JP2004349984A - 画像生成方法及びその装置 - Google Patents

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Tomohiko Hara
智彦 原
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Abstract

【課題】スクリーンに全体画像を投影する際に複数の部分画像に分けて投影し、各部分画像同士の重複領域を滑らかにする。
【解決手段】部分画像生成装置3は、部分画像を投影する位置のデータである投影位置データを取得しメモリに記憶するプロジェクタ位置データ取得手段3Gと、画像を観察する位置の位置データを取得しメモリに記憶する観察位置データ取得手段3Eと、光の拡散の特性であるスクリーン輝度特性データを取得しメモリに記憶するスクリーン輝度特性データ取得手段3Fと、前記スクリーンの配置位置に対しての前記投影位置と、前記観察者の位置との位置を特定し、前記スクリーン輝度特性を参照し観察者の位置における輝度の変化を算出して、前記輝度の変化率に対応して前記所定部分の補正を行う輝度補正データ生成手段3Hとを備える。そして、部分画像同士の重複領域を適正に補正する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像生成方法及びその装置に関し、さらに詳細には、指向性があるスクリーンに複数の部分画像を投影して一体的に全体画像を生成する際、複数の部分画像同士の周辺領域の重複する部分の補正処理を適正に行う画像生成方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数台のプロジェクタを用いて単一のスクリーン上に複数の部分画像により構成される全体画像を投影するためには、部分画像同士の重複する領域を設定して、重複領域に対して輝度の補正処理を行っている。
【0003】
例えば、重複領域の開始位置から終端に近づくにつれて輝度を落として行き、終端における輝度はゼロとなるように輝度補正処理を行なっている。この処理を双方の画像に対して行い、補正された画像を重ねて投影することにより、重複領域とそれ以外の部分とを同一の輝度にし、映像を連続させている。
【0004】
図9〜図24を参照し具体的に説明する。図9に従来の装置の構成例を示す。重複を考慮して映像出力装置31A、映像出力装置35Aから出力された画像はそれぞれに対応したブレンディング装置31B、及びブレンディング装置35Bにおいて重複領域の輝度が補正される。そして、プロジェクタ31Cとプロジェクタ35Cにより輝度補正された2つの画像を、重複領域だけを重ねて投影することにより連続した映像としてスクリーン33に表示する。
【0005】
図10を参照する。補正処理を行わない場合、スクリーン33に投影された画像37Aと画像37Bとは重複領域39において重複している。そして、図11に示すように重複領域39においては輝度Yが高くなっている。
【0006】
このため、従来では以下に説明するような輝度補正も行われていた。すなわち、画像37Aの重複開始位置41から輝度を弱くする補正を行う。一方、画像37Bの重複開始位置43から輝度を弱くする補正を行う。この結果、図13に示すように補正領域を重複させると図14に示すように重複領域39の輝度Yが他の部分と同じ明るさになる。
【0007】
図15を参照する。スクリーン45の光の拡散の角度と輝度の関係を示す。例えば入射光47がスクリーン45の点Pに入射した場合、上記入射光47と同一直線上にある拡散光49の輝度と、拡散光49に対して角度θ分傾斜した拡散光51とは異なる。このため、観察位置Eから観察したときの輝度は変化する。
【0008】
なお、図16に示すようにスクリーン45の指向性が弱い場合、入射光47のスクリーン45に対する拡散光53は均一に拡散する。
【0009】
図17に示すように拡散が均一の場合、角度θに対する輝度Yの変化55は緩やかである。一方、図18に示すように、指向性の強いスクリーン45に入射光47が入射した場合、拡散光53は均一でない。この結果、図19に示すように角度θに対する輝度Yの変化55は急な部分が生成する。
【0010】
図20〜図22は観察する位置xによる輝度Yの変化の態様を示す。図20は変化57がなだらかで連続している場合である。図21は変化57は位置59において不連続の場合である。図22は変化57が位置61において急激に変化する場合である。
【0011】
図23及び図24を参照して上述のように輝度が変化する理由を説明する。すなわち、図23に示すようにプロジェクタ31Cからスクリーン33に画像37Aが投影され、プロジェクタ35Cからスクリーン33に画像37Bが投影されている。そして、重複領域39でそれぞれの画像37A,37Bが重複している。この状態でそれぞれのプロジェクタ31C,35Cの中心の観察位置Eから画像を観察すると位置xと輝度Yは変化57ようになる。これは、プロジェクタの配置位置が異なり、スクリーンに指向性が有るためである。
【0012】
また、図24に示すようにプロジェクタ31Cからスクリーン33に画像37Aが投影され、プロジェクタ35Cからスクリーン33に画像37Bが投影されている。そして、重複領域39でそれぞれの画像37A,37Bが重複している。この状態でプロジェクタ31Cの観察位置Eから画像を観察すると位置xと輝度Yは変化57のようになる。これは、プロジェクタの配置位置が異なり、スクリーンに指向性が有るためである。
【0013】
また、特許文献1を参照。
【0014】
【特許文献1】
特開2003−046751号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
このような、従来の技術を用いて複数の部分画像から構成され全体画像(連続した画像)を生成する場合、拡散性が高いスクリーン(あらゆる方向に均一の光量で拡散するスクリーン)を使用したときは、表示される画像の輝度がスクリーンの広範囲において均一となるために、重複領域の輝度をコントロールすることで自然な全体画像が生成できる。
【0016】
しかし、高輝度スクリーンや立体視用スクリーンは拡散性が低い(すなわち指向性が強い)ために、観察する位置やプロジェクタの設置位置によって画像の明るさが変化する。
【0017】
光には直進性があるために、上述したように図15においてスクリーン45上の点Pの輝度は、拡散光49上にある点から観察したとき最も明るく見える。光の入射方向と観察角のずれを角度θと定義すると、角度θが大きくなるほど光は弱まるためスクリーン輝度も低くなる。
【0018】
スクリーンの拡散性が高い場合、角度θが変化してもスクリーン輝度の変化は少ないが、拡散性が低い(すなわち指向性が強い)場合は、輝度の変化は大きなものとなる。
【0019】
また、人間は、輝度の変化率が連続で滑らかであれば映像が連続していると感じるが、輝度の変化率が不連続であったり極端に変動する場合には境界として認知し違和感を感じる。
【0020】
上記のようなスクリーンの特性及び人間の認知の特性より、高輝度スクリーンや立体視用スクリーンといった拡散性の低いスクリーンを使用する場合は、重複領域の輝度も観察位置によって大きく異なる。
【0021】
このために、重複領域の輝度の調整が困難であり、仮に特定の観察位置からは連続する画像が得られたとしても、別の位置から観察した場合は輝度の変化率が急激に変化する箇所が生ずるために映像が連続して見えないという問題があった。
【0022】
観察者が移動しても連続した映像が観察できるように、重複領域を広く取り変化率の変化を小さくする方法もあるが、その場合は重複領域の映像を合致させるのが困難(レンズ等の歪みにより投影される画像に歪みが生ずるため)な上に、表示される解像度が減少するという問題も生ずる。
【0023】
また、計測装置を用いて輝度を計測し、自動的に輝度の調整を行う装置も存在するが、その場合は、システムが高額になると同時に計測した位置から大きくはずれた位置から観察すると映像が連続して見えないという問題がある。
【0024】
本発明は以上のような課題を達成するためになされたものであり、その目的とするところは、いかなるスクリーンを用いても重複領域を小さく、即ち解像度の減少を抑えながら、容易に連続する画像を生成し、観察者が移動しても自然な連続画像を提示することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述のごとき問題に鑑みてなされたものであり、請求項1に係る発明は、全体画像を構成する複数の部分画像の各周辺領域の輝度を補正し、この各周辺領域を重複させてスクリーンに投影する画像生成方法において、前記部分画像を投影する各投影位置のデータであるプロジェクタ位置データを取得しメモリに記憶する工程と、前記スクリーンの画像を観察する観察位置のデータである観察位置データを取得しメモリに記憶する工程と、前記スクリーンの光の拡散の特性であるスクリーン輝度特性データを取得しメモリに記憶する工程と、前記プロジェクタ位置データと前記観察位置データとに基づき前記スクリーンの位置に対しての投影位置と観察位置とを特定し、前記スクリーン輝度特性データを参照し前記観察位置におけるスクリーン上での各部分画像の輝度の変化を算出して、この輝度の変化に基づき前記周辺領域の輝度の補正を行う工程とを含む画像生成方法である。
【0026】
請求項2に係る発明は、各部分画像の輝度の変化が連続しないとき互いの輝度の変化の差を縮めるための第1の補正と、輝度の変化を滑らかにするための弟2の補正とを行う請求項1記載の画像生成方法である。
【0027】
請求項3に係る発明は、観察位置をセンサにより検出する請求項1又は2記載の画像生成方法である。
【0028】
請求項4に係る発明は、全体画像を構成する複数の部分画像の各周辺領域の輝度を補正し、この周辺領域を重複させてスクリーンに投影する画像生成装置において、前記部分画像を投影する各投影位置のデータであるプロジェクタ位置データを取得しメモリに記憶する手段と、前記スクリーンの画像を観察する観察位置のデータである観察位置データを取得しメモリに記憶する手段と、前記スクリーンの光の拡散の特性であるスクリーン輝度特性データを取得しメモリに記憶する手段と、前記プロジェクタ位置データと前記観察位置データとに基づき前記スクリーンの位置に対しての投影位置と観察位置とを特定し、前記スクリーン輝度特性データを参照し前記観察位置におけるスクリーン上での各部分画像の輝度の変化を算出して、この輝度の変化に基づき前記周辺領域の輝度の補正を行う手段とを備えた画像生成装置である。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1に画像生成装置(システム)1の概略の構成を示す。
【0030】
前記画像生成装置1はスクリーン(例えば大スクリーン)に全体画像を生成する。この全体画像は複数の部分画像から構成される。すなわち、部分画像を生成する部分画像生成装置3、部分画像生成装置5等を備えている。
【0031】
ここでは、2つの部分画像生成装置3及び部分画像生成装置5を図示しているが、実際には全体画像を作成するに必要な複数の部分画像生成装置を備えている。
【0032】
なお、これらの部分画像生成装置3,5等はコンピュータよりなるものであり、図示しないコンピュータ本体等を備えている。
【0033】
さらに、CPU3Aと、RAM3Bと、フレームバッファ3Cと、映像信号出力手段3Dとを備えている。この映像出力手段3Dから出力されたデータに基づきプロジェクタ(図示しない)がスクリーンに画像を生成する。
【0034】
さらに、この部分画像生成装置3は、観察位置を取得しメモリに記憶する観察位置データ取得手段3Eと、スクリーンの光の拡散の特性データを取得しメモリに記憶するスクリーン輝度特性データ取得手段3Fと、画像と投影する位置のデータを取得しメモリに記憶するプロジェクタ位置データ取得手段3Gと、部分画像の重複部分の輝度の補正を行う輝度補正データ生成手段3Hと、グラフィック処理手段3Iとを備えている。
【0035】
同様に部分画像生成装置5はCPU5Aと、RAM5Bと、フレームバッファ5Cと、映像信号出力手段5Dとを備えている。
【0036】
この部分画像生成装置5は、観察位置データ取得手段5Eと、スクリーン輝度特性データ取得手段5Fと、プロジェクタ位置データ取得手段5Gと、輝度補正データ生成手段5Hと、グラフィック処理手段5Iとを備えている。これらの各手段は上述した部分画像生成装置3の各手段と同一の機能を有する。
【0037】
図2を参照して画像生成装置1(部分画像生成装置3,5等)の動作を説明する。以下に示す例は、重複領域の端における2つの画像(部分画像13A,部分画像13B)の輝度を算出し、その値のずれに応じて重複領域及び重複領域に近接する領域(周辺領域)に対し輝度を補正することにより、映像が合成されたときの輝度の変化率の変化を小さく滑らかにすることで連続する映像を生成する場合である。
【0038】
ステップS201はプロジェクタの投影元の位置のデータであるプロジェクタ位置データ、スクリーンの光の拡散の特性データであるスクリーン輝度特性データ、及び観察する位置のデータである観察位置データを取得する。
【0039】
すなわち、観察位置データ取得手段3Eが観察者位置データを取得しメモリに記憶する。スクリーン輝度特性データ取得手段3Fがスクリーン輝度特性データを取得しメモリに記憶する。そして、プロジェクタ位置データ取得手段3Gがプロジェクタ位置データを取得しメモリに記憶する。
【0040】
ステップS203は画像補正領域に含まれるすべてのピクセルの計算は完了したかどうかの判断を行う。完了したと判断したとき処理はステップS205に進む。完了していないと判断したとき、処理はステップS209に進む。
【0041】
ここで、上記ピクセルとは画像を作成する最小の単位でグラフィックスディスプレイシステムにおいて、表示するかしないか、もしくはその色や輝度をユーザーが制御できる最小の単位である。
【0042】
ステップS209では、図4に示すように重複領域の境界x=B1,B2における部分画像13A及び部分画像13Bの輝度値としてYB(B1,y,0)及びYA(B2,y,0)の値を計算する。詳述すると、図3に示すようにスクリーン9上の点をP(x,y,z)、プロジェクタ7のレンズ面位置(投影位置)をA(x1,y1,z1)、観察位置をE(x2,y2,z2)とすると、入射光11と成す角度θは下記の式(1)で表すことができる(なお、本例ではxyz座標のz=0の位置にスクリーン9を配置する)。
【0043】
θ=Arccos{(x−x1)(x2−x)+(y−y1)(y2−y)+(z−z1)(z2−z)}/[{(x−x1)+(y−y1)+(z−z1)}{(x2−x)+(y2−y)+(z2−z)}]1/2 ..式(1)
ここで輝度YをY(x,y,z)で表すものとする。輝度Yと観察する角度θの関係は各スクリーンメーカから公表されており、公表されていないものに関しても輝度計で計測して得ることができる。
【0044】
これにより、光源となるプロジェクタのレンズ面位置(投影位置)Aと観察位置Eとがわかれば、スクリーン9上の任意に位置の点Pにおける角度θを算出することができるので、点Pにおける輝度Yを求めることができる。
【0045】
そして、図4に示すようにプロジェクタ7Aからスクリーン9に部分画像13Aが投影される。プロジェクタ7Bからスクリーン9に部分画像13Bが投影される。この結果、重複領域15で部分画像7A,7Bが重複する。これらの部分画像7A,7Bを観察位置E(x2,y2,z2)で観察した場合、部分画像7Aの輝度の変化はYA(x,y,0)で表される。また、部分画像7Bの輝度の変化はYB(x,y,0)で表される。そして、YB(B1,y,0)及びYA(B2,y,0)の値を計算する。
【0046】
ステップS211では、YA(B2,y,0)≧YB(B1,y,0)かどうかを判断する。YA(B2,y,0)≧YB(B1,y,0)であるとき処理はステップS213に進む。YA(B2,y,0)≧YB(B1,y,0)でないとき処理はステップS215に進む。
【0047】
ステップS213では、図5に示すようにx=C1〜B2において、YA’(B2,y,0)=YB(B1,y,0)となる補正値C2(x,y,0)を算出する。
【0048】
詳述すると、補正領域17A,17B及び重複領域15の大きさは、プロジェクタの投影サイズに対してそれぞれ50%、及び10〜20%とし、画像に対して輝度を大とする方向には補正できないため、輝度を小さくすることで補正を行う。
【0049】
すなわち、YA(B2,y,0)での輝度とYB(B1,y,0)の輝度を同じ値にする。部分画像13Aに対してx=C1からx=B2において、
K1(x,y,0)=1−[{YA(B2,y,0)−YB(B1,y,0)}(x−C1)]/{(B2−C1)YA(x,y,0)}...式(2)
YA’(x,y,0)=K1(x,y,0)×YA(x,y,0)として画像Aの輝度を補正することで、YA’(B2,y,0)=YB(B1,y,0)とし、部分画像13Aと部分画像13Bとの輝度差を小さくする(第1の補正)。
【0050】
ステップ215では補正値K1(x,y,0)=1とする。すなわち、補正が行われないことになる。
【0051】
ステップS217では、X=B1〜B2において、YA’’(B2,y,0)=0となる補正を行う(弟2の補正)。
【0052】
図6を参照する。YA’’(B2,y,0)=0とする。
【0053】
すなわち、K2(x,y,0)=(B2−x)/(B2−B1)...式(3)
YA’’(x,y,0)=K2(x,y,0)×YA’(x,y,0)=K1(x,y,0)×K2(x,y,0)×YA(x,y,0)として、
YA’’(B2,y,0)=0となるように輝度補正を行うことで重複領域15が目立たないようにする。
【0054】
ステップS219では、K1(x,y,0)×K2(x,y,0)にガンマ値を考慮し、輝度補正データとして記録する。
【0055】
実際の輝度の制御は、グラフィックス処理手段においてピクセル毎に256段階あるRGBの階調を制御することにより行うが、RGBの階調の変化に対し、輝度は正比例で変化しないことからガンマ補正が必要となる。
【0056】
このガンマ値は使用するグラフィックスボード及びプロジェクタによって異なるが、所定の環境においてはガンマ値は2.5〜3前後で良好な結果がでる。
【0057】
ガンマ値を考慮しながら、すべての画像補正領域C1≦x≦B2、0≦y≦ymaxに含まれるピクセルに対し輝度補正値K1(x,y,0)×K2(x,y,0)を計算し、輝度補正データ生成手段3Hでメモリに記録する。
【0058】
そして、処理をステップS203に戻し、上述の処理を行う。
【0059】
一方、ステップS205ではグラフィックス処理を行い、生成された画像に対し、ピクセル毎に輝度補正データを元に輝度を補正しながら各ピクセルデータをフレームバッファに描画し部分画像13Aを生成する。
【0060】
続いて、ステップS207では映像信号出力手段3Dを介し、前記部分画像13Aをプロジェクタ7Aに出力する。そして、処理を終了する。
【0061】
なお、上述の処理を部分画像13Bに対しても行う。例えば、上述のステップS213においてYB(B1,y,0)≧YA(B2,y,0)の場合は、x=B1からx=C2において、YB’(B1,y,0)=YA(B2,y,0)となる補正値を計算した後、重複領域15(x=B1からx=B2)に対し、YB’’(x,y,0)=0となる補正値を計算する。これらの補正値を、ガンマ補正を考慮しながら部分画像13Bの輝度補正データとして記録する。YB(B1,y,0)<YA(B2,y,0)の場合は、YB’’(x、y、0)=0となる補正だけを施す。
【0062】
部分画像13A、部分画像13B側のそれぞれのグラフィックス処理手段3I,5Iにおいては、フレームバッファ3C,5Cに画像を書き込む際にピクセル毎に輝度補正データに基づき輝度の補正を行い画像生成し、映像信号出力手段3D,5Dにより信号出力する。
【0063】
部分画像13A及び部分画像13Bに対し上記の補正処理を行いスクリーン9に投影した際のスクリーン輝度は図7に示すように全域において輝度の変化率が滑らかとなるので自然な連続画像が表示できる。
【0064】
補正領域について図8を参照して説明する。重複部分の補正領域は部分画像13Aの幅Wの10〜20%位が望ましい。また、補正領域17Aは部分画像13Aの50%が望ましい。
【0065】
上記実施例においては、観察位置の位置データを固定としたが、3次元位置センサにより観察者の位置を逐次入力するようにし、画像を出力する度に輝度補正値を計算すれば観察者が移動しながら画像を観察する場合であっても常に自然な連続画像を観察することができる。
【0066】
また上記実施例においては、画像補正領域の全てのピクセルに対し、スクリーン輝度特性データを参照して輝度補正値を算出したが、一定間隔のピクセルに対してのみ輝度補正値を計算し、その間のピクセルについては補正計算をすることのより輝度補正値を計算してもよい。
【0067】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【0068】
【発明の効果】
上述の如く本発明によれば、いかなるスクリーン(例えば、指向性の強いスクリーン)を用いても重複領域を小さく、即ち解像度の減少を抑えながら、容易に連続する画像を生成し、観察者が移動しても自然な連続画像を提示することができる。
【0069】
また、輝度が不連続に変化する場合にもこの不連続な部分を連続的にして、なおかつ滑らかな輝度に補正することができ画像の連続性が向上するという効果がある。
【0070】
さらに、観察位置をセンサにより検出することができるので、例えば、観察者が移動した場合においても適正な補正を行うことができ画像の連続性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像生成装置の概略を示す概略図である。
【図2】画像生成装置の動作を説明するフローチャート図である。
【図3】各装置、観察位置の位置関係を説明する説明図である。
【図4】部分画像の補正前の輝度の分布を説明する説明図である。
【図5】部分画像の第1の補正後の輝度の分布を説明する説明図である。
【図6】部分画像の弟2の補正後の輝度の分布を説明する説明図である。
【図7】補正が完了した後の輝度分布を説明する説明図である。
【図8】部分画像の補正の領域を説明する説明図である。
【図9】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図10】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図11】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図12】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図13】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図14】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図15】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図16】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図17】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図18】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図19】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図20】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図21】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図22】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図23】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【図24】従来の画像生成装置を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 画像生成装置
3 部分画像生成装置
3A CPU
3B RAM
3C フレームバッファ
3D 映像信号出力手段
3E 観察者位置データ取得手段
3F スクリーン輝度特性データ取得手段
3G プロジェクタ位置データ取得手段
3H 輝度補正データ生成手段
3I グラフィック処理手段
5 部分画像生成装置

Claims (4)

  1. 全体画像を構成する複数の部分画像の各周辺領域の輝度を補正し、この各周辺領域を重複させてスクリーンに投影する画像生成方法において、
    前記部分画像を投影する各投影位置のデータであるプロジェクタ位置データを取得しメモリに記憶する工程と、
    前記スクリーンの画像を観察する観察位置のデータである観察位置データを取得しメモリに記憶する工程と、
    前記スクリーンの光の拡散の特性であるスクリーン輝度特性データを取得しメモリに記憶する工程と、
    前記プロジェクタ位置データと前記観察位置データとに基づき前記スクリーンの位置に対しての投影位置と観察位置とを特定し、前記スクリーン輝度特性データを参照し前記観察位置におけるスクリーン上での各部分画像の輝度の変化を算出して、この輝度の変化に基づき前記周辺領域の輝度の補正を行う工程と、
    を含むことを特徴とする画像生成方法。
  2. 各部分画像の輝度の変化が連続しないとき互いの輝度の変化の差を縮めるための第1の補正と、輝度の変化を滑らかにするための弟2の補正とを行うことを特徴とする請求項1記載の画像生成方法。
  3. 観察位置をセンサにより検出することを特徴とする請求項1又は2記載の画像生成方法。
  4. 全体画像を構成する複数の部分画像の各周辺領域の輝度を補正し、この周辺領域を重複させてスクリーンに投影する画像生成装置において、
    前記部分画像を投影する各投影位置のデータであるプロジェクタ位置データを取得しメモリに記憶する手段と、
    前記スクリーンの画像を観察する観察位置のデータである観察位置データを取得しメモリに記憶する手段と、
    前記スクリーンの光の拡散の特性であるスクリーン輝度特性データを取得しメモリに記憶する手段と、
    前記プロジェクタ位置データと前記観察位置データとに基づき前記スクリーンの位置に対しての投影位置と観察位置とを特定し、前記スクリーン輝度特性データを参照し前記観察位置におけるスクリーン上での各部分画像の輝度の変化を算出して、この輝度の変化に基づき前記周辺領域の輝度の補正を行う手段と、
    を備えたことを特徴とする画像生成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7625093B2 (en) 2005-03-29 2009-12-01 Seiko Epson Corporation Image display device having a plurality of basic-color projection units
JP2013229846A (ja) * 2012-03-27 2013-11-07 Canon Inc 画像処理装置および画像処理方法
WO2023249232A1 (ko) * 2022-06-23 2023-12-28 삼성전자주식회사 전자 장치 및 그 제어 방법

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