JP2004330307A - 組立式内面ブローチ - Google Patents

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Soichi Sumiya
宗一 角谷
Yasuhiro Murai
康弘 村井
Akishi Hayashi
明志 林
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Abstract

【課題】高硬度材の加工に使用される切れ刃の逃げ面が、フォームリリーフで形成され、ストレートランドが無い組立式内面ブローチにおいて、すくい面を再研削することによりブローチの外径寸法が減少しても、減少した外径を補うことができ、長寿命な組立式内面ブローチを提供。
【解決手段】合金鋼の本体5の外周面51に長手方向に複数の溝6、14、15を形成し、各溝に超硬合金製の切れ刃30を有するブレード7、10、11を該溝に植設し、ブレード7、10、11底面に本体5との間に合金鋼のスペーサ9、12、13、又はシムなどの寸法調整部材がが挿入され、ブレード7、10、11の固定はセットボルト8、16、17で行う。図2に示すように、切れ刃30はボール溝形状のフォーム上がりとし、チッピング防止のためすくい角θは−10°とした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は大径の内歯車などのブローチ加工に用いられる組立式内面ブローチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の組立式内面ブローチとしては、例えば特許文献1あるいは特許文献2に記載するように、大径の内歯車などのブローチ加工に用いられている。こうしたブローチは、通常図4(特許文献1に第2図として記載)に示すように、本体1に設けた溝4に仕上げ用切れ刃27を有するブレード2をはめ込み、セットボルト3で固定する構造である。このような仕上げ用ブローチの切れ刃27は、一般的に図5(特許文献2に第3図として記載)に示すように、切れ刃24のすくい面21と逃げ面22の間に逃げ角を0°にしたストレートランド23を設けている。これにより、切れ刃が損耗したときにすくい面21を再研削し、すくい面21が点線で示すすくい面 210の位置まで後退しても、外径をなすストレートランド23の範囲内であれば、外径寸法変化が無いようにし、切れ刃23が損耗しても、すくい面21を再研削すれば、外径をなすストレートランド23の範囲内であれば、元の外径寸法に加工できるようにすることが多い。
【0003】
【特許文献1】実公平1−12904号公報 第2図
【特許文献2】特開昭57−57876号公報 第3図
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、硬度が45〜65HRCといった高硬度材の加工に使用される従来の組立式内面ブローチでは、図2に示すような仕上げ用ブローチの切れ刃30の逃げ面25がフォームリリーフで形成され、ストレートランドが無い、即ち切れ刃30の逃げ面28が逃げ角βを有する傾斜面で形成され、ストレートランドが無いブローチを使用する場合が多いが、すくい面25を再研削してすくい面25が点線で示すすくい面26の位置まで後退すると、加工品の外径寸法がWで示す分だけ小さくなるため、加工品の寸法公差幅が小さい場合には再研削できる回数が少なく、このため、切れ刃が損耗したときにすくい面を再研削すると寸法変化で切れ味が低下し、高硬度材の加工などに適用すると逃げ面28の擦りにより良好な切削面が得られないという問題がある。特に、ブレード材質に超硬合金やCBNなどを使用した仕上げ用ブローチでは、最終仕上げ精度が高いので、再研削で外径が減るとすぐ使用に耐えなくなるという課題があった。またブレード材質に超硬合金やCBNなどの高価な材料を使用する場合、コスト面で深刻な課題があった。高硬度材の仕上げ用ブローチ加工においては、逃げ角0°とし、図5に示すようなストレートランドをつけるると、逃げ面のこすり、擦りが異常に大きくなり、加工面の粗さが悪化するため、ストレートランドをつけることができない。
【0005】
本発明の課題は、かかる従来の課題を解決した、硬度が45〜65HRCといった高硬度材の加工に使用される仕上げ用ブローチの切れ刃の逃げ面が、フォームリリーフで形成された組立式内面ブローチにおいて、仕上げ用ブローチの切れ刃のすくい面を再研削することにより組立式内面ブローチの外径寸法が減少しても、減少した外径を補うことができ、長寿命な組立式内面ブローチを提供することにある。
本発明の別の課題は、硬度が45〜65HRCといった高硬度材の加工に使用される仕上げ用ブローチの切れ刃の逃げ面が、フォームリリーフで形成され、ストレートランドが無い組立式内面ブローチにおいて、仕上げ用ブローチの切れ刃のすくい面を再研削することにより組立式内面ブローチの外径寸法が減少しても、減少した外径を補うことができ、長寿命な組立式内面ブローチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決する手段】このため本発明は、硬度が45〜65HRCといった高硬度材を仕上げ加工する、本体の外周面に長手方向に複数の溝を形成し、切れ刃を有するブレードを該溝に植設した組立式内面ブローチにおいて、前記ブレード底面にシム、スペーサなどの寸法調整部材を挿入したことを特徴とする組立式内面ブローチによって、上述した課題を解決した。
【0007】
【発明の効果】かかる構成により、切れ刃を有するブローチの切れ刃の損耗が進行すると、すくい面を再研削することにより、摩耗部を取り除き、切れ刃を再生して使用できる。このとき、切れ刃の逃げ面がフォームリリーフで形成され、逃げ角の勾配により、ブローチ寸法は径方向でマイナスとなるが、この径方向寸法のマイナスを、前記ブローチのブレード底面にシム、スペーサなどの寸法調整部材を挿入して調節できる。これにより、ブローチ再研削後もねらいの寸法に加工することができ、すくい面を再研削することにより組立式内面ブローチの外径寸法が減少しても、減少した外径を補うことができ、長寿命な組立式内面ブローチを提供するものとなった。
【0008】
好ましくは、前記仕上げ加工用切れ刃の逃げ面が逃げ角を有する傾斜面で形成され、ストレートランドが無い組立式内面ブローチにおいても、上記した発明の効果を奏する。
特に切れ刃を形成したブレード材質が、超硬合金、またはCBNである組立式内面ブローチにおいては、再研削回数を増やすことにより、大きなコストメリットが得られた。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の組立式内面ブローチの、(a)は図でみて左半分が概略側面図、右半分が概略断面図を示し、(b)は(a)のA−A部の拡大断面図を示す。図2は、図1のブローチの組立式内面ブローチの切れ刃の要部拡大側面図、図3は図1のブローチが加工する被切削ワークの上面図を示す。本発明の実施の形態の組立式内面ブローチは、硬度が45〜65HRCの高硬度材の仕上げ加工用ブローチに適しており、合金鋼の本体5の外周面51に長手方向に複数の溝6、14、15を形成し、各溝に超硬合金製の切れ刃30を有するブレード7、10、11を該溝に植設し、ブレード7、10、11底面と本体5との間に合金鋼のスペーサ9、12、13、又は代わりにシムなどの寸法調整部材がが挿入され、切れ刃30を有するブレード7、10、11の固定はセットボルト8、16、17で行う。図2に示すように、仕上げ加工用切れ刃30はボール溝形状のフォーム上がりとし、チッピング防止のためすくい角θは−10°とした。高硬度材の仕上げ用ブローチ加工においては、図2でみて、逃げ面28の逃げ角βを0°とし、図5に示すようなストレートランドをつけると、逃げ面のこすり、擦りが異常に大きくなり、加工面の粗さが悪化するため、ストレートランド無しとしている。
【0010】
図3は図1のブローチが加工する被切削ワークの上面図で、半円筒面のボール溝18、19、20が図1のブローチで、仕上げブローチ加工される。前加工で仕上げ代を残してブローチ加工され、熱処理後に超硬切れ刃をもつブローチにて仕上げブローチ加工する。図2に仕上げ加工用ブローチ切れ刃30の拡大した側面図を示す。図3の被切削ワークは60HRCの高硬度材料のため、切れ刃30を有するブレード7、10、11は超硬合金としている。こうしたブレードの切れ刃30が損傷した際には、すくい面25を研削して切れ刃の再生を行うことができるが、逃げ面28には、フォームリリーフによる逃げ角βが付いているので、切れ刃寸法がフォームに沿ってマイナスとなる。すくい面25を再研削により点線で示す26としたときの寸法マイナスwにより、加工対象物が公差範囲から外れた場合、従来ブローチではブレードを廃棄していた。本願の実施の形態の組立式内面ブローチでは、スペーサー9、12、13、又はシムを、追加又は取り替えて、この寸法マイナス分を補い、切れ刃30を有するブレード7、10、11を再利用するようにした。
ブレード7、10、11の固定は図1(b)の方式にこだわらず、楔などを用いた、他の方式でも良い。また、スペーサー9、12、13にテーパ部を設けて、ブレード高さの微調整ができるようにしても良い。要するに、ブレードの切れ刃再研削後の寸法調整するため、ブレードと本体の間に調整手段を設けることが重要である。
【0011】
〔実施の形態の効果〕本発明の実施の形態の組立式内面ブローチにおいて、かかる構成により、切れ刃を有するブローチの切れ刃の損耗が進行すると、すくい面を再研削することにより、摩耗部を取り除き、切れ刃を再生して使用できる。このとき、切れ刃の逃げ面がフォームリリーフで形成され、逃げ角の勾配により、ブローチ寸法は径方向でマイナスとなるが、この径方向寸法のマイナスを、前記ブローチのブレード底面にシム、スペーサなどの寸法調整部材を挿入して調節できる。これにより、ブローチ再研削後もねらいの寸法に加工することができ、すくい面を再研削することにより組立式内面ブローチの外径寸法が減少しても、減少した外径を補うことができ、再研削回数を増やすことができるようになり、長寿命な組立式内面ブローチを提供するものとなった。
【0012】
好ましくは、前記仕上げ加工用切れ刃の逃げ面が逃げ角を有する傾斜面で形成され、ストレートランドが無い組立式内面ブローチにおいても、上記した発明の効果を奏する。
特に切れ刃を形成したブレード材質が、超硬合金、またはCBNである組立式内面ブローチにおいては、再研削回数を増やすことにより、大きなコストメリットが得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である組立式内面ブローチの、(a)は図でみて左半分が概略側面図、右半分が概略断面図を示し、(b)は(a)のA−A部の拡大断面図を示す。
【図2】図1のブローチの組立式内面ブローチの切れ刃の要部拡大側面図。
【図3】図1のブローチが加工する被切削ワークの上面図。
【図4】従来の組立式内面ブローチの切れ刃部の図1(b)に対応する拡大断面図を示す。
【図5】従来の組立式内面ブローチの切れ刃の要部拡大側面図。
【符号の説明】
5・・本体 6、14、15・・溝
7、10、11・・切れ刃を有するブレード
9、12、13・・スペーサ又はシムなどの寸法調整部材 28・・逃げ面・・51・・外周面 β・・逃げ角

Claims (3)

  1. 硬度が45〜65HRCといった高硬度材を仕上げ加工する、本体の外周面に長手方向に複数の溝を形成し、切れ刃を有するブレードを該溝に植設した組立式内面ブローチにおいて、前記ブレード底面にシム、スペーサなどの寸法調整部材を挿入したことを特徴とする組立式内面ブローチ。
  2. 前記切れ刃の逃げ面が逃げ角を有する傾斜面で形成され、ストレートランドが無いことを特徴とする請求項1に記載の組立式内面ブローチ。
  3. 前記切れ刃を形成したブレード材質が超硬合金、またはCBNであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の組立式内面ブローチ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210048A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Nachi Fujikoshi Corp 外歯車加工用ポットブローチホルダ
CN105215469A (zh) * 2015-11-04 2016-01-06 恒锋工具股份有限公司 一种复合式硬质合金拉刀

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