JP2004334779A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キャッシュの有効利用が図れるようにしたデータキャッシュ機能付電子装置を提供すること。
【解決手段】デジタルテレビ放送受信部2と、蓄積装置(HDD)11aを備えた蓄積管理部11、それにインターネット18による通信の各メディアから取得したデータ(コンテンツ)をキャッシュ管理部12内のキャッシュメモリ12bに蓄積(キャッシュ)して利用する方式のデータキャッシュ機能付電子装置において、キャッシュメモリ12bに新たにデータをキャッシュするため、古いデータを削除する際の優先順位を、当該データを各メディアから取得するのに要した時間と取得速度の少なくとも一方により決めるようにしたもの。
【選択図】 図1
【解決手段】デジタルテレビ放送受信部2と、蓄積装置(HDD)11aを備えた蓄積管理部11、それにインターネット18による通信の各メディアから取得したデータ(コンテンツ)をキャッシュ管理部12内のキャッシュメモリ12bに蓄積(キャッシュ)して利用する方式のデータキャッシュ機能付電子装置において、キャッシュメモリ12bに新たにデータをキャッシュするため、古いデータを削除する際の優先順位を、当該データを各メディアから取得するのに要した時間と取得速度の少なくとも一方により決めるようにしたもの。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットやデジタルテレビデータ放送などから様々なデータを取得し、それらのデータをキャッシュして利用する電子装置に係り、特にデジタルテレビ受信機に適用するのに好適な電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送と通信の融合が進み、2以上のメディアからデータを取得し、それらのデータを継ぎ目の無いプログラムとしてユーザに提供するシステムが種々考えられている。
【0003】
例えば110度CSデジタル放送に関して、或る事業者が行っている蓄積型データ放送サービスでは、ユーザがHDD(ハート・ディスク・ドライブ)内蔵のデータ受信機を用い、そのHDDに事前にデータ放送コンテンツを蓄積しておくことにより、ユーザは受信機に内蔵されているデータ放送ブラウザでそれらのコンテンツが好きなとき閲覧できるようにしている。
【0004】
このとき、蓄積メディア、放送メディア、通信メディアなど各種のメディアの夫々から取得したコンテンツを統合して1つのデータ放送コンテンツを構成しておき、これにより、蓄積されたコンテンツから、放送されているデータ放送やインターネットのサーバ上にあるコンテンツがリアルタイムで参照できるようにしている。
【0005】
ところで、このように複数のメディアからデータを取得するようなコンテンツを扱う場合、それらのデータ取得に要する時間は、メディアのデータ伝送レートやデータの大きさにより大きく異なる。
【0006】
例えば、予めHDDに記録してあるコンテンツ(HDDコンテンツ)の場合は、一般に比較的短時間でデータを取得できるが、リアルタイムで放送されるデータ放送コンテンツを取得する場合は、取得を要求したタイミングや電波状態、或いはデータ伝送レートなどにもよるが、HDDコンテンツよりも長い時間を要する傾向にある。
【0007】
また、インターネットサーバ上のコンテンツで、通信インフラとしてアナログ電話線利用している場合には、インターネットサービスプロバイダと通信を確立するための時間を要するので、データ伝送レートなどにもよるが、データ取得には、HDDコンテンツや放送コンテンツの場合に比較して更に長い時間を要する傾向にある。
【0008】
ここで、上記したHDD内蔵のデータ放送受信機のように、データを取得して利用するような電子装置では、2回目以降の同じデータアクセスについても、その都度、各種メディアから新たにデータを取得しなければならない。
【0009】
そこで、このような無駄を省き、データ伝送速度を向上させるため、データをキャッシュ(cache)する方法が従来から知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。そして、この方法によれば、前記のデータ放送受信機の場合、データ伝送速度が向上した結果、通信コストの節約も期待できることになる。
【0010】
ところで、この場合、キャッシュすることができるメモリのデータ容量は有限なので、データ量が限度を越えた場合は、最終アクセス時間やアクセス頻度などに基いてデータを選別してキャッシュから削除し、新たなデータがキャッシュできるようにしている。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−207443号公報
【0012】
【特許文献2】
特開平10−289219号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、データを取得する際に要した時間の大小について配慮がされておらず、キャッシュによるデータ伝送速度の向上に問題があった。
【0014】
従来技術では、上記したように、データの最終アクセス時間やアクセス頻度により、キャッシュから削除すべきデータを選別している。
【0015】
このため、従来技術では、データ取得先のデータ伝送レートがデータ毎に異なるなど、データを取得する際に要した時間がデータ毎に異なっている場合、キャッシュから削除すべきデータの選別が不適切になって、キャッシュを利用したことによるデータ伝送速度の向上が充分に得られなくなってしまうのである。
【0016】
本発明の目的は、キャッシュを備えたことの利点が有効に活かせるようにした電子装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、前記複数のメディアからデータを取得するのに要した時間を計測する手段と、前記複数のメディアからデータを取得する際のデータ取得速度を計測する手段の少なくとも一方が具備されるようにして達成される。
【0018】
同じく上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、前記複数のメディアからデータを取得するのに要した時間を計測する手段と、前記複数のメディアからデータを取得する際のデータ取得速度を計測する手段と、キャッシュすべきデータに優先順位を付与する手段とを設け、前記キャッシュメモリに新たにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0019】
また、上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、キャッシュすべきデータに当該データの取得先メディアの種別に応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0020】
同じく上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
キャッシュすべきデータの取得時に計測した取得先メディアからの平均データ取得速度から、当該データ取得先メディアに関する平均データ取得時間を算出する手段と、当該データに、データ取得先メディア種別毎の平均データ取得速度の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0021】
また、上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、キャッシュすべきデータに、当該データの取得時に計測した取得先メディアからの平均データ取得時間の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0022】
同じく上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、キャッシュすべきデータに、当該データの取得時に計測した取得先メディアからのデータ取得時間の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0023】
これによりデータ取得に要した時間が大きかったデータのキャッシュの優先順位を高くし、データ取得に要した時間が小さかったデータのキャッシュの優先順位を低くすることができ、2回目以降のデータアクセスに対し、キャッシュのヒット率を高め、データ取得速度を向上させることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデータキャッシュ機能を備えた電子装置について、図示の実施の形態により詳細に説明すると、ここで、図1は、本発明の第1の実施形態で、本発明を蓄積型データ放送サービスに対応したデジタルテレビ受信機として具現した場合の一実施形態である。
【0025】
この図1において、放送局から送信された電波は受信アンテナ1に捉えられ、デジタルテレビ放送受信部2により受信される。このとき、この図1の実施形態では、映像/音声受信チューナー2aとデータ放送受信チューナー2bの2台のチューナーが設けられているが、チューナーは1台でもよい。
【0026】
デジタルテレビ放送受信部2で受信された信号は、次いで映像/音声/データ放送分離部3により映像/音声/データの夫々に分離される。そして、まず映像/音声信号は映像/音声信号デコーダ4でデコードされ、デコードされたビデオ信号はビデオ/OSD信号合成部6に入力され、ここから映像出力17として出力される。
【0027】
一方、映像/音声信号デコーダ4でデコードされた音声信号は、モノメディア音声デコーダ15から供給されるデータ放送の音声データと共に音声信号合成部5に入力され、これから音声出力16として出力される。
【0028】
従って、以上がデジタルテレビチューナーとしての動作であり、次に蓄積型データ放送サービスの蓄積について説明する。まず蓄積管理部11はHDDなどの蓄積装置11aを備え、蓄積すべきデータをDSM−CCデコーダ部9に要求する。
【0029】
そこで、DSM−CCデコーダ部9は映像/音声/データ放送分離部3から供給されているデータ放送信号から必要なデータを選択デコードし、デコードした信号を蓄積管理部11に供給し、蓄積装置11aにデータとして格納するのである。
【0030】
次に、データ放送の受信・表示について説明する。まずデータ放送表示ブラウザ部10はキャッシュ管理部12にデータ放送番組の表示に必要なデータを要求する。そこで、キャッシュ管理部12は、要求されたデータがキャッシュメモリ12bに存在するか否かを確認する。
【0031】
そして、まず、データが存在したときには、そのデータをキャッシュ管理部12を介してデータ放送表示ブラウザ部10に供給し、他方、データが存在してなかった場合は、当該データを何れのメディアから取得するのか、データ放送表示ブラウザ部10から取り込んだURL(サーバーを利用するための表記)により判断する。
【0032】
ここで、まず、取得すべきデータのメディアがリアルタイム放送であった場合は、DSM−CCデコーダ部9に当該データの取得を要求する。そこで、DSM−CCデコーダ部9は映像/音声/データ放送分離部3から入力されるデータ放送信号の中で必要なデータを選択デコードし、デコードした信号をキャッシュ管理部12に供給し、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bにデータを格納する。
【0033】
次に、取得すべきデータのメディアが蓄積装置であった場合は、キャッシュ管理部12は蓄積管理部11にデータを要求する。そこで、蓄積管理部11は蓄積装置11aからデータを読出してキャッシュ管理部12に供給し、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bにデータを格納する。
【0034】
また、取得すべきデータのメディアが通信の場合は、キャッシュ管理部12は通信管理部13にデータを要求する。そこで、通信管理部13はモデム部13aを介してインターネットサービスプロバイダと通信を確立させ、インターネット18上のサーバからデータを取得し、通信管理部13を介してキャッシュ管理部12にデータを供給し、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bにデータを格納する。
【0035】
こうして必要なデータが全てキャッシュメモリ12bに格納されたら、そのデータをキャッシュ管理部12に入力し、データ放送表示ブラウザ部10に、その旨を通知する。
【0036】
データ放送表示ブラウザ部10では、この通知を解釈し、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)表示部14により必要な描画データの作成を行い、それをビデオ/OSD信号合成部6に供給してビデオ信号に合成させ、映像出力17として出力させるのである。
【0037】
このとき、ユーザインターフェース管理部8はリモコン受信部8aを備え、リモコン7から送信される操作指令を受信し、この指令による動作が得られるようにする働きをする。
【0038】
このため、ユーザインターフェース管理部8は、リモコン7から伝送された操作指令を解釈し、必要な信号をデジタルテレビ放送受信部2とデータ放送表示ブラウザ部10、それにOSD表示部14に供給するようになっている。
【0039】
次に、この図1の実施形態の動作について更に詳しく説明すると、この実施形態では、キャッシュ管理部12にデータ取得時間速度計測部12aを備え、図2に示すフローにより、データの取得に要する時間を計測し、データの取得速度を計算して、キャッシュメモリ12bの管理が適切に得られるようにしたものである。
【0040】
いま、ここでユーザインターフェース管理部8から所定の信号が供給されたとすると、データ放送表示ブラウザ部10は、指定されたデータをキャッシュ管理部12に要求する。
【0041】
そうすると、まず、キャッシュ管理部12は、要求されたデータが既にキャッシュメモリ12bに格納されているか否かを判定する(S1)。
【0042】
そして、まず、キャッシュメモリ12bにデータが存在した場合、キャッシュメモリ12bから指定されたデータを読出し、それを直ちにデータ放送ブラウザ10に返す(S11)。
【0043】
次に、キャッシュメモリ12bにデータが存在しなかった場合は、データ取得速度とデータの取得に要する時間を計測するためのタイマーをクリアし、計測を開始させる(S2)。
【0044】
この後、まずデータの取得先メディアが蓄積装置(HDD)であるか(S3)、放送であるか(S5)、或いは通信(インターネット)であるかを判定し、各々に対応して、蓄積装置11aからデータを取得したり(S4)、或いは放送からデータを取得したり(S6)、更には通信からデータを取得したりする(S7)。
【0045】
こうして何れかのメディアからデータを取得したらタイマーを停止して計測を完了させ(S8)、タイマー結果から求まるデータの取得時間と、このとき取得したデータのサイズ(データ量)から平均データ取得速度(例えば、ビット/秒)を計算する(S9)。
【0046】
そして、取得したデータをキャッシュメモリ12bにキャッシュし(S10)、最後に、キャッシュ管理部12は、キャッシュメモリ12bから指定されたデータを読出し、データ放送ブラウザ10に返すのである(S11)。
【0047】
図7は、このときの処理S10によるキャッシュ処理フローを示したもので、この場合、まず、キャッシュメモリ12bに、いまここで格納しようとするデータ分の空きが有るか否かを調べる(S19)。
【0048】
そして、空きがない場合は、現在、キャッシュされているデータの中で最も優先度の低いデータを削除し(S20)、これにより、キャッシュメモリ12bにデータサイズ分の空きが生じるようにする。
【0049】
しかして、この処理S20で或るデータを削除しても必要な空きが得られなかった場合は、必要なサイズ分の空き容量ができるまで、その時点で最も優先度の低いデータから順次、キャッシュから削除して行く。そして、必要サイズ分の空きが確保できたとき、新たなデータに優先度を付加し、キャッシュするのである(S21)。
【0050】
従って、この実施形態によれば、キャッシュからデータを削除しなければならないとき、削除すべきデータを各データに付してある優先度により選別することができ、この結果、この実施形態によれば、キャッシュの管理を任意に、しかも容易に行うことができる。
【0051】
このとき、処理S21でデータに付加する優先度について説明すると、ここでまず、優先度を全て同じになるようにしてもよい。つまり、削除すべきデータが優先度なしにアトランダムに決まるようにしてもよい。
【0052】
また、処理S10で取得データをキャッシュに格納する際、キャッシュ管理部12は、処理S8で得られるデータ取得に要した時間や所定S9で得られる平均データ取得速度、データのサイズやデータの識別子などを考慮して各データの優先度を決め、必要な管理データと共にキャッシュ管理を実行するようにしてもよい。
【0053】
ここで、上記した従来技術では、データに対する最終アクセス時間或いはアクセス頻度を利用して、当該データについてキャッシュから削除するときの優先度を決めている。
【0054】
従って、データ伝送レートの遅いメディアから取得したデータやデータ取得に実際に要した時間が長いデータでも、データ伝送レートの速いメディアから取得したデータやデータ取得に実際に要した時間が短いデータでも、キャッシュからの削除についての優先度には変りがなく、いつも同じになる。
【0055】
この場合、データ取得先のデータ伝送レートがデータ毎に異なっていると、2回目以降のデータアクセスにおいて、キャッシュを利用した効果がほとんどなくなる可能性がある。
【0056】
何故なら、最後にアクセスしたときからの時間が長かったり、アクセス頻度が低かったりすると、データ伝送レートの遅いメディアから取得したデータや、データ取得に実際に要した時間が長いデータであって、本来は残しておきたいデータであるにもかかわらず、キャッシュメモリから削除されてしまうので、新たにアクセスしなければならなくなってしまう。
【0057】
一方、データ伝送レートの速いメディアから取得したデータやデータ取得に実際に要した時間が短いデータは、たとえキャッシュから削除されても新たにアクセスするのにさほど時間を要しないので、本来は削除されても構わないのであるが、それにもかかわらず削除されない場合があるからである。
【0058】
しかるに、上記実施形態では、削除すべきデータが適切に選別できるので、キャッシュを利用したことによる利点が充分に活かせるのである。
【0059】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここで、この第2の実施形態は、データ取得先メディア毎にキャッシュの優先度を変化させるようにしたもので、このため、キャッシュ管理部12は、図3に示すフローを実行するように構成してある。
【0060】
まず、ユーザインターフェース管理部8からの信号により、データ放送表示ブラウザ部10がキャッシュ管理部12に所定のデータを要求する。そうすると、キャッシュ管理部12は、要求されたデータが既にキャッシュメモリ12bに格納されているか否かを判定する(S1)。
【0061】
そして、まず、キャッシュメモリ12bにデータが存在した場合、キャッシュメモリ12bから指定されたデータを読出し、それを直ちにデータ放送ブラウザ10に返す(S11)。
【0062】
次に、キャッシュメモリ12bにデータが存在しなかった場合は、この後、まずデータの取得先メディアが蓄積装置なのか(S3)、或いは放送なのか(S5)、更には通信であるかを判定し、それぞれの場合において、蓄積装置からデータを取得したり(S4)、放送からデータを取得したり(S6)、通信からデータを取得したりする(S7)。
【0063】
そして、各データ取得完了時、それぞれのデータ取得先メディア毎にキャッシュの優先度を決定する。ここで、このキャッシュの優先度とは、図7のフローにおいて、処理S21でデータに付与される優先度のことである。
【0064】
まず、蓄積装置(HDD)11aからデータを取得した場合、つまり処理S4が実行された場合は、キャッシュの優先度を“低”にする(S12)。
【0065】
次に、放送からデータを取得した場合、つまり処理S6が実行された場合は、キャッシュの優先度を“中”にする(S13)。
【0066】
そして、通信(インターネット18)からデータを取得した場合、つまり処理S7が実行された場合は、キャッシュの優先度を“高”にするのである(S14)。
【0067】
これは、各メディアのデータ伝送レートによってキャッシュの優先度を決定したことによるもので、図1に示したデジタルテレビ受信機の場合、データ放送コンテンツ取得先メディアのデータ伝送レートが、大きい方から順に蓄積装置、放送、通信であると想定した結果である。
【0068】
このように、優先度をデータ取得先メディアにより決定した後、取得データをキャッシュへ格納する(S10)。このS10の処理に関しては、前記の図2による実施形態と同じで、図7に示した通りであるが、ここで取得データをキャッシュに格納する際、キャッシュ管理部12は、データサイズやデータの識別子など必要な管理データと共にキャッシュ管理を行うようにしてやればよい。
【0069】
最後に、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bから指定されたデータをデータ放送ブラウザ10に返すのである(S11)。
【0070】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。ここで、この第3の実施形態は、キャッシュの優先度を各メディア毎の平均データ取得速度の計測値により決定するようにしたもので、このためキャッシュ管理部12は、図4に示すフローを実行するように構成してある。
【0071】
ここで、この図4に示した処理フローは、図2に示した第1の実施形態の処理フローにおいて、処理S9と処理S10の間に処理S15と処理S16が挿入されたものに相当する。
【0072】
従って、処理S15と処理S16が挿入されている点を除き、処理S1〜処理S11は何れも同じであるから、これらについての説明は省略し、以下、処理S15と処理S16について説明する。
【0073】
処理S1から処理S8までの処理が終り、処理S9で平均データ取得速度が計算されたら、このとき計算された平均データ取得速度により、それ以前における当該メディアの平均データ取得速度を更新する(S15)。
【0074】
ついで、更新されたメディアの平均データ取得速度に応じて、メディア毎のキャッシュの優先度を決定する(S16)。すなわち、平均データ取得速度を各メディアの間で比較し、平均データ取得速度が高い方から反対にキャッシュの優先度を低く設定するのである。
【0075】
この実施形態では、メディアが蓄積装置(HDD)と放送、それに通信(インターネット)の3種あるので、処理S16では、平均データ取得速度が一番大きいメディアの優先度を“低”に、一番小さいメディアの優先度を“高”にし、そして、これらの間の平均データ取得速度のメディアの優先度については“中”にすることになる。
【0076】
ここで、上記した第2の実施形態では、図3の処理フローで説明したように、データ放送コンテンツ取得先メディアのデータ伝送レートが、大きい方から順に蓄積装置、放送、通信であると想定して優先度を決めているが、この第3の実施形態では、各データ放送コンテンツ取得先メディアについて、平均データ取得速度を実測した結果から優先度が決められることになる。
【0077】
従って、この図4で説明した第3の実施形態によれば、各メディアのデータ伝送レートついて予想が困難な場合でも特に問題はなく、そのまま実施することができる。
【0078】
次に、図5は、本発明の第4の実施形態による処理フローで、これは、キャッシュの優先度を、データ取得時間の計測値から計算した平均データ取得時間により決定するようにしたもので、このため、図4の処理フローにおける処理S15と処理S16に代えて処理S17を設けたものであり、その他の処理は同じである。
【0079】
従って、この図5でも、図4のときと同じく、処理S1から処理S9までの処理が終って平均データ取得速度が計算されたら、この平均データ取得時間によりキャッシュの優先度を決定することになる(S17)。
【0080】
このときの優先度決定方法は、例えば、既にキャッシュ済みの各データの平均データ取得時間と、いま、ここで処理S9において計算された平均データ取得時間を最小のものから最大のものまでソートし、そのソートした中で先頭にあるデータをキャッシュの優先度が最高であるとし、最後のデータを最低とする方法を用いればよい。
【0081】
次に、図6は、本発明の第5の実施形態による処理フローで、これは、キャッシュの優先度を、データの取得に要した時間に基づいて決定するようにしたもので、このため、図5の処理フローにおける処理S9と処理S17に代えて処理S18を設けたものであり、その他の処理は同じである。
【0082】
従って、この図6でも、図5のときと同じく、処理S1から処理S8までの処理を実行させるが、この後、処理S8で得られたタイマーの値からデータ取得に要した時間を計算し、この値からキャッシュの優先度を決定することになる(S18)。
【0083】
このときの優先度決定方法は、例えば、既にキャッシュ済みの各データの取得に要した時間と、いま、ここで計算された時間(データ取得に要した時間)を最大のものから最小のもまでソートし、そのソートした中で先頭にあるデータをキャッシュの優先度が最高であるとし、最後のデータを最低とする方法を用いればよい。
【0084】
従って、以上に説明した第1の実施形態によれば、メディアからのデータの取得に要する時間とデータ取得速度の計測が可能になり、これによりデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0085】
同じく第2の実施形態によれば、データの取得先メディアに応じて、キャッシュすべきデータの優先度を設定することができるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0086】
同じく第3の実施形態によれば、データを取得する先のメディアに応じて、キャッシュすべきデータの優先度が動的に設定されるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0087】
同じく第4の実施形態によれば、メディアからのデータ取得速度に応じてキャッシュの優先順位が設定できるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0088】
同じく第5の実施形態によれば、メディアからデータを取得するのに要した時間に応じてキャッシュの優先順位が設定できるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、データのキャッシュの適切な管理が得られるので、データ伝送速度が向上し、デジタルテレビ受信機などにおいて、データキャッシュを備えたことによる操作性の向上を充分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータキャッシュ機能付電子装置の一実施形態のブロック図である。
【図2】本発明におけるデータキャッシュ処理の第1の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明におけるデータキャッシュ処理の第2の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明におけるデータキャッシュ処理の第3の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明におけるデータキャッシュ処理の第4の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明におけるデータキャッシュ処理の第4の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の各実施形態においてデータをキャッシュする動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信アンテナ(デジタルテレビ放送受信用のアンテナ)
2 デジタルテレビ放送受信部
2a 映像/音声受信チューナー
2b データ放送受信チューナー
3 映像/音声/データ放送分離部
4 映像/音声信号デコーダ部
5 音声信号合成部
6 ビデオ/OSD信号合成部
7 リモコン(リモコン送信機)
8 ユーザインタフェース管理部
8a リモコン受信部
9 DSM−CCデコーダ部
10 データ放送表示ブラウザ部
11 蓄積管理部
11a 蓄積装置(HDD)
12 キャッシュ管理部
12a データ取得時間速度計測部
12b キャッシュメモリ
13 通信管理部
13a モデム部
14 OSD表示部
15 モノメディア音声デコーダ部
16 音声出力
17 映像出力
18 インターネット
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットやデジタルテレビデータ放送などから様々なデータを取得し、それらのデータをキャッシュして利用する電子装置に係り、特にデジタルテレビ受信機に適用するのに好適な電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、放送と通信の融合が進み、2以上のメディアからデータを取得し、それらのデータを継ぎ目の無いプログラムとしてユーザに提供するシステムが種々考えられている。
【0003】
例えば110度CSデジタル放送に関して、或る事業者が行っている蓄積型データ放送サービスでは、ユーザがHDD(ハート・ディスク・ドライブ)内蔵のデータ受信機を用い、そのHDDに事前にデータ放送コンテンツを蓄積しておくことにより、ユーザは受信機に内蔵されているデータ放送ブラウザでそれらのコンテンツが好きなとき閲覧できるようにしている。
【0004】
このとき、蓄積メディア、放送メディア、通信メディアなど各種のメディアの夫々から取得したコンテンツを統合して1つのデータ放送コンテンツを構成しておき、これにより、蓄積されたコンテンツから、放送されているデータ放送やインターネットのサーバ上にあるコンテンツがリアルタイムで参照できるようにしている。
【0005】
ところで、このように複数のメディアからデータを取得するようなコンテンツを扱う場合、それらのデータ取得に要する時間は、メディアのデータ伝送レートやデータの大きさにより大きく異なる。
【0006】
例えば、予めHDDに記録してあるコンテンツ(HDDコンテンツ)の場合は、一般に比較的短時間でデータを取得できるが、リアルタイムで放送されるデータ放送コンテンツを取得する場合は、取得を要求したタイミングや電波状態、或いはデータ伝送レートなどにもよるが、HDDコンテンツよりも長い時間を要する傾向にある。
【0007】
また、インターネットサーバ上のコンテンツで、通信インフラとしてアナログ電話線利用している場合には、インターネットサービスプロバイダと通信を確立するための時間を要するので、データ伝送レートなどにもよるが、データ取得には、HDDコンテンツや放送コンテンツの場合に比較して更に長い時間を要する傾向にある。
【0008】
ここで、上記したHDD内蔵のデータ放送受信機のように、データを取得して利用するような電子装置では、2回目以降の同じデータアクセスについても、その都度、各種メディアから新たにデータを取得しなければならない。
【0009】
そこで、このような無駄を省き、データ伝送速度を向上させるため、データをキャッシュ(cache)する方法が従来から知られている(例えば、特許文献1、2参照。)。そして、この方法によれば、前記のデータ放送受信機の場合、データ伝送速度が向上した結果、通信コストの節約も期待できることになる。
【0010】
ところで、この場合、キャッシュすることができるメモリのデータ容量は有限なので、データ量が限度を越えた場合は、最終アクセス時間やアクセス頻度などに基いてデータを選別してキャッシュから削除し、新たなデータがキャッシュできるようにしている。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−207443号公報
【0012】
【特許文献2】
特開平10−289219号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、データを取得する際に要した時間の大小について配慮がされておらず、キャッシュによるデータ伝送速度の向上に問題があった。
【0014】
従来技術では、上記したように、データの最終アクセス時間やアクセス頻度により、キャッシュから削除すべきデータを選別している。
【0015】
このため、従来技術では、データ取得先のデータ伝送レートがデータ毎に異なるなど、データを取得する際に要した時間がデータ毎に異なっている場合、キャッシュから削除すべきデータの選別が不適切になって、キャッシュを利用したことによるデータ伝送速度の向上が充分に得られなくなってしまうのである。
【0016】
本発明の目的は、キャッシュを備えたことの利点が有効に活かせるようにした電子装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、前記複数のメディアからデータを取得するのに要した時間を計測する手段と、前記複数のメディアからデータを取得する際のデータ取得速度を計測する手段の少なくとも一方が具備されるようにして達成される。
【0018】
同じく上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、前記複数のメディアからデータを取得するのに要した時間を計測する手段と、前記複数のメディアからデータを取得する際のデータ取得速度を計測する手段と、キャッシュすべきデータに優先順位を付与する手段とを設け、前記キャッシュメモリに新たにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0019】
また、上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、キャッシュすべきデータに当該データの取得先メディアの種別に応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0020】
同じく上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
キャッシュすべきデータの取得時に計測した取得先メディアからの平均データ取得速度から、当該データ取得先メディアに関する平均データ取得時間を算出する手段と、当該データに、データ取得先メディア種別毎の平均データ取得速度の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0021】
また、上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、キャッシュすべきデータに、当該データの取得時に計測した取得先メディアからの平均データ取得時間の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0022】
同じく上記目的は、複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、キャッシュすべきデータに、当該データの取得時に計測した取得先メディアからのデータ取得時間の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるようにしても達成される。
【0023】
これによりデータ取得に要した時間が大きかったデータのキャッシュの優先順位を高くし、データ取得に要した時間が小さかったデータのキャッシュの優先順位を低くすることができ、2回目以降のデータアクセスに対し、キャッシュのヒット率を高め、データ取得速度を向上させることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるデータキャッシュ機能を備えた電子装置について、図示の実施の形態により詳細に説明すると、ここで、図1は、本発明の第1の実施形態で、本発明を蓄積型データ放送サービスに対応したデジタルテレビ受信機として具現した場合の一実施形態である。
【0025】
この図1において、放送局から送信された電波は受信アンテナ1に捉えられ、デジタルテレビ放送受信部2により受信される。このとき、この図1の実施形態では、映像/音声受信チューナー2aとデータ放送受信チューナー2bの2台のチューナーが設けられているが、チューナーは1台でもよい。
【0026】
デジタルテレビ放送受信部2で受信された信号は、次いで映像/音声/データ放送分離部3により映像/音声/データの夫々に分離される。そして、まず映像/音声信号は映像/音声信号デコーダ4でデコードされ、デコードされたビデオ信号はビデオ/OSD信号合成部6に入力され、ここから映像出力17として出力される。
【0027】
一方、映像/音声信号デコーダ4でデコードされた音声信号は、モノメディア音声デコーダ15から供給されるデータ放送の音声データと共に音声信号合成部5に入力され、これから音声出力16として出力される。
【0028】
従って、以上がデジタルテレビチューナーとしての動作であり、次に蓄積型データ放送サービスの蓄積について説明する。まず蓄積管理部11はHDDなどの蓄積装置11aを備え、蓄積すべきデータをDSM−CCデコーダ部9に要求する。
【0029】
そこで、DSM−CCデコーダ部9は映像/音声/データ放送分離部3から供給されているデータ放送信号から必要なデータを選択デコードし、デコードした信号を蓄積管理部11に供給し、蓄積装置11aにデータとして格納するのである。
【0030】
次に、データ放送の受信・表示について説明する。まずデータ放送表示ブラウザ部10はキャッシュ管理部12にデータ放送番組の表示に必要なデータを要求する。そこで、キャッシュ管理部12は、要求されたデータがキャッシュメモリ12bに存在するか否かを確認する。
【0031】
そして、まず、データが存在したときには、そのデータをキャッシュ管理部12を介してデータ放送表示ブラウザ部10に供給し、他方、データが存在してなかった場合は、当該データを何れのメディアから取得するのか、データ放送表示ブラウザ部10から取り込んだURL(サーバーを利用するための表記)により判断する。
【0032】
ここで、まず、取得すべきデータのメディアがリアルタイム放送であった場合は、DSM−CCデコーダ部9に当該データの取得を要求する。そこで、DSM−CCデコーダ部9は映像/音声/データ放送分離部3から入力されるデータ放送信号の中で必要なデータを選択デコードし、デコードした信号をキャッシュ管理部12に供給し、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bにデータを格納する。
【0033】
次に、取得すべきデータのメディアが蓄積装置であった場合は、キャッシュ管理部12は蓄積管理部11にデータを要求する。そこで、蓄積管理部11は蓄積装置11aからデータを読出してキャッシュ管理部12に供給し、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bにデータを格納する。
【0034】
また、取得すべきデータのメディアが通信の場合は、キャッシュ管理部12は通信管理部13にデータを要求する。そこで、通信管理部13はモデム部13aを介してインターネットサービスプロバイダと通信を確立させ、インターネット18上のサーバからデータを取得し、通信管理部13を介してキャッシュ管理部12にデータを供給し、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bにデータを格納する。
【0035】
こうして必要なデータが全てキャッシュメモリ12bに格納されたら、そのデータをキャッシュ管理部12に入力し、データ放送表示ブラウザ部10に、その旨を通知する。
【0036】
データ放送表示ブラウザ部10では、この通知を解釈し、OSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)表示部14により必要な描画データの作成を行い、それをビデオ/OSD信号合成部6に供給してビデオ信号に合成させ、映像出力17として出力させるのである。
【0037】
このとき、ユーザインターフェース管理部8はリモコン受信部8aを備え、リモコン7から送信される操作指令を受信し、この指令による動作が得られるようにする働きをする。
【0038】
このため、ユーザインターフェース管理部8は、リモコン7から伝送された操作指令を解釈し、必要な信号をデジタルテレビ放送受信部2とデータ放送表示ブラウザ部10、それにOSD表示部14に供給するようになっている。
【0039】
次に、この図1の実施形態の動作について更に詳しく説明すると、この実施形態では、キャッシュ管理部12にデータ取得時間速度計測部12aを備え、図2に示すフローにより、データの取得に要する時間を計測し、データの取得速度を計算して、キャッシュメモリ12bの管理が適切に得られるようにしたものである。
【0040】
いま、ここでユーザインターフェース管理部8から所定の信号が供給されたとすると、データ放送表示ブラウザ部10は、指定されたデータをキャッシュ管理部12に要求する。
【0041】
そうすると、まず、キャッシュ管理部12は、要求されたデータが既にキャッシュメモリ12bに格納されているか否かを判定する(S1)。
【0042】
そして、まず、キャッシュメモリ12bにデータが存在した場合、キャッシュメモリ12bから指定されたデータを読出し、それを直ちにデータ放送ブラウザ10に返す(S11)。
【0043】
次に、キャッシュメモリ12bにデータが存在しなかった場合は、データ取得速度とデータの取得に要する時間を計測するためのタイマーをクリアし、計測を開始させる(S2)。
【0044】
この後、まずデータの取得先メディアが蓄積装置(HDD)であるか(S3)、放送であるか(S5)、或いは通信(インターネット)であるかを判定し、各々に対応して、蓄積装置11aからデータを取得したり(S4)、或いは放送からデータを取得したり(S6)、更には通信からデータを取得したりする(S7)。
【0045】
こうして何れかのメディアからデータを取得したらタイマーを停止して計測を完了させ(S8)、タイマー結果から求まるデータの取得時間と、このとき取得したデータのサイズ(データ量)から平均データ取得速度(例えば、ビット/秒)を計算する(S9)。
【0046】
そして、取得したデータをキャッシュメモリ12bにキャッシュし(S10)、最後に、キャッシュ管理部12は、キャッシュメモリ12bから指定されたデータを読出し、データ放送ブラウザ10に返すのである(S11)。
【0047】
図7は、このときの処理S10によるキャッシュ処理フローを示したもので、この場合、まず、キャッシュメモリ12bに、いまここで格納しようとするデータ分の空きが有るか否かを調べる(S19)。
【0048】
そして、空きがない場合は、現在、キャッシュされているデータの中で最も優先度の低いデータを削除し(S20)、これにより、キャッシュメモリ12bにデータサイズ分の空きが生じるようにする。
【0049】
しかして、この処理S20で或るデータを削除しても必要な空きが得られなかった場合は、必要なサイズ分の空き容量ができるまで、その時点で最も優先度の低いデータから順次、キャッシュから削除して行く。そして、必要サイズ分の空きが確保できたとき、新たなデータに優先度を付加し、キャッシュするのである(S21)。
【0050】
従って、この実施形態によれば、キャッシュからデータを削除しなければならないとき、削除すべきデータを各データに付してある優先度により選別することができ、この結果、この実施形態によれば、キャッシュの管理を任意に、しかも容易に行うことができる。
【0051】
このとき、処理S21でデータに付加する優先度について説明すると、ここでまず、優先度を全て同じになるようにしてもよい。つまり、削除すべきデータが優先度なしにアトランダムに決まるようにしてもよい。
【0052】
また、処理S10で取得データをキャッシュに格納する際、キャッシュ管理部12は、処理S8で得られるデータ取得に要した時間や所定S9で得られる平均データ取得速度、データのサイズやデータの識別子などを考慮して各データの優先度を決め、必要な管理データと共にキャッシュ管理を実行するようにしてもよい。
【0053】
ここで、上記した従来技術では、データに対する最終アクセス時間或いはアクセス頻度を利用して、当該データについてキャッシュから削除するときの優先度を決めている。
【0054】
従って、データ伝送レートの遅いメディアから取得したデータやデータ取得に実際に要した時間が長いデータでも、データ伝送レートの速いメディアから取得したデータやデータ取得に実際に要した時間が短いデータでも、キャッシュからの削除についての優先度には変りがなく、いつも同じになる。
【0055】
この場合、データ取得先のデータ伝送レートがデータ毎に異なっていると、2回目以降のデータアクセスにおいて、キャッシュを利用した効果がほとんどなくなる可能性がある。
【0056】
何故なら、最後にアクセスしたときからの時間が長かったり、アクセス頻度が低かったりすると、データ伝送レートの遅いメディアから取得したデータや、データ取得に実際に要した時間が長いデータであって、本来は残しておきたいデータであるにもかかわらず、キャッシュメモリから削除されてしまうので、新たにアクセスしなければならなくなってしまう。
【0057】
一方、データ伝送レートの速いメディアから取得したデータやデータ取得に実際に要した時間が短いデータは、たとえキャッシュから削除されても新たにアクセスするのにさほど時間を要しないので、本来は削除されても構わないのであるが、それにもかかわらず削除されない場合があるからである。
【0058】
しかるに、上記実施形態では、削除すべきデータが適切に選別できるので、キャッシュを利用したことによる利点が充分に活かせるのである。
【0059】
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。ここで、この第2の実施形態は、データ取得先メディア毎にキャッシュの優先度を変化させるようにしたもので、このため、キャッシュ管理部12は、図3に示すフローを実行するように構成してある。
【0060】
まず、ユーザインターフェース管理部8からの信号により、データ放送表示ブラウザ部10がキャッシュ管理部12に所定のデータを要求する。そうすると、キャッシュ管理部12は、要求されたデータが既にキャッシュメモリ12bに格納されているか否かを判定する(S1)。
【0061】
そして、まず、キャッシュメモリ12bにデータが存在した場合、キャッシュメモリ12bから指定されたデータを読出し、それを直ちにデータ放送ブラウザ10に返す(S11)。
【0062】
次に、キャッシュメモリ12bにデータが存在しなかった場合は、この後、まずデータの取得先メディアが蓄積装置なのか(S3)、或いは放送なのか(S5)、更には通信であるかを判定し、それぞれの場合において、蓄積装置からデータを取得したり(S4)、放送からデータを取得したり(S6)、通信からデータを取得したりする(S7)。
【0063】
そして、各データ取得完了時、それぞれのデータ取得先メディア毎にキャッシュの優先度を決定する。ここで、このキャッシュの優先度とは、図7のフローにおいて、処理S21でデータに付与される優先度のことである。
【0064】
まず、蓄積装置(HDD)11aからデータを取得した場合、つまり処理S4が実行された場合は、キャッシュの優先度を“低”にする(S12)。
【0065】
次に、放送からデータを取得した場合、つまり処理S6が実行された場合は、キャッシュの優先度を“中”にする(S13)。
【0066】
そして、通信(インターネット18)からデータを取得した場合、つまり処理S7が実行された場合は、キャッシュの優先度を“高”にするのである(S14)。
【0067】
これは、各メディアのデータ伝送レートによってキャッシュの優先度を決定したことによるもので、図1に示したデジタルテレビ受信機の場合、データ放送コンテンツ取得先メディアのデータ伝送レートが、大きい方から順に蓄積装置、放送、通信であると想定した結果である。
【0068】
このように、優先度をデータ取得先メディアにより決定した後、取得データをキャッシュへ格納する(S10)。このS10の処理に関しては、前記の図2による実施形態と同じで、図7に示した通りであるが、ここで取得データをキャッシュに格納する際、キャッシュ管理部12は、データサイズやデータの識別子など必要な管理データと共にキャッシュ管理を行うようにしてやればよい。
【0069】
最後に、キャッシュ管理部12はキャッシュメモリ12bから指定されたデータをデータ放送ブラウザ10に返すのである(S11)。
【0070】
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。ここで、この第3の実施形態は、キャッシュの優先度を各メディア毎の平均データ取得速度の計測値により決定するようにしたもので、このためキャッシュ管理部12は、図4に示すフローを実行するように構成してある。
【0071】
ここで、この図4に示した処理フローは、図2に示した第1の実施形態の処理フローにおいて、処理S9と処理S10の間に処理S15と処理S16が挿入されたものに相当する。
【0072】
従って、処理S15と処理S16が挿入されている点を除き、処理S1〜処理S11は何れも同じであるから、これらについての説明は省略し、以下、処理S15と処理S16について説明する。
【0073】
処理S1から処理S8までの処理が終り、処理S9で平均データ取得速度が計算されたら、このとき計算された平均データ取得速度により、それ以前における当該メディアの平均データ取得速度を更新する(S15)。
【0074】
ついで、更新されたメディアの平均データ取得速度に応じて、メディア毎のキャッシュの優先度を決定する(S16)。すなわち、平均データ取得速度を各メディアの間で比較し、平均データ取得速度が高い方から反対にキャッシュの優先度を低く設定するのである。
【0075】
この実施形態では、メディアが蓄積装置(HDD)と放送、それに通信(インターネット)の3種あるので、処理S16では、平均データ取得速度が一番大きいメディアの優先度を“低”に、一番小さいメディアの優先度を“高”にし、そして、これらの間の平均データ取得速度のメディアの優先度については“中”にすることになる。
【0076】
ここで、上記した第2の実施形態では、図3の処理フローで説明したように、データ放送コンテンツ取得先メディアのデータ伝送レートが、大きい方から順に蓄積装置、放送、通信であると想定して優先度を決めているが、この第3の実施形態では、各データ放送コンテンツ取得先メディアについて、平均データ取得速度を実測した結果から優先度が決められることになる。
【0077】
従って、この図4で説明した第3の実施形態によれば、各メディアのデータ伝送レートついて予想が困難な場合でも特に問題はなく、そのまま実施することができる。
【0078】
次に、図5は、本発明の第4の実施形態による処理フローで、これは、キャッシュの優先度を、データ取得時間の計測値から計算した平均データ取得時間により決定するようにしたもので、このため、図4の処理フローにおける処理S15と処理S16に代えて処理S17を設けたものであり、その他の処理は同じである。
【0079】
従って、この図5でも、図4のときと同じく、処理S1から処理S9までの処理が終って平均データ取得速度が計算されたら、この平均データ取得時間によりキャッシュの優先度を決定することになる(S17)。
【0080】
このときの優先度決定方法は、例えば、既にキャッシュ済みの各データの平均データ取得時間と、いま、ここで処理S9において計算された平均データ取得時間を最小のものから最大のものまでソートし、そのソートした中で先頭にあるデータをキャッシュの優先度が最高であるとし、最後のデータを最低とする方法を用いればよい。
【0081】
次に、図6は、本発明の第5の実施形態による処理フローで、これは、キャッシュの優先度を、データの取得に要した時間に基づいて決定するようにしたもので、このため、図5の処理フローにおける処理S9と処理S17に代えて処理S18を設けたものであり、その他の処理は同じである。
【0082】
従って、この図6でも、図5のときと同じく、処理S1から処理S8までの処理を実行させるが、この後、処理S8で得られたタイマーの値からデータ取得に要した時間を計算し、この値からキャッシュの優先度を決定することになる(S18)。
【0083】
このときの優先度決定方法は、例えば、既にキャッシュ済みの各データの取得に要した時間と、いま、ここで計算された時間(データ取得に要した時間)を最大のものから最小のもまでソートし、そのソートした中で先頭にあるデータをキャッシュの優先度が最高であるとし、最後のデータを最低とする方法を用いればよい。
【0084】
従って、以上に説明した第1の実施形態によれば、メディアからのデータの取得に要する時間とデータ取得速度の計測が可能になり、これによりデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0085】
同じく第2の実施形態によれば、データの取得先メディアに応じて、キャッシュすべきデータの優先度を設定することができるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0086】
同じく第3の実施形態によれば、データを取得する先のメディアに応じて、キャッシュすべきデータの優先度が動的に設定されるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0087】
同じく第4の実施形態によれば、メディアからのデータ取得速度に応じてキャッシュの優先順位が設定できるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0088】
同じく第5の実施形態によれば、メディアからデータを取得するのに要した時間に応じてキャッシュの優先順位が設定できるので、同じくデータキャッシュの有効利用が図られ、データ伝送速度を向上させることができる。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、データのキャッシュの適切な管理が得られるので、データ伝送速度が向上し、デジタルテレビ受信機などにおいて、データキャッシュを備えたことによる操作性の向上を充分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータキャッシュ機能付電子装置の一実施形態のブロック図である。
【図2】本発明におけるデータキャッシュ処理の第1の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明におけるデータキャッシュ処理の第2の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明におけるデータキャッシュ処理の第3の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明におけるデータキャッシュ処理の第4の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本発明におけるデータキャッシュ処理の第4の実施形態による動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の各実施形態においてデータをキャッシュする動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 受信アンテナ(デジタルテレビ放送受信用のアンテナ)
2 デジタルテレビ放送受信部
2a 映像/音声受信チューナー
2b データ放送受信チューナー
3 映像/音声/データ放送分離部
4 映像/音声信号デコーダ部
5 音声信号合成部
6 ビデオ/OSD信号合成部
7 リモコン(リモコン送信機)
8 ユーザインタフェース管理部
8a リモコン受信部
9 DSM−CCデコーダ部
10 データ放送表示ブラウザ部
11 蓄積管理部
11a 蓄積装置(HDD)
12 キャッシュ管理部
12a データ取得時間速度計測部
12b キャッシュメモリ
13 通信管理部
13a モデム部
14 OSD表示部
15 モノメディア音声デコーダ部
16 音声出力
17 映像出力
18 インターネット
Claims (6)
- 複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
前記複数のメディアからデータを取得するのに要した時間を計測する手段と、前記複数のメディアからデータを取得する際のデータ取得速度を計測する手段の少なくとも一方が具備されていることを特徴とする電子装置。 - 複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
前記複数のメディアからデータを取得するのに要した時間を計測する手段と、
前記複数のメディアからデータを取得する際のデータ取得速度を計測する手段と、
キャッシュすべきデータに優先順位を付与する手段とを設け、
前記キャッシュメモリに新たにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるように構成したことを特徴とする電子装置。 - 複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
キャッシュすべきデータに当該データの取得先メディアの種別に応じて優先順位を付与する手段を設け、
前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるように構成したことを特徴とする電子装置。 - 複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
キャッシュすべきデータの取得時に計測した取得先メディアからの平均データ取得速度から、当該データ取得先メディアに関する平均データ取得時間を算出する手段と、
当該データに、データ取得先メディア種別毎の平均データ取得速度の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、
前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるように構成したことを特徴とする電子装置。 - 複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
キャッシュすべきデータに、当該データの取得時に計測した取得先メディアからの平均データ取得時間の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、
前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるように構成したことを特徴とする電子装置。 - 複数のメディアからデータを取得し、該取得データをキャッシュして利用する方式の電子装置において、
キャッシュすべきデータに、当該データの取得時に計測した取得先メディアからのデータ取得時間の大きさに応じて優先順位を付与する手段を設け、
前記キャッシュメモリにデータをキャッシュする際、前記優先順位に従って前記キャッシュメモリから削除すべきデータが決定されるように構成したことを特徴とする電子装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012032921A1 (ja) * | 2010-09-08 | 2012-03-15 | 日本電気株式会社 | データキャッシュ装置、データキャッシュ方法およびプログラム |
JP2012150532A (ja) * | 2011-01-17 | 2012-08-09 | Nec Corp | キャッシュ装置、データ管理方法、プログラム、及びキャッシュシステム |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003133410A patent/JP2004334779A/ja active Pending
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