JP2004330844A - 車載用携行ケース収納ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】警備用の携行ケースを専用の車載スペースに容易にかつ確実に収納可能にすると共に、車内での携行ケースの開閉を可能にすることにより、防犯性および作業性を向上させる。
【解決手段】単数または複数の携行ケース20を固定し、搭載する全収納ラック110と、全収納ラック110を車載スペース12内で車両10の前後方向にスライドするラックスライド手段と、全収納ラック110に固定された単数または複数の携行ケース20のうち、任意の携行ケース20を開放可能に前座席シート11a,11bにスライドする個別スライド手段と、個別スライド手段によって前座席シート11a,11b側にスライドした後に、携行ケース20を開閉可能側に回転する回転手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばマスターキーや貴金属、有価証券などの警備対象物を収納し、警備員が携行する携行ケースを車両の所定位置に搭載し、かつ携行ケースを自動車の車内で開閉可能(作業可能)に、防犯性などを向上させる車載用携行ケース収納ラックに関する。
【0002】
【従来の技術】
警備会社では、契約した警備先に設けた警備システムが異常を検知し、その旨の通報を受けた際に、対処要員(警備員など)が現場に急行して建物内に入り状況確認などを行なうようにしている。このため、あらかじめ警備先の建物に入館するための鍵を警備先(顧客先)から預かり、対処要員が受け持ち区域の警備先の鍵を携行し、その鍵を利用して建物に入館する。建物への入館の際には、たとえば建物敷地入口の鍵、建物自体の鍵、確認対象となる部屋の鍵、警報装置の操作キーといった複数の鍵などが必要となる。
【0003】
このような背景から、対処要員が携行する鍵が多数となり、それらの鍵は専用の携行ケース(鍵箱)に収納し、その携行ケース(鍵箱)を当該区域を担当する対処要員(警備員)の警備車両に載せている(たとえば、特許文献1参照。)。特に、この携行ケースの盗難防止などを考慮し、当該携行ケースをトランクルーム内に保管するか、あるいは鍵付きのチェーンを用いて車両の座席などに固定し、車両に載せて現場に移動することが行なわれている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−21385号公報(第3頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記に示されるような従来例において、携行ケースの車載移動を行なうにあたって下記のような問題点があった。まず、対処要員が受け持つ警備先数の増加に伴い、上記携行ケースを複数個積載する必要が多くなってきている。それら複数の携行ケースを、単に車両の後部座席やトランクルームに積載した場合、対処要員は、一旦車から降りて任意の鍵を携行ケースから取り出さなければならないため、対処要員やその携行ケースが不審者から狙われやすかったり、その作業が煩わしいものであった。また、上記携行ケースの車両搭載を行なう場合、専用の車載スペースなどが設けられていないので、携行ケースの盗難などを容易に防止することができなかった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、警備用の携行ケースを専用の車載スペースに容易にかつ確実に収納可能にすると共に、車内での携行ケースの開閉を可能にすることにより、防犯性および作業性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる車載用携行ケース収納ラックにあっては、警備対象物等が収納され、所定の者が携行する携行ケースを自動車の車両に搭載する車載用携行ケース収納ラックであって、単数または複数の前記携行ケースを固定し、搭載するケース収納ラックと、前記ケース収納ラックを所定のスペース内で前記車両の前後方向にスライドするラックスライド手段と、前記ケース収納ラックに搭載された単数または複数の前記携行ケースそれぞれを携行ケースの開閉可能方向に前座席側にスライドする個別スライド手段と、前記個別スライド手段によって前座席側にスライドした後に、前記携行ケースを開閉可能側に回転する回転手段と、を備えたものである。
【0008】
この発明によれば、単数または複数の収納ケースを収納するラック構造により、任意の携行ケースを容易にかつ確実に装着することが可能になり、さらに積載部分を車両の前座席側にスライドし、さらに回転することにより、任意の携行ケースを車内で開閉可能になり、自動車内において携行ケースへの収納品を取り扱うことで、防犯性が確保される。
【0009】
また、請求項2にかかる車載用携行ケース収納ラックにあっては、前記ケース収納ラックは、単数または複数の前記携行ケースを前記車両の車輪と並列に、直立させて収納するものである。
【0010】
この発明によれば、請求項1において、単数または複数の携行ケースを車両の車輪と並列に、直立させて収納する構成とすることにより、車内の限られたスペースに対してコンパクトに搭載可能になり、かつ携行ケースそれぞれをスライド可能なレイアウトが実現する。すなわち、携行ケースを並行にかつ直立させるラック構成とすることで、携行ケースが積み重ねられることなく、それぞれ単独に引き出して開閉可能に搭載することが可能になる。
【0011】
また、請求項3にかかる車載用携行ケース収納ラックにあっては、前記ケース収納ラックは、異なる大きさの携行ケースを混載し、収納可能とするものである。
【0012】
この発明によれば、請求項1または2において、異なる大きさの携行ケースを混載するケース収納ラックとすることにより、携行ケースのサイズが変わってもそのサイズに適応させることが可能になる。
【0013】
また、請求項4にかかる車載用携行ケース収納ラックにあっては、前記ケース収納ラックは、車内後部に既設されている車載スペースに装着されるものである。
【0014】
この発明によれば、請求項1、2または3において、車内後部に既設されている車載スペースに車載用携行ケース収納ラックを装着することにより、乗員定数の変更といった車両の法的な変更申請が不要になり、専用車とならず、その汎用性を向上させることが可能になる。
【0015】
また、請求項5にかかる車載用携行ケース収納ラックにあっては、前記所定のスペースは、車内の後部座席を倒して形成されるスペースとするものである。
【0016】
この発明によれば、請求項1において、車内の後部座席を倒して形成されるスペースで、任意の携行ケースがセットされたラックを引き出し、さらに回転することにより、上記スペースで携行ケースの開閉作業などを行なうことが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる車載用携行ケース収納ラックの好適な実施の形態について添付図面を参照し、詳細に説明する。なお、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0018】
本発明による車載用携行ケース収納ラックは、ライトバン、ステーションワゴン、ワゴン車などの車内後部に車載スペースが設けられた車両ベースにレール部分を固定し、これにスライド(車両の前後に往復移動)する全体ベースを装着するように構成されている。全体ベースには個別にスライドする個別スライド手段を複数設け、スライド後に個別スライド手段が回転する機構を備えている。
【0019】
また、本発明の車載用携行ケース収納ラックをスライドして利用する際は、後部座席を倒して車載スペースをほぼフラットな状態にして利用する。すなわち、そのフラットな部分が携行ケースに対する収納物を出し入れする際の作業スペースとなる。以下、この車載用携行ケース収納ラックの構成および動作などについて具体的に説明する。また、この実施の形態では、携行ケースにマスターキーなどを収容して警備員が携行して用いる、いわゆるキーボックスを例にとって説明する。
【0020】
図1は、本発明の実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックを車両後部に装着した例を示す概略図である。図において、符号10はこの車載用携行ケース収納ラックが取り付けられる車両である。なお、この車両10としては、ライトバン、ステーションワゴン、ワゴン車など後部に車載スペース12が設けれているものが好ましく、たとえば日産製「ウイングロード」が使用可能である。なお、車両後部の窓(後部座席、荷室サイド、バックドア)は、外部から見えないように黒色フィルムなどによって遮光されて車内が暗くなっているため、スポットライトなどの照明器具が必要に応じて設置されている。
【0021】
また、符号11a,11bは前座席シートであり、符号20a,20b,20cは携行ケース(以下、支障のない限り単に携行ケース20と記述する)である。すなわち、この実施の形態では、携行ケース20の個数として3個分を同時に収納し、それぞれ車内で開閉作業を行なうことの可能なラックの構成を例にとっている。なお、携行ケース20は、従来より用いられている堅牢性および携帯性に優れたアタッシュケース型を成し、その略中央部分で開閉可能に構成されている。また、携行ケース20は、警備会社で定めらた所定のルールによって、荷札(番号札)や識別カード、あるいは色分けなどによってそれぞれのケースが区別できるようになっている。
【0022】
また、符号100a,100bは、図示するように、コの字状のアングル形状を成し、その内側を対向させ、車体の車載スペース12の車体ベースにボルトなどで固定される車両側レールである。このボルトといった取外しが可能な固定(溶接やリベット止めなどの永久的な固定ではない)とすることで、ラック全体を仕様変更や修理などの理由によって交換が必要になった場合に、容易に交換することができる。
【0023】
また、符号110は、携行ケース20a,20b,20cを収納し、上記一対の車両側レール100a,100bを介して車両前後方向(A方向)にスライドする全収納ラック(ケース収納ラック)である。
【0024】
図2は、図1の車載用携行ケース収納ラックにおける全収納ラック110の構成を示す説明図である。また、図3〜図5は、本発明の実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックの構成を示す説明図であり、図3は平面図、図4は正面図、図5は後部側面図である。
【0025】
これらの図において、符号111はベース用アングル、符号112はベース用アングル111に固定され、上記車両側レール100a,100bの内側に摺動可能に挿入されるコロ、符号113は固定側ベース、符号114はベース用アングル111間を固定するステーである。
【0026】
図示するように、一対のベース用アングル111はステー114によって固定されて枠体のベース形状(筐体)を成し、ステー114の上部に3つの固定側ベース113が固定される。なお、コロ112は、たとえば低摩擦係数を有する樹脂材あるいはベアリングなどで形成され、ベース用アングル112に突設された支持軸に回転可能に取り付けられている。
【0027】
また、符号115は固定側ベース113の上側に設けられ、固定側ベース113に沿ってスライドする下移動側ベース、符号120は下移動側ベース115の上側に設けられ、その上部で90回転する上移動側ベース(個別スライド手段)であり、この面に携行ケース20が載置される。符号121は鉄パイプなどで構成される固定フレーム、符号112は回転用ボス、符号116はラックスライド用ハンドル、符号123は回転用溝、符号124は回転用溝123に係合するピン、符号125a〜125dは携行ケースの脚の全部または一部分が入るように設けられたケース脚挿入穴(位置決め用穴)である。
【0028】
すなわち、下移動側ベース115には、回転用ボス112とピン124が設けられており、この回転用ボス112に上移動側ベース120の穴(不図示)を嵌合すると共に、上移動側ベース120の回転用溝123にピン124が遊嵌するように、下移動側ベース115に上移動側ベース120を重ね合わせる。これによって、回転用溝123の範囲で回転用ボス112を中心として上移動側ベース120が90度回転するように構成される。つまり、上移動側ベース120は下移動側ベース115に対して90度回転する回転テーブル(回転手段)の機能を有している。
【0029】
また、上移動側ベース120それぞれの片側には図示するように、固定フレーム121が直立して固定されている。この上移動側ベース120と固定フレーム121が一体化され、本例では3つのスライドおよび回転テーブルとして機能する。また、この上移動側ベース120と固定フレーム121の寸法を携行ケース20の大きさに適合するように設計することで、適宜変更することができる。
【0030】
また、図4・図5において、符号121a,121bは、携行ケース20を固定する方向と取り外す方向に90度回転可能であり、固定フレーム121の横側に設けられたアーム、符号130は着脱可能で、携行ケース20の上下方向の固定を行なう固定金具、符号150は携行ケース20の前後間の固定を行なうための固定用ベルトである。
【0031】
つぎに、この実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックの具体的な大きさなどについて説明する。車載用携行ケース収納ラックは、たとえば日産「ウイングロード」車の車載スペース12に搭載でき、かつ車内で携行ケース20a,20b,20cをそれぞれ個別に開閉できるように、下記のような寸法で製作した。
【0032】
図3において、収縮時(運搬時)のラック全長(La)=677mm、ラック引き出し時の最大長さ(Lb)=1207mm、車体ベースに取り付けられるレール長(Lr)=800mm、レール幅(Lwr)=1070mmとした。また、この実施の形態では、図5において、携行ケースを3個収納する幅(Lw)=705mm、2タイプの携行ケースに対応する高さH1=655mm,H2=735mmとした。なお、これらの寸法は一例であり、車両の種類に応じて適宜変更することが可能なものである。
【0033】
このように、この実施の形態では、高さの異なる携行ケース20を、2種類を混合して積載可能にしている。たとえば、図4に示すように、高さの異なる携行ケース20(H),20(L)を積載することができるように構成する。また、携行ケースの幅が異なる場合には、上移動側ベース120や固定フレーム121の寸法変更により適宜対応することも可能である。
【0034】
このように、車載用携行ケース収納ラックは、車両後部の車載スペース12に設置する。車両側レール100a,100bを車両本体にボルト締結し、確実に固定する。なお、このラックは載せ換えて再利用することもできる。この車両側レール100a,100bは、後部座席を利用可能な状態で設置することが望ましく、上記の寸法によりこれを実現する。すなわち、乗車定員などの車両の構造変更による法的な申請を不要にし、既存の乗用車に簡単に装着可能にするものである。
【0035】
つまり、上述したように構成された車載用携行ケース収納ラックは、後部座席を折りたたんだ状態で使用し、2名乗車となる。また、車載用携行ケース収納ラックは、未使用のとき(スライドしないとき)には4名乗車が可能で、ラック本体は後部座席後方に位置(収縮)させる。なお、このとき、ラックに携行ケース20の搭載は可能であるが、収容物の取りだし(スライドおよび回転)はできない。
【0036】
図6および図7は、以上のように構成された車載用携行ケース収納ラックの車両への設置状態、ラックのスライド、携行ケース20の開閉などを示す説明図である。全収納ラック110に設けられた3つの個別にスライドする3つのベース(個別スライド手段)に携行ケース20a,20b,20cを載せ、固定金具130で上部を押え、さらにアーム121a,121bをケース側にセットし、そのアーム間を固定用ベルト150を用いて固定する。この固定用ベルト150による固定と固定金具130による固定は、携行ケース20を車内で開閉できるような位置とする。
【0037】
なお、この車両に装着された車載用携行ケース収納ラックへの携行ケース20のセットアップは、たとえば安全性が確保されている警備会社などの場所において、ラックを後部側に引き寄せた状態とし、車両後部ドアを開けて外部より行なう。
【0038】
この状態で車両を運転し、所定の場所(警備先の建物や社内など)に到着した時点で、任意の携行ケース(この図6・図7では携行ケース20c)を座席側(B方向)に引き出し、さらに携行ケース20cをC方向に90度回転し、ケースを開放可能にする。この開放可能状態で携行ケース20cに収納されているマスターキーなどの取りだしを車内で行なったり、使用したマスターキーを車内で収納するといった作業を行なう。すなわち、運転席や助手席にいながらラックを手前に引き寄せて、ケースに収納された物品を取り出すといった作業を行なうことができる。
【0039】
したがって、以上のように構成された車載用携行ケース収納ラックを自動車の車載スペースに装着することにより、車両に複数の携行ケース20a,20b,20cを積載する場合でも、それらの携行ケース20a,20b,20cを容易に、かつ確実に固定することができる。また、積載部分全体(全収納ラック110)をスライド可能に構成することにより、警備員など利用者が扱いやすい位置に収納ラックを待機させることができる。
【0040】
さらに、携行ケース20を積載しない場合には、ラック部分を後ろ側にスライド(収縮)させると、車両の後部座席が利用可能になるので、その状況に応じた車両の有効利用も可能になる。また、携行ケース20を積載する部分は個別にもスライド移動し、さらに回転テーブル式になっているので、運転席(助手席)からでも携行ケースの収納物の出し入れを行なうことができる。すなわち、車外での携行ケースの開閉作業を行なう従来の方式と比較した場合、車内でこれらの作業が行なえるので、携行ケース開閉時における安全性(防犯性)が格段に向上する。
【0041】
なお、この実施の形態では携行ケース20を3個搭載する例で説明したがこれに限定されるものではなく、携行ケース20のサイズに応じて適宜変更することも可能である。また、携行ケース20に収納されるものとして、警備用のマスターキーの他に、たとえば紙幣・有価証券(株券など)、ATM(現金自動預け払い機)用現金カセット、貴金属などの貴重品が含まれる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかる車載用携行ケース収納ラック(請求項1)によれば、単数または複数の収納ケースをそれぞれ収納するラック構造としたので、任意の携行ケースを容易にかつ確実に装着することができ、また、積載部分を車両の前座席側にスライドし、さらに回転して携行ケースを開放する機構としたので、任意の携行ケースを車内で開閉可能になり、車内において警備対象物などの収納品を取り扱うことができ、車外で携行ケースの開閉を行なう従来方式に対し、全体として防犯性が向上する。
【0043】
また、本発明にかかる車載用携行ケース収納ラック(請求項2)によれば、請求項1において、単数または複数の携行ケースを車両の車輪と並列に、直立させて収納する構成としたので、車内の限られた既設のスペースに対し、コンパクトに搭載することができ、さらにそれぞれをスライドさせることが可能状態でかつ限られたスペースを有効利用することの可能なレイアウトが実現する。
【0044】
また、本発明にかかる車載用携行ケース収納ラック(請求項3)によれば、請求項1または2において、異なる大きさの携行ケースを混載するケース収納ラックとすることにより、収納物やユーザの都合などによってケースのサイズが変わってもそのサイズに比較的簡単に適応させることができる。
【0045】
また、本発明にかかる車載用携行ケース収納ラック(請求項4)によれば、請求項1、2または3において、車内の後部に設けられている車載スペースに車載用携行ケース収納ラックを装着するため、乗員定数の変更といった車両の法的な変更申請が不要になり、専用車とならず、既存の車両に最小限の追加加工で装着できるなど汎用性の高いラックを提供することができる。
【0046】
また、本発明にかかる車載用携行ケース収納ラック(請求項5)によれば、請求項1において、車内の後部座席を倒して形成されるスペースで、任意の携行ケースがセットされたラックを引き出し、回転することにより、上記スペースで携行ケースの開閉を行なうことが可能なため、車内での安全性の高い作業環境が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックを車両後部に装着した例を示す概略図である。
【図2】図1における全収納ラックの構成を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックの構成を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックの構成を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックの構成を示す後部側面図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる車載用携行ケース収納ラックにおける携行ケースのスライド例を示す説明図である。
【図7】図6のスライド移動後の携行ケースの回転例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 車両
11a,11b 前座席シート
12 車載スペース
20a,20b,20c 携行ケース
100a,100b 車両側レール
110 全収納ラック
111 ベース用アングル
112 コロ
113 固定側下ベース
114 ステー
115 下移動側ベース
120 上移動側ベース
121 固定フレーム
125a〜125d ケース脚挿入穴
130 固定金具
150 固定用ベルト

Claims (5)

  1. 警備対象物等が収納され、所定の者が携行する携行ケースを自動車の車両に搭載する車載用携行ケース収納ラックであって、
    単数または複数の前記携行ケースを固定し、搭載するケース収納ラックと、
    前記ケース収納ラックを所定のスペース内で前記車両の前後方向にスライドするラックスライド手段と、
    前記ケース収納ラックに搭載された単数または複数の前記携行ケースそれぞれを携行ケースの開閉可能方向に前座席側にスライドする個別スライド手段と、
    前記個別スライド手段によって前記車両の前座席側にスライドした後に、前記携行ケースを開閉可能側に回転する回転手段と、
    を備えたことを特徴とする車載用携行ケース収納ラック。
  2. 前記ケース収納ラックは、単数または複数の前記携行ケースを前記車両の車輪と並列に、直立させて収納することを特徴とする請求項1に記載の車載用携行ケース収納ラック。
  3. 前記ケース収納ラックは、異なる大きさの携行ケースを混載し、収納可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の車載用携行ケース収納ラック。
  4. 前記ケース収納ラックは、車内後部に既設されている車載スペースに装着されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の車載用携行ケース収納ラック。
  5. 前記所定のスペースは、車内の後部座席を倒して形成されるスペースであることを特徴とする請求項1に記載の車載用携行ケース収納ラック。
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