JP2004332275A - 軌道スラブおよび軌道敷設工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】短期間で軌道敷設工事を終了すること。
【解決手段】プレキャスト化した軽量コンクリートからなるスラブ本体3に単位レール5が予め組み込まれ、スラブ本体3の両端の各々にそれぞれ係合凸部3aおよび係合凹部3bを有る軌道スラブ。隣接する軌道クラブ同士は、それぞれ係合凸部3a及び係合凹部3bと係合することで連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】プレキャスト化した軽量コンクリートからなるスラブ本体3に単位レール5が予め組み込まれ、スラブ本体3の両端の各々にそれぞれ係合凸部3aおよび係合凹部3bを有る軌道スラブ。隣接する軌道クラブ同士は、それぞれ係合凸部3a及び係合凹部3bと係合することで連結する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は軌道スラブおよび軌道敷設工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、路面に軌道を敷設する場合、その敷設工事においては、道路のアスファルト舗装を剥がし、所定の深さまで地面を掘り下げた後、道床・枕木・レールおよび必要な付属品を設置し、再度アスファルト舗装を行ったり敷石を敷設したりする。また敷いたレールが所望通りに取り付けられているか否かを検証する必要がある。
【0003】
そして既存道路における敷設工事を実施するにあたっては、車線規制や通行止め等の対策を講じなければならず、その結果交通渋滞等の弊害を惹起する虞がある。ここのため、軌道敷設工事はできるだけ短期間に終了することが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯かる実情に鑑みて発明されたものであって、短期間で軌道敷設工事を終了することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明の軌道スラブは、プレキャスト化したスラブに単位レール(所定長さのレール)を予め載置しておくようにした。
【0006】
本発明の軌道スラブは既にスラブにレールが組み込まれているため、軌道敷設先において軌道スラブ同士を連結するだけで軌道ができあがる。このため軌道敷設工事を短期間に終了することができる。
【0007】
また、スラブの所定箇所に架線支柱または/および消雪装置が着脱自在に設置されるので、架線支柱をスラブの中央に取り付けるようにすれば架線支柱がセンターポール化する。このため軌道の美観を向上させられる。また、地域に応じた積雪量の多寡に合わせて消雪装置の設置数を決められるのでエネルギの無駄なく凍結防止効果を上げられる。
【0008】
前記スラブは、その両端の各々にそれぞれ軌道スラブ同士を結合する係合凸部および係合凹部を有し、これらの係合凸部及び係合凹部は、隣接する他の軌道スラブの係合凹部及び係合凸部とそれぞれ係合するようになっているため、組み付けが係合凸部および係合凹部の係合だけの極めて簡単な取り付けとなる。よってこれによっても工期の短縮ができる。
【0009】
また、本発明は軌道敷設工法でもあって、既述した軌道スラブを軌道敷設先に搬送する工程と、軌道敷設先に前記軌道スラブを設置する工程と、軌道スラブ同士を係合凸部及び係合凹部により連結する工程とを有するものである。またこの工法に前記スラブの所定箇所に架線支柱または/および消雪装置を設置する工程を含めてよいのは勿論である。
【0010】
この工法によっても工期の短縮ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をライトレールトランジット(LRT)に適用した場合について図示例と共に説明する。
【0012】
LRTとは、まちづくりの一環として近年欧米で評価されはじめた、路面電車に新技術を投入してなす公共交通機関である。
【0013】
図1および図2に符号1で示すものが、本実施形態に係る軌道スラブであり、LRTの軌道に利用される。
【0014】
軌道スラブ1は、軽量コンクリート製であり、プレキャスト化した長目のスラブ本体3に2本一組の単位レール5が予め組み込まれてなるものであり、軌道敷設先にトラック等の運搬車で搬送される。このスラブ本体3は複線軌道用であり、4本の単位レール5がスラブ本体3に敷かれている。
【0015】
また、単位レール5とは、所定の長さ(本実施形態の場合はスラブ本体3の長さに合わせた長さ)に定められたレールのことである。
【0016】
スラブ本体3の上表面には4本のレール溝7が平行に形成されており、これらのレール溝7に単位レール5が嵌入され、螺合手段等適宜の固定手段により固定される。
【0017】
また、スラブ本体3は、四角形状をしており、その長手方向両端には、それぞれ軌道スラブ同士を結合する、係合手段としての係合凸部3aおよび係合凹部3bを有する。係合凸部3aおよび係合凹部3bは断面半円形状である。なお長手方向とは軌道の延びる方向である。そして、軌道敷設先に搬送された各軌道スラブ1は、起重機等で運搬車から所望箇所に降ろされる。路面8には軌道スラブ1が組み込まれる路面凹部8aが予め形成されており、作業者は、当該路面凹部8aに軌道スラブ1をはめ込むように載置する。このときの軌道スラブ1は、前記係合凸部3a及び係合凹部3bが、軌道の長手方向に位置するように配置される。また路面凹部8aに既に他の軌道スラブ1が置かれてあるときは、既存の軌道スラブ1の係合凹部3bまたは係合凸部3aとこれから設置する軌道スラブの係合凸部または係合凹部と係合する。このようにして軌道スラブ1は、前後に隣接するの他の軌道スラブ1と係合し、所定長さの軌道を形成する。なお軌道スラブ同士の接合を確かなものにするために、いわゆるコッター継ぎ手が採用される。コッター継ぎ手とは、スラブ本体3の両端面の左右において上方およびスラブ長手方向に開口する凹部13を形成し、当該凹部13に例えばH鋼(図示せず)を介在させて軌道スラブ1同士を強固に連結するというものである。コッター継ぎ手の採用により車両走行時の振動によるスラブ本体3同士の間のいわゆる目開きを生じないようにできる。
【0018】
路面凹部8aに軌道スラブ1をはめ込むにあたり、路面凹部8aには事前にゴム、マット、ブロック等の防振具14が敷設される。防振具14により、軌道上を路面電車が走行したときの振動だけでなく騒音をも防止する。
【0019】
スラブ本体3の中央部には架線支柱10が着脱自在に取り付けられるようになっている。このため当該中央部に架線支柱着脱用のかさ上げ部11が形成されている。かさ上げ部11は截頭円錐形をしており、その中心部には鉛直方向にねじ溝11aが切ってある。そして架線支柱10の下端にもねじ溝10aが切ってあり、架線支柱10とかさ上げ部11とを螺合することで、架線支柱10をスラブ本体3に植立させる。
【0020】
また、架線支柱10の近傍や各レール5の近傍には周知の消雪装置(図示せず)も着脱自在に設置されるようになっている。
【0021】
このような軌道スラブ1をもちいて軌道を敷設するには、軌道スラブ1を軌道敷設先にトラック等の運搬車で搬送し、起重機等で軌道スラブを運搬車から降ろして設置する。
【0022】
次にこのような構成の軌道スラブ1の作用効果を説明する。
【0023】
軌道スラブ1は既にスラブ本体3に単位レール5が組み込まれてあるため、軌道敷設先において軌道スラブ同士を連結するだけで軌道ができあがる。このため軌道敷設工事は短期間に終了することができる。
【0024】
また、スラブ本体3は単位レール5が嵌入されるレール溝7を有するので、レール溝7に嵌入された単位レール5はその動きが拘束される。よって、当該嵌入された部分のレールについては、これがレール溝7に嵌入されていれば計画通りのラインで軌道が敷設されているか否かという判断を極めて簡単に検証できる。
【0025】
また、架線支柱10をスラブ本体3の中央に取り付けるので、架線支柱10がセンターポール化するため、LRT全体の美観を向上させられる。また、消雪装置は取り外しが自由であるから地域に応じた積雪量の多寡に応じて消雪装置の設置数を決められるので凍結防止に有効である。
【0026】
前記スラブ本体3は、その両端の各々にそれぞれ軌道スラブ1同士を結合する係合凸部3aおよび係合凹部3bを有し、これらの係合凸部3a及び係合凹部3bは、隣接する他の軌道スラブ1の係合凹部3b及び係合凸部3bとそれぞれ係合するようになっているため、組み付けが係合凸部3aおよび係合凹部3bの係合だけの極めて簡単な取り付けとなる。よってこれによっても工期の短縮ができる。また、コッター継ぎ手の採用により、軌道スラブの強固な連結ができる。
【0027】
また、本発明は軌道敷設工法でもあって、既述した軌道スラブ1を軌道敷設先に搬送する工程と、軌道敷設先に前記軌道スラブ1を設置する工程と、軌道スラブ同士を係合凸部3a及び係合凹部3bにより連結する工程とを有するものである。またこの工法に前記スラブ本体3の所定箇所に架線支柱10または/および消雪装置を設置する工程を含める。
【0028】
なお、スラブ本体にいわゆるプレテンション方式によるプレストレスを導入することでひび割れ防止を図れる。
【0029】
尚、本発明の軌道スラブおよび軌道敷設工法は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の軌道敷設工法によれば、短期間で軌道敷設工事を終了するという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】軌道スラブの斜視図
【図2】軌道スラブに架線支柱を取り付けた状態の横断面図
【符号の説明】
1 軌道スラブ
3 スラブ本体
3a 係合凸部
3b 係合凹部
5 単位レール
7 レール溝
8 路面
8a 路面凹部
10 架線支柱
10a ねじ溝
11 かさ上げ部
11a ねじ溝
13 凹部
14 防振具
【発明の属する技術分野】
本発明は軌道スラブおよび軌道敷設工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、路面に軌道を敷設する場合、その敷設工事においては、道路のアスファルト舗装を剥がし、所定の深さまで地面を掘り下げた後、道床・枕木・レールおよび必要な付属品を設置し、再度アスファルト舗装を行ったり敷石を敷設したりする。また敷いたレールが所望通りに取り付けられているか否かを検証する必要がある。
【0003】
そして既存道路における敷設工事を実施するにあたっては、車線規制や通行止め等の対策を講じなければならず、その結果交通渋滞等の弊害を惹起する虞がある。ここのため、軌道敷設工事はできるだけ短期間に終了することが望まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、斯かる実情に鑑みて発明されたものであって、短期間で軌道敷設工事を終了することを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明の軌道スラブは、プレキャスト化したスラブに単位レール(所定長さのレール)を予め載置しておくようにした。
【0006】
本発明の軌道スラブは既にスラブにレールが組み込まれているため、軌道敷設先において軌道スラブ同士を連結するだけで軌道ができあがる。このため軌道敷設工事を短期間に終了することができる。
【0007】
また、スラブの所定箇所に架線支柱または/および消雪装置が着脱自在に設置されるので、架線支柱をスラブの中央に取り付けるようにすれば架線支柱がセンターポール化する。このため軌道の美観を向上させられる。また、地域に応じた積雪量の多寡に合わせて消雪装置の設置数を決められるのでエネルギの無駄なく凍結防止効果を上げられる。
【0008】
前記スラブは、その両端の各々にそれぞれ軌道スラブ同士を結合する係合凸部および係合凹部を有し、これらの係合凸部及び係合凹部は、隣接する他の軌道スラブの係合凹部及び係合凸部とそれぞれ係合するようになっているため、組み付けが係合凸部および係合凹部の係合だけの極めて簡単な取り付けとなる。よってこれによっても工期の短縮ができる。
【0009】
また、本発明は軌道敷設工法でもあって、既述した軌道スラブを軌道敷設先に搬送する工程と、軌道敷設先に前記軌道スラブを設置する工程と、軌道スラブ同士を係合凸部及び係合凹部により連結する工程とを有するものである。またこの工法に前記スラブの所定箇所に架線支柱または/および消雪装置を設置する工程を含めてよいのは勿論である。
【0010】
この工法によっても工期の短縮ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をライトレールトランジット(LRT)に適用した場合について図示例と共に説明する。
【0012】
LRTとは、まちづくりの一環として近年欧米で評価されはじめた、路面電車に新技術を投入してなす公共交通機関である。
【0013】
図1および図2に符号1で示すものが、本実施形態に係る軌道スラブであり、LRTの軌道に利用される。
【0014】
軌道スラブ1は、軽量コンクリート製であり、プレキャスト化した長目のスラブ本体3に2本一組の単位レール5が予め組み込まれてなるものであり、軌道敷設先にトラック等の運搬車で搬送される。このスラブ本体3は複線軌道用であり、4本の単位レール5がスラブ本体3に敷かれている。
【0015】
また、単位レール5とは、所定の長さ(本実施形態の場合はスラブ本体3の長さに合わせた長さ)に定められたレールのことである。
【0016】
スラブ本体3の上表面には4本のレール溝7が平行に形成されており、これらのレール溝7に単位レール5が嵌入され、螺合手段等適宜の固定手段により固定される。
【0017】
また、スラブ本体3は、四角形状をしており、その長手方向両端には、それぞれ軌道スラブ同士を結合する、係合手段としての係合凸部3aおよび係合凹部3bを有する。係合凸部3aおよび係合凹部3bは断面半円形状である。なお長手方向とは軌道の延びる方向である。そして、軌道敷設先に搬送された各軌道スラブ1は、起重機等で運搬車から所望箇所に降ろされる。路面8には軌道スラブ1が組み込まれる路面凹部8aが予め形成されており、作業者は、当該路面凹部8aに軌道スラブ1をはめ込むように載置する。このときの軌道スラブ1は、前記係合凸部3a及び係合凹部3bが、軌道の長手方向に位置するように配置される。また路面凹部8aに既に他の軌道スラブ1が置かれてあるときは、既存の軌道スラブ1の係合凹部3bまたは係合凸部3aとこれから設置する軌道スラブの係合凸部または係合凹部と係合する。このようにして軌道スラブ1は、前後に隣接するの他の軌道スラブ1と係合し、所定長さの軌道を形成する。なお軌道スラブ同士の接合を確かなものにするために、いわゆるコッター継ぎ手が採用される。コッター継ぎ手とは、スラブ本体3の両端面の左右において上方およびスラブ長手方向に開口する凹部13を形成し、当該凹部13に例えばH鋼(図示せず)を介在させて軌道スラブ1同士を強固に連結するというものである。コッター継ぎ手の採用により車両走行時の振動によるスラブ本体3同士の間のいわゆる目開きを生じないようにできる。
【0018】
路面凹部8aに軌道スラブ1をはめ込むにあたり、路面凹部8aには事前にゴム、マット、ブロック等の防振具14が敷設される。防振具14により、軌道上を路面電車が走行したときの振動だけでなく騒音をも防止する。
【0019】
スラブ本体3の中央部には架線支柱10が着脱自在に取り付けられるようになっている。このため当該中央部に架線支柱着脱用のかさ上げ部11が形成されている。かさ上げ部11は截頭円錐形をしており、その中心部には鉛直方向にねじ溝11aが切ってある。そして架線支柱10の下端にもねじ溝10aが切ってあり、架線支柱10とかさ上げ部11とを螺合することで、架線支柱10をスラブ本体3に植立させる。
【0020】
また、架線支柱10の近傍や各レール5の近傍には周知の消雪装置(図示せず)も着脱自在に設置されるようになっている。
【0021】
このような軌道スラブ1をもちいて軌道を敷設するには、軌道スラブ1を軌道敷設先にトラック等の運搬車で搬送し、起重機等で軌道スラブを運搬車から降ろして設置する。
【0022】
次にこのような構成の軌道スラブ1の作用効果を説明する。
【0023】
軌道スラブ1は既にスラブ本体3に単位レール5が組み込まれてあるため、軌道敷設先において軌道スラブ同士を連結するだけで軌道ができあがる。このため軌道敷設工事は短期間に終了することができる。
【0024】
また、スラブ本体3は単位レール5が嵌入されるレール溝7を有するので、レール溝7に嵌入された単位レール5はその動きが拘束される。よって、当該嵌入された部分のレールについては、これがレール溝7に嵌入されていれば計画通りのラインで軌道が敷設されているか否かという判断を極めて簡単に検証できる。
【0025】
また、架線支柱10をスラブ本体3の中央に取り付けるので、架線支柱10がセンターポール化するため、LRT全体の美観を向上させられる。また、消雪装置は取り外しが自由であるから地域に応じた積雪量の多寡に応じて消雪装置の設置数を決められるので凍結防止に有効である。
【0026】
前記スラブ本体3は、その両端の各々にそれぞれ軌道スラブ1同士を結合する係合凸部3aおよび係合凹部3bを有し、これらの係合凸部3a及び係合凹部3bは、隣接する他の軌道スラブ1の係合凹部3b及び係合凸部3bとそれぞれ係合するようになっているため、組み付けが係合凸部3aおよび係合凹部3bの係合だけの極めて簡単な取り付けとなる。よってこれによっても工期の短縮ができる。また、コッター継ぎ手の採用により、軌道スラブの強固な連結ができる。
【0027】
また、本発明は軌道敷設工法でもあって、既述した軌道スラブ1を軌道敷設先に搬送する工程と、軌道敷設先に前記軌道スラブ1を設置する工程と、軌道スラブ同士を係合凸部3a及び係合凹部3bにより連結する工程とを有するものである。またこの工法に前記スラブ本体3の所定箇所に架線支柱10または/および消雪装置を設置する工程を含める。
【0028】
なお、スラブ本体にいわゆるプレテンション方式によるプレストレスを導入することでひび割れ防止を図れる。
【0029】
尚、本発明の軌道スラブおよび軌道敷設工法は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の軌道敷設工法によれば、短期間で軌道敷設工事を終了するという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】軌道スラブの斜視図
【図2】軌道スラブに架線支柱を取り付けた状態の横断面図
【符号の説明】
1 軌道スラブ
3 スラブ本体
3a 係合凸部
3b 係合凹部
5 単位レール
7 レール溝
8 路面
8a 路面凹部
10 架線支柱
10a ねじ溝
11 かさ上げ部
11a ねじ溝
13 凹部
14 防振具
Claims (5)
- プレキャスト化したスラブ本体に単位レールが予め組み込まれてなる軌道スラブ。
- 前記スラブ本体の所定箇所に架線支柱または/および消雪装置が着脱自在に設置されることを特徴とする請求項1に記載の軌道スラブ。
- 前記スラブ本体は、その両端の各々にそれぞれ係合凸部および係合凹部を有し、これらの係合凸部及び係合凹部は、隣接する他の軌道スラブの係合凹部及び係合凸部とそれぞれ係合することを特徴とする請求項1または2に記載の軌道スラブ。
- 請求項1の軌道スラブを軌道敷設先に搬送する工程と、
軌道敷設先に前記軌道スラブを設置する工程と、
軌道スラブ同士を係合凸部及び係合凹部により連結する工程とを有する軌道敷設工法。 - 前記スラブの所定箇所に架線支柱または/および消雪装置を設置する工程を有する請求項4に記載の軌道敷設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003126635A JP2004332275A (ja) | 2003-05-01 | 2003-05-01 | 軌道スラブおよび軌道敷設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003126635A JP2004332275A (ja) | 2003-05-01 | 2003-05-01 | 軌道スラブおよび軌道敷設工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004332275A true JP2004332275A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33503504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003126635A Pending JP2004332275A (ja) | 2003-05-01 | 2003-05-01 | 軌道スラブおよび軌道敷設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004332275A (ja) |
-
2003
- 2003-05-01 JP JP2003126635A patent/JP2004332275A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20071016 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20071106 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |