JP2004330968A - Case bonding structure - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複数に分割された分割ケース体を一体に結合して構成されるケースの結合構造に関するもので、例えば、車両用空調装置のケースに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用空調装置の室内ユニットのケースは、空気通路を構成するとともに、熱交換器、通風制御用のドア等の機器を収容する役割を果たしている。この室内ユニットのケースは、樹脂成形上の形状の制約、収容機器の組み付け上の理由等から、通常、複数に分割された樹脂製分割ケース体を一体に結合した構成となっている。
【0003】
具体的には、この複数の分割ケース体のうち、一方の分割ケース体の結合端面に凹形状の嵌合溝部を形成し、他方の分割ケース体の結合端面に凸形状の嵌合突起部を形成し、この嵌合溝部と嵌合突起部とを嵌合するとともに、両分割ケース体の結合端面間を金属ばねクリック、ねじ等の結合手段により一体に結合している。
【0004】
このような凹凸嵌合形状を両分割ケース体の結合端面間に設定することにより、両分割ケース体の結合部からの空気洩れや水漏れを防止するようにしている。しかし、両分割ケース体は樹脂の成形品であるため、樹脂成形後における材料の冷却固化過程において材料のひけ、変形等が発生しやすい。そして、この樹脂材料のひけ、変形等による寸法バラツキが原因となって両分割ケース体の結合部に隙間が発生し、空気洩れ等の不具合を引き起こす。
【0005】
そこで、本発明者は、先に、特願2001ー354599号において、凸形状の嵌合突起部の頂部に幅の狭い先端形状を形成し、この幅の狭い先端形状の部分を嵌合溝部の底部に当てて押し潰すことにより、空気洩れ防止を図るものを提案している。
【0006】
また、別の従来技術として、両分割ケース体の結合端面に弾性シール材の保持部を形成し、この両保持部の間にて弾性シール材を圧接保持することにより、結合端面間のシール性を向上するものが特許文献1にて提案されている。
【0007】
【特許文献1】
フランス特許第2787746号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記先願のものでは、実際に試作評価してみると、次のごとき不具合が生じることが判明した。すなわち、分割ケース体は機械的強度の確保のため、かなり剛性の高い樹脂材で成形され、この剛性の高い分割ケース体の嵌合突起部に幅の狭い先端形状の部分を一体成形しているので、幅の狭い先端形状部もかなり剛性の高い部分となる。このため、幅の狭い先端形状部の押し潰し量は少量、例えば、0.2〜0.3mm程度に限定されてしまう。
【0009】
このように先端形状部の押し潰し量が小さいため、樹脂材料のひけ、変形等に起因する寸法バラツキの吸収範囲も小さくなる。この結果、樹脂成形条件のバラツキにより上記押し潰し量を上回る寸法バラツキが生じると、嵌合突起部の先端形状部と嵌合溝部の底部との間に隙間が生じて両分割ケース体の結合部から空気洩れ等が生じる。
【0010】
この不具合を防止するためには、上記寸法バラツキが上記押し潰し量以内となるように常時、成形金型の微妙なチューニングを継続していく必要が生じ、分割ケース体の成形コストを大幅に上昇させる。更に、凸形状の嵌合突起部の頂部に幅の狭い先端形状を形成すること自体、ケース成形形状の煩雑化を招くので、このことも成形コスト上昇の原因となる。
【0011】
また、特許文献1の従来技術では、両分割ケース体とは別体の弾性シール材を成形しておき、これを両分割ケース体の結合端面に組み付ける必要があるので、この別体の弾性シール材の組み付けコストが発生する。これに加えて、両分割ケース体の結合端面には弾性シール材の保持空間を構成する保持部を成形する必要があるので、ケース成形形状の煩雑化によりケースの成形コストを上昇させる。
【0012】
本発明は上記点に鑑み、別体の弾性シール材を特別に必要とすることなく、両分割ケース体の結合部のシール性を向上できるケース結合構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、結合端面(11a)を有する第1の分割ケース体(11)と、第1の分割ケース体(11)の結合端面(11a)に対応する結合端面(12a)を有する第2の分割ケース体(12)とを備え、両結合端面(11a、12a)同士を互いに嵌合して第1、第2の分割ケース体(11、12)を一体に結合するケース結合構造において、両結合端面(11a、12a)のいずれか一方側に弾性シール材(16)を一体成形し、弾性シール材(16)を両結合端面(11a、12a)のうち他方側に圧接させて、両結合端面(11a、12a)間をシールすることを特徴とする。
【0014】
これによると、第1、第2の分割ケース体(11、12)のいずれか一方側に弾性シール材(16)をあらかじめ一体成形しておき、この一体成形された弾性シール材(16)を用いて、両分割ケース体(11、12)の結合端面(11a、12a)間を確実にシールできる。
【0015】
従って、弾性シール材(16)の弾性変形によって、分割ケース体(11、12)の樹脂材料のひけ、変形等に起因する寸法バラツキを確実に吸収して、結合端面(11a、12a)間の隙間を確実に防止できるので、先願のものに比較してシール性を向上できる。
【0016】
また、特許文献1の従来技術に比較すると、両分割ケース体とは別体の弾性シール材を別途成形すること、別体の弾性シール材の保持部を両分割ケース体の結合端面に成形すること、この保持部に別体の弾性シール材を組み付けることが一切不要となり、大幅なコスト低減を達成できる。
【0017】
請求項2に記載の発明では、請求項1において、両結合端面(11a、12a)の一方側に凹形状の嵌合溝部(14)を形成し、両結合端面(11a、12a)の他方側に凸形状の嵌合突起部(15)を形成し、嵌合突起部(15)の頂部および嵌合溝部(14)の底部のいずれか一方に弾性シール材(16)を一体成形し、嵌合突起部(15)を嵌合溝部(14)内に嵌合することにより、嵌合突起部(15)の頂部と嵌合溝部(14)の底部との間で弾性シール材(16)を弾性的に圧縮変形させることを特徴とする。
【0018】
これにより、嵌合突起部(15)の頂部と嵌合溝部(14)の底部との間で弾性シール材(16)を弾性的に圧縮変形させてシール効果を発揮できる。従って、弾性シール材(16)を嵌合突起部(15)の頂部と嵌合溝部(14)の底部との間の狭い空間に介在する比較的小さな体積のものとすることができる。
【0019】
請求項3に記載の発明では、請求項1において、両結合端面(11a、12a)の一方側に凹形状の嵌合溝部(14)を形成し、両結合端面(11a、12a)の他方側に凸形状の嵌合突起部(15)を形成し、両結合端面(11a、12a)のうち、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の側壁(17、18)表面に弾性シール材(16)を一体成形し、嵌合突起部(15)を嵌合溝部(14)内に嵌合することにより、弾性シール材(16)を嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の側壁(19、20)表面に圧接させることを特徴とする。
【0020】
このように、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の側壁(17、18)表面に一体成形した弾性シール材(16)を用いても、両分割ケース体(11、12)の結合端面(11a、12a)間を確実にシールできる。
【0021】
請求項4に記載の発明では、請求項3において、弾性シール材(16)を、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、内側の側壁(17)表面に一体成形し、弾性シール材(16)を、嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の内外の両側壁(19、20)のうち、内側の側壁(19)表面に圧接させることを特徴とする。
【0022】
これによると、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内側の側壁(17)表面に一体成形した弾性シール材(16)を用いて、両結合端面(11a、12a)間をシールできる。従って、両分割ケース体(11、12)を結合して構成されるケース構造の内部に流体圧(風圧等)が作用する用途においては、この流体圧によって弾性シール材(16)を、嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の内側の側壁(19)表面により一層強く圧接させて、シール性を向上できる。
【0023】
請求項5に記載の発明のように、請求項3において、弾性シール材(16)を、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、外側の側壁(18)表面に一体成形し、弾性シール材(16)を、嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の内外の両側壁(19、20)のうち、外側の側壁(20)表面に圧接させるようにしてもよい。
【0024】
請求項6に記載の発明では、請求項1において、両結合端面(11a、12a)の一方に凹形状の嵌合溝部(14)を形成し、両結合端面(11a、12a)の他方に凸形状の嵌合突起部(15)を形成し、両結合端面(11a、12a)のうち、嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の側壁(19、20)表面に弾性シール材(16)を一体成形し、嵌合突起部(15)を嵌合溝部(14)内に嵌合することにより、弾性シール材(16)を嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の側壁(17、18)表面に圧接させることを特徴とする。
【0025】
このように、嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の側壁(19、20)表面に一体成形した弾性シール材(16)を用いても、両分割ケース体(11、12)の結合端面(11a、12a)間を確実にシールできる。
【0026】
請求項7に記載の発明では、請求項6において、弾性シール材(16)を、嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の内外の両側壁(19、20)のうち、内側の側壁(19)表面に一体成形し、弾性シール材(16)を、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、内側の側壁(17)表面に圧接させることを特徴とする。
【0027】
これによると、請求項4と同様に、両分割ケース体(11、12)を結合して構成されるケース構造の内部に流体圧(風圧等)が作用する用途においては、この流体圧によって弾性シール材(16)を、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内側の側壁(17)表面により一層強く圧接させて、シール性を向上できる。
【0028】
請求項8に記載の発明のように、請求項6において、弾性シール材(16)を、嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の内外の両側壁(19、20)のうち、外側の側壁(20)表面に一体成形し、弾性シール材(16)を、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、外側の側壁(18)表面に圧接させるようにしてもよい。
【0029】
請求項9に記載の発明では、請求項1において、両結合端面(11a、12a)の一方に凹形状の嵌合溝部(14)を形成し、両結合端面(11a、12a)の他方に凸形状の嵌合突起部(15)を形成し、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、内側の側壁(17)を外側の側壁(18)より高さの低い形状とし、内側の側壁(17)の先端部に弾性シール材(16)を一体成形し、弾性シール材(16)を嵌合突起部(15)の内側壁面に圧接させることを特徴とする。
【0030】
これによると、弾性シール材(16)自身を、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内側の側壁(17)の一部として構成することにより、両結合端面(11a、12a)間のシール効果を発揮できる。
【0031】
しかも、請求項4、7と同様に、両分割ケース体(11、12)を結合して構成されるケース構造の内部に流体圧(風圧等)が作用する用途においては、この流体圧によって弾性シール材(16)を、嵌合突起部(15)の内側壁面により一層強く圧接させて、シール性を向上できる。
【0032】
請求項10に記載の発明では、請求項1において、両結合端面(11a、12a)の一方に凹形状の嵌合溝部(14)を形成し、両結合端面(11a、12a)の他方に凸形状の嵌合突起部(15)を形成し、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、外側の側壁(18)を内側の側壁(17)より高さの低い形状とし、外側の側壁(18)の先端部に弾性シール材(16)を一体成形し、弾性シール材(16)を嵌合突起部(15)の外側壁面に圧接させることを特徴とする。
【0033】
これによると、弾性シール材(16)自身を、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の外側の側壁(18)の一部として構成することにより、両結合端面(11a、12a)間のシール効果を発揮できる。
【0034】
請求項11に記載の発明のように、請求項1において、両結合端面(11a、12a)の一方に凹形状の嵌合溝部(14)を形成し、両結合端面(11a、12a)の他方に凸形状の嵌合突起部(15)を形成し、嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)に、弾性シール材(16)を嵌合溝部(14)を覆うことが可能な幅寸法を有するシート状に一体成形し、嵌合突起部(15)と嵌合溝部(14)との間の嵌合部全体にわたってシート状の弾性シール材(16)を挟み込むようにしてもよい。
【0035】
これによっても、両結合端面(11a、12a)間のシール効果を確実に発揮できる。
【0036】
上記した各請求項の記載から理解されるように、本発明において、「結合端面」という用語は、第1、第2の分割ケース体(11、12)の相対向する平坦な端面部だけでなく、嵌合溝部(14)、嵌合突起部(15)およびそれらの側壁(17〜20)をも包含する意味で用いている。
【0037】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0038】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本実施形態は車両用空調装置の室内ユニットのケース結合構造に適用した例である。図1は、車両用空調装置の室内ユニットの斜視図で、この室内ユニットのケース10は周知のように冷房用蒸発器、暖房用ヒータコア等の熱交換器、あるいは通風制御用ドア等の空調機器を収容し、かつ、車室内へ向かって送風される空気の通路を構成するものである。
【0039】
ケース10は、本例では上下分割された2つの分割ケース体11、12により構成されており、この上下の分割ケース体11、12を嵌合組み付けした後に、ねじ、金属ばねクリック等の結合手段を用いて上下の分割ケース体11、12を一体に結合する。この分割ケース体11、12はポリプロピレンのようなある程度の弾性を有する強度的にも優れた樹脂材料で成形されている。
【0040】
なお、本例ではケース10の右端部に開口部13を形成するとともに、ケース10の左端部にも開口部(図示せず)を形成している。従って、上下の分割ケース体11、12はそれぞれ概略断面U形状に形成され、断面U形状の端面部分が相互の結合端面11a、12aとなっている。
【0041】
図2(a)(b)(c)はいずれも図1のA−A断面図であり、図2(a)は上下の分割ケース体11、12の嵌合組み付け工程の途中の状態を示し、これに対し、図2(b)(c)は上下の分割ケース体11、12の嵌合組み付け工程の完了状態を示す。
【0042】
上下の両分割ケース体11、12の結合端面11a、12aのうち、上側の結合端面11aに凹形状の嵌合溝部14を形成し、下側の結合端面12aに凸形状の嵌合突起部15を形成している。ここで、嵌合溝部14および嵌合突起部15は、嵌合突起部15を嵌合溝部14内に嵌合できるように両者の寸法を設定してあり、また、嵌合突起部15の先端側の幅寸法をテーパ状に細くして、嵌合突起部15を嵌合溝部14内に嵌合しやすくしてある。
【0043】
また、嵌合溝部14および嵌合突起部15は、結合端面11a、12aの全長にわたって帯状に延びるように形成してあるので、結合端面11a、12aの全長にわたって凹凸嵌合部を構成できる。
【0044】
更に、嵌合突起部15の頂部に弾性シール材16を一体成形している。ここで、弾性シール材16は、図2(a)に示すように嵌合溝部14の底部に圧接する前の自由状態では頂部が尖った断面三角形状になっている。そして、嵌合突起部15の全長、すなわち、結合端面11a、12aの全長にわたって帯状に延びるように形成してある。
【0045】
弾性シール材16の具体的材質としては、常温ではゴム弾性を示し、所定温度以上に加熱すると流動性を示し成形可能となる熱可塑性エラストマーを用いる。より具体的には、ポリプロピレンにゴム弾性を示す材料としてエチレン・プロピレン・ジエン共重合ゴム(EPDM)を混合したものを用いる。
【0046】
この熱可塑性エラストマーを用いることにより、弾性シール材16を下側分割ケース体12の嵌合突起部15の頂部に公知の2色成形(射出成形)の手法にて一体成形できる。なお、弾性シール材16の具体的材質として、下側分割ケース体12の材質(ポリプロピレン)と同種のポリプロピレン系の熱可塑性エラストマーを用いることにより、弾性シール材16と下側分割ケース体12との接合を良好に行うことができる。
【0047】
ところで、図2(a)は、下側分割ケース体12の嵌合突起部15を上側分割ケース体11の嵌合溝部14内に嵌合して、上下の分割ケース体11、12を組み付ける工程の途中の状態を示し、この図2(a)の状態から嵌合突起部15と嵌合溝部14との嵌合を更に進行すると、両分割ケース体11、12の結合端面11a、12a同士が当たって、嵌合突起部15と嵌合溝部14との嵌合の進行が終了する。
【0048】
この状態では、嵌合突起部15の頂部の弾性シール材16が嵌合溝部14の底部に押し当てられ弾性的に圧縮変形する。これにより、弾性シール材16が嵌合溝部14の底部に弾性的に圧接して嵌合突起部15と嵌合溝部14との嵌合部をシールする。
【0049】
ここで、図2(b)(c)に示す嵌合突起部15と嵌合溝部14との嵌合終了状態において、嵌合突起部15の頂部と嵌合溝部14の底部との間隔は、ケース成形後の冷却固化過程における樹脂材料のひけ、変形等により変動するが、弾性シール材16は弾性体であるから、上記間隔の変動幅(寸法バラツキ)を上回る弾性変形量を容易に確保できる。
【0050】
従って、弾性シール材16の高さを上記間隔の予想最大値を上回る寸法に予め設定しておくことにより、上記間隔の変動幅を弾性シール材16の弾性変形により吸収して、嵌合突起部15と嵌合溝部14との嵌合部を確実にシールできる。
【0051】
両分割ケース体11、12の結合端面11a、12aは図1に示すように帯状に延びる長尺形状であるから、両結合端面11a、12aが図2(b)のように良好に密着する部位と、図2(c)のように樹脂材料のひけ、変形等により結合端面11aと結合端面12aとの間に隙間aが発生してしまう部位とが混在することがよく発生する。
【0052】
図2(c)のように両結合端面11a、12aの間に隙間aが発生しても、本実施形態によると、この隙間aからの空気洩れ等を弾性シール材16のシール作用によって確実に防止できる。
【0053】
そのため、樹脂材料のひけ、変形等を最小にするように、射出成形の金型を常に微妙に調整する、煩雑な金型調整作業を大幅に簡略化できる。
【0054】
(第2実施形態)
上記の第1実施形態では、下側分割ケース体11の嵌合突起部15の頂部に弾性シール材16を一体成形したが、第2実施形態では、図3に示すように弾性シール材16を上側分割ケース体12の嵌合溝部14の底部に一体成形している。このようにしても、第1実施形態と同様の作用効果を発揮できる。
【0055】
(第3実施形態)
上記の第1、第2実施形態では、嵌合突起部15の頂部と嵌合溝部14の底部との対向部位に弾性シール材16を配置しているが、第3実施形態では、図4(a)(b)に示すように、両結合端面11a、12aのうち、嵌合溝部14が形成される上側の結合端面11aの内外の側壁17、18に弾性シール材16をシート状の形状にて一体成形している。
【0056】
より具体的には、図4(a)の例では、上側結合端面11aの内側の側壁17にシート状の弾性シール材16を一体成形し、図4(b)の例では、上側結合端面11aの外側の側壁18にシート状の弾性シール材16を一体成形している。太実線16aは弾性シール材16と側壁17、18との接合部を示す。このシート状の弾性シール材16も上下の両結合端面11a,12aの全長にわたって延びるように帯状に形成される。
【0057】
第3実施形態において図4(a)の例では、嵌合突起部15を嵌合溝部14内に嵌合して上下の分割ケース体11、12を嵌合組み付けする際に、下側結合端面12aの内側の側壁19によりシート状の弾性シール材16の下端側(自由端側)がケース内側方向に押し付けられるように弾性シール材16を成形してあるので、弾性シール材16はこの押し付け力に対する弾性反力を発生して弾性シール材16の下端側が側壁19の表面に圧接する。
【0058】
第3実施形態において図4(b)の例においても、下側結合端面12aの外側の側壁20によりシート状の弾性シール材16の下端側(自由端側)がケース外側方向に押し付けられ、この押し付け力に対する弾性反力を弾性シール材16が発生するので、弾性シール材16の下端側が側壁20の表面に圧接する。
【0059】
このように、第3実施形態によると、嵌合溝部14が形成される上側の結合端面11aの内外の側壁17、18に一体成形したシート状の弾性シール材16の下端側(自由端側)を、嵌合突起部15が形成される下側の結合端面12aの内外の側壁19、20の表面に弾性的に圧接して自己シール作用を発揮する。
【0060】
そのため、両結合端面11a、12a間に図2(c)のような隙間aが発生しても確実に空気漏れの不具合を防止できる。
【0061】
第3実施形態において、図4(a)の例では、ケース10内を送風される空気の風圧がシート状の弾性シール材16の表面全体に作用して弾性シール材16が下側結合端面12aの内側の側壁19により強く押し付けられるので、図4(b)の例に比較してシール性能を一層向上できる。
【0062】
(第4実施形態)
上記の第3実施形態では、両結合端面11a、12aのうち、嵌合溝部14が形成される上側の結合端面11aの内外の側壁17、18に弾性シール材16をシート状の形状にて一体成形しているが、第4実施形態では、図5(a)(b)に示すように両結合端面11a、12aのうち、嵌合突起部15が形成される下側の結合端面12aの内外の側壁19、20に弾性シール材16をシート状の形状にて一体成形している。
【0063】
このように下側の結合端面12aの内外の側壁19、20に弾性シール材16を一体成形しても、第3実施形態と同様の作用効果を発揮できる。また、第4実施形態においても、図5(a)の例では、ケース10内を送風される空気の風圧によりシート状弾性シール材16の上端側(自由端側)を上側結合端面11aの内側の側壁17により強く押し付けることができるので、図5(b)の例に比較してシール性能を一層向上できる。
【0064】
(第5実施形態)
上記の第3、第4実施形態では、上側の結合端面11aの内外の側壁17、18または下側の結合端面12aの内外の側壁19、20にシート状弾性シール材16を一体成形しているが、第5実施形態では、図6(a)(b)に示すように、両結合端面11a、12aのうち、嵌合溝部14が形成される上側の結合端面11aの内外の側壁17、18の一部として弾性シール材16をシート状の形状にて一体成形している。
【0065】
具体的には、図6(a)の例では、嵌合溝部14が形成される上側の結合端面11aの内外の側壁17、18のうち、内側の側壁17の高さを外側の側壁18よりも所定量低い形状とし、この内側の側壁17の先端部に前記所定量に相当する高さを持つシート状の弾性シール材16を一体成形している。これにより、内側の側壁17の一部をシート状の弾性シール材16自身で構成することができる。
【0066】
これに対し、図6(b)の例では、上側の結合端面11aの内外の側壁17、18のうち、外側の側壁18の先端側の一部をシート状の弾性シール材16自身で構成している。
【0067】
第5実施形態によると、上側の結合端面11aの嵌合溝部14内に下側の結合端面12aの嵌合突起部15を嵌合するときに、図6(a)の例ではシート状の弾性シール材16が嵌合突起部15によってケース内側方向に押し付けられる。また、図6(b)の例では、シート状の弾性シール材16が嵌合突起部15によってケース外側方向に押し付けられる。
【0068】
これにより、弾性シール材16に弾性反力が発生して弾性シール材16が嵌合突起部15の内側壁面または外側壁面に圧接して自己シール作用を発揮する。更に、図6(a)の例ではケース10内の風圧によりシート状弾性シール材16の下端側(自由端側)を嵌合突起部15の内側壁面に一層強く押し付けることができるので、図6(b)の例に比較してシール性能を一層向上できる。
【0069】
なお、図3〜図6はいずれも図2(a)に対応する、上下の分割ケース体11、12の組み付け途中の状態を示す。
【0070】
(第6実施形態)
第1〜第5実施形態では、上側の分割ケース体11の結合端面11aに嵌合溝部14を形成し、下側の分割ケース体12の結合端面12aに嵌合突起部15を形成しているが、第6実施形態では、これとは逆に、図7に示すように上側の分割ケース体11の結合端面11aに嵌合突起部15を形成し、下側の分割ケース体12の結合端面12aに嵌合溝部14を形成している。そして、第6実施形態では、下側の分割ケース体12の結合端面12aの外側の側壁20にシート状弾性シール材16の一端部が接合されるようにシート状弾性シール材16を一体成形している。
【0071】
ここで、シート状弾性シール材16の長さ(図7の紙面垂直方向の長さ)は上記各実施形態と同様に結合端面11a、12aの全長寸法と同等であり、一方、シート状弾性シール材16の幅寸法(図7の左右方向の長さ)は、図7(b)から理解されるように嵌合溝部14の内壁面と結合端面12aの平坦面との合計沿面長さ以上に設定してある。ここで、合計沿面長さとは、嵌合溝部14の内壁面と結合端面12aの平坦面とによる略U形状の断面形状の表面に沿う長さを言う。
【0072】
第6実施形態による上下の分割ケース体11、12の組み付け方法を説明すると、下側の分割ケース体12の結合端面12aの外側の側壁20に一体成形されたシート状弾性シール材16をまず図7(a)に示すように、嵌合溝部14上を覆うように結合端面12aの上方に被せておく。
【0073】
次に、図7(a)の矢印に示すように上側の分割ケース体11の嵌合突起部15をシート状弾性シール材16の上方から下側の分割ケース体12の嵌合溝部14に向かって押し込む。これにより、嵌合突起部15を図7(b)に示すようにシート状弾性シール材16とともに嵌合溝部14内に挿入できる。
【0074】
そのため、嵌合突起部15の嵌合溝部14内への挿入が終了した状態では、嵌合突起部15と嵌合溝部14との間の嵌合部全体および結合端面11a、12a相互の平坦面間にシート状弾性シール材16を挟み込み、シート状弾性シール材16を弾性的に圧縮変形させることができる。従って、上下の分割ケース体11、12の結合部を確実にシールできる。
【0075】
なお、図7では下側の分割ケース体12の結合端面12aの外側の側壁20にシート状弾性シール材16の一端部が接合されるようにシート状弾性シール材16を一体成形しているが、下側の分割ケース体12の結合端面12aの内側の側壁19にシート状弾性シール材16の一端部が接合されるようにシート状弾性シール材16を一体成形してもよい。
【0076】
(第7実施形態)
第6実施形態では、シート状弾性シール材16の一端部のみが下側の分割ケース体12の結合端面12aの外側の側壁20または内側の側壁19に接合されるようにシート状弾性シール材16を一体成形しているが、第7実施形態では、図8(a)に示すようにシート状弾性シール材16の一端部が下側の分割ケース体12の結合端面12aの外側の側壁20に接合され、シート状弾性シール材16の他端部が下側分割ケース体12の結合端面12aの内側の側壁19に接合されるように、シート状弾性シール材16を下側の分割ケース体12に一体成形している。
【0077】
ここで、シート状弾性シール材16の幅寸法は、第6実施形態と同様に嵌合溝部14の内壁面と結合端面12aの平坦面との合計沿面長さ以上に設定するので、シート状弾性シール材16の成形時の形状は図8(a)に示すように下側の分割ケース体12の結合端面12aの上方へ山形に突き出す形状となる。
【0078】
図8(b)は、第7実施形態において上側の分割ケース体11の嵌合突起部15をシート状弾性シール材16とともに嵌合溝部14内に挿入する過程を示すものである。第7実施形態においても、嵌合突起部15と嵌合溝部14との間の嵌合部全体および結合端面11a、12a相互の平坦面間でシート状弾性シール材16を挟み込むことにより、上下の分割ケース体11、12の結合部を確実にシールできる。
【0079】
なお、第7実施形態では、シート状弾性シール材16の両端部が下側分割ケース体12の結合端面12aの内外の側壁19、20に接合されるようにシート状弾性シール材16を山形の突出形状に成形するので、射出成形ではシート状弾性シール材16の山形の突出形状を成形するための型抜きができない。従って、第7実施形態では、下側分割ケース体12を射出成形にて成形した後にシート状弾性シール材16の部分をブロー成形にて下側分割ケース体12に一体成形すればよい。
【0080】
(他の実施形態)
なお、上記の第1実施形態では、車両用空調装置の室内ユニットのケース10を構成する分割ケース体11、12の結合構造について説明したが、本発明のケース結合構造は、ダクトのように空気通路を形成するだけで、内部に機器を収容しない構造に対しても同様に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す車両用空調装置の室内ユニットの斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】第2実施形態の要部断面図で、図1のA−A断面図に相当する。
【図4】第3実施形態の要部断面図で、図1のA−A断面図に相当する。
【図5】第4実施形態の要部断面図で、図1のA−A断面図に相当する。
【図6】第5実施形態の要部断面図で、図1のA−A断面図に相当する。
【図7】第6実施形態による組み付け過程を示す要部断面図である。
【図8】第7実施形態による組み付け過程を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10…ケース、11、12…分割ケース体、11a、12a…結合端面、14…嵌合溝部、15…嵌合突起部、16…弾性シール材。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a case connecting structure constituted by integrally connecting a plurality of divided case bodies, and is suitably applied, for example, to a case of a vehicle air conditioner.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a case of an indoor unit of a vehicle air conditioner has a role of forming an air passage and accommodating devices such as a heat exchanger and a door for ventilation control. Usually, the case of the indoor unit is configured such that a plurality of divided resin case bodies are integrally connected to each other due to restrictions on the shape of the resin molding, as well as reasons for assembling the housing equipment.
[0003]
Specifically, of the plurality of divided case bodies, a concave fitting groove is formed on the coupling end face of one of the divided case bodies, and a convex fitting projection is formed on the coupling end face of the other divided case body. The fitting groove and the fitting protrusion are fitted together, and the connecting end faces of the two split case bodies are integrally connected by a connecting means such as a metal spring click or a screw.
[0004]
By setting such a concave-convex fitting shape between the joint end surfaces of the two split case bodies, air leakage and water leakage from the joint portion of the two split case bodies are prevented. However, since both split case bodies are molded products of resin, sinking, deformation, and the like of the material are likely to occur in the process of cooling and solidifying the material after resin molding. Then, a gap is generated in a joint portion between the two split case bodies due to a dimensional variation due to sink, deformation, or the like of the resin material, which causes problems such as air leakage.
[0005]
In view of this, the present inventor has previously described in Japanese Patent Application No. 2001-354599, a narrow tip shape is formed at the top of a convex fitting projection, and the narrow tip portion is formed as a fitting groove portion. It proposes one that aims to prevent air leakage by crushing against the bottom.
[0006]
Further, as another conventional technique, a holding portion of an elastic sealing material is formed on a connecting end face of both split case bodies, and the elastic sealing material is pressed and held between the two holding sections, so that the sealing property between the connecting end faces is improved. Has been proposed in Patent Document 1.
[0007]
[Patent Document 1]
French Patent 2,787,746
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the above-mentioned prior application was actually evaluated for trial production, it was found that the following problems occurred. In other words, the split case body is formed of a resin material having a relatively high rigidity in order to secure mechanical strength, and a narrow tip portion is integrally formed with the fitting projection of the high rigid split case body. Therefore, a narrow tip portion is also a portion having a considerably high rigidity. For this reason, the amount of crushing of the narrow tip portion is limited to a small amount, for example, about 0.2 to 0.3 mm.
[0009]
As described above, since the squeezing amount of the tip shape portion is small, the absorption range of the dimensional variation due to sink, deformation, and the like of the resin material is also reduced. As a result, when a dimensional variation exceeding the above crushing amount occurs due to a variation in the resin molding conditions, a gap is generated between the tip shape portion of the fitting projection and the bottom of the fitting groove, and the joining portion of the two split case bodies is formed. Causes air leakage and the like.
[0010]
In order to prevent this inconvenience, it is necessary to constantly finely tune the molding die so that the above-mentioned dimensional variation is within the above-mentioned crushing amount, which significantly increases the molding cost of the split case body. Let it. Furthermore, since the formation of the narrow tip at the top of the convex fitting protrusion itself complicates the case molding shape, this also causes an increase in molding cost.
[0011]
Further, in the prior art of Patent Document 1, it is necessary to form an elastic sealing material separate from the two divided case bodies and to assemble the elastic sealing material on the connecting end face of the two divided case bodies. Material assembling costs are incurred. In addition, since a holding portion that forms a holding space for the elastic sealing material needs to be formed on the joint end surface of the two split case bodies, the case forming cost is increased by complicating the case forming shape.
[0012]
In view of the above, it is an object of the present invention to provide a case coupling structure that can improve the sealing performance of a coupling portion between two split case members without specially requiring a separate elastic sealing material.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to the first aspect of the present invention, a first split case body (11) having a connecting end face (11a) and a connecting end face (11a) of the first split case body (11) are provided. A second split case body (12) having a corresponding connecting end face (12a), and the two connecting end faces (11a, 12a) are fitted with each other to form a first and a second split case body (11, 12). ), The elastic sealing material (16) is integrally formed on one of the two connecting end surfaces (11a, 12a), and the elastic sealing material (16) is connected to the two connecting end surfaces (11a, 12a). ) Is pressed against the other side to seal between the two connection end faces (11a, 12a).
[0014]
According to this, an elastic sealing material (16) is integrally molded in advance on one of the first and second split case bodies (11, 12), and the integrally molded elastic sealing material (16) is formed. By using this, it is possible to reliably seal between the coupling end faces (11a, 12a) of the two split case bodies (11, 12).
[0015]
Therefore, the elastic deformation of the elastic sealing material (16) reliably absorbs the dimensional variation caused by sinking, deformation, and the like of the resin material of the divided case bodies (11, 12), and the gap between the coupling end faces (11a, 12a) is absorbed. Since the gap can be reliably prevented, the sealing performance can be improved as compared with the prior application.
[0016]
Also, as compared with the prior art of Patent Document 1, a separate elastic sealing material is separately formed from both divided case bodies, and a holding portion of the separate elastic sealing material is formed on a joint end surface of both divided case bodies. In addition, there is no need to attach a separate elastic sealing material to the holding portion, and a significant cost reduction can be achieved.
[0017]
According to the second aspect of the present invention, in the first aspect, a concave fitting groove (14) is formed on one side of both the coupling end faces (11a, 12a), and the other side of the both coupling end faces (11a, 12a). An elastic sealing material (16) is integrally formed on one of the top of the fitting projection (15) and the bottom of the fitting groove (14). By fitting the mating projection (15) into the fitting groove (14), the elastic sealing material (16) is placed between the top of the fitting projection (15) and the bottom of the fitting groove (14). It is characterized by being elastically deformed by compression.
[0018]
Thereby, the elastic sealing material (16) can be elastically compressed and deformed between the top of the fitting projection (15) and the bottom of the fitting groove (14) to exhibit a sealing effect. Therefore, the elastic sealing material (16) can be of a relatively small volume interposed in a narrow space between the top of the fitting projection (15) and the bottom of the fitting groove (14).
[0019]
According to the third aspect of the present invention, in the first aspect, a concave fitting groove (14) is formed on one side of both the coupling end faces (11a, 12a), and the other side of the both coupling end faces (11a, 12a). And a side wall (17, 18) of the coupling end surface (11a) of the two coupling end surfaces (11a, 12a) on which the fitting groove (14) is formed. The elastic sealing material (16) is integrally formed on the surface, and the fitting projection (15) is fitted into the fitting groove (14). It is characterized by being pressed against the surface of the side wall (19, 20) of the coupling end face (12a) on the side to be formed.
[0020]
As described above, even when the elastic sealing material (16) integrally formed on the surface of the side wall (17, 18) of the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed is used, the two split case bodies (11 , 12) can be reliably sealed between the coupling end faces (11a, 12a).
[0021]
According to the fourth aspect of the present invention, in the third aspect, the elastic sealing material (16) is provided on both side walls (17, 18) inside and outside the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. Of these, the inner side wall (17) is formed integrally with the surface thereof, and the elastic sealing material (16) is provided on both sides (19, 20) inside and outside the coupling end face (12a) on the side where the fitting projection (15) is formed. Among them, the inner side wall (19) is pressed against the surface.
[0022]
According to this, both coupling end faces (11a, 12a) are formed using an elastic sealing material (16) integrally formed on the surface of the side wall (17) inside the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. ) Can be sealed. Therefore, in an application in which a fluid pressure (wind pressure or the like) acts on the inside of a case structure formed by connecting the two divided case bodies (11, 12), the elastic seal member (16) is fitted by the fluid pressure. The inner wall (19) of the joint end face (12a) on which the projection (15) is formed is pressed more strongly against the surface of the side wall (19), thereby improving the sealing performance.
[0023]
According to the fifth aspect of the present invention, in the third aspect, the elastic sealing member (16) is provided with the side walls (17, 18) inside and outside the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. ), The elastic sealing material (16) is integrally formed on the surface of the outer side wall (18), and the inner and outer side walls (19, 20) of the coupling end face (12a) on the side where the fitting projection (15) is formed. 20), the outer side wall (20) may be pressed against the surface.
[0024]
According to a sixth aspect of the present invention, in the first aspect, a concave fitting groove (14) is formed on one of the two coupling end surfaces (11a, 12a), and a convex is formed on the other of the two coupling end surfaces (11a, 12a). Forming a fitting projection (15), the surface of the side wall (19, 20) of the coupling end face (12a) on the side where the fitting projection (15) is formed, of the two coupling end faces (11a, 12a) The elastic sealing material (16) is integrally formed with the elastic sealing material (16), and the fitting protrusion (15) is fitted into the fitting groove (14), whereby the fitting groove (14) is formed. The pressure is brought into contact with the surface of the side wall (17, 18) of the coupling end face (11a) on the side of the connection end.
[0025]
As described above, even when the elastic sealing material (16) integrally formed on the surface of the side wall (19, 20) of the coupling end surface (12a) on the side where the fitting projection (15) is formed is used, the two split case bodies ( It is possible to reliably seal between the coupling end faces (11a, 12a) of (11, 12).
[0026]
According to a seventh aspect of the present invention, in the sixth aspect, the elastic sealing member (16) is provided with both side walls (19, 20) inside and outside of the coupling end face (12a) on the side where the fitting projection (15) is formed. Of the inner side wall (19), and the elastic sealing material (16) is formed integrally with the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. Of these, the inner wall (17) is brought into pressure contact with the surface.
[0027]
According to this, as in the case of the fourth aspect, in an application in which a fluid pressure (wind pressure or the like) acts on the inside of a case structure constituted by connecting the two divided case bodies (11, 12), the fluid pressure causes elasticity. The sealing material (16) is more strongly pressed against the surface of the side wall (17) inside the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed, so that the sealing performance can be improved.
[0028]
According to an eighth aspect of the present invention, in the sixth aspect, the elastic sealing material (16) is provided with two side walls (19, 20) inside and outside the coupling end face (12a) on the side where the fitting projection (15) is formed. 20), the elastic sealing material (16) is integrally formed on the surface of the outer side wall (20), and the inner and outer side walls (17, 20) of the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. 18), the outer side wall (18) may be pressed against the surface.
[0029]
According to the ninth aspect of the present invention, in the first aspect, a concave fitting groove (14) is formed on one of the two coupling end faces (11a, 12a), and a convex is formed on the other of the two coupling end faces (11a, 12a). The inner side wall (17) of the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed is formed. The outer side wall (18) has a shape lower in height than the inner side wall (17). An elastic sealing material (16) is integrally formed at the tip of the inner side wall (17), and the elastic sealing material (16) is attached to the fitting projection (15). It is characterized by being pressed against the inner wall surface.
[0030]
According to this, by forming the elastic sealing material (16) itself as a part of the side wall (17) inside the coupling end face (11a) on which the fitting groove (14) is formed, both coupling end faces ( The sealing effect between 11a and 12a) can be exhibited.
[0031]
Further, in the case where fluid pressure (wind pressure or the like) acts on the inside of the case structure formed by connecting the two divided case bodies (11, 12), the fluid pressure causes elasticity. The sealing material (16) is more strongly pressed against the inner wall surface of the fitting projection (15), so that the sealing property can be improved.
[0032]
According to the tenth aspect of the present invention, in the first aspect, a concave fitting groove portion (14) is formed on one of the two coupling end surfaces (11a, 12a), and is convex on the other of the two coupling end surfaces (11a, 12a). The outer side wall (18) of the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed is formed. The inner side wall (17) is lower in height than the inner side wall (17), an elastic sealing material (16) is integrally formed at the tip of the outer side wall (18), and the elastic sealing material (16) is attached to the fitting projection (15). It is characterized by being pressed against the outer wall surface.
[0033]
According to this, by forming the elastic sealing material (16) itself as a part of the side wall (18) outside the coupling end face (11a) on which the fitting groove (14) is formed, both coupling end faces (16) are formed. The sealing effect between 11a and 12a) can be exhibited.
[0034]
As in the eleventh aspect, in the first aspect, a concave fitting groove (14) is formed on one of the two coupling end surfaces (11a, 12a), and the other of the two coupling end surfaces (11a, 12a). A fitting projection (15) having a convex shape is formed on the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed, and an elastic sealing material (16) is covered with the fitting groove (14). The sheet-shaped elastic sealing material (16) is sandwiched over the entire fitting portion between the fitting protrusion (15) and the fitting groove (14). You may.
[0035]
This also ensures that the sealing effect between the two coupling end surfaces (11a, 12a) is achieved.
[0036]
As will be understood from the description of the above-mentioned claims, in the present invention, the term "coupling end face" means only the opposed flat end faces of the first and second split case bodies (11, 12). Instead, the term includes the fitting groove (14), the fitting protrusion (15), and their side walls (17 to 20).
[0037]
In addition, the code | symbol in the parenthesis of each said means shows the correspondence with the concrete means described in embodiment mentioned later.
[0038]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1st Embodiment)
This embodiment is an example applied to a case connection structure of an indoor unit of a vehicle air conditioner. FIG. 1 is a perspective view of an indoor unit of a vehicle air conditioner, and a
[0039]
In this example, the
[0040]
In this example, the
[0041]
2 (a), 2 (b) and 2 (c) are sectional views taken along the line AA of FIG. 1, and FIG. 2 (a) shows a state in the middle of the fitting and assembling process of the upper and lower divided
[0042]
Of the
[0043]
Further, since the
[0044]
Further, an
[0045]
As a specific material of the
[0046]
By using this thermoplastic elastomer, the
[0047]
FIG. 2A shows a process of fitting the
[0048]
In this state, the
[0049]
Here, in the state in which the
[0050]
Therefore, by setting the height of the
[0051]
Since the connecting
[0052]
According to the present embodiment, even if a gap a is generated between the two
[0053]
Therefore, complicated mold adjustment work for constantly adjusting the injection mold so as to minimize sink marks and deformation of the resin material can be greatly simplified.
[0054]
(2nd Embodiment)
In the above-described first embodiment, the
[0055]
(Third embodiment)
In the above-described first and second embodiments, the
[0056]
More specifically, in the example of FIG. 4A, the sheet-shaped
[0057]
In the example of FIG. 4A in the third embodiment, when the
[0058]
In the example of FIG. 4B in the third embodiment as well, the lower end side (free end side) of the sheet-like
[0059]
As described above, according to the third embodiment, the lower end side (free end side) of the sheet-like
[0060]
Therefore, even if a gap a as shown in FIG. 2C is generated between the two connection end surfaces 11a and 12a, it is possible to reliably prevent the problem of air leakage.
[0061]
In the third embodiment, in the example of FIG. 4A, the wind pressure of the air blown in the
[0062]
(Fourth embodiment)
In the third embodiment, the
[0063]
Even if the
[0064]
(Fifth embodiment)
In the third and fourth embodiments, the sheet-like
[0065]
Specifically, in the example of FIG. 6A, the height of the
[0066]
On the other hand, in the example of FIG. 6B, of the inner and
[0067]
According to the fifth embodiment, when the
[0068]
As a result, an elastic reaction force is generated in the
[0069]
3 to 6 show a state in which the upper and lower divided
[0070]
(Sixth embodiment)
In the first to fifth embodiments, the
[0071]
Here, the length of the sheet-like elastic sealing material 16 (the length in the direction perpendicular to the paper surface of FIG. 7) is the same as the overall length of the
[0072]
The method of assembling the upper and lower
[0073]
Next, as shown by an arrow in FIG. 7A, the
[0074]
Therefore, when the insertion of the
[0075]
In FIG. 7, the sheet-like
[0076]
(Seventh embodiment)
In the sixth embodiment, the sheet-like
[0077]
Here, the width dimension of the sheet-like
[0078]
FIG. 8B shows a process of inserting the
[0079]
In the seventh embodiment, the sheet-like
[0080]
(Other embodiments)
In the first embodiment described above, the connection structure of the divided
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an indoor unit of a vehicle air conditioner according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along line AA of FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of a main part of the second embodiment, which corresponds to a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view of a main part of a third embodiment, which corresponds to a sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 5 is a cross-sectional view of a main part of the fourth embodiment, which corresponds to a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 6 is a cross-sectional view of a main part of the fifth embodiment, which corresponds to a cross-sectional view taken along line AA of FIG. 1;
FIG. 7 is a fragmentary cross-sectional view showing an assembling process according to a sixth embodiment;
FIG. 8 is a fragmentary cross-sectional view showing an assembling process according to a seventh embodiment;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (11)
前記第1の分割ケース体(11)の結合端面(11a)に対応する結合端面(12a)を有する第2の分割ケース体(12)とを備え、
前記両結合端面(11a、12a)同士を互いに嵌合して前記第1、第2の分割ケース体(11、12)を一体に結合するケース結合構造において、
前記両結合端面(11a、12a)のいずれか一方側に弾性シール材(16)を一体成形し、
前記弾性シール材(16)を前記両結合端面(11a、12a)のうち他方側に圧接させて、前記両結合端面(11a、12a)間をシールすることを特徴とするケース結合構造。A first split case body (11) having a coupling end face (11a);
A second split case body (12) having a connection end face (12a) corresponding to the connection end face (11a) of the first split case body (11);
In the case coupling structure in which the two coupling end faces (11a, 12a) are fitted to each other and the first and second divided case bodies (11, 12) are integrally coupled,
An elastic sealing material (16) is integrally formed on one of the two connection end surfaces (11a, 12a),
A case coupling structure, wherein the elastic sealing member (16) is pressed against the other of the two coupling end surfaces (11a, 12a) to seal between the two coupling end surfaces (11a, 12a).
前記嵌合突起部(15)の頂部および前記嵌合溝部(14)の底部のいずれか一方に前記弾性シール材(16)を一体成形し、
前記嵌合突起部(15)を前記嵌合溝部(14)内に嵌合することにより、前記嵌合突起部(15)の頂部と前記嵌合溝部(14)の底部との間で前記弾性シール材(16)を弾性的に圧縮変形させることを特徴とする請求項1に記載のケース結合構造。A concave fitting groove (14) is formed on one side of the two coupling end faces (11a, 12a), and a convex fitting projection (15) is formed on the other side of the two coupling end faces (11a, 12a). Forming
The elastic sealing material (16) is integrally formed on one of the top of the fitting projection (15) and the bottom of the fitting groove (14);
By fitting the fitting projection (15) into the fitting groove (14), the elasticity between the top of the fitting projection (15) and the bottom of the fitting groove (14) is increased. 2. The case connecting structure according to claim 1, wherein the sealing member is elastically compressed and deformed.
前記両結合端面(11a、12a)のうち、前記嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の側壁(17、18)表面に前記弾性シール材(16)を一体成形し、
前記嵌合突起部(15)を前記嵌合溝部(14)内に嵌合することにより、前記弾性シール材(16)を前記嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の側壁(19、20)表面に圧接させることを特徴とする請求項1に記載のケース結合構造。A concave fitting groove (14) is formed on one side of the two coupling end faces (11a, 12a), and a convex fitting projection (15) is formed on the other side of the two coupling end faces (11a, 12a). Forming
The elastic sealing material (16) is integrally formed on the surface of the side wall (17, 18) of the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed, of the two coupling end faces (11a, 12a). ,
By fitting the fitting protrusion (15) into the fitting groove (14), the elastic sealing material (16) is connected to the coupling end surface (12a) on the side where the fitting protrusion (15) is formed. 2. The case coupling structure according to claim 1, wherein the case is pressed against the surface of the side wall (19, 20).
前記弾性シール材(16)を、前記嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の内外の両側壁(19、20)のうち、内側の側壁(19)表面に圧接させることを特徴とする請求項3に記載のケース結合構造。The elastic sealing material (16) is integrally formed on the surface of the inner side wall (17) of the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. And
The elastic sealing material (16) is pressed against the surface of the inner side wall (19) of the inner and outer side walls (19, 20) of the coupling end face (12a) on the side where the fitting protrusion (15) is formed. The case coupling structure according to claim 3, wherein
前記弾性シール材(16)を、前記嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の内外の両側壁(19、20)のうち、外側の側壁(20)表面に圧接させることを特徴とする請求項3に記載のケース結合構造。The elastic sealing material (16) is integrally formed on the surface of the outer side wall (18) of the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. And
The elastic sealing material (16) is pressed against the surface of the outer side wall (20) of the inner and outer side walls (19, 20) of the coupling end surface (12a) on the side where the fitting protrusion (15) is formed. The case coupling structure according to claim 3, wherein
前記両結合端面(11a、12a)のうち、前記嵌合突起部(15)が形成される側の結合端面(12a)の側壁(19、20)表面に前記弾性シール材(16)を一体成形し、
前記嵌合突起部(15)を前記嵌合溝部(14)内に嵌合することにより、前記弾性シール材(16)を前記嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の側壁(17、18)表面に圧接させることを特徴とする請求項1に記載のケース結合構造。A concave fitting groove (14) is formed on one of the two coupling end faces (11a, 12a), and a convex fitting projection (15) is formed on the other of the two coupling end faces (11a, 12a). ,
The elastic sealing material (16) is integrally formed on the surface of the side wall (19, 20) of the coupling end surface (12a) on the side where the fitting protrusion (15) is formed, of the two coupling end surfaces (11a, 12a). And
By fitting the fitting protrusion (15) into the fitting groove (14), the elastic sealing material (16) is connected to the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. 2. The case coupling structure according to claim 1, wherein the case is pressed against the surface of the side wall (17, 18).
前記弾性シール材(16)を、前記嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、内側の側壁(17)表面に圧接させることを特徴とする請求項6に記載のケース結合構造。The elastic sealing material (16) is integrated with the inner side wall (19) surface of the inner and outer side walls (19, 20) of the coupling end surface (12a) on the side where the fitting protrusion (15) is formed. Molded,
The elastic sealing material (16) is pressed against the surface of the inner side wall (17) of the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. The case coupling structure according to claim 6, wherein:
前記弾性シール材(16)を、前記嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、外側の側壁(18)表面に圧接させることを特徴とする請求項6に記載のケース結合構造。The elastic sealing material (16) is integrated with the surface of the outer side wall (20) of the inner and outer side walls (19, 20) of the coupling end face (12a) on the side where the fitting protrusion (15) is formed. Molded,
The elastic sealing material (16) is pressed against the surface of the outer side wall (18) of the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed. The case coupling structure according to claim 6, wherein:
前記嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、内側の側壁(17)を外側の側壁(18)より高さの低い形状とし、前記内側の側壁(17)の先端部に前記弾性シール材(16)を一体成形し、
前記弾性シール材(16)を前記嵌合突起部(15)の内側壁面に圧接させることを特徴とする請求項1に記載のケース結合構造。A concave fitting groove (14) is formed on one of the two coupling end faces (11a, 12a), and a convex fitting projection (15) is formed on the other of the two coupling end faces (11a, 12a). ,
The inner side wall (17) of the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed has a shape in which the height is lower than the outer side wall (18). And the elastic sealing material (16) is integrally formed on the tip of the inner side wall (17).
The case coupling structure according to claim 1, wherein the elastic sealing material (16) is pressed against an inner wall surface of the fitting protrusion (15).
前記嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)の内外の両側壁(17、18)のうち、外側の側壁(18)を内側の側壁(17)より高さの低い形状とし、前記外側の側壁(18)の先端部に前記弾性シール材(16)を一体成形し、
前記弾性シール材(16)を前記嵌合突起部(15)の外側壁面に圧接させることを特徴とする請求項1に記載のケース結合構造。A concave fitting groove (14) is formed on one of the two coupling end faces (11a, 12a), and a convex fitting projection (15) is formed on the other of the two coupling end faces (11a, 12a). ,
Among the inner and outer side walls (17, 18) of the coupling end face (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed, the outer side wall (18) is lower in height than the inner side wall (17). And the elastic sealing material (16) is integrally formed on the tip of the outer side wall (18).
The case coupling structure according to claim 1, wherein the elastic sealing material (16) is pressed against an outer wall surface of the fitting projection (15).
前記嵌合溝部(14)が形成される側の結合端面(11a)に、前記弾性シール材(16)を前記嵌合溝部(14)を覆うことが可能な幅寸法を有するシート状に一体成形し、
前記嵌合突起部(15)と前記嵌合溝部(14)との間の嵌合部全体にわたって前記シート状の弾性シール材(16)を挟み込むようにしたことを特徴とする請求項1に記載のケース結合構造。A concave fitting groove (14) is formed on one of the two coupling end faces (11a, 12a), and a convex fitting projection (15) is formed on the other of the two coupling end faces (11a, 12a). ,
The elastic sealing material (16) is integrally formed on the coupling end surface (11a) on the side where the fitting groove (14) is formed into a sheet shape having a width dimension capable of covering the fitting groove (14). And
The said sheet-shaped elastic sealing material (16) was pinched so that the whole fitting part between the said fitting protrusion part (15) and the said fitting groove part (14) may be pinched. Case coupling structure.
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