【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体に超音波を照射し、その反射波を受信して超音波画像を得る超音波診断装置に係り、特に超音波画像を表示するモニタ画面の表示制御を最適に行える超音波診断装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、生体に超音波を照射し、その反射波を受信して超音波断層像を得る超音波診断装置が知られている。
【０００３】
この種の超音波診断装置は、一般に、超音波を生体に照射し、この反射波を受診する超音波深触子からの超音波信号に基づき、超音波画像を生成し、生成した画像をモニター上に表示するように表示制御を行う。また、最近の超音波診断装置は、超音波診断処理の安全化及び効率向上のため、多くの機能を備えたものもあり、例えば図６に示すように、モニタ５上の画面５Ａには多くの情報が表示されるものもある。
【０００４】
このような従来の超音波診断装置では、図示しない該超音波診断装置の制御部によって、例えば図６に示すように、モニタ５のモニタ画面５Ａに、超音波断層像を表示する超音波断層像表示領域５Ｂと、患者情報等の情報を表示する付帯情報表示領域５Ｃと、表示する超音波断層像の輝度レベルの目安であるグレースケールバーを表示するグレースケールバー表示領域５Ｄとが表示されるようになっている。
【０００５】
つまり、超音波の反射波の強弱はモニタ画面５Ａの輝度の強弱に変換され、超音波断層像としてモノクロの濃淡で表現され、前記超音波断層像表示領域５Ｂに表示される。
【０００６】
グレースケールバー表示領域５Ｄは、診断中の超音波断層がどの程度の輝度レベルであるかを判断するために、輝度レベルの基準として白１００％から０％（黒）までの濃淡を連続的に表示したグレースケールバーを表示する。
【０００７】
また、診断前には、超音波断層像を最適にモニタに表示するために、モニタ自身の輝度やコントラストレベルを最適に調整する必要がある。このため、前記グレースケールバーは診断前の調整を行うための基準として用いられることになる。
【０００８】
また、モニタ画面５Ａ上には、上述したように超音波断層像及びグレースケールバーの他に付帯情報が前記付帯情報表示領域５Ｃに表示されている。この付帯情報としては、例えば検査中の患者の情報、送信周波数、計測結果等の情報である。
【０００９】
さらに、このような超音波診断装置は、上述した超音波断層像や付帯情報を該超音波診断装置内部、あるいは外部に接続された記憶部に保存することができ、また任意に保存されたデータを再生することができる機能も備えている。
【００１０】
また、上記超音波診断装置の関連技術としては、例えば特許第２６３３５６４号公報に記載の超音波診断装置や、特開平１０−３１４１６６号公報に記載の超音波診断装置がある。
【００１１】
前者の第２６３３５６４号公報に記載の超音波診断装置では、患者情報等のに有力情報のみをモニタ上に表示し、このときに超音波画像発生手段から表示手段の信号伝送を中断するように制御するとともに、必要に応じて表示文字を拡大表示する表示制御を行うことで、文字情報等を明瞭に読み取るための技術に関して開示されている。
【００１２】
また、後者の特開平１０−３１４１６６号公報に記載の超音波診断装置では、超音波画像の転送中に、この転送している超音波画像がモニタに縮小されて表示され、オペレータはこの縮小画像を見て転送画像が誤りで有ることを、転送が完了する前に早期に発見することのできる技術に関して開示されている。
【００１３】
【特許文献１】
特許第２６３３５６４号公報
【００１４】
【特許文献１】
特開平１０−３１４１６６号公報
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の超音波診断装置では、多くの機能が設けられていることから、操作者は設定メニュー上で使用する機能を設定する必要があり、このような場合、それまで表示されていた画面上に設定メニューが重ねて表示されることになる。そのため、検査中の患者に適した設定を選択しようとした場合に、それまで表示されていた患者情報や計測結果等が新たに表示された設定メニューにより隠れてしまうため、患者情報を参照しながら設定メニューを選択することができないといった不都合があった。
【００１６】
また、モニタ画面上に表示されるグレースケールバーは、通常２５６階調や５１２階調で表示されているが、超音波断層像を最適に表示するためにモニタの輝度やコントラストを最適に設定する際に、階調が細かすぎるためにモニタの微小な調整に対する変化を確認しづらいといった不都合もあった。
【００１７】
さらに、超音波診断装置には超音波断層像や付帯情報を保存しておくために、記憶部に手動で保存する機能が設けられているが、しかしながら、記憶部の容量には限りがあり、いざ保存するときになって記憶容量が足りずにエラーが生じるといった不都合もあった。
【００１８】
また、前記第２６３３５６４号公報や前記特開平１０−３１４１６６号公報に記載の従来の超音波診断装置では、必要に応じて表示文字を拡大表示したり、転送している超音波画像をモニタに縮小して表示したりする等の表示制御を行ってはいるものの、上記問題点を解消するための技術について何ら述べられてはおらず、解決するにいったないのが現状である。
【００１９】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、診断前のモニタの設定や患者情報を参照しながらのメニュー設定と、診断中あるいは診断後の記録処理を最適に行うことができる超音波診断装置を提供することを目的とする。
【００２０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１に記載の発明の超音波診断装置は、超音波断層像を表示する領域と、前記超音波画像の階調に対応するグレースケールパターンを表示する領域とを表示する表示領域を有する超音波診断装置において、前記グレースケールパターンを設定するグレースケールパターン設定手段と、前記超音波断層像を表示する領域に表示する超音波断層像の有する輝度の階調に合わせて前記グレースケールパターン設定手段の設定するグレースケールパターンの階調の範囲の設定が可能な階調範囲設定手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【００２１】
請求項２に記載の発明の超音波診断装置は、請求項１記載の超音波診断装置において、前記階調範囲設定手段は、前記超音波断層像を表示する領域に表示する超音波断層像の有する輝度の最大値または最小値のうちの少なくともいずれかに対応させて前記グレースケールパターンの階調の範囲の設定を行うことを特徴とするものである。
【００２２】
請求項３に記載の発明の超音波診断装置は、請求項１または請求項２に記載の超音波診断装置において、前記グレースケールパターンの階調の数を設定する階調設定手段を具備したことを特徴とするものである。
【００２３】
この構成により、診断前のモニタの設定や患者情報を参照しながらのメニュー設定と、診断中あるいは診断後の記録処理を最適に行うことができる超音波診断装置の実現を可能にする。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【００２５】
図１は本発明に係る超音波診断装置の一実施の形態を示す、該装置を用いたシステムの全体構成を示すブロック図である。なお、本発明の特徴となる構成要件以外の関係の無い構成部分については省略している。
【００２６】
本発明の超音波診断装置１を採用した診断システムは、図１に示すように、超音波診断装置１と、この超音波診断装置１の外部に電気的に接続され、超音波を受信する超音波深触子２と、前記超音波診断装置１に外部接続され、該超音波診断装置１により生成された超音波断層像等を表示するモニタ５と、と、前記超音波診断装置１に外部接続され、画像データ等のデータを記憶する外部記憶部９と、前記超音波診断装置１に外部接続され、使用者により該超音波診断装置１の各種設定を行うためのキーボード１０とを含んで構成されている。
【００２７】
キーボード１０は、前記超音波診断装置１内の後述する制御部（ＣＰＵであり、以下、ＣＰＵと称す）６に接続されており、使用者によって操作された設定内容がＣＰＵ６に供給されるようになっている。
【００２８】
外部記憶部９は、ＭＯドライブやハードディスクドライブ、あるいはＬＡＮやＥｔｈｅｒｎｅｔ（Ｒ）等ネットワーク接続されたコンピュータ等で構成されたものである。
【００２９】
なお、本実施の形態では、モニタ５とキーボード１０が外部に接続されているが、前記超音波診断装置１と一体的に構成されたものでも良い。
【００３０】
本実施の形態の超音波診断装置１は、該システム全体及び該超音波診断装置１全体の各種制御を行うＣＰＵ（制御部）６と、超音波の送受信を制御する送受信部３と、モニタ表示の制御を行う表示制御部４と、画像データ等のデータの記憶を制御する記憶制御部７と、画像データ等のデータを記憶する内部記憶部８とを具備して構成されている。
【００３１】
内部記憶部８は、例えば大容量のメモリあるいはハードディスク装置等で構成されたもので、画像データ等のデータを記憶する。この内部記憶部８へのデータの書き込み、あるいは読み出しは、後述する記憶制御部７によって制御される。ＣＰＵ６は、送受信部３と表示制御部４と記憶制御部７にそれぞれ電気的に接続されており、上述したキーボード１０からの設定内容に応じて各部に対して命令制御を行う。
【００３２】
超音波探触子２は、前記送受信部３に電気的に接続されており、送受信部３からの送信パルスにより超音波を送信する。また、図示しない対象物からの超音波反射エコーを該超音波探触子２で受信し、受信信号として送受信部３に供給する。
【００３３】
送受信部３は、表示制御部４とＣＰＵ６とに電気的に接続されており、超音波深触子２からの受信信号を表示制御部４に供給する。
【００３４】
表示制御部４は、主に超音波断層像生成部４ａと、付帯情報制御部４ｂと、グレースケールバー設定部４ｃとを備えて構成されている。
【００３５】
超音波断層像生成部４ａは、一般にデジタルスキャンコンバータ（ＤＳＣと称す）として知られている機能を有しており、送受信部３からの受信信号から超音波断層像を生成する。
【００３６】
付帯情報制御部４ｂは、ＣＰＵ６による制御によって、患者に関する情報、診断に関する情報、記憶部８（外部記憶部９）に関する情報をモニタ５に表示する付帯情報の表示方法を制御する。
【００３７】
なお、ここで患者に関する情報とは、病院等の分類で使用される患者ＩＤや患者の名前、生年月日等が含まれる。また、診断に関する情報としては、使用している超音波周波数、計測モードとその結果、キーボード１０から入力されたコメント等のキャラクタ文字等の情報である。また、最近の超音波診断装置では複数フレームの超音波断層像を一時保管して任意のフレームを再表示する機能があるが、再表示しているフレームの位置情報等もこの付帯情報に含まれている。
【００３８】
また、グレースケールバー設定部４ｃは、ＣＰＵ６による制御によって、モニタ５に表示するグレースケールパターンを設定する。
【００３９】
このように表示制御部４は、前記超音波画像設定部４ａ，付帯情報制御部４ｂ及びグレースケールバー設定部４ｃを用いて、これらの超音波断層像、付帯情報とグレースケールバーを合成してモニタ５に表示する表示制御を行うことが可能である。また、表示制御部４は、モニタ５上に表示されたいる画面の上に新たな情報を重ねてオンスクリーン表示できるように表示制御することも可能である。
【００４０】
記憶制御部７は、前記表示制御部４及びＣＰＵ６に電気的に接続されており、ＣＰＵ６の制御により、表示制御部４から該記憶制御部７を介して内部記憶部８、あるいは外部記憶部９に表示データを転送し、書き込み制御する。また、逆にＣＰＵ６の命令により、記憶制御部７は、内部記憶部８、あるいは外部記憶部９に記憶された表示データを読み出し表示制御部４に転送し、モニタ表示させるように制御することも可能である。なお、この場合、表示データとは超音波断層像データと付帯情報データを含む。
【００４１】
ＣＰＵ６は、上記の如く、キーボード１０による操作指示（設定内容）に基づき、該システム全体及び該超音波診断装置１全体の各種制御を行うもので、前記送受信部３による送受信，表示制御部４による表示制御及び記憶制御７による内部記憶部８あるいは外部記憶部９の表示データ等のデータの書き込み、読み出し制御等をそれぞれ指示制御する。
【００４２】
（作用）
次に、本実施の形態の超音波診断装置における特徴となる作用を図２乃至図６を参照しながら詳細に説明する。
【００４３】
まず、具体的な付帯情報の表示方法を説明する。
【００４４】
いま、患者情報をキーボード１０から入力する機能をキーボード１０で選択するものとする。このとき、予め図６に示すような超音波断層像表示領域５Ｂ，付帯情報表示領域５Ｃ及びグレースケールバー表示領域５Ｄがモニタ画面５Ａ上に表示がなされているものとすると、ＣＰＵ６は、表示制御部４を制御して、例えば図２に示すようにモニタ画面５Ａ上に患者情報入力ウィンドウ１１を図６に示すモニタ画面に重ねて表示するように制御する。
【００４５】
このとき、患者情報入力ウィンドウ１１上に表示される文字は、通常のモニタ５に表示される文字より大きくすると、視認し易くユーザーにとって望ましい。
【００４６】
また、患者情報入力処理は診断の最初に行う作業である。したがって、診断中、あるいは診断後に超音波断層像等の表示データを内部記憶部８あるいは外部記憶部９に記憶させる必要が生じる。
【００４７】
したがって、ＣＰＵ６は、予め記憶制御部７によって内部記憶部８あるいは外部記憶部９の容量を把握させ、この把握結果に基づき、これらいずれか一方の記憶残容量を算出し、この記憶残容量を表示する記憶部容量表示領域１１Ａを、前記患者情報入力ウィンドウ１１上にオンスクリーン表示するように制御する。この記憶部容量表示領域１１Ａには、内部記憶部８あるいは外部記憶部９の全体容量、使用容量あるいは残容量等が表示されることになる。
【００４８】
その後、図２に示す患者情報入力ウィンドウ１１を用いて患者情報を入力すると、ＣＰＵ６は、モニタ画面５Ａ上に表示していた該患者情報入力ウィンドウ１１を閉じて、図６に示す表示形態のモニタ画面５に戻すように表示制御部４を制御するが、図６に示す付帯情報表示領域５Ｃには、入力された患者情報が表示されることになる。この場合、該付帯情報表示領域５Ｃには、患者情報の他に診断中の超音波周波数や計測結果あるいはコメント文字等が表示される。
【００４９】
これにより、記録部容量表示領域１１Ａに内部記憶部８あるいは外部記憶部９の残容量等を表示することにより、使用者は一目でこれを認識することができ、エラーを起こすことなく、表示データ等のデータを内部記憶部８あるいは外部記憶部９に記憶させることができる。
【００５０】
次に、いま、内部記憶部８に記憶されている表示データをモニタ５に表示するものとする。この場合、予め図６に示すような超音波断層像表示領域５Ｂ，付帯情報表示領域５Ｃ及びグレースケールバー表示領域５Ｄがモニタ画面５Ａ上に表示がなされているものとすると、使用者が記憶されたデータを表示する機能をキーボード１０から選択する。すると、ＣＰＵ６は、表示制御部４を制御して、例えば図３に示すようにモニタ画面５Ａ上に記憶データ一覧ウィンドウ１２を図６に示すモニタ画面に重ねて表示するように制御する。
【００５１】
このとき、付帯情報表示領域５Ｃは記憶データ一覧ウィンドウ１２の表示によって重なって隠れてしまい、該付帯情報表示領域５Ｃに表示されている患者情報等が参照できなくなってしまう。
【００５２】
そのため、本実施の形態では、このような場合、ＣＰＵ６は、表示制御部４を制御することにより、図３に示すように、記憶データ一覧ウィンドウ１２上の例えば上側に付帯情報補助表示領域１２Ｂを表示するようにし、該付帯情報補助画面表示領域１２Ｂに、補助的な患者情報等の付帯情報を表示するようにする。
【００５３】
具体的には、付帯情報表示領域５Ｃには、上述したように患者の情報、送信周波数、計測結果あるいはコメント文字等の付帯情報が表示されているが、前記付帯情報補助表示領域１２Ｂには、これら各種付帯情報から例えば患者情報のみを表示する。つまり、患者情報は、病院内で分類される患者のＩＤ（番号）や、生年月日、年齢、性別等の文字情報である。実際には、例えば患者のＩＤである場合には、「患者ＩＤ：××××」といった形態で付帯情報補助表示領域１２Ｂに表示される。
【００５４】
これにより、診断中（検査中）に過去に保存した同じ患者のデータを表示させたいときに記憶データ一覧ウィンドウ１２が付帯情報表示領域５Ｃと重なって表示された場合でも、前記付帯情報保持表示領域１２Ｂに患者情報が表示されるので、使用者は患者の情報を即座に認識することができる。
【００５５】
また、図３に示すように、ＣＰＵ６は、表示制御部４及び記録制御７を制御して図２に示す患者情報入力ウィンドウ１１と同様に、記憶データ一覧ウィンドウ１２には、例えば下側に記憶部容量表示領域１２Ａを表示させる。
【００５６】
なお、本実施の形態では、一例として記憶データ一覧ウィンドウ１２上に付帯情報補助表示領域１２Ｂを表示するように説明したが、これに限定されるものではなく、例えば各種機能を設定する際に表示されるそれぞれの設定ウィンドウ上に前記付帯情報補助表示領域１２Ｂを表示するように制御しても良い。
【００５７】
また、記憶データ一覧ウィンドウ上に表示される文字は、通常のモニタ５に表示される文字より大きくすると、視認し易くユーザーにとって望ましい。
【００５８】
その後、使用者によって表示データを選択すると、ＣＰＵ６は、モニタ画面５Ａ上に表示していた該記憶データ一覧ウィンドウ１２を閉じて、図６に示す表示形態のモニタ画面５に戻すように表示制御部４を制御するが、選択された表示データが付帯情報表示領域５Ｃ及び超音波断層像表示領域５Ｂに表示されることになる。
【００５９】
さらに、続けて記憶された表示データを選択したい場合は、面倒なメニュー選択をすることなく、例えばキーボード１０上の「ＣＴＲＬ（コントロール）」キーと「Ｏ（オー）」キーを同時に押すことで、ＣＰＵ６はこの操作指示に基づき、記憶データ一覧ウィンドウ１２を表示させる。すなわち、使用者による１アクションの操作で簡単に記憶データ一覧ウィンドウ１２を表示させることができる。
【００６０】
なお、本実施の形態では、図６で示されるようなモニタ画面５Ａは学会等で症例データとして第三者に見せる場合があるが、このような場合には、付帯情報制御部４ａによって患者のプライバシーに関する患者情報等は表示しないように制御することも可能である。
次に、グレースケールバー表示方法について図４を参照しながら詳細に説明する。
【００６１】
図４は本実施の形態にて設定されるグレースケールバーを示す図であり、図４（ａ）は通常表示される２５６階調あるいは５１２階調のグレースケールバー、図４（ｂ）は８階調のグレースケールバー、図４（ｃ）は輝度の最大値、最小値が超音波断層像の輝度の最大値、最小値に合わせたグレースケールバーをそれぞれ示している。なお、説明簡略化のため、本例では白色を輝度１００％とし、黒色を輝度０％と仮定して説明する。
【００６２】
本実施の形態では、キーボード１０の操作に基づき表示制御部４のグレースケールバー設定部４ｃによって、図４（ａ），図４（ｂ），図４（ｃ）に示す３種類のグレースケールバーの中からいずれか１つのグレースケールバーを設定し表示させることが可能である。
【００６３】
通常、ＣＰＵ６は、表示制御４を制御することにより、図２に示すように、モニタ画面５Ａのグレースケールバー表示領域５Ｄには、図４（ａ）に示すグレースケールバーを表示させる。この図４（ａ）に示すグレースケールバーは、超音波断層像の濃淡の基準とするために２５６階調あるいは５１２階調のような多階調表示によって輝度１００％から０％までなめらかに表示されている。
【００６４】
ここで、グレースケールバーを基準にモニタ５の調整を行うとすると、このような場合、上記図４（ａ）に示すグレースケールバーを表示すると、階調が細かいために微小な設定の変化を確認しづらい。
【００６５】
そこで、本実施の形態では、このような場合、キーボード１０からグレースケールバーの表示をモニタ調整用に選択すると、ＣＰＵ７は、表示制御部４のグレースケールバー設定部４ｃを制御することにより、図４（ｂ）に示すグレースケールバーを選択して設定し、図３中のモニタ画面５Ａ上のグレースケールバー表示領域５Ｄに表示させる。
【００６６】
これにより、図４（ｂ）に示すグレースケールバーは８階調であるため、モニタ５の微小な設定の変化を確認しやすくなる。なお、本実施の形態では、図４（ｂ）に示すグレースケールバーは８階調に設定してあるが、モニタ５の微小な設定の変化を確認できれば、８階調に制限する必要はない。
【００６７】
また、本実施の形態では、例えば超音波断層像の輝度の最大値が９０％で、最小値が１０％であると仮定する。このとき、モニタ５の輝度調整を１００％から０％に合わせると、超音波断層像の階調表示が狭くなってしまう。
【００６８】
その場合、使用者は超音波断層像用に最適に調整するようにキーボード１０から選択する。
【００６９】
具体的には、使用者は図示はしないがキーボード１０上のメニューボタンを押下することにより、ＣＰＵ６の表示制御部４の制御によってモニタ画面５Ａ上に超音波診断装置１の各種設定を行うメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面から超音波用のグレースケールバー表示機能を選択する。この場合、例えばメニュー画面上のカーソルや矢印キー等で移動して選択したり、メニュー上、各昨日マイに割り振られた数字と同じ数字をキーボード１０から入力することにより、図４（ｃ）に示すグレースケールバーを選択する。
【００７０】
すると、ＣＰＵ７は、表示制御部４のグレースケールバー設定部４ｃを制御することにより、図４（ｃ）に示すグレースケールバーを選択して設定し、図３中のモニタ画面５Ａ上のグレースケールバー表示領域５Ｄに表示させる。
【００７１】
このように選択された図４（ｃ）に示すグレースケールバーは、輝度の最大値、最小値が超音波断層像の輝度の最大値、最小値に合わせて表示されているため、超音波診断像を最適に表示できるモニタ調整を行うことができる。
【００７２】
次に、記憶制御部７による制御方法について詳細に説明する。
【００７３】
診断中に限らず計測中あるいはコメント文字入力時に、使用者が、モニタ５上に表示されている画面を保存したいものとする。このような場合、使用者は、キーボード１０上に設けられた図示しない記録キーを押下する。
【００７４】
すると、ＣＰＵ６は、記憶制御部７に指示を与え、これを受け記憶制御部７は、モニタ５に表示されている超音波断層像や付帯情報等の表示データを該記憶制御部７を介して内部記憶部８に記憶するように制御する。
【００７５】
なお、本実施の形態では、図示しないが保存を指示する操作として、キーボード１０上の記録キーを用いているが、他の機能キーに記録キーの機能を付加させても良い。保存する機能を付加する他の機能キーの一例としては、機能を検査の終了時に押す検査終了キーや、白黒プリンタ等に画像を印刷するためのレリーズキー等が考えられる。逆に記録キーに白黒プリンタ等へ印刷するレリーズ機能を付加しても良い。これらのキーはキーボード１０上のキーに限定されるものではなく、超音波探触子２上や図示しないフットスイッチにでも良く、任意に設定できることが可能である。
【００７６】
ところで、超音波診断装置１内の内部記憶部４の容量には限りがあり、このため、外部記憶部９にデータ（例えば超音波断層像や付帯情報を記録したデータ）を転送して移動させる必要が生じることもある。
【００７７】
このような場合、使用者は、図示はしないがメニュー画面から保存データ移動機能を選択する。この場合の選択操作についても前記グレースケールバーを選択した場合と同様である。
【００７８】
保存データ移動機能を選択すると、ＣＰＵ７は、表示制御部４及び記憶制御部７を制御することにより、図３に示すモニタ画面５Ａと同様に記憶データ一覧ウィンドウ１２を表示させる。このときのモニタ画面５Ａの表示形態が図５に示されている。
【００７９】
図５は記憶データ一覧ウィンドウの詳細な表示形態を示した図である。
【００８０】
本実施の形態では、ＣＰＵ６は、表示制御部４及び記憶制御部７を制御することにより、図５に示すように、画面下部に配された記憶部容量表示領域１２Ａと、画面上部に配された付帯情報補助表示領域１２Ｂと、画面中央部にそれぞれ配された内部記憶部一覧表示領域１２Ｃ及び外部記憶部一覧表示領域１２Ｄと、超音波断層像縮小表示領域１２Ｅとからなる記憶データ一覧ウィンドウ１２をモニタ５上に表示させる。
【００８１】
この場合、記憶制御部７は、内部記憶部９に保存されたデータ内容を認識し、この認識結果を表示部制御部４に供給することにより、その結果、該表示制御部４の表示制御によってこの内部記憶部８の認識結果（データ内容）が前記内部記憶部一覧表示領域１２Ｃに一覧表示される。
【００８２】
例えば、内部記憶部一覧表示領域１２Ｃに一覧表示されるデータ内容とは、ファイル名である。つまり、内部記憶部９に保存される際に、超音波断層像や付帯情報を１つのファイルとして保存されるようになっており、この場合、患者ＩＤや記録日時等がファイル名、あるいはフォルダとしてデータが記憶される。
【００８３】
また、記憶制御部７は、外部記憶部９に保存されたデータ内容を認識し、この認識結果を表示部制御部４に供給することにより、その結果、該表示制御部４の表示制御によってこの外部記憶部９の認識結果（データ内容）が前記外部記憶部一覧表示領域１２Ｄに一覧表示される。この場合も上記同様にファイル名が一覧表示されることになる。
【００８４】
なお、前記内部記憶部一覧表示領域１２Ｃ及び前記外部記憶部一覧表示領域１２Ｄにおける表示方法については、データとして保存されたファイル名が一覧表示され、この場合、患者ＩＤや記録日時によりファイル名が並べ変えて表示されるが、これに限定されるものではなく、例えばパソコンのエクスプローラのように左側にドライブ名（本例では、内部記憶部８及び外部記憶部９の機器を一覧表示する）、右側に保存されているデータのファイル名を一覧表示するようにしても良い。
【００８５】
次に、使用者は、キーボード１０あるいは図示しないポインティングデバイスにより、移動したいデータ（ファイル名）を内部記憶部一覧表示領域１２Ｃから選択する。
【００８６】
このとき、ＣＰＵ６は、表示制御部４及び記憶制御部７を制御することで、選択されたファイル名の超音波断層像を、前記超音波断層像縮小表示領域１２Ｅに表示させるように制御する。これにより、移動するための選択されたファイル名に基づくデータの内容を確認することができる。
【００８７】
そして、移動したいデータを選択した後、使用者は、キーボード１０あるいはポインティングデバイスで移動実行を確定すると、ＣＰＵ６は、記憶制御部７を制御することによって、データを外部記憶部９に転送し記憶させる。
【００８８】
なお、本実施の形態では、内部記憶部８から外部記憶部９へのデータ移動を説明したが、同様の手順で外部記憶部９から内部記憶部８へのデータ移動も可能である。また、データ移動に限らず、データのコピー、削除あるいは再生においても同様の手順で保存された超音波断層像を確認しながら行うことができる。ただし、データの再生時には選択されたデータが外部記憶９、あるいは内部記憶部８に転送されずに記憶制御部７を介して表示制御部４に転送され、モニタ５に表示されるようになっている。
【００８９】
また、本実施の形態では、上述したように手動によるデータの移動を実行することができるが、記憶制御部７は内部記憶部８の残容量が残り少なくなったときに、自動的に外部記憶部９にデータを移動する制御（自動データ移動機能）を行うことも可能である。この記憶制御部７による自動データ移動機能は使用者が任意に有効無効の設定ができ、有効にした場合の自動データ移動機能はＣＰＵ６の負荷が軽いときに実行されることが望ましい。
【００９０】
また、外部記憶部９がＬＡＮやＥｔｈｅｒｎｅｔ（Ｒ）等ネットワーク接続されたコンピュータ等である場合には、記憶制御部７は、該コンピュータからネットワークプロトコルによってデータの転送を行うように制御する。
【００９１】
なお、超音波断層像等の保存形式は、その超音波診断装置専用の形式で保存する場合がある。そのような専用形式データでは、一般に市販されているパーソナルコンピュータで再利用することは難しい。そのため、本実施の形態では、外部記憶部９に画像データを転送する際に、専用形式データからパーソナルコンピュータで再利用できるように、例えばビットマップ形式の画像に変換して転送できる機能を設けてある。もちろん、必要に応じて、データをそのまま転送するか、変換して転送するかを選択することも可能である。
【００９２】
以上、述べたように、使用者の操作指示に基づく記憶制御部７の機能を説明したが、本実施の形態では、内部記憶部８にはモニタ５に表示されない操作ログ情報も記憶されるようになっている。この操作ログ情報は使用者が行った操作を記録しておき、メンテナンス時に参照する情報である。
【００９３】
通常、ユーザーはこの操作ログ情報を参照することはできないが、本実施の形態の超音波診断装置１では、メンテナンスを行う者がメンテナンスコマンドを入力すると、操作ログ情報を外部記憶部９に転送することができるようになっている。また、操作ログ情報は常に保存するのではなく、任意に設定した期間をすぎると上書きされる情報であり、常に最新の操作情報が記録されている。これにより、簡単にメンテナンスに必要な情報を得ることができ、最適なメンテナンスを行うこともできる。
【００９４】
（効果）
したがって、本実施の形態によれば、診断前のモニタの設定や患者情報を参照しながらのメニュー設定と、診断中あるいは診断後の記録処理を最適に行うことが可能となる。
【００９５】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲での応用や組み合わせも適用される。
【００９６】
［付記］
以上詳述したような本発明の上記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【００９７】
（１） 超音波断層像を表示する領域と、前記超音波画像の階調に対応するグレースケールパターンを表示する領域とを表示する表示領域を有する超音波診断装置において、
前記グレースケールパターンを設定するグレースケールパターン設定手段と、前記超音波断層像を表示する領域に表示する超音波断層像の有する輝度の階調に合わせて前記グレースケールパターン設定手段の設定するグレースケールパターンの階調の範囲の設定が可能な階調範囲設定手段と、
を具備したことを特徴とする超音波診断装置。
【００９８】
（２） 前記階調範囲設定手段は、前記超音波断層像を表示する領域に表示する超音波断層像の有する輝度の最大値または最小値のうちの少なくともいずれかに対応させて前記グレースケールパターンの階調の範囲の設定を行うことを特徴とする（１）に記載の超音波診断装置。
【００９９】
（３） さらに、前記グレースケールパターンの階調の数を設定する階調設定手段を具備したことを特徴とする（１）または（２）に記載の超音波診断装置。（４） 超音波断層像を表示する領域と、グレースケールバーを表示する領域と、付帯情報を表示する領域と、をモニタに表示する超音波診断装置において、前記超音波断層像及び付帯情報を手動または自動的に記憶する内部記憶手段及び外部記憶手段と、
前記グレースケール表示パターン選択するグレースケール設定手段を具備し、前記付帯情報はモニタ上に重ねて表示された別ウィンドウ上に表示することを特徴とする超音波診断装置。
【０１００】
（５） 前記付帯情報を表示する領域に表示された付帯情報及び別ウィンドウ上に表示された付帯情報は、患者に関する情報と、診断に関する情報と、前記記憶手段に関する情報の内、少なくとも一つ以上の情報で構成された（４）に記載の超音波診断装置。
【０１０１】
（６） 前記グレースケール設定手段は、グレースケールの最大値と、最低値と、階調数の内、少なくとも一つを設定することを特徴とする（４）または（５）に記載の超音波診断装置。
【０１０２】
【発明の効果】
以上、述べたように本発明によれば、診断前のモニタの設定、患者情報を参照しながらのメニュー設定、診断中あるいは診断後の記録作業を最適に行うことができる超音波診断装置の実現が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る超音波診断装置の一実施の形態を示し、該装置を用いたシステムの全体構成を示すブロック図。
【図２】表示制御部によるモニタの表示制御例を示し、患者情報入力ウィンドウを表示した場合の画面表示図。
【図３】表示制御部によるモニタの表示制御例を示し、記憶データ一覧ウィンドウを表示した場合の画面表示図。
【図４】グレースケールバー表示領域に選択表示されるグレースケールバーを示す図。
【図５】表示制御部によるモニタの表示制御例を示し、他の表示形態の記憶データ一覧ウィンドウを表示した場合の画面表示図。
【図６】付帯情報、超音波診断像及びグレースケールバーを表示したモニタ画面の表示例を示す画面表示図。
【符号の説明】
１…超音波診断装置、
２…超音波深触子、
３…送受信部、
４…表示制御部、
４ａ…超音波断層像生成部、
４ｂ…付帯情報制御部、
４ｃ…グレースケールバー設定部、
５…モニタ、
５Ａ…モニタ画面、
５Ｂ…超音波断層像表示領域、
５Ｃ…付帯情報表示領域、
５Ｄ…グレースケールバー表示領域、
６…制御部（ＣＰＵ）、
７…記憶制御部、
８…内部記憶部、
９…外部記憶部、
１０…キーボード、
１１…患者情報入力ウィンドウ、
１１Ａ…記憶部容量表示領域、
１２…記憶データ一覧ウィンドウ、
１２Ａ…記憶部容量表示領域、
１２Ｂ…付帯情報補助表示領域、
１２Ｃ…内部記憶部一覧表示領域、
１２Ｄ…外部記憶部一覧表示領域。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an ultrasonic diagnostic apparatus that irradiates a living body with ultrasonic waves and receives reflected waves to obtain an ultrasonic image, and particularly to an ultrasonic diagnostic apparatus that can optimally control display on a monitor screen that displays an ultrasonic image. Equipment related.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known an ultrasonic diagnostic apparatus which irradiates a living body with ultrasonic waves and receives reflected waves to obtain an ultrasonic tomographic image.
[0003]
In general, this type of ultrasonic diagnostic apparatus irradiates an ultrasonic wave to a living body, generates an ultrasonic image based on an ultrasonic signal from an ultrasonic deep probe that receives the reflected wave, and monitors the generated image. Display control is performed so as to be displayed above. Further, some recent ultrasonic diagnostic apparatuses have many functions for improving the safety and efficiency of the ultrasonic diagnostic processing. For example, as shown in FIG. May be displayed.
[0004]
In such a conventional ultrasonic diagnostic apparatus, an ultrasonic tomographic image for displaying an ultrasonic tomographic image on a monitor screen 5A of a monitor 5, as shown in FIG. A display area 5B, an auxiliary information display area 5C for displaying information such as patient information, and a gray scale bar display area 5D for displaying a gray scale bar, which is a measure of the luminance level of an ultrasonic tomographic image to be displayed, are displayed. It has become.
[0005]
That is, the intensity of the reflected ultrasonic wave is converted into the intensity of the luminance of the monitor screen 5A, expressed as monochrome tones as an ultrasonic tomographic image, and displayed in the ultrasonic tomographic image display area 5B.
[0006]
The gray scale bar display area 5D continuously displays shading from 100% white to 0% (black) as a reference of the brightness level in order to determine the brightness level of the ultrasonic tomogram being diagnosed. Displays the displayed gray scale bar.
[0007]
Before diagnosis, it is necessary to optimally adjust the brightness and contrast level of the monitor itself in order to optimally display the ultrasonic tomographic image on the monitor. Therefore, the gray scale bar is used as a reference for performing adjustment before diagnosis.
[0008]
Further, on the monitor screen 5A, as described above, in addition to the ultrasonic tomographic image and the gray scale bar, incidental information is displayed in the incidental information display area 5C. The additional information is, for example, information on the patient under examination, transmission frequency, measurement results, and the like.
[0009]
Further, such an ultrasonic diagnostic apparatus can store the above-described ultrasonic tomographic image and incidental information in a storage unit connected to the inside of the ultrasonic diagnostic apparatus or to the outside, and can store arbitrarily stored data. It also has the ability to play back.
[0010]
Further, as related technologies of the ultrasonic diagnostic apparatus, there are, for example, an ultrasonic diagnostic apparatus described in Japanese Patent No. 2633564 and an ultrasonic diagnostic apparatus described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-314166.
[0011]
In the former ultrasonic diagnostic apparatus disclosed in Japanese Patent No. 2633564, only influential information such as patient information is displayed on a monitor, and at this time, control is performed so that signal transmission from the ultrasonic image generating means to the display means is interrupted. In addition, a technique for clearly reading character information or the like by performing display control for enlarging and displaying display characters as necessary is disclosed.
[0012]
Further, in the latter ultrasonic diagnostic apparatus described in Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-314166, during transmission of an ultrasonic image, the transmitted ultrasonic image is displayed in a reduced size on a monitor, and the operator can display the reduced image. In Japanese Patent Application Laid-Open No. H11-157572 discloses a technique that can early detect that a transfer image is erroneous before the transfer is completed.
[0013]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2633564
[0014]
[Patent Document 1]
JP-A-10-314166
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, in the conventional ultrasonic diagnostic apparatus, since many functions are provided, it is necessary for the operator to set a function to be used on the setting menu. The setting menu is superimposed on the screen that was displayed. Therefore, when trying to select a setting suitable for the patient under examination, the previously displayed patient information, measurement results, and the like are hidden by the newly displayed setting menu. There was an inconvenience that the setting menu could not be selected.
[0016]
The gray scale bar displayed on the monitor screen is normally displayed in 256 tones or 512 tones, but the monitor brightness and contrast are optimally set to optimally display an ultrasonic tomographic image. At this time, there is also an inconvenience that it is difficult to confirm a change for minute adjustment of the monitor because the gradation is too fine.
[0017]
Further, the ultrasonic diagnostic apparatus is provided with a function of manually storing in the storage unit in order to store an ultrasonic tomographic image and incidental information, however, the capacity of the storage unit is limited, At the time of saving, there is also a disadvantage that an error occurs due to insufficient storage capacity.
[0018]
Further, in the conventional ultrasonic diagnostic apparatuses described in the above-mentioned Japanese Patent No. 2633564 and the Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-314166, display characters can be enlarged and displayed as necessary, or the ultrasonic image being transferred can be reduced on a monitor. Although display control such as display is performed, there is no description of a technique for solving the above-mentioned problem, and the present situation is that it cannot be solved.
[0019]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-mentioned problems, and is an ultra-computer capable of optimally performing menu settings while referring to monitor settings and patient information before diagnosis and recording processing during or after diagnosis. It is an object to provide an ultrasonic diagnostic apparatus.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the ultrasonic diagnostic apparatus according to the first aspect of the present invention includes a region for displaying an ultrasonic tomographic image and a region for displaying a gray scale pattern corresponding to a gradation of the ultrasonic image. In an ultrasonic diagnostic apparatus having a display area for displaying, a gray scale pattern setting means for setting the gray scale pattern, and adjusting to a gradation of luminance of an ultrasonic tomographic image displayed in an area for displaying the ultrasonic tomographic image. And a gradation range setting means capable of setting a gradation range of the gray scale pattern set by the gray scale pattern setting means.
[0021]
An ultrasonic diagnostic apparatus according to a second aspect of the present invention is the ultrasonic diagnostic apparatus according to the first aspect, wherein the gradation range setting means is configured to generate an ultrasonic tomographic image to be displayed in a region where the ultrasonic tomographic image is displayed. The gradation range of the gray scale pattern is set in accordance with at least one of a maximum value and a minimum value of the luminance.
[0022]
An ultrasonic diagnostic apparatus according to a third aspect of the present invention is the ultrasonic diagnostic apparatus according to the first or second aspect, further comprising a gradation setting means for setting the number of gradations of the gray scale pattern. It is characterized by the following.
[0023]
With this configuration, it is possible to realize an ultrasonic diagnostic apparatus capable of optimally performing menu setting while referring to monitor settings and patient information before diagnosis and recording processing during or after diagnosis.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0025]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention, showing an overall configuration of a system using the apparatus. It should be noted that components having no relation other than the components which are the features of the present invention are omitted.
[0026]
As shown in FIG. 1, a diagnostic system employing the ultrasonic diagnostic apparatus 1 of the present invention includes an ultrasonic diagnostic apparatus 1 and an ultrasonic diagnostic apparatus that is electrically connected to the outside of the ultrasonic diagnostic apparatus 1 and receives ultrasonic waves. A deep acoustic probe 2, a monitor 5 externally connected to the ultrasonic diagnostic apparatus 1, and displaying an ultrasonic tomographic image or the like generated by the ultrasonic diagnostic apparatus 1; An external storage unit 9 that is connected and stores data such as image data and the like, and a keyboard 10 that is externally connected to the ultrasonic diagnostic apparatus 1 and that allows a user to perform various settings of the ultrasonic diagnostic apparatus 1. It is configured.
[0027]
The keyboard 10 is connected to a control unit (CPU, hereinafter referred to as a CPU) 6 described later in the ultrasonic diagnostic apparatus 1 so that setting contents operated by a user are supplied to the CPU 6. Has become.
[0028]
The external storage unit 9 is configured by an MO drive, a hard disk drive, or a computer connected to a network such as a LAN or Ethernet (R).
[0029]
In the present embodiment, the monitor 5 and the keyboard 10 are connected to the outside, but may be configured integrally with the ultrasonic diagnostic apparatus 1.
[0030]
The ultrasonic diagnostic apparatus 1 according to the present embodiment includes a CPU (control unit) 6 that performs various controls of the entire system and the entire ultrasonic diagnostic apparatus 1, a transmitting and receiving unit 3 that controls transmission and reception of ultrasonic waves, and a monitor display. , A storage control unit 7 that controls storage of data such as image data, and an internal storage unit 8 that stores data such as image data.
[0031]
The internal storage unit 8 is composed of, for example, a large-capacity memory or a hard disk device, and stores data such as image data. Writing or reading of data to or from the internal storage unit 8 is controlled by a storage control unit 7 described later. The CPU 6 is electrically connected to the transmission / reception unit 3, the display control unit 4, and the storage control unit 7, and performs command control on each unit according to the setting contents from the keyboard 10 described above.
[0032]
The ultrasonic probe 2 is electrically connected to the transmitting / receiving unit 3 and transmits an ultrasonic wave by a transmission pulse from the transmitting / receiving unit 3. Further, the ultrasonic probe 2 receives an ultrasonic reflected echo from an object (not shown) and supplies it to the transmitting / receiving unit 3 as a received signal.
[0033]
The transmission / reception unit 3 is electrically connected to the display control unit 4 and the CPU 6, and supplies a reception signal from the ultrasonic deep probe 2 to the display control unit 4.
[0034]
The display controller 4 mainly includes an ultrasonic tomographic image generator 4a, an incidental information controller 4b, and a gray scale bar setting unit 4c.
[0035]
The ultrasonic tomographic image generation unit 4a has a function generally known as a digital scan converter (referred to as DSC), and generates an ultrasonic tomographic image from a signal received from the transmission / reception unit 3.
[0036]
The supplementary information control unit 4b controls a method of displaying supplementary information for displaying information on the patient, information on the diagnosis, and information on the storage unit 8 (external storage unit 9) on the monitor 5 under the control of the CPU 6.
[0037]
Here, the information on the patient includes a patient ID, a patient name, a date of birth, and the like used in classification of a hospital or the like. The information on the diagnosis includes the ultrasonic frequency used, the measurement mode, the result thereof, and information such as a character character such as a comment input from the keyboard 10. Further, in recent ultrasonic diagnostic apparatuses, there is a function of temporarily storing ultrasonic tomographic images of a plurality of frames and redisplaying an arbitrary frame, but positional information of the redisplayed frame is also included in the supplementary information. ing.
[0038]
The gray scale bar setting unit 4c sets a gray scale pattern to be displayed on the monitor 5 under the control of the CPU 6.
[0039]
As described above, the display control unit 4 combines the ultrasonic tomographic image, the auxiliary information, and the gray scale bar using the ultrasonic image setting unit 4a, the auxiliary information control unit 4b, and the gray scale bar setting unit 4c. Display control for display on the monitor 5 can be performed. Further, the display control unit 4 can perform display control so that new information can be superimposed on the screen displayed on the monitor 5 and displayed on-screen.
[0040]
The storage control unit 7 is electrically connected to the display control unit 4 and the CPU 6, and under the control of the CPU 6, the internal storage unit 8 or the external storage unit 9 from the display control unit 4 via the storage control unit 7. The display data is transferred to and written. Conversely, in response to a command from the CPU 6, the storage control unit 7 may read display data stored in the internal storage unit 8 or the external storage unit 9, transfer the display data to the display control unit 4, and perform control to display the data on a monitor. It is possible. In this case, the display data includes ultrasonic tomographic image data and incidental information data.
[0041]
As described above, the CPU 6 performs various controls of the entire system and the entire ultrasonic diagnostic apparatus 1 based on the operation instructions (setting contents) by the keyboard 10, and the transmission / reception by the transmission / reception unit 3 and the display control unit 4 Instruction control is performed for writing and reading of data such as display data in the internal storage unit 8 or the external storage unit 9 by the display control and storage control 7, respectively.
[0042]
(Action)
Next, the characteristic operation of the ultrasonic diagnostic apparatus according to the present embodiment will be described in detail with reference to FIGS.
[0043]
First, a specific method of displaying the accompanying information will be described.
[0044]
Now, it is assumed that a function of inputting patient information from the keyboard 10 is selected by the keyboard 10. At this time, assuming that the ultrasonic tomographic image display area 5B, the auxiliary information display area 5C, and the gray scale bar display area 5D as shown in FIG. 6 have been displayed on the monitor screen 5A in advance, the CPU 6 performs display control. The unit 4 is controlled so that the patient information input window 11 is displayed on the monitor screen 5A as shown in FIG. 2 so as to be superimposed on the monitor screen shown in FIG.
[0045]
At this time, if the characters displayed on the patient information input window 11 are larger than the characters displayed on the normal monitor 5, it is easy for the user to visually recognize and it is desirable for the user.
[0046]
Further, the patient information input processing is an operation performed at the beginning of the diagnosis. Therefore, it is necessary to store display data such as an ultrasonic tomographic image in the internal storage unit 8 or the external storage unit 9 during or after the diagnosis.
[0047]
Therefore, the CPU 6 allows the storage control unit 7 to grasp the capacity of the internal storage unit 8 or the external storage unit 9 in advance, calculates one of the remaining storage capacities based on the grasp result, and displays the remaining storage capacity. The storage capacity display area 11 </ b> A is controlled to be displayed on the patient information input window 11 on-screen. In the storage capacity display area 11A, the total capacity, used capacity, remaining capacity, and the like of the internal storage 8 or the external storage 9 are displayed.
[0048]
Thereafter, when the patient information is input using the patient information input window 11 shown in FIG. 2, the CPU 6 closes the patient information input window 11 displayed on the monitor screen 5A, and displays the monitor in the display form shown in FIG. The display control unit 4 is controlled to return to the screen 5, but the input patient information is displayed in the supplementary information display area 5C shown in FIG. In this case, in the supplementary information display area 5C, in addition to the patient information, the ultrasonic frequency during the diagnosis, the measurement result, the comment character, and the like are displayed.
[0049]
Thus, by displaying the remaining capacity of the internal storage unit 8 or the external storage unit 9 in the recording unit capacity display area 11A, the user can recognize this at a glance, and the display data can be displayed without causing an error. And the like can be stored in the internal storage unit 8 or the external storage unit 9.
[0050]
Next, it is assumed that the display data currently stored in the internal storage unit 8 is displayed on the monitor 5. In this case, assuming that the ultrasonic tomographic image display area 5B, the auxiliary information display area 5C, and the gray scale bar display area 5D as shown in FIG. 6 are displayed on the monitor screen 5A in advance, the user is stored. The function for displaying the data is selected from the keyboard 10. Then, the CPU 6 controls the display control unit 4 so as to display the storage data list window 12 on the monitor screen 5A, for example, as shown in FIG. 3 so as to overlap the monitor screen shown in FIG.
[0051]
At this time, the additional information display area 5C overlaps and is hidden by the display of the storage data list window 12, and the patient information and the like displayed in the additional information display area 5C cannot be referred to.
[0052]
For this reason, in the present embodiment, in such a case, the CPU 6 controls the display control unit 4 to display the auxiliary information auxiliary display area 12B on the upper side of the storage data list window 12, for example, as shown in FIG. The supplementary information such as supplementary patient information is displayed in the supplementary information auxiliary screen display area 12B.
[0053]
Specifically, the supplementary information display area 5C displays the supplementary information such as the patient information, the transmission frequency, the measurement result, and the comment character as described above, but the supplementary information auxiliary display area 12B includes For example, only the patient information is displayed from the various types of incidental information. That is, the patient information is character information such as the ID (number) of the patient classified in the hospital, the date of birth, the age, and the sex. Actually, for example, in the case of a patient ID, it is displayed in the auxiliary information auxiliary display area 12B in a form such as "patient ID: xxx".
[0054]
Accordingly, even when the storage data list window 12 is displayed overlapping with the supplementary information display area 5C when the data of the same patient stored in the past during the diagnosis (during the examination) is to be displayed, the supplementary information holding display area is displayed. Since the patient information is displayed on 12B, the user can immediately recognize the patient information.
[0055]
Further, as shown in FIG. 3, the CPU 6 controls the display control unit 4 and the recording control 7 to store, for example, the lower part in the storage data list window 12 similarly to the patient information input window 11 shown in FIG. The partial capacity display area 12A is displayed.
[0056]
In the present embodiment, the auxiliary information auxiliary display area 12B is displayed on the storage data list window 12 as an example. However, the present invention is not limited to this. For example, the auxiliary information display area 12B is displayed when setting various functions. The auxiliary information auxiliary display area 12B may be controlled to be displayed on each of the setting windows.
[0057]
If the characters displayed on the stored data list window are larger than the characters displayed on the normal monitor 5, it is easy for the user to visually recognize and it is desirable for the user.
[0058]
Thereafter, when the display data is selected by the user, the CPU 6 closes the storage data list window 12 displayed on the monitor screen 5A and returns to the monitor screen 5 in the display form shown in FIG. 4, the selected display data is displayed in the additional information display area 5C and the ultrasonic tomographic image display area 5B.
[0059]
Further, when the user wants to continuously select the stored display data, the user can simultaneously press the “CTRL” key and the “O” key on the keyboard 10 without making any troublesome menu selection. The CPU 6 displays the stored data list window 12 based on the operation instruction. That is, the stored data list window 12 can be easily displayed by one user's operation of one action.
[0060]
In this embodiment, the monitor screen 5A as shown in FIG. 6 may be shown to a third party as case data at an academic meeting or the like. In such a case, the supplementary information control unit 4a controls the patient. It is also possible to control so as not to display patient information and the like relating to privacy.
Next, a gray scale bar display method will be described in detail with reference to FIG.
[0061]
4A and 4B are diagrams showing gray scale bars set in the present embodiment. FIG. 4A shows a gray scale bar of 256 or 512 gray scales which is normally displayed, and FIG. FIG. 4 (c) shows a gray scale bar of gradation, and FIG. 4 (c) shows a gray scale bar whose maximum value and minimum value correspond to the maximum value and minimum value of the luminance of the ultrasonic tomographic image, respectively. For the sake of simplicity, in this example, description will be made assuming that white has a luminance of 100% and black has a luminance of 0%.
[0062]
In this embodiment, the grayscale bar setting unit 4c of the display control unit 4 operates the three types of grayscale bars shown in FIGS. 4A, 4B, and 4C based on the operation of the keyboard 10. Any one of the gray scale bars can be set and displayed.
[0063]
Normally, the CPU 6 controls the display control 4 to display the gray scale bar shown in FIG. 4A in the gray scale bar display area 5D of the monitor screen 5A as shown in FIG. The gray scale bar shown in FIG. 4A is smoothly displayed from 100% to 0% in luminance by multi-gradation display such as 256 gradations or 512 gradations for use as a reference for shading of an ultrasonic tomographic image. Have been.
[0064]
If the monitor 5 is adjusted based on the gray scale bar, the gray scale bar shown in FIG. 4A is displayed in such a case. It is hard to confirm.
[0065]
Therefore, in this embodiment, in such a case, when the display of the gray scale bar is selected from the keyboard 10 for monitor adjustment, the CPU 7 controls the gray scale bar setting unit 4c of the display control unit 4 to display the gray scale bar. 4 (b) is selected and set, and is displayed in a gray scale bar display area 5D on the monitor screen 5A in FIG.
[0066]
Accordingly, since the gray scale bar shown in FIG. 4B has eight gradations, it is easy to confirm a slight change in the setting of the monitor 5. In the present embodiment, the gray scale bar shown in FIG. 4B is set to eight gradations. However, if a slight change in the setting of the monitor 5 can be confirmed, it is not necessary to limit to eight gradations. .
[0067]
In the present embodiment, it is assumed that the maximum value of the brightness of the ultrasonic tomographic image is 90% and the minimum value is 10%, for example. At this time, if the brightness adjustment of the monitor 5 is adjusted from 100% to 0%, the gradation display of the ultrasonic tomographic image will be narrowed.
[0068]
In that case, the user selects from the keyboard 10 to make an optimal adjustment for the ultrasonic tomographic image.
[0069]
More specifically, the user presses a menu button on the keyboard 10 (not shown) to control the display control unit 4 of the CPU 6 to perform various settings of the ultrasonic diagnostic apparatus 1 on the monitor screen 5A. Is displayed, and a gray scale bar display function for ultrasonic waves is selected from the menu screen. In this case, for example, by moving and selecting with a cursor or an arrow key on the menu screen, or by inputting the same number on the menu from the keyboard 10 as the number allotted to “My” yesterday, FIG. Select the grayscale bar shown.
[0070]
Then, the CPU 7 controls the gray scale bar setting unit 4c of the display control unit 4 to select and set the gray scale bar shown in FIG. 4C, and to set the gray scale bar on the monitor screen 5A in FIG. It is displayed in the bar display area 5D.
[0071]
In the gray scale bar shown in FIG. 4C selected in this manner, the maximum value and the minimum value of the luminance are displayed according to the maximum value and the minimum value of the luminance of the ultrasonic tomographic image. It is possible to perform monitor adjustment for optimally displaying an image.
[0072]
Next, a control method by the storage control unit 7 will be described in detail.
[0073]
It is assumed that the user wants to save the screen displayed on the monitor 5 not only during diagnosis but also during measurement or when inputting a comment character. In such a case, the user presses a recording key (not shown) provided on the keyboard 10.
[0074]
Then, the CPU 6 gives an instruction to the storage control unit 7, and the storage control unit 7 receives the instruction and displays the display data such as the ultrasonic tomographic image and the supplementary information displayed on the monitor 5 via the storage control unit 7. Control is performed so as to be stored in the internal storage unit 8.
[0075]
In the present embodiment, although not shown, the recording key on the keyboard 10 is used as an operation for instructing storage, but the function of the recording key may be added to other function keys. Examples of other function keys for adding a function to be stored include an inspection end key that is pressed when the function is ended, a release key for printing an image on a monochrome printer, and the like. Conversely, a release function for printing on a monochrome printer or the like may be added to the recording key. These keys are not limited to the keys on the keyboard 10 but may be on the ultrasonic probe 2 or a foot switch (not shown), and can be set arbitrarily.
[0076]
By the way, the capacity of the internal storage unit 4 in the ultrasonic diagnostic apparatus 1 is limited, and therefore, data (for example, data in which an ultrasonic tomographic image or incidental information is recorded) is transferred to the external storage unit 9 and moved. It may be necessary.
[0077]
In such a case, the user selects a stored data transfer function from a menu screen (not shown). The selection operation in this case is the same as when the gray scale bar is selected.
[0078]
When the stored data transfer function is selected, the CPU 7 controls the display control unit 4 and the storage control unit 7 to display the stored data list window 12 similarly to the monitor screen 5A shown in FIG. The display form of the monitor screen 5A at this time is shown in FIG.
[0079]
FIG. 5 is a diagram showing a detailed display form of the storage data list window.
[0080]
In the present embodiment, the CPU 6 controls the display control unit 4 and the storage control unit 7 so that the storage unit capacity display area 12A provided at the lower part of the screen and the storage part capacity display area 12A provided at the upper part of the screen as shown in FIG. The storage data list window 12 includes an auxiliary information auxiliary display area 12B, an internal storage list display area 12C and an external storage list display area 12D arranged at the center of the screen, and an ultrasonic tomographic image reduced display area 12E. Is displayed on the monitor 5.
[0081]
In this case, the storage control unit 7 recognizes the data content stored in the internal storage unit 9 and supplies the recognition result to the display unit control unit 4. As a result, the display control of the display control unit 4 causes The recognition results (data contents) of the internal storage unit 8 are displayed in a list in the internal storage unit list display area 12C.
[0082]
For example, the data content displayed as a list in the internal storage list display area 12C is a file name. That is, when stored in the internal storage unit 9, the ultrasonic tomographic image and the accompanying information are stored as one file. In this case, the patient ID and the recording date and time are stored as a file name or a folder. The data is stored.
[0083]
Further, the storage control unit 7 recognizes the data content stored in the external storage unit 9 and supplies the recognition result to the display unit control unit 4. The recognition results (data contents) of the external storage unit 9 are displayed in a list in the external storage unit list display area 12D. In this case, the file names are displayed in a list in the same manner as described above.
[0084]
As for the display method in the internal storage unit list display area 12C and the external storage unit list display area 12D, the file names saved as data are displayed in a list, and in this case, the file names are arranged according to the patient ID and the recording date and time. The display is changed, but the display is not limited to this. For example, a drive name (in this example, a list of devices in the internal storage unit 8 and the external storage unit 9 is displayed) on the left side, such as an explorer of a personal computer, and a right side. May be displayed in a list.
[0085]
Next, the user uses the keyboard 10 or a pointing device (not shown) to select data (file name) to be moved from the internal storage unit list display area 12C.
[0086]
At this time, the CPU 6 controls the display control unit 4 and the storage control unit 7 so that the ultrasonic tomographic image of the selected file name is displayed in the ultrasonic tomographic image reduced display area 12E. As a result, the content of the data based on the selected file name to be moved can be confirmed.
[0087]
Then, after selecting the data to be moved, when the user determines the execution of the movement with the keyboard 10 or the pointing device, the CPU 6 controls the storage control unit 7 to transfer the data to the external storage unit 9 and store the data. .
[0088]
In this embodiment, the data transfer from the internal storage unit 8 to the external storage unit 9 has been described. However, the data transfer from the external storage unit 9 to the internal storage unit 8 can be performed in a similar procedure. In addition to data transfer, data copy, deletion, or reproduction can be performed while confirming the stored ultrasonic tomographic image in the same procedure. However, at the time of data reproduction, the selected data is transferred to the display control unit 4 via the storage control unit 7 without being transferred to the external storage 9 or the internal storage unit 8 and displayed on the monitor 5. I have.
[0089]
Further, in the present embodiment, the data can be manually moved as described above, but the storage control unit 7 automatically sets the external storage unit when the remaining capacity of the internal storage unit 8 becomes small. 9 (automatic data movement function). It is desirable that the user can arbitrarily set validity / invalidity of the automatic data movement function by the storage control unit 7, and it is desirable that the automatic data movement function when enabled is executed when the load on the CPU 6 is light.
[0090]
When the external storage unit 9 is a computer or the like connected to a network such as a LAN or Ethernet (R), the storage control unit 7 controls the computer to transfer data by a network protocol.
[0091]
The storage format of the ultrasonic tomographic image or the like may be stored in a format dedicated to the ultrasonic diagnostic apparatus. With such dedicated format data, it is difficult to reuse it with a personal computer that is generally commercially available. For this reason, in the present embodiment, when transferring image data to the external storage unit 9, a function is provided to convert the dedicated format data to an image in, for example, a bitmap format so that it can be reused by a personal computer. is there. Of course, if necessary, it is also possible to select whether to transfer the data as it is or to convert and transfer the data.
[0092]
As described above, the function of the storage control unit 7 based on the user's operation instruction has been described. In the present embodiment, however, operation log information that is not displayed on the monitor 5 is also stored in the internal storage unit 8. It has become. This operation log information is information that records the operation performed by the user and is referred to during maintenance.
[0093]
Normally, the user cannot refer to the operation log information. However, in the ultrasonic diagnostic apparatus 1 according to the present embodiment, when a maintenance operator inputs a maintenance command, the operation log information is transferred to the external storage unit 9. You can do it. The operation log information is not always stored, but is overwritten after an arbitrarily set period, and the latest operation information is always recorded. As a result, information necessary for maintenance can be easily obtained, and optimal maintenance can be performed.
[0094]
(effect)
Therefore, according to the present embodiment, it is possible to optimally perform menu setting while referring to monitor settings and patient information before diagnosis, and recording processing during or after diagnosis.
[0095]
It should be noted that the present invention is not limited to the above embodiment, and applications and combinations without departing from the scope of the present invention are also applied.
[0096]
[Appendix]
According to the above-described embodiment of the present invention as described in detail above, the following configuration can be obtained.
[0097]
(1) An ultrasonic diagnostic apparatus having a display area for displaying an area for displaying an ultrasonic tomographic image and an area for displaying a gray scale pattern corresponding to the gradation of the ultrasonic image,
A gray scale pattern setting means for setting the gray scale pattern, and a gray scale set by the gray scale pattern setting means in accordance with a gradation of luminance of an ultrasonic tomographic image displayed in an area for displaying the ultrasonic tomographic image Tone range setting means capable of setting the tone range of the pattern;
An ultrasonic diagnostic apparatus comprising:
[0098]
(2) The gradation range setting means is configured to correspond to at least one of a maximum value and a minimum value of luminance of an ultrasonic tomographic image displayed in an area where the ultrasonic tomographic image is displayed, and The ultrasonic diagnostic apparatus according to (1), wherein the range of the gradation is set.
[0099]
(3) The ultrasonic diagnostic apparatus according to (1) or (2), further including a gradation setting unit that sets a number of gradations of the gray scale pattern. (4) In an ultrasonic diagnostic apparatus that displays a region for displaying an ultrasonic tomographic image, a region for displaying a gray scale bar, and a region for displaying supplementary information on a monitor, the ultrasonic tomographic image and the supplementary information are displayed. Internal storage means and external storage means for storing manually or automatically,
An ultrasonic diagnostic apparatus comprising a gray scale setting means for selecting the gray scale display pattern, wherein the supplementary information is displayed on a separate window displayed on a monitor.
[0100]
(5) The supplementary information displayed in the area for displaying the supplementary information and the supplementary information displayed in another window are at least one of information on a patient, information on a diagnosis, and information on the storage unit. The ultrasonic diagnostic apparatus according to (4), comprising:
[0101]
(6) The ultrasonic wave according to (4) or (5), wherein the gray scale setting means sets at least one of a maximum value, a minimum value, and the number of gradations of the gray scale. Diagnostic device.
[0102]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to realize an ultrasonic diagnostic apparatus that can optimally perform setting of a monitor before diagnosis, menu setting while referring to patient information, and recording work during or after diagnosis. Becomes possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of an ultrasonic diagnostic apparatus according to the present invention, and showing an overall configuration of a system using the apparatus.
FIG. 2 shows an example of display control of a monitor by a display control unit, and is a screen display diagram when a patient information input window is displayed.
FIG. 3 is a screen display diagram showing an example of monitor display control by a display control unit when a storage data list window is displayed.
FIG. 4 is a diagram showing a gray scale bar selectively displayed in a gray scale bar display area.
FIG. 5 is a screen display diagram showing an example of monitor display control by a display control unit when a storage data list window in another display mode is displayed.
FIG. 6 is a screen display diagram showing a display example of a monitor screen on which additional information, an ultrasonic diagnostic image, and a gray scale bar are displayed.
[Explanation of symbols]
1. Ultrasonic diagnostic device,
2. Ultrasonic deep probe,
3 ... Transceiver,
4. Display control unit
4a: Ultrasonic tomographic image generation unit
4b: Additional information control unit,
4c: Gray scale bar setting section,
5 ... Monitor,
5A ... monitor screen,
5B: ultrasonic tomographic image display area,
5C: additional information display area,
5D: Gray scale bar display area,
6. Control unit (CPU)
7 ... storage control unit,
8 Internal storage unit,
9 ... external storage unit,
10 ... keyboard,
11: Patient information input window,
11A: storage unit capacity display area,
12: Stored data list window
12A: storage unit capacity display area,
12B: auxiliary information auxiliary display area,
12C: internal storage unit list display area,
12D: external storage unit list display area.
