【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、１回のスライド操作によって左右の障子を施錠可能とした両開き窓の補助錠に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、家屋の窓等では防犯性を向上させるため、主ロック装置とは別に補助錠（以下、サブロックともいう。）を付加して２重ロックとしたものが増加する傾向にある。このサブロックとしては、通常縦框または下框にサブロック装置を取り付けるとともに、水平方向に移動自在とされるロック杆を縦框より出没自在とする構造のものが多く用いられている。
【０００３】
例えば、下記特許文献１では、開き障子の縦框又は下框に対して、手動操作により外方に出没自在のロック杆を備えるサブロック装置を設け、窓枠側に前記ロック杆の先端が係合する係止部を設けたサブロック構造が提案されている。
【０００４】
また下記特許文献２には、障子の下框内にサブロック装置を取付け、下框の室内面側に設けられた操作部により前記サブロック装置内に収容された施錠部材を水平方向に沿って移動操作可能とするとともに、前記施錠部材のロック片を下框の下面より外部に突出させ、前記水平方向の移動操作に伴って下枠に取り付けられた施錠用衝合部材に対して係脱自在としたサブロック構造が提案されている。
【０００５】
【特許文献１】
特開平１１−２１０２９７号公報
【特許文献２】
特開２００２−３０３０６９号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、両開き窓に対して前述構造のサブロック装置を設けようとした場合、左右の開き障子に対して別々に設けることになるとともに、施錠操作も左右障子について個別的に必要とするため、コスト的な無駄が生じるとともに、操作に手間が掛かり煩わしいという問題があった。
【０００７】
そこで本発明の主たる課題は、両開き窓において、１回の操作により左右それぞれの開き障子に対してサブロックによる施錠を図るようにした両開き窓の補助錠を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項１に係る本発明として、左右に隣接して開き障子を備える両開き窓の補助錠であって、
前記補助錠装置は、一方側開き障子の戸先側縦框に取り付けられる補助錠本体と、他方側開き障子の戸先側縦框に固定される第１施錠用係合具と、窓枠に固定される第２施錠用係合具とからなり、
前記補助錠本体は、上下方向にスライド操作される施錠操作部材と、この施錠操作部材の操作によって上下方向にスライド動作される作動部材と、この作動部材に連結され、施錠時に窓枠に固定された前記第２施錠用係合具と係合し一方側開き障子を施錠する施錠杆と、前記作動部材のスライド動作に伴って揺動動作し、施錠時に前記他方側開き障子に固定された前記第１施錠用係合具と係合し他方側開き障子を施錠する施錠揺動片と、からなることを特徴とする両開き窓の補助錠が提供される。
【０００９】
請求項２に係る本発明として、前記作動部材の上下スライドをガイドするとともに、前記施錠杆の上下スライドをガイドするベース部材を備える請求項１記載の両開き窓の補助錠が提供される。
【００１０】
請求項３に係る本発明として、前記施錠揺動片は一部に切欠き部を有し、前記作動部材から施錠揺動片に向けて突出して設けられた揺動作動軸が前記切欠き部に係合し、作動部材の上下動に伴って施錠揺動片を揺動動作させるようにしている請求項１，２いずれかに記載の両開き窓の補助錠が提供される。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図１は本発明に係る両開き窓用補助錠１の正面図、図２は図１のＩＩ−ＩＩ線矢視図、図３は図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線矢視図、図４は補助錠１の拡大平面図である。
【００１２】
本発明に係る両開き窓用補助錠１（以下、単に補助錠という。）は、図１に示されるように、一方側開き障子ＤＬの戸先側縦框に取り付けられる補助錠本体２と、他方側開き障子ＤＲの戸先側縦框に固定される第１施錠用係合具３と、窓枠（下枠）に固定される第２施錠用係合具４とから構成されている。なお、本例では開き障子の戸先側縦框の下側に補助錠１を設けたが、縦框の中央位置または上部側位置に設けるようにしてもよい。仮に上部側に設ける場合には、前記第２施錠用係合具４は上枠側に固定されることになる。
【００１３】
前記補助錠本体２は、主に、上下方向にスライド操作される施錠操作部材５と、この施錠操作部材５の操作によって上下方向にスライド動作される作動部材７と、この作動部材７に連結され施錠時に下窓枠に固定された前記第２施錠用係合具４と係合し一方側開き障子ＤＬを施錠する施錠杆８と、前記作動部材７の上下スライドをガイドするとともに、施錠杆８の上下スライドをガイドするベース部材６と、前記作動部材７のスライド動作に伴って揺動動作し、施錠時に他方側開き障子ＤＲに固定された前記第１施錠用係合具３と係合し他方側開き障子ＤＲを施錠する施錠揺動片９と、この施錠揺動片９を揺動自在に支持する揺動片ケース１２とから構成されている。
【００１４】
前記施錠操作部材５は、詳細には図６に示されるように、板状部５Ａの表面側に摘み部５ａを有するとともに、裏面側に前記作動部材７との連結を図るために軸嵌入孔部５ｂが形成された部材であり、一方側開き障子ＤＬへの取付けは、図２及び図５に示されるように、縦框の室内側面に固定されるカバー材１３内に収容され、かつカバー材１３の孔部１３ａより前記摘み部５ａを室内側に突出させた状態で配置される。
【００１５】
前記作動部材７は、詳細には図７に示されるように、立方体形状の部材であり、縦方向に施錠杆８を挿通させる通孔７ａが形成されるとともに、両側面にそれぞれ連結軸材１０，揺動作動軸１１を嵌入させるための軸材嵌入孔７ｂ、７ｃが形成され、かつ背面部に後述のベース部材６の縦方向スリット溝６ｇに嵌合するガイド突起７ｄが形成されている。前記施錠杆８は前記通孔７ａに挿通させた状態で固定ピン１４を側方から挿入し固定される。
【００１６】
前記作動部材７を収容するベース部材６は、詳細には図８に示されるように、上部側に側面側（縦框見込み面側）に向けた雌ネジ孔６ａと、正面側（縦框見付け面側）に向けた貫通孔６ｂとを有するとともに、下部側に同じく側面側（縦框見込み面側）に向けた雌ネジ孔６ｃと、正面側（縦框見付け面側）に向けた貫通孔６ｄとを有し、図１及び図２に示されるように、縦框内に配設され、縦框見付け面側から螺入した固定ビス３１，３３および縦框見込み面側から螺入した固定ビス３０，３２により固定されるようになっている。なお、前記固定ビス３１、３３は前記カバー材１３を縦框の室内面側に固定するためのビスを兼用している。
【００１７】
前記ベース部材６の略中央部には、側面視でコ字状の空間Ｍが形成され、この空間Ｍに前記作動部材７が上下方向にスライド可能に収容されるようになっている。また、前記作動部材７は、空間Ｍ部の背面板に形成された縦方向スリット溝６ｇに対してガイド突起７ｄが嵌合され、上下方向のスライドがガイドされるようになっている。また、前記空間Ｍの上面板及び下面板には施錠杆挿通孔６ｅ、６ｆが形成され、施錠杆８は前記施錠杆挿通孔６ｅ、６ｆに挿通させた状態で作動部材７に対してピン部材１４により固定される。そして、前記作動部材７と施錠操作部材５とは一端を軸材嵌入孔７ｂに嵌入させ、他端を施錠操作部材５の軸嵌入孔部５ｂに嵌入させた連結軸材１０により連結されている。
【００１８】
前記ベース部材６の室外側には、図２に示されるように、施錠揺動片９を揺動自在に支持する揺動片ケース１２が隣接して配設されている。前記揺動片ケース１２は、詳細には図９に示されるように、略中央部に縦方向のスリット状溝部１２ａを有し、このスリット状溝部１２ａに施錠揺動片９を通し、固定軸１５により前記施錠揺動片９を揺動自在に支持するようになっている。また、上部には雌ネジ孔１２ｂを有し、かつ下部に雌ネジ孔１２ｃを有し、前記固定ビス３１，３３により前記ベース部材６の隣接位置に固定されるようになっている。
【００１９】
前記施錠揺動片９はその一部に、具体的には基端側部分に切欠き部９ａを有し、前記作動部材７の軸材嵌入部７ｃに基部が嵌入された揺動作動軸１１の先端部が前記切欠き部９ａに係合し、作動部材７の上下スライドに伴って施錠揺動片９が揺動するようになっている。
【００２０】
一方、他方側開き障子ＤＲの戸先側縦框に固定された第１施錠用係合具３は、図図１、図３に示されるように、外方に突出する衝合壁３Ａを有する部材であり、固定ビス３４，３４により他方側開き障子ＤＲの見込み面に固定される。
【００２１】
また、窓枠に固定された第２施錠用係合具４は、図１に示されるように、前記施錠杆８の先端が嵌入する施錠用孔部４ａを有する部材であり、固定ビス３５、３５により窓枠に固定される。
【００２２】
かかる補助錠１により開き障子ＤＬ、ＤＲの補助施錠を図るには、施錠操作部材５を下方側にスライドさせるようにする。前記施錠操作部材５が下方向に移動されると、連結軸材１０により連結されている作動部材７が同時に下方向に移動し、作動杆８が下降し第２施錠用係合具４の施錠用孔部４ａに先端部が嵌入することにより、一方側開き障子ＤＬが開かれないように施錠を図るとともに、前記作動部材７の下降に伴って施錠揺動片９が上側方向に揺動し、前記施錠揺動片９が前記第１施錠用係合具３の衝合壁３Ａの室外側に位置することにより、他方側開き障子ＤＲが開かれないように施錠を図る。
【００２３】
（他の形態例）
（１）上記形態例で示された補助錠１は、基本的には両開き窓を対象とするものであるが、片開き窓に対しても適用が可能である。すなわち、上記形態例において、作動部材７は、施錠操作部材面側に前記施錠操作部材５との連結を図る連結軸材１０を備えるとともに、該連結軸部１０の対面側位置であってかつ同心軸上に前記施錠揺動片９の一部に形成された切欠き部９ａに係合する揺動作動軸１１を有する構造となっているため、図１０に示されるように、前記ベース部材６，作動部材７および施錠杆８を省略し、施錠操作部材５の軸嵌入孔部５ｂに前記施錠揺動軸１１を取付け、この施錠揺動軸１１を直接、施錠揺動片９の切欠き部９ａに係合させるようにすることにより、片開き窓に対しても適用が可能となる。
【００２４】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、両開き窓において、１回の操作により左右それぞれの開き障子に対してサブロックによる施錠が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る両開き窓用補助錠１の正面図である。
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線矢視図である。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線矢視図である。
【図４】補助錠１の拡大平面図（図３の要部拡大図）である。
【図５】補助錠１の分解図である。
【図６】施錠操作部材５を示す、（Ａ）は裏面図、（Ｂ）は側面図、（Ｃ）は正面図である。
【図７】作動部材７を示す、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は側面図である。
【図８】作動部材７、施錠杆８を組込んだベース部材６を示す、（Ａ）は側面図（図４のＶＩＩＩ−ＶＩＩＩ線矢視図）、（Ｂ）は正面図である。
【図９】施錠変動片９を収容した揺動片ケース１２を示す、（Ａ）は側面図（図４のＩＸ−ＩＸ線矢視図）、（Ｂ）は正面図である。
【図１０】本補助錠１の片開き障子への適用を示す平面図である。
【符号の説明】
１…補助錠、２…補助錠本体、３…第１施錠用係合具、４…第２施錠用係合具、５…施錠操作部材、６…ベース部材、７…作動部材、８…施錠杆、９…施錠揺動片、１０…連結軸部、１１…揺動作動軸、１２…揺動片ケース、１３…カバー材、ＤＬ…一方側開き障子、ＤＲ…他方側開き障子[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a double-sided window auxiliary lock that can lock left and right sliding doors by a single sliding operation.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, in order to improve crime prevention in windows of a house or the like, an auxiliary lock (hereinafter, also referred to as a sublock) separately from a main lock device and a double lock is tending to increase. As this sublock, a structure is generally used in which a sublock device is attached to a vertical frame or a lower frame, and a lock rod that can be moved in the horizontal direction is allowed to protrude and retract from the vertical frame.
[0003]
For example, in Patent Literature 1 below, a sublock device having a lock rod that can be moved outward and retractable by manual operation is provided for a vertical frame or lower frame of an open sliding door, and the tip of the lock rod is engaged with a window frame side. There has been proposed a sublock structure provided with a mating locking portion.
[0004]
Further, in Patent Document 2 below, a sublock device is mounted in a lower frame of a shoji, and a locking member accommodated in the sublock device is horizontally moved by an operation unit provided on the indoor surface side of the lower frame. In addition to being movable, the lock piece of the locking member is projected outward from the lower surface of the lower frame, so that the locking piece is detachable from the locking abutment member attached to the lower frame with the horizontal moving operation. Has been proposed.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-11-210297 [Patent Document 2]
JP-A-2002-303069
[Problems to be solved by the invention]
However, when the sublock device having the above-described structure is provided for both case windows, it is separately provided for the left and right cased sliding doors, and the locking operation is also separately required for the left and right cased sliding doors. In addition to the wasteful operation, the operation is troublesome and troublesome.
[0007]
Therefore, a main object of the present invention is to provide an auxiliary lock for a double-turn window that can lock a left and right open shoji with a sublock by a single operation in the double-turn window.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As an aspect of the present invention according to claim 1 for solving the above-mentioned problem, the present invention relates to an auxiliary lock for a double-ended window provided with an open sliding door adjacent to left and right,
The auxiliary lock device includes an auxiliary lock main body attached to a door-side vertical frame of the one-sided sliding door, a first locking engagement tool fixed to the door-side vertical frame of the other side of the sliding door, and a window frame. A second locking engagement tool to be fixed,
The auxiliary lock body is a locking operation member that is slid in the up and down direction, an operating member that is slid in the up and down direction by the operation of the locking operation member, and is connected to the operating member and fixed to the window frame at the time of locking. A locking rod that engages with the second locking engagement tool and locks the one-side opening sash; and a rocking operation associated with the sliding operation of the operating member, and is fixed to the other-side opening sash during locking. An auxiliary lock for a double-ended window, comprising: a locking rocking piece that engages with the first locking engagement tool and locks the other side opening sash.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided an auxiliary lock for a double-ended window according to the first aspect, further comprising a base member that guides the vertical sliding of the operating member and guides the vertical sliding of the locking rod.
[0010]
According to the third aspect of the present invention, the locking rocking piece has a notch in a part thereof, and the rocking motion shaft protruding from the operating member toward the locking rocking piece is provided with the notch. The auxiliary locking device for a double-ended window according to any one of claims 1 and 2, wherein the locking rocking piece is rocked in accordance with the vertical movement of the operating member.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
1 is a front view of an auxiliary lock 1 for a casement window according to the present invention, FIG. 2 is a view taken along the line II-II in FIG. 1, FIG. 3 is a view taken along the line III-III in FIG. 1, and FIG. 1 is an enlarged plan view of FIG.
[0012]
Casement window auxiliary lock 1 according to the present invention (hereinafter, simply referred to as auxiliary lock.), As shown in FIG. 1, whereas the auxiliary lock body 2 attached to the door leading end side stile side opening shoji D L, a first locking engagement member 3 fixed to the door leading side stile shoji D R opens the other side, and a second locking engagement member 4 which is fixed to the window frame (lower frame) . In this embodiment, the auxiliary lock 1 is provided below the door-side vertical frame of the open sliding door. However, the auxiliary lock 1 may be provided at the center position or the upper side position of the vertical frame. If it is provided on the upper side, the second locking engagement tool 4 is fixed to the upper frame side.
[0013]
The auxiliary lock main body 2 is mainly connected to a locking operation member 5 that is slid in the vertical direction, an operating member 7 that is slid in the vertical direction by operating the locking operation member 5, and the operating member 7. a locking rod 8 for locking the sash D L open fixed the second engaging one side and locking engagement member 4 on the lower window frame during locking, as well as guide the vertical slide of the operation member 7, locking rod a base member 6 to guide the vertical slide 8, the swing operation in accordance with the sliding movement of the actuating member 7, engagement with the other side opening sash D wherein fixed to R first locking engagement member 3 when the locking a locking swinging piece 9 for locking the sash D R open engaged the other side, and a swinging piece casing 12 for supporting the locking swinging piece 9 swingably.
[0014]
As shown in detail in FIG. 6, the locking operation member 5 has a knob 5a on the front side of the plate-shaped portion 5A, and has a shaft fitting hole on the back side for connection with the operating member 7. a member section 5b is formed, whereas the attachment to the side opening shoji D L, as shown in FIGS. 2 and 5, is housed in the cover member 13 which is fixed to the interior side of the stile, and The knob 5a is disposed in a state where the knob 5a protrudes toward the indoor side from the hole 13a of the cover material 13.
[0015]
As shown in detail in FIG. 7, the actuating member 7 is a cubic member, has a through hole 7a through which the locking rod 8 is inserted in the longitudinal direction, and has a connecting shaft member 10 on both side surfaces. The shaft member insertion holes 7b and 7c for fitting the swinging motion shaft 11 are formed, and a guide projection 7d is formed on a back surface portion of the base member 6 to be fitted into a vertical slit groove 6g described later. The locking rod 8 is fixed by inserting the fixing pin 14 from the side in a state of being inserted through the through hole 7a.
[0016]
As shown in detail in FIG. 8, the base member 6 accommodating the operating member 7 has a female screw hole 6a facing the side (upper side of the vertical frame) on the upper side and a front side (vertical frame is located). The female screw hole 6c has a through hole 6b directed to the side surface (the side of the expected vertical frame) and a through hole directed to the front side (the side of the vertical frame). As shown in FIGS. 1 and 2, the fixing screws 31 and 33 are provided in the vertical frame and screwed in from the side of the vertical frame, and fixed in the vertical frame. They are fixed by screws 30 and 32. The fixing screws 31 and 33 also serve as screws for fixing the cover member 13 to the indoor surface side of the vertical frame.
[0017]
A substantially U-shaped space M is formed in a substantially central portion of the base member 6 in a side view, and the operating member 7 is accommodated in the space M so as to be slidable in a vertical direction. The operating member 7 has a guide projection 7d fitted into a vertical slit groove 6g formed in the back plate of the space M, so that vertical sliding is guided. Locking rod insertion holes 6e and 6f are formed in the upper surface plate and the lower surface plate of the space M, and the locking rod 8 is inserted into the locking rod insertion holes 6e and 6f with a pin member with respect to the operating member 7 being inserted. 14 fixed. The operating member 7 and the locking operation member 5 are connected by a connecting shaft 10 having one end fitted into the shaft fitting hole 7b and the other end fitted into the shaft fitting hole 5b of the locking operation member 5. .
[0018]
As shown in FIG. 2, a rocking piece case 12 that supports the rocking rocking piece 9 so as to be swingable is disposed adjacent to the outdoor side of the base member 6. As shown in detail in FIG. 9, the rocking piece case 12 has a vertical slit groove 12a in a substantially central portion, and the locking rocking piece 9 is passed through the slit groove 12a to fix the fixed shaft. The lock swinging piece 9 is swingably supported by 15. Further, an upper portion has a female screw hole 12b and a lower portion has a female screw hole 12c, and is fixed at a position adjacent to the base member 6 by the fixing screws 31, 33.
[0019]
The locking rocking piece 9 has a notch 9a in a part thereof, specifically, a base end side portion, and the rocking motion shaft 11 whose base is fitted in a shaft material fitting portion 7c of the operating member 7. Is engaged with the notch 9a, and the locking rocking piece 9 rocks as the operating member 7 slides up and down.
[0020]
On the other hand, the first locking engagement member 3 fixed to the door leading side stile shoji D R opens the other side, Figures Figure 1, as shown in FIG. 3, the abutting walls 3A outwardly projecting a member having, fixed on the estimated plane shoji D R opens the other side by the fixing screws 34, 34.
[0021]
The second locking engagement tool 4 fixed to the window frame is a member having a locking hole 4a into which the tip of the locking rod 8 is fitted, as shown in FIG. 35 secures it to the window frame.
[0022]
Shoji D L opened by such auxiliary lock 1, in attempt to assist locking of the D R is such to slide the locking operation member 5 downward. When the locking operation member 5 is moved downward, the operating member 7 connected by the connecting shaft member 10 is simultaneously moved downward, and the operating rod 8 is lowered to lock the second locking engagement member 4. swung by the distal end portion is fitted in use hole 4a, whereas strive to lock to the side opening shoji D L is not opened, the upper direction locking swinging piece 9 with the downward movement of the actuating member 7 and, by the locking swinging piece 9 is positioned on the outdoor side of the first abutting wall 3A of the locking engagement member 3, achieving locking so is not opened shoji D R opens the other side.
[0023]
(Other examples)
(1) The auxiliary lock 1 shown in the above embodiment is basically intended for a casement window, but can also be applied to a casement window. That is, in the above-described embodiment, the operating member 7 includes the connecting shaft member 10 for connecting the locking operating member 5 on the side of the locking operating member, and is located at a position facing the connecting shaft portion 10 and concentrically. As shown in FIG. 10, the base member 6 has a structure in which a swinging movement shaft 11 is engaged with a notch 9 a formed in a part of the locking swinging piece 9 on the shaft. , The operating member 7 and the locking rod 8 are omitted, and the locking rocking shaft 11 is attached to the shaft fitting hole 5b of the locking operation member 5, and this locking rocking shaft 11 is directly cut out of the locking rocking piece 9. By engaging with 9a, application to a casement window is also possible.
[0024]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the present invention, locking of the left and right open sliding doors by the sublock can be performed by a single operation in the case of the casement windows.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of an auxiliary lock 1 for a casement window according to the present invention.
FIG. 2 is a view taken along line II-II in FIG.
FIG. 3 is a view taken along line III-III in FIG. 1;
4 is an enlarged plan view of the auxiliary lock 1 (an enlarged view of a main part in FIG. 3).
FIG. 5 is an exploded view of the auxiliary lock 1.
6 (A) is a rear view, FIG. 6 (B) is a side view, and FIG. 6 (C) is a front view showing the locking operation member 5. FIG.
7A is a plan view and FIG. 7B is a side view showing the operation member 7. FIG.
8 (A) is a side view (a view taken along line VIII-VIII in FIG. 4), and FIG. 8 (B) is a front view, showing a base member 6 incorporating an operating member 7 and a locking rod 8;
9A and 9B show a swinging piece case 12 accommodating the locking variable piece 9, in which FIG. 9A is a side view (a view taken along the line IX-IX in FIG. 4) and FIG. 9B is a front view.
FIG. 10 is a plan view showing the application of the present auxiliary lock 1 to a one-sided sliding door.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Auxiliary lock, 2 ... Auxiliary lock main body, 3 ... 1st locking engagement tool, 4 ... 2nd locking engagement tool, 5 ... Locking operation member, 6 ... Base member, 7 ... Operating member, 8 ... Locking rod, 9 ... locking swinging piece, 10 ... connection shaft portion, 11 ... rocking operation rotary shaft, 12 ... rocking piece casing, 13 ... cover member, D L ... one side open shoji, D R ... shoji open other side
