JP2004340548A - Cooling device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却装置に関し、より詳細には、自動販売機の商品収容部の内部に収容された商品を冷却するための冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、一般的な自動販売機を示した正面断面図であり、図6は、図5に示した自動販売機の側断面図である。これら図5および図6において、自動販売機は、本体キャビネット1を備えている。
【0003】
本体キャビネット1は、前面が開口した直方状の断熱筐体として形成されたものである。この本体キャビネット1には、その前面に外扉2と内扉3とが設けられており、その内部に例えば2つの断熱仕切板4a,4bによって仕切られた3つの独立した商品収容庫5a,5b,5cが左右に並んだ態様で設けられている。より詳細に説明すると次のようになる。外扉2は、本体キャビネット1の前面開口1aを開閉するためのものである。内扉3は、商品収容庫5a,5b,5cの前面を開閉するためのものである。商品収容庫5a,5b,5cは、飲料缶やペットボトルを所望の温度に維持した状態で収容するためのものである。
【0004】
商品収容庫5a,5b,5cには、それぞれ、商品収納ラック6、搬出機構7および商品搬出シュータ8が設けられている。商品収納ラック6は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料等の商品Wを上下方向に沿って並ぶ態様で収納するためのものである。搬出機構(搬出手段)7は、商品収納ラック6の下部に設けられており、この商品収納ラック6に収納された商品群のうち最下部にある商品Wを一つずつ搬出するためのものである。商品搬出シュータ8は、搬出機構7から搬出された商品Wを外扉2に設けた商品取出口2aに導くためのものである。
【0005】
上記本体キャビネット1の内部において商品収容庫5a,5b,5cの外部となる機械室9には、冷凍機の構成機器である圧縮機51、庫外送風ファン3752、凝縮器(庫外熱交換器)53および膨張機構54等が設けられている。商品収容庫5a,5b,5cの内部には、それぞれ、同冷凍機の構成機器である蒸発器(庫内熱交換器)55、庫内送風ファンFが設けられているとともに、該蒸発器55の背面側に循環ダクト56が設けられている。また、商品収容庫5a,5b,5cには、加熱用のヒータHが設けられている。
【0006】
そのような自動販売機では、次のようにして商品Wを冷却することができる。ヒータHをオフにした後、冷凍機および庫内送風ファンFを駆動させる。これにより、蒸発器55に熱交換されて得られた冷気は、庫内送風ファンFで商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図中の矢印のように循環することになる。つまり、冷気は、商品収納ラック6の下部にある商品Wを冷却した後、循環ダクト56を経て蒸発器55に戻ることになる。このように冷気が商品収容庫5a,5b,5cの内部で循環するよう冷凍機および庫内送風ファンFを断続的に駆動させることにより、商品収納ラック6の商品Wの温度を販売適温(約5℃)に冷却することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−34828号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来の自動販売機の冷凍機においては、例えばR407c等のフロン系ガスが用いられていた。そのようなフロン系ガスは大気中に放出されると、オゾン層を破壊してしまう虞れがある。そのため、環境保護の観点からフロン系ガスの使用が世界的に規制される趨勢にある。
【0009】
そのような背景において、近年、スターリング冷凍機が注目されている。スターリング冷凍機は、外部に圧縮機や凝縮器等を備えていない自己冷却型の冷凍機であり、内部のガスを往復圧縮機で圧縮、膨張させることで、低温の冷熱部と、高温の高熱部とを発生するものである。ここに、ガスとしては、ヘリウムガス等の自然冷媒が用いられており、フロン系ガスを用いないので、スターリング冷凍機は地球環境に優しいものである。また、スターリング冷凍機は小型であり、高エネルギー効率を有することも周知である。
【0010】
ところが、スターリング冷凍機は、ガスの圧縮および膨張による冷凍効果を利用するものであるため、圧縮・膨張空間の構造に制約があり、冷熱部の面積が僅かな部分に限られている。そのため、かかるスターリング冷凍機を用いて商品収容庫の内部の商品を冷却する場合に、スターリング冷凍機の冷熱部から得た冷熱を各商品収容庫の内部に効率よく伝達し、商品を冷却するための手段が求められている。
【0011】
本発明は、上記実情に鑑みて、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して商品収容部の内部に収容された商品を良好に冷却することができる冷却装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る冷却装置は、商品収容部の内部に収容した商品を冷却するための冷却装置において、前記商品収容部の外部に配設されたスターリング冷凍機と、前記スターリング冷凍機の冷熱部に熱的に接続する態様で作動流体を前記商品収容部の内部と外部との間で循環させる流体循環手段と、前記冷熱部に熱的に接続して冷却された作動流体によって、前記商品収容部の内部雰囲気を冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項2に係る冷却装置は、上記の請求項1において、前記流体循環手段は、前記商品収容部の内部と外部との間における作動流体の移動を規制するための規制手段を備え、前記規制手段は、前記商品収容部の内部の作動流体と、前記商品収容部の外部の作動流体との圧力差が予め決められた大きさを超えた場合に、規制を解除することを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項3に係る冷却装置は、上記の請求項1または請求項2において、前記流体循環手段は、前記商品収容部の内部と外部との間における前記作動流体の移動を遮断するための遮断手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、本発明に係る冷却装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。尚、以下においては、説明の便宜上、自動販売機に適用される冷却装置について説明する。
【0016】
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図であり、図2は、図1に示した自動販売機の側断面図である。尚、以下において、図5および図6に示した自動販売機と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。これら図1および図2において、自動販売機は、スターリング冷凍機10と、冷却装置20とを備えている。
【0017】
スターリング冷凍機10は、本体キャビネット1の機械室9に横置きに載置されており、稼動することにより冷熱を発生する冷熱部11と、高熱を発生する高熱部12とを有している。ここに、冷熱部11は、円筒状の形状を有しており、該冷熱部11の冷熱の温度は例えば零下15℃である。また、高熱部12は、冷熱部11よりも大きい径を有する円筒状の形状を有しており、該高熱部12の高熱の温度は例えば45℃である。
【0018】
冷却装置20は、冷却ユニット20aと、放熱ユニット20bとを備えて構成してある。
【0019】
冷却ユニット20aは、作動流体である不凍液を用いて、スターリング冷凍機10の冷熱部11から冷熱を取得し、その冷熱を利用して商品収容庫5a,5b,5cの内部にある商品Wを冷却するものである。ここに、不凍液は、スターリング冷凍機10の冷熱部11からの冷熱では凍らないものであり、例えばエチレングリコール水溶液、塩化カルシウム水溶液、塩化ナトリウム水溶液、塩化マグネシウム水溶液等の凍結温度が零下20℃以下のもの、好ましくは零下30℃以下のものである。
【0020】
冷却ユニット20aは、冷熱用熱交換器21と、不凍液送り配管22と、不凍液戻り配管23とを備えて構成してある。
【0021】
冷熱用熱交換器21は、スターリング冷凍機10の冷熱部11の周縁を覆う態様で該冷熱部11に接して配設してある。よって、冷熱用熱交換器21の内部の不凍液は、冷熱部11に熱的に接続している。これにより、冷熱用熱交換器21の内部の不凍液は、冷熱部11からの冷熱で熱交換されて冷却されることになる。
【0022】
不凍液送り配管22は、冷熱用熱交換器21と、商品収容庫5a,5b,5cのそれぞれの内部に配設された庫内熱交換器24a,24b,24cとを繋ぐものである。より詳細に説明すると、不凍液送り配管22は、冷熱用熱交換器21で冷却された不凍液を庫内熱交換器24a,24b,24cまで移動させるためのものである。この不凍液送り配管22は、冷熱用熱交換器21に接続され、かつ機械室9においてその幅方向に延設された第1送り配管221と、この第1送り配管221と各庫内熱交換器24a,24b,24cとを接続する態様で延設された複数の第2送り配管222a,222b,222cとを備えてなるものである。
【0023】
第1送り配管221には、不凍液タンク25と、不凍液循環用ポンプ26とが配設してある。不凍液タンク25には、冷却された不凍液が貯留してある。不凍液循環用ポンプ26は、詳細は後述するが、不凍液タンク25に貯留された冷却された不凍液を、不凍液送り配管22、庫内熱交換器24a,24b,24c、不凍液戻り配管23および冷熱用熱交換器21の間で循環させるためのものである。
【0024】
それぞれの第2送り配管222a,222b,222cには、送り配管用バルブ(遮断手段)27a,27b,27cが配設してある。送り配管用バルブ27a,27b,27cは、それぞれ開閉自在になっており、該送り配管用バルブ27a,27b,27cが開状態の場合には、冷熱用熱交換器21と庫内熱交換器24a,24b,24cとの連通状態を保持するものであり、該送り配管用バルブ27a,27b,27cが閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
【0025】
上記庫内熱交換器24a,24b,24cは、不凍液送り配管22を通じて冷熱用熱交換器21からの冷却された不凍液を利用して商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気(内部雰囲気)を冷却するものである。より詳細に説明すると、庫内熱交換器24a,24b,24cは、冷却された不凍液と、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気とを熱交換させて、冷気を発生させるためのものである。
【0026】
不凍液戻り配管23は、庫内熱交換器24a,24b,24cと、冷熱用熱交換器21とを繋ぐものである。より詳細に説明すると、不凍液戻り配管23は、各庫内熱交換器24a,24b,24cにおいて熱交換に供された不凍液を冷熱用熱交換器21まで移動させるためのものである。この不凍液戻り配管23は、冷熱用熱交換器21に接続され、かつ機械室9においてその幅方向に延設された第1戻り配管231と、この第1戻り配管231と各庫内熱交換器24a,24b,24cとを接続する態様で延設された複数の第2戻り配管232a,232b,232cとを備えてなるものである。
【0027】
それぞれの第2戻り配管232a,232b,232cには、戻り配管用バルブ(遮断手段)28a,28b,28cが配設してある。戻り配管用バルブ28a,28b,28cは、それぞれ開閉自在になっており、該戻り配管用バルブ28a,28b,28cが開状態の場合には、庫内熱交換器24a,24b,24cと冷熱用熱交換器21との連通状態を保持するものであり、該戻り配管用バルブ28a,28b,28cが閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
【0028】
一方、放熱ユニット20bは、作動流体である水を用いて、スターリング冷凍機10の高熱部12から高熱を取得し、その高熱を自動販売機の外部に放出するためのものである。この放熱ユニット20bは、高熱用熱交換器31と、水送り配管32と、水戻り配管33と、庫外送風ファン37とを備えて構成してある。
【0029】
高熱用熱交換器31は、スターリング冷凍機10の高熱部12の周縁を覆う態様で該高熱部12に接して配設してある。よって、高熱用熱交換器31の内部の水は、高熱部12に熱的に接続している。これにより、高熱用熱交換器31の内部の水は、高熱部12からの高熱で熱交換されて加温されることになる。
【0030】
水送り配管32は、高熱用熱交換器31と、機械室9に配設された庫外熱交換器34とを繋ぐものである。より詳細に説明すると、水送り配管32は、高熱用熱交換器31で加温された水を庫外熱交換器34まで移動させるためのものである。この水送り配管32には、水タンク35と、水循環用ポンプ36とが配設してある。水タンク35には、加温された水が貯留してある。水循環用ポンプ36は、詳細は後述するが、水タンク35に貯留された加温された水を、水送り配管32、庫外熱交換器34、水戻り配管33および高熱用熱交換器31の間で循環させるためのものである。
【0031】
上記庫外熱交換器34は、水送り配管32を通じて高熱用熱交換器31からの加温された水と、該庫外熱交換器34の周辺の空気とを熱交換させて該空気を加温するためのものである。この庫外熱交換器34の近傍には、庫外送風ファン37が配設してある。庫外送風ファン37は、庫外熱交換器34によって加温された空気を自動販売機の外部に放出するものである。
【0032】
水戻り配管33は、庫外熱交換器34と、高熱用熱交換器31とを繋ぐものである。より詳細に説明すると、水戻り配管33は、庫外熱交換器34において熱交換に供された水を高熱用熱交換器31まで移動させるためのものである。
【0033】
以上のような構成を有する冷却装置20は、次のようにして商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを冷却する。ここでは、送り配管用バルブ27a,27b,27cおよび戻り配管用バルブ28a,28b,28cは、ともに開状態になっているものとして説明する。
【0034】
冷却装置20の冷熱用熱交換器21では、スターリング冷凍機10の冷熱部11に熱的に接続している不凍液が急激に冷却される。冷却された不凍液は、不凍液循環用ポンプ26の作用により、不凍液送り配管22、庫内熱交換器24a,24b,24c、不凍液戻り配管23および冷熱用熱交換器21を循環する。より詳細に説明すると次のようになる。
【0035】
冷却された不凍液は、不凍液送り配管22の第1送り配管221を通じて不凍液タンク25に貯留される。その後、不凍液循環用ポンプ26の作用により、第2送り配管222a,222b,222cを通じて各庫内熱交換器24a,24b,24cまで移動する。
【0036】
各庫内熱交換器24a,24b,24cまで移動した冷却された不凍液は、該庫内熱交換器24a,24b,24cで、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気と熱交換を行う。これにより、各庫内熱交換器24a,24b,24cは、冷気を発生する。各庫内熱交換器24a,24b,24cで発生した冷気は、庫内送風ファンFにより商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図2中の矢印のように循環することになる。つまり、冷気は、商品収納ラック6に収納された商品群を通過する態様で、より詳しくは、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群を通過する態様で移動する。このように冷気が商品群を通過する態様で移動することにより、冷気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。商品Wとの間で熱交換が行われた後は、循環ダクト56を経て庫内熱交換器24a,24b,24cに戻ることになる。
【0037】
各庫内熱交換器24a,24b,24cで熱交換に供された不凍液は、対応する第2戻り配管232a,232b,232cに進入して、第1戻り配管231を通じて冷熱用熱交換器21まで移動する。そして、該冷熱用熱交換器21において再び冷却され、上述した循環を繰り返す。
【0038】
このように、冷熱用熱交換器21で冷却された不凍液を、各商品収容庫5a,5b,5cの内部にある各庫内熱交換器24a,24b,24cとの間で循環させることにより、各商品収容庫5a,5b,5cの内部における空気の温度を例えば0℃に保持することができ、これにより、商品Wを販売適温となる例えば5℃にすることができる。
【0039】
その一方、高熱用熱交換器31では、スターリング冷凍機10の高熱部12に熱的に接続している水が加温される。加温された水は、水循環用ポンプ36の作用により、水送り配管32、庫外熱交換器34、水戻り配管33および高熱用熱交換器31を循環する。より詳細に説明すると次のようになる。
【0040】
加温された水は、水送り配管32を通じて水タンク35に貯留される。その後、水循環用ポンプ36の作用により、水送り配管32を通じて庫外熱交換器34まで移動する。
【0041】
庫外熱交換器34まで移動した加温された水は、該庫外熱交換器34で、周辺の空気と熱交換を行う。これにより、庫内熱交換器34の周辺の空気は、加温される。そして、加温された空気は、庫外送風ファン37によって自動販売機の外部に放出される。
【0042】
また、商品収容庫5a,5b,5cのいずれかに収容された商品Wを加熱する場合には、冷却装置20は、次のようにして商品Wの加熱に供することができる。以下においては、商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱対象商品として説明する。
【0043】
冷却装置20を次のような状態にする。商品収容庫5cの内部にある庫内熱交換器24cに接続された第2送り配管222cの送り配管用バルブ27cを閉状態にする。これにより、不凍液送り配管22を通じての庫内熱交換器24cと冷熱用熱交換器21との連通状態を遮断することになる。また、同様に、第2戻り配管232cの戻り配管用バルブ28cを閉状態にする。これにより、不凍液戻り配管23を通じての庫内熱交換器24cと冷熱用熱交換器21との連通状態を遮断することになる。
【0044】
このような状態の冷却装置20においては、庫内熱交換器24cと冷熱用熱交換器21とが連通していないため、冷熱用熱交換器21で冷却された不凍液が庫内熱交換器24cまで移動することがない。そして、商品収容庫5cの内部のヒータHをオンにするとともに、庫内送風ファンFを駆動させる。これにより、ヒータHに加熱された空気は、庫内送風ファンFの作用により商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図2中に示した矢印と同じように循環する。より詳細に説明すると次のようになる。
【0045】
加熱された空気は、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群を通過する態様で移動する。加熱された空気が商品群を通過する態様で移動することにより、加熱された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが加熱されることになる。商品Wとの間で熱交換が行われた後は、循環ダクト56を経てヒータHに戻る。そして、該ヒータHに再び加熱され、上述した移動を繰り返して循環することになる。
【0046】
このように、加熱された空気が商品収容庫5cの内部を循環するようヒータHをオンにするとともに、庫内送風ファンFを断続的に駆動させることにより、商品Wの温度を販売適温(例えば55℃)にすることができる。
【0047】
上記冷却装置20を総括して説明すると、冷熱用熱交換器21、不凍液送り配管22、庫内熱交換器24a,24b,24c、不凍液戻り配管23および不凍液循環用ポンプ26が、商品収容庫5a,5b,5cの内部と外部との間で作動流体である不凍液を循環させる流体循環手段を構成している。また、庫内熱交換器24a,24b,24cが、冷却された不凍液によって商品収容庫5a,5b,5cの内部の内部雰囲気である空気を冷却する冷却手段を構成している。
【0048】
以上のような本発明の実施の形態1に係る冷却装置20によれば、冷熱用熱交換器21においてスターリング冷凍機10からの冷熱で不凍液を冷却し、この冷却された不凍液を冷熱用熱交換器21と庫内熱交換器24a,24b,24cとの間で循環させることにより、該庫内熱交換器24a,24b,24cが商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気を冷却する。そのため、かかる冷却された空気で商品収容庫5a,5b,5cの内部にある商品Wを冷却することができる。従って、スターリング冷凍機10の冷熱部11からの冷熱を利用して商品収容庫5a,5b,5cの内部に収容された商品Wを良好に冷却することができる。
【0049】
また、上記冷却装置20によれば、放熱ユニット20bがスターリング冷凍機10の高熱部12からの高熱を自動販売機の外部に放出するので、自動販売機(本体キャビネット1)の内部において、スターリング冷凍機10の冷熱部11からの冷熱が高熱部12からの高熱により緩和されてしまう虞れがない。従って、スターリング冷凍機10の冷熱部11からの冷熱を有効に利用することができる。
【0050】
更に、上記冷却装置20によれば、送り配管用バルブ27a,27b,27cおよび戻り配管用バルブ28a,28b,28cを必要に応じて閉状態にすることにより、庫内熱交換器24a,24b,24cと、冷熱用熱交換器21との連通状態を遮断することができる。そのため、冷熱用熱交換器21で冷却された不凍液を所定の庫内熱交換器との間で循環させることがない。従って、そのような所定の商品収容庫の内部にある商品WをヒータHで加熱することができ、商品Wの加熱に供することができる。よって、上記冷却装置20を備えた自動販売機では、商品収容庫5a,5b,5c毎に商品Wの冷却と加熱とを同時に行うことができる。
【0051】
<実施の形態2>
図3は、本発明の実施の形態2に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図であり、図4は、図3に示した自動販売機の側断面図である。尚、以下において、図5および図6に示した自動販売機と同一の構成を有するものには、同一の符号を付してその説明を省略する。また、上述の実施の形態1に係る冷却装置20と同一の構成を有するものについても、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0052】
図3および図4において、自動販売機は、スターリング冷凍機10と、冷却装置40とを備えている。冷却装置40は、冷却ユニット40aと、放熱ユニット20bとを備えて構成してある。
【0053】
冷却ユニット40aは、作動流体である冷媒を用いて、スターリング冷凍機10の冷熱部11から冷熱を取得し、その冷熱を利用して商品収容庫5a,5b,5cの内部にある商品Wを冷却するものである。ここに、冷媒としては、例えば二酸化炭素等のように常温では気体であって、スターリング冷凍機10の冷熱部11からの冷熱では凍らないもの(不凍冷媒)が用いられている。この冷却ユニット40aは、冷熱用熱交換器41と、冷媒送り配管42と、冷媒戻り配管43とを備えて構成してある。
【0054】
冷熱用熱交換器41は、上述の冷熱用熱交換器21と同様に、スターリング冷凍機10の冷熱部11の周縁を覆う態様で該冷熱部11に接して配設してある。よって、冷熱用熱交換器41の内部の冷媒は、冷熱部11に熱的に接続してある。これにより、冷熱用熱交換器41の内部の冷媒は、冷熱部11からの冷熱で熱交換されて冷却されることになる。ここに、冷媒は、冷熱で冷却されると、凝縮されて得られた凝縮液と、飽和蒸気との共存状態になる。
【0055】
冷媒送り配管42は、冷熱用熱交換器41と、庫内熱交換器24a,24b,24cとを繋ぐものである。より詳細に説明すると、冷媒送り配管42は、冷熱用熱交換器41で冷却された冷媒を庫内熱交換器24a,24b,24cまで移動させるためのものである。この冷媒送り配管42は、冷熱用熱交換器41に接続され、かつ機械室9においてその幅方向に延設された第1送り配管421と、この第1送り配管421と各庫内熱交換器24a,24b,24cとを接続する態様で延設された複数の第2送り配管422a,422b,422cとを備えてなるものである。
【0056】
第1送り配管421には、冷媒液タンク45と、逆止弁46とが配設してある。冷媒液タンク45には、凝縮されて凝縮液になった冷媒が貯留してある。逆止弁46は、冷媒の逆流を防止するためのものである。
【0057】
それぞれの第2送り配管422a,422b,422cには、送り配管用バルブ(遮断手段)47a,47b,47cが配設してある。送り配管用バルブ47a,47b,47cは、それぞれ開閉自在になっており、該送り配管用バルブ47a,47b,47cが開状態の場合には、冷熱用熱交換器41と庫内熱交換器24a,24b,24cとの連通状態を保持するものであり、該送り配管用バルブ47a,47b,47cが閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
【0058】
上記庫内熱交換器24a,24b,24cは、冷媒送り配管42を通じて冷熱用熱交換器41からの冷却された冷媒を利用して商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気(内部雰囲気)を冷却するものである。より詳細に説明すると、庫内熱交換器24a,24b,24cは、冷却された冷媒と、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気とを熱交換させて、冷気を発生させるためのものである。ここに、熱交換に供された冷媒は、気化して蒸気になる。
【0059】
冷媒戻り配管43は、庫内熱交換器24a,24b,24cと、冷熱用熱交換器41とを繋ぐものである。より詳細に説明すると、冷媒戻り配管43は、各庫内熱交換器24a,24b,24cにおいて熱交換に供された冷媒を冷熱用熱交換器41まで移動させるためのものである。この冷媒戻り配管43は、冷熱用熱交換器41に接続され、かつ機械室9においてその幅方向に延設された第1戻り配管431と、この第1戻り配管431と各庫内熱交換器24a,24b,24cとを接続する態様で延設された複数の第2戻り配管432a,432b,432cとを備えてなるものである。
【0060】
第1戻り配管431には、冷媒ガスタンク49が配設してある。冷媒ガスタンク49には、気化して蒸気になった冷媒が貯留してある。それぞれの第2戻り配管432a,432b,432cには、戻り配管用バルブ(遮断手段)48a,48b,48cが配設してある。戻り配管用バルブ48a,48b,48cは、それぞれ開閉自在になっており、該戻り配管用バルブ48a,48b,48cが開状態の場合には、庫内熱交換器24a,24b,24cと冷熱用熱交換器41との連通状態を保持するものであり、該戻り配管用バルブ48a,48b,48cが閉状態の場合には、該連通状態を遮断するものである。
【0061】
上記冷却ユニット40aにおいて、冷熱用熱交換器41、冷媒送り配管42、庫内熱交換器24a,24b,24cおよび冷媒戻り配管43の内部は、冷媒だけの飽和状態になっており、空気やその他のガス等は存在していない。つまり、冷熱用熱交換器41、冷媒送り配管42、庫内熱交換器24a,24b,24cおよび冷媒戻り配管43の内部は、凝縮液となる冷媒(液相)と蒸気となる冷媒(気相)とで充たされている。
【0062】
以上のような構成を有する冷却装置40は、次のようにして商品収容庫5a,5b,5cに収容された商品Wを冷却する。ここでは、冷媒として、二酸化炭素を用いているものとして説明する。
【0063】
前提として、冷却装置40を次のような状態にする。すなわち、送り配管用バルブ47a,47b,47cを開状態にし、戻り配管用バルブ48a,48b,48cを閉状態にしておく。このような状態にすることにより、冷却ユニット40aの内部は、逆止弁46および戻り配管用バルブ28a,28b,28cにより、冷媒ガスタンク49、冷熱用熱交換器41および冷媒液タンク45を含む区域(以下、第1区域ともいう)と、庫内熱交換器24a,24b,24cを含む区域(以下、第2区域ともいう)とに分けられる。第1区域および第2区域は、ともに閉空間になっている。このように、第1区域と第2区域とを設けることにより、冷媒の移動は規制されることになる。
【0064】
第1区域においては、冷媒ガスタンク49に貯留された冷媒(蒸気)が、第1戻り配管431を通じて冷熱用熱交換器41まで移動する。冷熱用熱交換器41では、スターリング冷凍機10の冷熱部11に熱的に接続している冷媒が急激に冷却される。冷却されて凝縮液になった冷媒は、第1送り配管421を通じて冷媒液タンク45に貯留される。ところで、第1区域は、閉空間であり、冷媒の飽和状態になっていることから、冷熱部11からの冷熱により凝縮液(飽和液)になった冷媒は、冷媒液タンク45に貯留され、その他の空間に飽和蒸気の冷媒が存在することになる。つまり、第1区域では、冷媒が、飽和液と飽和蒸気との二相状態になっている。ここに、第1区域は、スターリング冷凍機10の冷熱部11からの冷熱により、例えば、温度が零下10℃であり、内部圧力が2.65MPaとなっている。
【0065】
第2区域においては、冷媒は、庫内熱交換器24a,24b,24cで、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気と熱交換を行う。これにより、冷媒は、温度が上昇し、気化して蒸気になる結果、閉空間である第2区域の内部圧力も上昇する。第2区域は、例えば、温度が0℃であり、内部圧力が3.48MPaとなっている。つまり、第2区域の方が、第1区域に比して、内部圧力が0.83MPaだけ大きくなっている。
【0066】
そして、戻り配管用バルブ48a,48b,48cを開状態にすると、第1区域と第2区域とは、連通状態になる。このような状態になると、第1区域と第2区域との内部圧力差から、第2区域から第1区域への蒸気流が生ずることになり、第2区域にある冷媒が冷媒戻り配管43を通じて第1区域に流れる。これにより、冷媒液タンク45にある冷媒(凝縮液)は、上記蒸気流により押され、第1送り配管421を通じて逆止弁46まで移動する。そして、蒸気流による押圧力により、逆止弁46付近での第1区域の圧力が第2区域の圧力よりも大きくなった場合には、逆止弁46が開いて、第1区域にある冷媒(凝縮液)が第2区域に移動する。その後、戻り配管用バルブ48a,48b,48cを閉状態にする。
【0067】
第2区域に移動した冷媒(凝縮液)は、庫内熱交換器24a,24b,24cで、商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気と熱交換を行う。これにより、各庫内熱交換器24a,24b,24cは、冷気を発生する。各庫内熱交換器24a,24b,24cで発生した冷気は、庫内送風ファンFにより商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図4中の矢印のように循環することになる。つまり、冷気は、商品収納ラック6に収納された商品群を通過する態様で移動する。このように冷気が商品群を通過する態様で移動することにより、冷気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが冷却されることになる。商品Wとの間で熱交換が行われた後は、循環ダクト56を経て庫内熱交換器24a,24b,24cに戻ることになる。
【0068】
第2区域で熱交換に供された冷媒は、気化されて蒸気になり、該第2区域の内部圧力が所定の大きさになった場合に、戻り配管用バルブ48a,48b,48cを開状態にして、上述した移動を繰り返す。
【0069】
また、上記冷却装置40は、商品収容庫5a,5b,5cのいずれかに収容された商品Wを加熱する場合には、次のようにして商品Wの加熱に供することができる。以下においては、商品収容庫5cに収容された商品Wを加熱対象商品として説明する。
【0070】
冷却装置40は、商品収容庫5cの内部にある庫内熱交換器24cに接続された第2送り配管422cの送り配管用バルブ47cを閉状態にするとともに、第2戻り配管432cの戻り配管用バルブ48cを閉状態にする。
【0071】
このような状態の冷却装置20においては、庫内熱交換器24cと冷熱用熱交換器41とが連通していないため、冷熱用熱交換器41で冷却された冷媒が庫内熱交換器24cまで移動することがない。そして、商品収容庫5cの内部のヒータHをオンにするとともに、庫内送風ファンFを駆動させる。これにより、ヒータHに加熱された空気は、庫内送風ファンFの作用により商品搬出シュータ8の下側から吹き出され、図4中に示した矢印と同じように循環する。より詳細に説明すると次のようになる。
【0072】
加熱された空気は、商品収納ラック6に収納された商品群のうち下方にある商品群を通過する態様で移動する。加熱された空気が商品群を通過する態様で移動することにより、加熱された空気と商品Wとの間で熱交換が行われ、該商品Wが加熱されることになる。商品Wとの間で熱交換が行われた後は、循環ダクト56を経てヒータHに戻る。そして、該ヒータHに再び加熱され、上述した移動を繰り返して循環することになる。
【0073】
以上のような本発明の実施の形態2に係る冷却装置40によれば、冷熱用熱交換器41においてスターリング冷凍機10の冷熱で冷媒を冷却し、この冷却された冷媒を冷熱用熱交換器41と庫内熱交換器24a,24b,24cとの間で圧力差によって循環させることにより、該庫内熱交換器24a,24b,24cが商品収容庫5a,5b,5cの内部の空気を冷却する。そのため、かかる冷却された空気で商品収容庫5a,5b,5cの内部にある商品Wを冷却することができる。従って、スターリング冷凍機10の冷熱部11からの冷熱を利用して商品収容庫5a,5b,5cの内部に収容された商品Wを良好に冷却することができる。また、圧力差により冷媒を循環させるので、ポンプ等の動力を要しない。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、流体循環手段が、スターリング冷凍機の冷熱部に熱的に接続する態様で作動流体を商品収容部の内部と外部との間で循環させ、冷却手段が冷却された作動流体によって商品収容部の内部雰囲気を冷却するので、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して商品収容部の内部に収容された商品を良好に冷却することができる。
【0075】
また、請求項2に記載の発明によれば、規制手段が、商品収容部の内部の作動流体と、上記商品収容部の外部の作動流体との圧力差が予め決められた大きさを超えた場合に、規制を解除する。そのため、流体循環手段が、スターリング冷凍機の冷熱部に熱的に接続する態様で作動流体を商品収容部の内部と外部との間で圧力差により循環させ、冷却手段が冷却された作動流体によって商品収容部の内部雰囲気を冷却することができる。従って、スターリング冷凍機からの冷熱を利用して商品収容部の内部に収容された商品を良好に冷却することができる。
【0076】
また、請求項3に記載の発明によれば、遮断手段が、商品収容部の内部と外部との間における作動流体の移動を遮断するので、所定の商品収容部の内部と外部との間で作動流体を循環させることはない。従って、そのような所定の商品収容部の内部にある商品を例えばヒータで加熱することができ、商品の加熱に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図である。
【図2】図1に示した自動販売機の側断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る冷却装置が適用された自動販売機の正面断面図である。
【図4】図3に示した自動販売機の側断面図である。
【図5】一般的な自動販売機を示した正面断面図である。
【図6】図5に示した自動販売機の側断面図である。
【符号の説明】
10 スターリング冷凍機
11 冷熱部
12 高熱部
20,40 冷却装置
20a,40a 冷却ユニット
20b 放熱ユニット
21,41 冷熱用熱交換器
22 不凍液送り配管
221 第1送り配管
222a,222b,222c 第2送り配管
23 不凍液戻り配管
231 第1戻り配管
232a,232b,232c 第2戻り配管
24a,24b,24c 庫内熱交換器
25 不凍液タンク
26 不凍液循環用ポンプ
27a,27b,27c 送り配管用バルブ
28a,28b,28c 戻り配管用バルブ
31 高熱用熱交換器
32 水送り配管
33 水戻り配管
34 庫外熱交換器
35 水タンク
36 水循環用ポンプ
37 庫外送風ファン[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cooling device, and more particularly, to a cooling device for cooling products stored in a product storage unit of a vending machine.
[0002]
[Prior art]
FIG. 5 is a front sectional view showing a general vending machine, and FIG. 6 is a side sectional view of the vending machine shown in FIG. 5 and 6, the vending machine includes a
[0003]
The
[0004]
The
[0005]
Inside the
[0006]
In such a vending machine, the product W can be cooled as follows. After turning off the heater H, the refrigerator and the in-compartment blower fan F are driven. Thereby, the cool air obtained by the heat exchange with the
[0007]
[Patent Document 1]
JP 2001-34828 A
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the refrigerator of the conventional vending machine as described above, a fluorocarbon gas such as R407c has been used. When such a chlorofluorocarbon gas is released into the atmosphere, there is a possibility that the ozone layer will be destroyed. Therefore, from the viewpoint of environmental protection, the use of CFC-based gas is being regulated worldwide.
[0009]
Against this background, a Stirling refrigerator has recently been receiving attention. Stirling refrigerators are self-cooling refrigerators without external compressors or condensers.The internal gas is compressed and expanded by a reciprocating compressor to create a low-temperature cold section and high-temperature high heat. Part. Here, as the gas, a natural refrigerant such as helium gas is used, and since a Freon-based gas is not used, the Stirling refrigerator is environmentally friendly. It is also well known that Stirling refrigerators are small and have high energy efficiency.
[0010]
However, since the Stirling refrigerator utilizes the refrigeration effect of gas compression and expansion, the structure of the compression / expansion space is restricted, and the area of the cooling / heating portion is limited to a small portion. Therefore, when using the Stirling refrigerator to cool the product inside the product storage, the cold heat obtained from the cooling part of the Stirling refrigerator is efficiently transmitted to each product storage to cool the product. Means are required.
[0011]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a cooling device that can satisfactorily cool products stored in a product storage unit by using cold heat from a Stirling refrigerator.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a cooling device according to
[0013]
The cooling device according to
[0014]
According to a third aspect of the present invention, in the cooling device according to the first or second aspect, the fluid circulating unit blocks movement of the working fluid between the inside and the outside of the product storage unit. And a shut-off means for shutting down.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a cooling device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. In the following, for convenience of explanation, a cooling device applied to a vending machine will be described.
[0016]
<
FIG. 1 is a front sectional view of a vending machine to which the cooling device according to
[0017]
The
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The cooling
[0021]
The
[0022]
The antifreeze
[0023]
The
[0024]
Valves (cutoff means) 27a, 27b, 27c for the feed pipes are arranged in the respective
[0025]
The in-
[0026]
The antifreeze
[0027]
Return pipe valves (blocking means) 28a, 28b, 28c are provided in the respective
[0028]
On the other hand, the
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
The
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
In the
[0035]
The cooled antifreeze is stored in the
[0036]
The cooled antifreeze that has moved to the
[0037]
The antifreeze liquid subjected to heat exchange in each of the in-
[0038]
As described above, the antifreeze liquid cooled by the heat exchanger for cooling /
[0039]
On the other hand, in the
[0040]
The heated water is stored in a
[0041]
The heated water that has moved to the
[0042]
Further, when heating the product W stored in any of the
[0043]
The
[0044]
In the
[0045]
The heated air moves in such a manner as to pass through a group of products located below among the group of products stored in the
[0046]
As described above, the heater H is turned on so that the heated air circulates in the
[0047]
The
[0048]
According to the
[0049]
Further, according to the
[0050]
Furthermore, according to the
[0051]
<
FIG. 3 is a front sectional view of a vending machine to which the cooling device according to
[0052]
3 and 4, the vending machine includes a
[0053]
The
[0054]
The heat exchanger for cooling /
[0055]
The
[0056]
The
[0057]
Each of the
[0058]
The in-
[0059]
The
[0060]
The
[0061]
In the
[0062]
The
[0063]
As a premise, the
[0064]
In the first section, the refrigerant (vapor) stored in the
[0065]
In the second section, the refrigerant exchanges heat with the air inside the
[0066]
When the
[0067]
The refrigerant (condensate) that has moved to the second section exchanges heat with the air inside the
[0068]
The refrigerant that has been subjected to heat exchange in the second section is vaporized into vapor, and when the internal pressure in the second section reaches a predetermined level, the
[0069]
Further, when heating the product W stored in any of the
[0070]
The
[0071]
In the
[0072]
The heated air moves in such a manner as to pass through a group of products located below among the group of products stored in the
[0073]
According to the
[0074]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the fluid circulating means transfers the working fluid between the inside and the outside of the product storage unit in a manner thermally connected to the cold portion of the Stirling refrigerator. Circulating, the cooling means cools the internal atmosphere of the product storage unit with the cooled working fluid, so that it is possible to satisfactorily cool the product stored in the product storage unit by using the cold heat from the Stirling refrigerator. it can.
[0075]
According to the second aspect of the present invention, the regulating means determines that the pressure difference between the working fluid inside the product storage section and the working fluid outside the product storage section exceeds a predetermined magnitude. If so, release the restrictions. Therefore, the fluid circulating means circulates the working fluid by a pressure difference between the inside and the outside of the product storage part in a mode thermally connected to the cold part of the Stirling refrigerator, and the cooling means is cooled by the cooled working fluid. The internal atmosphere of the product storage section can be cooled. Therefore, it is possible to satisfactorily cool the product stored in the product storage unit by using the cold heat from the Stirling refrigerator.
[0076]
According to the third aspect of the present invention, the blocking means blocks the movement of the working fluid between the inside and the outside of the product storage section, so that the predetermined section between the inside and the outside of the product storage section. No working fluid is circulated. Therefore, the product inside such a predetermined product storage section can be heated by, for example, a heater, and can be used for heating the product.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front sectional view of a vending machine to which a cooling device according to a first embodiment of the present invention is applied.
FIG. 2 is a side sectional view of the vending machine shown in FIG.
FIG. 3 is a front sectional view of a vending machine to which a cooling device according to a second embodiment of the present invention is applied.
FIG. 4 is a side sectional view of the vending machine shown in FIG. 3;
FIG. 5 is a front sectional view showing a general vending machine.
FIG. 6 is a side sectional view of the vending machine shown in FIG.
[Explanation of symbols]
10 Stirling refrigerator
11 Cold and hot parts
12 High temperature part
20, 40 cooling device
20a, 40a cooling unit
20b Heat dissipation unit
21,41 Heat exchanger for cold heat
22 Antifreeze liquid feed piping
221 First feed pipe
222a, 222b, 222c Second feed pipe
23 Antifreeze liquid return piping
231 1st return piping
232a, 232b, 232c Second return pipe
24a, 24b, 24c Internal heat exchanger
25 Antifreeze tank
26 Antifreeze circulation pump
27a, 27b, 27c Valve for feed piping
28a, 28b, 28c Return piping valve
31 Heat exchanger for high heat
32 Water feed piping
33 Water return piping
34 Outside heat exchanger
35 water tank
36 Water circulation pump
37 Outside fan
Claims (3)
前記商品収容部の外部に配設されたスターリング冷凍機と、
前記スターリング冷凍機の冷熱部に熱的に接続する態様で作動流体を前記商品収容部の内部と外部との間で循環させる流体循環手段と、
前記冷熱部に熱的に接続して冷却された作動流体によって、前記商品収容部の内部雰囲気を冷却する冷却手段と
を備えたことを特徴とする冷却装置。In a cooling device for cooling goods stored in the product storage unit,
A Stirling refrigerator disposed outside the product storage unit,
Fluid circulating means for circulating a working fluid between the inside and the outside of the product storage section in a mode thermally connected to the cold section of the Stirling refrigerator,
A cooling unit that cools an internal atmosphere of the product storage unit with a working fluid that is thermally connected to the cooling unit and cooled.
前記規制手段は、前記商品収容部の内部の作動流体と、前記商品収容部の外部の作動流体との圧力差が予め決められた大きさを超えた場合に、規制を解除することを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。The fluid circulation unit includes a regulation unit for regulating movement of the working fluid between the inside and the outside of the product storage unit,
The regulating means releases the regulation when the pressure difference between the working fluid inside the product storage section and the working fluid outside the product storage section exceeds a predetermined magnitude. The cooling device according to claim 1.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006301883A (en) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | Temperature regulation system |
JP2006300398A (en) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Fuji Electric Holdings Co Ltd | Cooling device |
JP2007232298A (en) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Sanden Corp | Article storing box |
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2003
- 2003-05-19 JP JP2003140396A patent/JP2004340548A/en active Pending
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