JP2004337119A - Structural material for construction and joining structure for structural material for construction - Google Patents

Structural material for construction and joining structure for structural material for construction Download PDF

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a structural material for construction in which it is not required to use a metallic pipe for reinforcement and prepare a material having a cross section different in size and shapes according to structural bearing force, and a joining structure for the structural material for construction. <P>SOLUTION: The structural material for construction is constituted so that resin pipes 2 parallelly arranged are connected through a connecting member 22 to each other. As a result, the pipe 2 can be used without reinforcing the pipe 2 by a metallic pipe and it is not required to prepare the structural material for construction different in size and shapes by determining connecting numbers of resin pipes 2 according to structural bearing force, because a plurality of resin pipes 2 are parallelly connected. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂のパイプによって構成された建築用構造材および建築用構造材の接合構造に関するものである。
【０００２】
【背景の技術】
パイプを建築用の構造材として使用した技術の一例として特許文献１に記載のものが知られている。
この技術では、ビニールハウス用構造材は、骨組材と固定具とからなっている。骨組材は金属管に合成樹脂が被覆され、この合成樹脂製のパイプの外壁に突条が形成されている。
そして、このような構成のビニールハウス用構造材を用いてビニールハウス枠を形成し、このビニールハウス枠の外側にフィルムを被覆し、このフィルムの外側から固定具を骨組材に嵌合することによって、ビニールハウスを形成している。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−１１６２４７号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記ビニールハウス用構造材の骨組材は、金属管に合成樹脂が被覆された構成となっている。逆にいうと、合成樹脂製のパイプの内側に金属管を挿入した構成となっている。これは、合成樹脂製のパイプだけでは、構造材として使用する場合に強度不足なる場合があり、その強度不足を補うために、金属管で補強するようにしている。
金属管は合成樹脂製のパイプに比して高価であるため、構造材としてコスト高となり、また、金属管は合成樹脂製のパイプに比して重いので、重量も大きくなる。
また、上記のような骨組材によって、ビニールハウス等の骨組みを構築する際、骨組みに必要とされる構造耐力に応じた断面の骨組材を使用するが、この場合、構造耐力に応じて大きさや形状の異なる断面のものを用意する必要がある。
【０００５】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、補強用の金属管を使用する必要がなく、しかも、構造耐力に応じて大きさや形状の異なる断面のものを用意する必要がない建築用構造材および建築用構造材の接合構造を提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項１に記載の発明は、例えば図１〜図３に示すように、樹脂で形成された樹脂パイプ２が複数平行に配置されるとともに、これら複数の樹脂パイプ２，２が、該樹脂パイプ２，２の軸方向に所定間隔で設けられた複数の連結部材３…によって連結されてなることを特徴とする。
【０００７】
請求項１に記載の発明によれば、平行に配置された複数の樹脂パイプ２が連結部材３によって連結されているので、樹脂パイプ２を金属管によって補強しなくても、建築用構造材１として使用できる。
また、金属管が不用であるので、その分コスト低減でき、また、重量も軽減できる。
また、樹脂パイプ２を複数平行に連結しているので、構造耐力に応じて樹脂パイプ２の連結本数を決定することによって、大きさや形状の異なる断面の建築用構造材１を形成でき、よって、大きさや形状の異なる断面の建築用構造材を用意する必要がない。
【０００８】
請求項２に記載の発明は、請求項１に記載の建築用構造材において、
前記連結部材３は、前記複数の樹脂パイプ２の外周にそれぞれ密接して該複数の樹脂パイプ２をそれぞれ保持する複数の保持部４，４と、
これら保持部４，４どうしを連結する連結部５とを備えていることを特徴とする。
【０００９】
請求項２に記載の発明によれば、保持部４，４が樹脂パイプ２，２の外周に密接して保持しているので、樹脂パイプ２，２のガタツキを抑えて、これら樹脂パイプ２，２どうしを強固に連結できる。
【００１０】
請求項３に記載の発明は、例えば図１（ａ）、（ｂ）に示すように、請求項１または２に記載の建築用構造材において、
前記樹脂パイプ２の内壁面には、リブ２ａまたは仕切壁２ｂが樹脂パイプ２の軸方向に沿って設けられていることを特徴とする。
【００１１】
請求項３に記載の発明によれば、樹脂パイプ２の内壁面に設けられたリブ２ａまたは仕切壁２ｂによって樹脂パイプ自体を補強でき、よって、これら樹脂パイプ２を連結してなる建築用構造部材１の強度を高めることができる。
【００１２】
請求項４に記載の発明は、請求項１〜３のいずれか一項に記載の建築用構造材において、
前記樹脂パイプ２は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した筒状ものであることを特徴とする。
【００１３】
ここで、前記セルロース系微粉粒とは、例えば、木材の粗粉砕物、バカスの祖粉砕物、稲藁の粗粉砕物等における各種植物細胞体の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理することによって得ることができる。
【００１４】
磨砕処理とは、粉砕処理と研磨処理とを併せ持つ処理を言うものであり、これら粉砕処理と研磨処理とを同時に行う処理であっても、粉砕処理を行った後、研磨処理を行う二工程からなる処理であってもよい。すなわち、ここで言う磨砕処理とは、後述するように、粗粉砕物から微粉砕物にする粉砕処理と、微粉際された粉粒を、繊維状態のものが絡み合い、その表面が繊毛で覆われている状態の粉粒形状から、表面に繊毛が少ない状態となるように表面研磨する研磨処理とを併せた処理を指している。
【００１５】
前記セルロース系微粉粒は、上記のように磨砕処理により粒径状に形成されることで、通常の木粉のような繊毛上の突出部分が少なくなり、水（湿気を含む）や溶剤などを吸着しにくくなっている。
【００１６】
また、前記樹脂とは、硬質樹脂や軟質樹脂のことであり、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、ポリウレタン樹脂、ＡＢＳ樹脂、ポリスチレン樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂が、成形部材を形成するには好適である。
【００１７】
請求項４に記載の発明によれば、樹脂パイプ２に防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
【００１８】
請求項５に記載の発明は、例えば図１１および図１２に示すように、請求項１〜４のいずれか一項に記載の建築用構造材１，１どうしを接合する建築用構造材の接合構造であって、
一方の建築用構造材１の端部と、他方の建築用構造材１の端部とが接合部材３５を介して接合されており、
この接合部材３５の一端部は、一方の建築用構造材の端部に設けられている連結部材３に固定され、
前記接合部材３５の他端部は他方の建築用構造材１の端部に設けられている連結部材３に固定されていることを特徴とする。
【００１９】
請求項５に記載の発明によれば、接合部材３５の一端部と他端部とがそれぞれ、接合すべき建築用構造材１，１の端部にそれぞれ設けられている連結部材３，３に固定されているので、複数の樹脂パイプ２，２からなる建築用構造材１，１どうしの端部どうしを、接合部材３５によって容易に接合できる。
【００２０】
請求項６に記載の発明は、例えば図６、図９および図１０に示すように、請求項１〜４のいずれか一項に記載の建築用構造材どうしを接合する建築用構造材の接合構造であって、
一方の建築用構造材１の端部と、他方の建築用構造材１の中間部とが接合部材３２を介して接合されており、
この接合部材３２の一端部３２ａは、一方の建築用構造材１の端部に設けられている連結部材３に固定され、
前記接合部材３２の他端部３２ｂは他方の建築用構造材１の中間部に設けられている連結部材３に固定されていることを特徴とする。
【００２１】
請求項６に記載の発明によれば、接合部材３２の一端部３２ａが一方の建築用構造材１の端部に設けられている連結部材３に固定され、他端部３２ｂが他方の建築用構造材１の中間部に設けられている連結部材３に固定されているので、複数の樹脂パイプ２，２からなる建築用構造材１，１を接合部材３２によって容易に交差させて接合できる。
【００２２】
請求項７に記載の発明は、例えば図６および図７に示すように、請求項１〜４のいずれか一項に記載の建築用構造材どうしを接合する建築用構造材の接合構造であって、
一方の建築用構造材１の端部と、他方の建築用構造材１の端部とが接合部材２２を介して接合されており、
前記接合部材２２は、接合すべき建築用構造材１の樹脂パイプ２の本数と等しい数の接合パイプ２３ａ，２３ｂを備えており、
該接合パイプ２３ａ，２３ｂの一端部は、一方の建築用構造材１の樹脂パイプ２，２の端部に挿入または外挿されて固定され、
前記接合パイプ２３ａ，２３ｂの他端部は、他方の建築用構造材１の樹脂パイプ２，２の端部に挿入または外挿されて固定されていることを特徴とする。
【００２３】
請求項７に記載の発明によれば、接合部材２２を構成する接合パイプ２３ａ，２３ｂの一端部と他端部とがそれぞれ、接合すべき建築用構造材，１を構成する樹脂パイプ２，２のそれぞれの端部に挿入または外挿されて固定されているので、複数の樹脂パイプ２，２からなる建築用構造材１，１どうしの端部どうしを、接合部材２２によって容易に接合できる。
【００２４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図１および図２は、本実施の形態の建築用構造材を示すものであり、図１は建築用構造材の横断面図、図２は要部の側面図である。
これらの図に示すように、建築用構造材１は、図１（ａ）に示すように、２本の樹脂パイプ２，２と、これら樹脂パイプ２，２を連結する複数の連結部材３…とを備えて構成されている。
【００２５】
樹脂パイプ２は、円筒状のものであり、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって形成されている。なお、樹脂パイプ２の外径、内径、長さ等は、建築用構造材１によって構築される構築物の種類、大きさ等によって適宜設定される。
２本の樹脂パイプ２，２は平行離間して配置され、これら樹脂パイプ２，２が複数の連結部材３…によって連結されている。連結部材３…は樹脂パイプ２の軸方向に所定間隔離間して配置されており、以下のように構成されている。
すなわちまず、連結部材３は、二つの保持部４，４と、これら保持部４，４どうしを連結する連結部５とを備えている。
【００２６】
保持部４はリング状に形成されたもので、その内側に樹脂パイプ２が挿通され、該樹脂パイプ２の外周に密接して該樹脂パイプ２を保持するものである
保持部４，４と連結部５とは、１枚の帯板状の金属板を図３に示すように、折曲加工することによって形成されたものである。図３に示すように、金属板６の左右両側には、リングを開いた形状の開環リング部７，７が形成されており、これら開環リング部７，７は平板部８で連結されている。この平板部８には二つの孔８ａ，８ａが左右に離間して形成されている。また、開環リング部７，７の外側には、平板状の端板部９，９が形成されており、該端板部９にはバーリング加工が施されるこよにとって、円筒状の突起部９ａ，９ａが形成されている。この突起部９ａの外径は、前記平板部８の孔８ａの直径より若干小さめに設定されている。また、端板部９の長さは、平板部８の長さの半分より若干短めに設定されている。
【００２７】
このように加工された金属板６は、その開環リング部７，７でリングを形成するようにして、その端板部９，９を平板部８に重ね合わせるとともに、端板部９，９に形成されている突起部９ａ，９ａを、平板部８に形成されている孔８ａ，８ａにはめ込むことによって、前記保持部４，４と連結部５とを備えた連結部材３を形成することができる。
また、連結部５には、図１（ａ）に示すように、ベース板１０とカバー１１とが該連結部５を挟むようにして装着されている。ベース板１０は連結部５とほぼ等しい形状、大きさの長方形板であり、このベース板１０には、前記孔８ａ，８ａと対向して、孔１０ａ，１０ａが形成されている。カバー１１はベース板１０とほぼ等しい形状、大きさの長方形板であり、前記孔８ａ，８ａと対向して、孔１１ａ，１１ａが形成されている。
そして、ベース板１０とカバー１１とは、連結部５を挟むようにして装着され、それらの孔１０ａ，１１ａに、ボルト等の止着材を前記孔８ａにはめ込まれた突起部９ａの内側に挿通するようにして、挿通し、該ボルトと、このボルトに螺合されたナットを締め付けることによって、ベース板１０とカバー１１とが連結部５を挟み込むようになっている。
【００２８】
このようにすることによって、連結部５は確実に固定される。つまり、連結部５において、端板部９，９と平板部８を重ね合せてこれらが離間しないように確実に固定できる。
また、前記ボルトとナットを外して、ベース板１０とカバー１１とを外したうえで、前記端板部９，９を平板部８から離間させ、さらに、端板部９，９どうしを離間させることによて、リング状の保持部４は開くことができるようになっている。つまり、保持部４は開閉できるようになっている。
【００２９】
上記のような構成の連結部材３によって、平行離間して配置された樹脂パイプ２，２どうしを連結する場合、保持部４，４を開いたうえで、該保持部４，４を樹脂パイプ２，２の外周部に外側からはめ込み、次いで、端板部９，９を接近させるとともに、平板部８に重ね合わせ、端板部９，９の突起部９ａ，９ａを平板部８の孔８ａ，８ａにはめ込む。これによって、保持部４，４は閉じるとともに樹脂パイプ２，２の外周に密接して該樹脂パイプ２，２を強固に保持する。そして、ベース板１０とカバー１１とを、連結部５を挟むようにして装着し、それらの孔１０ａ，１１ａに、ボルト等の止着材を前記孔８ａにはめ込まれた突起部９ａの内側に挿通するようにして、挿通し、該ボルトと、このボルトに螺合されたナットを締め付けることによって、ベース板１０とカバー１１とによって連結部５を挟み込む。これによって、連結部５は確実に固定される。
【００３０】
そして、前記樹脂パイプ２，２の、前記連結部材３から所定間隔だけ離間した部位に、次の連結部材３を上記と同様にして装着していく工程を順次所定回数だけ繰り返して行うことによって、樹脂パイプ２，２を複数の連結部材３…によって連結する。これによって、本実施の形態の建築用構造材１が製造される。
このような建築用構造材１では、樹脂パイプ２，２の中心間の距離をｈ、樹脂パイプ２の断面積をＡ０、断面二次モーメントをＩ０とすると、
Ｘ軸（樹脂パイプ２，２の中心軸と平行でかつ、樹脂パイプ２，２の中心軸から最短で等しい距離にある軸）の断面二次モーメントＩは、
Ｉ＝２Ｉ０＋２（ｈ／２）２Ａ０ となり、樹脂パイプ１本分の断面二次モーメントＩ０ のＩ／Ｉ０ 倍となる。
例えば、Ｉ０＝２５．４ｃｍ４、 Ａ０＝８．５２ｃｍ２、 ｈ＝１００ｍｍ とすると、
Ｉ＝２×２５．４＋２×１００／４×８．５２＝４７６．８ｃｍ４ となる。
Ｉ／Ｉ０＝４７６．８／２５．４＝１８．８倍となる。つまり、建築用構造材１の断面二次モーメントは、１本の樹脂パイプの１８．８倍となり、曲げ剛性に優れたものとなる。
【００３１】
本実施の形態の建築用構造材１によれば、平行に配置された樹脂パイプ２，２が複数の連結部材３…によって連結されているので、樹脂パイプ２，２を金属管によって補強しなくても、建築用構造材１として使用できる。
また、従来ような樹脂パイプ２の内側に該樹脂パイプ２の長さ方向に沿って挿入される金属管が不用であるので、その分コスト低減でき、また、重量も軽減できる。なお、建築用構造材１は、金属板６で形成された複数の連結部材３を備えているが、この連結部材３は、樹脂パイプ２の軸方向に所定間隔で設けられているので、従来のような金属管よりも重量やコストを軽減できる。
さらに、樹脂パイプ２，２を複数平行に連結しているので、構造耐力に応じて樹脂パイプ２の連結本数を決定することによって、大きさや形状の異なる断面の建築用構造材１を形成でき、よって、大きさや形状の異なる断面の建築用構造材を用意する必要がない。
【００３２】
また、連結部材３の保持部４，４が樹脂パイプ２，２の外周に密接して保持しているので、樹脂パイプ２，２のガタツキを抑えて、これら樹脂パイプ２，２どうしを強固に連結できる。
さらに、連結部材３の保持部４，４が開閉可能に形成されているので、樹脂パイプ２，２を連結する際に、保持部４，４を開けて、樹脂パイプ２，２を挿入して閉じることによって、樹脂パイプ２，２に連結部材３を装着できるので、建築用構造材１を容易に製造できる。
また、建築用構造材１の樹脂パイプ２，２どうしをさらに強固に連結する際にも、さらに連結部材３を容易に装着できる。
加えて、樹脂パイプ４は、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した筒状ものであるので、樹脂パイプに防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
【００３３】
なお、本実施の形態では、樹脂パイプ２の内壁面は円筒面状をなしているが、この内壁面に、例えば図１（ｂ）に示すように、軸方向に延在するリブ２ａを周方向に沿って所定間隔で多数形成してもよいし、図１（ｃ）に示すように、樹脂パイプ２の内壁面に樹脂パイプ２内を４つに仕切る十字状の仕切壁２ｂを樹脂パイプ２の軸方向に沿って形成してもよい。
このように、樹脂パイプ２の内壁面に、リブ２ａ…や仕切壁２ｂを設けることによって、樹脂パイプ２自体を補強でき、よって、これら樹脂パイプ２を連結してなる建築用構造部材１の強度を高めることができる。
【００３４】
また、本実施の形態では、２本の樹脂パイプ２，２を連結部材３によって連結することによって、建築用構造材１を形成したが、これに限ることなく、例えば、図４に示すように、３本の樹脂パイプ２…を連結部材３によって、建築用構造材１５を形成してもよいし、図５に示すように、４本の樹脂パイプ２…を連結部材３によって、建築用構造材１６を形成してもよい。さらに、４本以上の樹脂パイプ２…を連結部材３によって、建築用構造材を形成してもよい。
【００３５】
次に前記建築用構造材１によって構築されたビニールハウスの骨組み２０について説明する。
図６は、骨組み２０を示す斜視図である。この図に示すように、骨組み２０は、山形状をなし、平行離間して配置された３つの基本骨組み２１…を備えている。
【００３６】
基本骨組み２１は、４つの建築用構造材１…で構成されており、そのうち２つ本の建築用構造材１，１は、平行に立設された柱を構成し、残り二つの建築用構造材１，１は、柱間に架設された山形の梁を構成している。
柱を構成する建築用構造材１と、梁を構成する建築用構造材１との接合構造は以下のようになっている。
すなわち、一方の建築用構造材（柱を構成する建築用構造材）１と、他方の建築用構造材（梁を構成する建築用構造材）１とは接合部材２２を介して接合されている。
【００３７】
接合部材２２は、ステンレス製のものであり、図７に示すように、接合すべき建築用構造材１，１の樹脂パイプ２，２の本数と等しい数、つまりの２本の接合パイプ２３ａ，２３ｂを備えている。これら接合パイプ２３ａ，２３ｂは、それぞれその軸方向中央部で折曲されて略く字状をなしている。また、接合パイプ２３ａ，２３ｂとは連結板２４，２４で連結されており、これら接合パイプ２３ａ，２３ｂの中心間の距離は、建築用構造材１の樹脂パイプ２，２の中心間の距離と等しくなっている。さらに、接合パイプ２３ａ，２３ｂの内径は、樹脂パイプ２，２の外径とほぼ等しいか若干大きめになっている。接合パイプ２３ａ，２３ｂの端部には、止めネジ２５が螺合され、この止めネジ２５の先端部は接合パイプ２３ａ，２３ｂの内側に突出可能になっている。
【００３８】
そして、接合パイプ２３ａ，２３ｂの一端部は、柱を構成する建築用構造部材１の樹脂パイプ２，２に外挿されており、逆に言えば、接合パイプ２３ａ，２３ｂの一端部に、樹脂パイプ２，２が挿入されており、この状態で止めネジ２５を締め込むことによって、接合パイプの一端部が、柱を構成する建築用構造部材１の樹脂パイプ２，２に固定されている。
また、接合パイプ２３ａ，２３ｂの他端部は、梁を構成する建築用構造部材１の樹脂パイプ２，２に外挿されており、逆に言えば、接合パイプ２３ａ，２３ｂの他端部に、樹脂パイプ２，２が挿入されており、この状態で止めネジ２５を締め込むことによって、接合パイプの他端部が、梁を構成する建築用構造部材１の樹脂パイプ２，２に固定されている。
【００３９】
このように接合部材２２を構成する接合パイプ２３ａ，２３ｂの一端部と他端部とがそれぞれ、接合すべき建築用構造材１，１を構成する樹脂パイプ２，２のそれぞれの端部に外挿されて固定されているので、２本の樹脂パイプ２，２からなる建築用構造材１，１どうしの端部どうしを、接合部材２２によって容易に接合できる。
【００４０】
また、山形の梁を構成する建築用構造材１，１は頂部で接合されるが、この接合も前記接合部材２２によって行われている。すなわち、接合部材２２を構成する接合パイプ２３ａ，２３ｂの一端部と他端部とがそれぞれ、梁を構成する建築用構造材１，１を構成する樹脂パイプ２，２のそれぞれの端部に外挿されて固定され、これによって、梁を構成する建築用構造材１，１どうしの端部どうしが、接合部材２２によって接合されている。
【００４１】
上記のようにして接合部材２２を用いて、柱を構成する建築用構造材１、梁を構成する建築用構造材１を接合することによって、基本骨組み２１を容易に形成できる。このような基本骨組み２１は、図８に示すような基礎ベース２６によって支持されている。
基礎ベース２６は、直方体状のコンクリートブロック２７に、左右一対のガイドパイプ２８，２８を離間して埋設し、かつ、ガイドパイプ２８，２８の略上半分をコンクリートブロック２７の上面から突出させたものである。ガイドパイプ２８，２８の中心間の距離は、柱を構成する建築用構造材１の樹脂パイプ２，２の中心間の距離と等しくなっている。また、ガイドパイプ２８の内径は、樹脂パイプ２の外径とほぼ等しいか若干大きめになっている。さらに、ガイドパイプ２８の外周部には、止めネジ２９が螺合され、この止めネジ２９の先端部はガイドパイプ２８の内側に突出可能になっている。
【００４２】
このような基礎ベース２６によって、基本骨組み２１を立設した状態で支持するには、基本骨組み２１の柱を構成する建築用構造材１の樹脂パイプ２，２の下端部を、基礎ベース２６のガイドパイプ２８，２８に挿入し、さらに、止めネジ２９を締め込むことによって行う。
基礎ベース２６によって立設された基本骨組み２１は、所定間隔で平行に３つ配置されており、これら基本骨組み２１…は、水平に配置された複数の建築用構造材１によって連結されている。
【００４３】
すなわち、図６に示すように、隣り合う基本骨組み２１，２１の柱間には、建築用構造材１が柱の上下方向中央部において略水平に配置されており、この建築用構造材１の端部と、柱を構成する建築用構造材１の中間部とが接合部材３２を介して接合されている。
この接合部材３２は、図９および図１０に示すように、帯板状の板材を折曲加工することによって形成されたものであり、その一端部には第１平板部３２ａが形成され、他端部には第２平板部３２ｂが形成され、これら第１平板部３２ａと第２平板部３２ｂとが曲板によって連結されている。第１平板部３２ａと第２平板部３２ｂとは、直角となるように配置されており、これら第１平板部３２ａと第２平板部３２ｂとにはそれぞれ孔３２ｃ，３２ｃが形成されている。
【００４４】
そして、接合部材３２の第１平板部３２ａは、水平に配置された建築用構造材１の端部に設けられている連結部材３に固定されており、接合部材３２の第２平板部３２ｂは柱を構成する建築用構造材１の中間部に設けられている連結部材３に固定されている。
第１平板部３２ａは、建築用構造材１の端部にある連結部材３の連結部５に当接されたうえで、ボルト等の止着材によって固定され、第２平板部３２ｂは建築用構造材１の中間部にある連結部材３の連結部５に当接されたうえで、ボルト等の止着材によって固定されている。
【００４５】
このように、接合部材３２の一端部（第１平板部３２ａ）が一方の建築用構造材（水平に配置された建築用構造材）１の端部に設けられている連結部材３に固定され、他端部（第２平板部３２ｂ）が他方の建築用構造材（柱を構成する建築用構造材）１の中間部に設けられている連結部材３に固定されているので、樹脂パイプ２，２からなる建築用構造材１，１を接合部材３２によって容易に交差させて接合できる。
【００４６】
そして、水平に配置された建築用構造材１の端部と、柱を構成する建築用構造材１の中間部が接合されているので、基本骨組み２１…の柱は、水平に配置された複数の建築用構造材１によって連結されている。
また、図６に示すように、隣り合う基本骨組み２１の山形の梁を構成する建築用構造材１，１間には、建築用構造材１が梁の中央部において略水平に配置されており、この建築用構造材１の端部と、梁を構成する建築用構造材１の中間部とが上記と同様にして接合部材３２を介して接合されている。
したがって、水平に配置された建築用構造材１の端部と、梁を構成する建築用構造材１の中間部も接合されているので、基本骨組み２１…は複数の水平に配置された建築用構造部材１によって連結されている。
【００４７】
上記のようにして複数の建築用構造部材１や接合部材２２，３２を使用してビニールハウスの骨組み２０を容易に形成できる。
【００４８】
また、本実施の形態では、柱を構成する建築用構造材１と山形の梁を構成する建築用構造材１とを、接合部材２２で接合したが、これに代えて図１１に示すように、接合部材３５で接合してもよい。
すなわち、一方の建築用構造材（柱を構成する建築用構造材）１１と、他方の建築用構造材（梁を構成する建築用構造材）１とは接合部材３５を介して接合されている。
接合部材３５は、図１２に示すように、ステンレス鋼板（ＳＵＳ材）製のものであり、正面視略く字状に形成されている。この接合部材３５の一端部には、孔３５ａが４つ形成されており、他端部にも孔３５ａが４つ形成されている。
また、柱を構成する建築用構造材１の上端部には、２つの連結部材３，３が近接して装着されており、梁を構成する建築用構造材１の端部にも、２つの連結部材３，３が近接して装着されている。
【００４９】
そして、図１１に示すように、接合部材３５の一端部は、柱を構成する建築用構造材１の２つの連結部材３，３に固定され、他端部は、梁を構成する建築用構造材１の２つの連結部材３，３に固定されている。
接合部材３５の端部を連結部材３，３に固定するには、連結部材３の連結部５に、ベース板１０とカバー１１を装着し、それらの孔１０ａ，１１ａに、ボルトを連結部５の孔８ａにはめ込まれた突起部９ａの内側に挿通するようにして、挿通する際に、このボルトをさらに接合部材２５の端部の孔２５ａに挿通し、このボルトと、このボルトに螺合されたナットを締め付けることによって、ベース板１０とカバー１１とによって連結部５を挟み込むとともに、接合部材３５の端部を連結部材３に固定することによって行う。
【００５０】
このように、接合部材３５の一端部と他端部とがそれぞれ、接合すべき建築用構造材（柱を構成する建築用構造材と、梁を構成する建築用構造材）１，１の端部にそれぞれ設けられている連結部５に固定されているので、２本の樹脂パイプ２，２からなる建築用構造材１，１どうしの端部どうしを、接合部材３５によって容易に接合できる。
【００５１】
また、山形の梁を構成する建築用構造材１，１は頂部で接合されるが、この接合も図１１に示すように、前記接合部材３５によって行われている。すなわち、接合部材３５の一端部は、一方の梁を構成する建築用構造材１の２つの連結部材３，３に固定され、他端部は、他方の梁を構成する建築用構造材１の２つの連結部材３，３に固定されている。
【００５２】
上記のようにして接合部材３５を用いて、柱を構成する建築用構造材１、梁を構成する建築用構造材１を接合することによって、基本骨組み２１を容易に形成できる。
【００５３】
また、柱を構成する建築用構造材１と山形の梁を構成する建築用構造材１や、山形の梁を構成する建築用構造材１，１どうしを接合する場合に、前記接合部材２２を使用した場合において、３つの基本骨組み２１…を、図１３に示すように、水平材４０によって連結してもよい。
すなわち、水平材４０は、前記樹脂パイプ２と同様に、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形することによって形成されたものであり、その外径および内径は、樹脂パイプ２と等しくなっている。
基本骨組み２１…を連結する場合、例えば、３本の水平材４０が使用されている。一つの水平材４０は、図１４および図１５に示すように、基本骨組み２１…の頂部にあるそれぞれの接合部材２２を貫通するようにして配置されている。接合部材２２は二つの接合パイプ２３ａ，２３ｂを備えているので、この接合パイプ２３ａ，２３ｂと、２枚の連結板２４，２４で囲まれた空間に水平材４０が挿通されている。
【００５４】
水平材４０はワイヤや紐で形成された線材４１で以下のようにして接合部材２２に固定されている。すなわち、２本の線材４１を上側の接合パイプ２３ａの屈曲部を挟んだ位置に掛けまわし、それぞれリング状に結んでおく。そして、これらリング状の線材４１を接合パイプ２３ａの屈曲部の下方で交差させ、その交差部に締付け治具４２を配置する。
締付け治具４２は、頭部に操作摘みが設けられた雄ねじ４２ａと、この雄ねじ４２ａの先端部に回転可能に取り付けられた引掛け部４２ｂと、雄ねじ４２ａに螺合された引掛け部４２ｃとから構成されている。
そして、この締付け治具４２の引掛け部４２ｂ，４２ｃにそれぞれリング状の線材４１を引掛けて、摘みを回して雄ねじ４２ａを回転させることによって、引掛け部４２ｃが引掛け部４２ｂから離間していき、これによって、リング状の線材４１，４１が締付けられていき、該線材４１，４１が水平部材４０を接合パイプ２３ａの屈曲部に押し付けることによって、水平部材４０が接続部材２２に固定されている。
【００５５】
さらに、残り２本の水平材４０，４０は、図１３および図１６に示すように、基本骨組み２１…の両肩部にあるそれぞれの接合部材２２を上記と同様にして貫通するようにして配置されている。そして、この貫通して配置された水平材４０，４０は上述した締付け治具４２と線材４１によって、上記と同様にして接続部材２２に固定されている。
【００５６】
このように、３つの基本骨組み２１…を３本の水平材４０によって、線材４１と締付け治具４２を使用して連結することによって、ビニールハウス用の骨組み２０を簡単に構築できる。
【００５７】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項１に記載の発明によれば、平行に配置された複数の樹脂パイプを連結部材によって連結しているので、樹脂パイプを金属管によって補強しなくても、建築用構造材として使用できる。
また、金属管が不用であるので、その分コスト低減でき、また、重量も軽減できる。
さらに、構造耐力に応じて樹脂パイプの連結本数を決定することによって、大きさや形状の異なる断面の建築用構造材を用意する必要がない。
【００５８】
請求項２に記載の発明によれば、保持部が樹脂パイプの外周に密接して保持しているので、樹脂パイプのガタツキを抑えて、これら樹脂パイプどうしを強固に連結できる。
【００５９】
請求項３に記載の発明によれば、樹脂パイプの内壁面に、リブまたは仕切壁が樹脂パイプの軸方向に沿って設けられているので、樹脂パイプ自体を補強でき、よって、これら樹脂パイプを連結してなる建築用構造部材の強度を高めることができる。
【００６０】
請求項４に記載の発明によれば、樹脂パイプが、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した筒状ものであるので、樹脂パイプに防水性、防腐性や木質感を付与することができる。
【００６１】
請求項５に記載の発明によれば、接合部材の一端部と他端部とがそれぞれ、建築用構造材の端部にそれぞれ設けられている連結部に固定されているので、建築用構造材どうしの端部どうしを、接合部材によって容易に接合できる。
【００６２】
請求項６に記載の発明によれば、接合部材の一端部が一方の建築用構造材の端部にある連結部材に固定され、他端部が他方の建築用構造材の中間部にある連結部材に固定されているので、る建築用構造材を接合部材によって容易に交差させて接合できる。
【００６３】
請求項７に記載の発明によれば、接合部材を構成する接合パイプの一端部と他端部とがそれぞれ、接合すべき建築用構造材を構成する樹脂パイプのそれぞれの端部に挿入または外挿されて固定されているので、建築用構造材どうしの端部どうしを、接合部材によって容易に接合できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る建築用構造材の一例を示すもので、（ａ）は、樹脂パイプの内壁面が円筒状面である場合の横断面図、（ｂ）は、樹脂パイプの内壁面にリブが設けられている場合の横断面図、（ｃ）は樹脂パイプの内壁面に仕切壁が設けられている場合の横断面図である。
【図２】同、要部の側面図である。
【図３】同、樹脂パイプを連結する連結部材を示す正面図である。
【図４】本発明に係る建築用構造の他の例を示す横断面図である。
【図５】本発明に係る建築用構造のさらに他の例を示す横断面図である。
【図６】本発明に係る建築用構造材を使用して組立てたビニールハウスの骨組みの一例を示す斜視図である。
【図７】本発明に係る建築用構造材どうしの接合に使用される接合部材の一例を示す斜視図である。
【図８】図６に示す骨組みの柱部分を支持する基礎ベースを示す斜視図である。
【図９】本発明に係る建築用構造材の接合構造の一例を示すもので、その斜視図である。
【図１０】図９の平面図である。
【図１１】本発明に係る建築用構造材の接合構造の他の例を示すもので、その要部の正面図である。
【図１２】本発明に係る建築用構造材どうしの接合に使用される接合部材の他の例を示す斜視図である。
【図１３】本発明に係る建築用構造材を使用して組立てたビニールハウスの骨組みの他の例を示す斜視図である。
【図１４】図１３に示すビニールハウスの骨組みの頂部を示す正面図である。
【図１５】図１３に示す水平材を接合部材に固定する方法を説明するための図である。
【図１６】図１３に示すビニールハウスの骨組みの肩部を示す斜視図である。
【符号の説明】
１，１５，１６ 建築用構造材
２ 樹脂パイプ
２ａ リブ
２ｂ 仕切壁
３ 連結部材
４ 保持部
５ 連結部
２２ 接合部材
２３ａ，２３ｂ 接合パイプ
３２，３５ 接合部材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an architectural structural material constituted by resin pipes and a joining structure of the architectural structural material.
[0002]
[Background technology]
As an example of a technique using a pipe as a structural material for building, a technique described in Patent Document 1 is known.
In this technique, the structural material for a greenhouse is composed of a framing material and a fixture. The frame material has a metal tube coated with a synthetic resin, and a ridge is formed on the outer wall of the synthetic resin pipe.
Then, a greenhouse frame is formed using the greenhouse structural material having such a configuration, a film is coated on the outside of the greenhouse frame, and a fixing tool is fitted to the frame material from the outside of the film. , Forming a greenhouse.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-116247 A
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the frame material of the structural material for a greenhouse has a configuration in which a metal tube is coated with a synthetic resin. To put it the other way around, a metal pipe is inserted inside a synthetic resin pipe. In this case, the strength of the synthetic resin pipe alone may be insufficient when used as a structural material. In order to compensate for the insufficient strength, the pipe is reinforced with a metal pipe.
Metal pipes are more expensive than synthetic resin pipes, so they are more costly as structural materials. In addition, metal pipes are heavier than synthetic resin pipes, so they are heavier.
In addition, when constructing a skeleton such as a greenhouse by using the above-described framing material, a framing material having a cross section corresponding to the structural strength required for the framing is used. It is necessary to prepare a cross section having a different shape.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and does not require the use of metal pipes for reinforcement, and furthermore, it is not necessary to prepare cross-sections having different sizes and shapes according to the structural strength. It is an object of the present invention to provide a joint structure between a structural material and a structural material for building.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 includes, as shown in FIGS. 1 to 3, for example, a plurality of resin pipes 2 formed of a resin, The resin pipes 2, 2 are connected by a plurality of connecting members 3 provided at predetermined intervals in the axial direction of the resin pipes 2, 2.
[0007]
According to the first aspect of the present invention, since the plurality of resin pipes 2 arranged in parallel are connected by the connecting member 3, the building structural material 1 does not need to be reinforced by the metal pipe. Can be used as
Further, since the metal tube is unnecessary, the cost can be reduced correspondingly, and the weight can be reduced.
Further, since the plurality of resin pipes 2 are connected in parallel, by determining the number of connected resin pipes 2 in accordance with the structural strength, it is possible to form the architectural structural material 1 having a cross section having a different size and shape. There is no need to prepare architectural structural materials having cross sections of different sizes and shapes.
[0008]
According to a second aspect of the present invention, in the structural material for a building according to the first aspect,
The connecting member 3 includes a plurality of holding portions 4 and 4 that are in close contact with the outer periphery of the plurality of resin pipes 2 and respectively hold the plurality of resin pipes 2,
It is characterized by having a connecting portion 5 for connecting these holding portions 4 and 4 to each other.
[0009]
According to the second aspect of the present invention, since the holding portions 4 and 4 hold the resin pipes 2 and 2 in close contact with the outer circumference thereof, rattling of the resin pipes 2 and 2 is suppressed, and The two can be firmly connected.
[0010]
According to a third aspect of the present invention, as shown in FIGS. 1 (a) and (b), for example, in the structural material for building according to the first or second aspect,
A rib 2 a or a partition wall 2 b is provided on an inner wall surface of the resin pipe 2 along an axial direction of the resin pipe 2.
[0011]
According to the invention described in claim 3, the resin pipe itself can be reinforced by the ribs 2a or the partition walls 2b provided on the inner wall surface of the resin pipe 2, and therefore, the structural member for building which is formed by connecting the resin pipes 2 to each other. 1 can be increased.
[0012]
The invention according to claim 4 is the building structural material according to any one of claims 1 to 3,
The resin pipe 2 is characterized by having a cylindrical shape obtained by mixing and extruding cellulose fine powder and resin.
[0013]
Here, the cellulosic fine particles are, for example, a raw material of various plant cell bodies such as a coarsely ground wood, a crushed bacas, a coarsely ground rice straw, and the like. It can be obtained by grinding.
[0014]
Grinding treatment refers to a treatment having both a grinding treatment and a polishing treatment. Even if the grinding treatment and the polishing treatment are performed simultaneously, a two-step process of performing the grinding treatment and then performing the polishing treatment is performed. May be performed. That is, the grinding treatment referred to here is, as will be described later, a crushing treatment for converting a coarsely crushed material into a finely crushed material, and the finely crushed powder particles are entangled in a fiber state, and the surface thereof is covered with cilia. It refers to a process that combines a polishing process of polishing the surface so that the surface has less cilia from the powdered particle shape in the broken state.
[0015]
The cellulosic fine powder particles are formed into a particle shape by the grinding treatment as described above, so that the protruding portion on the cilia like ordinary wood flour is reduced, and water (including moisture), solvent, etc. Is difficult to adsorb.
[0016]
Further, the resin is a hard resin or a soft resin, and vinyl chloride resin, foamed vinyl chloride resin, polyethylene resin, polypropylene resin, phenol resin, urethane resin, polyurethane resin, ABS resin, polystyrene resin, and the like are used. However, among them, vinyl chloride resin, polyethylene resin, and polypropylene resin are preferable for forming a molded member.
[0017]
According to the fourth aspect of the present invention, the resin pipe 2 can be provided with waterproofness, antiseptic properties, and woody feel.
[0018]
According to a fifth aspect of the present invention, as shown in FIGS. 11 and 12, for example, the building structural members 1 and 1 according to any one of the first to fourth aspects are joined together. Structure,
The end of one structural material for building 1 and the end of the other structural material for building 1 are joined via a joining member 35,
One end of the joining member 35 is fixed to the connecting member 3 provided at one end of the structural material for building,
The other end of the joining member 35 is fixed to a connecting member 3 provided at an end of the other structural member 1 for building.
[0019]
According to the invention as set forth in claim 5, one end and the other end of the joining member 35 are connected to the connecting members 3, 3 provided at the ends of the building structural materials 1, 1 to be joined, respectively. Since the fixing members are fixed, the ends of the structural members 1 and 1 made of the resin pipes 2 and 2 can be easily joined by the joining member 35.
[0020]
The invention according to claim 6 is, for example, as shown in FIGS. 6, 9, and 10, joining the structural materials for building which joins the structural materials for building according to any one of claims 1 to 4. Structure,
An end of one structural material for building 1 and an intermediate portion of the other structural material for building 1 are joined via a joining member 32,
One end 32a of the joining member 32 is fixed to the connecting member 3 provided at one end of the structural material 1 for building,
The other end 32b of the joining member 32 is fixed to a connecting member 3 provided at an intermediate portion of the other structural member 1 for building.
[0021]
According to the invention described in claim 6, one end 32a of the joining member 32 is fixed to the connecting member 3 provided at one end of the structural material 1 for building, and the other end 32b is used for the other building. Since it is fixed to the connecting member 3 provided in the intermediate portion of the structural material 1, the structural members 1, 1 made of a plurality of resin pipes 2, 2 can be easily crossed and joined by the joining member 32.
[0022]
The invention according to claim 7 is, for example, as shown in FIGS. 6 and 7, a joint structure of a structural material for building which joins the structural materials for building according to any one of claims 1 to 4. hand,
The end of one structural material for building 1 and the end of the other structural material for building 1 are joined via a joining member 22;
The joining member 22 includes the same number of joining pipes 23a and 23b as the number of the resin pipes 2 of the building structural material 1 to be joined,
One ends of the joining pipes 23a and 23b are inserted or extrapolated into ends of the resin pipes 2 and 2 of the structural material 1 for building and fixed.
The other ends of the joining pipes 23a and 23b are fixed by being inserted or extrapolated to the ends of the resin pipes 2 and 2 of the other structural structural material 1.
[0023]
According to the invention as set forth in claim 7, one end and the other end of the joining pipes 23a and 23b that constitute the joining member 22 are respectively the building structural material to be joined and the resin pipes 2 and 1 that constitute 1 Are fixed by being inserted or extrapolated to the respective ends of the structural members 1, 1 made of a plurality of resin pipes 2, 2.
[0024]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 show a structural material for building according to the present embodiment. FIG. 1 is a cross-sectional view of the structural material for building, and FIG. 2 is a side view of a main part.
As shown in these figures, as shown in FIG. 1A, the structural material for building 1 includes two resin pipes 2 and a plurality of connecting members 3 connecting the resin pipes 2 and 2. It is comprised including.
[0025]
The resin pipe 2 has a cylindrical shape, and is formed by mixing and extruding cellulose fine powder and resin. In addition, the outer diameter, the inner diameter, the length, and the like of the resin pipe 2 are appropriately set depending on the type, size, and the like of the building constructed by the building structural material 1.
The two resin pipes 2, 2 are arranged in parallel and separated from each other, and these resin pipes 2, 2 are connected by a plurality of connecting members 3. The connecting members 3 are arranged at predetermined intervals in the axial direction of the resin pipe 2, and are configured as follows.
That is, first, the connecting member 3 includes two holding portions 4 and 4 and a connecting portion 5 that connects the holding portions 4 and 4 to each other.
[0026]
The holding part 4 is formed in a ring shape, and the resin pipe 2 is inserted through the inside of the holding part 4, and the holding part 4 holds the resin pipe 2 in close contact with the outer periphery of the resin pipe 2.
The holding parts 4 and 4 and the connecting part 5 are formed by bending a single band-shaped metal plate as shown in FIG. As shown in FIG. 3, ring-opening ring portions 7, 7 each having an open ring are formed on both left and right sides of the metal plate 6, and these ring-opening ring portions 7, 7 are connected by a flat plate portion 8. ing. Two holes 8a, 8a are formed in the flat plate portion 8 so as to be separated from each other. Outside the ring-opening rings 7, 7, flat end plates 9, 9 are formed, and the end plate 9 is subjected to a burring process. 9a, 9a are formed. The outer diameter of the projection 9a is set slightly smaller than the diameter of the hole 8a of the flat plate portion 8. The length of the end plate 9 is set slightly shorter than half the length of the flat plate 8.
[0027]
The metal plate 6 processed in this manner is formed such that the ring-opening ring portions 7, 7 form a ring, the end plate portions 9, 9 are overlapped on the flat plate portion 8, and the end plate portions 9, 9 are formed. The connecting member 3 having the holding portions 4 and 4 and the connecting portion 5 is formed by fitting the projections 9a and 9a formed on the flat plate portion 8 into the holes 8a and 8a formed on the flat plate portion 8. Can be.
As shown in FIG. 1A, a base plate 10 and a cover 11 are mounted on the connecting portion 5 so as to sandwich the connecting portion 5 therebetween. The base plate 10 is a rectangular plate having substantially the same shape and size as the connecting portion 5. The base plate 10 has holes 10a, 10a opposed to the holes 8a, 8a. The cover 11 is a rectangular plate having substantially the same shape and size as the base plate 10, and has holes 11a, 11a formed opposite the holes 8a, 8a.
The base plate 10 and the cover 11 are mounted so as to sandwich the connecting portion 5, and a fastening material such as a bolt is inserted into the holes 10a and 11a inside the projection 9a fitted into the hole 8a. In this manner, the base plate 10 and the cover 11 sandwich the connecting portion 5 by inserting and tightening the bolt and the nut screwed to the bolt.
[0028]
By doing so, the connecting portion 5 is securely fixed. In other words, in the connecting portion 5, the end plate portions 9, 9 and the flat plate portion 8 can be overlapped and securely fixed so as not to be separated from each other.
Also, after removing the bolts and nuts, removing the base plate 10 and the cover 11, separating the end plate portions 9, 9 from the flat plate portion 8, and further separating the end plate portions 9, 9 from each other. Thereby, the ring-shaped holding part 4 can be opened. That is, the holding section 4 can be opened and closed.
[0029]
When connecting the resin pipes 2 and 2 arranged in parallel and separated by the connecting member 3 having the above configuration, the holding sections 4 and 4 are opened, and the holding sections 4 and 4 are connected to the resin pipe 2. , 2 are fitted from the outside, then the end plates 9, 9 are approached and overlapped on the flat plate portion 8, and the projections 9 a, 9 a of the end plate portions 9, 9 are inserted into the holes 8 a, 8a. As a result, the holding parts 4 and 4 are closed and closely contact with the outer periphery of the resin pipes 2 and 2 to firmly hold the resin pipes 2 and 2. Then, the base plate 10 and the cover 11 are mounted so as to sandwich the connecting portion 5, and a fastening material such as a bolt is inserted into the holes 10a and 11a inside the projection 9a fitted into the hole 8a. As described above, the connecting portion 5 is sandwiched between the base plate 10 and the cover 11 by inserting and tightening the bolt and the nut screwed to the bolt. Thereby, the connecting portion 5 is securely fixed.
[0030]
Then, by repeatedly performing the process of mounting the next connecting member 3 on the portions of the resin pipes 2 and 2 which are separated from the connecting member 3 by a predetermined interval in the same manner as described above, by repeating a predetermined number of times, The resin pipes 2 are connected by a plurality of connecting members 3. Thereby, the structural material for a building 1 of the present embodiment is manufactured.
In such a structural material 1 for building, the distance between the centers of the resin pipes 2 and 2 is h, and the cross-sectional area of the resin pipe 2 is A 0 , The second moment of area is I 0 Then
The secondary moment of area I of the X axis (the axis that is parallel to the central axis of the resin pipes 2 and 2 and that is the shortest and equal distance from the central axis of the resin pipes 2 and 2) is
I = 2I 0 +2 (h / 2) 2 A 0 And the second moment of area I for one resin pipe 0 I / I 0 Double.
For example, I 0 = 25.4cm 4 , A 0 = 8.52 cm 2 , H = 100 mm,
I = 2 × 25.4 + 2 × 100/4 × 8.52 = 476.8 cm 4 It becomes.
I / I 0 = 476.8 / 25.4 = 18.8 times. That is, the second moment of area of the structural material 1 for building is 18.8 times that of one resin pipe, and the bending rigidity is excellent.
[0031]
According to the building structural material 1 of the present embodiment, the resin pipes 2, 2 arranged in parallel are connected by the plurality of connecting members 3, so that the resin pipes 2, 2 are not reinforced by the metal pipe. However, it can be used as the structural material 1 for buildings.
Further, since a metal pipe inserted along the length direction of the resin pipe 2 inside the conventional resin pipe 2 is unnecessary, the cost can be reduced and the weight can be reduced accordingly. The building structural material 1 includes a plurality of connection members 3 formed of a metal plate 6. Since the connection members 3 are provided at predetermined intervals in the axial direction of the resin pipe 2, Weight and cost can be reduced as compared with a metal tube such as
Furthermore, since the plurality of resin pipes 2 and 2 are connected in parallel, by determining the number of connected resin pipes 2 according to the structural strength, it is possible to form the architectural structural material 1 having different cross sections of different sizes and shapes. Therefore, there is no need to prepare architectural structural materials having cross sections having different sizes and shapes.
[0032]
Further, since the holding portions 4 and 4 of the connecting member 3 are held in close contact with the outer periphery of the resin pipes 2 and 2, rattling of the resin pipes 2 and 2 is suppressed, and the resin pipes 2 and 2 are firmly connected to each other. Can be linked.
Further, since the holding portions 4 and 4 of the connecting member 3 are formed to be openable and closable, when connecting the resin pipes 2 and 2, the holding portions 4 and 4 are opened and the resin pipes 2 and 2 are inserted. Since the connection member 3 can be attached to the resin pipes 2 and 2 by closing, the structural member 1 for building can be easily manufactured.
Also, when connecting the resin pipes 2 and 2 of the structural material 1 for building more firmly, the connecting member 3 can be further easily attached.
In addition, since the resin pipe 4 is a cylindrical one obtained by mixing and extruding cellulose-based fine particles and a resin, the resin pipe can be provided with waterproofness, antiseptic property, and woody feel.
[0033]
Note that, in the present embodiment, the inner wall surface of the resin pipe 2 has a cylindrical shape, but a rib 2a extending in the axial direction is formed on the inner wall surface, for example, as shown in FIG. The resin pipe 2 may be provided with a cross-shaped partition wall 2b for partitioning the inside of the resin pipe 2 into four sections, as shown in FIG. 1 (c). 2 may be formed along the axial direction.
By providing the ribs 2a... And the partition walls 2b on the inner wall surface of the resin pipe 2, the resin pipe 2 itself can be reinforced, and the strength of the building structural member 1 formed by connecting the resin pipes 2 can be strengthened. Can be increased.
[0034]
Further, in the present embodiment, the building structural material 1 is formed by connecting the two resin pipes 2 and 2 with the connecting member 3, but is not limited to this. For example, as shown in FIG. The structural member 15 for building may be formed by connecting the three resin pipes 2 with the connecting member 3, or the structural member for building 4 may be formed by connecting the four resin pipes 2 with the connecting member 3 as shown in FIG. The material 16 may be formed. Further, four or more resin pipes 2 may be connected to each other to form a structural material for building.
[0035]
Next, the frame 20 of the greenhouse constructed by the structural material for construction 1 will be described.
FIG. 6 is a perspective view showing the skeleton 20. As shown in this figure, the skeleton 20 has three basic skeletons 21 which are formed in a mountain shape and are arranged in parallel with each other.
[0036]
The basic frame 21 is composed of four structural materials 1 for construction. Of these, two structural materials 1 for construction 1 constitute parallel columns and two other structures for construction. The materials 1 and 1 constitute an angled beam erected between the columns.
The joint structure between the structural material for building 1 forming the pillar and the structural material for building 1 forming the beam is as follows.
That is, one of the structural materials for building (structural materials for building constituting columns) 1 and the other structural material for building (structural materials for building constituting beams) 1 are joined via the joining member 22. .
[0037]
The joining member 22 is made of stainless steel, and as shown in FIG. 7, the number equal to the number of the resin pipes 2 and 2 of the building structural materials 1 and 1 to be joined, that is, the two joining pipes 23a, 23b. Each of these connecting pipes 23a and 23b is bent at a central portion in the axial direction and has a substantially rectangular shape. The connecting pipes 24a and 24b are connected to the connecting pipes 23a and 23b by connecting plates 24 and 24. The distance between the centers of the connecting pipes 23a and 23b is equal to the distance between the centers of the resin pipes 2 and 2 of the structural material 1 for building. Are equal. Further, the inner diameters of the joining pipes 23a and 23b are substantially equal to or slightly larger than the outer diameters of the resin pipes 2 and 2. A set screw 25 is screwed into an end of the joining pipes 23a and 23b, and a tip end of the set screw 25 can protrude inside the joining pipes 23a and 23b.
[0038]
One end of each of the joining pipes 23a and 23b is externally inserted into the resin pipes 2 and 2 of the structural member 1 for constructing a pillar. In other words, one end of each of the joining pipes 23a and 23b is provided with a resin. The pipes 2, 2 are inserted, and one end of the joint pipe is fixed to the resin pipes 2, 2 of the building structural member 1 constituting the pillar by tightening the set screw 25 in this state.
Further, the other ends of the joining pipes 23a and 23b are externally inserted into the resin pipes 2 and 2 of the structural member 1 for building which constitute the beams. In other words, the other ends of the joining pipes 23a and 23b are connected to the other ends of the joining pipes 23a and 23b. The resin pipes 2, 2 are inserted. In this state, by tightening the set screw 25, the other end of the joint pipe is fixed to the resin pipes 2, 2 of the building structural member 1 constituting the beam. ing.
[0039]
Thus, one end and the other end of the joining pipes 23a and 23b constituting the joining member 22 are respectively attached to the respective ends of the resin pipes 2 and 2 constituting the building structural materials 1 and 1 to be joined. Since it is inserted and fixed, the ends of the structural members 1, 1 made of the two resin pipes 2, 2 can be easily joined by the joining member 22.
[0040]
The building structural materials 1 and 1 constituting the chevron beam are joined at the top, and this joining is also performed by the joining member 22. That is, one end and the other end of the joining pipes 23a, 23b constituting the joining member 22 are respectively attached to the respective ends of the resin pipes 2, 2 constituting the structural members 1, 1 constituting the beam. It is inserted and fixed, whereby the ends of the structural members 1, 1 constituting the beam are joined by the joining member 22.
[0041]
As described above, the basic frame 21 can be easily formed by joining the building structural material 1 constituting the pillar and the building structural material 1 constituting the beam using the joining member 22. Such a basic frame 21 is supported by a base 26 as shown in FIG.
The base 26 is a rectangular parallelepiped concrete block 27 in which a pair of left and right guide pipes 28, 28 are buried apart from each other, and approximately upper halves of the guide pipes 28, 28 project from the upper surface of the concrete block 27. It is. The distance between the centers of the guide pipes 28, 28 is equal to the distance between the centers of the resin pipes 2, 2 of the building structural material 1 constituting the pillar. The inner diameter of the guide pipe 28 is substantially equal to or slightly larger than the outer diameter of the resin pipe 2. Further, a set screw 29 is screwed into an outer peripheral portion of the guide pipe 28, and a tip end of the set screw 29 can protrude inside the guide pipe 28.
[0042]
In order to support the basic framework 21 in an upright state by such a foundation base 26, the lower end portions of the resin pipes 2, 2 of the building structural material 1 constituting the pillars of the basic framework 21 are attached to the foundation base 26. It is performed by inserting the guide pipes 28 and 28 and further tightening a set screw 29.
The three basic frameworks 21 erected by the foundation base 26 are arranged in parallel at a predetermined interval, and these basic frameworks 21 are connected by a plurality of building structural materials 1 arranged horizontally.
[0043]
That is, as shown in FIG. 6, between the columns of the adjacent basic frames 21 and 21, the building structural material 1 is arranged substantially horizontally at the center in the vertical direction of the column. The end and the intermediate part of the structural material 1 for building that constitute the pillar are joined via a joining member 32.
As shown in FIGS. 9 and 10, the joining member 32 is formed by bending a band-shaped plate material, and has a first flat plate portion 32 a formed at one end thereof. A second flat plate portion 32b is formed at an end, and the first flat plate portion 32a and the second flat plate portion 32b are connected by a curved plate. The first flat plate portion 32a and the second flat plate portion 32b are arranged at right angles, and holes 32c, 32c are formed in the first flat plate portion 32a and the second flat plate portion 32b, respectively.
[0044]
The first flat plate portion 32a of the joining member 32 is fixed to the connecting member 3 provided at the end of the structural material 1 for building arranged horizontally, and the second flat plate portion 32b of the joining member 32 is It is fixed to a connecting member 3 provided at an intermediate portion of the building structural material 1 constituting a pillar.
The first flat plate portion 32a is in contact with the connecting portion 5 of the connecting member 3 at the end of the structural material 1 for building, and is then fixed by a fastening material such as a bolt, and the second flat plate portion 32b is used for building. After being in contact with the connecting portion 5 of the connecting member 3 at the intermediate portion of the structural material 1, it is fixed by a fastening material such as a bolt.
[0045]
In this manner, one end (the first flat plate portion 32a) of the joining member 32 is fixed to the connecting member 3 provided at the end of one of the structural materials for construction (structural materials for construction arranged horizontally) 1. Since the other end (second flat plate portion 32b) is fixed to the connecting member 3 provided at the intermediate portion of the other structural material for building (structural material for forming columns) 1, the resin pipe 2 , 2 can be easily crossed and joined by the joining member 32.
[0046]
Since the end of the structural material 1 for building arranged horizontally and the intermediate portion of the structural material 1 for building constituting columns are joined, the columns of the basic skeleton 21. Are connected by an architectural structural material 1.
As shown in FIG. 6, between the building structural materials 1, 1 constituting the chevron beams of the adjacent basic frames 21, the building structural material 1 is disposed substantially horizontally at the center of the beam. The end of the building structural material 1 and an intermediate portion of the building structural material 1 forming the beam are joined via the joining member 32 in the same manner as described above.
Therefore, the end of the horizontally arranged building structural material 1 and the intermediate portion of the building structural material 1 constituting the beam are also joined, so that the basic frameworks 21... They are connected by a structural member 1.
[0047]
As described above, the framework 20 of the greenhouse can be easily formed by using the plurality of structural members for construction 1 and the joining members 22 and 32.
[0048]
Further, in the present embodiment, the building structural material 1 forming the pillar and the building structural material 1 forming the chevron beam are joined by the joining member 22, but instead of this, as shown in FIG. , May be joined by the joining member 35.
That is, one of the structural materials for construction (structural materials for building columns) 11 and the other structural material for building (structural materials for building constituting beams) 1 are joined via the joining member 35. .
As shown in FIG. 12, the joining member 35 is made of a stainless steel plate (SUS material), and is formed in a substantially rectangular shape when viewed from the front. Four holes 35a are formed at one end of the joining member 35, and four holes 35a are also formed at the other end.
In addition, two connecting members 3 and 3 are mounted close to each other on the upper end of the structural member 1 constituting the pillar, and two connecting members 3 and 3 are also mounted on the end of the structural member 1 forming the beam. The connecting members 3, 3 are mounted close to each other.
[0049]
Then, as shown in FIG. 11, one end of the joining member 35 is fixed to the two connecting members 3 of the structural member 1 for building constituting a pillar, and the other end is connected to the structural member for building constituting a beam. The member 1 is fixed to two connecting members 3, 3.
To fix the end of the joining member 35 to the connecting members 3, 3, the base plate 10 and the cover 11 are attached to the connecting portion 5 of the connecting member 3, and bolts are inserted into the holes 10 a, 11 a. At the time of insertion, the bolt is further inserted into the hole 25a at the end of the joining member 25, and the bolt and the bolt are screwed into the hole 8a. By tightening the nut, the connecting portion 5 is sandwiched between the base plate 10 and the cover 11, and the end of the joining member 35 is fixed to the connecting member 3.
[0050]
Thus, one end and the other end of the joining member 35 are the ends of the structural materials for construction (structural materials for building columns and structural materials for beams) 1, 1 to be joined, respectively. Since it is fixed to the connecting part 5 provided in each part, the ends of the structural members 1, 1 made of the two resin pipes 2, 2 can be easily joined by the joining member 35.
[0051]
The building structural materials 1 and 1 forming the chevron beams are joined at the top, and this joining is also performed by the joining member 35 as shown in FIG. That is, one end of the joining member 35 is fixed to the two connecting members 3 and 3 of the building structural material 1 forming one beam, and the other end is connected to the building structural material 1 forming the other beam. It is fixed to the two connecting members 3.
[0052]
As described above, the basic skeleton 21 can be easily formed by joining the building structural material 1 constituting the pillar and the building structural material 1 constituting the beam using the joining member 35.
[0053]
In addition, when joining the building structural material 1 forming the pillar and the building structural material 1 forming the chevron beam or the building structural materials 1 and 1 forming the chevron beam, the connecting member 22 is used. When used, the three basic frames 21... May be connected by a horizontal member 40 as shown in FIG.
That is, the horizontal member 40 is formed by mixing and extruding the cellulose-based fine particles and the resin, and the outer diameter and the inner diameter thereof are equal to those of the resin pipe 2, similarly to the resin pipe 2. Has become.
When connecting the basic frames 21, for example, three horizontal members 40 are used. As shown in FIGS. 14 and 15, one horizontal member 40 is disposed so as to penetrate through each joint member 22 at the top of the basic skeleton 21. Since the joining member 22 includes two joining pipes 23a and 23b, the horizontal member 40 is inserted into a space surrounded by the joining pipes 23a and 23b and the two connecting plates 24 and 24.
[0054]
The horizontal member 40 is fixed to the joining member 22 as follows by a wire 41 formed of a wire or a string. That is, the two wires 41 are wound around the bent portion of the upper joint pipe 23a and tied in a ring shape. Then, these ring-shaped wires 41 intersect below the bent portion of the joining pipe 23a, and a fastening jig 42 is disposed at the intersection.
The fastening jig 42 includes a male screw 42a having an operation knob on the head, a hook 42b rotatably attached to the tip of the male screw 42a, and a hook 42c screwed to the male screw 42a. It is composed of
Then, the ring-shaped wire 41 is hooked on the hook portions 42b, 42c of the fastening jig 42, and the knob is turned to rotate the male screw 42a, whereby the hook portion 42c is separated from the hook portion 42b. As a result, the ring-shaped wires 41, 41 are tightened, and the wires 41, 41 press the horizontal member 40 against the bent portion of the joining pipe 23a, whereby the horizontal member 40 is fixed to the connection member 22. ing.
[0055]
Further, as shown in FIGS. 13 and 16, the remaining two horizontal members 40, 40 are arranged so as to penetrate the respective joint members 22 on both shoulders of the basic skeleton 21 in the same manner as described above. Have been. The horizontal members 40, 40 arranged through are fixed to the connecting member 22 in the same manner as described above by the fastening jig 42 and the wire 41.
[0056]
In this way, by connecting the three basic frames 21... By the three horizontal members 40 using the wire 41 and the fastening jig 42, the frame 20 for a greenhouse can be easily constructed.
[0057]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since a plurality of resin pipes arranged in parallel are connected by the connecting member, the resin pipe is not required to be reinforced by the metal pipe, and thus is not required for building. Can be used as a structural material.
Further, since the metal tube is unnecessary, the cost can be reduced correspondingly, and the weight can be reduced.
Furthermore, by determining the number of connected resin pipes according to the structural strength, there is no need to prepare architectural structural materials having cross sections having different sizes and shapes.
[0058]
According to the second aspect of the present invention, since the holding portion holds the resin pipe in close contact with the outer periphery thereof, the resin pipes can be firmly connected to each other while suppressing rattling of the resin pipes.
[0059]
According to the third aspect of the present invention, since the ribs or the partition walls are provided along the axial direction of the resin pipe on the inner wall surface of the resin pipe, the resin pipe itself can be reinforced. The strength of the connected structural members for construction can be increased.
[0060]
According to the invention as set forth in claim 4, the resin pipe is a cylindrical one obtained by mixing and extruding the cellulose-based fine particles and the resin, and thus imparts waterproofness, antiseptic property and woody feel to the resin pipe. be able to.
[0061]
According to the invention as set forth in claim 5, the one end and the other end of the joining member are fixed to the connecting portions provided at the ends of the structural material for building, respectively. The ends of each other can be easily joined by the joining member.
[0062]
According to the invention as set forth in claim 6, one end of the joining member is fixed to the connecting member at the end of one of the building materials, and the other end is at the intermediate portion of the other building material. Since the building structural material is fixed to the member, the building structural material can be easily crossed and joined by the joining member.
[0063]
According to the invention as set forth in claim 7, one end and the other end of the joining pipe constituting the joining member are respectively inserted into or outside the respective ends of the resin pipe constituting the structural material for building to be joined. Since it is inserted and fixed, the ends of the structural materials for building can be easily joined by joining members.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an example of a building structural material according to the present invention, in which (a) is a cross-sectional view when the inner wall surface of the resin pipe is a cylindrical surface, and (b) is a cross-sectional view of the resin pipe. FIG. 4C is a cross-sectional view when a rib is provided on the wall surface, and FIG. 4C is a cross-sectional view when a partition wall is provided on the inner wall surface of the resin pipe.
FIG. 2 is a side view of the main part.
FIG. 3 is a front view showing a connecting member for connecting the resin pipes.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing another example of the building structure according to the present invention.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing still another example of the building structure according to the present invention.
FIG. 6 is a perspective view showing an example of a skeleton of a greenhouse assembled using the structural material for building according to the present invention.
FIG. 7 is a perspective view showing an example of a joining member used for joining architectural structural materials according to the present invention.
FIG. 8 is a perspective view showing a foundation base for supporting a pillar portion of the skeleton shown in FIG. 6;
FIG. 9 is a perspective view showing an example of a joint structure of a structural material for a building according to the present invention.
FIG. 10 is a plan view of FIG. 9;
FIG. 11 is a front view of a main part of another example of the joint structure of the building structural material according to the present invention.
FIG. 12 is a perspective view showing another example of a joining member used for joining architectural structural materials according to the present invention.
FIG. 13 is a perspective view showing another example of the framework of a greenhouse assembled using the structural material for building according to the present invention.
FIG. 14 is a front view showing the top of the framework of the greenhouse shown in FIG. 13;
FIG. 15 is a view for explaining a method of fixing the horizontal member shown in FIG. 13 to a joining member.
FIG. 16 is a perspective view showing a shoulder portion of the framework of the greenhouse shown in FIG. 13;
[Explanation of symbols]
1,15,16 Structural materials for building
2 Resin pipe
2a rib
2b Partition wall
3 Connecting members
4 Holder
5 Connecting part
22 Joining members
23a, 23b joint pipe
32,35 joining members

Claims (7)

樹脂で形成された樹脂パイプが複数平行に配置されるとともに、これら複数の樹脂パイプが、該樹脂パイプの軸方向に所定間隔で設けられた複数の連結部材によって連結されてなることを特徴とする建築用構造材。A plurality of resin pipes formed of resin are arranged in parallel, and the plurality of resin pipes are connected by a plurality of connecting members provided at predetermined intervals in an axial direction of the resin pipe. Building structural materials. 請求項１に記載の建築用構造材において、
前記連結部材は、前記複数の樹脂パイプの外周にそれぞれ密接して該複数の樹脂パイプをそれぞれ保持する複数の保持部と、
これら保持部どうしを連結する連結部とを備えていることを特徴とする建築用構造材。The structural material for building according to claim 1,
A plurality of holding portions that respectively hold the plurality of resin pipes in close contact with the outer circumferences of the plurality of resin pipes,
A structural material for building, comprising: a connecting portion that connects these holding portions. 請求項１または２に記載の建築用構造材において、
前記樹脂パイプの内壁面には、リブまたは仕切壁が樹脂パイプの軸方向に沿って設けられていることを特徴とする建築用構造材。The structural material for building according to claim 1 or 2,
A structural material for construction, wherein a rib or a partition wall is provided on an inner wall surface of the resin pipe along an axial direction of the resin pipe. 請求項１〜３のいずれか一項に記載の建築用構造材において、
前記樹脂パイプは、セルロース系微粉粒と樹脂とを混合して押出成形した筒状ものであることを特徴とする建築用構造材。The structural material for building according to any one of claims 1 to 3,
The structural material for a building, wherein the resin pipe is a tubular material obtained by mixing cellulose fine powder and resin and extruding the mixture. 請求項１〜４のいずれか一項に記載の建築用構造材どうしを接合する建築用構造材の接合構造であって、
一方の建築用構造材の端部と、他方の建築用構造材の端部とが接合部材を介して接合されており、
この接合部材の一端部は、一方の建築用構造材の端部に設けられている連結部材に固定され、
前記接合部材の他端部は他方の建築用構造材の端部に設けられている連結部材に固定されていることを特徴とする建築用構造材の接合構造。It is a joining structure of the structural material for building which joins the structural materials for building according to any one of claims 1 to 4,
An end of one structural material for construction and an end of the other structural material for construction are joined via a joining member,
One end of the joining member is fixed to a connecting member provided at an end of one of the building structural materials,
The other end of the joining member is fixed to a connecting member provided at an end of the other building structural material. 請求項１〜４のいずれか一項に記載の建築用構造材どうしを接合する建築用構造材の接合構造であって、
一方の建築用構造材の端部と、他方の建築用構造材の中間部とが接合部材を介して接合されており、
この接合部材の一端部は、一方の建築用構造材の端部に設けられている連結部材に固定され、
前記接合部材の他端部は他方の建築用構造材の中間部に設けられている連結部材に固定されていることを特徴とする建築用構造材の接合構造。It is a joining structure of the structural material for building which joins the structural materials for building according to any one of claims 1 to 4,
The end of one structural material for construction and the intermediate part of the other structural material for construction are joined via a joining member,
One end of the joining member is fixed to a connecting member provided at an end of one of the building structural materials,
The other end of the joining member is fixed to a connecting member provided at an intermediate portion of the other building structural material. 請求項１〜４のいずれか一項に記載の建築用構造材どうしを接合する建築用構造材の接合構造であって、
一方の建築用構造材の端部と、他方の建築用構造材の端部とが接合部材を介して接合されており、
前記接合部材は、接合すべき建築用構造材の樹脂パイプの本数と等しい数の接合パイプを備えており、
該接合パイプの一端部は、一方の建築用構造材の樹脂パイプの端部に挿入または外挿されて固定され、
前記接合パイプの他端部は、他方の建築用構造材の樹脂パイプの端部に挿入または外挿されて固定されていることを特徴とする建築用構造材の接合構造。It is a joining structure of the structural material for building which joins the structural materials for building according to any one of claims 1 to 4,
An end of one structural material for construction and an end of the other structural material for construction are joined via a joining member,
The joining member has a number of joining pipes equal to the number of resin pipes of the structural material for building to be joined,
One end of the joining pipe is fixed by being inserted or extrapolated into the end of the resin pipe of one of the structural materials for construction,
The other end of the joining pipe is inserted or extrapolated and fixed to the end of the resin pipe of the other building structural material.
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