JP2004341146A

JP2004341146A - Vehicle inspection/management system, and label for vehicle inspection certification

Info

Publication number: JP2004341146A
Application number: JP2003136711A
Authority: JP
Inventors: Satoshi Nakasone; 聡中曾根
Original assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Current assignee: Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date: 2003-05-15
Filing date: 2003-05-15
Publication date: 2004-12-02

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a vehicle inspection/management system in which vehicle inspection and management can be made thorough, and a label for vehicle inspection certification to be used therefor. <P>SOLUTION: A vehicle inspection/management system 10 is a system for managing the vehicle inspection of an automobile and characterized by making an inspector distribute to a person to be inspected a label 1 for vehicle inspection certification recorded with "automobile inspection expiration date" and "information on automobile inspection certificate" of the relevant automobile, and making an owner 12 of the automobile stick the label for certification inside of window glass of the relevant inspected vehicle. The label for vehicle inspection certification is a label to be stuck on the inner surface of the window glass of the vehicle, and characterized by including a hologram or a light diffraction grating forming layer and a light reflection metal layer and plotting The visually recognizable "vehicle inspection expiration date" and the mechanically recognizable "information on automobile inspection certificate" on the relevant reflection metal layer with laser beams. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両検査済証明用ラベルを使用する車両検査・管理システムとそれに使用する車両検査済証明用ラベルに関する。
詳しくは、車両の確実な検査受検と・管理を目的とするもので、車両検査済証明用ラベル（以下、「車検証明用ラベル」とも表現する。）を車体の窓ガラスに貼付することで未受検車両の発見を容易にすることと、車両検査にかかる詳細データをもラベルに記録することで真正性の確認を容易にして偽造・改ざんを防止すると共に自動車車両検査・管理の徹底を図るシステム、ならびそれに使用する車検証明用ラベル、等に関する。
【０００２】
【従来技術】
従来から車両検査終了時には、自動車検査証が陸運支局により発行されると共に、車両検査済みであることを証明する車検証明用ラベルが支給されている。
車検証明用ラベルは車検の有効期限を表示するもので、通常は、年度により異なる色彩で印刷され、その年度の最終有効月を表示する数字が印刷されている。
この車検証明用ラベルを自動車のフロント窓ガラス内面に貼付しておくことで、路上走行中の車両であっても、監視者が期限切れのラベルを容易に発見でき、効果的に取り締まりできるというものである。
しかし、車検証明用ラベルは簡単な印刷を施した粘着ラベルであるから模造や改ざん、付け替えを完全に防止することはできない。また、単に車検の有効期限を表示したものに過ぎないから、ラベル自体から車両の所有者を割り出したり真正な車両に付されたものか否かの判断をすることもできない。
【０００３】
そこで、本発明は車両検査の際、自動車検査証と共に、車検証明用ラベルの模造、改ざんや付け替えを防止することを目的として、車両ナンバー等を改ざん不能に記録したＯＶＤ（ＯｐｔｉｃａｌＶａｒｉａｂｌｅＤｅｖｉｃｅ）ラベルからなる車検証明用ラベルを受検済み者に配布し、車両の所有者が車体の窓ガラス内側に貼付しておくことで、未検査車両を減らし、もって交通事故の低減やひいては車両盗難の防止にも寄与しようとするものである。
【０００４】
ところで、このようなシステムでは車両検査の際、有効期限（次回車検日）と車検証情報を表示した車検証明用ラベルが必要となるが、偽造、改ざんを招くようなラベルでは、システムの円滑な運用を図れなくなる。
そこで、車体認証等に用いられるラベルに関して従来技術を調査すると、以下のような先行技術が見られる。
【０００５】
特許文献１は、「車両認証用ステッカー」に関するものである。この技術は、ナンバー情報および情報読取用バーコードの印刷層を透明ホログラム層にて隠蔽した車両認証ラベルに関するが、印刷層は熱転写プリンタによる印字であるため、改ざんされ易いことと、意匠的にも優れたものを製造し難い問題がある。
特許文献２は、「商品管理システム」に関するものである。この技術は、ホログラムの複数ドットにレーザー光照射によりドットを任意に消去し可変情報を記録したＯＶＤラベルを用い、商品流通の各段階（注文、請求、支払いなど）でリーダにて情報を読み取りし、サーバーのデータベースにアクセスして管理するシステムであるが、専用リーダを使用して初めて可変情報の意味が分かり、目視で直接に確認はできないという煩わしさがある。
【０００６】
また、特許文献３は、「ホログラム情報記録システム及びホログラム情報記録方法」に関するが、この技術は、上記特許文献２の内容に加え、使用時の各段階において情報をレーザーで追記していくＯＶＤおよびシステムについて記載している。ただし、特許文献２と同様に目視での確認はできないという煩わしさがある。
【０００７】
【特許文献１】特開２００２−３６６０３６号公報
【特許文献２】特開２００１−１８０８１３号公報
【特許文献３】特開２００２−２４５４２０号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
従来の車両検査・管理システムでも車検証明用ラベルが用いられているが、簡単な印刷で有効期限を表示したものに過ぎないから、偽造や改ざん、あるいは付け替えを招くおそれがある。また、車検証明用ラベルは有効期限の管理には用いられるが、ラベル自体が識別標識の機能を有しないので、車両の管理や盗難防止に効果している面は少ないと考えられる。
【０００９】
そこで、本発明では、従来の車両検査・管理システムに車両の識別機能をも有する車両検査済証明用ラベルを採用することで、積極的に車両管理に役立てると共に、可能であれば自動車盗難の低減にも寄与させようとするものである。
また、車両検査・管理システムに用いられる車検証明用ラベルにも従来品には適切なものを見出し得ない。そこで、本願発明者は、目視可能な情報を担持し改ざんや偽造を高度に防止できる車検証明用ラベルを用いた車両検査・管理システム、等を構築すべく研究して本発明の完成に至ったものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第１は、自動車の車両検査を管理するシステムであって、（１）自動車の新車購入時または車両検査終了時に、車両検査認定者が「車検有効期限」と当該自動車の「自動車検査証の情報」を記録した車両検査済証明用ラベルを自動車購入者または自動車検査受検者に配布することと、（２）自動車の所有者は、当該検査済み車両の窓ガラスの内側に前記車両検査済証明用ラベルを貼付しておくことにより、車検済証明と車両管理を行う、ことを特徴とする車両検査・管理システム、にある。
【００１１】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第２は、自動車の車両検査を管理するシステムであって、自動車の新車購入時または車両検査終了時に、車両検査認定者が、ＯＶＤラベルからなる車両検査済証明用ラベルの２次元バーコードを読み取りし、その内容を不可視２次元バーコードとして、自動車検査証に転記して発行する、ことを特徴とする車両検査・管理システム、にある。
【００１２】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第３は、自動車検査証の真正性を確認する車両検査・管理システムであって、自動車の車両検査時に、車両検査者が、ＯＶＤラベルからなる車両検査済証明用ラベルの２次元バーコードと自動車検査証の不可視２次元バーコードを読み取りして、自動車検査証の真正性を確認する、ことを特徴とする車両検査・管理システム、にある。
【００１３】
上記課題を解決するための本発明の要旨の第４は、車両の窓ガラス内面に貼付する車両検査済証明用ラベルであって、支持体シート上に、（１）剥離層、（２）ホログラムまたは光回折格子形成層、（３）光反射金属層、（４）粘着剤層、（５）透明セパレートフィルム、が順次形成され、当該光反射金属層に、目視で認識可能な「車検有効期限」と、目視では認識不可能であって機械認識可能な「車検証の情報」を、レーザー光描画法により記録したことを特徴とする車両検査済証明用ラベル、にある。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明は、車両検査・管理システムと車両検査済証明用ラベルに関するが、以下順次、説明する。図１は、車両検査・管理システムを説明する図である。
【００１５】
図１のように、車両検査・管理システム１０は、陸運支局１１、自動車所有者（または新車購入者）１２、自動車製造メーカー１３、ディーラー１４、ディーラーまたは整備会社１５、車検証明用ラベル製造元１６、等の間で運用されるシステムに関する。さらにシステムは、関連の情報を蓄積し関係者間で共通または限定使用する管理データベース１８を備えることが好ましい。
【００１６】
車検証明用ラベルは、新車購入の際と逐次の車検の際に発行されるが、図１の上段部分は新車購入の際の手続き、太い破線で囲った下段枠内は、逐次の車検の際の手続きをそれぞれ示している。
また、図１中の破線の矢印は、車検証明用ラベル１の経路を、実線の矢印は、情報の流れを、二重線の矢印は、物流（自動車）の流れを、示している。
以下、図１中の括弧付き番号を参照してシステムの手順を説明する。
【００１７】
＜新車購入の際のシステム手順＞
（１）新車購入者１２との新車購入の契約後は、ディーラー１４が陸運支局１１に対して車両ＩＤ情報９を送信して、車検証明用ラベルの発行を申請する。
車両ＩＤ情報には、車名、型式、ナンバープレート情報（車両番号）、車台番号、車両の所有者の氏名、住所、等の「自動車検査証の情報」と「有効期限（次回車検日）」、等が含まれている。なお、自動車検査証の情報とは陸運支局長が発行する自動車検査証に記載されている情報を意味する。
（２）陸運支局１１は、申請に基づき車両ＩＤ情報９を車検証明用ラベル製造元１６に送信する。
【００１８】
（３）車検証明用ラベル製造元１６は、車両ＩＤ情報９をＯＶＤラベルである車検証明用ラベル１に記録し陸運支局１１に納品する。
記録する車両ＩＤ情報の内容は、目視可能な有効期限情報と必要によりナンバープレート情報、機械読み取りする自動車検査証の情報中の特定の項目である。
自動車検査証の情報についての記録情報量が多い場合は２次元バーコードの使用が有利である。２次元バーコードとすることで必要な情報の全てを記録することができる。
ラベルへの記録はレーザー光描画法または感熱転写法により印字する。
【００１９】
（４）陸運支局１１は、車検証明用ラベル１の２次元バーコードを読み取りし、その結果を不可視バーコードとして記録した自動車検査証２を発行する。
特別な環境下における取り扱いにより車検証明用ラベル１が読み取り不能になることも想定されるので、車検証明用ラベル１の情報は管理データベース１８に蓄積しておく。
車検証明用ラベル１と自動車検査証２をディーラー１４へ送付する。
（５）ディーラー１４は車検証明用ラベル１の２次元バーコードを読み取りし、管理データベース１８へのアクセス日時を記録し、車両窓ガラスの内側に車検証明用ラベル１貼付して、自動車検査証２と共に新車購入者１２に納車する。
新車購入者１２は、車検証明用ラベル１を窓ガラスの内側に貼付した状態で走行し、自動車検査証２は車両内に保管する。
【００２０】
＜車検時の際のシステム手順＞
（６）自動車所有者１２は車両検査の際、自分の車両と自動車検査証２をディーラーまたは整備会社１５に持っていく。なお、最初の車検は新車購入３年後、以後は２年毎とされている。
この場合のディーラーまたは整備会社１５とは、車検を代行する業者のことで、実際の合否判断は自動車検査官が行うことになる。
（７）ディーラーまたは整備会社１５は、車検証明用ラベル１の２次元バーコードおよび自動車検査証２の不可視２次元バーコードを読み取りし、自動車検査証２の真正性を確認する。確認後、車両を整備し、陸運支局１１に車両検査を依頼する。
【００２１】
（８）陸運支局１１は、車検証明用ラベル１の２次元バーコードおよび自動車検査証２の不可視２次元バーコードを読み取りし、自動車検査証２の真正性を確認する。確認後、車両検査を行う。検査合格の際は、新車両ＩＤ情報９ｎを車検証明用ラベル製造元１６に送信する。
（９）車検証明用ラベル製造元１６にて、新車検証明用ラベル１ｎを製造して陸運支局１１に納品する。新車検証明用ラベル１ｎには旧車検証明用ラベル１とは、異なる光回折格子パターンやホログラムパターンが採用される。偽造、改ざんを防止するためである。
【００２２】
（１０）陸運支局１１は、新車検証明用ラベル１ｎの２次元バーコードを読み取りし、その結果を不可視２次元バーコードとして転記して記録した新自動車検査証２ｎを発行する。この場合も、特別な環境下における取り扱いにより新車検証明用ラベル１ｎが読み取り不能になることを考慮して、新車検証明用ラベル１ｎの情報は管理データベース１８に蓄積しておく。
そして、新車検証明用ラベル１ｎと新自動車検査証２ｎをディーラーまたは整備会社１５に送付する。
【００２３】
（１１）ディーラーまたは整備会社１５は、新車検証明用ラベル１ｎの２次元バーコードを読み取りし、管理データベース１８にアクセス日時を記録し、車両の窓ガラスの内側に新車検証明用ラベル１ｎを貼付し、新自動車検査証２ｎと共に自動車所有者１２に納車する。
【００２４】
管理データベース１８に蓄積する車両ＩＤ情報は、例えば、以下のようになるが、全てを入力する必要はなく、必要な情報を適宜選択する。
（１）自動車検査証の情報
自動車検査証の情報とは陸運支局長が発行する自動車検査証に記載されている情報を意味する。具体的には以下の内容となる。
自動車登録番号又は車両番号（ナンバープレート情報）、登録年月日、自動車の種別、用途、自家用・事業用の別／適否、車体の形状、車名、型式、車両重量、幅、高さ、車台番号、原動機の型式、所有者の氏名、住所、使用者の氏名、住所、自動車検査証番号、有効期限の満了する日、発行日、備考等が含まれる。
【００２５】
（２）有効期限情報（次回車検日）
新車購入の場合は、３年後、その後の逐次の車検は、２年後の所定期間内に受検することになる。
【００２６】
次に、車検証明用ラベルと自動車検査証について説明する。
車両検査・管理システム１０に使用する車検証明用ラベル１は、ＯＶＤラベルで構成されており、それ自体が製造が困難な特徴がある。
また、レーザー光描画する場合は、その記録は一般的には困難である。また、バーコードの記録も管理データベース１８に登録されている契約内容と同一に記録することは、契約内容を知らない第三者には極めて困難である。
したがって、実質的に車検証明用ラベル１の偽造、改ざんは不可能と考えて良い。
【００２７】
図２は、車検証明用ラベルの層構成を示す図、図３は、車検査証明用ラベルにレーザー光描画する状態を示す図、図４は、車検証明用ラベルを車両の窓ガラスに貼着した状態を示す図、図５は、自動車検査証の例を示す図、である。
図６、図７は、車検証明用ラベルの読み取り状態を示す図である。
【００２８】
本発明の車検証明用ラベル１の層構成は、図２のように支持体シート３の上に剥離層４を介して、または介さないで、ホログラムまたは光回折格子形成層（以下、「ホログラム形成層」とする。）５を設け、さらに光反射金属層６を形成してから、粘着剤層７と透明セパレートフィルム８を設けた構成となっている。
剥離層４は、ラベルを自己破壊型ラベルとするためのもので、改ざん等を試みた場合に容易に剥離して復元できなくするためのものである。従って、そのような目的としない場合は剥離層４を設けなくても良く、設けない場合は一般的な粘着型ラベルになる。通常、剥離層材料には、後述するように支持体シート３に対して強接着しない材料を選択する。
剥離層４とホログラム形成層５との間に中間層を設ける場合、または光反射金属層６と粘着剤層７間にアンカー層を設ける場合には自己破壊性が一層増進される。
【００２９】
ホログラム形成層５は、ホログラムの干渉縞波面や光回折格子を記録したもので、これらの記録原版を複製した複製用型版から熱硬化性や熱可塑性樹脂材料面にエンボス的に複製再現するものである。
通常、ホログラム形成層５には、光の波長の１／４から２倍程度の干渉縞ピッチや回折格子が記録されているが、波形の凹凸高さは一般に、それよりは小さい値となる。ホログラム形成層５の厚みは、０．１〜６μｍ程度に形成する。
このホログラム形成層５により、ホログラム像や光の回折光パターンが生じることになる。回折格子絵柄を加える場合はラベルの意匠性を高め、かつ偽造防止性の向上を図ることができる。
【００３０】
ホログラム形成層５は、まず、ホログラムの干渉縞を記録したホログラム原パターンを形成する。ホログラム原パターン自体もエンボス形成層に使用できるが、量産する場合は、これをホログラム型に記録した後、ベースフィルム上のホログラム転写層材料に連続的に転写することにより行なう。
ホログラム形成層材料は一般に熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂が用いられ、ホログラムパターンを転写した後、熱または紫外線等の電離放射線を照射して熱硬化させることが行なわれる。
このようにホログララムや光回折格子のように、光学的効果を有するラベルは、ＯＶＤラベルといわれている。
【００３１】
車検証明用ラベル１は、ホログラム形成層５の粘着剤層７側面に、光反射性金属材料を蒸着またはスパッタリングして設けた光反射金属層６を有している。
当該光反射金属層６により、ホログラム像や光回折格子パターンをより明るく鮮明にすると共に、目視で認識可能な「有効期限情報」と機械認識可能な「自動車検査証情報」を当該層に書き込みすることができる。
光反射金属層６の使用材料は、後述するように各種の材料があるが、蒸着等が容易なものとしては、アルミニウムが最適と考えられる。ただし、ニッケル、錫、インジウム、等も実用性が望める。
【００３２】
光反射金属層６は、光反射や光回折効率を高めるためにホログラム形成層５に薄膜状に設けるものである。光を全反射するシルバータイプの他、半透明な透明タイプが用いられる場合もある。
光反射金属層の形成方法としては、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの薄膜形成法が挙げられる。
当該光反射金属層６の厚みは、５ｎｍ〜１μｍもあれば十分である。
【００３３】
車検証明用ラベル１を自動車の窓ガラスに貼着する際は、透明セパレートフィルム８を剥離して粘着剤層７により窓ガラス面に貼着する。セパレートフィルムを透明にするのはレーザー光描画を可能とするためである。
レーザー光描画による「有効期限情報」と「自動車検査証情報」の記録は、車検証明用ラベル１を自動車所有者１２に渡す前に行うので、当然に窓ガラスに貼着する前で透明セパレートフィルム８が付いている状態で行われる。
【００３４】
車検査証明用ラベル１にレーザー描画する場合は、図３の状態になる。レーザー光描画機のレーザー光光源２５から照射されたレーザー光２５Ｌは、対物レンズ２６により集束されて車検証明用ラベル１の光反射金属層６を照射する。光反射金属層６は、レーザー光により加熱溶融して描画部分２７を形成する。
このようなレーザー光描画機は、各種機種が市販されていて通常の文字や微細文字、バーコードパターン等の短時間の記録が可能である。
【００３５】
レーザー光は連続光あるいはパルス光のいずれにおいても可能である。連続光のレーザー光は、一定時間の間、常に同じ出力を保持している光であるが、これに対してパルス光はごくわずかな時間の間のみ高出力を有する光である。
パルスレーザー光としては、ＣＷ（連続光）のレーザー光を外部変調器でその出力を制御する方法、またＱスイッチをレーザー共振器内に挿入して、Ｑスイッチのスイッチングによりレーザー媒質に蓄積されたエネルギーを瞬時に出力させる方法がある。
【００３６】
前者のレーザーの具体例として、アルゴンレーザーやＨｅ−Ｎｅレーザー、ＹＡＧレーザー、半導体レーザーなどがあり、外部変調器としてメカニカルシャッター、Ａ／Ｏ変調素子、Ｅ／Ｏ変調素子などをＱスイッチとして挿入し、共振器のＱ値をコントロールすることで数十ナノから数百ナノ秒の時間幅のパルス光を発生させることができる。
【００３７】
車検証明用ラベル１を車両の窓ガラス１９に貼着した状態は、図４のようになる。図４（Ａ）は、車両窓ガラスに貼着した状態の断面図、図４（Ｂ）は、同平面図、である。
図４（Ａ）のように、車検証明用ラベル１を車両の窓ガラス１９に貼り付けた場合、車両の外側から有効期限情報６Ｎや２次元バーコード６Ｂで表示した自動車検査証情報を視認することができる（図４（Ｂ））。
有効期限情報６Ｎは、目視可能なように「０４３」と表示されている。これは、２００４年３月が期限であることを表示するものである。２次元バーコード６Ｂは車両の外部から専用読み取り装置による読み取りが可能である。したがって自動車検査証情報のように個人情報を含む場合は、目視では読み取りできないことが好ましい。２次元バーコード６Ｂは、実際には白抜け状態で記録される。
図示していないが、光反射金属層６には、レーザー光描画法により「ナンバープレート情報」をさらに記録しても良い。ナンバープレート情報を有することにより、車検証明用ラベル１が第３のナンバープレートの役割をして、盗難を抑制する効果に寄与すると考えられるからである。
【００３８】
ホログラムパターン（星形）や光回折格子によるパターン５ｐは、車内からも車外からも視認可能である。これらのパターンを有効年度によって異なるパターンにすることは複製を一層困難にすることで好ましいことである。
２次元バーコードには、従来の１次元バーコードを積み重ねたようなスタック型２次元バーコード（ＰＤＦ４１７、スーパーコード、等）と黒い点を並べたようなマトリックス型２次元バーコード（データマトリックス、ＱＲコード、マキシコード、等）があるが、いずれであっても良い。ＰＤＦ４１７で漢字５５４文字、ＱＲコードで漢字１８１７文字の記録が可能と言われ、自動車検査証の全内容の記録が可能である。
【００３９】
図５は、自動車検査証の例を示す図である。従来の自動車検査証は財務省印刷局製造になるもので、各陸運支局長から発行されている。偽造、改ざん防止等の手段がなされていると考えられるが、バーコード等の記録はされていない。
本発明で使用する自動車検査証２は、図５のように、２次元バーコード２Ｂが不可視インキで記録されている特徴がある。なお、図中の記録項目は、仮定のものであり、実際には前述したように多数の項目が記録されている。
不可視インキには、紫外蛍光、赤外蛍光、赤外吸収、等の特性を有するインキを使用することができる。
【００４０】
２次元バーコード２Ｂが不可視インキで記録するのは、第三者の読み取りを防止するためであり、専門家以外には読み取り難くしておくのが偽造、改ざんを防止できて安全だからである。
自動車検査証の不可視２次元バーコードと車検証明用ラベルの２次元バーコードとを読み取りし、自動車検査証の真正性を確認するので、他人の自動車検査証を利用するような不正を防止できる。
【００４１】
図６、図７は、車検証明用ラベルの情報を機械読み取りする状態で、１次元バーコードで記録した場合であるが、２次元バーコードでも同様である。バーコードに重ねて回折格子パターンを記録することもできる。
図６は、光回折格子パターンがバーコード部に無い場合である。この場合、車検証明用ラベル１の機械読み取りは、例えば、赤色ＬＥＤ等の発光部３１とＣＣＤラインセンサーからなる受光部３２を有する読み取り装置３０を用いて行うことができる。
【００４２】
２次元バーコード６Ｂ部分の読み取りは、レーザー光で除去しないで残した金属層部分６ｋから反射したＬＥＤ光Ｌ１は受光部３２に正反射し、金属層を破壊し金属層部の無いスペース部分（樹脂層部）６ｎからはＬＥＤ反射光が生じないで、拡散光のみが生じることを示している。
受光部３２を正反射光位置に設置して反射率差を測定することにより、コードパターンを読取りすることができる。
【００４３】
図７も車検証明用ラベルの機械読み取り状態を示す図であるが、バーコードパターン部に光回折格子パターンがある場合である。この例では、レーザー回折光による検知状態を示している。金属層部分６ｋから反射したレーザー光Ｌ２は受光部３２に４５°の角度で回折し、金属層部の無い部分６ｎからのレーザー光Ｌ２も受光部３２に４５°の角度で回折するが、反射層を有するバーの部分の回折強度の方が強いため、バー／スペースの回折光強度差により、ＣＣＤラインセンサーがコードパターンを検知することを示している。
回折光受光位置に設置したＣＣＤラインセンサーからなる受光部３２にて検知し、コードパターンを読取りすることができる。回折光の検知であるため、光源にはレーザー光を用いるのが望ましい。
【００４４】
＜その他の材質に関する実施形態＞
（１）支持体シート
積層する各層を順次コーティングなどにより形成する際の耐熱性および耐溶剤性、また形成されたラベルをガラス面に転写する際、熱転写方式を利用する場合には、その耐熱性が必要とされる。
これらの性能を備えるプラスチックフィルムとしては、例えば２軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム（以下、「ＰＥＴフィルム」と表示する。）を好ましく使用できる。ＰＥＴフィルムを使用する場合、支持体シート３の厚みは、５〜２５０μｍのものが好ましく、加工適性や引張り強度、熱転写の際の熱効率を考慮すると１０〜１００μｍがさらに好ましい。
【００４５】
（２）剥離層
車検証明用ラベル１の剥離層４には、アクリル骨格樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、酢酸セルロースと熱硬化型アクリル樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース樹脂、およびこれらとポリエチレンワックスとの混合物等から形成されるが、特にアクリル骨格樹脂を主成分とすることが好ましい。
または剥離層と支持体シート３との密着力を調整するために、ポリエステル樹脂等が好ましく用いられる。逆に剥離性を高めるためには、ワックス、シリコン系樹脂を添加することが行われる。
剥離層は、上記樹脂を適宜な溶剤に溶解または分散して、剥離層用塗工液を調整しこれを支持体シート３上に、グラビア印刷法、スクリーン印刷法またはリバースコーティング法、等の手段により塗布、乾燥して形成することができる。
剥離層の厚みは、０．１〜１０μｍ程度の薄層にして用いる。
【００４６】
（３）ホログラム形成層
ホログラムや光回折格子の精細パターンを再現できる樹脂材料が使用される。一般的には、ポリ塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン、エポキシ、アクリレート等の熱硬化性樹脂をそれぞれ単独、あるいは上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂とを混合して使用することができ、さらにラジカル重合性不飽和基を有する熱成形性物質、あるいはこれらにラジカル重合性不飽和単量体を加え、電離放射線硬化性としたものなどを使用することができる。
このようなホログラム形成層の膜厚は、０．１〜６μｍの範囲が好ましく、１〜４μｍの範囲がさらに好ましい。
【００４７】
（４）光反射金属層材料
光を全反射する金属材料は、アルミニウム（Ａｌ）、亜鉛（Ｚｎ）、インジウム（Ｉｎ）、金（Ａｕ）、銀（Ａｇ）、コバルト（Ｃｏ）、錫（Ｓｎ）、セレン（Ｓｅ）、チタニウム（Ｔｉ）、テルル（Ｔｅ）、銅（Ｃｕ）、鉛（Ｐｂ）、ニッケル（Ｎｉ）、パラジウム（Ｐｄ）などの単体金属、もしくはそれらの合金を使用し得る。
金属薄膜の厚みは、色調やデザイン、用途等に応じて調整し得るが、一般的には５ｎｍ〜１μｍの範囲が好ましく、より好ましくは１０ｎｍ〜１００ｎｍの範囲である。透明性を有する着色光反射金属層を設けたい場合は、膜厚を２０ｎｍ以下にするのが好ましい。また、隠蔽性を有する着色光反射金属層を設けたい場合は、膜厚を２０ｎｍ以上にするのが望ましい。
【００４８】
（５）粘着剤層
粘着剤層７に使用する粘着剤としては、アクリル樹脂、アクリル酸エステル樹脂、またはこれらの共重合体、スチレンブタジエン共重合体樹脂、天然ゴム、カゼイン、ゼラチン、ロジンエステル、テルペン樹脂、フェノール系樹脂、スチレン系樹脂、クロマンインデン樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、シリコーン樹脂、または、アルファシアノアクリレート系、シリコーン系、マレイミド系、スチロール系、ポリオレフィン系、レゾルシノール系、ポリビニルエーテル系、等の粘着剤を挙げることができる。
【００４９】
また、粘着剤として、ヒートシール剤を使用してもよく、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−イソブチルアクリレート共重合樹脂、ブチラール樹脂、ポリ酢酸ビニルおよびその共重合樹脂、セルロース誘導体、ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリビニルエーテル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレン（ＳＢＳ）共重合体樹脂、スチレン−イソプレン−スチレン（ＳＩＳ）共重合体樹脂等の各種熱可塑性エラストマー、または反応ホットメルト系樹脂等が挙げられる。
車検証明用ラベルは、前記のように車検の都度に更新することを前提とするので、粘着剤は貼付後に剥離し易いことも必要な条件となる。
粘着剤層の厚みとしては、３μｍ〜３０μｍとするのが好ましい。
【００５０】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように本発明によれば以下の効果が得られる。
（１）本発明の車両検査・管理システムによれば、偽造、模造が困難なＯＶＤラベルを車検証明用ラベルに用いているので、車検証明用ラベルの偽造を防止し、検査を徹底し、ひいては自動車事故の低減に寄与することができる。
（２）車検証明用ラベルと自動車検査証の２次元バーコードを比較対象して確認する場合には、確実に車検証明用ラベルの真正性を確認することができ、車検証明用ラベルの偽造を高度に防止できる。
（３）本発明の車検証明用ラベルは、それ自体が製造が困難なＯＶＤラベルで構成されており、レーザー光記録することで、偽造、模造を一層困難にできる。
また、第三者が「自動車検査証情報」を管理データベースに登録されている内容と同一に記録することは極めて困難であるため、偽造、模造を実質的に不可能にできる。
（４）車検証明用ラベルにナンバープレート情報を付加する場合は、自動車の盗難防止にも寄与させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】車両検査・管理システムを説明する図である。
【図２】車検査証明用ラベルの層構成を示す図である。
【図３】車検査証明用ラベルにレーザー光描画する状態を示す図である。
【図４】車検査証明用ラベルベルを車両の窓ガラスに貼着した状態を示す図である。
【図５】自動車検査証の例を示す図である。
【図６】車検査証明用ラベルの読み取り状態を示す図である。
【図７】車検査証明用ラベルの読み取り状態を示す図である。
【符号の説明】
１車両検査済証明用ラベル、車検証明用ラベル
１ｎ新車検証明用ラベル
２自動車検査証
２ｎ新自動車検査証
３支持体シート
４剥離層
５ホログラムまたは光回折格子形成層（ホログラム形成層）
６光反射金属層
７粘着剤層
８透明セパレートフィルム
９車両ＩＤ情報
１０車両検査・管理システム
１１陸運支局
１２自動車所有者（または新車購入者）
１３自動車製造メーカー
１４ディーラー
１５ディーラーまたは整備会社
１６車検証明用ラベル製造元
１８管理データベース
１９車両の窓ガラス[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle inspection / management system using a vehicle inspection completed certification label and a vehicle inspection completed certification label used for the system.
More specifically, the purpose is to ensure that the vehicle undergoes inspection and management, and that the vehicle inspection certificate (hereinafter also referred to as the "vehicle verification label") is attached to the window glass of the vehicle body. A system that makes it easy to find vehicles to be inspected and records detailed data on vehicle inspections on labels to make it easier to confirm authenticity, prevent forgery and falsification, and thoroughly inspect and manage automobile vehicles. , And the label used to verify the vehicle used in it.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, at the end of vehicle inspection, a vehicle inspection certificate is issued by the Land Transportation Bureau, and a vehicle verification label for proving that the vehicle has been inspected has been issued.
The vehicle inspection label indicates the expiration date of the vehicle inspection, and is usually printed in a different color depending on the year, and a number indicating the last valid month of the year is printed.
By attaching this label for vehicle verification to the inside of the windshield of a car, even if the vehicle is running on the road, surveillance personnel can easily find the expired label and effectively crack down on it. is there.
However, since the label for vehicle verification is an adhesive label on which simple printing is performed, imitation, tampering, and replacement cannot be completely prevented. Further, since it is merely an indication of the expiration date of the vehicle inspection, it is not possible to determine the owner of the vehicle from the label itself or to judge whether the vehicle is attached to a genuine vehicle.
[0003]
In view of the above, according to the present invention, in order to prevent imitation, falsification, and replacement of a vehicle verification certificate, an OVD (Optical Variable Device) label in which a vehicle number and the like are recorded in a falsified manner together with a vehicle inspection certificate at the time of vehicle inspection. By distributing the vehicle inspection certificate label to those who have already undergone inspection, the vehicle owner can attach it to the inside of the window glass of the vehicle to reduce the number of uninspected vehicles, thereby reducing traffic accidents and eventually preventing vehicle theft They try to contribute.
[0004]
By the way, in such a system, at the time of vehicle inspection, an expiration date (next vehicle inspection date) and a vehicle verification label indicating the vehicle verification information are required. However, a label that causes forgery or falsification requires a smooth system. Operation becomes impossible.
Therefore, when the prior art is examined for labels used for vehicle body authentication and the like, the following prior art is found.
[0005]
Patent Document 1 relates to a “vehicle authentication sticker”. This technology relates to a vehicle authentication label in which the printed layer of the number information and the barcode for reading information is hidden by a transparent hologram layer. There is a problem that it is difficult to manufacture excellent products.
Patent Document 2 relates to a “product management system”. This technology uses an OVD label that arbitrarily erases dots on a plurality of dots of a hologram by irradiating laser light and records variable information, and reads information with a reader at each stage of product distribution (order, billing, payment, etc.). Although the system accesses and manages the database of the server, the meaning of the variable information can be understood only by using a dedicated reader, and it is troublesome that the information cannot be directly confirmed visually.
[0006]
Patent Document 3 relates to a “hologram information recording system and a hologram information recording method”. In addition to the contents of Patent Document 2, this technique adds OVD and OVD in which information is additionally recorded with a laser at each stage of use. Describes the system. However, there is the inconvenience that visual confirmation is not possible as in Patent Document 2.
[0007]
[Patent Document 1] JP-A-2002-366036 [Patent Document 2] JP-A-2001-180813 [Patent Document 3] JP-A-2002-245420
[Problems to be solved by the invention]
The conventional vehicle inspection / management system also uses the vehicle verification label, but it simply displays the expiration date by simple printing, and thus may cause forgery, falsification, or replacement. Further, although the label for vehicle verification is used for managing the expiration date, the label itself does not have the function of the identification sign, and therefore, it is considered that there is little effect on the management of the vehicle and the prevention of theft.
[0009]
Therefore, in the present invention, the vehicle inspection / certification label having the function of identifying the vehicle is adopted in the conventional vehicle inspection / management system, so that the vehicle can be actively used for vehicle management and, if possible, theft of the vehicle can be reduced. It is intended to also contribute to.
In addition, it is impossible to find an appropriate label for a conventional vehicle verification label used in a vehicle inspection and management system. The inventor of the present application has studied to construct a vehicle inspection / management system using a vehicle verification label that carries visible information and can highly prevent tampering and forgery, and has completed the present invention. Things.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
A first aspect of the present invention for solving the above-mentioned problems is a system for managing vehicle inspection of a vehicle. (1) When a new vehicle is purchased or vehicle inspection is completed, a vehicle inspection certifier designates that the vehicle inspection is valid. (2) distribute the vehicle inspection certificate label that records the “time limit” and “information of the vehicle inspection certificate” of the vehicle to the vehicle purchaser or the vehicle inspection examinee; The vehicle inspection / management system is characterized in that the vehicle inspection completion certificate and the vehicle management are performed by affixing the vehicle inspection completed certificate label to the inside of the window glass.
[0011]
A second aspect of the present invention for solving the above-mentioned problem is a system for managing vehicle inspection of an automobile. When a new automobile is purchased or when the inspection is completed, a vehicle inspection certifying person is provided with a vehicle having an OVD label. A vehicle inspection / management system characterized in that a two-dimensional barcode of an inspected certification label is read, and the contents are transferred as an invisible two-dimensional barcode to be issued to an automobile inspection certificate and issued.
[0012]
A third aspect of the present invention for solving the above-mentioned problems is a vehicle inspection and management system for confirming the authenticity of an automobile inspection certificate. A vehicle inspection / management system characterized by reading a two-dimensional bar code of an inspection certificate label and an invisible two-dimensional bar code of a vehicle inspection certificate to confirm the authenticity of the vehicle inspection certificate.
[0013]
A fourth aspect of the present invention for solving the above-mentioned problem is a vehicle-inspection-certified label affixed to the inner surface of a window glass of a vehicle, comprising: (1) a release layer, (2) a hologram on a support sheet. Alternatively, a light diffraction grating forming layer, (3) a light reflecting metal layer, (4) a pressure-sensitive adhesive layer, and (5) a transparent separate film are sequentially formed, and a “vehicle inspection expiration date” that can be visually recognized on the light reflecting metal layer. And "a vehicle verification information" which is machine-recognizable "car verification information" which is not visually recognizable and is machine-recognizable.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle inspection / management system and a vehicle inspection completed certification label, which will be sequentially described below. FIG. 1 is a diagram illustrating a vehicle inspection and management system.
[0015]
As shown in FIG. 1, the vehicle inspection and management system 10 includes a land transportation branch office 11, a car owner (or a new car purchaser) 12, a car manufacturer 13, a dealer 14, a dealer or maintenance company 15, a car verification label manufacturer 16, It relates to a system operated between the same. Further, the system preferably includes a management database 18 for storing related information and commonly or limitedly used by related parties.
[0016]
The car verification label is issued at the time of new vehicle purchase and at the time of successive vehicle inspections. The upper part of FIG. 1 shows the procedure for new vehicle purchase, and the lower frame surrounded by a thick broken line shows the time of successive vehicle inspections. The procedure of each is shown.
In FIG. 1, the dashed arrows indicate the route of the vehicle verification label 1, the solid arrows indicate the flow of information, and the double arrows indicate the flow of physical distribution (vehicles).
Hereinafter, a procedure of the system will be described with reference to parenthesized numbers in FIG.
[0017]
<System procedure for purchasing a new car>
(1) After a contract for new car purchase is made with the new car purchaser 12, the dealer 14 transmits the vehicle ID information 9 to the land transportation branch office 11 and applies for the issuance of a car verification label.
The vehicle ID information includes "information of vehicle inspection certificate" such as vehicle name, model, license plate information (vehicle number), chassis number, name and address of the vehicle owner, and "expiration date (next vehicle inspection date)". , Etc. are included. In addition, the information of the vehicle inspection certificate means the information described in the vehicle inspection certificate issued by the director of Land Transport Bureau.
(2) The land transportation branch office 11 transmits the vehicle ID information 9 to the label verification manufacturer 16 based on the application.
[0018]
(3) The label manufacturer for vehicle verification 16 records the vehicle ID information 9 on the label 1 for vehicle verification light, which is an OVD label, and delivers it to the land transportation branch office 11.
The contents of the vehicle ID information to be recorded are specific items in the visually valid expiration date information, the license plate information as required, and the information of the vehicle inspection certificate read by machine.
Use of a two-dimensional barcode is advantageous when the amount of recorded information for the information on the automobile inspection certificate is large. By using a two-dimensional barcode, all necessary information can be recorded.
The recording on the label is performed by a laser beam drawing method or a thermal transfer method.
[0019]
(4) The Land Transportation Bureau 11 reads the two-dimensional barcode of the car verification label 1 and issues an automobile inspection certificate 2 in which the result is recorded as an invisible barcode.
Since it is assumed that the label 1 for vehicle verification becomes unreadable due to handling in a special environment, the information of the label 1 for vehicle verification is stored in the management database 18.
The vehicle verification certificate label 1 and the vehicle inspection certificate 2 are sent to the dealer 14.
(5) The dealer 14 reads the two-dimensional bar code of the vehicle verification light label 1, records the date and time of access to the management database 18, affixes the vehicle verification light label 1 to the inside of the vehicle window glass, and outputs the vehicle inspection certificate 2 Together with the new car purchaser 12.
The new car purchaser 12 travels with the vehicle verification label 1 stuck on the inside of the window glass, and the vehicle inspection certificate 2 is stored in the vehicle.
[0020]
<System procedure for vehicle inspection>
(6) The vehicle owner 12 brings his vehicle and the vehicle inspection certificate 2 to the dealer or the maintenance company 15 at the time of vehicle inspection. The first inspection is three years after the purchase of a new car, and every two years thereafter.
In this case, the dealer or the maintenance company 15 is a company that performs a vehicle inspection, and the actual pass / fail judgment is performed by a vehicle inspector.
(7) The dealer or the maintenance company 15 reads the two-dimensional barcode of the vehicle verification label 1 and the invisible two-dimensional barcode of the vehicle inspection certificate 2 and confirms the authenticity of the vehicle inspection certificate 2. After the confirmation, the vehicle is maintained and a vehicle inspection is requested to the land transportation branch office 11.
[0021]
(8) The Land Transportation Bureau 11 reads the two-dimensional barcode on the vehicle verification label 1 and the invisible two-dimensional barcode on the vehicle inspection certificate 2 and checks the authenticity of the vehicle inspection certificate 2. After confirmation, a vehicle inspection will be conducted. If the inspection is successful, the new vehicle ID information 9n is transmitted to the label manufacturer 16 for vehicle verification.
(9) The label for labeling for vehicle verification 16 manufactures a label for labeling for new vehicle verification 1n and delivers it to the land transportation branch office 11. An optical diffraction grating pattern or a hologram pattern different from the old vehicle verification light label 1 is adopted as the new vehicle verification light label 1n. This is to prevent forgery and tampering.
[0022]
(10) The Land Transportation Bureau 11 reads the two-dimensional barcode of the new vehicle verification label 1n, transcribes the result as an invisible two-dimensional barcode, and issues a new vehicle inspection certificate 2n. Also in this case, the information on the new vehicle verification label 1n is stored in the management database 18 in consideration of the fact that the new vehicle verification label 1n becomes unreadable due to handling in a special environment.
Then, the new vehicle verification label 1n and the new vehicle inspection certificate 2n are sent to the dealer or the maintenance company 15.
[0023]
(11) The dealer or maintenance company 15 reads the two-dimensional barcode of the new vehicle verification label 1n, records the access date and time in the management database 18, and attaches the new vehicle verification label 1n inside the window glass of the vehicle. Then, the vehicle is delivered to the vehicle owner 12 together with the new vehicle inspection certificate 2n.
[0024]
The vehicle ID information stored in the management database 18 is, for example, as follows, but it is not necessary to input all of the information, and necessary information is appropriately selected.
(1) Information of the vehicle inspection certificate The information of the vehicle inspection certificate means information described in the vehicle inspection certificate issued by the Director of Land Transport Bureau. Specifically, the contents are as follows.
Vehicle registration number or vehicle number (license plate information), registration date, type of vehicle, use, distinction / fitness for private / business use, body shape, vehicle name, model, vehicle weight, width, height, chassis Number, model of motor, name and address of owner, name and address of user, automobile inspection certificate number, expiration date, issue date, remarks, etc. are included.
[0025]
(2) Expiration date information (next vehicle inspection date)
In the case of purchasing a new car, three years later, successive car inspections will be taken within a predetermined period two years later.
[0026]
Next, the vehicle verification label and the vehicle inspection certificate will be described.
The vehicle verification label 1 used in the vehicle inspection / management system 10 is composed of an OVD label, and has a characteristic that it is difficult to manufacture itself.
In the case of drawing with a laser beam, recording is generally difficult. Further, it is extremely difficult for a third party who does not know the contract contents to record the barcode in the same manner as the contract contents registered in the management database 18.
Therefore, it can be considered that the forgery and falsification of the vehicle verification label 1 is substantially impossible.
[0027]
FIG. 2 is a diagram showing a layer configuration of a car verification light label, FIG. 3 is a diagram showing a state where laser light is drawn on a car inspection certificate label, and FIG. 4 is affixing the car verification light label to a window glass of a vehicle. FIG. 5 is a diagram showing an example of an automobile inspection certificate.
6 and 7 are views showing a reading state of the vehicle verification light label.
[0028]
As shown in FIG. 2, the layer structure of the vehicle verification light label 1 of the present invention includes a hologram or a light diffraction grating forming layer (hereinafter, referred to as “hologram forming”) on a support sheet 3 with or without a release layer 4. 5), a light-reflecting metal layer 6 is formed, and then an adhesive layer 7 and a transparent separate film 8 are provided.
The release layer 4 is used to make the label a self-destructive type label, and is intended to be easily peeled off and cannot be restored when tampering or the like is attempted. Therefore, when such a purpose is not intended, the release layer 4 may not be provided, and when it is not provided, a general adhesive label is obtained. Usually, a material that does not strongly adhere to the support sheet 3 is selected as the release layer material as described later.
When an intermediate layer is provided between the release layer 4 and the hologram forming layer 5, or when an anchor layer is provided between the light reflecting metal layer 6 and the adhesive layer 7, the self-destructive property is further enhanced.
[0029]
The hologram forming layer 5 records the interference fringe wavefront and the optical diffraction grating of the hologram, and reproduces the embossed reproduction of the recording master from the duplication mold onto the thermosetting or thermoplastic resin material surface. It is.
Usually, an interference fringe pitch or a diffraction grating of about ４ to twice the wavelength of light is recorded in the hologram forming layer 5, but the height of the unevenness of the waveform is generally smaller than that. The thickness of the hologram forming layer 5 is formed to be about 0.1 to 6 μm.
The hologram forming layer 5 produces a hologram image and a diffracted light pattern of light. When a diffraction grating pattern is added, the design of the label can be enhanced, and the anti-counterfeiting property can be improved.
[0030]
The hologram forming layer 5 first forms a hologram original pattern in which hologram interference fringes are recorded. The hologram original pattern itself can be used for the embossing layer. However, in the case of mass production, this is recorded by recording it in a hologram type and then continuously transferring it to a hologram transfer layer material on a base film.
As the hologram forming layer material, a thermosetting resin or an ionizing radiation curable resin is generally used. After the hologram pattern is transferred, the hologram pattern is thermally cured by irradiation with ionizing radiation such as heat or ultraviolet rays.
A label having an optical effect, such as hologramlam or an optical diffraction grating, is called an OVD label.
[0031]
The vehicle verification label 1 has a light reflecting metal layer 6 provided on the side of the adhesive layer 7 of the hologram forming layer 5 by depositing or sputtering a light reflecting metal material.
The light reflecting metal layer 6 makes the hologram image and the light diffraction grating pattern brighter and sharper, and writes "expiration date information" that can be visually recognized and "automobile inspection certificate information" that can be machine-recognized in the layer. be able to.
As a material to be used for the light reflecting metal layer 6, there are various kinds of materials as described later, but aluminum is considered to be most suitable as a material that can be easily deposited. However, nickel, tin, indium, etc. can be expected to be practical.
[0032]
The light reflecting metal layer 6 is provided on the hologram forming layer 5 in a thin film shape in order to enhance light reflection and light diffraction efficiency. In addition to a silver type that totally reflects light, a translucent transparent type may be used.
Examples of the method for forming the light reflecting metal layer include a thin film forming method such as a vacuum evaporation method, a sputtering method, and an ion plating method.
The thickness of the light reflection metal layer 6 is sufficient if it is 5 nm to 1 μm.
[0033]
When sticking the vehicle verification light label 1 to a window glass of an automobile, the transparent separate film 8 is peeled off, and the label is adhered to the window glass surface by an adhesive layer 7. The reason for making the separate film transparent is to enable laser beam drawing.
The recording of "expiration date information" and "automobile inspection certificate information" by laser light drawing is performed before handing over the vehicle verification label 1 to the vehicle owner 12, so that the transparent separate film is naturally attached before being attached to the window glass. It is performed in a state where 8 is attached.
[0034]
When drawing a laser on the car inspection certificate label 1, the state shown in FIG. 3 is obtained. The laser light 25L emitted from the laser light source 25 of the laser light drawing machine is focused by the objective lens 26 and irradiates the light reflecting metal layer 6 of the car verification label 1. The light reflecting metal layer 6 is heated and melted by a laser beam to form a drawing portion 27.
Various types of such laser beam drawing machines are commercially available and can record ordinary characters, fine characters, barcode patterns, and the like in a short time.
[0035]
Laser light can be either continuous light or pulsed light. A continuous laser beam is a beam that always keeps the same output for a certain period of time, whereas a pulse beam is a beam that has a high output only for a very short period of time.
As the pulse laser light, a method of controlling the output of CW (continuous light) laser light by an external modulator, or inserting a Q switch into a laser resonator and storing the laser light in a laser medium by switching of the Q switch. There is a method to output energy instantly.
[0036]
Specific examples of the former laser include an argon laser, a He-Ne laser, a YAG laser, and a semiconductor laser. A mechanical shutter, an A / O modulation element, an E / O modulation element, etc. are inserted as an external modulator as a Q switch. By controlling the Q value of the resonator, it is possible to generate pulsed light having a time width of several tens of nanoseconds to several hundreds of nanoseconds.
[0037]
FIG. 4 shows a state where the vehicle verification label 1 is attached to the window glass 19 of the vehicle. FIG. 4A is a cross-sectional view of a state of being attached to a vehicle window glass, and FIG. 4B is a plan view of the same.
As shown in FIG. 4A, when the vehicle verification label 1 is attached to the window glass 19 of the vehicle, the vehicle inspection certificate information displayed by the expiration date information 6N or the two-dimensional bar code 6B is visually recognized from outside the vehicle. (FIG. 4B).
The expiration date information 6N is displayed as "043" so that it can be viewed. This indicates that March 2004 is due. The two-dimensional barcode 6B can be read by a dedicated reading device from outside the vehicle. Therefore, when personal information is included as in the case of automobile inspection certificate information, it is preferable that the information cannot be read visually. The two-dimensional barcode 6B is actually recorded in a blank state.
Although not shown, “number plate information” may be further recorded on the light reflecting metal layer 6 by a laser beam drawing method. The reason is that having the license plate information allows the vehicle verification label 1 to serve as a third license plate and contribute to the effect of suppressing theft.
[0038]
The hologram pattern (star shape) and the pattern 5p formed by the light diffraction grating can be visually recognized both inside and outside the vehicle. It is preferable to make these patterns different depending on the effective year because it makes duplication more difficult.
The two-dimensional barcode includes a stack-type two-dimensional barcode (PDF417, supercode, etc.) obtained by stacking conventional one-dimensional barcodes and a matrix-type two-dimensional barcode (data matrix, QR code, maxi code, etc.), but any may be used. It is said that it is possible to record 554 kanji characters in PDF417 and 1817 kanji characters in QR code, and it is possible to record all the contents of an automobile inspection certificate.
[0039]
FIG. 5 is a diagram illustrating an example of an automobile inspection certificate. Conventional automobile inspection certificates are manufactured by the Ministry of Finance's Printing Bureau, and are issued by the heads of land transportation bureaus. It is considered that countermeasures such as counterfeiting and tampering have been made, but no barcode or the like is recorded.
The automobile inspection certificate 2 used in the present invention is characterized in that the two-dimensional barcode 2B is recorded with invisible ink as shown in FIG. It should be noted that the recording items in the figure are assumed, and in practice, many items are recorded as described above.
As the invisible ink, an ink having characteristics such as ultraviolet fluorescence, infrared fluorescence, and infrared absorption can be used.
[0040]
The reason why the two-dimensional barcode 2B is recorded with invisible ink is to prevent reading by a third party, and it is difficult to read by non-experts because it can prevent forgery and tampering and is safe.
By reading the invisible two-dimensional barcode of the vehicle inspection certificate and the two-dimensional barcode of the vehicle verification label to confirm the authenticity of the vehicle inspection certificate, it is possible to prevent fraudulent use of another person's vehicle inspection certificate.
[0041]
FIGS. 6 and 7 show a case where the information of the label for vehicle verification is mechanically read and recorded with a one-dimensional barcode, but the same applies to a two-dimensional barcode. The diffraction grating pattern can be recorded over the barcode.
FIG. 6 shows a case where the optical diffraction grating pattern is not present in the bar code portion. In this case, the mechanical reading of the vehicle verification light label 1 can be performed using, for example, a reading device 30 having a light emitting unit 31 such as a red LED and a light receiving unit 32 including a CCD line sensor.
[0042]
In the reading of the two-dimensional bar code 6B, the LED light L1 reflected from the metal layer portion 6k left unremoved by the laser beam is specularly reflected on the light receiving portion 32, destroys the metal layer and has no metal layer portion ( This indicates that the LED light is not generated from the resin layer portion 6n, but only the diffused light is generated.
The code pattern can be read by installing the light receiving unit 32 at the regular reflection light position and measuring the reflectance difference.
[0043]
FIG. 7 is also a diagram showing a machine reading state of the car verification label, in which the bar code pattern portion has an optical diffraction grating pattern. In this example, a detection state using laser diffraction light is shown. The laser beam L2 reflected from the metal layer portion 6k is diffracted to the light receiving portion 32 at an angle of 45 °, and the laser beam L2 from the portion 6n without the metal layer portion is also diffracted to the light receiving portion 32 at an angle of 45 °. Since the diffraction intensity of the bar portion having the layer is higher, the difference in the diffracted light intensity of the bar / space indicates that the CCD line sensor detects the code pattern.
The code pattern can be read by detecting the light by the light receiving unit 32 including a CCD line sensor installed at the position where the diffracted light is received. Since detection of diffracted light is performed, it is desirable to use laser light as the light source.
[0044]
<Embodiments related to other materials>
(1) Heat resistance and solvent resistance when sequentially forming each layer to be laminated on the support sheet by coating or the like, and when transferring a formed label to a glass surface, when using a thermal transfer method, its heat resistance. Is required.
As a plastic film having these properties, for example, a biaxially stretched polyethylene terephthalate film (hereinafter, referred to as “PET film”) can be preferably used. When a PET film is used, the thickness of the support sheet 3 is preferably 5 to 250 μm, and more preferably 10 to 100 μm in consideration of workability, tensile strength, and thermal efficiency during thermal transfer.
[0045]
(2) Release Layer The release layer 4 of the vehicle verification light label 1 includes an acrylic skeleton resin, a vinyl chloride-vinyl acetate copolymer resin, a cellulose acetate and thermosetting acrylic resin, a melamine resin, a nitrocellulose resin, and It is formed from a mixture with polyethylene wax or the like, but it is particularly preferable to use an acrylic skeleton resin as a main component.
Alternatively, a polyester resin or the like is preferably used in order to adjust the adhesion between the release layer and the support sheet 3. Conversely, in order to enhance the releasability, a wax or a silicon-based resin is added.
The release layer is prepared by dissolving or dispersing the above resin in an appropriate solvent to prepare a coating liquid for the release layer, and applying this to the support sheet 3 by a gravure printing method, a screen printing method, a reverse coating method, or the like. Can be formed by coating and drying.
The release layer has a thickness of about 0.1 to 10 μm.
[0046]
(3) Hologram forming layer A resin material capable of reproducing a fine pattern of a hologram or an optical diffraction grating is used. In general, thermoplastic resins such as polyvinyl chloride resin, acrylic resin, polystyrene, and polycarbonate, and thermosetting resins such as unsaturated polyester resin, melamine, epoxy, and acrylate are used alone or in combination with the above thermoplastic resins. Thermosetting materials having a radically polymerizable unsaturated group, or those obtained by adding a radically polymerizable unsaturated monomer to these materials to make them ionizing radiation-curable. Can be used.
The thickness of such a hologram forming layer is preferably in the range of 0.1 to 6 μm, more preferably in the range of 1 to 4 μm.
[0047]
(4) Light Reflecting Metal Layer Material Metal materials that totally reflect light include aluminum (Al), zinc (Zn), indium (In), gold (Au), silver (Ag), cobalt (Co), and tin (Sn). ), Selenium (Se), titanium (Ti), tellurium (Te), copper (Cu), lead (Pb), nickel (Ni), palladium (Pd), and other simple metals, or alloys thereof.
The thickness of the metal thin film can be adjusted according to the color tone, design, application, etc., but is generally preferably in the range of 5 nm to 1 μm, more preferably in the range of 10 nm to 100 nm. When it is desired to provide a colored light-reflecting metal layer having transparency, the film thickness is preferably set to 20 nm or less. When it is desired to provide a colored light-reflecting metal layer having a concealing property, the thickness is desirably 20 nm or more.
[0048]
(5) Pressure-sensitive adhesive layer The pressure-sensitive adhesive used for the pressure-sensitive adhesive layer 7 includes acrylic resin, acrylate resin, or a copolymer thereof, styrene-butadiene copolymer resin, natural rubber, casein, gelatin, rosin ester, Terpene resin, phenolic resin, styrene resin, chromanindene resin, polyvinyl ether resin, silicone resin, or alpha cyanoacrylate, silicone, maleimide, styrene, polyolefin, resorcinol, polyvinyl ether, etc. An adhesive can be used.
[0049]
Further, as an adhesive, a heat sealant may be used, for example, ethylene-vinyl acetate copolymer resin, polyamide resin, polyester resin, polyethylene resin, ethylene-isobutyl acrylate copolymer resin, butyral resin, polyvinyl acetate and The copolymer resin, cellulose derivative, polymethyl methacrylate resin, polyvinyl ether resin, polyurethane resin, polycarbonate resin, polypropylene resin, epoxy resin, phenol resin, styrene-butadiene-styrene (SBS) copolymer resin, styrene-isoprene-styrene (SIS) Various thermoplastic elastomers such as copolymer resins, reactive hot melt resins, and the like.
Since it is premised that the vehicle verification label is updated every time a vehicle inspection is performed as described above, it is also a necessary condition that the adhesive is easily peeled off after being applied.
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer is preferably 3 μm to 30 μm.
[0050]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the present invention, the following effects can be obtained.
(1) According to the vehicle inspection / management system of the present invention, forgery and imitation are difficult to use because the OVD label is used as the vehicle verification label, so that counterfeiting of the vehicle verification label is prevented and thorough inspection is performed. It can contribute to reducing car accidents.
(2) When comparing the two-dimensional barcode of the vehicle inspection certificate with the two-dimensional barcode of the vehicle inspection certificate, the authenticity of the vehicle inspection label can be surely confirmed. Highly preventable.
(3) The label for vehicle verification according to the present invention is composed of an OVD label which is difficult to manufacture itself, and forgery and imitation can be made more difficult by recording with a laser beam.
Further, since it is extremely difficult for a third party to record the “automobile inspection certificate information” in the same manner as the content registered in the management database, forgery and imitation can be made substantially impossible.
(4) When the license plate information is added to the vehicle verification label, it can also contribute to preventing theft of the vehicle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating a vehicle inspection and management system.
FIG. 2 is a diagram showing a layer configuration of a car inspection certification label.
FIG. 3 is a diagram showing a state where laser light is drawn on a car inspection certification label.
FIG. 4 is a view showing a state in which a car inspection certificate label bell is attached to a window glass of a vehicle.
FIG. 5 is a diagram showing an example of an automobile inspection certificate.
FIG. 6 is a view showing a reading state of a car inspection certification label.
FIG. 7 is a diagram showing a reading state of a car inspection certification label.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 vehicle inspection certificate, vehicle verification label 1 n new vehicle verification label 2 vehicle inspection certificate 2 n new vehicle inspection certificate 3 support sheet 4 release layer 5 hologram or optical diffraction grating forming layer (hologram forming layer)
6 Light-reflective metal layer 7 Adhesive layer 8 Transparent separate film 9 Vehicle ID information 10 Vehicle inspection / management system 11 Land transportation branch office 12 Car owner (or new car purchaser)
13 Car manufacturer 14 Dealer 15 Dealer or maintenance company 16 Car verification label manufacturer 18 Management database 19 Vehicle window glass

Claims

This is a system for managing vehicle inspection of a vehicle. (1) When a new vehicle is purchased or when vehicle inspection is completed, a vehicle inspection certified person records "vehicle inspection expiration date" and "information of vehicle inspection certificate" of the vehicle. Distributing the vehicle inspection certification label to the vehicle purchaser or vehicle inspection examinee; and (2) the vehicle owner affixes the vehicle inspection certification label inside the window glass of the inspected vehicle. A vehicle inspection / management system characterized by performing vehicle inspection completion certification and vehicle management.

2. The vehicle inspection / management system according to claim 1, wherein the vehicle inspection certificate is an OVD label having a hologram pattern or an optical diffraction grating pattern.

3. The vehicle according to claim 1 or 2, wherein the "vehicle inspection expiration date" of the vehicle inspection certificate is visually recognizable, and the "information of the vehicle inspection certificate" is recorded in a barcode. Inspection and management system.

4. The vehicle inspection / management system according to claim 3, wherein the "information of the vehicle inspection certificate" includes license plate information.

The vehicle inspection / management system according to claim 1 or 2, wherein the "vehicle inspection expiration date" is printed by a laser beam drawing method.

3. The vehicle inspection and management system according to claim 1, wherein the "vehicle inspection expiration date" is printed by a thermal transfer method.

A system for managing vehicle inspection of a vehicle. When a new vehicle is purchased or a vehicle inspection is completed, a vehicle inspection certified person reads a two-dimensional barcode of a vehicle inspection completed certification label composed of an OVD label and reads the contents. As an invisible two-dimensional barcode, which is transferred to an automobile inspection certificate and issued.

A vehicle inspection / management system for confirming the authenticity of an automobile inspection certificate, in which a vehicle inspector is invisible to a two-dimensional barcode of an OVD label and a two-dimensional bar code of a vehicle inspection certificate when an automobile is inspected. A vehicle inspection / management system which reads a two-dimensional bar code to confirm the authenticity of an automobile inspection certificate.

A vehicle-inspection-certified label affixed to the inner surface of a window glass of a vehicle, comprising: (1) a release layer, (2) a hologram or light diffraction grating forming layer, (3) a light-reflective metal layer, 4) an adhesive layer and (5) a transparent separate film are sequentially formed, and a “vehicle inspection expiration date” that is visually recognizable and a “vehicle inspection expiration date” that is visually recognizable and machine recognizable that are not visually recognizable. Vehicle inspection certificate information recorded by laser light drawing method.

The vehicle inspection completed certification label according to claim 9, further comprising visually recognizable "license plate information" recorded on the light reflecting metal layer by a laser beam drawing method.

11. The vehicle according to claim 9, wherein an intermediate layer is provided between the release layer and the hologram or light diffraction grating forming layer, and an anchor layer is provided between the light reflecting metal layer and the adhesive layer. Inspection certificate label.

The vehicle inspection certificate label according to claim 9 or 10, wherein the "information of the vehicle inspection certificate" is recorded in a two-dimensional barcode.