JP2004352016A - 洋上給油装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】補給船1から受給船2に延びて給油を行う給油ホース3と、補給船1と受給船2との間に張られるハイライン4と、このハイライン4の繰り出し及び巻き取りを行うスパンウィンチ5と、ハイライン4を走行して給油ホース3を吊り下げる第一、第二サドル6,7と、この第一、第二サドル6,7にそれぞれ連結される第一、第二サドルホイップワイヤ8,9と、この第一、第二サドルホイップワイヤ8,9の繰り出し及び巻き取りを行う第一、第二サドルウィンチ11,12と、ハイライン4の張力を一定値に近づけるようにスパンウィンチ5がハイライン4の繰り出し及び巻き取りを自動的に行う張力調節手段とを備える。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、航行中の受給船に補給船から給油を行う洋上給油装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、無寄港にて地球半周または一周する船は、その途中に洋上にて給油を行う必要がある。
【0003】
この種の洋上給油装置は、給油時に補給船と受給船を並んで航行させ、両船の間にハイラインを張り、このハイラインを走行する複数のサドルを介して給油ホースを補給船から受給船へと延ばすようになっている。
【0004】
従来の洋上給油装置は、給油中にハイラインの張力を一定値に近づけるラムテンショナを備えている。従来、並列に航行させる補給船と受給船間の距離を例えば60m程度に設定しており、ハイラインが水平に近い姿勢で張られるため、ラムテンショナを用いてハイラインの張力を高める必要があった。
【0005】
なお、ラムテンショナについては例えば特許文献1に開示されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平05−270795号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の洋上給油装置にあっては、ハイラインの張力を調節するのに油圧シリンダ用いたラムテンショナを備えるため、装置の大型化を招いていた。
【0008】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ラムテンショナを廃止した洋上給油装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、補給船から受給船に給油を行う洋上給油装置に適用する。
【0010】
そして、補給船から受給船に延びて給油を行う給油ホースと、補給船と受給船との間に張られるハイラインと、このハイラインの繰り出し及び巻き取りを行うスパンウィンチと、ハイラインを走行して給油ホースを吊り下げるサドルと、このサドルにそれぞれ連結されるサドルホイップワイヤと、このサドルホイップワイヤの繰り出し及び巻き取りを行うサドルウィンチと、ハイラインの張力を一定値に近づけるようにスパンウィンチがハイラインの繰り出し及び巻き取りを自動的に行う張力調節手段とを備えたことを特徴とするものとした。
【0011】
第2の発明は、第1の発明において、スパンウィンチはハイラインを巻き取るドラムと、このドラムを回転駆動する油圧モータとを備え、張力調節手段は油圧モータに作動油を給排する第一、第二給排通路と、第一、第二給排通路のそれぞれに加圧作動油を導く第一、第二加圧通路と、この第一、第二加圧通路に介装される第一、第二アキュムレータとを備えたことを特徴とするものとした。
【0012】
第3の発明は、第2の発明において、第一、第二加圧通路を開閉する第一、第二オペレートチェック弁と、第二オペレートチェック弁を迂回する迂回絞り通路と、この迂回絞り通路を開閉するバイパス弁とを備え、張力モードへの切換時に第一オペレートチェック弁及びバイパス弁を開弁させた後に第二オペレートチェック弁を遅延して開弁させる構成としたことを特徴とするものとした。
【0013】
第4の発明は、第2または第3の発明において、ハイラインを引き出す際に油圧モータを空転させる空転手段を備えたことを特徴とするものとした。
【0014】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、洋上給油装置は、スパンウィンチが補給船、受給船の揺れ等に対応してハイラインの張力を一定値に近づけるようにハイラインの繰り出し及び巻き取りを自動的に行う。
【0015】
スパンウィンチにこの張力調節機能を持たせることにより、従来装置に設けられていた油圧シリンダ用いたラムテンショナを廃止して構造を簡素化することが可能となり、装置の小型軽量化がはかれる。
【0016】
第2の発明によると、スパンウィンチは油圧モータに導かれる第一、第二アキュムレータの圧力によってハイラインの張力を一定値に近づけるようハイラインの繰り出し及び巻き取りを自動的に行い、ハイラインの張力変動を吸収する。
【0017】
第3の発明によると、張力モードに切換える際に、第二オペレートチェック弁を遅延して開弁させることにより、油圧モータには第二アキュムレータの圧力が段階的に導かれるため、ハイラインにかかる衝撃力が緩和される。
【0018】
第4の発明によると、ハイラインをスパンウィンチから引き出す際に油圧モータを空転させることにより、スパンウィンチがハイラインの引き出し動作に与える抵抗を小さくし、作業が円滑に行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
図1〜図3に示すように、洋上給油装置は、補給船1から受給船2に延びて給油を行う給油ホース3と、補給船1と受給船2との間に張られるハイライン4と、このハイライン4の繰り出し及び巻き取りを行うスパンウィンチ5と、ハイライン4を走行して給油ホース3を吊り下げる第一、第二サドル6,7と、この第一、第二サドル6,7にそれぞれ連結される第一、第二サドルホイップワイヤ8,9と、この第一、第二サドルホイップワイヤ8,9の繰り出し及び巻き取りを行う第一、第二サドルウィンチ11,12と、第一サドル6と受給船2に張られるストレスワイヤ13等を備える。
【0021】
図2に示すように、補給船1の上構21には各シーブ22が取り付けられるビーム23が突出して設けられる。給油ホース3等はこのビーム23に吊り下げて格納される。なお、図3に示すように、補給船1の甲板上から突出するキングポースト25を設け、このキングポースト25に各シーブ22を取り付けても良い。
【0022】
スパンウィンチ5と第一、第二サドルウィンチ11,12はそれぞれ上構21の側壁から突出するようにして支持される。船内に動力装置26、バルブスタンド27,28が設けられ、船外に操作箱29が設けられる。オペレータは操作箱29を介して各ウィンチ5,11,12の作動を制御するようになっている。
【0023】
図4はスパンウィンチ5に設けられる油圧回路を示している。スパンウィンチ5はハイライン4を巻き取るドラム51と、このドラム51を正逆両方向に回転駆動する油圧モータ52と、このドラム51の回転を制動するネガティブ式油圧ブレーキ53とを備える。
【0024】
油圧源として吐出圧が異なる第一〜第三油圧ポンプ41〜43を備える。油圧モータ52には第一、第二給排通路54,55が接続され、方向切換弁45を介して作動油の給排方向が切り換えられる。スパンウィンチ5は第一給排通路54から高圧作動油が導かれるとハイライン4を繰り出し、第二給排通路55から高圧作動油が導かれるとハイライン4を巻き取るようになっている。
【0025】
ハイライン4を引き出す際に油圧モータ52を空転させる空転手段として、第一、第二給排通路54,55を結ぶ短絡通路56と、この短絡通路56に介装される2対のチェック弁57及びリリーフ弁58とが設けられる。
【0026】
空転モードでは、電磁弁59を介して導かれるパイロット圧によってリリーフ弁58が強制的に開弁され、作動油が第一、第二給排通路54,55の間で短絡通路56を介して流れることにより、油圧モータ52が空転してスパンウィンチ5から引き出される抵抗を小さくするようになっている。
【0027】
空転解除モードでは、電磁弁59を介して導かれるパイロット圧によってリリーフ弁58が強制的に開弁されることがなく、第一、第二給排通路54,55の圧力が所定の設定圧を超えて上昇すると開弁作動する。
【0028】
ネガティブ式油圧ブレーキ53はバネ力でドラム51の回転を制動し、油圧力で制動を解除するものであり、そのブレーキアクチュエータにブレーキ通路46から導かれる作動油圧によってこの制動力が調節される。
【0029】
ブレーキモードでは、ブレーキ通路46に介装された電磁弁47が図のポジションに保持され、ブレーキアクチュエータの作動油圧をリリーフ弁48を介して逃がし、このリリーフ弁48の設定圧に応じたトルクによってドラム51の回転が制動される。
【0030】
ブレーキ解除モードでは、電磁弁47の図のポジションから切り換えられ、ブレーキアクチュエータに油圧源からの作動油圧が導かれ、バネ力に抗してドラム51の制動が解除される。
【0031】
洋上給油装置は、補給船1、受給船2の揺れ等に対応してハイライン4の張力を一定値に近づけるようにスパンウィンチ5がハイライン4の繰り出し及び巻き取りを自動的に行う張力調節手段を備える。
【0032】
この張力調節手段として、第一、第二給排通路54,55にそれぞれ所定の加圧作動油を導く第一、第二加圧通路61,62が設けられ、この第一、第二加圧通路61,62に第一、第二アキュムレータ63,64が介装される。第一、第二アキュムレータ63,64にはそれぞれ油圧源から導かれる作動油圧が蓄えられる。第二アキュムレータ64の圧力は第一アキュムレータ63の10倍程度に高められる。
【0033】
第一、第二加圧通路61,62はそれぞれ対で設けられる第一、第二オペレートチェック弁65,66を介して開閉される。第二加圧通路62には第二オペレートチェック弁66を迂回する迂回絞り通路67が接続され、この迂回絞り通路67を開閉する電磁式バイパス弁68が介装される。
【0034】
ブレーキモードから張力モードに切換えられる場合、次の順に切換え作動が行われる。
(1)まず、次の切換え作動が略同時に行われる。
・電磁弁71を介して導かれるパイロット圧によって第一オペレートチェック弁65を開弁する。これにより、第一アキュムレータ63から比較的低い圧力が油圧モータ52に導かれる。
・迂回絞り通路67のバイパス弁68を開弁する。これにより、第二アキュムレータ64から比較的高い圧力が迂回絞り通路67の絞りを介して油圧モータ52に徐々に導かれる。
・ブレーキ通路46の電磁弁47のポジションをブレーキ解除側に切り換える。
(2)上記の切換え作動から所定の遅延時間(例えば0.5秒)が経過すると、電磁弁72を介して導かれるパイロット圧によって第二オペレートチェック弁66を開弁する。
【0035】
こうして張力モードでは、油圧モータ52は第一アキュムレータ63からの低圧力が導かれるとともに第二アキュムレータ64の高圧力が導かれ、第一、第二アキュムレータ63,64の差圧力に応じたトルクをドラム51に付与する。これにより、波浪等を受けて補給船1と受給船2間の距離が短くなる場合、スパンウィンチ5がハイライン4の巻き取りを自動的に行う一方、補給船1と受給船2間の距離が長くなる場合、スパンウィンチ5がハイライン4の繰り出しを自動的に行い、ハイライン4の張力変動を吸収する。
【0036】
上記張力モードへの切換え時に電磁弁72の作動が電磁弁47,38,71の作動より遅延されることにより、油圧モータ52には第二アキュムレータ64の圧力が段階的に導かれるため、ハイライン4にかかる衝撃力が緩和される。
【0037】
図5は第一、第二サドルウィンチ11,12にそれぞれ設けられる油圧回路を示している。第一、第二サドルウィンチ11,12は第一、第二サドルホイップワイヤ8,9を巻き取るドラム81と、このドラム81を正逆両方向に回転駆動する油圧モータ82と、このドラム81の回転を制動するネガティブ式油圧ブレーキ83とを備える。
【0038】
油圧源として吐出圧が異なる第一、第二油圧ポンプ73,74を備える。油圧モータ82には第一、第二給排通路84,85が接続され、方向切換弁75を介して作動油の給排方向が切り換えられる。第一、第二サドルウィンチ11,12は第一給排通路84から高圧作動油が導かれると第一、第二サドルホイップワイヤ8,9を繰り出し、第二給排通路85から高圧作動油が導かれると第一、第二サドルホイップワイヤ8,9を巻き取るようになっている。
【0039】
第一、第二サドルホイップワイヤ8,9を引き出す際に油圧モータ82を空転させる空転手段として、第一、第二給排通路84,85を結ぶ短絡通路86と、この短絡通路86に介装される2対のチェック弁87及びリリーフ弁88とが設けられる。空転モードでは、電磁弁89を介して導かれるパイロット圧によってリリーフ弁58が強制的に開弁し、作動油が第一、第二給排通路84,85の間で短絡通路86を介して流れることにより、油圧モータ82が空転して第一、第二サドルウィンチ11,12から引き出される抵抗を小さくするようになっている。
【0040】
ネガティブ式油圧ブレーキ83はバネ力でドラム81の回転を制動するものであり、そのブレーキアクチュエータにブレーキ通路96から導かれる作動油圧によってこの制動力が調節される。ブレーキモードでは、ブレーキ通路96に介装された電磁弁97が図のポジションに保持され、ブレーキアクチュエータの作動油圧がリリーフ弁98を介して逃がされ、このリリーフ弁98の設定圧に応じたトルクによってドラム81の回転を制動する。ブレーキ解除モードでは、電磁弁97のポジションが切り換えられると、ブレーキアクチュエータに油圧源からの作動油圧が導かれ、バネ力に抗してドラム81の制動が解除される。
【0041】
なお、補給船1、受給船2の揺れ等に対応して第一、第二サドルホイップワイヤ8,9の張力を一定値に近づけるよう第一、第二サドルウィンチ11,12が第一、第二サドルホイップワイヤ8,9の繰り出し及び巻き取りを自動的に行う張力調節手段は設けられていないが、これに限らず必要に応じて張力調節手段を設けても良い。
【0042】
次に洋上給油装置の動作について説明する。まず、給油時の操作は次の手順で行われる。
・補給船1と受給船2を所定距離(例えば24〜30m)に保って航行させる。
・補給船1から受給船2に向けてナイロンロープを発射する。
・受給船2ではこのナイロンロープを介してハイライン4を引き寄せ、ハイライン4の先端を受給船2に連結する。このとき、スパンウィンチ5の油圧回路は空転モードに切り換えられており、スパンウィンチ5がハイライン4の引き出し動作に与える抵抗を小さくしている。
・スパンウィンチ5の油圧回路は張力モードに切り換えられる。これにより、補給船1、受給船2の揺れ等に対応して、スパンウィンチ5は油圧モータ52に導かれる第一、第二アキュムレータ63,64の圧力によってハイライン4の張力を一定値に近づけるようハイライン4の繰り出し及び巻き取りを自動的に行い、ハイライン4の張力変動を吸収する。
・ハイライン4を走行する第一、第二サドル6,7を介して給油ホース3を受給船2側に引き寄せ、ストレスワイヤ13の先端を受給船2に連結するとともに、給油ホース3の先端に設けられたプローブ15を受給船2に設けられたレシーバ14に連結する。このとき、第一、第二サドルウィンチ11,12の油圧回路は空転モードに切り換えられており、第一、第二サドルウィンチ11,12がハイライン4の引き出し動作に与える抵抗を小さくしている。
・第一、第二サドルウィンチ11,12によって第一、第二サドルホイップワイヤ8,9を巻き取り、給油ホース3のたるみ量等を調節する。
・給油ホース3を介して補給船1から受給船2に給油する。
【0043】
一方、給油を停止して格納する場合は、上記給油時と略逆の手順の操作が行われ、第一、第二サドルウィンチ11,12によって第一、第二サドルホイップワイヤ8,9が巻き取られ、給油ホース3が格納され、スパンウィンチ5によってハイライン4が巻き取られる。
【0044】
以上のように構成されて、給油時に並んで航行する補給船1と受給船2間の距離を例えば従来の60mから本装置にて30mへと短縮することにより、水平線に対するハイライン4の傾斜角度が大きくなり、第二サドルホイップワイヤ9がハイライン4の張力を分担する割合を高められる。こうしてハイライン4の張力が軽減されるため、スパンウィンチ5にハイライン4の張力を一定値に近づける張力調節機能を持たせることが可能となる。こうして、従来装置に設けられていた油圧シリンダ用いたラムテンショナを廃止することにより、構造を簡素化して装置の小型軽量化がはかれる。
【0045】
また、補給船1と受給船2間の距離を短縮することにより、ハイライン4に対する給油ホース3の吊り点(第一、第二サドル6,7)を2カ所に減らすことが可能となり、構造の簡素化がはかれる。
【0046】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す洋上給油装置の概略正面図。
【図2】同じく斜視図。
【図3】同じく構成図。
【図4】同じくスパンウィンチの油圧回路図。
【図5】同じく第一、第二サドルウィンチの油圧回路図。
【符号の説明】
1 補給船
2 受給船
3 給油ホース
4 ハイライン
5 スパンウィンチ
6 第一サドル
7 第二サドル
8 第一サドルホイップワイヤ
9 第二サドルホイップワイヤ
11 第一サドルウィンチ
12 第二サドルウィンチ
54 第一給排通路
55 第二給排通路
61 第一加圧通路
62 第二加圧通路
63 第一アキュムレータ
64 第二アキュムレータ
65 第一オペレートチェック弁
66 第二オペレートチェック弁
67 迂回絞り通路
68 バイパス弁
Claims (4)
- 補給船から受給船に給油を行う洋上給油装置において、
補給船から受給船に延びて給油を行う給油ホースと、補給船と受給船との間に張られるハイラインと、このハイラインの繰り出し及び巻き取りを行うスパンウィンチと、ハイラインを走行して給油ホースを吊り下げるサドルと、このサドルにそれぞれ連結されるサドルホイップワイヤと、このサドルホイップワイヤの繰り出し及び巻き取りを行うサドルウィンチと、ハイラインの張力を一定値に近づけるようにスパンウィンチがハイラインの繰り出し及び巻き取りを自動的に行う張力調節手段とを備えたことを特徴とする洋上給油装置。 - 前記スパンウィンチは前記ハイラインを巻き取るドラムと、このドラムを回転駆動する油圧モータとを備え、
前記張力調節手段は前記油圧モータに作動油を給排する第一、第二給排通路と、第一、第二給排通路のそれぞれに加圧作動油を導く第一、第二加圧通路と、この第一、第二加圧通路に介装される第一、第二アキュムレータとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の洋上給油装置。 - 前記第一、第二加圧通路を開閉する第一、第二オペレートチェック弁と、第二オペレートチェック弁を迂回する迂回絞り通路と、この迂回絞り通路を開閉するバイパス弁とを備え、
張力モードへの切換時に第一オペレートチェック弁及びバイパス弁を開弁させた後に第二オペレートチェック弁を遅延して開弁させる構成としたことを特徴とする請求項2に記載の洋上給油装置。 - 前記ハイラインを引き出す際に前記油圧モータを空転させる空転手段を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の洋上給油装置。
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