JP2004338639A

JP2004338639A - Method for folding air bag for rear collision and air bag device for rear collision

Info

Publication number: JP2004338639A
Application number: JP2003139568A
Authority: JP
Inventors: Kenji Mori; 健二森; Hiroyuki Kobayashi; 裕之小林
Original assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2003-05-16
Filing date: 2003-05-16
Publication date: 2004-12-02
Anticipated expiration: 2023-05-16
Also published as: JP3994914B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a method for folding an air bag for rear collision capable of enhancing a storing property against a vehicle and stability of deployment behavior and to provide an air bag device for rear collision capable of enhancing a protection performance against an occupant of the vehicle. <P>SOLUTION: Both ends 13e of a crossing direction (direction of an arrow B in Fig. (a)) to a development direction (direction of an arrow A in Fig. (a)) of the air bag 13 itself are firstly folded to a central side of the cross section (first folding, Fig (a)). Then, the air bag 13 is folded such that an upper side part 13a and a lower side part 13b approach to each other (second folding, Fig. (b)). Subsequently, the air bag 13 is folded to a bellows shape between a connection part 41 and a swirl part 13f to form a bellows folding part 13g (Fig. (c)). <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、車両後部からの衝撃を吸収するために設けられる後突用エアバッグの折り畳み方法に関する。また、後突用エアバッグを備える後突用エアバッグ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の後突用エアバッグ装置では、折り畳まれたエアバッグを、車両のルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間における車両後端部に収納し、前記装置の作動時には、そのエアバッグを最後部座席の後方に膨張展開させる技術が提案されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
この特許文献１に記載の発明では、エアバッグを、車室の後方部における車両左右方向の幅に略一致するように、膨張展開時に車両上方側に位置する上辺部からその反対側の下辺部に向かって車両左右方向の幅が大きくなる略台形状に形成している。また、このエアバッグを、前記上辺部と下辺部とが接近するように蛇腹状に折り畳んで長尺状にした上で、車両のルーフパネルとルーフヘッドライニングとの間の車両後端部にて車両左右方向に延びるように収納している。
【０００４】
【特許文献１】
特開２００２―３６２２８４号公報（第３−４頁、第１−４図）
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、一般に、車室における車両後方部は、その車両左右方向の幅が、ルーフから下方に向かうにつれて大きくなるように形成されている。このため、前記特許文献１に記載の発明のようにエアバッグを長尺状に折り畳んだ場合には、その折り畳まれたエアバッグの長手方向の幅が、車室の後方部における車両左右方向の幅よりも大きくなり、エアバッグの車両への収納性が低下することが考えられる。
【０００６】
また、エアバッグが膨張展開する際には、そのエアバッグの展開方向側の端部が、前記展開方向と交差する方向へ振られながら展開することが考えられる。そのため、エアバッグの展開挙動が安定しないおそれがあった。
【０００７】
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的としては、車両に対する収納性、及び、展開挙動の安定性を向上することができる後突用エアバッグの折り畳み方法を提供することにある。また、車両の乗員に対する保護性能を向上することができる後突用エアバッグ装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
前記目的を達成するために、本願請求項１に記載の発明は、ガスが供給される供給口を有し、折り畳まれた状態で車両の内部に車両左右方向へ延びるように収納されるとともに、前記ガスの供給により、車室内の最後部の座席の後方に膨張展開する後突用エアバッグの折り畳み方法において、前記後突用エアバッグは、エアバッグ自身の展開方向と交差する方向の端部が前記交差する方向の中央側へ折られる第１折りがなされた後に、前記展開方向の両端部が接近するように折られる第２折りがなされることを要旨とするものである。
【０００９】
この本願請求項１に記載の発明では、第１折りと第２折りとがなされた後突用エアバッグにおけるエアバッグ自身の展開方向と交差する方向の幅を、平面状に広げられたときの前記展開方向と交差する方向の幅よりも短くすることができる。これにより、折り畳まれた後突用エアバッグを、例えば車両のルーフに収納する場合、その後突用エアバッグの車両に対する収納性を向上することができる。
【００１０】
また、本願請求項２に記載の発明は、前記請求項１に記載の発明において、前記後突用エアバッグは、その展開状態で前記座席に対向する対向面とその反対側に位置する反対面とを有し、前記第１折りでは、前記エアバッグ自身の展開方向と交差する方向の端部を、前記反対面側に折ることを要旨とするものである。
【００１１】
この本願請求項２に記載の発明では、前記請求項１に記載の発明の効果に加えて、後突用エアバッグの膨張展開時には、そのエアバッグは、収納された空間内から車室内に表出しながら膨張展開される。その際、エアバッグ自身の展開方向と交差する方向の端部は、その展開方向の中央側へ折られた状態から車両後方側に略半円を描くように変位しつつ車両左右方向へと展開される。これにより、エアバッグの前記展開方向と交差する方向の端部が、展開過程で車室内の最後部の座席のヘッドレスト等に干渉しにくくなる。このため、エアバッグの前記展開方向と交差する方向の端部を、所定の展開位置へと速やかに変位させることができる。
【００１２】
また、本願請求項３に記載の発明は、前記請求項１または請求項２に記載の発明において、前記後突用エアバッグは、その展開状態で前記座席に対向する対向面とその反対側に位置する反対面とを有し、前記第２折りでは、前記後突用エアバッグを、前記反対面側に渦巻き状に折ることを要旨とするものである。
【００１３】
この本願請求項３に記載の発明では、前記請求項１または請求項２に記載の発明の効果に加えて、後突用エアバッグ内に供給されたガスが、渦巻き状に折られた部位の内部を流通することにより、そのエアバッグには、車両後方へ向かう展開力が発生する。この展開力によって、エアバッグが、前記座席の後方側に位置するリアウインドウガラスに沿って展開するようになる。このため、エアバッグの展開挙動の安定性を向上することができる。
【００１４】
また、本願請求項４に記載の発明は、ガスが供給される供給口を有し、折り畳まれた状態で車両の内部に車両左右方向へ延びるように収納されるとともに、前記ガスの供給により、車室内の最後部の座席の後方に膨張展開する後突用エアバッグの折り畳み方法において、前記後突用エアバッグは、エアバッグ自身の展開方向の両端部が接近するように折られる第１折りがなされた後に、前記展開方向と交差する方向の端部が前記交差する方向の中央側へ折られる第２折りがなされることを要旨とするものである。
【００１５】
この本願請求項４に記載の発明では、前記請求項１に記載の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
また、本願請求項５に記載の発明は、前記請求項４に記載の発明において、前記第２折りでは、前記エアバッグ自身の展開方向と交差する方向の端部を、前記展開方向側に折ることを要旨とするものである。
【００１６】
この本願請求項５に記載の発明では、前記請求項４に記載の発明の効果に加えて、折り畳まれたエアバッグの車両上下方向の厚さを小さくすることができる。このため、最後部座席の近傍におけるヘッドクリアランスを犠牲にすることがなく、エアバッグの車両への収納性を、より向上することができる。
【００１７】
また、エアバッグの膨張展開時には、まず、供給口と前記展開方向と交差する方向の端部との間が膨張される。この際、その端部の膨張により、エアバッグを覆うカバーが、車両左右方向にて幅広く開口する。このため、エアバッグを、車両左右方向の全体にわたって均一に展開させることができる。
【００１８】
また、本願請求項６に記載の発明は、ガスが供給される供給口を有し、折り畳まれた状態で車両の内部に車両左右方向へ延びるように収納されるとともに、前記ガスの供給により、車室内の最後部の座席の後方に膨張展開する後突用エアバッグの折り畳み方法において、前記後突用エアバッグは、その展開状態で前記座席に対向する対向面とその反対側に位置する反対面とを有し、前記後突用エアバッグを、前記反対面側に渦巻き状に折ることを要旨とするものである。
【００１９】
この本願請求項６に記載の発明では、前記請求項３に記載の発明の効果と同様の効果を得ることができる。
また、本願請求項７に記載の発明は、前記請求項１〜請求項６のうちいずれか一項に記載の発明において、前記後突用エアバッグの前記供給口と渦巻き状に折られた部位との間に対応する部位に、蛇腹折りされた蛇腹折り部、または展開状態にされた非折り部を設けることを要旨とするものである。
【００２０】
この本願請求項７に記載の発明では、前記請求項１〜請求項６のうちいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、エアバッグの供給口から展開方向側の端部までの間の全体を、例えば渦巻き状に折る場合に比べて、その供給口近傍でのエアバッグの展開抵抗を低減することができる。これにより、エアバッグにおける蛇腹折り部や非折り部を速やかに膨張させることが可能となり、エアバッグを覆うカバーを、早期に開口させることができる。このため、エアバッグを、早期展開させることができるようになる。
【００２１】
また、本願請求項８に記載の発明は、ガスを発生するインフレータと、そのインフレータからのガスが供給される供給口を有し、折り畳まれた状態で車両の内部に車両左右方向へ延びるように収納されるとともに、前記ガスの供給により、車室内の最後部の座席の後方に膨張展開する後突用エアバッグと、を有する後突用エアバッグ装置において、請求項１〜請求項７のうちいずれか一項に記載の後突用エアバッグの折り畳み方法によって折り畳まれた後突用エアバッグを備えることを要旨とするものである。
【００２２】
この本願請求項８に記載の発明では、前記請求項１〜請求項７のうちいずれか一項に記載の発明の効果と同様の効果を得ることができ、車両の乗員に対する保護性能を向上することができる。
【００２３】
【発明の実施の形態】
（第１実施形態）
以下に、本発明を具体化した第１実施形態について、図１〜図７を参照して説明する。
【００２４】
図１及び図２に示すように、後突用エアバッグ装置は、ガスを発生するインフレータ１２と、袋状に形成された基布からなる後突用エアバッグとしてのエアバッグ１３と、車両２０に後方から所定以上の衝撃が加えられたときに信号を出力するセンサ１４とを備えている。ここで、車両２０としては、１ボックスタイプまたは２ボックスタイプの車両を想定している。
【００２５】
前記インフレータ１２は、車両２０のルーフ２１の後方部に設けられている。前記エアバッグ１３は、所定の形状に折り畳まれた状態でルーフ２１における車両後方側の端部近傍に設けられている。なお、これらインフレータ１２とエアバッグ１３とは、例えばアルミニウム製のガス供給管（図示略）等で連結されている。前記センサ１４は、車両２０の後部（例えば、後部バンパ２２等）に取着されている。
【００２６】
また、後突用エアバッグ装置は、例えばマイクロコンピュータ等から構成される制御装置１５を備えている。この制御装置１５には、インフレータ１２やセンサ１４が電気的に接続されている。そして、制御装置１５は、センサ１４からの信号が入力されることにより、インフレータ１２に対して作動信号を出力するようになっている。
【００２７】
次に、前記エアバッグ１３について、さらに詳細に説明する。
図３に示すように、エアバッグ１３は、例えば袋状に織る袋織り等により形成された基布４０から構成され、この基布４０を平面状に広げたときに略台形をなすように形成されている。詳しくは、このエアバッグ１３は、膨張展開したときに車両上方側に位置する上辺部１３ａから下辺部１３ｂに向かうにつれて、車両左右方向の幅Ｗが大きくなるように形成されている。また、エアバッグ１３は、展開膨張した状態で、車室２０ａ内で最も車両後方側に配置された後部座席２０ｂ（図１参照）に対向する対向面１３ｃと、この対向面１３ｃの反対側に位置するとともに車両２０のリアウインドウガラス２０ｃに対向する反対面１３ｄとを有している。
【００２８】
このエアバッグ１３には、前記インフレータ１２に前記ガス供給管を介して接続される接続部４１が設けられており、この接続部４１には、供給口４１ａが形成されている。
【００２９】
また、エアバッグ１３には、接続部４１の近傍に、車両２０のルーフ２１に取り付けるための一対の取付片４２が形成されている。この取付片４２は、基布４０に一体的に形成されている。そして、この取付片４２には、固定用の金具４３が取着されるとともに、その金具４３と取付片４２とを貫通する貫通孔が形成されている。また、エアバッグ１３には、その上辺部１３ａに、車両２０のルーフ２１に取り付けるための一対の取付ベルト４４が形成されている。この取付ベルト４４は、基布４０に縫着されている。そして、この取付ベルト４４の先端部には、固定用の金具４５が取着されるとともに、その金具４５と取付ベルト４４とを貫通する貫通孔が形成されている。
【００３０】
さらに、エアバッグ１３には、基布４０の縫着により形成されるとともに前記ガスの供給時に円筒状に膨張する複数（この例では１１個）のセル４６ａ〜４６ｋが設けられている。これらセル４６ａ〜４６ｋのうち、第１セル４６ａ〜第７セル４６ｇは、エアバッグ１３の車両左右方向の中央部にて車両左右方向に延びるように形成されている。また、残りの第８セル４６ｈ〜第１１セル４６ｋは、エアバッグ１３の車両左右方向の両端部にて車両上下方向に延びるように形成されている。これらの各セル４６ａ〜４６ｋは、基布４０の縫着により区画されるが、基布４０の縫着を部分的に行わないことにより、連通した状態となっている。
【００３１】
詳しくは、第１セル４６ａと第２セル４６ｂとは、それらの両端部にて第９セル４６ｉと第１０セル４６ｊとに連通している。また、第２セル４６ｂ〜第７セル４６ｇは、エアバッグ１３の車両左右方向の中央にて互いに連通している。また、第７セル４６ｇは、その両端部にて第８セル４６ｈ〜第１１セル４６ｋに連通している。さらに、第８セル４６ｈと第９セル４６ｉとは、車両下方側の端部にて連通し、第１０セル４６ｊと第１１セル４６ｋとは、車両下方側の端部にて連通している。また、前記接続部４１は、第２セル４６ｂに車両左右方向の中央にて連通するように設けられている。
【００３２】
次に、前記エアバッグ１３の折り畳み方法について、以下に説明する。
まず、図４（ａ）に示すように、エアバッグ１３自身の展開方向（図４（ａ）中の矢印Ａの方向）と交差する方向（図４（ａ）中の矢印Ｂの方向）の両端部１３ｅを、前記交差する方向の中央側へ折る（第１折り）。この第１折りでは、各端部１３ｅを、前記第８セル４６ｈと第９セル４６ｉとの間、第１０セル４６ｊと第１１セル４６ｋとの間の縫製糸に沿って折る。また、この第１折りでは、両端部１３ｅを、展開状態においてリアウインドウガラス２０ｃと対向する前記反対面１３ｄ側に折っている。
【００３３】
次に、図４（ｂ）に示すように、エアバッグ１３を、その上辺部１３ａと下辺部１３ｂとが接近するように折る（第２折り）。この第２折りでは、エアバッグ１３を、前記接続部４１から下辺部１３ｂ側に所定距離を離間した位置まで、その下辺部１３ｂ側から上辺部１３ａへ向かって渦巻き状に折る。この際、エアバッグ１３を、エアバッグ１３の下辺部１３ｂから反対面１３ｄ側に渦巻き状に折っている。この第２折りによって、エアバッグ１３には、その接続部４１から前記展開方向側の接続部４１に連通する第２セル４６ｂを含んだ所定距離を離間した位置に渦巻き部１３ｆが形成される。
【００３４】
続いて、図４（ｃ）に示すように、エアバッグ１３を、その接続部４１と前記渦巻き部１３ｆとの間で蛇腹状に折り、蛇腹折り部１３ｇを形成する。このような手順でエアバッグ１３が折り畳まれる。
【００３５】
次に、前記エアバッグ１３が取着されるルーフ２１の車両後方側の端部の構成について、以下に説明する。
図５に示すように、前記車両２０のルーフ２１は、外装部材であるルーフパネル２３と、装飾部材であるルーフヘッドライニング２４と、インナーパネル２５とから構成されている。ルーフヘッドライニング２４は、例えば合成樹脂等の可撓性を有する材料により、前記ルーフパネル２３の車室２０ａ側の側面全体を覆うように設けられている。インナーパネル２５は、前記ルーフパネル２３及びルーフヘッドライニング２４の間に設けられ、ルーフパネル２３とともに中空状のリアルーフレール２５ａを形成している。なお、前記ルーフパネル２３の後端部には、バックドア２６がヒンジ機構２７を介して開閉可能に装着されている。このバックドア２６には、リアウインドウガラス２０ｃが装着されている。
【００３６】
前記ルーフヘッドライニング２４は、その車両後方側の端部２４ａが、インナーパネル２５の後端部に取着されたシール用のウエザーストリップ２９の基部２９ａから突出するカバー片２９ｂに係合している。このルーフヘッドライニング２４は、その車両後方部分が、エアバッグ１３の膨張時の押圧によって下方に変位するように設けられている。
【００３７】
また、車両２０の後方側におけるインナーパネル２５の前端部には、複数の取付孔２５ｂが形成されるとともに、これら取付孔２５ｂに対応するように取付ナット３０が溶接されている。これら取付ナット３０は、前記インフレータ１２の取付けに用いられる。ここで、リアルーフレール２５ａは、車両２０に後方から衝撃が加えられた場合における変形が比較的小さくなるように剛性が高くされている。そこで、本実施形態では、こうしたルーフ２１（インナーパネル２５）に、上記取付ナット３０を通じて、インフレータ１２を固定するようにしている。
【００３８】
また、インナーパネル２５には、その取付孔２５ｂから取付ナット３０に螺合される取付ボルト３１を利用してブラケット３２が取着されている。このブラケット３２には、前記インフレータ１２が固定されている。
【００３９】
次に、エアバッグ１３の固定構造について、以下に説明する。
図５に示すように、インナーパネル２５には、その前端部でエアバッグ１３の取付片４２と対応する位置に挿通孔６０が形成されている。また、その挿通孔６０にリアルーフレール２５ａの内部から車室２０ａに向かって挿入された固定ボルト６１が溶接されている。この固定ボルト６１を、エアバッグ１３の前記取付片４２の貫通孔内に挿入した状態で、固定ナット６２を固定ボルト６１に螺着する。これにより、前記エアバッグ１３が、取付片４２を介してインナーパネル２５に固定される。
【００４０】
また、ルーフパネル２３には、車室２０ａ側の側面に、インナーパネル２５よりも車両前方側にて車両左右方向へ延びるように配設されるルーフボウ６３が設けられている。このルーフボウ６３には、エアバッグ１３の取付ベルト４４と対応する位置に取着孔が形成されている。この取着孔に、取付ベルト４４の貫通孔を貫通させたクリップ６４を係入することにより、エアバッグ１３がルーフボウ６３に固定される。
【００４１】
このように、エアバッグ１３がインナーパネル２５とルーフボウ６３とに固定された状態では、エアバッグ１３における取付片４２よりも上辺部１３ａ側の部分、すなわち第１セル４６ａと対応する部分は、略平面状に広げられた状態でルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間に収納される。また、エアバッグ１３における取付片４２よりも下辺部１３ｂ側の部分は、前記蛇腹折り部１３ｇと渦巻き部１３ｆとが、エアバッグ１３の膨張時の展開方向、すなわち前記バックドア２６に向かう方向に連続するように折り畳まれた状態でルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間に収納される。これにより、エアバッグ１３は、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間にて車両左右方向へ延びるように収納される。
【００４２】
次に、後突用エアバッグ装置の作動態様について、以下に説明する。
まず、車両２０に後方から所定以上の衝撃が加えられると、前記センサ１４からの信号が制御装置１５に入力され、制御装置１５は、インフレータ１２に作動信号を出力する。これにより、インフレータ１２内でガスが発生し、そのガスが、前記ガス供給管及び接続部４１を介してエアバッグ１３内に導入される。
【００４３】
そして、図６に示すように、エアバッグ１３は、インフレータ１２からのガス供給によって、まず、前記蛇腹折り部１３ｇ（第２セル４６ｂ）と第１セル４６ａとの圧力が速やかに高められるとともに膨張される。これら蛇腹折り部１３ｇと第１セル４６ａとの膨張により、ルーフヘッドライニング２４の車両後方部が下方へと押圧される。この押圧により、ルーフヘッドライニング２４の車両後方部におけるルーフパネル２３との係合が解除されるとともに、その車両後方部が全体的に下方へと変位する。そして、このルーフヘッドライニング２４の車両後方部の変位によって、ルーフヘッドライニング２４とインナーパネル２５との間に開口が形成される。
【００４４】
引き続き、インフレータ１２からエアバッグ１３の内部へガスが供給されると、図７に示すように、エアバッグ１３は、その渦巻き部１３ｆがリアウインドウガラス２０ｃに沿って膨張展開する。この際、エアバッグ１３の前記各端部１３ｅは、前記展開方向の中央側へ折られた状態から車両後方側に略半円を描くように変位しつつ車両左右方向へと膨張展開される。
【００４５】
これにより、エアバッグ１３は、車室２０ａで前記後部座席２０ｂとリアウインドウガラス２０ｃとの間を仕切るように展開する。そして、後部座席２０ｂに着座している乗員とリアウインドウガラス２０ｃとがエアバッグ１３を介して隔離される。従って、膨張展開されたエアバッグ１３により、車両２０の後方に加えられた衝撃が吸収されるだけでなく、後方からの飛散物や、侵入物等による車室２０ａ内への影響が低減される。
【００４６】
また、エアバッグ１３における取付片４２よりも上辺部１３ａ側の部分、すなわち第１セル４６ａは、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間にて膨張される。これにより、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間にも第１セル４６ａによって厚みのあるクッションが形成される。このため、後部座席２０ｂに着座している乗員に対する保護性能を向上することができる。
【００４７】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
（１）この後突用エアバッグ装置では、エアバッグ１３を、エアバッグ１３自身の展開方向と交差する方向の両端部１３ｅを前記交差する方向の中央側へ折る第１折りの後に、下辺部１３ｂが上辺部１３ａに接近するように折る第２折りを行っている。これら第１折りと第２折りとを行うことにより、エアバッグ１３の展開方向と交差する方向の幅を、平面状に広げた状態での前記展開方向と交差する方向の幅よりも短くすることができる。このため、折り畳まれたエアバッグ１３を車両２０のルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間の空間内に収納する際の収納性を向上することができる。
【００４８】
（２）この後突用エアバッグ装置では、エアバッグ１３を第１折りする際に、エアバッグ１３の両端部１３ｅを、その反対面１３ｄ側に折っている。これにより、エアバッグ１３の膨張展開時には、その両端部１３ｅは、前記展開方向の中央側へ折られた状態からリアウインドウガラス２０ｃに沿って車両後方側に略半円を描くように変位しつつ車両左右方向へと展開される。このため、両端部１３ｅが、その展開過程で後部座席２０ｂのヘッドレスト等に干渉しにくくなる。この結果、エアバッグ１３の各端部１３ｅを、所定の展開位置へと速やかに変位させることができ、後部座席２０ｂに着座している乗員に対する保護性能を向上することができる。
【００４９】
（３）この後突用エアバッグ装置では、エアバッグ１３を第２折りする際に、エアバッグ１３の接続部４１と下辺部１３ｂとの間に対応する部位を、反対面１３ｄに渦巻き状に折っている。これにより、エアバッグ１３内に供給されたガスが、エアバッグ１３の渦巻き部１３ｆの内部を流通すると、そのエアバッグ１３には、車両後方（リアウインドウガラス２０ｃ）へ向かう展開力が発生する。この展開力によって、エアバッグ１３が、リアウインドウガラス２０ｃに沿って展開するようになる。このため、エアバッグ１３の展開挙動の安定性を向上することができ、後部座席２０ｂに着座している乗員に対する保護エリアの安定性を向上することができる。
【００５０】
（４）この後突用エアバッグ装置では、エアバッグ１３の接続部４１と渦巻き部１３ｆとの間に、蛇腹折りされた蛇腹折り部１３ｇを設けている。
これにより、エアバッグ１３の供給口４１ａ（接続部４１）から下辺部１３ｂまでの間の全体を、例えば渦巻き状に折る場合に比べて、その接続部４１近傍でのエアバッグ１３の展開抵抗を低減することができる。このため、エアバッグ１３の蛇腹折り部１３ｇを速やかに膨張させることができるようになり、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との車両後方部に、早期に開口を形成させることができる。この結果、エアバッグ１３を早期展開させることができる。
【００５１】
（変形例）
なお、本発明の第１実施形態は、以下のように変形してもよい。
・前記実施形態において、エアバッグ１３を第１折りする際に、両端部１３ｅを、前記第８セル４６ｈと第９セル４６ｉとの間、第１０セル４６ｊと第１１セル４６ｋとの間の縫製糸に沿って折る構成には限定されない。これら両端部１３ｅを、例えば、前記縫製糸と平行をなす線、または前記縫製糸に交差する線に沿って折るようにしてもよい。
【００５２】
・前記実施形態において、エアバッグ１３を第１折りする際に、両端部１３ｅを、エアバッグ１３の対向面１３ｃ側に折るようにしてもよい。
・前記実施形態において、エアバッグ１３を第２折りする際に、そのエアバッグ１３を、渦巻き部１３ｆがエアバッグ１３の対向面１３ｃ側に形成されるように、渦巻き状に折るようにしてもよい。
【００５３】
・前記実施形態において、エアバッグ１３を第１折りした後に、そのエアバッグ１３における下辺部１３ｂから接続部４１までの部位を蛇腹折りするようにしてもよい。
【００５４】
（第２実施形態）
つぎに、本発明の第２実施形態について、前記第１実施形態と異なる部分を中心に、図８及び図９を参照して説明する。この第２実施形態では、エアバッグ１３の折り畳み方法が前記第１実施形態と異なっている。
【００５５】
本実施形態では、エアバッグ１３を、前記基布４０を平面状に広げた状態（図３に示した状態）で、図８に示すように、その上辺部１３ａと下辺部１３ｂとが接近するように折っている。詳しくは、エアバッグ１３を、前記接続部４１から下辺部１３ｂ側に所定距離を離間した位置まで、その下辺部１３ｂ側から上辺部１３ａへ向かって渦巻き状に折っている。この際、エアバッグ１３を、エアバッグ１３の下辺部１３ｂから反対面１３ｄ側に渦巻き状に折る。これにより、エアバッグ１３には、その接続部４１から前記展開方向（下辺部１３ｂに向かう方向）側の所定距離を離間した位置に渦巻き部１３ｆを形成している。
【００５６】
また、本実施形態では、エアバッグ１３の接続部４１と前記渦巻き部１３ｆとの間に対応する部位を、展開状態で車両２０に収納される非折り部１３ｈとしている。このような手順でエアバッグ１３が折り畳まれる。
【００５７】
このような方法で折り畳まれたエアバッグ１３は、図９に示すような態様で車両２０のルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間の空間内に収納される。
【００５８】
すなわち、図９に示すように、エアバッグ１３における取付片４２よりも下辺部１３ｂ側の部分は、前記非折り部１３ｈと渦巻き部１３ｆとが連続してバックドア２６に向かって膨張展開するようにルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間に収納される。ここで、本実施形態では、エアバッグ１３の非折り部１３ｈは、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間の空間内で展開された状態となっている。また、エアバッグ１３は、その空間内で車両左右方向へ延びるように収納されている。また、エアバッグ１３は、前記展開方向と交差する方向の両端部１３ｅが、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との対向面に沿うように屈曲された状態で前記空間内に収納されている。
【００５９】
従って、本実施形態によれば、前記第１実施形態における（３）及び（４）に記載の効果と同様の効果を得ることができる。
（変形例）
なお、本発明の第２実施形態は、以下のように変形してもよい。
【００６０】
・前記実施形態において、エアバッグ１３は、平面状に広げられた状態で略台形をなすものには限定されない。このエアバッグ１３は、平面状に広れたれた状態で例えば略方形等をなすものであってもよい。
【００６１】
・前記実施形態において、エアバッグ１３を折り畳む際に、接続部４１と渦巻き部１３ｆとの間に非折り部１３ｈを設けるように折り畳む代わりに、前記蛇腹折り部１３ｇを設けるように折り畳むようにしてもよい。また、接続部４１と渦巻き部１３ｆとの間に蛇腹折り部と非折り部との双方を設けるように折り畳むようにしてもよい。また、非折り部１３ｈを省略し、エアバッグ１３の接続部４１と下辺部１３ｂとの間に対応する部位を、展開方向の全体にわたって渦巻き状に折るようにしてもよい。
【００６２】
（第３実施形態）
つぎに、本発明の第３実施形態について、前記第１実施形態と異なる部分を中心に、図１０及び図１１を参照して説明する。この第３実施形態では、エアバッグ１３の折り畳み方法が前記第１実施形態と異なっている。
【００６３】
本実施形態では、まず、図８に示したように、エアバッグ１３を、その上辺部１３ａと下辺部１３ｂとが接近するように渦巻き状に折り、渦巻き部１３ｆを形成する（第１折り）。その後、図１０に示すように、前記展開方向と交差する方向の両端部１３ｅを、前記交差する方向の中央側へ折る（第２折り）。この第２折りでは、両端部１３ｅを、エアバッグ１３の前記展開方向（図１０では下方向）側に折り返している。また、エアバッグ１３の接続部４１と前記渦巻き部１３ｆとの間に対応する部位を、展開状態で車両２０に収納される非折り部１３ｈとしている。このような手順でエアバッグ１３が折り畳まれる。
【００６４】
このような方法で折り畳まれたエアバッグ１３は、図１１に示すような態様で車両２０のルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間の空間内に収納される。
【００６５】
すなわち、図１１に示すように、エアバッグ１３の非折り部１３ｈと渦巻き部１３ｆとは、それらがバックドア２６に向かって連続して膨張展開するようにルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間に収納される。ここで、本実施形態では、エアバッグ１３の非折り部１３ｈは、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間の空間内で展開された状態となっている。また、エアバッグ１３は、その空間内で車両左右方向へ延びるように収納されている。さらに、エアバッグ１３は、前記展開方向と交差する方向の両端部１３ｅがエアバッグ１３の前記展開方向（バックドア２６に向かう方向）側に折り返された状態で前記空間内に収納されている。
【００６６】
従って、本実施形態によれば、前記第１実施形態における（１）、（３）、（４）に記載の効果に加えて、以下のような効果を得ることができる。
（５）この後突用エアバッグ装置では、エアバッグ１３を第２折りする際に、エアバッグ１３自身の展開方向と交差する方向の両端部１３ｅを、前記展開方向側に折っている。
【００６７】
これにより、折り畳まれたエアバッグ１３の車両上下方向の厚さを小さくすることができる。このため、エアバッグ１３を収納するために大きなスペースを必要とせず、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間の空間内において、エアバッグ１３の渦巻き部１３ｆと対応する部位のルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との対向面間の距離を小さくすることができる。この結果、後部座席２０ｂに着座する乗員の頭部とルーフヘッドライニング２４との間の距離、すなわちヘッドクリアランスを犠牲にすることがなく、エアバッグ１３の車両２０への収納性を、より向上することができる。
【００６８】
また、エアバッグ１３の膨張展開時には、まず、第１セル４６ａと非折り部１３ｈとが膨張するとともに、両端部１３ｅが膨張する。この際、それら第１セル４６ａ、非折り部１３ｈ、両端部１３ｅの膨張により、ルーフヘッドライニング２４の車両後方側の部分の全体が下方へと押し下げられる。これにより、ルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間における車両後方側の部分に、車両左右方向に幅広く開口した開口部が形成される。このため、エアバッグ１３を、その開口部を介して車両左右方向の全体にわたって均一に展開させることができる。
【００６９】
（変形例）
なお、本発明の第３実施形態は、以下のように変形してもよい。
・前記実施形態において、エアバッグ１３が、例えば、後部座席２０ｂのヘッドレストとルーフヘッドライニング２４との間の距離が比較的大きい車両２０等に取着される場合には、エアバッグ１３の第２折り時に、そのエアバッグ１３の両端部１３ｅを、車両上方向側または車両下方向側に折るようにしてもよい。
【００７０】
その他、前記各実施形態に共通した変更可能な要素としては、以下のようなものがある。
・前記各実施形態において、基布４０の縫製態様、すなわち、セル４６ａ〜４６ｋの配設態様は、図３、図４（ａ）〜（ｃ）、図８、図９示したものには限定されない。これらセル４６ａ〜４６ｋの配設態様は、例えば、エアバッグ１３の大きさや形状等に応じて適宜に変更可能である。
【００７１】
・前記各実施形態では、セル４６ａ〜４６ｋを、基布４０に対する縫製糸を用いた縫製によりに形成したエアバッグ１３の例を示したが、このエアバッグ１３には限定されない。本発明は、例えば、基布４０の袋織りにより織成してセル４６ａ〜４６ｋを形成したエアバッグ等を用いてもよい。
【００７２】
・前記各実施形態において、エアバッグ１３の一部を、車両ボディとリアピラー６６（図１等参照）との間に収納する構成としてもよい。
・前記各実施形態において、エアバッグ１３を、車両２０のリアピラー６６の車室２０ａ側の表面の少なくとも一部を被覆するように展開させる構成としてもよい。
【００７３】
・上記各実施形態では、インフレータ１２を、車両２０の後方側におけるルーフ２１の端部に設けるようにしたが、エアバッグ１３にインフレータ１２からのガスを確実に供給することができるのであれば、インフレータ１２を設ける場所を任意に変更してもよい。
【００７４】
・前記各実施形態では、後突用エアバッグ装置をルーフパネル２３とルーフヘッドライニング２４との間に収納するようにした。これに対して、後突用エアバッグ装置を、例えばエアバッグ１３の膨張展開時に開放可能なケース等に収納した状態でルーフヘッドライニング２４上に取着してもよい。
【００７５】
・前記各実施形態では、インフレータ１２及びエアバッグ１３をそれぞれ１つずつ設ける構成としたが、車両２０に後方から加えられた衝撃を好適に吸収できるのであれば、これらインフレータ１２及びエアバッグ１３の少なくとも一方を複数設ける構成としてもよい。
【００７６】
・前記各実施形態において、エアバッグ１３を、車両２０の衝突予知用センサからの出力信号で膨張させるようにしてもよい。この場合には、車両２０が衝突する以前にエアバッグ１３が膨張展開されるので、乗員の拘束をより確実に行うことができる。
【００７７】
・前記各実施形態では、エアバッグ１３を、略重力方向に垂下するように膨張展開させる構成とした。これに対して、リアウインドウガラス２０ｃが傾斜した状態で取着される車両では、そのリアウインドウガラス２０ｃの傾斜に沿うようにエアバッグ１３を膨張展開させる構成としてもよい。
【００７８】
・前記各実施形態では、本発明を１ボックスタイプまたは２ボックスタイプの車両において具体化したが、本発明は３ボックスタイプの車両において具体化してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態が適用された車両の後方部分の側面図。
【図２】同車両の背面図。
【図３】エアバッグの正面図。
【図４】（ａ）〜（ｃ）は、エアバッグの折り畳み手順を説明するための説明図。
【図５】図２の５―５線断面図。
【図６】膨張展開初期のエアバッグを示す車両の後方部分の拡大断面図。
【図７】膨張展開終期のエアバッグを示す車両の後方部分の拡大断面図。
【図８】第２実施形態のエアバッグの折り畳みを説明するための説明図。
【図９】エアバッグが収納された車両の後方部分を示す拡大断面図。
【図１０】第３実施形態のエアバッグの折り畳みを説明するための説明図。
【図１１】エアバッグが収納された車両の後方部分を示す拡大断面図。
【符号の説明】
１２…インフレータ、１３…後突用エアバッグとしてのエアバッグ、１３ｃ…対向面、１３ｄ…反対面、１３ｅ…端部、１３ｆ…渦巻き部、１３ｇ…蛇腹折り部、１３ｈ…非折り部、２０…車両、２０ａ…車室、２０ｂ…座席としての後部座席、４１ａ…供給口。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of folding a rear-impact airbag provided to absorb an impact from a rear portion of a vehicle, for example. Further, the present invention relates to a rear collision airbag device including a rear collision airbag.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in this type of rear-impact airbag device, the folded airbag is housed at the rear end of the vehicle between the roof panel and the roof head lining of the vehicle, and when the device is operated, the airbag is closed. A technique for inflating and deploying a rear seat at the rear is proposed (for example, see Patent Document 1).
[0003]
In the invention described in Patent Document 1, the airbag is moved from the upper side located on the upper side of the vehicle at the time of inflation and deployment to the lower side opposite thereto so as to substantially match the width in the vehicle left-right direction at the rear part of the cabin. , And is formed in a substantially trapezoidal shape in which the width in the left-right direction of the vehicle increases. Further, the airbag is folded in a bellows shape so that the upper side and the lower side are close to each other to be elongated, and then the airbag is provided at a vehicle rear end portion between a vehicle roof panel and a roof head lining. It is stored so as to extend in the left-right direction of the vehicle.
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-362284 (page 3-4, FIG. 1-4)
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, generally, the rear portion of the vehicle in the vehicle compartment is formed such that the width of the vehicle in the left-right direction increases from the roof downward. For this reason, when the airbag is folded into a long shape as in the invention described in Patent Document 1, the width of the folded airbag in the longitudinal direction is reduced in the lateral direction of the vehicle in the rear part of the vehicle compartment. It is conceivable that the width of the airbag is larger than the width, and that the storing ability of the airbag in the vehicle is reduced.
[0006]
Further, when the airbag is inflated and deployed, it is conceivable that the end of the airbag on the deployment direction side is deployed while being swung in a direction intersecting the deployment direction. Therefore, there is a possibility that the deployment behavior of the airbag is not stabilized.
[0007]
The present invention has been made by focusing on the problems existing in such conventional techniques. It is an object of the present invention to provide a method of folding a rear-impact airbag that can improve the storage stability of a vehicle and the stability of the deployment behavior. Another object of the present invention is to provide a rear-impact airbag device capable of improving the protection performance of a vehicle occupant.
[0008]
Means for Solving the Problems and Effects of the Invention
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 of the present application has a supply port through which gas is supplied, and is housed inside the vehicle in a folded state so as to extend in the vehicle left-right direction. In the folding method for a rear-impact airbag that inflates and deploys behind a rearmost seat in a vehicle cabin by supplying the gas, the rear-impact airbag may include an end portion in a direction intersecting a deployment direction of the airbag itself. After the first fold, which is folded toward the center in the intersecting direction, is performed, a second fold, in which both ends in the developing direction are close to each other, is performed.
[0009]
In the invention described in claim 1 of the present application, the width of the rear-impact airbag in which the first fold and the second fold are made in the direction intersecting with the deployment direction of the airbag itself is expanded in a planar manner. It can be shorter than the width in the direction intersecting with the developing direction. Thus, when the folded rear airbag is stored in, for example, the roof of a vehicle, the storage performance of the rear airbag in the vehicle can be improved.
[0010]
Further, according to the invention described in claim 2 of the present application, in the invention described in claim 1, the rear-impact airbag has an opposing surface facing the seat in an expanded state and an opposing surface located on the opposite side. In the first folding, an end in a direction intersecting with the deployment direction of the airbag itself is folded toward the opposite surface.
[0011]
According to the second aspect of the present invention, in addition to the effect of the first aspect, when the rear-impact airbag is inflated and deployed, the airbag is moved from the accommodated space into the vehicle interior. It is inflated and deployed while taking out. At that time, the end in the direction intersecting the deployment direction of the airbag itself is deployed in the vehicle left-right direction while being displaced so as to draw a substantially semicircle toward the rear of the vehicle from the state folded to the center in the deployment direction. Is done. Thus, the end of the airbag in the direction intersecting with the deployment direction does not easily interfere with the headrest or the like of the rearmost seat in the vehicle cabin during the deployment process. For this reason, the end of the airbag in the direction intersecting with the deployment direction can be quickly displaced to the predetermined deployment position.
[0012]
Further, according to the invention described in claim 3 of the present application, in the invention described in claim 1 or 2, the rear-impact airbag is provided on an opposing surface opposing the seat in a deployed state and on an opposite side thereof. In the second fold, the rear-end airbag is spirally folded toward the opposite surface.
[0013]
According to the third aspect of the present invention, in addition to the effects of the first or second aspect, the gas supplied into the rear-impact airbag is provided at a region where the gas is swirled. By circulating through the inside, a deployment force is generated in the airbag toward the rear of the vehicle. This deployment force causes the airbag to deploy along the rear window glass located behind the seat. For this reason, the stability of the deployment behavior of the airbag can be improved.
[0014]
Further, the invention according to claim 4 of the present application has a supply port through which gas is supplied, and is housed inside the vehicle so as to extend in the vehicle left-right direction in a folded state. In a method of folding a rear-impact airbag that inflates and deploys behind a rearmost seat in a vehicle interior, the rear-impact airbag is folded so that both ends of the airbag itself in the deployment direction approach each other. After that, the second fold in which the end in the direction intersecting with the developing direction is folded toward the center in the intersecting direction is performed.
[0015]
According to the invention described in claim 4 of the present application, the same effect as the effect of the invention described in claim 1 can be obtained.
Also, in the invention described in claim 5 of the present application, in the invention described in claim 4, in the second folding, an end in a direction intersecting with the deployment direction of the airbag itself is folded toward the deployment direction. The gist is that.
[0016]
According to the fifth aspect of the present invention, in addition to the effect of the fourth aspect, the thickness of the folded airbag in the vehicle vertical direction can be reduced. For this reason, the storability of the airbag in the vehicle can be further improved without sacrificing the head clearance near the rearmost seat.
[0017]
When the airbag is inflated and deployed, first, the space between the supply port and the end in the direction intersecting the deployment direction is inflated. At this time, the cover that covers the airbag opens widely in the left-right direction of the vehicle due to the expansion of the end. Therefore, the airbag can be uniformly deployed over the entire vehicle in the left-right direction.
[0018]
The invention according to claim 6 of the present application has a supply port through which gas is supplied, and is housed inside the vehicle in a folded state so as to extend in the left-right direction of the vehicle. In a method for folding a rear-impact airbag that inflates and deploys behind a rearmost seat in a vehicle interior, the rear-impact airbag is in an unfolded state and faces the opposite surface facing the seat and the opposite side located opposite the seat. And that the rear airbag is spirally folded toward the opposite surface.
[0019]
According to the invention described in claim 6 of the present application, the same effect as the effect of the invention described in claim 3 can be obtained.
The invention according to claim 7 of the present application is the invention according to any one of claims 1 to 6, wherein the supply port of the rear-impact airbag is spirally folded with the supply port. The point is that a bellows-folded portion or a non-folded portion in an expanded state is provided at a portion corresponding to the portion.
[0020]
According to the invention described in claim 7 of the present application, in addition to the effects of the invention described in any one of claims 1 to 6, the distance from the supply port of the airbag to the end on the deployment direction side is increased. The deployment resistance of the airbag in the vicinity of the supply port can be reduced as compared with, for example, a case where the whole is folded spirally. Thereby, the bellows folded portion and the non-folded portion in the airbag can be quickly inflated, and the cover for covering the airbag can be quickly opened. Therefore, the airbag can be deployed early.
[0021]
The invention according to claim 8 of the present application has an inflator for generating gas, and a supply port for supplying gas from the inflator, and extends in the vehicle left and right direction inside the vehicle in a folded state. And a rear-impact airbag device that is stored and inflates and deploys behind a rearmost seat in the vehicle cabin by the supply of the gas. The gist of the present invention is to provide a rear collision airbag folded by the method for folding a rear collision airbag according to any one of the above aspects.
[0022]
According to the invention described in claim 8 of the present application, the same effect as the effect of the invention described in any one of claims 1 to 7 can be obtained, and the protection performance for the occupant of the vehicle is improved. be able to.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 2, the rear-impact airbag device includes an inflator 12 that generates gas, an airbag 13 as a rear-impact airbag made of a base fabric formed in a bag shape, and a vehicle 20. And a sensor 14 for outputting a signal when a predetermined impact or more is applied from behind. Here, the vehicle 20 is assumed to be a one-box type or two-box type vehicle.
[0025]
The inflator 12 is provided at a rear part of a roof 21 of the vehicle 20. The airbag 13 is provided near the end of the roof 21 on the vehicle rear side in a state of being folded into a predetermined shape. The inflator 12 and the airbag 13 are connected by, for example, an aluminum gas supply pipe (not shown). The sensor 14 is attached to a rear portion of the vehicle 20 (for example, a rear bumper 22 or the like).
[0026]
Further, the rear collision airbag device includes a control device 15 including, for example, a microcomputer or the like. The inflator 12 and the sensor 14 are electrically connected to the control device 15. The control device 15 outputs an operation signal to the inflator 12 when a signal from the sensor 14 is input.
[0027]
Next, the airbag 13 will be described in more detail.
As shown in FIG. 3, the airbag 13 is formed of a base cloth 40 formed by, for example, bag weaving in a bag shape, and is formed to have a substantially trapezoidal shape when the base cloth 40 is spread in a plane. Have been. More specifically, the airbag 13 is formed such that when inflated and deployed, the width W in the vehicle left-right direction increases from the upper side 13a located on the upper side of the vehicle to the lower side 13b. Further, the airbag 13 is, in a deployed and inflated state, provided with an opposing surface 13c facing a rear seat 20b (see FIG. 1) arranged rearmost in the vehicle compartment 20a, and an opposing surface 13c. And an opposite surface 13d facing the rear window glass 20c of the vehicle 20.
[0028]
The airbag 13 is provided with a connecting portion 41 that is connected to the inflator 12 via the gas supply pipe. The connecting portion 41 has a supply port 41a.
[0029]
Further, a pair of attachment pieces 42 for attaching to the roof 21 of the vehicle 20 are formed in the vicinity of the connection portion 41 in the airbag 13. The mounting piece 42 is formed integrally with the base cloth 40. The mounting piece 42 has a fixing metal fitting 43 attached thereto and a through-hole passing through the metal fitting 43 and the mounting piece 42. The airbag 13 has a pair of attachment belts 44 formed on the upper side 13 a thereof for attachment to the roof 21 of the vehicle 20. The mounting belt 44 is sewn to the base cloth 40. At the tip of the mounting belt 44, a fixing metal 45 is attached, and a through-hole is formed through the metal mounting 45 and the mounting belt 44.
[0030]
Further, the airbag 13 is provided with a plurality (11 in this example) of cells 46a to 46k which are formed by sewing the base cloth 40 and expand in a cylindrical shape when the gas is supplied. Among the cells 46a to 46k, the first cell 46a to the seventh cell 46g are formed to extend in the vehicle left-right direction at the center of the airbag 13 in the vehicle left-right direction. The remaining eighth cell 46h to eleventh cell 46k are formed so as to extend in the vehicle vertical direction at both ends of the airbag 13 in the vehicle left-right direction. Each of these cells 46a to 46k is partitioned by sewing the base cloth 40, but is in a communicating state by not partially sewing the base cloth 40.
[0031]
More specifically, the first cell 46a and the second cell 46b communicate with the ninth cell 46i and the tenth cell 46j at both ends. The second cell 46b to the seventh cell 46g communicate with each other at the center of the airbag 13 in the vehicle left-right direction. The seventh cell 46g communicates with the eighth cell 46h to the eleventh cell 46k at both ends. Further, the eighth cell 46h and the ninth cell 46i communicate at the lower end of the vehicle, and the tenth cell 46j and the eleventh cell 46k communicate at the lower end of the vehicle. The connection portion 41 is provided so as to communicate with the second cell 46b at the center in the vehicle left-right direction.
[0032]
Next, a method of folding the airbag 13 will be described below.
First, as shown in FIG. 4A, a direction (direction of arrow B in FIG. 4A) that intersects with the deployment direction of the airbag 13 itself (direction of arrow A in FIG. 4A). The both end portions 13e are folded toward the center in the intersecting direction (first folding). In the first fold, each end 13e is folded along a sewing thread between the eighth cell 46h and the ninth cell 46i and between the tenth cell 46j and the eleventh cell 46k. In the first fold, both end portions 13e are folded toward the opposite surface 13d facing the rear window glass 20c in the unfolded state.
[0033]
Next, as shown in FIG. 4B, the airbag 13 is folded such that the upper side 13a and the lower side 13b thereof are close to each other (second folding). In the second fold, the airbag 13 is spirally folded from the lower side 13b toward the upper side 13a to a position separated from the connection portion 41 by a predetermined distance toward the lower side 13b. At this time, the airbag 13 is spirally folded from the lower side 13b of the airbag 13 toward the opposite surface 13d. By the second folding, the spiral portion 13f is formed in the airbag 13 at a position separated by a predetermined distance including the second cell 46b communicating from the connection portion 41 to the connection portion 41 on the deployment direction side.
[0034]
Subsequently, as shown in FIG. 4C, the airbag 13 is folded in a bellows shape between the connection portion 41 and the spiral portion 13f to form a bellows folded portion 13g. The airbag 13 is folded by such a procedure.
[0035]
Next, the configuration of the end of the roof 21 to which the airbag 13 is attached on the vehicle rear side will be described below.
As shown in FIG. 5, a roof 21 of the vehicle 20 includes a roof panel 23 as an exterior member, a roof head lining 24 as a decorative member, and an inner panel 25. The roof head lining 24 is provided to cover the entire side surface of the roof panel 23 on the vehicle compartment 20a side with a flexible material such as a synthetic resin. The inner panel 25 is provided between the roof panel 23 and the roof head lining 24, and forms a hollow rear roof rail 25a together with the roof panel 23. At the rear end of the roof panel 23, a back door 26 is mounted via a hinge mechanism 27 so as to be openable and closable. A rear window glass 20c is mounted on the back door 26.
[0036]
The roof head lining 24 has a vehicle rear end 24a engaged with a cover piece 29b projecting from a base 29a of a sealing weather strip 29 attached to a rear end of the inner panel 25. . The roof head lining 24 is provided such that the rear portion of the vehicle is displaced downward by the pressure when the airbag 13 is inflated.
[0037]
A plurality of mounting holes 25b are formed at the front end of the inner panel 25 on the rear side of the vehicle 20, and mounting nuts 30 are welded to correspond to the mounting holes 25b. These mounting nuts 30 are used for mounting the inflator 12. Here, the rigidity of the rear roof rail 25a is increased so that deformation when a shock is applied to the vehicle 20 from behind is relatively small. Therefore, in the present embodiment, the inflator 12 is fixed to the roof 21 (the inner panel 25) through the mounting nut 30.
[0038]
A bracket 32 is attached to the inner panel 25 using a mounting bolt 31 screwed into a mounting nut 30 from the mounting hole 25b. The inflator 12 is fixed to the bracket 32.
[0039]
Next, a fixing structure of the airbag 13 will be described below.
As shown in FIG. 5, an insertion hole 60 is formed in the inner panel 25 at a position corresponding to the mounting piece 42 of the airbag 13 at a front end thereof. A fixing bolt 61 inserted from the inside of the rear roof rail 25a toward the vehicle interior 20a is welded to the insertion hole 60. With the fixing bolt 61 inserted into the through hole of the mounting piece 42 of the airbag 13, a fixing nut 62 is screwed to the fixing bolt 61. Thus, the airbag 13 is fixed to the inner panel 25 via the mounting piece 42.
[0040]
Further, the roof panel 23 is provided with a roof bow 63 disposed on the side surface on the vehicle compartment 20a side so as to extend in the vehicle left-right direction on the vehicle front side with respect to the inner panel 25. The roof bow 63 has an attachment hole formed at a position corresponding to the attachment belt 44 of the airbag 13. The airbag 13 is fixed to the roof bow 63 by engaging a clip 64 that penetrates the through hole of the attachment belt 44 into the attachment hole.
[0041]
Thus, in a state where the airbag 13 is fixed to the inner panel 25 and the roof bow 63, a portion of the airbag 13 closer to the upper side 13a than the mounting piece 42, that is, a portion corresponding to the first cell 46a is substantially It is stored between the roof panel 23 and the roof head lining 24 in a state of being spread in a plane. The portion of the airbag 13 closer to the lower side portion 13b than the attachment piece 42 is in a direction in which the bellows-folded portion 13g and the spiral portion 13f are deployed when the airbag 13 is inflated, that is, in a direction toward the back door 26. It is stored between the roof panel 23 and the roof head lining 24 in a state of being folded so as to be continuous. Thereby, the airbag 13 is stored between the roof panel 23 and the roof head lining 24 so as to extend in the vehicle left-right direction.
[0042]
Next, the operation of the rear collision airbag device will be described below.
First, when a predetermined or more impact is applied to the vehicle 20 from behind, a signal from the sensor 14 is input to the control device 15, and the control device 15 outputs an operation signal to the inflator 12. As a result, gas is generated in the inflator 12, and the gas is introduced into the airbag 13 through the gas supply pipe and the connection portion 41.
[0043]
Then, as shown in FIG. 6, the gas supply from the inflator 12 causes the pressure of the bellows-folded portion 13 g (the second cell 46 b) and the first cell 46 a to be rapidly increased and inflated by the gas supply. Is done. Due to the expansion of the bellows folded portion 13g and the first cell 46a, the vehicle rear portion of the roof head lining 24 is pressed downward. By this pressing, the engagement of the roof head lining 24 with the roof panel 23 at the vehicle rear portion is released, and the vehicle rear portion is displaced downward as a whole. An opening is formed between the roof head lining 24 and the inner panel 25 due to the displacement of the roof head lining 24 at the rear portion of the vehicle.
[0044]
Subsequently, when gas is supplied from the inflator 12 to the inside of the airbag 13, as shown in FIG. 7, the spiral portion 13 f of the airbag 13 expands and deploys along the rear window glass 20 c. At this time, the end portions 13e of the airbag 13 are inflated and deployed in the left-right direction of the vehicle while being displaced in a substantially semicircular shape toward the rear side of the vehicle from the state of being folded toward the center in the deployment direction.
[0045]
Thereby, the airbag 13 is deployed so as to partition between the rear seat 20b and the rear window glass 20c in the vehicle interior 20a. Then, the occupant sitting on the rear seat 20b is isolated from the rear window glass 20c via the airbag 13. Therefore, the inflated and deployed airbag 13 not only absorbs the impact applied to the rear of the vehicle 20 but also reduces the influence of the scattered or intruding objects from the rear into the vehicle interior 20a. .
[0046]
Further, a portion of the airbag 13 closer to the upper side 13a than the mounting piece 42, that is, the first cell 46a is inflated between the roof panel 23 and the roof head lining 24. Thereby, a thick cushion is formed between the roof panel 23 and the roof head lining 24 by the first cells 46a. For this reason, the protection performance for the occupant sitting on the rear seat 20b can be improved.
[0047]
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) In this rear-impact airbag device, after the first folding of the airbag 13 at both ends 13e in the direction intersecting the deployment direction of the airbag 13 toward the center in the intersecting direction, the lower side portion is formed. The second folding is performed so that the upper side 13b approaches the upper side 13a. By performing the first fold and the second fold, the width of the airbag 13 in the direction intersecting with the deployment direction is made shorter than the width of the airbag 13 in the direction intersecting with the deployment direction in a state where the airbag 13 is spread in a plane. Can be. Therefore, it is possible to improve the storability when the folded airbag 13 is stored in the space between the roof panel 23 and the roof head lining 24 of the vehicle 20.
[0048]
(2) In this rear-impact airbag device, when the airbag 13 is first folded, both end portions 13e of the airbag 13 are folded toward the opposite surface 13d. Thereby, when the airbag 13 is inflated and deployed, the both end portions 13e are displaced from the state folded toward the center in the deployment direction so as to draw a substantially semicircle toward the rear side of the vehicle along the rear window glass 20c. It is deployed in the left and right direction of the vehicle. For this reason, both ends 13e are less likely to interfere with the headrest or the like of the rear seat 20b during the deployment process. As a result, each end 13e of the airbag 13 can be quickly displaced to the predetermined deployed position, and the protection performance for the occupant sitting on the rear seat 20b can be improved.
[0049]
(3) In the rear-impact airbag device, when the airbag 13 is folded in the second direction, a portion corresponding to the space between the connecting portion 41 and the lower side portion 13b of the airbag 13 is spirally formed on the opposite surface 13d. Is folded. Thus, when the gas supplied into the airbag 13 flows through the spiral portion 13f of the airbag 13, a deployment force is generated in the airbag 13 toward the rear of the vehicle (rear window glass 20c). This deployment force causes the airbag 13 to deploy along the rear window glass 20c. Therefore, the stability of the deployment behavior of the airbag 13 can be improved, and the stability of the protection area for the occupant sitting on the rear seat 20b can be improved.
[0050]
(4) In the rear collision airbag device, a bellows-folded portion 13g is provided between the connection portion 41 of the airbag 13 and the spiral portion 13f.
Thereby, the deployment resistance of the airbag 13 in the vicinity of the connection portion 41 is reduced as compared with, for example, a case where the entire portion from the supply port 41a (connection portion 41) to the lower side portion 13b of the airbag 13 is spirally folded. Can be reduced. Therefore, the bellows folded portion 13g of the airbag 13 can be quickly inflated, and an opening can be formed at an early stage in the vehicle rear portion between the roof panel 23 and the roof head lining 24. As a result, the airbag 13 can be deployed early.
[0051]
(Modification)
Note that the first embodiment of the present invention may be modified as follows.
In the above-described embodiment, when the airbag 13 is first folded, the both ends 13e are sewn between the eighth cell 46h and the ninth cell 46i and between the tenth cell 46j and the eleventh cell 46k. It is not limited to a configuration that folds along the yarn. These both end portions 13e may be folded, for example, along a line parallel to the sewing thread or a line intersecting the sewing thread.
[0052]
In the above-described embodiment, when the airbag 13 is first folded, the both end portions 13e may be folded toward the facing surface 13c of the airbag 13.
In the above embodiment, when the airbag 13 is folded second, the airbag 13 may be spirally folded so that the spiral portion 13f is formed on the facing surface 13c side of the airbag 13. Good.
[0053]
In the above embodiment, after the airbag 13 is first folded, the portion from the lower side portion 13b to the connecting portion 41 of the airbag 13 may be folded in a bellows.
[0054]
(2nd Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 8 and 9 focusing on parts different from the first embodiment. In the second embodiment, the method of folding the airbag 13 is different from that of the first embodiment.
[0055]
In the present embodiment, as shown in FIG. 8, the upper side 13a and the lower side 13b of the airbag 13 approach each other in a state where the base cloth 40 is spread in a plane (the state shown in FIG. 3). It is folded like. More specifically, the airbag 13 is spirally folded from the lower side 13b toward the upper side 13a to a position at a predetermined distance from the connecting portion 41 to the lower side 13b. At this time, the airbag 13 is spirally folded from the lower side 13b of the airbag 13 toward the opposite surface 13d. Thereby, the spiral portion 13f is formed in the airbag 13 at a position separated from the connection portion 41 by a predetermined distance in the deployment direction (direction toward the lower side portion 13b).
[0056]
Further, in the present embodiment, a portion corresponding to between the connecting portion 41 of the airbag 13 and the spiral portion 13f is a non-folding portion 13h that is stored in the vehicle 20 in an expanded state. The airbag 13 is folded by such a procedure.
[0057]
The airbag 13 folded in this manner is housed in the space between the roof panel 23 and the roof head lining 24 of the vehicle 20 in a manner as shown in FIG.
[0058]
That is, as shown in FIG. 9, the portion of the airbag 13 closer to the lower side 13 b than the attachment piece 42 is such that the non-folded portion 13 h and the spiral portion 13 f are continuously inflated and deployed toward the back door 26. Is housed between the roof panel 23 and the roof head lining 24. Here, in the present embodiment, the non-folded portion 13h of the airbag 13 is in a state of being deployed in a space between the roof panel 23 and the roof head lining 24. The airbag 13 is accommodated in the space so as to extend in the left-right direction of the vehicle. Further, the airbag 13 is housed in the space in a state where both end portions 13e in a direction intersecting with the deployment direction are bent along the facing surface between the roof panel 23 and the roof head lining 24.
[0059]
Therefore, according to the present embodiment, the same effects as the effects (3) and (4) of the first embodiment can be obtained.
(Modification)
Note that the second embodiment of the present invention may be modified as follows.
[0060]
-In the said embodiment, the airbag 13 is not limited to what becomes a substantially trapezoid in the state expanded in planar shape. The airbag 13 may be, for example, substantially rectangular in a state of being spread in a plane.
[0061]
In the above embodiment, when folding the airbag 13, instead of folding so as to provide the non-folding portion 13h between the connection portion 41 and the spiral portion 13f, the airbag 13 is folded so as to provide the bellows folding portion 13g. Is also good. Moreover, you may make it fold so that both a bellows-fold part and a non-fold part may be provided between the connection part 41 and the spiral part 13f. In addition, the non-folded portion 13h may be omitted, and a portion corresponding to a portion between the connection portion 41 and the lower side portion 13b of the airbag 13 may be spirally folded over the entire deployment direction.
[0062]
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 10 and 11, focusing on parts different from the first embodiment. In the third embodiment, the method of folding the airbag 13 is different from that of the first embodiment.
[0063]
In the present embodiment, first, as shown in FIG. 8, the airbag 13 is spirally folded such that the upper side 13a and the lower side 13b thereof approach each other to form a spiral part 13f (first folding). . Thereafter, as shown in FIG. 10, both end portions 13e in the direction intersecting with the developing direction are folded toward the center in the intersecting direction (second folding). In the second fold, both end portions 13e are folded back toward the deployment direction (downward in FIG. 10) of the airbag 13. Further, a portion corresponding to a portion between the connection portion 41 of the airbag 13 and the spiral portion 13f is a non-folded portion 13h that is stored in the vehicle 20 in an expanded state. The airbag 13 is folded by such a procedure.
[0064]
The airbag 13 folded in such a manner is stored in a space between the roof panel 23 and the roof head lining 24 of the vehicle 20 in a manner as shown in FIG.
[0065]
That is, as shown in FIG. 11, the non-folded portion 13h and the spiral portion 13f of the airbag 13 are connected to the roof panel 23 and the roof head lining 24 so that they continuously expand and deploy toward the back door 26. It is stored in between. Here, in the present embodiment, the non-folded portion 13h of the airbag 13 is in a state of being deployed in a space between the roof panel 23 and the roof head lining 24. The airbag 13 is accommodated in the space so as to extend in the left-right direction of the vehicle. Further, the airbag 13 is housed in the space with both ends 13e in a direction intersecting with the deployment direction folded back toward the deployment direction of the airbag 13 (direction toward the back door 26).
[0066]
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effects described in (1), (3), and (4) in the first embodiment.
(5) In this rear-impact airbag device, when the airbag 13 is folded in the second direction, both end portions 13e in a direction intersecting the deployment direction of the airbag 13 itself are folded toward the deployment direction.
[0067]
Thereby, the thickness of the folded airbag 13 in the vehicle vertical direction can be reduced. For this reason, a large space is not required for housing the airbag 13, and the space between the roof panel 23 and the roof head lining 24, the roof panel 23 corresponding to the spiral portion 13 f of the airbag 13, The distance between the surface facing the roof head lining 24 can be reduced. As a result, the distance between the head of the occupant seated in the rear seat 20b and the roof head lining 24, that is, the head clearance, is not sacrificed, and the storability of the airbag 13 in the vehicle 20 is further improved. be able to.
[0068]
When the airbag 13 is inflated and deployed, first, the first cell 46a and the non-folded portion 13h are inflated, and both ends 13e are inflated. At this time, the entirety of the portion of the roof head lining 24 on the vehicle rear side is pushed down by the expansion of the first cell 46a, the non-folded portion 13h, and both end portions 13e. As a result, an opening is formed in the portion on the vehicle rear side between the roof panel 23 and the roof head lining 24, which is wide open in the vehicle left-right direction. For this reason, the airbag 13 can be uniformly deployed through the opening in the entire left-right direction of the vehicle.
[0069]
(Modification)
Note that the third embodiment of the present invention may be modified as follows.
In the above embodiment, when the airbag 13 is attached to the vehicle 20 or the like where the distance between the headrest of the rear seat 20b and the roof headlining 24 is relatively large, for example, the second At the time of folding, both ends 13e of the airbag 13 may be folded upward or downward in the vehicle.
[0070]
In addition, the following are common elements that can be changed in the above embodiments.
In the above embodiments, the sewing mode of the base cloth 40, that is, the arrangement mode of the cells 46a to 46k is limited to those shown in FIGS. 3, 4 (a) to 4 (c), FIGS. Not done. The arrangement of these cells 46a to 46k can be appropriately changed according to, for example, the size and shape of the airbag 13.
[0071]
In the above embodiments, the example of the airbag 13 in which the cells 46a to 46k are formed by sewing the base cloth 40 using sewing threads has been described, but the invention is not limited to the airbag 13. In the present invention, for example, an airbag or the like in which the cells 46a to 46k are formed by weaving the base fabric 40 by bag weaving may be used.
[0072]
In the above embodiments, a configuration may be adopted in which a part of the airbag 13 is housed between the vehicle body and the rear pillar 66 (see FIG. 1 and the like).
In the above embodiments, the airbag 13 may be deployed so as to cover at least a part of the surface of the rear pillar 66 of the vehicle 20 on the vehicle compartment 20a side.
[0073]
In the above embodiments, the inflator 12 is provided at the end of the roof 21 on the rear side of the vehicle 20. However, if gas from the inflator 12 can be reliably supplied to the airbag 13, The location where the inflator 12 is provided may be arbitrarily changed.
[0074]
In the above embodiments, the rear collision airbag device is housed between the roof panel 23 and the roof head lining 24. On the other hand, the rear collision airbag device may be attached to the roof head lining 24 in a state where the airbag device is housed in a case or the like that can be opened when the airbag 13 is inflated and deployed.
[0075]
In the above embodiments, the inflator 12 and the airbag 13 are provided one by one. However, if the impact applied from the rear to the vehicle 20 can be appropriately absorbed, the inflator 12 and the airbag 13 A configuration in which at least one of the plurality is provided may be employed.
[0076]
In the above embodiments, the airbag 13 may be inflated by an output signal from the collision prediction sensor of the vehicle 20. In this case, since the airbag 13 is inflated and deployed before the vehicle 20 collides, the occupant can be more reliably restrained.
[0077]
-In each said embodiment, it was set as the structure which inflates and deploys the airbag 13 so that it may hang down substantially in the direction of gravity. On the other hand, in a vehicle attached with the rear window glass 20c inclined, the airbag 13 may be inflated and deployed along the inclination of the rear window glass 20c.
[0078]
In the above embodiments, the present invention is embodied in a one-box type or two-box type vehicle, but the present invention may be embodied in a three-box type vehicle.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a rear portion of a vehicle to which a first embodiment of the present invention has been applied.
FIG. 2 is a rear view of the vehicle.
FIG. 3 is a front view of the airbag.
FIGS. 4A to 4C are explanatory diagrams for explaining a procedure for folding an airbag.
FIG. 5 is a sectional view taken along line 5-5 of FIG. 2;
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a rear portion of the vehicle showing the airbag in an initial stage of inflation and deployment.
FIG. 7 is an enlarged cross-sectional view of the rear portion of the vehicle, showing the airbag at the end of inflation and deployment.
FIG. 8 is an explanatory diagram illustrating folding of the airbag according to the second embodiment.
FIG. 9 is an enlarged sectional view showing a rear portion of the vehicle in which the airbag is stored.
FIG. 10 is an explanatory diagram illustrating folding of the airbag according to the third embodiment.
FIG. 11 is an enlarged sectional view showing a rear portion of the vehicle in which the airbag is stored.
[Explanation of symbols]
Reference numeral 12 denotes an inflator, 13 denotes an airbag as a rear collision airbag, 13c denotes an opposite surface, 13d denotes an opposite surface, 13e denotes an end, 13f denotes a spiral portion, 13g denotes a bellows-folded portion, 13h ... Vehicle, 20a: cabin, 20b: rear seat as a seat, 41a: supply port.

Claims

It has a supply port through which gas is supplied, and is stored inside the vehicle so as to extend in the vehicle left-right direction in a folded state, and is expanded and deployed behind the rearmost seat in the vehicle interior by the supply of the gas. In the method of folding a rear collision airbag,
The rear collision airbag is configured such that, after a first fold in which an end in a direction intersecting with the deployment direction of the airbag itself is folded toward the center in the intersecting direction, both ends in the deployment direction approach. A method of folding a rear-impact airbag, wherein a second folding is performed.

The rear-impact airbag has a facing surface facing the seat in an expanded state and an opposite surface located on the opposite side, and in the first fold, a direction intersecting the deployment direction of the airbag itself. 2. The method for folding a rear-impact airbag according to claim 1, wherein an end of the rear airbag is folded toward the opposite surface.

The rear-impact airbag has an opposing surface facing the seat in an unfolded state and an opposing surface located on the opposite side. In the second fold, the rear-impact airbag includes the opposing surface. The method for folding a rear-impact airbag according to claim 1 or 2, wherein the airbag is spirally folded toward the side.

It has a supply port through which gas is supplied, and is stored inside the vehicle so as to extend in the vehicle left-right direction in a folded state, and is expanded and deployed behind the rearmost seat in the vehicle interior by the supply of the gas. In the method of folding a rear collision airbag,
After the first fold, in which the both ends in the deployment direction of the airbag itself approach each other, the rear end airbag is folded in such a way that the ends in the direction intersecting with the deployment direction are closer to the center in the direction in which the airbags intersect. A method of folding a rear-impact airbag, wherein a second folding is performed.

The method for folding a rear-impact airbag according to claim 4, wherein, in the second folding, an end in a direction intersecting with a deployment direction of the airbag itself is folded toward the deployment direction.

It has a supply port through which gas is supplied, and is stored inside the vehicle so as to extend in the vehicle left-right direction in a folded state, and is expanded and deployed behind the rearmost seat in the vehicle interior by the supply of the gas. In the method of folding a rear collision airbag,
The rear-impact airbag has a facing surface facing the seat in an expanded state and an opposite surface located on the opposite side, and the rear-impact airbag is spirally folded toward the opposite surface. A method of folding a rear-impact airbag, comprising:

A portion corresponding to the portion between the supply port and the spirally folded portion of the rear collision airbag is provided with a bellows-folded portion that has been folded in a bellows, or a non-folded portion that is in an expanded state. The method of folding a rear-impact airbag according to any one of claims 1 to 6.

An inflator for generating gas, and a supply port through which gas from the inflator is supplied, is housed inside the vehicle in a folded state so as to extend in the vehicle left-right direction. A rear-impact airbag device having a rear-impact airbag that inflates and deploys behind a rearmost seat in a room,
A rear-impact airbag device comprising a rear-impact airbag folded by the method for folding a rear-impact airbag according to any one of claims 1 to 7.