JP2004326155A - 逃走遅延装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】金融機関、郵便局、店舗、住宅等への不審侵入者に対し不審侵入者の行動を一時的に束縛し不審侵入者の動作及び逃走時間を遅延させる又は不審侵入者以外の人を不審侵入者より保護する為の避難時間に余裕を生じさせ警察署への通報、警察官の到着又は警備会社警備員等の到着に時間的余裕を生じさせる。
【解決手段】金融機関、郵便局、店舗、住宅等の屋内外の任意の場所に常設又は携帯せしめ不審侵入者に向け発射する又は不審侵入者を係員が認識した時、常駐者が帰社前、家人が就寝前に手元スイッチを入れておく事により、侵入者が逃走遅延装置設置場所に差掛かかった時にセンサーが人体を検知し動作遅延網（６）が覆い被さり不審侵入者の行動を束縛し逃走遅延を生じさせる。
【選択図】 図１
【解決手段】金融機関、郵便局、店舗、住宅等の屋内外の任意の場所に常設又は携帯せしめ不審侵入者に向け発射する又は不審侵入者を係員が認識した時、常駐者が帰社前、家人が就寝前に手元スイッチを入れておく事により、侵入者が逃走遅延装置設置場所に差掛かかった時にセンサーが人体を検知し動作遅延網（６）が覆い被さり不審侵入者の行動を束縛し逃走遅延を生じさせる。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は金融機関、郵便局、店舗、住宅への不審侵入者に対しコンパクトに収納された絡みやすい網を、効率良く拡げて発射し、侵入者の行動を一時的に束縛遅延し不審侵入者以外の人の避難時間に余裕を与え、警察等への通報、到着時間に余裕を与える為の逃走遅延装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】特許公表２０００−５０３１４２
従来の装置は網を発射する発射機構に爆発性ガスを使用しており、網に加速錘を取付けた装置である。爆発性ガスを使用した装置は火災及び有毒ガスの噴出の危険性が有り、網に加速錘を取付けた装置は人体に加速錘が直接当たった場合、人体に危害を及ぼす恐れが有り、又網自体には絡みやすくする等の特殊性が無く収納方法に問題が有る。
【特許文献２】特許公開平１１−２８７５９７
従来の装置は収納容器の下部を開いて網を落下させて垂らし通路をカーテン状に遮るもので、不審侵入者を拘束するためには効力の点で劣っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は人に対して比較的安全で有り、又確実に不審侵入者の行動を制限す機構とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
（イ）編み目の荒い網又は編み目の荒い網に衣服等が絡む面ファスナーもしくは粘着物を要所に取付た構造もしくは面ファスナーのみにて構成した網を使用する。
（ロ）空気圧又は、スプリングの応力、スプリングの応力による空気圧を利用し網が効率良く素早く拡がるように動作遅延網引出球は適度な硬度と重さを有するものにする。
（ハ）網をロール状に巻付る事又は環状に収納する事によりカセット式にまとめやすく出来、装置内部にコンパクトに格納出来て、もつれることなく高速排出動作が可能となる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
【０００６】
【実施例】
（イ）設置型の装置（図１、図３、図４、図５）においては収納箱（１）、カバー（２）、カバー開閉装置（３）、エアータンク（４）、カセット式網収納箱（５）、動作遅延網（６）、発射筒（７）、動作遅延網引出球（８）、エアータンク加圧装置（９）、人体検知熱線センサー（１０）、手元スイッチ（１１）、警報ブザー（１２）より構成され、関係者が駐在時は関係者が不審侵入者を認識した時点もしくは関係者が退出時又は就寝前に手元スイッチ（１１）を操作し装置を動作可能な状態にする事により人体検知熱線センサー（１０）が動作遅延網（６）の捕捉可能範囲内の不審侵入者を検知しカバー開閉装置（３）によりカバー（２）を瞬時に開けた後エアータンク（４）内の圧縮空気を発射筒（７）内に送り込み動作遅延網引出球（８）を発射する事により動作遅延網引出球（８）に接続された動作遅延網（６）を不審侵入者に向け発射後警報ブザー（１２）を吹鳴する。
（ロ）携帯型の装置（図２、図６）は収納筒（１３）、グリップ（１４）、トリガー（１５）、エアータンク押込装置（１６）、エアータンク（４）、カセット式網収納箱（５）、動作遅延網引球操（８）、動作遅延網（６）より構成され本装置を関係者が不審侵入者に向け本装置のトリガー（１５）を操作する事によりエアータンク押込装置（１６）が作動しエアータンク（４）内の圧縮空気がカセット式網収納箱（５）内に送り込まれ動作遅延網引出球（８）を放出し、動作遅延網引出球（８）に接続された動作遅延網（６）を発射する。
【０００７】
【発明の効果】
本発明は関係者の常駐時、非常駐時に関係なく不審侵入者の侵入行為や逃走行為又は威嚇行為に遅延を生じさせる物で有り不審侵入者の動作遅延中に不審侵入者を除く人は安全な場所に待避する事が出来、警察官又は警備会社警備員等の到着までの時間的余裕を生じさす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の据付形装置構成図
【図２】本発明の据付形装置構成図
【図３】本発明の据付形装置使用方法
【図４】本発明の据付形装置使用方法
【図５】本発明の据付形装置使用方法
【図６】本発明の携帯形装置使用方法
【符号の説明】
１は収納箱 ２はカバー
３はカバー開閉装置 ４はエアータンク
５はカセット式網収納箱 ６は動作遅延網
７は網発射筒 ８は動作遅延網引出球
９はエアータンク加圧装置 １０は人体検知熱線センサー
１１は手元スイッチ １２は警報ブザー
１３は収納筒 １４はグリップ
１５はトリガー １６はエアータンク押込装置
１７は逃走遅延防止装置 １８は天井
１９は床 ２０は壁
２１は出入口 ２２はカウンター
【発明が属する技術分野】
本発明は金融機関、郵便局、店舗、住宅への不審侵入者に対しコンパクトに収納された絡みやすい網を、効率良く拡げて発射し、侵入者の行動を一時的に束縛遅延し不審侵入者以外の人の避難時間に余裕を与え、警察等への通報、到着時間に余裕を与える為の逃走遅延装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】特許公表２０００−５０３１４２
従来の装置は網を発射する発射機構に爆発性ガスを使用しており、網に加速錘を取付けた装置である。爆発性ガスを使用した装置は火災及び有毒ガスの噴出の危険性が有り、網に加速錘を取付けた装置は人体に加速錘が直接当たった場合、人体に危害を及ぼす恐れが有り、又網自体には絡みやすくする等の特殊性が無く収納方法に問題が有る。
【特許文献２】特許公開平１１−２８７５９７
従来の装置は収納容器の下部を開いて網を落下させて垂らし通路をカーテン状に遮るもので、不審侵入者を拘束するためには効力の点で劣っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は人に対して比較的安全で有り、又確実に不審侵入者の行動を制限す機構とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
（イ）編み目の荒い網又は編み目の荒い網に衣服等が絡む面ファスナーもしくは粘着物を要所に取付た構造もしくは面ファスナーのみにて構成した網を使用する。
（ロ）空気圧又は、スプリングの応力、スプリングの応力による空気圧を利用し網が効率良く素早く拡がるように動作遅延網引出球は適度な硬度と重さを有するものにする。
（ハ）網をロール状に巻付る事又は環状に収納する事によりカセット式にまとめやすく出来、装置内部にコンパクトに格納出来て、もつれることなく高速排出動作が可能となる。
【０００５】
【発明の実施の形態】
【０００６】
【実施例】
（イ）設置型の装置（図１、図３、図４、図５）においては収納箱（１）、カバー（２）、カバー開閉装置（３）、エアータンク（４）、カセット式網収納箱（５）、動作遅延網（６）、発射筒（７）、動作遅延網引出球（８）、エアータンク加圧装置（９）、人体検知熱線センサー（１０）、手元スイッチ（１１）、警報ブザー（１２）より構成され、関係者が駐在時は関係者が不審侵入者を認識した時点もしくは関係者が退出時又は就寝前に手元スイッチ（１１）を操作し装置を動作可能な状態にする事により人体検知熱線センサー（１０）が動作遅延網（６）の捕捉可能範囲内の不審侵入者を検知しカバー開閉装置（３）によりカバー（２）を瞬時に開けた後エアータンク（４）内の圧縮空気を発射筒（７）内に送り込み動作遅延網引出球（８）を発射する事により動作遅延網引出球（８）に接続された動作遅延網（６）を不審侵入者に向け発射後警報ブザー（１２）を吹鳴する。
（ロ）携帯型の装置（図２、図６）は収納筒（１３）、グリップ（１４）、トリガー（１５）、エアータンク押込装置（１６）、エアータンク（４）、カセット式網収納箱（５）、動作遅延網引球操（８）、動作遅延網（６）より構成され本装置を関係者が不審侵入者に向け本装置のトリガー（１５）を操作する事によりエアータンク押込装置（１６）が作動しエアータンク（４）内の圧縮空気がカセット式網収納箱（５）内に送り込まれ動作遅延網引出球（８）を放出し、動作遅延網引出球（８）に接続された動作遅延網（６）を発射する。
【０００７】
【発明の効果】
本発明は関係者の常駐時、非常駐時に関係なく不審侵入者の侵入行為や逃走行為又は威嚇行為に遅延を生じさせる物で有り不審侵入者の動作遅延中に不審侵入者を除く人は安全な場所に待避する事が出来、警察官又は警備会社警備員等の到着までの時間的余裕を生じさす事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の据付形装置構成図
【図２】本発明の据付形装置構成図
【図３】本発明の据付形装置使用方法
【図４】本発明の据付形装置使用方法
【図５】本発明の据付形装置使用方法
【図６】本発明の携帯形装置使用方法
【符号の説明】
１は収納箱 ２はカバー
３はカバー開閉装置 ４はエアータンク
５はカセット式網収納箱 ６は動作遅延網
７は網発射筒 ８は動作遅延網引出球
９はエアータンク加圧装置 １０は人体検知熱線センサー
１１は手元スイッチ １２は警報ブザー
１３は収納筒 １４はグリップ
１５はトリガー １６はエアータンク押込装置
１７は逃走遅延防止装置 １８は天井
１９は床 ２０は壁
２１は出入口 ２２はカウンター
Claims (7)
- 住宅や店舗等の屋内外の任意の場所に設置又は携帯し不審侵入者に対し人体に絡む様に加工した動作遅延網（６）を発射し不審侵入者の行動を一時的に束縛する事を特徴とする据付形及び携帯形の逃走遅延装置。
- 動作遅延網（６）は編み目の荒い網又は編み目の荒い網へ衣服等に絡みやすい面ファスナーもしくは粘着物を要所に取付た構造か、面ファスナーのみにて網と成すことを特徴とする請求項１記載の逃走遅延装置。
- 動作遅延網引出球（８）は軟質材料にて作成され請求項２記載の動作遅延網（６）を引出すのに十分な形状、重量を有し人体に直接当たった場合も害を及ばさない事を特徴とする請求項１及び請求項２記載の逃走遅延装置。
- 請求項２記載の動作遅延網（６）を発射する為の任意の方向に発射角度の調整が可能な構造の発射筒（７）を特徴とする請求項１記載の逃走遅延装置。
- 請求項２記載の動作遅延網（６）を発射する為空気圧を利用することを特徴とする請求項１記載の逃走遅延装置。
- 請求項２記載の動作遅延網（６）は高速排出する為軽加重にて動作可能なロールに巻付けて装填する又はジグザグに折りたたむ又は環状に収納する事を特徴とする請求項１記載の逃走遅延装置。
- 人体より放射される遠赤外線を感知して動作するセンサを備えている事を特徴とする請求項１記載の逃走遅延装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003115708A JP2004326155A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 逃走遅延装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003115708A JP2004326155A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 逃走遅延装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004326155A true JP2004326155A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33496180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003115708A Pending JP2004326155A (ja) | 2003-04-21 | 2003-04-21 | 逃走遅延装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004326155A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007164627A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Nippon Koki Co Ltd | 警報機能付携行型拘束網展開装置 |
| JPWO2007046194A1 (ja) * | 2005-10-17 | 2009-04-23 | 日本工機株式会社 | 携行型拘束網展開装置 |
| JP2012237540A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Yasuo Tazaki | 拘束ネット落下装置 |
| WO2022054425A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 川島 弘江 | 捕獲装置 |
-
2003
- 2003-04-21 JP JP2003115708A patent/JP2004326155A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2007046194A1 (ja) * | 2005-10-17 | 2009-04-23 | 日本工機株式会社 | 携行型拘束網展開装置 |
| JP4975436B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2012-07-11 | 日本工機株式会社 | 携行型拘束網展開装置 |
| JP2007164627A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Nippon Koki Co Ltd | 警報機能付携行型拘束網展開装置 |
| JP2012237540A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Yasuo Tazaki | 拘束ネット落下装置 |
| WO2022054425A1 (ja) * | 2020-09-14 | 2022-03-17 | 川島 弘江 | 捕獲装置 |
| JP7437764B2 (ja) | 2020-09-14 | 2024-02-26 | 株式会社オン | 捕獲装置 |
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