム20の外径よりもやや大きい幅を有するように上下方向位置を調節されてノズルボディ2にボルト3aによって一体に取付けられている。
【0046】
該スリット状案内溝12は、下端が開口されて糸ゴム20を挿入可能にされていると共に、上方が頂点となる三角形状に形成され、上方に行くにしたがって幅が狭くなるものである。そして、ガイドプレート3にはノズルボディ2への取付け用のボルト孔19が上下方向に長い長孔として穿設されてガイドプレート3はノズルボディ2に対して上下方向の位置を調整可能に取付けられており、従って、該案内溝12の幅は該ガイドプレート3の上下位置を調節することにより変化させることができ、糸ゴム20の太さに応じることが可能にされている。
【0047】
このように構成された接着剤塗布ノズル1は、接着剤供給停止用の弁機構を内蔵したバルブユニットVにノズルボディ2に穿設したボルト穴18に図示しないボルトが挿通されて一体的に取付けられ、該ノズルボディ2の円形の接着剤供給溝5aが該弁機構の下流側接着剤通路(図示せず)と連通されている。また、該バルブユニットVはその該弁機構の上流側接着剤通路と連通されてホットメルト溶融圧送装置(図示せず)に加熱ホース(図示せず)を介して接続されている。
【0048】
そして、該バルブユニットVの弁機構を開くとホットメルト溶融圧送装置によって送られて来る接着剤(ホットメルト)がノズルボディ2に形成された接着剤供給溝5a、接着剤通孔5、第2接着剤通路6、第1接着剤通路7へと流れ、該第1接着剤通路7へ流入した接着剤はさらに各々のオリフィス流入溝8aへ流入し、各々のオリフィス(接着剤吐出口)8を通ってノズルボディ2の下端の平面15の糸ゴム走行方向Iの下流側に開口した先端開口から吐出される。該弁機構を閉じるとオリフィス8開口からの接着剤の吐出は停止される。従って、弁機構を一定時間間隔で開閉させてオリフィス8開口から接着剤を間欠的(断続的)に吐出させることにより、接着剤を糸ゴム20に間欠塗布させることができる。
【0049】
次ぎに、このように構成された糸ゴム20への接着剤塗布ノズル1の作動を説明する。走行する糸ゴム20はガイドプレート3のスリット状案内溝12により案内されてノズル端部の突出した平面15と接触しつつ平面15の糸ゴム走行方向Iの下流側に位置した接着剤吐出口であるオリフィス8の開口に導かれる。そして、バルブユニットVの弁機構が間欠的に開閉され、該糸ゴム20に該オリフィス8の開口から吐出されるホットメルト接着剤HMが間欠的に塗布される。
【0050】
この間欠塗布時には、図4に示すように、糸ゴム20への接着剤HMの非塗布時は、糸ゴム20は二点鎖線で示すように平面15に接触して走行し、糸ゴム20への塗布時は、接着剤HMの吐出圧で糸ゴム20がごく僅かの量(Δh)だけ下方へ押し下げられた状態で接着剤が糸ゴム20へ塗布される。
【0051】
そして、弁機構が閉じられて塗布から非塗布状態にされると、糸ゴム20は前記の通り元の突出平面15に復帰して接触して走行し、該平面15と同一高さ位置(レベル)に位置したノズルプレート4の刃部13の先端である刃先13aが糸ゴム20へ接触する。このため弁機構が閉止された後に弁機構以降の接着剤通路(5a、5、6、7など)内に残留している接着剤HMが流出して糸ゴム20の塗布不要な部分に付着残留したとしても、その付着残留した接着剤が切られて除去される。このため、より良い間欠塗布が行われ、接着剤塗布間欠性が向上される。
【0052】
そして、ガイドプレート4のスリット状案内溝12は平面15よりも糸ゴム20走行方向Iの上流側に位置しているので、糸ゴム20への塗布時においてオリフィス8の開口から平面15部に吐出されて糸ゴム20へ塗布されなかった余分の接着剤は、走行している糸ゴム20の走行慣性によって該平面15部で糸ゴム20の走行方向の下流側に引っ張られて持ち去られる。このため該平面15部を伝わってスリット状案内溝12の方向に行くことが防がれ、該スリット状案内溝12には該塗布されなかった余分の接着剤が伝播されず該スリット状案内溝12を伝わって下降することがなく、接着剤のノズル1からのボタ落ちを少ないものとすることができる。
【0053】
また、このとき、オリフィス8は、平面15の糸ゴム走行方向の中間位置ではなく、該平面15の糸ゴム走行方向Iの下流側の突出部9の側面に開口させて設けているので、該オリフィス8開口と、該開口よりも糸ゴム走行方向Iの上流側に位置した該スリット状案内溝12との距離がより離されているため、該接着剤のスリット状案内溝12の方向への伝わりがより確実に阻止され、スリット状案内溝12を伝わって下降する現象がより確実に防がれ、接着剤のノズル1からのボタ落ちをより少ないものとすることができる。
【0054】
また、ガイドプレート3のスリット状案内溝12よりも糸ゴム20の走行方向Iの下流側において、糸ゴム20が接触する平面15、及びノズルプレート4の刃先13aを含むノズル1は、ノズル1の下端面を形成しており、従ってオリフィス8が開口し接着剤が伝播する該平面15を含むノズル1の下方には、図12乃至図14に示した従来ノズル25のようにノズル1と連続するスリット案内溝34の内壁32a、33aのような該余分の接着剤が伝播して下降する経路は無く、接着剤がノズル1からボタ落ちすることはない。
【0055】
そして、糸ゴム20が接触する突出した平面15の糸ゴム走行方向Iの該左右両側端の凹部11との境界には縁(角)部が成形されているので、糸ゴム20へ塗布されず漏れて滲み出た接着剤が該平面15を伝播しても該左右両側の該縁(角)部で伝播が阻止され、それ以上他の部位に伝播することが一層確実に防がれる。この場合、走行する糸ゴム20は該平面15上で進行方向の左右方向に僅かに振動していることにより該伝播を阻止されて該平面15にやや滞留した接着剤は該平面15上で左右方向に僅かに振れている糸ゴム20によって持ち去られることによりノズル1からボタ落ちすることが防がれる。
【0056】
また、スリット状案内溝12は糸ゴム20が接触する平面15の高さレベルに対して三角形状のスリット状案内溝12の幅が変化するようにガイドプレート3がノズル1に対して上下方向に移動可能に取付けられている。これにより、太さの異なる、即ち太さの小さい、又は太さの太い糸ゴムに塗布したい場合であっても、該ガイドプレート3の上下位置を変更してスリット状案内溝12の幅を該糸ゴムの太さに対応させて変化させて塗布を行うことができる。また、糸ゴム20のやや太い継目部が通過するとき引っ掛かり切断される恐れがある場合でもスリット状案内溝12の幅をやや広い幅に変更調整することにより、切断を回避させることができる。
【0057】
また、このように太さの異なる糸ゴムへの塗布において、糸ゴムの接触塗布面は平面15とされているため、糸ゴムの太さが拘束されることがなく異なる太さの糸ゴム、例えばオリフィス幅W前後の太さの異なる糸ゴムであって、規定の糸ゴムよりも直径の大きい糸ゴムであっても、太さの変更に対応することができる。また、糸ゴムに逃げる余裕があるので走行する糸ゴム20の太い継目が該平面15を通過しても従来のように切れることはない。
【0058】
一方、図8乃至図11は糸ゴム接触平面15、糸ゴム20、及びオリフィス8の大きさの関係を示す図である。図8(a)又は図10示すようにオリフィス8の幅Wを糸ゴム20の太さ(直径)と同等に形成した場合は、図8(b)に示すように糸ゴム20には断面視で接着剤HMを半円周長よりもやや短い範囲角度θ1で塗布することができる。また、図9(a)又は図11に示すように糸ゴム20の太さを同じとしオリフィス8の幅Wを糸ゴム20の太さ(直径)よりも所要量大きく形成した場合は、例えば図9(b)に示すように糸ゴム20には断面視で接着剤HMをほぼ半円周長の範囲角度θ2で塗布することができる。
【0059】
また、本実施形態では、一例を示せば、例えば糸ゴム20の直径(太さ)(D)及びオリフィス8の幅Wは同等の0.35mmとされ、突出した平面15は、糸ゴム20の走行方向の辺長(L)を1.5mm、それと直交する方向の辺長(W)を0.8mmした矩形の平面として形成される。該平面15の直交する各辺の長さは、例えばL=3D〜6D、W=1.5D〜3Dの範囲で選ばれる。
【0060】
以上の実施形態では、オリフィス8の開口を平面15の糸ゴム走行方向Iの下流側の突出部9の側面に開口させて設けた場合を示したが、該開口は平面15の糸ゴム走行方向Iの中間位置等に設けてよいものである。
【0061】
また、ノズル1に平面15を4個所設け、4条の糸ゴム20に接着剤を塗布するノズルを示したが、該平面15の数はそれに限られることはなく、所望される糸ゴムの数に応じて個数を変更することができる。例えば所望される糸ゴムの数に応じて該平面15の数は1個とする場合もあるし、2個、3個とする場合もあるし、或いは5個以上とする場合もある。
【0062】
また、被塗物である糸状体が糸ゴム20の場合を示したが、通常の糸、紐などであり、また、その断面形状は円形に限らず、楕円状のもの、矩形状のもの、多角形状のものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように本発明によれば次のような優れた効果を奏することができる。
【0064】
請求項1の構成によれば、接着剤が平面部を伝わってスリット状案内溝の方向に行くことが防がれ、該スリット状案内溝に該塗布されなかった余分の接着剤が伝播されず、従って該スリット状案内溝を伝わって下降することがなく、接着剤のノズルからのボタ落ちを少ないものとすることができる。
【0065】
そして、紐状体の接触面が平面とされているため、糸状体の太さが拘束されることがなく異なる太さの糸状体であっても太さの変更に対応することができる。
また、該平面部で糸状体が逃げる余裕を与えられるため、走行する糸状体の太い継目部が通過しても切断されるような心配はない。
【0066】
請求項2の構成によれば、ノズルの平面の下方には該平面と連続する従来ノズルのスリット案内溝の内壁のような該余分の接着剤が伝播して下降する経路が無いため、接着剤のノズルからのボタ落ちを防ぐようにすることができる。
【0067】
請求項3の構成によれば、突出した平面には端部(端、角)が形成されるので、該平面に滲み出て平面を伝播される余分の接着剤は該端部で伝播を止められるため、ノズルの他部位に伝わってノズルを汚すことが防がれる。
【0068】
請求項4の構成によれば、突出した平面の左右両側端の凹部との境界には縁(角)部が規定されて成形される。このことにより、糸状体へ塗布されず漏れて滲み出た接着剤が該平面を伝播しても該左右両側の該縁(角)部で伝播が阻止され、それ以上他の部位に伝播することが一層確実に防がれる。
【0069】
請求項5の構成によれば、オリフィスの開口と該開口よりも糸状体走行方向の上流側に位置したスリット状案内溝との距離がより離され、糸状体に塗布されず該平面に滲み出た接着剤が糸状体の走行慣性によって該平面部で糸状体の走行方向の下流側に引っ張られて持ち去られることと相俟って、該スリット状案内溝方向への伝わり度合いがより低いものとされ、該案内溝を伝わって下降する現象がより確実に防がれ接着剤のノズルからのボタ落ちがより少ないものとされる。
【0070】
請求項6の構成によれば、太さの異なる、即ち太さの小さい、又は太さの太い糸状体であってもスリット状案内溝の幅を糸状体の太さに対応させて変化させて塗布を行うことができ、前記したように接着剤が吐出され塗布される部位が平面とされ糸状体の逃げ代があることと相俟って太さの異なる糸状体に容易に塗布を行える。また、糸状体の継目部が通過するとき引っ掛かり切断される恐れがある場合でもスリット状案内溝の幅をやや広い幅に変更調整することにより、切断を回避するようにすることができる。
【0071】
請求項7の構成によれば、間欠塗布時に糸状体の塗布不要部分へ接着剤が残る場合でも、それを刃部の先端で該残留した接着剤が切られ除去されることにより、より良い間欠塗布が行われ、接着剤塗布間欠性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗布ノズルの一実施形態の全体構成を示す縦断正面図であり、図2のA〜A線矢視断面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の右側面図である。
【図4】図1のノズル下部分の部分拡大図であり糸ゴムへの接着剤塗布状況を示す図である。
【図5】ノズルボディの縦断正面図であり図6のB〜B線矢視断面図である。
【図6】図5のC〜C線矢視側面図である。
【図7】図5のD〜D線矢視図である。
【図8】(a)は図6のE部拡大図であり突出した平面付近を示す図、(b)は(a)で示される糸ゴムの拡大断面図であり接着剤塗布状態を示す図である。
【図9】(a)は図8(a)に対応させて示す図であり図8(a)よりもオリフィス幅を広くして形成した場合を示す図、(b)は(a)で示される糸ゴムの拡大断面図であり接着剤塗布状態を示す図である。
【図10】図7のF部拡大図であり突出した平面付近を示す図である。
【図11】図10に対応させて示す図であり図10よりもオリフィス幅を広くして形成した場合を示す図である。
【図12】従来の接着剤塗布ノズルの全体構成を示す正面図(一部断面図)である。
【図13】図12の左側面図である。
【図14】図13のH〜H線矢視部分拡大断側面図である。
【符号の説明】
1 接着剤塗布ノズル
2 ノズルボディ
3 ガイドプレート
4 ノズルプレート
8 オリフィス(接着剤吐出口)
9 突出部
10 ノズル端面
11 凹部(窪み)
12 スリット状案内溝(ガイドプレート)
13 刃部(ノズルプレート)
13a 刃先
15 突出平面
19 長孔(ガイドプレート)
20 糸ゴム(糸状体)
I 糸ゴム走行方向
V バルブユニット(弁機構内蔵)
L 平面の糸ゴム走行方向の辺長
W 平面の糸ゴム走行方向と直交する方向の辺長
、W オリフィス幅
HM 接着剤(ホットメルト接着剤)

Claims (7)

  1. 走行する糸ゴム等の糸状体に接着剤を塗布するノズルであり該糸状体へ接着剤を供給し塗布するための接着剤吐出口と該糸状体を該接着剤吐出口位置に案内するためのスリット状案内溝を有した糸状体への接着剤塗布ノズルにおいて、ノズル端部に糸状体が接触する平面を設け、該平面に該接着剤の吐出口を開口させて設け、該平面の糸状体走行方向の上流側に糸状体のスリット状案内溝を設けたことを特徴とする糸状体への接着剤塗布ノズル。
  2. 該糸状体が接触する平面はさらに該スリット状案内溝よりも糸状体の走行方向下流側においてノズルの下端面を形成することを特徴とする請求項1の糸状体への接着剤塗布ノズル。
  3. 該糸状体が接触する平面はさらにノズルの下端部において突出させて設けたことを特徴とする請求項1又は2の糸状体への接着剤塗布ノズル。
  4. 該糸状体が接触する平面はさらにノズルの下端部においてノズルの糸状体走行方向の左右両側に凹部を形成することにより突出させて形成したことを特徴とする請求項3の糸状体への接着剤塗布ノズル。
  5. 該接着剤吐出口は該平面の糸状体走行方向の下流側において開口させて設けてことを特徴とする請求項1乃至4の糸状体への接着剤塗布ノズル。
  6. 該糸状体のスリット状案内溝はさらに該糸状体が接触する平面の高さレベルに対してスリット状案内溝の幅が変化するようにノズルに移動可能に設けたことを特徴とする請求項1乃至5の糸状体への接着剤塗布ノズル。
  7. 該ノズルにはさらに該平面の糸状体走行方向の下流側に刃部をその先端が該走行する糸状体と接触し得るように該先端を該平面のレベルとほぼ同レベルに位置させて設けたことを特徴とする請求項1乃至6の糸状体への接着剤塗布ノズル。
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