JP2004332626A - 発電装置及び発電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造による低コストでの発電を可能とする冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電装置および発電方法を提供することを目的とする。
【解決手段】冷媒として液化炭酸ガスを用いる。熱源1の比較的低温(50℃以下)の温泉水をセパレータ2へ送り、熱水と蒸気に分離する。この熱水と蒸気を熱交換手段3へ送り、液化炭酸ガスをガス化し、炭酸ガスをタービン6へ送って発電機7で発電する。その後、炭酸ガスは凝縮器8で液化炭酸ガスに戻される。熱交換手段3から送り出された炭酸ガスの一部は、バイパス路13を通してエゼクター20へ圧送される。エゼクター20は凝縮器8から送られてきた液化炭酸ガスをその負圧により吸引し、熱交換手段3の高圧に打ち勝ってこれへ圧送する。
【選択図】 図1
【解決手段】冷媒として液化炭酸ガスを用いる。熱源1の比較的低温(50℃以下)の温泉水をセパレータ2へ送り、熱水と蒸気に分離する。この熱水と蒸気を熱交換手段3へ送り、液化炭酸ガスをガス化し、炭酸ガスをタービン6へ送って発電機7で発電する。その後、炭酸ガスは凝縮器8で液化炭酸ガスに戻される。熱交換手段3から送り出された炭酸ガスの一部は、バイパス路13を通してエゼクター20へ圧送される。エゼクター20は凝縮器8から送られてきた液化炭酸ガスをその負圧により吸引し、熱交換手段3の高圧に打ち勝ってこれへ圧送する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電装置および発電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の発電装置は、冷媒としてアンモニア、フロン、ペンタン等の低沸点媒体を用いていた。以下、従来の発電装置を説明する。図3は、従来の発電装置の構成図である。図3において細線は蒸気・熱水サイクルを示しており、太線は媒体サイクルを示している。1は熱源であり、地熱井(温泉)などの100℃以上の高温の熱水である。熱水はセパレータ2へ送られ、セパレータ2は送られてきた熱水を熱水と蒸気に分離する。セパレータ2で生成された熱水は熱交換手段3を構成する予熱器4へ送られ、蒸気は蒸発器5へ送られる。予熱器4は媒体(冷媒)を予熱し、蒸発器5はこれをガス化する。矢印a、bで示すように、熱交換がなされた廃液は系外へ排出される。
【0003】
熱交換手段3でガス化された高圧の媒体ガスはタービン6へ送られてこれを駆動する。タービン6は発電機7を駆動し発電させる。タービン6を通過した媒体ガスは凝縮器8へ送られて液化する。9は凝縮器8へ冷却水を送る冷却塔である。凝縮器8で液化された媒体(冷媒)はレシバー(タンク)10へ送られてこれに貯溜され、ポンプ11により予熱器4へ送られる。12は逆止弁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷媒としては、アンモニア、フロン、ペンタン等が用いられていた。しかしながらこれらの冷媒には次のような問題点があった。第1には、かなり高温(一般には100℃以上)を必要としていたため、熱源1の熱媒体として高温(一般に100℃以上)の熱水が必要である。したがって温度の低い温泉水や工場廃液等は熱媒体として利用できない。第2には、アンモニアは悪臭、フロンは環境に有害、ペンタンは可熱性で危険などの問題がある。
【0005】
ところで、冷媒(媒体)として液化炭酸ガス(あるいは炭酸ガス)が知られている。液化炭酸ガスは無臭・無害・安価であり、しかも融点は−56.6℃であって、アンモニア、フロン、ペンタンと同様に低温でガス化する。このことは、比較的低温(50℃以下)の熱媒体(温泉水、工場廃液、工場排熱等)によってもガス化できることを意味する。しかしながら冷媒として液化炭酸ガスを用いた場合、熱交換手段3でガス化した炭酸ガスの圧力はきわめて高圧(200気圧程度、あるいはそれ以上)となる。したがってこのような高圧に打ち勝って液化炭酸ガスを熱交換手段へ送り込むためにはきわめて大容量のポンプが必要となり、コスト的に成立困難となる。
【0006】
そこで本発明は、冷媒として液化炭酸ガスを用いる構造が簡単で安価な発電装置および発電方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電装置であって、熱源から送られてきた熱媒体から熱水と蒸気を生成するセパレータと、この熱水と蒸気の熱により、液化炭酸ガスを炭酸ガスにガス化する熱交換手段と、炭酸ガスのガス圧により駆動されて発電機を運転するタービンと、タービンから送り出された炭酸ガスを液化炭酸ガスに戻す凝縮器と、凝縮器と前記熱交換手段の間に設けられたエゼクターと、前記熱交換手段により生成された炭酸ガスの一部をバイパスしてエゼクターへ供給するバイパス路とを含み、バイパス路から送られてきた炭酸ガスを噴射するエゼクターの噴射力により前記凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスを前記熱交換手段へ圧送するようにした。
【0008】
冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電方法であって、熱源から送られてきた熱媒体からセパレータによって熱水と蒸気を生成する工程と、この熱水と蒸気を熱交換手段へ送ってその熱により液化炭酸ガスを炭酸ガスにガス化する工程と、炭酸ガスのガス圧によりタービンを駆動して発電機で発電する工程と、タービンから送り出された炭酸ガスを凝縮器により液化炭酸ガスに戻す工程と、前記熱交換手段から送り出された炭酸ガスの一部をバイパス路を通してエゼクターへ送り、エゼクターがこの炭酸ガスを噴射する噴射力により前記凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスを前記熱交換手段へ圧送する工程とを含む。
【0009】
上記構成において、比較的低温の熱媒体をセパレータへ送り、熱水と蒸気を生成する。この熱水と蒸気を熱交換手段へ送り、液化炭酸ガスをガス化し、炭酸ガスをタービンへ送って発電機で発電する。その後、炭酸ガスは凝縮器で液化炭酸ガスに戻される。熱交換手段から送り出された炭酸ガスの一部は、バイパス路を通してエゼクターへ圧送される。エゼクターは凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスをその負圧により吸引し、熱交換手段の高圧に打ち勝ってこれへ圧送する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は発電装置の構成図である。図1において細線で示す管路は熱媒体サイクル(蒸気・熱水サイクル)を示しており、太線で示す管路は媒体サイクルを示している。1は熱源であり、比較的低温(50℃以下)の地熱井(温泉)や工場廃液などの熱水を利用できる。勿論、従来のような高温の熱源の利用を禁止するものではない。熱水はセパレータ2へ送られる。セパレータ2は送られてきた熱水を熱水と蒸気分離する。セパレータ2で生成された熱水は熱交換手段3を構成する予熱器4へ送られ、蒸気は蒸発器5へ送られる。
【0011】
予熱器4は冷媒である液化炭酸ガスを予熱し、蒸発器5はこれを炭酸ガスにガス化する。矢印a、bで示すように、熱交換がなされた廃液は系外へ排出される。熱交換手段3でガス化された高圧の炭酸ガスはタービン6へ送られてこれを駆動する。タービン6は発電機7を駆動し発電させる。タービン6を通過した炭酸ガスは凝縮器8へ送られて液化し、液化炭酸ガスに戻される。9は凝縮器8へ冷却水を送る冷却塔である。凝縮器8で生成した液化炭酸ガスはレシバー(タンク)10へ送られてこれに貯溜され、次いでエゼクター20へ送られ、次いで予熱器4へ圧送される。12は逆止弁である。なお熱源としては、工場排熱である工場排煙などの廃ガスも利用できる。この場合、セパレータ2にシャワー手段を付設し、シャワーを廃ガスに噴射することにより比較的低温の熱水と蒸気を生成する。
【0012】
蒸発器5で生成された炭酸ガスはタービン6へ圧送されるが、その一部はバイパス路13を通じてエゼクター20へ送られる。図2において、エゼクター20は、本体部21に流入管22と流出管23を接続して構成されている。バイパス路13から送られてきた炭酸ガスは流入管22と流出管23の間へ射出され(矢印A)、これによりこの間は負圧状態となる。したがってレシバー10から送られてきた液化炭酸ガスはこの負圧状態に吸引されて流出管23へ流入し、高速度にて予熱器4へ勢いよく送り出される(矢印B)。すなわち、熱交換手段3は液化炭酸ガスをガス化したことにより高圧状態(約200気圧程度、あるいはそれ以上)であるが、矢印Aで示すようにバイパス路13を通して高速度で圧送されてくる高圧の炭酸ガスの流速を利用して、矢印Bで示すようにエゼクター20から液化炭酸ガスを勢いよく噴射することにより、熱交換手段3の高圧状態に打ち勝って液化炭酸ガスを熱交換手段3へ圧送して送り込むことができる。以上のように、この発電装置によれば、媒体として液化炭酸ガスを用いて発電機を運転することができる。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、冷媒として安価・安全な液化炭酸ガスを用い、簡単な構造の発電装置および発電方法を実現できる。しかも、液化炭酸ガスの気化温度は低いので、比較低温の温泉水、工場廃液、工場排熱などを熱源として利用でき、ランニングコストの安価な発電を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発電装置の構成図
【図2】エゼクターの断面図
【図3】従来の発電装置の構成図
【符号の説明】
1 熱源
2 セパレータ
3 熱交換手段
6 タービン
7 発電機
13 バイパス路
20 エゼクター
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電装置および発電方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の発電装置は、冷媒としてアンモニア、フロン、ペンタン等の低沸点媒体を用いていた。以下、従来の発電装置を説明する。図3は、従来の発電装置の構成図である。図3において細線は蒸気・熱水サイクルを示しており、太線は媒体サイクルを示している。1は熱源であり、地熱井(温泉)などの100℃以上の高温の熱水である。熱水はセパレータ2へ送られ、セパレータ2は送られてきた熱水を熱水と蒸気に分離する。セパレータ2で生成された熱水は熱交換手段3を構成する予熱器4へ送られ、蒸気は蒸発器5へ送られる。予熱器4は媒体(冷媒)を予熱し、蒸発器5はこれをガス化する。矢印a、bで示すように、熱交換がなされた廃液は系外へ排出される。
【0003】
熱交換手段3でガス化された高圧の媒体ガスはタービン6へ送られてこれを駆動する。タービン6は発電機7を駆動し発電させる。タービン6を通過した媒体ガスは凝縮器8へ送られて液化する。9は凝縮器8へ冷却水を送る冷却塔である。凝縮器8で液化された媒体(冷媒)はレシバー(タンク)10へ送られてこれに貯溜され、ポンプ11により予熱器4へ送られる。12は逆止弁である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷媒としては、アンモニア、フロン、ペンタン等が用いられていた。しかしながらこれらの冷媒には次のような問題点があった。第1には、かなり高温(一般には100℃以上)を必要としていたため、熱源1の熱媒体として高温(一般に100℃以上)の熱水が必要である。したがって温度の低い温泉水や工場廃液等は熱媒体として利用できない。第2には、アンモニアは悪臭、フロンは環境に有害、ペンタンは可熱性で危険などの問題がある。
【0005】
ところで、冷媒(媒体)として液化炭酸ガス(あるいは炭酸ガス)が知られている。液化炭酸ガスは無臭・無害・安価であり、しかも融点は−56.6℃であって、アンモニア、フロン、ペンタンと同様に低温でガス化する。このことは、比較的低温(50℃以下)の熱媒体(温泉水、工場廃液、工場排熱等)によってもガス化できることを意味する。しかしながら冷媒として液化炭酸ガスを用いた場合、熱交換手段3でガス化した炭酸ガスの圧力はきわめて高圧(200気圧程度、あるいはそれ以上)となる。したがってこのような高圧に打ち勝って液化炭酸ガスを熱交換手段へ送り込むためにはきわめて大容量のポンプが必要となり、コスト的に成立困難となる。
【0006】
そこで本発明は、冷媒として液化炭酸ガスを用いる構造が簡単で安価な発電装置および発電方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電装置であって、熱源から送られてきた熱媒体から熱水と蒸気を生成するセパレータと、この熱水と蒸気の熱により、液化炭酸ガスを炭酸ガスにガス化する熱交換手段と、炭酸ガスのガス圧により駆動されて発電機を運転するタービンと、タービンから送り出された炭酸ガスを液化炭酸ガスに戻す凝縮器と、凝縮器と前記熱交換手段の間に設けられたエゼクターと、前記熱交換手段により生成された炭酸ガスの一部をバイパスしてエゼクターへ供給するバイパス路とを含み、バイパス路から送られてきた炭酸ガスを噴射するエゼクターの噴射力により前記凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスを前記熱交換手段へ圧送するようにした。
【0008】
冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電方法であって、熱源から送られてきた熱媒体からセパレータによって熱水と蒸気を生成する工程と、この熱水と蒸気を熱交換手段へ送ってその熱により液化炭酸ガスを炭酸ガスにガス化する工程と、炭酸ガスのガス圧によりタービンを駆動して発電機で発電する工程と、タービンから送り出された炭酸ガスを凝縮器により液化炭酸ガスに戻す工程と、前記熱交換手段から送り出された炭酸ガスの一部をバイパス路を通してエゼクターへ送り、エゼクターがこの炭酸ガスを噴射する噴射力により前記凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスを前記熱交換手段へ圧送する工程とを含む。
【0009】
上記構成において、比較的低温の熱媒体をセパレータへ送り、熱水と蒸気を生成する。この熱水と蒸気を熱交換手段へ送り、液化炭酸ガスをガス化し、炭酸ガスをタービンへ送って発電機で発電する。その後、炭酸ガスは凝縮器で液化炭酸ガスに戻される。熱交換手段から送り出された炭酸ガスの一部は、バイパス路を通してエゼクターへ圧送される。エゼクターは凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスをその負圧により吸引し、熱交換手段の高圧に打ち勝ってこれへ圧送する。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は発電装置の構成図である。図1において細線で示す管路は熱媒体サイクル(蒸気・熱水サイクル)を示しており、太線で示す管路は媒体サイクルを示している。1は熱源であり、比較的低温(50℃以下)の地熱井(温泉)や工場廃液などの熱水を利用できる。勿論、従来のような高温の熱源の利用を禁止するものではない。熱水はセパレータ2へ送られる。セパレータ2は送られてきた熱水を熱水と蒸気分離する。セパレータ2で生成された熱水は熱交換手段3を構成する予熱器4へ送られ、蒸気は蒸発器5へ送られる。
【0011】
予熱器4は冷媒である液化炭酸ガスを予熱し、蒸発器5はこれを炭酸ガスにガス化する。矢印a、bで示すように、熱交換がなされた廃液は系外へ排出される。熱交換手段3でガス化された高圧の炭酸ガスはタービン6へ送られてこれを駆動する。タービン6は発電機7を駆動し発電させる。タービン6を通過した炭酸ガスは凝縮器8へ送られて液化し、液化炭酸ガスに戻される。9は凝縮器8へ冷却水を送る冷却塔である。凝縮器8で生成した液化炭酸ガスはレシバー(タンク)10へ送られてこれに貯溜され、次いでエゼクター20へ送られ、次いで予熱器4へ圧送される。12は逆止弁である。なお熱源としては、工場排熱である工場排煙などの廃ガスも利用できる。この場合、セパレータ2にシャワー手段を付設し、シャワーを廃ガスに噴射することにより比較的低温の熱水と蒸気を生成する。
【0012】
蒸発器5で生成された炭酸ガスはタービン6へ圧送されるが、その一部はバイパス路13を通じてエゼクター20へ送られる。図2において、エゼクター20は、本体部21に流入管22と流出管23を接続して構成されている。バイパス路13から送られてきた炭酸ガスは流入管22と流出管23の間へ射出され(矢印A)、これによりこの間は負圧状態となる。したがってレシバー10から送られてきた液化炭酸ガスはこの負圧状態に吸引されて流出管23へ流入し、高速度にて予熱器4へ勢いよく送り出される(矢印B)。すなわち、熱交換手段3は液化炭酸ガスをガス化したことにより高圧状態(約200気圧程度、あるいはそれ以上)であるが、矢印Aで示すようにバイパス路13を通して高速度で圧送されてくる高圧の炭酸ガスの流速を利用して、矢印Bで示すようにエゼクター20から液化炭酸ガスを勢いよく噴射することにより、熱交換手段3の高圧状態に打ち勝って液化炭酸ガスを熱交換手段3へ圧送して送り込むことができる。以上のように、この発電装置によれば、媒体として液化炭酸ガスを用いて発電機を運転することができる。
【0013】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、冷媒として安価・安全な液化炭酸ガスを用い、簡単な構造の発電装置および発電方法を実現できる。しかも、液化炭酸ガスの気化温度は低いので、比較低温の温泉水、工場廃液、工場排熱などを熱源として利用でき、ランニングコストの安価な発電を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発電装置の構成図
【図2】エゼクターの断面図
【図3】従来の発電装置の構成図
【符号の説明】
1 熱源
2 セパレータ
3 熱交換手段
6 タービン
7 発電機
13 バイパス路
20 エゼクター
Claims (2)
- 冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電装置であって、熱源から送られてきた熱媒体から熱水と蒸気を生成するセパレータと、この熱水と蒸気の熱により、液化炭酸ガスを炭酸ガスにガス化する熱交換手段と、炭酸ガスのガス圧により駆動されて発電機を運転するタービンと、タービンから送り出された炭酸ガスを液化炭酸ガスに戻す凝縮器と、凝縮器と前記熱交換手段の間に設けられたエゼクターと、前記熱交換手段により生成された炭酸ガスの一部をバイパスしてエゼクターへ供給するバイパス路とを含み、バイパス路から送られてきた炭酸ガスを噴射するエゼクターの噴射力により前記凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスを前記熱交換手段へ圧送するようにしたことを特徴とする発電装置。
- 冷媒として液化炭酸ガスを用いる発電方法であって、熱源から送られてきた熱媒体からセパレータによって熱水と蒸気を生成する工程と、この熱水と蒸気を熱交換手段へ送ってその熱により液化炭酸ガスを炭酸ガスにガス化する工程と、炭酸ガスのガス圧によりタービンを駆動して発電機で発電する工程と、タービンから送り出された炭酸ガスを凝縮器により液化炭酸ガスに戻す工程と、前記熱交換手段から送り出された炭酸ガスの一部をバイパス路を通してエゼクターへ送り、エゼクターがこの炭酸ガスを噴射する噴射力により前記凝縮器から送られてきた液化炭酸ガスを前記熱交換手段へ圧送する工程とを含むことを特徴とする発電方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003129857A JP2004332626A (ja) | 2003-05-08 | 2003-05-08 | 発電装置及び発電方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003129857A JP2004332626A (ja) | 2003-05-08 | 2003-05-08 | 発電装置及び発電方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004332626A true JP2004332626A (ja) | 2004-11-25 |
Family
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003129857A Pending JP2004332626A (ja) | 2003-05-08 | 2003-05-08 | 発電装置及び発電方法 |
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- 2003-05-08 JP JP2003129857A patent/JP2004332626A/ja active Pending
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