JP2004350053A - データ配信システム、装置、および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができるデータ配信システム、装置、および方法を提供する。
【解決手段】ユーザ端末10から通信網14を介して画像データを受信し、受信した画像データを放送形式データに変換し、変換した放送形式データを機器IDを備えるTV受像器26に放送波を用いて送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】ユーザ端末10から通信網14を介して画像データを受信し、受信した画像データを放送形式データに変換し、変換した放送形式データを機器IDを備えるTV受像器26に放送波を用いて送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯端末等で記録したデータを放送波を用いてTV受像器に配信するデータ配信システム、装置、および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、カメラ付腕時計等の携帯端末で写真や動画等を撮影して記憶して、あるいは、デジタルカメラ等で撮影した画像データや音声データ等をパーソナルコンピュータ等の情報端末に記憶して、記憶したこれらのデータを携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等にインターネット等を経由して送信する利用形態が増加している。このような形態の場合、これらのデータを受信できるのは、撮影された画像や動画の再生に対応する携帯電話等の携帯端末、あるいはパーソナルコンピュータ等の情報端末となる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−250854。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成では、撮影された画像データや音声データを受信するのは、撮影された画像や動画の再生に対応する携帯電話等の限られた携帯端末、あるいはパーソナルコンピュータ等の限られた情報端末となり、これらの端末を所持しない人や、所持していても扱いが煩雑で操作が困難という人には、撮影された画像データや音声データを閲覧、鑑賞することができない。
【0005】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができるデータ配信システム、装置、および方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するものであり、請求項1の発明は、情報端末から通信回線を介してデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信したデータを放送形式データに変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された放送形式データを、識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ配信装置である。
【0007】
したがって請求項1の発明は、情報端末から通信回線を介してデータが受信され、受信されたデータが放送形式データに変換され、変換された放送形式データが識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信される。このため、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0008】
また、請求項2の発明は、前記受信手段で受信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とするデータ配信装置である。
【0009】
したがって請求項2の発明は、受信されるデータは、情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データである。このため、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0010】
また、請求項3の発明は、前記送信手段は、データの送信要求情報に基づいて、前記変換された放送形式データを送信することを特徴とするデータ配信装置である。
【0011】
したがって請求項3の発明は、データの送信要求情報に基づいて、変換された放送形式データが送信される。このため、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0012】
また、請求項4の発明は、前記通信回線は、前記データを一時的に記憶しておくデータサーバを含むことを特徴とするデータ配信装置である。
【0013】
したがって請求項4の発明は、通信回線には、データを一時的に記憶しておくデータサーバが含まれる。このため、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0014】
また、請求項5の発明は、データを送信する情報端末と、前記情報端末から前記データを受信して記憶するデータサーバと、このデータサーバ上のデータを受信し、放送形式データに変換して、識別情報を備えたTV受像器に送信するデータ配信装置とを備えたデータ配信システムであって、前記情報端末は、通信回線を介して自身に記憶しているデータを前記データサーバに送信するデータ送信手段を備え、前記データサーバは、前記情報端末から受信した前記データを前記データ配信装置に転送する転送手段を備え、前記データ配信装置は、前記データサーバから転送された前記データを受信し、受信した前記データを放送形式データに変換して記憶する記憶手段と、前記TV受像器からの送信要求情報があった場合は、TV受像器が備える識別情報に基づいて前記記憶された放送形式データを前記送信要求情報のあったTV受像器に送信する放送形式データ送信手段とを備え、前記TV受像器は、放送形式データの送信要求情報を前記データ配信装置に送信し、前記送信要求情報に基づいて前記データ配信装置から送信されてくる放送形式データを受信して表示する表示手段を備えることを特徴とするデータ配信システムである。
【0015】
したがって請求項5の発明は、通信回線を介して自身に記憶しているデータがデータサーバに送信されるデータ送信手段を備えた情報端末と、情報端末から受信したデータがデータ配信装置に転送される転送手段を備えたデータサーバと、データサーバから転送されたデータが受信され、受信されたデータが放送形式データに変換されて記憶される記憶手段、TV受像器が備える識別情報に基づいて記憶された放送形式データがTV受像器に送信される放送形式データ送信手段とを備えたデータ配信装置と、データ配信装置から送信されてくる放送形式データが受信され、表示される表示手段を備えたTV受像器とを有することを特徴とするデータ配信システムである。このため、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0016】
また、請求項6の発明は、前記情報端末が前記データサーバに送信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とするデータ配信システムである。
【0017】
したがって請求項6の発明は、通信回線には、データを一時的に記憶しておくデータサーバが含まれる。このため、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0018】
また、請求項7の発明は、情報端末から通信回線を介してデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信したデータを放送形式データに変換する変換ステップと、前記変換ステップによって変換された放送形式データを、識別情報を備える特定のテレビ受像器に放送波を用いて送信する送信ステップとを有することを特徴とするデータ配信方法である。
【0019】
したがって請求項7の発明は、情報端末から通信回線を介してデータが受信され、受信されたデータが放送形式データに変換され、変換された放送形式データが識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信される。このため、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0020】
また、請求項8の発明は、前記受信ステップで受信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とするデータ配信方法である。
【0021】
したがって請求項8の発明は、受信されるデータは、情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データである。このため、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0022】
また、請求項9の発明は、前記送信ステップは、データの送信要求情報に基づいて、前記変換された放送形式データを送信することを特徴とするデータ配信方法である。
【0023】
したがって請求項9の発明は、データの送信要求情報に基づいて、変換された放送形式データが送信される。このため、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0024】
また、請求項10の発明は、前記通信回線は、必要に応じて前記データを一時的に記憶しておくデータサーバを含むことを特徴とするデータ配信方法である。
【0025】
したがって請求項10の発明は、通信回線には、データを一時的に記憶しておくデータサーバが含まれる。このため、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図である。
【0027】
このデータ配信システムは、デジタルカメラ機能等を用いて撮影、記録した画像データや音声データ等を自身に記憶する記憶領域を有する携帯電話等の携帯端末等であるユーザ端末10と、このユーザ端末10と無線通信を行うための基地局12と、基地局12に接続可能な電話回線やインターネット等のネットワークである通信網14と、通信網14に接続可能であり、受信したデータを放送用データに変換する放送用サーバ20と、放送用サーバ20で変換されたデータを放送波によって放送する放送装置24と、放送装置24からの放送波を受信して、受信した内容を表示する表示手段および機器ID等を備えたTV受像器26とから少なくとも構成される。また、TV受像器26が備えている機器IDは、例えば、有料衛星放送の衛星放送受信機等に備えられているCAS(Conditional Access System)で用いられているIDカード等であり、TV受像器26を特定できるものであればよい。
【0028】
なお、以下、ユーザ端末10は、携帯電話として説明を行うが、ユーザ端末10は、パーソナルコンピュータ等であってもよく、この場合には、デジタルカメラ等で撮影された画像データや音声データ等をユーザ端末10に記憶し、インターネット等を経由してユーザ端末10から放送用サーバ20にデータを送信する。
【0029】
放送用サーバ20は、図2に示すように、ユーザ端末10から受信した画像データや音声データ等の受信データをBML(Broadcast Markup Language)等の放送形式データに変換するデータ変換機能21aやユーザ認証等の処理を行なう処理部(図示せず)を備える制御部21と、当該放送用サーバ20にアクセスしたユーザ端末10とのユーザ認証処理に用いるIDやパスワード等のユーザ情報等を記憶するユーザ情報記憶領域22a、ユーザ端末10から受信した画像データや音声データ等の受信データを記憶する受信データ記憶領域22b、放送形式データに変換されたBML等のデータを閲覧するためのブラウザや各種テンプレート等を記憶するアプリケーション記憶領域22c等を備える記憶部22と、放送装置24に変換後の放送形式データの送信等を行う通信部23とを有する。
【0030】
次に図3は、この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図である。
【0031】
ユーザ端末10は、当該ユーザ端末10自身が備えるデジタルカメラ等で画像データ(動画データ)や音声データ(以下、画像データとする)を撮影、記録(記憶)しており、これらのデータを放送用サーバ20に電子メールに添付する等の方法で送信する場合には、ステップS1で、放送用サーバ20にアクセスして、ユーザ端末10内に記憶されているIDやパスワード等のユーザ識別情報と、放送用サーバ20が備える記憶部22のユーザ情報記憶領域22aに記憶されているIDやパスワード等のユーザ識別情報とが照合されることで、ユーザ認証処理が行われる。次に、ユーザ端末10は、ユーザ認証処理が終了するとステップS2で、放送用サーバ20が備える記憶部22の受信データ記憶領域22b内のユーザ固有の記憶エリアにアクセスし、画像データを当該記憶エリアに送信する。なお、初めてユーザ端末10が放送用サーバ20にアクセスした場合等には、新たにユーザ固有の記憶エリアを作成する等の処理を行う。
【0032】
放送用サーバ20は、受信した画像データをステップS3で、受信データ記憶領域22bに記憶し、ステップS4で所定の形式の放送形式データ、例えばBML形式のデータに変換する。この場合、データを受信した際にTV受像器26で表示されるように、記憶部22のアプリケーション記憶領域22cからBMLのブラウザ等のアプリケーションビューアを変換データに合成して放送形式データとする。例えば、図4に示すようなShockwave Flash(登録商標)等を用いたパズルゲームのテンプレートに受信した画像データを組み込むこともできる。また、図5に示すように、スロットゲームのテンプレートに受信した画像データを組み込むこともできる。さらに、図6に示すように、ブラウザ等の画像ビューアにペイントツールを組み込んだテンプレートで、受信した画像データを表示させ、当該ペイントツールにて画像データを加工することもでき、このように各種のプログラムを使用したテンプレートやブラウザ等のビューアを適用することにより、受信した画像データを柔軟に利用することができる。
【0033】
放送用サーバ20の通信部23は、ステップS6で、放送装置24を介して放送形式データを放送する。この場合、TV受像器26の機器IDとしてCAS等の技術を用いることにより、放送形式データを受信するTV受像器26を特定して放送する。
【0034】
TV受像器26は、CAS等の技術により、当該TV受像器26に特定された放送形式データを受信して、表示する。この際、TV受像器26が備えるチューナー部等の記憶部に、受信した放送形式データを記憶して蓄積しておいてもよい。この場合には、TV受像器26が備える表示部等に蓄積データありの表示を出すようにしておいてもよい。
【0035】
以上で、データ配信装置を適用したデータ配信方法を用いた一連の処理を終了する。
【0036】
以上より、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0037】
次に、図7は、この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図である。第1の実施形態との違いは、データサーバ30がユーザ端末10からのデータを最初に受信する点である。なお、第1の実施形態と同様の箇所は同符号を用いて詳細な説明は上述に譲る。
【0038】
このデータ配信システムは、上述したユーザ端末10と、基地局12と、通信網14と、通信網14に接続可能であり、受信したデータを一時的に蓄積しておき、必要に応じて蓄積したデータを転送(送信)し、IDやパスワード等のユーザ端末10のユーザ識別情報を備えたデータサーバ30と、データサーバ30から転送されてきたデータを放送用データに変換する放送用サーバ20と、放送装置24と、TV受像器26とから少なくとも構成される。なお、データサーバ30は、添付ファイルの受信機能がない携帯端末にデータの保存場所であるURL等を通知したりする機能を有する既存の設備である。また、第1の実施形態と同様に、TV受像器26が備えている機器IDは、例えば、有料衛星放送の衛星放送受信機等に備えられているCASで用いられているIDカード等であり、TV受像器26を特定できるものであればよい。
【0039】
なお、以下、ユーザ端末10は、携帯電話として説明を行うが、ユーザ端末10は、パーソナルコンピュータ等であってもよく、この場合には、デジタルカメラ等で撮影された画像データや音声データ等をユーザ端末10に記憶し、インターネット等を経由してユーザ端末10から放送用サーバ20にデータを送信する。
【0040】
次に図8は、この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図である。
【0041】
ユーザ端末10は、当該ユーザ端末10自身が備えるデジタルカメラ等で画像データを撮影、記録しており、これらのデータを放送用サーバ20に電子メールに添付する等の方法で送信する場合には、ステップS10で、データサーバ30にアクセスして、ユーザ端末10内に記憶されているIDやパスワード等のユーザ識別情報と、当該データサーバ30が備えるIDやパスワード等のユーザ識別情報とが照合されることで、ユーザ認証処理が行われる。次に、ユーザ端末10は、ユーザ認証処理が終了するとステップS11で、データサーバ30内のユーザ固有の記憶エリアにアクセスし、画像データを当該記憶エリアに送信する。なお、初めてユーザ端末10がデータサーバ30にアクセスした場合等には、新たにユーザ固有の記憶エリアを作成する等の処理を行う。
【0042】
データサーバ30は、受信した画像データをステップS12で記憶して、ステップS13で放送用サーバ20に転送(送信)する。放送用サーバ20は、受信した画像データを受信データ記憶領域22bに記憶し、以下、ステップS14〜S16までは、第1の実施形態と同様の処理を行う。
【0043】
以上より、既存の設備であるデータサーバ30を用いることでも、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0044】
なお、上述した第1および第2の実施形態では、放送用サーバ20が放送形式データを特定のTV受像器26に対し放送して放送形式データを送信しているが、放送形式データを放送用サーバ20に記憶しておき、TV受像器26からの送信要求があった場合に記憶している放送形式データを送信するようにしてもよい。この場合には、放送用サーバ20が備える記憶部22のユーザ情報記憶領域22aにTV受像器26の機器IDを記憶しておき、この機器IDとTV受像器26が備える機器IDとを照合してTV受像器26のユーザ認証を行う。
【0045】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0047】
請求項2の発明によれば、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0048】
請求項3の発明によれば、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0049】
請求項4の発明によれば、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0050】
請求項5の発明によれば、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0051】
請求項6の発明によれば、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0052】
請求項7の発明によれば、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0053】
請求項8の発明によれば、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0054】
請求項9の発明によれば、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0055】
請求項10の発明によれば、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図。
【図2】図1の放送用サーバの構成を示すブロック図。
【図3】この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図。
【図4】アプリケーション記憶領域に記憶されているブラウザや各種テンプレート等を変換データに適用した際の一例を示した模式図。
【図5】アプリケーション記憶領域に記憶されているブラウザや各種テンプレート等を変換データに適用した際の一例を示した模式図。
【図6】アプリケーション記憶領域に記憶されているブラウザや各種テンプレート等を変換データに適用した際の一例を示した模式図。
【図7】この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図。
【図8】この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図。
【符号の説明】
10…ユーザ端末、12…基地局、14…通信網、20…放送用サーバ、21a…データ変換機能、21…制御部、22a…ユーザ情報記憶領域、22b…受信データ記憶領域、22c…アプリケーション記憶領域、22…記憶部、23…通信部、24…放送装置、26…TV受像器、30…データサーバ
【発明の属する技術分野】
この発明は、携帯端末等で記録したデータを放送波を用いてTV受像器に配信するデータ配信システム、装置、および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、カメラ付腕時計等の携帯端末で写真や動画等を撮影して記憶して、あるいは、デジタルカメラ等で撮影した画像データや音声データ等をパーソナルコンピュータ等の情報端末に記憶して、記憶したこれらのデータを携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等にインターネット等を経由して送信する利用形態が増加している。このような形態の場合、これらのデータを受信できるのは、撮影された画像や動画の再生に対応する携帯電話等の携帯端末、あるいはパーソナルコンピュータ等の情報端末となる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−250854。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような構成では、撮影された画像データや音声データを受信するのは、撮影された画像や動画の再生に対応する携帯電話等の限られた携帯端末、あるいはパーソナルコンピュータ等の限られた情報端末となり、これらの端末を所持しない人や、所持していても扱いが煩雑で操作が困難という人には、撮影された画像データや音声データを閲覧、鑑賞することができない。
【0005】
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができるデータ配信システム、装置、および方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するものであり、請求項1の発明は、情報端末から通信回線を介してデータを受信する受信手段と、前記受信手段によって受信したデータを放送形式データに変換する変換手段と、前記変換手段によって変換された放送形式データを、識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信する送信手段とを備えることを特徴とするデータ配信装置である。
【0007】
したがって請求項1の発明は、情報端末から通信回線を介してデータが受信され、受信されたデータが放送形式データに変換され、変換された放送形式データが識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信される。このため、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0008】
また、請求項2の発明は、前記受信手段で受信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とするデータ配信装置である。
【0009】
したがって請求項2の発明は、受信されるデータは、情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データである。このため、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0010】
また、請求項3の発明は、前記送信手段は、データの送信要求情報に基づいて、前記変換された放送形式データを送信することを特徴とするデータ配信装置である。
【0011】
したがって請求項3の発明は、データの送信要求情報に基づいて、変換された放送形式データが送信される。このため、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0012】
また、請求項4の発明は、前記通信回線は、前記データを一時的に記憶しておくデータサーバを含むことを特徴とするデータ配信装置である。
【0013】
したがって請求項4の発明は、通信回線には、データを一時的に記憶しておくデータサーバが含まれる。このため、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0014】
また、請求項5の発明は、データを送信する情報端末と、前記情報端末から前記データを受信して記憶するデータサーバと、このデータサーバ上のデータを受信し、放送形式データに変換して、識別情報を備えたTV受像器に送信するデータ配信装置とを備えたデータ配信システムであって、前記情報端末は、通信回線を介して自身に記憶しているデータを前記データサーバに送信するデータ送信手段を備え、前記データサーバは、前記情報端末から受信した前記データを前記データ配信装置に転送する転送手段を備え、前記データ配信装置は、前記データサーバから転送された前記データを受信し、受信した前記データを放送形式データに変換して記憶する記憶手段と、前記TV受像器からの送信要求情報があった場合は、TV受像器が備える識別情報に基づいて前記記憶された放送形式データを前記送信要求情報のあったTV受像器に送信する放送形式データ送信手段とを備え、前記TV受像器は、放送形式データの送信要求情報を前記データ配信装置に送信し、前記送信要求情報に基づいて前記データ配信装置から送信されてくる放送形式データを受信して表示する表示手段を備えることを特徴とするデータ配信システムである。
【0015】
したがって請求項5の発明は、通信回線を介して自身に記憶しているデータがデータサーバに送信されるデータ送信手段を備えた情報端末と、情報端末から受信したデータがデータ配信装置に転送される転送手段を備えたデータサーバと、データサーバから転送されたデータが受信され、受信されたデータが放送形式データに変換されて記憶される記憶手段、TV受像器が備える識別情報に基づいて記憶された放送形式データがTV受像器に送信される放送形式データ送信手段とを備えたデータ配信装置と、データ配信装置から送信されてくる放送形式データが受信され、表示される表示手段を備えたTV受像器とを有することを特徴とするデータ配信システムである。このため、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0016】
また、請求項6の発明は、前記情報端末が前記データサーバに送信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とするデータ配信システムである。
【0017】
したがって請求項6の発明は、通信回線には、データを一時的に記憶しておくデータサーバが含まれる。このため、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0018】
また、請求項7の発明は、情報端末から通信回線を介してデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信したデータを放送形式データに変換する変換ステップと、前記変換ステップによって変換された放送形式データを、識別情報を備える特定のテレビ受像器に放送波を用いて送信する送信ステップとを有することを特徴とするデータ配信方法である。
【0019】
したがって請求項7の発明は、情報端末から通信回線を介してデータが受信され、受信されたデータが放送形式データに変換され、変換された放送形式データが識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信される。このため、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0020】
また、請求項8の発明は、前記受信ステップで受信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とするデータ配信方法である。
【0021】
したがって請求項8の発明は、受信されるデータは、情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データである。このため、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0022】
また、請求項9の発明は、前記送信ステップは、データの送信要求情報に基づいて、前記変換された放送形式データを送信することを特徴とするデータ配信方法である。
【0023】
したがって請求項9の発明は、データの送信要求情報に基づいて、変換された放送形式データが送信される。このため、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0024】
また、請求項10の発明は、前記通信回線は、必要に応じて前記データを一時的に記憶しておくデータサーバを含むことを特徴とするデータ配信方法である。
【0025】
したがって請求項10の発明は、通信回線には、データを一時的に記憶しておくデータサーバが含まれる。このため、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図である。
【0027】
このデータ配信システムは、デジタルカメラ機能等を用いて撮影、記録した画像データや音声データ等を自身に記憶する記憶領域を有する携帯電話等の携帯端末等であるユーザ端末10と、このユーザ端末10と無線通信を行うための基地局12と、基地局12に接続可能な電話回線やインターネット等のネットワークである通信網14と、通信網14に接続可能であり、受信したデータを放送用データに変換する放送用サーバ20と、放送用サーバ20で変換されたデータを放送波によって放送する放送装置24と、放送装置24からの放送波を受信して、受信した内容を表示する表示手段および機器ID等を備えたTV受像器26とから少なくとも構成される。また、TV受像器26が備えている機器IDは、例えば、有料衛星放送の衛星放送受信機等に備えられているCAS(Conditional Access System)で用いられているIDカード等であり、TV受像器26を特定できるものであればよい。
【0028】
なお、以下、ユーザ端末10は、携帯電話として説明を行うが、ユーザ端末10は、パーソナルコンピュータ等であってもよく、この場合には、デジタルカメラ等で撮影された画像データや音声データ等をユーザ端末10に記憶し、インターネット等を経由してユーザ端末10から放送用サーバ20にデータを送信する。
【0029】
放送用サーバ20は、図2に示すように、ユーザ端末10から受信した画像データや音声データ等の受信データをBML(Broadcast Markup Language)等の放送形式データに変換するデータ変換機能21aやユーザ認証等の処理を行なう処理部(図示せず)を備える制御部21と、当該放送用サーバ20にアクセスしたユーザ端末10とのユーザ認証処理に用いるIDやパスワード等のユーザ情報等を記憶するユーザ情報記憶領域22a、ユーザ端末10から受信した画像データや音声データ等の受信データを記憶する受信データ記憶領域22b、放送形式データに変換されたBML等のデータを閲覧するためのブラウザや各種テンプレート等を記憶するアプリケーション記憶領域22c等を備える記憶部22と、放送装置24に変換後の放送形式データの送信等を行う通信部23とを有する。
【0030】
次に図3は、この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図である。
【0031】
ユーザ端末10は、当該ユーザ端末10自身が備えるデジタルカメラ等で画像データ(動画データ)や音声データ(以下、画像データとする)を撮影、記録(記憶)しており、これらのデータを放送用サーバ20に電子メールに添付する等の方法で送信する場合には、ステップS1で、放送用サーバ20にアクセスして、ユーザ端末10内に記憶されているIDやパスワード等のユーザ識別情報と、放送用サーバ20が備える記憶部22のユーザ情報記憶領域22aに記憶されているIDやパスワード等のユーザ識別情報とが照合されることで、ユーザ認証処理が行われる。次に、ユーザ端末10は、ユーザ認証処理が終了するとステップS2で、放送用サーバ20が備える記憶部22の受信データ記憶領域22b内のユーザ固有の記憶エリアにアクセスし、画像データを当該記憶エリアに送信する。なお、初めてユーザ端末10が放送用サーバ20にアクセスした場合等には、新たにユーザ固有の記憶エリアを作成する等の処理を行う。
【0032】
放送用サーバ20は、受信した画像データをステップS3で、受信データ記憶領域22bに記憶し、ステップS4で所定の形式の放送形式データ、例えばBML形式のデータに変換する。この場合、データを受信した際にTV受像器26で表示されるように、記憶部22のアプリケーション記憶領域22cからBMLのブラウザ等のアプリケーションビューアを変換データに合成して放送形式データとする。例えば、図4に示すようなShockwave Flash(登録商標)等を用いたパズルゲームのテンプレートに受信した画像データを組み込むこともできる。また、図5に示すように、スロットゲームのテンプレートに受信した画像データを組み込むこともできる。さらに、図6に示すように、ブラウザ等の画像ビューアにペイントツールを組み込んだテンプレートで、受信した画像データを表示させ、当該ペイントツールにて画像データを加工することもでき、このように各種のプログラムを使用したテンプレートやブラウザ等のビューアを適用することにより、受信した画像データを柔軟に利用することができる。
【0033】
放送用サーバ20の通信部23は、ステップS6で、放送装置24を介して放送形式データを放送する。この場合、TV受像器26の機器IDとしてCAS等の技術を用いることにより、放送形式データを受信するTV受像器26を特定して放送する。
【0034】
TV受像器26は、CAS等の技術により、当該TV受像器26に特定された放送形式データを受信して、表示する。この際、TV受像器26が備えるチューナー部等の記憶部に、受信した放送形式データを記憶して蓄積しておいてもよい。この場合には、TV受像器26が備える表示部等に蓄積データありの表示を出すようにしておいてもよい。
【0035】
以上で、データ配信装置を適用したデータ配信方法を用いた一連の処理を終了する。
【0036】
以上より、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0037】
次に、図7は、この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図である。第1の実施形態との違いは、データサーバ30がユーザ端末10からのデータを最初に受信する点である。なお、第1の実施形態と同様の箇所は同符号を用いて詳細な説明は上述に譲る。
【0038】
このデータ配信システムは、上述したユーザ端末10と、基地局12と、通信網14と、通信網14に接続可能であり、受信したデータを一時的に蓄積しておき、必要に応じて蓄積したデータを転送(送信)し、IDやパスワード等のユーザ端末10のユーザ識別情報を備えたデータサーバ30と、データサーバ30から転送されてきたデータを放送用データに変換する放送用サーバ20と、放送装置24と、TV受像器26とから少なくとも構成される。なお、データサーバ30は、添付ファイルの受信機能がない携帯端末にデータの保存場所であるURL等を通知したりする機能を有する既存の設備である。また、第1の実施形態と同様に、TV受像器26が備えている機器IDは、例えば、有料衛星放送の衛星放送受信機等に備えられているCASで用いられているIDカード等であり、TV受像器26を特定できるものであればよい。
【0039】
なお、以下、ユーザ端末10は、携帯電話として説明を行うが、ユーザ端末10は、パーソナルコンピュータ等であってもよく、この場合には、デジタルカメラ等で撮影された画像データや音声データ等をユーザ端末10に記憶し、インターネット等を経由してユーザ端末10から放送用サーバ20にデータを送信する。
【0040】
次に図8は、この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図である。
【0041】
ユーザ端末10は、当該ユーザ端末10自身が備えるデジタルカメラ等で画像データを撮影、記録しており、これらのデータを放送用サーバ20に電子メールに添付する等の方法で送信する場合には、ステップS10で、データサーバ30にアクセスして、ユーザ端末10内に記憶されているIDやパスワード等のユーザ識別情報と、当該データサーバ30が備えるIDやパスワード等のユーザ識別情報とが照合されることで、ユーザ認証処理が行われる。次に、ユーザ端末10は、ユーザ認証処理が終了するとステップS11で、データサーバ30内のユーザ固有の記憶エリアにアクセスし、画像データを当該記憶エリアに送信する。なお、初めてユーザ端末10がデータサーバ30にアクセスした場合等には、新たにユーザ固有の記憶エリアを作成する等の処理を行う。
【0042】
データサーバ30は、受信した画像データをステップS12で記憶して、ステップS13で放送用サーバ20に転送(送信)する。放送用サーバ20は、受信した画像データを受信データ記憶領域22bに記憶し、以下、ステップS14〜S16までは、第1の実施形態と同様の処理を行う。
【0043】
以上より、既存の設備であるデータサーバ30を用いることでも、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0044】
なお、上述した第1および第2の実施形態では、放送用サーバ20が放送形式データを特定のTV受像器26に対し放送して放送形式データを送信しているが、放送形式データを放送用サーバ20に記憶しておき、TV受像器26からの送信要求があった場合に記憶している放送形式データを送信するようにしてもよい。この場合には、放送用サーバ20が備える記憶部22のユーザ情報記憶領域22aにTV受像器26の機器IDを記憶しておき、この機器IDとTV受像器26が備える機器IDとを照合してTV受像器26のユーザ認証を行う。
【0045】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【0046】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0047】
請求項2の発明によれば、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0048】
請求項3の発明によれば、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0049】
請求項4の発明によれば、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0050】
請求項5の発明によれば、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0051】
請求項6の発明によれば、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【0052】
請求項7の発明によれば、一般家庭に広く普及しているTV受像器を用いて、インターネットに接続することなく、携帯端末等で撮影された画像データや音声データを放送波を用いて受信して、簡単な操作で閲覧、鑑賞することができる。
【0053】
請求項8の発明によれば、携帯電話等の携帯端末やパーソナルコンピュータ等の情報端末等の画像データ及び/又は音声データ(動画データを含む)をTV受像器にて受信して視聴することができる。
【0054】
請求項9の発明によれば、TV受像器から任意のタイミングで所望のデータを受信することができる。
【0055】
請求項10の発明によれば、既存の設備であるデータサーバに蓄積されているデータを用いて放送波によりTV受像器に当該データを送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図。
【図2】図1の放送用サーバの構成を示すブロック図。
【図3】この発明の第1の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図。
【図4】アプリケーション記憶領域に記憶されているブラウザや各種テンプレート等を変換データに適用した際の一例を示した模式図。
【図5】アプリケーション記憶領域に記憶されているブラウザや各種テンプレート等を変換データに適用した際の一例を示した模式図。
【図6】アプリケーション記憶領域に記憶されているブラウザや各種テンプレート等を変換データに適用した際の一例を示した模式図。
【図7】この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信方法を適用したデータ配信システムの一実施形態を示す構成ブロック図。
【図8】この発明の第2の実施形態に係わるデータ配信装置を適用したデータ配信方法の一連の処理を示すシーケンス図。
【符号の説明】
10…ユーザ端末、12…基地局、14…通信網、20…放送用サーバ、21a…データ変換機能、21…制御部、22a…ユーザ情報記憶領域、22b…受信データ記憶領域、22c…アプリケーション記憶領域、22…記憶部、23…通信部、24…放送装置、26…TV受像器、30…データサーバ
Claims (10)
- 情報端末から通信回線を介してデータを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信したデータを放送形式データに変換する変換手段と、
前記変換手段によって変換された放送形式データを、識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするデータ配信装置。 - 前記受信手段で受信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とする請求項1に記載のデータ配信装置。
- 前記送信手段は、データの送信要求情報に基づいて、前記変換された放送形式データを送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ配信装置。
- 前記通信回線は、前記データを一時的に記憶しておくデータサーバを含むことを特徴とする請求項1に記載のデータ配信装置。
- データを送信する情報端末と、前記情報端末から前記データを受信して記憶するデータサーバと、このデータサーバ上のデータを受信し、放送形式データに変換して、識別情報を備えたTV受像器に送信するデータ配信装置とを備えたデータ配信システムであって、
前記情報端末は、通信回線を介して自身に記憶しているデータを前記データサーバに送信するデータ送信手段を備え、
前記データサーバは、前記情報端末から受信した前記データを前記データ配信装置に転送する転送手段を備え、
前記データ配信装置は、前記データサーバから転送された前記データを受信し、受信した前記データを放送形式データに変換して記憶する記憶手段と、
前記TV受像器が備える識別情報に基づいて前記記憶された放送形式データをTV受像器に送信する放送形式データ送信手段とを備え、
前記TV受像器は、前記データ配信装置から送信されてくる放送形式データを受信して表示する表示手段を備える
ことを特徴とするデータ配信システム。 - 前記情報端末が前記データサーバに送信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とする請求項5に記載のデータ配信システム。
- 情報端末から通信回線を介してデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップによって受信したデータを放送形式データに変換する変換ステップと、
前記変換ステップによって変換された放送形式データを、識別情報を備えるテレビ受像器に放送波を用いて送信する送信ステップと、
を有することを特徴とするデータ配信方法。 - 前記受信ステップで受信するデータは、前記情報端末で記録された画像データ及び/又は音声データであることを特徴とする請求項7に記載のデータ配信方法。
- 前記送信ステップは、データの送信要求情報に基づいて、前記変換された放送形式データを送信することを特徴とする請求項7に記載のデータ配信方法。
- 前記通信回線は、前記データを一時的に記憶しておくデータサーバを含むことを特徴とする請求項7に記載のデータ配信方法。
Priority Applications (1)
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JP2003145138A JP2004350053A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | データ配信システム、装置、および方法 |
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JP2003145138A Pending JP2004350053A (ja) | 2003-05-22 | 2003-05-22 | データ配信システム、装置、および方法 |
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JP (1) | JP2004350053A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008257519A (ja) * | 2007-04-05 | 2008-10-23 | Ntt Docomo Inc | 認証装置、認証システム、放送装置、認証方法、及び放送方法 |
-
2003
- 2003-05-22 JP JP2003145138A patent/JP2004350053A/ja active Pending
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