JP2004330080A - Steam-jet injection device for crush drying - Google Patents
Steam-jet injection device for crush drying Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004330080A JP2004330080A JP2003129308A JP2003129308A JP2004330080A JP 2004330080 A JP2004330080 A JP 2004330080A JP 2003129308 A JP2003129308 A JP 2003129308A JP 2003129308 A JP2003129308 A JP 2003129308A JP 2004330080 A JP2004330080 A JP 2004330080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steam
- temperature gas
- injection
- gas
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Disintegrating Or Milling (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気ジェット式粉砕乾燥機に用いられる蒸気ジェット噴射装置、詳しくは、蒸気噴射ノズルから噴射される超音速の蒸気と共に高温気体を処理槽に噴入し、該処理槽内で原料を粉砕及び乾燥させるための蒸気ジェット噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の蒸気ジェット噴射装置として、特許文献1(特許第2901951号公報)に記載のものがある。この蒸気ジェット噴射装置は、図1に概要を示すように、蒸気噴射ノズル50とエジェクタ51とを一体化し、蒸気噴射ノズル50からの噴射圧を利用してエジェクタ51により高温気体を吸引し、高温気体を蒸気噴射ノズル50からの超音速の蒸気と共にエジェクタ51の噴射口52から噴出するようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特許第2901951号公報(第3頁、図8)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これによると次のような問題点があった。
▲1▼ エジェクタにより高温気体を吸引するに当たり、高温気体発生源であるバーナとエジェクタの吸引口とを接続しなければならないが、エジェクタとバーナとを直結すると、エジェクタの吸引により炎の周辺部が失火し、いわゆる生ガスとなってしまうため、図1に示すようにエジェクタ51とバーナ53との間に、完全燃焼させるための蓄炉54が必要である。そのため、これらの部分でトラブルが起こりやすい。
▲2▼ 蒸気噴射ノズル50とエジェクタ51とは微妙な位置調整が必要であることから、図2に示すように、蒸気噴射ノズル50をエジェクタ51に対して前後にスライドできる構造にしなければならず、これらの間の隙間55からドレン水が漏水する。
▲3▼ 蒸気噴射ノズル50からの蒸気噴射圧を利用してエジェクタ51にて高温気体の吸引を行うため、エジェクタ51の噴射口52からの混合ガス噴射圧は、蒸気噴射ノズル50からの蒸気噴射圧よりも低圧となり、最大で0.1MPa程度にしかならず、処理槽内での粉砕力として充分とは言えない。処理槽からのガス出口経路上に何らかの圧力損失を発生するものが存在すると、エジェクタ51にとってそれが背圧となり、吸引量が激減する。これが二次的に処理槽内での粉砕力・撹拌力に影響する。
▲4▼ エジェクタ51とバーナ53との間に蓄炉54が介在し、しかもエジェクタ51による高温気体の吸引量が蒸気噴射ノズル50からの蒸気噴射圧に依存するため、処理槽内へ噴入する高温の混合ガスの圧や量や温度などが、蒸気噴射圧の変動により大きく変動する。また、蒸気量と高温気体との混合割合を簡単に変えられない。
【0005】
本発明の目的は、従来のこのような問題点を解決すること、すなわち蓄炉が不要であるに加え、蒸気噴射ノズルの位置調整も不要で、ドレン水の漏水がなく、しかも高温の混合ガスを充分に高い粉砕圧として処理槽内に噴入できるとともに、圧力変動が少なく、かつ蒸気量と高温気体との混合割合を簡単に変更できる粉砕乾燥用蒸気ジェット噴射装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、蒸気噴射ノズルから噴射される超音速の蒸気と共に高温気体を処理槽に噴入し、該処理槽内で原料を粉砕及び乾燥させるための蒸気ジェット噴射装置であって、蒸気噴射ノズルからの超音速の蒸気と同時に高温気体を熱風として処理槽内に吹き込む高温気体送風系と、これと併行して空気を吹き込む空気送風系とを備えたことを特徴とする。
【0007】
本発明では、エジェクタを用いることなく、蒸気噴射ノズルからの蒸気噴射圧とは無関係に高温気体を高温気体送風系から熱風として処理槽内に吹き込むとともに、同時に空気送風系から空気も吹き込む。エジェクタを用いないので、それを用いることによる上述した各種の問題を解決できる。蒸気噴射ノズルからの蒸気噴射と高温気体送風系による高温気体の送風とは別々であるため、互いに圧力変動の影響を受けなく、しかも蒸気量と高温気体との混合割合を簡単に変更できる。処理槽内に送り込むガスが、蒸気と高温気体の熱風だけでは、処理槽内で原料を撹拌する撹拌力が弱いが、空気送風系から併行して空気を吹き込むことにより、撹拌を助長できる。また、このように吹き込んだ空気は、処理槽内で蒸発した水分や吹き飛んだミスト等を槽外へ運び出すキャリアガスとしての働きもする。
更に、本発明では、蓄炉が不要であるため安価となる。また、空気送風系から吹き込む空気量もブロアの回転数をインバータなどで簡単に変更できるため、いろいろなタイプの乾燥をすることができる。
【0008】
本発明は次のような形態にすることが好ましい。
蒸気噴射ノズルは、処理槽の原料供給口の近くに設けられたガス噴入口に向かってその近距離から超音速の蒸気を噴射し、高温気体送風系及び空気送風系は、蒸気噴射ノズルとガス噴入口の間から該ガス噴入口を通じ高温気体及び空気をそれぞれ吹き込む。その具体的態様では、蒸気噴射ノズルとガス噴入口との間に短い噴入管路が形成され、高温気体送風系及び空気送風系は、この噴入管路の途中に開口している。
【0009】
このようにすると、蒸気噴射ノズルからの蒸気噴射圧を維持したまま、高温気体及び空気をガス噴入口から処理槽内に同時に噴入できるとともに、原料供給口から投入された原料をその噴射圧によって粉砕及び撹拌できる。
【0010】
噴入管路内には、蒸気噴射ノズルからの蒸気の噴流と、高温気体送風系からの高温気体の流れとを仕切る仕切部が設けられている。
【0011】
このようにすると、蒸気噴射ノズルからの蒸気噴流が当たらない空間部分に原料が滞留することや、原料が高温気体送風系へ逆流することを防止できる。
【0012】
高温気体送風系と空気送風系とは、前者を内、後者を外とする内外二重の管路を形成すると、前者の管路からの熱損失を防止できるとともに、高温となる前者の管路を冷却して保護でき、しかもその際の熱交換により後者の管路の空気を温めて処理槽内へ吹き込むことができる。内外二重の管路の間に放熱部を設ければ、それが一層効果的である。
【0013】
処理槽の胴部を円形として、ガス噴入口をその円形胴部の下端部一側に設ければ、処理槽内に噴入された蒸気、高温気体及び空気が原料に遠心力を与えながら円形胴部に沿って旋回するので、粉砕・撹拌・乾燥を効率よく行える。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0015】
図3において、処理槽1は、円形胴部1aと両側の側板部1bとからなるドラム状で、その円形胴部1aの最下端部1cの近くには、胴部1aを部分的に欠如したガス噴入口2が形成されている。このガス噴入口2には、その外側において短い噴入管3が接続され、この噴入管3の中心線3o−3oは、円形胴部1aの最下端部1cでの接線と平行になっている。
【0016】
噴入管3の一端(外端)内部には蒸気噴射ノズル4が設置されている。この蒸気噴射ノズル4は、噴入管3の外部においてフランジ継手3aにより噴入管3に固定され、図示しない蒸気供給配管を通じて高圧の蒸気を供給される。蒸気噴射ノズル4の先端の蒸気噴射口4aは、噴入管3の中心線3o−3oに指向しており、噴射された蒸気は、超音速の飽和蒸気流として中心線3o−3oに沿ってガス噴入口2から処理槽1内に直接噴入される。
【0017】
この噴入管3の周壁には、蒸気噴射ノズル4の蒸気噴射口4aとガス噴入口2との中間位置において送風口5が形成され、本例では、この送風口5の中心線5o−5oは噴入管3の中心線3o−3oと直角になっている。
【0018】
この送風口5には、高温気体送風系の高温気体送風管6と空気送風系の空気送風管7とが、前者を内、後者を外とする内外二重の管路にして、送風口5の外側において接続されている。高温気体送風管6は、送風口5の中心線5o−5oと中心線が一致する直管6aとエルボ付きレデューサ6bとを空気送風管7内で接続し、このレデューサ6bを空気送風管7の途中でその外部のバーナ8と接続したもので、直管6aの先端は送風口5の中央で開口し、レデューサ6bは空気送風管7の途中のバーナ配管接続口7aに固定されている。バーナ8からの高温気体は高温気体送風管6へ噴入され、この高温気体送風管6から更に噴入管3内へその途中において吹き込まれる。
【0019】
空気送風管7は、フレキシブルホース9を介してブロア10に接続されており、ブロア10からの常温空気は、空気送風管7内で高温気体送風管6を冷却してこれを高熱から保護するとともに、その際の熱交換で温められて温風となって高温気体送風管6から高温気体と共に噴入管3内に吹き込まれる。空気送風管7は高温気体送風管6からの熱損失を防止する役目もする。
【0020】
なお、送風口5の形状を方形とした場合、その開口幅は、蒸気噴射ノズル4からの蒸気噴流の断面径に対して遙かに大きいので(例えば、蒸気噴流の断面径を10mmとすると、送風口5の開口幅は100mm以上)、蒸気噴流によって送風口5からの吸引力は生じない。
【0021】
図示していないが、処理槽1には、図に向かって背面側の側板部1bの下端部分に原料供給口が形成されている。この原料供給口とガス噴入口2とは、開口面がほぼ直角の関係になっているが、距離は近いため(例えば30cm以内)、脱水ケーキ等の原料は、ガス噴入口2の脇からその直前へと処理槽1内に供給される。
【0022】
この蒸気ジェット噴射装置は以上のように構成されているので、蒸気噴射ノズル4から噴射された蒸気は、超音速の飽和蒸気噴流となって間近のガス噴入口2から処理槽1内に真っ直ぐに直接噴入され、また高温気体送風管6からの高温気体(熱風)と空気送風管7からの空気(温風)は、噴入管3中を真っ直ぐ通り抜ける超音速の飽和蒸気噴流に対して、ほぼ直角の流れで噴入管3の途中からその中に吹き込まれ、超音速の飽和蒸気噴流に従ってガス噴入口2から処理槽1内に同時に噴入される。
【0023】
従って、超音速の飽和蒸気と、高温気体及び若干温められた空気とは、ガス噴入口2から処理槽1内に混合しながら噴入され、その混合流は、原料供給口から投入された原料を超音速の蒸気噴射による噴射圧力及び衝撃波で直接粉砕し、原料を遠心力により処理槽1の円形胴部1aの内周に沿って旋回して撹拌しつつ、高温気体及び飽和蒸気による潜熱と顕熱の両方により乾燥させる。空気送風管7からの空気は、処理槽1内での撹拌を助長するとともに、処理槽1内で蒸発した水分や吹き飛んだミスト等を槽外へ運び出すキャリアガスとして機能する。
【0024】
粉砕乾燥された処理物は、処理槽1に設けられた図示しない排出口から、該排出口に接続された配管を通じて図示しないサイクロン式捕集器へ送られ、乾燥した粒状の処理物として回収される。
【0025】
図4に示すように、蒸気噴射ノズル4からの蒸気噴流の下側で、蒸気噴射ノズル4の先端からガス噴入口2までの空間に仕切板11を設置し、高温気体送風管6からの高温気体は、この仕切板11の下側を通って処理槽1内に入り、空気送風管7からの空気は、この仕切板11の上方へと流れ出る構造とすれば、蒸気噴射ノズル4からの蒸気噴流が当たらない空間部分に原料が滞留することや、原料が高温気体送風管6へ逆流してこれが詰まることを防止できる。
【0026】
また、図5に示すように、高温気体送風管6と空気送風管7との間に放熱板12を放射状に設ければ、高温気体送風管6に対する保護効果を高めることができる。
【0027】
なお、ガス噴入口2を図3に示したような位置にして、蒸気噴射ノズル4からの蒸気噴流をここから処理槽1内に噴入すれば、処理槽1内での蒸気噴流による遠心力は、蒸気噴流が処理槽1の胴部1aに沿って一周してきたガス噴入口2で最も弱くなり、しかもこのガス噴入口2で胴部1aの円形が崩れるので、高温気体送風管6からの高温気体及び空気送風管7からの空気を処理槽1内に吹き込む位置としては、このガス噴入口2から吹き込むのが好適であるが、高温気体送風管6からの高温気体及び空気送風管7からの空気は、蒸気噴射ノズル4からの蒸気噴流とは別の位置から吹き込む構造にすることを妨げるものではない。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、エジェクタを用いることなく、蒸気噴射ノズルからの蒸気噴射圧とは無関係に高温気体を高温気体送風系から熱風として処理槽内に吹き込むとともに、同時に空気送風系から空気も吹き込むので、次のような効果がある。
▲1▼ 従来のような蓄炉が不要である。蓄炉を設けることによるトラブルが無くなる。
▲2▼ 蒸気噴射ノズルの位置調整が不要で、蒸気噴射ノズルを定位置に固定できるため、蒸気噴射ノズルの設置位置でドレン水の漏水が生じない。
▲3▼ 高温の混合ガスを充分に高い粉砕圧として処理槽内に噴入できる。従来は最大で0.1MPa程度であったが、1MPaでも2MPaでも可能となる。通常は0.3〜0.5MPa程度で足りるので、破砕力を従来に比べ3〜5倍にすることができる。
▲4▼ 噴流の圧力変動が少なく、かつ蒸気量と高温気体との混合割合を簡単に変更できる。
【0029】
請求項2及び3に係る発明によれば、蒸気噴射ノズルからの蒸気噴射圧を維持したまま、その噴射圧によって高温気体及び空気をガス噴入口から処理槽内に同時に噴入できるとともに、原料供給口から投入された原料をその噴射圧によって粉砕及び撹拌できる。
【0030】
請求項4に係る発明によれば、蒸気噴射ノズルからの蒸気の噴流と、高温気体送風系からの高温気体の流れとを仕切るので、蒸気噴射ノズルからの蒸気噴流が当たらない空間部分に原料が滞留することや、原料が高温気体送風管へ逆流してこれが詰まることを防止できる。
【0031】
請求項5に係る発明によれば、高温気体送風系と空気送風系とを、前者を内、後者を外とする内外二重の管路としたので、前者の管路からの熱損失を防止できるとともに、高温となる前者の管路を冷却して保護でき、しかもその際の熱交換により後者の管路の空気を温めて処理槽内へ吹き込むことができる。請求項6に係る発明によれば、内外二重の管路の間に放熱部を設けたので、一層効果的である。
【0032】
請求項7に係る発明によれば、処理槽の胴部を円形として、ガス噴入口をその円形胴部の下端部一側に設けたので、処理槽内に噴入された蒸気、高温気体及び空気が原料に遠心力を与えながら円形胴部に沿って旋回するため、粉砕・撹拌・乾燥を効率よく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の概要構成図である。
【図2】その一部の拡大図である。
【図3】本発明の一実施例の一部切断した構成図である。
【図4】その一部分の変形例を示す概要構成図である。
【図5】高温気体送風管と空気送風管との間に放熱板を設けた例の斜視図である。
【符号の説明】
1 処理槽
1a 胴部
1b 側板部
1c 最下端部
2 ガス噴入口
3 噴入管
3a フランジ継手
4 蒸気噴射ノズル
4a 蒸気噴射口
5 送風口
6 高温気体送風管
6a 直管
6b レデューサ
7 空気送風管
7a バーナ配管接続口
8 バーナ
9 フレキシブルホース
10 ブロア
11 仕切板
12 放熱板[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a steam jet injection device used for a steam jet pulverizer / dryer, more specifically, a high-temperature gas is injected into a processing tank together with supersonic steam injected from a steam injection nozzle, and the raw material is injected into the processing tank. The present invention relates to a steam jet injection device for crushing and drying.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as this type of steam jet injection device, there is one described in Patent Document 1 (Japanese Patent No. 2901951). As shown in FIG. 1, this steam jet injection device integrates a
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2901951 (page 3, FIG. 8)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, this has the following problems.
(1) When a high-temperature gas is sucked by the ejector, the burner, which is a high-temperature gas generating source, and the suction port of the ejector must be connected. Since a misfire occurs and becomes so-called raw gas, a
{Circle around (2)} Since the
{Circle around (3)} Since the
{Circle around (4)} Since the
[0005]
An object of the present invention is to solve such a conventional problem, that is, in addition to the necessity of a storage furnace, no adjustment of the position of a steam injection nozzle is required, there is no leakage of drain water, and a high-temperature mixed gas is used. To provide a pulverizing / drying steam jet injection device which can be injected into a treatment tank at a sufficiently high pulverizing pressure, has a small pressure fluctuation, and can easily change the mixing ratio between the steam amount and the high-temperature gas.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is a steam jet injection device for injecting a high-temperature gas into a processing tank together with supersonic steam injected from a steam injection nozzle, and crushing and drying the raw material in the processing tank. A high-temperature gas blowing system that blows high-temperature gas as hot air into the processing tank at the same time as supersonic steam from the air, and an air blowing system that blows air in parallel with the high-temperature gas blowing system.
[0007]
In the present invention, a high-temperature gas is blown into the processing tank as hot air from the high-temperature gas blowing system regardless of the steam injection pressure from the steam injection nozzle without using an ejector, and at the same time, air is also blown from the air blowing system. Since the ejector is not used, the various problems described above caused by using the ejector can be solved. Since the steam injection from the steam injection nozzle and the blowing of the high-temperature gas by the high-temperature gas blowing system are separate from each other, they are not affected by the pressure fluctuation, and the mixing ratio between the steam amount and the high-temperature gas can be easily changed. When the gas sent into the processing tank is only hot air of steam and high-temperature gas, the stirring power for stirring the raw material in the processing tank is weak, but the stirring can be promoted by blowing air in parallel from the air blowing system. The air blown in this way also functions as a carrier gas that carries moisture evaporated in the processing tank, blown-off mist, and the like to the outside of the tank.
Further, in the present invention, since a furnace is not required, the cost is low. In addition, the amount of air blown from the air blowing system can be easily changed by an inverter or the like, so that various types of drying can be performed.
[0008]
The present invention preferably has the following forms.
The steam injection nozzle injects supersonic steam from a short distance toward the gas injection port provided near the raw material supply port of the processing tank.The high-temperature gas blowing system and the air blowing system High-temperature gas and air are blown through the gas injection ports from between the injection ports. In the specific embodiment, a short injection pipe is formed between the steam injection nozzle and the gas injection port, and the high-temperature gas blowing system and the air blowing system are opened in the middle of the injection pipe.
[0009]
With this configuration, while maintaining the steam injection pressure from the steam injection nozzle, high-temperature gas and air can be simultaneously injected from the gas injection port into the processing tank, and the raw material supplied from the raw material supply port is changed by the injection pressure. Can be crushed and stirred.
[0010]
A partition is provided in the injection pipe to separate the jet of steam from the steam injection nozzle and the flow of hot gas from the hot gas blowing system.
[0011]
With this configuration, it is possible to prevent the raw material from staying in the space where the steam jet from the steam injection nozzle does not hit, and prevent the raw material from flowing back to the high-temperature gas blowing system.
[0012]
The high-temperature gas blowing system and the air blowing system form the inner and outer double pipes with the former inside and the other outside, which can prevent heat loss from the former pipe and increase the temperature of the former pipe. Can be protected by cooling, and the air in the latter pipe can be heated and blown into the processing tank by heat exchange at that time. If a heat radiating portion is provided between the inner and outer double pipes, it is more effective.
[0013]
If the body of the processing tank is circular and the gas injection port is provided on one side of the lower end of the circular body, the steam, high-temperature gas and air injected into the processing tank will be circular while applying centrifugal force to the raw material. Since it turns along the body, crushing, stirring and drying can be performed efficiently.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
In FIG. 3, the
[0016]
A steam injection nozzle 4 is provided inside one end (outer end) of the injection pipe 3. The steam injection nozzle 4 is fixed to the injection pipe 3 by a flange joint 3a outside the injection pipe 3, and is supplied with high-pressure steam through a steam supply pipe (not shown). The steam injection port 4a at the tip of the steam injection nozzle 4 is directed to the center line 3o-3o of the injection pipe 3, and the injected steam is gaseous along the center line 3o-3o as a supersonic saturated steam flow. It is directly injected into the
[0017]
An air outlet 5 is formed on the peripheral wall of the injection pipe 3 at an intermediate position between the steam injection port 4a and the gas injection port 2 of the steam injection nozzle 4, and in this example, the center line 5o-5o of the air injection port 5 is It is perpendicular to the center line 3o-3o of the injection pipe 3.
[0018]
A high-temperature
[0019]
The
[0020]
When the shape of the air outlet 5 is rectangular, the opening width is much larger than the cross-sectional diameter of the steam jet from the steam injection nozzle 4 (for example, if the cross-sectional diameter of the steam jet is 10 mm, The opening width of the blowing port 5 is 100 mm or more), and no suction force is generated from the blowing port 5 by the steam jet.
[0021]
Although not shown, a raw material supply port is formed in the
[0022]
Since this steam jet injection device is configured as described above, the steam injected from the steam injection nozzle 4 becomes a supersonic saturated steam jet and is straightened from the nearby gas injection port 2 into the
[0023]
Therefore, the supersonic saturated steam, the high-temperature gas and the slightly warmed air are injected from the gas injection port 2 while mixing into the
[0024]
The crushed and dried processed material is sent from a not-shown discharge port provided in the
[0025]
As shown in FIG. 4, a
[0026]
Further, as shown in FIG. 5, if the
[0027]
When the gas injection port 2 is positioned as shown in FIG. 3 and the steam jet from the steam injection nozzle 4 is injected into the
[0028]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, without using an ejector, regardless of the steam injection pressure from the steam injection nozzle, a high-temperature gas is blown from the high-temperature gas blowing system into the processing tank as hot air, and at the same time, the air blowing system is used. The following effects can be obtained because air is blown from the air.
(1) A conventional storage furnace is not required. The trouble caused by providing a storage furnace is eliminated.
{Circle around (2)} Since the position adjustment of the steam injection nozzle is unnecessary and the steam injection nozzle can be fixed at a fixed position, drain water does not leak at the installation position of the steam injection nozzle.
{Circle around (3)} A high-temperature mixed gas can be injected into the treatment tank at a sufficiently high pulverizing pressure. Conventionally, the maximum was about 0.1 MPa, but 1 MPa or 2 MPa is possible. Usually, about 0.3 to 0.5 MPa is sufficient, so that the crushing force can be made 3 to 5 times as compared with the conventional one.
(4) The pressure fluctuation of the jet is small, and the mixing ratio between the amount of steam and the high-temperature gas can be easily changed.
[0029]
According to the second and third aspects of the present invention, while maintaining the steam injection pressure from the steam injection nozzle, the injection pressure can simultaneously inject high-temperature gas and air from the gas injection port into the processing tank, and supply the raw material. The raw material introduced through the mouth can be pulverized and stirred by the injection pressure.
[0030]
According to the invention according to claim 4, since the jet of the steam from the steam injection nozzle and the flow of the high-temperature gas from the high-temperature gas blowing system are partitioned, the raw material is supplied to the space where the steam jet from the steam injection nozzle does not hit. It is possible to prevent stagnation and clogging of the raw material by backflow into the high-temperature gas blower tube.
[0031]
According to the invention according to claim 5, since the high-temperature gas blowing system and the air blowing system are the inner and outer double pipes in which the former is the inside and the latter is the outside, heat loss from the former pipe is prevented. In addition to this, it is possible to cool and protect the former pipe, which becomes high in temperature, and to heat the air in the latter pipe by heat exchange at that time and blow it into the processing tank. According to the invention according to
[0032]
According to the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of a conventional example.
FIG. 2 is an enlarged view of a part thereof.
FIG. 3 is a partially cut-away configuration view of an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic configuration diagram showing a modified example of a part thereof.
FIG. 5 is a perspective view of an example in which a radiator plate is provided between a high-temperature gas blower tube and an air blower tube.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (7)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003129308A JP3709880B2 (en) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | Steam jet sprayer for crushing and drying |
MYPI20041721 MY141153A (en) | 2003-05-07 | 2004-05-07 | Jet steam device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003129308A JP3709880B2 (en) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | Steam jet sprayer for crushing and drying |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004330080A true JP2004330080A (en) | 2004-11-25 |
JP3709880B2 JP3709880B2 (en) | 2005-10-26 |
Family
ID=33505186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003129308A Expired - Lifetime JP3709880B2 (en) | 2003-05-07 | 2003-05-07 | Steam jet sprayer for crushing and drying |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3709880B2 (en) |
MY (1) | MY141153A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223980A (en) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Yamato Sanko Seisakusho:Kk | Steam-jet spraying device and thickening crushing dryer using it |
CN103331199A (en) * | 2013-07-15 | 2013-10-02 | 南京奥利佳水刀制造有限公司 | Extra high pressure homogenizer |
-
2003
- 2003-05-07 JP JP2003129308A patent/JP3709880B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2004
- 2004-05-07 MY MYPI20041721 patent/MY141153A/en unknown
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006223980A (en) * | 2005-02-17 | 2006-08-31 | Yamato Sanko Seisakusho:Kk | Steam-jet spraying device and thickening crushing dryer using it |
CN103331199A (en) * | 2013-07-15 | 2013-10-02 | 南京奥利佳水刀制造有限公司 | Extra high pressure homogenizer |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3709880B2 (en) | 2005-10-26 |
MY141153A (en) | 2010-03-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
SE0101457L (en) | Solid fuel device and method | |
CN104233733B (en) | There is the dehydrator of waste heat recovery unit | |
KR101303126B1 (en) | Combustion apparatus | |
JP2004330080A (en) | Steam-jet injection device for crush drying | |
CN108291718B (en) | Water heater | |
US5168861A (en) | Direct contact water heater | |
JP2002021581A (en) | Gas turbine device equipped with heat exchanger | |
ES2968937A2 (en) | Positive electrode material drying apparatus and positive electrode material drying production line | |
JP3950428B2 (en) | Fine fuel combustion burner and fine fuel combustion system | |
CN207375077U (en) | A kind of container of heat preservation | |
TW202021689A (en) | Micro powder forming device capable of improving the drying and fine curing effects of the micronized powder and effectively avoiding clogging condition | |
KR200185230Y1 (en) | Energy efficient combustion system for air heater | |
CN208333040U (en) | A kind of waste-heat recovery device of crop dryer | |
JPS58124563A (en) | Snow gun | |
JPH059522A (en) | Blowing lance for fine coal into blast furnace | |
CN100383332C (en) | Hot-air supplying equipment for drying machine | |
US3260227A (en) | System for drying and burning wet coal | |
RU1814015C (en) | Heat generator | |
JPS6226678Y2 (en) | ||
TWI425555B (en) | Cooling device | |
JP4260619B2 (en) | Instant steam production equipment | |
JP3874102B2 (en) | Exhaust gas recirculation combustion method, combustion apparatus therefor, and hot air heater | |
KR20240154260A (en) | High-efficiency torpedo heater with fuel preheating nozzle system | |
JPH0914612A (en) | Heat exchanger built-in type low nox radiant tube burner | |
JP2513346B2 (en) | Liquid fuel combustion device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050706 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050801 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3709880 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S202 | Request for registration of non-exclusive licence |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R315201 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S202 | Request for registration of non-exclusive licence |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R315201 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S202 | Request for registration of non-exclusive licence |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R315201 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080819 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090819 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100819 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120819 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130819 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |