JP2004352007A - 航走体の操縦方法及び操縦装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】切替手段によってオペレータが、手動入力受付手段が手動入力を受け付けた推力及び推力モメントの指令値の出力を選択した場合と、演算によって得られた目標推力及び目標推力モーメントの出力を選択した場合との何れにおいても、手動入力受付手段がオペレータからの航走体の推力及び推力モーメントの指令値を受け付けるように構成した
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、目標位置及び目標方位角へ船舶及び飛行船等の航走体を到達させるべく、当該目標位置及び目標方位角並びに航走体の現在位置及び現在方位角に基づいて航走体の位置制御を行う航走体の操縦方法及びその実施に使用する操縦装置に関し、特に当該位置制御中のオペレータによる手動操縦の介入を許容する航走体の操縦方法及びその実施に使用する操縦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
カーフェリー及び潜水艇等の船舶並びに飛行船等の航走体には、当該航走体を予め設定された目標位置及び目標方位角へ到達させるべく、当該目標位置及び目標方位角と、航走体の現在位置及び現在方位角とに基づいて、航走体の位置及び方位角の自動制御(以下、位置制御という)を行うように構成されているものがある。
【0003】
この種の航走体の操縦装置の一つとして、前記位置制御を実行中にオペレータによる手動操縦の介入を許容するものが提案されている(特許文献1参照)。図6は、従来の航走体の操縦装置の処理の概要を示すブロック線図である。図6に示す如く、かかる従来の航走体の操縦装置は、オペレータによる切替入力が可能なスイッチ101と、航走体の目標推力及び目標推力モーメントを演算する目標推力演算部102とを備えている。前記スイッチ101は、航走体の位置制御のオン/オフ切り替え用であり、位置制御オンの場合には、目標推力演算部102から出力された目標推力及び目標推力モーメントを、プロペラ用のエンジン又は舵用のモータ等のアクチュエータを駆動するためのアクチュエータ駆動装置側へ出力するようになっている。当該アクチュエータ駆動装置は、与えられた目標推力及び/又は目標推力モーメントを発生させるべく、プロペラ及び/又は舵を駆動するようになっている。また、複数のスラスタを備える航走体にあっては、与えられた目標推力及び目標推力モーメントを航走体全体で発生させるために各スラスタの発生推力を配分する推力配分装置がアクチュエータ駆動装置の前段に設けられている場合もある。かかる場合には、目標推力及び目標推力モーメントは推力配分装置へ与えられることになる。
【0004】
また、航走体には、オペレータからの手動入力を受け付けるジョイスティック及びダイアルが設けられており、位置制御オフの場合には、このジョイスティックの傾倒方向及び傾倒角度に応じて前後方向及び左右方向の推力の指令値が決定され、ダイアルの回転角度に応じて旋回方向の推力モーメントの指令値が決定されて、かかる推力及び推力モーメントの指令値が、目標推力及び目標推力モーメントとして外部へ出力されるようになっている。これにより、位置制御オフの場合には、オペレータが入力した推力及び推力モーメントの指令値に追従するように航走体が動作し、オペレータによる航走体の手動操縦が行われることとなる。
【0005】
位置制御オンの場合に、ジョイスティック又はダイアルに手動入力があると、ジョイスティックの傾倒方向及び傾倒角度に応じて前後方向及び左右方向の航走体の速度指令値が決定され、またダイアルの回転角度に応じて旋回方向の航走体の角速度指令値が決定されて、かかる速度及び角速度の指令値が積分器103に与えられる。積分器103は、与えられた速度及び角速度の指令値を積分して位置及び角度の指令値へ変換し、この位置及び角度の指令値を前記目標推力演算部102へ出力する。目標推力演算部102は、予め設定された目標位置及び目標方位角の夫々に前記位置及び角度の指令値を付加して新たな目標位置及び目標方位角を獲得し、かかる新たな目標位置及び目標方位角に航走体を近付けるような目標推力及び目標推力モーメントを演算する。そして、このようにして演算した目標推力及び目標推力モーメントが外部へ出力されることとなる。
【0006】
【特許文献1】
特許第3310839号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した如き従来の航走体の操縦装置にあっては、位置制御オフのときには、ジョイスティックの傾倒及びダイアルの回転によってオペレータが航走体の推力及び推力モーメントの指令値を手動入力し、位置制御オンのときには、同様の操作で航走体の速度及び角速度の指令値を手動入力するように構成されており、位置制御オンのときと位置制御オフのときとではオペレータの操縦感覚が異なるものとなっていた。
【0008】
また、オペレータが所望する位置又は方位角に航走体が到達した場合には、オペレータがジョイスティック又はダイアルを中立位置に戻すこととなるが、このとき積分器103の出力値は一定値となり、またこのときには航走体が依然として移動しているため航走体が目標位置又は目標方位角を一旦行き過ぎてしまい、その後目標位置又は目標方位角へと再び近づくべく戻ることとなるので、例えばケーブルで曳航体を曳航しながら作業する海洋調査船又はケーブル敷設船等にあっては、再び目標位置又は目標方位角へ近づく際にケーブルがプロペラ等に絡まることがあった。
【0009】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、位置制御オン及び位置制御オフの両方においてオペレータに同様の操縦感覚を与え、従来に比して操縦性を向上させることができる航走体の操縦方法及びその実施に使用する操縦装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る航走体の操縦方法は、オペレータから航走体の推力及び推力モーメントの指令値の手動入力を受け付ける手動入力受付手段にて、前記指令値の手動入力を受け付ける第1ステップと、手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値から、当該推力及び推力モーメントが発生した場合の航走体の位置及び方位角の変化量を予測する第2ステップと、航走体の現在位置及び現在方位角を検出する第3ステップと、予め設定された航走体の目標位置及び目標方位角に予測した前記位置及び方位角の変化量を夫々付加して新たな目標位置及び目標方位角を獲得する第4ステップと、獲得した新たな目標位置及び目標方位角並びに検出した前記現在位置及び現在方位角に基づいて航走体の目標推力及び目標推力モーメントを演算する第5ステップと、手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値並びに目標推力及び目標推力モーメントの何れか一方を出力すべく、オペレータによる切替入力が可能な切替手段に対するオペレータの切替入力に従って出力を切り替える第6ステップとを有する。
【0011】
また、本発明に係る本発明に係る航走体の操縦装置は、オペレータから航走体の推力及び推力モーメントの指令値の手動入力を受け付ける手動入力受付手段と、該手動入力受付手段が受け付けた推力及び推力モーメントの指令値から、当該推力及び推力モーメントが発生した場合の航走体の位置及び方位角の変化量を予測する予測手段と、航走体の現在位置及び現在方位角を検出する検出手段と、予め設定された航走体の目標位置及び目標方位角に前記予測手段から与えられた位置及び方位角の変化量を夫々付加して新たな目標位置及び目標方位角を獲得し、当該新たな目標位置及び目標方位角並びに前記検出手段から与えられた現在位置及び現在方位角に基づいて航走体の目標推力及び目標推力モーメントを演算する目標推力演算手段と、オペレータによる切替入力が可能であるように構成されており、前記手動入力受付手段が手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値並びに前記目標推力演算手段が演算した目標推力及び目標モーメントの何れか一方を外部へ出力すべく、オペレータの切替入力に従って出力を切り替える切替手段とを備える。
【0012】
これにより、切替手段によってオペレータが、手動入力受付手段が手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値の出力を選択した場合(即ち位置制御オフの場合)と、演算によって得られた目標推力及び目標推力モーメントの出力を選択した場合(即ち位置制御オンの場合)との何れにおいても、手動入力受付手段がオペレータから航走体の推力及び推力モーメントの指令値を受け付けるので、両者においてオペレータに同様の操縦感覚を与え、従来に比して操縦性を向上させることができる。
【0013】
上記発明においては、予め設定された航走体の運動モデルに基づいて、前記推力及び推力モーメントの指令値から前記航走体の位置及び方位角の変化量を予測することが好ましい。
【0014】
この場合においては、前記航走体は船舶であり、前記航走体の運動モデルは、(1)〜(3)式で与えられることが更に好ましい。
【0015】
【数7】
但し、JX:航走体の前後方向の推力の指令値
JY:航走体の左右方向の推力の指令値
DN:航走体の旋回方向の推力モーメントの指令値
u:航走体の前後方向の速度
v:航走体の左右方向の速度
r:航走体の旋回方向の角速度
XH:航走体に作用する前後方向の流体力
YH:航走体に作用する左右方向の流体力
NH:航走体に作用する旋回方向の流体力モーメント
M1:航走体の前後方向の見かけの質量
M2:航走体の左右方向の見かけの質量
I:航走体の旋回方向の見かけの慣性モーメント
【0016】
この場合においては、前記航走体の運動モデルから算出した前後方向の速度u,左右方向の速度v及び旋回方向の角速度rから、(4)〜(6)式に従って航走体の前後方向の位置の変化量XGr,左右方向の位置の変化量YGr及び方位角の変化量Ψrを演算することが更に好ましい。
【0017】
【数8】
【0018】
上記発明においては、航走体に作用する前後方向の流体力XH,左右方向の流体力YH及び旋回方向の流体力モーメントNHが(7)〜(9)式で与えられることが更に好ましい。
【0019】
【数9】
但し、k1〜k3:正の定数
【0020】
上記発明においては、手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値に所定の重み付けをし、重み付けをした推力及び推力モーメントの指令値を目標推力及び目標モーメントに付加して、目標推力及び目標モーメントのフィードフォワード補償を行うことが更に好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る航走体の操縦装置について、図面を参照しながら具体的に説明する。
【0022】
図1は、本発明の実施の形態に係る船舶(航走体)の構成の一部を示すブロック図である。図1に示す如く、本実施の形態に係る船舶1は、入力装置(手動入力受付手段)2,検出装置(検出手段)3,目標推力演算装置(予測手段,目標推力演算手段)4及びスイッチ(切替手段)5によって主として構成された操縦装置6と、推力配分装置7と、制御装置8とを備えている。
【0023】
図2は、本発明の実施の形態に係る操縦装置6の一部の外観を示す斜視図である。図2に示す如く、操縦装置6の一部は、船員たるオペレータが船舶1を操縦したり、船舶1の運行状態を確認することができるように、コンソール10として船舶1の内部に設けられている。コンソール10は、その前面に入力装置2及び表示パネル9を有しており、オペレータがかかる表示パネル9に表示されている情報を確認しながら入力装置2を操作することによって、船舶1の手動操縦が可能となっている。
【0024】
入力装置2は、コンソール10の前側に夫々配設されたキーパッド21,ジョイスティック22,ダイアル23を有しており、キーパッド21,ジョイスティック22及びダイアル23が夫々入力を受け付けた各種データを目標推力演算装置4へ送信することが可能であるように当該目標推力演算装置4に接続されている(図1参照)。キーパッド21は複数の操作キーから構成されており、後述するように、かかるキーパッド21を操作することによって、オペレータが船舶1の位置、船首の方位角及び船速を設定するようになっている。
【0025】
ジョイスティック22は、コンソール10の前側であって前記表示パネル9の下方にに設けられた操作面10aから突設されており、前後左右方向だけでなく、前後左右面内の如何なる方向へも傾倒させることが可能となっている。オペレータがジョイスティック22を傾倒させたときには、その傾倒方向及び傾倒角度に応じた推力の指令値を示す信号が入力装置2から出力されるようになっている。
【0026】
ダイアル23は、図2に矢符にて示すように、前記操作面10aに設けられており、時計方向及び反時計方向の何れの方向へも回転させることが可能に構成されている。オペレータがかかるダイアル23を回転させたときには、予め設定された中立点からの回転方向及び回転角度に応じた推力モーメントの指令値を示す信号が入力装置2から出力されるようになっている。
【0027】
表示パネル9は、目標推力演算装置4にデータの受信が可能であるように接続されており(図1参照)、目標推力演算装置4から受信した目標位置、目標方位角、目標速度、現在位置、現在方位角、現在速度、位置制御のオン/オフ等の情報を表示するようになっている。
【0028】
また図1に示す如く、検出装置3は、船舶1の現在位置を検出するGPS等の位置センサ31と、船舶1の船首の方位角を検出するジャイロコンパス等の方位角センサ32と、船舶1の船速(対地速度)を検出する速度センサ33とを備えている。また、検出装置3は、目標推力演算装置4に接続されており、検出した船舶1の現在位置、方位角及び速度の各情報を目標推力演算装置4に出力するようになっている。
【0029】
目標推力演算装置4は、CPU41,ROM42,RAM43及び入出力インタフェース44から主として構成されている。ROM42には、コンピュータプログラム及びこのコンピュータプログラムで使用するデータ等が格納されている。CPU41は、ROM42に格納されたコンピュータプログラム又はRAM43にロードされたコンピュータプログラムを実行することができる。また、RAM43は、CPU41がコンピュータプログラムを実行するときの作業領域として使用される。
【0030】
また、入出力インタフェース44は、検出装置3から船舶1の現在位置、方位角及び船速の各情報を受信し、入力装置2から目標位置及び目標方位角並びに推力及び推力モーメントの指令値の各情報を受信するように構成されている。更に、この入出力インタフェース44は、CPU41が演算した目標推力及び目標推力モーメントの各情報をスイッチ5へ出力し、また船舶1の現在位置、方位角及び船速並びに目標位置、目標方位角及び目標速度の各情報を表示パネル9に表示すべく、かかる情報の表示用データを表示パネル9へ出力するようになっている。
【0031】
このようなCPU41,ROM42,RAM43及び入出力インタフェース44は、バスによって接続されており、相互にデータの転送が可能である。
【0032】
スイッチ5は、c接点であり、図2に示す如く操作面10aに設けられている。図1に示すように、スイッチ5には、前記入出力インタフェース44に繋がる端子51と、前記入力装置2に繋がる端子52と、推力配分装置7に繋がる端子53とを有している。端子51は、入出力インタフェース44から与えられた目標推力及び目標推力モーメントを示す信号11を出力するようになっている。また、入力装置2と入出力インタフェース44とを繋ぐ信号線は、その途中において分岐しており、この分岐先が端子52へと延びており、これによって端子52は、入力装置2から与えられた推力及び推力モーメントの指令値を示す信号12を出力するようになっている。このようなスイッチ5は、オペレータの操作によって、端子51及び53を接続する状態(以下、制御オン状態という)と、端子52及び53を接続する状態(以下、制御オフ状態という)との間で、接続を切り替えることができるようになっている。
【0033】
従って、オペレータがスイッチ5を操作することによって制御オン状態が選択されたときには、端子51及び53が接続されて、推力配分装置7には目標推力演算装置4から目標推力及び目標推力モーメントを示す信号11が出力されることとなり、制御オフ状態が選択されたときには、端子52及び53が接続されて、推力配分装置7には入力装置2から推力及び推力モーメントの指令値を示す信号12が出力されることとなる。これにより、オペレータがスイッチ5を操作することによって、船舶1の位置制御のオン/オフを切り替えることができるようになっている。
【0034】
なお、ここでは便宜的に、目標推力演算装置4から出力される信号11が目標推力及び目標推力モーメントを示し、入力装置2から出力される信号12が推力及び推力モーメントの指令値を示すものとしているが、両信号11,12は同じ形式の信号とされており、実質的には目標推力演算装置4の出力信号11及び入力装置2からの出力信号12の何れも船舶1の目標推力及び目標推力モーメントを示すものとして推力配分装置7に与えられる。
【0035】
推力配分装置7は、CPU、ROM及びRAM等から構成されており、入力装置2又は目標推力演算装置4から入力した目標推力及び目標推力モーメントに基づいて、船舶1が備えるプロペラ及び舵等のプロペラ推力及び舵角を演算する。船舶1には、複数のプロペラ(バウスラスタを含む)及び舵が設けられており、前記目標推力及び目標推力モーメントを達成する夫々のプロペラ推力及び舵角を演算するようになっている。このような推力配分装置7は、制御装置8に接続されており、演算結果の各プロペラ推力及び各舵角を制御装置8に出力するようになっている。なお、本実施の形態においては、船舶1にプロペラ及び舵を複数設けられており、推力配分装置7が与えられた目標推力及び目標推力モーメントを達成するこれらのプロペラ推力及び舵角を演算する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば、船舶1に複数の旋回式スラスタが設けられており、推力配分装置7が与えられた目標推力及び目標推力モーメントを達成する各旋回式スラスタのプロペラ推力及び旋回角度を演算する構成としてもよい。
【0036】
制御装置8は、図示しない駆動装置に接続されている。また、船舶1には、各プロペラの回転数を夫々検出する回転数センサと、各舵の舵角を夫々検出する舵角センサとが設けられている。これらの回転数センサ及び舵角センサは、制御装置8に接続されており、検出結果の回転数及び舵角の情報を、夫々制御装置8へ出力するようになっている。
【0037】
制御装置8は、CPU、ROM及びRAM等から構成されており、推力配分装置7から入力した各プロペラ推力及び各舵角と、各種センサから入力した現在の各プロペラの回転数及び各舵角とに基づいて、各プロペラのプロペラ推力及び各舵の舵角が、推力配分装置7から出力された各プロペラ推力及び各舵角に夫々追従するように、例えばPID制御等を用いて、各プロペラのプロペラ推力及び各舵の舵角を制御する。駆動装置は、与えられた制御信号に従ってプロペラ用のエンジン又は舵用のモータ等のアクチュエータを駆動することが可能であるように構成されており、制御装置8から駆動装置に対して制御信号が出力され、各プロペラ及び各舵が夫々駆動される。
【0038】
このような目標推力演算装置4,推力配分装置7及び制御装置8は、前述したコンソール10の内部に設けられている。なお、目標推力演算装置4,推力配分装置7及び制御装置8は、各々別個に設けられていてもよく、この場合には推力配分装置7及び制御装置8の何れか一方又は両方がコンソール10の外部に設けられていてもよい。また、目標推力演算装置4,推力配分装置7及び制御装置8として夫々コンピュータを機能させることができるコンピュータプログラムを1つのコンピュータにインストールして、目標推力演算装置4,推力配分装置7及び制御装置8を、コンソール10に内蔵されている1つのコンピュータによって構成してもよい。
【0039】
図3は、本発明の実施の形態に係る操縦装置6の処理の概要を示すブロック線図である。図3に示す如く、スイッチ5が位置制御オフ状態とされている場合には、オペレータがジョイスティック22及びダイアル23を操作したときの各々の操作量に応じた推力及び推力モーメントの指令値が、推力配分装置7に出力され、これによって船舶1の全体が前記推力及び推力モーメントの指令値に追従すべく各プロペラ及び舵の動作が制御される。
【0040】
スイッチ5が位置制御オン状態とされており、しかもジョイスティック22及びダイアル23がオペレータによって操作されている場合には、ジョイスティック22及びダイアル23の各操作量に応じた推力及び推力モーメントの指令値が、船舶1の位置及び方位角の変化量予測部45に与えられる。
【0041】
目標推力演算装置4のROM42又はRAM43には、船舶1の位置及び方位角の変化量を予測するための変化量演算プログラム45a及び船舶1の目標推力及び目標推力モーメントを演算するための目標推力演算プログラム46aの2つのコンピュータプログラムが格納されている(図1参照)。変化量予測プログラム45aに従ってCPU41が演算処理を行った場合には、目標推力演算装置4が船舶1の位置及び方位角の変化量を予測する変化量予測部45として機能し、目標推力演算プログラム46aに従ってCPU41が演算処理を行った場合には、船舶1の目標推力及び目標推力モーメントを演算する目標推力演算部46として機能するようになっている。
【0042】
次に、変化量予測部45の処理について説明する。図4は、本実施の形態に係る変化量予測部45において使用する船舶1の前後左右方向の推力の指令値JX,JY及び旋回方向の推力モーメントの指令値DN並びに船舶1の前後左右方向の速度u,v及び旋回方向の角速度rの定義を示す模式図であり、図5は、本実施の形態に係る変化量予測部45において使用する船舶1の前後方向の位置の変化量(原点に対する前後方向相対位置)XGr,左右方向の位置の変化量(原点に対する左右方向相対位置)YGr及び旋回方向の方位角の変化量(XG方向に対する相対角度)Ψrを規定するXG−YG座標系の定義を示す模式図である。図4に示す如く、船舶1の前後方向の推力の指令値JX,左右方向の推力の指令値JY及び旋回方向の推力モーメントの指令値DN並びに船舶1の前後方向の速度u,左右方向の速度v及び旋回方向の角速度rを定義する。なお、推力の指令値JX及び速度uは前方向を正とし、推力の指令値JY及び速度vは右方向を正とし、推力モーメントの指令値DN及び角速度rは時計回りを正として夫々定義する。そして、ジョイスティック22及びダイアル23から夫々与えられた推力の指令値JX,JY及び推力モーメントの指令値DNから、(1)〜(3)式に従って、かかる指令値JX,JY,DNによって夫々指令された推力及び推力モーメントが発生した場合の船舶1の速度u,v及び角速度rを演算する。
【0043】
【数10】
但し、XH:船舶1に作用する前後方向の流体力
YH:船舶1に作用する左右方向の流体力
NH:船舶1に作用する旋回方向の流体力モーメント
M1:船舶1の前後方向の見かけの質量
M2:船舶1の左右方向の見かけの質量
I:船舶1の旋回方向の見かけの慣性モーメント
【0044】
ここで、前後方向の見かけの質量M1は、船体質量に船体前後付加質量を加えたものであり、左右方向の見かけの質量M2は、船体質量に船体左右付加質量を加えたものであり、見かけの慣性モーメントIは、船体慣性モーメントに付加慣性モーメントを加えたものである。
【0045】
(1)式の括弧内第1項(vrM2)は、前後方向の速度uに対する左右方向の速度v及び旋回方向の角速度rの干渉を示す要素であり、同様に(2)式の括弧内第1項(−urM1)は、左右方向の速度vに対する前後方向の速度u及び旋回方向の角速度rの干渉を示す要素である。これにより、速度u,v及び角速度rが相互に与える干渉を加味したより正確な速度u,vを求めることができる。
【0046】
図5に示すようなXG−YG座標系にて船舶1の位置(及び姿勢)制御が行われている場合、指令値JX,JY,DNによって夫々指令された推力及び推力モーメントが発生した場合の船舶1の前後方向の位置の変化量XGr,左右方向の位置の変化量YGr及び方位角の変化量Ψrは、前述のようにして求めた速度u,v及び角速度rから、(4)〜(6)式に従って、夫々演算することができる。
【0047】
【数11】
【0048】
なお、(1)〜(3)式にて用いた流体力XH,YH及び流体力モーメントNHは、例えば(7)〜(9)式で与えることができる。
【0049】
【数12】
但し、k1〜k3:正の定数
【0050】
しかしながら、(7)〜(9)式は流体力XH,YH及び流体力モーメントNHの定義の一例であり、他の数式によって流体力XH,YH及び流体力モーメントNHを定義してもよい。
【0051】
次に、目標推力演算部46の処理について説明する。以上のようにして得られた船舶1の位置及び方位角の変化量は目標推力演算部46に与えられる。本実施の形態に係る操縦装置6においては、オペレータがキーパッド21を操作することによって、目標推力演算装置4に予め目標位置及び目標方位角を設定することが可能となっている。キーパッド21から入力される目標位置及び目標方位角は、例えば緯度及び経度並びに方位によって表される絶対位置及び絶対方位角であり、これらは目標推力演算装置4のRAM43に格納される。目標推力演算部46は、変化量予測部45から船舶1の位置及び方位角の変化量が与えられたときには、かかる位置の変化量を前記目標位置に付加して新たな目標位置を算出し、またかかる方位角の変化量を前記目標方位角に付加して新たな目標方位角を算出して、これらをRAM43に格納していた目標位置及び目標方位角に代えてRAM43に格納する。
【0052】
また、目標推力演算部46は、検出装置3から船舶1の現在位置及び現在方位角を取り込み、これらと(新たな)目標位置及び目標方位角とに基づいて、例えばPID制御によって船舶1が目標位置及び目標方位角へ近づくような目標推力及び目標推力モーメントを演算し、これらを出力する。
【0053】
目標推力演算部46から出力された目標推力及び目標推力モーメントには、入力装置2から入力された推力及び推力モーメントの指令値が重み付け部13によって所定の重み付けがされたものが付加され、これによってフィードフォワード補償がされる。そして、かかるフィードフォワード補償がされた目標推力及び目標推力モーメントがスイッチ5へ出力されることとなる。
【0054】
フィードバック制御のみの場合にはオペレータの操縦に対して船舶1の動作が緩慢となるが、このようにフィードフォワード補償を行うことにより、オペレータの操縦に対する船舶1の追従性を向上させることができる。
【0055】
また、このようなフィードフォワード補償による船舶1の操縦に対する追従性の向上は、例えば船舶1がケーブルで曳航体等を曳航しながら作業する海洋調査船又はケーブル敷設船である場合に、船舶1のオペレータが所望する位置又は方位角からの行き過ぎの防止に寄与し、従ってケーブルが船舶1のプロペラに絡まるといったことを防止することができる。
【0056】
なお、上記フィードフォワード補償は、目標推力演算装置4においてソフトウェアで実現することもできるし、操縦装置6の内部にゲイン調整回路を設けてこれにて推力及び推力モーメントの指令値を示す信号12のゲインを増減(前記指令値の重み付け)し、これを目標推力演算装置4の出力信号に付加することによってハードウェアで実現することもできる。
【0057】
また、本実施の形態においては、目標推力及び目標推力モーメントのフィードフォワード補償を行う構成としたが、これに限定されるものではなく、目標推力及び目標推力モーメントのフィードフォワード補償を行うことなく、目標推力演算部46の演算結果の目標推力及び目標推力モーメントを直接スイッチ5へ出力する構成であってもよい。
【0058】
更に、スイッチ5が位置制御オン状態とされており、しかもジョイスティック22及びダイアル23が操作されていない場合には、目標位置及び目標方位角の更新が行われず、予め設定された目標位置及び目標方位角に従って船舶1の位置制御が行われることとなる。
【0059】
以上の如き構成により、スイッチ5によってオペレータが位置制御オフを選択した場合には、オペレータはジョイスティック22及びダイアル23に対する操作によって船舶1の推力及び推力モーメントの指令値を手動入力することができ、またオペレータが位置制御オンを選択した場合にも、オペレータは同様にジョイスティック22及びダイアル23を操作して船舶1の推力及び推力モーメントの指令値を手動入力することができる。従って、位置制御オン及び位置制御オフの両者においてオペレータに同様の操縦感覚を与えることができ、従来に比して操縦性を向上させることができる。
【0060】
なお、本実施の形態においては、船舶1が複数のスラスタ(プロペラ及び舵)を備えており、目標推力演算装置4からの目標推力及び目標推力モーメントを示す信号11又は入力装置2からの推力及び推力モーメントの指令値を示す信号12が推力配分装置7に与えられ、当該推力配分装置7によって各スラスタの発生推力を配分する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば船舶が1つのスラスタのみ(即ち、例えば1対のプロペラ及び舵のみ)を備える場合にあっては、推力配分装置7を設けず、目標推力演算装置4からの目標推力及び目標推力モーメントを示す信号11又は入力装置2からの推力及び推力モーメントの指令値を示す信号12を直接制御装置8へ与え、与えられた目標推力及び目標推力モーメントを発生すべくスラスタの動作制御を行う構成としてもよい。
【0061】
【発明の効果】
本発明に係る航走体の操縦方法及び操縦装置による場合は、切替手段によってオペレータが、手動入力受付手段が手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値の出力を選択した場合(即ち位置制御オフの場合)と、演算によって得られた目標推力及び目標推力モーメントの出力を選択した場合(即ち位置制御オンの場合)との何れにおいても、手動入力受付手段がオペレータから航走体の推力及び推力モーメントの指令値を受け付けるので、両者においてオペレータに同様の操縦感覚を与え、従来に比して操縦性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る船舶(航走体)の構成の一部を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る操縦装置の一部の外観を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る操縦装置の処理の概要を示すブロック線図である。
【図4】本実施の形態に係る変化量予測部において使用する船舶の前後左右方向の推力及び旋回方向の推力モーメント並びに船舶の前後左右方向の速度及び旋回方向の角速度の定義を示す模式図である。
【図5】本実施の形態に係る変化量予測部において使用する船舶の前後左右方向の位置の変化量及び旋回方向の方位角の変化量を規定する座標系の定義を示す模式図である。
【図6】従来の航走体の操縦装置の処理の概要を示すブロック線図である。
【符号の説明】
1 船舶
2 入力装置(手動入力受付手段)
21 キーパッド
22 ジョイスティック
23 ダイアル
3 検出装置(検出手段)
31 位置センサ
32 方位角センサ
33 速度センサ
4 目標推力演算装置(予測手段、目標推力演算手段)
41 CPU
42 ROM
43 RAM
44 入出力インタフェース
45 変化量予測部
45a 変化量演算プログラム
46 目標推力演算部
46a 目標推力演算プログラム
5 スイッチ(切替手段)
51〜53 端子
6 操縦装置
7 推力配分装置
8 制御装置
9 表示パネル
10 コンソール
10a 操作面
11,12 信号
13 重み付け部(フィードフォワード補償手段)
Claims (12)
- オペレータから航走体の推力及び推力モーメントの指令値の手動入力を受け付ける手動入力受付手段にて、前記指令値の手動入力を受け付ける第1ステップと、
手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値から、当該推力及び推力モーメントが発生した場合の航走体の位置及び方位角の変化量を予測する第2ステップと、
航走体の現在位置及び現在方位角を検出する第3ステップと、
予め設定された航走体の目標位置及び目標方位角に予測した前記位置及び方位角の変化量を夫々付加して新たな目標位置及び目標方位角を獲得する第4ステップと、
獲得した新たな目標位置及び目標方位角並びに検出した前記現在位置及び現在方位角に基づいて航走体の目標推力及び目標推力モーメントを演算する第5ステップと、
手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値並びに目標推力及び目標推力モーメントの何れか一方を出力すべく、オペレータによる切替入力が可能な切替手段に対するオペレータの切替入力に従って出力を切り替える第6ステップとを有する航走体の操縦方法。 - 前記第2ステップは、予め設定された航走体の運動モデルに基づいて、前記推力及び推力モーメントの指令値から前記航走体の位置及び方位角の変化量を予測する請求項1に記載の航走体の操縦方法。
- 手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値に所定の重み付けをする第7ステップと、
重み付けをした推力及び推力モーメントの指令値を第5ステップにて演算した目標推力及び目標モーメントに付加して、目標推力及び目標モーメントのフィードフォワード補償を行う第8ステップとを更に有する請求項1乃至5の何れかに記載の航走体の操縦方法。 - オペレータから航走体の推力及び推力モーメントの指令値の手動入力を受け付ける手動入力受付手段と、
該手動入力受付手段が受け付けた推力及び推力モーメントの指令値から、当該推力及び推力モーメントが発生した場合の航走体の位置及び方位角の変化量を予測する予測手段と、
航走体の現在位置及び現在方位角を検出する検出手段と、
予め設定された航走体の目標位置及び目標方位角に前記予測手段から与えられた位置及び方位角の変化量を夫々付加して新たな目標位置及び目標方位角を獲得し、当該新たな目標位置及び目標方位角並びに前記検出手段から与えられた現在位置及び現在方位角に基づいて航走体の目標推力及び目標推力モーメントを演算する目標推力演算手段と、
オペレータによる切替入力が可能であるように構成されており、前記手動入力受付手段が手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値並びに前記目標推力演算手段が演算した目標推力及び目標モーメントの何れか一方を外部へ出力すべく、オペレータの切替入力に従って出力を切り替える切替手段とを備える航走体の操縦装置。 - 前記予測手段は、予め設定された航走体の運動モデルに基づいて、前記推力及び推力モーメントの指令値から前記航走体の位置及び方位角の変化量を予測すべくなしてある請求項7に記載の航走体の操縦装置。
- 手動入力を受け付けた推力及び推力モーメントの指令値に所定の重み付けをし、当該重み付けをした推力及び推力モーメントの指令値を前記目標推力演算手段にて演算した目標推力及び目標モーメントに付加して、目標推力及び目標モーメントのフィードフォワード補償を行うフィードフォワード補償手段を更に備える請求項7乃至11の何れかに記載の航走体の操縦装置。
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