JP2004330385A - 棒状部材の折損検出装置 - Google Patents

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Rinichi Kurata
林一 倉田
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Bridgestone Flowtech Corp
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Bridgestone Flowtech Corp
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Abstract

【課題】ワークを支持したりワークを位置決めしたりするためのピンといった各種の棒状部材が、何らかの原因で折損した場合に、その折損を直ちに検出することができる装置を提供する。
【解決手段】内部に空洞1Aを有する棒状部材1(例えば、ワークの支持ピン等)と、空洞1Aに圧力を作用させる加圧装置2と、空洞1Aの内圧を検知する圧力検出器3とからなり、棒状部材1が折損すると空洞1Aが外部に通じるようにし、空洞1Aの内圧の減少を圧力検出器3で検知することで、折損の有無を判別できるようにした棒状部材の折損検出装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワークを支持したりワークを位置決めしたりするためのピンといった各種の棒状部材が、何らかの原因で折損した場合に、その折損を直ちに検出することができる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ワークを所定の作業位置に位置決めするために、フローティング状態で支持されたピンが使用されている。即ち、図3に示す位置決め装置は、位置決めピン11を支持手段12によってフローティング状態で待機させるようにしたものであり、位置決めピン11の上にワーク10が搬送されると、ワーク10の開口部10Aに位置決めピン11が嵌まり込むようになっている。
【0003】
そして、正確な位置決めは、支持手段12の下面に設けられた凹部12Aにシリンダ13によって進退駆動される球体14が当接して押圧した際の、凹部12Aの中心点に嵌まり込もうとする球体14の求心移動動作によって行われる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実開平5−88776号公報 (第2頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、位置決めピン11には、開口部10Aに嵌まり込んだ後のワーク10の搬送に伴う剪断力、球体14の求心移動動作に伴う剪断力が作用するため、位置決めピン11が折損する場合がある。その場合、ワークが所定の作業位置に位置決めされないために不具合を生ずることとなるが、特許文献1に記載の位置決め装置には、位置決めピン11の折損を検出する機能がない。
【0006】
また、位置決めピン以外にも、ワークを支持するためのピンや、穴あけのためのドリル、射出成形に使用するピン等、各種の棒状部材があるが、どれも折損は問題であり、その早期の検出が求められている。そのため、各種のセンサ(ファイバーセンサ、レーザーセンサ、視覚センサ等)を使用して管理することも行われているが、センサでは誤認が生じやすいという欠点があった。
【0007】
そこで本発明は、棒状部材の折損によって発生する数々の不具合を未然に防止すべく、棒状部材の折損を確実に検出する装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、内部に空洞を有する棒状部材と、空洞に圧力を作用させる加圧装置と、空洞の内圧を検知する圧力検出器とからなり、棒状部材が折損すると空洞が外部に通じるようにした棒状部材の折損検出装置に係るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の棒状部材の折損検出装置は、内部に空洞を有する棒状部材を使用するものである。即ち、ピンやドリル等の各種の棒状部材について、予め空洞を有するものを使用するか、中実の棒状部材に空洞を設けてから使用するのである。この空洞は、折損が懸念される位置に設けられ、加圧装置からの圧力が作用するようなものであれば何でもよいが、一般的には、棒状部材の根元側を開口部とし、棒状部材の中心軸に沿って、奥が棒状部材の先端付近まで達するものである。
【0010】
また、空洞には加圧装置によって圧力を作用させるが、一般的には、ポンプから空洞に空気を送り、ある程度の圧力になったら閉回路で保持するようにする。そして、空洞内の圧力は、棒状部材の根元側とポンプとを結ぶ配管上に設けた圧力計等の圧力検出器によって検知できるようにしておく。
【0011】
このような棒状部材の折損検出装置において、棒状部材に何ら異常がない場合には、圧力検出器が示す棒状部材の空洞内の圧力に変化はない。即ち、加圧装置によって作用している初期の圧力が維持される。ところが、棒状部材に折損が生じた場合には、折損部分において空洞が露出して外部に通じるようになる。そのため、空気等の内部流体が漏れ出し圧力が下がる。
【0012】
従って、圧力検出器が示す圧力を監視することで、棒状部材の折損の有無が判別できる。そして、圧力検出器が異常値(低圧)を示した場合には、ワークの搬送装置等を直ちに手動で停止させるか、圧力検出器の値と連動して自動的に停止させるようにすることで、不具合の発生を事前に回避できる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の棒状部材の折損検出装置における最良の実施の形態を、図面をもって説明する。図1及び図2は、本発明の棒状部材の折損検出装置の一例を示す概念図であって、図1は棒状部材が折損していない正常時の状態、図2は棒状部材が折損している異常時の状態を示すものである。
【0014】
図1及び図2に示す実施例は、2個のワーク10の開口部10Aを、2個の棒状部材1でそれぞれ支持するようになっており、各棒状部材1の内部は空洞1Aを有している。この空洞1Aには、ポンプPと配管とからなる加圧装置2が接続されており、配管には、空洞1Aの内圧を検知する圧力検出器3が取り付けられている。
【0015】
従って、図1に示す正常時の状態では、空洞1Aに加圧装置2の圧力(高圧)がそのまま作用し、各棒状部材1の内部にある空洞1Aが高圧であることが、圧力検出器3によって検知される。そのため、圧力検出器3の示す圧力が高圧に維持されていることを監視することによって、各棒状部材1が正常(折損していない状態)であることが容易に確認できる。
【0016】
一方、何らかの原因で棒状部材1が折損した場合には、その棒状部材1の折損によって本来は内部にあった空洞1Aが露出するようになる。すると、図2に示すように、棒状部材1の空洞1Aがワーク10の開口部10Aを通って外部につながり、空洞1Aの内圧が解放される。
【0017】
従って、図2に示す異常時の状態では、加圧装置2の圧力(高圧)が外部に抜けることとなり、少なくとも一方の棒状部材1の空洞1Aが低圧であることが、圧力検出器3によって検知される。そのため、圧力検出器3の示す圧力が低圧に変化していれば、棒状部材1の少なくとも一方が異常(折損している状態)であることが判明する。
【0018】
【発明の効果】
本発明の棒状部材の折損検出装置は、内部に空洞を有する棒状部材と、空洞に圧力を作用させる加圧装置と、空洞の内圧を検知する圧力検出器とからなり、棒状部材が折損すると空洞が外部に通じるので、空洞の内圧の減少を圧力検出器で検知することで、折損の有無を簡単に判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の棒状部材の折損検出装置の一例を示す概念図であって、棒状部材が折損していない正常時の状態を示すものである。
【図2】図2は、本発明の棒状部材の折損検出装置の一例を示す概念図であって、棒状部材が折損している異常時の状態を示すものである。
【図3】図3は、公知の位置決め装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥棒状部材
1A‥空洞
2‥加圧装置
3‥圧力検出器
10‥ワーク
10A‥開口部
11‥位置決めピン
12‥支持手段
12A‥凹部
13‥シリンダ
14‥球体

Claims (1)

  1. 内部に空洞(1A)を有する棒状部材(1)と、空洞(1A)に圧力を作用させる加圧装置(2)と、空洞(1A)の内圧を検知する圧力検出器(3)とからなり、棒状部材(1)が折損すると空洞(1A)が外部に通じることを特徴とする棒状部材の折損検出装置。
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