JP2004348748A - 通信方法および通信システムならびに通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

通信方法および通信システムならびに通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数の機能を有する機能部と通信機能を有する通信部とを含む複数の機器が相互に通信するネットワークにおいて、各機器の機能部の機能を通信により効率よく制御できる通信方法、通信システムおよび通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】 通信制御部38は対応の機能実現部39が有する1つ以上の機能に関連する複数の機能情報を予め記憶媒体に記憶し、通信時に他の機器のそれぞれに対して機能情報を問合せる。したがって、各機器とそれが有する機能情報とを対応付けて管理する処理は不要となって通信を含む処理の負荷が軽減され各機器の機能を効率よく制御できる。
【選択図】 図2

Description

この発明は複数の通信可能な機器が接続された通信ネットワークにおける通信方法および通信システムならびに通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体であって、特に、通信ネットワークに接続された複数の機器が各機器の有する機能を含む各種情報を共有できる通信方法および通信システムならびに通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体に関する。
特公平8−19060号公報に複数のAV(Audio Visualの略)機器を通信接続でき、かつこれら機器を一括して操作できるAV機器制御システムが開示される。このAV機器制御システムでは、新しいAV機器がシステムに接続される場合、新しいAV機器は各AV機器を制御するための制御装置に対して制御オブジェクトを送信する。このとき、新しいAV機器は制御装置のアドレスを指定したうえで制御オブジェクトを送信しなくてはならない。同様に、制御装置がシステムに接続されるAV機器のそれぞれを制御する場合においても、それぞれのAV機器を特定するアドレスまたはIDを予め把握しておく必要がある。
また、複数のAV機器に対する制御を行なう場合には「ALL」というアドレス指定が許されているが、これは接続されたすべてのAV機器に対する制御を行なうためのものとなっている。
上述の公報に記載のAV機器制御システムでは、各AV機器が有する機能とそのAV機器のアドレスまたはIDとの対応については事前に制御装置がそのためのテーブルを備えて把握しておく必要がある。AV機器が少数である場合には、制御装置がそれらのアドレスやIDや機能をテーブルを利用して把握しておくことは容易である。しかしながら、AV機器の数が極めて多い場合や、それぞれのAV機器が制御装置にも被制御装置にもなり得るような場合には、制御装置になり得るすべてのAV機器のアドレスやIDおよび機能をテーブルなどを利用して把握することは極めて困難となる。また、制御装置が新規追加された場合、または削除された場合には各AV機器において追加または削除された制御装置のアドレスやIDや機能をテーブルに追加または削除する処理が必要となるため、テーブル管理が煩わしい。
また、IDやアドレスを用いたAV機器指定では、個別のAV機器指定またはすべてのAV機器指定が行なわれる。そのため、たとえばテレビ映像を出力できるAV機器に対してテレビ画像の表示を行なわせたい場合に、すべてのAV機器宛にテレビ映像の出力機能を有しているか問合せるパケットを個々に送信した後、テレビ映像出力機能を有しているAV機器にのみ再度個別にテレビ映像出力のための制御パケットを送信するので、伝送路においてパケットの数が多くなって通信および制御の効率に優れない。
ところで、近年は家庭内で用いられる家電機器が増加する傾向にあるので、すべての家電機器を通信ネットワークを介して制御するシステムの提供が望まれている。しかし、各家電機器を制御するためには、それぞれのアドレスを管理する方法が必要であるが、管理テーブルの作成が煩雑になってしまう。また、家庭内でのネットワークにおいては、集中的に管理のみを行なう機器を設けることは実現しにくく、管理テーブルを分散的にそれぞれの機器で管理すると、煩雑になってしまう。
それゆえにこの発明の目的は、パケットを送受信して処理し相互に通信する複数の機器を含み、複数の機器のそれぞれは通信のための通信機能を実現する通信部と通信機能とは異なる1つ以上の機能を実現する機能部とを有する通信システムにおいて、各機器の機能部の機能を通信により効率よく制御できる通信方法、通信システムおよび通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体を提供することである。
請求項1に記載の通信方法は、パケットを送受信して処理し相互に通信する複数の機器を含み、複数の機器のそれぞれは通信のための通信機能を実現する通信部と通信機能とは異なる1つ以上の機能を実現する機能部とを有する通信システムにおける通信方法であり、通信部は対応する機能部の1つ以上の機能に関連する複数の機能情報を格納する機能情報格納部を有し、通信方法は通信部において、パケットを用いて複数の機器のそれぞれに機能情報格納部に格納された複数の機能情報を問合せるよう構成される。
したがって、各機器の通信部は必要に応じて他の機器にその機能部が有する機能に関連する複数の機能情報を問合せて確認することができる。
それゆえに、このシステムでは各機器とそれが有する複数の機能情報とを対応付けての管理に関する処理は不要となり、該システムにおける通信を含む処理の負荷が軽減されて、その分、各機器における機能の制御が効率よく行なえる。
請求項2に記載の通信方法は、請求項1に記載の方法において、パケットには該パケットの送信元の機器を一意に指定するための送信元情報、該パケットの送信先の機器を一意に指定するための送信先情報、機能部の1つ以上の機能のいずれか、または通信機能を実現するための命令情報および命令情報に関連する関連情報が格納され、通信方法は通信部において、問合せパケット送信ステップと応答パケット送信ステップとを備える。
問合せパケット送信ステップは複数機器のそれぞれに命令情報および関連情報として複数の機能情報中に所定の機能情報を有しているかの問合せが格納されたパケットを送信する。
応答パケット送信ステップは、問合せパケット送信ステップにより送信されたパケットを受信したことに応じて、機能情報格納部中に問合せられた所定機能情報を有しているか否かを示す応答が命令情報および関連情報として格納されたパケットを送信する。
したがって各機器は必要に応じて問合せパケット送信ステップによりパケット送信して応答パケット送信ステップにより送信されたパケットを受信すれば、他の各機器について送信元情報として得られる機器を指定する情報とその機器が有する機能情報とを対応付けて確認することができる。
それゆえに、制御の直前に機能の問合せを行なえば機器を特定できるため、各機器を一意に指定する情報とその機器が有する機能情報とを対応付けて管理するテーブルを事前に持つことは不要となる。またシステムにおいて機器の追加/削除に対してもこのテーブルの更新は不要となるから、システムへの機器の追加/削除が容易となる。また、特別な装置を用いなくても複数の機器のそれぞれはパケットを介して相互の機能部における機能を共有することができる。
請求項3に記載の通信方法は、請求項1または2に記載の方法が、通信部において送信先情報として複数の機能情報のいずれかが格納されたパケットを送信する送信ステップと、この送信ステップにより送信されたパケットを受信して、受信パケット中の送信先情報が機能情報格納部の複数の機能情報のいずれかに一致するか否か判定する判定ステップと、判定ステップの一致するとの判定結果に応じて、受信パケット中の命令情報および関連情報に従って処理を実行する処理実行ステップとをさらに備えて構成される。
したがって、各機器は送信先情報として、各機器が有する機能情報が格納されたパケットを送信することができる。
それゆえに、各機器はある機能情報を有する他のすべての機器を対象にしてパケットを送信する場合に、送信パケット数を減少させることができるので、通信媒体を有効活用できて、通信を用いた各機器の制御の効率が向上する。
請求項4に記載の通信方法は、請求項2または3に記載の通信方法において通信部が複数の機能情報のそれぞれに対応して機能情報の認識を容易とするための識別情報が格納される識別情報格納部と、第1出力部とをさらに備え、通信方法は通信部において、応答パケット送信ステップにおいて問合せパケット送信ステップにより送信されたパケットが受信されたことに応じて、問合せられた所定機能情報に対応する識別情報格納部中の識別情報が、関連情報として格納されたパケットを送信する識別情報応答パケット送信ステップをさらに含み、識別情報応答パケット送信ステップにより送信されたパケットを受信して第1出力部に受信パケットの内容を出力して報知する第1出力ステップをさらに備えて構成される。
したがって、問合せパケット送信ステップによる問合せに対して各機器から応答パケット送信ステップによる応答があった場合に、応答した各機器の機能情報の識別情報は第1出力ステップにより第1出力部を介して報知される。
それゆえに、利用者は第1出力部を介した報知内容を確認して、所望する機器が有する機能情報について容易に認識することができる。
請求項5に記載の通信方法は、請求項4に記載の通信方法において通信部は外部からデータを入力するための第1入力部をさらに備え、通信方法は通信部において、第1出力部により報知された内容に従って第1入力部から入力されたデータを用いてパケットを生成し送信するパケット生成送信ステップをさらに備えて構成される。
したがって、利用者は第1出力部を介して認識した所望の機器が有する機能情報に基づいて、第1入力部を介してデータ入力すると、パケット生成送信ステップによりその入力データ内容に従ったパケットが生成されて所望の機器に送信される。
それゆえに、利用者はシステム内の各機器において他の所望する機器の所望する機能情報に関連した制御を容易に、かつ確実に行なうことができる。
請求項6に記載の通信方法は、請求項1ないし5のいずれかに記載の通信方法において、複数の機能情報は機能部で実現される1つ以上の機能のそれぞれについて該機能を特定する機能特定情報または該機能の実現により制御される対象を示す制御対象情報を含むよう構成される。
したがって、各機器では、必要に応じて他の各機器が有する機能を特定する機能特定情報またはその機能の実現により制御される対象を示す制御対象情報を問合せることができる。
それゆえに、このシステムでは、各機器とそれが有する機能を特定する情報または制御対象情報を対応付けて管理する処理は不要となって、システムにおける通信を含む処理の負荷が軽減され、通信を用いた各機器の機能制御に関する効率が向上する。
請求項7に記載の通信方法は請求項6に記載の通信方法において、通信部は機能特定情報のそれぞれに対応し、複数の機器における同一の該機能特定情報に対応の機能の実現時の相対的な能力レベルを示す能力情報が格納される能力情報格納部をさらに有し、通信方法は通信部において、第1機器選択ステップと第1送信ステップとをさらに備え、前述の応答パケット送信ステップは、能力情報応答パケット送信ステップをさらに含んで構成される。
能力情報応答パケット送信ステップは、問合せパケット送信ステップにより送信されたパケットを受信したことに応じて、問合せられた所定の機能特定情報に対応する能力情報格納部中の能力情報が、関連情報として格納されたパケットを生成して送信する。第1機器選択ステップは能力情報応答パケット送信ステップから送信されたパケットを受信して、受信パケット中の能力情報に基づき複数の機器のうち特定の機器を選択する。第1送信ステップは送信先情報として第1機器選択ステップにより選択された機器を指定する情報を格納したパケットを送信する。
したがって、各機器では、他の各機器が有する同一機能について、該機能の各機器間での相対的な実現時の能力レベルに基づいて機器が選択されて選択された機器あてにパケットを送信できる。
それゆえに、たとえば利用者は所望する機能について所望する能力レベルを有する機器を選択し、選択された機器にパケットを送信して所望機能を実現させることができるから、各機器について利用者の要求に沿った制御が容易に可能となる。
請求項8に記載の通信方法は、通信部が機能特定情報のそれぞれに対応して、複数の機器における同一の機能特定情報に対応の機能の実現時の相対的な優先順位を示す優先順位情報が格納される優先順位格納部をさらに有し、通信方法は通信部において、第2機器選択ステップと第2送信ステップとをさらに備え、応答パケット送信ステップはさらに優先順位応答パケット送信ステップを含む。
優先順位応答パケット送信ステップは、問合せパケット送信ステップにより送信されたパケットを受信したことに応じて、問合せられた所定の機能特定情報に対応する優先順位格納部中の優先順位情報が関連情報として格納されたパケットを生成し送信する。
第2機器選択ステップは、優先順位応答パケット送信ステップにより送信されたパケットを受信して、受信パケット中の優先順位情報に基づき複数の機器のうち特定の機器を選択する。第2送信ステップは、送信先情報として第2機器選択ステップにより選択された機器を指定する情報を格納したパケットを生成し送信する。
したがって、同一機能について各機器間での該機能実現の優先順位に基づいて機器を選択し、選択された機器宛にパケットを送信できる。
それゆえに、たとえば利用者は所望する機能について所望する優先順位を有する機器を選択して、選択された機器にパケットを送信して所望機能を実現させることができるので、利用者の要求により柔軟に対応できる制御が可能となる。
請求項9に記載の通信方法は、請求項2ないし8のいずれかに記載の通信方法において、通信部は第2出力部をさらに有し、通信方法は通信部において、状態判定ステップと、ビジーパケット送信ステップと、第2出力ステップとをさらに備える。
状態判定ステップはパケットを受信し、機能部においては所定の機能を実現中で受信パケット中の命令情報に従う機能の実現が不可能なビジー状態であるか否か判定する。ビジーパケット送信ステップは状態判定ステップによりビジー状態であると判定されたことに応じて、命令情報および関連情報にビジー状態であることを示すビジー情報が応答として格納されたパケットをビジーパケットとして生成し送信する。第2出力ステップはビジーパケット送信ステップにより送信されたビジーパケットを受信して第2出力部に受信されたビジーパケットの内容を出力して報知する。
したがって、所望される機器において機能部がビジー状態であることを利用者に対して報知することができる。
それゆえに、利用者は、所望機器にパケットを送信した場合に、該パケット中の命令情報に従う機能の実現がなぜ行なわれないかを速やかに知ることができる。また、所望機器がビジー状態であるにもかかわらず、ビジー状態と知らないためにパケット送信を繰返すなどの無駄な通信処理がなくなり、通信に関する負荷が軽減され、通信を介した機能の制御の効率が向上する。
請求項10に記載の通信方法は、請求項9に記載の通信方法において通信部は、外部からデータ入力するための第2入力部をさらに備え、通信方法は通信部において、第2出力部により報知された内容に従って第2入力部から入力されたデータを用いて割込パケットを生成して送信する割込パケット送信ステップと、割込パケットを受信したことに応じて、受信された割込パケットの内容に従った処理を機能部に実行させる制御ステップとをさらに備えて構成される。
割込パケットは、送信先情報としてビジーパケット送信元の機器を指定する情報が格納され、命令情報としてビジー状態の要因となる所定機能の実現に割込をかけて中断させ、所望される機能を実現開始させるためのコマンドが格納される。
したがって、所望機器においてビジー状態であった場合には、割込パケットを用いてビジー状態の要因となっている所定機能の実現を中断させて所望される機能を実現開始させることができる。
それゆえに、利用者は所望に応じて第2入力部からデータ入力するだけで、所望機器で現在実現中の機能に代わって所望する機能を実現させることができるので、利用者の要望に応じた制御が可能となる。
請求項11に記載の通信方法は、請求項9または10に記載の通信方法において通信部は機能部ではビジー状態が解除されたか否か判定するビジー解除判定ステップと、ビジー解除判定ステップによりビジー状態が解除されたと判定されたことに応じて、送信先情報としてビジーパケット送信元の機器を指定する情報が命令情報としてビジー解除された旨のコマンドがそれぞれ格納されたパケットを生成し送信するビジー解除パケット送信ステップとをさらに備えて構成される。
したがって、各機器は、他の機器にビジー状態に関する問合せのパケットを繰返し送信しなくても、他の機器でビジー状態が解除されたことを知ることができる。
それゆえに、無駄なパケットの送受信処理が回避されるとともに各機器における通信の負荷が軽減されて、制御の効率が向上する。
請求項12に記載の通信システムは、パケットを送受信して処理し相互に通信する複数の機器を含み、複数の機器のそれぞれは通信のための通信機能を実現する通信部と通信機能とは異なる1つ以上の機能を実現する機能部とを有するシステムであり、通信部は対応する機能部の1つ以上の機能に関連する複数の機能情報を格納する機能情報格納部を有し、パケットを用いて複数の機器のそれぞれに、機能情報格納部に格納された複数の機能情報を問合せるよう構成される。
したがって、各機器の通信部は必要に応じて他の機器の機能部が有する機能情報を問合せて確認することができる。
それゆえに、このシステムでは各機器とそれが有する機能情報とを対応付けて管理することは不要となり、システムにおける通信を含む処理の負荷が軽減されて、各機器の制御の効率が向上する。
請求項13に記載の通信システムは、請求項12に記載のシステムにおいてパケットにはパケットの送信元の機器を一意に指定するための送信元情報、パケットの送信先の機器を一意に指定するための送信先情報、機能部の1つ以上の機能のいずれかまたは通信機能を実現するための命令情報および命令情報に関連する関連情報が格納され、通信システムは複数機器のそれぞれに命令情報および関連情報として複数の機能情報中に所定の機能情報を有しているかの問合せが格納されたパケットを送信する問合せパケット送信手段と、問合せパケット送信手段により送信されたパケットを受信したことに応じて、機能情報格納部中に問合せられた所定機能情報を有しているか否かを示す応答が命令情報および関連情報として格納されたパケットを送信する応答パケット送信手段とを備えて構成される。
したがって、各機器は必要に応じて問合せパケット送信手段によりパケット送信して、応答パケット送信手段により送信されたパケットを受信すれば、他の機器について送信元情報として得られる機器を指定する情報とその機器が有する機能情報とを対応付けて確認することができる。
それゆえに、各機器を一意に指定する情報と各機器が有する機能情報とを対応付けて管理するテーブルは不要となる。またシステムにおける機器の追加/削除に対してもこのテーブルの更新は不要となり、システムへの機器の追加/削除が容易となる。また特別な装置を用いなくても複数の機器はパケットを介して相互の機能部における複数の機能を共有することができる。
請求項14に記載の通信システムは、請求項12または13に記載の通信システムが通信部においてさらに送信手段と、判定手段と、処理実行手段とを備えて構成される。
送信手段は送信先情報として複数の機能情報のいずれかが格納されたパケットを送信する。
判定手段は送信手段により送信されたパケットを受信して、受信パケット中の送信先情報が機能情報格納部の複数の機能情報のいずれかに一致するか否か判定する。
処理実行手段は、判定手段の一致するとの判定結果に応じて、受信パケット中の命令情報および関連情報に従って処理を実行する。
したがって、各機器は送信先情報として、各機器が有する機能情報が格納されたパケットを送受信することができる。
それゆえに、各機器はある機能情報を有する他のすべての機器を対象にしてパケットを送信する場合に、送信パケット数は減少するので、通信媒体を有効活用できて、通信を用いた各機器の制御の効率が向上する。
請求項15に記載の通信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体は、前述の通信方法が、パケットを送受信して処理し相互に通信する複数の機器を含み、複数の機器のそれぞれが通信のための複数機能を実現する通信部と通信機能とは異なる1つ以上の機能を実現する機能部とを有する通信システムにおける方法であり、通信部は対応する機能部の1つ以上の機能に関連する複数の機能情報を格納する機能情報格納部を有し、通信方法は通信部において、パケットを用いて複数の機器のそれぞれに、機能情報格納部に格納された複数の機能情報を問合せるよう構成される。
したがって、各機器の通信部は必要に応じて他の機器に機能部が有する機能に関連する情報を問合せることができる。
それゆえに、このシステムでは各機器とそれが有する機能に関連する情報とを対応付けて管理する処理は不要となって、システムにおける通信を含む処理の負荷が軽減されて、各機器のパケットを介した制御の効率が向上する。
請求項15に記載の通信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体は、通信方法において、パケットが該パケットの送信元の機器を一意に指定するための送信元情報、該パケットの送信先の機器を一意に指定するための送信先情報、機能部の1つ以上の機能のいずれかまたは通信機能を実現するための命令情報および命令情報に関連する関連情報が格納され、通信方法は通信部において、問合せパケット送信ステップと、応答パケット送信ステップとを備えてもよい。
問合せパケット送信ステップは複数機器のそれぞれに命令情報および関連情報として複数の機能情報中に所定の機能情報を有しているかの問合せが格納されたパケットを送信する。
応答パケット送信ステップは問合せパケット送信ステップにより送信されたパケットを受信したことに応じて、機能情報格納部中に問合せられた所定機能情報を有しているか否かを示す応答が命令情報および関連情報として格納されたパケットを送信する。
したがって、各機器は必要に応じて問合せパケット送信ステップによりパケット送信して送信ステップにより送信された応答パケットを受信すれば、他の各機器について、送信元情報として得られる機器を指定する情報とその機器が有する機能情報とを対応付けて確認することができる。
それゆえに、制御の直前に機能の問合せを行なえば機器を特定できるため、各機器を一意に指定する情報とその機器が有する機能情報とを対応付けて管理するテーブルを事前に持つことは不要となる。またシステムにおける機器の追加/削除に対してもこのテーブルの更新は不要となり、システムへの機器の追加/削除が容易となる。また特別な装置を用いなくても複数の機器はパケットを送受信することにより各機器の機能部における機能を共有することができる。
前述の通信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体は、通信方法がさらに送信ステップと判定ステップと処理実行ステップとを備えて構成されてもよい。
通信ステップは送信先情報として複数の機能情報のいずれかが格納されたパケットを送信する。
判定ステップは送信ステップにより送信されたパケットを受信して、受信パケット中の送信先情報が機能情報格納部の複数の機能情報のいずれかに一致するか否か判定する。
処理実行ステップは、判定ステップの一致するとの判定結果に応じて、受信パケット中の命令情報および関連情報に従って処理を実行する。
したがって、各機器は送信先情報として、各機器が有する機能情報が格納されたパケットを送信することができる。
それゆえに、各機器はある機能情報を有する他のすべての機器を対象にしてパケットを送信する場合に、送信パケット数を減少させることができるので、通信媒体を有効活用できて、パケット通信を用いた各機器の制御の効率が向上する。
以下、この発明の実施の形態について説明する。本実施の形態では、家庭において複数の家電機器が通信ネットワークを介して相互に通信可能に接続される場合に、家電機器のそれぞれはそれらが有する独自の機能に関する情報を用いて制御対象として指定されて制御される。
なお、家電機器のそれぞれを制御対象として指定するために用いられる機能に関する情報の内容に応じて、以下の実施例1〜8が示される。また、本実施の形態では制御対象を家電機器としたが、これに特定されるものではない。
本実施の形態では、通信ネットワークに接続された複数の家電機器のそれぞれは予め割当てられた自己を一意に特定するためのアドレス、独自に有している機能を特定するための情報およびコンテンツを用いて通信対象ならびに制御対象の機器として指定される。
なお、ここでコンテンツとは各機器が保持している各種の情報のうち、各機器の機能の実現により制御される対象を示す情報である。
図1はこの発明の実施の形態の第1〜第8実施例に適用される家庭内の家電機器を接続する通信システムの全体構成図である。
図1の通信システムは一般の家庭内に敷設されたデータパケットを伝送可能な伝送路37を含み、伝送路37には1階の居間のTV(テレビジョンの略)31およびVCR(ビデオカセットレコーダの略)36、2階の部屋のTV32およびステレオ33ならびに台所の電子レンジ34および冷蔵庫35のそれぞれが通信機能を有する家電機器として接続される。
図2は、図1の各家電機器のハードウェアブロック構成図である。図2において図1の各家電機器は、他の家電機器を制御可能なようにおよび他の家電機器から制御可能なように伝送路37を介して他の家電機器と通信するための通信制御部38および本来の機能、たとえばTVならば画面表示機能、冷蔵庫ならば冷却機能などを通信制御部38による通信動作と関連しながら実行するための機能実現部39を含む。
通信制御部38はCPU(中央処理装置の略)81、ROM(リードオンリメモリの略)82、メモリ83、RAM(ランダムアクセスメモリの略)84および伝送路37と通信制御部38との間の通信ならびに機能実現部39と通信制御部38との間の通信を制御するためのI/F(インタフェースの略)85を含む。機能実現部39はCPU91、ROM92、メモリ93、RAM94、通信制御部38と機能制御部39との間の通信を制御するためのI/F95、オペレータにより外部操作されて各種のデータを入力するための入力部96、各種のデータを出力するための出力部97および前述した本来の機能を処理するための機能部98を含む。
(実施例1)
図3は、この発明の実施の形態の実施例1における図2の通信制御部38のシステム構成図である。
図4(A)〜(E)はこの発明の実施の形態の実施例1におけるパケットのフィールド構成図である。
図4(A)はパケットの基本フィールド構成を示す。図4(B)と(C)は問合せパケット、図4(D)は制御パケットおよび図4(E)は応答パケットである。図4(A)においてパケットは該パケットの送信元の家電機器を示すための送信元情報A1、該パケットの送信先の家電機器を示すための送信先情報A2、コマンドA3およびコマンドA3に関連する内容A4を含む。なお、図1に示される各家電機器には予め自己を一意に特定するためのアドレスが割当てられており、実施例1ではこのアドレスがパケットの送信元および送信先を指定するために用いられる。
図4(B)のパケットはコマンドA3および内容A4として家電機器の機能を問合せるコマンドおよび問合せの具体的内容を格納する。図4(C)のパケットはコマンドA3および内容A4として家電機器のコンテンツのデータを問合せるコマンドおよび問合せの具体的内容を格納する。図4(D)のデータパケットはコマンドA3および内容A4として家電機器の機能実現部98を制御するコマンドおよび制御の具体的内容が格納される。図4(E)のパケットのコマンドA3および内容A4には該パケットが応答のパケットであることを示すコマンドとその応答の具体的内容が格納される。
図3において通信制御部38はI/F85に関連して通信制御部38と伝送路37との通信を制御するためのネットワークI/F(以下、I/Fと略す)1、伝送路37に接続された他の家電機器へ送信するパケットが一時的に格納される送信バッファ2、伝送路37に接続された他の家電機器から受信したパケットが一時的に格納される受信バッファ3、受信バッファ3中の受信パケットを解析するためのパケット解析部4、パケット解析部4の解析により得られた受信パケット中の送信先情報と後述するアドレス管理部7中の自アドレス71とを比較するためのアドレス解析部5、受信パケットの解析により得られた受信パケット中のコマンドを解析するためのコマンド解析部6、アドレス管理部7、応答パケット生成部8、機能検索部9、機能格納部10、コンテンツ検索部11、コンテンツ格納部12、制御パケット生成部13およびパケット生成部14を含む。
送信バッファ2、受信バッファ3、アドレス管理部7、機能格納部10およびコンテンツ格納部12は図2のROM82、RAM84およびメモリ83上にデータを格納するための領域として構成される。図3のその他の各部はプログラムとしてROM82に予めストアされて、CPU81の制御のもとに実行されるか、または、ROM82の内容がRAM84に展開された後、CPU81の制御のもとに実行される。
図5は図3のアドレス管理部7の内容を示す図である。アドレス管理部7は自家電機器を一意に特定するために予め割当てられた自アドレス71、受信したパケット中の送信元情報A1である送信元アドレス72およびアドレステーブル73を含む。
送信元アドレス72は1つ以上記憶され、各アドレス72はパケットの受信の順番に従って記憶される。アドレステーブル73には図1の伝送路37に接続される家電機器73Aのそれぞれに対応してアドレス73Bが格納される。アドレス73Bは各家電機器の自アドレス71に一致する。
図6は図3の機能格納部10の内容の一例を示す図である。図7(A)〜(C)は図3のコンテンツ格納部12の内容例を示す図である。図8(A)および(B)は図4(E)の応答パケットの他の例およびさらなる他の例を示す図である。
機能格納部10には家電機器が有する独自機能、すなわち機能部98により処理される機能が情報にして予め格納される。図6は家電機器がたとえば表示機能付カメラ一体型ビデオテープレコーダである場合の機能格納部10の内容を示す。この場合、機能格納部10には1つ以上の機能B1と機能B1のそれぞれに対応して機能に関する詳細情報B2が格納される。たとえば液晶表示機能を有すれば図6の映像出力機能に対応の詳細情報B2には“液晶”を示す情報が格納される。
機能検索部9は受信パケットの内容に従い機能格納部10に格納された機能情報を検索する。
コンテンツ格納部12には家電機器が有するコンテンツのデータが予め格納される。家電機器が、たとえばVCRであった場合、図7(A)では録画された内容を示すためのジャンルC1とタイトルC2が対応づけて格納され、図7(B)では録画の時間C3と録画指定されたTVのチャンネルを示す動作履歴C4が対応づけて格納される。
また、AV機器だけではなく、たとえば冷蔵庫35に関しては、コンテンツのデータはユーザにより手動入力、または食品に付いているバーコードを読取るなどの方法により入力される。図7(C)には冷蔵庫35のコンテンツ格納部12の一例が示される。図7(C)では食品名C5と入庫日C6が対応づけて格納される。
コンテンツ検索部11は受信パケットの内容に基づいてコンテンツ格納部12のコンテンツのデータを検索する。
応答パケット生成部8はアドレス管理部7に格納された自アドレス71、送信元アドレス72、機能検索部9により検索して得られた機能情報およびコンテンツ検索部11により検索して得られたコンテンツのデータなどに基づいて図4(E)の応答パケットを生成し、送信バッファ2に格納する。
制御パケット生成部13は所望する家電機器を制御するための図4(D)の制御パケットを生成して送信バッファ2に格納する。
パケット生成部14はI/F95を介して機能実現部39から与えられる指示内容に従って図4(B)または(C)の問合せパケットや制御パケットを生成し送信バッファ2に格納する。
図9は、この発明の実施の形態の実施例1による家電機器におけるパケット送信の処理フローチャートである。
パケット送信時、まずユーザが入力部96を操作して、要求を入力したことに応じて、CPU91はI/F95を介して入力された要求を通信制御部38に与える。
通信制御部38のパケット生成部14は該要求を受取ると、要求内容に基づいて図4(A)のフィールド構成を有するパケットを生成し、送信バッファ2に格納する(T1)。
I/F1は送信バッファ2に格納されたパケットを伝送路37を介して送信する(T2)。
図10はこの発明の実施の形態の実施例1における各家電機器のパケット受信時の処理フローチャートである。
各家電機器において図4(A)のフィールド構成を有するパケットがI/F1を介して受信されると、受信パケットは受信バッファ3に格納される。
次にパケット解析部4は受信バッファ3中の受信パケットの図示されないヘッダ情報に基づいて有効パケットか否か判定する(S1)。有効パケットでないと判定されると一連の処理は終了するが、有効パケットと判定されるとアドレス解析部5は受信パケット中の送信先情報A2により示される送信先アドレスとアドレス管理部7中の自アドレス71とを比較して、該受信パケットが自己宛のパケットか否か判定し、比較結果、一致すれば受信パケットは自己宛のパケットであるので、該受信パケット中の送信元情報A1により示される送信元アドレスをアドレス管理部7に送信元アドレス72として格納する(S2)。両アドレスが不一致であれば一連の処理は終了する。
次にコマンド解析部6は受信パケットのコマンドA3に基づいて機能問合せコマンドか否かを判定する(S3)。
コマンドA3が機能問合せコマンドと判定されると、機能検索部9は受信パケットの内容A4に基づいて機能格納部10中の複数の機能B1を検索し、検索結果、問合せの機能に一致する機能B1が格納部10中に格納されていれば、処理は応答パケット生成部8に移行する(S4)。
一方、受信パケットのコマンドA3は機能の問合せコマンドでないと判定されると(S3でNO)、コマンド解析部6はコマンドA3はコンテンツの問合せコマンドか否か判定する(S5)。
コマンドA3はコンテンツの問合せコマンドと判定されると(S5でYES)、コンテンツ検索部11は受信パケットの内容A4に基づいてコンテンツ格納部12中のコンテンツのデータを検索して、検索結果、問合せの内容に一致のコンテンツデータが格納部12中に格納されていれば、処理は応答パケット生成部8に移行する。
一方、コマンドA3はコンテンツの問合せコマンドでないと判定されると(S5でNO)、該コマンドは機能実現部39のI/F95に与えられて、CPU91の制御のもとに実行される(S8)。
一方、応答パケット生成部8はアドレス管理部7中の自アドレス71および送信元アドレス72を送信元情報A1および送信先情報A2とし、コマンドA3を問合せに対応する応答であることを示すコマンドとし、内容A4を問合せに対する応答の具体的内容とした図4(E)の応答パケットを生成して送信バッファ2に格納する(S9)。
次に、I/F1は送信バッファ2に格納された応答パケットを伝送路37に送信する。
ここで、応答パケット生成部8は、受信パケットがたとえば図4(B)の機能問合せパケットであれば、図8(A)の応答パケットを生成し、たとえば図4(C)のコンテンツデータ問合せパケットであれば図8(B)の応答パケットを生成する。
図8(A)の応答パケットには内容A4として問合せられた内容に応じた図5の機能B1と対応の詳細情報B2が格納され、図8(B)の応答パケットには内容A4として問合せられた内容に応じた図7(B)の時間C3と動作履歴C4が格納される。
各家電機器でこの応答パケットが受信されると、図10のS1〜S8の処理を経て、受信パケットはコマンド解析部6から機能実現部39に与えられ、その内容が出力部97に表示される。したがってユーザは表示内容を見て各家電機器のIDやアドレスと、それが有する機能やコンテンツに関する情報を確認できる。
なお、機能検索部9またはコンテンツ検索部11による検索結果、問合せの機能またはコンテンツのデータが得られなかった場合には、受信パケットを破棄または問合せを受けた機能またはコンテンツは有してないなどの内容A4を格納した図4(E)の応答パケットを送信するようにしてもよい。
実施例1では各家電機器は外部からの問合せに応じて、自機器内に格納している自機器の有する機能に関する情報またはコンテンツデータを検索し、検索結果を自機器を特定するアドレスを格納した応答パケットとして送信する。これにより、各家電機器やネットワーク内の他の家電機器の機能を使用したい場合に、制御対象となる機能またはコンテンツを有する他の家電機器のアドレスの取得が容易に可能となるので、該ネットワークにおいては各家電機器のアドレスと各家電機器が有する機能に関する情報とを関連づけて格納したテーブルは不要となる。
また、このネットワークでは中央制御装置のような特別な制御機器を用いなくても、各家電機器の機能をネットワーク上で共有できる。また、必要に応じて機能情報またはコンテンツのデータの問合せが行なわれるので、ネットワークにおける家電機器の追加または削除などによるテーブルの更新処理などは不要となる。
(実施例2)
図11はこの発明の実施の形態の実施例2における図2の通信制御部38のシステム構成図である。図3の構成と図11のそれとを比較し異なる点は受信パケット中のアドレス解析の直後に機能情報の検索およびコンテンツデータの検索が行なわれるように、図3のアドレス解析部5、機能検索部9およびコンテンツ検索部11のそれぞれは図11のようにアドレス解析部5a、機能検索部9aおよびコンテンツ検索部11aのそれぞれで代替された点にある。図11のその他の各部分は図3のそれと共通するので説明は省略する。
図12はこの発明の実施の形態の実施例2における各家電機器のパケット受信の処理フローチャートである。図13(A)〜(C)はこの発明の実施の形態の実施例2における制御パケットと応答パケットを示す図である。図13(A)の制御パケットには送信元情報A1として図1のVCR36のアドレスが、送信先情報A2として「映像表示機能を持っている機器」という内容の情報が、コマンドA3として「画像を表示するコマンド」が、および内容A4としてコマンドA3に関連して表示すべき画像データがそれぞれ格納される。図13(B)の制御パケットには送信元情報A1として図1のVCR36のアドレスが、送信先情報A2として「映画のタイトルを有する機器」という内容の情報が、コマンドA3として「映画のタイトルを送信するコマンド」がそれぞれ格納される。図13(C)の応答パケットには送信元情報A1として図1のTV31のアドレスが、送信先情報A2としてVCR36のアドレスが、コマンドA3として応答コマンドが、内容A4として受信コマンドを実行した結果がそれぞれ格納される。図13(C)の応答パケットは図13(A)または(B)の制御パケット中のコマンドA3の実行結果を送信するためのパケットである。
まず、図1のVCR36から図9のフローチャートに従って図13(A)の制御パケットが生成されて伝送路37を介して他のすべての家電機器に送信される。
各家電機器では図13(A)の制御パケットがI/F1を介して受信されて受信バッファ3に格納される。
まず、パケット解析部4は受信パケットのヘッダ情報に基づき有効パケットか否か判定する(S11)。有効パケットでなければ一連の処理は終了するが、有効パケットであればアドレス解析部5aは受信パケットの送信先情報A2がアドレス管理部7中の自アドレス71と一致するか否か判定する。一致すれば、受信パケット中の送信元情報A1が送信元アドレス72としてアドレス管理部7に格納されて(S15)、コマンドA3が解析されて実行される(S17、S18)。
一方、送信先情報A2と自アドレス71とが不一致ならば、アドレス解析部5aは機能情報により送信先情報A2が示されるか否か判定される(S13)。送信先情報A2が機能情報を用いて示されていれば、機能検索部9aは送信先情報A2で示される機能情報と機能格納部10中のいずれかの情報と一致するか判定する。一致すれば、コマンドA3が解析されて実行されるが(S17、S18)、不一致ならば一連の処理を終了する。
一方、送信先情報A2が機能情報により示されていなければ、コンテンツ検索部11aは送信先情報A2で示される情報とコンテンツ格納部12中のコンテンツに関するいずれかの情報と一致するか判定する(S16)。一致すればコマンドA3が解析されて実行される(S17、S18)。不一致ならば一連の処理は終了する。
ここで、図12のコマンドの解析と実行について説明する。たとえば、受信パケットが図13(A)の制御パケットであった場合には、送信先情報A2で示される「映像表示機能を持っている機器」、すなわち映像表示機能を有する図1のTV31および32において画像表示するコマンドA3が実行されて、機能部98のブラウン管などのディスプレイに内容A4の画像データが表示される。このとき、応答パケット生成部8により図13(C)の応答パケットが生成されて受信パケット中のコマンドA3の実行結果を送信するようにしてもよい。
また、たとえば受信パケットが図13(B)の制御パケットであった場合には、送信先情報A2で示される「映画のタイトルを持っている機器」、すなわちコンテンツデータとして映画のタイトルを持っている図1のVCR36において映画のタイトルを送信するコマンドA3が実行される。このとき、応答パケット生成部8により内容A4としてコンテンツ格納部12中の映画のタイトルが格納された図13(C)の応答パケットが生成されて、送信されるようにしてもよい。
なお、受信パケット中の送信先情報A2で指定される家電機器に自機器が該当しない場合には、受信パケットを破棄、または問合せを受けた機能またはコンテンツデータを有していない旨の情報を内容A4として格納した応答パケットを送信するようにしてもよい。
このように実施例2では、受信パケットの送信先情報A2の解析時に、機能やコンテンツの検索が可能となる。そのため、たとえば「映像出力が可能な機器すべて」や「×××という映画のタイトルを持つ機器すべて」など、ある機能情報やコンテンツデータを有するすべての家電機器をコマンドA3を実行する対象機器として一括指定することが可能となる。
それゆえに、ある機能情報またはコンテンツデータを持ったすべての機器を制御する場合に、送信する制御パケットの数を減少させることができて、伝送路37などの通信媒体を有効に活用できる。
(実施例3)
図14はこの発明の実施の形態の実施例3における図2の通信制御部38のシステム構成図である。図14のシステム構成と図11のそれとを比較して異なる点は、図11の応答パケット生成部8に代替して応答パケット生成部8aを有し、かつ入力部15、出力部16および情報識別子格納部17を追加して有する点にある。その他の構成は図11のそれと同様であり、説明は省略する。
情報識別子格納部17は機能格納部10およびコンテンツ格納部12に格納された機能情報およびコンテンツデータのそれぞれを識別するための文字や数字などからなる利用者の認識可能な識別子を予め格納する。応答パケット生成部8aは、応答パケットを生成する際に応答パケットに検索された機能情報またはコンテンツデータに対応する情報識別子格納部17中の情報識別子を内容A4として格納する。
なお、情報識別子格納部17への情報識別子の設定は手入力、自動的に機能格納部10およびコンテンツ格納部12中の機能情報およびコンテンツデータの一部から作成して入力するなどの方法が利用される。
入力部15は利用者により操作されて外部からデータを入力するためのものであり、たとえばキーボードなどからなる。出力部16は外部にデータ出力するためのものであり、たとえばディスプレイなどからなる。
図15は図14の情報識別子格納部17の内容を示す図である。図15には図1のTV31の情報識別子格納部17の例が示される。図15ではTV31の映像出力機能には「居間に設置しているTVの画面」という情報識別子17Aが対応する。
図16はこの発明の実施の形態の実施例3におけるパケット受信に応じた応答パケット送信のフローチャートであり、図17はこの発明の実施の形態の実施例3におけるパケット受信に応じた制御パケット送信の処理フローチャートである。
図18(A)と(B)は、図16および図17の処理フローチャートに従って送信される応答パケットおよび制御パケットの一例を示す図である。
まず、VCR36が実施例1と同様にシステム内の各家電機器に図4(B)の問合せパケットを生成して送信したと想定する。このとき、各家電機器ではこの問合せパケットを図16のフローチャートに従って受信処理する。
なお、図16のS19〜S25の処理内容は図10のS1〜S8のそれと同じなので説明は省略する。
各家電機器は受信した問合せパケットが自己宛のもので、かつ問合せパケット中の内容A4で示される機能情報が機能格納部10中にあれば、図18(A)の応答パケットが応答パケット生成部8aにより生成される(S26)。応答パケット生成部8aは情報識別子格納部17から機能格納部10から得られた機能情報に対応する情報識別子17Aを読出して応答パケットに内容A4として格納する。これにより図18(A)の応答パケットが生成され送信バッファ2を介して送信される(S27)。
この場合、問合せの内容A4に一致した機能情報あるいはコンテンツデータを有するTV31以外の各家電機器からも同様に情報識別子17Aが格納された図18(A)の応答パケットが送信されるので、VCR36は複数の家電機器から応答パケットを受信できる。
図17において、VCR36では受信した応答パケットのそれぞれからパケット解析部4により情報識別子17Aが抽出されて、出力部16に表示される(S28、S29)。利用者は出力部16に表示された複数の情報識別子17Aから所望する情報識別子17Aを入力部15を用いて選択する。制御パケット生成部13は選択された情報識別子17Aを有する家電機器宛の図18(B)の制御パケットを生成し、送信バッファ2を介して送信する(S30、S31)。
なお、制御パケット生成部13は選択された識別子17Aに基づいてアドレス管理部7中のアドレステーブル73から対応する機器73Aのアドレス73Bを読出し、これと自アドレス71と入力部15から利用者により入力された制御コマンドとに基づいて図18(B)の制御パケットを生成する。
VCR36から送信された制御パケットを受信した家電機器では、図16のフローチャートに従って受信した制御パケット中のコマンドA3に従った処理が実行される。
実施例3によれば問合せに対して複数の家電機器から応答があった場合に、応答した複数の機器に関する情報識別子17Aを利用者に提示して、利用者に制御を所望する機器を選択させることができる。
(実施例4)
図19はこの発明の実施の形態の実施例4における図2の通信制御部38のシステム構成図である。
図19のシステム構成と図14のそれとを比較して異なる点は、応答パケット生成部8aに代替して応答パケット生成部8bを設け、制御パケット生成部13、入力部15および出力部16に代替して制御パケット生成部13aおよび機器選択部18を設け、さらに情報識別子格納部17に代替して能力レベル格納部19を設ける点にある。図19のその他の部分は図14のそれと同じであり説明は省略する。
図20は図19の能力レベル格納部19の内容を示す図である。能力レベル格納部19は、対応の家電機器が有するそれぞれの機能19Aに対応してその機能をどれぐらい実現する能力があるかを、たとえば数値で示す能力レベル情報19Bが格納される。能力レベル情報19Bは同一機能を1つ以上の機器が有する場合に各機器による該機能実現時の能力レベルを相対的に示すものである。
応答パケット生成部8bは能力レベル格納部19中の能力レベル情報19Bが内容A4として格納された応答パケットを生成する。このとき、応答パケットに格納される能力レベル情報は機能検索部9aの検索結果に基づいて決定される。
機器選択部18は選択基準格納部181を有し、受信パケット中の能力レベル情報19Bを格納部181中に予め格納された選択基準レベルと比較して、その比較結果に基づいて制御パケット送信先の機器を選択する。
制御パケット生成部13aは機器選択部18で選択された機器を制御するための制御パケットを生成する。
なお、能力レベル格納部19中の能力レベル情報19Bはたとえば映像出力機能に対しては大型のTVであれば“5”、小型の携帯可能なTVであれは“1”などのように、手入力により設定したり、予め機器ごとに固定して設定したり、該機器をネットワーク接続したときに設定したりするようにしてもよい。
図21はこの発明の実施の形態の実施例4におけるパケット受信に応じた応答パケット送信の処理フローチャートである。図22はこの発明の実施の形態の実施例4におけるパケット受信に応じた制御パケット送信の処理フローチャートである。
図23(A)と(B)は図21と22の処理フローチャートに従って処理される問合せパケットと応答パケットの一例を示す図である。
まず、VCR36がシステム内の各機器に「映像出力機能を持っているか」の図23(A)の問合せパケットを生成して送信したと想定する。
このとき、各家電機器では、この問合せパケットを図21のフローチャートに従って受信処理する。なお、図21のS32〜S38の処理内容は図10のS1〜S8のそれと同じなので説明は省略する。
各家電機器は受信した問合せパケットが自己宛のもので、かつ問合せパケット中の内容A4で示される機能情報が機能情報格納部10中にあれば、図23(B)の応答パケットが応答パケット生成部8bで次のように生成される。
まず、応答パケット生成部8bはアドレス管理部7中の自アドレス71、送信元アドレス72、および能力レベル格納部19中の問合せられた機能19Aに対応の能力レベル情報19Bを送信元情報A1、送信先情報A2および内容A4としてそれぞれ格納した図23(B)の応答パケットを生成する(S39)。生成された応答パケットは送信バッファ2を介して送信される(S40)。
VCR36では図23(A)の問合せパケットを送信したことにより図23(B)の応答パケットを受信する。図22においてパケット解析部4では受信した応答パケットから能力レベル情報19Bを抽出して、機器選択部18に与える(S41)。
機器選択部18では与えられた能力レベル情報19Bと選択基準格納部181中の選択基準とに基づいて、該応答パケット送信元の機器を制御対象機器として選択するか否か決定する。たとえば、複数の応答パケットを受信して複数の能力レベル情報19Bを得た場合に、最も能力レベルの高い機器を選択するという選択基準が設定されていたとすれば、最も映像出力機能に優れた機器が制御対象として選択される(S42)。
次に、制御パケット生成部13aは選択部18から何番目に受信された応答パケットに対応の機器が選択されたかが指示されるので、応じてアドレス管理部7から指示された応答パケットに対応の送信元アドレス72と自アドレス71を読出し、読出されたこれらアドレスと予め与えられたあるいは設定されていた制御コマンドを用いて図4(D)の制御パケットを生成する(S43)。
生成された制御パケットは送信バッファ2に格納された後、I/F1を介して送信されるので(S44)、選択された家電機器ではこの制御パケットを受信して受信パケットの内容に応じた処理が行なわれる。
実施例4では、応答パケット中の能力レベル情報19Bをもとに、問合せた機能を実現するのに適した家電機器が自動的に選択される。
(実施例5)
図24はこの発明の実施の形態の実施例5における図2の通信制御部38のシステム構成図である。
図24のシステム構成と図19のそれとを比較して異なる点は、応答パケット生成部8b、制御パケット生成部13aおよび機器選択部18のそれぞれに代替して応答パケット生成部8c、制御パケット生成部13bおよび機器選択部18aを設け、かつ能力レベル格納部19に代替して優先順位設定部20および優先順位格納部21を設けた点にある。図24のその他の部分は図19のそれと同じであり説明は省略する。
本実施例では機能ごとに、その機能を実行する機器の優先順位が優先順位設定部20で予め設定されて優先順位格納部21に格納される。応答パケット生成部8cは、優先順位格納部21中の優先順位情報を格納した応答パケットを生成する。
図25は図24の優先順位格納部21の内容を示す図である。図25を参照して、優先順位格納部21にはそれぞれの機能21Aに対応して機器ごとに実行のための優先順位を、たとえば数値にして示す優先順位情報21Bが格納される。
各家電機器では、予め優先順位設定部20により、たとえば映像出力機能の優先順位情報については、図1の居間に設置されたTV31が“1”、2階の部屋に設置されたTV32が“2”などのように設定される。このように複数の家電機器が有する機能のそれぞれについて、家電機器ごとに該機能の実行に関する優先順位情報21Bが設定されて、優先順位格納部21に格納される。なお、優先順位の決定については手動による入力で任意に決定、または家電機器の設置場所に応じて決定するなどのような方法が採用される。
上述した実施例4の能力レベル情報は機能について各家電機器がその機能を実現できる能力の程度を示すものであるが、本実施例の優先順位は、それとは異なりその機能を実現する際に優先して使用される家電機器が示されるものである。したがって、能力レベル情報と優先順位情報とを併用し、利用の状況や時間帯、機能実現で行なわれる作業の内容などに応じて能力レベル情報と優先順位情報とを使い分けるようにしてもよい。
応答パケット生成部8cは優先順位格納部21中の優先順位情報21Bが内容A4として格納された応答パケットを生成する。このとき、格納される優先順位情報21Bは機能検索部9aの検索結果に基づいて決定される。
機器選択部18aは選択基準格納部182を有し、受信パケット中の優先順位情報21Bと格納部182中に予め格納された選択基準レベルと比較して、比較結果に基づいて制御パケット送信先の家電機器を選択し、選択結果を制御パケット生成部13bに与える。
制御パケット生成部13bは与えられた選択結果に基づいて選択された家電機器を制御するための制御パケットを生成する。
図26はこの発明の実施の形態の実施例5におけるパケット受信に応じた応答パケット送信の処理フローチャートである。
図27はこの発明の実施の形態の実施例5におけるパケット受信に応じた制御パケット送信の処理フローチャートである。
図28(A)と(B)は図26と図27の処理フローチャートに従って処理される問合せパケットと応答パケットの一例を示す図である。
まずVCR36がシステム内の各家電機器に内容A4として「映像出力機能を持っているか」が格納された図28(A)の問合せパケットを生成して送信したと想定する。
このとき、各家電機器では、図28(A)の問合せパケットを図26のフローチャートに従って処理する。なお、図26のS45〜S51の処理内容は図10のS1〜S8のそれと同じなので説明は省略する。
各家電機器は受信した問合せパケットが自己宛のもので、かつ、問合せパケット中の内容A4で示される機能情報が機能格納部10中にあれば、図28(B)の応答パケットが応答パケット生成部8cで次のように生成される。
まず、応答パケット生成部8cはアドレス管理部7中の自アドレス71、送信元アドレス72、および優先順位格納部21中の問合せられた機能21Aに対応の優先順位情報21Bをそれぞれ送信元情報A1、送信先情報A2および内容A4にそれぞれ格納した図28(B)の応答パケットを生成する(S52)。生成された応答パケットは送信バッファ2を介して送信される(S53)。
図27においてVCR36のパケット解析部4では順次受信する図28(B)の応答パケットから優先順位情報21Bを抽出して機器選択部18aに与える(S54)。
機器選択部18aでは与えられる優先順位情報21Bと、最も優先順位の高い機器を選択するなどの選択基準格納部182中の選択基準とにより制御対象となる家電機器を選択し選択結果として制御パケット生成部13bに与える(S55)。制御パケット生成部13bは選択結果に基づいてアドレス管理部7から対応する送信元アドレス72を読出して、予め与えられた制御コマンドと読出された送信元アドレス72などを用いて、たとえば図4(D)の制御パケットを送信し、送信バッファ2に格納する(S56)。
送信バッファ2に格納された制御パケットは、I/F1を通じて送信される(S57)。したがって優先順位情報21Bを用いて選択された家電機器では制御パケットが受信されて受信された制御パケットの内容に従う処理が実行される。
なお、本実施例では優先順位情報21Bを各家電機器で持つとしたが、ネットワーク内のいずれか1つの家電機器がすべての家電機器に関する優先順位情報21Bを持ち、その機器に対して優先順位を問合せるようにしてもよい。また、すべての家電機器のそれぞれがすべての家電機器に関する優先順位情報21Bを持つようにしてもよい。
このように実施例5では機能ごとにその機能を実現する家電機器の優先順位を利用状況など使い勝手よく予め設定しておくだけで、優先順位情報21Bに従って制御対象となる家電機器の選択を自動的に行なうことができる。
したがって、利用者が所望する機能を実現するために最も適切な家電機器を制御対象として選択することが容易に可能となる。
以上のように実施例3〜5では、家電機器からの機能情報またはコンテンツデータの問合せに対して、複数の家電機器から応答があった場合の処理について説明した。実施例3ではこの処理のために出力部を介して利用者に問合せを行ない、利用者が制御対象とする家電機器を選択する方法について示した。実施例4と5では、利用者に問合せをすることなく、機器選択部により制御対象とする機器を選択する方法が示される。実施例4では能力レベル情報を用いた選択が行なわれ、実施例5では能力レベル情報の代わりに設定の自由度のより高い優先順位情報を利用して機器の選択が行なわれる。
(実施例6)
図29は、この発明の実施の形態の実施例6における図2の通信制御部38のシステム構成図である。
図29のシステム構成と図24のそれとを比較して異なる点は、応答パケット生成部8cが応答パケット生成部8dに代替され、優先順位格納部21、優先順位設定部20、機器選択部18aおよび制御パケット生成部13bに代替して、ビジー状態判定部22、ビジー理由格納部23およびビジーパケット生成部24を備えた点にある。図29のその他の部分は図24のそれと同じなので説明は省略する。
図30は図29のビジー理由格納部23の内容を示す図である。
ビジー状態判定部22は受信した制御パケット中の制御コマンドに従う処理が機能実現部39において実行可能か否か、機能実現部39から与えられるビジーデータBDに基づいて判定する。ビジーデータBDは機能実現部39において現在処理(実行)されている機能を一意に示すもので、たとえば数値が設定される。
ビジー理由格納部23は図30に示されるように予め複数のビジー理由23Aが格納されて、ビジーデータBDに基づいてアクセスされる。したがって、ビジーデータBDが示す現在実行中の機能の詳細はデータBDに対応のビジー理由23Aで詳細に示される。なお、ここでは各家電機器の機能実現部39である機能が実行中で他の機能を実行することができないような状態をビジー状態という。ビジーデータBDはこのビジー状態の要因となっている機能を一意に示すデータであり、ビジー状態ではないときはたとえば値“0”となる。
ビジーパケット生成部24はビジー状態判定部22で対応の機能実現部39はビジー状態と判定された場合に応答パケットであるビジーパケットを生成する。
図31はこの発明の実施の形態の実施例6における制御パケット受信に応じた処理フローチャートである。
図32(A)と(B)は図31の処理フローチャートで処理される制御パケットと応答パケットの一例を示す図である。今、VCR36の入力部96をユーザが操作して、機能部98で記録された画像データを1階の居間のTV31に表示させる旨の要求が入力がされたと想定すると、図32(A)の制御パケットがパケット生成部14で生成されて送信される。
TV31は図32(A)の制御パケットを受信すると、図10と同様の処理フローチャートのS1〜S7の処理に従って、コマンド解析部6でコマンド処理する(S8)。コマンド解析部6は制御パケット中のコマンドは画像データを表示するためのコマンドであることを解釈して、ビジー状態判定部22に処理を移す。
図31においてビジー状態判定部22は与えられるビジーデータBDに基づいて対応の機能実現部39がビジー状態であるか否か判定する(S58)。
ビジー状態でないと判定されると、コマンド解析部6に対してコマンド処理が要求されるとともに、応答パケット生成部8dにより、たとえばコマンド実行結果を格納した図13(C)のような応答パケットが生成されて送信される(S59)。
一方、対応の機能部98でTV放送の画像表示中であってビジー状態と判定されると、ビジーパケット生成部24はビジーデータBDに基づいてビジー理由格納部23をアクセスして得られたビジー理由23A、ならびにアドレス管理部7を参照して得られた自アドレス71および送信元アドレス72を用いて図32(B)のビジーパケットを生成する(S60)。
生成されたビジーパケットは送信バッファ2に格納されて送信される(S61)。
実施例6では各家電機器において制御パケットを受信した際に、ビジー状態と判定された場合には、ビジー理由32Aが格納されたビジーパケットが送信されるので、制御側の家電機器は被制御側の家電機器が所望される機能を持っていないのか、または現在ビジー状態のため所望される機能を実行できないのかを容易に判別できる。また、制御側の家電機器はビジー理由32Aを受理するので、どのような理由(状態)で所望される機能が実行できないのかを認識することができる。
(実施例7)
図33は、この発明の実施の形態の実施例7における図2の通信制御部38のシステム構成図である。
図33のシステム構成と図29のそれとを比較して異なる点は、表示デバイスなどからなる各種データを出力するための出力部15a、ユーザにより操作されて各種データを入力するための入力部16a、割込パケット生成部25および割込処理実行部26が追加された点にある。図33のその他の部分は図29のそれと同じなので説明は省略する。
割込パケット生成部25は入力部16aから入力された割込要求に応答して割込パケットを生成し、送信バッファ2に格納する。
割込処理実行部26は割込パケットを受信すると、割込パケット中のコマンドをビジー状態である機能実現部39にI/F95を介して与える。これにより、機能実現部39ではCPU91によりコマンド解釈されて、機能部98で実行中の処理は割込がかけられて中断され、解釈結果に基づく新たな処理が実行開始される。
図34はこの発明の実施の形態の実施例7におけるビジーパケット受信に応じた処理フローチャートである。
図35はこの発明の実施の形態の実施例7における割込パケット受信に応じた処理フローチャートである。
図36はこの発明の実施の形態の実施例7における割込パケットの一例を示す図である。
図36の割込パケットにはコマンドA3として割込コマンドおよび割込により実行開始されるコマンドが格納される。
図34において前述の実施例6で生成され送信された図32(B)のビジーパケットがVCR36で受信され、図10のS1〜S3およびS5の処理を経て、VCR36のコマンド解析部6は受信したビジーパケット中の応答コマンドA3と内容A4(ビジー理由23A)とを解析し、ビジーパケットであることに応じてビジー理由23Aを出力部15aに与える(S62)。
出力部15aでは受信されたビジーパケット中のビジー理由23Aが受信順に表示されるので(S63)、ユーザは表示されるビジー理由23Aを確認して、所望する機能に関する処理をビジー状態の要因となっている処理よりも優先して実行したいと所望すれば、入力部16aを操作して割込要求、割込により実行されるべき新たな機能に関する処理のコマンドおよび表示中のビジー理由から対応するビジー理由を指定するデータを入力する(S64)。
割込パケット生成部25は入力部16aから割込要求が与えられたことに応じて、自アドレス71と入力されたビジー理由の指定データに対応の送信元アドレス72をアドレス管理部7から読出し、読出されたアドレス71と72、ならびに入力されたコマンドに基づき図36の割込パケットを生成する(S65)。生成された割込パケットは送信バッファ2に格納された後に、送信される(S66)。
なお、図36の割込パケットは内容A4として画像データを格納するが、この画像データはI/F95を介して対応の機能実現部39から入力される。
TV31はVCR36から送信された割込パケットを受信すると、割込パケットは図10のS1〜S3およびS5の処理を経て、コマンド解析部6に与えられる。
コマンド解析部6は割込パケット中のコマンドA3が割込コマンドを含むと判定するので(S67)、この判定結果に応じて割込処理実行部26はI/F95を介して機能実現部39に、機能部98で現在実行中の処理を中断してコマンドA3と内容A4に従う新たな処理を開始する旨指示を与える(S68)。CPU91はこの指示を受けて、機能部98に対し現在実行中の処理に割込をかけて中断させ、コマンドA3と内容A4に従う新たな処理を開始させる(S69)。
これにより、たとえばTV31ではTV放送の画面表示が強制的に中断されて、割込パケット中の画像データが表示開始される。
このように実施例7では各家電機器において割込パケットが送受信されることにより、制御対象となる家電機器において実行中の処理にユーザの要求に応じて割込をかけて中断させ、ユーザの所望する新たな処理を優先的に実行させることができる。
(実施例8)
図37はこの発明の実施の形態の実施例8における図2の通信制御部38のシステム構成図である。
図37のシステム構成と図29のそれとを比較して異なる点は、制御パケットを生成する制御パケット生成部13c、ビジー解除パケット生成部27およびビジー解除判定部28を追加している点にある。図37のその他の部分は図27のそれと同じであり説明は省略する。
ビジー解除判定部28はI/F95を介して機能実現部39から与えられるビジー解除データBRに基づいてビジー状態が解除されたか否か判定する。機能実現部39のCPU91は機能部98の状態を監視して、ビジー状態が解除されたことを判定すると、応じてI/F95を介して通信制御部38にビジー解除データBRを出力する。
ビジー解除パケット生成部27は、ビジー解除判定部28によりビジー状態が解除されたと判定されたことに応答してビジー解除パケットを生成し送信バッファ2に格納する。
図38はこの発明の実施の形態の実施例8における各家電機器のビジーパケット送信後のビジー状態解除の判定に関する処理フローチャートである。
図39はこの発明の実施の形態の実施例8における各家電機器のビジー解除パケットの受信に応じた処理フローチャートである。
図40はこの発明の実施の形態の実施例8におけるビジー解除パケットの一例を示す図である。
図38において、たとえばTV31においてビジーパケット受信後は、ビジー解除判定部28が対応の機能実現部39でビジー状態が解除されたか否かをビジー解除データBRが与えられるか否かにより判定する(S70)。ビジー状態が解除されたことが判定されると、応じてビジー解除パケット生成部27は図40のビジー解除パケットを生成する(S71)。図40のビジー解除パケットにはコマンドA3としてビジー状態の解除を示すコマンドが格納される。
生成されたビジー解除パケットはビジーパケットを送信したVCR36宛に送信バッファ2を介して送信される(S72)。
図39を参照して、VCR36は受信バッファ3を介してTV31から送信されたビジー解除パケットを受信する。受信されたビジー解除パケットについて図10のS1〜S3およびS5の処理が行なわれて、コマンド解析部6は受信パケット中のコマンドA3がビジー解除コマンドであることを判別する(S73)。この判別結果に応じて、制御パケット生成部13cは予め与えられた制御コマンドを格納したTV31宛の制御パケットを生成する(S74)。生成された制御パケットは送信バッファ2を介して送信されてTV31により受信される(S75)。
実施例8では各家電機器は他の家電機器から制御パケットにより制御の指示を受けた場合にビジー状態であったときは、その後ビジー状態が解除されるとビジー解除パケットを他の家電機器に送信する。したがって各家電機器では他の家電機器がビジー状態に有るか否かを把握するための送信処理、たとえば同じ制御パケットを繰返して他の家電機器に送信するなどの処理をしなくても容易に他の家電機器の状態を把握できる。
上述した実施例1〜8によれば、たとえばVCR36を操作するだけで、家庭内の各家電機器について機能とコンテンツデータの問合せができる。また、各家電機器が有する機能を伝送路37に接続されたすべての家電機器で共有できるので、表示機能のない冷蔵庫35がTV31の画面を利用して設定された庫内温度の表示を行なうことができる。また、電子レンジ34が冷蔵庫35の庫内温度に基づいて食品を解凍するための加熱時間を調整することができる。
この発明の実施の形態の第1〜第8実施例に適用される家庭内の家電機器を接続する通信システムの全体構成図である。 図1の各家電機器のハードウェアブロック構成図である。 この発明の実施の形態の実施例1における図2の通信制御部のシステム構成図である。 (A)〜(E)はこの発明の実施の形態の実施例1におけるパケットのフィールド構成図である。 図3のアドレス管理部の内容を示す図である。 図3の機能格納部の内容の一例を示す図である。 (A)〜(C)は図3のコンテンツ格納部の内容例を示す図である。 (A)と(B)は図4(E)の応答パケットの他の例およびさらなる他の例を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例1による各家電機器におけるパケット送信の処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例1による各家電機器におけるパケット受信時の処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例2における図2の通信制御部のシステム構成図である。 この発明の実施の形態の実施例2における各家電機器のパケット受信の処理フローチャートである。 (A)〜(C)はこの発明の実施の形態の実施例2における制御パケットと応答パケットを示す図である。 この発明の実施の形態の実施例3における図2の通信制御部のシステム構成図である。 図14の情報識別子格納部の内容を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例3におけるパケット受信に応じた応答パケット送信の処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例3におけるパケット受信に応じた制御パケット送信の処理フローチャートである。 (A)と(B)は図16および図17の処理フローチャートに従って送信される応答パケットおよび制御パケットの一例を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例4における図2の通信制御部のシステム構成図である。 図19の能力レベル格納部の内容を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例4におけるパケット受信に応じた応答パケット送信の処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例4におけるパケット受信に応じた制御パケット送信の処理フローチャートである。 (A)と(B)は図21と図22の処理フローチャートに従って処理される問合せパケットと応答パケットの一例を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例5における図2の通信制御部のシステム構成図である。 図24の優先順位格納部の内容を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例5におけるパケット受信に応じた応答パケット送信の処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例5におけるパケット受信に応じた制御パケット送信の処理フローチャートである。 (A)と(B)は図26と図27の処理フローチャートに従って処理される問合せパケットと応答パケットの一例を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例6における図2の通信制御部のシステム構成図である。 図29のビジー理由格納部の内容を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例6における制御パケット受信に応じた処理フローチャートである。 (A)と(B)は図31の処理フローチャートで処理される制御パケットと応答パケットの一例を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例7における図2の通信制御部のシステム構成図である。 この発明の実施の形態の実施例7におけるビジーパケット受信に応じた処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例7における割込パケット受信に応じた処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例7における割込パケットの一例を示す図である。 この発明の実施の形態の実施例8における図2の通信制御部のシステム構成図である。 この発明の実施の形態の実施例8における各家電機器のビジーパケット送信後のビジー状態解除の判定に関する処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例8における各家電機器のビジー解除パケットの受信に応じた処理フローチャートである。 この発明の実施の形態の実施例8におけるビジー解除パケットの一例を示す図である。
符号の説明
9,9a 機能検索部、10 機能格納部、11,11a コンテンツ検索部、12 コンテンツ格納部、13,13a,13b 制御パケット生成部、14 パケット生成部、15,15a 入力部、16,16a 出力部、17 情報識別子格納部、18,18a 機器選択部、19 能力レベル格納部、20 優先順位設定部、21 優先順位格納部、22 ビジー状態判定部、23 ビジー理由格納部、24 ビジーパケット生成部、25 割込パケット生成部、26 割込処理実行部、27 ビジー解除パケット生成部、28 ビジー解除判定部、37 伝送路、38 通信制御部、39 機能実現部、98 機能部。

Claims (15)

  1. パケットを送受信して処理し相互に通信する複数の機器を含み、前記複数の機器のそれぞれは前記通信のための通信機能を実現する通信部と前記通信機能とは異なる1つ以上の機能を実現する機能部とを有する通信システムにおける通信方法であって、
    前記通信部は対応する前記機能部の前記1つ以上の機能に関連する複数の機能情報を格納する機能情報格納部を有し、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記パケットを用いて前記複数の機器のそれぞれに、前記機能情報格納部に格納された前記複数の機能情報を問合せることを特徴とする、通信方法。
  2. 前記パケットには該パケットの送信元の前記機器を一意に指定するための送信元情報、該パケットの送信先の前記機器を一意に指定するための送信先情報、前記機能部の1つ以上の機能のいずれかまたは前記通信機能を実現するための命令情報および前記命令情報に関連する関連情報が格納され、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記複数機器のそれぞれに前記命令情報および前記関連情報として前記複数の機能情報中に所定の機能情報を有しているかの問合せが格納された前記パケットを送信する問合せパケット送信ステップと、
    前記問合せパケット送信ステップにより送信された前記パケットを受信したことに応じて、前記機能情報格納部中に問合せられた前記所定機能情報を有しているか否かを示す応答が前記命令情報および前記関連情報として格納された前記パケットを送信する応答パケット送信ステップとを備えた、請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記通信方法は前記通信部において、
    前記送信先情報として前記複数の機能情報のいずれかが格納された前記パケットを送信する送信ステップと、
    前記送信ステップにより送信された前記パケットを受信して、受信パケット中の前記送信先情報が前記機能情報格納部の前記複数の機能情報のいずれかに一致するか否か判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの一致するとの判定結果に応じて、該受信パケット中の前記命令情報および前記関連情報に従って処理を実行する処理実行ステップとをさらに備えた、請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記通信部は、
    前記複数の機能情報のそれぞれに対応して該機能情報の認識を容易とするための識別情報が格納される識別情報格納部と、
    第1出力部とをさらに備え、
    前記応答パケット送信ステップは、
    前記問合せパケット送信ステップにより送信された前記パケットを受信したことに応じて、問合せられた前記所定機能情報に対応する前記識別情報格納部中の前記識別情報が、前記関連情報として格納された前記パケットを送信する識別情報応答パケット送信ステップをさらに含み、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記識別情報応答パケット送信ステップにより送信された前記パケットを受信して前記第1出力部に該受信パケットの内容を出力して報知する第1出力ステップをさらに備える、請求項2または3に記載の通信方法。
  5. 前記通信部は、
    外部からデータを入力するための第1入力部をさらに備え、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記第1出力部により報知された内容に従って、前記第1入力部から入力されたデータを用いて前記パケットを生成し送信するパケット生成送信ステップをさらに備える、請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記複数の機能情報は、前記機能部で実現される1つ以上の機能のそれぞれについて該機能を特定する機能特定情報または該機能の実現により制御される対象を示す制御対象情報を含むことを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の通信方法。
  7. 前記通信部は、
    前記機能特定情報のそれぞれに対応し、前記複数の機器における同一の該機能特定情報に対応の機能の実現時の相対的な能力レベルを示す能力情報が格納される能力情報格納部をさらに有し、
    前記応答パケット送信ステップは、
    前記問合せパケット送信ステップにより送信された前記パケットを受信したことに応じて、問合せられた所定の機能特定情報に対応する前記能力情報格納部中の前記能力情報が、前記関連情報として格納された前記パケットを生成して送信する能力情報応答パケット送信ステップをさらに含み、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記能力情報応答パケット送信ステップにより送信された前記パケットを受信して、該受信パケット中の前記能力情報に基づき前記複数の機器のうち特定の機器を選択する第1機器選択ステップと、
    前記送信先情報として前記第1機器選択ステップにより選択された機器を指定する情報を格納した前記パケットを生成し送信する第1送信ステップとをさらに備えた、請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記通信部は、
    前記機能特定情報のそれぞれに対応して、前記複数の機器における同一の該機能特定情報に対応の機能の実現時の相対的な優先順位を示す優先順位情報が格納される優先順位格納部をさらに有し、
    前記応答パケット送信ステップは、
    前記問合せパケット送信ステップにより送信された前記パケットを受信したことに応じて、問合せられた所定の機能特定情報に対応する前記優先順位格納部中の前記優先順位情報が前記関連情報として格納された前記パケットを生成し送信する優先順位応答パケット送信ステップをさらに含み、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記優先順位応答パケット送信ステップにより送信された前記パケットを受信して、該受信パケット中の前記優先順位情報に基づき前記複数の機器のうち特定の機器を選択する第2機器選択ステップと、
    前記送信先情報として前記第2機器選択ステップにより選択された機器を指定する情報を格納した前記パケットを生成し送信する第2送信ステップとをさらに備えた、請求項6または7に記載の通信方法。
  9. 前記通信部は、
    第2出力部をさらに有し、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記パケットを受信して、前記機能部においては所定の機能を実現中で該受信パケット中の前記命令情報に従う機能の実現が不可能なビジー状態であるか否か判定する状態判定ステップと、
    前記状態判定ステップによりビジー状態であると判定されたことに応じて、前記命令情報および前記関連情報にビジー状態であることを示すビジー情報が応答として格納された前記パケットをビジーパケットとして生成し送信するビジーパケット送信ステップと、
    前記ビジーパケット送信ステップにより送信された前記ビジーパケットを受信して、受信された前記ビジーパケットの内容を前記第2出力部に出力して報知する第2出力ステップとをさらに備える、請求項2ないし8のいずれかに記載の通信方法。
  10. 前記通信部は、
    外部からデータ入力するための第2入力部をさらに備え、
    前記通信方法は前記通信部において、
    前記第2出力部により報知された内容に従って、前記第2入力部から入力されたデータを用いて割込パケットを生成して送信する割込パケット送信ステップと、
    前記割込パケット送信ステップにより送信された前記割込パケットを受信したことに応じて、受信された前記割込パケットの内容に従った処理を前記機能部に実行させる制御ステップとをさらに備え、
    前記割込パケットは、
    前記送信先情報として前記ビジーパケット送信元の機器を指定する情報が格納され、前記命令情報として前記ビジー状態の要因となる前記所定機能の実現に割込をかけて中断させ、所望される機能を実現開始させるためのコマンドが格納されることを特徴とする、請求項9に記載の通信方法。
  11. 前記通信方法は前記通信部において、
    前記機能部では前記ビジー状態が解除されたか否か判定するビジー解除判定ステップと、
    ビジー解除判定ステップにより前記ビジー状態が解除されたと判定されたことに応じて、前記送信先情報として前記ビジーパケット送信元の前記機器を指定する情報が、前記命令情報としてビジー解除された旨のコマンドがそれぞれ格納された前記パケットを生成し送信するビジー解除パケット送信ステップとをさらに備えた、請求項9または10に記載の通信方法。
  12. パケットを送受信して処理し相互に通信する複数の機器を含み、前記複数の機器のそれぞれは前記通信のための通信機能を実現する通信部と前記通信機能とは異なる1つ以上の機能を実現する機能部とを有する通信システムであって、
    前記通信部は対応する前記機能部の前記1つ以上の機能に関連する複数の機能情報を格納する機能情報格納部を有し、
    前記パケットを用いて前記複数の機器のそれぞれに、前記機能情報格納部に格納された前記複数の機能情報を問合せることを特徴とする、通信システム。
  13. 前記パケットには該パケットの送信元の前記機器を一意に指定するための送信元情報、該パケットの送信先の前記機器を一意に指定するための送信先情報、前記機能部の1つ以上の機能のいずれかまたは前記通信機能を実現するための命令情報および前記命令情報に関連する関連情報が格納され、
    前記通信部は、
    前記複数機器のそれぞれに前記命令情報および前記内容として前記複数の機能情報中に所定の機能情報を有しているかの問合せが格納された前記パケットを送信する問合せパケット送信手段と、
    前記問合せパケット送信手段により送信された前記パケットを受信したことに応じて、前記機能情報格納部中に問合せられた前記所定機能情報を有しているか否かを示す応答が前記命令情報および前記関連情報として格納された前記パケットを送信する応答パケット送信手段とを備えた、請求項12に記載の通信システム。
  14. 前記通信部は、
    前記送信先情報として前記複数の機能情報のいずれかが格納された前記パケットを送信する送信手段と、
    前記送信手段により送信された前記パケットを受信して、受信パケット中の前記送信先情報が前記機能情報格納部の前記複数の機能情報のいずれかに一致するか否か判定する判定手段と、
    前記判定手段の一致するとの判定結果に応じて、該受信パケット中の前記命令情報および前記関連情報に従って処理を実行する処理実行手段とをさらに備えた、請求項13に記載の通信システム。
  15. パケットを送受信して処理し相互に通信する複数の機器を含み、前記複数の機器のそれぞれは前記通信のための複数機能を実現する通信部と前記通信機能とは異なる1つ以上の機能を実現する機能部とを有する通信システムにおける通信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体であって、
    前記通信部は対応する前記機能部の前記1つ以上の機能に関連する複数の機能情報を格納する機能情報格納部を有し、
    前記通信方法は前記通信部において、前記パケットを用いて前記複数の機器のそれぞれに、前記機能情報格納部に格納された前記複数の機能情報を問合せることを特徴とする、通信方法をコンピュータに実行させるための通信プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体。
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