JP2004351589A - ロボットの関節構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】アーム体の回転にかかわらずに外表面として露出する露出部分を一定にするとともに、可能領域を広くするロボットの関節構造を提供する。
【解決手段】各対向面30が同一な円形に形成されるので、各アーム体21,22および関節体23が外表面として露出する露出部分を一定にすることができる。アーム体21,22の回転にかかわらず露出部分が一定であるので、外表面に埃および雑菌が付着したとしても、アーム体21,22を回転させる必要がなく、付着した埃および雑菌を容易に除去することができる。また関節体23を楕円筒に形成することによって、関節体23は、短径方向41について、アーム体21,22から半径方向外方に突出することをなくすことができる。これによって占有体積を可及的に小さくすることができ、ロボットの可能領域を広げることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一方のアーム体を他方のアーム体に対して、円錐回転可能に連結する関節体を有するロボットの関節構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図18は、従来技術のロボット3の一部を示す斜視図である。ロボット3は、連結される2つのアーム体1,2を有する。一方のアーム体1は、他方のアーム体2に対して円錐回転可能に連結される。これによって一方のアーム体1は、各アーム体1,2の軸線L1,L2に所定角度傾斜した回転軸線L3まわりに回転する。ロボット3は、一方のアーム体1に設けられる対象物を、目標とする位置に移動する(たとえば特許文献1参照)。
【0003】
またこのようなロボットのうち、各アーム体1,2の直列方向に挿通する中空空間が形成され、この中空空間に電源配線および信号配線などが配設されるものがある(たとえば特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭56−163624号公報
【特許文献2】
特開平10−225881号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図19は、各アーム体1,2が同軸となる状態から一方のアーム体1が他方のアーム体2に対して回転した状態を示す斜視図である。各アーム体1,2が相互に回転すると、各アーム体1,2に形成される先鋭な部分4,5が半径方向外方に突出する。このとき、先鋭な部分4,5が他の装置に衝突して他の装置が傷つくおそれがある。またロボットが移動停止した場合であっても、人が先鋭な部分4,5に触れることがあり、人への親和性が妨げられる。
【0006】
また各アーム体1,2が相互に回転すると、各アーム体1,2の対向面6,7は、各アーム体1,2の回転に応じて露出したり隠れたりする。したがってアーム体1,2の対向面6,7に埃や雑菌が付着すると、埃や雑菌を除去することが困難である。これによってクリーンルームおよび滅菌ルームなどで、ロボット3を用いることが困難である。
【0007】
また特許文献2では、アーム体の回転に関わらず、外表面として露出する露出部分が一定となる関節構造が開示されている。この関節構造は、ロボットに付着した埃や雑菌の除去が容易となる。しかしながら関節体が、各アーム体の周方向全周にわたって半径方向外方に突出しているので、関節体によって余分な突出部分が形成される。この突出部分が他の装置および壁面などと干渉してしまい、狭隘領域におけるロボットの可能領域が狭くなるという問題がある。
【0008】
したがって本発明の目的は、アーム体の回転にかかわらずに外表面として露出する露出部分を一定にするとともに、可動領域を広くするロボットの関節構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、円筒状の第1アーム体に固定される第1連結部と、円筒状の第2アーム体に固定される第2連結部とを有し、第1および第2連結部は、各アーム体の軸線に対して傾斜する回転軸線まわりに相互に回転可能に連結され、
各連結部の互いに対向する各対向面は、回転軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、回転軸線を中心とする円形に形成され、かつ固定されるアーム体の軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、短径がアーム体の外径に等しく、長径が前記円形の直径と等しく選ばれる楕円形に形成されることを特徴とするロボットの関節構造である。
【0010】
本発明に従えば、各対向面は、回転軸線に垂直な仮想平面における外周形状が円形に形成されるので、ロボットの外表面として露出する露出部分を一定にすることができる。また図19に示す従来技術のように先鋭な部分が生じることがない。また各対向面は、固定されるアーム体の軸線に垂直な仮想平面における外周形状が、前記楕円形に形成される。これによって各対向面は、アーム体の軸線に垂直な仮想平面における前記楕円の短径方向について、アーム体から半径方向外方に突出することがない。したがって特許文献2に示すような、各アーム体の周方向全周にわたって半径方向外方に突出する関節体が形成される場合に比べて、関節構造の占有体積を可及的に小さくすることができ、ロボットが他の装置および壁面などに干渉することを防ぐことができる。また特許文献2に比べて、体積を軽減することによって、ロボットの軽量化が可能となる。
【0011】
また本発明は、第1および第2連結部は、固定されるアーム体の軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、短径がアーム体の外径に等しく、長径が前記円形の直径と等しく選ばれる楕円筒に形成されることを特徴とする。
【0012】
本発明に従えば、第1および第2連結部が前記楕円筒に形成されることによって、各連結部は、アーム体の軸線に垂直な仮想平面における前記楕円の短径方向について、アーム体から半径方向外方に突出することがない。また外周面を滑らかにすることができる。また各アーム体および各連結部に配線が連通するための内部空間が形成される場合には、各アーム体の内部空間よりも、関節体の内部空間を大きくすることができる。これによって各配線が屈曲するために必要な空間を形成することができ、各配線を屈曲させやすくすることができる。
【0013】
また本発明は、第1および第2連結部の外周面は、アーム体の軸線に沿って対向面から遠ざかるにつれて、アーム体の半径方向内方に向かって傾斜してアーム体に連なることを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、各連結部は、アーム体の軸線に沿って対向面から遠ざかるにつれて、第2仮想平面における外形形状が小さくなる。これによって各連結部の外周形状がアーム体の軸線に沿って一様な場合に比べて、アーム体から突出する突出量を低減することができる。また各連結部とアーム体とを滑らかに連ねることができる。これによって人がロボットに触れるような場合であっても、人との親和性を向上することができる。また関節体とアーム体とが連結される部分に、埃および雑菌などが付着したとしても容易に除去することができる。
【0015】
また本発明は、円筒状の第1アーム体に固定される第1連結部と、円筒状の第2アーム体に固定される第2連結部とを有し、第1および第2連結部は、各アーム体の軸線に対して傾斜する回転軸線まわりに相互に回転可能に連結され、
各連結部の互いに対向する各対向面は、回転軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、回転軸線を中心とする円形に形成され、
第1および第2連結部によって構成される関節体は、回転楕円体に形成され、この回転楕円体は、回転軸線と同軸となる短軸を有する楕円がその短軸まわりに回転して形成される外周面を有することを特徴とするロボットの関節構造である。
【0016】
本発明に従えば、各対向面は、第1仮想平面における外周形状が円形に形成されるので、ロボットの外表面として露出する露出部分を一定にすることができる。また図19に示す従来技術のように先鋭な部分が生じることがない。さらに関節体は、前記回転楕円体に形成されることによって、滑らかな曲面からなる外表面を形成することができる。これによって人がロボットに触れるような場合であっても、人との親和性を向上することができる。またロボットに埃および雑菌が付着しにくくすることができ、付着したとしても容易に除去することができる。さらに関節体が球体に形成される場合に比べて、占有体積を可及的に小さくすることができ、ロボットが他の装置および壁面などに干渉することを防ぐことができる。また体積を軽減することによって、ロボットの軽量化が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1および図2は、ロボットの関節構造20を示す斜視図である。図1は、第1アーム体21と第2アーム体22とが同軸となる状態を示し、図2は、第1アーム体21が第2アーム体22に対して屈曲した状態を示す。ロボットは、複数のアーム体21,22を有する多関節ロボットである。ロボットは、一方のアーム体を他方のアーム体に対して屈曲させて、一方のアーム体に設けられる対象物を移動させる。
【0018】
ロボットは、関節構造として第1アーム体21と、第2アーム体22と、関節体23とを含む。各アーム体21,22は、円筒状に形成される。関節体23は、各アーム体21,22を、回転軸線L3まわりに相互に回転可能に連結する。この回転軸線L3は、各アーム体21,22の軸線L1,L2に対して傾斜する。これによって第1アーム体21は、第2アーム体22に対して円錐回転可能となる。なお本発明では、回転は、角変位する場合も含む。
【0019】
関節体23は、回転軸線L3に垂直な仮想平面に関して両側に2分割される。2分割される関節体23のうちの一方が第1連結部24となり、他方が第2連結部25となる。本実施の形態では、第1連結部24と第2連結部25とは、同一形状に形成される。第1連結部24は、第1アーム体21に固定され、第2連結部25は、第2アーム体22に固定される。各連結部24,25は、回転中心Pまわりに相互に回転可能に連結される。回転中心Pは、回転軸線L3と各アーム体の軸線L1,L2とが交差する交点である。
【0020】
図3は、第2アーム体22と第2連結部25とを拡大して示す斜視図である。図4は、第2アーム体22と第2連結部25とを矢符A1から見た正面図である。図5は、第2アーム体22と第2連結部25とを矢符A2から見た側面図である。図6は、第2アーム体22と第2連結部25とを矢符A3から見た平面図である。
【0021】
図3に示すように、第2連結部25は、楕円筒状に形成される。第2連結部25は、回転軸線L3に垂直な第1仮想平面F1上における外周形状が、回転軸線L3を中心とする円形に形成され、かつ第2アーム体の軸線L2に垂直な第2仮想平面F2上における外周形状が楕円形に形成される。
【0022】
第2連結部25は、その軸線方向一端部に対向面30が形成される。対向面30は、回転軸線L3に垂直に延びる平面に形成される。第1仮想平面F1における対向面30の外周形状は、前記回転中心Pを中心とする円形に形成される。
【0023】
また第2連結部25は、その軸線方向他端部に連結面31が形成される。連結面31は、第2アーム体の軸線L2に垂直な平面に形成され、第2アーム体22が垂直に連結される。
【0024】
図6に示すように、第2仮想平面F2における第2連結部25の外周形状は、上述したように楕円形に形成される。この楕円は、その短径H1が第2アーム体22の外径D1と等しく選ばれ、長径H2が第1仮想平面F1における対向面30の外径D2と等しく選ばれる。ここで短径H1は、楕円の短軸の長さであり、長径H2は、楕円の長軸の長さである。以下、第1仮想平面F1における対向面30の外径D2を単に対向面30の外径D2と称する。
【0025】
図5に示すように、対向面30の前記外径D2および前記長径H2は、D1×sec αとなる。ここでD1は、第2アーム体22の外径D1であり、sec αは、対向面30が第2アーム体の軸線L2に対して傾斜する傾斜角度αの正割関数である。このように形状が決定されることによって、第2連結部25は、第2仮想平面F2の短径方向41について、第2アーム体22から半径方向外方に突出することがない。なお短径方向41は、楕円の短軸が延びる方向と平行な方向であり、長径方向42は、楕円の長軸が延びる方向と平行な方向である。
【0026】
たとえば傾斜角度αが45度であって、各アーム体21,22の外径D1が100mmの場合、対向面30の外径D2は、141.42mmとなる。また第2連結部25の第2仮想平面F2における外形形状が、短径H1が100mm、長径H2が141.42mmとなる楕円に形成される。
【0027】
また第2連結部25は、前記回転中心Pから第2アーム体の軸線L2に沿って所定長さH3延びて、第2アーム体22に連なる。所定長さH3は、r×tanα以上である。ここでrは、第2アーム体22の半径であって、tan αは、傾斜角度αの正接関数である。また第2連結部25は、第2アーム体の軸線に沿って延びる高さ寸法H4が、2r×tan αと一致することが好ましく、これによって第2連結部25の高さ寸法H4を小さくすることができる。
【0028】
前述したように本実施の形態では、第1連結部24も第2連結部25と同様の形状を有する。したがって第1連結部24についての説明を省略する。各連結部24,25は、各対向面30が互いに対向して、同軸に配置される。各対向面30は、それらの回転中心Pが回転軸線L3に沿って並び、互いに摺動回転可能に連結される。
【0029】
したがって第1および第2連結部24,25によって構成される関節体23は、図1に示すように、各アーム体の軸線L1,L2が同軸となる状態で、各アーム体の軸線L1,L2と同軸に延びる楕円筒形状に形成される。この楕円筒は、各アーム体の軸線L1,L2に沿って一様な外周形状を有し、両端面が各アーム体の軸線L1,L2に垂直に形成される。また各アーム体の軸線L1,L2に垂直な仮想平面上における外周形状が、短径が各アーム体の外径D1に等しく形成され、長径が対向面30の外径D2と等しい楕円に形成される。
【0030】
またロボットは、第1アーム体21と第2アーム体22とを回転軸線L3まわりに回転駆動する駆動手段と、駆動手段を制御する制御手段をさらに有する。たとえば駆動手段は、サーボモータであり、制御手段は、ロボットコントローラである。サーボモータは、各アーム体21,22のいずれかに内蔵され、回転伝達機構を介して、第1アーム体21を第2アーム体22に対して回転軸線L3まわりに回転駆動する。またロボットコントローラによってサーボモータが制御されて、第1アーム21が第2アーム22に対して移動する。
【0031】
各アーム体21,22および関節体23は、各アーム体21,22の直列方向に連通する内部空間が形成される。この内部空間に電源配線および信号配線などの各配線が配設される。
【0032】
本発明の関節構造20を備えるロボットは、クリーンルームおよび滅菌ルームなどの雰囲気が調整される空間で作業を行うために用いられる。たとえばロボットは、細胞の培養などのバイオメディカル分野における作業を熟練作業者に代わって行う。そのほかロボットは、看護士補助ロボットおよび手術支援ロボットなど人間とともに協働作業を行うために用いられてもよい。
【0033】
以上のように本発明の実施の一形態である関節構造20によれば、第1仮想平面F1における各対向面30の外周形状が円形に形成される。各対向面30が回転中心Pまわりに摺動回転することによって、各対向面30が外表面として露出することなく、外表面として露出する露出部分を一定にすることができる。したがってアーム体21,22の回転によって外方に露出したり隠れたりする露出遮蔽部分をなくすことができる。
【0034】
露出遮蔽部分は、埃および雑菌が付着しやすい。本発明では、この露出遮蔽部分をなくすことができ、可及的に埃および雑菌を付着しにくくすることができる。またアーム体の回転にかかわらず露出する部分が一定であるので、外表面に埃および雑菌が付着したとしても、アーム体を回転させる必要がなく、付着した埃および雑菌を容易に除去することができる。また外方空間に各配線が露出することがないので、埃および細菌をさらに付着しにくくすることができる。したがってロボットを清潔に保つことができる。
【0035】
ロボットは、その内部空間と外方空間とが連通することを塞ぐようにシールされる。たとえば第1連結部24と第2連結部25とは、内部空間と外方空間とがシールされた状態で、互いに回転可能に設けられる。したがって仮に内部空間に埃および雑菌などが存在しても、それらが内部空間から外方空間に向かって移動することがない。
【0036】
またアーム体21,22にサーボモータが内蔵されるので、特許文献2に示すように関節体23に駆動源を内蔵する必要がない。これによって関節体23の内部空間を十分に確保することができる。したがって各連結部24,25を挿通する各配線は、各連結部24,25の内部空間で大きい曲率半径を有して変形することができ、アーム体が回転した場合であっても、無理なく各配線を変形させることができる。また各アーム体の軸線L1,L2と連結面31とを垂直に形成することによって、各アーム体21,22の連結側端部に複雑な加工をする必要がなく、各アーム体21,22と関節体23とを容易に連結することができる。
【0037】
また図19に示す従来技術のように先鋭な部分が生じることがない。これによって、万が一関節体23が他の装置などに衝突したとしても、他の装置が傷つくことを防ぐことができる。また鋭利な部分が生じることがないので、人間との協働作業における安全性を向上することができる。
【0038】
さらに関節体23を前述したような楕円筒状に形成することによって、関節体23が、第2仮想平面F2における短径方向41について、アーム体21,22から半径方向外方に突出することをなくすことができる。したがって特許文献2に示すような、各アーム体の周方向全周にわたって半径方向外方に突出する関節体が形成される場合に比べて、関節体の占有体積を可及的に小さくすることができ、ロボットが他の装置および壁面などに干渉することを防ぐことができる。これによって占有体積を可及的に小さくすることができ、ロボットの可能領域を広げることができる。
【0039】
具体的には、第1アーム体21が回転軸線L3まわりに回転すると、第1アーム体22は、第2連結部25の短径方向一方に屈曲する。このとき各連結部24,25は、第2連結部25の短径方向他方に突出することがない。したがって第2アーム体22が屈曲する方向と反対側で他の装置および壁面に干渉することがなく、可能領域を広げることができる。また占有体積を軽減することで、ロボットの軽量化を可能にすることができる。
【0040】
図7は、本発明の他の実施の形態であるロボットの関節構造120を示す斜視図である。図8は、関節構造120のうち、第2アーム体22と第2連結部225とを拡大して示す正面図である。この関節構造120における関節体123は、アーム体21,22に連なる部分の形状が異なる以外は、前述した関節体23とほぼ同様の形状を示す。したがって前述した関節体23と同様の構成については、説明を省略し、同様の符号を付する。
【0041】
第2連結部125は、第2アーム体の軸線L2に沿って対向面30から遠ざかるにつれて、第2アーム体22よりも半径方向外方に突出した突出部分31から、第2アーム体22の半径方向内方に近づくように傾斜する外周面を有し、第2アーム体22に滑らかに連なるテーパ面45が形成される。
【0042】
第2連結部125は、図4に示す第2連結部25に対して第2アーム体22の半径方向外方に突出する突出部分31が部分的に切除される。図8に示すように、長径方向42に延びる軸線40と第2アーム体の軸線L2とを含む平面において、回転中心Pを中心とし、対向面30の外径D2と同一の直径を有する仮想円42を考える。
【0043】
第2連結部25は、仮想円42と第2アーム体22とが交差する交点Qにおける仮想円42の接線43よりも仮想円外側の部分44が切除される。これによって第2連結部125の第2アーム側端部の長径方向外径が、第2アーム体22の外径に一致する。
【0044】
第1連結部124も同様に形成されて、第1連結部124と第1アーム体21とが滑らかに連なるテーパ面45が形成される。たとえば傾斜角度αが45度であって、各アーム体21,22の外径が100mmの場合、テーパ面45とアーム体の軸線L1,L2とがなす角度γは、45.25°となる。
【0045】
図9は、図7に示す関節構造120を矢符B1から見た正面図である。図10は、図7に示す関節構造120を矢符B2から見た側面図である。図11は、図7に示す関節構造120を矢符B3から見た平面図である。
【0046】
このように本発明の他の実施の形態である関節構造120によれば、図1に示す関節構造20と同等の効果を達成することができる。またテーパ面45が形成されることによって、さらに占有体積を小さくすることができ、ロボットが他の装置および壁面などに干渉することを防ぐことができる。またロボットの可能領域をさらに広げることができる。また先鋭な部分を少なくして、各アーム体21,22と関節体23とを滑らかに連結することができる。これによってロボットが他の装置に接触した場合に、他の装置が傷つくことを低減することができる。また先鋭な部分を少なくすることで、ロボットと人との協働作業を実現しやすくすることができる。また関節体23の内部空間の内周径を、アーム体の内部空間の内周径と同じまたはそれ以上に形成することができ、各配線を無理なく収容することができる。
【0047】
図12は、本発明のさらに他の実施の形態であるロボットの関節構造220を示す斜視図である。図13は、図12に示す関節構造220を矢符C1から見た正面図である。図14は、図12に示す関節構造220を矢符C2から見た側面図である。図15は、図12に示す関節構造220を矢符C3から見た平面図である。この関節構造220は、関節体223の形状が異なる以外は、前述した関節構造20と同様である。したがって前述した構成と対応する構成については、説明を省略し、同一の符号を付する。
【0048】
関節体223は、回転軸線と同軸に延びる短軸を有する楕円が、その短軸まわりに回転する回転楕円体に形成される。関節体223は、回転軸線に垂直でかつ長軸を含む仮想平面に関して両側に2分割される。2分割される関節体223のうちの一方が第1連結部224となり、他方が第2連結部225となる。各連結部224,225は、それぞれアーム体21,22に固定され、前記回転中心Pまわりに回転可能に連結される。各連結部224,225は、互いに対向する対向面30が形成される。各対向面30は、回転軸線に垂直な平面に形成され、前記第1仮想平面における外周形状が、回転軸線を中心とする円形に形成される。
【0049】
関節体223の長径は、各対向面30の外径D2と同一に形成される。たとえば対向面30の外径D2および関節体223の長径H2は、D1×sec αとなる。ここでD1は、第2アーム体22の外径であり、sec αは、傾斜角度αの正割関数であり、αは、対向面30がアーム体22の軸線L2に対して傾斜する角度である。
【0050】
たとえば傾斜角度αが45度であって、各アーム体21,22の外径D1が100mmの場合、関節体223は、長径が160mm、短径が100mmに設定される。これによって関節体223を、各アーム体21,22よりも半径方向内方に退避することなく形成することができる。
【0051】
以上のように本発明のさらに他の実施の形態である関節構造220によれば、図1に示す関節構造20とほぼ同等の効果を達成することができる。また関節体223は、楕円回転体に形成されるので、外表面が全面にわたって滑らかな曲面で形成されて、先鋭な部分をなくすことができる。また関節体が球体である場合に比べて、占有領域を小さくすることができ、可能領域を広げることができる。
【0052】
図16は、本発明のさらに他の実施の形態であるロボットの関節構造320を示す正面図であり、図17は、図16の関節構造320を示す側面図である。この関節構造320における関節体323は、図1に示す関節体23の外形形状が異なる以外は、前述した関節体23とほぼ同様の形状を示す。したがって前述した関節体23と同様の構成については、説明を省略し、同様の符号を付する。
【0053】
各連結部324,325は、対向部分51,52をそれぞれ有する。各対向部分51,52は、前記回転中心Pを中心として、回転軸線L3に垂直な円板状に形成される。対向部分51,52は、一端面が対向面30として互いに対向して配置される。また対向部分51,52は、他端面が連結面31となりアーム体21,22にそれぞれ固定される。対向部分51,52は、固定されるアーム体の軸線L1,L2に垂直な仮想平面上における外周形状が、楕円に形成される。この楕円は、短径がアーム体の外径に等しく形成され、長径が前記円形の直径と等しく選ばれる。
【0054】
また各連結部324,325は、傾斜部分53,54をそれぞれ有する。傾斜部分53,54は、テーパ面45を有する。テーパ面45は、アーム体の軸線に沿って各対向部分51,52からアーム体21,22まで滑らかに連なる。
【0055】
以上のように本発明のさらに他の実施の形態である関節構造320によれば、図1に示す関節構造20と同等の効果を達成することができる。また関節体323を可及的に小型化することができる。これによって、さらに占有体積を小さくすることができ、ロボットの可能領域をさらに広げることができる。またサーボモータを各アーム体21,22のいずれかに内蔵することによって、関節体をさらに小さくすることができる。
【0056】
上述した本発明の実施の形態は、発明の例示に過ぎず、発明の範囲内において構成を変更してもよい。たとえば各アーム体21,22の外径は、同一でなくてもよい。この場合、外径が大きいアーム体に合わせて関節体の形状を決定すればよい。また各アーム体21,22を関節体と外周形状が等しい楕円筒状に形成してもよい。また各連結部は、対向面の外周形状が同一であれば、アーム体の軸線方向寸法、すなわち高さH4が同一でなくてもよい。また本発明の関節構造は、マニピュレータの関節構造も含む。
【0057】
【発明の効果】
以上のように請求項1および4記載の本発明によれば、先鋭な部分が生じることなくアーム体を回転させることができる。これによって万が一ロボットが他の装置および壁面などに衝突したとしても、他の装置および壁面が傷つくことを防ぐことができる。またロボットと人間との協働作業における安全性を向上することができる。
【0058】
また各アーム体および各連結部が外表面として露出する露出部分を一定に保つことができ、露出したり隠れたりする露出遮蔽部分をなくすことができる。露出遮蔽部分は、埃および雑菌が付着しやすい。本発明では、この露出遮蔽部分をなくすことができ、埃および雑菌を付着しにくくすることができる。またアーム体の回転にかかわらず露出部分が一定であるので、外表面に埃および雑菌が付着したとしても、アーム体を回転させる必要がなく、付着した埃および雑菌を容易に除去することができる。したがってロボットを清潔に保つことができ、ロボットをクリーンルームおよび滅菌ルームなどで好適に用いることができる。
【0059】
さらに各連結部がアーム体から半径方向外方に突出する突出量を可及的に小さくすることができる。これによって複数のロボットが配置される場合であってもロボットの干渉を防止することができる。また作業領域が狭隘な空間であっても、可動可能な範囲を広くすることができる。
【0060】
請求項2記載の本発明によれば、連結部が楕円筒に形成されることによって、アーム体の軸線に沿って滑らかに連結することができる。また各アーム体および各連結部に配線が連通するための内部空間が形成される場合には、各配線が屈曲するために必要な空間を形成することができ、各配線を屈曲させやすくすることができる。
【0061】
請求項3記載の本発明によれば、各連結部は、アーム体の軸線に沿って対向面から遠ざかるにつれて、第2仮想平面における外形形状が小さくなる。これによってアーム体から突出する突出部分をさらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロボットの関節構造20を示す斜視図であり、第1アーム体21と第2アーム体22とが同軸となる状態を示す。
【図2】ロボットの関節構造20を示す斜視図であり、第1アーム体21が第2アーム体22に対して屈曲した状態を示す。
【図3】第2アーム体22と第2連結部25とを拡大して示す斜視図である。
【図4】図3に示す第2アーム体22と第2連結部25とを矢符A1から見た正面図である。
【図5】図3に示す第2アーム体22と第2連結部25とを矢符A2から見た側面図である。
【図6】図3に示す第2アーム体22と第2連結部25とを矢符A3から見た平面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態であるロボットの関節構造120を示す斜視図である。
【図8】関節構造120のうち、第2アーム体22と第2連結部125とを拡大して示す正面図である。
【図9】図7に示す関節構造120を矢符B1から見た正面図である。
【図10】図7に示す関節構造120を矢符B2から見た側面図である。
【図11】図7に示す関節構造120を矢符B3から見た平面図である。
【図12】本発明のさらに他の実施の形態であるロボットの関節構造220を示す斜視図である。
【図13】図12に示す関節構造220を矢符C1から見た正面図である。
【図14】図12に示す関節構造220を矢符C2から見た側面図である。
【図15】図12に示す関節構造220を矢符C3から見た平面図である。
【図16】本発明のさらに他の実施の形態であるロボットの関節構造320を示す正面図である。
【図17】図16の関節構造320を示す側面図である。
【図18】従来技術の多関節ロボット3の一部を示す斜視図である。
【図19】各アーム体が同軸となる状態から一方のアーム体1が他方のアーム体2に対して回転した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
20,120,220,320 ロボットの関節構造
21 第1アーム体
22 第2アーム体
23,123,223,323 関節体
24,124,224,324 第1連結部
25,125,225,325 第2連結部
30 対向面
45 テーパ面
L1 第1アームの軸線
L2 第2アームの軸線
L3 回転軸線
P 回転中心

Claims (4)

  1. 円筒状の第1アーム体に固定される第1連結部と、円筒状の第2アーム体に固定される第2連結部とを有し、第1および第2連結部は、各アーム体の軸線に対して傾斜する回転軸線まわりに相互に回転可能に連結され、
    各連結部の互いに対向する各対向面は、回転軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、回転軸線を中心とする円形に形成され、かつ固定されるアーム体の軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、短径がアーム体の外径に等しく、長径が前記円形の直径と等しく選ばれる楕円形に形成されることを特徴とするロボットの関節構造。
  2. 第1および第2連結部は、固定されるアーム体の軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、短径がアーム体の外径に等しく、長径が前記円形の直径と等しく選ばれる楕円筒に形成されることを特徴とする請求項1記載のロボットの関節構造。
  3. 第1および第2連結部の外周面は、アーム体の軸線に沿って対向面から遠ざかるにつれて、アーム体の半径方向内方に向かって傾斜してアーム体に連なることを特徴とする請求項1または2記載のロボットの関節構造。
  4. 円筒状の第1アーム体に固定される第1連結部と、円筒状の第2アーム体に固定される第2連結部とを有し、第1および第2連結部は、各アーム体の軸線に対して傾斜する回転軸線まわりに相互に回転可能に連結され、
    各連結部の互いに対向する各対向面は、回転軸線に垂直な仮想平面上における外周形状が、回転軸線を中心とする円形に形成され、
    第1および第2連結部によって構成される関節体は、回転楕円体に形成され、この回転楕円体は、回転軸線と同軸となる短軸を有する楕円がその短軸まわりに一回転して形成される外周面を有することを特徴とするロボットの関節構造。
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