JP2004332253A - 杭打機の掘削拡大ビット - Google Patents
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Abstract
【課題】掘削拡大ビットのジョイント部材と掘削ビット本体とを別部材とすることにより、ジョイント部材の共用化を図り、且つ、掘削拡大ビットの補修を容易にして、耐久性を向上させ、コストダウンを図る。
【解決手段】本発明は固定刃である掘削爪22と、拡翼自在の掘削刃である拡大翼23とを備え、掘削ロッドに交換自在に装着される杭打機の掘削拡大ビット31であって、該掘削拡大ビット31は、前記掘削ロッドに装着自在のジョイント部材32と、該ジョイント部材32に着脱自在の掘削ビット本体33とから構成されている杭打機の掘削拡大ビットを提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明は固定刃である掘削爪22と、拡翼自在の掘削刃である拡大翼23とを備え、掘削ロッドに交換自在に装着される杭打機の掘削拡大ビット31であって、該掘削拡大ビット31は、前記掘削ロッドに装着自在のジョイント部材32と、該ジョイント部材32に着脱自在の掘削ビット本体33とから構成されている杭打機の掘削拡大ビットを提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、杭打機の掘削拡大ビットに関するものであり、特に、杭打機の掘削拡大ビットを、掘削ロッドに装着自在のジョイント部材と、該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体とに分割し、別部材として形成し、補修を容易にすると共に、耐久性を向上させた杭打機の掘削拡大ビットに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来の此種杭打機の掘削拡大ビットを図5乃至図8に従って説明する。図5に於て、1は杭打機であり、該杭打機1は下部走行体2上に上部旋回体3が搭載され、該上部旋回体3の前部にリーダ4が倒伏自在に立設され、該上部旋回体3の後部に、該リーダ4を後方から支持するバックステー5が設けられている。そして、前記リーダ4に掘削ロッド6を保持して回転駆動する回転駆動装置7が昇降自在に設けられると共に、該リーダ4の上部にシーブ8が軸支され、前記上部旋回体3に搭載されたウインチ(図示せず)により繰り出されるワイヤロープ9が該シーブ8に掛け回されて、前記回転駆動装置7、及び、前記掘削ロッド6を昇降するように構成されている。
【0003】
更に、前記掘削ロッド6は図6に示す如く、円筒状のロッド軸10の一端に雄ロッド継手11が形成され、他端に雌ロッド継手12が形成され、更に、該ロッド軸10の外周部に、螺旋状の複数の攪拌翼13が軸方向に所定間隔離間して形成され、且つ、軸方向中央部に複数のローラ14a,14a…から成る均しローラ14が形成されている。又、前記ロッド軸10内の軸心部には掘削液を注入する注入パイプ15が設けられている。尚、図に於て、16は該掘削ロッド6を吊り下げるための吊金具である。
【0004】
そして、前記掘削ロッド6の雌ロッド継手12には図7に示す掘削拡大ビット17が交換自在に装着される。
【0005】
該掘削拡大ビット17は円柱状の掘削ビット本体18の一端部に前記掘削ロッド(図6に於て6)の雌ロッド継手(図6に於て12)に装着されるジョイント部19が形成されると共に、該ジョイント部19から該掘削ビット本体18の他端部に及ぶ軸心部に掘削液を供給する供給孔20が形成され、且つ、該掘削ビット本体18の外周部に二重螺旋状のスクリュー21,21が形成され、該掘削ビット本体18の他端外周部に複数の掘削爪22,22…が固設されている。更に、前記スクリュー21,21の所定位置に拡大翼23,23がピン24,24に回動自在に軸支されており、該拡大翼23,23は前記掘削拡大ビット17が掘削方向に向かって右回りに正回転する時、閉翼して収納位置にあり、左回りに逆回転する時、拡翼して掘削位置になるように構成されている。
【0006】
図8は杭打ちの施工手順を示す。同図(a)に示すように、前記掘削拡大ビット17を杭芯位置に合わせ、同図(b)に示すように、該掘削拡大ビット17に形成された前記供給孔(図7に於て20)から掘削液25を吐出しながら前記掘削ロッド6を正回転して掘削を行い、掘削孔26内を泥土化しつつ、所定深度まで掘削する。
【0007】
次に、同図(c)に示すように所定深度まで掘削後、前記掘削ロッド6を上下反復して該掘削孔26内を泥土化し、且つ、該掘削孔26の築造を確認する。そして、同図(d)に示すように、前記掘削ロッド6を逆回転して、前記拡大翼23,23を拡翼し、支持層27を拡大掘削すると共に、根固め液28を注入しながら該支持層27内に拡底根固め球根29を築造する。
【0008】
更に、同図(e)に示す如く、前記拡底根固め球根29築造後、掘削ロッド6を正回転して、前記拡大翼23,23を閉翼し、掘削液25又は杭周固定液を注入しつつ、前記掘削ロッド6を引き上げる。
【0009】
次に、同図(f)に示す如く、杭30を前記掘削孔26に建込み、該杭30の自重及び回転埋設によって沈設する。
【0010】
そして、同図(g)に示す如く、継杭30Aのある場合は継手溶接をし、順次該杭30、30Aを埋設し、該杭30を前記拡底根固め球根29に埋設しつつ、所定深度に定着させる。
【0011】
尚、図示は省略するが前記拡大翼23、23を拡翼させる方法として、油圧を用いる方法も既に知られている。
【0012】
前述したような拡大翼を拡翼させる掘削拡大ビットを本願出願人は既に出願している。例えば、拡大径の大きな掘削羽と、拡大径の小さな掘削羽を備え、拡大径の大きな掘削羽と、拡大径の小さな掘削羽とが共に拡大するように構成した掘削ビット(特許文献1)、或いは、ビットボディのヘッド部分に粘性の高い土が固着した時も、確実に拡大刃を広げて拡大掘削が可能となるように構成した拡大掘削装置(特許文献2)を既に出願している。
【0013】
然しながら、前述の如き掘削拡大ビットは、正回転、又は、逆回転による掘削を行うことにより、該掘削拡大ビットの前記本体掘削部が磨耗し、又は、破損し、前記ジョイント部も同様に磨耗、老朽化する。そして、該本体掘削部は補修可能であるが、該ジョイント部は補修が困難であり、該ジョイント部が磨耗、老朽化により使用不可能になると、一体に形成されている該本体掘削部も共に廃棄することとなり、3乃至5年の使用によって全損になることもあり、コスト高となっていた。
【0014】
そこで、掘削拡大ビットのジョイント部材と掘削ビット本体とを別部材とすることにより、ジョイント部材の共用化を図り、且つ、掘削拡大ビットの補修を容易にして、耐久性を向上させ、コストダウンを図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0015】
【特許文献1】
特公平3−79518号公報
【0016】
【特許文献2】
実公平4−34233号公報
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、固定刃である掘削爪と、拡翼自在の掘削刃である拡大翼とを備え、掘削ロッドに交換自在に装着される杭打機の掘削拡大ビットであって、該掘削拡大ビットは、前記掘削ロッドに装着自在のジョイント部材と、該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体とから構成されている杭打機の掘削拡大ビット、
及び、上記掘削ビット本体の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該掘削ビット本体の回転によって機械的に拡翼するように構成されている杭打機の掘削拡大ビット、
及び、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在である杭打機の掘削拡大ビット、
及び、上記ジョイント部材の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該ジョイント部材に備えられた油圧シリンダによって拡翼するように構成されている杭打機の掘削拡大ビット、
並びに、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在である杭打機の掘削拡大ビットを提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。図1に於て、31は従来例の掘削拡大ビット(図7に於て17)に代えて用いられる掘削拡大ビットであり、該掘削拡大ビット31は掘削ロッド(図6に於て6)に装着自在のジョイント部材32と、該ジョイント部材32に着脱自在の掘削ビット本体33とから成り、該ジョイント部材32と該掘削ビット本体33とが分割されて別部材として構成されており、前記ジョイント部材32は前記掘削ロッドに着脱自在に装着するため六角柱状、又は、八角柱状に形成されたジョイント部34と、該ジョイント部34よりも大径の鍔部35と、前記掘削ビット本体33に着脱自在に装着するための六角柱状、又は、八角柱状等の主軸部36とが一体に形成され、且つ、該ジョイント部34と鍔部35と主軸部36の軸心部には掘削液等を供給するための供給孔37が軸方向全長に及んで形成されている。更に、前記主軸部36の軸方向に所定間隔離間して複数の螺子穴38,38…が径方向に形成されている。
【0019】
一方、前記掘削ビット本体33は一端開放の中空円柱状に形成され、且つ、中空部は前記主軸部36が着脱自在となるよう六角柱状、又は、八角柱状等に形成され、そして、前記掘削ビット本体33の他端部に掘削液を供給する供給孔20が形成され、且つ、該掘削ビット本体33の外周部に二重螺旋状のスクリュー21,21が形成され、該掘削ビット本体33の先端外周部に複数の固定された掘削爪22,22…が固設されている。更に、前記スクリュー21,21の所定位置に拡大翼23,23がピン24,24に回動自在に軸支されており、該拡大翼23,23は前記掘削ビット本体33が掘削方向に向かって右回りに回転する時、閉翼して収納位置にあり、左回りに回転する時、拡翼して掘削可能となるように構成されている。
【0020】
又、前記掘削ビット本体33の外周部に軸方向に所定間隔離間してボルト孔39,39…が開穿されている。
【0021】
而して、前記掘削拡大ビット31を組み立てる時は、前記掘削ビット本体33の中空部33aに前記ジョイント部材32の前記主軸部36を貫入させ、該ジョイント部材32に形成した前記螺子穴38,38…と、該掘削ビット本体33に開穿したボルト孔39,39…とを位置決めして、該ボルト孔39,39…と該螺子穴38,38…に図2に示す如くボルト40,40…を螺入すれば、前記掘削拡大ビット31を組み立てることができると共に、該ボルト40,40…は前記ジョイント部材32の抜け止めとして機能する。尚、抜け止めとして、ピンを用いることも可能である。
【0022】
斯くして、前記掘削拡大ビット31は、前記ジョイント部材32と、前記掘削ビット本体33とが分割して別部材で構成されているので、該ジョイント部材32、及び、該掘削ビット本体33は、個別に取替え、又は、補修が可能となり、掘削拡大ビット31の補修を容易にすると共に、耐久性を向上させ、コストダウンを図ることができる。
【0023】
又、前記ジョイント部材32は該ジョイント部材32に着脱できる掘削ビット本体33に対し共用可能であるので、該ジョイント部材32は複数の掘削ビット本体33,33…に共用して用いることができ、該ジョイント部材32の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0024】
尚、前記掘削拡大ビット31は前記主軸部36を六角柱状、又は、八角柱状等に形成されて回転を前記掘削ビット本体33に伝達したが、これに代えて、円柱状に形成し、キー材を嵌め込む方法も考えられる。そして、然る時も略同様の効果が期待できる。
【0025】
図3は前記掘削拡大ビット(図1に於て31)に代えて用いられる掘削拡大ビット41であり、該掘削拡大ビット41は掘削ロッド(図6に於て6)に装着自在のジョイント部材42と、該ジョイント部材42に着脱自在の掘削ビット本体43とから構成されており、前記ジョイント部材42は前記掘削ロッドに着脱自在に装着するため六角柱状、又は、八角柱状に形成されたジョイント部44と、該ジョイント部44と隣接し、該ジョイント部44よりも大径に形成されると共に、内部に油圧シリンダ45が形成された六角柱状、又は、八角柱状等の主軸部46とが一体に形成されている。
【0026】
そして、前記油圧シリンダ45の内部にはピストン47が摺動自在に設けられると共に、該ピストン47の左右外周部に夫々係合穴48,48が形成され、且つ、摺動する該ピストン47の係合穴48,48に対応させて、前記主軸部46に長孔49,49が開穿されている。
【0027】
更に、該長孔49,49近傍の前記主軸部46左右外周部には夫々ブラケット50,50が固着され、該ブラケット50,50に脱着自在に設けられたピン51,51に軸支されて拡大翼52,52が回動自在に取り付けられている。そして、該拡大翼52,52の後端部に突出して係止部53,53が形成され、該係止部53,53が前記主軸部46に開穿された長孔49,49を貫通し、前記ピストン47に形成された係合穴48,48に係合し、該ピストン47の摺動により、前記拡大翼52,52が拡縮するように構成されている。そして、該ピストン47が図に於て上方に位置する時、前記拡大翼52,52は収納位置に閉翼され、図に於て下方に位置する時、前記拡大翼52,52は拡翼されるように構成されている。又、前記主軸部46の先端部には軸方向に複数の螺子穴54,54…が形成されている。
【0028】
一方、前記掘削ビット本体43は一端開放の中空円柱状に形成され、且つ、中空部は前記主軸部46が着脱自在となるよう六角柱状、又は、八角柱状等に形成され、そして、前記掘削ビット本体43の外周には二重螺旋状のスクリュー21,21が形成されると共に、該掘削ビット本体43の他端である先端外周部に複数の固定された掘削爪22,22…が配設されている。
【0029】
又、該掘削ビット本体43の先端部にボルト孔55,55…が開穿されている。
【0030】
而して、前記掘削拡大ビット41を組み立てる時は、前記掘削ビット本体43の中空部43a内に前記ジョイント部材42の前記主軸部46を貫入させ、該主軸部46に形成した前記螺子穴54,54…と前記掘削ビット本体43に開穿したボルト穴55,55…とを位置合わせして、該ボルト穴55,55…と該螺子穴54,54…に、図4に示す如く、ボルト56,56…を螺入すると、前記掘削ビット本体43と前記ジョイント部材42とを結合して、組み立てることができると共に、該ボルト56,56…は前記ジョイント部材43の抜け止めとして機能する。尚、抜け止めとして、ピンを用いることも可能である。
【0031】
そして、前記掘削拡大ビット41を回転すれば、前記掘削爪22,22…で進行方向の掘削が可能となり、前記ピストン47を図に於て下方に押し下げると前記拡大翼52,52が拡翼して大径の掘削穴(図示せず)を形成することができる。
【0032】
斯くして、油圧式で拡翼する拡大翼52,52を備えた前記掘削拡大ビット41に於ても、ジョイント部材42と、掘削ビット本体43とを別部材として形成することにより、前記掘削拡大ビット31と同様に、該ジョイント部材42、及び、該掘削ビット本体43は、個別に取替え、又は、補修が可能となり、前記掘削拡大ビット41の補修を容易にすると共に、耐久性を向上させ、コストダウンを図ることができる。
【0033】
又、前記ジョイント部材42は該ジョイント部材42に着脱できる掘削ビット本体43に対し共用可能であるので、該ジョイント部材42は複数の掘削ビット本体43,43…に共用して用いることができ、該ジョイント部材42の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0034】
尚、前記掘削拡大ビット41は前記主軸部46を六角柱状、又は、八角柱状等に形成されて回転を前記掘削ビット本体43に伝達したが、これに代えて、円柱状に形成し、キー材を嵌め込む方法も考えられる。そして、然る時も略同様の効果が期待できる。
【0035】
又、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0036】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は杭打機の掘削拡大ビットが掘削ロッドに装着自在のジョイント部材と、該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体とから構成されているので、前記掘削拡大ビットは、該ジョイント部材と、該掘削ビット本体とが、夫々、個別に取替え、又は、補修が可能となり、掘削拡大ビットの補修を容易にすると共に、耐久性を向上させ、コストダウンを図ることができる。
【0037】
又、請求項2記載の発明は、上記掘削ビット本体の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該掘削ビット本体の回転によって機械的に拡翼するように構成されているので、前記拡大翼が機械式で拡翼自在に構成された掘削拡大ビットに於て、請求項1記載の発明の効果と同様の効果が期待できる。
【0038】
更に、請求項3記載の発明は、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在であるので、請求項2記載の発明の効果に加え、該ジョイント部材は複数の掘削ビット本体に共用して用いることができ、該ジョイント部材の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0039】
更に又、請求項4記載の発明は、上記ジョイント部材の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該ジョイント部材に備えられた油圧シリンダによって拡翼するように構成されているので、前記拡大翼が油圧式で拡翼自在に構成された掘削拡大ビットに於て、請求項1記載の発明の効果と同様の効果が期待できる。
【0040】
そして、請求項5記載の発明は、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在であるので、請求項4記載の発明の効果に加え、該ジョイント部材は複数の掘削ビット本体に共用して用いることができ、該ジョイント部材の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を機械式で拡翼するように構成された、組み立て前の掘削拡大ビットの正面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を機械式で拡翼するように構成された、組み立て後の掘削拡大ビットの正面縦断断面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を油圧式で拡翼するように構成された、組み立て前の掘削拡大ビットの正面縦断断面図。
【図4】(a)本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を油圧式で拡翼するように構成された、組み立て後の掘削拡大ビットの正面縦断断面図。
(b)図4(a)のC−C線断面図。
【図5】従来例を示し、杭打機の正面図。
【図6】(a)従来例を示し、杭打機の掘削ロッドの正面図。
(b)図6(a)のA−A断面図。
(c)図6(a)のB−B断面図。
【図7】(a)従来例を示し、杭打機の掘削拡大ビットの正面図。
(b)従来例を示し、杭打機の掘削拡大ビットの側面図。
【図8】(a)〜(g)従来例を示し、杭打の施工説明図。
【符号の説明】
1 杭打機
6 掘削ロッド
22 掘削爪
23,52 拡大翼
31,41 掘削拡大ビット
32,42 ジョイント部材
33,43 掘削ビット本体
45 油圧シリンダ
【発明の属する技術分野】
この発明は、杭打機の掘削拡大ビットに関するものであり、特に、杭打機の掘削拡大ビットを、掘削ロッドに装着自在のジョイント部材と、該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体とに分割し、別部材として形成し、補修を容易にすると共に、耐久性を向上させた杭打機の掘削拡大ビットに関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来の此種杭打機の掘削拡大ビットを図5乃至図8に従って説明する。図5に於て、1は杭打機であり、該杭打機1は下部走行体2上に上部旋回体3が搭載され、該上部旋回体3の前部にリーダ4が倒伏自在に立設され、該上部旋回体3の後部に、該リーダ4を後方から支持するバックステー5が設けられている。そして、前記リーダ4に掘削ロッド6を保持して回転駆動する回転駆動装置7が昇降自在に設けられると共に、該リーダ4の上部にシーブ8が軸支され、前記上部旋回体3に搭載されたウインチ(図示せず)により繰り出されるワイヤロープ9が該シーブ8に掛け回されて、前記回転駆動装置7、及び、前記掘削ロッド6を昇降するように構成されている。
【0003】
更に、前記掘削ロッド6は図6に示す如く、円筒状のロッド軸10の一端に雄ロッド継手11が形成され、他端に雌ロッド継手12が形成され、更に、該ロッド軸10の外周部に、螺旋状の複数の攪拌翼13が軸方向に所定間隔離間して形成され、且つ、軸方向中央部に複数のローラ14a,14a…から成る均しローラ14が形成されている。又、前記ロッド軸10内の軸心部には掘削液を注入する注入パイプ15が設けられている。尚、図に於て、16は該掘削ロッド6を吊り下げるための吊金具である。
【0004】
そして、前記掘削ロッド6の雌ロッド継手12には図7に示す掘削拡大ビット17が交換自在に装着される。
【0005】
該掘削拡大ビット17は円柱状の掘削ビット本体18の一端部に前記掘削ロッド(図6に於て6)の雌ロッド継手(図6に於て12)に装着されるジョイント部19が形成されると共に、該ジョイント部19から該掘削ビット本体18の他端部に及ぶ軸心部に掘削液を供給する供給孔20が形成され、且つ、該掘削ビット本体18の外周部に二重螺旋状のスクリュー21,21が形成され、該掘削ビット本体18の他端外周部に複数の掘削爪22,22…が固設されている。更に、前記スクリュー21,21の所定位置に拡大翼23,23がピン24,24に回動自在に軸支されており、該拡大翼23,23は前記掘削拡大ビット17が掘削方向に向かって右回りに正回転する時、閉翼して収納位置にあり、左回りに逆回転する時、拡翼して掘削位置になるように構成されている。
【0006】
図8は杭打ちの施工手順を示す。同図(a)に示すように、前記掘削拡大ビット17を杭芯位置に合わせ、同図(b)に示すように、該掘削拡大ビット17に形成された前記供給孔(図7に於て20)から掘削液25を吐出しながら前記掘削ロッド6を正回転して掘削を行い、掘削孔26内を泥土化しつつ、所定深度まで掘削する。
【0007】
次に、同図(c)に示すように所定深度まで掘削後、前記掘削ロッド6を上下反復して該掘削孔26内を泥土化し、且つ、該掘削孔26の築造を確認する。そして、同図(d)に示すように、前記掘削ロッド6を逆回転して、前記拡大翼23,23を拡翼し、支持層27を拡大掘削すると共に、根固め液28を注入しながら該支持層27内に拡底根固め球根29を築造する。
【0008】
更に、同図(e)に示す如く、前記拡底根固め球根29築造後、掘削ロッド6を正回転して、前記拡大翼23,23を閉翼し、掘削液25又は杭周固定液を注入しつつ、前記掘削ロッド6を引き上げる。
【0009】
次に、同図(f)に示す如く、杭30を前記掘削孔26に建込み、該杭30の自重及び回転埋設によって沈設する。
【0010】
そして、同図(g)に示す如く、継杭30Aのある場合は継手溶接をし、順次該杭30、30Aを埋設し、該杭30を前記拡底根固め球根29に埋設しつつ、所定深度に定着させる。
【0011】
尚、図示は省略するが前記拡大翼23、23を拡翼させる方法として、油圧を用いる方法も既に知られている。
【0012】
前述したような拡大翼を拡翼させる掘削拡大ビットを本願出願人は既に出願している。例えば、拡大径の大きな掘削羽と、拡大径の小さな掘削羽を備え、拡大径の大きな掘削羽と、拡大径の小さな掘削羽とが共に拡大するように構成した掘削ビット(特許文献1)、或いは、ビットボディのヘッド部分に粘性の高い土が固着した時も、確実に拡大刃を広げて拡大掘削が可能となるように構成した拡大掘削装置(特許文献2)を既に出願している。
【0013】
然しながら、前述の如き掘削拡大ビットは、正回転、又は、逆回転による掘削を行うことにより、該掘削拡大ビットの前記本体掘削部が磨耗し、又は、破損し、前記ジョイント部も同様に磨耗、老朽化する。そして、該本体掘削部は補修可能であるが、該ジョイント部は補修が困難であり、該ジョイント部が磨耗、老朽化により使用不可能になると、一体に形成されている該本体掘削部も共に廃棄することとなり、3乃至5年の使用によって全損になることもあり、コスト高となっていた。
【0014】
そこで、掘削拡大ビットのジョイント部材と掘削ビット本体とを別部材とすることにより、ジョイント部材の共用化を図り、且つ、掘削拡大ビットの補修を容易にして、耐久性を向上させ、コストダウンを図るために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0015】
【特許文献1】
特公平3−79518号公報
【0016】
【特許文献2】
実公平4−34233号公報
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、固定刃である掘削爪と、拡翼自在の掘削刃である拡大翼とを備え、掘削ロッドに交換自在に装着される杭打機の掘削拡大ビットであって、該掘削拡大ビットは、前記掘削ロッドに装着自在のジョイント部材と、該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体とから構成されている杭打機の掘削拡大ビット、
及び、上記掘削ビット本体の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該掘削ビット本体の回転によって機械的に拡翼するように構成されている杭打機の掘削拡大ビット、
及び、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在である杭打機の掘削拡大ビット、
及び、上記ジョイント部材の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該ジョイント部材に備えられた油圧シリンダによって拡翼するように構成されている杭打機の掘削拡大ビット、
並びに、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在である杭打機の掘削拡大ビットを提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図1乃至図4に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来例と同一構成部分については同一符号を付してその説明を省略する。図1に於て、31は従来例の掘削拡大ビット(図7に於て17)に代えて用いられる掘削拡大ビットであり、該掘削拡大ビット31は掘削ロッド(図6に於て6)に装着自在のジョイント部材32と、該ジョイント部材32に着脱自在の掘削ビット本体33とから成り、該ジョイント部材32と該掘削ビット本体33とが分割されて別部材として構成されており、前記ジョイント部材32は前記掘削ロッドに着脱自在に装着するため六角柱状、又は、八角柱状に形成されたジョイント部34と、該ジョイント部34よりも大径の鍔部35と、前記掘削ビット本体33に着脱自在に装着するための六角柱状、又は、八角柱状等の主軸部36とが一体に形成され、且つ、該ジョイント部34と鍔部35と主軸部36の軸心部には掘削液等を供給するための供給孔37が軸方向全長に及んで形成されている。更に、前記主軸部36の軸方向に所定間隔離間して複数の螺子穴38,38…が径方向に形成されている。
【0019】
一方、前記掘削ビット本体33は一端開放の中空円柱状に形成され、且つ、中空部は前記主軸部36が着脱自在となるよう六角柱状、又は、八角柱状等に形成され、そして、前記掘削ビット本体33の他端部に掘削液を供給する供給孔20が形成され、且つ、該掘削ビット本体33の外周部に二重螺旋状のスクリュー21,21が形成され、該掘削ビット本体33の先端外周部に複数の固定された掘削爪22,22…が固設されている。更に、前記スクリュー21,21の所定位置に拡大翼23,23がピン24,24に回動自在に軸支されており、該拡大翼23,23は前記掘削ビット本体33が掘削方向に向かって右回りに回転する時、閉翼して収納位置にあり、左回りに回転する時、拡翼して掘削可能となるように構成されている。
【0020】
又、前記掘削ビット本体33の外周部に軸方向に所定間隔離間してボルト孔39,39…が開穿されている。
【0021】
而して、前記掘削拡大ビット31を組み立てる時は、前記掘削ビット本体33の中空部33aに前記ジョイント部材32の前記主軸部36を貫入させ、該ジョイント部材32に形成した前記螺子穴38,38…と、該掘削ビット本体33に開穿したボルト孔39,39…とを位置決めして、該ボルト孔39,39…と該螺子穴38,38…に図2に示す如くボルト40,40…を螺入すれば、前記掘削拡大ビット31を組み立てることができると共に、該ボルト40,40…は前記ジョイント部材32の抜け止めとして機能する。尚、抜け止めとして、ピンを用いることも可能である。
【0022】
斯くして、前記掘削拡大ビット31は、前記ジョイント部材32と、前記掘削ビット本体33とが分割して別部材で構成されているので、該ジョイント部材32、及び、該掘削ビット本体33は、個別に取替え、又は、補修が可能となり、掘削拡大ビット31の補修を容易にすると共に、耐久性を向上させ、コストダウンを図ることができる。
【0023】
又、前記ジョイント部材32は該ジョイント部材32に着脱できる掘削ビット本体33に対し共用可能であるので、該ジョイント部材32は複数の掘削ビット本体33,33…に共用して用いることができ、該ジョイント部材32の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0024】
尚、前記掘削拡大ビット31は前記主軸部36を六角柱状、又は、八角柱状等に形成されて回転を前記掘削ビット本体33に伝達したが、これに代えて、円柱状に形成し、キー材を嵌め込む方法も考えられる。そして、然る時も略同様の効果が期待できる。
【0025】
図3は前記掘削拡大ビット(図1に於て31)に代えて用いられる掘削拡大ビット41であり、該掘削拡大ビット41は掘削ロッド(図6に於て6)に装着自在のジョイント部材42と、該ジョイント部材42に着脱自在の掘削ビット本体43とから構成されており、前記ジョイント部材42は前記掘削ロッドに着脱自在に装着するため六角柱状、又は、八角柱状に形成されたジョイント部44と、該ジョイント部44と隣接し、該ジョイント部44よりも大径に形成されると共に、内部に油圧シリンダ45が形成された六角柱状、又は、八角柱状等の主軸部46とが一体に形成されている。
【0026】
そして、前記油圧シリンダ45の内部にはピストン47が摺動自在に設けられると共に、該ピストン47の左右外周部に夫々係合穴48,48が形成され、且つ、摺動する該ピストン47の係合穴48,48に対応させて、前記主軸部46に長孔49,49が開穿されている。
【0027】
更に、該長孔49,49近傍の前記主軸部46左右外周部には夫々ブラケット50,50が固着され、該ブラケット50,50に脱着自在に設けられたピン51,51に軸支されて拡大翼52,52が回動自在に取り付けられている。そして、該拡大翼52,52の後端部に突出して係止部53,53が形成され、該係止部53,53が前記主軸部46に開穿された長孔49,49を貫通し、前記ピストン47に形成された係合穴48,48に係合し、該ピストン47の摺動により、前記拡大翼52,52が拡縮するように構成されている。そして、該ピストン47が図に於て上方に位置する時、前記拡大翼52,52は収納位置に閉翼され、図に於て下方に位置する時、前記拡大翼52,52は拡翼されるように構成されている。又、前記主軸部46の先端部には軸方向に複数の螺子穴54,54…が形成されている。
【0028】
一方、前記掘削ビット本体43は一端開放の中空円柱状に形成され、且つ、中空部は前記主軸部46が着脱自在となるよう六角柱状、又は、八角柱状等に形成され、そして、前記掘削ビット本体43の外周には二重螺旋状のスクリュー21,21が形成されると共に、該掘削ビット本体43の他端である先端外周部に複数の固定された掘削爪22,22…が配設されている。
【0029】
又、該掘削ビット本体43の先端部にボルト孔55,55…が開穿されている。
【0030】
而して、前記掘削拡大ビット41を組み立てる時は、前記掘削ビット本体43の中空部43a内に前記ジョイント部材42の前記主軸部46を貫入させ、該主軸部46に形成した前記螺子穴54,54…と前記掘削ビット本体43に開穿したボルト穴55,55…とを位置合わせして、該ボルト穴55,55…と該螺子穴54,54…に、図4に示す如く、ボルト56,56…を螺入すると、前記掘削ビット本体43と前記ジョイント部材42とを結合して、組み立てることができると共に、該ボルト56,56…は前記ジョイント部材43の抜け止めとして機能する。尚、抜け止めとして、ピンを用いることも可能である。
【0031】
そして、前記掘削拡大ビット41を回転すれば、前記掘削爪22,22…で進行方向の掘削が可能となり、前記ピストン47を図に於て下方に押し下げると前記拡大翼52,52が拡翼して大径の掘削穴(図示せず)を形成することができる。
【0032】
斯くして、油圧式で拡翼する拡大翼52,52を備えた前記掘削拡大ビット41に於ても、ジョイント部材42と、掘削ビット本体43とを別部材として形成することにより、前記掘削拡大ビット31と同様に、該ジョイント部材42、及び、該掘削ビット本体43は、個別に取替え、又は、補修が可能となり、前記掘削拡大ビット41の補修を容易にすると共に、耐久性を向上させ、コストダウンを図ることができる。
【0033】
又、前記ジョイント部材42は該ジョイント部材42に着脱できる掘削ビット本体43に対し共用可能であるので、該ジョイント部材42は複数の掘削ビット本体43,43…に共用して用いることができ、該ジョイント部材42の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0034】
尚、前記掘削拡大ビット41は前記主軸部46を六角柱状、又は、八角柱状等に形成されて回転を前記掘削ビット本体43に伝達したが、これに代えて、円柱状に形成し、キー材を嵌め込む方法も考えられる。そして、然る時も略同様の効果が期待できる。
【0035】
又、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0036】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は杭打機の掘削拡大ビットが掘削ロッドに装着自在のジョイント部材と、該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体とから構成されているので、前記掘削拡大ビットは、該ジョイント部材と、該掘削ビット本体とが、夫々、個別に取替え、又は、補修が可能となり、掘削拡大ビットの補修を容易にすると共に、耐久性を向上させ、コストダウンを図ることができる。
【0037】
又、請求項2記載の発明は、上記掘削ビット本体の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該掘削ビット本体の回転によって機械的に拡翼するように構成されているので、前記拡大翼が機械式で拡翼自在に構成された掘削拡大ビットに於て、請求項1記載の発明の効果と同様の効果が期待できる。
【0038】
更に、請求項3記載の発明は、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在であるので、請求項2記載の発明の効果に加え、該ジョイント部材は複数の掘削ビット本体に共用して用いることができ、該ジョイント部材の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる。
【0039】
更に又、請求項4記載の発明は、上記ジョイント部材の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該ジョイント部材に備えられた油圧シリンダによって拡翼するように構成されているので、前記拡大翼が油圧式で拡翼自在に構成された掘削拡大ビットに於て、請求項1記載の発明の効果と同様の効果が期待できる。
【0040】
そして、請求項5記載の発明は、上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在であるので、請求項4記載の発明の効果に加え、該ジョイント部材は複数の掘削ビット本体に共用して用いることができ、該ジョイント部材の種類を少なくすることが可能となり、コストダウンを図ることができる等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を機械式で拡翼するように構成された、組み立て前の掘削拡大ビットの正面図。
【図2】本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を機械式で拡翼するように構成された、組み立て後の掘削拡大ビットの正面縦断断面図。
【図3】本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を油圧式で拡翼するように構成された、組み立て前の掘削拡大ビットの正面縦断断面図。
【図4】(a)本発明の一実施の形態を示し、拡大翼を油圧式で拡翼するように構成された、組み立て後の掘削拡大ビットの正面縦断断面図。
(b)図4(a)のC−C線断面図。
【図5】従来例を示し、杭打機の正面図。
【図6】(a)従来例を示し、杭打機の掘削ロッドの正面図。
(b)図6(a)のA−A断面図。
(c)図6(a)のB−B断面図。
【図7】(a)従来例を示し、杭打機の掘削拡大ビットの正面図。
(b)従来例を示し、杭打機の掘削拡大ビットの側面図。
【図8】(a)〜(g)従来例を示し、杭打の施工説明図。
【符号の説明】
1 杭打機
6 掘削ロッド
22 掘削爪
23,52 拡大翼
31,41 掘削拡大ビット
32,42 ジョイント部材
33,43 掘削ビット本体
45 油圧シリンダ
Claims (5)
- 固定刃である掘削爪と、拡翼自在の掘削刃である拡大翼とを備え、掘削ロッドに交換自在に装着される杭打機の掘削拡大ビットであって、該掘削拡大ビットは、前記掘削ロッドに装着自在のジョイント部材と、該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体とから構成されていることを特徴とする杭打機の掘削拡大ビット。
- 上記掘削ビット本体の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該掘削ビット本体の回転によって機械的に拡翼するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の杭打機の掘削拡大ビット。
- 上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在であることを特徴とする請求項2記載の杭打機の掘削拡大ビット。
- 上記ジョイント部材の外周部に上記拡大翼が拡翼自在に設けられ、該拡大翼は該ジョイント部材に備えられた油圧シリンダによって拡翼するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の杭打機の掘削拡大ビット。
- 上記ジョイント部材は該ジョイント部材に着脱自在の掘削ビット本体に対し共用自在であることを特徴とする請求項4記載の杭打機の掘削拡大ビット。
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JP2011058256A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Daiwa Kiko Kk | 油圧シリンダ共用式拡大ヘッド |
JP2011162959A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Sanshin Corp | 開閉式攪拌装置 |
JP2014114587A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Daiwa Kiko Kk | 油圧シリンダ式拡大ヘッド |
-
2003
- 2003-04-30 JP JP2003126065A patent/JP2004332253A/ja active Pending
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