JP2004345703A

JP2004345703A - Filling device

Info

Publication number: JP2004345703A
Application number: JP2003146470A
Authority: JP
Inventors: Tatsuya Shinoda; 達弥篠田
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 2003-05-23
Filing date: 2003-05-23
Publication date: 2004-12-09

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a filling device that is easy to realize and supplies a proper type of fluid although it is easy to operate. SOLUTION: Upon the insertion of an oil feed nozzle 11 into the oil feed opening 31 of a vehicle, a fuel type (a fuel type for the vehicle), which is written in a magnetic sheet 12 disposed in the vicinity of the oil feed opening 31 is read by a magnetic sensor 13. Subsequently, an oil feed trigger 19 is operated to open a valve corresponding to this type of fuel. When this type of fuel is fed to the oil feed opening 31 of the vehicle from the oil feed nozzle 11 and the fuel tank of the vehicle is filled with it, the discharge of the fuel from the oil feed nozzle 11 is stopped. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガソリン、軽油、薬液、ガス等の流体をノズルから注入口へと注入する注入装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種の装置としては、自動車の車両番号を読取って、この車両番号に対応する顧客情報を検索し、この顧客情報に基づいて、自動車を該自動車で用いられる特定の燃料を供給する給油ボックスへと誘導するというものがある（特許文献１を参照）。
【０００３】
また、複数種類の燃料を吐出するそれぞれのノズルを設け、また油種を示すバーコードを自動車の給油口近傍に貼り付けておき、バーコードをセンサーにより読取り、バーコードによって示される油種の燃料を供給する給油ノズルを選択して、この選択した給油ノズルからの燃料の吐出を可能にし、かつ他の給油ノズルからの燃料の吐出を禁止し、自動車で用いられる油種の燃料だけを供給するというものがある（特許文献２を参照）。
【０００４】
更に、油種を示す情報を記録した識別体を自動車の給油口近傍に取り付けておき、識別体の情報をセンサーにより読取り、識別体の情報によって示される油種の燃料ではなく、他の油種の燃料を供給する給油ノズルが選択されて使用されたときに、警報を発生するというものがある（特許文献３を参照）。
【０００５】
また、永久磁石の配列により油種を示す油種キーと、磁電変換素子を配列した油種読取り装置とを備え、油種キーの永久磁石の配列を油種読取り装置により読取って、その結果に応じて、燃料タンクの給油口を開けることを可能にするというものがある（特許文献４を参照）。
【０００６】
【特許文献１】
特開平７−１４６９９６号公報
【特許文献２】
登録実用新案第３０５３２５０号公報
【特許文献３】
特開平３−５１７１６号公報
【特許文献４】
特開２００２−１７９１９８号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献１の装置では、自動車の車両番号を読取ったり、自動車を誘導したりするため、装置全体の規模が大きく、実現が困難であり、コストが高くなるという問題があった。
【０００８】
また、特許文献２の装置では、バーコードを読取るためにセンサーを操作し、更に給油ノズルを選択して操作するため、一連の操作が煩雑化するという問題があった。
【０００９】
更に、特許文献３の装置では、複数の給油ノズルを選択的に用いるため、油種に関する知識を利用者に持たせる必要があり、また給油ノズルの選択に手間取ることがあった。
【００１０】
また、特許文献４の装置では、油種キーの永久磁石の配列を油種読取り装置により読取り、燃料タンクの給油口を開けることを可能にするだけであって、給油操作が簡単になることはなかった。
【００１１】
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、実現容易であって、操作が簡単でありながら、適切な種類の燃料、薬液、ガス等、つまり適切な種類の流体を供給することが可能な注入装置を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、流体をノズルから注入口へと注入する注入装置において、流体の注入口周辺に取り付けられ、流体の種類を記録した識別体と、ノズル周辺に取り付けられ、流体の種類を注入口周辺の識別体から読取る読取り手段と、読取り手段により読取られた種類の流体をノズルから吐出させる制御手段とを備えている。
【００１３】
この様な構成の本発明によれば、識別体を注入口周辺に取り付け、読取り手段をノズル周辺に取り付けていることから、ノズルを注入口に差し込んだときには、注入口側の識別体とノズル側の読取り手段が接近し、識別体に記録されている流体の種類を読取り手段により読取ることができる。そして、制御手段は、読取り手段により読取られた種類の流体をノズルから吐出させる。従って、ノズルを注入口に差し込むだけで、読取り手段により読取られた種類の流体をノズルから注入口へと供給することができる。また、装置全体の規模が大きくなく、低いコストで実現することができる。
【００１４】
また、本発明においては、流体は、液体燃料である。
【００１５】
液体燃料としては、ガソリン、軽油、ＬＰＧ等がある。
【００１６】
更に、本発明においては、制御手段は、予め用意された一種類の流体が読取り手段により読取られた種類の流体に一致するか否かを判定し、一致すると判定したときに、流体をノズルから吐出させ、一致しないと判定したときに、ノズルからの流体の吐出を不可にしている。
【００１７】
ここでは、一種類の液体を供給することを前提としており、この一種類の流体が読取り手段により読取られた種類の流体（識別体に記録されている種類の流体）に一致するときにだけ、流体をノズルから吐出させている。これにより、この種類の流体が無制限に供給されることが防止される。
【００１８】
また、本発明においては、制御手段の判定結果を報知する報知手段を備えている。例えば、報知手段は、ノズルに設けられた表示画面を含んでいる。
【００１９】
この様に報知手段により制御手段の判定結果を報知すれば、流体をノズルから吐出可能であるか否かが報知され、操作性が向上する。
【００２０】
更に、本発明においては、制御手段は、予め用意された複数種類の流体のうちから読取り手段により読取られた種類の流体を選択し、この選択した種類の流体をノズルから吐出させている。
【００２１】
ここでは、複数種類の液体を選択的に供給することを前提としており、読取り手段により読取られた種類の流体（識別体に記録されている種類の流体）をノズルから吐出させている。これにより、各種類の流体を容易かつ確実に供給することができる。
【００２２】
また、本発明においては、制御手段により選択された流体の種類を報知する報知手段を備えている。例えば、報知手段は、ノズルに設けられた表示画面を含んでいる。
【００２３】
この様に報知手段により流体の種類を報知すれば、如何なる種類の流体をノズルから吐出可能であるかが報知され、操作性が向上する。
【００２４】
更に、本発明においては、複数種類の流体をノズルに選択的に供給するための弁を備え、制御手段は、弁を制御することにより、選択した種類の流体をノズルから吐出させている。
【００２５】
この様に弁を制御することにより、複数種類の流体をノズルに選択的に供給すれば、各種類の流体をノズルから選択的に吐出させることができる。弁としては、各種類の流体を選択的に流通させる切り換え弁、各種類の流体別に設けられたそれぞれの開閉弁等がある。
【００２６】
また、本発明においては、ノズル内に残留した流体を除去する除去手段を備え、制御手段は、ノズルからの流体の吐出が終了した後に、除去手段を起動して、ノズル内に残留した流体を除去している。
【００２７】
複数種類の流体をノズルから選択的に吐出させる場合は、以前に吐出された種類の流体がノズル内に残留したままであると、次の他種類の流体が吐出されるときに、異なる２種類の流体が混じり合って供給されることになる。このため、ノズルからの流体の吐出が終了した後に、除去手段を起動して、ノズル内に残留した流体を除去している。これにより、異なる２種類の流体が混じり合って供給されることがなくなる。
【００２８】
更に、本発明においては、識別体は磁気シートであり、読取り手段は磁気センサーである。
【００２９】
この様な磁気シートと磁気センサーの適用は、容易であって、かつコストの低減を図ることができる。
【００３０】
また、本発明においては、磁気シートは注入口周辺に同心円状に配置され、磁気センサーはノズル周辺に同心円状に配置されている。
【００３１】
この様に磁気シート及び磁気センサーを注入口周辺及びノズル周辺にそれぞれ同心円状に配置すれば、ノズルを注入口に差し込んだときに、ノズルの回転角度にかかわらず、注入口側の磁気シートとノズル側の磁気センサーが接近し、磁気シートに記録されている流体の種類を磁気センサーにより確実に読取ることができる。
【００３２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【００３３】
図１は、本発明の注入装置の第１実施形態を示すブロック図である。本実施形態の注入装置１０は、例えばガソリンスタンドに設置され、２種類のガソリン及び軽油を給油ノズル１１から自動車の注入口へと選択的に供給するものである。この注入装置１０は、給油ノズル１１、磁気シート１２、磁気センサー１３、情報処理部１４、記憶部１５、表示部１６、弁制御部１７、給油トリガー１８、満タンセンサー１９、３個の弁２０ａ、２０ｂ、２０ｃ、及び排気弁２１等を備えている。情報処理部１４及び弁制御部１７等は、中央処理装置により構成される。
【００３４】
この注入装置１０では、磁気シート１２を自動車の給油口周辺に取り付け、磁気センサー１３を給油ノズル１１に周辺に取り付けている。
【００３５】
図２（ａ）及び（ｂ）は、磁気シート１２を示す側面図及び平面図である。図２（ａ）及び（ｂ）に示す様に磁気シート１２は、複数の円板磁石１２ａを環状の合成樹脂シート１２ｂに埋設し、合成樹脂シート１２ｂ裏面に粘着シート１２ｃを貼り付けたものである。合成樹脂シート１２ｂは、ガソリン、軽油、水等に対する耐性と、形状変化を起こし難い強度とを有する材質のものが好ましい。また、外観上のデザインのために、合成樹脂シート１２ｂとして、透明もしくは着色したものを適用するのが好ましい。
【００３６】
各円板磁石１２ａは、円弧ｄに沿って間隔を開けて配置されており、それらの個数及び相互になす角度（円弧ｄの中心からみた角度）によって規定されるそれらの位置Ａ、Ｂ、Ｃにより２種類のガソリン及び軽油のいずれかを示す。ここでは、各位置Ａ、Ｂが相互に９０度の角度をなし、各位置Ａ、Ｃが相互に１３５度の角度をなし、各位置Ｂ、Ｃが相互に４５度の角度をなす。尚、円板磁石１２ａは、特に円板状である必要はなく、他の形状でもよい。
【００３７】
例えば、図３の図表に示す様に３個の円板磁石１２ａをそれぞれの位置Ａ、Ｂ、Ｃに配置した場合は、レギュラーガソリンが示される。また、２個の円板磁石１２ａをそれぞれの位置Ａ、Ｃに配置した場合は、プレミアムガソリンが示される。更に、２個の円板磁石１２ａをそれぞれの位置Ｂ、Ｃに配置した場合は、軽油が示される。
【００３８】
環状の磁気シート１２は、図４に示す様に自動車の蓋体３２を開けることにより露呈した給油口３１に対して同心円状に配置され、磁気シート１２裏面の粘着シート１２ｃにより給油口３１周辺に貼り付けられる。また、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置は、自動車で用いられる燃料の油種に応じて設定される。
【００３９】
尚、各位置Ａ、Ｂ、Ｃの円板磁石１２ａの全てを配置した磁気シート１２を利用者に提供し、利用者側で、提供された磁気シート１２をそのまま用いたり、各円板磁石１２ａを選択的に取り外したり、各円板磁石１２ａを選択的に磁性体（例えば鉄板等）により覆って、円板磁石１２ａの磁力を遮蔽し、磁気シート１２によって示される油種を設定しても構わない。
【００４０】
また、各円板磁石１２ａの個数のみにより種類のガソリン及び軽油のいずれかを示すことも可能である。
【００４１】
図５（ａ）及び（ｂ）は、磁気センサー１３を示す側面透視図及び平面図である。図５（ａ）及び（ｂ）に示す様に磁気センサー１３は、円板１３ｂ上で、複数のリードスイッチ１３ａを図２（ｂ）と同一径の円弧ｄに沿って配列し、円板１３ｂを環状のフレーム１３ｃにより支持したものである。各リードスイッチ１３ａは、常開スイッチであり、近傍の磁界が強くなるとオンになる。
【００４２】
また、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａは、図６（ａ）に示す様に情報処理部１４に別々に接続されている。情報処理部１４は、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａ別に、リードスイッチ１３ａがオンになったか否かを判定する。
【００４３】
また、環状の磁気センサー１３は、図７及び図８に示す様にその中央の孔に装置本体１０ａに突設された給油ノズル１１を嵌め入れられ、給油ノズル１１根元に同心円状に取り付けられる。
【００４４】
ここで、給油ノズル１１を図４の給油口３１に差し込むと、給油ノズル１１根元の環状の磁気センサー１３が給油口３１周りの環状の磁気シート１２に対向して接近する。このとき、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの磁界が磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａに選択的に作用し、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａが選択的にオンとなる。例えば、磁気シート１２が各位置Ａ、Ｂ、Ｃの円板磁石１２ａを有する場合は、各位置Ａ、Ｂ、Ｃの円板磁石１２ａの磁界が磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａに選択的に作用することから、各位置Ａ、Ｂ、Ｃに近傍のそれぞれのリードスイッチ１３ａがオンとなる。また、磁気シート１２が各位置Ａ、Ｃの円板磁石１２ａを有する場合は、各位置Ａ、Ｃ近傍のそれぞれのリードスイッチ１３ａがオンとなる。更に、磁気シート１２が各位置Ｂ、Ｃの円板磁石１２ａを有する場合は、各位置Ｂ、Ｃ近傍のそれぞれのリードスイッチ１３ａがオンとなる。
【００４５】
情報処理部１４は、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａ別に、リードスイッチ１３ａがオンになったか否かを判定し、オンとなった各リードスイッチ１３ａの位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求める。
【００４６】
給油ノズル１１を給油口３１に差し込むに際しては、給油口３１に対する給油ノズル１１の回転角度がばらつくものの、オンとなる各リードスイッチ１３ａの位置関係が略変化しないことから、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求めることができる。
【００４７】
従って、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａの個数は、磁気センサー１３が磁気シート１２の各位置Ａ、Ｂ、Ｃを判別し得る分解能を持つ様に設定される。
【００４８】
一方、記憶部１５には、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置と油種の対応関係を示すデータベース、つまり図３の図表の内容を示すデータベースが予め記憶されている。
【００４９】
情報処理部１４は、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求めると、記憶部１５内のデータベースを参照して、この求めた個数及び位置に対応する油種、つまり磁気シート１２によって示される油種を判定する。例えば、この求めた個数及び位置が３個及び各位置Ａ、Ｂ、Ｃであれば、油種がレギュラーガソリンであると判定する。また、この求めた個数及び位置が２個及び各位置Ａ、Ｃであれば、油種がプレミアムガソリンであると判定する。更に、この求めた個数及び位置が２個及び各位置Ｂ、Ｃであれば、油種が軽油であると判定する。
【００５０】
そして、情報処理部１４は、この判定した油種を表示部１６の画面に表示し、この判定した油種を弁制御部１７に通知する。
【００５１】
表示部１６の画面は、図７及び図８に示す様に注入装置１０の本体上面に配置されている。このため、注入装置１０の利用者は、表示部１６の画面に表示された油種を容易に見ることができ、この表示された油種が磁気シート１２によって示される油種（自動車の燃料の油種）に一致するか否かを確認することができる。
【００５２】
弁制御部１７は、磁気シート１２によって示される油種を情報処理部１４から通知されると、注入装置１０の給油トリガー１８が操作されてオンとなるのを待機し、給油トリガー１８がオンとなったときに、各弁２０ａ、２０ｂ、２０ｃのうちの該通知された油種に対応する弁を開成する。
【００５３】
各弁２０ａ、２０ｂ、２０ｃは、図８に示す様にレギュラーガソリン、プレミアムガソリン、及び軽油のそれぞれの油路３３ａ、３３ｂ、３３ｃの出口に設けられた常閉弁である。
【００５４】
従って、磁気シート１２によって示される油種がレギュラーガソリンであれば、給油トリガー１８がオンとなったときに、弁制御部１７の制御により弁２０ａが開成され、レギュラーガソリンが油路３３ａから弁２０ａを介して給油ノズル１１へと流れ、更にレギュラーガソリンが給油ノズル１１から自動車の給油口３１へと注ぎ込まれる。また、磁気シート１２によって示される油種がプレミアムガソリンであれば、給油トリガー１８がオンとなったときに、弁制御部１７の制御により弁２０ｂが開成され、プレミアムガソリンが油路３３ｂ→弁２０ｂ→給油ノズル１１という経路でながれ、プレミアムガソリンが給油ノズル１１から自動車の給油口３１とへと注ぎ込まれる。更に、磁気シート１２によって示される油種が軽油であれば、給油トリガー１８がオンとなったときに、弁制御部１７の制御により弁２０ｃが開成され、軽油が油路３３ｃ→弁２０ｃ→給油ノズル１１という経路でながれ、軽油が給油ノズル１１から自動車の給油口３１とへと注ぎ込まれる。
【００５５】
尚、給油トリガー１８として、該給油トリガー１８の操作量を検出するものを適用し、給油トリガー１８の操作量に応じて、弁制御部１７が弁の開成量を制御し、これにより給油ノズル１１からの燃料の吐出量を調節することができる様にしても良い。
【００５６】
こうして給油され続けると、自動車の燃料タンク内の燃料が徐々に増えて、燃料タンクが略満タンとなり、燃料タンク内の燃料が給油ノズル１１先端の満タンセンサー１９により検出される。そして、弁制御部１７は、満タンとなったときの満タンセンサー１９の検出出力に応答して、開成していた弁を閉じ、給油ノズル１１からの燃料の吐出を停止する。
【００５７】
従って、給油ノズル１１を自動車の給油口３１に差し込むと、給油口３１周辺の磁気シート１２によって示される油種（自動車の燃料の油種）が磁気センサー１３により読取られ、引き続いて給油トリガー１９を操作すると、この油種の燃料に対応する弁が開成されて、この油種の燃料が給油ノズル１１から自動車の給油口３１へと注ぎ込まれ、更に自動車の燃料タンクが満タンになると、給油ノズル１１からの燃料の吐出が停止される。
【００５８】
すなわち、給油ノズル１１を自動車の給油口３１に差し込んで、給油トリガー１９を操作するだけで、自動車で用いられる油種の燃料が燃料タンクに供給される。
【００５９】
次に、弁制御部１７は、開成していた弁を閉じ、給油ノズル１１からの燃料の吐出を停止してから、排気弁２１を開成して、給油ノズル１１と排気路３４間での空気の流通を可能にする。この状態で、図９に示す様に注入装置１０を支持フレーム４１に載置してセットする。
【００６０】
支持フレーム４１は、未使用の注入装置１０を載置しておくためのものであって、給油ノズル１１を挿入する差し込み孔４２、差し込み孔４２の空気吸入口に設けられたエアフィルター４３、差し込み孔４２に設けられた吸入ファン４４、注入装置１０の排気路３４に対向する排気口４５、及び排気口４５に設けられた排気ファン４６を備えている。
【００６１】
支持フレーム４１では、吸入ファン４４及び排気ファン４６をモータ（図示せず）により回転させて、空気をエアフィルター４３を通じて差し込み孔４２へと吸入し、空気を給油ノズル１１の先端から注入装置１０内に吹き込み、注入装置１０の排気路３４から吹き出した空気を排気口４５から排気する。
【００６２】
このとき、空気は、注入装置１０の給油ノズル１１から排気弁２１及び排気路３４を通り抜けて行き、給油ノズル１１内に残留した燃料を揮発もしくは吹き飛ばして除去する。これにより、次の他の油種の燃料を給油ノズル１１から吐出するときに、この他の油種の燃料に給油ノズル１１内の残留燃料が混じり合わずに済む。
【００６３】
尚、吸入ファン４４及び排気ファン４６を常時回転させても良いし、あるいは注入装置１０が支持フレーム４１に載置されたことを検出するセンサーを設けておき、このセンサーの検出出力に応答して、吸入ファン４４及び排気ファン４６を一定時間だけ回転させても良い。また、空気の代わりに、洗浄用の薬剤やガス等を差し込み孔４２→給油ノズル１１→排気路３４→排気口４５へと通して、給油ノズル１１内の残留燃料を除去しても良い。
【００６４】
次に、図１０に示すオートマトン状態遷移図を参照しつつ、注入装置１０の動作状態の遷移を述べる。
【００６５】
初期状態（待機状態）Ｓ１においては、注入装置１０が支持フレーム４１に載置されている。このとき、弁制御部１７は、排気弁２１のみを開成している。また、弁制御部１７は、給油トリガー１８が操作されても、各弁２０ａ、２０ｂ、２０ｃを閉じたままにして、給油を行なわない。情報処理部１４は、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａを監視しており、各リードスイッチ１３ａがオフのままであれば、該初期状態Ｓ１を維持し続ける。
【００６６】
また、情報処理部１４は、各リードスイッチ１３ａが選択的にオンになると、注入装置１０が支持フレーム４１から持ち上げられ、給油ノズル１１が給油口３１に差し込まれて、給油ノズル１１の磁気センサー１３が給油口３１の磁気シート１２に対向して接近したものとみなし、油種判定状態Ｓ２へと遷移する。
【００６７】
油種判定状態Ｓ２において、情報処理部１４は、オンとなった各リードスイッチ１３ａの位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求め、記憶部１５内のデータベースを参照して、この求めた個数及び位置に対応する油種、つまり磁気シート１２によって示される油種を判定する。そして、情報処理部１４は、この判定した油種を表示部１６の画面に表示し、この判定した油種を弁制御部１７に通知してから、給油トリガー待ち状態Ｓ３へと遷移する。
【００６８】
尚、情報処理部１４は、記憶部１５内のデータベースを参照しても、磁気シート１２によって示される油種を特定することができなければ、誤判定とみなして、初期状態Ｓ１に戻る。
【００６９】
給油トリガー待ち状態Ｓ３において、弁制御部１７は、給油トリガー１８が操作されなければ、各弁２０ａ、２０ｂ、２０ｃを閉じたままにして、給油を行なわない。この間に、利用者は、表示部１６の画面上の油種が自動車の燃料の油種に一致するか否かを確認することができる。
【００７０】
また、弁制御部１７は、給油トリガー１８が操作されると、給油状態Ｓ４に遷移する。
【００７１】
尚、情報処理部１４は、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａを監視し続けており、オンの各リードスイッチ１３ａが変化したときには、給油ノズル１１が給油口３１から抜かれたものとみなして、初期状態Ｓ１に戻る。
【００７２】
給油状態Ｓ４において、弁制御部１７は、給油トリガー１８が操作されると、各弁２０ａ、２０ｂ、２０ｃのうちの情報処理部１４から通知された油種に対応する弁を開成する。これにより、通知された油種の燃料が給油ノズル１１から自動車の給油口３１へと注ぎ込まれる。
【００７３】
このとき、弁制御部１７は、満タンセンサー１９の検出出力を監視しており、自動車の燃料タンクの満タンが満タンセンサー１９により検出されると、満タン状態Ｓ５に遷移する。
【００７４】
尚、弁制御部１７は、満タンが満タンセンサー１９により検出される前に、給油トリガー１８の操作が停止されると、給油トリガー待ち状態Ｓ３に一旦戻る。
【００７５】
満タン状態Ｓ５において、弁制御部１７は、給油トリガー１８が操作されているか否かにかかわらず、開成していた弁を直ちに閉じて、給油を停止する。そして、弁制御部１７は、給油トリガー１８の操作が停止されると、給油トリガー待ち状態Ｓ３に戻る。
【００７６】
再び給油トリガー待ち状態Ｓ３において、情報処理部１４は、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａを監視し、オンの各リードスイッチ１３ａが変化したときには、給油ノズル１１が給油口３１から抜かれたものとみなして、初期状態Ｓ１に戻る。
【００７７】
再び初期状態Ｓ１において、弁制御部１７は、排気弁２１のみを開成する。この状態で、注入装置１０が支持フレーム４１に載置されると、空気が支持フレーム４１の差し込み孔４２→給油ノズル１１→排気路３４→支持フレーム４１の排気口４５へと通り、給油ノズル１１内の残留燃料が除去される。
【００７８】
図１１は、本発明の注入装置の第２実施形態を示すブロック図である。また、図１２は、本実施形態の注入装置の構造を概略的に示す図である。尚、図１１及び図１２において、図１及び図８の装置と同様の作用を果たす部位には同じ符号を付す。
【００７９】
本実施形態の注入装置１０Ａは、例えばガソリンスタンドに設置され、１種類の燃料のみを給油ノズル１１から自動車の注入口へと供給するものである。
【００８０】
この注入装置１０Ａでは、図１の注入装置１０の各弁２０ａ、２０ｂ、２０ｃの代わりに、１つの弁２０を設け、図１の注入装置１０の排気弁２１を省略している。弁２０は、例えばレギュラーガソリンの油路３３の出口に設けられた常閉弁である。従って、弁２０が開成されたときには、レギュラーガソリンが油路３３から弁２０を介して給油ノズル１１へと流れる。
【００８１】
いま、給油ノズル１１を給油口３１に差し込むと、給油ノズル１１側の磁気センサー１３が給油口３１側の磁気シート１２に対向して接近し、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの磁界が磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａに選択的に作用し、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａが選択的にオンとなる。
【００８２】
情報処理部１４は、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａ別に、リードスイッチ１３ａがオンになったか否かを判定し、オンとなった各リードスイッチ１３ａの位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求める。
【００８３】
そして、情報処理部１４は、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求めると、記憶部１５内のデータベースを参照して、この求めた個数及び位置に対応する油種、つまり磁気シート１２によって示される油種を判定する。
【００８４】
更に、情報処理部１４は、この判定した油種がレギュラーガソリンを示しているか否かを判定し、この判定結果を表示部１６の画面に表示し、この判定結果を弁制御部１７に通知する。
【００８５】
この判定結果の表示により、自動車で用いられる油種の燃料が給油ノズル１１から供給され得るか否かを知ることができる。
【００８６】
弁制御部１７は、磁気シート１２によって示される油種がレギュラーガソリンを示しているという判定結果を通知されたならば、給油トリガー１８が操作されてオンとなるのを待機し、給油トリガー１８がオンとなったときに、弁２０を開成する。これにより、レギュラーガソリンが油路３３から弁２０を介して給油ノズル１１へと流れ、更にレギュラーガソリンが給油ノズル１１から自動車の給油口３１へと注ぎ込まれる。
【００８７】
また、弁制御部１７は、磁気シート１２によって示される油種がレギュラーガソリンを示していないという判定結果を通知されたならば、給油トリガー１８の操作にかかわらず、弁２０を閉成したままにしておく。これにより、レギュラーガソリンとは異なる他の油種の燃料を用いる自動車に、レギュラーガソリンが供給されることが防止される。
【００８８】
次に、レギュラーガソリンが給油され続けると、自動車の燃料タンク内の燃料が徐々に増えて、燃料タンクが略満タンとなり、燃料タンク内の燃料が給油ノズル１１先端の満タンセンサー１９により検出される。そして、弁制御部１７は、満タンとなったときの満タンセンサー１９の検出出力に応答して、開成していた弁を閉じ、給油ノズル１１からの燃料の吐出を停止する。
【００８９】
従って、給油ノズル１１を自動車の給油口３１に差し込むと、給油口３１周辺の磁気シート１２によって示される油種（自動車の燃料の油種）が磁気センサー１３により読取られ、自動車の燃料の油種がレギュラーガソリンであるときにだけ、給油トリガー１９を操作すると、レギュラーガソリンが給油ノズル１１から自動車の給油口３１へと注ぎ込まれ、更に自動車の燃料タンクが満タンになると、給油ノズル１１からの燃料の吐出が停止される。
【００９０】
尚、同様の方法により、レギュラーガソリンの代わりに、プレミアムガソリン又は軽油等を供給することも可能である。
【００９１】
ところで、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、図６（ｂ）に示す様に磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａにそれぞれの抵抗５１を並列接続し、各抵抗５１を直列接続してなる抵抗列５２の両端を情報処理部１４に接続しても良い。各抵抗５１のいずれについても、並列接続されたリードスイッチ１３ａがオンになると、その両端が短絡され、抵抗列５２の両端の抵抗値が変化する。情報処理部１４は、抵抗列５２の両端の電圧から該両端の抵抗値を求め、この抵抗値に基づいて、磁気センサー１３の各リードスイッチ１３ａ別に、リードスイッチ１３ａがオンになったか否かを判定する。そして、情報処理部１４は、オンとなった各リードスイッチ１３ａの位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求める。
【００９２】
ただし、各リードスイッチ１３ａが如何なる組み合わせでオンとなっても、オンとなったリードスイッチ１３ａが確実に識別されるためには、オンとなった各リードスイッチ１３ａの組み合わせが異なれば、抵抗列５２の両端の抵抗値が必ず異なる様にしなければならない。このためには、１つの抵抗５１の抵抗値が他の各抵抗５１の如何なる組み合わせの抵抗値とも異なれば良く、例えば各抵抗５１の抵抗値を１Ω、２Ω、４Ω、８Ω、１６Ω、……と設定すれば良い。
【００９３】
また、磁気センサー１３の代わりに、図１３（ａ）及び（ｂ）に示す磁気センサー１３Ａを適用しても良い。この磁気センサー１３Ａは、円板１３ｂ上で、複数のコイル５３を環状に配列し、円板１３ｂを環状のフレーム１３ｃにより支持したものである。各コイル５３は、それぞれに交錯する磁束の変化に応じてそれぞれの誘導電流を発生する。
【００９４】
磁気センサー１３Ａの各コイル５３は、図６（ｃ）に示す様に情報処理部１４に別々に接続される。情報処理部１４は、磁気センサー１３Ａの各コイル５３別に、コイル５３に誘導電流が発生したか否かを判定する。
【００９５】
給油ノズル１１を給油口３１に差し込むと、給油ノズル１１側の磁気センサー１３Ａが給油口３１側の磁気シート１２に対向して接近し、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの磁界が磁気センサー１３Ａの各コイル５３に選択的に作用し、誘導電流が磁気センサー１３Ａの各コイル５３に選択的に発生する。例えば、磁気シート１２が各位置Ａ、Ｂ、Ｃの円板磁石１２ａを有する場合は、各位置Ａ、Ｂ、Ｃに近傍のそれぞれのコイル５３に誘導電流が発生する。また、磁気シート１２が各位置Ａ、Ｃの円板磁石１２ａを有する場合は、各位置Ａ、Ｃ近傍のそれぞれのコイル５３に誘導電流が発生する。更に、磁気シート１２が各位置Ｂ、Ｃの円板磁石１２ａを有する場合は、各位置Ｂ、Ｃ近傍のそれぞれのコイル５３に誘導電流が発生する。
【００９６】
情報処理部１４は、磁気センサー１３Ａの各コイル５３別に、コイル５３に誘導電流が発生したか否かを判定し、誘導電流が発生した各コイル５３の位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求める。
【００９７】
また、図６（ｄ）に示す様に磁気センサー１３の各コイル５３を直列接続してなるコイル列５４の両端を情報処理部１４に接続しても良い。情報処理部１４は、コイル列５４の誘導電流に基づいて、各コイル５３別に、誘導電流が発生したか否かを判定する。そして、情報処理部１４は、誘導電流が発生した各コイル５３の位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求める。
【００９８】
ただし、各コイル５３が如何なる組み合わせで誘導電流を発生したとしても、誘導電流を発生したコイル５３が確実に識別されるためには、誘導電流を発生した各コイル５３の組み合わせが異なれば、コイル列５４の誘導電流が必ず異なる様にしなければならない。このためには、１つのコイル５３のインダクタンスが他の各コイル５３の如何なる組み合わせのインダクタンスとも異なる様にすれば良い。
【００９９】
更に、図１４（ａ）及び（ｂ）に示す磁気センサー１３Ｂを適用しても良い。この磁気センサー１３Ｂは、円板１３ｂ上で、単一のコイル５５を環状に配置し、円板１３ｂを環状のフレーム１３ｃにより支持したものである。環状のコイル５５は、該コイル５５の中心から見た角度に応じて単位角度当たりの巻き数を変更したものであり、該コイル５５のそれぞれの箇所に交錯する磁束の変化に応じてそれぞれの誘導電流を発生する。
【０１００】
磁気センサー１３Ｂのコイル５５の両端は、情報処理部１４に接続される。
【０１０１】
給油ノズル１１を給油口３１に差し込むと、給油ノズル１１側の磁気センサー１３Ｂが給油口３１側の磁気シート１２に対向して接近し、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの磁界が磁気センサー１３Ｂのコイル５５に作用し、誘導電流がコイル５５に発生する。
【０１０２】
情報処理部１４は、コイル５５に発生した誘導電流の値に基づいて、誘導電流が発生したコイル５５のそれぞれの箇所を求める。そして、情報処理部１４は、誘導電流がコイル５５の各箇所の位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求める。
【０１０３】
ただし、誘導電流が発生したコイル５５のそれぞれの箇所が如何なる位置であっても、該各箇所の位置が確実に識別されるためには、誘導電流が発生した各箇所が１つでも異なれば、コイル５５の誘導電流が必ず異なる様にしなければならない。このためには、コイル５５の１箇所のインダクタンスが他の各箇所の如何なる組み合わせのインダクタンスとも異なる様に、コイル５５の各箇所で、単位角度当たりの巻き数を変更すれば良い。
【０１０４】
また、図１５（ａ）及び（ｂ）に示す磁気センサー１３Ｃを適用しても良い。この磁気センサー１３Ｃは、環状のフレーム６１内に環状ギア６２を回転自在に支持し、ギア６３を環状ギア６２に噛み合わせ、ギア６３をステッピングモータ６４の駆動軸に連結し、コイル６５を環状ギア６２外周に固定したものである。ステッピングモータ６４によりギア６３を回転させると、環状ギア６２も回転し、コイル６５が回転移動する。コイル６５が描く回転移動の軌跡の径は、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの円弧ｄと略等しい。
【０１０５】
磁気センサー１３Ｃのステッピングモータ６４及びコイル６５は、図６（ｅ）に示す様に情報処理部１４に接続される。情報処理部１４は、ステッピングモータ６４を駆動制御して、コイル６５を回転移動させつつ、コイル６５に誘導電流が発生すると、このときのステッピングモータ６４の回転角度に基づいて、コイル６５の位置を判定する。
【０１０６】
給油ノズル１１を給油口３１に差し込むと、給油ノズル１１側の磁気センサー１３Ｃが給油口３１側の磁気シート１２に対向して接近する。この状態で、情報処理部１４は、ステッピングモータ６４を回転させて、コイル６５を回転移動させる。このとき、磁気センサー１３Ｃのコイル６５が磁気シート１２の各円板磁石１２ａ近傍を通過する度に、誘導電流がコイル６５に発生する。情報処理部１４は、コイル６５に誘導電流が発生する度に、ステッピングモータ６４の回転角度に基づいて、コイル６５の位置を判定し、この判定した各位置に基づいて、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数及び位置を求める。
【０１０７】
尚、磁気シート１２の各円板磁石１２ａの個数や位置の数を増やせば、磁気シート１２によって示される情報量を増やすことができ、油種だけではなく、他の情報等を付加することができる。例えば、磁気シート１２によって示される情報として、エラー訂正情報を付加すれば、磁気シート１２の情報の読取りエラーを判定し、燃料の供給誤りを防止することができる。あるいは、磁気シート１２によって示される情報として、燃料タンクの容量等を付加しても良い。
【０１０８】
また、自動車の燃料だけではなく、図１６に示す様な薬剤が収容されるタンク７１の注入口７２に薬剤の種類を示す磁気シート１２を設け、薬剤を吐出するノズル（図示せず）側に磁気センサー１３を設けておき、ノズルをタンク７１の注入口７２に差し込んだときに、磁気シート１２によって示される薬剤の種類を磁気センサー１３により読取り、この種類の薬剤をノズルからタンク７１の注入口７２へと供給しても良い。薬剤としては、アルコールやアセトン等の有機溶剤、あるいは塩酸や硫酸等の無機系薬液等がある。
【０１０９】
更に、上記各実施形態では、自動車の燃料の油種を示す磁気シートを例示しているが、この代わりに、燃料の油種を光学的に示すシートを適用しても構わない。例えば、相互に異なる各色と各油種を対応付けておき、シートの色によって油種を示しても構わない。あるいは、相互に異なる各マークと各油種を対応付けておき、シートのマークによって油種を示しても構わない。
【０１１０】
また、自動車の燃料や薬剤ばかりでなく、他の種類の液体や気体等の流体であっても、流体をノズルから注入口へと注入する構成であれば、本発明を適用することができる。
【０１１１】
あるいは、燃料電池を用いた自動車では、燃料電池に補充されるガスや液体をノズルから注入口を通じて燃料電池へと供給する構成とした上で、本発明を適用することができる。
【０１１２】
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、識別体を注入口周辺に取り付け、読取り手段をノズル周辺に取り付けていることから、ノズルを注入口に差し込んだときには、注入口側の識別体とノズル側の読取り手段が接近し、識別体に記録されている流体の種類を読取り手段により読取ることができる。そして、制御手段は、読取り手段により読取られた種類の流体をノズルから吐出させる。従って、ノズルを注入口に差し込むだけで、読取り手段により読取られた種類の流体をノズルから注入口へと供給することができる。また、装置全体の規模が大きくなく、低いコストで実現することができる。
【０１１３】
また、一種類の液体を供給することを前提とする場合は、この一種類の流体が読取り手段により読取られた種類の流体（識別体に記録されている種類の流体）に一致するときにだけ、流体をノズルから吐出させている。これにより、この種類の流体が無制限に供給されることが防止される。
【０１１４】
更に、複数種類の液体を選択的に供給することを前提とする場合は、読取り手段により読取られた種類の流体（識別体に記録されている種類の流体）をノズルから吐出させている。これにより、各種類の流体を容易かつ確実に供給することができる。
【０１１５】
また、ノズルからの流体の吐出が終了した後に、除去手段を起動して、ノズル内に残留した流体を除去しているので、異なる２種類の流体が混じり合って供給されることがない。
【０１１６】
更に、制御手段の判定結果や、制御手段により選択された流体の種類を報知しているので、装置の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の注入装置の第１実施形態を示すブロック図である。
【図２】（ａ）及び（ｂ）は、図１の装置における磁気シートを示す側面図及び平面図である。
【図３】図２の磁気シートの各円板磁石の個数及び位置と油種の関係を示す図表である。
【図４】自動車の給油口を示す斜視図である。
【図５】（ａ）及び（ｂ）は、図１の装置における磁気センサーを示す側面透視図及び平面図である。
【図６】（ａ）、（ｂ）、（ｃ）、（ｄ）、及び（ｅ）は、図１の装置における磁気センサー及びその各変形例と情報処理装置を概略的に示すブロック図である。
【図７】図１の注入装置の外観を示す斜視図である。
【図８】図１の注入装置の構造を概略的に示す図である。
【図９】図１の注入装置を支持フレームにセットした状態を示す図である。
【図１０】図１の注入装置の動作状態の遷移を示すオートマトン状態遷移図である。
【図１１】本発明の注入装置の第２実施形態を示すブロック図である。
【図１２】図１１の注入装置の構造を概略的に示す図である。
【図１３】（ａ）及び（ｂ）は、磁気センサーの変形例を示す側面透視図及び平面図である。
【図１４】（ａ）及び（ｂ）は、磁気センサーの他の変形例を示す側面透視図及び平面図である。
【図１５】（ａ）及び（ｂ）は、磁気センサーの別の変形例を示す側面透視図及び平面図である。
【図１６】薬剤が収容されるタンクの注入口を示す斜視図である。
【符号の説明】
１０注入装置
１１給油ノズル
１２磁気シート
１３磁気センサー
１４情報処理部
１５記憶部
１６表示部
１７弁制御部
１８給油トリガー
１９満タンセンサー
２０ａ、２０ｂ、２０ｃ弁
２１排気弁
３１給油口
３３ａ、３３ｂ、３３ｃ油路[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an injection device for injecting a fluid such as gasoline, light oil, chemical solution, gas, or the like from a nozzle to an injection port.
[0002]
[Prior art]
As this type of device, a vehicle number of an automobile is read, customer information corresponding to the vehicle number is searched, and based on the customer information, the automobile is transferred to a refueling box for supplying a specific fuel used in the automobile. (See Patent Document 1).
[0003]
In addition, a plurality of nozzles for discharging a plurality of types of fuel are provided, and a bar code indicating an oil type is attached to a vicinity of a filler port of an automobile. Select the refueling nozzle that supplies the fuel, enable the fuel to be discharged from the selected refueling nozzle, and prohibit the discharging of fuel from other refueling nozzles, and supply only the fuel of the oil type used in the vehicle. (See Patent Document 2).
[0004]
Further, an identification body recording information indicating the oil type is attached near the filler port of the vehicle, and the information of the identification body is read by a sensor, and not the fuel of the oil type indicated by the information of the identification body but the other oil type. An alarm is issued when a fuel supply nozzle for supplying the fuel is selected and used (see Patent Document 3).
[0005]
In addition, an oil type key indicating an oil type by an arrangement of permanent magnets, and an oil type reader having an array of magneto-electric conversion elements are provided. In response, there is a technology that makes it possible to open a fuel supply port of a fuel tank (see Patent Document 4).
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-7-146996
[Patent Document 2]
Registered Utility Model No. 3053250
[Patent Document 3]
JP-A-3-51716
[Patent Document 4]
JP 2002-179198 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the device of Patent Document 1, since the vehicle number of the vehicle is read or the vehicle is guided, there is a problem that the size of the entire device is large, implementation is difficult, and the cost is high.
[0008]
Further, in the device of Patent Document 2, since a sensor is operated to read a barcode, and further a refueling nozzle is selected and operated, a series of operations is complicated.
[0009]
Furthermore, in the device of Patent Document 3, since a plurality of refueling nozzles are selectively used, it is necessary to give a user knowledge about the oil type, and it sometimes takes time to select the refueling nozzle.
[0010]
Further, in the device of Patent Document 4, the arrangement of the permanent magnet of the oil type key is read by the oil type reader, and it is only possible to open the oil supply port of the fuel tank. Did not.
[0011]
Therefore, the present invention has been made in view of the above-described conventional problems, and is easy to realize, easy to operate, and appropriate types of fuels, chemicals, gases, etc., that is, appropriate types of fluids. It is an object of the present invention to provide an injection device capable of supplying the same.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the present invention provides an injection device for injecting a fluid from a nozzle to an injection port, which is attached around the injection port of the fluid, an identification body that records the type of the fluid, and attached around the nozzle. A reading means for reading the type of fluid from the identification body around the inlet, and a control means for discharging the type of fluid read by the reading means from the nozzle.
[0013]
According to the present invention having such a configuration, since the identification body is attached to the vicinity of the injection port and the reading means is attached to the vicinity of the nozzle, when the nozzle is inserted into the injection port, the identification body on the injection port side and the nozzle side are connected. And the type of fluid recorded on the identification body can be read by the reading means. Then, the control means causes the type of fluid read by the reading means to be discharged from the nozzle. Therefore, just by inserting the nozzle into the inlet, the fluid of the type read by the reading means can be supplied from the nozzle to the inlet. In addition, the scale of the entire apparatus is not large, and it can be realized at low cost.
[0014]
In the present invention, the fluid is a liquid fuel.
[0015]
Liquid fuels include gasoline, light oil, LPG and the like.
[0016]
Further, in the present invention, the control means determines whether or not one type of fluid prepared in advance matches the type of fluid read by the reading means. Discharge is performed, and when it is determined that they do not match, discharge of the fluid from the nozzle is disabled.
[0017]
Here, it is assumed that one kind of liquid is supplied, and only when this one kind of fluid matches the kind of fluid read by the reading means (the kind of fluid recorded on the identification body), The fluid is discharged from the nozzle. This prevents an unlimited supply of this type of fluid.
[0018]
Further, the present invention includes a notifying unit for notifying the determination result of the control unit. For example, the notification unit includes a display screen provided on the nozzle.
[0019]
By notifying the determination result of the control means by the notification means in this way, whether or not the fluid can be discharged from the nozzle is notified, and the operability is improved.
[0020]
Further, in the present invention, the control means selects a type of fluid read by the reading means from a plurality of types of fluid prepared in advance, and discharges the selected type of fluid from the nozzle.
[0021]
Here, it is assumed that a plurality of types of liquids are selectively supplied, and the type of fluid (the type of fluid recorded on the identification body) read by the reading unit is discharged from the nozzle. This makes it possible to supply each type of fluid easily and reliably.
[0022]
Further, the present invention includes a notifying unit for notifying the type of the fluid selected by the control unit. For example, the notification unit includes a display screen provided on the nozzle.
[0023]
If the type of fluid is notified by the notification means in this manner, what kind of fluid can be discharged from the nozzle is notified, and the operability is improved.
[0024]
Further, in the present invention, a valve for selectively supplying a plurality of types of fluids to the nozzle is provided, and the control means controls the valve to discharge the selected type of fluid from the nozzle.
[0025]
By controlling the valve in this manner, if a plurality of types of fluids are selectively supplied to the nozzle, each type of fluid can be selectively discharged from the nozzle. As the valve, there are a switching valve for selectively flowing each type of fluid, an on-off valve provided for each type of fluid, and the like.
[0026]
Further, according to the present invention, there is provided a removing unit for removing the fluid remaining in the nozzle, and the control unit activates the removing unit after the discharge of the fluid from the nozzle is completed to remove the fluid remaining in the nozzle. Has been removed.
[0027]
When a plurality of types of fluids are selectively ejected from the nozzle, if the previously ejected type of fluid remains in the nozzle and the next other type of fluid is ejected, two different types of fluid are ejected. Are mixed and supplied. For this reason, after the discharge of the fluid from the nozzle is completed, the removing unit is activated to remove the fluid remaining in the nozzle. This prevents the two different fluids from being mixed and supplied.
[0028]
Further, in the present invention, the identification body is a magnetic sheet, and the reading means is a magnetic sensor.
[0029]
The application of such a magnetic sheet and a magnetic sensor is easy, and the cost can be reduced.
[0030]
Further, in the present invention, the magnetic sheet is arranged concentrically around the injection port, and the magnetic sensor is arranged concentrically around the nozzle.
[0031]
By arranging the magnetic sheet and the magnetic sensor concentrically around the inlet and around the nozzle in this way, when the nozzle is inserted into the inlet, regardless of the rotation angle of the nozzle, the magnetic sheet and the nozzle on the inlet side The magnetic sensor on the side approaches, and the type of fluid recorded on the magnetic sheet can be reliably read by the magnetic sensor.
[0032]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0033]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of the injection device of the present invention. The injection device 10 of the present embodiment is installed in, for example, a gas station, and selectively supplies two types of gasoline and light oil from an oil supply nozzle 11 to an injection port of an automobile. The injection device 10 includes a refueling nozzle 11, a magnetic sheet 12, a magnetic sensor 13, an information processing unit 14, a storage unit 15, a display unit 16, a valve control unit 17, a refueling trigger 18, a full tank sensor 19, and three valves 20a. , 20b, 20c, an exhaust valve 21 and the like. The information processing unit 14 and the valve control unit 17 are configured by a central processing unit.
[0034]
In the injection device 10, a magnetic sheet 12 is attached around a filler port of a vehicle, and a magnetic sensor 13 is attached around a filler nozzle 11.
[0035]
FIGS. 2A and 2B are a side view and a plan view showing the magnetic sheet 12. As shown in FIGS. 2A and 2B, the magnetic sheet 12 is obtained by embedding a plurality of disc magnets 12a in an annular synthetic resin sheet 12b and attaching an adhesive sheet 12c to the back surface of the synthetic resin sheet 12b. is there. The synthetic resin sheet 12b is preferably made of a material having resistance to gasoline, light oil, water, and the like, and strength that does not easily cause a shape change. In addition, it is preferable to apply a transparent or colored sheet as the synthetic resin sheet 12b for design in appearance.
[0036]
The disc magnets 12a are arranged at intervals along the arc d, and their positions A, B, C defined by the number of them and their mutual angle (angle viewed from the center of the arc d). Indicates one of two types of gasoline and light oil. Here, the positions A and B form an angle of 90 degrees with each other, the positions A and C form an angle of 135 degrees with each other, and the positions B and C form an angle of 45 degrees with each other. The disk magnet 12a does not need to be particularly disk-shaped, but may have another shape.
[0037]
For example, when three disk magnets 12a are arranged at the respective positions A, B, and C as shown in the chart of FIG. 3, regular gasoline is shown. When two disk magnets 12a are arranged at respective positions A and C, premium gasoline is indicated. Further, when the two disk magnets 12a are arranged at the respective positions B and C, light oil is indicated.
[0038]
As shown in FIG. 4, the annular magnetic sheet 12 is arranged concentrically with respect to the fuel supply port 31 exposed by opening the lid 32 of the automobile, and is arranged around the fuel supply port 31 by the adhesive sheet 12c on the back surface of the magnetic sheet 12. Pasted. The number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 are set according to the type of fuel used in the vehicle.
[0039]
In addition, the magnetic sheet 12 in which all of the disk magnets 12a at the respective positions A, B, and C are provided to the user, and the user can use the provided magnetic sheet 12 as it is, or use the disk magnets 12a. May be selectively removed, or each disk magnet 12a may be selectively covered with a magnetic material (for example, an iron plate) to shield the magnetic force of the disk magnet 12a and to set the oil type indicated by the magnetic sheet 12. I do not care.
[0040]
It is also possible to indicate either gasoline or light oil of the type only by the number of each disk magnet 12a.
[0041]
FIGS. 5A and 5B are a side perspective view and a plan view showing the magnetic sensor 13. As shown in FIGS. 5A and 5B, the magnetic sensor 13 has a plurality of reed switches 13a arranged along an arc d having the same diameter as that of FIG. Is supported by an annular frame 13c. Each reed switch 13a is a normally open switch, and is turned on when the magnetic field in the vicinity increases.
[0042]
Each reed switch 13a of the magnetic sensor 13 is separately connected to the information processing unit 14 as shown in FIG. The information processing unit 14 determines whether or not the reed switch 13a is turned on for each reed switch 13a of the magnetic sensor 13.
[0043]
As shown in FIGS. 7 and 8, the annular magnetic sensor 13 is fitted with an oil supply nozzle 11 projecting from the apparatus main body 10a into a central hole thereof, and is mounted concentrically at the base of the oil supply nozzle 11.
[0044]
Here, when the fueling nozzle 11 is inserted into the fueling port 31 of FIG. 4, the annular magnetic sensor 13 at the base of the fueling nozzle 11 approaches and approaches the annular magnetic sheet 12 around the fueling port 31. At this time, the magnetic field of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 selectively acts on each reed switch 13a of the magnetic sensor 13, and each reed switch 13a of the magnetic sensor 13 is selectively turned on. For example, when the magnetic sheet 12 has the disc magnets 12a at the positions A, B, and C, the magnetic field of the disc magnets 12a at the positions A, B, and C selectively applies to the reed switches 13a of the magnetic sensor 13. As a result, each reed switch 13a near each of the positions A, B, and C is turned on. When the magnetic sheet 12 has the disc magnets 12a at the positions A and C, the reed switches 13a near the positions A and C are turned on. Further, when the magnetic sheet 12 has the disc magnets 12a at the positions B and C, the respective reed switches 13a near the positions B and C are turned on.
[0045]
The information processing section 14 determines whether or not the reed switch 13a is turned on for each reed switch 13a of the magnetic sensor 13 and, based on the position of each turned on reed switch 13a, determines each circle of the magnetic sheet 12 The number and position of the plate magnets 12a are obtained.
[0046]
When the refueling nozzle 11 is inserted into the refueling port 31, although the rotation angle of the refueling nozzle 11 with respect to the refueling port 31 varies, the positional relationship of the reed switches 13 a that are turned on does not substantially change. The number and position of the magnets 12a can be obtained.
[0047]
Therefore, the number of each reed switch 13a of the magnetic sensor 13 is set so that the magnetic sensor 13 has a resolution capable of discriminating the positions A, B, and C of the magnetic sheet 12.
[0048]
On the other hand, the storage unit 15 stores in advance a database indicating the correspondence between the number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 and the oil type, that is, a database indicating the contents of the chart in FIG.
[0049]
When determining the number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12, the information processing unit 14 refers to the database in the storage unit 15 and refers to the oil type corresponding to the determined number and position, that is, the magnetic sheet 12a. The oil type indicated by is determined. For example, if the determined number and positions are three and each of positions A, B, and C, it is determined that the oil type is regular gasoline. If the obtained number and position are two and each of positions A and C, it is determined that the oil type is premium gasoline. Furthermore, if the obtained number and position are two and each of positions B and C, it is determined that the oil type is light oil.
[0050]
Then, the information processing unit 14 displays the determined oil type on the screen of the display unit 16 and notifies the valve control unit 17 of the determined oil type.
[0051]
The screen of the display unit 16 is disposed on the upper surface of the main body of the injection device 10 as shown in FIGS. Therefore, the user of the injection device 10 can easily see the oil type displayed on the screen of the display unit 16, and the displayed oil type is displayed on the magnetic sheet 12 (the fuel type of the vehicle). (Oil type) can be confirmed.
[0052]
When the oil type indicated by the magnetic sheet 12 is notified from the information processing unit 14, the valve control unit 17 waits until the refueling trigger 18 of the injection device 10 is operated to be turned on, and the refueling trigger 18 is turned on. Then, the valve corresponding to the notified oil type among the valves 20a, 20b, 20c is opened.
[0053]
As shown in FIG. 8, the valves 20a, 20b, and 20c are normally closed valves provided at outlets of respective oil passages 33a, 33b, and 33c for regular gasoline, premium gasoline, and light oil.
[0054]
Therefore, if the oil type indicated by the magnetic sheet 12 is regular gasoline, when the refueling trigger 18 is turned on, the valve 20a is opened under the control of the valve control unit 17, and the regular gasoline is supplied from the oil passage 33a to the valve 20a. , And the regular gasoline is poured from the fueling nozzle 11 into the fueling port 31 of the vehicle. If the oil type indicated by the magnetic sheet 12 is premium gasoline, when the refueling trigger 18 is turned on, the valve 20b is opened under the control of the valve control unit 17, and the premium gasoline is moved from the oil passage 33b to the valve 20b. → Filling along the path of the refueling nozzle 11, premium gasoline is poured from the refueling nozzle 11 to the refueling port 31 of the automobile. Further, if the oil type indicated by the magnetic sheet 12 is light oil, when the oil supply trigger 18 is turned on, the valve 20c is opened under the control of the valve control unit 17, and the light oil is supplied to the oil passage 33c → the valve 20c → oil supply. Light oil is poured from the fueling nozzle 11 to the fueling port 31 of the vehicle.
[0055]
A refueling trigger 18 that detects the amount of operation of the refueling trigger 18 is applied, and the valve control unit 17 controls the opening amount of the valve in accordance with the amount of operation of the refueling trigger 18. The amount of fuel discharged from the fuel cell may be adjusted.
[0056]
When the fuel is continuously supplied in this manner, the fuel in the fuel tank of the automobile gradually increases, and the fuel tank becomes substantially full, and the fuel in the fuel tank is detected by the full tank sensor 19 at the tip of the refueling nozzle 11. Then, the valve control unit 17 closes the valve that has been opened and stops discharging fuel from the refueling nozzle 11 in response to the detection output of the full tank sensor 19 when the tank is full.
[0057]
Therefore, when the refueling nozzle 11 is inserted into the refueling port 31 of the vehicle, the oil type (the type of fuel of the vehicle) indicated by the magnetic sheet 12 around the refueling port 31 is read by the magnetic sensor 13, and then the refueling trigger 19 is activated. When operated, the valve corresponding to the fuel of this oil type is opened, the fuel of this oil type is poured from the fuel supply nozzle 11 into the fuel supply port 31 of the vehicle, and when the fuel tank of the vehicle becomes full, the fuel supply nozzle The discharge of fuel from 11 is stopped.
[0058]
That is, by simply inserting the refueling nozzle 11 into the refueling port 31 of the vehicle and operating the refueling trigger 19, the fuel of the oil type used in the vehicle is supplied to the fuel tank.
[0059]
Next, the valve control unit 17 closes the valve that has been opened, stops the discharge of fuel from the refueling nozzle 11, and then opens the exhaust valve 21 so that the air between the refueling nozzle 11 and the exhaust path 34 is air-tight. To enable distribution. In this state, the injection device 10 is placed and set on the support frame 41 as shown in FIG.
[0060]
The support frame 41 is for holding the unused injection device 10, and is provided with an insertion hole 42 for inserting the refueling nozzle 11, an air filter 43 provided at an air suction port of the insertion hole 42, It has a suction fan 44 provided in the hole 42, an exhaust port 45 facing the exhaust path 34 of the injection device 10, and an exhaust fan 46 provided in the exhaust port 45.
[0061]
In the support frame 41, the suction fan 44 and the exhaust fan 46 are rotated by a motor (not shown) to suck air into the insertion hole 42 through the air filter 43, and to blow air from the tip of the oil supply nozzle 11 into the injection device 10. And the air blown out from the exhaust path 34 of the injection device 10 is exhausted from the exhaust port 45.
[0062]
At this time, the air passes from the refueling nozzle 11 of the injection device 10 through the exhaust valve 21 and the exhaust path 34, and removes the fuel remaining in the refueling nozzle 11 by volatilizing or blowing off. Thus, when the next fuel of another oil type is discharged from the fueling nozzle 11, the fuel remaining in the fueling nozzle 11 does not need to be mixed with the fuel of the other oil type.
[0063]
Incidentally, the suction fan 44 and the exhaust fan 46 may be constantly rotated, or a sensor for detecting that the injection device 10 is mounted on the support frame 41 is provided, and in response to the detection output of this sensor. Alternatively, the suction fan 44 and the exhaust fan 46 may be rotated for a certain period of time. Further, instead of air, a cleaning agent, gas, or the like may be passed through the insertion hole 42, the refueling nozzle 11, the exhaust path 34, and the exhaust port 45 to remove the residual fuel in the refueling nozzle 11.
[0064]
Next, the transition of the operating state of the injection device 10 will be described with reference to the automaton state transition diagram shown in FIG.
[0065]
In the initial state (standby state) S 1, the injection device 10 is placed on the support frame 41. At this time, the valve control unit 17 has opened only the exhaust valve 21. Further, even when the refueling trigger 18 is operated, the valve control unit 17 does not perform refueling while keeping the valves 20a, 20b, and 20c closed. The information processing unit 14 monitors each reed switch 13a of the magnetic sensor 13, and if each reed switch 13a remains off, the information processing unit 14 keeps the initial state S1.
[0066]
When each reed switch 13a is selectively turned on, the information processing unit 14 lifts the injection device 10 from the support frame 41, inserts the fueling nozzle 11 into the fueling port 31, and turns the magnetic sensor 13 of the fueling nozzle 11 on. Is regarded as having approached the magnetic sheet 12 of the oil filler 31 and is shifted to the oil type determination state S2.
[0067]
In the oil type determination state S2, the information processing section 14 obtains the number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 based on the position of each reed switch 13a that is turned on, and stores the database in the storage section 15 in the storage section 15. The oil type corresponding to the obtained number and position, that is, the oil type indicated by the magnetic sheet 12 is determined with reference to the reference. Then, the information processing unit 14 displays the determined oil type on the screen of the display unit 16, notifies the valve control unit 17 of the determined oil type, and then transitions to a refueling trigger waiting state S3.
[0068]
If the information processing unit 14 cannot identify the oil type indicated by the magnetic sheet 12 even by referring to the database in the storage unit 15, the information processing unit 14 determines that the oil type is erroneous and returns to the initial state S1.
[0069]
In the refueling trigger waiting state S3, if the refueling trigger 18 is not operated, the valve control unit 17 keeps the valves 20a, 20b, and 20c closed and does not refuel. During this time, the user can confirm whether or not the oil type on the screen of the display unit 16 matches the oil type of the vehicle fuel.
[0070]
Further, when the refueling trigger 18 is operated, the valve control unit 17 transitions to the refueling state S4.
[0071]
Note that the information processing unit 14 continues to monitor each reed switch 13a of the magnetic sensor 13, and when each reed switch 13a is turned on, it is regarded that the refueling nozzle 11 has been pulled out of the refueling port 31 and the initial state is determined. It returns to state S1.
[0072]
In the refueling state S4, when the refueling trigger 18 is operated, the valve control unit 17 opens a valve corresponding to the oil type notified from the information processing unit 14 among the valves 20a, 20b, and 20c. Thereby, the fuel of the notified oil type is poured from the fueling nozzle 11 to the fueling port 31 of the vehicle.
[0073]
At this time, the valve control unit 17 monitors the detection output of the full tank sensor 19, and when the full tank of the fuel tank of the automobile is detected by the full tank sensor 19, transits to the full tank state S5.
[0074]
If the operation of the refueling trigger 18 is stopped before the fullness is detected by the fullness sensor 19, the valve control unit 17 once returns to the refueling trigger waiting state S3.
[0075]
In the full tank state S5, the valve control unit 17 immediately closes the opened valve and stops refueling, regardless of whether the refueling trigger 18 is operated. Then, when the operation of the refueling trigger 18 is stopped, the valve control unit 17 returns to the refueling trigger waiting state S3.
[0076]
Again in the refueling trigger waiting state S3, the information processing unit 14 monitors each reed switch 13a of the magnetic sensor 13, and when each reed switch 13a is turned on, it is regarded that the refueling nozzle 11 has been pulled out of the refueling port 31. Then, the process returns to the initial state S1.
[0077]
Again in the initial state S1, the valve control unit 17 opens only the exhaust valve 21. In this state, when the injection device 10 is placed on the support frame 41, the air passes through the insertion hole 42 of the support frame 41 → the fuel supply nozzle 11 → the exhaust path 34 → the exhaust port 45 of the support frame 41, and The residual fuel inside is removed.
[0078]
FIG. 11 is a block diagram showing a second embodiment of the injection device of the present invention. FIG. 12 is a view schematically showing the structure of the injection device of the present embodiment. In FIGS. 11 and 12, the same reference numerals are given to the portions that perform the same operations as those in the devices in FIGS. 1 and 8.
[0079]
The injection device 10A according to the present embodiment is installed in a gas station, for example, and supplies only one type of fuel from the refueling nozzle 11 to an injection port of an automobile.
[0080]
In this injection device 10A, one valve 20 is provided instead of each valve 20a, 20b, 20c of the injection device 10 of FIG. 1, and the exhaust valve 21 of the injection device 10 of FIG. 1 is omitted. The valve 20 is a normally closed valve provided at an outlet of an oil passage 33 of, for example, regular gasoline. Therefore, when the valve 20 is opened, the regular gasoline flows from the oil passage 33 to the refueling nozzle 11 via the valve 20.
[0081]
Now, when the fueling nozzle 11 is inserted into the fueling port 31, the magnetic sensor 13 on the fueling nozzle 11 side approaches and approaches the magnetic sheet 12 on the fueling port 31 side, and the magnetic field of each disk magnet 12 a of the magnetic sheet 12 becomes magnetic. It selectively acts on each reed switch 13a of the sensor 13, and each reed switch 13a of the magnetic sensor 13 is selectively turned on.
[0082]
The information processing section 14 determines whether or not the reed switch 13a is turned on for each reed switch 13a of the magnetic sensor 13 and, based on the position of each turned on reed switch 13a, determines each circle of the magnetic sheet 12 The number and position of the plate magnets 12a are obtained.
[0083]
When the information processing unit 14 determines the number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12, the information processing unit 14 refers to a database in the storage unit 15 and refers to the oil type corresponding to the determined number and position, that is, the magnetic type. The oil type indicated by the sheet 12 is determined.
[0084]
Further, the information processing unit 14 determines whether the determined oil type indicates regular gasoline, displays the determination result on the screen of the display unit 16, and notifies the valve control unit 17 of the determination result. .
[0085]
By displaying the determination result, it is possible to know whether or not the fuel of the oil type used in the vehicle can be supplied from the refueling nozzle 11.
[0086]
When notified of the determination result that the oil type indicated by the magnetic sheet 12 indicates regular gasoline, the valve control unit 17 waits until the refueling trigger 18 is operated and turned on, and the refueling trigger 18 When turned on, the valve 20 is opened. As a result, the regular gasoline flows from the oil passage 33 to the refueling nozzle 11 via the valve 20, and the regular gasoline is poured from the refueling nozzle 11 to the refueling port 31 of the vehicle.
[0087]
Also, when notified of the determination result that the oil type indicated by the magnetic sheet 12 does not indicate regular gasoline, the valve control unit 17 keeps the valve 20 closed regardless of the operation of the refueling trigger 18. Keep it. This prevents regular gasoline from being supplied to a vehicle that uses a fuel of another oil type different from regular gasoline.
[0088]
Next, when the regular gasoline continues to be refilled, the fuel in the fuel tank of the vehicle gradually increases, and the fuel tank becomes substantially full, and the fuel in the fuel tank is detected by the full tank sensor 19 at the tip of the refueling nozzle 11. You. Then, the valve control unit 17 closes the valve that has been opened and stops discharging fuel from the refueling nozzle 11 in response to the detection output of the full tank sensor 19 when the tank is full.
[0089]
Accordingly, when the refueling nozzle 11 is inserted into the refueling port 31 of the vehicle, the oil type (vehicle fuel type) indicated by the magnetic sheet 12 around the refueling port 31 is read by the magnetic sensor 13 and the fuel type of the vehicle fuel is read. When the refueling trigger 19 is operated only when is the regular gasoline, the regular gasoline is poured from the refueling nozzle 11 into the refueling port 31 of the car, and when the fuel tank of the car is full, the fuel from the refueling nozzle 11 is filled. Is stopped.
[0090]
Note that premium gasoline or light oil can be supplied in place of regular gasoline by the same method.
[0091]
Incidentally, the present invention is not limited to the above embodiments, and can be variously modified. For example, as shown in FIG. 6B, each resistor 51 is connected in parallel to each reed switch 13 a of the magnetic sensor 13, and both ends of a resistor array 52 formed by connecting each resistor 51 in series are connected to the information processing unit 14. You may. When the reed switch 13 a connected in parallel is turned on for each of the resistors 51, both ends thereof are short-circuited, and the resistance value at both ends of the resistor array 52 changes. The information processing section 14 obtains the resistance value of the both ends from the voltage of both ends of the resistance row 52, and determines whether or not the reed switch 13a is turned on for each reed switch 13a of the magnetic sensor 13 based on the resistance value. judge. Then, the information processing section 14 obtains the number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 based on the position of each reed switch 13a turned on.
[0092]
However, no matter what combination of each reed switch 13a is turned on, in order to reliably identify the turned on reed switch 13a, if the combination of each turned on reed switch 13a is different, the resistance string 52 Must have different resistance values at both ends. For this purpose, the resistance of one resistor 51 may be different from the resistance of any combination of the other resistors 51. For example, the resistance of each resistor 51 may be 1Ω, 2Ω, 4Ω, 8Ω, 16Ω,. Just set it.
[0093]
Further, instead of the magnetic sensor 13, a magnetic sensor 13A shown in FIGS. 13A and 13B may be applied. The magnetic sensor 13A has a structure in which a plurality of coils 53 are annularly arranged on a disk 13b, and the disk 13b is supported by an annular frame 13c. Each coil 53 generates a respective induced current according to a change in magnetic flux intersecting with each coil.
[0094]
Each coil 53 of the magnetic sensor 13A is separately connected to the information processing unit 14 as shown in FIG. The information processing unit 14 determines, for each coil 53 of the magnetic sensor 13A, whether or not an induced current has occurred in the coil 53.
[0095]
When the refueling nozzle 11 is inserted into the refueling port 31, the magnetic sensor 13A on the refueling nozzle 11 side faces and approaches the magnetic sheet 12 on the refueling port 31 side, and the magnetic field of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 changes the magnetic sensor 13A. , And the induced current is selectively generated in each coil 53 of the magnetic sensor 13A. For example, when the magnetic sheet 12 has the disc magnets 12a at the positions A, B, and C, an induced current is generated in the coils 53 near the positions A, B, and C. When the magnetic sheet 12 has the disc magnets 12a at the positions A and C, an induced current is generated in the coils 53 near the positions A and C. Further, when the magnetic sheet 12 has the disc magnets 12a at the positions B and C, an induced current is generated in the coils 53 near the positions B and C.
[0096]
The information processing unit 14 determines, for each coil 53 of the magnetic sensor 13A, whether or not an induced current has been generated in the coil 53, and based on the position of each of the coils 53 where the induced current has been generated, the circle of the magnetic sheet 12 is determined. The number and position of the plate magnets 12a are obtained.
[0097]
Further, as shown in FIG. 6D, both ends of a coil array 54 formed by connecting the coils 53 of the magnetic sensor 13 in series may be connected to the information processing unit 14. The information processing unit 14 determines whether or not an induced current has been generated for each coil 53 based on the induced current of the coil array 54. Then, the information processing unit 14 obtains the number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 based on the position of each coil 53 where the induced current has been generated.
[0098]
However, no matter what combination of the coils 53 generates the induced current, in order to reliably identify the coil 53 that has generated the induced current, if the combination of the coils 53 that have generated the induced current is different, the combination of the coils 53 The 54 induced currents must be different. For this purpose, the inductance of one coil 53 may be different from the inductance of any combination of the other coils 53.
[0099]
Further, a magnetic sensor 13B shown in FIGS. 14A and 14B may be applied. In the magnetic sensor 13B, a single coil 55 is annularly arranged on the disk 13b, and the disk 13b is supported by an annular frame 13c. The annular coil 55 has the number of turns per unit angle changed according to the angle viewed from the center of the coil 55. Generates current.
[0100]
Both ends of the coil 55 of the magnetic sensor 13B are connected to the information processing unit 14.
[0101]
When the refueling nozzle 11 is inserted into the refueling port 31, the magnetic sensor 13B on the refueling nozzle 11 side approaches and approaches the magnetic sheet 12 on the refueling port 31 side, and the magnetic field of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 changes the magnetic sensor 13B. And an induced current is generated in the coil 55.
[0102]
The information processing unit 14 obtains each location of the coil 55 where the induced current has been generated, based on the value of the induced current generated in the coil 55. Then, the information processing unit 14 obtains the number and position of each disk magnet 12 a of the magnetic sheet 12 based on the position of each location of the coil 55 where the induced current is.
[0103]
However, regardless of the position of each of the coils 55 where the induced current is generated, in order to reliably identify the position of each of the coils, if at least one of the positions where the induced current is generated is different, The induced current of the coil 55 must always be different. To this end, the number of turns per unit angle may be changed at each location of the coil 55 so that the inductance at one location of the coil 55 is different from the inductance of any combination at the other locations.
[0104]
Further, the magnetic sensor 13C shown in FIGS. 15A and 15B may be applied. This magnetic sensor 13C rotatably supports an annular gear 62 in an annular frame 61, meshes the gear 63 with the annular gear 62, connects the gear 63 to the drive shaft of the stepping motor 64, and connects the coil 65 to the annular gear. 62 fixed to the outer periphery. When the gear 63 is rotated by the stepping motor 64, the ring gear 62 is also rotated, and the coil 65 is rotated. The diameter of the locus of the rotational movement drawn by the coil 65 is substantially equal to the arc d of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12.
[0105]
The stepping motor 64 and the coil 65 of the magnetic sensor 13C are connected to the information processing unit 14 as shown in FIG. The information processing unit 14 controls the driving of the stepping motor 64 to rotate and move the coil 65, and when an induced current is generated in the coil 65, the information processing unit 14 determines the position of the coil 65 based on the rotation angle of the stepping motor 64 at this time. judge.
[0106]
When the refueling nozzle 11 is inserted into the refueling port 31, the magnetic sensor 13 C on the refueling nozzle 11 side approaches and approaches the magnetic sheet 12 on the refueling port 31 side. In this state, the information processing section 14 rotates the stepping motor 64 to rotate the coil 65. At this time, each time the coil 65 of the magnetic sensor 13C passes near each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12, an induced current is generated in the coil 65. The information processing unit 14 determines the position of the coil 65 based on the rotation angle of the stepping motor 64 every time an induced current is generated in the coil 65, and based on the determined positions, the circles of the magnetic sheet 12 are determined. The number and position of the plate magnets 12a are obtained.
[0107]
If the number and position of each disk magnet 12a of the magnetic sheet 12 are increased, the amount of information indicated by the magnetic sheet 12 can be increased, and not only the oil type but also other information can be added. it can. For example, if error correction information is added as information indicated by the magnetic sheet 12, it is possible to determine a reading error of information on the magnetic sheet 12 and prevent a fuel supply error. Alternatively, the information indicated by the magnetic sheet 12 may include the capacity of the fuel tank and the like.
[0108]
A magnetic sheet 12 indicating the type of the medicine is provided at an inlet 72 of a tank 71 for storing the medicine as shown in FIG. 16 as well as the fuel of the automobile, and a nozzle (not shown) for discharging the medicine is provided on the side of the nozzle. A magnetic sensor 13 is provided, and when the nozzle is inserted into the injection port 72 of the tank 71, the type of drug indicated by the magnetic sheet 12 is read by the magnetic sensor 13, and this type of drug is read from the nozzle into the injection port of the tank 71. 72 may be supplied. Examples of the chemical include an organic solvent such as alcohol and acetone, and an inorganic chemical such as hydrochloric acid and sulfuric acid.
[0109]
Further, in each of the above embodiments, the magnetic sheet indicating the oil type of the fuel of the vehicle is illustrated, but a sheet optically indicating the oil type of the fuel may be applied instead. For example, different colors and oil types may be associated with each other, and the oil type may be indicated by the color of the sheet. Alternatively, different marks and different oil types may be associated with each other, and the oil type may be indicated by a mark on the sheet.
[0110]
The present invention can be applied not only to fuels and chemicals for automobiles but also to fluids such as other types of liquids and gases as long as the fluids are injected from the nozzles to the inlets.
[0111]
Alternatively, in an automobile using a fuel cell, the present invention can be applied to a configuration in which a gas or liquid supplied to the fuel cell is supplied from the nozzle to the fuel cell through the injection port.
[0112]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the discriminator is attached to the vicinity of the inlet and the reading means is attached to the periphery of the nozzle, when the nozzle is inserted into the inlet, the discriminator on the inlet side and the nozzle side are connected. And the type of fluid recorded on the identification body can be read by the reading means. Then, the control means causes the type of fluid read by the reading means to be discharged from the nozzle. Therefore, just by inserting the nozzle into the inlet, the fluid of the type read by the reading means can be supplied from the nozzle to the inlet. In addition, the scale of the entire apparatus is not large, and it can be realized at low cost.
[0113]
Further, when it is assumed that one kind of liquid is supplied, only when this one kind of fluid matches the kind of fluid read by the reading means (the kind of fluid recorded on the identification body). The fluid is discharged from the nozzle. This prevents an unlimited supply of this type of fluid.
[0114]
Further, when it is assumed that a plurality of types of liquids are selectively supplied, the type of fluid (the type of fluid recorded on the identification body) read by the reading unit is discharged from the nozzle. This makes it possible to supply each type of fluid easily and reliably.
[0115]
Further, since the removal means is activated after the discharge of the fluid from the nozzle is completed to remove the fluid remaining in the nozzle, two different types of fluids are not mixed and supplied.
[0116]
Further, since the determination result of the control means and the type of the fluid selected by the control means are reported, the operability of the apparatus is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a first embodiment of an injection device of the present invention.
FIGS. 2A and 2B are a side view and a plan view showing a magnetic sheet in the apparatus of FIG.
FIG. 3 is a table showing the relationship between the number and position of each disk magnet of the magnetic sheet of FIG. 2 and the type of oil.
FIG. 4 is a perspective view showing a fuel filler of an automobile.
5 (a) and (b) are a side perspective view and a plan view showing a magnetic sensor in the device of FIG. 1;
6 (a), (b), (c), (d), and (e) are block diagrams schematically showing a magnetic sensor in the apparatus of FIG. 1, respective modifications thereof, and an information processing apparatus. is there.
FIG. 7 is a perspective view showing the appearance of the injection device of FIG.
FIG. 8 is a view schematically showing the structure of the injection device of FIG. 1;
FIG. 9 is a view showing a state where the injection device of FIG. 1 is set on a support frame.
FIG. 10 is an automaton state transition diagram showing a transition of an operation state of the injection device of FIG. 1;
FIG. 11 is a block diagram showing a second embodiment of the injection device of the present invention.
FIG. 12 is a diagram schematically showing the structure of the injection device of FIG. 11;
FIGS. 13A and 13B are a side perspective view and a plan view showing a modified example of the magnetic sensor.
14A and 14B are a side perspective view and a plan view showing another modified example of the magnetic sensor.
FIGS. 15A and 15B are a side perspective view and a plan view showing another modified example of the magnetic sensor.
FIG. 16 is a perspective view showing an inlet of a tank in which a medicine is stored.
[Explanation of symbols]
10 Injection device
11 Refueling nozzle
12 Magnetic sheet
13 Magnetic sensor
14 Information processing unit
15 Memory
16 Display
17 Valve control unit
18 Refueling trigger
19 Full tank sensor
20a, 20b, 20c valves
21 Exhaust valve
31 Refueling port
33a, 33b, 33c oil passage

Claims

In an injection device for injecting a fluid from a nozzle to an injection port,
An identifier attached around the fluid inlet and recording the type of fluid,
Reading means attached around the nozzle, for reading the type of fluid from an identifier around the inlet;
Control means for discharging a fluid of the type read by the reading means from the nozzle.

The injection device according to claim 1, wherein the fluid is a liquid fuel.

The control means determines whether or not one type of fluid prepared in advance matches the type of fluid read by the reading means. The injection device according to claim 1, wherein when the operation is performed, discharge of the fluid from the nozzle is disabled.

The injecting device according to claim 3, further comprising a notifying unit that notifies a determination result of the control unit.

The injection device according to claim 4, wherein the notification unit includes a display screen provided on the nozzle.

2. The control unit according to claim 1, wherein the control unit selects a type of fluid read by the reading unit from a plurality of types of fluids prepared in advance, and causes the selected type of fluid to be discharged from the nozzle. Infusion device.

7. The injection device according to claim 6, further comprising a notification unit that notifies the type of the fluid selected by the control unit.

The injection device according to claim 7, wherein the notification unit includes a display screen provided on the nozzle.

A valve for selectively supplying a plurality of types of fluids to the nozzle,
7. The injection apparatus according to claim 6, wherein the control means controls the valve to discharge the selected type of fluid from the nozzle.

A removing unit for removing fluid remaining in the nozzle,
10. The injection device according to claim 9, wherein the control unit activates the removing unit after the discharge of the fluid from the nozzle is completed to remove the fluid remaining in the nozzle.

2. The injection device according to claim 1, wherein the identification body is a magnetic sheet, and the reading unit is a magnetic sensor.

The injection device according to claim 11, wherein the magnetic sheet is arranged concentrically around the injection port, and the magnetic sensor is arranged concentrically around the nozzle.