JP2004348264A - コンテンツ中継サーバ、コンテンツ共有管理システム、その管理プログラムおよび管理方法 - Google Patents

コンテンツ中継サーバ、コンテンツ共有管理システム、その管理プログラムおよび管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツを提供するサーバを直接操作することなくコンテンツを共有するコンテンツ共有管理システムを提供する。
【解決手段】センタサーバ300を経由してユーザサーバ110に格納されているコンテンツを利用可能なユーザ端末100が、ユーザサーバ110のコンテンツをユーザ端末200に利用可能とするための接続設定をセンタサーバ300に設定し、該設定した接続設定をユーザ端末200に通知することで、ユーザ端末100が設定したコンテンツの利用条件に応じた課金とコンテンツ変換、及び、ユーザサーバ110が提供するコンテンツを、ユーザ端末200に利用可能とするコンテンツ共有管理システムを構築する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に存在するコンテンツを共有するコンテンツ中継サーバ、コンテンツ共有管理システム、コンテンツ共有管理プログラムおよびコンテンツ共有管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及に伴い、ネットワーク上でコンテンツを提供するネットビジネスが行われており、従来において、コンテンツを利用する利用者側の利用者端末と、コンテンツを提供する提供者側のデータ提供者サーバと、利用者端末とデータ提供者サーバとの間を中継する中継サーバと、を有したシステム構成を用いて、利用者とデータ提供者との取引を、常に中継サーバを経由して行う課金システムがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−98136号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来から、コンテンツを提供するネットビジネスが行われていたが、そのコンテンツを提供するシステム構成において、様々な問題点がある。
例えば、インターネット上で複数のサーバ上に管理されているコンテンツを共有する場合は、それぞれのサーバでのアクセス設定を行う必要がある。また、コンテンツを提供するサーバ上でアクセス制限を設定するためには、サーバの管理能力をもった管理者による作業が必要であり、複数のサーバ間でコンテンツを共有するためには、複数のサーバ間で共有する共有情報を常に同期する必要がある。このため、コンテンツの共有情報の設定を行うのは、コンテンツを提供するサーバ上であり、一元的に管理されていないこととなる。
【0005】
そこで、コンテンツを一元的に管理するための管理サーバを設け、コンテンツの共有情報の設定変更ごとに、管理サーバでも同様の設定変更を行う方法がある。
そのためには、それぞれのコンテンツを提供する管理者が、管理サーバの共有情報の設定を行うだけでなく、それぞれのコンテンツを提供するサーバ上でも共有情報の設定を行う必要があり、共有情報の同期ミスなどの要因となっていた。
【0006】
また、コンテンツの共有情報を一元管理する管理サーバを設けた場合は、コンテンツが実際にいつ、どのぐらい利用されているかを管理するためには、それぞれのコンテンツを提供するサーバ上で行う必要があり、また、課金や利用回数の制限を行うためにはコンテンツを提供するサーバ上で、ログの管理を行わなければならず、管理者にとって非常に手間のかかる作業となっていた。
【0007】
また、コンテンツの共有を許可された端末からのアクセスなのか、コンテンツの共有を許可されていない不正な端末からのアクセスなのかを、それぞれのコンテンツを提供するサーバ上で判断する必要があった。
【0008】
また、一元管理用の管理サーバを用いて、複数のサーバ上でのコンテンツを共有する場合も、コンテンツを提供するサーバ間でコンテンツを共有するために、それぞれのコンテンツを提供するサーバ上での共有情報の設定が必要であり、一元管理用の管理サーバだけでは対応できなかった。
【0009】
また、複数のサーバで管理されているコンテンツに対して、コンテンツの変換を行うためには、それぞれのコンテンツを提供するサーバごとに、コンテンツの変換を行う必要があり、コンテンツを提供するサーバが、コンテンツの変換を実行できる処理能力を必要としていた。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、コンテンツを提供するサーバを直接操作することなくコンテンツを共有するコンテンツ中継サーバ、コンテンツ共有管理システム、コンテンツ共有管理プログラムおよびコンテンツ共有管理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は以下のような特徴を有する。
請求項1記載の発明は、コンテンツへの利用許可を行う第1の利用者端末装置と、第1の利用者端末装置の利用許可によりコンテンツの利用が可能となる第2の利用者端末装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバと、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを中継するコンテンツ中継サーバと、がネットワークを介して接続してなるコンテンツ共有管理システムにおけるコンテンツ中継サーバであって、第1の利用者端末装置から設定された、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を第2の利用者端末装置に許可するための接続設定を記憶するコンテンツ利用端末記憶手段と、第1の利用者端末装置が設定した接続設定をコンテンツ利用端末記憶手段に記憶した際に、接続設定を第2の利用者端末装置に通知する接続設定通知手段と、接続設定通知手段により通知した第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した接続設定を用いてコンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツを第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ中継手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のコンテンツ中継サーバにおいて、第1の利用者端末装置または第2の利用者端末装置を認証する認証手段を有し、コンテンツ利用端末記憶手段は、認証手段により、第1の利用者端末装置の認証が完了した際に、第1の利用者端末からの接続設定を許容し、コンテンツ中継手段は、認証手段により、第2の利用者端末装置の認証が完了した際に、コンテンツの取得要求を許容することを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のコンテンツ中継サーバにおいて、コンテンツ中継手段は、第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した接続設定を用いて、コンテンツ提供サーバに接続するコンテンツ提供サーバ接続手段と、コンテンツ提供サーバ接続手段に接続したコンテンツ提供サーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、コンテンツ取得手段により取得したコンテンツを、第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ提供手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のコンテンツ中継サーバにおいて、コンテンツ取得手段は、接続設定に従い、コンテンツ提供サーバから取得するコンテンツを制限し、該制限されたコンテンツをコンテンツ提供サーバから取得する制限コンテンツ取得手段を有し、コンテンツ提供手段は、制限コンテンツ取得手段により取得した制限されたコンテンツを、第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載のコンテンツ中継サーバにおいて、コンテンツ取得手段は、接続設定に従い、コンテンツ提供サーバにて実行されるプログラムの実行権限情報をコンテンツ提供サーバに送信し、該送信されたプログラムの実行権限情報に従い、コンテンツ提供サーバにて実行されたプログラムの実行結果を取得するプログラム取得手段を有することを特徴とする。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項3または4記載のコンテンツ中継サーバにおいて、コンテンツ提供手段は、接続設定に従い、コンテンツ提供サーバから取得したコンテンツに対してコンテンツの変換処理を行い、第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項1から6の何れか1項に記載のコンテンツ中継サーバにおいて、コンテンツ提供サーバからコンテンツを取得したコンテンツに応じた課金を発生させる課金手段を更に有することを特徴とする。
【0018】
請求項8記載の発明は、請求項1から7の何れか1項に記載のコンテンツ中継サーバにおいて、ネットワークを介して接続された認証局において、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行させ、該発行した証明書を第2の利用者端末装置に通知する証明書発行手段と、証明書を認証局に問い合わせ、証明書の正当性を検証する証明書検証手段と、を更に有し、証明書検証手段により証明書の正当性が検証された際に、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に一時的に許可することを特徴とする。
【0019】
請求項9記載の発明は、請求項1から8の何れか1項に記載のコンテンツ中継サーバにおいて、コンテンツ提供サーバから第2のコンテンツ提供サーバへの接続要求を受信した際に、第2のコンテンツ提供サーバへの接続を許容するコンテンツ接続許容手段を有することを特徴とする。
【0020】
請求項10記載の発明は、コンテンツへの利用許可を行う第1の利用者端末装置と、第1の利用者端末装置の利用許可によりコンテンツの利用が可能となる第2の利用者端末装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバと、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを中継するコンテンツ中継サーバと、がネットワークを介して接続されてなるコンテンツ共有管理システムであって、第1の利用者端末装置は、第2の利用者端末装置にコンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を許可するための接続設定をコンテンツ中継サーバに設定する接続設定手段を有し、コンテンツ中継サーバは、第1の利用者端末装置から設定された、接続設定を記憶するコンテンツ利用端末記憶手段と、第1の利用者端末装置から設定された接続設定をコンテンツ利用端末記憶手段に記憶した際に、接続設定を第2の利用者端末装置に通知する接続設定通知手段と、第2の利用者端末装置からのコンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求により、コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した接続設定を用いてコンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツを第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ中継手段と、を有し、第2の利用者端末装置は、コンテンツ中継サーバから通知された接続設定を取得する接続設定取得手段と、接続設定手段により取得した接続設定を用いて、コンテンツ中継サーバにコンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求を行うコンテンツ取得要求手段と、コンテンツ取得要求手段によりコンテンツ中継サーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、を有し、コンテンツ提供サーバは、コンテンツ中継サーバからのコンテンツの取得要求により、コンテンツをコンテンツ中継サーバに送信するコンテンツ送信手段を有することを特徴とする。
【0021】
請求項11記載の発明は、請求項10記載のコンテンツ共有管理システムにおいて、コンテンツ中継サーバからの要求により、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行し、該発行した証明書をコンテンツ中継サーバに提供する証明書発行手段と、コンテンツ中継サーバからの問い合わせにより、コンテンツ中継サーバに提供した証明書の正当性を検証する検証手段と、を有する認証局を、更に有する請求項10記載のコンテンツ共有管理システムであって、コンテンツ中継サーバは、証明書の発行を認証局に要求し、認証局から取得した証明書を第2の利用者端末装置に通知する証明書通知手段と、第2の利用者端末からのコンテンツの取得要求の際に、証明書の正当性の検証を認証局に問い合わせ、証明書の正当性が検証された際に、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に一時的に許可する接続許可手段と、を有することを特徴とする。
【0022】
請求項12記載の発明は、請求項10または11記載のコンテンツ共有管理システムにおいて、コンテンツ中継サーバからの接続要求により、コンテンツ提供サーバへの接続要求をコンテンツ中継サーバに行い、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを、コンテンツ中継サーバを経由して取得し、該取得したコンテンツと共に、生成したコンテンツを、第2の利用者端末装置にコンテンツ中継サーバを経由して提供するコンテンツ提供手段を有する第2のコンテンツ提供サーバを、更に有することを特徴とする。
【0023】
請求項13記載の発明は、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を許可するための接続設定を記憶する接続設定記憶手段を有するコンテンツ中継サーバにおいて実行されるコンテンツ共有管理プログラムであって、コンテンツの利用許可を行う第1の利用者端末装置から設定された、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を第2の利用者端末装置に許可するための接続設定を接続設定記憶手段に記憶するコンテンツ利用端末記憶処理と、コンテンツ利用端末記憶処理により、接続設定記憶手段に接続設定を記憶した際に、第2の利用者端末装置に接続設定を通知する接続設定通知処理と、接続設定通知処理により通知した第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、コンテンツ利用端末記憶処理により接続設定記憶手段に記憶した接続設定を用いて、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツを第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ中継処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0024】
請求項14記載の発明は、請求項13記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、コンテンツ利用端末記憶処理は、接続設定記憶手段に第1の利用者端末装置の接続設定が記憶されている場合に、第1の利用者端末からの接続設定を許容し、コンテンツ中継処理は、接続設定記憶手段に第2の利用者端末装置の接続設定が記憶されている場合に、コンテンツ取得要求を許容することを特徴とする。
【0025】
請求項15記載の発明は、請求項13または14記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、コンテンツ中継処理は、第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、コンテンツ利用端末記憶処理により接続設定記憶手段に記憶した接続設定を用いて、コンテンツ提供サーバに接続するコンテンツ提供サーバ接続処理と、コンテンツ提供サーバ接続処理により接続したコンテンツ提供サーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得処理と、コンテンツ取得処理により取得したコンテンツを、第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ提供処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0026】
請求項16記載の発明は、請求項15記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、コンテンツ取得処理は、コンテンツ利用端末記憶処理により接続設定記憶手段に記憶した接続設定に従い、コンテンツ提供サーバから取得するコンテンツを制限し、該制限されたコンテンツをコンテンツ提供サーバから取得する制限コンテンツ取得処理をコンピュータに実行させ、コンテンツ提供処理は、制限コンテンツ取得処理により取得した制限されたコンテンツを、第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする。
【0027】
請求項17記載の発明は、請求項15または16記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、コンテンツ取得処理は、コンテンツ利用端末記憶処理により接続設定記憶手段に記憶した接続設定に従い、コンテンツ提供サーバにて実行されるプログラムの実行権限情報をコンテンツ提供サーバに送信し、該送信されたプログラムの実行権限情報に従い、コンテンツ提供サーバにて実行されたプログラムの実行結果を取得することを特徴とする。
【0028】
請求項18記載の発明は、請求項15または16記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、コンテンツ提供処理は、コンテンツ利用端末記憶処理により接続設定記憶手段に記憶した接続設定に従い、コンテンツ提供サーバから取得したコンテンツに対してコンテンツの変換処理を行い、第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする。
【0029】
請求項19記載の発明は、請求項13から18の何れか1項に記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、コンテンツ提供サーバからコンテンツを取得したコンテンツに応じた課金を発生させる課金処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0030】
請求項20記載の発明は、請求項13から19の何れか1項に記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、ネットワークを介して接続された認証局において、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行させ、該発行した証明書を第2の利用者端末装置に通知する証明書発行処理と、証明書を認証局に問い合わせ、証明書の正当性を検証する証明書検証処理と、をコンピュータに実行させ、証明書検証処理により証明書の正当性が検証された際に、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に一時的に許可することを特徴とする。
【0031】
請求項21記載の発明は、請求項13から20の何れか1項に記載のコンテンツ共有管理プログラムにおいて、コンテンツ提供サーバから第2のコンテンツ提供サーバへの接続要求を受信した際に、第2のコンテンツ提供サーバへの接続を許容するコンテンツ接続許容処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0032】
請求項22記載の発明は、コンテンツへの利用許可を行う第1の利用者端末装置と、第1の利用者端末装置の利用許可によりコンテンツの利用が可能となる第2の利用者端末装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバと、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを中継するコンテンツ中継サーバと、がネットワークを介して接続されてなるシステムにおけるコンテンツ共有管理方法であって、第1の利用者端末が、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を第2の利用者端末装置に許可するための接続設定を、コンテンツ中継サーバに設定する接続設定工程と、第1の利用者端末装置から設定された接続設定を、コンテンツ中継サーバに記憶するコンテンツ利用端末記憶工程と、第1の利用者端末装置からコンテンツ中継サーバに設定された接続設定を、コンテンツ中継サーバが第2の利用者端末装置に通知する接続設定通知工程と、コンテンツ中継サーバから通知された接続設定を、第2の利用者端末装置が取得する接続設定取得工程と、コンテンツ中継サーバから取得した接続設定を用いて、第2の利用者端末装置が、コンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求をコンテンツ中継サーバに行うコンテンツ取得要求工程と、第2の利用者端末装置からのコンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求により、コンテンツ中継サーバが、コンテンツ中継サーバに記憶した接続設定を用いて、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツをコンテンツ中継サーバが第2の利用者端末装置に中継するコンテンツ中継工程と、第2の利用者端末装置が、コンテンツ中継サーバから中継されたコンテンツを取得するコンテンツ取得工程と、を行うことを特徴とする。
【0033】
請求項23記載の発明は、請求項22記載のコンテンツ共有管理方法において、コンテンツ中継サーバが、システムとネットワークを介して接続された認証局において、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行させ、該発行した証明書を第2の利用者端末装置に通知する証明書発行工程と、第2の利用者端末からのコンテンツ取得要求の際に、証明書の正当性の検証を認証局に問い合わせ、証明書の正当性が検証された際に、コンテンツ提供サーバへの接続を第2の利用者端末装置に一時的に許可する接続許可工程と、を更に行うことを特徴とする。
【0034】
請求項24記載の発明は、請求項22または23記載のコンテンツ共有管理方法において、システムとネットワークを介して接続された第2のコンテンツ提供サーバが、コンテンツ中継サーバからの接続要求により、コンテンツ提供サーバへの接続要求をコンテンツ中継サーバに行い、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを、コンテンツ中継サーバを経由して取得し、該取得したコンテンツと共に、第2のコンテンツ提供サーバにて生成したコンテンツを、第2の利用者端末装置にコンテンツ中継サーバを経由して提供するコンテンツ提供工程を、更に行うことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】
(発明の特徴)
まず、図1を参照しながら、本発明にかかるコンテンツ共有管理システムについて説明する。
【0036】
本発明にかかるコンテンツ共有管理システムは、インターネットに接続されるパーソナルコンピュータ、セットトップボックス等のサーバ機能をもつコンテンツ提供サーバ110に格納されているコンテンツを、コンテンツ中継サーバ300を経由して利用可能な第1の利用者100が、コンテンツ提供サーバ110のコンテンツを第2の利用者200が利用可能となるための接続設定を、コンテンツ中継サーバ300に設定し、第1の利用者100が設定したコンテンツの利用条件に応じた課金とコンテンツ変換、及び、コンテンツ提供サーバ110が提供するコンテンツを、第2の利用者200に利用可能としたことを特徴とする。
【0037】
図1に示すように、ユーザサーバ110は、ネットワーク400を経由した接続のうち、センタサーバ300からの接続のみを許可するように設定されている。また、センタサーバ300は、ユーザサーバ110に接続可能なユーザ端末に対する課金情報と、そのユーザ端末に対するコンテンツの変換方法や転送データサイズ等の接続方法と、を接続設定として管理する。そして、センタサーバ300は、接続設定を満たすユーザ端末からの接続だけをユーザサーバ110に中継する。
【0038】
なお、ユーザサーバ110の所有者、及び、センタサーバ300の管理者、またはその代理人は、ユーザサーバ110に接続可能なユーザ端末200および提供なコンテンツの情報を、ユーザ端末100を用いてセンタサーバ300に設定することが可能である。
【0039】
また、ユーザサーバ110の所有者は、ユーザサーバ110が提供するコンテンツの利用について、コンテンツの情報においてコンテンツの変換方法を設定すること、ユーザサーバ110のコンテンツの利用者への課金を代理人が肩代わりすることを、予め代理人に許可することができる。
【0040】
なお、コンテンツの情報としては、コンテンツの有効期限、コンテンツの利用料金、ユーザサーバ110にて実行されるプログラムの実行権限情報、ユーザサーバ110が提供するコンテンツを変換する際のコンテンツ変換情報などが挙げられる。
【0041】
ユーザサーバ110の所有者またはその代理人が、ユーザサーバ110への接続をユーザ端末200に許可する場合は、ユーザ端末100を用いて、ネットワーク400を経由してセンタサーバ300に接続し、ユーザ端末200のユーザサーバ110への接続許可情報と、ユーザサーバ110で利用可能なコンテンツおよびそのコンテンツの詳細情報をセンタサーバ300に接続設定として設定する。なお、コンテンツの詳細情報としては、課金条件やコンテンツの変換方法などを設定する。コンテンツの変換はセンタサーバ300上で行われ、広告やメッセージなどの挿入、画像の変換、翻訳、音声の変換、要約の生成などが含まれる。
【0042】
センタサーバ300は、ユーザ端末200に対して、ユーザサーバ110への接続を許可するための接続許可情報を送信する。
【0043】
ユーザ端末200は、接続許可情報を用いて、ネットワーク400を経由してセンタサーバ300に接続する。そして、センササーバ300は、ユーザ端末200の接続許可情報と、センタサーバ300に設定した接続許可情報を基に、ユーザ端末200がユーザサーバ110に接続が可能か否かを判定し、接続が可能であると判定した場合は、センタサーバ300に設定した接続設定を基にユーザサーバ110に接続を中継することで、ユーザ端末200からユーザサーバ110が提供するコンテンツへのネットワークを経由したアクセスが可能となる。また、センタサーバ300は、ユーザ端末200とユーザサーバ110との接続を中継する際に、センタサーバ300においてユーザ端末200への課金処理を行う。
【0044】
このように、本発明にかかるコンテンツ共有管理システムは、ユーザサーバ110へのアクセス制限、コンテンツの変換および課金に関する情報をセンタサーバ300が管理することで、ユーザサーバ110でアクセス制限の設定変更を行うことなく、ユーザサーバ110が提供するコンテンツをユーザ端末100と、ユーザ端末200とが共有できる。また、センタサーバ300でユーザ端末100、ユーザ端末200と、ユーザサーバ110との接続を管理することで、ユーザ端末100、ユーザ端末200に課金することなくユーザサーバ110に接続することができる。また、予めセンタサーバ300に設定された方法以外でのコンテンツの変換を防ぎ、安全にコンテンツを共有することができる。
【0045】
以下、添付図面を参照しながら本発明にかかる実施の形態について説明する。
【0046】
(第1の実施の形態)
まず、図1を参照しながら、第1の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの構成について説明する。
本発明にかかるコンテンツ共有管理システムは、ユーザ端末100と、ユーザサーバ110と、ユーザ端末200と、センタサーバ300と、がネットワーク400を介して接続した構成をとる。
なお、センタサーバ300は、接続サーバ301と、課金サーバ302と、を有して構成される。以下、上記コンテンツ共有管理システムを構成する各装置について説明する。
【0047】
(ユーザ端末100)
まず、ユーザ端末100について説明する。
ユーザ端末100は、パーソナルコンピュータ、携帯電話機等の情報処理装置である。
【0048】
ユーザ端末100は、ユーザサーバ110から提供されるコンテンツを表示、再生する手段を有する。このコンテンツは、ユーザ端末100とネットワーク400を経由して接続されたセンタサーバ300が、ユーザサーバ110から提供されるコンテンツを中継し、ユーザ端末100に提供することとなる。
【0049】
なお、ユーザサーバ110から提供されるコンテンツとしては、画像データ、映像データ、音声データ、テキストデータ等、及び、ユーザサーバ110にて実行されたプログラム処理の結果、制御情報を含む電子データが挙げられる。
【0050】
また、ユーザ端末100は、センタサーバ300と接続する際に、認証情報を入力する手段を有する。なお、認証情報としては、ユーザID、パスワード、端末ID、暗号キー等を含む情報が挙げられる。これらの認証情報は、利用者が手動で入力するものと、予め端末に埋め込まれたものがあり、どちらか一方もしくは両方を用いることができる。
【0051】
(ユーザサーバ110)
次に、ユーザサーバ110について説明する。
ユーザサーバ110は、パーソナルコンピュータやネットワーク家電等のサーバ機能を有する情報処理装置により構成される。なお、ユーザサーバ110は、センタサーバ300のみとネットワーク400を経由して接続するように制限されている。
【0052】
ユーザサーバ110は、センタサーバ300を中継してユーザ端末に提供するコンテンツが蓄積されている。コンテンツとしては、画像データ、映像データ、音声データ、テキストデータ等、及び、ユーザサーバ110にて実行されたプログラム処理の結果、制御情報を含む電子データが挙げられる。
【0053】
また、ユーザサーバ110は、センタサーバ300から送信されたプログラムの実行権限情報に応じて、プログラムの実行に割り当てるメモリ、プロセッサや補助記憶装置などのリソースを変更する手段を有しており、また、同じプログラムであっても、センタサーバ300から送信されたプログラムの実行権限情報により、そのプログラムの実行結果、および、プログラムの実行時間、使用するリソース、同時に実行可能なプログラムの数やプログラムを実行する際の優先度等を変更する手段を有する。
【0054】
(ユーザ端末200)
次に、ユーザ端末200について説明する。
ユーザ端末200は、ユーザ端末100と同様の機能を有する情報処理装置である。なお、ユーザ端末200は、ユーザサーバ110との接続許可は与えられていないものとする。また、ユーザ端末200は、ユーザサーバと接続許可が与えられた端末として、センタサーバ300に設定されていないものとする。
【0055】
(センタサーバ300)
次に、センタサーバ300について説明する。
センタサーバ300は、相互に接続された接続サーバ301と、課金サーバ302と、を有して構成されており、この接続サーバ301、課金サーバ302は、ワークステーション、サーバ等の情報処理装置により構成されている。
【0056】
接続サーバ301は、ユーザ端末100とユーザ端末200との情報を記憶する。また、ユーザサーバ110の情報を記憶する。
ユーザ端末100とユーザ端末200との情報としては、ユーザ端末の所有者情報あるいは利用者情報と、ユーザ端末がセンタサーバ300と接続する際に用いる認証情報と、が挙げられる。
また、ユーザサーバ110の情報としては、ユーザサーバ110の所有者情報あるいは利用者情報と、IPアドレスやポート番号などのユーザサーバ110と接続する際に用いられる接続情報と、ユーザサーバ110が提供可能なコンテンツ情報と、が挙げられる。
【0057】
また、接続サーバ301は、ユーザ端末100からのネットワーク400を経由した接続を認証する手段を有する。この認証は、ユーザ端末100からセンササーバ300に送信された認証情報と、接続サーバ301が記憶する認証情報と、が一致するか否かでユーザ端末の接続を認証する。
【0058】
また、接続サーバ301は、ネットワーク400を経由したユーザサーバ110との接続を行う手段を有する。この接続は、接続サーバ301が記憶するユーザサーバ110の接続情報を基に、ユーザサーバ110との接続を行うこととする。
【0059】
また、接続サーバ301は、ユーザ端末100からの通信と、ユーザサーバ110からの通信と、を相互に中継する手段、および、接続設定を管理する手段を有する。なお、接続設定は、ユーザ端末ごとに管理され、ユーザサーバへの中継を許可する際に用いるユーザ端末の中継許可情報と、課金サーバ302で管理する課金情報を参照する際に用いる参照情報や、ユーザ端末が利用可能なコンテンツの詳細情報、及び、コンテンツの変換方法や転送データサイズなどの変換情報と、が含まれて構成されている。
【0060】
また、接続サーバ301は、ネットワーク400を経由したユーザ端末から、接続サーバ301で管理するユーザ端末の接続設定の変更を行う手段を有する。
【0061】
課金サーバ302は、課金情報を管理する手段を有している。また、接続サーバ301において管理されている接続設定を基に、課金サーバ302が管理する課金情報を参照した際に、接続サーバ301により、課金サーバ302が管理する課金情報が変更される手段を有する。
【0062】
また、課金サーバ302は、課金サーバが管理する課金情報として、支払い方法や支払い期間などの課金方法や、支払い金額や割引率などの課金金額を設定する手段を有する。
【0063】
また、課金サーバ302は、ユーザ端末およびユーザサーバの料金支払い情報を管理する手段を有する。
【0064】
なお、上記記載した認証情報としては、ユーザID、パスワード、端末ID、暗号キー等が含まれる。また、課金情報としては、課金条件と課金履歴とが含まれる。この課金条件には、ユーザ端末が利用可能なコンテンツとそのコンテンツの利用料金、そのコンテンツの利用期間などが含まれる。また、課金履歴には、ユーザ端末が利用したコンテンツ、コンテンツの利用料金、コンテンツの利用時間などが含まれる。
【0065】
また、接続サーバ301は、課金サーバ302が管理する課金条件に応じてユーザ端末を認証する手段を有する。
【0066】
また、接続サーバ301は、ユーザ端末からユーザサーバへの接続を中継する際に、課金サーバ302が管理する課金情報を更新する手段を有する。
また、接続サーバ301は、ユーザ端末からユーザサーバへの接続を中継する際に、接続サーバ301が管理する各ユーザ端末の接続設定に従いコンテンツ情報を変換する手段を有する。
【0067】
(第1の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの処理動作)
次に、図2を参照しながら、第1の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの処理動作について説明する。なお、ネットワーク400は、インターネットとする。
【0068】
まず、ユーザ端末100は、センタサーバ300にアクセスする(ステップA1)。そして、センタサーバ300は、アクセス先のユーザ端末100を認証する(ステップA2)。センタサーバ300は、ユーザ端末100の認証が完了すると、接続サーバ310で管理するユーザ端末100の接続設定を含む情報をユーザ端末100に送信する。これにより、図3に示すユーザ端末100が利用可能なサービスメニューが、ユーザ端末100に送信されることとなる(ステップA3)。
【0069】
次に、ユーザ端末100は、センタサーバ300から送信されたサービスメニューからユーザサーバ110の共有設定を選択し(図3の「2.ユーザサーバ110の共有設定」を選択)、また、共有設定を行う端末としてユーザ端末200を指定して、センタサーバ300に送信する(ステップA4)。なお、共有設定とは、センタサーバ300を中継して、所定のユーザサーバのコンテンツを取得する際に必要な接続設定を、複数のユーザ端末に共有させることである。
【0070】
なお、上記の図3の「2.ユーザサーバ110の共有設定」を選択すると、共有設定を行う端末として指定されたユーザ端末200の認証情報(ユーザ端末200がセンタサーバ300にアクセスする際に認証を行う情報)と共に、ユーザサーバ110が提供可能なコンテンツの詳細情報、センタサーバ300がユーザサーバ110と接続する際に用いる接続情報、そのユーザサーバ110が提供するコンテンツの課金情報等を含む情報が、ユーザ端末200の接続設定として、センタサーバ300に送信される。そして、センタサーバ300は、接続サーバ310に、ユーザ端末200の接続設定を追加する(ステップA5)。これにより、ユーザ端末200がセンタサーバ300を経由してユーザサーバ110のコンテンツを取得することが可能となる。
【0071】
なお、コンテンツの詳細情報とは、ユーザサーバ110にて実行されるプログラムの実行権限情報と、ユーザサーバ110が提供するコンテンツを変換する際のコンテンツ変換情報と、を含む情報である。
【0072】
プログラムの実行権限情報は、コンテンツ取得先となるユーザ端末の課金情報に応じて、優先度の高いプログラムを割り当てたり、同時に実行可能なプログラムの数を増やしたりする情報である。
【0073】
コンテンツ変換情報は、例えば、複数のユーザサーバであっても、そのユーザサーバを同じ代理人が所有している場合は、同じ広告コンテンツを挿入するといったコンテンツの変換を行ったり、同じユーザ端末であれば、同じコンテンツの変換を行ったりする情報である。
【0074】
次に、センタサーバ300は、ユーザサーバ110への接続を許可する中継許可情報をユーザ端末200に通知する(ステップA6)。このとき、ユーザ端末200に中継許可情報を通知する手段としては、電子メールにより中継許可情報を通知する方法が挙げられる。
【0075】
なお、ユーザ端末200に通知する中継許可情報には、ユーザ端末200がセンタサーバ300にアクセスする際に用いるURLおよび認証情報、ユーザサーバ110への接続を許可したユーザ端末100の情報、ユーザ端末200の接続設定など、ユーザ端末200が、センタサーバ300を中継してユーザサーバ110からコンテンツを提供するために必要な情報が含まれる。
【0076】
次に、センタサーバ300から中継許可情報の通知を受けたユーザ端末200は、中継許可情報として取得したURLおよび認証情報を用いてセンタサーバ300にアクセスする(ステップA7)。そして、センタサーバ300は、アクセスしたユーザ端末200を認証する(ステップA8)。
【0077】
次に、センタサーバ300は、ユーザ端末200の認証が完了すると、接続サーバ310で管理するユーザ端末200の接続設定をユーザ端末200に送信する。これにより、図4に示すようなユーザ端末200が利用可能なサービスメニューが、ユーザ端末200に送信されることとなる(ステップA9)。そして、ユーザ端末200の表示部には、図4に示すように、ユーザ端末200が利用可能なサービスメニューが表示される。
【0078】
なお、サービスメニューには、ユーザ端末200が接続可能なユーザサーバ、そのユーザサーバが提供するコンテンツ、および、そのコンテンツの利用情報などが表示される。なお、コンテンツの利用情報としては、コンテンツの利用期間、コンテンツの利用料金、コンテンツの利用履歴、コンテンツの提供代理人などが表示される。
【0079】
次に、ユーザ端末200は、図4に示すようなサービスメニューの中から、ユーザサーバ110への接続を選択し、センタサーバ300に送信する(ステップA10)。
【0080】
センタサーバ300は、接続サーバ310で管理されている、ユーザ端末200の接続設定に含まれるユーザサーバ110への接続情報を用いて、ユーザサーバ110に接続する(ステップA11)。このとき、センタサーバ300は、ユーザ端末200の接続設定に含まれるコンテンツの詳細情報に従い、ユーザサーバ110から取得するコンテンツを制限する情報をユーザサーバ110に送信する。また、必要に応じて、ユーザ端末200の接続設定に含まれるコンテンツの詳細情報に従い、ユーザサーバ110にて実行されるプログラムの実行権限情報をユーザサーバ110に送信する。
【0081】
なお、ユーザサーバ110から取得するコンテンツを制限する際に、課金サーバ302が、ユーザサーバ110のコンテンツの利用に必要な課金情報を、ユーザ端末200が満たすことが出来ないと判定した場合は、ユーザサーバ110への接続を行わず、課金サーバ302は、ユーザサーバ110のコンテンツの利用に必要な課金情報を、ユーザ端末200が満たすことができない旨のエラーメッセージをユーザ端末200に送信して、処理を終了する。
【0082】
次に、ユーザサーバ110は、センタサーバ300からの接続情報を認証し(ステップA12)、認証が完了すると、ユーザサーバ110は、センタサーバ300に応答を送信する(ステップA13)。
【0083】
このとき、ユーザサーバ110にて実行されるプログラムの実行権限情報が、センタサーバ300から送信された場合には、ユーザサーバ110は、そのセンタサーバ300から送信されたプログラムの実行権限情報に従い、プログラムを実行し、そのプログラムの実行結果を応答としてセンタサーバ300に送信する。
【0084】
次に、センタサーバ300は、ユーザサーバ110から受信した応答を中継し、ユーザ端末200にその応答を送信する(ステップA14)。このとき、センタサーバ300は、ユーザ端末200の接続設定に含まれるコンテンツの詳細情報に従い、ユーザサーバ110から受信した応答に対してコンテンツの変換処理を行い、ユーザ端末200への応答として送信する。
【0085】
また、センタサーバ300は、ユーザ端末200の接続設定に含まれる課金情報の課金履歴に、ユーザサーバ110のコンテンツの利用情報を追加する。また、課金サーバ302において、ユーザ端末200への課金処理を行う。このとき、代理人によって課金が肩代わりされるコンテンツの場合は、ユーザ端末200への課金を代理人への課金として換算し、ユーザ端末200への課金を免除する。
【0086】
次に、ユーザ端末200は、センタサーバ300により中継されたユーザサーバ110の応答を受信する(ステップA15)。
【0087】
このように、第1の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムは、ユーザ端末100が設定したユーザサーバ110の共有設定を、センタサーバ300が受信する。そして、センタサーバ300は、その受信した共有設定を基に、接続サーバ310が管理するユーザ端末の接続設定に、ユーザ端末200の接続設定を追加し、接続サーバ310が管理するユーザ端末の接続設定を更新する。そして、センタサーバ300は、ユーザ端末100から受信したユーザサーバ110の共有設定を、ユーザ端末100が指定したユーザ端末200に送信する。これにより、ユーザ端末200は、センタサーバ300から取得した共有設定を基に、センタサーバ300を経由してユーザサーバ110のコンテンツを取得することとなる。なお、ユーザ端末200が、ユーザサーバ110のコンテンツを取得すると、センタサーバ300は、ユーザ端末200の接続設定に含まれる課金情報に、ユーザサーバ110のコンテンツの利用情報を追加し、課金情報を更新する。
【0088】
従って、第1の実施の形態のコンテンツ共有管理システムを構築することで以下の効果を奏することとなる。
第1の効果は、ユーザ端末100からユーザサーバ110の共有設定をセンタサーバ300にて管理することで、ユーザサーバ110を直接操作することなく、ユーザサーバ110の共有設定を行うことが可能となる。また、センタサーバ300が、ユーザサーバ110における課金情報を管理することで、ユーザサーバ110を直接操作することなく、ユーザサーバ110の課金設定を行うことが可能となる。
【0089】
第2の効果は、ユーザサーバ110のコンテンツを取得する際の接続設定を共有するユーザ端末100と、ユーザ端末200と、の情報をセンタサーバ300が管理するため、ユーザ端末100と、ユーザ端末200と、の情報をユーザサーバ110が管理する必要がない。
【0090】
なお、上記第1の実施の形態において、ユーザ端末200に中継許可情報を通知する手段として、電子メールにより中継許可情報を通知する方法を挙げたが、WWWサーバ上での提示により中継許可情報を通知したり、ユーザ端末200からサーバ300へのアクセスの際に、中継許可情報を通知したりすることでも、ユーザ端末200に中継許可情報を通知することが可能である。
【0091】
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は、第1の実施の形態と同様のシステム構成であるが、ユーザ端末100、および、ユーザ端末200を、利用者が操作する任意の端末とし、ステップA2、ステップA8において、センタサーバ300が認証する情報を、ユーザ端末ではなく、ユーザが任意の端末を用いて入力した認証情報を基にセンタサーバ300との認証を行うこととする。このため、ステップA1、ステップA7において、センタサーバ300にアクセスする際に、センタサーバ300が管理する認証情報をユーザが入力することとなる。
【0092】
このように、第2の実施の形態は、第1の実施の形態において、共有設定を行う際に認証する情報がユーザ端末ではなく、センタサーバ300にて認証可能なユーザ情報となるため、センタサーバ300で管理するユーザ端末の接続設定を、ユーザ情報を用いて管理することとなる。これにより、任意の端末であっても、ユーザが入力した認証情報を基にセンササーバ300にて認証が行われるため、安全にコンテンツの共有が可能となる。
【0093】
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、基本的なシステム構成は、第1の実施の形態と同様のシステム構成であるが、図2に示すステップA6において、センタサーバ300からユーザ端末に通知する中継許可情報に、第3者により正当性を証明するための証明書を付与して送付する点が異なる。以下、図5、図6を参照しながら第3の実施の形態について説明する。
【0094】
まず、図5を参照しながら、第3の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの構成を説明する。
第3の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムは、ユーザ端末100と、ユーザサーバ110と、センタサーバ300と、認証局500と、ユーザ端末600と、がネットワーク400を介して接続した構成をとる。また、センタサーバ300は、証明書データベース310と接続した構成をとる。このように、第3の実施の形態は、第1の実施の形態において、ユーザ端末200をユーザ端末600に変更し、証明書データベース310と、認証局500と、を新たに追加したシステム構成をとる。
【0095】
なお、ユーザ端末600は、ユーザ端末200と同様の端末であるが、センタサーバ300がユーザ端末600を認証していない点が異なる。
また、認証局500は、申請されたユーザID、ユーザ端末、メールアドレスなどの識別子に対して、証明書を発行し、証明書の認証を行う装置である。
また、証明書データベース310は、認証局500によって発行される証明書と、その証明書により接続可能なユーザサーバの組を記憶する装置である。
【0096】
次に、図6を参照しながら、第3の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの処理動作について説明する。
【0097】
まず、ユーザ端末100から、共有設定を行う端末として指定されたユーザ端末600の情報と共に、ユーザサーバ110の共有設定が、センタサーバ300に送信されると(ステップA4)、センタサーバ300は、ユーザサーバ110への接続をユーザ端末600に許可するための証明書を、認証局500で作成する。そして、センタサーバ300は、認証局500で作成した証明書と、ユーザサーバ110の情報と、を組として証明書データベース310に記憶する(ステップA25)。
【0098】
次に、センタサーバ300は、ユーザ端末600について第3者(本実施の形態では認証局500)が証明する際に使用する証明書を、中継許可情報に付与させて、ユーザ端末600に送付する(ステップA26)。そして、ユーザ端末600は、センタサーバ300から送付された証明書を、中継許可情報に含まれる認証情報に付与して、センタサーバ300にアクセスする(ステップA27)。
【0099】
センタサーバ300は、まず、ユーザ端末600がアクセスに用いた認証情報を基に、ユーザ端末600を認証する。そして、この認証において、ユーザ端末600を認証できない場合に、センタサーバ300は、認証情報に付与された証明書を認証局500に問い合わせる。認証局500は、証明書が認証局500で作成した証明書であるか否かを判定し、その証明書の正当性を検証する。
【0100】
そして、センタサーバ300は、認証局500において証明書の正当性が確認された場合に、ユーザ端末600を一時的にユーザサーバに接続するために必要な接続許可情報を作成する。また、センタサーバ300は、正当性が確認された証明書を基に、ユーザ端末600が接続できるユーザサーバの一覧を、証明書データベース310から取得し、その取得したユーザサーバの一覧を、一時的にユーザサーバに接続できる接続許可情報に付与させる(ステップA28)。そして、そのユーザサーバの一覧と、接続許可情報と、を含むメニューをユーザ端末600に送信する(ステップA9)。
【0101】
このように、第3の実施の形態は、センタサーバ300にアクセスした際に、ユーザ端末600の認証情報が、センタサーバ300において認証できない場合でも、認証局500で作成した証明書を利用してセンタサーバ300にアクセスし、第3者(本実施の形態では、認証局500)において、証明書の正当性を検証することで、一時的にユーザ端末600を認証可能な端末として扱うことが可能となる。
【0102】
なお、上記第3の実施の形態において、センタサーバ300は、認証情報を基にユーザ端末600を認証し、ユーザ端末600を認証できない場合に、認証情報に付与させた証明書を認証局500に問い合わせ、証明書の正当性を検証したが、証明書のみを用いて、ユーザ端末600の認証を行うことも可能である。また、認証情報を基に、ユーザ端末600を認証した後に、更に、証明書を用いてユーザ端末600の認証を行うことも可能である。この、認証情報と、証明書と、の併用により、ユーザ端末600の認証を更に強化することが可能となる。
【0103】
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態と同様のシステム構成であるが、ユーザ端末100、および、ユーザ端末600を、利用者が操作する任意の端末とし、ステップA2、ステップA28において、センタサーバ300が認証する情報を、ユーザ端末ではなく、ユーザが任意の端末を用いて入力した認証情報を基に、センタサーバ300との認証を行うこととする。このため、ステップA1、ステップA27において、センタサーバ300にアクセスする際に、センタサーバ300が管理する認証情報を、ユーザが入力することとなる。
【0104】
このように、第4の実施の形態は、第3の実施の形態において、共有設定を行う際に認証する情報がユーザ端末ではなく、センタサーバ300にて認証可能なユーザ情報となるため、センタサーバ300で管理するユーザ端末の接続設定を、ユーザ情報を用いて管理することとなる。これにより、任意の端末、任意のユーザであっても、安全にコンテンツの共有が可能となる。
【0105】
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態は、基本的な構成は、第1の実施の形態と同様のシステム構成であるが、ユーザ端末200からの接続が可能となるユーザサーバ210を新たにネットワークに接続したことを特徴とする。また、ユーザサーバ110と、ユーザサーバ210とは、センタサーバ300に対して、他のユーザサーバに対して接続要求を行う手段と、センタサーバ300を中継して得られる他のユーザサーバからの応答を、自らのコンテンツとして蓄積、提供する手段と、を有する。以下、図7、図8を参照しながら、第5の実施の形態について説明する。
【0106】
まず、図7を参照しながら、第5の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの構成を説明する。
第5の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムは、ユーザ端末100と、ユーザ端末600と、ユーザサーバ110と、ユーザサーバ210と、センタサーバ300と、がネットワークを介して接続した構成をとる。
【0107】
次に、図8を参照しながら、第5の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの処理動作について説明する。なお、図7において、ユーザサーバ110は、ユーザ端末200への共有設定が予めなされているものとする。
【0108】
まず、ユーザ端末200は、センタサーバ300にアクセスする(ステップB1)。そして、センタサーバ300は、アクセス先のユーザ端末200を認証する(ステップB2)。ユーザ端末200の認証が完了すると、センタサーバ300は、ユーザ端末200が利用可能なサービスメニューをユーザ端末200に送信する(ステップB3)。
【0109】
ユーザ端末200は、センタサーバ300から受信したサービスメニューが、表示部に表示され、ユーザは、ユーザ端末200の表示部に表示されたサービスメニューから、ユーザサーバ210への接続を選択し、センタサーバ300に送信する(ステップB4)。センタサーバ300は、センタサーバ300で管理するユーザ端末200の接続設定からユーザサーバ210への接続情報を取得し、ユーザサーバ210に接続する(ステップB5)。
【0110】
次に、ユーザサーバ210は、センタサーバ300からの接続を認証する(ステップB6)。そして、ユーザサーバ210は、ユーザサーバ110への接続要求を、センタサーバ300に送信する(ステップB7)。
【0111】
次に、ユーザサーバ210からの接続要求を受信したセンタサーバ300は、ユーザサーバ210と接続するユーザ端末200の接続設定から、ユーザサーバ110に接続するための接続情報を取得する(ステップB8)。そして、センタサーバ300は、ユーザ端末200の接続設定から取得した接続情報を用いて、ユーザサーバ110に接続する(ステップB9)。そして、ユーザサーバ110は、センタサーバ300からの接続を認証する(ステップB10)。
【0112】
ユーザサーバ110は、センタサーバ300に応答を送信する(B11)。センタサーバ300は、ユーザサーバ110からの応答をユーザサーバ210に中継する(B12)。ユーザサーバ210は、ユーザサーバ300により中継されるユーザサーバ110の応答を受信し、ユーザサーバ210の応答を生成して、センタサーバ300に、ユーザ端末200の応答として送信する(ステップB13)。ユーザ端末200の応答として受信したセンタサーバ300は、ユーザサーバ210の応答をユーザ端末200に送信する(ステップB14)。
【0113】
ユーザ端末200は、センタサーバ300により中継されるユーザサーバ210の応答を受信する(ステップB15)。
【0114】
このように、第5の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムは、ユーザサーバ210を経由して、予め、共有設定されているユーザサーバ110のコンテンツを取得が可能となり、複数のユーザサーバに明示的に接続したり、複数のサーバをユーザ端末で区別したりすることなく、ユーザ端末において複数のサーバで管理されているコンテンツの提供を受けることが可能となる。
【0115】
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について説明する。
第6の実施の形態は、第5の実施の形態と同様のシステム構成であるが、ユーザ端末200を、利用者が操作する任意の端末とし、ステップB2において、センタサーバ300が認証する情報を、ユーザ端末ではなく、ユーザが任意の端末を用いて入力した認証情報を基にセンタサーバ300との認証を行うこととする。このため、ステップB1において、センタサーバ300にアクセスする際に、センタサーバ300が管理する認証情報を、ユーザが入力することとなる。
【0116】
このように、第6の実施の形態は、第5の実施の形態において、共有設定を行う際に、認証する情報がユーザ端末ではなく、センタサーバ300にて認証可能なユーザ情報となるため、センタサーバ300で管理するユーザ端末の接続設定を、ユーザ情報を用いて管理することとなる。これにより、任意の端末であっても、ユーザが入力した認証情報を基に、センササーバ300にて認証が行われるため、安全にコンテンツの共有が可能となる。
【0117】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、本実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムにおける処理動作をプログラムとして、コンピュータ等の情報処理装置において実行することでも、本実施の形態と同様のコンテンツ共有管理システムを構築することは可能である。
【0118】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように本発明は以下のような効果を奏する。
本発明にかかるコンテンツ中継サーバ、コンテンツ共有管理システム、コンテンツ共有管理プログラムおよびコンテンツ共有管理方法は、インターネットに接続されるコンテンツ提供サーバに格納されているコンテンツを、コンテンツ中継サーバを経由して利用可能な第1の利用者端末が、他の第2の利用者端末にそのコンテンツを利用するための接続設定を、コンテンツ中継サーバに設定し、第1の利用者端末が設定したコンテンツの利用条件に応じた課金とコンテンツ変換、及び、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを、第2の利用者端末に利用可能としたことで、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバを直接操作することなくコンテンツを共有することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの処理動作を示す図である。
【図3】第1の実施の形態におけるユーザ端末100で利用可能なサービスメニューの一例を示す図である。
【図4】第1の実施の形態におけるユーザ端末200で利用可能なサービスメニューの一例を示す図である。
【図5】第3の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの構成を示す図である。
【図6】第3の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの処理動作を示す図である。
【図7】第5の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの構成を示す図である。
【図8】第5の実施の形態におけるコンテンツ共有管理システムの処理動作を示す図である。
【符号の説明】
100、200、600 ユーザ端末
110、210 ユーザサーバ
300 センタサーバ
301 接続サーバ
302 課金サーバ
310 証明書データベース
400 ネットワーク
500 認証局

Claims (24)

  1. コンテンツへの利用許可を行う第1の利用者端末装置と、前記第1の利用者端末装置の利用許可によりコンテンツの利用が可能となる第2の利用者端末装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバと、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを中継するコンテンツ中継サーバと、がネットワークを介して接続してなるコンテンツ共有管理システムにおける前記コンテンツ中継サーバであって、
    前記第1の利用者端末装置から設定された、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を前記第2の利用者端末装置に許可するための接続設定を記憶するコンテンツ利用端末記憶手段と、
    前記第1の利用者端末装置が設定した前記接続設定を前記コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した際に、前記接続設定を前記第2の利用者端末装置に通知する接続設定通知手段と、
    前記接続設定通知手段により通知した前記第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、前記コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した前記接続設定を用いて前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツを前記第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ中継手段と、
    を有することを特徴とするコンテンツ中継サーバ。
  2. 前記第1の利用者端末装置または前記第2の利用者端末装置を認証する認証手段を有し、
    前記コンテンツ利用端末記憶手段は、
    前記認証手段により、前記第1の利用者端末装置の認証が完了した際に、前記第1の利用者端末からの接続設定を許容し、
    前記コンテンツ中継手段は、
    前記認証手段により、前記第2の利用者端末装置の認証が完了した際に、前記コンテンツの取得要求を許容することを特徴とする請求項1記載のコンテンツ中継サーバ。
  3. 前記コンテンツ中継手段は、
    前記第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、前記コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した接続設定を用いて、前記コンテンツ提供サーバに接続するコンテンツ提供サーバ接続手段と、
    前記コンテンツ提供サーバ接続手段に接続した前記コンテンツ提供サーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段により取得したコンテンツを、前記第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ提供手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のコンテンツ中継サーバ。
  4. 前記コンテンツ取得手段は、
    前記接続設定に従い、前記コンテンツ提供サーバから取得するコンテンツを制限し、該制限された前記コンテンツを前記コンテンツ提供サーバから取得する制限コンテンツ取得手段を有し、
    前記コンテンツ提供手段は、
    前記制限コンテンツ取得手段により取得した前記制限されたコンテンツを、前記第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする請求項3記載のコンテンツ中継サーバ。
  5. 前記コンテンツ取得手段は、
    前記接続設定に従い、前記コンテンツ提供サーバにて実行されるプログラムの実行権限情報を前記コンテンツ提供サーバに送信し、該送信された前記プログラムの実行権限情報に従い、前記コンテンツ提供サーバにて実行されたプログラムの実行結果を取得するプログラム取得手段を有することを特徴とする請求項3または4記載のコンテンツ中継サーバ。
  6. 前記コンテンツ提供手段は、
    前記接続設定に従い、前記コンテンツ提供サーバから取得したコンテンツに対してコンテンツの変換処理を行い、前記第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする請求項3または4記載のコンテンツ中継サーバ。
  7. 前記コンテンツ提供サーバからコンテンツを取得したコンテンツに応じた課金を発生させる課金手段を更に有することを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のコンテンツ中継サーバ。
  8. ネットワークを介して接続された認証局において、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行させ、該発行した証明書を前記第2の利用者端末装置に通知する証明書発行手段と、
    前記証明書を前記認証局に問い合わせ、前記証明書の正当性を検証する証明書検証手段と、を更に有し、
    前記証明書検証手段により前記証明書の正当性が検証された際に、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に一時的に許可することを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のコンテンツ中継サーバ。
  9. 前記コンテンツ提供サーバから第2のコンテンツ提供サーバへの接続要求を受信した際に、前記第2のコンテンツ提供サーバへの接続を許容するコンテンツ接続許容手段を有することを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記載のコンテンツ中継サーバ。
  10. コンテンツへの利用許可を行う第1の利用者端末装置と、前記第1の利用者端末装置の利用許可によりコンテンツの利用が可能となる第2の利用者端末装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバと、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを中継するコンテンツ中継サーバと、がネットワークを介して接続されてなるコンテンツ共有管理システムであって、
    前記第1の利用者端末装置は、
    前記第2の利用者端末装置に前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を許可するための接続設定を前記コンテンツ中継サーバに設定する接続設定手段を有し、
    前記コンテンツ中継サーバは、
    前記第1の利用者端末装置から設定された、前記接続設定を記憶するコンテンツ利用端末記憶手段と、
    前記第1の利用者端末装置から設定された前記接続設定を前記コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した際に、前記接続設定を前記第2の利用者端末装置に通知する接続設定通知手段と、
    前記第2の利用者端末装置からの前記コンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求により、前記コンテンツ利用端末記憶手段に記憶した前記接続設定を用いて前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツを前記第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ中継手段と、
    を有し、
    前記第2の利用者端末装置は、
    前記コンテンツ中継サーバから通知された前記接続設定を取得する接続設定取得手段と、
    前記接続設定手段により取得した接続設定を用いて、前記コンテンツ中継サーバに前記コンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求を行うコンテンツ取得要求手段と、
    前記コンテンツ取得要求手段により前記コンテンツ中継サーバから前記コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    を有し、
    前記コンテンツ提供サーバは、
    前記コンテンツ中継サーバからの前記コンテンツの取得要求により、前記コンテンツを前記コンテンツ中継サーバに送信するコンテンツ送信手段を有することを特徴とするコンテンツ共有管理システム。
  11. 前記コンテンツ中継サーバからの要求により、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行し、該発行した証明書を前記コンテンツ中継サーバに提供する証明書発行手段と、
    前記コンテンツ中継サーバからの問い合わせにより、前記コンテンツ中継サーバに提供した前記証明書の正当性を検証する検証手段と、
    を有する認証局を、更に有する請求項10記載のコンテンツ共有管理システムであって、
    前記コンテンツ中継サーバは、
    前記証明書の発行を前記認証局に要求し、前記認証局から取得した証明書を前記第2の利用者端末装置に通知する証明書通知手段と、
    前記第2の利用者端末からの前記コンテンツの取得要求の際に、前記証明書の正当性の検証を前記認証局に問い合わせ、前記証明書の正当性が検証された際に、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に一時的に許可する接続許可手段と、
    を有することを特徴とする請求項10記載のコンテンツ共有管理システム。
  12. 前記コンテンツ中継サーバからの接続要求により、前記コンテンツ提供サーバへの接続要求を前記コンテンツ中継サーバに行い、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを、前記コンテンツ中継サーバを経由して取得し、該取得したコンテンツと共に、生成したコンテンツを、前記第2の利用者端末装置に前記コンテンツ中継サーバを経由して提供するコンテンツ提供手段を有する第2のコンテンツ提供サーバを、更に有することを特徴とする請求項10または11記載のコンテンツ共有管理システム。
  13. コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を許可するための接続設定を記憶する接続設定記憶手段を有するコンテンツ中継サーバにおいて実行されるコンテンツ共有管理プログラムであって、
    コンテンツの利用許可を行う第1の利用者端末装置から設定された、コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を第2の利用者端末装置に許可するための接続設定を前記接続設定記憶手段に記憶するコンテンツ利用端末記憶処理と、
    前記コンテンツ利用端末記憶処理により、前記接続設定記憶手段に前記接続設定を記憶した際に、前記第2の利用者端末装置に前記接続設定を通知する接続設定通知処理と、
    前記接続設定通知処理により通知した前記第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、前記コンテンツ利用端末記憶処理により前記接続設定記憶手段に記憶した接続設定を用いて、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツを前記第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ中継処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ共有管理プログラム。
  14. 前記コンテンツ利用端末記憶処理は、
    前記接続設定記憶手段に前記第1の利用者端末装置の接続設定が記憶されている場合に、前記第1の利用者端末からの接続設定を許容し、
    前記コンテンツ中継処理は、
    前記接続設定記憶手段に前記第2の利用者端末装置の接続設定が記憶されている場合に、前記コンテンツ取得要求を許容することを特徴とする請求項13記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  15. 前記コンテンツ中継処理は、
    前記第2の利用者端末装置からのコンテンツの取得要求により、前記コンテンツ利用端末記憶処理により前記接続設定記憶手段に記憶した接続設定を用いて、前記コンテンツ提供サーバに接続するコンテンツ提供サーバ接続処理と、
    前記コンテンツ提供サーバ接続処理により接続した前記コンテンツ提供サーバからコンテンツを取得するコンテンツ取得処理と、
    前記コンテンツ取得処理により取得したコンテンツを、前記第2の利用者端末装置に提供するコンテンツ提供処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項13または14記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  16. 前記コンテンツ取得処理は、
    前記コンテンツ利用端末記憶処理により前記接続設定記憶手段に記憶した接続設定に従い、前記コンテンツ提供サーバから取得するコンテンツを制限し、該制限された前記コンテンツを前記コンテンツ提供サーバから取得する制限コンテンツ取得処理をコンピュータに実行させ、
    前記コンテンツ提供処理は、
    前記制限コンテンツ取得処理により取得した前記制限されたコンテンツを、前記第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする請求項15記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  17. 前記コンテンツ取得処理は、
    前記コンテンツ利用端末記憶処理により前記接続設定記憶手段に記憶した接続設定に従い、前記コンテンツ提供サーバにて実行されるプログラムの実行権限情報を前記コンテンツ提供サーバに送信し、該送信された前記プログラムの実行権限情報に従い、前記コンテンツ提供サーバにて実行されたプログラムの実行結果を取得することを特徴とする請求項15または16記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  18. 前記コンテンツ提供処理は、
    前記コンテンツ利用端末記憶処理により前記接続設定記憶手段に記憶した接続設定に従い、前記コンテンツ提供サーバから取得したコンテンツに対してコンテンツの変換処理を行い、前記第2の利用者端末装置に提供することを特徴とする請求項15または16記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  19. 前記コンテンツ提供サーバからコンテンツを取得したコンテンツに応じた課金を発生させる課金処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項13から18の何れか1項に記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  20. ネットワークを介して接続された認証局において、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行させ、該発行した証明書を前記第2の利用者端末装置に通知する証明書発行処理と、
    前記証明書を前記認証局に問い合わせ、前記証明書の正当性を検証する証明書検証処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記証明書検証処理により前記証明書の正当性が検証された際に、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に一時的に許可することを特徴とする請求項13から19の何れか1項に記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  21. 前記コンテンツ提供サーバから第2のコンテンツ提供サーバへの接続要求を受信した際に、前記第2のコンテンツ提供サーバへの接続を許容するコンテンツ接続許容処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項13から20の何れか1項に記載のコンテンツ共有管理プログラム。
  22. コンテンツへの利用許可を行う第1の利用者端末装置と、前記第1の利用者端末装置の利用許可によりコンテンツの利用が可能となる第2の利用者端末装置と、コンテンツを提供するコンテンツ提供サーバと、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを中継するコンテンツ中継サーバと、がネットワークを介して接続されてなるシステムにおけるコンテンツ共有管理方法であって、
    前記第1の利用者端末が、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツの利用を前記第2の利用者端末装置に許可するための接続設定を、前記コンテンツ中継サーバに設定する接続設定工程と、
    前記第1の利用者端末装置から設定された前記接続設定を、前記コンテンツ中継サーバに記憶するコンテンツ利用端末記憶工程と、
    前記第1の利用者端末装置から前記コンテンツ中継サーバに設定された前記接続設定を、前記コンテンツ中継サーバが前記第2の利用者端末装置に通知する接続設定通知工程と、
    前記コンテンツ中継サーバから通知された前記接続設定を、前記第2の利用者端末装置が取得する接続設定取得工程と、
    前記コンテンツ中継サーバから取得した前記接続設定を用いて、前記第2の利用者端末装置が、前記コンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求を前記コンテンツ中継サーバに行うコンテンツ取得要求工程と、
    前記第2の利用者端末装置からの前記コンテンツ提供サーバのコンテンツの取得要求により、前記コンテンツ中継サーバが、前記コンテンツ中継サーバに記憶した前記接続設定を用いて、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを取得し、該取得したコンテンツを前記コンテンツ中継サーバが前記第2の利用者端末装置に中継するコンテンツ中継工程と、
    前記第2の利用者端末装置が、前記コンテンツ中継サーバから中継されたコンテンツを取得するコンテンツ取得工程と、
    を行うことを特徴とするコンテンツ共有管理方法。
  23. 前記コンテンツ中継サーバが、前記システムとネットワークを介して接続された認証局において、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に許可するための証明書を発行させ、該発行した証明書を前記第2の利用者端末装置に通知する証明書発行工程と、
    前記第2の利用者端末からの前記コンテンツ取得要求の際に、前記証明書の正当性の検証を前記認証局に問い合わせ、前記証明書の正当性が検証された際に、前記コンテンツ提供サーバへの接続を前記第2の利用者端末装置に一時的に許可する接続許可工程と、
    を更に行うことを特徴とする請求項22記載のコンテンツ共有管理方法。
  24. 前記システムとネットワークを介して接続された第2のコンテンツ提供サーバが、前記コンテンツ中継サーバからの接続要求により、前記コンテンツ提供サーバへの接続要求を前記コンテンツ中継サーバに行い、前記コンテンツ提供サーバが提供するコンテンツを、前記コンテンツ中継サーバを経由して取得し、該取得したコンテンツと共に、前記第2のコンテンツ提供サーバにて生成したコンテンツを、前記第2の利用者端末装置に前記コンテンツ中継サーバを経由して提供するコンテンツ提供工程を、更に行うことを特徴とする請求項22または23記載のコンテンツ共有管理方法。
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