JP2004350779A - Superconductive magnet device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、超電導マグネット装置に関し、詳しくは磁気共鳴画像診断装置用として好適な超電導マグネット装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、上下の磁石(静磁場発生源)を支持するヨークとこれらを連結する1本のヨークよりなる磁気回路から構成された、側面から見るとコ字状を呈する磁気共鳴イメージング装置は、後記する特許文献1から公知である。また、開放MRI磁石において、ピポット接続手段、間にギャップを形成するように間隔をおいて配置された一対の超電導コイル集合体、および上記コイル集合体に堅固に取り付けられたコイル集合体支持手段であって、上記ピポット接続手段に接触して上記ピポット接続手段の中で回転するピポット手段を備えた開放MRI磁石、並びに上記コイル集合体支持手段がシェル手段に堅固に取り付けられたC字状の構造部材手段、およびエンベロープ手段を含む開放MRI磁石は、後記する特許文献2から公知である。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−52662号公報(段落番号0012、図1)
【特許文献2】
特公平6−5643号公報(請求項1、請求項4、段落番号0008、図1)
【0004】
ところで、最近の磁気共鳴画像診断装置用の超電導マグネット装置では、高速撮影が可能でしかも高品質の撮像を得るために、1テスラ程度の高磁場の要求がある。1テスラの高磁場が発生すると、互いに対向する超電導マグネット間に生じる電磁力のために両超電導マグネット間に100トン程度の巨大な吸引力が発生する。
【0005】
上記特許文献1に開示された技術おいて、かかる巨大な吸引力に耐えるようにするには、上記磁気回路の総重量が百数十トンにもなり、そのサイズも大きくなって、製造コスト、輸送、設置条件などで問題となる。一方、上記特許文献2に開示された技術おいては、上記シェル手段および上記C字状の構造部材手段の機械的強度を高度に補強する必要があるので、かかる補強のために開放MRI磁石の全体が非常に大型化して実現が困難となる問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来技術における如上の問題に鑑みて、前記した巨大吸引力に耐えながら、しかも製造コスト面あるいは装置の大型化の面で改善されて実現可能な超電導マグネット装置を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の超電導マグネット装置は、被検体が置かれる空間を挟んで互いに対向配置されて内部にそれぞれ極低温に保たれた超電導コイルを有する第一磁場発生部と第二磁場発生部、上記両磁場発生部同士を連結すると共に内部が極低温に保たれた連結部を備えた超電導マグネット装置であって、上記第一磁場発生部内と上記第二磁場発生部内と上記連結部内の各極低温またはそれに近い低温の個所に設置された、機械的強度向上用の中空梁を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下において、説明が先行する図に示された部位または表示と同じ、あるいは対応する部位または表示が後続の図に示される場合には、互いに同じ符号を付して後続の図ではかかる部位または表示の説明や符号付けを省略することがある。
【0009】
実施の形態1.
図1〜図5は、本発明の超電導マグネット装置における実施の形態1を説明するものであって、図1は実施の形態1の全体の斜視図であり、図2は後記する中空梁のみの全体の斜視図であり、図3は図2に含まれる一部分の斜視図であり、図4は図1のA−A線に沿った断面図であり、図5は図1および図4のB−B線に沿った断面図である。なお図5では、B−B断面には現れない後記の主コイル17を点線で示す。
【0010】
図1〜図5において、実施の形態1の超電導マグネット装置は、一対の磁場発生部1、2、上記両磁場発生部1、2同士を連結する連結部3、および上記両磁場発生部1、2内および連結部3内にまたがって設置された中空梁4、および支持部材5を備えている。一対の磁場発生部1、2同士は、被検体が置かれる空間Sを介して互いに平行またはそれに近い状態で対向配置されており、連結部3はそれら磁場発生部1、2と直交またはそれに近い状態で連結されていて、実施の形態1の超電導マグネット装置は、A−A線に沿った断面がコ字状(図4参照)を呈する外形を有している。
【0011】
磁場発生部1は、内筒11と外筒12との各開口端面にドーナツ状の外壁板体13、14が張られて形成されて、中心に貫通孔を有するドーナツ状体であって、その内部に輻射熱シールド15を介してヘリウム容器16を内蔵している。ヘリウム容器16内には、液化ヘリウムと液化ヘリウムにて冷却された主コイル17が設置されている。主コイル17は、高均一磁場空間Sを発生するために1個または複数個の超電導コイルを組み合わせたものであって、実施の形態1および後続の諸実施の形態では、最外の大コイル171、中間コイル172、中間コイル173、および最内の小コイル174を含む。後記の主コイル27も、構成並びに機能において主コイル17と同じである。
【0012】
磁場発生部2は、磁場発生部1と空間Sの中心面に対して対称となるように実質的に同じ構造を有し、内筒21と外筒22との各開口端面にドーナツ状の外壁板体23、24が張られて中心に貫通孔を有するドーナツ状体であって、その内部に輻射熱シールド25を介してヘリウム容器26を内蔵している。ヘリウム容器26内には、液化ヘリウムと液化ヘリウムにて冷却された、最外の大コイル271、中間コイル272、中間コイル273、および最内の小コイル274を含む主コイル27が設置されている。
【0013】
連結部3は、図1に示すように、面31〜面36を有する直方体であって、面31の一端は外壁板体13と接続されており、面32の一端は外壁板体23と接続されている。面33は、ヘリウム容器16とヘリウム容器26とが連通するための開口部が設けられた状態で外壁板体14および外壁板体24と接続されている。連結部3の面31〜面36の各内部に輻射熱シールド37が設けられ、面31内の輻射熱シールド37の一部は輻射熱シールド15と、また面32内の輻射熱シールド37の一部は輻射熱シールド25と、それぞれ一体化されている。しかして磁場発生部1、磁場発生部2、および連結部3が結合された断面コ字状の構造物は、内部が真空に保持された真空容器となっている。
【0014】
連結部3は、またその内部に輻射熱シールド37を介して、後記するフランジおよびウェブ部分で囲まれたヘリウム容器39を内蔵していおり、ヘリウム容器39は、ヘリウム容器16およびヘリウム容器26と連通している。
【0015】
輻射熱シールド15、輻射熱シールド25、および輻射熱シールド37のいずれもは、図4および図5に示すように、一つの壁体であってもよく、あるいはシールド効果を一層高めるために複数の輻射熱シールド層から構成され、各輻射熱シールド層は、その両面に真空スペースを空けて設置された構造のものであってよい。支持部材5は、断熱材により形成されたものであって、ヘリウム容器16またはヘリウム容器26、輻射熱シールド15または輻射熱シールド25を、それぞれ外壁板体13または外壁板体23に固定する機能をなす。
【0016】
中空梁4は、その主要部として磁場発生部1内に設けられた中空梁部4a、磁場発生部2内に設けられた中空梁部4b、および連結部3内に設けられた中空梁部4cの3部分を含む。中空梁部4aと中空梁部4c、および中空梁部4bと中空梁部4cとは、互いに直交またはそれに近い方向で結合されていて、中空梁4は、図2に示すように側面から見てコ字状を呈する。また中空梁部4a〜中空梁部4cは、いずれも後記するように、一対のフランジと一対のウェブとから構成されており、一対のフランジは、前記した高磁場により発生する磁場発生部1と磁場発生部2との間の吸引力に基づく磁場発生部1、磁場発生部2、および連結部3の変形を防止するために設けられて、自体は引張力あるいは圧縮力を受けるものであり、一対のウェブは、一対のフランジ間の両端またはその近傍においてフランジに溶接されて一対のフランジ間の間隔を一定に保つことによりフランジの変形を防止する作用をなす。したがって、本発明で用いられる中空梁4は、一対のフランジと一対のウェブとから構成された中空状を呈する。なおウェブは、一対のフランジ間の両端またはその近傍のみならず、例えば後記するウェブ部分423のように一対のウェブ部分に加えてその中間にも設けられることもある。
【0017】
以下、中空梁部4a〜中空梁部4cの各構造に就いて、フランジとウェブに言及して一層詳細に説明する。フランジは、フランジ部分411〜フランジ部分418を含み、ウェブは、ウェブ部分421〜ウェブ部分429を含んでいる。フランジ部分411は、図2、図4、図5から理解されるように、ヘリウム容器16内における一端が同容器16の内壁に沿うように円弧状を呈する、横幅が一定の平板体であって、ヘリウム容器16内の端からヘリウム容器39の端の輻射熱シールド37にまで延在している。ヘリウム容器39には、輻射熱シールド37の内側にフランジ部分415が設けられており、フランジ部分411の先端は、フランジ部分415の上端面を覆う状態で同上端面に溶接されてる。フランジ部分412は、フランジ部分411より僅かに短いがフランジ部分411と同形の平板体であって、フランジ部分411と平行にヘリウム容器16内の端からヘリウム容器39内にまで延在してフランジ部分415の表面に溶接されている。フランジ部分411とフランジ部分412とは、それらの長手方向の一端においてウェブ部分421により、他端においてウェブ部分422により、さらに中間においてウェブ部分423により、それぞれ溶接されている。なお図3では、ウェブ部分423の存在を明示するために、フランジ部分411を取り除いた状態を示す。しかして中空梁部4aは、フランジ部分411とフランジ部分412の各一部と、ウェブ部分421〜ウェブ部分423の各一部とから構成されている。
【0018】
ヘリウム容器26においても、上記したヘリウム容器16とヘリウム容器39の場合と同様であって、一端が円弧状を呈するフランジ部分413は、ヘリウム容器26内の端からヘリウム容器39の端の輻射熱シールド37にまで延在して、フランジ部分415の下端面を覆う状態で同下端面に溶接されてる。フランジ部分414は、フランジ部分413と平行にヘリウム容器26内の端からヘリウム容器39内にまで延在してフランジ部分415の表に溶接されている。フランジ部分413とフランジ部分414とは、それらの長手方向の一端がウェブ部分424と、他端がウェブ部分425(図示せず)と、さらに中間のウェブ部分426と、それぞれ溶接されている。しかして、中空梁部4bは、フランジ部分413とフランジ部分414の各一部と、ウェブ部分424〜ウェブ部分426の各一部とから構成されている。フランジ部分411〜フランジ部分414などがフランジ部分415にまで延在してフランジ部分415に結合されていると、中空梁部4aと中空梁部4cとの結合強度並びに中空梁部4bと中空梁部4cとの結合強度が向上して、中空梁4の全体の強度が一層向上する。その際、フランジ部分411とフランジ部分412のいずれか一方、およびフランジ部分413とフランジ部分414のいずれか一方がフランジ部分415にまで延在し結合された場合でも高強度の中空梁4が得られる。
【0019】
なお実施の形態1においては、図4から明らかなように、中空梁部4aは、ヘリウム容器16内に設けられ、且つ主コイル17の外側、換言するとヘリウム容器16の鏡板部161からの離隔距離が主コイル17のそれより大きくなる位置に設けられている。中空梁部4bも中空梁部4aと同様であって、中空梁部4bは、ヘリウム容26内に設けられ、且つ主コイル27の外側、換言するとヘリウム容器26の鏡板部261からの離隔距離が主コイル27のそれより大きくなる位置に設けられている。
【0020】
ヘリウム容器39内の中空梁部4cは、フランジ部分411〜フランジ部分414など、上記した中空梁部4aと中空梁部4bに直結したフランジ部分に加えて、フランジ部分415、フランジ部分415に平行に設けられたフランジ部分416〜フランジ部分418、およびウェブ部分427〜ウェブ部分429から構成されている。なおウェブ部分429は、ウェブ部分427とその反対側に設けられたウェブ部分428(図示せず)との中間に設けられている。
【0021】
上記した中空梁4の構造から分かるように、中空梁部4aと中空梁部4bとは、それぞれヘリウム容器16およびヘリウム容器26内に設けられているが、実施の形態1におけるヘリウム容器39は、主として中空梁部4cにより形成されており、例えばフランジ部分415などは、中空梁部4cの一メンバーであると同時に、ヘリウム容器39の一壁でもある。
【0022】
つぎに実施の形態1の動作並びに効果に就いて説明する。以上のように中空梁4をヘリウム容器16、ヘリウム容器26、およびヘリウム容器39内に設けることにより、連結部3内の中空梁部4cと磁場発生部1および磁場発生部2の主コイル17および主コイル27との間の距離を短くすることができ、また、磁場発生部1と磁場発生部2との間に前記した吸引力が生じても、それは前記した通りにコ字状に結合された中空梁部4a〜中空梁部4cにより受け止められるので、支持部材5は、主コイル17または主コイル27、ヘリウム容器16またはヘリウム容器26、輻射熱シールド37、および中空梁部4aまたは中空梁部4bの重量を支持すればよくて、細いものとすることができる。その結果、前記真空容器から熱伝導によりヘリウム容器16、ヘリウム容器26あるいはヘリウム容器39に入る熱量を低減することができ、液体ヘリウムの消費量が少ない超電導マグネット装置とすることができる。またヘリウム容器39を、主として中空梁部4cにより形成することにより、超電導マグネット装置の構造を簡素化し、製造コストを低減することができる。
【0023】
本発明において、中空梁4の上記の各種フランジ部分および各種ウェブ部分を構成する材料については、中空梁4が上記した作用を奏し得る限り特に制限はない。実施の形態1の超電導マグネット装置が1テスラ程度の電磁力を発生する規模のものである場合、ヘリウム容器16やヘリウム容器26は、従来通り、例えば厚さ10〜20mm程度のステンレスにて形成され、それに対して中空梁4の上記の各種フランジ部分および各種ウェブ部分は、例えばヘリウム容器16やヘリウム容器26を形成するステンレスの厚みの1.5〜5倍程度、好ましくは2〜4倍程度の厚みのステンレスにて形成される。このことは、後続の実施の形態についても言える。なお中空梁4は、ステンレス以外の構造金属材にて形成されてもよいが、ステンレスにて形成されると磁化されることがなく、高均一磁場を発生することが容易となる利点がある。
【0024】
実施の形態2.
図6は、本発明の超電導マグネット装置における実施の形態2を説明するものであって、前記図4に対応する、図1のA−A線に沿った断面図である。図6においては、前記実施の形態1における主コイル17および主コイル27に加えて、ヘリウム容器16には主コイル17と共にシールドコイル18が、一方、ヘリウム容器26には主コイル27共にシールドコイル28が、それぞれ設けられている。シールドコイル18およびシールドコイル28は、1個または複数の超電導コイル群から構成されている。上記した主コイルとシールドコイルの組み合わせにより一層高均一の磁場Sが得られる。実施の形態2は、上記のシールドコイル18,28を設ける他に、ヘリウム容器16およびヘリウム容器26内の主コイル17、27とシールドコイル18,28との間に、それぞれ中空梁部4a、4bが、換言するとフランジ部分411〜フランジ部分414およびウェブ部分421〜ウェブ部分426が設けられている点において前記実施の形態1と異なり、その他の構成は同じである。
【0025】
つぎに実施の形態2の動作並びに効果に就き説明する。磁場は、心臓ペースメーカ着用者に有害な影響を与えたり、近くに設置されたモニターの画像が歪むなどの悪影響を及ぼすことがある。実施の形態2の超電導マグネット装置は、このような磁場による悪影響を少なくするシールドコイル18およびシールドコイル28を有するものであって、シールドコイル18、28は、主コイル17、27とは逆極性の磁場を発生するものであって、主コイル17、27が作る超電導マグネット外に大きく広がった磁場と打ち消し合う磁場を発生することにより上記のマグネット外に広がった磁場を低減し、他への悪影響を防止する。シールドコイル18、28の出力は、主コイル17、27との間を広く取るほど小さくできて、効率的となる。したがって実施の形態2形態では、両上記の両コイル間に特別にスペースを設けるのではなく、上記の両コイル間にフランジ部分411〜フランジ部分414およびウェブ部分421〜ウェブ部分426などの中空梁4の一部を挿着することによってコンパクトな構成でありながら、結果的に上記両コイル間を広く取るようにしている。
【0026】
実施の形態2は、上記した効果の他に、実施の形態1と同様に、連結部3内の中空梁部4cと磁場発生部1および磁場発生部2の主コイル17および主コイル27との間の距離を短くすることができ、また、磁場発生部1と磁場発生部2との間に前記した吸引力が生じても、それは中空梁部4a〜中空梁部4cにより受け止められるので、支持部材5は、主コイル17または主コイル27、ヘリウム容器16またはヘリウム容器26、輻射熱シールド37、および中空梁部4aまたは中空梁部4bの重量を支持すればよくて、細いものとすることができる。
【0027】
実施の形態3.
図7は、本発明の超電導マグネット装置における実施の形態3を説明するものであって、前記図4に対応する、図1のA−A線に沿った断面図である。実施の形態3は、前記実施の形態2とは、フランジ部分415に平行に設けられたフランジ部分416〜フランジ部分418が、同図面上で左側に移動して大コイル171と中間コイル172との間、あるいは大コイル271と中間コイル272との間を貫通して設けられ、且つ上記左側への移動に基づいてウェブ部分427〜ウェブ部分429(図7にはウェブ部分429のみ図示)が広幅となっている点において異なり、その他の構成は同じである。
【0028】
つぎに実施の形態3の動作並びに効果に就き説明する。フランジ部分416〜フランジ部分418が上記の間を貫通して設けられているので、電磁力の中心である主コイル17、27およびシールドコイル18、28の中心から連結部3内の中空梁部4cまでの距離を短くすることができる。その結果、電磁力により中空梁部4cに発生する曲げモーメントを小さくすることができて、中空梁部4cを小さくすることができる。
【0029】
実施の形態4.
図8〜図11は、本発明の超電導マグネット装置における実施の形態4を説明するものであって、図8は実施の形態4の全体の斜視図であり、図9は図8のA−A線に沿った断面図であり、図10は図8および図9のB−B線に沿った断面図であり、図11は図8および図9のC−C線に沿った断面図である。
【0030】
前記した実施の形態1や実施の形態3などで使用されたフランジ部分411〜フランジ部分414、例えばフランジ部分411は、前記図2、図4、図5から理解されるように、ヘリウム容器16、26内における一端が同室16、26の内壁に沿うように円弧状を呈する横幅が一定の平板体であったが、実施の形態4で使用のフランジ部分411〜フランジ部分414、例えばフランジ部分411は、図10に示されているように、ドーナツ板と方形板が結合した形状を有する。また、かかる形状を有するフランジ部分411とフランジ部分412の間には、図9と図11から理解されるように、円筒状のウェブ部分430〜ウェブ部分432が設けられ、フランジ部分413とフランジ部分414の間には、円筒状のウェブ部分433〜ウェブ部分435が設けられている。さらにフランジ部分411とフランジ部分413の間には、平板で且つコ字状のウェブ部分436〜ウェブ部分438(図9では、ウェブ部分438のみ図示)が設けられている。
【0031】
フランジ部分411の方形板側の先端は、フランジ部分415の上端面を覆う状態で同上端面に溶接され、フランジ部分412の方形板側の先端は、フランジ部分415の表面に溶接され、円筒状のウェブ部分430とウェブ部分432が両フランジ部分411、412間に介在し、かくして中空ドーナツ状の中空梁部4aが形成されている。なお実施の形態1や実施の形態3などでは、中空梁部4aはヘリウム容器16内に設けられたが、実施の形態4では中空梁部4a自体にてヘリウム容器16が形成されている。即ちヘリウム容器16は、内面が鏡板部となるフランジ部分411のドーナツ板部、内面が鏡板部となるフランジ部分412のドーナツ板部、ウェブ部分430、およびウェブ部分432とから形成されている。またウェブ部分431は、大コイル171と中間コイル172との間を貫通して設けられている。
【0032】
ヘリウム容器26もヘリウム容器16と同様に、中空梁部4b自体にて形成されていて、内面が鏡板部となるフランジ部分413、414の各ドーナツ板部、ウェブ部分433、およびウェブ部分435から形成されている。またウェブ部分434は、大コイル181と中間コイル182との間を貫通して設けられている。連結部3内のヘリウム容器39は、ウェブ部分436〜ウェブ部分438を含む中空梁部4cにて形成されている。
【0033】
つぎに実施の形態4の動作並びに効果に就き説明する。実施の形態4では、上記したように中空梁部4a、中空梁部4b、および中空梁部4cが補強材としての機能と、それぞれヘリウム容器16、ヘリウム容器26、およびヘリウム容器39の構成材としての機能とを兼務するので、それらの容器は、言わば容器形成材の厚みを前記実施の形態1において言及したように、大きくするだけでよい。よって、実施の形態4の超電導マグネット装置は、構造が簡素化されて製造が容易となり、且つ製造コストが低減する効果がある。
【0034】
実施の形態5.
図12は、本発明の超電導マグネット装置における実施の形態5を説明するものであって、前記図9に対応する、図8のA−A線に沿った断面図である。前記実施の形態4では、フランジ部分412とフランジ部分414とは、図9に示したように、それぞれヘリウム容器16およびヘリウム容器26の鏡板部と対向する対向壁を形成するように用いられたが、実施の形態5では、上記対向壁は従来通りの壁材で形成され、フランジ部分412とフランジ部分414とは図12に示すように、それぞれ主コイル17上および主コイル27上に位置して、且つフランジ部分415にまで延在し、溶接されいる。またウェブ部分430〜ウェブ部分436は、フランジ部分412とフランジ部分414との上記の設置位置に基づいて各筒長さが短くなっている。
【0035】
つぎに実施の形態5の動作並びに効果に就き説明する。磁気共鳴画像診断装置用の超電導マグネットは、主コイル17および主コイル27を出来るだけ高均一磁場の空間Sに近い位置に配置するほど設計が楽になる。実施の形態5では、、主コイル17および主コイル27の外側に板厚の大きいフランジ部分412とフランジ部分414を配置し、内側にヘリウム容器として必要な薄い従来からの壁材を使用したので、主コイル17および主コイル27を実施の形態4の場合と比較して、空間Sにより近い位置に配置することができて、コイル設計が楽になる効果がある。
【0036】
実施の形態6.
前記実施の形態1〜5では、磁場発生部1と磁場発生部2とは互いに上下に対向設置されたが、それら各実施の形態では連結部3を下にして磁場発生部1と磁場発生部2とは互いに左右に対向設置してもよい。かくすると、受診者はベットに寝て診断を受ける際に上部空間が開放されているので、閉塞感の少ない構造とすることができる。
【0037】
以上、本発明の超電導マグネット装置について実施の形態1〜6に基づいて詳細に説明したが、本発明はそれら実施の形態に限定されるものではなく、本発明の前記課題並びに解決手段の精神に則った種々の態様を包含する。例えば実施の形態1〜6では、中空梁はヘリウム容器内に設置されるか、あるいはヘリウム容器自体を形成するように設けられたが、中空梁がヘリウム容器の極低温の実質的な放熱源とならない範囲でヘリウム容器外の極低温またはそれに近い低温の個所に設置されてもよい。
【0038】
【発明の効果】
本発明の超電導マグネット装置は、以上説明した通り、被検体が置かれる空間を挟んで互いに対向配置されて内部にそれぞれ極低温に保たれた超電導コイルを有する第一磁場発生部と第二磁場発生部、上記両磁場発生部同士を連結すると共に内部が極低温に保たれた連結部を備えた超電導マグネット装置であって、上記第一磁場発生部内と上記第二磁場発生部内と上記連結部内の各極低温またはそれに近い低温の個所に設置された、機械的強度向上用の中空梁を備えたことを特徴とするものであって、中空梁が極低温またはそれに近い低温の個所に設置されることによって、中空梁がヘリウム容器の極低温の実質的な放熱源とならず、しかも中空梁に固有の高機械的強度により第一磁場発生部と第二磁場発生部との間の吸引力に基づく超電導マグネット装置の変形を防止することができる。よって本発明の超電導マグネット装置を磁気共鳴画像診断装置用に適用すると、同診断装置は、上記した長所を有する高性能にして1テスラ程度の高磁場を発生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の全体の斜視図。
【図2】実施の形態1に含まれる中空梁のみの全体の斜視図。
【図3】中空梁の一部分の斜視図。
【図4】図1のA−A線に沿った断面図。
【図5】図1のB−B線に沿った断面図。
【図6】実施の形態2の断面図。
【図7】実施の形態3の断面図。
【図8】実施の形態4の全体の斜視図。
【図9】図8のA−A線に沿った断面図。
【図10】図8のB−B線に沿った断面図。
【図11】図8のC−C線に沿った断面図。
【図12】実施の形態5のの断面図。
【符号の説明】
1 磁場発生部、11 内筒、12 外筒、13 外壁板体、
14 外壁板体、15 輻射熱シールド、16 ヘリウム容器、
17 主コイル、171 大コイル、172 中間コイル、
173 中間コイル、174 小コイル、18 シールドコイル、
2 磁場発生部、21 内筒、22 外筒、23 外壁板体、24 外壁板体、
25 輻射熱シールド、26 ヘリウム容器、27 主コイル、
271 大コイル、272 中間コイル、273 中間コイル、
274 小コイル、28 シールドコイル、3 連結部、
31〜36 連結部3の面、37 輻射熱シールド、39 ヘリウム容器、
4 中空梁、4a 中空梁部、4b 中空梁部、4c 中空梁部、
411〜418 フランジ部分、421〜438 ウェブ部分、5 支持部材。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a superconducting magnet device, and more particularly to a superconducting magnet device suitable for a magnetic resonance imaging diagnostic apparatus.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a magnetic resonance imaging apparatus having a U-shape when viewed from the side, which is composed of a magnetic circuit including a yoke supporting upper and lower magnets (static magnetic field generation sources) and a single yoke connecting the magnets, is described later. It is known from US Pat. Further, in the open MRI magnet, a pivot connection means, a pair of superconducting coil assemblies spaced apart so as to form a gap therebetween, and a coil assembly supporting means firmly attached to the coil assembly An open MRI magnet provided with a pivot means rotating in the pivot connection means in contact with the pivot connection means, and a C-shaped structure in which the coil assembly support means is firmly attached to the shell means An open MRI magnet including member means and envelope means is known from US Pat.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-2003-52662 (paragraph number 0012, FIG. 1)
[Patent Document 2]
Japanese Patent Publication No. 6-5643 (
[0004]
By the way, in a recent superconducting magnet apparatus for a magnetic resonance imaging apparatus, a high magnetic field of about 1 Tesla is required in order to perform high-speed imaging and obtain high-quality imaging. When a high magnetic field of 1 Tesla is generated, a huge attraction force of about 100 tons is generated between the superconducting magnets due to the electromagnetic force generated between the superconducting magnets facing each other.
[0005]
In the technology disclosed in
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide a superconducting magnet device that can withstand the above-mentioned huge suction force and that can be realized and improved in terms of manufacturing cost or upsizing of the device, in view of the problems in the prior art. It is assumed that.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The superconducting magnet device according to the present invention includes a first magnetic field generating unit and a second magnetic field generating unit having superconducting coils that are disposed opposite to each other with a space in which a subject is placed and that are maintained at extremely low temperatures inside, respectively. A superconducting magnet device comprising a connecting portion that connects the generating portions and the inside of which is kept at a cryogenic temperature, wherein each of the cryogenic temperatures in the first magnetic field generating portion, the second magnetic field generating portion, and the connecting portion or the The present invention is characterized in that a hollow beam for improving mechanical strength is provided at a location at a low temperature.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the following, when the description is the same as the part or display shown in the preceding figure, or when the corresponding part or display is shown in the subsequent figure, the same reference numeral is attached to each other and the part or display is shown in the subsequent figure. May be omitted or the reference numerals may be omitted.
[0009]
1 to 5 illustrate a first embodiment of the superconducting magnet device of the present invention. FIG. 1 is an overall perspective view of the first embodiment, and FIG. FIG. 3 is a perspective view of a part included in FIG. 2, FIG. 4 is a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1, and FIG. 5 is a sectional view of FIG. It is sectional drawing along the -B line. In FIG. 5, the
[0010]
1 to 5, the superconducting magnet device according to the first embodiment includes a pair of magnetic
[0011]
The
[0012]
The magnetic
[0013]
The connecting
[0014]
The connecting
[0015]
Each of the
[0016]
The hollow beam 4 includes a hollow beam portion 4a provided in the magnetic
[0017]
Hereinafter, the structures of the hollow beam portions 4a to 4c will be described in more detail with reference to flanges and webs. The flange includes a
[0018]
In the
[0019]
In the first embodiment, as is apparent from FIG. 4, the hollow beam portion 4a is provided inside the
[0020]
The hollow beam portion 4c in the
[0021]
As can be seen from the structure of the hollow beam 4 described above, the hollow beam portion 4a and the hollow beam portion 4b are provided in the
[0022]
Next, the operation and effects of the first embodiment will be described. By providing the hollow beam 4 in the
[0023]
In the present invention, there is no particular limitation on the material constituting the various flange portions and the various web portions of the hollow beam 4 as long as the hollow beam 4 can perform the above-described actions. When the superconducting magnet device of the first embodiment is of a scale that generates an electromagnetic force of about 1 Tesla, the
[0024]
FIG. 6 is a cross-sectional view of a superconducting magnet device according to a second embodiment of the present invention, taken along line AA of FIG. 1 and corresponding to FIG. In FIG. 6, in addition to the
[0025]
Next, the operation and effects of the second embodiment will be described. The magnetic field can have a deleterious effect on the wearer of the cardiac pacemaker, and can have adverse effects such as distorted images on a monitor installed nearby. The superconducting magnet device according to the second embodiment has a
[0026]
In the second embodiment, in addition to the effects described above, similarly to the first embodiment, the hollow beam 4c in the connecting
[0027]
FIG. 7 is a cross-sectional view of a superconducting magnet device according to a third embodiment of the present invention, taken along line AA of FIG. 1 and corresponding to FIG. The third embodiment is different from the second embodiment in that the
[0028]
Next, the operation and effects of the third embodiment will be described. Since the
[0029]
Embodiment 4 FIG.
8 to 11 illustrate a fourth embodiment of the superconducting magnet device according to the present invention. FIG. 8 is an overall perspective view of the fourth embodiment, and FIG. 10 is a sectional view taken along line BB of FIGS. 8 and 9, and FIG. 11 is a sectional view taken along line CC of FIGS. 8 and 9. .
[0030]
The
[0031]
The front end of the
[0032]
Similarly to the
[0033]
Next, the operation and effects of the fourth embodiment will be described. In the fourth embodiment, as described above, the hollow beam portion 4a, the hollow beam portion 4b, and the hollow beam portion 4c function as a reinforcing material and serve as components of the
[0034]
FIG. 12 illustrates a superconducting magnet device according to a fifth embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 8, corresponding to FIG. In the fourth embodiment, the
[0035]
Next, the operation and effects of the fifth embodiment will be described. The design of the superconducting magnet for the magnetic resonance diagnostic imaging apparatus becomes easier as the
[0036]
Embodiment 6 FIG.
In the first to fifth embodiments, the
[0037]
As described above, the superconducting magnet device of the present invention has been described in detail based on
[0038]
【The invention's effect】
As described above, the superconducting magnet device of the present invention includes a first magnetic field generating unit and a second magnetic field generating unit each having a superconducting coil disposed opposite to each other across a space where a subject is placed and each having a superconducting coil kept at a cryogenic temperature. A superconducting magnet device comprising a connecting portion that connects the two magnetic field generating portions to each other and has an internal portion kept at an extremely low temperature, wherein the inside of the first magnetic field generating portion, the inside of the second magnetic field generating portion, and the inside of the connecting portion It is characterized by having a hollow beam for improving mechanical strength, which is installed at each cryogenic or near-low temperature location, wherein the hollow beam is installed at a cryogenic or near-low temperature location As a result, the hollow beam does not become a substantial heat source at the extremely low temperature of the helium container, and the high mechanical strength inherent in the hollow beam reduces the attractive force between the first magnetic field generating section and the second magnetic field generating section. Based superconductivity It is possible to prevent deformation of Gunetto device. Therefore, when the superconducting magnet device of the present invention is applied to a magnetic resonance image diagnostic device, the diagnostic device can generate a high magnetic field of about 1 Tesla with high performance having the above advantages.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a first embodiment.
FIG. 2 is an overall perspective view of only a hollow beam included in the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective view of a part of the hollow beam.
FIG. 4 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 1;
FIG. 5 is a sectional view taken along the line BB of FIG. 1;
FIG. 6 is a cross-sectional view of
FIG. 7 is a cross-sectional view of
FIG. 8 is an overall perspective view of a fourth embodiment.
FIG. 9 is a sectional view taken along the line AA of FIG. 8;
FIG. 10 is a sectional view taken along the line BB of FIG. 8;
FIG. 11 is a sectional view taken along the line CC of FIG. 8;
FIG. 12 is a cross-sectional view of the fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
1 magnetic field generator, 11 inner cylinder, 12 outer cylinder, 13 outer wall plate,
14 outer wall plate, 15 radiant heat shield, 16 helium container,
17 main coil, 171 large coil, 172 intermediate coil,
173 intermediate coil, 174 small coil, 18 shield coil,
2 magnetic field generator, 21 inner cylinder, 22 outer cylinder, 23 outer wall plate, 24 outer wall plate,
25 radiant heat shield, 26 helium container, 27 main coil,
271 large coil, 272 intermediate coil, 273 intermediate coil,
274 small coils, 28 shield coils, 3 connecting parts,
31 to 36 surface of the
4 hollow beams, 4a hollow beams, 4b hollow beams, 4c hollow beams,
411-418 Flange part, 421-438 Web part, 5 support members.
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