JP2004347151A - 加熱調理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が設定した調理物の焼き色と焼き加減の情報に基づいて制御手段が加熱手段、気流循環手段を制御して加熱室内の伝熱方式を変換させ、使用者の好みの焼き色と焼き加減を実現する。
【解決手段】食品の焼き色を選択する焼き色選択手段4と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段5からの情報によって、制御手段6は加熱手段2と気流循環手段3の可動・停止を制御して伝熱方式を変化させ、食品の焼き色と焼き加減の調整を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品に焼き色をつけるためにヒータによって加熱を行うフィッシュロースター、オーブンレンジ、オーブントースターなどの加熱調理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
食品の焼き色が調理の出来映えを左右する料理の一つに焼き魚がある。従来のフィッシュロースターやオーブンレンジで焼き魚を調理する場合は、図5のようにして行ってきた。魚などの食品の上面あるいは上下面を加熱するシーズヒータなどの加熱手段21で、食品の温度上昇と焼き色(焦げ目)形成を行う。その際、焼き色設定として濃い・淡いなどの設定を焼き色設定手段22で行い、その信号を元に制御手段23は加熱手段21による加熱時間の制御を行ってきた。
【0003】
また、特にオーブンレンジでは庫内が大きく、薄い食品に対して焼き色をつける場合に、上下ヒータのいずれかと食品の距離が離(長く)れるために焼き色が薄くなることが多かったが、食品の上側に設けたヒータを上下可動することによって、ヒータを食品に近接させて、好ましい焼き色を得るように工夫されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
しかし、焼き色設定を使用者が行っても、食品の厚みは様々であり焦げ目が付かなかったり、焦げすぎたりなど、出来映えは不満の残るものであった。特に、焼き魚においては、1尾のものと切り身、さらに種類によって厚みが異なり、魚とヒータとの距離が常に一定に保たれていないために、焼き色のつく場合、付かない場合というようにムラが生じた。
【0005】
また、オーブンなどでは食品の上表面に濃い焼き色が付くように、オーブン庫内の上部に食品を位置させてオーブン庫内の上面のヒータに食品を近づけ、焼き色を好みの濃さに設定できるが、肉などの焼き加減であるレア、ミディアム、ウェルダンのような好みに応じた調理を行うことはできなかった。
【0006】
【特許文献1】
特開平08−110055号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の問題点に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、食品の焼き色および焼き加減を調整できる加熱調理装置の実現にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の加熱調理装置は、食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記加熱手段を制御する制御手段を備えたものである。この手段により、使用者が設定した調理物の焼き色と焼き加減の情報に基づいて制御手段は加熱手段を制御するので、使用者の好みの焼き色と焼き加減が実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
上記した本発明の目的は、各請求項に記載した構成を実施の形態とすることにより達成できるので、以下には各請求項の構成にその構成による作用効果を併記し併せて請求項記載の構成のうち説明を必要とする特定用語については詳細な説明を加えて、本発明における実施の形態の説明とする。
【0010】
請求項1記載に係る発明は、食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記加熱手段を制御する制御手段を備えることで、調理物の焼き色と焼き加減の調整が可能となる。
【0011】
請求項2記載に係る発明は、食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の気流を循環させる気流循環手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記気流循環手段の可動あるいは停止を制御する制御手段を備えたもので、制御手段により気流循環手段を可動あるいは停止することにより、加熱方式を短時間で対流あるいは輻射に変化させ、食品の焼き加減を調整することができる。
【0012】
請求項3記載に係る発明は、食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の気流を循環させる気流循環手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記気流循環手段の可動を断続的に制御する制御手段を備えたもので、制御手段により気流循環手段の可動を断続的にすることにより、焼き色の濃淡の調整を容易に行うことができる。
【0013】
請求項4記載に係る発明は、請求項2または請求項3記載において、気流循環手段の可動速度を可変制御する制御手段を有することで、気流を介しての対流加熱の調整が可能になる。
【0014】
請求項5記載に係る発明は、食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、蒸気発生および前記加熱室内に蒸気を導入する蒸気発生手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記蒸気発生手段から加熱室内への蒸気投入あるいは停止を制御する制御手段を備えたもので、制御手段により蒸気発生手段を制御して、食品に過度の焼き色が付くことを防止できる。
【0015】
請求項6記載に係る発明は、請求項5記載において、食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、蒸気発生および前記加熱室内に蒸気を導入する蒸気発生手段と、前記加熱室内の気流を循環させる気流循環手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記加熱室内の蒸気を加熱室外へ放出するように前記気流循環手段を制御する制御手段を備えたもので、制御手段に制御された気流循環手段によって、調理の途中段階で蒸気を加熱室外へ放出することにより、蒸し調理から焼き調理への切り替えをすばやく行うことができる。
【0016】
請求項7記載に係る発明は、請求項1から6のいずれか1項の記載において、加熱する食品の状態を検知する食品状態検知手段と、前記食品状態検知手段の信号を元に加熱手段を制御する制御手段を有するもので、より食品に適した焼き色と焼き加減を実現できる。
【0017】
請求項8〜10記載に係る各発明は、請求項7記載において、加熱する食品の状態を検知する食品状態検知手段と、前記食品状態検知手段の信号を元に加熱手段を制御する制御手段を有し、前記食品状態検知手段として加熱室内温度検知手段または加熱室内湿度検知手段または食品表面温度検知手段を使用し、その検知信号を元に加熱手段を制御するので、より食品に適した焼き色と焼き加減を実現できる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における加熱調理装置の形態を示す概略の断面図である。図1において、1は食品を入れて加熱する開閉扉付の加熱室で、2は加熱室1の上下面に設けたシーズヒ−タあるいは石英管ヒータからなる加熱手段である。3は加熱室1内に循環気流を発生させるためのモータ駆動のファンからなる気流循環手段で、この気流循環手段により加熱室1内を循環する気流は、加熱室1の奥壁に形成した循環気流孔1aを介して循環する際、加熱室1の奥壁外に配置した加熱手段2によって加熱される。
【0020】
4は食品の焼き色を選択する焼き色選択手段で、食品の焼き色を「濃い」「標準」「淡い」の三段階に設定する。5は食品の焼き加減の選択を行う焼き加減選択手段で、「強」「標準」「弱」の三段階の設定を行う。6はマイクロコンピュータ及びその周辺回路からなる制御手段で、焼き色設定手段4と焼き加減設定手段5の情報に従って加熱手段2の制御を行う。
【0021】
図2は、本発明の加熱調理装置の気流循環手段3による加熱室1内の伝熱特性を示す。気流循環手段3を停止させて加熱手段2のみを作動した場合、図2(a)のように加熱室内に発生する伝熱特性は、輻射によるものが主流となる。よって、食品などへの熱伝達は気流などの媒体を介することなく、ヒータの熱が直接食品表面に伝達される輻射加熱になる。反対に気流循環手段3を連続的に一定の回転速度で作動した場合、図2(b)のように加熱室1内の伝熱特性は対流による加熱が主となり、ヒータからの熱は加熱室1内の気流を介して食品に伝えられる対流加熱になる。
【0022】
このように、気流循環手段3を停止、そして作動することで、食品に対する熱の伝わり方が異なり、加熱調理中の食品表面にも異なる影響を与えることができる。特に、焼き色においては、輻射加熱の方がヒータからの熱を直接伝達されるために焼き色が濃くつきやすく、ヒータと食品の距離が近い部分では焦げが生じたりする。また、食品の中心部は食品表面の熱伝導によるところが大きいので、表面は焼き色が付いているが、内部は半分生という状態も生じる。
【0023】
反対に、対流加熱ではヒータからの熱が直接的に伝達されるよりも、気流を介して伝達されるので部分的な焦げなどは生じにくく、食品表面全体が同一の焼き色になりやすい。また、食品表面も食品内部も熱伝導による加熱となるので、食品表面に標準的な焼き色がつくころには、食品内部にもしっかり火の通った状態になりやすい。
【0024】
例えば、ステーキなどは焼き加減などの嗜好性が顕著に現れる代表的なメニューである。ここで、標準的な焼き色でレア(生)の状態に調理したい場合、焼き色選択手段4を「標準」、焼き加減選択手段5を「弱」に設定する。その後、前記焼き加減選択手段4と前記焼き加減選択手段5の設定情報が制御手段6に送られ、その情報を元に、制御手段6では加熱手段2を作動、気流循環手段3は停止状態にする。
【0025】
気流循環手段3が停止している間、加熱室1内は輻射加熱が可能な状態となり、ステーキ肉の表面部は直接的に熱が伝わっていく。そして、食品の表面部は焼き色形成される温度約250℃に到達し、適度な焼き色が生じる時に、内部は熱伝導が遅れ、レアの状態となり、焼き加減がレアのステーキが実現できる。
【0026】
また、標準的な焼き色でミディアムの状態に仕上げたい場合は、焼き色選択手段4を「標準」、焼き加減選択手段5も「標準」に設定する。そして、これらの設定情報が制御手段6に送られて、制御手段6は加熱手段2を作動、そして気流循環手段3を作動させる。気流循環手段3が作動した時には食品への熱は対流により伝わるため、焼き色が付く250℃以上に肉表面部が到達する時点において、肉内部まで熱が伝わって80℃以上になっており、ミディアムの状態に仕上げることができる。
【0027】
また、ステーキのような薄い肉ではなく、ローストビーフのような厚みのある塊を好みの焼き色、好みの焼き加減に仕上げる場合は、気流循環手段3の電力入力を図3(a)のように断続的に行うと、加熱室1の食品が受ける受熱量は図3(b)に示すようになる。例えば、焼き色が濃く、内部は適度に火が通ったローストビーフにしたい場合、焼き色選択手段4の「濃い」を選択し、焼き加減選択手段5は「標準」を選択する。これらの選択された情報が制御手段6に送られ、まず、焼き色が付くまでは気流循環手段3は停止状態となり、輻射加熱になる。
【0028】
そして、食品表面温度や焼き色形成時に生じる香り成分などの情報を検知する手段(図示なし)の情報から焼き色の形成を検知後、制御手段6で気流循環手段3を作動させて、対流による加熱に切り換える。その後、制御手段6は焼き色形成検知までの時間の長さ、あるいは焼き色検知温度をその検知に要した時間で割った定数によって、食品の厚みを予測して、気流循環手段3の入力時間を設定する。焼き色形成温度の到達までの時間は、厚みがあるほど長くなるので、食品の内部まで火が通る「標準」にするには、制御手段6は気流循環手段3の入力時間を延長するよう制御する。
【0029】
この場合とは反対に、食品内部の焼き加減を「弱」に設定していた場合は、気流循環手段3の時間が短縮される。また、制御手段6は気流循環手段3の回転速度を速く制御することによって、食品表面への熱伝達速度が速まり、調理時間全体を短縮させることもできる。
【0030】
(実施例2)
図4は、本発明の実施例2における加熱調理装置の形態を示す概略の断面図である。本実施例は、加熱室内に蒸気を導入する蒸気発生手段を設けた点で実施例1の発明と異なり、それ以外の同一構成並びに作用効果を奏するところには同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なるところを中心に説明する。
【0031】
図4において、7は水を入れるタンク、8はポンプで、タンク7からの水をくみ上げ、導入部9を介して加熱室1内の底に臨み、加熱されている蒸気発生手段としての供給口10に送る。11は操作部で、調理メニューの選択が行われ、メニューに合った加熱工程が選択される。12は、蒸気の外部への出口で、加熱室1内の余剰の蒸気を加熱室1外へ放出する。
【0032】
実施例1において説明したステーキの加熱調理は、焼き加減などの嗜好性が顕著に現れるメニューである。そして、近年では食品の食感に対しての嗜好性が見られる食品が増えてきている。その一つの例に、シュークリームを挙げて説明する。シュークリームの食感は、シュー皮の硬さで決まり、シュー皮の原材料の配合も重要だが、焼き方を工夫することで硬めのハードシューと、軟らかめのソフトシューに仕上げることができる。
【0033】
例えば、軟らかめのソフトシューに仕上げたい場合、まず、操作部11によりシュークリームのメニューを選択後、焼き色選択手段4は「淡い」を選択し、焼き加減選択手段5は「弱」を選択する。これらの選択された情報が制御手段6に送られ、加熱工程が選択される。加熱工程の信号を元に、まず、加熱手段2および気流循環手段3が作動する。加熱室1内が所定の温度に予熱されたことを確認後、温度検知手段(図示せず)により、加熱室1内の予熱終了を使用者に知らせて、使用者は食品を加熱室1に投入する。
【0034】
重量センサなどの食品検知手段(図示せず)で、加熱室1に食品が投入されたことを検知すると、制御手段6からの信号をもとにポンプ8に通電され、タンク7の水が加熱室1内に供給口10から供給される。すなわち、供給口10に供給された水は、加熱室1内の温度と等しく昇温されていた供給口10で気化熱を受け、水蒸気となって加熱室1内に噴霧される。100℃を超える温度に加熱されていた循環気流に噴霧された水蒸気は予熱温度まで過熱される。
【0035】
このような過熱蒸気雰囲気では、シュー皮の表面に水分凝縮がおこり、通常の対流加熱に比べて乾燥が抑制され、しっとりと軟らかいシュー皮に仕上げることができる。また、焼き色についても、表面の乾燥が抑制されるために薄めとなり、軟らかいソフトシューが実現できる。
【0036】
また、ハードシューに仕上げたい場合には、まず、操作部11によりシュークリームのメニューを選択後に焼き色選択手段4は「濃い」を選択し、焼き加減選択手段5は「強」を選択する。これらの選択された情報が制御手段6に送られ、加熱工程が選択される。加熱工程の信号を元に、制御手段6は、まず、加熱手段2および気流循環手段3を作動させ、ソフトシューの調理と同様に、過熱蒸気雰囲気での加熱を行う。
【0037】
そして、シュー皮が膨化した後、ポンプ8の作動を停止して、気流循環手段3により加熱室1内の蒸気を、循環気流孔1aを通じて出口12から加熱室1外に放出する。そして、加熱室1内あるいは出口12付近に設けられた湿度センサなどの加熱室1内の蒸気量検知手段(図示せず)によって、加熱室内の蒸気量がある一定量以下の乾燥気流になったことを検知する。その後、制御手段6が気流循環手段3の入力電力量を断続的に供給することで、加熱室1内は対流と輻射による加熱が交互に行えるようになり、断続的な輻射熱の作用でシュー皮の焼き色が濃くつくとともに乾燥が促進されて、硬めの食感をもつハードシューに仕上げることができる。
【0038】
なお、焼き魚で干物のような乾燥ぎみのものをしっとり仕上げたい場合は、ソフトシューのような加熱制御を行うことで、しっとり感のある干物ができる。また、1尾の焼き魚においても、加熱初期に過熱蒸気雰囲気で加熱することにより、蒸し作用を受けてしっとりとした状態になる。その後、1時的に気流循環手段3によって加熱室1内の蒸気を加熱室1外に逃がしてから輻射加熱を行うことで、中はしっとり、表面には適度な焦げ色が形成される。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、食品を加熱する伝熱方式を容易に変えられ、使用者が設定した調理物の焼き色と焼き加減を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における加熱調理装置の概略断面図
【図2】(a)同実施例1における加熱調理装置の気流循環手段停止時の伝熱グラフ
(b)同実施例1における加熱調理装置の気流循環手段作動時の伝熱グラフ
【図3】(a)同実施例1における加熱調理装置の気流循環手段の電力入力タイムチャート
(b)同実施例1における加熱調理装置の気流循環手段の電力入力タイムチャートに対応した食品の受熱量グラフ
【図4】本発明の実施例2における加熱調理装置の断面図
【図5】従来の加熱調理装置の断面図
【符号の説明】
1 加熱室
2 加熱手段
3 気流循環手段
4 焼き色選択手段
5 焼き加減選択手段
6 制御手段
7 タンク
8 ポンプ
9 導入部
10 供給部(蒸気発生手段)

Claims (10)

  1. 食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記加熱手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする加熱調理装置。
  2. 食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の気流を循環させる気流循環手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記気流循環手段の可動あるいは停止を制御する制御手段を備えたことを特徴とする加熱調理装置。
  3. 食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、前記加熱室内の気流を循環させる気流循環手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記気流循環手段の可動を断続的に制御する制御手段を備えたことを特徴とする加熱調理装置。
  4. 前記気流循環手段の可動速度を可変制御する制御手段を有することを特徴とする請求項2または請求項3記載の加熱調理装置。
  5. 食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、蒸気発生および前記加熱室内に蒸気を導入する蒸気発生手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記蒸気発生手段から加熱室内への蒸気投入あるいは停止を制御する制御手段を備えたことを特徴とする加熱調理装置。
  6. 食品を収納する加熱室と、食品を加熱する加熱手段と、蒸気発生および前記加熱室内に蒸気を導入する蒸気発生手段と、前記加熱室内の気流を循環させる気流循環手段と、食品の焼き色を選択する焼き色選択手段と、食品の焼き加減を選択する焼き加減選択手段と、前記焼き色選択手段の焼き色レベルと前記焼き加減選択手段の焼き加減レベルによって前記加熱室内の蒸気を加熱室外へ放出するように前記気流循環手段を制御する制御手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の加熱調理装置。
  7. 加熱する食品の状態を検知する食品状態検知手段と、前記食品状態検知手段の信号を元に加熱手段を制御する制御手段を有する請求項1から6のいずれかに記載の加熱調理装置。
  8. 食品状態検知手段は、加熱室内温度検知手段である請求項7記載の加熱調理装置。
  9. 食品状態検知手段は、加熱室内湿度検知手段である請求項7記載の加熱調理装置。
  10. 食品状態検知手段は、食品表面温度検知手段である請求項7記載の加熱調理装置。
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