JP2004351035A

JP2004351035A - Grill

Info

Publication number: JP2004351035A
Application number: JP2003153964A
Authority: JP
Inventors: Yoshikatsu Ishikawa; 善克石川
Original assignee: Harman Pro Co Ltd
Current assignee: Harman Pro Co Ltd
Priority date: 2003-05-30
Filing date: 2003-05-30
Publication date: 2004-12-16
Anticipated expiration: 2023-05-30
Also published as: JP4137702B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a user-friendly grill capable of notifying a user that a preheating operation is completed by a notification action and starting to heat objects to be heated at an appropriate timing in the case of preheating without having to perform special operations except operations intrinsically required for cooking, such as an operation for commanding a heating means to start heating and the operation of bringing the objects to be heated into a grill chamber. <P>SOLUTION: The grill is provided with both the heating means 3 for heating the objects to be heated placed on an object-to-be-heated placing part 17 provided on the inside of the grill chamber 11 and a control means for controlling an operating state. A temperature detection means 20 for discriminating the states of placement is provided at different sections at which the states of temperature are different associated with the heating of the heating means 3 according to the presence or absence of the objects to be heated in the object-to-be-heated placing part 17. The control means H executes a notification process to actuate a notification means for notification when the notification conditions of the completion of a preheating operation are satisfied in the case that the temperature detected by the temperature detection means 20 at the start of heating by the heating means 3 is lower than a set temperature for the discrimination of an initial operation and that the state of a change in temperature detected afterward by the temperature detection means 20 associated with the heating means 3 is the state of a change in which the objects to be heated are not placed on the object-to-be-heated placing part 17. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グリル庫内に備えられた被加熱物載置部に載置された被加熱物を加熱する加熱手段と、運転状態を制御する制御手段とが備えられたグリルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
上記構成のグリルを用いて、被加熱物として例えば魚を加熱して調理するような場合、グリル庫内の温度が低くなっている状態で被加熱物を被加熱物載置部に載置させてそのまま加熱作動を開始させるようにすると、焼きあがったときに魚の皮が焼き網にくっついて魚が型崩れするおそれがあるから、魚等の被加熱物を加熱調理するような場合には、被加熱物を被加熱物載置部に載置していない状態で所定時間だけ加熱手段による加熱を行ってグリル庫内の温度を高くさせる予熱運転を行い、その後に被加熱物を加熱するということがよく行われる。
【０００３】
そこで、従来では、このような予熱動作を行う場合に、使用者が予熱動作が終了したことを認識して被加熱物の調理を開始させることができるように、次のように構成したものがあった。
【０００４】
すなわち、運転状態を制御する制御手段に対して予熱運転動作を指令する予熱運転指令スイッチを備えて、この予熱運転指令スイッチにて予熱運転が指令されている状態であれば、予熱のために加熱手段の加熱作動を開始した後に予熱用の設定時間が経過すると、ブザー等の報知手段にて報知させる報知処理を実行して、予熱が終了したことを使用者に知らせるようにしたものがあった（例えば、特許文献１参照。）。
【０００５】
又、このように予熱運転指令スイッチを設ける構成ではなく、次のように構成したものもあった。
すなわち、加熱手段の加熱が開始されると、その後、予熱用の設定時間として設定された時間（例えば約２分間）が経過すると、常に、ブザー等の報知手段にて予熱が終了したことを使用者に報知させる報知処理を実行するように構成したものもあった。
【０００６】
【特許文献１】
特許公報第３１４８６２４号公報参照
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したように予熱運転指令スイッチを設ける構成のものでは、魚などのように予熱を必要とする被加熱物を加熱するときには、加熱手段の加熱開始を指令するための操作や被加熱物をグリル庫内に入れる操作等の調理のために本来必要となる操作以外に、グリルを使用する使用者が前記予熱運転指令スイッチを操作するという煩わしい操作が必要で、使用者にとって使い勝手が良くないという不利があった。
【０００８】
又、加熱手段の加熱が開始されてから予熱用の設定時間が経過すると、常に、報知手段にて使用者に報知させる構成とした場合であれば、予熱運転指令スイッチを操作する必要はないが、例えば、予熱を必要としない被加熱物をグリル庫内の被加熱物載置部に被加熱物を入れた状態で加熱手段の加熱を開始した場合であっても、加熱を開始してから前記予熱用の設定時間が経過すると不必要な報知作動を実行することになり、使用者にとっては煩わしいものであり使い勝手が良くないという不利があった。
【０００９】
本発明はかかる点に着目してなされたものであり、その目的は、使い勝手の良いグリルを提供する点にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載のグリルは、グリル庫内に備えられた被加熱物載置部に載置された被加熱物を加熱する加熱手段と、運転状態を制御する制御手段とが備えられたものであって、
前記被加熱物載置部における被加熱物の有無の違いに応じて前記加熱手段の加熱に伴う温度変化状態が異なる部位に載置状態判別用の温度検出手段が備えられ、
前記制御手段が、
前記加熱手段による加熱が開始されたときの前記載置状態判別用の温度検出手段による検出温度が初期運転判別用の設定温度よりも低く、且つ、その後の前記加熱手段の加熱に伴う前記温度検出手段による検出温度の変化状態が前記被加熱物載置部に被加熱物が載置されていない変化状態である場合には、予熱運転終了報知条件が満たされると報知手段を報知作動させる報知処理を実行するように構成されていることを特徴とする。
【００１１】
すなわち、制御手段は、加熱手段による加熱が開始されたときの前記載置状態判別用の温度検出手段による検出温度が初期運転判別用の設定温度よりも低い状態であるか否かを判別する。そして、グリル庫内の温度が低い状態であることが判別されたときに、加熱手段による加熱が開始されて、その後の加熱手段の加熱に伴う温度検出手段による検出温度の変化状態が、被加熱物載置部に被加熱物が載置されていない変化状態であるか否かを判別することになる。
【００１２】
つまり、前記載置状態判別用の温度検出手段は、被加熱物載置部における被加熱物の有無の違いに応じて、前記加熱手段の加熱に伴う温度変化状態が異なる部位に設けられるものであるから、制御手段は、その温度検出手段の検出温度の変化状態に基づいて、被加熱物載置部における被加熱物の有無を判断することが可能となるのである。
【００１３】
そして、加熱手段の加熱に伴う載置状態判別用の温度検出手段の検出温度の変化状態が、被加熱物載置部に被加熱物が載置されていない変化状態であると判別された場合には、予熱運転が行われているものとして、予熱運転終了報知条件が満たされると報知手段を報知作動させる。
【００１４】
つまり、グリル庫内の温度が初期運転判別用の設定温度よりも低く、しかも、加熱物載置部に被加熱物が載置されていないときにだけ、予熱運転終了報知条件が満たされると報知手段を報知作動させるようにしたので、グリル庫内がすでに高温となっており予熱の必要がないときには、加熱開始のときにグリル庫内の温度が初期運転判別用の設定温度よりも高くなっており報知処理が行われることはなく、しかも、予熱を必要としない被加熱物を加熱するときには、加熱開始と同時にグリル庫内の被加熱物載置台上には被加熱物が存在するので報知処理が行われることはない。
【００１５】
尚、前記予熱運転終了報知条件が満たされたか否かを判別する構成としては、次のような構成がある。例えば、加熱手段が加熱開始してから予熱運転用の設定時間が経過すると予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別したり、前記載置状態判別用の温度検出手段にて検出される温度が設定予熱温度に達すると予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別する等の構成がある。
【００１６】
従って、使用者は、予熱を行う場合において、加熱手段の加熱開始を指令するための操作や被加熱物をグリル庫内に入れる操作等の調理のために本来必要となる操作以外の特別な操作を行わなくても、予熱運転が終了したことを報知作動によって知ることができ、適切なタイミングで被加熱物の加熱を開始させることができる。このようにして、使用者にとって使い勝手のよいグリルを提供できるに至った。
【００１７】
請求項２に記載のグリルは、請求項１において、前記制御手段が、前記報知処理として、前記加熱手段が加熱開始してから予熱運転用の設定時間が経過すると前記予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別するように構成されていることを特徴とする。
【００１８】
すなわち、加熱手段が加熱開始してから予熱運転用の設定時間が経過したか否かを判別するという簡単な時間管理の構成により、予熱運転終了報知条件が満たされたか否かの判別を行うようにしたので、簡単な構成によって対応することができる。又、時間で管理するものであるから、予熱運転終了報知条件が満たされない状態が不必要に長く続いて使用者が待たされることがなく、使い勝手がよいものとなる。
【００１９】
請求項３記載のグリルは、請求項１において、前記制御手段が、前記報知処理として、前記載置状態判別用の温度検出手段にて検出される温度が設定予熱温度に達すると前記予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別するように構成されていることを特徴とする。
【００２０】
すなわち、加熱手段が加熱開始した後に、その加熱作動に伴いグリル庫内の温度が上昇するが、載置状態判別用の温度検出手段にて検出される温度が設定予熱温度に達すると前記予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別するようにしているので、グリル庫内の温度が、例えば、魚などの被加熱物を加熱調理しても被加熱物が被加熱物載置部にくっついたりするおそれの少ない温度になっていることを確認した状態で、報知手段を報知作動させることになる。従って、予熱の目的に適した運転を行うことができて、使い勝手が良いものとなる。
【００２１】
請求項４記載のグリルは、請求項１〜３のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記報知処理を実行した後において、待機用の設定時間が経過しても、被加熱物を加熱するための調理用の操作が行われていない場合には、前記加熱手段の加熱作動を停止させるように構成されていることを特徴とする。
【００２２】
すなわち、報知処理によって報知手段が報知作動を実行して使用者がそのことに気付くと、使用者は被加熱物を被加熱物載置部に載置して調理用の加熱を行うのが通常の処理であるが、前記報知処理を実行した後において、待機用の設定時間が経過しても、被加熱物を加熱するための調理用の操作が行われていない場合には、使用者がそのような調理用の操作を忘れていることが考えられ、そのまま加熱を継続することは好ましくないので、加熱手段の加熱作動を停止させるのである。このようにして不必要な加熱動作を停止させることができ、使い勝手がよいものとなる。
【００２３】
請求項５記載のグリルは、請求項４において、前記グリル庫の扉の開閉状態を検出する開閉状態検出手段が備えられ、前記制御手段が、前記報知処理を実行した後において、前記待機用の設定時間が経過する間に、前記調理用の操作として、前記開閉状態検出手段にて前記扉の開作動又は閉作動が検出されない場合には、前記加熱手段の加熱作動を停止させるように構成されていることを特徴とする。
【００２４】
すなわち、予熱運転が終了したときに、使用者はグリル庫の扉を開けて被加熱物載置部に被加熱物を載置させるという動作を行うものである。そこで、前記調理用の操作として、開閉状態検出手段によって扉の開作動又は閉作動が行われた否かを判別するので、調理用の操作が行われた否かを適切に判別することができる。
【００２５】
請求項６記載のグリルは、請求項５において、前記扉の開閉状態に応じて検出温度が変化するような部位に開閉検出用の温度検出手段が備えられ、この開閉検出用の温度検出手段が前記開閉状態検出手段を構成するものであることを特徴とする。
【００２６】
すなわち、前記扉の開閉状態に応じて検出温度が変化するような部位に開閉検出用の温度検出手段が備えられて、この開閉検出用の温度検出手段の検出情報に基づいて扉の開閉状態が検出される構成としたので、扉の開閉に伴う機械的な変化を検出するようなものに比べて簡素な構成で対応することが可能となる。特に、前記開閉検出用の温度検出手段として、前記載置状態判別用の温度検出手段を兼用する構成とした場合には、温度検出手段を兼用することにより構成を更に簡素なものとすることができる。
【００２７】
請求項７記載のグリルは、請求項１〜６のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記加熱手段による加熱が開始されたときの前記載置状態判別用の温度検出手段による検出温度が初期運転判別用の設定温度よりも高く、且つ、その後の前記加熱手段の加熱に伴う前記載置状態判別用の温度検出手段温度検出手段による検出温度の変化状態が前記被加熱物載置部に被加熱物が載置されていない変化状態である場合には、前記加熱手段の加熱作動を停止させるように構成されていることを特徴とする。
【００２８】
すなわち、グリル庫内の温度が初期運転判別用の設定温度よりも高く、しかも、被加熱物載置部に被加熱物が載置されていない状態で加熱手段による加熱が行われている状態であれば、加熱手段の加熱停止操作を忘れている状態であると考えられるから、このような場合には、制御手段が加熱手段の加熱作動を停止させる構成とすることで、使用上の安全性を確保することが可能となる。
【００２９】
請求項８記載のグリルは、請求項１〜７のいずれかにおいて、前記制御手段が、前記加熱手段の加熱開始が指令された後に、前記加熱手段に対する加熱量の変更調整が行われない場合にのみ、前記報知処理を実行するように構成されていることを特徴とする。
【００３０】
すなわち、加熱手段の加熱開始が指令された後に加熱量の変更調整が行われた場合には、使用者はそのとき予熱運転を行う予定ではないと考えられるから、このような加熱量の変更調整が行われない場合にのみ前記報知処理を実行するようにしている。従って、上記したような調理形態でないときにだけ報知処理を行うようにすることで、適切に予熱運転を行うときにだけ的確に報知処理を行うことができるものとなり、さらに使い勝手が良いものとなる。
【００３１】
請求項９記載のグリルは、請求項１〜８のいずれかにおいて、前記加熱手段がガスバーナにて構成され、前記グリル庫に連設されて前記ガスバーナの燃焼排ガスを機外に排気する排気路中の雰囲気温度を検出する排気温度センサが備えられ、前記載置状態判別用の温度検出手段が、前記排気温度センサにて構成されていることを特徴とする。
【００３２】
すなわち、何らかの原因によりガスバーナが過熱状態になって排気路中の雰囲気温度が異常高温となると、ガスバーナの燃焼を停止させる必要があるので、グリルにおいては、排気路中の雰囲気温度を検出することが求められる。そして、排気温度センサによって、排気路中の雰囲気温度を検出することにより、このような異常高温状態を検出できる。又、排気路中の雰囲気温度は被加熱物載置部における被加熱物の有無の違いに応じてガスバーナの加熱に伴う温度変化状態が異なるものであり、被加熱物載置部における被加熱物の有無を判別するための載置状態判別用の温度検出手段がこの排気温度センサにて構成される。
【００３３】
つまり、排気温度センサによって、被加熱物の有無を判別するとともに、排気路中の雰囲気温度を検出するので、排気温度センサにて、グリルにおいて必要となる二つの温度情報を得ることができる。
【００３４】
従って、被加熱物の有無を検出する機能と排気路中の雰囲気温度を検出する機能とを両方備えるグリルでありながら、全体として構成を簡素化することが可能となる。
【００３５】
請求項１０記載のグリルは、請求項１〜８のいずれかにおいて、前記加熱手段がガスバーナにて構成され、前記グリル庫に連設されて前記ガスバーナの燃焼排ガスを機外に排気する排気路中の雰囲気温度を検出する排気温度センサと、前記グリル庫内の雰囲気温度を検出する庫内温度センサとが備えられ、前記載置状態判別用の温度検出手段が、前記排気温度センサ及び前記庫内温度センサにて構成されていることを特徴とする。
【００３６】
すなわち、前記排気温度センサによって、排気路中の雰囲気温度を検出することにより、上述した如くガスバーナが過熱状態になって排気路中の雰囲気温度が異常高温となったことを検出できる。そして、この排気温度センサによって検出される排気路中の雰囲気温度は、被加熱物載置部における被加熱物の有無に応じて変化するものであるから、この排気温度センサの検出情報に基づいて、被加熱物の有無を判別するとともに、排気路中の雰囲気温度を検出することが可能である。しかし、この排気路中の雰囲気温度は、例えば同じ重量の被加熱物であっても、大きさや形、置く位置等によってガスバーナからの熱の伝わり方が異なることで熱負荷が変わり、これによって検出情報に差が生じることがあるから、排気温度センサの検出情報のみに基づいて被加熱物載置部における被加熱物の有無を判別するようにすると誤判断するおそれがある。
そこで、熱負荷に影響を受け難く、被加熱物載置部における被加熱物の有無に応じて変化することになるグリル庫内の雰囲気温度を検出する庫内温度センサを備えて、制御手段が、載置状態判別用の温度検出手段として、排気温度センサ及び庫内温度センサの検出温度の変化状態に基づいて、被加熱物載置部における被加熱物の有無を判断する構成として、被加熱物の有無を誤判別の少ない状態で判別することができるようにしている。
【００３７】
従って、排気温度センサと庫内温度センサという２つの温度センサの情報に基づいて、被加熱物載置部における被加熱物の有無を判別する構成としているので、被加熱物の有無の判別をより的確に行うことが可能となる。
【００３８】
【発明の実施の形態】
本発明にかかるグリルをガスコンロに適応した例について図面に基づいて説明する。
このガスコンロは、図１および図２に示すように、２つのコンロバーナ１を備えたコンロ部２、および、そのコンロ部２の下方側の内部に配置されたグリルバーナ３を備えたグリル部４を備えたコンロ本体５からなるテーブル式ガスコンロにて構成されている。
そして、コンロ本体５の後方側箇所には、グリル部４における加熱手段としてのグリルバーナ３の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口６が形成され、各コンロ部２の周囲は、トッププレート７にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート７の上部に、各コンロ部２に対する被加熱物（鍋など）を受け止め支持するための五徳８が載置支持されている。
【００３９】
また、ガスコンロ前側面には、コンロバーナ１やグリルバーナ３の点火、消火や、火力調節などの各種の運転状態を指令する操作部Ｓが設けられ、制御部Ｈが、その操作部Ｓにて指令された運転状態に基づいて、コンロバーナ１およびグリルバーナ３を制御するように構成されている。
そして、操作部Ｓは、大バーナ用操作部Ｓ１、グリルバーナ用操作部Ｓ３、および、並バーナ用操作部Ｓ２を備えて構成されている。
【００４０】
前記コンロバーナ１は、図１において、コンロ本体５の左側に位置する大バーナ１ａと右側に位置する並バーナ１ｂとから構成され、並バーナ１ｂには、五徳８にて載置支持された被加熱物の底面部に接触して、鍋などの被加熱物の温度を検出する鍋底温度センサＲが設けられている。
【００４１】
そして、図２に示すように、２つのコンロバーナ１の夫々には、点火用の点火プラグ９、および、コンロバーナ１の立ち消えなどの燃焼状態を検出する熱電対１０が設けられている。また、グリルバーナ３として、上面バーナ３ａと下面バーナ３ｂとを備えて、グリル部４が両面焼きグリルにて構成され、上面バーナ３ａおよび下面バーナ３ｂの夫々にも、点火用の点火プラグ９、および、グリルバーナ３の立ち消えなどの燃焼状態を検出する熱電対１０が設けられている。
前記２つのコンロバーナ１およびグリルバーナ３へのガス供給路１２は、大バーナ用分岐路１２ａ、並バーナ用分岐路１２ｂ、グリルバーナ用分岐路１２ｃの３系統に分岐して接続され、グリルバーナ３へのグリルバーナ用分岐路１２ｃは、さらに、上面バーナ３ａと下面バーナ３ｂの夫々に分岐接続されている。
【００４２】
そして、大バーナ用分岐路１２ａ、並バーナ用分岐路１２ｂ、および、グリルバーナ用分岐路１２ｃの夫々には、モータコック１３、および、そのモータコック１３の開度位置を検出する位置センサ１４が設けられている。
また、グリルバーナ用分岐路１２ｃにおける上面バーナ３ａと下面バーナ３ｂへの分岐箇所よりも上流側にガバナ１５が設けられ、ガス供給路１２における大バーナ用分岐路１２ａ、並バーナ用分岐路１２ｂ、グリルバーナ用分岐路１２ｃへの分岐箇所よりも上流側に元電磁弁１６が設けられている。
【００４３】
前記グリル部４は、グリル部４の縦断側面図である図３に示すように、前面部が開口されかつ後面部が閉塞された箱状に形成されたグリル庫１１内に、被加熱物を載置させる被加熱物載置部としての焼き網１７を設けて、その被加熱物をグリルバーナ３にて加熱するように構成されている。
前記グリル庫１１の後方側には、グリルバーナ３の燃焼排ガスを機外に排気させる排気路２２が上方側に延びる状態で連設され、その排気路２２にてグリルバーナ３の燃焼排ガスをグリル排気口６に導くように構成されている。
ちなみに、グリルバーナ３の二次空気は、グリル庫１１の底面部や前面部から取り入れるようにして、この二次空気の流動により、後述する汁受皿１８を冷却させるように構成されている。
【００４４】
そして、焼き網１７の下方には、魚などの被加熱物からの油などを受け止める汁受皿１８が設けられ、汁受皿１８は、図示はしないが、グリル庫１１の側壁部に設けられたガイドの案内により、焼き網１７を載置した状態で、グリル庫１１に対して、収納移動可能でかつ取り出し移動可能に構成されている。
また、汁受皿１８の前面部には、汁受皿１８をグリル庫１１内に収納したときに、グリル庫１１の前面部を閉塞する把手付きの扉１９が設けられている。
そして、使用者は、把手にて扉１９を開閉させることにより、汁受皿１８と焼き網１７を一体的に、グリル庫１１に対して収納移動および取り出し移動させるように構成されている。
【００４５】
前記グリル庫１１内には、排気路２２中の雰囲気温度を検出可能な部位に配設された排気温度センサ２０が設けられており、又、それとは別に、前記グリル庫１１内における焼き網１７より少し低い高さでグリル庫１１の後部に位置させて、汁受皿１８の温度や流入空気などグリル庫１１の下部温度を反映したグリル庫１１内の雰囲気温度を検出する庫内温度センサ２１が設けられている。そして、前記排気温度センサ２０は、グリル庫１１内において、焼き網１７にて載置される被加熱物の有無の違いに応じてグリルバーナ３の加熱に伴う温度変化状態が異なる部位に設けられる被加熱物の載置状態判別用の温度検出手段として機能する構成となっている。
【００４６】
前記制御部Ｈは、マイクロコンピュータを備えて構成され、大バーナ用操作部Ｓ１、並バーナ用操作部Ｓ２、および、グリルバーナ用操作部Ｓ３による指令に基づいて、コンロバーナ１およびグリルバーナ３を点火させる点火作動および消火させる消火作動を実行し、各バーナの燃焼中に、バーナの加熱量の調整、言い換えると火力調節を行う火力調節作動を実行するように構成されている。
【００４７】
以下、グリルバーナ３における制御部Ｈの動作について説明を加える。
前記点火作動は、グリルバーナ用操作部Ｓ３にて点火が指令されると、元電磁弁１６を開弁するとともに、位置センサ１４の検出情報に基づいて、モータコック１３を点火用ガス量にセットし、点火プラグ９を作動させて、熱電対１０にて着火を確認するように構成されている。ちなみに、点火プラグ９を作動させてから着火確認時間が経過しても、熱電対１０により着火を確認できないときには、点火エラーとしている。
【００４８】
そして、消火作動は、グリルバーナ用操作部Ｓ３にて消火が指令されると、元電磁弁１６およびモータコック１３を閉弁させて、グリルバーナ３の燃焼を停止させるように構成されている。また、火力調節作動は、グリルバーナ３の燃焼中に、グリルバーナ用操作部Ｓ３にて指令された火力になるように、位置センサ１４の検出情報に基づいて、モータコック１３を調整して、上面バーナ３ａおよび下面バーナ３ｂの火力を調節するように構成されている。ちなみに、グリルバーナ用操作部Ｓ３にて、上面バーナ３ａのみ燃焼させたり、下面バーナ３ｂのみ燃焼させたり、燃焼状態の切替も指令可能であるので、その指令された燃焼状態にてグリルバーナ３を燃焼させるようにしている。従って、グリルバーナ用操作部Ｓ３がグリルバーナ４の加熱量を指令する加熱量指令手段を構成する。
【００４９】
また、制御部Ｈは、グリルバーナ３による加熱が開始されたときの排気温度センサ２０による検出温度が初期運転判別用の設定温度よりも低く、且つ、その後のグリルバーナ３の加熱に伴う排気温度センサ２０による検出温度の変化状態が焼き網１７に被加熱物が載置されていない変化状態である場合には、予熱運転終了報知条件が満たされると報知手段としてのブザー２３を報知作動させる報知処理を実行するように構成されている。つまり、予熱のためにグリルバーナ３を燃焼開始したときには予熱運転用の設定時間（例えば、２分間）が経過すると、ブザー２３を報知作動させて使用者に報知するようになっている。
又、このような報知処理は、グリルバーナ３の燃焼による加熱開始が指令された後に、グリルバーナ用操作部Ｓ３により指令される加熱量つまり火力の変更調整が行われない場合にのみ実行するように構成されている。
【００５０】
図４に、グリルバーナ３の加熱に伴う排気温度センサ２０による検出温度の変化状態が、焼き網１７に載置されている被加熱物の重量が異なった場合にどのように変化するかについて、本出願人が実験した実験結果のデータを示している。この実験データの横軸には焼き網１７に載置されている被加熱物の重量を示し、縦軸は温度変化係数Ａを示している。この温度変化係数Ａは、数１に示すように、燃焼を開始してから３０秒経過したときの排気温度センサ２０による検出温度Ｔｈ１と、グリルバーナの燃焼を開始してから９０秒経過したときの排気温度センサ２０による検出温度Ｔｈ２との差を時間で割った勾配である。
【００５１】
【数１】
Ａ＝（Ｔｈ２−Ｔｈ１）／６０
【００５２】
この実験データによると、被加熱物が無いときには温度変化係数Ａは約０．５５であり、被加熱物が存在していると温度変化係数Ａは０．５よりも小さい値となっている。
【００５３】
そこで、制御部Ｈが、グリルバーナ３の燃焼による加熱が開始されたときの排気温度センサ２０による検出温度Ｔｈが初期運転判別用の設定温度（例えば３０℃）よりも低いときに、排気温度センサ２０の検出温度を監視しながら、前記温度変化係数Ａを求めて、その温度変化係数Ａが所定値Ｋ１（０．５）以上であれば、焼き網１７に被加熱物が載置されていない空だき状態であると判別し、所定値Ｋ１（０．５）未満であれば焼き網１７に被加熱物が載置されている調理状態であると判別するようになっている。
【００５４】
又、制御部Ｈは、前記報知処理を実行した後において、待機用の設定時間（例えば５分間）が経過しても、被加熱物を加熱するための調理用の操作として、扉の開作動又は閉作動が行われていない場合には、グリルバーナ３の燃焼を停止させるように構成されている。そして、制御部Ｈは、上記扉１９の開作動又は閉作動が行われたか否かの判断を、排気温度センサ２０の検出温度と庫内温度センサ２１の検出温度の温度変化量に基づいて行うようになっている。
簡単に説明を加えると、扉１９が開状態から閉状態に変化すると、排気温度センサ２０の検出温度と庫内温度センサ２１の検出温度の温度差が大きくなるので、その時間微分値が正の値の所定値以上となっていると、開状態から閉状態に変化したと判別するようにしている。また、扉１９が閉状態から開状態に変化したときには、排気温度センサ２０の検出温度と庫内温度センサ２１の検出温度の温度差が小さくなるので、その時間微分値が、負の値の所定値以下となっていると、閉状態から開状態に変化したと判別するようにしている。従って、排気温度センサ２０及び庫内温度センサ２１が、グリル庫１１の扉１９の開閉状態に応じて検出温度が変化するような部位に設けられる開閉検出用の温度検出手段として備えられ、この開閉検出用の温度検出手段がグリル庫１１の扉１９の開閉状態を検出する開閉状態検出手段として機能する構成となっている。
【００５５】
但し、制御部Ｈは、前記報知処理を実行した後において待機用の設定時間が経過するまでの間に、排気温度センサ２０の検出温度と庫内温度センサ２１の検出温度の温度変化量に基づいて扉１９の開作動又は閉作動が行われていないと判断した場合でも、待機用の設定時間が経過するまでの間にグリルバーナ３に対する火力の変更調整が指令されると、そのとき扉１９の開作動又は閉作動が行われたものと判断する、あるいは、被加熱物が入っていると判断して、グリルバーナ３の燃焼を停止させないようにしている。
【００５６】
前記制御部Ｈは、グリルバーナ３による加熱が開始されたときの排気温度センサ２０による検出温度が初期運転判別用の設定温度よりも高く、且つ、その後の前記グリルバーナ３の加熱に伴う排気温度センサ２０による検出温度の変化状態が焼き網１７に被加熱物が載置されていない変化状態である場合には、グリルバーナ３の燃焼を停止させるように構成されている。このように排気温度センサ２０による検出温度が初期運転判別用の設定温度よりも高い場合における、焼き網１７に被加熱物が載置されていない検出温度の変化状態とは、排気温度センサ２０の検出値が空だき検知用の温度Ｔｍ（例えば、３００℃）以上になったことである。
【００５７】
前記グリルバーナ３における制御部Ｈの動作について、図５、図６のフローチャートに基づいて説明を加える。
グリルバーナ３に対する点火が指令されると、先ず、点火が指令されたときの排気温度センサ２０の検出温度Ｔｈ０を読み込み（ステップ１、２）、点火作動を実行してグリルバーナ３の燃焼を開始する（ステップ３）。そして、点火が指令されたときの排気温度センサ２０の検出温度Ｔｈ０が初期運転判別用の設定温度Ｔｓ以下であれば、予熱判別用フラグＦをセットする（ステップ４、５）。
【００５８】
この予熱判別用フラグＦがセットされると、次のような処理を実行する。
点火作動が行われてグリルバーナ３の燃焼を開始してから３０秒経過したときの排気温度センサ２０による検出温度Ｔｈ１、及び、グリルバーナ３の燃焼を開始してから９０秒経過したときの排気温度センサ２０による検出温度Ｔｈ２を夫々計測して、数１にて示すようにそれらの温度勾配である温度変化係数Ａを求め、その温度変化係数Ａが所定値Ｋ１（０．５）以上であれば、焼き網１７に被加熱物が載置されていない空だき状態であるから、予熱運転が行われているものと判定する（ステップ６〜１２）。
【００５９】
予熱運転が行われているものと判定すると、予熱判別用フラグＦをリセットした後に（ステップ１３）、点火作動が行われてグリルバーナ３の燃焼を開始してから予熱運転用の設定時間ｔ１（例えば、２分間）が経過すると、予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別して、ブザー２３を報知作動させる報知処理を実行する（ステップ１４、１５）。このようにして、使用者に予熱運転が終了したことを報知する。この報知処理の実行によって予熱判別用の処理が終了する。
【００６０】
そして、点火が指令されたときの排気温度センサ２０の検出温度Ｔｈ０が初期運転判別用の設定温度Ｔｓより高い場合には、予熱判別用フラグＦがセットされないので上記したような報知処理を実行することはない。但し、グリルバーナ３に対する火力の変更調整が指令されていれば火力調整作動を実行し（ステップ１６、１７）、消火指令が指令されるとグリルバーナ３の消火作動を実行する（ステップ２５、２６）。
【００６１】
又、予熱判別用フラグＦがセットされていても予熱運転が判定されるまでの間に、グリルバーナ３に対する火力の変更調整が指令されると、火力調整作動を実行する（ステップ１６、１７）。そして、このときに火力調整作動を実行すると予熱判別用フラグＦをリセットする（ステップ１８）。
【００６２】
そして、予熱運転が行われているものと判定したのちに、グリルバーナ３に点火されて燃焼を開始してから予熱運転用の設定時間ｔ１が経過するまでの間に、グリルバーナ３に対する火力の変更調整が指令された場合にも、同様に、火力調整作動を実行するとともに、上記したような報知処理を実行しないようになっている（ステップ１９、１７、１８）。尚、グリルバーナ３の燃焼を開始してから予熱運転用の設定時間ｔ１が経過するまでの間に消火が指令されると消火作動を実行する（ステップ２０、２６）。
【００６３】
上記したような予熱運転が終了したことを報知する報知処理が行われた後に、その報知処理が行われたときから待機用の設定時間ｔ２（約５分間）が経過するまでの間において、上述したように排気温度センサ２０の検出温度と庫内温度センサ２１の検出温度の温度差に基づいてグリル庫１１の扉１９の開作動又は閉作動が検出されない場合には、使用者の操作忘れであるとして、グリルバーナ３の消火作動を行い、ブザー２３を作動させて異常を報知する（ステップ２１、２３、２４）。但し、前記報知処理が行われたときから待機用の設定時間ｔ２が経過するまでの間に火力の変更操作が行われていると、グリル庫１１の扉１９の開作動又は閉作動が検出されたものとして、グリルバーナ３の消火とブザー２３による異常報知は行わないようにしている（ステップ２２）。
【００６４】
そして、前記報知処理が行われたときから待機用の設定時間ｔ２が経過するまでの間にグリル庫１１の扉１９の開作動又は閉作動が検出されると、その後、消火指令があればグリルバーナ３を消火させて、次の点火指令に備える（ステップ２５、２６）。又、グリルバーナ３に対する消火指令がなく、排気温度センサ２０の検出温度が空だき検出用の設定温度Ｔｍ（例えば、３００℃）よりも高くない状態であれば、予熱判別用フラグＦがセットされていればステップ６以降の予熱判別用の処理を実行し、予熱判別用フラグＦがセットされていなければステップ１６に戻る（ステップ２７、２８）。そして、排気温度センサ２０の検出温度が空だき検出用の設定温度Ｔｍ以上になったことを検出すると、消火作動を実行した後にブザー２３を作動させて異常を報知する（ステップ２９、３０）。このときは、メンテナンス用の所定のリセット操作を行うまで、操作部における通常操作は受け付けないインターロック状態となる。
【００６５】
前記ブザー２３により報知を行う場合に、異常報知を行う場合と予熱運転の終了を報知する場合とでは報知作動の内容を異ならせるようにしている。例えば、オンとオフとを交互に繰り返す間欠作動の繰り返しピッチを異なるものとしたり、間欠作動を行うか連続作動を行うかというように夫々異なる作動状態になるようにしている。
【００６６】
〔第２実施形態〕
この第２実施形態は、上記第１実施形態における予熱判別用の処理が異なるが、それ以外の他の構成については、上記第１実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【００６７】
上記第１実施形態では、被加熱物の有無を判別するための載置状態判別用の温度検出手段が前記排気温度センサ２０にて構成され、制御部Ｈは、グリルバーナ３の加熱に伴う排気温度センサ２０による検出温度の変化状態に基づいて、前記被加熱物載置部としての焼き網１７に被加熱物が載置されていない変化状態であるか否か、つまり、空だき状態であるか否かを判別する構成としたが、この第２実施形態では、被加熱物の有無を判別するための載置状態判別用の温度検出手段が、前記排気温度センサ２０及び前記庫内温度センサ２１にて構成され、制御部Ｈは、前記排気温度センサ２０及び前記庫内温度センサ２１の夫々の検出情報に基づいて、前記被加熱物載置部に被加熱物が載置されていない変化状態であるか否かを判別する構成としている。
【００６８】
図７に、グリルバーナ３の加熱に伴う排気温度センサ２０及び庫内温度センサ２１の夫々の検出情報に基づく温度の変化状態が、焼き網１７に載置されている被加熱物の重量が異なった場合にどのように変化するかについて、本出願人が実験した実験結果のデータを示している。このデータの横軸には焼き網に載置されている被加熱物の重量を示し、縦軸は温度変化係数Ｂを示している。
【００６９】
この温度変化係数Ｂは、グリルバーナ３が燃焼を開始してから３０秒経過したときにおける排気温度センサ２０による第１の排気検出温度Ｔｈ１、グリルバーナ３が燃焼を開始してから３０秒経過したときにおける庫内温度センサ２１による第１の庫内検出温度Ｔｕ１、グリルバーナ３の燃焼を開始してから９０秒経過したときにおける排気温度センサ２０による第２の排気検出温度Ｔｈ２、グリルバーナ３の燃焼を開始してから９０秒経過したときにおける庫内温度センサ２１による第２の庫内検出温度Ｔｕ２とを用いて演算にて求める。つまり、前記第１の排気検出温度Ｔｈ１と前記第２の排気検出温度Ｔｈ２との温度差を時間で割った勾配をＣとし、前記第１の庫内検出温度Ｔｕ１と前記第２の庫内検出温度Ｔｕ２との温度差を時間で割った勾配をＤとすると、前記温度変化係数Ｂは、数２にて示される値である。
【００７０】
【数２】
Ｂ＝Ｃ^２／Ｄ
【００７１】
本出願人の実験データによると、図７に示すように、この温度変化係数Ｂは被加熱物の重量に対する変化量が第１実施形態における温度変化係数Ａよりも大きい値であり、被加熱物の有無を判別するのに適した値である。この実験データから判断すると被加熱物が無いときには温度変化係数Ｂは約１．３５〜１．４程度であり、被加熱物が存在していると温度変化係数Ｂは１．３よりも小さい値となっている。
【００７２】
従って、制御部Ｈは、上記第１実施形態のときと同様に、排気温度センサ２０及び庫内温度センサ２１の検出温度を監視しながら、前記温度変化係数Ｂを求めて、その温度変化係数Ｂが所定値Ｋ２（１．３）以上であれば、焼き網１７に被加熱物が載置されていない空だき状態であると判別し、所定値Ｋ２（１．３）未満であれば焼き網１７に被加熱物が載置されている調理状態であると判別する構成となっている。
【００７３】
説明を加えると、計測対象が異なる他は、第１実施形態の制御動作と同様の処理を行うことになる。つまり、グリルバーナ３が燃焼を開始してから３０秒経過したときに、排気温度センサ２０による第１の排気検出温度Ｔｈ１と庫内温度センサ２１による第１の庫内検出温度Ｔｕ１とを検出し、グリルバーナ３の燃焼を開始してから９０秒経過したときに、排気温度センサ２０による第２の排気検出温度Ｔｈ２と庫内温度センサ２１による第２の庫内検出温度Ｔｕ２とを検出して、前記温度変化係数Ｂを演算にて求め、その温度変化係数Ｂが所定値Ｋ２（１．３）以上であれば焼き網に被加熱物が載置されていない空だき状態であると判別し、所定値Ｋ２（１．３）未満であれば焼き網１７に被加熱物が載置されている調理状態であると判別することになる。
【００７４】
尚、この第２実施形態においては、グリル庫１１の扉１９の開閉状態を検出する開閉状態検出手段は、第１実施形態と同じ構成であるから、排気温度センサ２０及び庫内温度センサ２１が、扉１９の開閉状態に応じて検出温度が変化するような部位に設けられる開閉検出用の温度検出手段として備えられ、この開閉検出用の温度検出手段がグリル庫１１の扉１９の開閉状態を検出する開閉状態検出手段として機能する構成となっている。従って、この実施形態では、開閉検出用の温度検出手段と載置状態判別用の温度検出手段とが、夫々、前記排気温度センサ２０及び前記庫内温度センサ２１にて構成されるものであり、載置状態判別用の温度検出手段が、開閉検出用の温度検出手段すなわち開閉状態検出手段に兼用される構成となっている。
【００７５】
〔第３実施形態〕
この第３実施形態は、上記第１実施形態における予熱運転を判別した後の処理が異なるが、それ以外の他の構成については、上記第１実施形態と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【００７６】
上記第１実施形態では、制御部Ｈは、予熱運転が行われているものと判定したのちに、点火作動が行われてグリルバーナ３の燃焼を開始してから予熱運転用の設定時間ｔ１が経過すると、予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別して、ブザー２３を報知作動させる報知処理を実行する構成としたが、この第３実施形態では、制御部Ｈは、排気温度センサ２０にて検出される温度Ｔｈが設定予熱温度Ｔｋに達すると、予熱運転終了報知条件が満たされたものと判別して、ブザー２３を報知作動させる報知処理を実行する構成としている。
【００７７】
具体的には、第１実施形態のフローチャートのうちステップ１４の処理が、図８のステップ１４ａに示すように、排気温度センサ２０にて検出される温度Ｔｈが設定予熱温度Ｔｋに達した否かを判別する処理に変わる構成であり、それ以外の処理は第１実施形態と同じである。
【００７８】
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を列記する。
【００７９】
（１）上記第２実施形態では、前記載置状態判別用の温度検出手段が、前記排気温度センサ２０及び前記庫内温度センサ２１にて構成され、制御手段としての制御部Ｈは、それらの各センサの夫々について、グリルバーナ３が燃焼を開始してから３０秒経過したときにおける温度と、グリルバーナ３が燃焼を開始してから９０秒経過したときにおける温度との温度差を時間で割った勾配Ｃ，Ｄを求め、それら各センサの勾配と数２に記載の演算式から求めた温度変化係数Ｂが所定値Ｋ２以上であるか否かにより被加熱物の有無を判別するようにしたが、このような構成に代えて、次のように構成してもよい。
【００８０】
例えば、前記排気温度センサ２０及び前記庫内温度センサ２１の夫々について、グリルバーナ３が燃焼を開始してから３０秒経過したときにおける温度と、燃焼を開始してから９０秒経過したときにおける温度との温度差を夫々求めて、各センサ毎に、数１で示されるような温度変化係数Ａを求めて、夫々の温度変化係数Ａが共に所定値Ｋ１以上であれば焼き網１７に被加熱物が載置されていない空だき状態であると判別し、夫々の温度変化係数Ａのうちいずれかが所定値Ｋ１未満であれば焼き網１７に被加熱物が載置されていると判別するような構成としてもよい。
要するに、前記排気温度センサ２０及び前記庫内温度センサ２１という２つのセンサの情報を用いて的確に被加熱物の有無を判別することができるものであればよく、制御手段の判別処理の具体構成は上記構成に限定されるものではない。
【００８１】
（２）上記第１実施形態では、前記載置状態判別用の温度検出手段が前記排気温度センサ２０にて構成され、上記第２実施形態では、前記載置状態判別用の温度検出手段が、前記排気温度センサ２０と前記庫内温度センサ２１の両方を用いて構成されるものを示したが、このような構成に代えて、前記載置状態判別用の温度検出手段が前記庫内温度センサ２１にて構成されるものでもよい。
【００８２】
（３）上記各実施形態では、前記開閉検出用の温度検出手段が、前記排気温度センサ２０と前記庫内温度センサ２１の両方を用いて構成されるものを示したが、このような構成に代えて、前記開閉検出用の温度検出手段が前記排気温度センサ２０だけで構成されるものや前記庫内温度センサ２１だけで構成されるものであってもよい。
【００８３】
（４）上記各実施形態では、グリル庫の扉の開閉状態を検出する開閉状態検出手段として、前記開閉検出用の温度検出手段を用いて構成しているが、例えば、開閉状態検出手段を、マイクロスイッチなどの接触式センサを用いて実施することも可能であり、開閉状態検出手段として、各種センサを適応することが可能である。
【００８４】
（５）上記各実施形態では、前記予熱運転の終了を報知する報知処理を実行した後において、待機用の設定時間が経過しても、扉の開作動又は閉作動が行われていない場合には、グリルバーナの燃焼を停止させるように構成したが、このとき、前記予熱運転の終了を報知する報知処理を実行した後に前記待機用設定時間が経過する間であって、扉の開作動又は閉作動が行われていない間において、火力を絞るなどして無駄なエネルギー消費を抑えるようにしてもよい。
【００８５】
（６）上記各実施形態では、前記グリルバーナの加熱開始が指令された後に加熱量の変更調整が行われない場合にのみ、前記予熱運転報知用の報知処理を実行するように構成したが、このような構成に限らず、グリルバーナの加熱開始が指令された後に加熱量の変更調整が行われた場合であっても、前記予熱運転報知用の報知処理を実行するようにしてもよい。
【００８６】
（７）上記各実施形態では、グリルバーナとして，上面バーナと下面バーナとを備えて、両面焼きグリルにて構成しているが、グリルバーナとして、上面バーナのみを備えて、片面焼きグリルにて構成することも可能である。
【００８７】
（８）上記各実施形態では、加熱手段として、グリルバーナを適応した例を示したが、電気ヒータなど各種の加熱手段が適応可能である。
【００８８】
（９）上記各実施形態では、報知手段としてブザーを使用したが、これに限らず、ランプを用いて光で報知したり、スピーカによる音声で報知するような構成としてもよい。
【００８９】
（１０）上記各実施形態では、本発明にかかるグリルをテーブル式ガスコンロに適応した例を示したが、ビルトイン式ガスコンロにも適応することが可能であり、各種のガスコンロに適応することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】ガスコンロの斜視図
【図２】ガスコンロの概略構成図
【図３】グリル部の縦断側面図
【図４】第１実施形態における温度変化係数を示すグラフ
【図５】第１実施形態における制御動作を示すフローチャート
【図６】第１実施形態における制御動作を示すフローチャート
【図７】第２実施形態における温度変化係数を示すグラフ
【図８】第３実施形態における制御動作を示すフローチャート
【符号の説明】
３加熱手段
１１グリル庫
１７被加熱物載置部
１９扉
２０排気温度センサ
２１庫内温度センサ
２３報知手段
Ｈ制御手段[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a grill provided with a heating unit for heating an object to be heated placed on a heated object placement unit provided in a grill storage, and a control unit for controlling an operation state.
[0002]
[Prior art]
In the case where, for example, a fish is heated and cooked as an object to be heated by using the grill having the above-described configuration, the object to be heated is placed on the object-to-be-heated placed in a state where the temperature in the grill cabinet is low. If the heating operation is started as it is, the fish skin may stick to the grill net when grilled, and the fish may lose its shape. In a state where the object to be heated is not placed on the object-to-be-heated mounting portion, a heating operation is performed by the heating means for a predetermined time to increase the temperature in the grill storage, and then the object to be heated is heated. That is often done.
[0003]
Therefore, conventionally, when performing such a preheating operation, the following configuration is provided so that the user can recognize that the preheating operation has ended and start cooking of the object to be heated. there were.
[0004]
That is, a preheating operation command switch for commanding a preheating operation to control means for controlling the operation state is provided, and if the preheating operation is commanded by the preheating operation command switch, the heating for preheating is performed. When a set time for preheating elapses after the heating operation of the means is started, a notification process for notifying by a notification means such as a buzzer is executed to notify a user of the end of the preheating. (For example, refer to Patent Document 1).
[0005]
Further, instead of providing the preheating operation command switch in this way, there has been a configuration in which the following configuration is provided.
In other words, when the heating of the heating means is started, and thereafter, when the time set as the set time for preheating (for example, about 2 minutes) elapses, the fact that the preheating is completed by the notification means such as a buzzer is used. In some cases, a notification process for notifying a user is executed.
[0006]
[Patent Document 1]
See Japanese Patent Publication No. 3148624
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the configuration in which the preheating operation command switch is provided as described above, when heating an object to be heated such as a fish, which requires preheating, an operation for instructing the heating unit to start heating or an operation for heating the object is performed. In addition to the operation originally required for cooking, such as the operation of putting the product into the grill, the user who uses the grill needs a troublesome operation of operating the preheating operation command switch, which is not convenient for the user. There was a disadvantage.
[0008]
In addition, if the configuration is such that the user is always informed by the notification means when the set time for preheating has elapsed since the heating of the heating means was started, it is not necessary to operate the preheating operation command switch. For example, even if the heating means that does not require preheating starts heating the heating means in a state where the heating target is placed in the heating object placing portion in the grill storage, after starting the heating, When the set time for the preheating elapses, an unnecessary notification operation is performed, which is troublesome for the user and disadvantageous in that it is not easy to use.
[0009]
The present invention has been made in view of such a point, and an object thereof is to provide an easy-to-use grill.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The grill according to claim 1, wherein the grill is provided with heating means for heating an object to be heated placed on the object to be heated placed in the grill storage, and control means for controlling an operation state. And
Temperature detecting means for mounting state determination is provided at a portion where a temperature change state accompanying heating of the heating means differs depending on a difference in the presence or absence of the heated object in the heated object mounting portion,
The control means,
The temperature detected by the temperature detecting means for determining the installation state when the heating by the heating means is started is lower than the set temperature for initial operation determination, and the temperature detection accompanying the heating of the heating means thereafter. When the change state of the temperature detected by the means is a change state in which the object to be heated is not placed on the object-to-be-heated placing portion, a notification process for notifying the notification means when the preheating operation end notification condition is satisfied. Is performed.
[0011]
That is, the control unit determines whether the temperature detected by the temperature detection unit for determining the installation state when the heating by the heating unit is started is lower than the set temperature for initial operation determination. Then, when it is determined that the temperature in the grill storage is low, the heating by the heating means is started, and the state of change in the detected temperature by the temperature detecting means accompanying the heating of the heating means thereafter is the heating target. It is determined whether or not the object to be heated is in a changed state in which the object to be heated is not placed on the object placing portion.
[0012]
In other words, the temperature detecting means for determining the placement state is provided at a portion where the temperature change state accompanying the heating of the heating means is different according to the difference in the presence or absence of the heated object in the heated object placing portion. Therefore, the control unit can determine the presence or absence of the object to be heated in the heated object placement unit based on the change state of the temperature detected by the temperature detecting unit.
[0013]
Then, when it is determined that the change state of the detection temperature of the temperature detection means for mounting state determination accompanying the heating of the heating means is a change state in which the object to be heated is not mounted on the object to be heated mounting portion. Assuming that the preheating operation is being performed, the notification means is activated when the preheating operation end notification condition is satisfied.
[0014]
That is, it is notified that the preheating operation end notification condition is satisfied only when the temperature in the grill storage is lower than the set temperature for the initial operation determination and the object to be heated is not mounted on the heated object mounting portion. When the inside of the grill is already high and there is no need to preheat, the temperature in the grill becomes higher than the set temperature for initial operation discrimination when heating is started. When an object to be heated does not need to be preheated and is not heated, the object to be heated is present on the object to be heated in the grill cabinet at the same time as heating starts. Is not done.
[0015]
The following configuration is available for determining whether or not the preheating operation end notification condition is satisfied. For example, when the set time for the preheating operation has elapsed since the heating unit started heating, it is determined that the preheating operation end notification condition has been satisfied, or the temperature detected by the temperature detection unit for determining the installation state described above. When the temperature reaches the set preheating temperature, it is determined that the preheating operation end notification condition is satisfied.
[0016]
Therefore, when performing preheating, the user needs to perform a special operation other than an operation that is originally required for cooking, such as an operation for instructing the start of heating of the heating means and an operation for putting an object to be heated in the grill storage. , The end of the preheating operation can be known by the notification operation, and the heating of the object to be heated can be started at an appropriate timing. In this way, a user-friendly grill can be provided.
[0017]
In the grill according to the second aspect, in the first aspect, the control unit satisfies the preheating operation end notification condition when the set time for the preheating operation has elapsed since the heating unit started heating as the notification processing. It is characterized in that it is configured to be determined as having been performed.
[0018]
That is, by a simple time management configuration in which it is determined whether or not the set time for the preheating operation has elapsed since the heating unit started heating, it is determined whether or not the preheating operation end notification condition has been satisfied. Therefore, it can be dealt with by a simple configuration. Further, since the condition is managed by time, the condition in which the preheating operation end notification condition is not satisfied is not unnecessarily long and the user does not have to wait, so that the usability is improved.
[0019]
According to a third aspect of the present invention, in the grill according to the first aspect, the control means terminates the preheating operation when the temperature detected by the temperature detection means for determining the installation state reaches a set preheating temperature as the notification processing. It is configured to determine that the notification condition is satisfied.
[0020]
That is, after the heating means starts heating, the temperature in the grill storage rises with the heating operation, but when the temperature detected by the temperature detecting means for determining the mounting state reaches the set preheating temperature, the preheating operation is started. Since it is determined that the end notification condition is satisfied, even if the temperature in the grill chamber is heated and cooked, such as a fish, the heated object is stuck to the heated object mounting portion. The notifying means is operated to notify that the temperature is low at which there is little possibility that the alarm will occur. Therefore, the operation suitable for the purpose of preheating can be performed, and the usability is improved.
[0021]
According to a fourth aspect of the present invention, in the grill according to any one of the first to third aspects, the control unit heats the object to be heated even after a set time for standby has elapsed after executing the notification processing. When the cooking operation is not performed, the heating operation of the heating unit is stopped.
[0022]
In other words, when the notification means performs the notification operation by the notification processing and the user notices that, the user normally places the object to be heated on the heated object mounting portion and performs heating for cooking. After executing the notification processing, if the cooking operation for heating the object to be heated is not performed even after the standby time has elapsed, the user It is considered that such a cooking operation is forgotten, and it is not preferable to continue heating as it is. Therefore, the heating operation of the heating means is stopped. In this way, unnecessary heating operation can be stopped, and the usability is improved.
[0023]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the grill according to the fourth aspect, further comprising an open / closed state detection unit configured to detect an open / closed state of a door of the grill storage, wherein the control unit executes the notification process, and If the opening / closing operation of the door is not detected by the open / closed state detection means as the cooking operation while the set time elapses, the heating operation of the heating means is stopped. It is characterized by having.
[0024]
That is, when the preheating operation is completed, the user performs an operation of opening the door of the grill storage and placing the object to be heated on the object to be heated mounting portion. Therefore, as the operation for cooking, it is determined whether or not the opening or closing operation of the door is performed by the open / closed state detection means. Therefore, it is possible to appropriately determine whether or not the operation for cooking is performed. .
[0025]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided the grill according to the fifth aspect, wherein a temperature detecting unit for detecting the opening and closing is provided at a portion where the detected temperature changes according to the open / closed state of the door. It is characterized by constituting the opening / closing state detecting means.
[0026]
That is, temperature detection means for opening / closing detection is provided at a portion where the detected temperature changes according to the opening / closing state of the door, and the opening / closing state of the door is determined based on the detection information of the temperature detection means for opening / closing. Since it is configured to be detected, it is possible to cope with a simple configuration as compared with a configuration that detects a mechanical change due to opening and closing of the door. In particular, when the temperature detection means for opening / closing detection is configured to also serve as the temperature detection means for determining the installation state, the configuration may be further simplified by also using the temperature detection means. it can.
[0027]
According to a seventh aspect of the present invention, in the grill according to any one of the first to sixth aspects, the control unit performs the initial operation by detecting the temperature detected by the temperature detection unit for determining the installation state when the heating by the heating unit is started. The state of change in the temperature detected by the temperature detecting means for detecting the placement state, which is higher than the set temperature for determination, and the subsequent heating of the heating means, is caused by the heating of the heated object mounting portion. When the object is in a change state in which no object is placed, the heating operation of the heating means is stopped.
[0028]
In other words, when the temperature in the grill chamber is higher than the set temperature for the initial operation determination, and heating is performed by the heating unit in a state where the object to be heated is not placed on the object to be heated mounting portion. If so, it is considered that the user has forgotten the heating stop operation of the heating means. In such a case, the control means is configured to stop the heating operation of the heating means, thereby providing safety in use. Can be secured.
[0029]
The grill according to claim 8 is the grill according to any one of claims 1 to 7, wherein the control unit does not perform the change adjustment of the heating amount for the heating unit after the start of heating of the heating unit is instructed. Only the notification processing is performed.
[0030]
That is, if the heating amount is changed and adjusted after the heating start of the heating means is commanded, it is considered that the user is not scheduled to perform the preheating operation at that time. The notification process is executed only when the notification is not performed. Therefore, by performing the notification process only when the cooking mode is not the above-described cooking mode, the notification process can be accurately performed only when the preheating operation is appropriately performed, and the usability is further improved. .
[0031]
The grill according to claim 9, wherein the heating means is a gas burner according to any one of claims 1 to 8, and is provided in an exhaust passage connected to the grill storage to exhaust combustion exhaust gas of the gas burner to the outside of the machine. An exhaust temperature sensor for detecting the ambient temperature is provided, and the temperature detecting means for determining the installation state is constituted by the exhaust temperature sensor.
[0032]
In other words, if the gas burner is overheated for some reason and the ambient temperature in the exhaust path becomes abnormally high, it is necessary to stop the combustion of the gas burner.Therefore, in the grill, it is necessary to detect the ambient temperature in the exhaust path. Desired. Then, such an abnormally high temperature state can be detected by detecting the ambient temperature in the exhaust path with the exhaust gas temperature sensor. Further, the temperature of the atmosphere in the exhaust passage varies depending on the presence or absence of the object to be heated in the portion to be heated. The exhaust temperature sensor constitutes a temperature detecting means for determining the mounting state for determining the presence or absence of the exhaust gas.
[0033]
That is, the presence or absence of the object to be heated is detected by the exhaust temperature sensor, and the ambient temperature in the exhaust path is detected. Therefore, the exhaust temperature sensor can obtain two pieces of temperature information required for the grill.
[0034]
Therefore, although the grill has both the function of detecting the presence / absence of the object to be heated and the function of detecting the ambient temperature in the exhaust passage, the overall configuration can be simplified.
[0035]
According to a tenth aspect of the present invention, in the exhaust passage according to any one of the first to eighth aspects, the heating means is configured by a gas burner, and is connected to the grill storage to exhaust combustion exhaust gas of the gas burner to the outside of the machine. An exhaust temperature sensor for detecting an ambient temperature of the grill and an internal temperature sensor for detecting an atmospheric temperature in the grill oven, wherein the temperature detecting means for determining the installation state is provided by the exhaust temperature sensor and the internal It is characterized by comprising a temperature sensor.
[0036]
That is, by detecting the ambient temperature in the exhaust path by the exhaust temperature sensor, it is possible to detect that the gas burner is overheated and the ambient temperature in the exhaust path becomes abnormally high as described above. Since the ambient temperature in the exhaust passage detected by the exhaust temperature sensor changes according to the presence or absence of the object to be heated in the heated object mounting portion, the ambient temperature is determined based on the detection information of the exhaust temperature sensor. In addition, it is possible to determine the presence or absence of an object to be heated and to detect the ambient temperature in the exhaust path. However, the temperature of the atmosphere in the exhaust path varies with the heat load due to differences in the way heat is transferred from the gas burner depending on the size, shape, and position of the object to be heated, for example, with the same weight. Since there may be a difference in the information, it may be erroneously determined that the presence / absence of the object to be heated in the heated object mounting portion is determined based only on the detection information of the exhaust temperature sensor.
Therefore, the control means is provided with an internal temperature sensor for detecting an ambient temperature in the grill storage which is hardly affected by the heat load and which changes depending on the presence or absence of the object to be heated in the heated object mounting portion. As a temperature detecting means for determining a mounting state, the presence or absence of an object to be heated in the heated object mounting portion is determined based on a change in the detected temperature of the exhaust temperature sensor and the temperature sensor in the refrigerator. The presence or absence of an object can be determined in a state where erroneous determination is small.
[0037]
Therefore, since the presence or absence of the object to be heated is determined based on the information of the two temperature sensors, the exhaust temperature sensor and the internal temperature sensor, the determination of the presence or absence of the object to be heated is more efficient. It is possible to do it accurately.
[0038]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An example in which the grill according to the present invention is applied to a gas stove will be described with reference to the drawings.
As shown in FIGS. 1 and 2, this gas stove includes a stove portion 2 having two stove burners 1 and a grill portion 4 having a grill burner 3 disposed inside a lower portion of the stove portion 2. It is constituted by a table type gas stove including the stove body 5 provided.
A grill exhaust port 6 for exhausting the combustion exhaust gas of the grill burner 3 as a heating means in the grill portion 4 is formed at a position on the rear side of the stove main body 5. The top surface of the gas stove is covered, and an upper surface of the top plate 7 is provided with a support 8 for receiving and supporting an object to be heated (such as a pot) for each stove section 2.
[0039]
Further, on the front side of the gas stove, an operation unit S for instructing various operating states such as ignition, fire extinguishing, and heat power adjustment of the stove burner 1 and the grill burner 3 is provided. The stove burner 1 and the grill burner 3 are configured to be controlled based on the operating state thus set.
The operation unit S includes a large burner operation unit S1, a grill burner operation unit S3, and a normal burner operation unit S2.
[0040]
In FIG. 1, the stove burner 1 includes a large burner 1a located on the left side of the stove body 5 and a side-by-side burner 1b located on the right side. A pot bottom temperature sensor R is provided which is in contact with the bottom of the heated object and detects the temperature of the object to be heated such as a pan.
[0041]
As shown in FIG. 2, each of the two stove burners 1 is provided with a spark plug 9 for ignition and a thermocouple 10 for detecting a combustion state such as the extinguishing of the stove burner 1. The grill burner 3 includes an upper surface burner 3a and a lower surface burner 3b, and the grill portion 4 is formed of a double-sided grill. The upper surface burner 3a and the lower surface burner 3b also include a spark plug 9 for ignition, and And a thermocouple 10 for detecting a combustion state such as the extinguishing of the grill burner 3.
The gas supply path 12 to the two stove burners 1 and the grill burner 3 is branched and connected to three systems of a branch path 12a for a large burner, a branch path 12b for a normal burner, and a branch path 12c for a grill burner. The grill burner branch path 12c is further branched and connected to each of the upper surface burner 3a and the lower surface burner 3b.
[0042]
Each of the large-burner branch path 12a, the normal-burner branch path 12b, and the grill-burner branch path 12c is provided with a motor cock 13 and a position sensor 14 for detecting an opening position of the motor cock 13. Have been.
In addition, a governor 15 is provided on the upstream side of a branch point between the upper burner 3a and the lower burner 3b in the grill burner branch path 12c, and the large burner branch path 12a, the parallel burner branch path 12b in the gas supply path 12, An original solenoid valve 16 is provided on the upstream side of the branch point to the branching path 12c.
[0043]
As shown in FIG. 3, which is a longitudinal side view of the grill section 4, the grill section 4 stores an object to be heated in a box-shaped grill box 11 having a front part opened and a rear part closed. A grill 17 is provided as an object-to-be-heated mounting portion, and the object to be heated is heated by the grill burner 3.
An exhaust path 22 for exhausting the combustion exhaust gas of the grill burner 3 to the outside of the machine is connected to the rear side of the grill chamber 11 so as to extend upward. 6.
By the way, the secondary air of the grill burner 3 is taken in from the bottom part or the front part of the grill chamber 11, and the flow of the secondary air cools a juice tray 18 described later.
[0044]
Below the grill 17, there is provided a juice tray 18 for receiving oil or the like from a heated object such as a fish, and the juice tray 18 is provided with a guide (not shown) provided on a side wall of the grill chamber 11. In the state where the grill 17 is placed, the grille 11 can be housed and moved with respect to the grill storage 11 and can be taken out and moved.
Further, a door 19 with a handle for closing the front part of the grill storage 11 when the juice tray 18 is stored in the grill storage 11 is provided on the front part of the juice tray 18.
Then, the user opens and closes the door 19 with the handle, so that the juice receiving tray 18 and the grill 17 are integrally moved with respect to the grill cabinet 11 to be stored and taken out.
[0045]
An exhaust temperature sensor 20 is provided in the grill chamber 11 at a location where the ambient temperature in the exhaust path 22 can be detected. An internal temperature sensor 21 which is located at the rear of the grill cabinet 11 at a slightly lower height and detects the ambient temperature in the grill cabinet 11 reflecting the temperature of the lower portion of the grill cabinet 11 such as the temperature of the juice tray 18 and the inflow air. Is provided. The exhaust gas temperature sensor 20 is provided in the grill cabinet 11 at a portion where the temperature change state due to the heating of the grill burner 3 differs according to the presence or absence of the heated object placed on the grill 17. The configuration is such that it functions as a temperature detection unit for determining the placement state of the heated object.
[0046]
The control unit H includes a microcomputer, and ignites the stove burner 1 and the grill burner 3 based on instructions from the large burner operation unit S1, the normal burner operation unit S2, and the grill burner operation unit S3. An ignition operation and a fire-extinguishing operation for extinguishing a fire are performed, and during the combustion of each burner, a heating power adjustment operation for adjusting a heating amount of the burner, in other words, performing a heating power adjustment is performed.
[0047]
Hereinafter, the operation of the control unit H in the grill burner 3 will be described.
In the ignition operation, when ignition is commanded by the grill burner operation unit S3, the original electromagnetic valve 16 is opened, and the motor cock 13 is set to the ignition gas amount based on the detection information of the position sensor 14. Then, the ignition plug 9 is operated, and the ignition is confirmed by the thermocouple 10. Incidentally, if ignition cannot be confirmed by the thermocouple 10 even after the ignition confirmation time has elapsed since the ignition plug 9 was operated, it is determined that an ignition error has occurred.
[0048]
The fire extinguishing operation is configured such that when fire extinguishing is instructed by the grill burner operation unit S3, the original electromagnetic valve 16 and the motor cock 13 are closed to stop the combustion of the grill burner 3. The heating power adjusting operation adjusts the motor cock 13 based on the detection information of the position sensor 14 so that the heating power is instructed by the grill burner operation unit S3 during the combustion of the grill burner 3, and the upper surface burner is adjusted. It is configured to adjust the thermal power of the lower burner 3a and the lower burner 3b. By the way, in the grill burner operation section S3, only the upper burner 3a, the lower burner 3b can be burned, and the switching of the burning state can be commanded. Therefore, the grill burner 3 is burned in the commanded burning state. Like that. Therefore, the grill burner operation unit S3 constitutes a heating amount command unit that commands the heating amount of the grill burner 4.
[0049]
Further, the control unit H detects that the temperature detected by the exhaust gas temperature sensor 20 when the heating by the grill burner 3 is started is lower than the set temperature for initial operation determination, and that the exhaust gas temperature sensor 20 accompanying the heating of the grill burner 3 thereafter. If the change state of the detected temperature due to the above is a change state in which the object to be heated is not placed on the grill 17, a notification process for notifying the buzzer 23 as notification means when the preheating operation end notification condition is satisfied is performed. Configured to run. In other words, when the grill burner 3 starts burning for preheating, when the set time for preheating operation (for example, 2 minutes) elapses, the buzzer 23 is notified to notify the user.
In addition, such a notification process is configured to be executed only when the heating start by combustion of the grill burner 3 is instructed and then the heating amount commanded by the grill burner operation unit S3, that is, the heating power is not changed and adjusted. Have been.
[0050]
FIG. 4 shows how the state of change in the temperature detected by the exhaust temperature sensor 20 due to the heating of the grill burner 3 changes when the weight of the object to be heated placed on the grill 17 differs. The data of the experiment result which the applicant experimented is shown. The horizontal axis of the experimental data indicates the weight of the object to be heated placed on the grill 17 and the vertical axis indicates the temperature change coefficient A. The temperature change coefficient A is, as shown in Expression 1, a temperature Th1 detected by the exhaust gas temperature sensor 20 when 30 seconds have elapsed since the start of combustion, and a temperature Th1 when 90 seconds have elapsed since the start of combustion of the grill burner. This is a gradient obtained by dividing the difference from the temperature Th2 detected by the exhaust gas temperature sensor 20 by time.
[0051]
(Equation 1)
A = (Th2-Th1) / 60
[0052]
According to the experimental data, when there is no object to be heated, the temperature change coefficient A is about 0.55, and when there is an object to be heated, the temperature change coefficient A is smaller than 0.5.
[0053]
Therefore, when the temperature Th detected by the exhaust temperature sensor 20 when the heating by the combustion of the grill burner 3 is started is lower than the set temperature for initial operation determination (for example, 30 ° C.), the control unit H sets the exhaust temperature sensor 20 The temperature change coefficient A is obtained while monitoring the detected temperature. If the temperature change coefficient A is equal to or greater than a predetermined value K1 (0.5), an empty space where no object to be heated is placed on the grill 17 is obtained. It is determined that it is in a burning state, and if it is less than a predetermined value K1 (0.5), it is determined that it is in a cooking state in which an object to be heated is placed on the grill 17.
[0054]
Further, after executing the notification process, the control unit H may open the door as a cooking operation for heating the object to be heated, even if a set time for standby (for example, 5 minutes) elapses. Alternatively, when the closing operation is not performed, the combustion of the grill burner 3 is stopped. Then, the control unit H determines whether the opening operation or the closing operation of the door 19 has been performed based on the detected temperature of the exhaust gas temperature sensor 20 and the temperature change amount of the detected temperature of the internal temperature sensor 21. It has become.
Briefly, when the door 19 changes from the open state to the closed state, the temperature difference between the temperature detected by the exhaust temperature sensor 20 and the temperature detected by the internal temperature sensor 21 increases. When the value exceeds a predetermined value, it is determined that the state has changed from the open state to the closed state. Further, when the door 19 changes from the closed state to the open state, the temperature difference between the detected temperature of the exhaust temperature sensor 20 and the detected temperature of the internal temperature sensor 21 becomes small, and the time differential value becomes a predetermined negative value. If it is less than the value, it is determined that the state has changed from the closed state to the open state. Accordingly, the exhaust gas temperature sensor 20 and the inside temperature sensor 21 are provided as temperature detection means for opening / closing detection provided at a portion where the detected temperature changes according to the opening / closing state of the door 19 of the grill housing 11. The temperature detecting means for detection is configured to function as open / closed state detecting means for detecting the open / closed state of the door 19 of the grill storage 11.
[0055]
However, the control unit H controls the detected temperature of the exhaust temperature sensor 20 and the temperature change amount of the detected temperature of the in-compartment temperature sensor 21 until the set time for standby elapses after the execution of the notification process. Even if it is determined that the opening or closing operation of the door 19 is not performed, if a change in the heating power for the grill burner 3 is instructed before the set time for standby elapses, the door 19 is It is determined that the opening operation or the closing operation has been performed, or that an object to be heated is contained, so that the combustion of the grill burner 3 is not stopped.
[0056]
The control unit H is configured such that the temperature detected by the exhaust temperature sensor 20 when the heating by the grill burner 3 is started is higher than the set temperature for initial operation determination, and the exhaust temperature sensor 20 associated with the subsequent heating of the grill burner 3 If the change in the detected temperature due to is a change in which the object to be heated is not placed on the grill 17, the combustion of the grill burner 3 is stopped. In this manner, when the temperature detected by the exhaust temperature sensor 20 is higher than the set temperature for initial operation determination, the change state of the detected temperature at which the object to be heated is not placed on the grill 17 is That is, the detected value has become equal to or higher than the temperature Tm (for example, 300 ° C.) for empty detection.
[0057]
The operation of the control unit H in the grill burner 3 will be described with reference to the flowcharts of FIGS.
When the ignition for the grill burner 3 is commanded, first, the detected temperature Th0 of the exhaust temperature sensor 20 at the time when the ignition is commanded is read (steps 1 and 2), and the ignition operation is executed to start the combustion of the grill burner 3 (step 1). Step 3). If the detected temperature Th0 of the exhaust temperature sensor 20 at the time when the ignition is commanded is equal to or lower than the set temperature Ts for the initial operation determination, the preheating determination flag F is set (steps 4 and 5).
[0058]
When the preheating determination flag F is set, the following processing is executed.
The temperature Th1 detected by the exhaust temperature sensor 20 when 30 seconds have elapsed since the ignition operation was performed and the combustion of the grill burner 3 was started, and the exhaust temperature sensor when 90 seconds passed after the combustion of the grill burner 3 was started. 20 is measured, and a temperature change coefficient A, which is a temperature gradient thereof, is obtained as shown in Expression 1. If the temperature change coefficient A is equal to or more than a predetermined value K1 (0.5), Since the object to be heated is not placed on the grill 17, it is determined that the preheating operation is being performed (steps 6 to 12).
[0059]
If it is determined that the preheating operation is being performed, after the preheating determination flag F is reset (step 13), the ignition operation is performed and the combustion of the grill burner 3 is started, and then the set time t1 for the preheating operation (for example, After 2 minutes have elapsed, it is determined that the preheating operation end notification condition has been satisfied, and a notification process for notifying the buzzer 23 is performed (steps 14 and 15). In this way, the user is notified that the preheating operation has been completed. The execution of the notification process ends the preheating determination process.
[0060]
If the detected temperature Th0 of the exhaust temperature sensor 20 when the ignition is commanded is higher than the set temperature Ts for the initial operation determination, the above-described notification processing is executed because the preheating determination flag F is not set. Never. However, if an instruction to change the heating power for the grill burner 3 has been issued, the heating power adjustment operation is executed (steps 16 and 17), and if a fire extinguishing command is issued, the fire extinguishing operation of the grill burner 3 is executed (steps 25 and 26).
[0061]
Also, even if the preheating discrimination flag F is set, if a change in the heating power for the grill burner 3 is commanded before the preheating operation is determined, the heating power adjustment operation is performed (steps 16 and 17). Then, when the thermal power adjustment operation is performed at this time, the preheating determination flag F is reset (step 18).
[0062]
Then, after it is determined that the preheating operation is being performed, the heating power of the grill burner 3 is changed and adjusted between the time when the grill burner 3 is ignited and the combustion is started and the time t1 for the preheating operation elapses. Is also instructed, the heat power adjustment operation is similarly performed, and the above-described notification processing is not performed (steps 19, 17, and 18). If fire extinguishing is instructed during the period from the start of combustion of the grill burner 3 to the elapse of the preheating operation set time t1, the fire extinguishing operation is executed (steps 20, 26).
[0063]
After the notification process for notifying that the preheating operation has been completed as described above, the above-described process is performed from when the notification process is performed to when the set standby time t2 (about 5 minutes) elapses. As described above, when the opening operation or the closing operation of the door 19 of the grill storage 11 is not detected based on the temperature difference between the detection temperature of the exhaust temperature sensor 20 and the detection temperature of the inside temperature sensor 21, the user forgets to operate. If so, the fire extinguishing operation of the grill burner 3 is performed, and the buzzer 23 is operated to notify the abnormality (steps 21, 23, 24). However, if the operation for changing the thermal power is performed between the time when the notification process is performed and the time t2 for standby elapses, the opening operation or the closing operation of the door 19 of the grill storage 11 is detected. As a result, the fire extinguishing of the grill burner 3 and the abnormality notification by the buzzer 23 are not performed (step 22).
[0064]
Then, if the opening or closing operation of the door 19 of the grill storage 11 is detected during a period from when the notification process is performed to when the set time t2 for standby elapses, if there is a fire extinguishing command, the grill burner 3 is extinguished to prepare for the next ignition command (steps 25 and 26). If there is no fire extinguishing command to the grill burner 3 and the temperature detected by the exhaust gas temperature sensor 20 is not higher than the set temperature Tm (for example, 300 ° C.) for detecting the emptyness, the preheating determination flag F is set. If it is, the processing for preheating determination after step 6 is executed, and if the preheating determination flag F is not set, the process returns to step 16 (steps 27 and 28). Then, when it is detected that the detected temperature of the exhaust gas temperature sensor 20 has become equal to or higher than the set temperature Tm for detection of emptying, the fire extinguishing operation is executed and then the buzzer 23 is operated to notify the abnormality (steps 29 and 30). At this time, an interlock state in which a normal operation on the operation unit is not accepted until a predetermined maintenance reset operation is performed.
[0065]
When performing the notification by the buzzer 23, the content of the notification operation is different between the case of performing the abnormality notification and the case of notifying the end of the preheating operation. For example, the repetition pitch of the intermittent operation in which on and off are alternately changed is made different, and different operation states such as intermittent operation and continuous operation are performed.
[0066]
[Second embodiment]
The second embodiment is different from the first embodiment in the preheating determination process, but other configurations are the same as those in the first embodiment, and a detailed description thereof will be omitted.
[0067]
In the first embodiment, the exhaust temperature sensor 20 is used as a temperature detection unit for determining the mounting state for determining the presence or absence of the object to be heated. The control unit H controls the exhaust temperature associated with the heating of the grill burner 3. Based on the change in the temperature detected by the sensor 20, whether or not the object to be heated is in a state where the object to be heated is not placed on the grill 17 as the object-to-be-heated mounting part, that is, whether or not the state is empty In the second embodiment, the temperature detection means for determining the presence or absence of an object to be heated is provided by the exhaust temperature sensor 20 and the in-compartment temperature sensor 21. The control unit H is configured to change the state in which the object to be heated is not placed on the object-to-be-heated placement unit based on the detection information of each of the exhaust gas temperature sensor 20 and the in-compartment temperature sensor 21. And a structure for determining whether or not To have.
[0068]
In FIG. 7, the temperature change state based on the detection information of each of the exhaust temperature sensor 20 and the in-compartment temperature sensor 21 due to the heating of the grill burner 3 is different in the weight of the object to be heated placed on the grill 17. The data showing the results of experiments performed by the present applicant on how this changes in the case are shown. The horizontal axis of this data indicates the weight of the object to be heated placed on the grill, and the vertical axis indicates the temperature change coefficient B.
[0069]
The temperature change coefficient B is calculated based on the first exhaust gas detection temperature Th1 detected by the exhaust gas temperature sensor 20 when 30 seconds have elapsed since the start of combustion of the grill burner 3, and the temperature when 30 seconds have elapsed since the start of combustion of the grill burner 3. The first exhaust temperature detected by the internal temperature sensor 21 and the second exhaust detected temperature Th2 by the exhaust temperature sensor 20 when 90 seconds have elapsed after the combustion of the grill burner 3 has started after the start of combustion of the grill burner 3, and the combustion of the grill burner 3 is started. 90 seconds after the completion of the calculation, the temperature is obtained by calculation using the second inside-chamber detected temperature Tu2 of the inside-chamber temperature sensor 21. That is, the gradient obtained by dividing the temperature difference between the first exhaust detection temperature Th1 and the second exhaust detection temperature Th2 by time is C, and the first internal detection temperature Tu1 and the second internal detection temperature are detected. Assuming that a gradient obtained by dividing a temperature difference from the temperature Tu2 by time is D, the temperature change coefficient B is a value represented by Expression 2.
[0070]
(Equation 2)
B = C ² / D
[0071]
According to the experimental data of the applicant, as shown in FIG. 7, the temperature change coefficient B is such that the amount of change with respect to the weight of the object to be heated is larger than the temperature change coefficient A in the first embodiment, This is a value suitable for determining the presence or absence of. Judging from these experimental data, when there is no object to be heated, the temperature change coefficient B is about 1.35 to 1.4, and when there is an object to be heated, the temperature change coefficient B is a value smaller than 1.3. It has become.
[0072]
Therefore, the control unit H obtains the temperature change coefficient B while monitoring the detected temperatures of the exhaust gas temperature sensor 20 and the in-compartment temperature sensor 21 as in the first embodiment, and obtains the temperature change coefficient B. Is greater than or equal to a predetermined value K2 (1.3), it is determined that the object to be heated is not placed on the grill 17 and is empty. It is configured to determine that the object is in the cooking state in which the object to be heated is placed on 17.
[0073]
In addition, the same processing as the control operation of the first embodiment will be performed except that the measurement target is different. That is, when 30 seconds have elapsed since the start of combustion of the grill burner 3, the first exhaust gas detection temperature Th1 detected by the exhaust gas temperature sensor 20 and the first internal detection temperature Tu1 detected by the internal temperature sensor 21 are detected. When 90 seconds have elapsed since the combustion of the grill burner 3 was started, the second exhaust gas detection temperature Th2 detected by the exhaust gas temperature sensor 20 and the second in-compartment detected temperature Tu2 detected by the in-compartment temperature sensor 21 were detected. A temperature change coefficient B is obtained by calculation, and if the temperature change coefficient B is equal to or more than a predetermined value K2 (1.3), it is determined that the object to be heated is not placed on the grill, and the predetermined state is determined. If it is less than the value K2 (1.3), it is determined that the cooking state is such that the object to be heated is placed on the grill 17.
[0074]
In the second embodiment, the open / closed state detecting means for detecting the open / closed state of the door 19 of the grill cabinet 11 has the same configuration as that of the first embodiment. Is provided as a temperature detecting means for opening / closing detection provided at a portion where the detected temperature changes according to the opening / closing state of the door 19. It is configured to function as open / closed state detection means for detecting. Therefore, in this embodiment, the temperature detecting means for opening / closing detection and the temperature detecting means for placing state determination are configured by the exhaust gas temperature sensor 20 and the in-compartment temperature sensor 21, respectively. The temperature detecting means for determining the mounting state is also used as the temperature detecting means for opening / closing detection, that is, the opening / closing state detecting means.
[0075]
[Third embodiment]
The third embodiment is different from the first embodiment in the processing after determining the preheating operation. However, other configurations are the same as those in the first embodiment. Omitted.
[0076]
In the first embodiment, after the control unit H determines that the preheating operation is being performed, the set time t1 for the preheating operation has elapsed since the ignition operation was performed and the combustion of the grill burner 3 was started. Then, it is determined that the preheating operation end notification condition is satisfied, and the notification process for notifying the buzzer 23 is executed. In the third embodiment, the control unit H controls the exhaust gas temperature sensor 20 to perform the notification process. When the detected temperature Th reaches the set preheating temperature Tk, it is determined that the preheating operation end notification condition is satisfied, and a notification process for notifying the buzzer 23 is performed.
[0077]
Specifically, the process of step 14 in the flowchart of the first embodiment determines whether the temperature Th detected by the exhaust gas temperature sensor 20 has reached the set preheating temperature Tk, as shown in step 14a of FIG. The processing is the same as that of the first embodiment except for the processing for determining the
[0078]
[Another embodiment]
Hereinafter, other embodiments will be listed.
[0079]
(1) In the second embodiment, the temperature detection means for determining the installation state is constituted by the exhaust gas temperature sensor 20 and the internal temperature sensor 21. For each of the sensors, a gradient obtained by dividing the temperature difference between the temperature when 30 seconds have elapsed since the start of combustion of the grill burner 3 and the temperature when 90 seconds have elapsed since the start of combustion of the grill burner 3 by time. C and D are determined, and the presence / absence of the object to be heated is determined based on whether the gradient of each sensor and the temperature change coefficient B determined from the arithmetic expression described in Equation 2 are equal to or greater than a predetermined value K2. Instead of such a configuration, the following configuration may be adopted.
[0080]
For example, for each of the exhaust gas temperature sensor 20 and the in-compartment temperature sensor 21, the temperature when 30 seconds have elapsed since the grill burner 3 started combustion and the temperature when 90 seconds have elapsed since the combustion started. Are obtained for each sensor, and a temperature change coefficient A as shown in Expression 1 is obtained for each sensor. If both of the temperature change coefficients A are equal to or more than a predetermined value K1, the object to be heated Is determined to be an empty state where no object is mounted, and if any of the respective temperature change coefficients A is less than a predetermined value K1, it is determined that an object to be heated is mounted on the grill 17. It is good also as a structure.
In short, it is only necessary that the presence / absence of an object to be heated can be accurately determined using information from the two sensors, the exhaust gas temperature sensor 20 and the in-compartment temperature sensor 21. Is not limited to the above configuration.
[0081]
(2) In the first embodiment, the temperature detection means for determining the installation state is constituted by the exhaust gas temperature sensor 20, and in the second embodiment, the temperature detection means for determining the installation state is Although the configuration using both the exhaust gas temperature sensor 20 and the internal temperature sensor 21 has been described, instead of such a configuration, the temperature detecting means for determining the installation state may be replaced with the internal temperature sensor. 21.
[0082]
(3) In each of the above embodiments, the temperature detection means for detecting the opening and closing is configured using both the exhaust gas temperature sensor 20 and the internal temperature sensor 21. Alternatively, the temperature detection means for opening / closing detection may be constituted only by the exhaust gas temperature sensor 20 or constituted only by the inside temperature sensor 21.
[0083]
(4) In each of the above embodiments, the open / closed state detecting means for detecting the open / closed state of the grill warehouse door is configured using the temperature detection means for opening / closing detection. It is also possible to use a contact-type sensor such as a microswitch, and various sensors can be applied as the open / closed state detecting means.
[0084]
(5) In each of the above embodiments, after the notification process for notifying the end of the preheating operation is performed, even if the door opening operation or the closing operation is not performed even after the standby time has elapsed. Is configured to stop the combustion of the grill burner, but at this time, during execution of the notification process for notifying the end of the preheating operation, during the elapse of the set time for standby, the opening or closing of the door While the operation is not being performed, useless energy consumption may be suppressed by reducing the thermal power.
[0085]
(6) In each of the above embodiments, the notification process for the preheating operation notification is performed only when the change in the heating amount is not adjusted after the command to start the heating of the grill burner is issued. The present invention is not limited to this configuration, and the notification process for notifying the preheating operation may be executed even when the heating amount is changed and adjusted after the heating start of the grill burner is instructed.
[0086]
(7) In the above embodiments, the grill burner is provided with the upper surface burner and the lower surface burner, and is constituted by a double-sided grill. However, the grill burner is provided with only the upper surface burner, and is constituted by a single-sided grill. It is also possible.
[0087]
(8) In each of the above embodiments, an example was described in which a grill burner was applied as the heating means, but various heating means such as an electric heater can be applied.
[0088]
(9) In each of the above embodiments, the buzzer is used as the notification means. However, the present invention is not limited to this, and a configuration may be used in which notification is made by light using a lamp, or by sound using a speaker.
[0089]
(10) In each of the above embodiments, an example is shown in which the grill according to the present invention is applied to a table-type gas stove. However, the grill can be adapted to a built-in gas stove, and can be adapted to various gas stoves. is there.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a gas stove.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram of a gas stove.
FIG. 3 is a longitudinal side view of a grill section.
FIG. 4 is a graph showing a temperature change coefficient according to the first embodiment.
FIG. 5 is a flowchart illustrating a control operation according to the first embodiment.
FIG. 6 is a flowchart illustrating a control operation according to the first embodiment.
FIG. 7 is a graph showing a temperature change coefficient according to the second embodiment.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a control operation according to the third embodiment.
[Explanation of symbols]
3 heating means
11 Grill storage
17 Heated object mounting part
19 door
20 Exhaust gas temperature sensor
21 Internal temperature sensor
23 Notification means
H control means

Claims

A grill provided with heating means for heating an object to be heated mounted on the object-to-be-heated mounting portion provided in the grill warehouse, and control means for controlling an operation state,
Temperature detecting means for mounting state determination is provided at a portion where a temperature change state accompanying heating of the heating means differs depending on a difference in the presence or absence of the heated object in the heated object mounting portion,
The control means,
The temperature detected by the temperature detection means for determining the installation state when the heating by the heating means is started is lower than the set temperature for initial operation determination, and the installation according to the subsequent heating of the heating means. When the change state of the temperature detected by the temperature detection means for state determination is a change state in which the object to be heated is not placed on the object-to-be-heated mounting portion, the notification means that the preheating operation end notification condition is satisfied. The grill is configured to execute a notifying process for notifying the operator.

The control means,
2. The grill according to claim 1, wherein the notification processing is configured to determine that the preheating operation end notification condition is satisfied when a set time for the preheating operation has elapsed since the heating unit started heating. 3.

The control means,
The notification process is configured to determine that the preheating operation end notification condition is satisfied when a temperature detected by the temperature detection unit for determining the installation state reaches a set preheating temperature. The grill according to 1.

The control means,
After the notification process is performed, if the cooking operation for heating the object to be heated has not been performed even after the set time for standby has elapsed, the heating operation of the heating unit is stopped. The grill according to any one of claims 1 to 3, which is configured as described above.

Open / closed state detecting means for detecting the open / closed state of the grill storage door is provided,
The control means,
After performing the notification process, if the opening / closing operation of the door is not detected by the open / closed state detection unit as the cooking operation while the set time for standby elapses, The grill according to claim 4, wherein a heating operation of the heating means is stopped.

A temperature detecting means for opening / closing detection is provided at a portion where the detected temperature changes according to the opening / closing state of the door, and the temperature detecting means for opening / closing detection constitutes the opening / closing state detecting means. 5. Grill according to 5.

The control means,
The temperature detected by the temperature detection unit for determining the installation state when the heating by the heating unit is started is higher than the set temperature for the initial operation determination, and the installation according to the subsequent heating of the heating unit. When the change state of the temperature detected by the temperature detection unit for state determination is a change state in which the object to be heated is not mounted on the object mounting unit, the heating operation of the heating unit is stopped. The grill according to any one of claims 1 to 6, wherein the grill is configured.

The control means,
8. The method according to claim 1, wherein, after the start of heating of the heating unit is commanded, the notification process is performed only when a change in the amount of heating for the heating unit is not adjusted. Or the grill according to claim 1.

The heating means is constituted by a gas burner,
An exhaust temperature sensor is provided, which is connected to the grill chamber and detects an ambient temperature in an exhaust path for exhausting combustion exhaust gas from the gas burner to the outside of the machine,
The grill according to any one of claims 1 to 8, wherein the temperature detection means for determining the installation state is configured by the exhaust gas temperature sensor.

The heating means is constituted by a gas burner,
An exhaust gas temperature sensor that is connected to the grill chamber and detects an ambient temperature in an exhaust passage that exhausts combustion exhaust gas from the gas burner to the outside of the device;
An internal temperature sensor for detecting an ambient temperature in the grill oven,
The grill according to any one of claims 1 to 8, wherein the temperature detection means for determining the placement state includes the exhaust gas temperature sensor and the internal temperature sensor.